JP2013246372A - 電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセスカートリッジを第1の装着方向と第2の装着方向に移動させて位置決めする場合に、記憶素子接点と本体接点とをより確実に導通させることのできる電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】電子写真画像形成装置100が備える本体接点機構20は、プロセスカートリッジBが第1の装着方向に沿って装置本体Aの内部に挿入されることで、記憶素子接点224と本体接点50とが電気的に接続され、この電気的に接続された状態を維持したまま、本体接点50を、第1の装着方向に沿った第1の移動方向と、第2の装着方向に沿った第2の移動方向と、第1の装着方向及び第2の装着方向の両方と交差する第3の移動方向とに移動させることが可能な構成とされる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式を用いた電子写真画像形成装置及びこれに用いられるプロセスカートリッジに関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真方式(電子写真画像形成プロセス)を用いて記録媒体に画像を形成するものである。
そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば複写機、プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタなど)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサなどが含まれる。
又、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体と、これに作用するプロセス手段としての帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち少なくとも1つとを一体的にカートリッジ化し、これを電子写真画像形成装置の本体に対して着脱可能としたものである。
電子写真画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」ともいう。)では、像担持体としての電子写真感光体(以下、単に「感光体」ともいう。)が、帯電手段によって一様に帯電させられる。そして、帯電した感光体が、露光手段によって選択的に露光されることによって、感光体に静電像(静電潜像)が形成される。この静電像は、現像手段によって現像剤のトナーが付着させられることで、トナー像として現像される。一方、搬送手段によって、感光体へのトナー像の形成に同期して、紙などの記録媒体が搬送され、この記録媒体に転写手段によってトナー像が転写される。その後、トナー像が転写された記録媒体は、定着手段によって圧力と熱とが加えられることで、トナー像が定着され、排出手段によって排紙トレー上に排出される。又、トナー像が転写された後の感光体は、表面に残留したトナーをクリーニング手段で除去され、次の画像形成に供される。
電子写真画像形成装置には、電子写真感光体と、これに作用する帯電手段、現像手段、クリーニング手段などの各種プロセス手段と、を一体的にカートリッジ化して、装置本体に着脱可能としたプロセスカートリッジ方式が多く採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行なうことができ、格段に操作性を向上させることができる。そのため、このプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く採用されている。
又、プロセスカートリッジ方式の画像形成装置では、例えば特許文献1に記載されているように、各種プロセス手段の情報などを記憶する、ICメモリーなどの記憶手段である記憶素子をプロセスカートリッジに搭載しているものがある。このようなプロセスカートリッジは、画像形成装置の本体(装置本体)に装着された時に、プロセスカートリッジに組み込まれている各プロセス手段の特性などの情報やプロセスカートリッジの使用状況など情報などを、装置本体の制御部に報知することができる。これにより、記憶素子に記録された情報に応じて、画像形成の制御を行い、最良の条件で画像形成を行うことなどが可能となる。又、プロセスカートリッジの使用履歴から、プロセスカートリッジの交換時期をユーザーに知らせるなどすることで、メンテナンスを容易にすることもできる。
プロセスカートリッジに搭載された記憶素子と装置本体とを電気的に接続するための接続手段としては、特許文献2に記載されているような可動部材を用いた方法が提案されている。特許文献2の方法では、本体接点を保持している可動部材は、プロセスカートリッジを挿入する途中でプロセスカートリッジの一部と当接し、移動して、プロセスカートリッジ上の記憶素子の電気接点と接触する。可動部材とプロセスカートリッジの位置決めを当接部で行うことで、互いの位置がずれることがなく、安定した電気的接続が得られる。
ここで、画像形成装置にプロセスカートリッジを装着する方法としては、記録媒体の搬送方向に略平行な方向から装着する方法や、記録媒体を搬送するローラ対の軸方向から装着する方法などがある。
特許文献3は、次のような装着方法を提案している。即ち、画像形成装置の内部へのプロセスカートリッジの挿入をユーザーによる直接操作で行わせた後、画像形成装置に設けた操作レバーを操作することで、挿入方向とは異なる方向へプロセスカートリッジを移動させる。これにより、プロセスカートリッジの所定位置への固定をより確実に行える。
特開平9−179476号公報 特許第3809375号公報 特許第3710377号公報
しかしながら、上述のようにユーザーによるプロセスカートリッジの第1の装着方向への移動が行われた後、装置本体に設けた装着機構により第1の方向とは異なる第2の方向の装着を行う画像形成装置では、次のような課題がある。
つまり、第2の装着方向への回動でプロセスカートリッジが装置本体の内部で対向する面は、記録媒体の搬送部と対向する面である。そのため、装置本体とプロセスカートリッジとのインターフェースを配置するスペースとしては、記録媒体の搬送部の外側の場所が挙げられる。従って、第2の装着方向に対向する面で、インターフェースを配置可能なスペースには、プロセスカートリッジのプロセス手段へ電力を供給する各種の電気接点が設けられる。
ここで、上述のようにプロセスカートリッジに記憶素子を設ける場合、装置本体と記憶素子との間も電気的に接続し、記憶素子に記憶された情報を装置本体に伝達する必要がある。そのために、プロセスカートリッジには記憶素子接点が設けられ、装置本体には本体接点を備えた本体接点機構が設けられる。この本体接点機構は、記憶素子接点との位置がずれることなく、安定した電気的な接続を確保しようとすると、比較的大きなスペースが必要となることがある。
しかし、上述のように異なる2方向での移動によりプロセスカートリッジの位置決めを行う構成では、第2の装着方向への回動でプロセスカートリッジが対向する面に本体接点機構を配置することがスペース的に困難な場合がある。
従って、本発明の目的は、プロセスカートリッジを第1の装着方向と第2の装着方向に移動させて位置決めする場合に、記憶素子接点と本体接点とをより確実に導通させることのできる電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジを提供することである。
