JP2018016926A - 衛生マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】 支持紐の連結及び分離を容易に行うことができる衛生マスクを安価に提供することを目的とする。【解決手段】 少なくとも装着者の鼻孔及び口を覆うことができる大きさを有する柔軟性素材からなるマスク本体部10と、マスク本体部10の両側縁部にそれぞれ取り付けられ、側縁部の上下方向の異なる位置に両端がそれぞれ固定された伸縮性を有する一対の支持紐20と、一対の支持紐20のうち、少なくとも一方の支持紐20が、摩擦力に抗して移動可能となるように往復挿通される貫通孔を有し、人体装着時に他方の支持紐の内側に挿通される連結具30とを備える。【選択図】 図4

Description

本発明は、衛生マスクに係り、より詳しくは、一対の支持紐を互いに連結する連結具を備えた衛生マスクの改良に関する。
一般的な衛生マスクは、マスク本体部の側縁部に一対の耳掛け紐21を備えている。図11は、最も一般的な衛生マスク200の装着時の様子を示した図である。衛生マスク200は、口及び鼻孔を覆うマスク本体部10の左右縁部に一対の耳掛け紐21が設けられ、これらの耳掛け紐21を装着者の耳に掛けることによって装着される。このような衛生マスク200を長時間装着すれば、装着者の耳に痛みが生じ易いという問題があった。また、マスク本体部10と装着者の顔との間の隙間をなくそうとすれば、耳掛け紐21を短くして後方へ引っ張る力を大きくする必要があるが、耳の痛みがさらに生じ易くなるという問題があった。
また、支持紐20を耳に掛けずに装着する衛生マスクの装着方法が提案されている(例えば、特許文献1)。図12は、特許文献1に記載された衛生マスク201の装着方法を示した図である。特許文献1に記載された装着方法は、支持紐20を耳の下方に配置し、左右の支持紐20を頚部後方に配置する補助具22で互いに連結するという方法である。この装着方法は、支持紐20を耳に掛けない方法であるため、耳に痛みが生じるのを防止することができる。しかしながら、支持紐20を耳の下方に配置したことにより、マスク本体部10に対して後方下向きの力が加えられることになるため、装着者の顔に対し、マスク本体部10を良好にフィットさせることができず、隙間が生じ易く、また、マスク本体部10が脱落しやすいという問題があった。
また、本出願の発明者は、耳に掛けずに装着しフィット性を向上させた衛生マスクを提案している(特許文献2)。特許文献2に記載された衛生マスクは、耳の下方に配置される支持紐が耳よりも前方で結束されて後方に延び、左右の支持紐は、頚部後方において着脱可能に連結される。この様にして支持紐を結束することにより、支持紐は、耳の前方において角度をもって配置することができるので、装着者の顔に対し、マスク本体部10を良好にフィットさせることができるとともに、マスク本体部10が脱落し難くなる。
特開2013−252339号公報の図4,図5 WO2016/0475679公報
一対の支持紐を頭部又は頚部の後方において連結する場合、何らかの連結具が必要になり、衛生マスクの製造コストが増大するという問題があった。特に、ほとんどの衛生マスクは使い捨て用として安価に提供されていることから、高コストの連結具を採用することができないという問題があった。
また、頭部又は頚部の後方において、一対の支持紐を連結し、あるいは、分離する場合、連結部を視認することができない。このため、視認することなく連結及び分離を容易に行うことができる必要がある一方、装着者の意に反して、マスク装着中に分離されないことも必要となる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、一対の支持紐を互いに連結して装着する衛生マスクであって、支持紐の連結及び分離を容易に行うことができる衛生マスクを提供することを目的とする。特に、頭部又は頚部の後方における支持紐の連結及び分離を容易に行うことができる衛生マスクを提供することを目的とする。さらに、一対の支持紐を連結して装着される衛生マスクを低コストで提供することを目的とする。
本発明の第1の実施態様による衛生マスクは、少なくとも装着者の鼻孔及び口を覆うことができる大きさを有する柔軟性素材からなるマスク本体部と、前記マスク本体部の両側縁部にそれぞれ取り付けられ、前記側縁部の上下方向の異なる位置に両端がそれぞれ固定された伸縮性を有する一対の支持紐と、前記一対の支持紐のうち、少なくとも一方の支持紐が、摩擦力に抗して移動可能となるように往復挿通される貫通孔を有し、人体装着時に他方の支持紐の内側に挿通される連結具とを備える。
