JP2018016532A - ポリマーセメント系組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水再分散性樹脂粉末100重量部と、アクリル樹脂単独、あるいはフッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体60〜120重量部からなり、MFT(最低造膜温度)を0℃以下に設定した樹脂エマルジョン(固形分換算)2〜6重量部と、前記水再分散性樹脂粉末と樹脂エマルジョンとの総和が水硬性セメントに対して(固形分換算)25〜55重量%と、水硬性セメントに対して100〜600重量%の無機フィラーとよりなるポリマーセメント系組成物。
【選択図】なし
Description
1)白華…形成膜中のカルシウム成分が表面に析出する現象(エフロレツセンス)
2)樹脂の再乳化…降雨等の水により固化した樹脂が再乳化し、再び固化して白色を呈する現象
3)退色…陽に当たって色があせてゆく現象
請求項2の発明によれば、フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンとして、フッ素樹脂を質量平均分子量(Mw)が3000〜40000のものとしたため耐候性に優れた塗膜が得られ、かつ粘度が適度となって塗料の製造が容易であり、優れた外観の塗膜が得られる。
請求項3の発明によれば、フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、フッ素樹脂として共重合体中のフルオロオレフィンに基づく重合単位の割合が20〜70モル%であるフルオロオレフィンと共重合性単量体との共重合体からなるフルオロオレフィン系共重合体としたため、非常に耐候性に優れた塗膜が得られる。
請求項4の発明によれば、フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、水分散型樹脂をソープフリー型のアクリルエマルジョンとし、かつMFT(最低造膜温度)を0℃以下に設定したため、樹脂の弾性が向上して吹付け機ノズルからの吐出性が改善され、塗着後の表面が緻密で平滑な塗膜が得られ、低温下での造膜性が向上し、再乳化による塗膜の白化が防止できる。
以上のように請求項5の発明によれば、コテ仕上げに好適に適用可能であるばかりか、請求項6の発明のように吹付け仕上げにも好適に適用可能である。
請求項7の発明によれば、着色剤の添加により任意の色彩を表現することができる。
なお、本発明に係るポリマーセメント系組成物は、ポリマーセメントモルタルのみならず、ポリマーセメントコンクリートにも適用することが出来るものである。
なお、フッ素樹脂を質量平均分子量(Mw)が3000〜40000のものとすることにより耐候性に優れた塗膜が得られ、かつ粘度が適度となって塗料の製造が容易であり、優れた外観の塗膜が得られる。
吹付施工や流し塗りでは、流動性を良くするためにP/C比が50〜200%が使用されるが、表面乾燥しやすく、通常1〜2mm程度で数回の重ね塗りが必要となる。本発明では、P/C比が固形分換算で25〜55%で水再分散性樹脂粉末と水分散型樹脂エマルジョンを100重量部:固形分換算で60〜120重量部とすることでコテ塗り、厚塗りが可能である。本発明にかかる組成物は、湿潤面や乾いた素地に直接塗付しても充分に効果が発揮されるが、適度の乾燥面でシーラー処理や下地調整することはより好ましいことである。また、コテ仕上げ時において、コテを水で湿らせて仕上げることでよりきれいな仕上げ面を得ることが出来るが、これは全く問題のないものである。
(評価方法と判定)
1.吹き付け性
予め水打ちを行った、300×300×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、10000〜1500cpsに粘度調整した各試料を1.5〜2.0kg/m2 程度吹き付け、吐出状態並びに基材への被覆状態、更に乾燥後の仕上り状態の外観を観察した。
(1)作業性の判定
○:試料が連続的に吐出し、噴霧状態にムラがなく、基材を均一に被覆していて、十分な膜厚が得られる。
△:試料の吐出に途切れを生じ、噴霧状態にムラが多く、部分的に基材への被覆不足がある。さらに、膜厚が不均一である。
×:試料の吐出が不連続で、噴霧状態にムラがあり、広範囲に飛散して基材への被覆が不均一である。
さらに、全体的に膜厚も薄い。
(2)仕上り性
○:乾燥した仕上り面が滑らかで空隙がなく、緻密である。
△:乾燥した仕上り面は滑らかであるが、細かな空隙があり、緻密性に劣る。
×:乾燥した仕上り面が粗く、空隙が多く多孔質である。
