JP2018011475A - 受信装置及び無線伝送システム - Google Patents

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哲也 楠本
Tetsuya Kusumoto
哲也 楠本
齋藤 隆
Takashi Saito
隆 齋藤
善一 古田
Zenichi Furuta
善一 古田
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Abstract

【課題】体格を小さくしながらコイルの周辺における漏洩電磁波を低減できるようにした受信装置及び無線伝送システムを提供する。
【解決手段】所定の開口面を有するようにコア17に巻回されたコイル13及びコイル13に所定の周波数帯で共振するように容量値が設定されたコンデンサ14を設けた第1共振器18と、法線方向が第1コイル13の開口面の法線方向と非直交方向となる開口面を有してコア17に巻回された第2コイル15及び第2コイル15に前記周波数帯で共振するように容量値が設定されたコンデンサ16を設けた第2共振器19を備える受信装置3は、コイル13及び15のインダクタンス成分をL、コンデンサ14及び16のキャパシタンス成分をC、コイル13、15の相互誘導結合する相互インダクタンスをMとしたときに、1/[2×π×SQRT{(L−M)・C}]に応じて定められる周波数帯で信号を受信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信装置及び無線伝送システムに関する。
近年、ワイヤレス伝送技術に関して様々な技術が提案されている。このワイヤレス伝送技術は互いに離間した場所に給電することを目的として開発されているが、他方、漏洩電磁波を低減することも重要である(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の技術によれば、共鳴法を用いた非接触給電技術において、コイルユニットが、二次共振コイルとボビンとキャパシタと二次電磁誘導コイルとを備えており、これらを接続することで漏洩電磁場を低減可能にしている。
特開2011−234496号公報
特許文献1に記載のコイルユニットは、前述するように構成されているが、ボビンを2つ並列して構成しているため体格が大きくなり、例えばそれぞれのコイルユニットの近傍における漏洩電磁波の低減効果が小さくなってしまう。
本発明の目的は、体格を小さくしながらコイルの近傍における漏洩電磁波を低減できるようにした受信装置及び無線伝送システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、信号生成部、及び、前記信号生成部により生成される信号を送信する送信アンテナ、を備える送信装置と、送信された信号の周波数を含む周波数帯において共振する共振器を備え送信装置の送信アンテナから送信される信号を磁界共振結合方式により受信する受信アンテナ部、及び、受信アンテナ部を通じて受信した信号を処理する信号処理部、を備える受信装置と、を備えた無線伝送システムにおける受信装置を提供する。
受信アンテナ部は、所定の開口面を有するように芯部に巻回された第1コイルを備える第1誘導部、及び、第1誘導部に周波数帯で共振するように容量値が設定された第1容量部を設けた第1共振器、並びに、法線方向が前記第1コイルの開口面の法線方向と非直交方向となる開口面を有して芯部に巻回された第2コイルを備える第2誘導部、及び、第2誘導部に周波数帯で共振するように容量値が設定された第2容量部を設けた第2共振器、を備える。第1及び第2誘導部のインダクタンス成分L、前記第1及び第2容量部のキャパシタンス成分Cは、互いに許容範囲を考慮してそれぞれ同一と見做すことが可能に構成されている。そして、第1共振器及び前記第2共振器の誘導部のコイルを相互誘導結合する相互インダクタンスをMとし、周波数帯に含む周波数をfとしたときに、f2=1/[2×π×SQRT{(L−M)・C}] …(2)、に応じて定められる周波数帯で信号を受信するようになっている。このような構成によれば、第1及び第2コイルが同一の芯部に巻回されているため体格を小さくできる。また、前述の周波数fに応じて定められる周波数帯で信号を受信するようになっているため、コイルの特に近傍の漏洩電磁波を低減できる。
第1実施形態における無線伝送システムを概略的に示す図 受信アンテナ部の縦断側面図 等価回路の説明図 比較例のシミュレーション条件とその結果を示す図 受信アンテナ部のシミュレーション条件とその結果を示す図 第2実施形態における受信アンテナ部の縦断側面図 第3実施形態における受信アンテナ部の縦断側面図 第4実施形態における受信アンテナ部の縦断側面図 第5実施形態における無線伝送システムを概略的に示す図 第6実施形態における無線伝送システムを概略的に示す図 第7実施形態における無線伝送システムを概略的に示す図 第8実施形態における無線伝送システムを概略的に示す図 第9実施形態における無線伝送システムを概略的に示す図