上記目的は本発明に係る電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジにて達成される。要約すれば、本発明は、回転可能な電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体及び前記プロセス手段を支持するカートリッジ枠体と、前記カートリッジ枠体の前記電子写真感光体の回転軸線方向における一方の側面に設けられた、情報を記憶する記憶素子及び前記記憶素子と電気的に接続された記憶素子接点を備えた記憶部材と、を有するプロセスカートリッジと、前記プロセスカートリッジが着脱可能な装置本体であって、前記プロセスカートリッジが挿入される開口部が形成された本体枠体と、前記回転軸線方向と略平行な第1の装着方向に沿って前記装置本体の内部に挿入された前記プロセスカートリッジを、前記第1の装着方向と略平行な回動軸を中心とする第2の装着方向に回動させて前記プロセスカートリッジを画像形成可能な位置に位置決めする装着機構と、前記プロセスカートリッジの前記記憶部材の前記記憶素子接点と電気的に接続される本体接点を備えた本体接点機構と、を有する装置本体と、を有し、前記本体接点機構は、前記プロセスカートリッジが前記第1の装着方向に沿って前記装置本体の内部に挿入されることで、前記記憶素子接点と前記本体接点とが電気的に接続され、この電気的に接続された状態を維持したまま、前記本体接点を、前記第1の装着方向に沿った第1の移動方向と、前記第2の装着方向に沿った第2の移動方向と、前記第1の装着方向及び前記第2の装着方向の両方と交差する第3の移動方向とに移動させることが可能であることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
本発明の他の態様によると、上記本発明の電子写真画像形成装置の装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジが提供される。
本発明によれば、プロセスカートリッジを第1の装着方向と第2の装着方向に移動させて位置決めする場合に、プロセスカートリッジの記憶素子接点と本体接点とをより確実に導通させることができる。
本発明の一実施例に係る画像形成装置の模式断面図である。 本発明の一実施例におけるプロセスカートリッジに設けられるメモリタグの外観斜視図である。 本発明の一実施例におけるプロセスカートリッジの斜視図である。 本発明の一実施例における本体接点機構の分解斜視図である。 (a)本発明の一実施例に係る画像形成装置のプロセスカートリッジの挿入口側からプロセスカートリッジが配置される装置本体Aの内部を見た側面図、(b)中立位置にある本体接点機構を背面側から見た側面図である。 本発明の一実施例において装置本体に対してプロセスカートリッジを第1の装着方向へ挿入する様子を示す斜視図である。 本発明の一実施例において装置本体に対してプロセスカートリッジを第1の装着方向へ挿入する際の装置本体及びプロセスカートリッジの要部の断面図である。 本発明の一実施例において装置本体に対してプロセスカートリッジを第1の装着方向へ挿入する際の装置本体及びプロセスカートリッジの要部の断面図である。 本発明の一実施例おいて装置本体に対してプロセスカートリッジを第1の装着方向へ挿入する際の装置本体の要部及びプロセスカートリッジの上面図である。 本発明の一実施例おいて装置本体に対してプロセスカートリッジを第1の装着方向へ挿入する際の装置本体の要部及びプロセスカートリッジの上面図である。 本発明の一実施例において装置本体に対してプロセスカートリッジを第2の装着方向へ移動させる際の(a)装置本体及びプロセスカートリッジの全体の側面図、(b)本体接点機構の周辺の側面図である。 本発明の一実施例において装置本体に対してプロセスカートリッジを第2の装着方向へ移動させる際の(a)装置本体及びプロセスカートリッジの全体の側面図、(b)本体接点機構の周辺の側面図である。
以下、本発明に係る電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジを図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.電子写真画像形成装置の全体構成
先ず、本発明の一実施例に係る電子写真画像形成装置(画像形成装置)の全体構成について説明する。図1は、本実施例に係る電子写真方式の画像形成装置100の本体(装置本体)Aに、プロセスカートリッジBが装着された状態の模式断面図である。
装置本体A内のプロセスカートリッジBは、像担持体としての回転可能なドラム形状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム3を有する。感光体ドラム3は、帯電手段としての帯電ローラ4によって帯電される。帯電された感光体ドラム3には、露光手段(光学手段)としての露光装置1からレーザー光が照射されることによって、画像情報に応じた静電像(静電潜像)が形成される。この静電像は、現像手段としての現像装置5によって現像剤としてのトナーで現像され、可視像、即ち、トナー像となる。現像装置5は、トナーが収容された現像容器5aと、感光体ドラム3と対向するように現像容器5aの開口部に隣接して回転可能に配置された現像剤担持体としての現像ローラ5bとを有する。現像装置5は、現像ローラ5bによって、現像容器5a内のトナーを担持し、搬送して、感光体ドラム3上の静電潜像に応じて感光体ドラム3上にトナーを供給する。
一方、トナー像の形成と同期して給紙カセット2にセットした記録媒体(記録材)Pが、ピックアップローラ15、分離ローラ対7、搬送ローラ対8、及びレジストローラ対9で転写位置Nへと搬送される。
転写位置には、転写手段としての転写ローラ10が配置されており、この転写ローラ10に電圧が印加されることによって、感光体ドラム3上のトナー像が記録媒体Pに転写される。
トナー像の転写を受けた記録媒体Pは、搬送ガイド11で定着手段としての定着装置12へと搬送される。定着装置12は、記録媒体Pを搬送する過程で記録媒体Pに熱及び圧力を加えて、記録媒体Pに転写されたトナー像を記録媒体P上に定着させる。
その後、記録媒体Pは、排出ローラ対13で搬送され、排出トレー14へと排出される。
又、転写後に感光体ドラム3の表面に残留したトナー(転写残トナー)は、クリーニング手段としてのクリーニング装置6によってクリーニングされる。クリーニング装置6は、クリーニング部材としてのクリーニングブレード6bによって感光体ドラム3の表面から転写残トナー掻き取って、クリーニング容器6a内に回収する。
2.プロセスカートリッジ
本実施例では、プロセスカートリッジBは、感光体ドラム3と、感光体ドラム3に作用するプロセス手段としての帯電ローラ4、現像装置5及びクリーニング装置6とが、枠体(カートリッジ枠体)200によって一体的に結合されてカートリッジ化されている。本実施例では、現像容器5aを構成する第1のカートリッジ枠体と、クリーニング容器6aを構成する第2のカートリッジ枠体とが連結されることで、一体的にプロセスカートリッジBの枠体(カートリッジ枠体)200が構成される。
