JP2018012135A - 金型冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却管への冷却水の充填タイミングの遅れ及び冷却管へのエアーの充填タイミングの遅れを解消し、製品の冷却不足及び過冷却を回避することができる金型冷却装置を提供する。【解決手段】金型冷却装置1は、給水ポンプ15に接続された冷却水入側配管21と、エアー源16に接続されたエアー入側配管22と、金型内に設置された往復式の冷却管23と、冷却管23の復路23b側に接続された冷却体戻配管24とを備える。冷却水入側配管21及びエアー入側配管22に接続されるとともに、冷却水用開閉弁31及びエアー用開閉弁32を一体とした電磁弁30を、冷却管23の往路23a側に直結してある。【選択図】図1

Description

本発明は、ダイカスト鋳造や樹脂成型等において金型内部に配置された冷却管に冷却水を供給して金型を冷却するための金型冷却装置に関する。
従来のこの種の金型冷却装置として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1に示す金型冷却装置は、冷却水及びエアーを圧送する圧送部と、圧送部に接続された冷却水供給パイプとエアー供給パイプとを合流させる流体合流部と、冷却水マニホールドと、金型の冷却水通路に接続される金型冷却部とが順番に接続されて構成されている。そして、圧送部は、鋳造機(成型機)の近辺に配置され、流体合流部は、鋳造機(成型機)の金型の近傍に配置された冷却水マニホールドに近接させて配置されている。
ここで、金型冷却装置における圧送部においては、冷却水を吐出する給水用ポンプの吐出側配管から複数本の冷却水供給パイプを並列に分岐させ、各冷却水供給パイプ毎に冷却水用電磁弁を組み込んでいる。また、圧送部においては、エアー用配管から複数本のエアー供給パイプを分岐させ、各エアー供給パイプ毎にエアー用電磁弁を組み込んでいる。そして、1本の冷却水供給パイプと1本のエアー供給パイプとで1組の冷却系統を構成し、各冷却系統ごとに流体合流部、冷却水マニホールド、及び金型冷却部を具備せしめている。そして、各冷却系統は、圧送部に配設された動作制御回路によって制御されるようになっている。
この金型冷却装置において、動作制御回路が鋳造機(成型機)からの冷却スタート信号を受信すると、動作制御回路が動作を開始し、動作制御回路からの指令により給水用ポンプが動作して冷却水の吐出が開始される。これと同時に、冷却水用電磁弁も開いて冷却水の圧送が開始される。そして、給水用ポンプから吐出された冷却水は、冷却水供給パイプから流体合流部を通って冷却水マニホールドに至り、冷却水マニホールドの各往路側口からホース、金型内の往復式の冷却管の往路を通って金型の冷却水通路に入り、そこで熱交換が行われる。その後、冷却水は往復式の冷却管の復路からホース、冷却水マニホールドの復路側口を通り、冷却水マニホールドの排水ホースから排水される。
そして、予め設定した時間が経過すると、動作制御回路は冷却水用電磁弁を閉じ、その後に動作制御回路はエアー用電磁弁を開いて、エアーの圧送を開始する。圧送部から圧送されたエアーは、エアー供給パイプから流体合流部を通り、冷却水マニホールドの各往路側口に至る。そして、エアーは、当該各往路側口からホース、金型内の往復式の冷却管の往路を通って金型の冷却水通路に入る。そして、エアーは、冷却水通路内に残留した冷却水をパージ(追い出す)し、パージされた冷却水が、往復式の冷却管の復路からホース、冷却水マニホールドの復路側口から排水される。
特許第3186027号公報
しかしながら、この従来の特許文献1に記載された金型冷却装置にあっては、以下の問題点があった。
即ち、鋳造機(成型機)の近辺に配置された冷却水用電磁弁から金型内に配置された往復式冷却管までの距離が長い。このため、冷却水用電磁弁が開いてから冷却水が冷却管を満たすまで時間がかかり、冷却管への冷却水の充填タイミングに大きな遅れが生じ、製品の冷却不足の原因となっていた。また、鋳造機(成型機)の近辺に配置されたエアー用電磁弁から金型内に配置された往復式冷却管までの距離も長い。このため、エアー用電磁弁が開いてからエアーが冷却管内に残っている冷却水を全て追い出すまで時間がかかり、冷却管へのエアーの充填タイミングに大きな遅れが生じ、製品の過冷却の原因となっていた。
一方、冷却水用電磁弁が開いてから冷却水が冷却管を満たすまでの時間及びエアー用電磁弁が開いてからエアーが冷却管を満たすまでの時間を考慮し、冷却水用電磁弁及びエアー用電磁弁を早めに開くよう制御することも可能である。しかし、冷却水供給パイプ、エアー供給パイプ及び冷却管の数は多数あり、個別に冷却管への冷却水の充填タイミング及び冷却管へのエアーの充填タイミングを制御するのは困難であった。