以下、無線受信装置及び無線伝送システムの幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施形態において、同一又は類似の動作を行う構成については、同一又は類似の符号を付している。なお、下記の各実施形態で説明した対応する構成は十の位と一の位に同一符号を付している。これらの対応する構成は互いに同様の機能を備えるため、その個別又は各要素間で連携して実行される機能説明を必要に応じて省略している。
(第1実施形態)
図1から図5は第1実施形態の説明図を示す。図1に無線伝送システムの構成を概略的に示す。無線伝送システム101は、送信装置2及び受信装置3を備え、送信装置2が受信装置3に無線により信号を送信する。本実施形態では信号伝送方向をZ方向として説明する。送信装置2には、図示しないが電力供給源となる例えばバッテリ電源が接続される。送信装置2は、このバッテリ電源の電力に応じて無線により受信装置3に信号を伝送する。受信装置3は、送信装置2により磁界共鳴方式により結合され送信装置2から送電された電力を用いて動作する。
無線伝送システム101は、特に車両用の各種センサ、アクチュエータへの指令信号や、この応答信号などの無線信号の伝送に適用することが望ましい。なお、この図1には、本実施形態の特徴となる信号伝送系に係る特徴部分を主に示している。
送信装置2は、信号生成部4及び送信アンテナ部5を備える。送信アンテナ部5は、送信アンテナ用のコイル6、コア7、及び、共振部8を備える。コイル6は、例えば1回巻きのループ状に構成され、このコイル6はコア7に巻回されている。コア7は、例えばニッケル亜鉛(Ni−Zn)系のフェライトコアにより円筒形状に構成され芯部として構成される。共振部8は、コア7に巻回されたコイル9と、このコイル9の両端に直列共振するように接続されたコンデンサ10と、を備える。送信アンテナ部5は、信号生成部4により生成される信号を送信する。
信号生成部4は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えるマイクロコンピュータ(図示せず)などにより構成され、与えられる電源により信号(電力信号、小電力の変調信号)を生成し、この生成信号を送信アンテナ部5を通じて受信装置3に送信する。
より具体例を挙げるとすれば、例えば送信装置2は、数MHz帯の交流電力(正弦波電圧/電流)を生成し、この電力信号を送信信号として送信アンテナを通じて出力する。また、電力信号を送信信号とする形態を示すが、これに限定されるものではなく、例えば、OFDM(orthogonal frequency-division multiplexing)変調方式などによりデータを変調したデータ変調信号を送信信号としても良い。
受信装置3は、受信アンテナ部11、及び、信号処理部12を備える。受信アンテナ部11は、第1誘導部としてのループコイル(以下コイルと略す)13、第1容量部としてのコンデンサ14、第2誘導部としてのループコイル(以下コイルと略す)15、第2容量部としてのコンデンサ16、及び、コア17を備え、送信アンテナ部5の所謂近傍界に設置され、送信装置2の送信アンテナ部5から送信される信号を磁界共振結合方式により受信する。
コア17は、コア7と同様に例えばニッケル亜鉛(Ni−Zn)系のフェライトコアにより円筒状に構成される。コイル13は、コア7に所定の周回方向に巻回され、所定の開口面を備える。コイル13の開口面はコア17の円筒の上面に沿う面に設定されるものである。コンデンサ14は、コイル13の両端に接続されており、コイル13及びコンデンサ14により第1共振器18が構成される。また、コンデンサ14の容量値は、前述の送信装置2の送信信号の周波数を含む周波数帯内の所定の周波数で共振するように設定され、これにより、第1共振器18の共振周波数は、送信装置2から送信される送信信号の周波数帯内に設定されることになる。
コイル15もまたコア17に巻回されている。このコイル15は、コア17に対しコイル13と同一の周回方向に巻回されている。これらのコイル13、15は、コア17の円筒外周周囲に密着して接触している。また、コイル13、15は、その開口面の法線方向となるZ方向に密接して互い違いに交互に巻回された2重螺旋構造A1とされている。本実施形態の図1の構成の断面構造を図2に示している。
