JP6297712B2 - 衛生マスク - Google Patents

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Description

本発明は、衛生マスクの改良に関する。
一般的な衛生マスクには、マスク本体部の側縁部に一対の耳掛け紐が設けられている。図16は、最も一般的な衛生マスク200の装着時の様子を示した図である。衛生マスク200は、口及び鼻孔を覆うマスク本体部1の左右縁部に一対の耳掛け紐40が設けられ、これらの耳掛け紐40を装着者の耳に掛けることによって装着される。このような衛生マスク200を長時間装着すれば、装着者の耳に痛みが生じ易いという問題があった。また、マスク本体部1と装着者の顔との間の隙間をなくそうとすれば、耳掛け紐40を短くし、後方へ引っ張る力を大きくする必要があるが、耳の痛みがより大きくなり易いという問題があった。
そこで、耳掛け紐40を耳に掛けずに装着する衛生マスクの装着方法が提案されている(例えば、特許文献1)。図17は、特許文献1に記載された衛生マスク201の装着方法を示した図である。特許文献1に記載された装着方法は、図16の耳掛け紐40を耳の下方に配置し、左右の耳掛け紐40を頚部後方に配置する補助具41で互いに連結するという方法である。この装着方法は、耳掛け紐40を耳に掛けない方法であるため、耳に痛みが生じるのを防止することができる。しかしながら、耳掛け紐40を耳の下方に配置したことにより、マスク本体部1に対して後方下向きの力が加えられることになる。このため、装着者の顔に対し、マスク本体部1を良好にフィットさせることができず、隙間が生じ易く、また、マスク本体部1が脱落しやすいという問題があった。
また、幅広のベルトを頭部に取り付けることにより、マスク本体部1を良好にフィットさせるマスクが知られている(例えば、特許文献2)。しかしながら、一般的な衛生マスクは使い捨てであるため、柔軟性及び伸縮性を有する紐部材、例えばゴム紐が用いられており、コストを考慮すれば、このような簡易的な紐に代えて、幅広のベルトを採用することができないという問題があった。
特開2013−252339号公報の図4,図5 特許5363483号公報の図5,図9
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、耳に負担をかけることなく装着することができる衛生マスクを提供することを目的とする。特に、耳の痛みを生じさせることなく、装着者の顔に良好にフィットさせることができる衛生マスクを提供することを目的とする。また、このような衛生マスクを安価に提供することを目的とする。
第1の本発明による衛生マスクは、少なくとも装着者の鼻頭から顎先までを覆う柔軟性素材からなるマスク本体部と、上記マスク本体部の右縁部及び左縁部を連結するマスク装着部とを備え、上記マスク装着部は、上記マスク本体部の右縁部に固定される右支持部と、上記マスク本体部の左縁部に固定される左支持部と、上記装着者の両耳の下方を通って頚部後方を回り込むリア装着部とを有し、上記右支持部は、上記マスク本体部の右縁部であって上下方向の位置が異なる2つの右固定位置と、上記装着者の右耳よりも前方において上記リア装着部が連結される1つの右連結位置とをそれぞれ結ぶ一対の右支持部材で構成され、上記一対の右支持部材は、上側の上記右固定位置に対し後方下向きの力を加えるとともに、下側の上記右固定位置に対し後方上向きの力を加え、上記左支持部は、上記マスク本体部の左縁部であって上下方向の位置が異なる2つの左固定位置と、上記装着者の左耳よりも前方において上記リア装着部が連結される1つの左連結位置とをそれぞれ結ぶ一対の左支持部材で構成され、上記一対の左支持部材は、上側の上記左固定位置に対し後方下向きの力を加えるとともに、下側の上記左固定位置に対し後方上向きの力を加える。
マスク装着部は、マスク本体部の右縁部に固定される右支持部と、マスク本体部の左縁部に固定される左支持部と、装着者の両耳の下方を通って頚部後方を回り込むリア装着部とを有する。このような構成を採用することにより、装着者の耳に負担を掛けることなく、衛生マスクを装着することができる。
右支持部は、マスク本体部の右縁部であって上下方向の位置が異なる2つの右固定位置と、リア装着部が連結される1つの右連結位置とをそれぞれ結ぶ一対の右支持部材で構成される。同様にして、左支持部は、マスク本体部の左縁部であって上下方向の位置が異なる2つの左固定位置と、リア装着部が連結される1つの左連結位置とをそれぞれ結ぶ一対の左支持部材で構成される。このような構成を採用することにより、マスク本体部の上部に作用する後方下向きの力と、マスク本体部の下部に作用する後方上向きの力のなす角度を大きくすることができる。従って、マスク本体部を装着者の顔に良好にフィットさせることができる。