従って、本発明はこの従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、冷却管への冷却水の充填タイミングの遅れ及び冷却管へのエアーの充填タイミングの遅れを解消し、製品の冷却不足及び過冷却を回避することができる金型冷却装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る金型冷却装置は、水源に接続された冷却水入側配管と、エアー源に接続されたエアー入側配管と、金型内に設置された往復式の冷却管と、該冷却管の復路側に接続された冷却体戻配管とを備え、上記冷却水入側配管及び上記エアー入側配管に接続されるとともに、冷却水用開閉弁及びエアー用開閉弁を一体とした電磁弁を、上記冷却管の往路側に直結したことを要旨とする。
この金型冷却装置によれば、電磁弁における冷却水用開閉弁から金型内に設置された冷却管までの距離が短い。これにより、冷却水用開閉弁が開いてから冷却水が冷却管内を流れて冷却管を満たすまでの時間が短くなるので、冷却管への冷却水の充填タイミングの遅れを解消し、製品の冷却不足を回避することができる。
また、上記電磁弁を、冷却管の往路側に直結してあるので、電磁弁におけるエアー用開閉弁から金型内に設置された冷却管までの距離が短い。これにより、エアー用開閉弁が開いてからエアーが冷却管内に残っている冷却水を全て追い出すまで時間が短くなるので、冷却管へのエアーの充填タイミングの遅れを解消し、製品の過冷却を回避することができる。
また、この金型冷却装置において、上記電磁弁は、3ポート3位置弁で構成され、上記冷却水入側配管に上記3ポート3位置弁の第1供給ポートで接続されるとともに、上記エアー入側配管に上記3ポート3位置弁の第2供給ポートで接続され、上記冷却管の往路側に上記3ポート3位置弁の排出ポートで接続されることが好ましい。
この金型冷却装置によれば、冷却水入側配管及びエアー入側配管に接続されるとともに、冷却水用開閉弁及びエアー用開閉弁を一体とした電磁弁を、簡単かつ簡素な構造として冷却管の往路側に直結することができる。そして、冷却管への冷却水の充填タイミングの遅れ及び冷却管へのエアーの充填タイミングの遅れを簡単な装置構成で解消することができる。
また、この金型冷却装置において、上記電磁弁は、3ポート2位置弁で構成され、上記冷却水入側配管に上記3ポート2位置弁の第1供給ポートで接続されるとともに、上記エアー入側配管に上記3ポート2位置弁の第2供給ポートで接続され、上記冷却管の往路側に上記3ポート2位置弁の排出ポートで接続されており、上記冷却水入側配管に冷却水用電磁弁を組み込むか、あるいは上記エアー入側配管にエアー用電磁弁を組み込むようにしてもよい。
この金型冷却装置によれば、電磁弁を、3ポート2位置弁で構成し、冷却水入側配管に冷却水用電磁弁を組み込むか、あるいはエアー入側配管にエアー用電磁弁を組み込むようにしても、冷却管への冷却水の充填タイミングの遅れ及び冷却管へのエアーの充填タイミングの遅れを簡単な装置構成で解消することができる。
本発明によれば、冷却管への冷却水の充填タイミングの遅れ及び冷却管へのエアーの充填タイミングの遅れを解消し、製品の冷却不足及び過冷却による品質不良の可能性を回避することができる金型冷却装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る金型冷却装置の概略構成図である。 図1に示す金型冷却装置に用いられる電磁弁(3ポート3位置弁)の概略構成図である。 電磁弁(3ポート3位置弁)の動作に伴う冷却水及びエアーの流れを説明するための図であり、(A)は電磁弁の第1コイル及び第2コイルがOFFで冷却水用開閉弁及びエアー用開閉弁の双方が閉じた状態にあり、冷却水及びエアーが共に冷却管内を流れていない状態を示す図、(B)は電磁弁の第1コイルがON、第2コイルがOFFで、冷却水用開閉弁が開き、エアー用開閉弁が閉じた状態にあり、冷却水が冷却管内を流れている状態を示す図、(C)は電磁弁の第1コイルがOFF、第2コイルがONで、冷却水用開閉弁が閉じ、エアー用開閉弁が開いた状態にあり、エアーが冷却管内を流れている状態を示す図である。 電磁弁(3ポート3位置弁)の動作に伴う冷却水及びエアーの流れのタイミングチャートである。 比較例に係る金型冷却装置の概略構成図である。 本発明例と比較例による冷却開始遅れを対比して示す図である。 本発明例と比較例による冷却終了遅れを対比して示す図である。 本発明の第2実施形態に係る金型冷却装置の概略構成図である。 図9に示す金型冷却装置に用いられる電磁弁(3ポート2位置弁)の概略構成図である。 電磁弁(3ポート2位置弁)及びエアー用電磁弁の動作に伴う冷却水及びエアーの流れを説明するための図であり、(A)は電磁弁(3ポート2位置弁)のコイルがOFF、エアー用電磁弁のコイルがOFFで冷却水及びエアーが共に冷却管内を流れていない状態を示す図、(B)は電磁弁(3ポート2位置弁)のコイルがON、エアー用電磁弁のコイルがOFFで冷却水が冷却管内を流れている状態を示す図、(C)は電磁弁(3ポート2位置弁)のコイルがOFF、エアー用電磁弁のコイルがONでエアーが冷却管内を流れている状態を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る金型冷却装置の概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る金型冷却装置は、図1に示されており、この金型冷却装置1は、冷却水及びエアーを圧送するための圧送部2と、金型(図示せず)を冷却するための金型冷却部3とを備えている。