詳しくは後述するように、本実施例では、プロセスカートリッジBは、装置本体Aに装着され、装置本体A内で画像形成可能な位置に位置決めされる際に、第1の装着方向と、第2の装着方向に移動させられる。第1の装着方向は、感光体ドラム3の回転軸線方向と略平行な方向であり、第2の装着方向は第1の装着方向と略平行な回動軸を中心とする回動方向である。
尚、本実施例では、プロセスカートリッジBや関連する要素に関して、感光体ドラム3の回転軸線方向を長手方向、感光体ドラム3の回転軸線方向と略直交する方向を短手方向ともいう。又、装置本体Aにおいて、前カバー(開閉ドア)401(図6)が設けられた側、即ち、プロセスカートリッジBの第1の装着方向の上流側を前側、その反対側を奥側とする。又、装置本体A、プロセスカートリッジ200において、上側、下側とは、通常の使用状態における鉛直方向の上側、下側である。又、プロセスカートリッジBの短手方向において、クリーニング容器6a側の端部を先端、現像容器5a側の端部を基端とする。
次に、図2をも参照して、プロセスカートリッジBに取り付ける記憶部材としてのメモリタグ220について説明する。図2は、メモリタグ220の外観を示す。図2(a)、(b)は、それぞれメモリタグ220を一方の側面側、他方の側面側から見たものである。
メモリタグ220は、図2(b)に示すように、基板221の片面に、情報を記憶する記憶素子222(図2(b)中点線で表示)が設けられており、樹脂によるコーティング層223で保護されている。図2(a)に示すように、基板221の他方の面には、記憶手段である記憶素子222と電気的に接続されている、記憶手段接点である記憶素子接点224が設けられている。この記憶素子接点224に対して、装置本体Aに設けられた後述する本体接点50(図4)が当接して、記憶素子222に記憶された情報を装置本体Aへ伝達する。或いは、装置本体Aから印字枚数や印字率といった情報を記憶素子222に記憶させる通信が行なわれる。
図3に示すように、プロセスカートリッジBの先端側のクリーニング容器6aの上面には、装置本体Aへの装着ガイドとなるフック形状の先端ガイド(第2のカートリッジガイド)905が、プロセスカートリッジBの第1の装着方向の下流側にのみ設けられている。先端ガイド905は、プロセスカートリッジBの短手方向に突出して設けられている。又、この先端ガイド905の根元付近には、感光体ドラム3の回転軸線方向と略平行な方向に延びた被保持部としての突出部である突出軸901が設けられている。又、プロセスカートリッジBの基端側の現像容器5aの下面には、装着ガイドとなる下部ガイド(第1のカートリッジガイド)903が、第1の装着方向の上流側と下流側の2か所に、感光体ドラム3の回転軸線方向と略平行に設けられている。
メモリタグ220は、プロセスカートリッジBの第1の装着方向の下流側の側面に配置されている。又、プロセスカートリッジBの短手方向においてメモリタグ220の両脇には、装置本体Aに設けられた後述する本体接点50を備えた本体接点機構20(図4)との位置決め部(係合部)となる位置決め穴906が設けられている。又、その位置決め穴906の上下に、本体接点機構20との突き当て面となる当接面907が設けられている。
プロセスカートリッジBの第1の装着方向における両側面には、感光体ドラム3の回転軸と同軸に形成された被位置決め部としてのボス部908が設けられている。このボス部908が装置本体Aの受け部に嵌合することで、プロセスカートリッジBの装置本体A内での位置決めがなされる。
3.本体接点機構
次に、本実施例におけるメモリタグ220と装置本体Aとの電気的な接続を行うために装置本体A側に設けられる、本体接点50を備えた本体接点機構(コネクタ機構)20について説明する。
前述のように、特許文献3に記載されるような、異なる2方向への移動によりプロセスカートリッジを装置本体に装着する方法では、ユーザーによる直接操作で装置本体の内部にプロセスカートリッジを導入し、その後操作レバーにより機械的に位置決めがなされる。そのため、プロセスカートリッジの所定位置の固定をより確実に行えるといった利点がある。
又、この方法によれば、プロセスカートリッジを装置本体内に固定する際に、電気接点の接触圧でプロセスカートリッジが位置決め位置から微小に離れてしまうことを防止することができる。又、プロセスカートリッジが位置決め位置から微小に離れてしまうことによる、駆動連結部の軸間距離の変動よる駆動伝達不良や、プロセスカートリッジの位置ズレによる記録媒体の斜行などによる印字精度の不良を防止することができる。
ここで、特許文献3に記載される方法では、プロセスカートリッジは、ユーザーによる直接操作により、感光体と平行な第1の装着方向に沿って装置本体の内部へ装着される。そして、操作レバーを操作することにより、プロセスカートリッジは、第1の装着方向とは交差する第2の装着方向へ回動(揺動)させられる。このような異なる2方向への移動により、プロセスカートリッジは装置本体の内部の所定の位置へ装着される。
しかし、第2の装着方向への回動でプロセスカートリッジが装置本体の内部で対向する面は、記録媒体の搬送部と対向する面である。そのため、装置本体とプロセスカートリッジとのインターフェースを配置するスペースとしては、記録媒体の搬送部の外側の場所が挙げられる。従って、第2の装着方向に対向する面で、インターフェースを配置可能なスペースには、プロセスカートリッジのプロセス手段へ電力を供給する各種の電気接点が設けられる。
ここで、プロセスカートリッジに記憶素子を設ける場合、装置本体と記憶素子との間も電気的に接続し、記憶素子に記憶された情報を装置本体に伝達する必要がある。
記憶素子と装置本体との信号伝達では、記憶素子に記憶された情報を装置本体に伝え、装置本体からは印字枚数や印字率などの情報を記憶素子に記憶させることが行われる。このため、記憶素子と装置本体との間では、画像形成装置の動作中に情報のやり取りを随時行われることがある。そして、通信中に接触部にズレが生じて通信ノイズが発生すると、情報伝達にエラーが生じて、正しい情報が得られなくなることがある。従って、記憶素子の接点(記憶素子接点)と装置本体の接点(本体接点)とは、位置精度良く接続する必要がある。
記憶素子接点と本体接点とを位置精度良く接続するために、プロセスカートリッジと装置本体側の本体接点を備えた本体接点機構とに、互いに嵌合する位置決め部を設けることができる。そして、記憶素子接点の接点面に平行な直交する2方向に移動可能に本体側電気接点を保持することで、記憶素子接点の接点面に平行な方向での位置ズレを防止することができる。更に、記憶素子接点の接点面に垂直な方向にもスライド可能に本体側電気接点を保持し、加圧バネによって記憶素子接点との導通確保に必要な接触圧を与えることで、より確実な導通を得ることができる。
このように、記憶素子接点と電気的に接続される本体側電気接点を備えた本体接点機構には、3方向に移動可能な構成を採用するのが好ましい。そのため、他のプロセス手段のための電気接点よりも大きなスペースが必要となる。
しかし、プロセスカートリッジを第1の装着方向と第2の装着方向に移動させて位置決めする場合、第2の装着方向への回動でプロセスカートリッジが装置本体の内部で対向する面に上述のよう本体接点機構を配置することは、スペース的に困難な場合がある。
このように、本実施例の目的の一つは、プロセスカートリッジを第1の装着方向と第2の装着方向に移動させて位置決めする場合に、記憶素子接点と本体接点とをより確実に導通させることである。