第2の本発明による衛生マスクは、上記構成に加えて、上記マスク装着部が、上記右支持部又は上記左支持部の長さを調整するための調整部を有する。
このような構成を採用することにより、装着者の身体的特徴、特に顎の大きさや形状に応じて、右支持部又は左支持部の長さを調整し、マスク本体部を装着者の顔に良好にフィットさせることができる。また、右支持部又は左支持部の長さを調整することにより、右連結位置又は左連結位置を調整することができる。このため、マスク本体部の上部及び下部に作用する力のなす角度を調整し、マスク本体部を装着者の顔に良好にフィットさせることができる。
第3の本発明による衛生マスクは、上記構成に加えて、上記リア装着部が、着脱自在の着脱部を有するように構成される。このような構成を採用することにより、衛生マスクを容易に着脱することができる。また、マスク本体部と顔との間に隙間が生じ難いように衛生マスクを正しく装着することが容易になる。
第4の本発明による衛生マスクは、上記構成に加えて、上記右支持部及び上記左支持部が、柔軟性および伸縮性を有する紐状部材である。このような構成を採用することにより、衛生マスクを安価に提供することができる。
第5の本発明による衛生マスクは、上記構成に加えて、上記右支持部は、両端が2つの上記右固定位置にそれぞれ固定された右支持紐からなり、上記左支持部は、両端が2つの上記左固定位置にそれぞれ固定された左支持紐からなり、上記リア装着部は、両端が上記右支持紐及び上記左支持紐に連結される。
第6の本発明による衛生マスクは、上記構成に加えて、上記右連結位置が、上記右支持紐上を移動可能であり、上記左連結位置が、上記左支持紐上を移動可能であるように構成される。
このような構成を採用することにより、連結位置を上下方向に移動させ、マスク本体部の上部及び下部に作用する力の向きを変えることができる。従って、装着者の身体的特徴に応じて、マスク本体部を装着者の顔により良好にフィットさせることができる。
第7の本発明による衛生マスクは、上記構成に加えて、両端が2つの上記右固定位置にそれぞれ固定された右装着紐の2点を上記右連結位置において結束する右結束部と、両端が2つの上記左固定位置にそれぞれ固定された左装着紐の2点を上記左連結位置において結束する左結束部とを備え、上記右装着紐の上記右結束部よりも前方部分が、上記右支持部となり、上記左装着紐の上記左結束部よりも前方部分が、上記左支持部となるように構成される。
第8の本発明による衛生マスクは、上記構成に加えて、上記右連結位置及び上記左連結位置に一対の支持穴が設けられた装着補助具を備え、両端が2つの上記右固定位置にそれぞれ固定された右装着紐が上記支持穴の一方に往復して挿通され、両端が2つの上記左固定位置にそれぞれ固定された左装着紐が上記支持穴の他方に往復して挿通され、上記右装着紐の上記支持穴よりも前方部分が、上記右支持部となり、上記左装着紐の上記支持穴よりも前方部分が、上記左支持部となるように構成される。
本発明によれば、耳に負担をかけることなく装着することができる衛生マスクを提供することができる。特に、耳に痛みを生じさせることなく、装着者の顔に良好にフィットさせることができる衛生マスクを提供することができる。また、このような衛生マスクを安価に提供することができる。
本発明の実施の形態1による衛生マスク100の一構成例を示した外観図である。 図1のマスク本体部1をA−A切断線により切断したときの断面図である。 図1の調整部21を拡大して示した図である。 図1の衛生マスク100の装着時の様子の一例を示した図である。 図1の衛生マスク100の装着時の様子の他の例を示した図である。 本発明の実施の形態2による衛生マスク101の一構成例を示した外観図である。 本発明の実施の形態3による衛生マスク102の一構成例を示した外観図である。 本発明の実施の形態4による衛生マスク103の一構成例を示した外観図である。 図8の衛生マスク103の装着時の様子の一例を示した図である。 図8の結束部62の一構成例を示した図である。 本発明の実施の形態5による衛生マスク104の一構成例を示した外観図である。 本発明の実施の形態6による衛生マスク105の一構成例を示した外観図である。 図12の装着補助具32の一構成例を示した図である。 図12の衛生マスク105の装着時の様子の一例を示した図である。 本発明の実施の形態7による衛生マスク106の一構成例を示した図である。 最も一般的な衛生マスク200の装着時の様子を示した図である。 特許文献2に記載された衛生マスク201の装着方法を示した図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による衛生マスク100の一構成例を示した外観図である。図2は、図1のマスク本体部1をA−A切断線により切断したときの断面図である。図3は、図1の調整部21を拡大して示した図である。
