JP2018012565A - 画像形成装置、画像形成装置の製造方法 - Google Patents
画像形成装置、画像形成装置の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018012565A JP2018012565A JP2016142121A JP2016142121A JP2018012565A JP 2018012565 A JP2018012565 A JP 2018012565A JP 2016142121 A JP2016142121 A JP 2016142121A JP 2016142121 A JP2016142121 A JP 2016142121A JP 2018012565 A JP2018012565 A JP 2018012565A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- peripheral surface
- outer peripheral
- sheet
- hardness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
【課題】ニップ痕の発生を低減させ、画像品質を向上させる。【解決手段】画像形成装置は、記録媒体を搬送する搬送ローラー対と、前記記録媒体に液体を液滴として吐出する記録ヘッドと、を備え、前記搬送ローラー対は、第1ローラーと、第2ローラーと、を有し、前記第2ローラーの外周面は、フッ素を含む樹脂層によって被覆され、前記第2ローラーの外周面の硬度は、前記第1ローラーの外周面の硬度よりも低く、前記第2ローラーの外周面の硬度をyとし、前記第1ローラーと前記第2ローラーとによって挟まれた前記記録媒体にかかる荷重をxとした場合、以下の式(1)及び(2)を満たす。0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)0<x<350 ・・・(2)【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の製造方法に関する。
従来、従動ローラーと駆動ローラーとを備え、印刷媒体の種類や、要求される印刷品質に応じて、変更可能に設けられた複数種類の従動ローラーのうちから1種類の従動ローラーを選択して、印刷を行う印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、印刷媒体の搬送性をより向上させるため、駆動ローラーと従動ローラーとで印刷媒体を挟む荷重を高くすると、印刷媒体にニップ痕が生じ、画像品質を低下させてしまう、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかる画像形成装置は、記録媒体を搬送する搬送ローラー対と、前記記録媒体に液体を液滴として吐出する記録ヘッドと、を備え、前記搬送ローラー対は、第1ローラーと、第2ローラーと、を有し、前記第2ローラーは、フッ素を含む樹脂層によって被覆された外周面を有し、前記第2ローラーの外周面の硬度は、前記第1ローラーの外周面の硬度よりも低く、前記第2ローラーの外周面の硬度をyとし、前記第1ローラーと前記第2ローラーとによって挟まれた前記記録媒体にかかる荷重をxとした場合、以下の式(1)及び(2)を満たすことを特徴とする。
0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)
0<x<350 ・・・(2)
0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)
0<x<350 ・・・(2)
この構成によれば、第2ローラーの外周面の硬度は、搬送ローラー対の荷重に対応して適切な硬度に設定される。このため、搬送ローラー対によって記録媒体にかかる荷重が高くなったとしても記録媒体のニップ痕の発生を低減させることができる。従って、画像品質を高めることができる。
[適用例2]上記適用例にかかる画像形成装置では、前記フッ素を含む樹脂層は、チューブを成していることを特徴とする。
この構成よれば、フッ素樹脂はチューブの形態を備えるため、第2ローラーの外周面に容易にフッ素樹脂で被覆させることができる。
[適用例3]上記適用例にかかる画像形成装置では、前記チューブの厚みが、前記第2ローラーの外周面の硬度を規定することを特徴とする。
この構成によれば、チューブの厚みを変更することにより、容易に第2ローラーの外周面の硬度を可変することができる。
[適用例4]本適用例にかかる画像形成装置の製造方法は、記録媒体を搬送する搬送ローラー対と、前記記録媒体に液体を液滴として吐出する記録ヘッドと、を備え、前記搬送ローラー対は、第1ローラーと、第2ローラーと、を有し、前記第2ローラーは、フッ素を含む樹脂層によって被覆された外周面を有し、前記第2ローラーの外周面の硬度は、前記第1ローラーの外周面の硬度よりも低く、前記第2ローラーの外周面の硬度をyとし、前記第1ローラーと前記第2ローラーとによって挟まれた前記記録媒体にかかる荷重をxとした場合、以下の式(1)及び(2)を満たすように、前記第2ローラーを選定することを特徴とする。
0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)
