JP2018010073A - 画像形成装置 - Google Patents

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Chiharu Kageyama
千晴 影山
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Abstract

【課題】扉部を閉じた際の衝撃により検知部が破損することを防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリンタ本体(装置本体)に開閉可能に支持される扉部と、プリンタ本体及び扉部のいずれか一方に配置される押圧部3と、押圧部3に押圧されることで閉状態位置に移動する移動部4と、閉状態位置に位置する移動部4に当接することで扉部が閉状態にあることを検知する検知スイッチ8(検知部)と、を有し、プリンタ本体及び扉部のいずれか他方に配置される検知機構80と、を備える。移動部4は、押圧部3に押圧される被押圧部9と、検知スイッチ8に当接可能な当接部10と、回動軸7(支持部分)を有し被押圧部9と当接部10とが合流する支持部と、を有して被押圧部9と当接部10との間の距離が縮まるように変形可能な弾性体である。
【選択図】図13

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
一般に、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、装置本体に対して開閉可能なカバーを有するものが知られている。このカバーはトナー補給時、部品交換時、各部のメンテナンス時、記録紙の収納時等に開閉される。
従来、装置本体に接触式の検知スイッチを設けると共に、カバーに入力部を設け、カバーが閉じられることで入力部が検知スイッチに直接接触し、カバーの開閉状態が検知可能な複写機が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特開平08−285183号公報 特開2007−101918号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の複写機は、例えばユーザがカバーを勢いよく閉じた場合、カバーに設けられた入力部が検知スイッチに過剰な力を加えることによって、検知スイッチを破損させてしまう虞がある。
そこで、本発明は、扉部を閉じた際に検知部が破損することを防止できる画像形成装置を提供し、上述した課題を解決することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成部を有する装置本体と、前記装置本体に開閉可能に支持される扉部と、前記装置本体及び前記扉部のいずれか一方に配置される押圧部と、前記押圧部の作用により前記扉部の開閉状態に応じて開状態位置と閉状態位置との間で移動可能であり前記押圧部に押圧されることで前記閉状態位置に移動する移動部と、前記閉状態位置に位置する前記移動部に当接することで前記扉部が閉状態にあることを検知する検知部と、を有し、前記装置本体及び前記扉部のいずれか他方に配置される検知機構と、を備え、前記移動部は、前記押圧部に押圧される被押圧部と、前記検知部に当接可能な当接部と、前記装置本体及び前記扉部のいずれか他方に支持される支持部分を有し前記被押圧部と前記当接部とが合流する支持部と、を有して前記被押圧部と前記当接部との間の距離が縮まるように変形可能な弾性体である、ことを特徴とする画像形成装置。
本発明によると、押圧部と検知部との間に弾性体である移動部を設けているので、検知部の破損を防止することができる。
(a)は第1の実施の形態に係るプリンタを示す斜視図、(b)は画像形成部の構成を示す模式図。 扉部が開状態のプリンタ及び検知機構を示す斜視図。 扉部の開閉構造を示す図1(a)のA−A断面図。 押圧部を示す斜視図。 カバー部を示す斜視図。 カバー部及び移動部を示す斜視図。 移動部を示す斜視図。 移動部の展開図。 外力を受けていない状態のねじりバネを示す斜視図。 移動部に挿入された状態のねじりバネを示す斜視図。 開状態位置に位置する移動部を示す図2のB−B断面図。 当接部が検知部に当接した状態の移動部を示す図2のB−B断面図。 閉状態位置に位置する移動部を示す図2のB−B断面図。 移動部のモーメントを説明する模式図。 移動部の第1の変形例を示す斜視図。 移動部の第2の変形例を示す斜視図。 移動部の第3の変形例を示す斜視図。 移動部の第4の変形例を示す斜視図。 移動部の第5の変形例を示す斜視図。 第2の実施の形態に係る移動部を示す斜視図。 開状態位置に位置する移動部を示す図2のB−B断面図。 閉状態位置に位置する移動部を示す図2のB−B断面図。 移動部の第6の変形例を示す斜視図。 移動部の第7の変形例を示す斜視図。