この図2に示すように、コイル13、15の配列順は、Z方向に沿ってコイル15、コイル13、コイル15、コイル13…の順に互い違いに配列されており、これにより2重螺旋構造A1に配設されている。このような構成を採用することにより、コイル13の開口面とコイル15の開口面とが動作周波数帯において許容範囲を考慮して同一と見做すことが可能な配置関係とされている。
コイル15もまたその両端にコンデンサ16を接続して構成され、コイル15及びコンデンサ16により第2共振器19として構成されている。またコンデンサ16の容量値は、前述の送信装置2の送信信号の周波数を含む周波数帯内の所定の周波数で共振するように設定されており、これにより、第2共振器19の共振周波数は、送信装置2から送信される送信信号の周波数帯内に設定されることになる。第1及び第2共振器18及び19の共振周波数は同一となるように設定することが望ましく、また、コイル13、15の巻数及びコンデンサ14、16の容量値は互いに同一値に設定されることが望ましいが、各要素の誤差などの許容範囲を考慮して同一値と見做すことが可能な程度に一致していれば良い。
この実施形態では、芯部としてのコア7と、芯部としてのコア17とを分離して構成した形態を示したが、これに限定されるものではなく、同一のコア17にコイル6、コイル8、コイル13、コイル15を巻回して構成しても良い。すなわち、受信アンテナ部11のコア17を、送信アンテナ部5のコア7と一体化、共通化して構成しても良い。例えば、コア17をZ方向に延伸してコア7と一体化して構成すれば良い。
図3は第1共振器18及び第2共振器19の等価回路を図示している。図3に示すように、第1及び第2共振器18及び19が近接したときには、これらの間に相互誘導結合作用を生じることになり、この等価回路は図3のように表すことができる。このときの各コイル13、15のインダクタンス成分をL、各コンデンサ14、16のキャパシタンス成分をC、相互誘導結合作用の相互インダクタンス成分をMとすれば、
f1 = 1/[2×π×SQRT{(L+M)・C}] …(1)
f2 = 1/[2×π×SQRT{(L−M)・C}] …(2)
の2周波数の共振モードが存在する。SQRTは平方根の意味を示す。このとき、2周波数f1、f2のうち低周波数f1の共振モードにおいては、図3に示すように電流I1、I2が流れることになり、相互誘導の部分20にも電流I1+I2が大きく流れることになる。しかし、高周波数f2の共振モードにおいては、図3の実線に示すように電流I3が流れ、コイル13、15に流れる電流I3の方向が互いに逆位相になり、各コイル13及び15に生じる磁束は互いに打ち消し合うように作用することになる。
特に、各コイル13、15のインダクタンス成分Lも、各コンデンサ14、16のキャパシタンス成分Cも同一と見做す程度にであれば電流振幅もまた許容誤差範囲を含む程度で同一となる。このため、2つのコイル13、15の開口面の法線方向が非直交方向、望ましくは互いに同一方向と見做すことが可能な方向となっていることで、これらの磁場は打ち消されることになり、この結果、漏洩電磁波を低減できるようになる。このため、実動作させる場合には、高周波数f2を用いて信号を伝送することが望ましい。
図4及び図5は、比較例と本実施形態の特性を対比したシミュレーション結果を示している。図4(a)〜図4(c)は一般的な磁界共鳴現象によるシミュレーション結果を示し、図5(a)〜図5(c)は本実施形態に係る磁界共鳴現象によるシミュレーション結果を示している。図4及び図5におけるシミュレーション条件を下記に示すが、図5の構造は、後述の第4実施形態に示す構造を採用して示している。
図4及び図5の何れのシミュレーション結果においても、送信アンテナ部5を構成するコイル6をニッケル亜鉛(Ni−Zn)系のコア17のZ方向下側に巻回したことを想定している。またコイル6の両端に数MHz(例えば6.78MHz)−0[dBm]の電力を印加する条件を用いてシミュレーションを行った。
図4(a)の構成においては、ループコイル113及びコンデンサ114からなる共振器118が送信アンテナ部5のコイル6のZ方向上方に隣接するように構成され、受信アンテナとしての励磁コイル121が、この共振器118のZ方向上方に隣接するように構成されている。共振器118は通常のループコイル113とコンデンサ114とを直列接続した構成であり、ループコイル113の巻数は6ターンとした。またループコイル113は銅線により構成することを想定し、図4の構成では、共振器用のループコイル113は、その線径を0.2mm、線間ピッチを0.2mmとしている。また、コンデンサ114の容量値を数百pF(例えば545pF)とした。受信アンテナの励磁コイル121は1ターンとし、この励磁コイル121の出力を信号処理部12に入力接続することを想定してシミュレーションを行った。
