JP2018016696A - 感光性組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、UV−LEDを用いた光照射によって硬化する感光性組成物に関し、例えば、UVインクジェットプリンタなどのUV−LEDランプによってインクを硬化させる印刷装置などで使用するのに好適な感光性組成物に関する。
近年、インクジェット記録方式にUV硬化技術を融合したUVインクジェット(UV−IJ)技術が急速に発展を遂げてきている。UV−IJ技術は、光重合開始剤と重合性化合物とを含む光硬化型インクをインクジェット記録方式により噴射させて記録媒体へ着弾させた後、着弾したインクに光照射を行うことによりインクを硬化させる印刷方式である。この印刷方式は、蒸発乾燥方式や酸化乾燥方式に比べて、硬化が極めて早く、プラスチックや金属などの非吸収性記録媒体にも印刷ができる点で優れている。特に、無溶剤型(VOCフリー)の光硬化型インクを用い、従来の水銀灯ではなく、エネルギー効率に優れたUV−LEDを用いて光照射を行うようにしたUV−IJ技術は、消費電力が低く、ランプ寿命が長く、印刷時に揮発性有機化合物や高温の発生がないため、安全面及び環境面で優れている。
しかし、UV−LEDは従来の水銀灯よりも光強度が弱いため、従来用いられていた光硬化型インクでは十分に硬化しないという問題がある。光硬化型インクの硬化性は、用いる光重合開始剤の感度に大きく依存するので、高速硬化及び高硬化を求めるだけなら、例えば、光硬化型インク中の光重合開始剤の含有量を上げることで向上が望める。しかしながら、光重合開始剤の含有量を上げると、インク表面のみ硬化して内部が未硬化となり、擦れ易くなるという問題が生じる。また、UV−LEDから発せられる可視光に近い波長領域(300nm〜400nm)のUV照射に適した重合開始剤は、使用頻度が少なく高価であるため、安易に含有量を上げることはできない。一方、光照射強度を高めたり照射時間を長くしたりすることで硬化性を向上させることも考えられるが、生産プロセスへの負荷が非常に大きくなる。したがって、より少ない重合開始剤の含有量で十分な硬化性を達成できる感光性組成物が求められている。
従来、アントラセン−9,10−ジエーテル化合物を増感剤として配合した光重合性組成物としては、エポキシ樹脂、トリメチロールプロパントリアクリレート等を硬化性成分とした組成物が知られているが(特許文献1〜5)、酸素阻害は少ないものの湿度の影響を受けやすく保存安定性に劣り、また、硬化収縮は少ないが被膜強度が弱いため擦過性に劣るといった欠点があった。
本発明は、光重合開始剤の含有量が低いにもかかわらず、UV−LEDを用いた光照射によって容易に硬化し、耐擦過性にも優れた硬化被膜を形成できる感光性組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的の下に鋭意研究した結果、硬化性成分として特定ラジカル重合性シラン化合物を含有し、増感剤として特定のアントラセン−9,10−ジエーテル化合物を含有する組成物が、UV−LEDを用いた光照射によって容易に硬化し、耐擦過性にも優れた硬化被膜を形成することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の一局面によれば、
(A)下記式(1)で示されるアントラセン−9,10−ジエーテル化合物、
(式(1)中、Rは、それぞれ独立に、置換基を有してもよい炭素数1から12までの直鎖状または分岐状のアルキル基を表し、該置換基は、水酸基、アリール基、ビニル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、アセトキシ基、(メタ)アクリルオキシ基又はグリシジル基であり、X及びYは、同一であっても異なってもよく、水素原子、アルキル基、水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、カルボキシル基又はスルホン酸基である。)
及び、
(B)下記式(2)で示されるシラン化合物、
(式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立に、水酸基、炭素数1〜5のアルコキシまたはアセトキシであり、R1、R2およびR3の少なくとも一つは炭素数1〜5のアルコキシまたはアセトキシであり、nは1以上の整数である。)を少なくとも含有してなる感光性組成物が提供される。
(A)下記式(1)で示されるアントラセン−9,10−ジエーテル化合物、