<第1の実施の形態>
〔全体構成〕
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態に係るプリンタ100(画像形成装置)は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ100は、図1(a)に示すように、プリンタ本体60(装置本体)と、画像読取装置50と、を備えている。プリンタ本体60の上方に配置された画像読取装置50は、読取ユニット52とADF51とを備え、原稿を光学的に走査して画像情報を読み取る。原稿とは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHT)等のプラスチックフィルム、布などのシートである。画像読取装置50によって電気信号に変換された画像情報は、プリンタ本体60に設けられた制御部70へと転送される。なお、本実施の形態において、プリンタ100を操作する操作パネル63に臨んで立つ際の装置の前面側を手前側、装置の背面側を奥側と定義する。
プリンタ本体60は、記録媒体であるシートに画像を形成する画像形成部61と、画像形成部61にシートを給送するシート給送部53と、を有している。シート給送部53は、互いに異なるサイズのシートを収納可能な複数のシート収納部64を備えている。各シート収納部に収納されたシートは、不図示のピックアップローラによって繰り出され、不図示のレジストレーションローラ対へと搬送される。レジストレーションローラ対は、シートの先端を停止させて斜行を補正すると共に、画像形成部61によるトナー像の形成プロセスである作像動作の進行に合わせてシートの搬送を再開する。
シートに画像を形成する画像形成部61は、図1(b)に示すように、感光体である感光ドラム54を備えた電子写真方式のユニットである。感光ドラム54は、シートの搬送方向に沿って回転可能であり、感光ドラム54の周囲には帯電器55、露光装置56、現像器57、転写ローラ58及びクリーナ59が配置されている。帯電器55は感光ドラム54の表面を一様に帯電させ、露光装置56は画像読取装置50等から入力される画像情報に基づいて感光ドラム54を露光し、感光ドラム54上に静電潜像を形成する。
現像器57は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を収容しており、感光ドラム54に帯電したトナーを供給することで静電潜像をトナー像に現像する。感光ドラム54に担持されたトナー像は、転写ローラ58が形成するバイアス電界により、レジストレーションローラ対から搬送されるシートに転写される。トナー像を転写されたシートは、定着部62へ向けて搬送される。なお、シートに転写されずに感光ドラム54に残留した転写残トナー等の付着物はクリーナ59によって除去され、感光ドラム54は次の作像動作に備える。
定着部62に搬送されたシートは、ローラ対に挟持されて加圧されながら加熱され、トナーの溶融・固着により画像を定着させられる。画像出力が完了している場合、定着画像が得られたシートは、機外に排出される。両面印刷においてシートの裏面に画像を形成する場合、定着部62を通過したシートは、表面と裏面とを入れ替えられ、再度レジストレーションローラ対へと搬送される。そして、画像形成部61によって再び画像を形成されたシートは、機外に排出される。
[扉部の構成]
プリンタ本体60は、図2、図3及び図4に示すように、扉部1を、軸2を中心に開閉可能に支持しており、扉部1の内側面40には、プリンタ本体60に向けて突出する押圧部3が設けられている。扉部1は、図1(a)に示す閉状態と、図2に示す開状態と、の間で移動可能であり、ユーザは、扉部1を開状態にすることでトナーの補給やジャム処理を行うことができる。なお、軸2は、金属材料によって形成され、加工効率の観点と強度の観点から、例えば、快削鋼鋼材等により形成される。
[検知機構の構成]
