JP2018009737A - 冷暖切換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】好適にケーシング内部空間に発泡充填剤を充填することができる冷暖切換装置を提供する。【解決手段】室外ユニット2と複数の室内ユニット1A〜1Dの間に配置される冷暖切換装置3であって、室外ユニット2と室内ユニット1を接続する液配管7は、冷暖切換装置3の外部に設けられ、ガス配管、ガス配管に接続される高圧弁11および低圧弁12から構成される配管アセンブリが内部に複数配置されるケーシング30と、ケーシング30内に充填された発泡剤34と、を備えることを特徴とする。【選択図】図4
Description
本発明は、冷暖切換装置に関する。
冷房運転と暖房運転が同時に運転可能な空調調和機において、室内機の冷房運転と暖房運転を切り換えるために用いられる冷暖切換装置が知られている。従来、冷暖切換装置は、室外機側に接続される3種類の冷媒配管(低圧ガス配管、高圧ガス配管及び液配管)と、室内機側に接続される2種類の冷媒配管(ガス配管及び液配管)と、高圧弁と、低圧弁と、から形成される配管アセンブリがケーシング内に単一数配設されており、その冷暖切換装置は1台の室内機に対して1台接続されていた。
また、冷暖切換装置のケーシング内部は配管の結露、配管振動や冷媒流動音を抑制することを目的として、液状の発泡材を内部に注入し発泡、硬化させることで、配管アセンブリの周囲を隙間なく発泡材で埋めている。
上記のような冷暖切換装置に対し、据付時の配管施工性やメンテナンスのし易さ、また省スペース・省コストの観点から、ケーシング内に上記室外機側に接続される3種類の冷媒配管と室内機側に接続される2種類の冷媒配管をヘッダ分岐することにより配管アセンブリを複数配設した集合型の冷暖切換装置がある。
このような集合型の冷暖切換装置においても、配管結露や配管振動、冷媒流動音を抑制するためにケーシング内部を発泡材で埋めることが必要となるが、集合型の冷暖切換装置は配管アセンブリを複数配設するためケーシング内部の空間が大きくなる。ケーシング内部の空間が大きいと、液状の発泡剤がケーシング内部全体に行き渡る前に硬化してしまい、空洞が生じるおそれがある。
このような課題を解決するため、例えば、特許文献1(特開2010−286129号公報)には、ケーシング内部の空間を仕切壁により配管アセンブリ毎に区画し、区画毎に発泡剤を充填する冷暖切換装置が開示されている(請求項1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の冷暖切換装置においては、区画毎に発泡剤を充填する必要があるため発泡剤の充填回数が増えてしまうという課題がある。また、発泡剤の発泡圧により仕切壁が変形することを防止するために仕切壁にリブを設ける必要があるためコストアップとなる課題がある。
そこで、本発明は、好適にケーシング内部空間に発泡剤を充填することができる冷暖切換装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明に係る冷暖切換装置は、室外ユニットと複数の室内ユニットの間に配置される冷暖切換装置であって、前記室外ユニットと前記室内ユニットを接続する液配管は、前記冷暖切換装置の外部に設けられ、ガス配管、前記ガス配管に接続される高圧弁および低圧弁から構成される配管アセンブリが内部に複数配置されるケーシングと、前記ケーシング内に充填された発泡剤と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る冷暖切換装置は、室外ユニットと室内ユニットの間に配置される冷暖切換装置であって、ガス配管、前記ガス配管に接続される高圧弁および低圧弁から構成される配管アセンブリが内部に複数配置されるケーシングと、前記ケーシング内に充填された発泡剤と、前記ケーシングの外部で接続されるストレーナと、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る冷暖切換装置は、ケーシングと、室外機と結ばれる高圧ガス管が接続される高圧ガス管接続部と、前記高圧ガス管接続部と接続されて高圧の冷媒を分配する高圧側ヘッダと、室外機と結ばれる低圧ガス管が接続される低圧ガス