(式(1)中、Rは、それぞれ独立に、置換基を有してもよい炭素数1から12までの直鎖状または分岐状のアルキル基を表し、該置換基は、水酸基、アリール基、ビニル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、アセトキシ基、(メタ)アクリルオキシ基又はグリシジル基であり、X及びYは、同一であっても異なってもよく、水素原子、アルキル基、水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、カルボキシル基又はスルホン酸基である。)
及び、
(B)下記式(2)で示されるシラン化合物、
(式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立に、水酸基、炭素数1〜5のアルコキシまたはアセトキシであり、R1、R2およびR3の少なくとも一つは炭素数1〜5のアルコキシまたはアセトキシであり、nは1以上の整数である。)を少なくとも含有してなる感光性組成物が提供される。
また、本発明の他の局面によれば、上記本発明の感光性組成物を印刷し、光照射によって硬化させる印刷物の印刷方法が提供される。
また、本発明の更に他の局面によれば、上記本発明の感光性組成物を膜状に保持してなる印刷版が提供される。
また、本発明の更に他の局面によれば、上記本発明の感光性組成物を膜状に保持してなる印刷版が提供される。
本発明の組成物は、上記式(1)で示されるアントラセン−9,10−ジエーテル化合物が増感剤として作用してUV−LEDに対する高感度化が果たされ、また、上記(2)で示されるシラン化合物がラジカル重合性の硬化性成分として機能するので、UV−LEDにより可視光に近い波長領域(300nm〜400nm)のUV照射を受けた場合でも、高い感度で硬化し、有機無機ハイブリッドな硬化被膜が形成され、強靭な硬化被膜が得られる。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
1.アントラセン−9,10−ジエーテル化合物(成分(A))
本発明で使用するアントラセン−9,10−ジエーテル化合物(本明細書で「成分(A)」と記すこともある)は、下記式(1)で示される化合物であり、可視光に近い波長領域(300nm〜400nm)のUV照射をUV−LEDから受けた時に、該光を吸収して、電子移動によりカチオン重合開始剤からのラジカルの発生を容易にする化合物である。なお、本発明の感光性組成物において、アントラセン−9,10−ジエーテル化合物とカチオン重合開始剤とは、使用時に共存していればよく、貯蔵時には必ずしも共存している必要はなく、例えば、貯蔵時には、カチオン重合開始剤を本発明の他の成分とは別の容器に収容しておいてもよい。
1.アントラセン−9,10−ジエーテル化合物(成分(A))
本発明で使用するアントラセン−9,10−ジエーテル化合物(本明細書で「成分(A)」と記すこともある)は、下記式(1)で示される化合物であり、可視光に近い波長領域(300nm〜400nm)のUV照射をUV−LEDから受けた時に、該光を吸収して、電子移動によりカチオン重合開始剤からのラジカルの発生を容易にする化合物である。なお、本発明の感光性組成物において、アントラセン−9,10−ジエーテル化合物とカチオン重合開始剤とは、使用時に共存していればよく、貯蔵時には必ずしも共存している必要はなく、例えば、貯蔵時には、カチオン重合開始剤を本発明の他の成分とは別の容器に収容しておいてもよい。
上記式(1)中、Rは、それぞれ独立に、置換基を有してもよい炭素数1から12までの直鎖状または分岐状のアルキル基を表し、該置換基は、水酸基、アリール基、ビニル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、アセトキシ基、(メタ)アクリルオキシ基又はグリシジル基であり、X及びYは、同一であっても異なってもよく、水素原子、アルキル基、水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、カルボキシル基又はスルホン酸基である。
上記式(1)中、Rは、好ましくは、それぞれ独立に、置換基を有してもよい炭素数1から6までの直鎖状または分岐状のアルキル基であり、より好ましくは、それぞれ独立に、置換基を有してもよい炭素数1から5までの直鎖状または分岐状のアルキル基であり、特に好ましくは、それぞれ独立に、エトキシ、プロポキシ又はブトキシである。
好ましいアントラセン−9,10−ジエーテル化合物としては、例えば、9,10−ジブトキシアントラセン、9,10−ジプロポキシアントラセン、及び、9,10−ジエトキシアントラセンが挙げられる。