予め水打ちを行った、300×150×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、10000〜1500cpsに粘度調整した各試料を1.5〜2.0kg/m2 程度吹き付け、雨がかりのない室外(注)で7日間乾燥し、外観観察により白色粉化物(エフロレッセンスの結晶)の析出の有無を確認した。
更に、上記試験片を外観観察した後、屋外(注)で水に24時間浸漬し、乾燥後の外観観察を行った。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜19日
上記期間の屋外気温
(1)乾燥後
○:目視において白色粉化物は認められず、指触においても粉化物によるザラツキ感は認められない。
△:目視において部分的に白色粉化物が認められ、指触においても粉化物によるザラツキ感がある。
×:目視において全体に白色粉化物が認めれ、指触においてもはっきりと粉化物によるザラツキ感がある。
(2)浸漬後
○:白色粉化物は認めらない。
△:喫水線付近に、白色粉化物が強く認められた。
×:浸漬していた箇所全体に白色粉化物が認められた。
予め水打ちを行った、300×150×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、10000〜1500cpsに粘度調整した各試料を1.5〜2.0kg/m2 程度吹き付け、雨がかりのない室外(注)で3日間乾燥し、屋内(注)で水に24時間浸漬し、水に濡れた湿潤状態と完全な乾燥状態を目視観察した。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜14日
上記期間の屋外気温
(1)直後
○:目視において白色変化は全く認められない。
△:目視において若干白色変化が認められる。
×:目視においてはっきりと白色変化が認められる。
(2)乾燥後
○:目視において白色変化は全く認められない。
△:目視において若干白色変化が認められる。
×:目視においてはっきりと白色変化が認められる。
室外(注1)にて、予め水打ちを行った、300×150×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、10000〜1500cpsに粘度調整した各試料を1.5〜2.0kg/m2 程度吹き付け、その状態で7日間乾燥(養生)し、試験体として5ヶ年間屋外暴露を実施した後試験体の表面を目視観察した。判定には試験体と同方法で作製した保存板(注2)との比較で差異を確認した。
更に、指触によって指先が茶褐色を呈するかの確認を行った。
注1 場所:山梨県笛吹市
試験体作成から養生時期:2010年12月9〜16日
上記期間の屋外気温
注2 紫外線劣化を防ぐために、室内の暗所にて保管した。
(1)外観
○:保存板と比較して差異が認められない。
△:保存板と比較して若干の退色傾向が認められる。
×:保存板と比較して明らかに退色傾向が認められる。
(2)指触
○:茶褐色の付着物は認められない。
△:若干の茶褐色の付着物が認められる。
×:多量の茶褐色の付着物が認められる。
1)白華…形成膜中のカルシウム成分が表面に析出する現象(エフロレツセンス)
2)樹脂の再乳化…降雨等の水により固化した樹脂が再乳化し、再び固化して白色を呈する現象
3)退色…陽に当たって色があせてゆく現象
表5における粉体と混和液の合計を100重量部として水再分散性樹脂粉末5重量部と、前記粉体と混和液の合計を100重量部としてアクリル樹脂単独かあるいはフッ素樹脂とアクリル樹脂の混合体または共重合体の水分散型樹脂(樹脂エマルジョン)12.5〜13.8重量部からなり、
前記粉体と混和液の合計を100重量部としてMFT(最低造膜温度)を0℃以下に設定した水分散型樹脂(樹脂エマルジョン)が固形分換算5〜7重量部と、
前記水再分散性樹脂粉末の有効成分(表5の注5に示す)との総和が水硬性セメント100重量部に対して25〜35重量%と、
水硬性セメント100重量部に対して100〜300重量%の無機フィラーからなることを特徴とするものである。
請求項2の発明によれば、フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンとして、フッ素樹脂を質量平均分子量(Mw)が3000〜40000のものとしたため耐候性に優れた塗膜が得られ、かつ粘度が適度となって塗料の製造が容易であり、優れた外観の塗膜が得られる。
