JP2018016089A - 給油装置 - Google Patents

給油装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018016089A
JP2018016089A JP2016145256A JP2016145256A JP2018016089A JP 2018016089 A JP2018016089 A JP 2018016089A JP 2016145256 A JP2016145256 A JP 2016145256A JP 2016145256 A JP2016145256 A JP 2016145256A JP 2018016089 A JP2018016089 A JP 2018016089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing member
region
closing
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016145256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6693018B2 (ja
Inventor
波賀野 博之
Hiroyuki Hagano
博之 波賀野
徳彦 石原
Norihiko Ishihara
徳彦 石原
健太郎 榎本
Kentaro Enomoto
健太郎 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2016145256A priority Critical patent/JP6693018B2/ja
Publication of JP2018016089A publication Critical patent/JP2018016089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6693018B2 publication Critical patent/JP6693018B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】給油ノズルが挿入される挿入口の口元周辺の小型化を図る。【解決手段】給油ノズルの挿入口の口元側の挿入流路部を有するフィラーネックに装着されて入流路部を開閉する開閉機構は、第1、第2開閉部材を有する。第1開閉部材は、入流路部における中央領域を含む第1領域を閉鎖し、給油時には、挿入口に挿入された給油ノズルに押されて入流路部の径方向に向けてスライドし、第1領域を開く。第2開閉部材は、第1開閉部材よりもノズル挿入側に位置して第1開閉部材と重なり、第1領域を除く入流路部の第2領域を閉鎖し、給油時には、挿入口に挿入された給油ノズルに押されて第1開閉部材と同方向にスライドし、第2領域を開く。【選択図】図2

Description

本発明は、給油装置に関する。
給油装置は、給油ノズルから供給される燃料を燃料タンクに導くために用いられ、給油ノズルの挿入口の口元に、ノズル挿入方向に沿って移動可能なフラップ弁を備える(例えば、特許文献1)。このフラップ弁は、給油の際に、給油ノズルの先端で押されて挿入口の奥側に傾動して、挿入口を開く。
特開2013−203277号公報
こうした給油装置では、常に小型化の要請があるものの、フラップ弁を用いた給油装置では、フラップ弁を挿入口の全てを閉じることができる大きさとした上で、可動範囲を挿入口の軸芯に沿って挿入口奥側に確保する必要があり、こうした制約により小型化に限界があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、給油装置が提供される。この給油装置は、給油ノズルから供給される燃料を燃料タンクに導く給油装置であって、前記給油ノズルが挿入される挿入口口元側の挿入流路部を有するフィラーネックと、該フィラーネックに装着されて前記挿入流路部を開閉する開閉機構とを備える。そして、この開閉機構は、前記挿入流路部における中央領域を含む第1領域を閉鎖する第1開閉部材であって、前記挿入流路部の径方向に向けてスライド可能な2以上のスライド部材を備え、前記挿入流路部に挿入された前記給油ノズルに前記スライド部材が押されて前記径方向に向けてスライドし前記第1領域を開く第1開閉部材と、該第1開閉部材よりも前記挿入流路部への前記給油ノズルの挿入側に位置して前記第1開閉部材と重なり、前記第1領域を除く前記挿入流路部の第2領域を閉鎖する第2開閉部材であって、前記第1開閉部材と同方向にスライド可能とされ、前記挿入流路部に挿入された前記給油ノズルに押されて前記径方向に向けてスライドし前記第2領域を開く第2開閉部材と、を備える。
この形態の給油装置では、口元周辺での挿入流路部の開閉に第1開閉部材と第2開閉部材とを用い、第1開閉部材については、挿入流路部の第1領域をスライド部材により開閉するものとし、第2開閉部材については、第1領域を除く挿入流路部の第2領域を開閉するものとする。よって、第1開閉部材と第2開閉部材とを挿入流路部の全域を閉じるようにする必要はない。しかも、この第1開閉部材のスライド部材と第2開閉部材とを、挿入流路部の開閉に際し、挿入流路部の径方向に向けてスライドすればよいので、両開閉部材のスライド範囲を挿入流路部の径方向に確保すれば足り、両開閉部材のスライド範囲を挿入口の軸芯に沿って確保する必要はない。これらの結果、この形態の給油装置によれば、給油ノズルが挿入される挿入口の口元周辺を、挿入流路部の径方向に沿っても、挿入流路部の軸芯に沿っても小型化できる。