本発明の感光性組成物において、アントラセン−9,10−ジエーテル化合物の含有量は、上記式(2)で示されるシラン化合物100質量部に対して、0.01〜2質量部であることが好ましく、0.1〜1質量部であることがより好ましい。この範囲でアントラセン−9,10−ジエーテル化合物を含むことにより、良好な硬化性と保存安定性が達成できる。
2.シラン化合物(成分(B))
本発明で使用するシラン化合物(本明細書で「成分(B)」と記すこともある)は、下記式(2)で示される化合物であり、可視光に近い波長領域(300nm〜400nm)のUV照射をUV−LEDから受けた時に、ラジカル重合して硬化する化合物である。この化合物は従来シランカップリング剤として使用されている化合物であるが、本発明の感光性組成物では、この化合物は、ラジカル重合して有機無機ハイブリッドの強靭な硬化被膜を形成する硬化性成分として含有されている。
本発明で使用するシラン化合物(本明細書で「成分(B)」と記すこともある)は、下記式(2)で示される化合物であり、可視光に近い波長領域(300nm〜400nm)のUV照射をUV−LEDから受けた時に、ラジカル重合して硬化する化合物である。この化合物は従来シランカップリング剤として使用されている化合物であるが、本発明の感光性組成物では、この化合物は、ラジカル重合して有機無機ハイブリッドの強靭な硬化被膜を形成する硬化性成分として含有されている。
上記式(2)中、R1、R2およびR3は、それぞれ独立に、水酸基、炭素数1〜5のアルコキシまたはアセトキシであり、R1、R2およびR3の少なくとも一つは炭素数1〜5のアルコキシまたはアセトキシであり、nは1以上の整数である。
上記式(2)中、R1、R2およびR3は、好ましくは、それぞれ独立に、炭素数1〜5のアルコキシであり、より好ましくは、それぞれ独立に、メトキシ又はブトキシである。また、上記式(2)中、nは、好ましくは、1から10であり、より好ましくは1から4である。
好ましいシラン化合物としては、例えば、3−アクリロキシプロピルモノメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルモノエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルジメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルジエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリエトキシシランが挙げられ、特に好ましいシラン化合物としては、3−アクリロキシプロピルモノメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルジメトキシシラン、及び3−アクリロキシプロピルトリメトキシシランが挙げられる。
3.重合禁止剤(成分(C))
本発明の感光性組成物は、上記成分(A)及び成分(B)に加えて、重合禁止剤(本明細書で「成分(C)」と記すこともある)を含有してよい。重合禁止剤としては、N−ニトロソ−N−フェニルヒドロキシアミンアルミニウム塩などのアルミキレート化合物が好ましく使用できる。本発明の感光性組成物において、重合禁止剤の含有量は、上記式(2)で示されるシラン化合物100質量部に対して、0.001〜2質量部であることが好ましく、0.01〜1質量部であることがより好ましい。この範囲で重合禁止剤を含むことにより、上記成分(B)の予期せぬ光熱重合を防止し、良好な硬化性と保存安定性が達成することができる。
本発明の感光性組成物は、上記成分(A)及び成分(B)に加えて、重合禁止剤(本明細書で「成分(C)」と記すこともある)を含有してよい。重合禁止剤としては、N−ニトロソ−N−フェニルヒドロキシアミンアルミニウム塩などのアルミキレート化合物が好ましく使用できる。本発明の感光性組成物において、重合禁止剤の含有量は、上記式(2)で示されるシラン化合物100質量部に対して、0.001〜2質量部であることが好ましく、0.01〜1質量部であることがより好ましい。この範囲で重合禁止剤を含むことにより、上記成分(B)の予期せぬ光熱重合を防止し、良好な硬化性と保存安定性が達成することができる。
4.カチオン重合開始剤(成分(D))
本発明の感光性組成物は、上記成分(A)及び成分(B)に加えて、カチオン重合開始剤(本明細書で「成分(D)」と記すこともある)を含有してよい。カチオン重合開始剤としては、上記式(1)で示されるアントラセン−9,10−ジエーテル化合物から電子を受け取って、上記(2)で示されるシラン化合物をラジカル重合させるラジカルを発生させるものが好ましい。好ましいカチオン重合開始剤としては、スルホニウム塩系のカチオン重合開始剤、及びヨードニウム塩系のカチオン重合開始剤が挙げられる。