請求項3の発明によれば、フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、フッ素樹脂として共重合体中のフルオロオレフィンに基づく重合単位の割合が20〜70モル%であるフルオロオレフィンと共重合性単量体との共重合体からなるフルオロオレフィン系共重合体としたため、非常に対候性に優れた塗膜が得られる。
請求項4の発明によれば、フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、水分散型樹脂をソープフリー型のアクリルエマルジョンとし、かつMFT(最低造膜温度)を0℃以下に設定したため、樹脂の弾性が向上して吹付け機ノズルからの吐出性が改善され、塗着後の表面が緻密で平滑な塗膜が得られ、低温下での造膜性が向上し、再乳化による塗膜の白化が防止できる。
以上のように請求項5の発明によれば、コテ仕上げに好適に適用可能であるばかりか、請求項6の発明のように吹付け仕上げにも好適に適用可能である。
請求項7の発明によれば、着色剤の添加により任意の色彩を表現することができる。
なお、本発明に係るポリマーセメント系組成物は、ポリマーセメントモルタルのみならず、ポリマーセメントコンクリートにも適用せしめることが出来るものである。
本発明で使用する水再分散性樹脂粉末は、住友化学工業株式会社製のスミカフレックス(登録商標)RP−100S、RP−110、三菱化学ビーエーエスエフ株式会社製のアクロナール(登録商標)DS−6029、DS−6031、ヘキスト合成株式会社製のモビニル(登録商標)DM−200、DM−289、843、SA、E45等の商品名で市販されている。なお、かかる水再分散性樹脂粉末の製造方法については、特開昭47−8188号公報、特開昭59−199703号公報、特開平6−24820号公報、特願平4−185606号公報,特開平7−53730号公報,特公平7−30221号公報,特開平7−138062号公報,特開平7−187741号公報,特開平7−18086号公報、米国特許第4704416号明細書,米国特許第3784648号明細書,米国特許第5118751号明細書等や文献に開示されている。
なお、フッ素樹脂を質量平均分子量(Mw)が3000〜40000のものとすることにより耐候性に優れた塗膜が得られ、かつ粘度が適度となって塗料の製造が容易であり、優れた外観の塗膜が得られる。
吹付施工や流し塗りでは、流動性を良くする為にP/C比が50〜200%が使用されるが、表面乾燥しやすく、通常1〜2mm程度で数回の重ね塗りが必要となる。本発明では、P/C比が固形分換算で25〜55%で水再分散性樹脂粉末と水分散型樹脂エマルジョンを100:固形分換算で60〜120重量比とすることでコテ塗り、厚塗りが可能である。本発明にかかる組成物は、湿潤面や乾いた素地に直接塗付しても充分に効果が発揮されるが、適度の乾燥面でシーラー処理や下地調整することはより好ましいことである。また、コテ仕上げ時において、コテを水で湿らせて仕上げることでよりきれいな仕上げ面を得ることが出来るが、これは全く問題のないものである。
(評価方法と判定)
1.吹き付け性
冬季の室外(注)において、予め水打ちを行った、300×300×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、各試料に対して外割で5〜10wt%の水を加え粘度を10000〜15000cpsに調整し、塗着量が1.5〜2.0kg/m2 程度になるよう吹き付け、吐出状態並びに基材への被覆状態、更に乾燥後の仕上り状態の外観を観察した。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜11日
上記期間の屋外気温:
(1)作業性の判定
○:試料が連続に吐出し、噴霧状態にムラがなく、基材を均一に被覆していて、十分な膜厚が得られる。
△:試料の吐出に途切れを生じ、噴霧状態にムラが多く、部分的に基材への被覆不足がある。さらに、膜厚が不均一である。
×:試料の吐出が不連続で、噴霧状態にムラがあり、広範囲に飛散して基材への被覆が不均一である。
さらに、全体的に膜厚も薄い。
(2)仕上り性
○:乾燥した仕上り面が滑らかで空隙がなく、撤密である。
△:乾燥した仕上り面は滑らかであるが、細かな空隙があり、撤密性に劣る。
×:乾燥した仕上り面が粗く、空隙が多く多孔質である。
冬季の室外において、予め水打ちを行った、300×300×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、各試料に対して外割で5〜10wt%の水を加え粘度を10000〜15000cpsに調整し、塗着量が1.5〜2.0kg/m2 程度になるよう吹き付け、雨がかりのない室外で7日間乾燥し、外観観察により白色粉化物(エフロレッセンスの結晶)の析出の有無を確認した。