ここで、圧送部2は、鋳造機(成型機)の近辺に配置されるものであり、本発明の水源である給水ポンプ15と、工場等におけるエアー源16にエアー用配管17を介して接続されたレギュレータ18と、鋳造機(成型機)からの冷却スタート信号により動作を開始して給水ポンプ15や後述する電磁弁30の第1コイル36及び第2コイル37のON、OFFを制御することにより冷却水及びエアーの圧送(吐出量や吐出タイミング等)を制御する動作制御部40とを備えている。給水ポンプ15は、タンク11内の冷却水を吸い上げる第1配管12にリリーフ弁13を介して接続された第2配管14に接続されている。なお、給水ポンプ15を用いず、水道管を水源としてもよい。
圧送部2には、冷却水及びエアーを圧送する冷却系統が複数系統備えられ、各冷却系統ごとに金型冷却部3が備えられている。具体的に述べると、給水ポンプ15の第2配管14からは複数本の冷却水入側配管21が分岐され、また、エアー源16にエアー用配管17を介して接続されたレギュレータ18からは複数本のエアー入側配管22が分岐される。そして、1本の冷却水入側配管21と1本のエアー入側配管22とで1組の冷却系統を構成し、各冷却系統ごとに金型冷却部3が備えられている。
金型冷却部3は、図示しない金型を冷却するものであり、金型内の冷却水通路に配置される往復式の冷却管23を備えている。冷却管23は金型内に設けられるイヌキピンなどの内部に配置される。また、冷却管23の往路23a側には、冷却水入側配管21及びエアー入側配管22に接続された電磁弁30が直結され、冷却管23の復路23b側には、冷却体戻配管24が接続されている。そして、冷却体戻配管24は、冷却水を貯留しているタンク11に接続されている。
ここで、電磁弁30は、冷却水入側配管21の開閉を行う冷却水用開閉弁31と、エアー入側配管22の開閉を行うエアー用開閉弁32を一体としたものであり、本実施形態にあっては、図2に示すように、3ポート3位置弁で構成されている。
そして、電磁弁30を構成する3ポート3位置弁の第1供給ポート33に冷却水入側配管21が接続され、3ポート3位置弁の第2供給ポート34にエアー入側配管22が接続されている。また、3ポート3位置弁の排出ポート35には、冷却管23の往路23a側が接続されている。
電磁弁30は、冷却水用開閉弁31及びエアー用開閉弁32の双方が閉じた状態にある図3(A)に示す位置と、冷却水用開閉弁31が開き、エアー用開閉弁32が閉じた状態にある図3(B)に示す位置と、冷却水用開閉弁31が閉じ、エアー用開閉弁32が開いた状態にある図3(C)に示す3位置間を移動するよう構成されている。電磁弁30は、励磁することによりON状態となって冷却水用開閉弁31を開く位置に移動させる第1コイル36と、励磁することによりON状態となってエアー用開閉弁32を開く位置に移動させる第2コイル37とが設けられている。また、電磁弁30には、第1コイル36がOFFのときに電磁弁30を元の位置に復帰させる第1ばね部材38と、第2コイル37がOFFのときに電磁弁30を元の位置に復帰させる第2ばね部材39とが設けられている。
電磁弁30の第1コイル36及び第2コイル37は、それぞれ動作制御部40に接続され、動作制御部40によりそれぞれのON、OFFが制御される。
次に、金型冷却装置1の動作について、図1、図3及び図4を参照して説明する。
先ず、給水ポンプ15から冷却水が圧送される前の状態では、電磁弁30は図3(A)に示す位置にある。この状態では、第1コイル36及び第2コイル37が共にOFFで電磁弁30における冷却水用開閉弁31及びエアー用開閉弁32は共に閉じた状態にある。そして、エアー源16からエアー用配管17、レギュレータ18を介して所定の圧力のエアーがエアー入側配管22を通過してエアー用開閉弁32のところまで常に圧送されている。但し、エアー用開閉弁32は閉じているので、エアーは冷却管23側には流れない。
そして、この状態で動作制御部40が鋳造機(成型機)からの冷却スタート信号を受信すると、動作制御部40が動作を開始する。すると、圧送部2における動作制御部40からの指令により給水ポンプ15が動作する。これにより、タンク11から第1配管12、リリーフ弁13、第2配管14を介して冷却水が冷却水入側配管21を流れ、冷却水用開閉弁31のところまで圧送される。但し、冷却水用開閉弁31は閉じているので、冷却水は冷却管23側には流れていない。この状態は、図4において、STOP(水、エアー共OFF)として示されている。
この状態で、金型を冷却するために、動作制御部40が電磁弁30の第1コイル36を励磁し第1コイル36がONになると、電磁弁30は図3(B)に示す位置になる。これにより、冷却水用開閉弁31が開き、冷却水入側配管21と冷却管23の往路23aとが連通し、冷却水が冷却管23内を流れる。一方、第2コイル37はOFFであり、エアー用開閉弁32は閉じているので、エアーは冷却管23側には流れない。この状態は、図4において、水ON(通水)として示されている。そして、冷却水が冷却管23内を流れることで、そこで熱交換が行われ、金型が冷却される。その後、冷却水は冷却管23の復路23bから冷却体戻配管24を通り、タンク11に排水される。