本発明の感光性組成物は、上記成分(A)及び成分(B)に加えて、カチオン重合開始剤(本明細書で「成分(D)」と記すこともある)を含有してよい。カチオン重合開始剤としては、上記式(1)で示されるアントラセン−9,10−ジエーテル化合物から電子を受け取って、上記(2)で示されるシラン化合物をラジカル重合させるラジカルを発生させるものが好ましい。好ましいカチオン重合開始剤としては、スルホニウム塩系のカチオン重合開始剤、及びヨードニウム塩系のカチオン重合開始剤が挙げられる。
スルホニウム塩系のカチオン重合開始剤としては、例えば、ジフェニルアルキルスルホニム塩、ジナフチルアルキルスルホニム塩、トリフェニルスルホニム塩が挙げられるが、照射光に対する感度等の面から、トリフェニルスルホニウム塩が好ましい。具体的なトリフェニルスルホニウム塩としては、例えば、トリス(4−メチルフェニル)スルホニウム ヘキサフルオロホスファートが挙げられる。
ヨードニウム塩系のカチオン重合開始剤としては、ジフェニルヨードニウム塩、フェニルナフチルヨードニウム塩、ジナフチルヨードニウム塩等のヨードニウム塩が挙げられ、照射光に対する感度等の面から、ジフェニルヨードニウム塩が好ましい。具体的なジフェニルヨードニウム塩としては、例えば、ビス[4−n−アルキル(C10〜13)フェニル]ヨードニウム ヘキサフルオロホスファートが挙げられる。
上記カチオン重合開始剤のうち、ヨードニウム塩系のカチオン重合開始剤は、スルホニウム塩系のカチオン重合開始剤に比べて保存安定性が低い場合があり、長期保存時に変色等の問題が生じることがある。従って、長期保存安定性が要求される場合は、スルホニウム塩系のカチオン重合開始剤を用いることが好ましい。
本発明の感光性組成物において、カチオン重合開始剤の含有量は、上記式(2)で示されるシラン化合物100質量部に対して、0.05〜10質量部であることが好ましく、0.1〜5質量部であることがより好ましい。この範囲でカチオン重合開始剤を含むことにより、良好な硬化性と保存安定性が達成できる。なお、本発明の感光性組成物は、上記成分(A)を含有するため、カチオン重合開始剤の含有量が低濃度であっても、良好な硬化性を備え、耐擦過性に優れた硬化被膜を提供することができる。
5.有機ホウ素化合物(成分(E))
本発明の感光性組成物は、上記成分(A)及び成分(B)に加えて、有機ホウ素化合物(本明細書で「成分(E)」と記すこともある)を含有してよい。有機ホウ素化合物としては、上記(1)で示されるントラセン−9,10−ジエーテル化合物による重合を促進させるものであれば、特に制限はない。好ましい有機ホウ素化合物としては、例えば、テトラブチルアンモニウム=ブチルトリフェニルボラト、1−ブタナミニウム,N,N,N−トリブチル−,(T−4)−ブチルトリス[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ボラト、1−ブタナミニウム,N,N,N−トリブチル−,(T−4)−ブチルトリ−1−ナフタレニルボラト、などが挙げられる。
本発明の感光性組成物は、上記成分(A)及び成分(B)に加えて、有機ホウ素化合物(本明細書で「成分(E)」と記すこともある)を含有してよい。有機ホウ素化合物としては、上記(1)で示されるントラセン−9,10−ジエーテル化合物による重合を促進させるものであれば、特に制限はない。好ましい有機ホウ素化合物としては、例えば、テトラブチルアンモニウム=ブチルトリフェニルボラト、1−ブタナミニウム,N,N,N−トリブチル−,(T−4)−ブチルトリス[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ボラト、1−ブタナミニウム,N,N,N−トリブチル−,(T−4)−ブチルトリ−1−ナフタレニルボラト、などが挙げられる。
本発明の感光性組成物において、上記有機ホウ素化合物の含有量は、上記式(2)で示されるシラン化合物100質量部に対して、0.01〜10質量部であることが好ましく、0.1〜5質量部であることがより好ましい。この範囲で有機ホウ素化合物を含むことにより、成分(B)の架橋速度を速め、耐薬品性に優れた硬化被膜が形成される。
6.着色剤