さらに、上記試験片を外観観察した後、屋外(注)で水に24時間浸潰し、乾燥後の外観観察を行った。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜11日
上記期間の屋外気温:(1)乾燥後
○:目視において白色粉化物は認められず、指触においても粉化物によるザラツキ感は認められない。
△:目視において部分的に白色粉化物が認められ、指触においても粉化物によるザラツキ感がある。
×:目視において全体に白色粉化物が認められ、指触においてもはっきりと粉化物によるザラツキ感がある。
(2)浸漬後
○:白色粉化物は認めらない。
△:喫水線付近に、白色粉化物が強く認められた。
×:浸潰していた箇所全体に白色粉化物が認められた。
予め水打ちを行った、300×150×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、10000〜15000cpsに粘度調整した各試料を1.5〜2.0kg/m2 程度吹き付け、雨がかりのない室外(注)で3日間乾燥し、屋内で水に24時間浸漬し、水に濡れた湿潤状態と完全な乾燥状態を目視観察した。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜14日
上記期間の屋外気温
(1)直後
○:目視において白色変化は全く認められない。
△:目視において若干白色変化が認められる。
×:目視においてはっきりと白色変化が認められる。
(2)乾燥後
○:目視において白色変化は全く認められない。
△:目視において若干白色変化が認められる。
×:目視においてはっきりと白色変化が認められる。
冬季の室外において、予め水打ちを行った、300×300×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、各試料に対して外割で5〜10wt%の水を加え粘度を10000〜15000cpsに調整し、塗着量が1.5〜2.0kg/m2 程度になるよう吹き付け、雨がかりのない室外で7日間乾燥し、試験体として5ヶ年間屋外暴露を実施した後試験体の表面を目視観察した。判定には試験体と同方法で作製した保存板(注2)との比較で差異を確認した。
さらに、指触によって指先が茶褐色を呈するかの確認を行った。
試験体作成から養生時期:2010年12月9〜16日
上記期間の屋外気温
注2 紫外線劣化を防ぐために、室内の暗所にて保管した。
(1)外観
○:保存板と比較して差異が認められない。
△:保存板と比較して若干の退色傾向が認められる。
×:保存板と比較して明らかに退色傾向が認められる。
(2)指触
○:茶褐色の付着物は認められない。
△:若干の茶褐色の付着物が認められる。
×:多量の茶褐色の付着物が認められる。
1)白華…形成膜中のカルシウム成分が表面に析出する現象(エフロレツセンス)
2)樹脂の再乳化…降雨等の水により固化した樹脂が再乳化し、再び固化して白色を呈する現象
3)退色…陽に当たって色があせてゆく現象
水再分散性樹脂粉末とセメントと骨材と着色顔料とからなる粉体と、エマルション樹脂と造膜助剤と消泡剤と粘度調整剤とからなる混和液の合計を100重量部として水再分散性樹脂粉末5重量部と、
前記粉体と混和液の合計を100重量部としてフッ素樹脂とアクリル樹脂の混合体のエマルション樹脂12.5〜13.6重量部を含み、
前記粉体と混和液の合計を100重量部としてMFT(最低造膜温度)を0℃以下に設定したエマルション樹脂が固形分換算5〜7重量部と、
前記水再分散性樹脂粉末と前記エマルション樹脂との総和が水硬性セメント100重量部に対して25〜35重量部と、
水硬性セメント100重量部に対して100〜300重量部の無機フィラーを含むことを特徴とするポリマーセメント系組成物。
請求項2の発明によれば、フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンとして、フッ素樹脂を質量平均分子量(Mw)が3000〜40000のものとしたため耐候性に優れた塗膜が得られ、かつ粘度が適度となって塗料の製造が容易であり、優れた外観の塗膜が得られる。
請求項3の発明によれば、フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、フッ素樹脂として共重合体中のフルオロオレフィンに基づく重合単位の割合が20〜70モル%であるフルオロオレフィンと共重合性単量体との共重合体からなるフルオロオレフィン系共重合体としたため、非常に対候性に優れた塗膜が得られる。
