JP2018007491A - 電磁弁駆動装置 - Google Patents

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方哉 木村
Masaya Kimura
方哉 木村
裕明 高橋
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Abstract

【課題】昇圧回路の実装面積を低減可能な電磁弁駆動装置を提供する。
【解決手段】電磁弁駆動装置1は、第1負荷コイル2,3と第2負荷コイル4とを非同期で駆動する電磁弁駆動装置1であって、前記第1負荷コイルを昇圧コイルとして用いて電源電圧を昇圧することで昇圧電圧を生成し、第2負荷コイルに昇圧電圧を出力する変圧回路(昇圧回路)を備える。また、第1負荷コイルは複数の負荷コイルから構成され、第1負荷コイルのインダクタンスが、昇圧に必要な所定のインダクタンスになるように、複数の負荷コイルの中から所定の負荷コイルを少なくとも1つ以上選択し、選択した負荷コイルを変圧回路に接続する制御部40をさらに備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁弁駆動装置に関する。
車両のエンジン(内燃機関)に燃料を噴射する燃料噴射弁(インジェクタ)としては、コイルへの通電により開弁する電磁式のものがある。このような燃料噴射弁を駆動する燃料噴射弁駆動装置は、コイルへの通電(通電開始タイミング及び通電時間)を制御することにより、燃料噴射時期及び燃料噴射量を制御している(例えば、特許文献1参照)。
この種の燃料噴射弁駆動装置は、バッテリから出力されるバッテリ電圧を昇圧して燃料噴射弁を駆動するために必要な電圧を生成する昇圧回路を備えている。この昇圧回路は、昇圧スイッチ、昇圧コイル及びダイオードを備える。昇圧回路は、その昇圧スイッチをスイッチング動作させることで、バッテリから昇圧コイルに流れる電流を変化させる。これにより、昇圧回路は、昇圧コイルにバッテリ電圧よりも高い逆起電圧を発生させ、この逆起電圧をダイオードで整流することでバッテリ電圧より高い電圧を生成する。
特開2015−130763号公報
ところで、この昇圧回路でバッテリ電圧を昇圧するには、昇圧コイルに大きな電流を流す必要がある。したがって、昇圧コイルは、許容電流が大きな径の電線が必要になり、大型化する。そのため、昇圧回路の実装容積が大きくなり、燃料噴射弁駆動装置の大型化する。なお、このような問題は燃料噴射弁を駆動する燃料噴射弁駆動装置に限られた問題ではなく、昇圧回路で昇圧した電圧を用いて電磁弁のコイル(負荷コイル)に通電する場合に共通する問題である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、昇圧回路の実装面積を低減可能な電磁弁駆動装置を提供することである。
本発明の一態様は、第1負荷コイルと第2負荷コイルとを非同期で駆動する電磁弁駆動装置であって、前記第1負荷コイルを昇圧コイルとして用いて電源電圧を昇圧することで昇圧電圧を生成し、前記第2負荷コイルに前記昇圧電圧を出力する変圧回路を備える電磁弁駆動装置である。
本発明の一態様は、上述の電磁弁駆動装置であって、第1負荷コイルは、複数の負荷コイルから構成され、前記第1負荷コイルのインダクタンスが、前記昇圧に必要な所定のインダクタンスになるように、前記複数の負荷コイルの中から所定の前記負荷コイルを少なくとも1つ以上選択し、前記選択した前記負荷コイルを前記変圧回路に接続する制御部をさらに備える。
本発明の一態様は、上述の電磁弁駆動装置であって、前記所定のインダクタンスは、前記電源電圧と、前記第2負荷コイルに出力する電圧とに応じて設定される。
本発明の一態様は、上述の電磁弁駆動装置であって、前記制御部は、前記第1負荷コイルを駆動する場合には、前記電源電圧を前記第1負荷コイルに出力し、前記第2負荷コイルを駆動する場合には、前記第2負荷コイルに前記昇圧電圧を出力する。