図5(a)の構成においては、第1及び第2共振器18及び19がコイル6のZ方向上方に隣接するように構成されており、受信アンテナの励磁コイル121がこれらの第1及び第2共振器18及び19の上方に隣接するように構成されている。そして、励磁コイル121の出力を信号処理部12に入力接続することを想定してシミュレーションを行った。
第1共振器18は、通常のコイル13とコンデンサ14とを直列接続した構成であり、コイル13、15の巻数はそれぞれ3ターンとし2重に重ねるように構成した。またコイル13、15は銅線により構成することを想定し、図5(a)の構成では、共振器用のコイル13、15は、その線径を0.32mm、線間ピッチを0.1mmとしている。また、コンデンサ14、16の容量値を数nF(例えば5.4nF)に設定した。受信アンテナの励磁コイル121は1ターンとした。
これらの条件を用い、−3dBmを受電したときの受信アンテナの励磁コイル121の上面周辺の磁束分布を観察した結果を図4(b)及び図5(b)に示している。これらの結果は、受信アンテナの上面の磁束密度を面積分して比較したものとなっている。これらの図4(b)、図5(b)に磁場[A/m]の等高線X1、X2、X3、X4、X5を対比して示しているが、これらを対比して観察すると、図5(b)の特性は図4(b)の特性に比較して、磁束分布がコア17のZ方向両方向において弱いことがわかる。すなわち、コイル6から受信アンテナ部11に電力を磁界共鳴現象により送電したとしても、共振器18及び19のZ方向には磁場を打ち消し合う方向に作用し、コア17のZ方向直脇における漏洩電力を少なくできることが確認された。
また、図4(c)及び図5(c)に磁束のベクトル分布を示している。これらの図4(c)、図5(c)のベクトル分布を対比して観察すると、図4(c)の特性においては、共振器118のコイル113が一方向に電流を流していることから磁場をキャンセルできていないのに対し、図5(c)の特性においては、第1及び第2共振器18及び19の各コイル13及び15がZ方向に対向して互いに逆方向に電流を流していることから、各共振器18及び19の発生磁場がキャンセルし合うことが確認されている。図5(c)上では、コイル15による下向きの発生磁場がコイル13による上向きの磁場よりも強いため、相殺しきれていない部分もあるが、これらのコイル13、15の発生磁場を原理的に同一とすることで磁場を相殺できる。このため、共振器19の出力を取得することで十分に給電しつつ、コア17の上面上に漏洩する漏洩電力を極力抑制できる。
なお、シミュレーションでは2重螺旋構造A1とはしていないが、密接する関係とすればするほどミクロな視点で見たときにコイル13、15に生じる磁界を打ち消し合うことは、発明者らにより確認されている。このため、本実施形態の図1、図2の構造に示す構造はシミュレーションの結果よりもより漏洩電磁波を少なくできる。すなわち、第1コイル13と第2コイル15は極力密接するように配置させることが望ましく、コイル13,15の巻線の関係も本実施形態に示すように交互に巻回された2重螺旋構造A1を採用することが望ましい。これは、コイル13,15に流れる電流に応じた磁束密度分布を微小電線に基づくミクロ領域に区切ったときにおいても、互いに逆方向特性となるように配置することができるためであり、この結果、ミクロ領域で見た場合でも漏洩電力を極力発生させないようにできるためである。
本実施形態では、(2)式に応じて定められる周波数f2を用いて周波数を設定することで、漏洩電磁波を極力低減できるようになる。また、第1共振器18と第2共振器19の相互インダクタンスMに応じた(2)式に応じて周波数f2を用いて周波数を設定することで漏洩電磁波を抑制できるため、送信アンテナ部5の設置位置や、送信アンテナ部5と受信アンテナ部11との距離に極力依存することなく、受信装置3の側で漏洩電磁波の影響を調整できる。
また、第1コイル13及び第2コイル15を2重螺旋構造A1にしているため、第1及び第2コイル13及び15を密接構造とすることができ、微小電線に区切ったミクロ領域で見ても漏洩電力を極力生じさせないようにすることができる。
(第2実施形態)
図6は第2実施形態の追加説明図を示している。図6にコイル13、15の断面構造を示すように、コイル13、15は、その開口面の面方向に沿って交互に巻回されるように構成されていても良い。図6に示す構成の場合、第1及び第2コイル13及び15は、コア17の円筒面周囲のZ方向の特定周囲において、周外方に放射する2重渦巻き構造A2に構成されている。言い換えると、図6の断面構造上では、例えばコア17の円筒部の周の内方から外方に向けて、コイル15、コイル13、コイル15…の順に交互に配置されている。これにより、第1及び第2コイル13及び15は、2重渦巻き構造A2に構成されている。