本発明の感光性組成物は、上記成分(A)及び成分(B)に加えて、着色剤を含有してよい。着色剤としては、顔料若しくは染料又はこれらの混合物が挙げられる。顔料としては、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、多環式顔料及び染付レーキ顔料等の有機顔料並びに無機顔料を用いることができる。アゾ顔料としては、溶性アゾレーキ顔料、不溶性アゾ顔料及び縮合アゾ顔料等が挙げられる。フタロシアニン顔料としては、金属フタロシアニン顔料及び無金属フタロシアニン顔料等が挙げられる。多環式顔料としては、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、チオインジゴ系顔料、アンスラキノン系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料及びジケトピロロピロール(DPP)等が挙げられる。無機顔料としては、代表的にはカーボンブラック及び酸化チタン等が挙げられる。また、染料としては、アゾ染料、金属錯塩染料、ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、カーボニウム染料、キノンイミン染料、キサンテン染料、シアニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、フタロシアニン染料、金属フタロシアニン染料等の油溶性染料を挙げることができる。顔料、染料のいずれかを着色剤としても良いが、顔料を用いた場合は耐光性に優れたインクにすることができる。本発明の感光性組成物において、着色剤の含有量は、上記式(2)で示されるシラン化合物100質量部に対して、0.01〜30質量部であることが好ましく、0.1〜20質量部であることがより好ましい。
本発明の感光性組成物は、上記成分(A)及び成分(B)に加えて、着色剤を含有してよい。着色剤としては、顔料若しくは染料又はこれらの混合物が挙げられる。顔料としては、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、多環式顔料及び染付レーキ顔料等の有機顔料並びに無機顔料を用いることができる。アゾ顔料としては、溶性アゾレーキ顔料、不溶性アゾ顔料及び縮合アゾ顔料等が挙げられる。フタロシアニン顔料としては、金属フタロシアニン顔料及び無金属フタロシアニン顔料等が挙げられる。多環式顔料としては、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、チオインジゴ系顔料、アンスラキノン系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料及びジケトピロロピロール(DPP)等が挙げられる。無機顔料としては、代表的にはカーボンブラック及び酸化チタン等が挙げられる。また、染料としては、アゾ染料、金属錯塩染料、ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、カーボニウム染料、キノンイミン染料、キサンテン染料、シアニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、フタロシアニン染料、金属フタロシアニン染料等の油溶性染料を挙げることができる。顔料、染料のいずれかを着色剤としても良いが、顔料を用いた場合は耐光性に優れたインクにすることができる。本発明の感光性組成物において、着色剤の含有量は、上記式(2)で示されるシラン化合物100質量部に対して、0.01〜30質量部であることが好ましく、0.1〜20質量部であることがより好ましい。
7.その他の成分
本発明の感光性組成物は、その性状に悪影響を与えない限り、上記成分以外に、例えば、溶剤、界面活性剤、分散剤、定着剤、防腐剤等の他の成分を含有してもよい。但し、成分(B)が硬化性成分と溶剤の両方の機能を果たすので、本発明の感光性組成物は、溶剤を含まない無溶剤型の硬化性組成物として構成されることが好ましい。
本発明の感光性組成物は、その性状に悪影響を与えない限り、上記成分以外に、例えば、溶剤、界面活性剤、分散剤、定着剤、防腐剤等の他の成分を含有してもよい。但し、成分(B)が硬化性成分と溶剤の両方の機能を果たすので、本発明の感光性組成物は、溶剤を含まない無溶剤型の硬化性組成物として構成されることが好ましい。
8.感光性組成物の製造方法
本発明の感光性組成物は、上記成分(A)及び成分(B)、並びに必要に応じて他の成分を十分混合することによって製造することができる。上記混合は、ビーズミル、ディスパーミキサー、ホモミキサー、コロイドミル、ボールミル、アトライター、サンドミル等の分散機を用いて行える。
本発明の感光性組成物は、上記成分(A)及び成分(B)、並びに必要に応じて他の成分を十分混合することによって製造することができる。上記混合は、ビーズミル、ディスパーミキサー、ホモミキサー、コロイドミル、ボールミル、アトライター、サンドミル等の分散機を用いて行える。
本発明の感光性組成物の粘度は、組成物の用途に応じて、成分(B)の分子量や組み合わせを適宜選択することにより調節できる。とりわけ、本発明の組成物を、業務用インクジェットプリンタの紫外線硬化性インク又はそのビヒクルとして用いる場合には、23℃における粘度が5〜50mPa・s、好ましくは10〜30mPa・sとなるように調整される。