以上説明したように、本発明によれば、昇圧回路の実装面積を低減することができる。
第1の実施形態に係る電磁弁駆動装置1の概略構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る電磁弁駆動装置1Aの概略構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。
以下、本発明の実施形態に係る電磁弁駆動装置ついて、図面を用いて説明する。なお、実施形態に係る電磁弁駆動装置は、負荷コイルに通電することで駆動する場合のすべてに適用可能である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電磁弁駆動装置1の概略構成の一例を示す図である。第1の実施形態に係る電磁弁駆動装置1は、3つの負荷コイル2〜4を駆動する場合について、説明するが、これに限定されない。電磁弁駆動装置1は、駆動する負荷コイルが2つ以上であれば、負荷コイルの数には特に限定されない。
電磁弁駆動装置1は、バッテリ電圧VBで駆動する負荷コイル2,3(第1負荷コイル)と、バッテリ電圧VBよりも高い電圧で駆動する負荷コイル4(第2負荷コイル)とを非同期で駆動する。そして、電磁弁駆動装置1は、第1負荷コイルを昇圧コイルとして用いて電源電圧を昇圧することで昇圧電圧を生成し、第2負荷コイルに昇圧電圧を出力する昇圧回路(変圧回路)を備える。例えば、負荷コイル2,3は、パージバルブ、EGR(Exhaust Gas Recirculation)バルブやWGV(Waste Gate)バルブに用いられるソレノイドである。例えば、負荷コイル4は、インジェクタに用いられるソレノイドである。なお、本実施形態では、上述したように、負荷コイル2,3の駆動と、負荷コイル4の駆動とは、同期せず、それぞれ異なるタイミングで駆動される。
図1に示すように、第1の実施形態に係る電磁弁駆動装置1は、電源10、ダイオード11,14,15、コンデンサ12、駆動切替部13、第1駆動部20、第2駆動部30及び制御部40を備える。
電源10は、例えば、車両に設けられたバッテリである。電源10は、バッテリ電圧VB(電源電圧)を出力する。電源10の出力端子は、負荷コイル2の一端と、負荷コイル3の一端とにそれぞれ接続されている。
ダイオード11は、アノードが電源10の出力端子に接続され、カソードがコンデンサ12の一端に接続されている。コンデンサ12の他端はグランドに接続されている。また、コンデンサ12の一端は、駆動切替部13に接続されている。
駆動切替部13は、制御部40から出力される切替信号に基づいて、負荷コイル2,3の駆動と、負荷コイル4の駆動とを切り替える。以下、負荷コイル2,3の駆動を通常駆動と称し、負荷コイル4の駆動を昇圧駆動と称す場合がある。例えば、駆動切替部13は、スイッチング素子である。本実施形態では、駆動切替部13は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。
駆動切替部13は、ドレインがコンデンサ12の一端に接続され、ソースがダイオード14,15の各カソードに接続されている。また、駆動切替部13のゲートは、制御部40に接続されている。
ダイオード14のアノードは、負荷コイル2の他端に接続されている。ダイオード15のアノードは、負荷コイル3の他端に接続されている。また、負荷コイル2の他端と負荷コイル3の他端とは、第1駆動部20にそれぞれ接続されている。
第1駆動部20は、制御部40から出力される第1駆動信号に基づいて負荷コイル2を駆動する。また、第1駆動部20は、制御部40から出力される第2駆動信号に基づいて負荷コイル3を駆動する。
第1駆動部20は、第1負荷駆動部20a及び第2負荷駆動部20bを備える。
第1負荷駆動部20aは、負荷コイル2を駆動する。第1負荷駆動部20aは、スイッチング素子21、ダイオード22、ツェナーダイオード23及び抵抗27を備える。