(2)上記形態の給油装置において、前記開閉機構は、前記第1領域を開いた前記第1開閉部材に前記第1領域を閉鎖する側への復元力を及ぼすスプリングと、該復元力を前記第2開閉部材が前記第2領域を閉鎖する側への力として前記第1開閉部材から前記第2開閉部材に伝達する伝達部とを備えるようにしてもよい。こうすれば、第2開閉部材に第2領域を閉鎖する側へスライドさせる力を及ぼす別のスプリングが不要となるので、構成の簡略化を図ることができる。
(3)上記形態の給油装置において、前記伝達部は、前記第2開閉部材が前記第2領域を開放する側にスライドする際に前記第2開閉部材が前記給油ノズルから受ける力を、前記第1開閉部材の前記スライド部材に前記第1領域を開放する側の力として伝達するようにしてもよい。こうすれば、給油ノズルが第1開閉部材に到達する以前に、第1開閉部材を第1領域を開放する側にスライドさせるので、給油ノズルによる第1開閉部材におけるスライド部材の押し付けが確実に起こり、第1開閉部材のスライド部材による第1領域の開放が進む。また、第1領域を閉鎖する状態において、第1開閉部材のスライド部材を挿入流路部の径方向に沿ってより小さくできるので、より小型化に寄与できる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、給油ノズルが挿入される挿入口の開閉装置の形態で実現することができる。
給油ノズルから供給される燃料を車両の燃料タンクに導く給油装置の概要を示す説明図である。 フィラーネックを開閉機構と共に長手方向に断面視して示す説明図である。 開閉機構による口元側流路部の閉鎖の状況を開閉機構構成部材の分離図と共に概略的に説明する説明図である。 口元側流路部の閉鎖の状況を平面視して示す説明図である。 第1開閉部材と第2開閉部材の構成と組み付けの概略を示す説明図である。 給油ノズルの挿入に伴う開閉機構の第1開閉部材と第2開閉部材の挙動を時系列的に示す第1の説明図である。 給油ノズルの挿入に伴う開閉機構の第1開閉部材と第2開閉部材の挙動を示す第2の説明図である。 挿入完了の際の給油ノズルを下端開閉機構の挙動と関係付けて示す説明図である。
図1は給油ノズルFNから供給される燃料を車両の燃料タンクFTに導く給油装置FSの概要を示す説明図である。本実施形態の給油装置FSは、フィラーネック10と、燃料蒸気ポート26と、フィラーパイプFPと、逆止弁TVと、燃料蒸気チューブNTと、ガス放出弁BVと、装着部材FEと、を備えている。フィラーネック10は、装着部材FEにより後述の開閉機構50と共に車両の燃料給油部(図視略)に固定され、挿入口たる給油口FCへの給油ノズルFNの挿入を受け付ける。このフィラーネック10は、燃料タンクFTと、フィラーパイプFPおよび燃料蒸気チューブNTにより接続されている。フィラーパイプFPは、例えば、2箇所に蛇腹構造を有する樹脂製のチューブであり、一定の範囲において、伸縮し、湾曲可能である。このフィラーパイプFPは、逆止弁TVを介して、燃料タンクFTと接続されている。給油口FCに挿入された給油ノズルFNから吐出された燃料は、フィラーネック10が形成する後述の燃料流路とフィラーパイプFPを経て、逆止弁TVから、燃料タンクFTに導かれる。なお、逆止弁TVは、燃料タンクFTからフィラーパイプFPへの燃料の逆流を防止する。
燃料蒸気チューブNTは、一端がガス放出弁BVを介して燃料タンクFTと接続され、他端がフィラーネック10から突出した燃料蒸気ポート26に接続されている。ガス放出弁BVは、燃料蒸気チューブNTを燃料タンクFTに接続する継手として機能する。燃料蒸気が含まれるタンク内エアーは、ガス放出弁BVから、燃料蒸気チューブNTに流れ込む。燃料蒸気は、給油ノズルFNからの給油時に、供給された燃料と共にフィラーパイプFPを通って燃料タンクFTに導かれる。以下、給油装置FSの要部の構成について詳述する。
図2はフィラーネック10を開閉機構50と共に長手方向に断面視して示す説明図である。図示するように、フィラーネック10は、その下端に接続されたフィラーパイプFP(図1参照)を介して、給油ノズルFN(図1参照)から吐出される燃料を燃料タンクFTへ送るための機構であり、ネック本体20と、挿入流路形成部材30と、下端開閉機構40と、開閉機構50とを備える。フィラーネック10は、筒状形状のネック本体20にて、開閉機構50の側の給油口FCからネック本体末端まで燃料流路11を形成する。燃料流路11は、挿入流路形成部材30で区画されており、給油口FCの側が口元側流路部11uになり、下流側が挿入末端流路部11dとなっている。本実施例における口元側流路部11uは、給油ノズルFNの挿入を受け付ける挿入口の挿入口口元側の挿入流路部となる。
ネック本体20は、燃料流路11の上流側に、挿入流路形成部材30を装着して備え、燃料流路11の末端側をネック接続部25とする。このネック接続部25は、その外周部に環状突部25aを備える。フィラーパイプFPは、ネック接続部25に挿入されることにより、環状突部25aで抜止された状態にて、ネック接続部25に接続される。この他、ネック本体20は、ネック接続部25の基部周辺から、燃料蒸気ポート26を突出して備える。この燃料蒸気ポート26は、ネック本体20から分岐した管体であり、燃料流路11から分岐したエアー流路26Pを形成する。燃料蒸気ポート26にあっても、その外周部に環状突部26aを備え、燃料蒸気チューブNT(図1参照)は、燃料蒸気ポート26に挿入されることにより、環状突部26aで抜止された状態にて、燃料蒸気ポート26に接続される。燃料蒸気ポート26に接続された燃料蒸気チューブNTは、燃料タンクFT(図1参照)のタンク内の燃料蒸気を含むエアーを、給油時においてフィラーネック10へ還流させ、スムーズな給油をもたらす。なお、燃料蒸気ポート26は、フィラーネック10の外周であれば、どの位置に設けられても差し支えない。
