JP2018008724A - 包装箱および包装体 - Google Patents

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【課題】本発明の解決しようとする課題は、高い金属光沢を有する包装箱において、一般的な印刷機で製造可能であり、RFIDタグを内包した場合であっても、その機能を阻害しない包装箱を提案するものである。【解決手段】表裏面が平滑な透明印刷基材フィルム、アルミニウム顔料を含む印刷層、接着剤層、紙層をこの順序に含む化粧板紙を成形してなる包装箱であって、前記アルミニウム顔料の粒径は、20μm以下であり、アルミニウム顔料の1片の厚さは、50nm以下であることを特徴とする包装箱である。【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関し、特にRFIDタグを取り付けた高級な物品を収納する化粧箱であって、金属光沢を伴う外観を有する包装箱およびこれを用いた包装体に関するものである。
高級な酒類や化粧品など、高価な物品を収納する化粧箱として、紙の表面にアルミニウム箔を貼り合わせたアルミ箔紙や、アルミニウム等の金属を蒸着した金属蒸着フィルムを台紙に貼り合わせたアルミ蒸着紙などを用いた高級紙箱が用いられている。
一方、高価な品物の場合、偽造や改ざんを防止するため、中身の品物にRFIDタグを装着することが行われる場合があるが、アルミ箔紙や、アルミ蒸着紙を用いた箱の場合、箱の外部からの電磁波に呼応してRFIDタグが発する微弱な電磁波が、これらの箱の金属層に遮蔽されて、RFIDタグが機能しない場合があった。
電磁波が遮蔽される原因としては、これらのアルミ箔やアルミ蒸着層が、連続した長さを持った電気導通層として作用することが理由として挙げられる。そこで、電気導通経路を短くする手段として、アルミニウム箔やアルミ蒸着層に代えてアルミニウム顔料を用いた銀インキによる印刷層を用いることが検討されたが、従来のアルミニウム顔料を用いたインキ層では、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着層に匹敵する十分な金属光沢が得られないという問題があった。
特許文献1に記載された包装材料は、金属顔料などを含む光沢性を有する印刷層を設けるにあたり、基材上に電離放射線硬化型樹脂層を設けることにより、より高い光沢度を有する包装材料を提供しようとするものである。
しかし、このような印刷物を製造するためには、多色印刷機において1色目に電離放射線硬化装置を設置しなければならないため、一般的な印刷機では製造することができなかった。
特開2015−160664号公報
本発明の解決しようとする課題は、高い金属光沢を有する包装箱において、一般的な印刷機で製造可能であり、RFIDタグを内包した場合であっても、その機能を阻害しない包装箱を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、表裏面が平滑な透明印刷基材フィルム、アルミニウム顔料を含む印刷層、接着剤層、紙層をこの順序に含む化粧板紙を成形してなる包装箱であって、前記アルミニウム顔料の粒径は、20μm以下であり、アルミニウム顔料の一片の厚さは50nm以下であることを特徴とする包装箱である。
本発明に係る包装箱は、平滑な透明印刷基材フィルムの裏面に特殊なアルミニウム顔料を含む印刷層を設けたので、アルミニウム箔に匹敵する金属光沢を有し、しかも高周波を遮蔽しない。
また、請求項2に記載の発明は、前記アルミニウム顔料を含む印刷層が、独立した網点から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱である。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載された包装箱に収納された物品に、RFIDタグが取り付けられており、箱を開封することなく、箱の外部からタグ情報の読み取りが可能であることを特徴とする包装体である。
本発明に係る包装箱は、表裏面が平滑な透明印刷基材フィルムの裏面に、アルミニウム顔料を含む印刷層を設け、このアルミニウム顔料の粒径を20μm以下、アルミニウム顔料の1片の厚さを50nm以下としたので、アルミニウム顔料の持つ高い輝度感が十分に発揮されると共に、RFIDタグが発する微弱な電波を遮蔽することがない。
この性質は、請求項2に記載の発明のように、アルミニウム顔料を含む印刷層が、独立した網点から構成されている場合には、さらに読み取りの安定性が増す。
図1は、本発明に係る包装箱を構成する化粧板紙の一実施態様を示した断面模式図である。 図2は、本発明に係る包装箱を構成する化粧板紙の他の実施態様を示した断面模式図である。 図3は、本発明に係る包装箱を用いた包装体の概念図である。