管接続部と、前記低圧ガス管接続部と接続されて低圧の冷媒を分配する低圧側ヘッダと、複数の室内機と結ばれるガス管が接続される複数の室内機ガス管接続部と、前記高圧側ヘッダと前記室内機ガス管接続部との間に介在され、一端が前記高圧側ヘッダに接続され、他端が前記室内機ガス管接続部に接続される複数の高圧弁と、前記低圧側ヘッダと前記室内機ガス管接続部との間に介在され、一端が前記低圧側ヘッダに接続され、他端が前記室内機ガス管接続部に接続される複数の低圧弁と、前記室内機ガス管接続部が、前記高圧弁の他端に接続されるとともに、前記低圧弁の他端にも接続されるように分岐する複数の分岐管と、を備え、前記ケーシングには、前記高圧側ヘッダおよび前記低圧側ヘッダが収容されるとともに、前記高圧弁と前記低圧弁と前記分岐管とを有して構成される配管アセンブリが複数収容されており、前記ケーシング内に発泡剤が充填され、前記室外機と前記室内機を接続する液配管は、前記ケーシングの外部に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、好適にケーシング内部空間に発泡剤を充填することができる冷暖切換装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
≪空調システムS≫
本実施形態に係る冷暖切換装置3を用いる空調システムSについて、図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る冷暖切換装置3を備える空調システムSの全体構成図である。図2は、本実施形態に係る冷暖切換装置3の冷媒回路図である。
本実施形態に係る冷暖切換装置3を用いる空調システムSについて、図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る冷暖切換装置3を備える空調システムSの全体構成図である。図2は、本実施形態に係る冷暖切換装置3の冷媒回路図である。
図1に示すように、空調システムSは、複数の室内ユニット1(1A〜1D)と、室外ユニット2と、冷媒の流路を切り換える冷暖切換装置3と、室外ユニット2と冷暖切換装置3とを接続する高圧ガス管4と、室外ユニット2と冷暖切換装置3とを接続する低圧ガス管5と、冷暖切換装置3と各室内ユニット1(1A〜1D)とを接続するガス管6(6A〜6D)と、各室内ユニット1(1A〜1D)と室外ユニット2とを接続する液管7と、を備えている。
図2に示すように、冷暖切換装置3には、高圧ガス管4と各ガス管6(6A〜6D)とを接続する冷媒流路の途中に膨張弁である高圧弁11(11A〜11D)がそれぞれ設けられており、低圧ガス管5と各ガス管6(6A〜6D)とを接続する冷媒流路の途中に膨張弁である低圧弁12(12A〜12D)がそれぞれ設けられている。
このような構成により、空調システムSは、冷暖切換装置3の各高圧弁11(11A〜11D)および各低圧弁12(12A〜12D)の開閉および弁開度を個別に制御することにより、各室内ユニット1(1A〜1D)の冷房運転と暖房運転を独立して運転することができる冷暖同時運転が可能な空調システムである。即ち、冷暖切換装置3は、各室内ユニット1(1A〜1D)の冷房運転と暖房運転を切り換える装置として機能するものである。
また、図1および図2に示すように、冷暖切換装置3には、高圧ガス管4、低圧ガス管5、ガス管6(6A〜6D)が接続され、液管7は冷暖切換装置3を介さずに各室内ユニット1(1A〜1D)と室外ユニット2とを直接接続するようになっている。このような構成とすることにより、冷暖切換装置3の内部に液管7を配設するスペースを削減することが可能となり、冷暖切換装置3のケーシング寸法の縮小が可能となる。
<冷暖切換装置3>
次に、冷暖切換装置3をについて、図3および図4を用いて更に説明する。図3は、本実施形態に係る冷暖切換装置3の上面図である。図4は、本実施形態に係る冷暖切換装置3の右側面図である。なお、図3および図4においては、手前側のケーシング30の壁面や発泡充填材33を透過して図示している。また、図3および図4において、垂直方向(鉛直方向)を上下とし(図4参照)、上下方向と直交する方向を前後とし(図3,4参照)、上下方向および前後方向と直交する方向を左右とする(図3参照)ものとする。