ネック本体20は、ネック接続部25と燃料蒸気ポート26とを含め、耐燃料透過性に優れた樹脂材料、例えば、ナイロンなどのポリアミド(PA)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)などから形成されており、燃料の透過を抑える。なお、ネック本体20を内外層の2層構成とし、外層を、機械的強度に優れた樹脂材料、例えば、ポリエチレン(PE)などから形成するようにしてもよく、こうすれば、外層にて、ネック本体20の機械的強度、耐衝撃性を確保することができる。こうした外層として、ポリエチレンを用いた場合には、極性官能基としてマレイン酸変性した樹脂材料(変性ポリエチレン)を用いることができる。変性ポリエチレンは、PAと化学接着により接合することから、内層と接着する。
挿入流路形成部材30は、ネック本体20の上端開口側から燃料流路11に組み込まれて上端フランジ部で熱溶着され、弾性を有する環状のシール材31により、液密・気密に、ネック本体20の燃料流路11における口元側流路部11uに装着される。この挿入流路形成部材30は、環状のシールリップ壁32と、負圧解消弁機構33とを有するほか、給油ノズルFNにより開閉する下端開閉機構40を支持する。シールリップ壁32は、口元側流路部11uと挿入末端流路部11dの境界付近において燃料流路11を取り囲み、下端を燃料流路シールのための環状のリップ部とする。この挿入流路形成部材30は、ネック本体20と同様、耐燃料透過性を有するPAやEVOHなどから形成される。
負圧解消弁機構33は、挿入流路形成部材30の図示する厚肉部に組み込まれ、弁体34をスプリング35で保持する。弁体34は、先端部を開口36に差し込み、この開口を開閉する。開口36は、口元側流路部11uと挿入末端流路部11dの連続箇所に空けられて両流路部を連通させており、口元側流路部11uは、図示しない微小空隙を介して大気開放されている。よって、挿入末端流路部11dの側が負圧となると、弁体34は、圧力差によりスプリング35を縮める側に動いて開口36を開放するので、負圧解消弁機構33により負圧が解消される。負圧解消弁機構33の弁体34にあっても、PAやEVOHなどから形成される。
下端開閉機構40は、挿入流路形成部材30に組み込まれ、開閉部材41に弾性を有する環状のシール材42を装着して備える。この下端開閉機構40は、シール材42をシールリップ壁32の先端リップに押し当て、口元側流路部11uを開閉する。開閉部材41は、挿入流路形成部材30に組み込まれた図示しない軸受け部を中心に、図中矢印方向に回動可能とされ、挿入流路形成部材30に組み込まれた図示しないスプリングの付勢力を常時受ける。よって、下端開閉機構40は、給油ノズルFNが挿入されない非給油時において、開閉部材41のシール材42をシールリップ壁32の先端リップに押し当てて口元側流路部11uを閉鎖する。一方、給油ノズルFNが挿入された給油時には、開閉部材41が挿入された給油ノズルFNの先端で押されることから、下端開閉機構40は、開閉部材41をネック本体20の周壁側に回動させて、口元側流路部11uを開放し、当該流路部を挿入末端流路部11dに連通させる。下端開閉機構40の開閉部材41にあっても、PAやEVOHなどから形成される。
開閉機構50は、フィラーネック10を構成するネック本体20の上端に装着され、下端開閉機構40より上流側において、給油ノズルFNが挿入される口元側流路部11uを口元周辺で開閉する。この開閉機構50は、アンダーカバー60と、アッパーカバー70と、第1開閉部材80と、第2開閉部材90とを備える。これら各部材は、PAやEVOHなどから形成される。
アンダーカバー60は、挿入流路形成部材30のシールリップ壁32の流路内径側に位置する環状のノズル案内壁61を備え、この案内壁により、給油ノズルFN(図1参照)を下端開閉機構40に向けて案内する。アンダーカバー60は、ノズル案内壁61の基部周囲を、後述の第1開閉部材80のスライド移動面62とする。アッパーカバー70は、後述の第1開閉部材80と第2開閉部材90とが組み付け済みのアンダーカバー60に、スライド移動面62を覆うように組み付けられ、カバー下端側でアンダーカバー60に熱溶着される。熱溶着によるアンダー・アッパーの両カバーが一体とされた状態で、アッパーカバー70は、給油口FCを取り囲むカバー上壁71をスライド移動面62に対向させ、第1開閉部材80と第2開閉部材90のスライド領域77を形成する。上記したアンダー・アッパーの両カバーにあっても、PAやEVOHなどから形成される。
第1開閉部材80と第2開閉部材90は、共にツーパーツ品とされ、第1開閉部材80は、スライド領域77において、スライド移動面62に沿って図2における左右方向、則ち、口元側流路部11uの径方向に向けてスライド可能とされる。第2開閉部材90は、第1開閉部材80よりも給油口FCの側、則ち給油ノズルFNの挿入側に位置して第1開閉部材80と重なり、スライド領域77において、カバー上壁71の壁面に沿って口元側流路部11uの径方向に向けてスライド可能とされる。つまり、第2開閉部材90は、第1開閉部材80と同方向にスライド可能となる。以下、両開閉部材について詳述する。