この様な構成により、一方の支持紐に設けられた連結具を他方の支持紐の内側に挿通することにより、これらの支持紐を互いに連結することができ、衛生マスクを人体に容易に装着することができる。また、支持紐のテンションを低下させることにより、支持紐の連結を解除することができ、衛生マスクを人体から容易に取り外すことができる。従って、頭部又は頚部の後方において一対の支持紐を連結する場合でも、その連結及び連結解除を容易に行うことができる。また、従来の連結具と比較して、極めて低コストで実現することができる。
連結具は、摩擦力に抗して移動可能となるように一方の支持紐が往復挿通される貫通孔を有する。このため、貫通孔の軸方向が一方の支持紐の方向と一致する非装着状態では、一方の支持紐上における連結具の位置を摩擦力に抗して移動させることができる。一方、貫通孔の軸方向が一方の支持紐のテンションの方向と一致しない装着状態では、一方の支持紐上における連結具の位置が固定される。従って、非装着状態では、一方の支持紐上において連結具を移動させ、支持紐の連結長さを容易に調整できる一方、装着状態では、連結具の位置が固定され、支持紐の連結長さが意図せずに変動することがない。
本発明の第2の実施態様による衛生マスクは、前記構成に加えて、前記連結具が、環状部材からなる。この様な構成を採用することにより、連結具を安価に実現することができる。
本発明の第3の実施態様による衛生マスクは、前記構成に加えて、前記連結具が、前記一方の支持紐がともに往復挿通される2つの環状部材を備え、前記環状部材が、略円形の外形及び貫通孔を有し、前方の前記環状部材の外径が、後方の前記環状部材の外径よりも大きく、前方の前記環状部材の内径が、後方の前記環状部材の内径よりも大きい。この様な構成を採用することにより、十分な摩擦力を確保し、かつ、十分大きな外径を有する連結具を安価に実現することができる。
本発明の第4の実施態様による衛生マスクは、前記構成に加えて、前記環状部材が、略円形の断面を有するゴムリングである。この様な構成を採用することにより、連結具を安価に実現することができる。
本発明の第5の実施態様による衛生マスクは、前記構成に加えて、前記連結具よりも後方において前記一方の支持紐が非往復挿通される貫通孔を有する脱落防止具とを備える。この様な構成を採用することにより、連結具が一方の支持紐から抜け落ちるのを防止することができる。
本発明によれば、支持紐の連結及び分離を容易に行うことができる衛生マスクを提供することができる。特に、頭部又は頚部の後方における支持紐の連結及び分離を容易に行うことができる衛生マスクを提供することができる。さらに、一対の支持紐を連結して装着される衛生マスクを低コストで提供することができる。
本発明の実施の形態1による衛生マスク100の一構成例を示した外観図である。 図1のリング31,32の形状を示した図である。 図1の連結具30を右支持紐20Rと平行に切断したときの断面を示した図である。 図1の衛生マスク100の装着状態における様子を示した図である。 装着者の後方から見た連結具30の拡大図である。 装着者の上方から見た連結具30の拡大図である。 本発明の実施の形態2による衛生マスク101の要部の一構成例を示した図である。 本発明の実施の形態3による衛生マスク102の一構成例を示した図である。 図8の衛生マスク102の装着時の様子の一例を示した図である。 図8の衛生マスク102の装着時の様子の他の例を示した図である。 最も一般的な衛生マスク200の装着時の様子を示した図である。 特許文献1に記載された衛生マスク201の装着方法を示した図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による衛生マスク100の一構成例を示した外観図である。図2は、図1のリング31,32の形状を示した図である。図3は、図1の連結具30を右支持紐20Rと平行に切断したときの断面を示した図である。
[衛生マスク100]
一般に、衛生マスクは、感染症の罹患、花粉症の発症などを防止するためのマスクであり、日常生活において広く使用されている。また、病院内において患者や医療従事者などによって使用されている。さらに、人や車が多い場所のような比較的軽微な汚染環境下において、空気中の粉塵や煤煙の吸引防止を目的として使用することもできる。