次に、冷暖切換装置3をについて、図3および図4を用いて更に説明する。図3は、本実施形態に係る冷暖切換装置3の上面図である。図4は、本実施形態に係る冷暖切換装置3の右側面図である。なお、図3および図4においては、手前側のケーシング30の壁面や発泡充填材33を透過して図示している。また、図3および図4において、垂直方向(鉛直方向)を上下とし(図4参照)、上下方向と直交する方向を前後とし(図3,4参照)、上下方向および前後方向と直交する方向を左右とする(図3参照)ものとする。
冷暖切換装置3のケーシング30は、電装室31と、断熱室32と、に区画されている。電装室31には、高圧弁11および低圧弁12を制御するための電装回路(図示せず)が配置されている。
冷暖切換装置3は、高圧弁11A〜11Dと、低圧弁12A〜12Dと、高圧ガス側主配管13と、低圧ガス側主配管14と、分岐管15A〜15D(図4に分岐管15A,15Bのみ例示する。)と、延長管16A,16C(図4に延長管16Aのみ例示する。)と、接続ガス管17A〜17Dと、室内側ガス管18A〜18Dと、ストレーナ21,22,23A〜23Dと、を備えている。
高圧ガス側主配管13は、ヘッダ131と、ヘッダ分岐部132A〜132Dと、配管部133と、接続部134と、を備えている。また、低圧ガス側主配管14は、ヘッダ141と、ヘッダ分岐部142A〜142D(図4にヘッダ分岐部142A,142Bのみ例示する。)と、配管部143と、接続部144と、を備えている。
ここで、高圧弁11A、低圧弁12A、ヘッダ分岐部132A、ヘッダ分岐部142A、分岐管15A、延長管16A、接続ガス管17A、室内側ガス管18Aで第1の配管アセンブリが構成されている。また、高圧弁11B、低圧弁12B、ヘッダ分岐部132B、ヘッダ分岐部142B、分岐管15B、接続ガス管17B、室内側ガス管18Bで第2の配管アセンブリが構成されている。また、高圧弁11C、低圧弁12C、ヘッダ分岐部132C、ヘッダ分岐部142C、分岐管15C、延長管16C、接続ガス管17C、室内側ガス管18Cで第3の配管アセンブリが構成されている。また、高圧弁11D、低圧弁12D、ヘッダ分岐部132D、ヘッダ分岐部142D、分岐管15D、接続ガス管17D、室内側ガス管18Dで第4の配管アセンブリが構成されている。
なお、第1の配管アセンブリと第3の配管アセンブリとは同様の構成であり、図4に示す右側面図において重なって配置されている。また、第2の配管アセンブリと第4の配管アセンブリとは同様の構成であり、図4に示す右側面図において重なって配置されている。このため、図4においては、第1の配管アセンブリおよび第2の配管アセンブリの構成要素についてのみ符号を付している。
このように、室外ユニット2に接続される高圧ガス管4および低圧ガス管5は、高圧ガス側主配管13のヘッダ131および低圧ガス側主配管14のヘッダ141の分岐により、複数の配管アセンブリ(第1〜第4の配管アセンブリ)に分岐されている。
また、高圧弁11A〜11Dの弁部、低圧弁12A〜12Dの弁部、高圧ガス側主配管13のヘッダ131およびヘッダ分岐部132A〜132D、低圧ガス側主配管14のヘッダ141およびヘッダ分岐部142A〜142D、分岐管15A〜15D、延長管16A,16C、接続ガス管17A〜17Dは、断熱室32の内部に配置されている。また、高圧ガス側主配管13の配管部133、低圧ガス側主配管14の配管部143、室内側ガス管18A〜18Dは、ケーシング30の壁面を貫通して、断熱室32の内部と外部とにわたって配置されている。また、断熱室32の内部は、配管の結露、配管振動、冷媒流動音を抑制する目的として、発泡充填材33が充填されている。なお、断熱室32の上部は発泡充填材33が充填されていない空洞部34となっている。
高圧弁11および低圧弁12は、同じ構造の弁を用いており、電装室31の電装回路(図示せず)を介して、開閉および弁開度が制御可能な電子膨張弁である。図4に示すように、高圧弁11および低圧弁12は、水平方向(後方向)から接続する一方のポートと、垂直方向(下方向)から接続する他方のポートと、を有している。また、高圧弁11および低圧弁12の下部(弁部)は発泡充填材(発泡材)33で覆われており、上部(弁部の弁体を駆動する電磁コイル部)は発泡充填材33から露出して空洞部34に位置している。