スイッチング素子21は、制御部40から出力される第1駆動信号に基づいて、負荷コイル2に流れる電流を制御する。
例えば、スイッチング素子21は、MOSFETである。スイッチング素子21は、ドレインが負荷コイル2の他端に接続され、ソースが抵抗27の一端に接続されている。また、スイッチング素子21のゲートは制御部40に接続されている。抵抗27の他端は、グランドに接続されている。
ダイオード22は、アノードがスイッチング素子21のドレインに接続され、カソードがツェナーダイオード23のカソードに接続されている。ツェナーダイオード23のアノードは、スイッチング素子21のゲートに接続されている。
第1負荷駆動部20aは、負荷コイル3を駆動する。第2負荷駆動部20bは、スイッチング素子24、ダイオード25、ツェナーダイオード26及び抵抗28を備える。
スイッチング素子24は、制御部40から出力される第2駆動信号に基づいて、負荷コイル3に流れる電流を制御する。
例えば、スイッチング素子24は、MOSFETである。スイッチング素子24は、ドレインが負荷コイル3の他端に接続され、ソースが抵抗28の一端に接続されている。また、スイッチング素子24のゲートは制御部40に接続されている。抵抗28の他端は、グランドに接続されている。
ダイオード25は、アノードがスイッチング素子24のドレインに接続され、カソードがツェナーダイオード26のカソードに接続されている。ツェナーダイオード26のアノードは、スイッチング素子24のゲートに接続されている。
第2駆動部30は、制御部40から出力される第3駆動信号に基づいて負荷コイル4を駆動する。また、第2駆動部30は、制御部40から出力される昇圧駆動信号を取得した場合には、バッテリ電圧VBが昇圧された電圧を負荷コイル4に印加する。
第2駆動部30は、スイッチング素子31,33、ダイオード32、35、ツェナーダイオード36及び抵抗34を備える。
スイッチング素子31は、制御部40から出力される昇圧駆動信号を取得した場合には、コンデンサ12に蓄電された電荷を負荷コイル4に供給する。例えば、スイッチング素子31は、MOSFETである。
スイッチング素子31は、ソースがコンデンサ12の一端に接続され、ドレインが負荷コイル4の一端に接続されている。また、スイッチング素子31のゲートは、制御部40に接続されている。ダイオード32は、アノードがグランドに接続され、カソードが負荷コイル4の一端に接続されている。また、負荷コイル4の一端は、制御部40に接続されている。
スイッチング素子33は、制御部40から出力される第3駆動信号に基づいて、負荷コイル4に流れる電流を制御する。例えば、スイッチング素子33は、MOSFETである。スイッチング素子33は、ドレインが負荷コイル4の他端に接続され、ソースが抵抗34の一端に接続されている。また、スイッチング素子33のゲートは制御部40に接続されている。抵抗34の他端は、グランドに接続されている。
ダイオード35は、アノードがスイッチング素子33のドレインに接続され、カソードがツェナーダイオード36のカソードに接続されている。ツェナーダイオード36のアノードは、スイッチング素子33のゲートに接続されている。
制御部40は、負荷コイル2,3を駆動する場合には、バッテリ電圧VBを負荷コイル2,3に出力し、負荷コイル4を駆動する場合には、負荷コイル4に昇圧した電圧を出力する。
制御部40は、通常駆動部41、昇圧駆動部(変圧駆動部)42及び電圧モニタ部43を備える。
通常駆動部41は、負荷コイル2,3を駆動する場合に、駆動切替部13のゲートに切替信号を出力する。これにより、駆動切替部13がオフ状態になり、電磁弁駆動装置1は、通常駆動に移行する。
そして、通常駆動部41は、スイッチング素子21のゲートに第1駆動信号を出力する。また、通常駆動部41は、スイッチング素子24のゲートに第2駆動信号を出力する。これにより、通常駆動部41は、電源10からの電流を負荷コイル2,3のそれぞれに印加し、負荷コイル2,3を駆動する。一方、通常駆動部41は、負荷コイル2,3を駆動しない場合(すなわち、昇圧駆動の場合)に、駆動切替部13のゲートに切替信号を出力しない。