プリンタ本体60には、図2及び図11に示すように、検知機構80が配置されており、検知機構80は、金属材料で形成された金属部材である移動部4と、検知スイッチ8(検知部)と、ねじりバネ13(付勢部)と、カバー部12と、を有している。カバー部12は、移動部4、検知スイッチ8及びねじりバネ13等を覆っており、プリンタ本体60に取り付けられている。カバー部12は、図5及び図6に示すように、右方、下方及び後方が開放された箱型形状に形成されており、扉部1に対向する前面36がプリンタ本体60の他のフレーム面と略面一となっている。
また、カバー部12は、移動部4の回動軸7を収納する軸収納部23(保持部)と、回動軸7の下端面を支持する下端支持部24(保持部)と、を有している。更に、カバー部12の前面36には、扉部1に設けられた押圧部3が進入可能な開口11が形成されている。
次に、検知スイッチ8を押下する押下部材としての移動部4の構成について説明する。移動部4は、図7に示すように、カバー部12の軸収納部23及び下端支持部24に支持される支持部としての回動軸7と、回動軸7から一方向に延出する被押圧部9と、被押圧部9から分岐部35において他方向に分岐する当接部10と、を有している。すなわち、回動軸7において、被押圧部9及び当接部10は合流している。回動軸7は、距離L7離して配置される上軸部7a及び下軸部7bを有しており、これら上軸部7a及び下軸部7bは、軸方向に延びる中空形状を有している。被押圧部9は、上軸部7a及び下軸部7bから延びる上下のアーム9c,9dと、これらアーム9c,9dを接続し押圧部3によって押圧される被押圧面9aと、を有している。被押圧面9aの回動軸7とは反対側の先端は、押圧部3から遠ざかる方向に直角に折曲されて曲げ部14が形成されており、被押圧部9は、曲げ部14によって強度の向上が図られている。
当接部10は、移動部4の内側において上軸部7a及び下軸部7bから延びる上下のアーム10c,10dと、これらアーム10c,10dを接続し検知スイッチ8の押下部6(図11参照)に当接可能な当接面10aと、を有している。当接面10aの回動軸7とは反対側の先端は、検知スイッチ8から遠ざかる方向に直角に折曲されて曲げ部15が形成されており、当接部10は、曲げ部15によって強度の向上が図られている。すなわち、被押圧部9及び当接部10は、扉部1の開閉に伴って扉部1が移動する方向に沿った面に対して交わる平面である被押圧面9a及び当接面10aをそれぞれ有している。
移動部4の形成方法は特に限定されないが、例えば、一枚の弾性を持つ板材料、例えば、ばね用ステンレス鋼等に、曲げ加工を施すことで形成することができる。一例として、図8に移動部4の曲げ加工前のステンレス鋼等から形成されるプレート27の展開形状を示す。プレート27は、図8に示すように、上軸部7aを形成する上軸部形成面30と、下軸部7bを形成する下軸部形成面31と、カバー部12の下端支持部24に支持される面を形成する下端面形成部32と、を有している。また、プレート27は、被押圧部9を形成する被押圧部形成面33と、当接部10を形成する当接部形成面38と、を有している。
回動軸7は、上軸部形成面30、下軸部形成面31及び下端面形成部32を回動軸7の軸中心線34を持つように円筒形状にカール曲げ加工を施すことにより形成される。当接部形成面38は、破線37に沿って、被押圧面9aと当接面10aとのなす角が角度θ11となるように曲げ加工が施され、当接部10が形成される。
なお、本実施の形態での移動部4の板厚寸法は、押下部6を押圧する際に必要な力、例えば、50gf程度を押圧することができ、かつ、扉部1を勢いよく閉めた際に移動部4と検知スイッチ8が破損しない寸法である0.35mm程度とするのが良い。このようにして、弾性材料(弾性体)によって移動部4を形成することにより、移動部4はばねとしての働きを持つことができる。
次に、ねじりバネ13の構成について説明する。図9は、検知機構80に取り付けられておらず、外力を受けていない状態のねじりバネ13を示す斜視図であり、図10は、検知機構80に取り付けられた状態のねじりバネ13を示す斜視図である。ねじりバネ13は、図9に示すように、線状のばね材料、例えば、めっき鋼線等で形成される。ねじりバネ13は、上下方向にU字形状に形成される中央部18と、中央部18から一方側に延びる第1延出部16と、中央部18から他方側に延びる第2延出部17と、を有している。第1延出部16の先端25は、上方向に折曲形成され、第2延出部17の先端26は、中央部18の長手方向を軸方向として視た際の周方向に折曲形成されている。