その後、金型を冷却するのに適切な所定時間が経過したら、動作制御部40は、第1コイル36の励磁を停止して第1コイル36をOFFにするとともに、第2コイル37を励磁し第2コイル37をONにする。すると、電磁弁30は図3(C)に示す位置になる。これにより、冷却水用開閉弁31が閉じて冷却水入側配管21と冷却管23の往路23aとが遮断されて冷却管23内への冷却水の流入は停止する。一方、エアー用開閉弁32が開き、エアー入側配管22と冷却管23の往路23aとが連通し、エアーが冷却管23内を流れる。この状態は、図4において、エアーON(エアーパージ)として示されている。そして、エアーが冷却管23内を流れることで、冷却管23内に残っている冷却水がエアーにより追い出され、追い出された冷却水は冷却管23の復路23bから冷却体戻配管24を通り、タンク11に排水される。
その後、冷却管23内に残留している冷却水を排水するのに適切な所定時間が経過したら、動作制御部40は、第2コイル37の励磁を停止し第2コイル37をOFFにする。すると、電磁弁30は図3(A)に示す位置になる。これにより、エアー用開閉弁32が閉じて、エアー入側配管22と冷却管23の往路23aとが遮断され、エアーが冷却管23内を流れるのが停止される。一方、第1コイル36のOFF状態は維持され、冷却水用開閉弁31が閉じた状態を維持している。この状態は、図4において、図4において、STOP(水、エアー共OFF)として示されている。
その後、動作制御部40は、給水ポンプ15の動作を停止させる。これにより、金型冷却装置1の一連の動作は終了する。
ここで、本実施形態に係る金型冷却装置1においては、冷却水入側配管21及びエアー入側配管22に接続されるとともに、冷却水用開閉弁31及びエアー用開閉弁32を一体とした電磁弁30を、冷却管23の往路23a側に直結してある。このため、電磁弁30における冷却水用開閉弁31から金型内に設置された冷却管23までの距離が短い。これにより、冷却水用開閉弁31が開いてから冷却水が冷却管23内を流れて冷却管23を満たすまでの時間が短くなるので、冷却管23への冷却水の充填タイミングの遅れを解消し、製品の冷却不足を回避することができる。
また、電磁弁30を、冷却管23の往路23a側に直結してあるので、電磁弁30におけるエアー用開閉弁32から金型内に設置された冷却管23までの距離が短い。これにより、エアー用開閉弁32が開いてからエアーが冷却管23内に残っている冷却水を全て追い出すまで時間が短くなるので、冷却管23へのエアーの充填タイミングの遅れを解消し、製品の過冷却を回避することができる。
また、電磁弁30は、3ポート3位置弁で構成され、冷却水入側配管21に3ポート3位置弁の第1供給ポート33で接続されるとともに、エアー入側配管22に3ポート3位置弁の第2供給ポート34で接続され、冷却管23の往路23a側に3ポート3位置弁の排出ポート35で接続される。これにより、冷却水入側配管21及びエアー入側配管22に接続されるとともに、冷却水用開閉弁31及びエアー用開閉弁32を一体とした電磁弁30を、簡単かつ簡素な構造として冷却管23の往路23a側に直結することができる。そして、冷却管23への冷却水の充填タイミングの遅れ及び冷却管23へのエアーの充填タイミングの遅れを簡単な装置構成で解消することができる。
ここで、本実施形態に係る金型冷却装置1を図5に示す比較例に係る金型冷却装置と比較して説明する。
図5に示す金型冷却装置201は、図1に示す本実施形態に係る金型冷却装置1と異なり、圧送部202における給水ポンプ215の第2配管214から分岐した複数本の冷却水入側配管221の各々に冷却水用電磁弁241を組み込んでいる。また、金型冷却装置1は、エアー源216にエアー用配管217を介して接続されたレギュレータ218から分岐した複数本のエアー入側配管222の各々にエアー用電磁弁242を組み込んでいる。また、各冷却水入側配管221と各エアー入側配管222とを継手243に接続し、継手243の出口に冷却管入側配管244を接続し、この冷却管入側配管244を金型冷却部203における冷却管223の往路223a側に接続している。そして、冷却管223の復路223bには冷却体戻配管224が接続され、この冷却体戻配管224は、冷却水を貯留しているタンク211に接続されている。そして、各冷却水用電磁弁241のコイル及び各エアー用電磁弁242の2コイルは、それぞれ動作制御部240に接続され、動作制御部240によりそれぞれのON、OFFが制御されるようになっている。図5に示す金型冷却装置201は、図1に示す金型冷却装置1とその他の構成については同様であり、図5において、符号212は第1配管、213はリリーフ弁である。