図3は開閉機構50による口元側流路部11uの閉鎖の状況を概略的に説明する説明図であり、図4は口元側流路部11uの閉鎖の状況を平面視して示す説明図であり、図5は第1開閉部材80と第2開閉部材90の構成と組み付けの概略を示す説明図である。
図2と図3に示すように、第1開閉部材80は、第1パーツ81aと第2パーツ81bとを備える。第1パーツ81aと第2パーツ81bの両パーツは、図5に示すように、略半円弧状の形状をなして軸支ピン63に回動自在に軸支され、軸支ピン63に装着されたスプリング64の付勢力を受ける。スプリング64は、上記両パーツにおけるテーパー部85の下端の直線状の接合部85aが付き合わされるよう、第1パーツ81aと第2パーツ81bに付勢力を及ぼす。この状態で、第1パーツ81aと第2パーツ81bの両パーツで構成される第1開閉部材80は、口元側流路部11uを第1領域FR1において閉鎖する。つまり、スプリング64は、第1領域FR1を開いた第1開閉部材80の上記両パーツに第1領域FR1を閉鎖する側に復元力を及ぼすことになる。第1領域FR1は、図5に示すように、第1開閉部材80の外郭形状に倣った楕円形状の領域であり、給油ノズルFNの挿入口たる口元側流路部11uにおける中央領域を含む。第1パーツ81aと第2パーツ81bは、テーパー部85の下端の接合部85aを付き合わせるので、パーツ先端付き合わせ箇所において、防水・防塵の機能を発揮する。
第1パーツ81aと第2パーツ81bの両パーツは、スライド領域77におけるスライド移動面62において、口元側流路部11uの径方向に向けてスライド可能である。このスライド動作は、ピン挿入孔86に入り込んだ軸支ピン63を中心とした回動動作である。そして、第1開閉部材80を構成する第1パーツ81aと第2パーツ81bは、口元側流路部11uにおいて挿入過程にある給油ノズルFNに押されて、それぞれ口元側流路部11uの径方向に向けて逆向きにスライドし第1領域FR1を開く。この第1パーツ81aと第2パーツ81bは、本願における第1開閉部材が挿入流路部の径方向に向けてスライド可能な2以上のスライド部材に該当する。
第2開閉部材90は、第1開閉部材80と同様に、第1パーツ91aと第2パーツ91bとを備え、第1開閉部材80より車外側に位置する。第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツは、図3や図5に示すように、略半円弧状の形状をなして軸支ピン65に回動自在に軸支され、上記したスプリング64の付勢力を、後述するように、第1開閉部材80の第1パーツ81aと第2パーツ81bを介して受ける。スプリング64の付勢力は、上記両パーツにおけるテーパー部95の下端の円弧状領域部である第2凸部93両端が付き合わされる様に及ぶ。こうして両パーツ下端の第2凸部93の両端が付き合わされた状態で、第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツは、円弧状の第2凸部93を向かい合わせて開口部90hを形成し、この開口部90hに、第1領域FR1を閉鎖状態としている第1開閉部材80の第1パーツ81aと第2パーツ81bを、一部、露呈させる。そして、第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツで構成される第2開閉部材90は、第1開閉部材80で閉鎖済みの第1領域FR1を除く口元側流路部11uの領域であって第1領域FR1をその外側で囲む第2領域FR2をスライド領域77において閉鎖する。第2領域FR2は、図5に示すように、第2開閉部材90の外郭形状に倣った楕円形状の領域であり、開口部90hより外側の領域である。開口部90hの領域は第1領域FR1より狭いので、第2領域FR2は、第1領域FR1を除く口元側流路部11uの開口領域となる。
第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツは、スライド領域77において、アッパーカバー70のカバー上壁71と、第1領域FR1を閉鎖済みの第1開閉部材80を構成する第1パーツ81aと第2パーツ81bの上壁に挟まれた状態となる。そして、第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツは、この状態で口元側流路部11uの径方向に向けて逆方向にスライド可能である。このスライド動作も、ピン挿入孔97に入り込んだ軸支ピン63を中心とした回動動作である。そして、第2開閉部材90を構成する第1パーツ91aと第2パーツ91bは、口元側流路部11uにおいて挿入過程にある給油ノズルFNに押されて、それぞれ口元側流路部11uの径方向に向けて逆向きにスライドし、第1領域FR1を除く第2領域FR2を開く。
第1開閉部材80を構成する第1パーツ81aと第2パーツ81bの両パーツは、図2の拡大断面に示すように、パーツ上端に凸部82を備える。第2開閉部材90を構成する第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツは、図2の拡大断面に示すように、パーツ上端に第1凸部92を備え、パーツ下端に第2凸部93を備える。そして、第1開閉部材80の第1パーツ81aと第2パーツ81bの両パーツは、パーツ上端の凸部82を、第2開閉部材90の第1パーツ91aと第2パーツ91bの第2凸部93にそれぞれ係合させる。なお、凸部82と第2凸部93は、パーツ上端、或いはパーツ下端の一部に形成されている。