[衛生マスク100]
一般に、衛生マスクは、感染症の罹患、花粉症の発症などを防止するためのマスクであり、日常生活において広く使用されている。また、病院内において患者や医療従事者などによって使用されている。さらに、人や車が多い場所のような比較的軽微な汚染環境下において、空気中の粉塵や煤煙の吸引防止を目的として使用することもできる。
衛生マスク100は、装着者の口及び鼻孔が外気に直接触れるのを防止するためのマスク本体部1と、マスク本体部1を装着者の顔に固定し、マスク本体部1が装着者の口及び鼻孔を覆う状態を維持するマスク装着部5とによって構成される。
[マスク本体部1]
マスク本体部1は、鼻頭(鼻尖)から顎先(おとがい)までを覆うことができる形状及び大きさを有する。また、マスク本体部1の生地には、通気性及び柔軟性を有する素材、例えば、ガーゼや不織布が用いられる。マスク本体部1の中央部分には、2以上のプリーツ11が設けられ、マスク本体部1の上縁部近傍には、形状保持プレート12が設けられている。衛生マスク100は、マスク本体部1によって鼻頭から顎先までを覆うとともに、マスク本体部1の周縁部を装着者の顔にフィットさせて両者間の隙間を極力小さくすることによって、口及び鼻孔が外気に直接触れるのを防止している。
プリーツ11は、マスク本体部1の生地を山折り及び谷折りすることによって、部分的に重複させたひだ形状部である。マスク本体部1には、左右方向に延びる複数のプリーツ11が設けられている。プリーツ11は、左右の両端部において、重複領域が開かないように固定される一方、その中央部では、重複領域が固定されず、前後方向の外力又は上下方向への張力を加えることにより、重複領域が開き、マスク本体部1が略椀形の立体的形状となる。例えば、装着前のマスク本体部1は、略矩形の平面的形状を有する一方、装着後は、鼻頭や顎先により前後方向の押圧力が加えられ、あるいは、マスク装着部5により上下方向の張力が加えられて変形し、装着者の顔にフィットした立体的形状となる。
形状保持プレート12は、左右方向に延びる細長い形状の金属プレートであり、マスク本体部1の上縁部の近傍に取り付けられている。形状保持プレート12は、指の押圧力によって容易に屈曲可能な金属プレートであり、衛生マスク100の装着時に指でマスク本体部1の上縁部を装着者の鼻に押し当てれば、当該鼻の形状にフィットする形状に変形させることができる。形状保持プレート12の形状は、少なくとも装着中は維持され、マスク本体部1と鼻との隙間を小さくする。
[マスク装着部5]
マスク装着部5は、マスク本体部1の左右の側縁部に取り付けられ、装着者の両耳の下方を通って、装着者の頚部後方を回り込むように配置され、マスク本体部1が装着者の顔に押し当てられた状態を保持する。マスク装着部5は、マスク本体部1の左右の側縁部にそれぞれ取り付けられた一対の支持部2と、これらの支持部2を互いに連結し、装着者の頚部後方を回り込むリア装着部3とによって構成される。
[支持部2]
一対の支持部2は、マスク本体部1の左右の側縁部にそれぞれ取り付けられている。各支持部2には、柔軟性及び伸縮性を有する紐状部材、例えば、ゴム紐を用いることができる。支持部2の両端は、マスク本体部1の上下方向の異なる固定位置23,24に固定されている。また、支持部2は、その長さを調整するための調整部21を有している。一対の支持部2は、マスク本体部1の右縁部に取り付けられた右支持部20Rと、マスク本体部1の左縁部に取り付けられた左支持部20Lによって構成される。
右支持部20Rは、一端がマスク本体部1の右縁部の上端近傍の右固定位置23Rに固定され、他端がマスク本体部1の右縁部の下端近傍の右固定位置24Rに固定されている紐状部材(右支持紐)である。同様にして、左支持部20Lは、一端がマスク本体部1の左縁部の上端近傍の左固定位置23Lに固定され、他端がマスク本体部1の左縁部の下端近傍の左固定位置24Lに固定されている紐状部材(左支持紐)である。
調整部21は、支持部2の長さを調整する調整手段である。装着者は、衛生マスク100の装着前又は装着中に調整部21を操作すれば、支持部2の長さを容易に調整することができる。図3に示した通り、本実施の形態による調整部21は、支持部2を2つの紐部材に分離し、一方の紐部材に結び目を設け、当該結び目の中に他方の紐部材を通すことによって調整部21が形成される。このような調整部21を採用すれば、新たな部品を追加することなく、支持部2の長さを調整することができ、製造コストを抑制することができる。