第1及び第2コイル13及び15は、Z方向のある所定位置にて固定されており、平面的に同一平面に配置されていることになる。また第1及び第2コイル13及び15は同一の周回方向に巻回されている。本実施形態の構造においても、第1及び第2コイル13及び15を密接構造とすることができ、微小電線に区切ったミクロ領域で見ても漏洩電力を極力発生させないようにすることができる。このため、コア17の周辺において特にZ方向に生じる磁場は第1実施形態と同様となり前述実施形態と同様の効果を得られる。
(第3実施形態)
図7は第3実施形態の追加説明図を示している。図7にコイルの断面構造を示すように、第1共振器18の第1コイル13はコア17の外周に巻回されており、第2共振器19の第2コイル15は第1コイル13の外側に巻回されている。第1及び第2コイル13及び15は、コア17の円筒面から外方に密着するように配置されており、これにより当該第1及び第2コイル13及び15の配設位置が密接した配置となる巻回構造A3とされている。言い換えれば、第1及び第2コイル13及び15は、コア17の周回方向の内外に巻回される巻回構造A4により構成されている。
本実施形態の構造においても、第1及び第2コイル13及び15を密接した構造とすることができ、微小電線に区切ったミクロ領域で見ても漏洩電力を極力発生させないようにすることができる。本実施形態においても、前述実施形態と同様の効果を得られる。
(第4実施形態)
図8は第4実施形態の追加説明図を示している。図8にコイルの断面構造を示すように、第1コイル及び第2コイル13及び15はZ方向に互いに離間した領域で巻回されている。第1コイル13はコア17のZ方向上側に巻回されており、第2コイル15はコア17のZ方向下側に巻回されている巻回構造A4とされている。この場合においても、第1コイル13及び第2コイル15は近接して配置されているため、漏洩電力を極力発生させないようにすることができる。
本実施形態によれば、第1及び第2コイル13及び15が、Z方向に互いに離間した領域で巻回されている巻回構造A4を採用しているため、前述実施形態と同様の効果を得られる。
(第5実施形態)
図9は第5実施形態の追加説明図を示している。図9に示す無線伝送システム201は送信装置2及び受信装置203を備える。図9に示すように、受信装置203は、信号処理部12及び受信アンテナ部211を備える。受信アンテナ部211は概ね受信アンテナ部11と構成が変化しないが、第1共振器218と第2共振器219の接続関係を変更して構成している。
すなわち、第1コイル13の一方の接続端13aと第2コイル15の一方の接続端15aとが共通に接続されており、第1コイル13の他方の接続端13bと第2コイル15の他方の接続端15bとが共通に接続されている。第1コイル13及びコンデンサ14を備えた第1共振器218と、第2コイル15及びコンデンサ16を備えた第2共振器219と、が接続端13a、15a、13b、15bに接続されることにより構成されている。
第1実施形態に説明したように、動作周波数f2では互いに逆方向の電流が流れるようになっているため、前述したように接続端13a、13b、15a、15bを接続することで、周波数f2における電流が同相で加算されるようになり、この出力が信号処理部12に入力される。この結果、受信アンテナ部11の受信信号が、第1及び第2共振器218及び219を通じて増幅されるようになり受信信号を大きくできる。
本実施形態では、信号処理部12が、第1共振器218及び第2共振器219の出力を互いに加算した信号を処理するようになっている。この結果、コイル13、15の巻回状態に応じて漏洩電磁波を少なくしながら、これらのコイル13、15の接続状態に応じて受信信号を大きくできる。
(第6実施形態)
図10は第6実施形態の追加説明図を示している。図10に示す無線伝送システム301は送信装置2及び受信装置303を備える。図10に示すように、受信装置303は、受信アンテナ部311と信号処理部12とを備える。受信アンテナ部311は、信号受信用の励磁コイル321をさらに備えており、信号処理部12は励磁コイル321により受信した信号を受信し、処理するように構成されている。受信アンテナ部311は、信号受信用の励磁コイル321と送信アンテナ部5との間に、第1共振部18の第1コイル13、第2共振部19の第2コイル15が配設されるように構成されている。