本発明の感光性組成物は、公知の紫外線照射装置で紫外線を照射したり、加熱したりすることにより重合反応を開始させて硬化させることができるが、UV−LEDにより可視光に近い波長領域(300nm〜400nm)のUV照射により硬化するに十分な感度を備えている点に特徴を有する。本発明の感光性組成物は、インクのビヒクルの他、艶出しワニス、塗料、接着剤、プリプレグ、封止材料、積層板および成形材料などにも好適に使用できる。
9.印刷方法
本発明の感光性組成物は、適当な着色剤を含有することにより、紫外線(UV)硬化性インクとして使用することができ、特に、UV−LED照射装置を備えたインクジェット印刷装置で使用するUV硬化性インクとして有用である。
本発明の感光性組成物は、適当な着色剤を含有することにより、紫外線(UV)硬化性インクとして使用することができ、特に、UV−LED照射装置を備えたインクジェット印刷装置で使用するUV硬化性インクとして有用である。
本発明の感光性組成物をUV硬化性インクとして用いた印刷は、印刷媒体の表面にインクジェット記録方式等の適当な印刷方式により本発明の感光性組成物をインクとして転移させた後、転移したインクに紫外線照射装置から紫外線を照射して硬化させることにより行うことができる。この印刷方法は、印刷物の製造方法と同義である。紫外線照射装置は、高圧ハライドランプ、UV−LEDランプを使用できるが、本発明の感光性組成物は可視光に近い波長領域(300nm〜400nm)のUV照射で硬化するので、UV−LEDランプが好ましい。
本発明において、印刷媒体は、特に限定されるものではなく、本発明の感光性組成物に対する浸透性を有するものであっても、浸透性を有しないものであってもよい。印刷媒体の具体例としては、普通紙、コート紙及び特殊紙等の印刷用紙、布、OHPシート、プラスチックフィルム、プラスチックシート、無機質シート、金属板並びにこれらを基材として裏面に粘着層を設けた粘着シート等が挙げられる。
10.印刷版の製造
本発明の感光性組成物は、スクリーン印刷版の作成に用いる感光液として使用することもできる。例えば、特開2016-118780号公報に記載のように、2つのカバーフィルムの間に紗を挟持するとともに感光液を充填して、両カバーフィルムの間に感光液を膜状に保持してなる積層体からなるスクリーン印刷版の感光液として使用することができる。したがって、本発明によれば、本発明の感光性組成物を膜状に保持してなる印刷版が提供される。
本発明の感光性組成物は、スクリーン印刷版の作成に用いる感光液として使用することもできる。例えば、特開2016-118780号公報に記載のように、2つのカバーフィルムの間に紗を挟持するとともに感光液を充填して、両カバーフィルムの間に感光液を膜状に保持してなる積層体からなるスクリーン印刷版の感光液として使用することができる。したがって、本発明によれば、本発明の感光性組成物を膜状に保持してなる印刷版が提供される。
以下、本発明を実施例及び比較例により詳細に説明するが、本発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1〜9、比較例1〜2
表1に示す各成分を表1に示す割合で混合・攪拌して感光性組成物を調製し、下記(1)〜(4)の評価を行った。結果を表1に示す。
表1に示す各成分を表1に示す割合で混合・攪拌して感光性組成物を調製し、下記(1)〜(4)の評価を行った。結果を表1に示す。
(1)硬化速度
感光性組成物を、PETフィルム上に膜厚が5μmとなるようにバーコーターで塗布し、室温で乾燥した。その後、得られた被膜に、UV−LED(166mW/cm2/at 365nm)を用いてUV光を3秒又は5秒間照射した後、直ちに、光照射部を指で触り膜硬化レベルを下記基準に従い評価した。
◎:被膜が3秒間照射後に硬化した
○:被膜が3秒間照射後には硬化しなかったが5秒間照射後に硬化した
×:被膜が5秒間照射後も未硬化であった
感光性組成物を、PETフィルム上に膜厚が5μmとなるようにバーコーターで塗布し、室温で乾燥した。その後、得られた被膜に、UV−LED(166mW/cm2/at 365nm)を用いてUV光を3秒又は5秒間照射した後、直ちに、光照射部を指で触り膜硬化レベルを下記基準に従い評価した。
◎:被膜が3秒間照射後に硬化した
○:被膜が3秒間照射後には硬化しなかったが5秒間照射後に硬化した
×:被膜が5秒間照射後も未硬化であった
(2)耐擦過性
上記(1)で得られた硬化被膜上で、摩擦子にガーゼを装着したクロックメーター(東洋精機株式会社製)を20往復させた。その後、目視で硬化被膜を観察し、下記基準に従い評価した。