上記調整部21は、上記一方の紐部材の先端が操作子22(引手)となり、装着者が当該操作子22を引くことにより、支持部2が短くなる。一方、外力を加えない場合には、2つの紐部材間の摩擦力によって支持部2の長さが維持される。操作子22を引くことにより支持部2が短くなるように構成されていれば、装着した状態でも支持部2の長さを容易に調整することができるので望ましい。なお、調整部21は、このような構成に限定されず、例えば、樹脂成形品を用いて実現することもできる。また、支持部2の長さ調整が不要であれば、調整部21を省略することができる。
[リア装着部3]
リア装着部3は、一対の支持部2を互いに連結する連結手段であり、リア装着部3を装着者の頚部後方に回り込ませることにより、マスク本体部1が人体に装着される。リア装着部3の両端は、連結位置25において一対の支持部2にそれぞれ連結される。また、リア装着部3は、右装着部30R、左装着部30L及び着脱部31により構成される。
右装着部30Rは、一端が右支持部20Rと連結され、他端が着脱部31と連結される紐状部材であり、柔軟性及び伸縮性を有する素材を用いることが望ましい。右装着部30Rは、右支持部20Rに対し摺動可能に連結され、右装着部30Rが連結される右連結位置25Rは、右支持部20R上を移動することができる。本実施の形態による右装着部30Rは、環状形状を有し、当該環状形状の内側に右支持部20Rが通っている。つまり、右装着部30Rは、右支持部20Rと鎖状に連結されている。
同様にして、左装着部30Lは、一端が左支持部20Lと連結され、他端が着脱部31と連結される紐状部材であり、柔軟性及び伸縮性を有する素材を用いることが望ましい。左装着部30Lは、左支持部20Lに対し摺動可能に連結され、左装着部30Lが連結される左連結位置25Lは、左支持部20L上を移動することができる。本実施の形態による左装着部30Lは、環状形状を有し、左支持部20Lと鎖状に連結されている。
着脱部31は、右装着部30R及び左装着部30Lを着脱可能に連結する。本実施の形態による着脱部31は、両側にフックが設けられた帯状の樹脂成形品からなるが、着脱部31は、このような構成のみに限定されない。
図4は、図1の衛生マスク100の装着時の様子の一例を示した図であり、装着者の左側から見た図が示されている。なお、装着時の様子は左右対称であるため、右側から見た図は省略する。
リア装着部3は、装着者の耳よりも前方において支持部2に連結され、装着者の耳よりも下方を通って概ね水平に延び、装着者の頚部後方を回り込むように配置される。つまり、着脱部31が頚部後方に配置され、右装着部30Rが右耳の下方に配置され、左装着部30Lが左耳の下方に配置される。
リア装着部3が耳よりも下方を通ることにより、装着時に耳に負担がかからず、衛生マスク100を長時間継続して使用しても、耳に痛みが生じることはない。また、リア装着部3が頚部後方を回り込むように配置されることにより、着脱部31が上下にずれ難い。頭部後方は、前後方向の傾斜が大きいのに対し、頚部後方は、前後方向の傾斜が小さいことから、着脱部31を頚部後方に配置することにより、着脱部31が上下にずれ難くなり、マスク本体部1が脱落し難くなる。
さらに、支持部2に対するリア装着部3の連結位置25を耳よりも前方に配置することにより、支持部2の連結位置25における角度θを大きくし、マスク本体部1を装着者の顔に良好にフィットさせることができる。マスク本体部1を装着者の顔に良好にフィットさせることができれば、マスク本体部1の周縁部と顔との隙間を小さくすることができ、また、マスク本体部1が脱落し難くなる。
支持部2は、装着者の耳よりも前方に配置されている。つまり、右支持部20Rは、右耳よりも前方に配置され、左支持部20Lは、左耳よりも前方に配置されている。例えば、装着者の耳たぶの下端を基準として、より前方に支持部2が配置される。さらに望ましくは、耳たぶの前端を基準として、より前方に支持部2が配置される。
支持部2は、両端がマスク本体部1に固定され、連結位置25がリア装着部3によって後方に引っ張られる。このため、支持部2は、上下方向の2つの固定位置23,24と、より後方の1つの連結位置25とを直線でつないだ折線形状となる。つまり、支持部2は、2つの固定位置23,24と、1つの連結位置25とを結ぶ一対の支持部材26,27で構成され、これらの支持部材26,27は、互いに傾斜が異なり、上下方向に角度θをなして前方に向かって拡がるように配置される。
従来の衛生マスクの耳掛け部と比較すれば、支持部2は、紐形状からなり、その両端がマスク本体部1に固定されているという点で類似する。しかしながら、支持部2にはリア装着部3が連結されており、当該リア装着部3により後方へ引っ張られている状態でも、その全体が装着者の耳よりも前方に配置される。従って、支持部2は、耳に掛けることが困難な長さしか有しておらず、従来の衛生マスクの耳掛け紐と比較すれば、その長さが顕著に相違し、明確に区別することができる。