衛生マスク100は、装着者の口及び鼻孔が外気に直接触れるのを防止するためのマスク本体部10と、マスク本体部10の両側縁部にそれぞれ取り付けられた一対の支持紐20とによって構成される。
[マスク本体部10]
マスク本体部10は、鼻頭(鼻尖)から顎先(おとがい)までを覆うことができる形状及び大きさを有する。また、マスク本体部10の生地には、通気性及び柔軟性を有する素材、例えば、ガーゼや不織布が用いられる。マスク本体部10の中央部分には、左右方向に延びる2以上のプリーツ11が設けられている。また、マスク本体部10の上縁部近傍には、左右方向に延びる形状保持プレート12が設けられている。衛生マスク100は、マスク本体部10によって、少なくとも口及び鼻孔を覆うとともに、マスク本体部10の周縁部を装着者の顔にフィットさせて両者間の隙間を極力小さくすることによって、口及び鼻孔が外気に直接触れるのを防止している。
[支持紐20]
一対の支持紐20は、マスク本体部10の両側縁部にそれぞれ取り付けられている。支持紐20は、柔軟性及び伸縮性を有する材料からなる紐状部材であり、例えば、直径約2mmの円形断面を有するゴム紐が用いられる。支持紐20の両端は、マスク本体部10の同一の側縁部上における上下方向の異なる位置に固定されている。
一対の支持紐20は、マスク本体部10の右縁部に取り付けられた右支持紐20Rと、マスク本体部10の左縁部に取り付けられた左支持紐20Lとによって構成される。右支持紐20Rは、一端がマスク本体部10の右縁部の上端近傍に固定され、他端がマスク本体部10の右縁部の下端近傍に固定されている。同様にして、左支持紐20Lは、一端がマスク本体部10の左縁部の上端近傍に固定され、他端がマスク本体部10の左縁部の下端近傍に固定される。
[連結具30]
連結具30は、一対の支持紐20を互いに連結する連結手段である。図示した連結具30は、2つのリング31,32により構成され、一対の支持紐20の少なくとも一方に取り付けられる。ここでは、右支持紐20Rに連結具30が取り付けられ、連結具30を用いて、右支持紐20Rを左支持紐20Lと連結する。また、連結具30は、摩擦力に抗して支持紐20上を移動することができる。このため、装着者の頭部の形状及び大きさに応じて、一対の支持紐20の連結長さを調整することができる。
[リング31,32]
リング31,32は、支持紐20が往復挿通される環状部材である。支持紐20の往復挿通とは、支持紐20を折り曲げたときの折り曲げ端をリング31,32の貫通孔に挿通した状態を指す。つまり、リング31,32の貫通孔には、2本の支持紐20が挿通しており、一方の開口から出る2本の支持紐20は、ともに支持紐20の端部であり、他方の開口から出る支持紐20は、互いに繋がっている。
図2に示した通り、リング31,32は、断面が略円形の線状素材を円環状に成形した形状を有する。つまり、リング31,32は、略円形の外形を有するとともに、略円形の貫通孔を有する。また、リング31,32は、支持紐20との間に適度な摩擦力を発生する素材からなる。例えば、リング31,32の素材としてゴム、例えば、シリコンゴムが用いられる。特に、リング31はシリコンゴムが用いられることが望ましい。このため、適切なサイズのOリングをリング31,32として利用することができ、連結具30を安価に実現することができる。
リング31は、例えば、断面径が約2mm、外径が約5mm、内径が約1mmであるものとする。一方、リング32は、例えば、断面径が約2mm、外径が約6mm、内径が約2mmであるものとする。つまり、リング31,32は断面径は略同一であるが、リング32の外径は、リング31の外径よりも大きく、リング32の内径は、リング31の内径よりも大きい。
また、リング31は、リング32よりも後方に配置される。つまり、リング32は、リング31よりもマスク本体部10側に配置されている。また、リング31,32は、互いに独立して支持紐20上を移動可能であるが、マスク装着時には、隣接して配置される。