図4は、本実施例における本体接点機構20の分解斜視図である。
本実施例では、詳しくは後述するように、ユーザーによるプロセスカートリッジBの第1の装着方向への移動を行った後、装置本体Aに設けた装着機構により第1の装着方向とは異なる第2の装着方向への移動を行う。そして、本体接点機構20は、本体接点50を、第1の装着方向に略平行な第1の移動方向と、第1の装着方向に略平行な方向を回転軸とする回動方向である第2の移動方向と、その回動方向の半径方向である第3の移動方向との3方向に移動可能とする。上記第2の移動方向は、プロセスカートリッジBの第2の装着方向に沿う方向である。そして、略直交する3方向に移動してプロセスカートリッジBと高精度で位置決めされる本体接点機構20を、プロセスカートリッジBの第1の装着方向への移動で電気的導通を確保して位置決めする。そして、第1の装着方向と異なる第2の装着方向へのプロセスカートリッジBの移動に、電気的導通を維持した状態で本体接点機構が追従できるようにする。以下、より詳しく説明する。
本実施例では、本体接点機構20は、概略、コネクタ51、コネクタホルダ52、コネクタベース53、揺動ケース54が入れ子式に組み付けられ、揺動ケース54が装置本体Aの枠体(本体枠体)A3に対して回動可能(揺動可能)に支持される。
コネクタ51は、メモリタグ220の記憶素子接点224と電気的に接続される本体接点50を有する。本体接点50は、バネ性(弾性)を有し、コネクタ51の外側、即ち、記憶素子接点224に向けて突出する方向に付勢されている。又、コネクタ51は、リード線(図示せず)によって装置本体Aの電装基板(図示せず)に電気的に接続されている。
コネクタホルダ52は、コネクタ51を位置決めする係合部52aを有する。又、コネクタホルダ52は、プロセスカートリッジBに設けられたメモリタグ220との位置決め部(係合部)となる、プロセスカートリッジBの位置決め穴906と係合する位置決め突起52bを有する。位置決め突起52bは、プロセスカートリッジBの短手方向にほぼ沿う方向において、コネクタ51の本体接点50の両脇に位置するように設けられている。又、位置決め突起52bの上下には、プロセスカートリッジBの当接面907との突き当て面となる本体側当接面52cが設けられている。又、コネクタホルダ52には、位置決め突起52bを設けた面の裏面に嵌合部としての嵌合リブ52dが設けてある。
コネクタホルダ52が取り付けられるコネクタベース53には、コネクタホルダ52の嵌合リブ52dがスライド可能に嵌合するスライド穴53aが設けられている。又、コネクタベース53には、コネクタ51をメモリタグ202に付勢するための加圧バネ56が取り付けられるバネ受け面53cが設けられている。加圧バネ56は、付勢手段である加圧部材としての圧縮バネである。又、コネクタベース53には、加圧バネ56のバネ力に抗ってコネクタベース53を後述する揺動ケース54に保持する規制フック53dが設けられている。
コネクタベース53が取り付けられる揺動ケース54は、コネクタベース53を加圧バネ56の加圧方向にスライド可能とするスライド規制面54aを有する。又、揺動ケース54には、コネクタベース53に設けられた規制フック53dが接触可能な受け面54bが設けられている。又、揺動ケース54におけるコネクタベース53の設置部の下方には、回動穴54cが設けられている。この回動穴54cに後述する装置本体Aの枠体であるサブフレームA2の回動軸A2が挿入されることにより、揺動ケース54は回動可能にサブフレームA2によって支持される。これによって、揺動ケース54は、コネクタ51、コネクタホルダ52及びコネクタベース53を、サブフレームA2に対して回動可能としている。揺動ケース54の上端には、プロセスカートリッジBの第1の装着方向の下流側の縁部に位置して、後述するサブフレームA2のカギ穴A2bに嵌るフック54dが設けられている。又、揺動ケース54の上端には、コネクタベース53の設置部を介して回動穴54cと略対向する位置に、付勢手段としての引張りバネであるリターンバネ57の一端が取り付けられる第1の接続部としてのバネ掛け54eが設けられている。又、揺動ケース54には、コネクタホルダ52の嵌合リブ52dが貫通する穴54fが設けられている。
装置本体Aの枠体であるフレームA1には、本体接点機構20が取り付けられるサブフレームA2が設けられている。サブフレームA2は、フレームA1に固定されて、一体的に装置本体Aの枠体(本体枠体)A3を構成する。サブフレームA2には、揺動ケース54の回動穴54cと嵌合する回動軸A2aが設けられている。又、サブフレームA2には、揺動ケース54に設けられたフック54dが係合する、回動軸A2aを中心とする円弧状のカギ穴A2bが設けられている。又、サブフレームA2には、一端が揺動ケース54のバネ掛け54eに取り付けられたリターンバネ57の他端が取り付けられる第2の接続部としての枠体側バネ掛けA2cが、カギ穴A2bを介して回動軸A2aと略対向する位置に設けられている。又、サブフレームA2には、コネクタホルダ52の嵌合リブ52dが貫通する穴A2dが設けられている。
次に、コネクタホルダ52とコネクタベース53のスライド方向と、揺動ケース54の回動方向(揺動方向)について説明する。
図4の矢印bで示すコネクタベース53のスライド方向は、加圧バネ56による加圧方向と略平行である。又、このスライド方向は、揺動ケース54の回動穴54cと回動軸A2aの軸線方向ともと略平行である。このスライド方向が、プロセスカートリッジBの第1の装着方向に沿った第1の移動方向である。
又、図4の矢印aで示すコネクタホルダ52のスライド方向は、図4の矢印cで示す揺動ケース54の回動の半径方向となっている。このスライド方向が、プロセスカートリッジBの第1の装着方向及び第2の装着方向の両方と交差する第3の移動方向である。
図5(a)は、装置本体Aの前カバー401を開けて、フレームA1に形成されたプロセスカートリッジBの挿入口である開口部402側から、プロセスカートリッジBが配置される装置本体Aの内部を第1の装着方向に沿って見た様子を示す。
回動軸A2aは、本体下ガイド(第1のガイド)104の延長線上で、プロセスカートリッジBの第1の装着方向と略平行となるように配置されている。この本体下ガイド104は、プロセスカートリッジBに設けられた下部ガイド903を案内する、装置本体Aに設けられた装着ガイドである。又、揺動ケース54のバネ掛け54eとサブフレームA2の枠体側バネ掛け部A2cとをリターンバネ57で連結すると、回転軸A2aとバネ掛け54eと枠体側バネ掛け部A2cとは、リターンバネ57の弾性力で一直線に並んだ中立位置(中立状態)を維持する。
このように、本実施例では、付勢手段57は、一端部が第1の接続部54eで本体接点機構20に接続され、他端部が第2の移動方向の半径方向において第1の接続部54eよりも遠位の第2の接続部A2cで本体枠体に接続された弾性部材(引張りバネ)である。そして、本実施例では、本体接点50が中立位置にあるときに、第2の移動方向の回動軸と、第1の接続部54eと、第2の接続部A2cとは、第2の移動方向の半径方向において略直線上に配置される。
図5(b)は、中立位置にある本体接点機構20を、図5(a)とは逆の背面側から見た様子を示す。