このように構成された比較例に係る金型冷却装置201において、動作制御部240が鋳造機(成型機)からの冷却スタート信号を受信すると、動作制御部240が動作を開始する。そして、動作制御部240からの指令により給水ポンプ215が動作して冷却水が冷却水入側配管221内を流れる。これと同時に、冷却水用電磁弁241も開いて冷却水が冷却水入側配管221内を圧送される。そして、冷却水入側配管221内を圧送された冷却水は、冷却水入側配管221から継手243を通って冷却管入側配管244に至り、冷却管入側配管244を通って金型内の冷却管223内を往路223a側から流れる。そして、冷却水が冷却管223内を流れることで、そこで熱交換が行われ、金型が冷却される。その後、冷却水は冷却管223の復路223bから冷却体戻配管224を通り、タンク211に排水される。
そして、予め設定した時間が経過すると、動作制御部240は、冷却水用電磁弁241を閉じ、その後に動作制御部240はエアー用電磁弁242を開いて、エアーの圧送を開始する。圧送部202から圧送されたエアーは、エアー入側配管222から継手243を通り、冷却管入側配管244を通って金型内の冷却管223内を流れる。そして、エアーが冷却管223内を流れることで、冷却管223内に残っている冷却水がエアーにより追い出され、追い出された冷却水は冷却管223の復路223bから冷却体戻配管224を通り、タンク211に排水される。
この比較例に係る金型冷却装置201においては、鋳造機(成型機)の近辺に配置された冷却水用電磁弁241から金型内に配置された冷却管223までの距離が長い。このため、冷却水用電磁弁241が開いてから冷却水が冷却管223を満たすまで時間がかかり、冷却管223への冷却水の充填タイミングに大きな遅れが生じ、製品の冷却不足の原因となる。
また、鋳造機(成型機)の近辺に配置されたエアー用電磁弁242から金型内に配置された冷却管223までの距離も長いため、エアー用電磁弁242が開いてからエアーが冷却管223内に残っている冷却水を全て追い出すまで時間がかかり、冷却管223へのエアーの充填タイミングに大きな遅れが生じ、製品の過冷却の原因となる。
これに対し、前述したように、本実施形態に係る金型冷却装置1においては、冷却水入側配管21及びエアー入側配管22に接続されるとともに、冷却水用開閉弁31及びエアー用開閉弁32を一体とした電磁弁30を、冷却管23の往路23a側に直結してある。このため、電磁弁30における冷却水用開閉弁31から金型内に設置された冷却管23までの距離が短い。これにより、冷却水用開閉弁31が開いてから冷却水が冷却管23内を流れて冷却管23を満たすまでの時間が短くなるので、冷却管23への冷却水の充填タイミングの遅れを解消し、製品の冷却不足を回避することができる。
また、電磁弁30を、冷却管23の往路23a側に直結してあるので、電磁弁30におけるエアー用開閉弁32から金型内に設置された冷却管23までの距離が短い。これにより、エアー用開閉弁32が開いてからエアーが冷却管23内に残っている冷却水を全て追い出すまで時間が短くなるので、冷却管23へのエアーの充填タイミングの遅れを解消し、製品の過冷却を回避することができる。
なお、図1に示す本実施形態(本発明例)に係る金型冷却装置1と、図5に示す比較例に係る金型冷却装置201とについて、電磁弁30における冷却水用開閉弁31(比較例においては冷却水用電磁弁41)を開いてから冷却管23(比較例においては冷却管223)内を冷却水が満たすまでの時間(冷却開始遅れ)を実測した。この結果を図6に示す。
図6から理解されるように、本実施形態(本発明例)に係る金型冷却装置1による冷却開始遅れは、比較例に係る金型冷却装置による冷却開始遅れに対して大幅に改善された。
また、図1に示す本実施形態(本発明例)に係る金型冷却装置1と、図5に示す比較例に係る金型冷却装置201とについて、電磁弁30におけるエアー用開閉弁32(比較例においてはエアー用電磁弁42)を開いてから冷却管23(比較例においては冷却管223)内から冷却水が全て追い出されるまでの時間(冷却終了遅れ)を実測した。この結果を図7に示す。
図7から理解されるように、本実施形態(本発明例)に係る金型冷却装置1による冷却終了遅れは、比較例に係る金型冷却装置による冷却終了遅れに対して大幅に改善された。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る金型冷却装置について、図8乃至図10を参照して説明する。図8乃至図10において、図1乃至3に示す部材と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図8に示す金型冷却装置1は、図1に示す金型冷却装置1と基本構成は同様であるが、電磁弁130の構成が図1に示す金型冷却装置1の電磁弁30の構成と相違するとともに、エアー入側配管22にエアー用電磁弁138を組み込んだ点で、図1に示す金型冷却装置1と相違している。
具体的に述べると、電磁弁130は、図1に示す電磁弁30と同様に、冷却水入側配管21及びエアー入側配管22に接続されるとともに、冷却水用開閉弁131及びエアー用開閉弁132を一体とし、冷却管23の往路23a側に直結されている。