支持部2は、マスク本体部1に対し、後方に向かう力を加える。より具体的には、支持部材26が、上側の固定位置23に対して後方下向きの力を加え、支持部材27が、下側の固定位置24に対して後方上向きの力を加える。このため、連結位置25を前方に移動させれば、上側の固定位置23に加える力がより下向きになり、下側の固定位置24に加える力がより上向きになり、これらの力のなす角度θがより大きくなる。
装着時のマスク本体部1には角度θに応じた上下方向の張力が加えられている。このため、角度θが大きくなれば、マスク本体部1は、より大きく湾曲した立体的形状に変化する。また、角度θが大きくなれば、マスク本体部1の上縁部を鼻頭よりも上側の鼻筋部(鼻背)に押しつけ、マスク本体部の下縁部を顎先よりも後方の顎下に押しつけることができる。その結果、マスク本体部1を顔に良好にフィットさせることができる。例えば、マスク上縁部及び下縁部において隙間が形成されにくくなる。また、マスク本体部1が脱落し難くなる。
連結位置25を耳よりも前方に配置することにより、一対の支持部材26,27がなす角度θとして、所定の大きさを確保することができる。通常、連結位置25が耳よりも前方であれば、鼻、顎、耳の位置関係の個人差にかかわらず、角度θとして60°以上を確保することができる。なお、角度θは80°以上であることがより望ましい。
また、リア装着部3は、支持部2に対して摺動可能に連結されている。このため、連結位置25を上下方向に僅かに移動させることができ、マスク本体部1の上部及び下部に加える力の方向を調整することができる。このため、装着者の身体的特徴、例えば、顎や鼻の大きさや形に応じて、マスク本体部1に加える力の方向を微調整することができる。従って、様々な装着者の顔に対し、マスク本体部1を良好にフィットさせることができる。
なお、支持部2及びリア装着部3の材料は、従来の衛生マスクに使用されている耳掛け紐と同様のゴム紐を用いることができる。このため、衛生マスク100を安価に提供することができる。ただし、本発明による衛生マスク100は、支持部2及びリア装着部3の材料として他の材料を用いることもできる。
図5は、図1の衛生マスク100の装着時の様子の他の例を示した図であり、装着者の左側から見た図が示されている。なお、装着時の様子は左右対称であるため、右側から見た図は省略する。
図5は、図4と比較すれば、装着者の顔の形状及び大きさは同一であるが、支持部2がより長くなっている。装着者の顔に対し支持部2が長すぎる場合、マスク本体部1と顔との間に隙間が生じ、口や鼻孔が外気に直接的に触れて衛生マスク100として十分に機能しない。また、マスク本体部1が脱落しやすくなる。図5では、マスク本体部1の下縁部と顔との間に隙間が生じているが、支持部2が長すぎる場合、マスク本体部1の上縁部と顔の間に隙間が生じ、衛生マスク100が脱落し易くなる場合も考えられる。
支持部2の長さは、調整部21の操作子22を引くことにより短くなる。このため、衛生マスク100を装着している状態で、操作子22を引けば、支持部2の長さを調整することができ、マスク本体部1が顔に良好にフィットした図4の状態に変化する。
このようにして、衛生マスク100は、調整部21を備えることにより、装着者の身体的特徴、例えば、顎や鼻の大きさや形状に応じて、支持部2の長さを微調整することができる。従って、様々な装着者の顔にマスク本体部1を良好にフィットさせることができ、衛生マスク100の利便性を向上させることができるとともに、その製造コストを低減することができる。
さらに、調整部21による支持部2の長さの調整は、装着直後に行うことができるだけでなく、長時間装着によりマスク本体部1が良好にフィットしなくなった場合にも行うことができる。このため、衛生マスク100は、長時間装着にも適している。
実施の形態2.
実施の形態2では、支持部2の他の構成例について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2による衛生マスク101の一構成例を示した外観図である。衛生マスク101は、図1の衛生マスク100(実施の形態1)と比較すれば、支持部2のみが異なる。なお、衛生マスク100と同一の構成部分については重複する説明を省略する。
マスク本体部1の左右の側縁部の上端付近には、支持部2を固定するための固定孔13がそれぞれ設けられている。支持部2は、一端がマスク本体部1の側縁部の下端付近に固定され、他端には結び目が設けられ、固定孔13を通る輪が形成されている。例えば、他端の近傍に結び目が形成され、当該結び目内に、固定孔13内に挿通させた他端を通している。この場合、支持部2の他端の輪と固定孔13が鎖状に連結され、上記結び目が、調整部21となり、他端の先端が操作子22となる。そして、装着者が操作子22を引けば、支持部2の長さが短くなる。
実施の形態3.