以下図面を参照しながら、本発明に係る包装箱について説明する。図1は、本発明に係る包装箱10を構成する化粧板紙1の一実施態様を示した断面模式図である。
本発明に係る化粧箱は、表裏面が平滑な透明印刷基材フィルム6、アルミニウム顔料を含む印刷層4、接着剤層3、紙層2をこの順序に含む化粧板紙1を成形してなる包装箱であって、前記アルミニウム顔料の粒径が、20μm以下であり、アルミニウム顔料の1片の厚さが、50nm以下であることを特徴とする包装箱である。
図1に示した例では、透明印刷基材フィルム6とアルミニウム顔料を含む印刷層4との間に絵柄層5が含まれている。この他にも、必要に応じて層が追加されることがある。紙層2としても複数の層を貼り合せたものを使用することがある。
透明印刷基材フィルム6としては、延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂フィルムや、延伸ポリプロピレン(PP)フィルム、アクリル樹脂フィルム、セルロース系樹脂フィルム、塩化ビニル樹脂フィルム等の透明フィルムが使用できる。
透明印刷基材フィルム6は、アルミニウム顔料を含む印刷層4の金属光沢感を十分に発揮できるように、表裏面とも極力平滑であり、光沢を有することが望ましい。
アルミニウム顔料としては、従来の一般的なリーフィングタイプのアルミニウム顔料でも良いが、近年、従来とは製造方法が全く異なる金属光沢感の強い特殊なアルミニウム顔料も知られている。具体的な例としては、平滑な基材上にアルミニウムを蒸着させ、蒸着膜を剥離して顔料化したものが市販されている。
このようなアルミニウム顔料は、個々の顔料片の厚さが数10nmと非常に薄いため、平滑なフィルム基材に印刷した場合、同一面上に整然と配列して鏡面を形成しやすい。このため、印刷法でありながら、アルミニウム箔並みの強い金属光沢が得られるのである。
アルミニウム顔料の粒径については、あまり粒径が大であると安定した印刷が出来ないため、20μm以下が好ましい。顔料片の厚さについては、金属光沢の強さから、50nm以下が好ましい。
アルミニウム顔料は、個々の粒子をアクリル樹脂のような透明性が高い樹脂でコーティングしてやるとインキに加工する際の分散性が良好となるばかりでなく、印刷層となった段階で、個々の粒子が電気的に接続し難くなる為、電気長が短くなり、RFIDタグに用いる電波が通過しやすくなる。
アルミニウム顔料を含む印刷層4の厚さとしては、1〜2μm程度が良好である。グラビア印刷であれば、版深度として25μm〜30μm程度が好ましい。
アルミニウム顔料を含む印刷層4は、広い面積、例えば全面にべた印刷を施すことは、避けるべきである。これは顔料コストが通常の顔料よりも高価であるためであり、必要な部分だけに設けるようにする。
また、アルミニウム顔料を含む印刷層4は、べたで形成しないで、図2に模式的に示したように、網点で形成するようにしても良い。このようにすると高価なインキが節約できるばかりでなく、RFIDタグに用いる電波の透過性がより高まるという利点もある。
図3は、本発明に係る包装箱10を用いた包装体20の概念図である。包装箱10の中に収納された収納物11に取り付けられたRFIDタグ12に向かって包装箱の外部から参照電波13を照射すると、微弱な反射波14がコールバックされる。これをリーダーで解読することにより、包装箱を開封することなく収納物の真贋を判定することができる。
従来、化粧箱として用いられていたアルミニウム箔を張り合わせた紙箱では、微弱な電波がアルミニウム箔によって吸収されてしまうため、RFIDタグを用いることができなかったが、本発明に係る包装箱10においては、この問題が解消された。
1・・・化粧板紙
2・・・紙層
3・・・接着剤層
4・・・アルミニウム顔料を含む印刷層
5・・・絵柄層
6・・・透明印刷基材フィルム
7・・・アルミニウム顔料を含む印刷層(網点状)
10・・・包装箱
11・・・収納物
12・・・RFIDタグ
13・・・参照波
14・・・反射波
20・・・包装体

Claims (3)

  1. 表裏面が平滑な透明印刷基材フィルム、アルミニウム顔料を含む印刷層、接着剤層、紙層をこの順序に含む化粧板紙を成形してなる包装箱であって、前記アルミニウム顔料の粒径は、20μm以下であり、アルミニウム顔料の一片の厚さは、50nm以下であることを特徴とする包装箱。
  2. 前記アルミニウム顔料を含む印刷層は、独立した網点から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 請求項1または2に記載された包装箱に収納された物品に、RFIDタグが取り付けられており、箱を開封することなく、箱の外部からタグ情報の読み取りが可能であることを特徴とする包装体。
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