但し、電磁弁130は、図1に示す電磁弁30と異なり、図9に示すように、3ポート2位置弁で構成されている。
そして、電磁弁130を構成する3ポート2位置弁の第1供給ポート133に冷却水入側配管21が接続され、3ポート2位置弁の第2供給ポート134にエアー入側配管22が接続されている。また、3ポート2位置弁の排出ポート135に冷却管23の往路23a側が接続されている。
この電磁弁130は、冷却水用開閉弁131が閉じ、エアー用開閉弁132が開いた状態にある図10(A)、(C)に示す位置と、冷却水用開閉弁131が開き、エアー用開閉弁132が閉じた状態にある図10(B)に示す位置との2位置間を移動するよう構成されている。電磁弁130は、励磁することによりON状態となって冷却水用開閉弁131を開く位置に移動させるコイル136と、コイル136が非励磁状態(OFF状態)のときにエアー用開閉弁132を開く位置に移動させるばね部材137とを備えている。そして、電磁弁130のコイル136は、動作制御部40に接続され、動作制御部40によりON、OFFが制御される。
また、図8に示す金型冷却装置1において、レギュレータ18から分岐した各エアー入側配管22には、エアー用電磁弁138が組み込まれている。このエアー用電磁弁138は、エアー用電磁弁138に設けられたコイルがONのときにエアー用電磁弁138を開き、当該コイルがOFFのときにエアー用電磁弁138を閉じる。
次に、図8に示す金型冷却装置1の動作について、図8及び図10を参照して説明する。
先ず、給水ポンプ15から冷却水が圧送される前の状態では、電磁弁130は図10(A)に示す位置にある。この状態では、コイル136がOFFで電磁弁130における冷却水用開閉弁131が閉じた状態にあり、エアー用開閉弁132は開いた状態にある。そして、この状態では、エアー源16からはレギュレータ18を介して所定の圧力のエアーがエアー入側配管22のところまで圧送されている。但し、エアー入側配管22に組み込まれたエアー用電磁弁138のコイルがOFFであり、エアー用電磁弁138が閉じているので、エアーは冷却管23側には流れない。
そして、この状態で動作制御部40が鋳造機(成型機)からの冷却スタート信号を受信すると、動作制御部40が動作を開始する。すると、圧送部2における動作制御部40からの指令により給水ポンプ15が動作する。これにより、タンク11から第1配管12、リリーフ弁13、第2配管14を介して冷却水が冷却水入側配管21を流れ、冷却水用開閉弁131のところまで圧送される。但し、冷却水用開閉弁131は閉じているので、冷却水は冷却管23側には流れていない。 この状態で、金型を冷却するために、動作制御部40が電磁弁130のコイル136を励磁しコイル136がONになると、電磁弁130は図10(B)に示す位置になる。これにより、冷却水用開閉弁131が開き、冷却水入側配管21と冷却管23の往路23aとが連通し、冷却水が冷却管23内を流れる。一方、エアー用開閉弁132は開いた状態から閉じた状態となる。そして、冷却水が冷却管23内を流れることで、そこで熱交換が行われ、金型が冷却される。その後、冷却水は冷却管23の復路23bから冷却体戻配管24を通り、タンク11に排水される。この状態では、エアー用電磁弁138のコイルがOFFでエアー用電磁弁138は閉じている。
その後、金型を冷却するのに適切な所定時間が経過したら、動作制御部40は、コイル136の励磁を停止してコイル136をOFFにする。すると、電磁弁30は図10(C)に示す位置になる。これにより、冷却水用開閉弁131が閉じて冷却水入側配管21と冷却管23の往路23aとが遮断されて冷却管23内への冷却水の流入は停止する。また、エアー用開閉弁132が開き、エアー入側配管22と冷却管23の往路23aとが連通する。また、このとき同時に、エアー用電磁弁138のコイルを励磁し当該コイルをONにする。すると、エアー用電磁弁138が開き、エアーがエアー入側配管22から、開いたエアー用開閉弁132を介して冷却管23内を流れる。そして、エアーが冷却管23内を流れることで、冷却管23内に残っている冷却水がエアーにより追い出され、追い出された冷却水は冷却管23の復路23bから冷却体戻配管24を通り、タンク11に排水される。
その後、冷却管23内に残留している冷却水を排出するのに適切な所定時間が経過したら、動作制御部40は、エアー用電磁弁138のコイルの励磁を停止してコイルをOFFにし、エアー用電磁弁138が閉じる。この状態は、図10(A)に示す状態である。これにより、エアーが冷却管23内へ流れるのが停止される。一方、電磁弁130のコイル136のOFF状態は維持され、冷却水用開閉弁131が閉じた状態を維持している。
その後、動作制御部40は、給水ポンプ15の動作を停止させる。これにより、金型冷却装置1の一連の動作は終了する。