こうした係合により、第1開閉部材80の第1パーツ81aと第2パーツ81bの両パーツに第1領域FR1を閉鎖する側に及ぶスプリング64の付勢力は、第2開閉部材90を構成する第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツにそれぞれ伝達される。よって、第2開閉部材90は、スプリング64の付勢力を、第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツに第2領域FR2を閉鎖する側に受ける。つまり、第1開閉部材80の凸部82と第2開閉部材90の第2凸部93は、第1領域FR1を開いた第1開閉部材80に第1領域FR1を閉鎖する側に及ぼすスプリング64の付勢力(復元力)を第2開閉部材90が第2領域FR2を閉鎖する側への力として第1開閉部材80から第2開閉部材90に伝達する伝達部として機能する。
この他、第2開閉部材90の第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツは、パーツ上端の第1凸部92を、第2領域FR2の閉鎖状態において、アッパーカバー70における給油口FCの周壁突起72に係合させる。これにより、給油口FCは、給油口FCの周壁突起72に第1凸部92を係合させた第2開閉部材90の第1パーツ91aと第2パーツ91bとで開口周囲に亘って閉鎖される。その一方、給油口FCに連続した口元側流路部11uは、その一部領域である第1領域FR1が第1開閉部材80の第1パーツ81aと第2パーツ81bとで閉鎖され、第1領域FR1を除く第2領域FR2が、スライド領域77においてカバー上壁71と第1開閉部材80で挟まれた第2開閉部材90の第1パーツ91aと第2パーツ91bとで閉鎖される。給油口FCの周壁突起72と第2開閉部材90のパーツ上端の第1凸部92、および、第1開閉部材80の凸部82と第2開閉部材90の第2凸部93は、それぞれの係合箇所において防水・防塵の機能を発揮する。スプリング64を除く開閉機構50の上記した各部材にあっても、PAやEVOHなどから形成される。
図6は給油ノズルFNの挿入に伴う開閉機構50の第1開閉部材80と第2開閉部材90の挙動を時系列的に示す第1の説明図であり、図7は給油ノズルFNの挿入に伴う開閉機構50の第1開閉部材80と第2開閉部材90の挙動を示す第2の説明図であり、図8は挿入完了の際の給油ノズルFNを下端開閉機構40の挙動と関係付けて示す説明図である。
本実施形態の給油装置FSを用いた燃料給油の際、図6の上段に示すように、給油ノズルFNが給油口FCに近づく(ノズル挿入前段階)。その後、給油ノズルFNは、ノズル先端を、第2開閉部材90を構成する第1パーツ91aと第2パーツ91bのテーパー部95に接触させる(図6下段:ノズル挿入第1段階)。以下の説明においては、給油ノズルFNは両パーツを含む第2開閉部材90に接触するとして説明する。第1開閉部材80についても同様である。なお、図6以降の円内拡大図には、第2パーツ81bと第2パーツ91bの側についてのみ、ノズル先端の接触状況を示している。
ノズル挿入第1段階以降の給油ノズルFNの挿入に伴い、給油ノズルFNのノズル先端が、第2開閉部材90のテーパー部95に押し付けられる。第2開閉部材90は、この押し付け力の分力を受けて口元側流路部11uの径方向に向けてスライドし、第2領域FR2(図5参照)を、徐々に開放する。また、このノズル挿入第1段階以降において、第2開閉部材90は、第2凸部93と第1開閉部材80の凸部82との係合により、第1開閉部材80を伴って、口元側流路部11uの径方向に向けてスライドする。これにより、第1開閉部材80は、給油ノズルFNが到達する以前に、若干、口元側流路部11u、詳しくはその第1領域FR1(図5参照)を開放する。
ノズル挿入第1段階以降の更なる挿入に伴い、給油ノズルFNは、第2開閉部材90を、給油ノズルFNを挟み込むまで更に口元側流路部11uの径方向に向けてスライドさせる。給油ノズルFNを挟み込むまでのスライドにより、第2開閉部材90は、給油以前に閉じていた第2領域FR2(図5参照)を全開し、第2領域全開までの間においても、第1開閉部材80の凸部82との係合により、第1開閉部材80を口元側流路部11uの径方向に向けてスライドさせ、給油ノズルFNの先端が第1開閉部材80に接触する以前に、口元側流路部11uの第1領域FR1(図5参照)を、一部開放する。第2開閉部材90の第2凸部93は、第2パーツ91bの一部領域にのみ形成されているので(図5参照)、給油ノズルFNの上記した挿入を阻害しない。よって、給油ノズルFNのノズル先端は、口元側流路部11uを一部開放した第1開閉部材80のテーパー部85に押し付けられる(図7上段:ノズル挿入第2段階)。なお、給油ノズルFNを挟み込むまでの口元側流路部11uの径方向に向けた第1開閉部材80を伴う第2開閉部材90のスライドは、アンダーカバー60とアッパーカバー70に第1開閉部材80と第2開閉部材90とが軸方向に重なって収納された状態で起きる。
ノズル挿入第2段階以降の給油ノズルFNの挿入に伴い、給油ノズルFNのノズル先端は、第1開閉部材80のテーパー部85に押し付けられる。第1開閉部材80は、この押し付け力の分力を受けて口元側流路部11uの径方向に向けて更にスライドし、第1領域FR1(図5参照)を、徐々に開放する。このノズル挿入第2段階以降において、第2開閉部材90は、給油ノズルFNを挟み込んだままであることから、スライドしない。よって、ノズル挿入第2段階以降では、第1開閉部材80が単独で口元側流路部11uの径方向に向けてスライドして、第1領域FR1(図5参照)を徐々に開放する。