請求項4の発明によれば、フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、水分散型樹脂をソープフリー型のアクリルエマルジョンとし、かつMFT(最低造膜温度)を0℃以下に設定したため、樹脂の弾性が向上して吹付け機ノズルからの吐出性が改善され、塗着後の表面が緻密で平滑な塗膜が得られ、低温下での造膜性が向上し、再乳化による塗膜の白化が防止できる。
以上のように請求項5の発明によれば、コテ仕上げに好適に適用可能であるばかりか、請求項6の発明のように吹付け仕上げにも好適に適用可能である。
請求項7の発明によれば、着色剤の添加により任意の色彩を表現することができる。
なお、本発明に係るポリマーセメント系組成物は、ポリマーセメントモルタルのみならず、ポリマーセメントコンクリートにも適用せしめることが出来るものである。
本発明で使用する水再分散性樹脂粉末は、住友化学工業株式会社製のスミカフレックス(登録商標)RP−100S、RP−110、三菱化学ビーエーエスエフ株式会社製のアクロナール(登録商標)DS−6029、DS−6031、ヘキスト合成株式会社製のモビニル(登録商標)DM−200、DM−289、843、SA、E45等の商品名で市販されている。なお、かかる水再分散性樹脂粉末の製造方法については、特開昭47−8188号公報、特開昭59−199703号公報、特開平6−24820号公報、特願平4−185606号公報,特開平7−53730号公報,特公平7−30221号公報,特開平7−138062号公報,特開平7−187741号公報,特開平7−18086号公報、米国特許第4704416号明細書,米国特許第3784648号明細書,米国特許第5118751号明細書等や文献に開示されている。
なお、フッ素樹脂を質量平均分子量(Mw)が3000〜40000のものとすることにより耐候性に優れた塗膜が得られ、かつ粘度が適度となって塗料の製造が容易であり、優れた外観の塗膜が得られる。
吹付施工や流し塗りでは、流動性を良くする為にP/C比が50〜200%が使用されるが、表面乾燥しやすく、通常1〜2mm程度で数回の重ね塗りが必要となる。本発明では、P/C比が固形分換算で25〜55%で水再分散性樹脂粉末と水分散型樹脂エマルジョンを100:固形分換算で60〜120重量比とすることでコテ塗り、厚塗りが可能である。本発明にかかる組成物は、湿潤面や乾いた素地に直接塗付しても充分に効果が発揮されるが、適度の乾燥面でシーラー処理や下地調整することはより好ましいことである。また、コテ仕上げ時において、コテを水で湿らせて仕上げることでよりきれいな仕上げ面を得ることが出来るが、これは全く問題のないものである。
(評価方法と判定)
1.吹き付け性
冬季の室外(注)において、予め水打ちを行った、300×300×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、各試料の粘度を10000〜15000cpsに調整し、塗着量が1.5〜2.0kg/m2 程度になるよう吹き付け、吐出状態並びに基材への被覆状態、更に乾燥後の仕上り状態の外観を観察した。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜11日
上記期間の屋外気温:
(1)作業性の判定
○:試料が連続に吐出し、噴霧状態にムラがなく、基材を均一に被覆していて、十分な膜厚が得られる。
△:試料の吐出に途切れを生じ、噴霧状態にムラが多く、部分的に基材への被覆不足がある。さらに、膜厚が不均一である。
×:試料の吐出が不連続で、噴霧状態にムラがあり、広範囲に飛散して基材への被覆が不均一である。
さらに、全体的に膜厚も薄い。
(2)仕上り性
○:乾燥した仕上り面が滑らかで空隙がなく、撤密である。
△:乾燥した仕上り面は滑らかであるが、細かな空隙があり、撤密性に劣る。
×:乾燥した仕上り面が粗く、空隙が多く多孔質である。
冬季の室外において、予め水打ちを行った、300×300×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、各試料の粘度を10000〜15000cpsに調整し、塗着量が1.5〜2.0kg/m2 程度になるよう吹き付け、雨がかりのない室外で7日間乾燥し、外観観察により白色粉化物(エフロレッセンスの結晶)の析出の有無を確認した。
さらに、上記試験片を外観観察した後、屋外(注)で水に24時間浸潰し、乾燥後の外観観察を行った。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜11日