また、図3に示すように、複数の配管アセンブリ(第1〜第4の配管アセンブリ)は、左右方向(垂直方向と直交する第1方向)に並べて配置されている。この際、高圧弁11A〜11Dの位置が、前後方向(垂直方向および第1方向と直交する第2方向)に互い違いに並べて配置されている。即ち、左右方向の位置については高圧弁11A〜11Dが等間隔に配置され、前後方向の位置については高圧弁11A,11Cが高圧弁11B,11Dよりも前側に位置して、交互に配置されている。換言すれば、高圧弁11A〜11Dは、上側から見て千鳥配置されている。また、低圧弁12A〜12Dの位置も、前後方向に互い違いに並べて配置されている。即ち、左右方向の位置については低圧弁12A〜12Dが等間隔に配置され、前後方向の位置については低圧弁12A,12Cが低圧弁12B,12Dよりも前側に位置して、交互に配置されている。換言すれば、低圧弁12A〜12Dは、上側から見て千鳥配置されている。
また、図4に示すように、高圧弁11A〜11Dおよび低圧弁12A〜12Dは、高さ(上端の高さ位置)が等しくなるように配置されている。
高圧ガス側主配管13は、前記のように、一端側に高圧ガス管4と接続する接続金具で構成される接続部134を有し、他端側はヘッダ131を有し、それらが配管部133で接続されている。なお、ヘッダ131は、複数の配管アセンブリ(第1〜第4の配管アセンブリ)が配列されている方向(左右方向、第1方向)と同じ方向に伸びて設けられている。ヘッダ分岐部132Aは、ヘッダ141から前方向に伸びており、ヘッダ131と高圧弁11Aの一方のポートとを接続する。同様に、ヘッダ分岐部132B〜132Dは、ヘッダ141から前方向に伸びており、ヘッダ131と高圧弁11B〜11Dの一方のポートとを接続する。
低圧ガス側主配管14は、前記のように、一端側に低圧ガス管5と接続する接続金具で構成される接続部144を有し、他端側はヘッダ141を有し、それらが配管部143で接続されている。なお、ヘッダ141は、複数の配管アセンブリ(第1〜第4の配管アセンブリ)が配列されている方向(左右方向、第1方向)と同じ方向に伸びて設けられ、上側から見て低圧弁12B,12Dの下に配置されている。ヘッダ分岐部142A(図4参照)は、ヘッダ141から前方向に伸びた後に上方向にも伸びており、ヘッダ141と低圧弁12Aの一方のポートとを接続する。また、ヘッダ分岐部142B(図4参照)は、ヘッダ141から上方向に伸びており、ヘッダ141と低圧弁12Bの一方のポートとを接続する。同様に、ヘッダ分岐部142C(図示せず)は、ヘッダ141から前方向に伸びた後に上方向にも伸びており、ヘッダ141と低圧弁12Cの一方のポートとを接続する。また、ヘッダ分岐部142D(図示せず)は、ヘッダ141から上方向に伸びており、ヘッダ141と低圧弁12Dの一方のポートとを接続する。
高圧弁11Aの他方のポートには、上下方向に伸びる延長管16Aを介して分岐管15Aが接続され、接続ガス管17Aおよび室内側ガス管18Aが接続されている。また、高圧弁11Bの他方のポートには、分岐管15Bが接続され、接続ガス管17Bおよび室内側ガス管18Bが接続されている。同様に、高圧弁11Cの他方のポートには、上下方向に伸びる延長管16C(図示せず)を介して分岐管15C(図示せず)が接続され、接続ガス管17Cおよび室内側ガス管18Cが接続されている。また、高圧弁11Dの他方のポートには、分岐管15D(図示せず)が接続され、接続ガス管17Dおよび室内側ガス管18Dが接続されている。
また、図4に示すように、高圧弁11A〜11Dの高さ位置は等しいものの、延長管16A,16Cが接続されていることにより、分岐管15A,15Cは分岐管15B,15Dよりも低い位置に位置している。また、高圧弁11A,11Cが高圧弁11B,11Dよりも前側に位置していることにより、分岐管15A,15Cは分岐管15B,15Dよりも前側に位置している。
接続ガス管17Aは、中心線が角丸のクランク形状を有し、一端側が分岐管15Aを介して高圧弁11Aの他方のポートと接続され、他端側が低圧弁12Aの一方のポートと接続されている。同様に、接続ガス管17B〜17Dは、一端側が分岐管15B〜15Dを介して高圧弁11B〜11Dの他方のポートと接続され、他端側が低圧弁12B〜12Dの一方のポートと接続されている。