ノズル挿入第2段階以降の更なる挿入に伴い、給油ノズルFNは、第1開閉部材80を、第2開閉部材90と同様に、給油ノズルFNを挟み込むまで更に口元側流路部11uの径方向に向けてスライドさせる。給油ノズルFNを挟み込むまでのスライドにより、第1開閉部材80は、給油以前に閉じていた第1領域FR1(図5参照)を全開する(図7下段:ノズル挿入第3段階)。なお、給油ノズルFNを挟み込むまでの口元側流路部11uの径方向に向けた第1開閉部材80のスライドにあっても、アンダーカバー60とアッパーカバー70に第1開閉部材80と第2開閉部材90とが軸方向に重なって収納された状態で起きる。
ノズル挿入第3段階以降において、給油ノズルFNは、ノズル案内壁61に案内されながら更に口元側流路部11uに挿入されて下端開閉機構40の開閉部材41に到達する。その後も給油ノズルFNは挿入されることから、図8に示すように、給油ノズルFNは、開閉部材41を押し付けて回動させ、挿入末端流路部11dまで達する。ここまでのノズル挿入の後、給油ノズルFNから燃料が吐出され、その吐出された燃料は、フィラーネック10のネック接続部25に接続されたフィラーパイプFPを経て、燃料タンクFT(図1参照)に導かれる。
給油終了後、給油ノズルFNは引き戻される。そして、給油ノズルFNが図7上段のノズル挿入第2段階に示す位置まで引き戻される手前において、給油ノズルFNは、第1開閉部材80への押し付けを解除する。よって、これ以降においては、ノズル引き戻し前から第1領域FR1を閉鎖する側に口元側流路部11uの径方向に沿って受けていたスプリング64の付勢力を、第1開閉部材80は、第1領域FR1を閉じる側への復元力として受ける。これにより、第1開閉部材80は、スライド領域77におけるスライド移動面62において、口元側流路部11uを閉鎖する側に径方向に向けてスライドし、第1領域FR1を閉鎖し始める。第1領域FR1の閉鎖開始の後、給油ノズルFNが図6下段のノズル挿入第1段階に示す位置まで引き戻される過程において、第1開閉部材80は、第1開閉部材80と第2開閉部材90の第2凸部93との係合により、第2開閉部材90を伴って、口元側流路部11uの径方向に向けてスライドする。これにより、第2開閉部材90は、スプリング64の付勢力を第2領域FR2を閉じる側への復元力として間接的に受けて、第2領域FR2(図3参照)を閉鎖する。第1開閉部材80にあっても、第1領域FR1を閉鎖する。
以上説明した本実施形態の給油装置FSでは、給油ノズルFNが挿入される給油口FCの口元周辺における口元側流路部11uの開閉に第1開閉部材80と第2開閉部材90とを用い、第1開閉部材80については、口元側流路部11uの中央領域を含む第1領域FR1を開閉するものとし、第2開閉部材90については、第1領域FR1を除く口元側流路部11uの第2領域FR2を開閉するものとする。よって、実施形態の給油装置FSによれば、第1開閉部材80と第2開閉部材90とを口元側流路部11uの全域の開閉ができるよう構成する必要がない。しかも、この第1開閉部材80と第2開閉部材90とを、口元側流路部11uの開閉に際し、口元側流路部11uの径方向に向けてスライドすればよいので、両開閉部材のスライド範囲を口元側流路部11uの径方向に確保すれば足り、スライド範囲を口元側流路部11uの軸芯に沿って確保する必要はない。これらの結果、本実施形態の給油装置FSによれば、給油ノズルFNが挿入される燃料流路11における口元側流路部11uの口元周辺を、口元側流路部11uの径方向に沿っても、口元側流路部11uの軸芯に沿っても小型化できる。また、給油ノズルFNの挿入に伴う口元側流路部11uの径方向に向けた第1開閉部材80と第2開閉部材90の既述したスライドは、アンダーカバー60とアッパーカバー70に第1開閉部材80と第2開閉部材90とが軸方向に重なって収納された状態で起きるので、一枚の弁にて口元側流路部11uを開閉する既存構成に比べて、スペースを必要としない。
本実施形態の給油装置FSは、第1開閉部材80と第2開閉部材90とを、それぞれツーパーツ品として、第1開閉部材80の第1パーツ81aと第2パーツ81bとを、第2開閉部材90の第1パーツ91aと第2パーツ91bとを、それぞれ口元側流路部11uの径方向に沿って逆方向にスライドして、第1領域FR1或いは第2領域FR2を開閉するようにした。よって、実施形態の給油装置FSによれば、給油ノズルFNの挿入受入の際の開閉部材の構成パーツのスライド範囲をより狭くでき、口元側流路部11uの径方向に沿った小型化を推進できる。
本実施形態の給油装置FSは、第1開閉部材80の第1パーツ81aと第2パーツ81bの両パーツに第1領域FR1を閉鎖する側に及ぶスプリング64の付勢力を、第1開閉部材80の凸部82と第2開閉部材90の第2凸部93の係合を介して、第2開閉部材90の第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツに及ぼし、両パーツを第2領域FR2を閉鎖する側にスライドさせる。よって、本実施形態の給油装置FSによれば、第2開閉部材90の第1パーツ91aと第2パーツ91bの両パーツに第2領域FR2を閉鎖する側へスライドさせる力を及ぼす別のスプリングが不要となるので、構成の簡略化を図ることができる。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
