JP2018014780A - プロテクタおよびプロテクタ付ワイヤーハーネス - Google Patents

プロテクタおよびプロテクタ付ワイヤーハーネス Download PDF

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弥 小谷
恭之 新田
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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスに対するプロテクタの固定力を向上する技術を提供する。
【解決手段】プロテクタ10は、基部12および突出部14を備える。基部12は、方向D1に延びており、ワイヤーハーネス90を内側に収容可能な構造を有する。突出部14は、基部12の方向D1の端部につながっており、ワイヤーハーネス90の外周面に接触して固定される。突出部14は、基部12の周方向に沿って第1軟部32、硬部20および第2軟部34を備える。第1軟部32および第2軟部34は、硬部20よりも柔軟に形成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、ワイヤーハーネスに装着されるプロテクタに関する。
ワイヤーハーネスを保護することを目的として、ワイヤーハーネスにプロテクタを装着する場合がある。例えば、特許文献1には、プロテクタ本体の端部に外方に延出するように形成された複数の固定片を備えたプロテクタが開示されている。複数の固定片は、弾性変形可能に形成されている。ワイヤーハーネス本体を構成する複数の電線の隙間に各固定片を入れ込み、それらの周囲に結束部材を巻付けることによって、プロテクタがワイヤーハーネスに固定される。
特開2014−207738号公報
しかしながら、特許文献1のプロテクタの場合、各固定片が弾性変形するため、各固定片に固定された複数の電線の固定部分が、各固定片とともに揺動しやすい。このため、ワイヤーハーネス本体に対するプロテクタの固定力が低下することによって、プロテクタの位置がずれたり、プロテクタがワイヤーハーネス本体から外れたりする可能性がある。
そこで、本発明は、ワイヤーハーネスに対するプロテクタの固定力を向上する技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1態様は、ワイヤーハーネスに装着されるプロテクタであって、第1方向に延びており、ワイヤーハーネスを内側に収容可能な構造を有する基部と、前記基部の前記第1方向の端部につながっている突出部とを備え、前記突出部は、前記基部の周方向に沿って硬部および該硬部よりも柔軟な第1軟部を有する。
また、第2態様は、第1態様のプロテクタであって、前記第1軟部と前記基部との間に隙間が形成されている。
また、第3態様は、第1態様または第2態様のプロテクタであって、前記硬部および前記第1軟部が、同一素材で形成されている。
また、第4態様は、第3態様のプロテクタであって、前記第1軟部が、前記硬部よりも薄く形成された部分を有する。
また、第5態様は、第1態様から第4態様のいずれか1態様のプロテクタであって、前記硬部における第1軟部とは反対側の端部につながる第2軟部、をさらに備える。
また、第6態様は、第5態様のプロテクタであって、前記硬部は、板状に形成された第1硬部と、前記第1硬部に直交する板状に形成された第2硬部とを含み、前記第1軟部は、前記第1硬部における前記第2硬部とは反対側の端部につながっており、前記第2軟部は、前記第2硬部における前記第1硬部とは反対側の端部につながっている。
また、第7態様は、プロテクタ付ワイヤーハーネスであって、ワイヤーハーネスと、第1態様から第6態様のいずれか1態様のプロテクタと、前記突出部と前記ワイヤーハーネスとを結束する結束部材とを備える。
第1態様のプロテクタによると、結束部材によって突出部をワイヤーハーネスに固定する際、基部の周方向に沿って配された硬部および軟部がワイヤーハーネスの外周に当接される。その際、軟部がワイヤーハーネスの外周面に密着するように変形可能であるため、ワイヤーハーネスに接触する突出部の面積を増大できる。したがって、プロテクタをワイヤーハーネスに強固に固定できる。また、突出部が硬部を有することによって、突出部に固定されたワイヤーハーネスの固定部分が揺動することを抑制できる。これによって、ワイヤーハーネスに対する突出部の固定位置がずれることを抑制できる。
第2態様のプロテクタによると、軟部と基部との間に隙間が形成されていることによって、軟部が基部から独立して変形可能である。これによって、軟部がワイヤーハーネスに密着しやすくなる。