上記期間の屋外気温:(1)乾燥後
○:目視において白色粉化物は認められず、指触においても粉化物によるザラツキ感は認められない。
△:目視において部分的に白色粉化物が認められ、指触においても粉化物によるザラツキ感がある。
×:目視において全体に白色粉化物が認められ、指触においてもはっきりと粉化物によるザラツキ感がある。
(2)浸漬後
○:白色粉化物は認めらない。
△:喫水線付近に、白色粉化物が強く認められた。
×:浸潰していた箇所全体に白色粉化物が認められた。
予め水打ちを行った、300×150×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、10000〜15000cpsに粘度調整した各試料を1.5〜2.0kg/m2 程度吹き付け、雨がかりのない室外(注)で3日間乾燥し、屋内で水に24時間浸漬し、水に濡れた湿潤状態と完全な乾燥状態を目視観察した。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜14日
上記期間の屋外気温
(1)直後
○:目視において白色変化は全く認められない。
△:目視において若干白色変化が認められる。
×:目視においてはっきりと白色変化が認められる。
(2)乾燥後
○:目視において白色変化は全く認められない。
△:目視において若干白色変化が認められる。
×:目視においてはっきりと白色変化が認められる。
冬季の室外において、予め水打ちを行った、300×300×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、各試料の粘度を10000〜15000cpsに調整し、塗着量が1.5〜2.0kg/m2 程度になるよう吹き付け、雨がかりのない室外で7日間乾燥し、試験体として5ヶ年間屋外暴露を実施した後試験体の表面を目視観察した。判定には試験体と同方法で作製した保存板(注2)との比較で差異を確認した。
さらに、指触によって指先が茶褐色を呈するかの確認を行った。
試験体作成から養生時期:2010年12月9〜16日
上記期間の屋外気温
注2 紫外線劣化を防ぐために、室内の暗所にて保管した。
(1)外観
○:保存板と比較して差異が認められない。
△:保存板と比較して若干の退色傾向が認められる。
×:保存板と比較して明らかに退色傾向が認められる。
(2)指触
○:茶褐色の付着物は認められない。
△:若干の茶褐色の付着物が認められる。
×:多量の茶褐色の付着物が認められる。
1)白華…形成膜中のカルシウム成分が表面に析出する現象(エフロレツセンス)
2)樹脂の再乳化…降雨等の水により固化した樹脂が再乳化し、再び固化して白色を呈する現象
3)退色…陽に当たって色があせてゆく現象
水再分散性樹脂粉末とセメントと骨材と着色顔料とからなる粉体と、エマルジョン樹脂と造膜助剤と消泡剤と粘度調整剤とからなる混和液の合計を100重量部として水再分散性樹脂粉末5重量部と、
前記粉体と混和液の合計を100重量部としてフッ素樹脂とアクリル樹脂の混合体のエマルジョン樹脂12.5〜13.6重量部を含み、
前記粉体と混和液の合計を100重量部としてMFT(最低造膜温度)を0℃以下に設定したエマルジョン樹脂が固形分換算5〜7重量部と、
前記水再分散性樹脂粉末と前記エマルジョン樹脂との総和が水硬性セメント100重量部に対して25〜35重量部と、
水硬性セメント100重量部に対して100〜300重量部の無機フィラーを含むことを特徴とするポリマーセメント系組成物。
請求項2の発明によれば、フッ素樹脂とアクリル樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンとして、フッ素樹脂を質量平均分子量(Mw)が3000〜40000のものとしたため耐候性に優れた塗膜が得られ、かつ粘度が適度となって塗料の製造が容易であり、優れた外観の塗膜が得られる。
請求項3の発明によれば、フッ素樹脂とアクリル樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、フッ素樹脂として共重合体中のフルオロオレフィンに基づく重合単位の割合が20〜70モル%であるフルオロオレフィンと共重合性単量体との共重合体からなるフルオロオレフィン系共重合体としたため、非常に対候性に優れた塗膜が得られる。