既述した実施形態では、第1開閉部材80に凸部82を設け、この凸部82に第2開閉部材90の第2凸部93を係合させたが、凸部82と第2凸部93を備えないようにしてもよい。この場合には、第2開閉部材90を構成する第1パーツ91aと第2パーツ91bとに、第2領域FR2を閉鎖する側へスライドさせる力をスプリングにて及ぶようにした上で、第2開閉部材90が給油ノズルFNを挟むまでスライドした時点で、給油ノズルFNの先端が第1開閉部材80のテーパー部85に接触すればよい。
既述した実施形態では、第2開閉部材90を、対向する第1パーツ91aと第2パーツ91bとがそれぞれ口元側流路部11uの径方向に逆向きにスライドして、第2領域FR2を開閉するようにしたが、一方のパーツのみが口元側流路部11uの径方向にスライドして第2領域FR2を開閉するようにしてもよい。第1開閉部材80についても一方のパーツのみが口元側流路部11uの径方向にスライドするようにしてもよいほか、第1開閉部材80と第2開閉部材90の両開閉部材を、共に、一方のパーツのみが口元側流路部11uの径方向にスライドするようにしてもよい。また、第1開閉部材80と第2開閉部材90を、三つ或いは四つのパーツ品とし、それぞれのパーツが口元側流路部11uの径方向にスライドして、第1領域FR1や第2領域FR2を開閉するようにしてもよい。
第1領域FR1と第2領域FR2は、楕円形状の領域としたが、フィラーネック10のネック本体の開口等の形状や、第1開閉部材80或いは第2開閉部材90の形状などに対応した形状としてもよい。
10…フィラーネック
11…燃料流路
11d…挿入末端流路部
11u…口元側流路部
20…ネック本体
25…ネック接続部
25a…環状突部
26…燃料蒸気ポート
26P…エアー流路
26a…環状突部
30…挿入流路形成部材
31…シール材
32…シールリップ壁
33…負圧解消弁機構
34…弁体
35…スプリング
36…開口
40…下端開閉機構
41…開閉部材
42…シール材
50…開閉機構
60…アンダーカバー
61…ノズル案内壁
62…スライド移動面
63…軸支ピン
64…スプリング
65…軸支ピン
70…アッパーカバー
71…カバー上壁
72…周壁突起
77…スライド領域
80…第1開閉部材
81a…第1パーツ
81b…第2パーツ
82…凸部
85…テーパー部
86…ピン挿入孔
90…第2開閉部材
91a…第1パーツ
91b…第2パーツ
92…第1凸部
93…第2凸部
95…テーパー部
97…ピン挿入孔
NT…燃料蒸気チューブ
BV…ガス放出弁
FC…給油口
FE…装着部材
FN…給油ノズル
FR1…第1領域
FR2…第2領域
FS…給油装置
FT…燃料タンク
FP…フィラーパイプ
TV…逆止弁

Claims (3)

  1. 給油ノズル(FN)から供給される燃料を燃料タンク(FT)に導く給油装置(FS)であって、
    前記給油ノズル(FN)が挿入される挿入口口元側の挿入流路部(11u)を有するフィラーネック(10)と、
    該フィラーネック(10)に装着されて前記挿入流路部(11u)を開閉する開閉機構とを備え、
    該開閉機構(50)は、
    前記挿入流路部(11u)における中央領域を含む第1領域(FR1)を閉鎖する第1開閉部材(80)であって、前記挿入流路部(11u)の径方向に向けてスライド可能な2以上のスライド部材(81a,81b)を備え、前記挿入流路部(11u)に挿入された前記給油ノズル(FN)に前記スライド部材が押されて前記径方向に向けてスライドし前記第1領域(FR1)を開く第1開閉部材(80)と、
    該第1開閉部材(80)よりも前記挿入流路部(11u)への前記給油ノズル(FN)の挿入側に位置して前記第1開閉部材(80)と重なり、前記第1領域(FR1)を除く前記挿入流路部(11u)の第2領域(FR2)を閉鎖する第2開閉部材(90)であって、前記第1開閉部材(80)と同方向にスライド可能とされ、前記挿入流路部(11u)に挿入された前記給油ノズル(FN)に押されて前記径方向に向けてスライドし前記第2領域(FR2)を開く第2開閉部材(90)と、を備える、給油装置。
  2. 請求項1に記載の給油装置であって、
    前記開閉機構(50)は、前記第1領域(FR1)を開いた前記第1開閉部材(80)のに前記第1領域(FR1)を閉鎖する側への復元力を及ぼすスプリングと、該復元力を前記第2開閉部材(90)が前記第2領域(FR2)を閉鎖する側への力として前記第1開閉部材(80)から前記第2開閉部材(90)に伝達する伝達部(82,93)とを備える、給油装置。
  3. 請求項2に記載の給油装置であって、
    前記伝達部(82,93)は、前記第2開閉部材(90)が前記第2領域(FR2)を開放する側にスライドする際に前記第2開閉部材(90)が前記給油ノズル(FN)から受ける力を、前記第1開閉部材(80)の前記スライド部材(81a,81b)に前記第1領域(FR1)を開放する側の力として伝達する、給油装置。