実施の形態3では、リア装着部3の他の構成例について説明する。
図7は、本発明の実施の形態3による衛生マスク102の一構成例を示した外観図である。衛生マスク102を図1の衛生マスク100(実施の形態1)と比較すれば、リア装着部3のみが異なる。なお、衛生マスク100と同一の構成部分については重複する説明を省略する。
リア装着部3は、柔軟性及び伸縮性を有する1本の紐状部材からなる。また、リア装着部3は、着脱部31を有しておらず、その両端に連結リングがそれぞれ設けられ、これらの連結リングが、左右の支持部2と鎖状に連結されている。これらの連結リングは、リア装着部3の両端近傍に結び目を設けることにより形成されるものであってもよいし、樹脂製リングを取り付けて形成されるものであってもよい。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、一対の支持部2及びリア装着部3が、それぞれ異なる紐状部材からなり、これらを連結位置25において連結することにより、マスク装着部5が構成される場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、結束部62を有する一対の紐状部材を備え、これらの紐状部材の結束部62よりも前方が支持部2となり、後方がリア装着部3となるマスク装着部5の例について説明する。
図8は、本発明の実施の形態4による衛生マスク103の一構成例を示した外観図である。衛生マスク103は、図1の衛生マスク100(実施の形態1)と比較すれば、マスク装着部5が、結束部62を有する一対の装着紐61と、着脱部31とにより構成される点で異なる。なお、衛生マスク100と同一の構成部分については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
[装着紐61]
一対の装着紐61は、マスク本体部1の左右の側縁部にそれぞれ取り付けられている。装着紐61には、柔軟性及び伸縮性を有する紐状部材、例えば、ゴム紐を用いることができる。装着紐61の両端は、マスク本体部1の上下方向の異なる固定位置23,24に固定されている。また、装着紐61には、任意の2点を結束させる結束部62が取り付けられている。
一対の装着紐61は、マスク本体部1の右縁部に取り付けられた右装着紐61Rと、マスク本体部1の左縁部に取り付けられた左装着紐61Lによって構成される。右装着紐61Rは、一端がマスク本体部1の右縁部の上端近傍の右固定位置23Rに固定され、他端がマスク本体部1の右縁部の下端近傍の右固定位置24Rに固定されている。同様にして、左装着紐61Lは、一端がマスク本体部1の左縁部の上端近傍の左固定位置23Lに固定され、他端がマスク本体部1の左縁部の下端近傍の左固定位置24Lに固定されている。
[結束部62]
結束部62は、装着紐61上の任意の2点を結束する。結束部62は、装着紐61が往復して貫通する貫通孔を有する形状、例えば環状形状からなる。また、結束部62は、装着紐61上を摺動可能であり、結束部62が移動することにより、結束される装着紐61上の2点を変更することができる。右装着紐61R及び左装着紐61Lには、右結束部62R及び左結束部62Lがそれぞれ取り付けられている。
[着脱部31]
着脱部31は、一対の装着紐61を着脱可能に連結する。着脱部31は、各装着紐61上における2つの結束点の間に連結される。つまり、装着紐61のうち、結束部62よりも後方の環状形状の部分に着脱部31が連結される。
図9は、図8の衛生マスク103の装着時の様子の一例を示した図であり、装着者の左側から見た図が示されている。なお、装着時の様子は左右対称であるため、右側から見た図は省略する。
装着紐61は、装着者の耳よりも前方において結束部62により結束されている。装着紐61の結束部62よりも後方部分は、装着者の耳よりも下方を通って概ね水平に延び、着脱部31を介して、装着者の頚部後方を回り込むように配置される。このため、一対の装着紐61の結束部62よりも後方部分は、右装着部30R又は左装着部30Lとして機能し、着脱部31とともにリア装着部3を構成する。
また、装着紐61の結束部62よりも前方部分は、上下方向の2つの固定位置23,24と、より後方の1つの結束部62とをそれぞれ連結している。このため、装着紐61の結束部62よりも前方部分は、一対の支持部材26,27からなる支持部2として機能し、結束部62の位置が、支持部2及びリア装着部3を連結する連結位置25となる。
また、結束部62を移動させることにより、支持部2の長さを調整し、支持部材26,27のなす角度θを調整することができる。このため、顔の大きさや形状に応じて結束部62を移動させることにより、マスク本体部1を顔に良好にフィットさせることができる。つまり、結束部62は、調整部21としての機能も有する。
図10は、図8の結束部62の一構成例を示した図である。図中の(a)には、環状形状を有する結束部62の例が示されている。また、図中の(b)には、S字形状の結束部62の例が示されている。これらの結束部62は、例えば、樹脂成形品を用いて実現することができる。なお、結束部62は、装着紐61上の2点が離れないように結束することができるものであればよく、その形状や材料は例示したものに限定されない。
本実施の形態による衛生マスク103は、装着紐61上の2点を結束する結束部62を備えている。このため、結束部62よりも前方部分が支持部2として機能し、結束部62よりも後方部分がリア装着部3として機能し、結束部62がこれらを連結するリア装着部3として機能する。従って、支持部2を装着紐61の長さに比べて短くすることができ、例えば、従来の衛生マスクの耳かけ紐を装着紐61として利用することができ、本発明による衛生マスクを低コストで実現することができる。
また、本実施の形態による衛生マスク103は、装着紐61上における結束部62の位置を変化させることにより、装着紐61の長さを変化させることなく、支持部2及びリア装着部3を連結する連結位置25を変化させることができる。このため、装着者の顔の形状及び大きさに合わせて支持部2の長さを調整することができ、マスク本体部1の周縁部と顔との隙間を小さくすることができるとともに、マスク本体部1が脱落し難くなる。
実施の形態5.
実施の形態4では、マスク装着部5が、一対の装着紐61と、着脱部31とにより構成される例について説明した。これに対し、本実施の形態では、一対の装着紐61と着脱部31が連結紐63を介して連結される場合について説明する。
図11は、本発明の実施の形態5による衛生マスク104の一構成例を示した外観図である。衛生マスク104は、図8の衛生マスク103(実施の形態4)と比較すれば、マスク装着部5が一対の連結紐63を有する点で異なる。なお、衛生マスク103と同一の構成部分については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
衛生マスク104は、マスク装着部5が、一対の装着紐61と、一対の連結紐63と、着脱部31とにより構成される。連結紐63は、例えば、装着紐61と鎖状に連結される環状の紐状部材からなる。この場合、装着紐61の結束部62よりも後方部分と、連結紐63と、着脱部31とが、リア装着部3として機能する。
実施の形態6.
