JP2018008494A - カレンダー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カレンダーロールを交換することなく表面粗さが異なる複数種類のストリップを成形し得るカレンダー装置を提供する。【解決手段】供給された可塑性材料を一対のカレンダーロール3の間で圧延して帯状のストリップ4を成形するためのカレンダー装置1である。一対のカレンダーロール3は、フレームに対して軸方向にスライド可能に支持された第1カレンダーロール6を含む。第1カレンダーロール6には、第1外周面16と、第1外周面16とは表面粗さが異なる第2外周面17とが前記軸方向に並んで形成されている。第1カレンダーロール6を軸方向にスライドさせることにより、第1外周面16と第2外周面17とを切り換えてストリップ4を成形可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、未加硫のゴムや架橋前の樹脂といった可塑性材料を帯状のストリップに成形するためのカレンダー装置に関する。
従来、可塑性材料を一対のカレンダーロールの間で圧延して帯状のストリップを成形するためのカレンダー装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
圧延された帯状のストリップは、例えば、円筒体などに螺旋状に巻き付けられて、トレッドゴムやサイドウォールゴム等のタイヤ用のゴム部材を形成することができる。一方、可塑性材料の配合は、近年、多種に亘っており、その粘着性についても種々異なっている。従って、ストリップを成形する際には、その可塑性材料が有する粘着性を考慮して、表面粗さを調節することが望まれている。
従来のカレンダー装置では、各カレンダーロールは、実質的に1種類の表面粗さで形成されていた。このため、ストリップの表面粗さを変更するためには、その都度、カレンダーロールを交換する必要があり、その作業に大きな労力が必要であった。
特開2009−184152号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、カレンダーロールを交換することなく表面粗さが異なる複数種類のストリップを成形し得るカレンダー装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、可塑性材料を一対のカレンダーロールの間で圧延して帯状のストリップを成形するためのカレンダー装置であって、前記一対のカレンダーロールは、フレームに対して軸方向にスライド可能に支持された第1カレンダーロールを含み、前記第1カレンダーロールには、第1外周面と、前記第1外周面とは表面粗さが異なる第2外周面とが前記軸方向に並んで形成され、前記第1カレンダーロールを前記軸方向にスライドさせることにより、前記第1外周面と前記第2外周面とを切り換えて前記ストリップを成形可能であることを特徴とする。
本発明のカレンダー装置において、前記一対のカレンダーロールは、前記フレームに対して前記第1カレンダーロールとは独立して前記軸方向にスライド可能に支持された第2カレンダーロールを含み、前記第2カレンダーロールには、第3外周面と、前記第3外周面とは表面粗さが異なる第4外周面とが前記軸方向に並んで形成され、前記第2カレンダーロールを前記軸方向にスライドさせることにより、前記第3外周面と前記第4外周面とを切り換えて前記ストリップを成形可能であるのが望ましい。
本発明のカレンダー装置において、前記第1カレンダーロール及び前記第2カレンダーロールを前記軸方向にスライドさせることにより、前記第1外周面及び前記第2外周面は、それぞれ、前記第3外周面及び前記第4外周面に対向可能であるのが望ましい。
本発明のカレンダー装置において、前記第1外周面及び前記第2外周面には、それぞれ、前記カレンダーロールの円周方向に沿ってのびる溝が設けられているのが望ましい。
本発明のカレンダー装置において、前記第1カレンダーロールをスライドさせるための第1スライド手段が設けられているのが望ましい。
本発明のカレンダー装置において、前記第2カレンダーロールをスライドさせるための第2スライド手段が設けられているのが望ましい。
本発明のカレンダー装置は、フレームに対して軸方向にスライド可能に支持された第1カレンダーロールを含んでいる。第1カレンダーロールには、第1外周面と、第1外周面とは表面粗さが異なる第2外周面とが軸方向に並んで形成されており、第1カレンダーロールを軸方向にスライドさせることにより、第1外周面と第2外周面とを切り換えてストリップを成形可能である。このようなカレンダー装置は、カレンダーロールを交換することなく、異なる表面粗さを有するストリップを成形できる。