室内側ガス管18Aは、一端側にガス管6Aと接続する接続金具で構成される接続部181Aを有し、他端側は分岐管15Aと接続されている。同様に、室内側ガス管18B〜18Dは、一端側にガス管6B〜6Dと接続する接続金具で構成される接続部181B〜181Dを有し、他端側は分岐管15B〜15Dと接続されている。
なお、分岐管15A,15Cは分岐管15B,15Dよりも低い位置に位置しており、高圧弁11A,11Cが高圧弁11B,11Dよりも前側に位置していることにより、後側から見ても(図示せず)、上側から見ても(図3参照)、接続部181A〜181Dが千鳥配置されている。
高圧ガス側主配管13の配管部133には、ストレーナ21が設けられている。また、低圧ガス側主配管14の配管部143にも、ストレーナ22が設けられている。また、室内側ガス管18A〜18Dにも、ストレーナ23A〜23Dがそれぞれ設けられている。なお、ストレーナ21,22,23A〜23Dは、各配管4,5,6A〜6Dから冷媒とともに流入したゴミ・金属等の異物を捕捉して、高圧弁11A〜11Dおよび低圧弁12A〜12Dで異物を噛み込むことを防止する。
図4に示すように、本実施形態に係る冷暖切換装置3のストレーナ21,22は断熱室32の外部に配置されている。
なお、ストレーナ23A,23Cは断熱室32の内部に配置され、ストレーナ23B,23Dは断熱室32の内部と外部にわたって配置されるものとして図示しているが、これに限定されるものではない。ストレーナ23A〜23Dは、断熱室32の内部に配置されていてもよく、断熱室32の外部に配置されていてもよく、断熱室32の内部と外部にわたって配置されていてもよい。
ここで、高圧ガス側主配管13の配管部133および低圧ガス側主配管14の配管部143の流路断面積は、配管アセンブリに分岐後の流路断面積(ヘッダ分岐部132A〜132D、ヘッダ分岐部142A〜142D)の合計に相当する分が求められる。したがって、高圧ガス側主配管13の配管部133および低圧ガス側主配管14の配管部143の配管径を配管アセンブリに分岐後の配管径よりも太くすることが求められ、配管部133,143の配管径が太くなるにしたがってストレーナ21,22の径も太くなる。このため、主配管13,14に設けられるストレーナ21,22をケーシング30の内部に配設する場合、内部空間を大きくすることが求められる。
これに対し、本実施形態に係る冷暖切換装置3は、図3に示すように、主配管13,14に設けられるストレーナ21,22をケーシング30の外部に配設する。これにより、ケーシング30(特に発泡充填材33が充填される断熱室32)の寸法を小さくすることが可能となる。なお、ストレーナ21,22をケーシング30の外部に配設することにより、ケーシング30の外部の配管が長くなるが、冷暖切換装置3は通常天井裏等に設置されることが多いため、設置や施工に悪影響を与えることはない。また、ストレーナ21,22をケーシング30の外部に配設することにより、ストレーナ21,22に詰まりが発生した場合にも、交換が容易となる利点もある。
また、配管アセンブリ(第1〜第4の配管アセンブリ)において、高圧弁11A〜11D、低圧弁12A〜12D、ストレーナ23A〜23Dが左右方向の幅を占める構成部材である。
ここで、図3に示すように、高圧弁11A〜11Dおよび低圧弁12A〜12Dを交互に配置することにより、配管アセンブリを左右方向に近接して配置することができるので、ケーシング30(特に発泡充填材33が充填される断熱室32)の左右方向の幅寸法を小さくすることが可能となる。また、高圧弁11A〜11Dおよび低圧弁12A〜12Dを交互に配置することにより、各弁同士の間隔を確保することができるので、各弁の電磁コイル部の交換時の作業性を向上できるという利点もある。
加えて、高圧弁11A〜11Dおよび低圧弁12A〜12Dの高さ(上端の高さ位置)が等しくなるように配置されていることにより、上側への張り出しを抑制し、ケーシング30(特に発泡充填材33が充填される断熱室32)の高さ寸法を抑えることができる。