第3態様のプロテクタによると、突出部を一体成形できるため、プロテクタの製造が容易である。
第4態様のプロテクタによると、軟部が硬部よりも薄く形成された部分を有することによって、軟部に柔軟性を持たせることができる。
第5態様のプロテクタによると、硬部の上記周方向の両端につながる第1軟部および第2軟部がワイヤーハーネスに密着することで、ワイヤーハーネスにプロテクタを強固に固定できる。
第6態様のプロテクタによると、第1硬部および第2硬部の双方にワイヤーハーネスを当て、さらに第1硬部および第2硬部の外側にある第1軟部および第2軟部を曲げてワイヤーハーネスに当接させることができる。この状態で、突出部およびワイヤーハーネスを結束部材で結束することによって、突出部をワイヤーハーネスに対して強固に固定できる。
第7態様のプロテクタ付ワイヤーハーネスによると、結束部材によって突出部をワイヤーハーネスに固定する際、軟部がワイヤーハーネスの外周面に密着するように変形できる。これによって、突出部のワイヤーハーネスに接触する面積を増やすことができる。したがって、ワイヤーハーネスにプロテクタを強固に固定できる。また、突出部が硬部を有することによって、突出部に固定されたワイヤーハーネスの固定部分が揺動することを抑制できる。これによって、ワイヤーハーネスに対する突出部の固定位置がずれることを抑制できる。
第1実施形態のプロテクタ10の主要部を示す概略斜視図である。 第1実施形態のプロテクタ10の主要部を示す概略斜視図である。 第1実施形態のプロテクタ付ワイヤーハーネス100の主要部を示す概略斜視図である。 第1実施形態のプロテクタ付ワイヤーハーネス100を示す概略正面図である。 比較的小径のワイヤーハーネス90aに装着されたプロテクタ10を示す概略正面図である。 比較例のプロテクタ810を示す概略正面図である。 第2実施形態のプロテクタ10aを示す概略正面図である。 第2実施形態のプロテクタ10aの主要部を示す概略側面図である。 第2実施形態のプロテクタ付ワイヤーハーネス100aを示す概略正面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。
<1. 第1実施形態>
図1および図2は、第1実施形態のプロテクタ10の主要部を示す概略斜視図である。図1は、突出部14の内側面側を示す図であり、図2は、突出部14の外側面側を示す図である。図3は、第1実施形態のプロテクタ付ワイヤーハーネス100の主要部を示す概略斜視図である。図4は、第1実施形態のプロテクタ付ワイヤーハーネス100を示す概略正面図である。
<プロテクタ付ワイヤーハーネス100>
プロテクタ付ワイヤーハーネス100は、ワイヤーハーネス90と、そのワイヤーハーネス90に取付けられたプロテクタ10とを備える。ワイヤーハーネス90は、電線、光ケーブルなどの線材を束ねて構成された線状部材である。電線は、車両に搭載されている2台の電気機器の間を通電可能に接続する配線材の他、電源とモータなどの動力源を通電可能に接続する配線材なども含む。
<プロテクタ10>
プロテクタ10は、基部12および突出部14を備える。プロテクタ10は、ワイヤーハーネス90の保護対象部分に装着され、そのワイヤーハーネス90の部分を保護する。プロテクタ10は、例えば、ポリプロピレンなどのプラスチック樹脂またはゴムなどによって一体形成された部材である。なお、不織布をホットプレス(不織布を金型間に挟み込み、加熱状態で金型に圧力を加えて不織布を成型する加工)することによって、プロテクタ10を形成してもよい。また、別々に形成された部材を互いに結合することによって、プロテクタ10を形成することも考えられる。
<基部12>
基部12は、方向D1(第1方向)に延びる部分を有する。基部12の横断面(方向D1に対して直角に切断したときの切り口の平面)は、U字状に形成されている。ここでは、基部12は、底部120および一対の側壁部122,122を備える。一対の側壁部122,122は、底部120の幅方向の両端部各々から、底部120に対して垂直に起立する部分である。このように、基部12は、内側にワイヤーハーネスを収容可能な構造を有する。
基部12は、容易には変形しない程度の固さを有している。このため、基部12は、その内側に配置されたワイヤーハーネス90の経路を規制する。また、基部12の内側に配置されたワイヤーハーネス90の周囲が、底部120および一対の側壁部122,122に囲まれる。このため、ワイヤーハーネス90が車両に搭載された際に、プロテクタ10が装着されたワイヤーハーネス90の部分が、周辺部材に接触することを抑制できる。