本実施形態のカレンダー装置の側面図である。 図1のカレンダー装置の部分正面図である。 本発明の他の実施形態のカレンダー装置の部分拡大斜視図である。 第1スライド手段の一実施形態を示すカレンダー装置の部分拡大斜視図である。 (a)及び(b)は、第1スライド手段の作用を説明するカレンダー装置の部分正面図である。 第1スライド手段の作用を説明するカレンダー装置の部分拡大斜視図である。 (a)及び(b)は、本発明の他の実施形態のカレンダー装置の部分正面図である。 (a)及び(b)は、他の実施形態のカレンダー装置の部分正面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態のカレンダー装置1を示す側面図である。図1に示されるように、カレンダー装置1は、可塑性材料を圧延して帯状のストリップ4を成形するための装置である。可塑性材料として、例えば、未加硫のゴムや架橋前の樹脂等が挙げられる。本実施形態では、可塑性材料として、未加硫タイヤを成形するためのタイヤ部材に用いられる未加硫のゴムが採用されている。
図1において、未加硫のゴムは、例えば、押出機2から矢印A方向に供給される。本実施形態の押出機2は、例えば、スクリュ12によって混練されたゴム材料を、ギヤポンプ13によって略定量的に押出し、口金部14で所定の断面形状に予備成形されたゴムを吐出する。そして、この予備成形されたゴムが、カレンダー装置1に供給される。
カレンダー装置1は、押出機2の前記ゴムの流れであるA方向の下流側に設けられている。カレンダー装置1は、押出機2から前記予備成形されたゴムを一対のカレンダーロール3の間で圧延して、所望の断面形状の帯状のストリップ4を成形する。本実施形態において、圧延されたストリップ4は、例えば、円筒体等に螺旋状に巻き付けられて、トレッドゴムやサイドウォールゴム等のタイヤ用のゴム部材が形成される(図示省略)。
図2には、カレンダー装置1を下流側から見た部分正面図が示されている。図2に示されるように、カレンダー装置1は、床面に固定された枠状のフレーム5と、一対の支持軸11と、一対のカレンダーロール3とを含んでいる。
フレーム5は、例えば、高さ方向にのびる一対の縦部材5aと、これらの間で水平方向にのびる一対の横部材5bとを含んでいる。
一対の支持軸11は、例えば、フレーム5に回転可能に支持されている。本実施形態では、各支持軸11は、例えば、軸方向が水平になるように一対の縦部材5aに支持されている。一対の支持軸11は、例えば、第1支持軸11aと、その下側に配された第2支持軸11bとを含んでいる。
一対のカレンダーロール3は、例えば、第1カレンダーロール6と、その下側に配された第2カレンダーロール7とを含んでいる。
第1カレンダーロール6は、例えば、第1支持軸11aに支持されている。第1カレンダーロール6は、第1支持軸11aと一体に回転する一方、第1支持軸11aの軸方向には移動可能に支持されている。本実施形態の第1カレンダーロール6と第1支持軸11aとは、例えば、軸方向にのびるスプライン溝(図示省略)によって嵌合している。これにより、第1カレンダーロール6は、フレーム5に対して軸方向にスライド可能に支持されている。
第1カレンダーロール6は、円筒状に構成され、円柱面状の外周面を有している。第1カレンダーロール6には、第1外周面16と、第1外周面16とは表面粗さが異なる第2外周面17とが軸方向に並んで形成されている。本実施形態では、例えば、第2外周面16が、第1外周面16よりも小さい表面粗さを有している。
各外周面16、17の軸方向の幅は、少なくとも、成形しようとするストリップ4の幅よりも大きく形成されている。本実施形態では、第1カレンダーロール6の軸方向の中心位置6cの一方側(図2では左側)が、第1外周面16として構成され、中心位置6cの他方側(図2では右側)が、第2外周面17として構成されている。
本実施形態では、第1カレンダーロール6が軸方向の一方側又は他方側にスライドすることにより、第1外周面16と第2外周面17とは、それぞれ、選択的に、第1支持軸11aの軸方向の中央部に位置することができる。
各外周面16、17は、例えば、ショットブラスト処理やコーティング加工等、公知の方法によってその表面粗さを調整することができる。コーティング加工としては、例えば、金属材料やセラミック材料をコーティングする方法等が採用され得る。
各外周面16、17の表面粗さRaは、成形されるストリップ4の用途に応じて適宜決定されれば良い。各外周面16、17の表面粗さRaは、特に限定されるものではないが、例えば、0.40〜3.50μmが望ましい。本実施形態において、相対的に大きい表面粗さを有する第1外周面16の表面粗さRaは、例えば、1.80〜3.50μm程度とされ、相対的に小さい表面粗さを有する第2外周面16の表面粗さRaは、例えば、0.40〜1.10μm程度とされる。但し、各外周面16、17の表面粗さRaは、このような範囲に限定されるものではない。なお、本明細書において、「表面粗さRa」は、JISB0601−2001に定義される算術平均粗さRaである。