上記実施の形態4及び5では、装着紐61が結束部62を備え、装着紐61の結束部62よりも前方部分が支持部2となる例について説明した。これに対し、本実施の形態では、装着紐61が装着補助具32の支持穴320に挿通され、装着紐61の支持穴320よりも前方部分が支持部2となる場合について説明する。
図12は、本発明の実施の形態6による衛生マスク105の一構成例を示した外観図である。図13は、図12の装着補助具32の一構成例を示した図である。
衛生マスク105は、図8の衛生マスク103(実施の形態4)と比較すれば、一対の装着紐61が結束部62を有しておらず、装着補助具32により互いに連結される点で異なる。なお、衛生マスク100と同一の構成部分については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
衛生マスク105は、口及び鼻孔を覆うマスク本体部1と、マスク本体部1の左右の側縁部にそれぞれ固定された一対の装着紐61と、これらの装着紐61を互いに連結する装着補助具32とにより構成される。マスク本体部1は、実施の形態1の場合と同様である。また、装着紐61は、結束部62を有しない点を除き、実施の形態4の場合と同様である。
[装着補助具32]
装着補助具32は、一対の装着紐61を互いに連結する連結手段であり、装着補助具32を装着者の頚部後方に回り込ませることにより、マスク本体部1が人体に装着される。図13に示す通り、装着補助具32は、略帯状の形状を有し、柔軟性及び伸縮性を有する素材、例えば、シリコンゴムやポリウレタンを用いることができる。装着補助具32には、一対の支持穴320及び複数の係止部322が設けられている。
[支持穴320]
支持穴320は、装着補助具32を表面から裏面へ貫通する貫通孔であり、装着補助具32の長手方向の両端付近に形成される。一対の支持穴320は、一対の装着紐61にそれぞれ対応し、各支持穴320には、対応する装着紐61が往復するように挿通される。支持穴320の断面は、円又はその他の形状からなる。
[切り込み部321]
切り込み部321は、装着補助具32に形成されたスリット状の切り込みであり、支持穴320と装着補助部32の端面とを連通する。切り込み部321を設け、支持穴320を開放することにより、装着紐61の支持穴320への挿通が容易になり、装着紐61及び装着補助具32の着脱を容易化することができる。ただし、切り込み部321は、装着補助具32に必須の構成ではない。
[係止部322]
係止部322は、一対の装着紐61及び装着補助具32を連結するための手段であり、例えば、装着補助具32の表面に形成され、外方に向かって突出する突起部からなる。支持穴320に挿通された装着紐61は、係止部322の後方を回り込むように配置されることにより、装着補助具32に係止される。係止部322は、支持穴320に対応して設けられ、支持穴320の後方に配置される。従って、少なくとも一対の係止部322が装着補助具32に設けられる。さらに、3以上の係止部322を装着補充部32に設けることにより、装着紐61をいずれかの係止部322に選択的に係止することが可能になる。例えば、1つの装着紐61に対応して2以上の係止部322を設け、これらの係止部322を装着補助具32の長手方向の異なる位置に配置することができる。
図14は、図12の衛生マスク105の装着時の様子の一例を示した図であり、装着者の左側から見た図が示されている。なお、装着時の様子は左右対称であるため、右側から見た図は省略する。
装着補助具32の支持穴320は、装着者の耳よりも前方に配置され、装着紐61は、当該支持穴320に挿通された後、係止部322に係止される。このため、装着紐61の支持穴320よりも後方部分は、装着補助具32に沿って、装着者の耳よりも下方を通って概ね水平に延び、装着補助具32と連結される。そして、当該装着補助具32が装着者の頚部後方を回り込むように配置される。
一方、装着紐61の支持穴320よりも前方部分は、マスク本体部1の側縁部の上下方向の2つの固定位置23,24と、より後方の1つの支持穴320とをそれぞれ連結している。このため、装着紐61の支持穴320よりも前方部分は、一対の支持部材26,27からなる支持部2として機能し、装着補助具32の支持穴320よりも後方部分は、リア装着部3として機能し、支持穴320の位置が、支持部2及びリア装着部3を連結する連結位置25となる。
また、支持穴320の後方には、装着補助具32の長手方向に沿って3個の係止部322が等間隔で設けられている。これらの係止部322に対し、装着紐61を選択的に係止させることにより、装着紐61の長さを変化させることなく、支持部2の長さを調節することができる。従って、支持部2は装着紐61の長さに比べて短くすることができ、例えば、従来の衛生マスクの耳かけ紐を装着紐61として利用することができ、本発明による衛生マスクを低コストで実現することができる。
また、複数の係止部322に対し装着紐61を選択的に係止することにより、装着紐61の長さを変化させることなく、支持部2の長さを調整し、連結位置25を移動させることができる。このため、装着者の顔の形状及び大きさに合わせて、係止部322を選択すれば、マスク本体部1の周縁部と顔との隙間を小さくすることができるとともに、マスク本体部1が脱落し難くなる。
実施の形態7.