ここで、本実施形態に係る金型冷却装置1においては、冷却水入側配管21及びエアー入側配管22に接続されるとともに、冷却水用開閉弁131及びエアー用開閉弁132を一体とした電磁弁130を、冷却管23の往路23a側に直結してある。このため、電磁弁130における冷却水用開閉弁131から金型内に設置された冷却管23までの距離が短い。これにより、冷却水用開閉弁131が開いてから冷却水が冷却管23内を流れて冷却管23を満たすまでの時間が短くなるので、冷却管23への冷却水の充填タイミングの遅れを解消し、製品の冷却不足を回避することができる。
また、電磁弁130を、冷却管23の往路23a側に直結してあるので、電磁弁130におけるエアー用開閉弁132から金型内に設置された冷却管23までの距離が短い。これにより、エアー用開閉弁132が開いてからエアーが冷却管23内に残っている冷却水を全て追い出すまで時間が短くなるので、冷却管23へのエアーの充填タイミングの遅れを解消し、製品の過冷却を回避することができる。
なお、エアーを冷却管23内へ流す際には、前述したように、エアー用開閉弁132を開くのみならず、エアー用電磁弁138を開く必要がある(図10(C)参照)。エアー用電磁弁138は鋳造機(成型機)側の圧送部2に設置されているので、このエアー用電磁弁138から冷却管23までの距離が長い。このため、エアー用電磁弁138が開いてからエアーが冷却管23内に残っている冷却水を全て追い出すまで時間が長くなることが懸念される。しかし、エアー用電磁弁138を開くときには、エアー用電磁弁138からエアー用開閉弁132に至るまでのエアー入側配管22内にはエアーが満たされているので、エアー用電磁弁138を開くとすぐに冷却管23内にエアーを流入させることができる。このため、エアー用電磁弁138が開いてからエアーが冷却管23内に残っている冷却水を全て追い出すまで時間が長くなるおそれはない。
この第2実施形態に係る金型冷却装置1のように、電磁弁130を、3ポート2位置弁で構成し、エアー入側配管22にエアー用電磁弁138を組み込んだ場合でも、冷却管23への冷却水の充填タイミングの遅れ及び冷却管23へのエアーの充填タイミングの遅れを簡単な装置構成で解消することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る金型冷却装置について、図11を参照して説明する。図11において、図1に示す部材と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
図11に示す金型冷却装置1は、図1に示す金型冷却装置1と基本構成は同様であるが、冷却水入側配管21及びエアー入側配管22のそれぞれに冷却水マニホールド50を接続し、冷却水マニホールド50に複数の冷却水配管25と複数のエアー配管26とを接続し、複数の冷却水配管25の各々及び複数のエアー配管26の各々に接続されるとともに、冷却水用開閉弁31及びエアー用開閉弁32を一体とした各電磁弁30を、各冷却管23の往路23a側に直結した点で異なっている。
具体的に述べると、冷却水マニホールド50は、1つの吸水口(図示せず)と、1つの吸気口(図示せず)と、1つの排水口(図示せず)とを備えるとともに、複数個の往路側水出口51と、複数個の往路側エアー出口52と、複数個の復路側口53とを備えている。
そして、冷却水マニホールド50の吸水口には、冷却水入側配管21の出側が接続されるとともに、冷却水マニホールド50の吸気口には、エアー入側配管22の出側が接続されている。また、冷却水マニホールド50の複数個の往路側水出口51の各々には、複数の冷却水配管25の各々の入側が接続され、冷却水マニホールド50の複数個の往路側エアー出口52の各々には、複数のエアー配管26の各々の入側が接続されている。
そして、複数の冷却水配管25の各々の出側及び複数のエアー配管26の各々の出側には、複数の冷却管23の各々の往路23a側に直結された各電磁弁30が接続されている。また、複数の冷却管23の各々の復路23b側には、複数の冷却体戻配管24の各々の入側が接続され、各冷却体戻配管24の出側は冷却水マニホールド50の複数個の復路側口53の各々に接続されている。さらに、冷却水マニホールド50の排水口には、排水管27の入側が接続されるとともに、排水管27の出側はタンク11に戻されている。
そして、各電磁弁30としては、図2に示す電磁弁30と同様に、電磁弁30は、冷却水入側配管21の開閉を行う冷却水用開閉弁31と、エアー入側配管22の開閉を行うエアー用開閉弁32を一体としたものであり、3ポート3位置弁で構成されている。
そして、各電磁弁30を構成する3ポート3位置弁の第1供給ポート33に各冷却水配管25の出側が接続され、3ポート3位置弁の第2供給ポート34に各エアー配管26の出側が接続されている。また、3ポート3位置弁の排出ポート35に各冷却管23の往路23a側が接続されている。
このように、冷却水マニホールド50を備えた金型冷却装置1においても、冷却水用開閉弁31及びエアー用開閉弁32を一体とした各電磁弁30を、各冷却管23の往路23a側に直結してある。このため、各電磁弁30における冷却水用開閉弁31から金型内に設置された冷却管23までの距離が短い。これにより、冷却水用開閉弁31が開いてから冷却水が冷却管23内を流れて冷却管23を満たすまでの時間が短くなるので、冷却管23への冷却水の充填タイミングの遅れを解消し、製品の冷却不足を回避することができる。