本実施形態の第1カレンダーロール6には、2種類の表面粗さの外周面が形成されているが、このような態様に限定されるものではなく、3種類以上の表面粗さの外周面が軸方向に並んで形成されても良い。
本実施形態の第1外周面16及び第2外周面17には、例えば、カレンダーロール6の円周方向に沿ってのびる溝20が設けられている。溝20は、例えば、成形しようとするストリップ4の断面形状に相当する横断面を有する。
本実施形態の第2カレンダーロール7は、第2支持軸11bに支持されている。第2カレンダーロール7は、第2支持軸11bと一体に回転できる。また、本実施形態の第2カレンダーロール7は、例えば、第2支持軸11bの軸方向の中央部に固着され、軸方向には移動できない様に支持されている。
第2カレンダーロール7は、例えば、第1外周面16又は第2外周面17と同程度の軸方向の幅を有している。第1カレンダーロール6がスライドすることにより、第2カレンダーロール7は、第1カレンダーロール6の第1外周面16及び第2外周面17のいずれか一方に選択的に対向することができる。
本実施形態の第2カレンダーロール7の外周面は、例えば、1種類の表面粗さで構成されている。第2カレンダーロール7の外周面の表面粗さは、例えば、上述した第1カレンダーロール6の外周面の表面粗さと同様の範囲に定められる。
各カレンダーロール6、7は、例えば、電動モータ9(図1に示す)によって回転駆動される。電動モータ9とカレンダーロール6、7の一方の支持軸とは、図示しない減速機を介してチェーンやベルト等で連結されている。また、第1カレンダーロール6及び第2カレンダーロール7の支持軸は、互いに噛み合う歯車によって、互いに逆方向に回転することができる。
押出機2から供給された予備成形されたゴムは、互いに逆方向に回転する各カレンダーロール6、7の間の隙間を通ることにより、所望の断面形状のストリップ4が圧延される。従って、ストリップ4の第1カレンダーロール6側の外面の表面粗さは、第1カレンダーロール6の外周面の表面粗さに近似する。ストリップ4の第2カレンダーロール7側の外面の表面粗さは、第2カレンダーロール7の外周面の表面粗さに近似する。
本実施形態のカレンダー装置1は、第1カレンダーロール6を軸方向にスライドさせることにより、異なる表面粗さを有する第1外周面16と第2外周面17とを切り換えてストリップ4を成形可能である。即ち、本実施形態の場合、ストリップ4の第1カレンダーロール6側の外面は、第1外周面16又は第2外周面17のいずれかの表面粗さに近似した表面粗さで成形され得る。このようなカレンダー装置1は、カレンダーロール6を交換することなく、異なる表面粗さを有するストリップ4を成形できる。
例えば、スタッドレスタイヤのトレッドゴム等に用いられる粘着性の高いゴムのストリップを成形する場合、このようなストリップ4は、カレンダーロールの外周面やコンベアの外面に貼り付き、生産性が低下するおそれがある。このような場合、第1カレンダーロール6の外周面16、17の内、表面粗さが相対的に大きいものを用いてストリップを成形するのが望ましい。この場合、ストリップの外面の表面粗さを大きくでき、ひいては上記ストリップのカレンダーロール側への貼り付きを防止することができる。
また、例えば、シリカリッチ配合のトレッドゴム等に用いられる粘着性の低いゴムのストリップを成形する場合、このようなストリップは、成形ドラム等に螺旋状に巻き付ける際、成形ドラムの外面に粘着し難く、生産性が低下するおそれがある。このような場合、第1カレンダーロール6の外周面16、17の内、表面粗さが相対的に小さいものを用いてストリップを成形することが望ましい。これにより、ストリップの外面の表面粗さを小さくでき、ひいてはストリップと成形ドラムとの密着性を高めて成形ドラムへ粘着し易くなるように改善できる。
このように、本実施形態のカレンダー装置1は、第1カレンダーロール6を交換することなく、使用状況に応じた様々な種類のストリップ4を成形することができる。
望ましい態様として、第1外周面16及び第2外周面17には、例えば、互いに異なる形状又は寸法の溝20が設けられている。これにより、カレンダーロール6を交換することなく、形状や寸法の異なるストリップ4を成形することも可能になる。