JP2016145256A 2016-07-25 2016-07-25 給油装置 Active JP6693018B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016145256A JP6693018B2 (ja) 2016-07-25 2016-07-25 給油装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016145256A JP6693018B2 (ja) 2016-07-25 2016-07-25 給油装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018016089A true JP2018016089A (ja) 2018-02-01
JP6693018B2 JP6693018B2 (ja) 2020-05-13

Family

ID=61076548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016145256A Active JP6693018B2 (ja) 2016-07-25 2016-07-25 給油装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6693018B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020019324A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社Subaru 燃料給油管のシール装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261492A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toyoda Gosei Co Ltd 燃料タンクの給油装置
JP2014205446A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 株式会社アステア 給油口閉鎖装置の副閉鎖装置
US20140332530A1 (en) * 2013-05-10 2014-11-13 Stant Usa Corp. Fuel-dispensing nozzle inhibitor

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261492A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toyoda Gosei Co Ltd 燃料タンクの給油装置
JP2014205446A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 株式会社アステア 給油口閉鎖装置の副閉鎖装置
US20140332530A1 (en) * 2013-05-10 2014-11-13 Stant Usa Corp. Fuel-dispensing nozzle inhibitor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020019324A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社Subaru 燃料給油管のシール装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6693018B2 (ja) 2020-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7556067B2 (en) Fuel tank filler neck assembly
US9725291B2 (en) Refueling auxiliary device
US10626005B2 (en) Fueling device
JP2014534134A (ja) 流体分注組立体
JP2018052450A (ja) 給油口開閉構造
US10407295B2 (en) Fuel supply apparatus
JP6595369B2 (ja) キャップレス給油口
US20180229599A1 (en) Fuel supply device
JP6693018B2 (ja) 給油装置
GB2519087A (en) Spout for a fuel container
US20180094758A1 (en) Fueling device
WO2015156252A1 (ja) 給油口開閉装置
JP5150710B2 (ja) 逆止弁付き継ぎ手
CN109552032B (zh) 燃料箱用单向阀
JP3580661B2 (ja) 圧力制御弁
JP6451519B2 (ja) 燃料供給装置
US20190275881A1 (en) Fuel supply device
JP2012051411A (ja) 燃料タンク用管接続体
JP6544061B2 (ja) 燃料供給装置
CN110962587B (zh) 燃料箱的开闭装置
JP7155818B2 (ja) 燃料タンクの開閉装置
JP3882355B2 (ja) 給油口シール
EP1693241B1 (en) Fuel tank filler neck assembly
JP2020050233A (ja) 燃料タンクの開閉装置
JP2005226617A (ja) バルブ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6693018

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150