ねじりバネ13の中央部18は、図10及び図11に示すように、下軸部7bの中空部分に挿入されて保持される。これにより、ねじりバネ13を配置するスペースを抑えることができる。第1延出部16及びその先端25は、被押圧部9の被押圧面9aとは反対側の第1バネ当接面9bと当接し、第2延出部17及びその先端26は、カバー部12の第2バネ当接面20と当接する。ねじりバネ13は、第1バネ当接面9bと第2バネ当接面20がなす角である角度θ21に倣い、捩じ曲げられる姿勢となり、検知機構80に取り付けられる前の状態、すなわち外力を受けていない図9に示される状態に戻ろうとする。第2延出部17及びその先端26がカバー部12の第2バネ当接面20と当接して位置決めされているため、移動部4は、第1延出部16及びその先端25に押し付けられて前面36に向けて付勢される。そして、移動部4は、図11に示すように、被押圧部9がカバー部12の前面36に当接した状態、すなわち開状態位置に付勢される。
[検知機構80の作用]
次に、扉部1の開閉状態に応じた検知機構80の作用について説明する。まず、扉部1が開状態(図2に示す状態)においては、移動部4は、図11に示すように、上述したねじりバネ13の付勢力によって開状態位置に位置する。この時、移動部4の被押圧部9は、開口11をカバー部12の内方側から覆っており、カバー部12に収納された機器類がユーザの目に触れず、目隠しの役割を果たして美観を保つことができる。また、開口11からゴミや塵埃、昆虫等の異物が侵入することを防止して、装置の故障を防止することができる。
扉部1がユーザによって開状態から閉状態(図1(a)に示す状態)に向けて遷移すると、押圧部3は、図12に示すように、被押圧部9の被押圧面9aを押圧し、当接部10の当接面10aは、検知スイッチ8の押下部6に当接する。扉部1の開閉軸方向から視た際に、ねじりバネ13の第1バネ当接面9bと第2バネ当接面20とがなす角は、角度θ21から角度θ22に縮まるが、被押圧面9aと当接面10aとがなす角(以下、分岐部35の角度という)は、角度θ11のまま変わらない。
扉部1がユーザによって閉状態にされると、押圧部3は、図13に示すように、更に被押圧部9の被押圧面9aを押圧し、当接部10の当接面10aは、検知スイッチ8の押下部6を押下する。これにより、検知スイッチ8から制御部70に検知信号が発信され、扉部1が閉状態にあることを検知することができる。この時、移動部4は、閉状態位置に位置している。すなわち、移動部4は、扉部1に設けられた押圧部3の作用により、扉部1の開閉状態に応じて開状態位置と閉状態位置との間で移動可能である。
移動部4は、当接面10aが押下部6に当接した状態で、被押圧面9aが押圧部3によって押圧されることで、分岐部35の角度が縮まるように弾性変形する。すなわち、移動部4は、被押圧部9が押圧部3から受ける力と、当接部10が押下部6から押し返される力によって、分岐部35の角度が角度θ11から角度θ11よりも小さい角度θ12に変わる。この際、ばねとしての働きを有する移動部4が変形することにより、押圧部3から移動部4の被押圧部9が受けた力のエネルギーが吸収され、移動部4の当接部10から検知スイッチ8へは力が緩和されて伝達される。これにより、移動部4及び検知スイッチ8の破損を防止することができる。図11や図12に示す断面において、回動軸7と被押圧部分41とを結んだ線と、回動軸7と当接部分42とを結んだ線とが成す角度は、押圧部3に押されて移動部4が弾性変形することによって、小さな角度になる。
特に本実施形態では、移動部4の当接部10が、被押圧部9の押圧部3に押圧される被押圧部分41よりも回動軸7(支持部分)に近い側において分岐している。これにより、扉部1が閉じられる際に、押圧部3及び検知スイッチ8から移動部4が受ける力を、被押圧部9と当接部10に分散させることができる。このため、押圧部3、移動部4及び検知スイッチ8の配置の自由度を向上することができ、画像形成装置をコンパクト化することができる。