なお、基部12の形状は、図1および図2が示す形状に限定されるものではなく、任意である。また、基部12を筒状に形成して、ワイヤーハーネス90の全周囲を基部12で囲めるようにしてもよい。また、基部12が方向D1に沿って真っ直ぐに延びていることは必須ではない。例えば、基部12を曲がった方向に延びる形状に形成してもよい。
<突出部14>
突出部14は、基部12における方向D1の端部に設けられている。図1および図2は、基部12の一端に設けられた突出部14を図示しているが、突出部14は、基部12の他の端部(不図示)にも設けられていてもよい。
突出部14の横断面は、全体としてL字状である。突出部14は、基部12の周方向(方向D1周り、以下、単に「周方向」と称する。)に沿って、硬部20および第1軟部32を備える。また、硬部14は、硬部20における第1軟部32とは反対側の端部につながる第2軟部34を備える。
硬部20は、第1硬部22および第2硬部24を含む。第1硬部22は、板状に形成された部分である。第1硬部22は、基部12の底部120につながっている。第1硬部22は、底部120と略平行に延びる。第2硬部24は、板状に形成された部分である。第2硬部24は、基部12の側壁部122につながっており、側壁部122と略平行に延びる。第1硬部22および第2硬部24は、互いに交差する(ここでは、直交する)ように連結されている。なお、硬部20が第1硬部22および第2硬部24を備えていることは必須ではなく、どちらか一方のみを備えていてもよい。
第1軟部32の基端部は第1硬部22の上記周方向の一端部につながっており、第2軟部34の基端部は第2硬部24における上記周方向の一端部につながっている。なお、突出部14が第1軟部32および第2軟部34の双方を備えていることは必須ではなく、どちらか一方のみで構成されていてもよい。図1、図2および図4においては、第1硬部22および第1軟部32の概念的な境界線、並びに、第2硬部24および第2軟部34の概念的な境界線を一点鎖線によって示している。
第1軟部32および第2軟部34は、硬部20(第1硬部22および第2硬部24)よりも柔軟に形成されている。第1軟部32および第2軟部34の固さは、好ましくは、作業者が指又は手のひらなどの身体の一部で押すことによって容易に内側に変形する程度とされる。
本例では、第1軟部32および第2軟部34の少なくとも一部の厚さが、硬部20の第1硬部22および第2硬部24各々よりも薄くなっている。
具体的には、第1軟部32は、第1硬部22につながる基端部からその反対側の先端部に向かって次第に薄くなる形状に形成されている。このため、第1軟部32は、先端部に向かうほど、内側に曲がりやすくなっている。
また、第2軟部34は、第2硬部24につながる基端部からその反対側の先端部に向かって次第に薄くなる形状に形成されている。このため、第2軟部34は、先端部に向かうほど、内側に曲がりやすくなっている。
本例では、突出部14の横断面における縦幅(第2硬部24および第2軟部34の連結方向の長さ)は、基部12の横断面の縦幅(側壁部122の高さ)よりも短くなっている。また、突出部14の横断面の横幅(第1硬部22および第1軟部32の連結方向の長さ)は、基部12の横断面の横幅(底部120の横幅)よりも短くなっている。ただし、突出部14の横断面の縦幅および横幅は、このような大きさに限定されるものではない。
第1軟部32および基部12の間、並びに、第2軟部34および基部12の間には、隙間42,44がそれぞれ形成されている。このため、第1軟部32および第2軟部34は、基部12に対しては直接に連結されていない。これによって、第1軟部32および第2軟部34は、基部12から独立して変形可能である。なお、隙間42,44を形成することは必須ではない。例えば、第1軟部32および第2軟部34のうちどちらか一方または双方を、基部12に直接連結してもよい。
突出部14の硬部20、第1軟部32および第2軟部34を同一素材で形成する場合、上述したように、プロテクタ10を一体成形によって容易に製造できる。なお、突出部14の硬部20、第1軟部32および第2軟部34を異なる素材で形成することも考えられる。この場合、二色成形によってプロテクタ10を製造することが考えられる。
図3が示すように、基部12の内側に配置されたワイヤーハーネス90の外周面に突出部14の内面の一部を接触させた状態で、突出部14の周囲にテープ92が巻きつけられる。このようにテープ92が巻付けられることによって、突出部14がワイヤーハーネス90の外周側に固定される。なお、突出部14をワイヤーハーネス90に固定する手段は、テープ92に限定されない。例えば、結束バンドなどの他の結束部材も利用できる。