0<x<350 ・・・(2)
0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)
0<x<350 ・・・(2)
この構成によれば、搬送ローラー対の荷重に対応して適切な硬度の第2ローラーが選定される。このため、搬送ローラー対によって記録媒体にかかる荷重が高くなったとしても記録媒体のニップ痕の発生を低減させることができる。従って、画像品質を向上させる画像形成装置を提供することができる。
[適用例5]上記適用例にかかる画像形成装置の製造方法では、前記フッ素を含む樹脂層は、チューブを成し、前記チューブで前記第2ローラーの外周面を被覆することを特徴とする。
この構成よれば、フッ素樹脂はチューブの形態を備えるため、第2ローラーの外周面に容易にフッ素樹脂で被覆させることができる。
[適用例6]上記適用例にかかる画像形成装置の製造方法では、前記チューブの厚みを変更し、前記第2ローラーの外周面の硬度を調整することを特徴とする。
この構成によれば、チューブの厚みを変更することにより、第2ローラーの外周面の硬度を適切な硬度に調整することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
図1は、画像形成装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、画像形成装置1では、その両端が繰出軸20及び巻取軸40にロール状に巻き付けられた記録媒体としての1枚のシートS(ウエブ)が搬送経路Pcに沿って張架されており、シートSは、繰出軸20から巻取軸40へ向かう搬送方向Dsへ搬送されつつ、シートSに対して画像記録(印刷)が施される。シートSの基材の種類は、紙系とフィルム系に大別される。具体的には、紙系には上質紙、キャスト紙、アート紙、コート紙等があり、フィルム系には合成紙、PET(Polyethylene terephthalate)フィルム、PP(polypropylene)フィルム、PO(Polyolefin)フィルム等がある。そして、画像形成装置1は、繰出軸20からシートSを繰り出す繰出部2(繰出領域)と、繰出部2から繰り出されたシートSに画像を記録するプロセス部3(プロセス領域)と、プロセス部3で画像の記録されたシートSを巻取軸40に巻き取る巻取部4(巻取領域)とを備える。なお、以下の説明において、シートSの両面のうち、一方の面を表面と称し、他方の面を裏面と称する。
繰出部2は、シートSの端を巻き付けた繰出軸20と、繰出軸20から引き出されたシートSを巻き掛ける従動ローラー21とを有する。繰出軸20は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き付けて支持する。そして、繰出軸20が図1の時計回りに回転することで、繰出軸20に巻き付けられたシートSが従動ローラー21を経由してプロセス部3へと繰り出される。シートSは、繰出軸20に着脱可能な芯管22を介して繰出軸20に巻き付けられている。従って、繰出軸20のシートSが使い切られた際には、ロール状のシートSが巻き付けられた新たな芯管22を繰出軸20に装着して、繰出軸20のシートSを取り換えることが可能となっている。
プロセス部3は、繰出部2から繰り出されたシートSを回転ドラム30で支持しつつ、回転ドラム30の外周面に沿って配置された各機能部51,52,61,62,63により処理を適宜行って、シートSに画像を記録(印刷)するものである。プロセス部3では、回転ドラム30の両側に搬送ローラー対310,320が設けられており、搬送ローラー対310から搬送ローラー対320へと搬送されるシートSが回転ドラム30に支持された状態で、シートSに対して画像記録(印刷)が施される。搬送ローラー対310は、第1ローラーとしての前駆動ローラー31と、第2ローラーとしてのニップローラー31n(従動ローラー)と、を備えている。また、搬送ローラー対320は、第1ローラーとしての後駆動ローラー32と、第2ローラーとしてのニップローラー32n(従動ローラー)と、を備えている。
前駆動ローラー31は、モーター等の駆動手段によって回転駆動する駆動ローラーである。溶射によって形成された複数の微小突起からなる凹凸を有する金属製の外周面を備えており、繰出部2から繰り出されたシートSを裏面側から巻き掛ける。そして、前駆動ローラー31は図1の時計回りに回転することで、繰出部2から繰り出されたシートSを搬送経路Pcの下流側へと搬送する。そして、前駆動ローラー31に対向して、ニップローラー31n(従動ローラー)が設けられている。
ニップローラー31nは、前駆動ローラー31側へ付勢された状態でシートSの表面に当接しており、前駆動ローラー31との間でシートSを挟み込みつつ、シートSの搬送に従動して回転する。かかる構成では、前駆動ローラー31とニップローラー31nとに挟まれたシートSに荷重(ニップ荷重)が与えられる。その結果、前駆動ローラー31とシートSの間の摩擦力が確保され、前駆動ローラー31によるシートSの搬送を確実に行うことができる。