検知スイッチ8の破損は、扉部1が閉じられる際に扉部1や装置本体が弾性的に変形してしまうことも一つの要因として挙げられる。例えばユーザが扉部1を勢いよく閉じたときに扉部1や装置本体が弾性的に変形すると、本来想定していた位置よりも多く移動部4が回転して、過剰な力を検知スイッチ8に移動部4が加えてしまうことがある。また、検知スイッチ8の破損は、扉部1(押圧部3)、移動部4、検知スイッチ8の取り付け位置の精度が良好でないことも他の要因として挙げられる。扉部1(押圧部3)、移動部4、検知スイッチ8の取り付け位置の精度が良好でないことに起因して、押圧部3に押された移動部4が本来想定していた位置よりも相対的に検知スイッチ8側に行き過ぎてしまう場合がある。すると、扉部1が閉じたときに過剰な力が検知スイッチ8に加わってしまう虞がある。ここで、仮に移動部4が剛体であったら、扉部1の剛性を高くしたり、押圧部3、移動部4及び検知スイッチ8を組み付ける際の、厳しい取り付け位置精度を満足させたりすることが、検知スイッチ8の破損を防ぐために必要とされる。
ここで、本実施形態では、移動部4が弾性体である。つまり、移動部4は、被押圧部分41と当接部分42との間の距離が縮まることができるように変形可能に形成されている。したがって、扉部1の剛性を上げたり各部品の取り付け位置精度を厳しく管理したりせずに、移動部4が検知スイッチ8に過剰な力を与えて検知スイッチ8を破損させてしまうことを防止できる。
また、本実施の形態では、図14に示すように、回動軸7の軸中心線34から被押圧部分41までの距離L9は、軸中心線34から当接部10が検知スイッチ8の押下部6と当接する当接部分42までの距離L10よりも短く設定されている(L9<L10)。これにより、軸中心線34を中心とした力のモーメントにより、扉部1を閉じた際の押圧部3からの力が、検知スイッチ8の押下部6へ緩和されて伝達され、検知スイッチ8の破損を防止することができる。
また、移動部4は、回動軸7を中心に回動するので、被押圧面9aは、押圧部3からの力の入力方向に対し斜め方向に力を受ける姿勢となり、押圧部3から受ける力の一部を逃がすことができ、検知スイッチ8の破損を防止することができる。
更に、移動部4を板材料から形成することにより、被押圧部分41を有する被押圧面9aの面積及び当接部分42を有する当接面10aの面積を、各々の当接対象と実際に接触する面積よりも大きくすることができる。これにより、押圧部3、移動部4及び検知スイッチ8をプリンタ100に組み付ける際に、厳しい取り付け位置精度を必要とせず、組立性を向上することができる。
また、移動部4は、被押圧面9a及び当接面10aと回動軸7とをそれぞれ長細形状の上下のアーム9c,9d,10c,10dによって接続しているので、被押圧部9及び当接部10が弾性変形しやすく構成されている。これにより、移動部4が押圧部3から受けた力の一部を弾性エネルギーに変えることができ、検知スイッチ8の破損を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、移動部4は、被押圧部9が押圧部3から受ける力と当接部10が押下部6から押し返される力によって弾性変形するが、これに限定されない。例えば、図11乃至図13に示すように、押圧部分41と回動軸7との間において被押圧部に当接する受け部23aを設けてもよい。受け部23aは、被押圧部9又は回動軸7に当接し、移動部4から荷重を受けるように形成される。これにより、移動部4の当接部10が検知スイッチ8の押下部6を押下してから更に押圧部3によって移動部4の被押圧部9が押し込まれたとしても、受け部23aの作用によって移動部4の当接部10は検知スイッチ8の破損を防止することができる。また、受け部23aは、プリンタ本体60のどの部材に設けてもよいが、例えば軸収納部23に形成すると好適である。
また、移動部4は、図7に示される形状に限らず、図15に示すように、移動部4Aの近傍に配置される機器類の配置に合わせて、これら機器類に干渉しないように切欠き部43等を設けてもよい。また、移動部4Bは、図16に示すように、回動軸7を上下に分割せず、比較的面積の小さい被押圧面9a及び当接面10aを有するように簡素に構成してもよい。更に、移動部4C、4D,4Eは、それぞれ図17、図18及び図19に示すように、被押圧部9及び当接部10の先端を折曲せずに形成してもよい。また、移動部4は、被押圧部9と当接部10との間にスリット状の分岐部を形成しなくともよい。すなわち、図24に示すように、回動軸7から被押圧部9及び当接部10を直接延出させる必要はなく、回動軸7を有する支持部77において被押圧部9及び当接部10が合流するように移動部4Hを形成すればよい。