昇圧駆動部42は、外部装置から指令信号が出力されると、スイッチング素子31のゲートに昇圧駆動信号を出力する。これにより、スイッチング素子31がオン状態になり、電磁弁駆動装置1は、昇圧駆動に移行する。この指令信号は、負荷コイル4の駆動を指示する指令信号である。
昇圧駆動部42は、昇圧駆動時において、スイッチング素子21,24のゲートに駆動制御信号を出力する。駆動制御信号は、スイッチング素子21,24をスイッチング制御するための信号である。スイッチング素子21,24は、駆動制御信号に基づいて、オン状態とオフ状態とを繰り返す。これにより、昇圧駆動部42は、バッテリ電圧VBを昇圧し、その昇圧した電圧でコンデンサ12を充電する。例えば、駆動制御信号は、PWM(pulse width modulation)信号である。なお、昇圧駆動部42は、電圧モニタ部43によりモニタされた電圧に応じて、PWM信号のデューティ比を設定してもよい。
昇圧駆動部42は、昇圧駆動時において、スイッチング素子33のゲートに第3駆動信号を出力する。これにより、昇圧駆動部42は、コンデンサ12に蓄電された電荷を負荷コイル4に供給し、負荷コイル4を駆動する。
電圧モニタ部43は、負荷コイル4の一端に接続されており、負荷コイル4に印加される電圧をモニタする。換言すれば、電圧モニタ部43は、コンデンサ12に蓄電された電圧をモニタする。
(昇圧駆動の動作)
次に、第1の実施形態に係る電磁弁駆動装置1の昇圧駆動について、説明する。
制御部40は、指令信号を取得した場合には、負荷コイル4を駆動する昇圧駆動に移行する。通常駆動部41は、指令信号を取得すると、駆動切替部13に切替信号を出力しない。したがって、駆動切替部13はオン状態となる。そして、昇圧駆動部42は、スイッチング素子21,24のそれぞれのゲートに駆動制御信号を出力する。
したがって、スイッチング素子21がオン状態のときは、負荷コイル2の他端は、抵抗27を介してグランドに接続される。したがって、電源10から出力される電流は、負荷コイル2、スイッチング素子21、抵抗27、グランドの順に流れる。そして、スイッチング素子21がオン状態からオフ状態に移行すると、負荷コイル2に流れていた電流は、急にゼロにならないため、ダイオード14を介してコンデンサ12に電流が流れる。すなわち、スイッチング素子21がオン状態のときに負荷コイル2に蓄えられたエネルギーは、スイッチング素子21がオフ状態になった場合にダイオード14側に放出される。そのため、バッテリ電圧VBよりも大きい逆起電圧が負荷コイル2の他端に生じ、その逆起電圧がダイオード14のカソードから、コンデンサ12を充電するための昇圧電圧として出力される。
また、スイッチング素子24がオン状態のときは、負荷コイル3の他端は、抵抗28を介してグランドに接続される。したがって、電源10から出力される電流は、負荷コイル3、スイッチング素子24、抵抗28、グランドの順に流れる。そして、スイッチング素子24がオン状態からオフ状態に移行すると、負荷コイル3に流れていた電流は、急にゼロにならないため、ダイオード15を介してコンデンサ12に電流が流れる。すなわち、スイッチング素子24がオン状態のときに負荷コイル3に蓄えられたエネルギーは、スイッチング素子24がオフ状態になった場合にダイオード15側に放出される。そのため、バッテリ電圧VBよりも大きい逆起電圧が負荷コイル3の他端に生じ、その逆起電圧がダイオード15のカソードから、コンデンサ12を充電するための昇圧電圧として出力される。
このように、バッテリ電圧VBを昇圧する場合には、負荷コイル2,3を昇圧コイルとして用いることで、既存の昇圧コイルを削減することができる。すなわち、電磁弁駆動装置1は、負荷コイル2,3を用いることで、昇圧コイルを備えずに、バッテリ電圧VBを昇圧することができる。電磁弁駆動装置1の昇圧回路は、ダイオード14,15、スイッチング素子21,24を備える構成となる。すなわち、電磁弁駆動装置1の昇圧回路は、昇圧コイルを備えずに、バッテリ電圧VBを昇圧することができる。