本実施形態のカレンダー装置1には、第1カレンダーロール6を固定するための固定手段15が設けられているのが望ましい。固定手段15は、例えば、第1支持軸11aの外面が凹んだ凹部15aと、第1カレンダーロール6の内周面に設けられたプランジャ15bとを含んでいる。プランジャ15bは、例えば、バネ等の弾性部材でカレンダーロールの半径方向内側に突出するように付勢されている。プランジャ15bは、第1カレンダーロール6をスライドさせる力が加えられたときには、カレンダーロールの半径方向外側に凹むことができ、第1支持軸11a上を滑って移動することにより、前記スライドを妨げない。また、プランジャ15bは、凹部15aと同じ位置に配されたとき、凹部15a側に突出してこれに差し込まれ、第1カレンダーロール6の軸方向の位置を固定することができる。
図3には、他の実施形態のカレンダー装置1の部分拡大斜視図が示されている。図3では、発明を理解し易くするために、フレーム5の一部が省略されている。図3に示されるように、この実施形態では、第1カレンダーロール6をスライドさせるための第1スライド手段24が設けられている。
第1スライド手段24は、例えば、フレーム5に設けられた支持軸25と、支持軸25に設けられたレバー26とを含んでいる。支持軸25は、例えば、フレーム5の横部材5bの側面に設けられ、第1カレンダーロール6の軸方向と直交する向きでA方向(図1に示す)の下流側に向かってのびている。レバー26は、支持軸25の軸方向に沿って摺動可能に支持されている。また、レバー26は、支持軸25を支点として揺動可能に支持されている。
レバー26の第1端部31には、第1カレンダーロール6に着脱自在に連結可能な連結部28が設けられている。一方、第1カレンダーロール6の外周面には、連結部28と連結するための凹部29が設けられている。連結部28は、例えば、凹部29に差込可能なピン30を含んでいる。
図4には、連結部28のピン30が第1カレンダーロール6の凹部29に連結したときの部分拡大斜視図が示されている。図4に示されるように、レバー26が、支持軸25に沿って第1カレンダーロール6側に摺動されることにより、連結部28のピン30が凹部29に差し込まれる。
図5(a)及び(b)には、ピン30が凹部29に差し込まれた状態におけるカレンダー装置1の部分正面図が示されている。図5(a)及び(b)に示されるように、連結部28が第1カレンダーロール6と連結した状態で、レバー26を揺動させることにより、第1カレンダーロール6を容易に軸方向にスライドさせることができる。
図3及び図4に示されるように、本実施形態のレバー26は、例えば、支持軸25から第2端部32までの間で、第1カレンダーロール6の反対側にL字状に曲がっている。このようなレバー26は、フレーム5との干渉を避けるのに役立つ。
レバー26の第2端部32側には、例えば、棒等の延長部材36を取り付けるための取り付け部27が設けられているのが望ましい。本実施形態の取り付け部27は、例えば、レバー26を貫通する孔である。レバー26を揺動させるとき、取り付け部27に棒等の延長部材36を取り付け、この延長部材36を力点とすることにより、より小さい力で第1カレンダーロール6をスライドさせることができる。
本実施形態では、レバー26の不使用時に、レバー26の第1端部31を、フレーム5に着脱自在に固定するための固定手段33が設けられている。本実施形態では、例えば、フレーム5が鉄等の磁石と吸着し得る金属材料であり、固定手段33は、レバーに固着された磁石34である。
図6には、レバー26がフレーム5に固定されたときのカレンダー装置1の部分拡大斜視図が示されている。図6に示されるように、本実施形態では、磁石34がフレーム5に近付くようにレバー26を揺動させ、かつ、レバー26を支持軸25の軸方向のカレンダーロール6側に摺動させることにより、フレーム5の縦部材5aに磁石34を吸着させることができる。固定手段33は、不使用時のレバー26が揺動するのを防止し、ひいてはストリップ成形時にレバー26がカレンダーロール6に接触するのを防止できる。
図7(a)及び(b)には、本発明の他の実施形態のカレンダー装置1の部分正面図が示されている。図7(a)及び(b)に示されるように、この実施形態では、フレーム5に対して軸方向にスライド可能に支持された第1カレンダーロール6と、第1カレンダーロール6とは独立してフレーム5に対して軸方向にスライド可能に支持された第2カレンダーロール7とが含まれている。
第2カレンダーロール7は、例えば、第1カレンダーロール6と同程度の軸方向の幅を有している。第2カレンダーロール7には、第3外周面18と、第3外周面18とは表面粗さが異なる第4外周面19とが軸方向に並んで形成されている。各外周面18、19の軸方向の幅は、例えば、第2カレンダーロール7の軸方向の幅の0.4〜0.6倍程度である。本実施形態では、第2カレンダーロール7の軸方向の中心位置7cの一方側(図7では左側)が、第3外周面18として構成され、中心位置7cの他方側(図7では右側)が、第4外周面19として構成されている。