また、高圧弁11A〜11Dの高さ位置は等しいものの、延長管16A,16Cが接続されていることにより、分岐管15A,15Cは分岐管15B,15Dよりも低い位置に位置しており、ストレーナ23A,23Cはストレーナ23B,23Dよりも低い位置に位置している。即ち、ストレーナ23A〜23Dの軸方向にみて(後側からみて)、ストレーナ23A〜23Dは千鳥配置されている。配管よりも拡径するストレーナ23A〜23Dをこのような配置とすることにより、配管アセンブリを左右方向に近接して配置することができるので、ケーシング30(特に発泡充填材33が充填される断熱室32)の左右方向の幅寸法を小さくすることが可能となる。
また、室内側ガス管18A〜18Dの接続部181A〜181Dが、後側から見ても(図示せず)、上側から見ても(図3参照)、千鳥配置されることにより、各接続部同士の間隔を確保することができるので、接続部181A〜181Dとガス管6(6A〜6D)との接続作業性を向上できるという利点もある。
以上のように、ケーシング30、特に発泡充填材33が充填される断熱室32の寸法を小さくすることにより、発泡充填材33を充填する際、内部に行き渡らせることができるので、発泡充填材33の充填不足による空洞が発生することを防止できる。
≪変形例≫
なお、本実施形態に係る冷暖切換装置3は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
なお、本実施形態に係る冷暖切換装置3は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
空調システムSは4基の室内ユニット1(1A〜1D)を備え、冷暖切換装置3は、4系統の配管アセンブリ(第1〜第4の配管アセンブリ)を備えるものとして説明したが、これに限られるものではない。冷暖切換装置3は、配管アセンブリを2系統以上備えていればよい。
S 空調システム
1,1A〜1D 室内ユニット(室内機)
2 室外ユニット(室外機)
3 冷暖切換装置
4 高圧ガス管
5 低圧ガス管
6,6A〜6D ガス管
7 液管
30 ケーシング
31 電装室
32 断熱室
33 発泡充填材(発泡剤)
34 空洞部
11,11A〜11D 高圧弁
12,12A〜12D 低圧弁
13 高圧ガス側主配管
131 ヘッダ(高圧側ヘッダ)
132A〜132D ヘッダ分岐部
133 配管部
134 接続部(高圧ガス管接続部)
14 低圧ガス側主配管
141 ヘッダ(低圧側ヘッダ)
142A〜142D ヘッダ分岐部
143 配管部
144 接続部(低圧ガス管接続部)
15A〜15D 分岐管
16A,16C 延長管
17A〜17D 接続ガス管
18A〜18D 室内側ガス管
181A〜181D 接続部(室内機ガス管接続部)
21 ストレーナ(高圧側ストレーナ)
22 ストレーナ(低圧側ストレーナ)
23A〜23D ストレーナ
1,1A〜1D 室内ユニット(室内機)
2 室外ユニット(室外機)
3 冷暖切換装置
4 高圧ガス管
5 低圧ガス管
6,6A〜6D ガス管
7 液管
30 ケーシング
31 電装室
32 断熱室
33 発泡充填材(発泡剤)
34 空洞部
11,11A〜11D 高圧弁
12,12A〜12D 低圧弁
13 高圧ガス側主配管
131 ヘッダ(高圧側ヘッダ)
132A〜132D ヘッダ分岐部
133 配管部
134 接続部(高圧ガス管接続部)
14 低圧ガス側主配管
141 ヘッダ(低圧側ヘッダ)
142A〜142D ヘッダ分岐部
143 配管部
144 接続部(低圧ガス管接続部)
15A〜15D 分岐管
16A,16C 延長管
17A〜17D 接続ガス管
18A〜18D 室内側ガス管
181A〜181D 接続部(室内機ガス管接続部)
21 ストレーナ(高圧側ストレーナ)
22 ストレーナ(低圧側ストレーナ)
23A〜23D ストレーナ
Claims (6)
- 室外ユニットと複数の室内ユニットの間に配置される冷暖切換装置であって、
前記室外ユニットと前記室内ユニットを接続する液配管は、前記冷暖切換装置の外部に設けられ、
ガス配管、前記ガス配管に接続される高圧弁および低圧弁から構成される配管アセンブリが内部に複数配置されるケーシングと、
前記ケーシング内に充填された発泡剤と、を備える