図3に示した通り、リング31,32の貫通孔の面積は、当該貫通孔に挿通される2本の支持紐20の自由空間における断面積の合計よりも小さい。このため、支持紐20は、リング31,32の貫通孔内において内壁による径方向の圧力を受けて細くなっている。このため、支持紐20に沿ってリング31,32を移動させる際に摩擦力が発生する。ただし、この摩擦力は、ユーザがリング31,32を強く押すことにより、リング31,32を移動させることができる程度の力であるため、摩擦力に抗してリング31,32を移動させることができる。
また、リング31は、リング32に比べて内径がより小さく、支持紐20に対し、より大きな摩擦力が発生する。一方、リング31は、リング32に比べて外径が大きく、左支持紐20Lをより確実に係止することができる。
[脱落防止具40]
脱落防止具40は、連結具30が支持紐20から脱落するのを防止する手段である。脱落防止具40は、支持紐20が非往復挿通される環状部材であり、連結具30よりも後方に配置することにより、連結具30の脱落を防止する。例えば、脱落防止具40として、リング31と同様のゴムリングを用いることができる。
脱落防止具40の貫通孔には、支持紐20が往復挿通以外の方法で挿通されている。例えば、1本の支持紐20のみが脱落防止具40の貫通孔に挿通される。このため、脱落防止具40は、支持紐20上を移動可能であるが、移動することにより、脱落防止具40が支持紐20から脱落することはない。このよう脱落防止具40を連結具30よりも後方に配置することにより、連結具30の脱落を防止することができる。なお、脱落防止具40は、省略することもできる。
図4は、図1の衛生マスク100の装着状態における様子を示した図である。図中の(a)は、装着者の左方向から見た図であり、(b)は、装着者の後方から見た図である。図5及び図6は、一対の支持紐20を互いに連結している状態の連結具30を拡大して示した図であり、図5は、装着者の後方から見た図であり、図6は、装着者の上方から見た図である。
[装着方法]
衛生マスク100の装着は、一対の支持紐20を連結することによって行われる。支持紐20の連結は、連結具30を左支持紐20Lの輪の中に挿通し、左支持紐20Lを連結具30に係止することにより行われる。例えば、衛生マスク100を装着する場合、マスク本体部10を装着者の顔に押し当てるとともに、一対の支持紐20を伸長させて、頭部又は頚部の後方において連結具30が左支持紐20L内に挿通される。このとき、支持紐20の収縮テンションにより、左支持紐20Lは、連結具30の外縁を乗り越えることができず、連結具30に係止される。このため、衛生マスク100を極めて容易に装着することができ、かつ、装着状態を保持することができる。
衛生マスク100の取り外しは、一対の支持紐20の連結を解除することによって行われる。支持紐20の連結解除は、連結具30近傍における左支持紐20Lのテンションを低下させ、左支持紐20Lを連結具30による係止から解放することによって行われる。例えば、衛生マスク100を取り外す場合、一対の支持紐20の一方又は両方を指で摘まんで後方に引っ張ることにより、左支持紐20Lのテンションを低下させる。テンションが低下した左支持紐20Lは、連結具30の外縁を乗り越え、支持紐20の連結が解除される。このとき、装着者は、支持紐20のテンションを調整するだけ、意識的に左支持紐20Lを連結具30から解放する必要はない。このため、極めて容易に衛生マスクを取り外すことができる。
図5及び図6に示した通り、連結状態の左支持紐20Lは、リング32の前方において右支持紐20Rを回り込むように配置されている。また、一対の支持紐20は、いずれも伸長されており、そのテンションにより、左支持紐20Lは、右支持紐20Rを引っ張り、リング32に隣接するように配置される。
このとき、図6に示した通り、連結具30の直近前方において支持紐20は、いずれもリング31,32と平行に伸び、支持紐20のテンションは、リング31,32と平行な方向に作用する。上述した通り、リング31,32は、右支持紐20Rに沿って押されることにより摩擦力に抗して移動することができるが、マスクの装着状態では、支持紐20のテンションの方向がリング31,32の軸方向と一致せず、当該テンションによってリング31,32が右支持紐20R上を移動することはない。
また、連結具30が、より小さな内径を有するリング31と、より大きな外径を有するリング32とを備えることにより、専用部品を用いることなく、十分な摩擦力を確保しつつ、支持紐20を確実に連結することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、脱落防止具40がゴムリングである場合の例について説明したが、本実施の形態では、形状の異なる脱落防止具41の例についてさらに説明する。