励磁コイル321は第2コイル15の端部(例えば上面)に沿う位置に配設されている。例えば共振器18のコイル13と共振器19のコイル15との間に励磁コイル321を配置しても信号を取得できないことが確認されているものの、コイル13とコイル15とがZ方向に離間している場合には、Z方向の上方にわずかに磁界が漏れることが確認されている。励磁コイル321は、コア17のZ方向外方に漏洩する漏洩電磁波を受信し、この受信信号を信号処理部12に出力する。これにより、信号処理部12はこの受信信号を例えば給電信号として利用することができる。
すなわち、本実施形態においては、漏洩電磁波が例えば図10中の上方向にわずかに漏れることを利用している。これにより、信号受信用の励磁コイル321を別体に備えており、当該漏洩電磁波を受信する場合においても同様に適用できる。
(第7実施形態)
図11は第7実施形態の追加説明図を示している。図11に示す無線伝送システム401は送信装置2及び受信装置403を備える。送信装置2は図示を省略しているが前述実施形態と同様の構成である。図11に示すように、受信装置403は、受信アンテナ部411と信号処理部12とを備えている。受信アンテナ部411は、信号受信用の励磁コイル421をさらに備えており、信号処理部12は励磁コイル421により受信した信号を処理するように構成されている。このとき、第1コイル13と第2コイル15との間に励磁コイル421を配設することが望ましい。
この励磁コイル421は、図11に示すように、当該励磁コイル421の開口面の法線方向をコア17の円筒周面の垂直方向となるように構成されており、より具体例を詳述すれば、励磁コイル421は、その導線がある円筒周面の所定位置から当該周面に沿って周方向に一周し、その周回点を折り返し点として、Z方向に隣接して逆方向に周面に沿って周方向に一周するようになっている。これにより、励磁コイル421の開口面の法線方向がコア17の円筒周面の放射状に延びる方向とされている。そして、これらの励磁コイル421の導線の端部が信号処理部12に電気的に接続されている。
一方のコイル13がZ方向にコア17中を上方向に磁場を発生させていれば、他方のコイル15はZ方向にコア17中を下方向に磁場を発生させることになる。このため、これらのコイル13及び15が離間する間の隙間においては、これらのコイル13及び15の発生磁場が相互作用することで円筒面からその周囲放射状に磁場を強め合うように発生する。
このため、励磁コイル421は、第1及び第2コイル13及び15間で相互作用することで強め合う磁場を鎖交するようになり、大きな受信信号を受信できるようになる。この結果、受電電力や受信信号を大きくできる。
(第8実施形態)
図12は第8実施形態の追加説明図を示している。図12に示す無線伝送システム501は送信装置502及び受信装置503を備える。図12に示すように、受信装置503が、信号処理部12の入力インピーダンスと受信アンテナ部11の出力インピーダンスとをインピーダンスマッチングするための整合回路522を別途備えていても良い。また、送信装置502が、信号生成部2の出力インピーダンスと送信アンテナ部5の入力インピーダンスとをインピーダンスマッチングするための整合回路523を別途備えていても良い。これらの整合回路522、523は、無線伝送システム501の中において両者備えていても良いし、片方だけ備えていても良い。この結果、電力、又は、信号伝送効率を高めることができる。
(第9実施形態)
図13は第9実施形態の追加説明図を示している。図13に示す無線伝送システム601は送信装置602及び受信装置3を備える。図13に示すように、送信装置602は、その送信アンテナ部605にコイル6を備えるが、前述実施形態に示したような共振器8を備えていない。すなわち、送信装置602の送信アンテナ部605は共振構成とされていなくても良い。すなわち、送信装置2、602の構成は、第1実施形態で示した送信装置2に限られるものではない。受信装置3の構成を単独で決定したとしても、前述の周波数f2を用いた周波数により送受信するように構成されていれば、送信装置2、602の構成はどのような装置にも適用できる。
(他の実施形態)
前述実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形又は拡張が可能である。
また、前述実施形態において、送信装置2、602は、送信アンテナ部5、605をループ状のコイル6を用いて構成した形態を示したが、例えば一対の送電線を撚部で撚り合わせたツイステッドペアケーブルの先端部の芯線を接続した形態により構成しても良いし、受信装置3に信号を送信できるのであれば、どのような構成を用いても良い。
前述実施形態においては、電力信号を送受信する形態を示したが、データを変調した小電力の信号を送受信する形態に適用しても良い。