ここで、搬送ローラー対の詳細な構成について説明する。図2は、搬送ローラー対の構成を示す概略図である。図2に示すように、前駆動ローラー31は、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属製芯金400で構成されている。ニップローラー31nは、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属製芯金401を備え、金属製芯金401の外周面には、シリコンゴム、ウレタンゴムやコットン等による弾性層402が設けられている。そして、弾性層402の外周面は、フッ素を含む樹脂層403によって被覆されている。すなわち、ニップローラー31nは樹脂層403で被覆された外周面を有する。この構成により、ニップローラー31nの外周面の硬度を、前駆動ローラー31の外周面の硬度よりも低くすることができる。
また、ニップローラー31nの外周面を被覆する樹脂層403は、チューブ形状を成しており、ニップローラー31nの外周面は当該チューブで被覆されている。なお、ニップローラー31nの外周面を被覆するフッ素を含む樹脂層403(チューブ)は、例えば、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)である。
本実施形態では、チューブの厚み(膜厚)が、ニップローラー31nの外周面の硬度を規定している。すなわち、チューブ(樹脂層の403)の厚みを変更することにより、ニップローラー31nの外周面の硬度を調整(可変)することができる。具体的には、チューブ(樹脂層403)の厚み(膜厚)を厚くするほどニップローラー31nの外周面の硬度を高くすることができ、一方、チューブ(樹脂層403)の厚みを薄くするほどニップローラー31nの外周面の硬度を低くすることができる。これにより、例えば、0.1mm単位でチューブの総厚を異ならせることにより、外周面の硬度が異なるニップローラー31nを備えることができる。
なお、ニップローラー31nの外周面の硬度は、JIS K 6253規格に規定するデュロメーター(タイプA)で測定することができる。
なお、ニップローラー31nの外周面の硬度は、JIS K 6253規格に規定するデュロメーター(タイプA)で測定することができる。
図1に戻り、回転ドラム30は図示を省略する支持機構により搬送方向Ds及びその逆方向の両方向に回転可能に支持された、例えば400mmの直径を有する円筒形状のドラムであり、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSを裏面側から巻き掛ける。この回転ドラム30は、シートSとの間の摩擦力を受けてシートSの搬送方向Dsに従動回転しつつ、シートSを裏面側から支持するものである。プロセス部3では、回転ドラム30への巻き掛け部の両側でシートSを折り返す従動ローラー33,34が設けられている。これらのうち従動ローラー33は、前駆動ローラー31と回転ドラム30の間でシートSの表面を巻き掛けて、シートSを折り返す。一方、従動ローラー34は、回転ドラム30と後駆動ローラー32の間でシートSの表面を巻き掛けて、シートSを折り返す。このように、回転ドラム30に対して搬送方向Dsの上下流側それぞれでシートSを折り返すことで、回転ドラム30へのシートSの巻き掛ける部分を長く確保することができる。
後駆動ローラー32は、溶射によって形成された複数の微小突起からなる凹凸を有する金属製の外周面を備えており、回転ドラム30から従動ローラー34を経由して搬送されてきたシートSを裏面側から巻き掛ける。そして、後駆動ローラー32は図1の時計回りに回転することで、シートSを巻取部4へと搬送する。さらに、後駆動ローラー32に対向して、ニップローラー32n(従動ローラー)が設けられている。
ニップローラー32nは、後駆動ローラー32側へ付勢された状態でシートSの表面に当接しており、後駆動ローラー32との間でシートSを挟み込みつつ、シートSの搬送に従動して回転する。かかる構成では、後駆動ローラー32とニップローラー32nとに挟まれたシートSにニップ荷重が与えられる。その結果、後駆動ローラー32とシートSの間の摩擦力が確保され、後駆動ローラー32によるシートSの搬送を確実に行うことができる。
なお、後駆動ローラー32の構成は、前駆動ローラー31の構成と同様であり、ニップローラー32nの構成は、ニップローラー31nの構成と同様なので説明を省略する(図2参照)。
このように、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSは、回転ドラム30の外周面に支持される。そして、プロセス部3では、回転ドラム30に支持されるシートSの表面に対してカラー画像を記録するために、互いに異なる色に対応した複数の記録ヘッド51(機能部の一部)が設けられている。具体的には、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各有色インク(液体)に対応する4個の記録ヘッド51が、この色順で搬送方向Dsに並ぶ。各記録ヘッド51は、回転ドラム30に巻き掛けられたシートSの表面に対して若干のクリアランスを空けて対向しており、対応する色のインクをノズルからインクジェット方式で吐出する。そして、搬送方向Dsへ搬送されるシートSに対して各記録ヘッド51がインクを液滴として吐出することで、シートSの表面にカラー画像が形成される。