第2カレンダーロール7が軸方向の一方側又は他方側にスライドすることにより、第3外周面18と第4外周面19とは、それぞれ、第2支持軸11bの軸方向の中央部に位置することができる。これにより、本実施形態のカレンダー装置1は、第2カレンダーロール7を軸方向にスライドさせることにより、第3外周面18と第4外周面19とを切り換えてストリップ4を成形可能である。
即ち、この実施形態では、第1カレンダーロール6及び第2カレンダーロール7を軸方向にスライドさせることにより、第1カレンダーロール6の第1外周面16及び第2外周面17は、それぞれ、第2カレンダーロール7の第3外周面18及び第4外周面19に対向可能である。
従って、この実施形態では、カレンダーロール6、7を交換することなく、ストリップ4の第2カレンダーロール7側の外面の表面粗さも変更することができ、ひいてはさらに多くの種類のストリップ4を成形することができる。
図8(a)及び(b)には、さらに他の実施形態のカレンダー装置1の部分正面図が示されている。図8(a)及び(b)に示されるように、本実施形態では、フレーム5に対して軸方向にスライド可能に支持された第1カレンダーロール6及び第2カレンダーロール7と、第1カレンダーロール6をスライドさせるための第1スライド手段24と、第2カレンダーロール7をスライドさせるための第2スライド手段35とが設けられている。第1スライド手段24及び第2スライド手段35は、上述したスライド手段と同様の構成を含む。
本実施形態では、第1カレンダーロール6及び第2カレンダーロール7がスライド可能に支持されているため、より多くの種類のストリップを成形することができる。また、本実施形態では、各カレンダーロールにスライド手段が設けられているため、各外周面の切り換えを容易に実施することができる。
上述した各実施形態は、図2に示されるように、第1カレンダーロール6がこれを支持するフレーム5に対してスライド可能となっているが、本発明は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、フレーム5が、床に設置された本体部と、第1カレンダーロール6を支持する支持部とに区分され、支持部が本体部に対して軸方向に移動する態様でも良い。
以上、本発明のカレンダー装置の一実施形態が詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
3 一対のカレンダーロール
4 ストリップ
6 第1カレンダーロール
16 第1外周面
17 第2外周面

Claims (6)

  1. 可塑性材料を一対のカレンダーロールの間で圧延して帯状のストリップを成形するためのカレンダー装置であって、
    前記一対のカレンダーロールは、フレームに対して軸方向にスライド可能に支持された第1カレンダーロールを含み、
    前記第1カレンダーロールには、第1外周面と、前記第1外周面とは表面粗さが異なる第2外周面とが前記軸方向に並んで形成され、
    前記第1カレンダーロールを前記軸方向にスライドさせることにより、前記第1外周面と前記第2外周面とを切り換えて前記ストリップを成形可能であるカレンダー装置。
  2. 前記一対のカレンダーロールは、前記フレームに対して前記第1カレンダーロールとは独立して前記軸方向にスライド可能に支持された第2カレンダーロールを含み、
    前記第2カレンダーロールには、第3外周面と、前記第3外周面とは表面粗さが異なる第4外周面とが前記軸方向に並んで形成され、
    前記第2カレンダーロールを前記軸方向にスライドさせることにより、前記第3外周面と前記第4外周面とを切り換えて前記ストリップを成形可能である請求項1記載のカレンダー装置。
  3. 前記第1カレンダーロール及び前記第2カレンダーロールを前記軸方向にスライドさせることにより、前記第1外周面及び前記第2外周面は、それぞれ、前記第3外周面及び前記第4外周面に対向可能である請求項2記載のカレンダー装置。
  4. 前記第1外周面及び前記第2外周面には、それぞれ、前記カレンダーロールの円周方向に沿ってのびる溝が設けられている請求項1乃至3のいずれかに記載のカレンダー装置。
  5. 前記第1カレンダーロールをスライドさせるための第1スライド手段が設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載のカレンダー装置。
  6. 前記第2カレンダーロールをスライドさせるための第2スライド手段が設けられている請求項2又は3記載のカレンダー装置。
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