<プロテクタの装着方法>
プロテクタ10の装着方法について説明する。まず、プロテクタ10の基部12の内側に、ワイヤーハーネス90の保護対象部分が配置される。そして、基部12の端部から延び出るワイヤーハーネス90に対して、突出部14が固定される。詳細には、ワイヤーハーネス90の外周面が、突出部14の第1硬部22および第2硬部24のそれぞれに押し当てられる。さらに、突出部14の第1軟部32第2軟部34が、内側に曲げられることによって、ワイヤーハーネス90の外周面に押し当てられる。この状態で、突出部14の外周にテープ92が巻付けられることによって、突出部14がワイヤーハーネス90に固定される。基部12の他の端部に突出部14が設けられている場合には、同様の作業が繰り返される。これによって、プロテクタ10がワイヤーハーネス90に固定され、プロテクタ付ワイヤーハーネス100が形成される。
<効果>
テープ92などの結束部材によって、突出部14をワイヤーハーネス90に固定する際、突出部14の第1軟部32および第2軟部34がワイヤーハーネス90の外周面に密着するように変形する。これによって、ワイヤーハーネス90に接触する突出部14の面積が増大する。したがって、ワイヤーハーネス90に対してプロテクタ10を強固に固定できる。
また、突出部14の硬部20は、ほとんど変形せずに、ワイヤーハーネス90を支持する。このため、ワイヤーハーネス90が揺動することを抑制できる。したがって、ワイヤーハーネス90における突出部14の固定位置がずれることを抑制できる。
また、第1軟部32と基部12との間、および、第2軟部34と基部12との間に隙間42,44を形成することによって、第1軟部32および第2軟部34の変形が容易となる。これによって、第1軟部32および第2軟部34をワイヤーハーネス90の外周面に密着させることができる。
図5は、比較的小径のワイヤーハーネス90aに装着されたプロテクタ10を示す概略正面図である。図5が示すように、ワイヤーハーネス90aの直径は、底部120の横幅(一対の側壁部122,122間の間隔)よりも小さい。このような小径のワイヤーハーネス90aであっても、第1軟部32および第2軟部34が内側に曲がることで、そのワイヤーハーネス90aの外周面に密着することができる。このため、プロテクタ10をワイヤーハーネス90aに強固に固定できる。したがって、プロテクタ10は、突出部14を備えることによって、様々な直径のワイヤーハーネスに対応できる。
図6は、比較例のプロテクタ810を示す概略正面図である。プロテクタ810の突出部814は、均一な厚さを有する硬部820で構成されており、容易に変形可能な軟部が設けられていない。このような突出部814を小径のワイヤーハーネス90aに固定した場合、図6が示すように、突出部814は、ほとんど変形しないため、ワイヤーハーネス90と突出部814の間に比較的大きな隙間が形成されてしまう。この場合、十分な固定力を得ることができず、ワイヤーハーネス90aが揺動することによって、プロテクタ810における突出部814の固定位置がずれてしまい、プロテクタ810がワイヤーハーネス90aから外れる可能性がある。
これに対して、図5が示すように、本実施形態のプロテクタ10の場合、突出部14の第1軟部32および第2軟部34が変形することによって、突出部14およびワイヤーハーネス90aの間の隙間を小さくできる。すなわち、突出部14がワイヤーハーネス90aに密着することで、突出部14をワイヤーハーネス90aに強固に固定できる。
なお、図6に示す比較例のプロテクタ810の場合、突出部814のL字状に直交する板状の硬部各々に孔を形成し、それらの孔に結束バンドを通して小径のワイヤーハーネス90aを固定することも考えられる。この場合、突出部814をワイヤーハーネス90に強固に固定できるものの、孔あけ加工が別途必要となるため、プロテクタ810の装着作業が煩雑である。これに対して、本実施形態のプロテクタ10の場合、孔あけ加工をせずともワイヤーハーネス90を強固に固定することができるため、プロテクタ10の装着作業が容易である。
<2. 第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、以降の説明において、既に説明した要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号またはアルファベット文字を追加した符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。