そして、スイッチング素子31がオフ状態からオン状態に移行することで、昇圧回路で昇圧された電圧は、負荷コイル4に印加される。これにより、電磁弁駆動装置1は、負荷コイル4を駆動することができる。
上述したように、第1の実施形態の電磁弁駆動装置1は、バッテリ電圧VBを昇圧する場合に、負荷コイル2,3を昇圧コイルとして用いることで、既存の昇圧コイルを削減することができる。したがって、昇圧回路の基板の実装面積を低減することができる。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係る電磁弁駆動装置1Aの概略構成の一例を示す図である。電磁弁駆動装置1Aは、第1の実施形態と比較して、第1切替部51と第2切替部52とを備えた構成である。
図2に示すように、電磁弁駆動装置1Aは、電源10、ダイオード11,14,15、コンデンサ12、駆動切替部13、第1駆動部20、第2駆動部30、制御部40A、第1切替部51及び第2切替部52を備える。
第1切替部51は、制御部40Aの制御信号に基づいて、負荷コイル2の他端と、ダイオード14のアノードとを接続又は開放する。例えば、第1切替部51は、電気的なスイッチでもよいし、機械的なスイッチでもよい。
第2切替部52は、制御部40Aの制御信号に基づいて、負荷コイル3の他端と、ダイオード15のアノードとを接続又は開放する。例えば、第2切替部52は、電気的なスイッチでもよいし、機械的なスイッチでもよい。
制御部40Aは、通常駆動部41、昇圧駆動部42A及び電圧モニタ部43を備える。
昇圧駆動部42Aは、外部装置から指令信号が出力されると、スイッチング素子31のゲートに昇圧駆動信号を出力する。これにより、スイッチング素子31がオン状態になり、電磁弁駆動装置1は、昇圧駆動に移行する。
昇圧駆動部42Aは、昇圧駆動を行う場合に、昇圧コイルとして用いる負荷コイルのインダクタンスが、所定のインダクタンス(以下、「目標インダクタンス」という。)になるように、複数の負荷コイル2,3の中から少なくとも1つ以上選択する。そして、昇圧駆動部42Aは、選択した負荷コイルを昇圧回路に接続する。この目標インダクタンスは、バッテリ電圧VBを昇圧するために必要なインダクタンスである。
例えば、負荷コイル2のインダクタンスが100μHであり、負荷コイル3が300μHであるとする。昇圧駆動部42Aは、目標インダクタンスが95μHである場合には、第1切替部51に制御信号を出力し、第2切替部52には制御信号を出力しない。これにより、負荷コイル2の他端がダイオード14のアノードに接続される。したがって、ダイオード14及びスイッチング素子21を備える昇圧回路が形成され、この昇圧回路のインダクタンスが100μHとなる。そして、昇圧駆動部42Aは、スイッチング素子21のゲートに駆動制御信号を出力する。これにより、バッテリ電圧VBよりも大きい逆起電圧が負荷コイル2の他端に生じ、その逆起電圧がダイオード14のカソードから、コンデンサ12を充電するための昇圧電圧として出力される。したがって、昇圧駆動部42Aは、昇圧回路(ダイオード14及びスイッチング素子21)により、バッテリ電圧VBよりも高い電圧を生成させることができる。
一方、昇圧駆動部42Aは、目標インダクタンスが295μHである場合には、第2切替部52に制御信号を出力し、第1切替部51には制御信号を出力しない。これにより、負荷コイル3の他端がダイオード15のアノードに接続される。したがって、ダイオード15及びスイッチング素子24を備える昇圧回路が形成され、この昇圧回路のインダクタンスが300μHとなる。そして、昇圧駆動部42Aは、スイッチング素子24のゲートに駆動制御信号を出力する。これにより、バッテリ電圧VBよりも大きい逆起電圧が負荷コイル3の他端に生じ、その逆起電圧がダイオード15のカソードから、コンデンサ12を充電するための昇圧電圧として出力される。したがって、昇圧駆動部42Aは、昇圧回路(ダイオード15及びスイッチング素子24)により、バッテリ電圧VBよりも高い電圧に昇圧させることができる。