インクとしては、例えば、紫外線(光)を照射することで、重合反応を起こして硬化するUV(ultraviolet)インク(光硬化性インク)が用いられる。そこで、プロセス部3では、インクを硬化させてシートSに定着させるために、UV照射器61,62(機能部の一部)が設けられている。なお、このインク硬化は、仮硬化と本硬化の二段階に分けて実行される。複数の記録ヘッド51の各間には、仮硬化用のUV照射器61が配置されている。すなわち、UV照射器61は弱い照射強度の紫外線を照射することで、インクの濡れ広がり方が紫外線を照射しない場合に比べて十分に遅くなる程度にインクを硬化(仮硬化)させるものであり、インクを本硬化させるものではない。一方、複数の記録ヘッド51に対して搬送方向Dsの下流側には、本硬化用のUV照射器62(機能部の一部)が設けられている。つまり、UV照射器62は、UV照射器61より強い照射強度の紫外線を照射することで、インクの濡れ広がりが停止する程度に硬化(本硬化)させるものである。
このように、複数の記録ヘッド51の各間に配置されたUV照射器61が、搬送方向Dsの上流側の記録ヘッド51からシートSに吐出された有色インクを仮硬化させる。従って、一つの記録ヘッド51がシートSに吐出したインクは、搬送方向Dsの下流側で前記一つの記録ヘッド51に隣り合う他の記録ヘッド51に到るまでに仮硬化される。これによって、異なる色の有色インクが混ざり合うといった混色の発生が抑制される。こうして混色が抑制された状態で、複数の記録ヘッド51は互いに異なる色の有色インクを吐出して、シートSにカラー画像を形成する。さらに、複数の記録ヘッド51より搬送方向Dsの下流側では、本硬化用のUV照射器62が設けられている。そのため、複数の記録ヘッド51により形成されたカラー画像は、UV照射器62により本硬化されてシートSに定着する。
さらに、UV照射器62に対して搬送方向Dsの下流側には、記録ヘッド52(機能部の一部)が設けられている。この記録ヘッド52は、回転ドラム30に巻き掛けられたシートSの表面に対して若干のクリアランスを空けて対向しており、透明性を有するUVインク(透明インク)をノズルからインクジェット方式でシートSの表面に吐出する。つまり、4色分の記録ヘッド51によって形成されたカラー画像に対して、透明インクがさらに吐出される。この透明インクは、カラー画像の全面に吐出されて、光沢感あるいはマット感といった質感をカラー画像に与える。また、記録ヘッド52に対して搬送方向Dsの下流側には、UV照射器63(機能部の一部)が設けられている。このUV照射器63は強い紫外線を照射することで、記録ヘッド52が吐出した透明インクを本硬化させるものである。これによって、透明インクをシートS表面に定着させることができる。
このように、プロセス部3では、回転ドラム30の外周部に巻き掛けられたシートSに対して、インクの吐出及び硬化が適宜実行されて、透明インクでコーティングされたカラー画像が形成される。そして、このカラー画像の形成されたシートSが、後駆動ローラー32によって巻取部4へと搬送される。
巻取部4は、シートSの端を巻き付けた巻取軸40の他に、巻取軸40と後駆動ローラー32の間でシートSを裏面側から巻き掛ける従動ローラー41を有する。巻取軸40は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き取って支持する。つまり、巻取軸40が図1の時計回りに回転すると、後駆動ローラー32から搬送されてきたシートSが従動ローラー41を経由して巻取軸40に巻き取られる。ちなみに、シートSは、巻取軸40に着脱可能な芯管42を介して巻取軸40に巻き取られる。従って、巻取軸40に巻き取られたシートSが満杯になった際には、芯管42ごとシートSを取り外すことが可能となっている。
以上が、画像形成装置1の構成の概要である。
ここで、搬送ローラー対310におけるニップ痕の発生について説明する。ニップローラー31nとして外周面にゴム系や樹脂系の材料を用いた場合は、いわゆるブリードと称される現象によってニップローラー31nの外周面に材料の成分が表出する。したがって、シートSの搬送を一定時間以上停止させると、シートSのうちニップローラー31nに接していた部分に該表面の材料から表出した成分が多く付着し、シートSの当該部分が変質してしまう。その結果、その後にシートSに印刷を行った場合に、変質部分の画像の質感が他の部分の画像の質感と異なり、ニップローラー31nに平行な細長い痕(ニップ痕)が画像に現れるおそれがある。画像形成装置1においてシートSの搬送性をより向上させるためには、前駆動ローラー31とニップローラー31nとでシートSを挟む荷重を高くする必要がある。しかしながら、シートSを挟む荷重を高くするとニップ痕はより顕著に生じるようになる。
そこで、本実施形態では、上述の通り、ニップローラー31nの外周面をフッ素を含む樹脂層403で被覆することにより、ニップローラー31nの外周面の硬度を、前駆動ローラー31の外周面の硬度よりも低くなるように構成している。なお、単に、ニップローラー31nの外周面の硬度を、前駆動ローラー31の外周面の硬度よりも低くしたとしても、前駆動ローラー31とニップローラー31nとで挟んだ際のシートSにかかる荷重を高くした場合、シートSにニップ痕が発生するおそれがある。