(2)式に対応して定められる周波数f2により設定した形態を示したが、この(2)式の周波数f2に応じた周波数を設定すれば良く、各種のパラメータは様々に変更することが可能である。
第1コイル13及び第2コイル15は、それらの開口面の法線方向が許容範囲を考慮して同一と見做すことが可能な方向となるように設置した形態を示しているが、これらは非直交方向となるように構成しても良い。第1コイル13、第2コイル15はループコイルにより構成したが、使用周波数帯で誘導性を有していれば適用できる。
例えば、前述の各実施形態の構成は概念的なものであり、一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、前述の実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、前述の2以上の実施形態の構成の一部又は全部を必要に応じて互いに組み合わせて付加しても置換しても良い。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、本発明の一つの態様として前述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図面中、101、201、301、401、501、601は無線伝送システム、2、502、602は送信装置、3、203、303、403、503は受信装置、5、605は送信アンテナ部、11、211、311、411は受信アンテナ部、13は第1コイル(第1誘導部)、14はコンデンサ(第1容量部)、15は第2コイル(第2誘導部)、16はコンデンサ(第2容量部)、17はコア(芯部)、18、218は第1共振器、19、219は第2共振器、321は励磁コイル、522、523は整合回路、A1は2重螺旋構造、A2は2重渦巻き構造、A3、A4は巻回構造、を示す。

Claims (15)

  1. 信号生成部(4)、及び、前記信号生成部により生成される信号を送信する送信アンテナ部(5、605)、を備える送信装置(2、502、602)と、前記送信装置から送信された信号の周波数を含む周波数帯において共振する共振器(18、19;218、219)を備え前記送信装置の送信アンテナから送信される信号を磁界共振結合方式により受信する受信アンテナ部(11、211、311、411)、及び、前記受信アンテナ部を通じて受信した信号を処理する信号処理部(12)、を備える受信装置(3、203、303、403、503)と、を備えた無線伝送システム(101、201、301、401、501、601)における受信装置(3、203、303、403、503)であって、
    前記受信アンテナ部は、所定の開口面を有するように芯部(17)に巻回されたループ状の第1コイル(13)を備える第1誘導部(13)、及び、前記第1誘導部に前記周波数帯で共振するように容量値が設定された第1容量部(14)を設けた第1共振器(18;218)、並びに、法線方向が前記第1コイル(13)の開口面の法線方向と非直交方向となる開口面を有して前記芯部に巻回された第2コイル(15)を備える第2誘導部(15)、及び、前記第2誘導部に前記周波数帯で共振するように容量値が設定された第2容量部(16)を設けた第2共振器(19;219)、を備え、
    前記第1及び第2誘導部のインダクタンス成分L、及び、前記第1及び第2容量部のキャパシタンス成分Cは、互いに許容範囲を考慮してそれぞれ同一と見做すことが可能に構成され、
    前記第1共振器及び前記第2共振器の誘導部のコイルを相互誘導結合する相互インダクタンスをMとし、前記周波数帯に含む周波数をf2としたときに、
    f2 = 1/[2×π×SQRT{(L−M)・C}] …(2)
    に応じて定められる前記周波数帯で信号を受信する受信装置。
  2. 請求項1記載の受信装置において、
    前記第2コイルは、その開口面の法線方向が前記第1コイルの開口面の法線方向と許容範囲を考慮して同一と見做すことが可能な方向となるように設置される受信装置。
  3. 請求項2記載の受信装置において、
    前記第1及び第2コイルは、前記開口面の法線方向に沿って互い違いに交互に巻回された2重螺旋構造(A1)により構成される受信装置。
  4. 請求項2記載の受信装置において、
    前記第1及び第2コイルは、前記開口面の面方向に沿って交互に巻回された2重渦巻き構造(A2)により構成される受信装置。
  5. 請求項2記載の受信装置において、
    前記第1及び第2コイル(13、15)が、前記芯部の周回方向の内外に巻回される巻回構造(A3)により構成される受信装置。