請求項4の発明によれば、フッ素樹脂とアクリル樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、アクリル樹脂をソープフリー型のアクリルエマルジョンとし、かつMFT(最低造膜温度)を0℃以下に設定したため、樹脂の弾性が向上して吹付け機ノズルからの吐出性が改善され、塗着後の表面が緻密で平滑な塗膜が得られ、低温下での造膜性が向上し、再乳化による塗膜の白化が防止できる。
以上のように請求項5の発明によれば、コテ仕上げに好適に適用可能であるばかりか、請求項6の発明のように吹付け仕上げにも好適に適用可能である。
請求項7の発明によれば、着色剤の添加により任意の色彩を表現することができる。
なお、本発明に係るポリマーセメント系組成物は、ポリマーセメントモルタルのみならず、ポリマーセメントコンクリートにも適用せしめることが出来るものである。
本発明で使用する水再分散性樹脂粉末は、住友化学工業株式会社製のスミカフレックス(登録商標)RP−100S、RP−110、三菱化学ビーエーエスエフ株式会社製のアクロナール(登録商標)DS−6029、DS−6031、ヘキスト合成株式会社製のモビニル(登録商標)DM−200、DM−289、843、SA、E45等の商品名で市販されている。なお、かかる水再分散性樹脂粉末の製造方法については、特開昭47−8188号公報、特開昭59−199703号公報、特開平6−24820号公報、特願平4−185606号公報,特開平7−53730号公報,特公平7−30221号公報,特開平7−138062号公報,特開平7−187741号公報,特開平7−18086号公報、米国特許第4704416号明細書,米国特許第3784648号明細書,米国特許第5118751号明細書等や文献に開示されている。
なお、フッ素樹脂を質量平均分子量(Mw)が3000〜40000のものとすることにより耐候性に優れた塗膜が得られ、かつ粘度が適度となって塗料の製造が容易であり、優れた外観の塗膜が得られる。
吹付施工や流し塗りでは、流動性を良くする為にP/C比が50〜200%が使用されるが、表面乾燥しやすく、通常1〜2mm程度で数回の重ね塗りが必要となる。本発明では、P/C比が固形分換算で25〜55%で水再分散性樹脂粉末と水分散型樹脂エマルジョンを100:固形分換算で60〜120重量比とすることでコテ塗り、厚塗りが可能である。本発明にかかる組成物は、湿潤面や乾いた素地に直接塗付しても充分に効果が発揮されるが、適度の乾燥面でシーラー処理や下地調整することはより好ましいことである。また、コテ仕上げ時において、コテを水で湿らせて仕上げることでよりきれいな仕上げ面を得ることが出来るが、これは全く問題のないものである。
(評価方法と判定)
1.吹き付け性
冬季の室外(注)において、予め水打ちを行った、300×300×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、各試料の粘度を10000〜15000cpsに調整し、塗着量が1.5〜2.0kg/m2 程度になるよう吹き付け、吐出状態並びに基材への被覆状態、更に乾燥後の仕上り状態の外観を観察した。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜11日
上記期間の屋外気温:
(1)作業性の判定
○:試料が連続に吐出し、噴霧状態にムラがなく、基材を均一に被覆していて、十分な膜厚が得られる。
△:試料の吐出に途切れを生じ、噴霧状態にムラが多く、部分的に基材への被覆不足がある。さらに、膜厚が不均一である。
×:試料の吐出が不連続で、噴霧状態にムラがあり、広範囲に飛散して基材への被覆が不均一である。
さらに、全体的に膜厚も薄い。
(2)仕上り性
○:乾燥した仕上り面が滑らかで空隙がなく、撤密である。
△:乾燥した仕上り面は滑らかであるが、細かな空隙があり、撤密性に劣る。
×:乾燥した仕上り面が粗く、空隙が多く多孔質である。
冬季の室外において、予め水打ちを行った、300×300×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、各試料の粘度を10000〜15000cpsに調整し、塗着量が1.5〜2.0kg/m2 程度になるよう吹き付け、雨がかりのない室外で7日間乾燥し、外観観察により白色粉化物(エフロレッセンスの結晶)の析出の有無を確認した。
さらに、上記試験片を外観観察した後、屋外(注)で水に24時間浸潰し、乾燥後の外観観察を行った。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜11日
上記期間の屋外気温:(1)乾燥後
○:目視において白色粉化物は認められず、指触においても粉化物によるザラツキ感は認められない。