そこで、本実施形態では、上述の通り、ニップローラー31nの外周面をフッ素を含む樹脂層403で被覆することにより、ニップローラー31nの外周面の硬度を、前駆動ローラー31の外周面の硬度よりも低くなるように構成している。なお、単に、ニップローラー31nの外周面の硬度を、前駆動ローラー31の外周面の硬度よりも低くしたとしても、前駆動ローラー31とニップローラー31nとで挟んだ際のシートSにかかる荷重を高くした場合、シートSにニップ痕が発生するおそれがある。
そこで、ニップローラー31nの樹脂層403をチューブで構成し、チューブの厚みを変更することにより容易に樹脂層403の厚みを変更可能とした。これにより、外周面の硬度が異なるニップローラー31nを容易に準備することが可能となった。
まず、チューブの厚みと荷重との関係について説明する。図3はチューブの厚みと荷重との関係を示す説明図である。詳細には、図3はチューブの厚み(膜厚)と荷重との関係にかかる実験内容を示している。
以下、実験内容について説明する。
まず、厚み(膜厚)が異なる樹脂層403(PFAのチューブ)を有したニップローラー31nを用意した。
具体的には、樹脂層403の膜厚が、0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.5mmのニップローラー31nを用意した。なお、樹脂層403の膜厚0.1mmのニップローラー31nの外周面の硬度は67°であり、樹脂層403の膜厚0.2mmのニップローラー31nの外周面の硬度は80°であり、樹脂層403の膜厚0.3mmのニップローラー31nの外周面の硬度は86°であり、樹脂層403の膜厚0.5mmのニップローラー31nの外周面の硬度は95°である。
そして、各ニップローラー31nと前駆動ローラー31とでシートSに荷重xをかけた後(ニップ時間2秒)に、シートSに画像を形成し、画像が形成されたシートSを目視で検査し、シートS上にニップ痕があるか無いかを判断した(図中の「○」はニップ痕無し。「△」はニップ痕が薄く見える。「×」はニップ痕がはっきり見える。)
なお、ニップ時間を2秒とした根拠は、画像形成装置1において画像形成中(印刷中)にシートSの搬送方向を変えるときに最大で2秒間ニップした状態で搬送を停止させることを考慮したためである。
また、評価に用いられたシートSは、POフィルムである。そして、シートSの画像形成は、シートSに対してシアンインク(UVインク)を50dutyで付与した。そして、シートSに付着したインクに対して紫外線を照射して硬化させ、画像を形成した。
ここで、「duty」とは、下式で算出される値である。
duty(%)=(実記録ドット数/(縦解像度×横解像度)×100(式中、「実記録ドット数」は単位面積当たりの実記録ドット数であり、「縦解像度」及び「横解像度」はそれぞれ単位面積当たりの解像度である。)
そして、図3に示すように、上記実験により、各チューブの厚み(膜厚)に対して、ある荷重を超えるとニップ痕が発生することが分かった。また、荷重350N以上ではニップ痕が発生することから、シートSにかける荷重xは350N未満に規定すべきであることがわかった。
以下、実験内容について説明する。
まず、厚み(膜厚)が異なる樹脂層403(PFAのチューブ)を有したニップローラー31nを用意した。
具体的には、樹脂層403の膜厚が、0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.5mmのニップローラー31nを用意した。なお、樹脂層403の膜厚0.1mmのニップローラー31nの外周面の硬度は67°であり、樹脂層403の膜厚0.2mmのニップローラー31nの外周面の硬度は80°であり、樹脂層403の膜厚0.3mmのニップローラー31nの外周面の硬度は86°であり、樹脂層403の膜厚0.5mmのニップローラー31nの外周面の硬度は95°である。
そして、各ニップローラー31nと前駆動ローラー31とでシートSに荷重xをかけた後(ニップ時間2秒)に、シートSに画像を形成し、画像が形成されたシートSを目視で検査し、シートS上にニップ痕があるか無いかを判断した(図中の「○」はニップ痕無し。「△」はニップ痕が薄く見える。「×」はニップ痕がはっきり見える。)
なお、ニップ時間を2秒とした根拠は、画像形成装置1において画像形成中(印刷中)にシートSの搬送方向を変えるときに最大で2秒間ニップした状態で搬送を停止させることを考慮したためである。
また、評価に用いられたシートSは、POフィルムである。そして、シートSの画像形成は、シートSに対してシアンインク(UVインク)を50dutyで付与した。そして、シートSに付着したインクに対して紫外線を照射して硬化させ、画像を形成した。
ここで、「duty」とは、下式で算出される値である。
duty(%)=(実記録ドット数/(縦解像度×横解像度)×100(式中、「実記録ドット数」は単位面積当たりの実記録ドット数であり、「縦解像度」及び「横解像度」はそれぞれ単位面積当たりの解像度である。)
そして、図3に示すように、上記実験により、各チューブの厚み(膜厚)に対して、ある荷重を超えるとニップ痕が発生することが分かった。また、荷重350N以上ではニップ痕が発生することから、シートSにかける荷重xは350N未満に規定すべきであることがわかった。
そして、上記実験結果に基づき、各荷重においてニップ痕が発生しないニップローラー31nの外周面の硬度を求めた。図4は第2ローラーの硬度と荷重との関係を示す説明図である。