  6. 請求項2記載の受信装置において、
    前記第1及び第2コイルは、前記開口面の法線方向に互いに離間した領域で巻回される巻回構造(A4)により構成される受信装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の受信装置において、
    前記第1共振器(218)及び前記第2共振器(219)の出力を互いに加算した信号を前記信号処理部(12)に入力するように構成される受信装置。
  8. 請求項1〜6の何れか一項に記載の受信装置において、
    前記受信アンテナ部(311)は、前記送信アンテナから送信される信号受信用の励磁コイル(321)をさらに備え、
    前記第1及び第2コイル(13、15)は、前記励磁コイルと前記送信アンテナ部(5)との間に配設されるように構成され、
    前記信号処理部(12)は、前記励磁コイルにより受信した信号を処理する受信装置。
  9. 請求項6記載の受信装置において、
    前記受信装置の受信アンテナ部(411)は、前記離間した前記第1コイルと前記第2コイルとの間に励磁コイル(421)をさらに配設して構成され、
    前記励磁コイルは、前記第1コイルと前記第2コイルとによって互いに相互作用する磁場を鎖交するように配設され、
    前記信号処理部は、前記励磁コイルにより受信した信号を処理する受信装置。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載の受信装置において、
    前記受信アンテナ部(11)と前記信号処理部(12)とをインピーダンスマッチングする整合回路(522)をさらに備える受信装置。
  11. 信号生成部(4)、及び、前記信号生成部により生成される信号を送信する送信アンテナ部(5、605)、を備える送信装置(2、502、602)と、
    前記送信装置から送信された信号の周波数を含む周波数帯において共振する共振器(18、19;218、219)を備え前記送信装置の送信アンテナから送信される信号を磁界共振結合方式により受信する受信アンテナ部(11、211、311、411)、及び、前記受信アンテナ部を通じて受信した信号を処理する信号処理部(12)、を備える受信装置(3、203、303、403、503)と、を備え、
    前記受信アンテナ部は、所定の開口面を有するように芯部(17)に巻回された第1コイル(13)を備える第1誘導部(13)、及び、前記第1誘導部に前記周波数帯で共振するように容量値が設定された第1容量部(14)を設けた第1共振器(18;218)、並びに、法線方向が前記第1コイル(13)の開口面の法線方向と非直交方向となる開口面を有して前記芯部に巻回された第2コイル(15)を備える第2誘導部(15)、及び、前記第2誘導部に前記周波数帯で共振するように容量値が設定された第2容量部(16)を設けた第2共振器(19;219)、を備え、
    前記第1及び第2誘導部のインダクタンス成分L、及び、前記第1及び第2容量部のキャパシタンス成分Cは、互いに許容範囲を考慮してそれぞれ同一と見做すことが可能に構成され、
    前記第1共振器及び前記第2共振器の誘導部のコイルを相互誘導結合する相互インダクタンスをMとし、前記周波数帯に含む周波数をf2としたときに、
    f2 = 1/[2×π×SQRT{(L−M)・C}] …(2)
    に応じて定められる前記周波数帯で信号を受信する無線伝送システム。
  12. 請求項11記載の無線伝送システムにおいて、
    前記第2コイルは、その開口面の法線方向が前記第1コイルの開口面の法線方向と許容範囲を考慮して同一と見做すことが可能な方向となるように設置される無線伝送システム。
  13. 請求項11または12記載の無線伝送システムにおいて、
    前記送信装置(502)は前記送信アンテナ部(5)と前記信号生成部(2)とをインピーダンスマッチングする整合回路(523)を備える無線伝送システム。
  14. 請求項11〜13の何れか一項に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記送信装置の送信アンテナ部(605)はコイル(6)を備えるが共振構成とされていない無線伝送システム。
  15. 請求項11〜14の何れか一項に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記送信アンテナ部は芯部を備え、
    前記受信アンテナ部の芯部(17)を、前記送信アンテナ部の芯部と一体化して構成した無線伝送システム。
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