中立位置にある揺動ケース54のフック54dは、サブフレームA2のカギ穴A2bの一端側付近にあるが、カギ穴A2bのその一端部との間には所定の隙間を有している。そのため、揺動ケース54は、図5(b)において左右両方向に回動可能である。この回動方向が、プロセスカートリッジBの第2の装着方向に沿った第2の移動方向である。
装置本体AにプロセスカートリッジBが挿入されていない状態では、揺動ケース54は、サブフレームA2に対して、コネクタ51を回動穴54cを中心として図5(b)における左右両方向に回動可能な中立位置にある。これにより、揺動ケース54は、リターンバネ57の長さが最小となる位置に維持されている。本体接点機構20に外力が加えられて、揺動ケース54を図5(b)において左右に回動(揺動)させると、リターンバネ57を引き延ばし、その弾性力を増加させながら回動する。そのため、その外力が除去されると、揺動ケース54は、カギ穴A2bの両端側に隙間を有する中立位置に復帰する。
このように、本実施例では、本体接点機構20は、記憶素子接点224と本体接点50とが電気的に接続された状態を維持したまま、本体接点50を、第2の移動方向に沿って第2の装着方向と順方向及び第2の装着方向とは逆方向に回動させることが可能である。又、本実施例では、本体接点機構20は、本体接点50を第2の移動方向に沿った第2の装着方向と順方向及び前記第2の装着方向とは逆方向への可動範囲における両端部間の中立位置に保持するように付勢する付勢手段57を有する。
又、上述のように、コネクタベース53は、揺動ケース54に対してプロセスカートリッジBの第1の装着方向と平行な方向にスライド可能になっている(図4の矢印b)。それと共に、コネクタベース53は、これを加圧する加圧バネ56の弾性力で、プロセスカートリッジBの第1の装着方向の上流側に付勢されて、規制フック53dが揺動ケース54の受け面54bに接触した位置で待機している。又、上述のように、コネクタホルダ52は、コネクタベース53に対して、揺動ケース54の回動(図4の矢印c)における半径方向にスライド可能に保持されている(図4の矢印a)。
このように、本実施例では、本体接点機構20は、本体接点50を保持しプロセスカートリッジBに設けられた位置決め穴906と嵌合する位置決め突起52bを有するコネクタホルダ52を有する。又、本体接点機構20は、コネクタホルダ52を第3の移動方向にスライド可能に保持するコネクタベース53を有する。又、本体接点機構20は、コネクタベース53を第1の移動方向にスライド可能に支持し第2の移動方向に回動可能に装置本体Aに支持される揺動ケース54を有する。又、本体接点機構20は、コネクタベース53と揺動ケース54との間に配置されコネクタベース53を第1の移動方向に沿って付勢する加圧部材56を有する。
以上のような構成としているため、本体接点機構20のコネクタ51は、装置本体Aに対して、回動軸A2aを中心とした回動と、この回動の半径方向へのスライドと、この回動の中心軸方向へのスライドという3方向への移動が可能になっている。
4.プロセスカートリッジの装着機構と本体接点機構の動作
次に、図6〜図12をも参照して、装置本体AにプロセスカートリッジBを着脱するための装着機構30について説明する。
尚、図6はプロセスカートリッジBの着脱のために装置本体Aの前カバー401を開いた状態を説明するための斜視図である。又、図7、図8は、プロセスカートリッジBを第1の装着方向へ挿入する際の要部の断面図である。又、図9、図10は、プロセスカートリッジBを第1の装着方向へ挿入する際の装置本体Aの要部及びプロセスカートリッジBの上面図である。図11、図12は、装置本体Aに挿入したプロセスカートリッジBを位置決め位置へ回動する状態を説明するための図である。
プロセスカートリッジBを装置本体Aに装着する手順としては、先ず、図6に示すように、装置本体Aの前カバー401を開き、装置本体Aの前面の開口部402を露出させる。
そして、装置本体Aの内部に敷設されたガイドレール(第2のガイド)510に、プロセスカートリッジBの先端ガイド905を合わせる。ガイドレール510は、装置本体Aの内部におけるプロセスカートリッジBの先端側の上方に隣接する位置において、プロセスカートリッジBの第1の装着方向と略平行に前側から奥側に向けて設けられている。又、装置本体Aの内部に形成された本体下ガイド(溝)104に、プロセスカートリッジBの下部ガイド903を合わせる。本体下ガイド104は、装置本体Aの内部におけるプロセスカートリッジBの基端側の下方に隣接する位置において、プロセスカートリッジBの第1の装着方向と略平行に前側から奥側に向けて形成されている。このようにガイドレール510、本体下ガイド104に、先端ガイド905、下部ガイド903をそれぞれ合わせた状態で、プロセスカートリッジBを、感光体ドラム3の回転軸線方向と略平行な第1の装着方向に直線的に挿入する。
本体接点機構20は、前述のように、プロセスカートリッジBの第1の装着方向と略平行な回動軸A2a周りの回動と、プロセスカートリッジBの第1の装着方向と略平行なスライドと、回動軸A2aを中心とした半径方向のスライドが可能な状態に保持されている。更に、リターンバネ57の弾性力で、揺動ケース54は回動範囲(可動範囲)の一端付近で図5(b)における左右両方向に回動可能な中立位置に保持されている。このリターンバネ57の弾性力で保持された中立位置にある本体接点機構20の本体接点50は、図5に示すように、第1の装着方向に移動するプロセスカートリッジBのメモリタグ220の記憶素子接点224とほぼ一致するように配置されている。
プロセスカートリッジBの第1の装着方向への移動が完了する直前に、プロセスカートリッジBに設けられた位置決め穴906と、コネクタホルダ52の位置決め突起52bとが接触可能な状態になる。そして、これらが接触すると、プロセスカートリッジBと本体接点機構20との、第1の装着方向に略直交する面での位置決めが行われる。
図7(a)、図8(a)は、図6の矢印X方向から、プロセスカートリッジBと本体接点機構20を見た様子を示す。又、図7(b)、図8(b)は、それぞれ図7(a)、図8(a)における断面線を通る断面を示す。
ここで、コネクタホルダ52の位置決め突起52bは、図7に示すように、先端の上下の稜線部と、コネクタ51側の内側の稜線部とに、面取り形状52b1、52b2がそれぞれ設けられている。又、プロセスカートリッジBに設けられた位置決め穴906の入口側の4稜線にも、図3に示すように、面取り形状906aが設けられている。つまり、ガイドレール510と先端ガイド905との隙間や、本体下ガイド104と下部ガイド903との隙間によって、プロセスカートリッジBの装着時の位置がずれることがある。又、各部品の寸法バラつきなどにより、本体接点機構20やプロセスカートリッジBの位置が変動することがある。このような場合でも、位置決め突起52bが位置決め穴906に接触を開始する際に、位置決め突起52bの面取り形状52b1、52b2の斜面が、位置決め穴906の面取り形状906aの斜面を滑り、滑らかに嵌合できるようなる。
その後、位置決め突起52bと位置決め穴906とが、その両者の平面部(第1の装着方向と略平行)で接触を開始する。すると、プロセスカートリッジBの第1の装着方向の下流側の当該平面部で本体接点機構20とプロセスカートリッジBとの位置決めがなされた後、本体接点50と記憶素子接点224とが接触を始める。そして、本体接点50の弾性力に抗って更にプロセスカートリッジBを押し込んでいくと、本体接点50が弾性変形を生じながら記憶素子接点224との接触圧を次第に高めていく。プロセスカートリッジBの当接面907がコネクタホルダ52の本体側当接面52cに接触すると、コネクタ51の本体接点50は、所定の力で記憶素子接点224に当接し、安定した導通を確保することが可能となる。