また、前記各電磁弁30を、冷却管23の往路23a側に直結してあるので、各電磁弁30におけるエアー用開閉弁32から金型内に設置された冷却管23までの距離が短い。これにより、エアー用開閉弁32が開いてからエアーが冷却管23内に残っている冷却水を全て押し出すまで時間が短くなるので、冷却管23へのエアーの充填タイミングの遅れを解消し、製品の過冷却を回避することができる。
また、冷却水マニホールド50を備えることにより、1つの冷却水マニホールド50に対して複数の冷却管23によって金型を冷却することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに、種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、図8に示す第2実施形態に係る金型冷却装置1において、エアー入側配管22にエアー用電磁弁138を組み込むのではなく、冷却水入側配管21に冷却水用電磁弁を組み込むようにしてもよい。
また、図11に示す第3実施形態に係る金型冷却装置1において、各冷却管23の往路23a側に直結される各電磁弁30は、3ポート3位置弁である必要は必ずしもなく、図9と同様の3ポート2位置弁で構成してもよい。この場合、各冷却水配管25に3ポート2位置弁の第1供給ポートで接続し、各エアー配管26に3ポート2位置弁の第2供給ポートで接続し、各冷却管23の往路23a側に3ポート2位置弁の排出ポートで接続するとともに、各冷却水配管25に冷却水用電磁弁を組み込むか、あるいは各エアー配管26にエアー用電磁弁を組み込むようにする。
また、図11に示す第3実施形態に係る金型冷却装置1において、冷却水マニホールド50の複数個の往路側水出口51の各々には、複数の冷却水配管25の各々の入側が接続され、冷却水マニホールド50の複数個の往路側エアー出口52の各々には、複数のエアー配管26の各々の入側が接続されている。しかし、冷却水マニホールド50の複数個の往路側水出口51のうち1つの往路側水出口51に1本の冷却水配管25を接続し、冷却水マニホールド50の複数個の往路側エアー出口52のうち1つの往路側エアー出口52に1本のエアー配管26を接続するようにしてもよい。この場合、1本の冷却水配管25の出側及び1本のエアー配管26の出側に、1つの冷却管23の往路23a側に直結された電磁弁30が接続される。また、1つの冷却管23の復路23b側に、1本の冷却体戻配管24の入側が接続され、1本の冷却体戻配管24の出側は冷却水マニホールド50の複数個の復路側口53のうち1つの復路側口53に接続される。
1 金型冷却装置
2 圧送部
3 金型冷却部
11 タンク
12 第1配管
13 リリーフ弁
14 第2配管
15 給水ポンプ
16 エアー源
17 エアー用配管
18 レギュレータ
21 冷却水入側配管
22 エアー入側配管
23 冷却管
23a 冷却管の往路
23b 冷却管の復路
24 冷却体戻配管
25 冷却水配管
26 エアー配管
27 排水管
30 電磁弁
31 冷却水用開閉弁
32 エアー用開閉弁
33 第1供給ポート
34 第2供給ポート
35 排出ポート
36 第1コイル
37 第2コイル
38 第1ばね部材
39 第2ばね部材
40 動作制御部
50 冷却水マニホールド
51 往路側水出口
52 往路側エアー出口
53 復路側口
130 電磁弁
131 冷却水用開閉弁
132 エアー用開閉弁
133 第1供給ポート
134 第2供給ポート
135 排出ポート
136 コイル
137 ばね部材
138 エアー用電磁弁

Claims (3)

  1. 水源に接続された冷却水入側配管と、エアー源に接続されたエアー入側配管と、金型内に設置された往復式の冷却管と、該冷却管の復路側に接続された冷却体戻配管とを備え、
    前記冷却水入側配管及び前記エアー入側配管に接続されるとともに、冷却水用開閉弁及びエアー用開閉弁を一体とした電磁弁を、前記冷却管の往路側に直結したことを特徴とする金型冷却装置。
  2. 前記電磁弁は、3ポート3位置弁で構成され、前記冷却水入側配管に前記3ポート3位置弁の第1供給ポートで接続されるとともに、前記エアー入側配管に前記3ポート3位置弁の第2供給ポートで接続され、前記冷却管の往路側に前記3ポート3位置弁の排出ポートで接続されることを特徴とする請求項1に記載の金型冷却装置。
  3. 前記電磁弁は、3ポート2位置弁で構成され、前記冷却水入側配管に前記3ポート2位置弁の第1供給ポートで接続されるとともに、前記エアー入側配管に前記3ポート2位置弁の第2供給ポートで接続され、前記冷却管の往路側に前記3ポート2位置弁の排出ポートで接続されており、
    前記冷却水入側配管に冷却水用電磁弁を組み込むか、あるいは前記エアー入側配管にエアー用電磁弁を組み込むことを特徴とする請求項1に記載の金型冷却装置。
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