○:被膜に傷の発生なし
×:被膜が剥れた
上記(1)で得られた硬化被膜上で、摩擦子にガーゼを装着したクロックメーター(東洋精機株式会社製)を20往復させた。その後、目視で硬化被膜を観察し、下記基準に従い評価した。
○:被膜に傷の発生なし
×:被膜が剥れた
(3)耐薬品性
上記(1)で得られた硬化被膜上で、イソプロピルアルコールを浸み込ませた綿棒を20往復させた。その後、目視で硬化被膜を観察し、下記基準に従い評価した。
◎:被膜の外観変化なし
○:被膜の溶解なし(外観変化あり)
×:被膜が剥れた
上記(1)で得られた硬化被膜上で、イソプロピルアルコールを浸み込ませた綿棒を20往復させた。その後、目視で硬化被膜を観察し、下記基準に従い評価した。
◎:被膜の外観変化なし
○:被膜の溶解なし(外観変化あり)
×:被膜が剥れた
(4)保存安定性
感光性組成物を遮光性試薬ビンに保管し、40℃で2週間保存し予期せぬ固化が発生するか目視で観察し、下記基準に従い評価した。
○:変化なし
×:組成物が固化した
感光性組成物を遮光性試薬ビンに保管し、40℃で2週間保存し予期せぬ固化が発生するか目視で観察し、下記基準に従い評価した。
○:変化なし
×:組成物が固化した
尚、表1記載の原材料の詳細は下記のとおりである。
・9,10−ジブトキシアントラセン:UVS1331(商品名;川崎化成工業(株)製)
・9,10−ジプロポキシアントラセン:UVS1221(商品名;川崎化成工業(株)製)
・9,10−ジエトキシアントラセン:UVS1101(商品名;川崎化成工業(株)製)
・3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン:KBM-5103(商品名;信越化学工業(株))
・N−ニトロソ−N−フェニルヒドロキシアミンアルミニウム塩:Q-1301(商品名;和光純薬工業(株))
・カチオン重合開始剤1:ビス[4−n−アルキル(C10〜13)フェニル]ヨードニウム ヘキサフルオロホスファート、WPI113(商品名;和光純薬工業(株)製)
・カチオン重合開始剤2:トリス(4-メチルフェニル)スルホニウム ヘキサフルオロホスファート、T2041(商品名;東京化成工業(株))
・有機ホウ素化合物1:テトラブチルアンモニウム=ブチルトリフェニルボラト、P3B(商品名;昭和電工(株)製)
・有機ホウ素化合物2:1−ブタナミニウム,N,N,N−トリブチル−,(T−4)−ブチルトリス[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ボラト(1-Butanaminium, N,N,N-tributyl-, (T-4)-butyltris[4-(1,1-dimethylethyl)phenyl]borate)、BP3B(商品名;昭和電工(株)製)
・有機ホウ素化合物3:1−ブタナミニウム,N,N,N−トリブチル−,(T−4)−ブチルトリ−1−ナフタレニルボラト(1-Butanaminium, N,N,N-tributyl-, (T-4)-butyltri-1-naphthalenylborate、N3B(商品名;昭和電工(株)製)
・3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン:KBM-503(商品名;信越化学工業(株)製)
・4−メトキシフェノール:M0123(商品名;東京化成工業(株)製)
・着色剤:OilBlue 613(商品名;オリエント化学工業(株)製のロジン樹脂とソルベントブルー5の混合物)
・9,10−ジブトキシアントラセン:UVS1331(商品名;川崎化成工業(株)製)
・9,10−ジプロポキシアントラセン:UVS1221(商品名;川崎化成工業(株)製)
・9,10−ジエトキシアントラセン:UVS1101(商品名;川崎化成工業(株)製)
・3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン:KBM-5103(商品名;信越化学工業(株))
・N−ニトロソ−N−フェニルヒドロキシアミンアルミニウム塩:Q-1301(商品名;和光純薬工業(株))
・カチオン重合開始剤1:ビス[4−n−アルキル(C10〜13)フェニル]ヨードニウム ヘキサフルオロホスファート、WPI113(商品名;和光純薬工業(株)製)
・カチオン重合開始剤2:トリス(4-メチルフェニル)スルホニウム ヘキサフルオロホスファート、T2041(商品名;東京化成工業(株))
・有機ホウ素化合物1:テトラブチルアンモニウム=ブチルトリフェニルボラト、P3B(商品名;昭和電工(株)製)