図7は、第2実施形態のプロテクタ10aを示す概略正面図である。図8は、第2実施形態のプロテクタ10aの主要部を示す概略側面図である。図9は、第2実施形態のプロテクタ付ワイヤーハーネス100aを示す概略正面図である。
プロテクタ10aは突出部14aを備えており、その突出部14aは硬部20a、第1軟部32a、第2軟部34aを備える。硬部20aは第1硬部22aおよび第2硬部24aを備える。
第1軟部32aおよび第2軟部34aは、第1硬部22aおよび第2硬部24aよりも薄く形成されており、これらよりも柔軟に変形可能である。本例では、第1軟部32aおよび第2軟部34aは、均一な厚さを有しているが、これは必須ではない。例えば、第1実施形態の第1軟部32および第2軟部34などと同様に、第1軟部32aまたは第2軟部34aを、上記周方向の一方に向かうに連れて次第に薄くなる形状に形成してもよい。
第1軟部32aと基部12および第2軟部34aと基部12の間には、隙間42aが形成されている。すなわち、第1軟部32aおよび第2軟部34aは、基部12には直接に連結されていない。このため、第1軟部32aおよび第2軟部34aは、基部12からは独立に変形可能である。なお、隙間42aを形成することは必須ではない。例えば、第1軟部32aおよび第2軟部34aのうちどちらか一方または双方を、基部12に直接連結してもよい。
プロテクタ10aをワイヤーハーネス90に装着した場合、図9が示すように、突出部14aの第1軟部32aおよび第2軟部34aが柔軟に変形する。このため、第1軟部32aおよび第2軟部34aの少なくとも一部分がワイヤーハーネス90の外周面に密着できる。これによって、突出部14aをワイヤーハーネス90に強固に固定できる。また、突出部14aの硬部20aは比較的変形しにくいため、ワイヤーハーネス90が突出部14aに対して揺動することを抑制できる。これによって、ワイヤーハーネス90における突出部14aの固定位置がずれることを抑制できる。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
100,100a プロテクタ付ワイヤーハーネス
10,10a プロテクタ
12 基部
14,14a 突出部
20,20a 硬部
22,22a 第1硬部
24,24a 第2硬部
32,32a 第1軟部
34,34a 第2軟部
42,42a,44 隙間
90,90a ワイヤーハーネス
92 テープ(結束部材)

Claims (7)

  1. ワイヤーハーネスに装着されるプロテクタであって、
    第1方向に延びており、ワイヤーハーネスを内側に収容可能な構造を有する基部と、
    前記基部の前記第1方向の端部につながっている突出部と、
    を備え、
    前記突出部は、前記基部の周方向に沿って硬部および該硬部よりも柔軟な第1軟部を有する、プロテクタ。
  2. 請求項1のプロテクタであって、
    前記第1軟部と前記基部との間に隙間が形成されている、プロテクタ。
  3. 請求項1または請求項2のプロテクタであって、
    前記硬部および前記第1軟部が、同一素材で形成されている、プロテクタ。
  4. 請求項3のプロテクタであって、
    前記第1軟部が、前記硬部よりも薄く形成された部分を有する、プロテクタ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項のプロテクタであって、
    前記硬部における第1軟部とは反対側の端部につながる第2軟部、
    をさらに備える、プロテクタ。
  6. 請求項5のプロテクタであって、
    前記硬部は、
    板状に形成された第1硬部と、
    前記第1硬部に直交する板状に形成された第2硬部と、
    を含み、
    前記第1軟部は、前記第1硬部における前記第2硬部とは反対側の端部につながっており、
    前記第2軟部は、前記第2硬部における前記第1硬部とは反対側の端部につながっている、プロテクタ。
  7. プロテクタ付ワイヤーハーネスであって、
    ワイヤーハーネスと、
    請求項1から請求項6のいずれか1項のプロテクタと、
    前記突出部と前記ワイヤーハーネスとを結束する結束部材と、
    を備える、プロテクタ付ワイヤーハーネス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0592761A1 (en) * 1992-10-15 1994-04-20 STRUCTURAL POLYMER SYSTEMS Ltd. W-shaped composite bicycle frame

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