図7は、本発明の実施の形態2による衛生マスク101の要部の一構成例を示した図である。この衛生マスク101は、脱落防止具41を除き、図1の衛生マスク100(実施形態1)と同一の構成を有する。このため、重複する説明は省略する。
脱落防止具41は、連結具30の脱落を防止する手段であるため、支持紐20が挿通され、連結具30が通過できない貫通孔を有していればよく、その外径形状は任意である。図示した脱落防止具41は、球形状からなるが、例えば、板形状であってもよい。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、支持紐20を耳の上下にそれぞれ配置し、頭部又は頚部の後方において支持紐20を相互に連結する衛生マスク100,101の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、耳よりも前方において結束された支持紐20を耳の上下のいずれか一方に配置し、頭部又は頚部の後方において支持紐20を相互に連結する衛生マスク102について説明する。
図8は、本発明の実施の形態3による衛生マスク102の一構成例を示した図である。この衛生マスク102は、結束具50を備えている点を除き、図1の衛生マスク100(実施形態1)と同一の構成を有する。このため、重複する説明は省略する。
[結束具50]
結束具50は、マスク本体部10から後方に向かって延びる2本の支持紐20を互いに結束する結束手段である。結束具50は、支持紐20が往復挿通される貫通孔を有する。図示した結束具50は、連結具30のリング31と同一の素材及び形状からなり、各支持紐20にそれぞれ取り付けられる。また、結束具50は、摩擦力に抗して支持紐20上を移動することができる。このため、装着者の頭部の形状及び大きさに応じて、マスク本体部10から結束具50までの長さを調整することができる。
左支持紐20Lには、脱落防止具40及び結束具50が取り付けられている。脱落防止具40は、結束具50が支持紐20から脱落するのを防止する手段であり、右支持紐20Rに設けられているものと同様である。結束具50の貫通孔には、2本の左支持紐20Lが挿通しており、一方の開口から出る2本の支持紐20は、ともに左支持紐20Lの端部であり、マスク本体部10の左縁部に取り付けられている。他方の開口から出る2本の支持紐20は、互いに繋がっており、脱落防止具40が取り付けられている。
右支持紐20Rには、連結具30、脱落防止具40及び結束具50が取り付けられている。結束具50は、連結具30よりも前方に取り付けられる。結束具50の貫通孔には、2本の右支持紐20Rが挿通しており、一方の開口から出る2本の支持紐20は、ともに右支持紐20Rの端部であり、マスク本体部10の右縁部に取り付けられている。他方の開口から出る2本の支持紐20は、ともに連結具30の貫通孔に挿通されている。
図9は、図8の衛生マスク102の装着時の様子の一例を示した図である。結束具50は、耳の前方に配置され、支持紐20は、耳の下方を通って後方に延びる。このため、支持紐20を耳に掛ける場合に比べて、マスク装着による耳の痛みが生じ難い。図中では、左支持紐の20Lみが示されているが、右支持紐20Rについても全く同様である。一対の支持紐20は、頭部又は頚部の後方において、連結具30によって互いに連結される。
支持紐20の2つの端部は、いずれもマスク本体部10の側縁部の上下方向の異なる位置に固定されている。一方の端部は、上端近傍に固定され、他方の端部は、下端近傍に固定され、支持紐20は、これらの端部から結束具50に向かって延びる。また、結束具50は、装着者の耳よりも前方に配置されている。このため、2本の支持紐20は、結束具50の前方において大きな角度をなすように配置され、マスク本体部10の上端近傍が、後方下向きに引っ張られる一方、マスク本体部10の下端近傍が、後方上向きに引っ張られる。従って、2本の支持紐20をともに耳の下側に配置しても、マスク本体部10は、装着者の顔との間に隙間が生じにくく良好にフィットする。また、マスク本体部10がずれ落ち難くなる。