この状態から、更にプロセスカートリッジBを第1の装着方向に挿入していくと、図8(a)、図8(b)に示すように、コネクタベース53を加圧している加圧バネ56を弾性変形させてプロセスカートリッジBは進行していく。この間のコネクタベース53のプロセスカートリッジBの第1の装着方向に略平行なスライドは、本体接点50とメモリタグ220の記憶素子接点224との間のより安定した導通を確保するためのものである。
本体接点50の弾性変形により生じる反発力(接点圧)より高い、加圧バネ56の弾性変形により生じる反発力(加圧力)で、本体接点50をメモリタグ220側へ押しつける。そして、本体接点50と記憶素子接点224との間の距離を、プロセスカートリッジBの当接面907とコネクタホルダ52の本体側当接面52cとを接触させることでより安定して保証する。これにより、本体接点50が所定の接触圧をより確実に発生することができる。
又、プロセスカートリッジBの第1の装着方向に関する寸法バラツキや、装置本体Aの本体接点機構20の寸法バラつきがあることがある。このような場合でも、その寸法バラつきを吸収して、当接面907と本体側当接面52cとが確実に接触するため、次のような設定とすることが好ましい。即ち、その寸法バラツキの範囲でプロセスカートリッジBのメモリタグ220が最も第1の装着方向の上流側にある場合に、加圧バネ56が発生させる得る最小弾性力Fを、本体接点50が発生させうる最大弾性力fより大きくなるように設定することが好ましい。本実施例では、そのように設定した。
図9、図10は、プロセスカートリッジBの装着機構30とプロセスカートリッジBを天面からみた様子を示す。
ガイドレール510のプロセスカートリッジBの第1の装着方向の下流側には、プロセスカートリッジBの先端ガイド905の幅に相当する部分が切り欠かれた切り欠き部510aが設けられている。第1の装着方向へプロセスカートリッジBを挿入している間は、図9に示すように、ガイドレール510で先端ガイド905が支持されている。その後、プロセスカートリッジBの第1の装着方向への移動が完了した状態に移行する際には、図10に示すように、先端ガイド905はガイドレール510の切り欠き部510aに合致して、先端ガイド905はガイドレール510による支持を失う。ガイドレール510による先端ガイド905の支持が終わる直前に、後述する操作レバー101を介した操作により所定の位置に固定されている保持部としてのカム102によって、プロセスカートリッジBの突出軸901が支持される。このため、第1の装着方向の移動が完了すると、プロセスカートリッジBは下部ガイド903と突出軸901とで装置本体Aに支持される。
この位置にあるプロセスカートリッジBは、図11(a)に示すように、先端側の上部に設けられた突出軸901がカム102で保持され、基端側の下部に設けられた下部ガイド903が本体下ガイド104で支持される。そして、この状態で、第1の装着方向及びその逆方向への移動が可能である。即ち、この位置にあるプロセスカートリッジBは、装置本体Aに対する着脱が可能な状態にある。又、このとき、操作部としての操作レバー101は、プロセスカートリッジBを装置本体Aに対して挿入、引き抜き可能な状態となる第1の位置にある。
図11(b)は、第1の装着方向への移動を完了した状態におけるプロセスカートリッジBと本体接点機構20を第1の装着方向からみた様子を示す。この状態では、上述のように、コネクタホルダ52の位置決め突起52bがプロセスカートリッジBの位置決め穴906と嵌合し、本体接点50と記憶素子接点224とが電気的に接続された状態となっている。又、プロセスカートリッジBの下部ガイド903は、プロセスカートリッジBの第1の装着方向に見たとき、揺動ケース54の回動軸であるサブフレームA2に設けられた回動軸A2aとほぼ一致した位置にある。又、本体接点機構20は、回動軸A2aと、揺動ケース54のバネ掛け54eと、枠体側バネ掛け部A2cとが、リターンバネ57の弾性力でほぼ一直線に並んだ中立位置からほとんど変位していない。
そして、操作レバー101を軸100を中心にして回すことで、プロセスカートリッジBの第2の装着方向への回動を行う。即ち、図11(a)の状態から、操作レバー101を図中矢印dで示す時計回り方向に操作すると、操作レバー101に連結されて同期して回転する軸100が同方向に回転し、又この軸101に連結されて同期して回転するカム102が同方向に回動する。すると、カム102によって保持されている突出軸901が、下方に移動する。そのため、プロセスカートリッジBは、装置本体Aの内部で、下部ガイド903と本体下ガイド104との接点を支点として、第2の装着方向となる図中矢印eで示す反時計回りに回動する。即ち、プロセスカートリッジBは、ほぼ下部ガイド903を中心として、第2の装着方向である図11(a)における反時計方向に回動する。
操作レバーを約90°回転させると、プロセスカートリッジBのボス部908が、装置本体Aに設けられた位置決め部としての受け部103に着座して、プロセスカートリッジBは画像形成可能な動作位置に位置決めされる。これにより、第2の装着方向への回動が完了して、図12(a)に示す状態になる。
このとき、コネクタホルダ52の位置決め突起52bとプロセスカートリッジBの位置決め穴906とが嵌合しており、揺動ケース54は、プロセスカートリッジBの下部ガイド903のほぼ延長線上にある回動軸A2aを中心に回動可能に支持されている。そのため、本体接点50とメモリタグ220の記憶素子接点224とは、電気的な接続を保ったまま、プロセスカートリッジBの第2の装着方向である回動に追従することができる。
尚、操作レバー101によるプロセスカートリッジBの第2の装着方向への回動時に、本体下ガイド104と下部ガイド903との間の隙間によって、プロセスカートリッジBが若干移動することがある。そして、下部ガイド903の周りのプロセスカートリッジBの回動と、回動軸A1aの周りの揺動ケース54の回動との間に軸ずれが生じることがある。このような場合においても、コネクタホルダ52のコネクタベース53に対する半径方向へのスライドにより追従可能であり、コネクタ51の本体接点50とメモリタグ220の記憶素子接点224との間でズレが生じることはない。又、接点部へ負荷をかけることはなく、プロセスカートリッジBの第2の装着方向への移動(回動)に本体接点機構20は追従することができる。
操作レバー101を、図12(a)に示す状態に操作すると、プロセスカートリッジBと本体接点機構20とは図12(b)に示す位置関係になる。この状態では、本体接点機構20は、プロセスカートリッジBに追従して、中立位置に対して図12(b)において反時計方向に約17°回動する。リターンバネ57も枠体側バネ掛け部A2cを中心に図12(b)において時計方向に約30°回動するため、本体接点機構20とリターンバネ57のぞれぞれの軸線20a、57aは、図12(b)において左側に凸に折れ曲がった状態となっている。