上記実施の形態3では、左右の支持部2を連結するリア装着部3が、紐状部材である場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、左右の支持部2を連結するリア装着部3が、帯状部材である場合について説明する。
図15は、本発明の実施の形態7による衛生マスク106の一構成例を示した外観図である。衛生マスク106は、図7の衛生マスク102(実施の形態3)と比較すれば、リア装着部3のみが異なる。なお、衛生マスク103と同一の構成部分については重複する説明を省略する。
リア装着部3は、適度な柔軟性を有する帯状部材からなり、折り曲げられた両端が左右の支持部2にそれぞれ連結される。このリア装着部3は、装着者が指で容易に屈曲可能であるが、リア装着部3の形状は、少なくとも装着中は維持され、意図せずに支持部2との連結状態が解除されることはない。なお、リア装着部3は、その一端が左右の支持部2のいずれか一方に固定されていてもよい。
1 マスク本体部
11 プリーツ
12 形状保持プレート
2 支持部
20L 左支持部
20R 右支持部
21 調整部
22 操作子
23,24 固定位置
25 連結位置
26,27 支持部材
3 リア装着部
30L 左装着部
30R 右装着部
31 着脱部
32 装着補助具
320 支持穴
321 切り込み部
322 係止部
5 マスク装着部
61 装着紐
62 結束部
63 連結紐
100〜106 衛生マスク
θ 角度

Claims (8)

  1. 少なくとも装着者の鼻頭から顎先までを覆う柔軟性素材からなるマスク本体部と、
    上記マスク本体部の右縁部及び左縁部を連結するマスク装着部とを備え、
    上記マスク装着部は、上記マスク本体部の右縁部に固定される右支持部と、上記マスク本体部の左縁部に固定される左支持部と、上記装着者の両耳の下方を通って頚部後方を回り込むリア装着部とを有し、
    上記右支持部は、上記マスク本体部の右縁部であって上下方向の位置が異なる2つの右固定位置と、上記装着者の右耳よりも前方において上記リア装着部が連結される1つの右連結位置とをそれぞれ結ぶ一対の右支持部材で構成され、
    上記一対の右支持部材は、上側の上記右固定位置に対し後方下向きの力を加えるとともに、下側の上記右固定位置に対し後方上向きの力を加え、
    上記左支持部は、上記マスク本体部の左縁部であって上下方向の位置が異なる2つの左固定位置と、上記装着者の左耳よりも前方において上記リア装着部が連結される1つの左連結位置とをそれぞれ結ぶ一対の左支持部材で構成され
    上記一対の左支持部材は、上側の上記左固定位置に対し後方下向きの力を加えるとともに、下側の上記左固定位置に対し後方上向きの力を加えることを特徴とする衛生マスク。
  2. 上記マスク装着部は、上記右支持部又は上記左支持部の長さを調整するための調整部を有することを特徴とする請求項1に記載の衛生マスク。
  3. 上記リア装着部は、着脱自在の着脱部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生マスク。
  4. 上記右支持部及び上記左支持部は、柔軟性及び伸縮性を有する素材からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の衛生マスク。
  5. 上記右支持部は、両端が2つの上記右固定位置にそれぞれ固定された右支持紐からなり、
    上記左支持部は、両端が2つの上記左固定位置にそれぞれ固定された左支持紐からなり、
    上記リア装着部は、両端が上記右支持紐及び上記左支持紐に連結されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の衛生マスク。
  6. 上記右連結位置は、上記右支持紐上を移動可能であり、
    上記左連結位置は、上記左支持紐上を移動可能であることを特徴とする請求項5に記載の衛生マスク。
  7. 両端が2つの上記右固定位置にそれぞれ固定された右装着紐の2点を上記右連結位置において結束する右結束部と、
    両端が2つの上記左固定位置にそれぞれ固定された左装着紐の2点を上記左連結位置において結束する左結束部とを備え、
    上記右装着紐の上記右結束部よりも前方部分が、上記右支持部となり、
    上記左装着紐の上記左結束部よりも前方部分が、上記左支持部となることを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生マスク。
  8. 上記右連結位置及び上記左連結位置に一対の支持穴が設けられた装着補助具を備え、
    両端が2つの上記右固定位置にそれぞれ固定された右装着紐が上記支持穴の一方に往復して挿通され、
    両端が2つの上記左固定位置にそれぞれ固定された左装着紐が上記支持穴の他方に往復して挿通され、
    上記右装着紐の上記支持穴よりも前方部分が、上記右支持部となり、
    上記左装着紐の上記支持穴よりも前方部分が、上記左支持部となることを特徴とする請求項1又は2に記載の衛生マスク。
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