・有機ホウ素化合物2:1−ブタナミニウム,N,N,N−トリブチル−,(T−4)−ブチルトリス[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]ボラト(1-Butanaminium, N,N,N-tributyl-, (T-4)-butyltris[4-(1,1-dimethylethyl)phenyl]borate)、BP3B(商品名;昭和電工(株)製)
・有機ホウ素化合物3:1−ブタナミニウム,N,N,N−トリブチル−,(T−4)−ブチルトリ−1−ナフタレニルボラト(1-Butanaminium, N,N,N-tributyl-, (T-4)-butyltri-1-naphthalenylborate、N3B(商品名;昭和電工(株)製)
・3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン:KBM-503(商品名;信越化学工業(株)製)
・4−メトキシフェノール:M0123(商品名;東京化成工業(株)製)
・着色剤:OilBlue 613(商品名;オリエント化学工業(株)製のロジン樹脂とソルベントブルー5の混合物)
表1の結果から、本発明の範囲内のシラン化合物を硬化成分として含有するとともに、アントラセン9,10−ジエーテル化合物を含有する実施例1〜9の感光性組成物は、硬化速度、耐擦過性及び耐薬品性に優れていた。これに対し、アントラセン9,10−ジエーテル化合物を含有しない比較例1の組成物は、硬化速度、耐擦過性及び耐薬品性のいずれもが劣っていた。また、本発明の範囲外のシラン化合物を硬化成分として含有する比較例2の組成物も、硬化速度、耐擦過性及び耐薬品性のいずれもが劣っていた。
本発明の感光性組成物は、UV−LEDを用いた光照射によって硬化するので、UV硬化型インクとして各種の印刷分野で使用することができるだけでなく、UV−LEDを用いた光照射による硬化する材料が必要な各種の分野で広く利用できる。
Claims (6)
- (A)下記式(1)で示されるアントラセン−9,10−ジエーテル化合物、
(式(1)中、Rは、それぞれ独立に、置換基を有してもよい炭素数1から12までの直鎖状または分岐状のアルキル基を表し、該置換基は、水酸基、アリール基、ビニル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、アセトキシ基、(メタ)アクリルオキシ基又はグリシジル基であり、X及びYは、同一であっても異なってもよく、水素原子、アルキル基、水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、カルボキシル基又はスルホン酸基である。)
及び、
(B)下記式(2)で示されるシラン化合物、
(式中、R1、R2およびR3は、それぞれ独立に、水酸基、炭素数1〜5のアルコキシまたはアセトキシであり、R1、R2およびR3の少なくとも一つは炭素数1〜5のアルコキシまたはアセトキシであり、nは1以上の整数である。)を少なくとも含有してなる感光性組成物。 - さらに、(D)カチオン重合開始剤、を含む請求項1に記載の組成物。
- さらに、(E)有機ホウ素化合物を含む、請求項1又は2記載の組成物。
- さらに、(C)N−ニトロソ−N−フェニルヒドロキシアミンアルミニウム塩を含む、請求項1〜3の何れか1項の組成物。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載の感光性組成物を印刷し、光照射によって硬化させる印刷物の印刷方法。
- 請求項1〜4の何れか1項に記載の感光性組成物を膜状に保持してなる印刷版。
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KR20220078729A (ko) * | 2017-03-01 | 2022-06-10 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 감광성 수지 조성물 |
-
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KR20220078729A (ko) * | 2017-03-01 | 2022-06-10 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 감광성 수지 조성물 |
KR102500912B1 (ko) | 2017-03-01 | 2023-02-16 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 감광성 수지 조성물 |
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