このように、本実施例では、装置本体Aは、第1の装着方向と略直交する方向において本体接点機構20が設けられている側においてプロセスカートリッジBを支持すると共に第1の装着方向への移動を案内する第1のガイド(本体下ガイド)104を有する。又、装置本体Aは、第1の装着方向と略直交する方向において第1のガイド104とは反対側でプロセスカートリッジBを支持すると共に第1の装着方向への移動を案内する第2のガイド(ガイドレール)510を有する。そして、プロセスカートリッジBは、第1のガイド104との接点を支点として第2の装着方向に回動する。又、本実施例では、装着機構30は、操作部(操作レバー)101を有する。又、装着機構30は、第1の装着方向に沿って装置本体Aの内部に挿入されたプロセスカートリッジBを保持した状態で第2の移動方向に移動させる、操作部101によって操作される保持部(カム)102を有する。又、装着機構30は、第2の装着方向に沿って移動されたプロセスカートリッジBの位置を決める位置決め部(受け部)103を有する。
尚、プロセスカートリッジBの装置本体Aからの離脱は、これまでの説明の逆の手順でなされる。即ち、プロセスカートリッジBが上述の画像形成可能な動作位置にある状態から、操作レバー101を図12(a)において反時計回り方向に回転させると、カム102がプロセスカートリッジBの突出軸901を拾い上げる。すると、プロセスカートリッジBは、ほぼ下部ガイド903を中心として、第2の装着方向とは逆方向である図12(a)における時計方向に回動する。そして、操作レバー101を、図11(a)に示すプロセスカートリッジBの着脱が可能な状態に復帰させると、先端ガイド905がガイドレール510の切り欠き部510aと一致する位置に戻る。このとき、プロセスカートリッジBが第2の装着方向と逆方向に回動すると、本体接点機構20もリターンバネ57の弾性力でプロセスカートリッジBの動作に追従して中立位置に復帰し、図11(b)に示す状態に戻ることができる。その後、プロセスカートリッジBを第1の装着方向とは逆方向に移動させると、プロセスカートリッジBは、ガイドレール510で先端ガイド905が支持され、本体下ガイド104で下部ガイド903が支持されて移動する。すると、本体接点機構20は加圧バネ56が弾性力を弱めながらコネクタベース53をプロセスカートリッジBの第1の装着方向とは逆方向に移動させ、規制フック53dが揺動ケース54の受け面54bに接触した位置で停止する。そして、プロセスカートリッジBの位置決め穴906からコネクタホルダ52の位置決め突起52bが離れて、プロセスカートリッジBと本体接点機構20とが離間する。そして、プロセスカートリッジBを第1の装着方向と逆方向に更に移動させると、装置本体Aの開口部402から引き抜くことが可能となる。
このように、本実施例では、プロセスカートリッジBは、回転可能な電子写真感光体1と、電子写真感光体1に作用するプロセス手段と、電子写真感光体及びプロセス手段を支持するカートリッジ枠体200と、を有する。又、プロセスカートリッジBは、カートリッジ枠体200の電子写真感光体1の回転軸線方向における一方の側面に設けられた、情報を記憶する記憶素子222及び記憶素子222と電気的に接続された記憶素子接点224を備えた記憶部材220を有する。又、本実施例では、プロセスカートリッジBが着脱可能な装置本体Aは、プロセスカートリッジBが挿入される開口部402が形成された本体枠体A3と、プロセスカートリッジBの装着機構30と、を有する。装着機構30は、上記回転軸線方向と略平行な第1の装着方向に沿って装置本体Aの内部に挿入されたカートリッジBを、第1の装着方向と略平行な回動軸を中心とする第2の装着方向に回動させてカートリッジBを画像形成可能な位置に位置決めする。又、装置本体Aは、プロセスカートリッジBの記憶部材220の記憶素子接点224と電気的に接続される本体接点50を備えた本体接点機構20を有する。この本体接点機構20は、プロセスカートリッジBが第1の装着方向に沿って装置本体Aの内部に挿入されることで、記憶素子接点224と本体接点50とが電気的に接続される。そして、本体接点機構20は、この電気的に接続された状態を維持したまま、本体接点50を、次の3方向に移動させることが可能である。つまり、第1の装着方向に沿った第1の移動方向と、第2の装着方向に沿った第2の移動方向と、第1の装着方向及び前記第2の装着方向の両方と交差する第3の移動方向との3方向である。
以上、本実施例によれば、プロセスカートリッジBの第1の装着方向への移動で、記憶素子接点224と本体接点50の電気的接続を得ることが可能である。そして、その後の操作レバー101によるプロセスカートリッジの第2の装着方向への回動では、プロセスカートリッジBに追従して本体接点50が電気的接続を維持することができる。ここで、本実施例では、本体接点50は、プロセスカートリッジBの第2の装着方向とは逆方向にも回動できる。又、本体接点50を有する本体接点機構20は、弾性部材で第2の装着方向の可動範囲の途中の中立位置に保持される。又、本体接点50は、第2の装着方向における回動の半径方向にも移動可能である。このため、第1の装着方向に移動中のプロセスカートリッジBの位置が所定の範囲内でばらついても、本体接点機構20は、記憶部材220に追従して移動し、本体接点50と記憶素子接点224との電気的接続を確保することができる。本実施例では、プロセスカートリッジBに設けられた位置決め穴906に本体接点機構20の位置決め突起52bが嵌合することにより、本体接点機構20が記憶部材220に追従して移動することが可能である。
従って、本実施例によれば、プロセスカートリッジBを第1の装着方向と第2の装着方向に移動させて位置決めする場合に、記憶素子接点と本体接点とをより確実に導通させることができる。
3 感光体ドラム
20 本体接点機構
30 装着機構
50 本体接点
51 コネクタ
52 コネクタホルダ
52b 位置決め突起
53 コネクタベース
54 揺動ケース
56 加圧バネ(加圧部材)
57 リターンバネ(付勢手段)
100 画像形成装置
220 メモリタグ(記憶部材)
222 記憶素子
224 記憶素子接点
906 位置決め穴
A 装置本体
B プロセスカートリッジ

Claims (11)

  1. 回転可能な電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体及び前記プロセス手段を支持するカートリッジ枠体と、前記カートリッジ枠体の前記電子写真感光体の回転軸線方向における一方の側面に設けられた、情報を記憶する記憶素子及び前記記憶素子と電気的に接続された記憶素子接点を備えた記憶部材と、を有するプロセスカートリッジと、
    前記プロセスカートリッジが着脱可能な装置本体であって、前記プロセスカートリッジが挿入される開口部が形成された本体枠体と、前記回転軸線方向と略平行な第1の装着方向に沿って前記装置本体の内部に挿入された前記プロセスカートリッジを、前記第1の装着方向と略平行な回動軸を中心とする第2の装着方向に回動させて前記プロセスカートリッジを画像形成可能な位置に位置決めする装着機構と、前記プロセスカートリッジの前記記憶部材の前記記憶素子接点と電気的に接続される本体接点を備えた本体接点機構と、を有する装置本体と、
    を有し、