ことを特徴とする冷暖切換装置。 - 前記高圧弁および前記低圧弁は、前記ケーシングの高さ方向において高さ位置を揃えて配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の冷暖切換装置。 - 前記配管アセンブリが互い違いに並べて配置される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷暖切換装置。 - 室外ユニットと室内ユニットの間に配置される冷暖切換装置であって、
ガス配管、前記ガス配管に接続される高圧弁および低圧弁から構成される配管アセンブリが内部に複数配置されるケーシングと、
前記ケーシング内に充填された発泡剤と、
前記ケーシングの外部で接続されるストレーナと、を備える
ことを特徴とする冷暖切換装置。 - 前記ガス配管は、複数の高圧ガス配管と複数の低圧ガス配管とで構成され、
前記高圧ガス配管に接続する高圧側ヘッダと、
前記低圧ガス配管に接続する低圧側ヘッダと、を備え、
前記ストレーナは、
前記高圧側ヘッダと前記ケーシングの外部で接続される高圧側ストレーナと、
前記低圧側ヘッダと前記ケーシングの外部で接続される低圧側ストレーナと、である
ことを特徴とする請求項4に記載の冷暖切換装置。 - ケーシングと、
室外機と結ばれる高圧ガス管が接続される高圧ガス管接続部と、
前記高圧ガス管接続部と接続されて高圧の冷媒を分配する高圧側ヘッダと、
室外機と結ばれる低圧ガス管が接続される低圧ガス管接続部と、
前記低圧ガス管接続部と接続されて低圧の冷媒を分配する低圧側ヘッダと、
複数の室内機と結ばれるガス管が接続される複数の室内機ガス管接続部と、
前記高圧側ヘッダと前記室内機ガス管接続部との間に介在され、一端が前記高圧側ヘッダに接続され、他端が前記室内機ガス管接続部に接続される複数の高圧弁と、
前記低圧側ヘッダと前記室内機ガス管接続部との間に介在され、一端が前記低圧側ヘッダに接続され、他端が前記室内機ガス管接続部に接続される複数の低圧弁と、
前記室内機ガス管接続部が、前記高圧弁の他端に接続されるとともに、前記低圧弁の他端にも接続されるように分岐する複数の分岐管と、を備え、
前記ケーシングには、前記高圧側ヘッダおよび前記低圧側ヘッダが収容されるとともに、前記高圧弁と前記低圧弁と前記分岐管とを有して構成される配管アセンブリが複数収容されており、
前記ケーシング内に発泡剤が充填され、
前記室外機と前記室内機を接続する液配管は、前記ケーシングの外部に設けられる
ことを特徴とする冷暖切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016139067A JP2018009737A (ja) | 2016-07-14 | 2016-07-14 | 冷暖切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016139067A JP2018009737A (ja) | 2016-07-14 | 2016-07-14 | 冷暖切換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018009737A true JP2018009737A (ja) | 2018-01-18 |
Family
ID=60995167
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016139067A Pending JP2018009737A (ja) | 2016-07-14 | 2016-07-14 | 冷暖切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018009737A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114450525A (zh) * | 2019-09-24 | 2022-05-06 | 大金工业株式会社 | 制冷剂流路切换装置及空调系统 |
-
2016
- 2016-07-14 JP JP2016139067A patent/JP2018009737A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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