また、本実施の形態では、ねじりバネ13によって移動部4を付勢したが、これに限定されない。例えば、回動軸7に巻き掛けられるねじりコイルバネによって移動部4を付勢してもよく、カバー部12と移動部4との間にコイルバネや板バネを設けてもよい。
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態の移動部4を回動可能に支持しないで構成したものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
移動部4Fは、図20及び図21に示すように、2つの固定孔46(支持部分)を有し、これら固定孔46は、カバー部12Fに形成されたタップ部45に対して、ビス44(固定部)によって固定される。そして、移動部4Fは、第1の実施の形態のようにねじりバネによって付勢されず、自身の弾性により開状態位置に保持される。
扉部1(図1参照)がユーザによって閉状態にされると、押圧部3は、図22に示すように、被押圧部9の被押圧面9aを押圧し、当接部10の当接面10aは、検知スイッチ8の押下部6を押下する。これにより、検知スイッチ8から制御部70に検知信号が発信され、扉部1が閉状態にあることを検知することができる。
この際、移動部4Fは、分岐部35の角度が縮まるようにビス44を基端に弾性変形する。すなわち、移動部4は、被押圧部9が押圧部3から受ける力と、当接部10が押下部6から押し返される力によって、分岐部35の角度が角度θ11から角度θ11よりも小さい角度θ12に変わる。この際、ばねとしての働きを有する移動部4が変形することにより、押圧部3から移動部4の被押圧部9が受けた力のエネルギーが吸収され、移動部4の当接部10から検知スイッチ8へは力が緩和されて伝達される。これにより、移動部4及び検知スイッチ8の破損を防止することができる。
そして、扉部1が閉状態から開状態に遷移する際には、移動部4Fが押圧部3により押圧される力から開放され、移動部4自身の持ち弾性により開状態位置に戻る。このような構成により、移動部4Fを開状態位置に戻すための例えばバネ等の部材が不要となり、部品点数を減らすことができる。また、カバー部12Fを簡素な形状とすることができるので、コストダウンすることができる。
なお、本実施の形態においても、図23に示すように、移動部4Gは、比較的面積の小さい被押圧面9a及び当接面10aを有するように簡素に構成してもよい。また、移動部4Gは、移動部4Fの近傍に配置される機器類の配置に合わせて、これら機器類に干渉しないように切欠き部を設けてもよく、被押圧部9及び当接部10の先端を折曲せずに形成してもよい。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、押圧部3を扉部1に設け、検知機構80をプリンタ本体60に設けたが、これに限定されない。すなわち、押圧部3を扉部1及びプリンタ本体60のいずれか一方に設け、検知機構80を扉部1及びプリンタ本体60のいずれか他方に設ければよい。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、1つの検知スイッチ8によって扉部1の閉状態を検知していたが、検知スイッチを複数設けてもよく、スイッチ式に限らず感圧式等の他の検知部を設けてもよい。
また、既述のいずれの形態においても、電子写真方式のプリンタ100を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置にも本発明を適用することが可能である。
1:扉部/3:押圧部/7,46:支持部、支持部分(回動軸、固定孔)/9:被押圧部/10:当接部/11:開口/12,12F:カバー部/13:付勢部(ねじりバネ)/16:第1延出部/17:第2延出部/18:中央部/23:保持部(軸収納部)/23a:受け部/24:保持部(下端支持部)/41:被押圧部分/42:当接部分/44:固定部(ビス)/60:装置本体(プリンタ本体)/61:画像形成部/77:支持部/80,80F:検知機構/100:画像形成装置(プリンタ)/L9,L10:距離/θ11,θ12:なす角

Claims (13)

  1. シートに画像を形成する画像形成部を有する装置本体と、
    前記装置本体に開閉可能に支持される扉部と、
    前記装置本体及び前記扉部のいずれか一方に配置される押圧部と、