また、摩擦力に抗して、結束具50を移動させることにより、装着者の頭部の形状及び大きさに応じて、結束具50が、耳の前方に配置されるように調整することができる。また、結束具50の移動により、支持紐20がなす角度を調整することができる。
図10は、図8の衛生マスク102の装着時の様子の他の例を示した図である。結束具50は、耳の前方に配置され、支持紐20は、耳の上方を通って後方に延びる。このため、支持紐20を耳に掛ける場合に比べて、マスク装着による耳の痛みが生じ難い。図中では、左支持紐20Lのみが示されているが、右支持紐20Rについても全く同様である。一対の支持紐20は、頭部又は頚部の後方において、連結具30によって互いに連結される。
支持紐20の2つの端部は、いずれもマスク本体部10の側縁部の上下方向の異なる位置に固定されている。一方の端部は、上端近傍に固定され、他方の端部は、下端近傍に固定され、支持紐20は、これらの端部から結束具50に向かって延びる。また、結束具50は、装着者の耳よりも前方に配置されている。このため、2本の支持紐20は、結束具50の前方において大きな角度をなすように配置され、マスク本体部10の上端近傍が、略後方へ引っ張られる一方、マスク本体部10の下端近傍が、後方上向きに引っ張られる。従って、2本の支持紐20をともに耳の上側に配置しても、マスク本体部10は、装着者の顔との間に隙間が生じにくく良好にフィットする。また、マスク本体部10がずれ落ち難くなる。
また、摩擦力に抗して、結束具50を移動させることにより、装着者の頭部の形状及び大きさに応じて、結束具50が、耳の前方に配置されるように調整することができる。また、結束具50の移動により、支持紐20がなす角度を調整することができる。
なお、上記実施の形態では、連結具30又は結束具50の脱落を防止するための脱落防止具40を備える衛生マスクの例について説明したが、脱落防止具40は、省略することもできる。
また、上記実施の形態では、連結具30、脱落防止具40及び結束具50がゴムリングからなる場合の例について説明した。Oリング等として用いられるゴムリングを利用することは、本発明による衛生マスクを安価に提供できる点で望ましいが、本発明は、この様な場合のみに限定されない。
また、上記実施の形態では、連結具30が、右支持紐20Rに取り付けられている場合の例について説明したが、本発明は、この様な場合のみに限定されない。例えば、連結具30は、左支持紐20Lに取り付けられていてもよい。また、一対の支持紐20連結具30をそれぞれに取り付けることもできる。
10 マスク本体部
11 プリーツ
12 形状保持プレート
20 支持紐
20L 左支持紐
20R 右支持紐
30 連結具
31,32 リング
40,41 脱落防止具
50 結束具
100〜102 衛生マスク

Claims (5)

  1. 少なくとも装着者の鼻孔及び口を覆うことができる大きさを有する柔軟性素材からなるマスク本体部と、
    前記マスク本体部の両側縁部にそれぞれ取り付けられ、前記側縁部の上下方向の異なる位置に両端がそれぞれ固定された伸縮性を有する一対の支持紐と、
    前記一対の支持紐のうち、少なくとも一方の支持紐が、摩擦力に抗して移動可能となるように往復挿通される貫通孔を有し、人体装着時に他方の支持紐の内側に挿通される連結具とを備えたことを特徴とする衛生マスク。
  2. 前記連結具は、環状部材からなることを特徴とする請求項1に記載の衛生マスク。
  3. 前記連結具は、前記一方の支持紐がともに往復挿通される2つの環状部材を備え、
    前記環状部材は、略円形の外形及び貫通孔を有し、
    前方の前記環状部材の外径が、後方の前記環状部材の外径よりも大きく、
    前方の前記環状部材の内径が、後方の前記環状部材の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の衛生マスク。
  4. 前記環状部材は、略円形の断面を有するゴムリングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の衛生マスク。
  5. 前記連結具よりも後方において前記一方の支持紐が非往復挿通される貫通孔を有する脱落防止具とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の衛生マスク。
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