    前記本体接点機構は、前記プロセスカートリッジが前記第1の装着方向に沿って前記装置本体の内部に挿入されることで、前記記憶素子接点と前記本体接点とが電気的に接続され、この電気的に接続された状態を維持したまま、前記本体接点を、前記第1の装着方向に沿った第1の移動方向と、前記第2の装着方向に沿った第2の移動方向と、前記第1の装着方向及び前記第2の装着方向の両方と交差する第3の移動方向とに移動させることが可能であることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 前記本体接点機構は、前記プロセスカートリッジの前記第2の装着方向への回動に伴い、前記記憶素子接点と前記本体接点とが電気的に接続された状態を維持したまま、前記本体接点を、前記第2の移動方向に沿って前記第2の装着方向と順方向及び前記第2の装着方向とは逆方向に回動させることが可能であると共に、前記本体接点を前記第2の移動方向に沿った前記第2の装着方向と順方向及び前記第2の装着方向とは逆方向への可動範囲における両端部間の中立位置に保持するように付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子写真画像形成装置。
  3. 前記付勢手段は、一端部が第1の接続部で前記本体接点機構に接続され、他端部が前記第2の移動方向の半径方向において前記第1の接続部よりも遠位の第2の接続部で前記本体枠体に接続された弾性部材であることを特徴とする請求項2に記載の電子写真画像形成装置。
  4. 前記本体接点が前記中立位置にあるときに、前記第2の移動方向の回動軸と、前記第1の接続部と、前記第2の接続部とは、前記第2の移動方向の半径方向において略直線上に配置されることを特徴とする請求項3に記載の電子写真画像形成装置。
  5. 前記本体接点機構は、
    前記本体接点を保持し前記プロセスカートリッジに設けられた位置決め穴と嵌合する位置決め突起を有するコネクタホルダと、
    前記コネクタホルダを前記第3の移動方向にスライド可能に保持するコネクタベースと、
    前記コネクタベースを前記第1の移動方向にスライド可能に支持し前記第2の移動方向に回動可能に前記装置本体に支持される揺動ケースと、
    前記コネクタベースと前記揺動ケースとの間に配置され前記コネクタベースを前記第1の移動方向に沿って付勢する加圧部材と、
    を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子写真画像形成装置。
  6. 前記装置本体は、
    前記第1の装着方向と略直交する方向において前記本体接点機構が設けられている側において前記プロセスカートリッジを支持すると共に前記第1の装着方向への移動を案内する第1のガイドと、
    前記第1の装着方向と略直交する方向において前記第1のガイドとは反対側で前記プロセスカートリッジを支持すると共に前記第1の装着方向への移動を案内する第2のガイドと、
    を有し、
    前記プロセスカートリッジは、前記第1のガイドとの接点を支点として前記第2の装着方向に回動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子写真画像形成装置。
  7. 前記装着機構は、
    操作部と、
    前記第1の装着方向に沿って前記装置本体の内部に挿入された前記プロセスカートリッジを保持した状態で前記第2の移動方向に移動させる、前記操作部によって操作される保持部と、
    前記第2の装着方向に沿って移動された前記プロセスカートリッジの位置を決める位置決め部と、
    を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子写真画像形成装置。
  8. 電子写真画像形成装置の装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    回転可能な電子写真感光体と、
    前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、
    前記電子写真感光体及び前記プロセス手段を支持するカートリッジ枠体と、
    前記カートリッジ枠体の前記電子写真感光体の回転軸線方向における一方の側面に固定された、情報を記憶する記憶素子及び前記記憶素子と電気的に接続された記憶素子接点を備えた記憶部材と、
    を有し、
    前記プロセスカートリッジが挿入される開口部が形成された本体枠体と、前記回転軸線方向と略平行な第1の装着方向に沿って前記装置本体の内部に挿入された前記プロセスカートリッジを、前記第1の装着方向と略平行な回動軸を中心とする第2の装着方向に回動させて前記プロセスカートリッジを画像形成可能な位置に位置決めする装着機構と、前記プロセスカートリッジの前記記憶部材の前記記憶素子接点と電気的に接続される本体接点を備えた本体接点機構と、を有し、前記本体接点機構は、前記プロセスカートリッジが前記第1の装着方向に沿って前記装置本体の内部に挿入されることで、前記記憶素子接点と前記本体接点とが電気的に接続され、この電気的に接続された状態を維持したまま、前記本体接点を、前記第1の装着方向に沿った第1の移動方向と、前記第2の装着方向に沿った第2の移動方向と、前記第1の装着方向及び前記第2の装着方向の両方と交差する第3の移動方向とに移動させることが可能である装置本体に着脱可能であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 前記本体接点機構は、前記本体接点を保持するコネクタホルダと、前記コネクタホルダを前記第3の移動方向にスライド可能に保持するコネクタベースと、前記コネクタベースを前記第1の移動方向にスライド可能に支持し前記第2の移動方向に回動可能に前記装置本体に支持された揺動ケースと、前記コネクタベースと前記揺動ケースとの間に配置され前記コネクタベースを前記第1の移動方向へ付勢する加圧部材と、を有しており、
    前記プロセスカートリッジは、前記コネクタホルダに設けられた位置決め突起と嵌合する位置決め穴を有することを特徴とする請求項8に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記第1の装着方向と略直交する方向において前記本体接点機構が設けられている側において前記装置本体による支持を受けると共に前記第1の装着方向への移動を案内される第1のカートリッジガイドと、
    前記第1の装着方向と略直交する方向において前記第1のガイドとは反対側で前記装置本体による支持を受けると共に前記第1の装着方向への移動を案内される第2のカートリッジガイドと、
    を有し、
    前記第1のカートリッジガイドと前記装置本体との接点を支点として前記第2の装着方向に回動することを特徴とする請求項8又は9に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 前記装着機構が備えた、前記第1の装着方向に沿って前記開口部の内部に挿入された前記プロセスカートリッジを保持した状態で前記第2の移動方向に移動させる、操作部によって操作される保持部によって保持される被保持部と、
    前記装着機構が備えた、前記第2の装着方向に沿って移動されたプロセスカートリッジの位置を決める位置決め部により位置が決められる被位置決め部と、
    を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載のプロセスカートリッジ。
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