また、昇圧駆動部42Aは、目標インダクタンスが70μHである場合には、第1切替部51及び第2切替部52に制御信号を出力する。これにより、負荷コイル2の他端がダイオード14のアノードに接続されるとともに、負荷コイル3の他端がダイオード15のアノードに接続される。したがって、ダイオード14,15及びスイッチング素子21,24を備える昇圧回路が形成される。そのため、負荷コイル2と負荷コイル3とが並列に接続され、昇圧回路のインダクタンスは、75μHとなる。
そして、昇圧駆動部42Aは、スイッチング素子21,24のゲートに駆動制御信号を出力する。これにより、バッテリ電圧VBよりも大きい逆起電圧が負荷コイル2,3の他端に生じ、その逆起電圧がダイオード14,15のカソードから、コンデンサ12を充電するための昇圧電圧として出力される。したがって、昇圧駆動部42Aは、昇圧回路(ダイオード14,15及びスイッチング素子21,24)により、バッテリ電圧VBよりも高い電圧を生成させることができる。
なお、目標インダクタンスは、バッテリ電圧VBと、負荷コイル4に出力する電圧とに応じて設定されてもよい。
上述したように、第2の実施形態に係る電磁弁駆動装置1Aは、バッテリ電圧VBを昇圧する場合に、昇圧コイルとして、負荷コイル2,3のうち少なくとも1つ以上用いることで、既存の昇圧コイルを削減することができる。したがって、昇圧回路の基板の実装面積を低減することができる。
なお、上述の実施形態において、バッテリ電圧VBを昇圧する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、バッテリ電圧VBを降圧する場合においても、上述の構成を用いることができる。すなわち、電磁弁駆動装置1,1Aは、バッテリ電圧VBをコイルを用いて変圧する場合に、適用可能である。
制御部40,40Aの各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、駆動部20、20a、20b、30の一部として機能してもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 電磁弁駆動装置
2,3 負荷コイル(第1負荷コイル)
4 負荷コイル(第2負荷コイル)
10 電源
11,14,15 ダイオード
12 コンデンサ
13 駆動切替部
20 第1駆動部
30 第2駆動部
40 制御部
41 通常駆動部
42 昇圧駆動部
43 電圧モニタ部

Claims (4)

  1. 第1負荷コイルと第2負荷コイルとを非同期で駆動する電磁弁駆動装置であって、
    前記第1負荷コイルを昇圧コイルとして用いて電源電圧を昇圧することで昇圧電圧を生成し、前記第2負荷コイルに前記昇圧電圧を出力する変圧回路を備える電磁弁駆動装置。
  2. 第1負荷コイルは、複数の負荷コイルから構成され、
    前記第1負荷コイルのインダクタンスが、前記昇圧に必要な所定のインダクタンスになるように、前記複数の負荷コイルの中から所定の前記負荷コイルを少なくとも1つ以上選択し、前記選択した前記負荷コイルを前記変圧回路に接続する制御部をさらに備える請求項1に記載の電磁弁駆動装置。
  3. 前記所定のインダクタンスは、前記電源電圧と、前記第2負荷コイルに出力する電圧とに応じて設定される請求項2に記載の電磁弁駆動装置。
  4. 前記制御部は、前記第1負荷コイルを駆動する場合には、前記電源電圧を前記第1負荷コイルに出力し、前記第2負荷コイルを駆動する場合には、前記第2負荷コイルに前記昇圧電圧を出力する請求項2又は請求項3に記載の電磁弁駆動装置。
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