△:目視において部分的に白色粉化物が認められ、指触においても粉化物によるザラツキ感がある。
×:目視において全体に白色粉化物が認められ、指触においてもはっきりと粉化物によるザラツキ感がある。
(2)浸漬後
○:白色粉化物は認めらない。
△:喫水線付近に、白色粉化物が強く認められた。
×:浸潰していた箇所全体に白色粉化物が認められた。
予め水打ちを行った、300×150×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、10000〜15000cpsに粘度調整した各試料を1.5〜2.0kg/m2 程度吹き付け、雨がかりのない室外(注)で3日間乾燥し、屋内で水に24時間浸漬し、水に濡れた湿潤状態と完全な乾燥状態を目視観察した。
試験体の作製から試験終了までの時期:2010年12月9〜14日
上記期間の屋外気温
(1)直後
○:目視において白色変化は全く認められない。
△:目視において若干白色変化が認められる。
×:目視においてはっきりと白色変化が認められる。
(2)乾燥後
○:目視において白色変化は全く認められない。
△:目視において若干白色変化が認められる。
×:目視においてはっきりと白色変化が認められる。
冬季の室外において、予め水打ちを行った、300×300×6mmのスレート板を垂直に立掛け、ノズル口径6mmのリシンガンを用いて、各試料の粘度を10000〜15000cpsに調整し、塗着量が1.5〜2.0kg/m2 程度になるよう吹き付け、雨がかりのない室外で7日間乾燥し、試験体として5ヶ年間屋外暴露を実施した後試験体の表面を目視観察した。判定には試験体と同方法で作製した保存板(注2)との比較で差異を確認した。
さらに、指触によって指先が茶褐色を呈するかの確認を行った。
試験体作成から養生時期:2010年12月9〜16日
上記期間の屋外気温
注2 紫外線劣化を防ぐために、室内の暗所にて保管した。
(1)外観
○:保存板と比較して差異が認められない。
△:保存板と比較して若干の退色傾向が認められる。
×:保存板と比較して明らかに退色傾向が認められる。
(2)指触
○:茶褐色の付着物は認められない。
△:若干の茶褐色の付着物が認められる。
×:多量の茶褐色の付着物が認められる。
Claims (7)
- 水再分散性樹脂粉末100重量部と、アクリル樹脂単独、あるいはフッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体(固形分換算)60〜120重量部からなり、MFT(最低造膜温度)を0℃以下に設定した樹脂エマルジョン(固形分換算)2〜6重量部と、前記水再分散性樹脂粉末と樹脂エマルジョンとの総和が水硬性セメントに対して(固形分換算)25〜55重量%と、水硬性セメントに対して100〜600重量%の無機フィラーとよりなることを特徴とするポリマーセメント系組成物。
- フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、フッ素樹脂を質量平均分子量(Mw)が3000〜40000としたことを特徴とする請求項1に記載のポリマーセメント系組成物。
- フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、フッ素樹脂として共重合体中のフルオロオレフィンに基づく重合単位の割合が20〜70モル%であるフルオロオレフィンと共重合性単量体との共重合体からなるフルオロオレフィン系共重合体としたことを特徴とする請求項1または2に記載のポリマーセメント系組成物。
- フッ素樹脂および水分散型樹脂の混合体又は共重合体からなる樹脂エマルジョンは、水分散型樹脂をソープフリー型のアクリルエマルジョンとしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のポリマーセメント系組成物。
- ポリマーセメント系組成物は、コテ仕上げに適用可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のポリマーセメント系組成物。
- ポリマーセメント系組成物は、吹付け仕上げに適用可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のポリマーセメント系組成物。
- ポリマーセメント系組成物は、任意に着色できることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のポリマーセメント系組成物。
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