図4に示すように、本実施形態では、ニップローラー31nの外周面の硬度yと前駆動ローラー31とニップローラー31nとによって挟まれたシートSにかかる荷重xとの関係は、以下の式(1)及び(2)を満たすものである。すなわち、ニップローラー31nの外周面の硬度yと荷重xとが、式(1)及び(2)を満たす範囲内で適用可となる。
0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)
0<x<350 ・・・(2)
なお、上記の式(1),(2)は、図3及び図4の結果に基づいて、近似直線Aを算出したものである。
0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)
0<x<350 ・・・(2)
なお、上記の式(1),(2)は、図3及び図4の結果に基づいて、近似直線Aを算出したものである。
次に、画像形成装置の製造方法について説明する。
本実施形態の画像形成装置1の製造方法は、記録媒体としてのシートSを搬送する搬送ローラー対310と、シートSに液体としてのインクを液滴として吐出する記録ヘッド51と、を備え、搬送ローラー対310は、第1ローラーとしての前駆動ローラー31と、第2ローラーとしてのニップローラー31nと、を有し、ニップローラー31nの外周面は、フッ素を含む樹脂層403によって被覆され、ニップローラー31nの外周面の硬度は、前駆動ローラー31の外周面の硬度よりも低く、ニップローラー31nの外周面の硬度をyとし、前駆動ローラー31とニップローラー31nとによって挟まれたシートSにかかる荷重をxとした場合、以下の式(1)及び(2)を満たすように、ニップローラー31nを選定するものである(図2、図3、図4参照)。
0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)
0<x<350 ・・・(2)
なお、搬送ローラー対310(前駆動ローラー31と、ニップローラー31n)の詳細な構成及び上記式(1),(2)の算出方法は、上記と同様なので説明を省略する。
本実施形態の画像形成装置1の製造方法は、記録媒体としてのシートSを搬送する搬送ローラー対310と、シートSに液体としてのインクを液滴として吐出する記録ヘッド51と、を備え、搬送ローラー対310は、第1ローラーとしての前駆動ローラー31と、第2ローラーとしてのニップローラー31nと、を有し、ニップローラー31nの外周面は、フッ素を含む樹脂層403によって被覆され、ニップローラー31nの外周面の硬度は、前駆動ローラー31の外周面の硬度よりも低く、ニップローラー31nの外周面の硬度をyとし、前駆動ローラー31とニップローラー31nとによって挟まれたシートSにかかる荷重をxとした場合、以下の式(1)及び(2)を満たすように、ニップローラー31nを選定するものである(図2、図3、図4参照)。
0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)
0<x<350 ・・・(2)
なお、搬送ローラー対310(前駆動ローラー31と、ニップローラー31n)の詳細な構成及び上記式(1),(2)の算出方法は、上記と同様なので説明を省略する。
また、上記の式(1)及び(2)を満たすように選定されるニップローラー31nにおいて、フッ素を含む樹脂層403は、チューブ形状を成しており、ニップローラー31nの外周面をチューブで被覆する。
また、上記チューブの厚みを変更することにより、ニップローラー31nの外周面の硬度を調整する。従って、例えば、シートSの搬送性を高めるために、前駆動ローラー31とニップローラー31nとによってシートSにかかる荷重を高める場合は、チューブの厚みを比較的薄くすること(チューブの厚みが比較的薄いニップローラー31nを選定すること)で、ニップローラー31nの外周面の硬度をより低く調整する。
また、上記チューブの厚みを変更することにより、ニップローラー31nの外周面の硬度を調整する。従って、例えば、シートSの搬送性を高めるために、前駆動ローラー31とニップローラー31nとによってシートSにかかる荷重を高める場合は、チューブの厚みを比較的薄くすること(チューブの厚みが比較的薄いニップローラー31nを選定すること)で、ニップローラー31nの外周面の硬度をより低く調整する。
以上、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
ニップローラー31nの外周面の硬度は、搬送ローラー対310における荷重に対応して適切な硬度に設定される。このため、搬送ローラー対310の荷重を高くしたとしてもシートSのニップ痕の発生を低減させることができる。従って、画像品質を高めることができる。
また、搬送ローラー対の荷重に対して適切な硬度の第2ローラーが選定される。このため、シートSのニップ痕の発生を低減させ、画像品質を向上させる画像形成装置1を提供することができる。