    前記押圧部の作用により前記扉部の開閉状態に応じて開状態位置と閉状態位置との間で移動可能であり前記押圧部に押圧されることで前記閉状態位置に移動する移動部と、前記閉状態位置に位置する前記移動部に当接することで前記扉部が閉状態にあることを検知する検知部と、を有し、前記装置本体及び前記扉部のいずれか他方に配置される検知機構と、を備え、
    前記移動部は、前記押圧部に押圧される被押圧部と、前記検知部に当接可能な当接部と、前記装置本体及び前記扉部のいずれか他方に支持される支持部分を有し前記被押圧部と前記当接部とが合流する支持部と、を有して前記被押圧部と前記当接部との間の距離が縮まるように変形可能な弾性体である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記被押圧部及び前記当接部は、前記扉部の開閉に伴って前記扉部が移動する方向に沿った面に対して交わる平面をそれぞれ有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記扉部の開閉軸方向から視た際に、前記移動部が前記閉状態位置に位置する際の前記被押圧部と前記当接部とがなす角は、前記移動部が前記開状態位置に位置する際の前記被押圧部と前記当接部とがなす角よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記支持部分から前記被押圧部の前記押圧部に押圧される被押圧部分までの距離は、前記支持部分から前記当接部が前記検知部と当接する当接部分までの距離よりも短い、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記検知機構は、前記装置本体及び前記扉部のいずれか他方に取り付けられると共に前記移動部及び前記検知部を覆い、前記押圧部が進入可能な開口が形成されるカバー部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記被押圧部は、前記移動部が前記開状態位置に位置する際に、前記開口を覆う、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記カバー部は、前記被押圧部の前記支持部分を保持する保持部を有する、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記検知機構は、前記移動部を前記開状態位置に付勢する付勢部を有し、
    前記移動部は、前記被押圧部が前記押圧部によって押圧されることで、前記付勢部の付勢力に抗して前記開状態位置から前記閉状態位置に移動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記移動部は、前記支持部分を中心に回動可能に支持される、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記移動部は、前記支持部分を中心に回動可能に支持され、
    前記支持部分は、軸方向に延びる中空形状を有し、
    前記付勢部は、前記支持部分の中空形状に挿入される中央部と、前記中央部から一方側に延びて前記移動部に当接する第1延出部と、前記中央部から他方側に延びる第2延出部と、を有するねじりバネである、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記支持部分を前記装置本体及び前記扉部のいずれか他方に固定する固定部を備え、
    前記被押圧部は、前記押圧部に押圧されることで前記固定部を基端に弾性変形する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記被押圧部又は前記支持部に当接し、前記移動部から荷重を受ける受け部を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記移動部は、曲げ加工された金属部材である、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021018373A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 株式会社リコー 開閉検出装置の保持機構、及び画像形成装置

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