また、搬送ローラー対の荷重に対して適切な硬度の第2ローラーが選定される。このため、シートSのニップ痕の発生を低減させ、画像品質を向上させる画像形成装置1を提供することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、搬送ローラー対310(前駆動ローラー31とニップローラー31n)におけるニップローラー31nの外周面の硬度yと前駆動ローラー31とニップローラー31nとによって挟まれたシートSにかかる荷重xとの関係(規定)について説明したが、搬送ローラー対320(後駆動ローラー32とニップローラー32n)においても搬送ローラー対310と同様の関係(規定)を適用することができる。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例2)上記実施形態の画像形成装置1では、有色インク用の記録ヘッド51を4個配置したが、これに限定されない。例えば、記録ヘッド51を3個以下としてもよいし、記録ヘッド51を5個以上としてもよく、適宜変更することができる。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例3)上記実施形態では、記録ヘッド51,52から吐出するインクとしてUVインクを例に挙げて説明したが、これに限定されない。UVインク以外のインク、例えば、高粘度インク等の各種インクを適用することができる。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例4)上記実施形態では、円筒形のドラム(回転ドラム30)でシートSを支持する構成について説明したが、この構成に限定されない。例えば、平面でシートSを支持する構成であってもよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例5)上記実施形態では、ニップ時間を2秒としたときにニップ痕の発生が低減できるニップローラー31nの外周面の硬度yと前駆動ローラー31とニップローラー31nとによって挟まれたシートSにかかる荷重xとの関係を規定したが、必要なニップ時間に応じてこれらの関係を変更するようにしてもよい。
図5は、変形例にかかる第2ローラーの硬度と荷重との関係を示す説明図であり、上述の実験とニップ時間以外は同じ条件(判定基準も同様)でニップ時間を変更することによって得られた実験結果の一部である。図5が示すように、硬度y及び荷重xが同じであったとしても、ニップ時間によってニップ痕の現れ方が異なっているのが分かる。具体的には、ニップ時間が短いほどニップ痕は生じにくく、ニップ時間が長いほどニップ痕が生じやすくなっている。したがって、必要なニップ時間に応じて適切な硬度yと荷重xとの関係式を用いるようにしてもよい。
図5は、変形例にかかる第2ローラーの硬度と荷重との関係を示す説明図であり、上述の実験とニップ時間以外は同じ条件(判定基準も同様)でニップ時間を変更することによって得られた実験結果の一部である。図5が示すように、硬度y及び荷重xが同じであったとしても、ニップ時間によってニップ痕の現れ方が異なっているのが分かる。具体的には、ニップ時間が短いほどニップ痕は生じにくく、ニップ時間が長いほどニップ痕が生じやすくなっている。したがって、必要なニップ時間に応じて適切な硬度yと荷重xとの関係式を用いるようにしてもよい。
1…画像形成装置、2…繰出部、3…プロセス部、4…巻取部、20…繰出軸、21…従動ローラー、22…芯管、30…回転ドラム、31…前駆動ローラー(第1ローラー)、31n…ニップローラー(第2ローラー)、32…後駆動ローラー(第1ローラー)、32n…ニップローラー(第2ローラー)、33…従動ローラー、34…従動ローラー、40…巻取軸、41…従動ローラー、42…芯管、51…記録ヘッド、52…記録ヘッド、61…UV照射器、62…UV照射器、63…UV照射器、310…搬送ローラー対、320…搬送ローラー対、400…金属製芯金、401…金属製芯金、402…弾性層、403…樹脂層(チューブ)。
Claims (6)
- 記録媒体を搬送する搬送ローラー対と、
前記記録媒体に液体を液滴として吐出する記録ヘッドと、を備え、
前記搬送ローラー対は、
第1ローラーと、
第2ローラーと、を有し、
前記第2ローラーは、フッ素を含む樹脂層によって被覆された外周面を有し、
前記第2ローラーの外周面の硬度は、前記第1ローラーの外周面の硬度よりも低く、
前記第2ローラーの外周面の硬度をyとし、前記第1ローラーと前記第2ローラーとによって挟まれた前記記録媒体にかかる荷重をxとした場合、以下の式(1)及び(2)を満たすことを特徴とする画像形成装置。
0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)
0<x<350 ・・・(2) - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記フッ素を含む樹脂層は、チューブを成していることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置において、
前記チューブの厚みが、前記第2ローラーの外周面の硬度を規定することを特徴とする画像形成装置。 - 記録媒体を搬送する搬送ローラー対と、
前記記録媒体に液体を液滴として吐出する記録ヘッドと、を備え、
前記搬送ローラー対は、
第1ローラーと、
第2ローラーと、を有し、
前記第2ローラーは、フッ素を含む樹脂層によって被覆された外周面を有し、
前記第2ローラーの外周面の硬度は、前記第1ローラーの外周面の硬度よりも低く、
前記第2ローラーの外周面の硬度をyとし、前記第1ローラーと前記第2ローラーとによって挟まれた前記記録媒体にかかる荷重をxとした場合、以下の式(1)及び(2)を満たすように、前記第2ローラーを選定することを特徴とする画像形成装置の製造方法。
0<y≦−0.13x+110.2 ・・・(1)
0<x<350 ・・・(2) - 請求項4に記載の画像形成装置の製造方法において、
前記フッ素を含む樹脂層は、チューブを成し、前記チューブで前記第2ローラーの外周面を被覆することを特徴とする画像形成装置の製造方法。 - 請求項5に記載の画像形成装置の製造方法において、
前記チューブの厚みを変更し、前記第2ローラーの外周面の硬度を調整することを特徴とする画像形成装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016142121A JP2018012565A (ja) | 2016-07-20 | 2016-07-20 | 画像形成装置、画像形成装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016142121A JP2018012565A (ja) | 2016-07-20 | 2016-07-20 | 画像形成装置、画像形成装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018012565A true JP2018012565A (ja) | 2018-01-25 |
Family
ID=61019827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016142121A Pending JP2018012565A (ja) | 2016-07-20 | 2016-07-20 | 画像形成装置、画像形成装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018012565A (ja) |
-
2016
- 2016-07-20 JP JP2016142121A patent/JP2018012565A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8002936B2 (en) | Dual-web method for fixing a radiation-curable gel-ink image on a substrate | |
JP6314565B2 (ja) | 画像記録装置および画像記録方法 | |
US9925803B2 (en) | Printing apparatus | |
US9809040B2 (en) | Image recording device and image recording method | |
US8628181B2 (en) | Recording apparatus | |
CN111660685B (zh) | 印刷装置以及印刷方法 | |
US9375957B2 (en) | Image recording device and image recording method | |
JP2010208107A (ja) | カール抑制方法及びカール抑制装置並びに画像形成装置 | |
JP2018012565A (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の製造方法 | |
JP6798151B2 (ja) | 印刷装置、印刷方法 | |
US11141980B2 (en) | Printing apparatus | |
US9381757B2 (en) | Image recording apparatus and sheet transfer method | |
US9475315B2 (en) | Liquid discharge apparatus | |
JP2012200876A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2015158175A (ja) | ギヤポンプおよび画像記録装置 | |
JP2017217848A (ja) | 印刷装置、印刷方法 | |
JP2013184456A (ja) | 帯状部材、被覆装置、および画像形成装置 | |
JP6019589B2 (ja) | 画像記録装置、画像記録方法 | |
JP6528430B2 (ja) | 印刷装置、印刷方法 | |
US20160229206A1 (en) | Print apparatus and print method | |
JP2014180835A (ja) | 記録装置 | |
JP2015168543A (ja) | 印刷方法および印刷装置 | |
JP2016168703A (ja) | 印刷装置、繰出駆動部制御方法 | |
JP2017217847A (ja) | 印刷装置、印刷方法 | |
JP2016145097A (ja) | 印刷装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20180907 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181120 |