JP2018005413A - 状況特定装置、状況特定プログラム、及び状況特定方法 - Google Patents

状況特定装置、状況特定プログラム、及び状況特定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ベッドが写っている画像から監視対象者の状況を高精度に特定する。【解決手段】領域特定部111は、画像内においてベッドが写っているベッド領域を含む第1監視領域と、画像内においてベッドの周辺の所定範囲の領域が写っている第2監視領域とを特定する。状態検出部112は、第1監視領域内における頭部領域の検出結果と、第2監視領域内における動物体の検出結果とに基づいて、画像毎に監視対象者の状態を検出する。状況特定部113は、監視対象者の状態が第1状態から第2状態へ変化したとき、第1状態と第2状態の組み合わせに基づいて、監視対象者の状況を特定する。出力部114は、状況特定部113が特定した状況を示す情報を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、状況特定装置、状況特定プログラム、及び状況特定方法に関する。
医療機関、介護施設等において、ベッド上に横臥する患者、被介護者等の起床又は離床行動及び在床時の様子を、看護師、介護士等の医療従事者に代わって、カメラを用いて監視する監視システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。例えば、医療機関において、転倒又は転落事故につながる起床又は離床行動、あるいは、ナースコールボタンが押せない状態で苦しんでいるような異常行動が発生した場合、システムが患者に代わって看護師へ報知することが有効である。以下では、患者、被介護者等を監視対象者と記載することがある。
監視対象者の状況に応じた看護ケア、介護ケア等の必要性や優先順位等を決定する際の1つの判断材料として、監視対象者の行動を正確に把握したいという要望、及び継続したケアを実現するために監視対象者の行動を共有したいという要望がある。これらの要望に応えるためには、監視対象者がいつ、どのような行動をしたのかを認識し、その認識結果を医療従事者へ分かりやすく提示することが望ましい。
監視対象者の動きと監視対象者以外の者の動きとが混在している動きを特定して除外することで、監視対象者のみの動きを示す情報を取得する技術も知られている(例えば、特許文献2を参照)。また、カメラを用いて撮影した画像から監視対象者の頭部を検出する技術も知られている(例えば、特許文献3〜特許文献6を参照)。
特開2015−203881号公報 特開2015−210796号公報 特開2015−172889号公報 特開2015−138460号公報 特開2015−186532号公報 特開2015−213537号公報
上述した従来の監視システムでは、ベッドに対するカメラの位置に起因して、監視対象者の状況の誤認識が発生することがある。
なお、かかる問題は、ベッド上の患者又は被介護者を監視する場合に限らず、ベッド上の乳児のような健康な人間を監視する場合においても生ずるものである。
1つの側面において、本発明は、ベッドが写っている画像から監視対象者の状況を高精度に特定することを目的とする。
1つの案では、状況特定装置は、領域特定部、状態検出部、状況特定部、及び出力部を含む。領域特定部は、画像内においてベッドが写っているベッド領域を含む第1監視領域と、画像内においてベッドの周辺の所定範囲の領域が写っている第2監視領域とを特定する。状態検出部は、第1監視領域内における頭部領域の検出結果と、第2監視領域内における動物体の検出結果とに基づいて、画像毎に監視対象者の状態を検出する。
状況特定部は、監視対象者の状態が第1状態から第2状態へ変化したとき、第1状態と第2状態の組み合わせに基づいて、監視対象者の状況を特定する。出力部は、状況特定部が特定した状況を示す情報を出力する。
実施形態によれば、ベッドが写っている画像から監視対象者の状況を高精度に特定することができる。
状況特定装置の機能的構成図である。 状況特定処理のフローチャートである。 状況特定装置の具体例を示す機能的構成図である。 状況特定処理の具体例を示すフローチャートである。 第1監視領域を示す図である。 3次元空間内の第2監視領域を示す図である。 第2監視領域を示す図である。 異なる位置に設定された複数の第2監視領域を示す図である。 来床者検出処理のフローチャートである。 左側検出処理のフローチャートである。 右側検出処理のフローチャートである。 撮像装置の設置位置に応じた監視領域を示す図である。 状態検出処理のフローチャートである。 頭部領域修正処理のフローチャートである。 前の時刻及び現時刻の頭部領域を示す図である。 頭部領域修正処理を示す図である。 状態情報の時間変化を示す図である。 目覚めに対応する時間変化を示す図である。 起き上がりに対応する時間変化を示す図である。 単独での離床に対応する時間変化を示す図である。 来床者同伴での離床に対応する時間変化を示す図である。 寝返りに対応する時間変化を示す図である。 危険行動に対応する時間変化を示す図である。 来床者の通過に対応する時間変化を示す図である。 もがき苦しんでいる状況に対応する時間変化を示す図である。 暴れている状況に対応する時間変化を示す図である。 起床しない状況に対応する時間変化を示す図である。 長時間の静止臥位状態に対応する時間変化を示す図である。 転落に対応する時間変化を示す図である。 寝付けない状況に対応する時間変化を示す図である。 状態遷移を示す図である。 監視対象者の状態の検出結果を示す図である。 前の状態、現在の状態、及び遷移頻度を示す図である。 状態変化更新処理のフローチャート(その1)である。 状態変化更新処理のフローチャート(その2)である。 状態変化更新処理のフローチャート(その3)である。 状態変化更新処理のフローチャート(その4)である。 動臥位状態から座位状態への変化に対する状況特定ルールを示す図である。 動臥位状態から座位状態への変化を示す図である。 座位状態又は来訪状態から不在状態への変化に対する状況特定ルールを示す図である。 座位状態から不在状態への変化を示す図である。 座位状態から不在状態への変化に対する状況特定ルールを示す図である。 遷移頻度に対する状況特定ルールを示す図である。 静止臥位状態から動臥位状態への変化に対する状況特定ルールを示す図である。 静止臥位状態から動臥位状態への変化を示す図である。 時刻に対する状況特定ルールを示す図である。 長時間の動臥位状態を示す図である。 情報処理装置の構成図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
医療機関、介護施設等における監視対象者の状況としては、監視対象者に対するケアを行うことが望ましい状況と、ケアが不要な状況とが考えられる。前者の状況には、監視対象者がもがき苦しんでいる、夜間寝付けていない、暴れているといった行動が含まれ、後者の状況には、監視対象者が眠っている、医療従事者によるケア中であるといった状況が含まれる。
特許文献2に記載された見守りシステムでは、ベッドの両脇の領域が監視領域として規定され、監視領域内で動きが検出された場合に、医療従事者によるケア中であると判定される。
しかしながら、病室では、必ずしもベッド上に横臥する監視対象者の頭上にカメラを設置できるとは限らない。また、治療又は看護を行うために、ベッドの位置を移動させる場合もある。このため、ベッドに対して任意の位置にカメラを設置できることが望ましい。
ところが、カメラがベッドに対して斜めに設置されたり、カメラがベッドの横に設置されたりすると、ベッド又はベッド周辺の物体によるオクルージョンのために、監視領域を設定することが困難になることがある。また、カメラがベッドに対して斜めに設置されている場合、監視対象者自身の身体が監視領域内に映り込み、監視領域内で監視対象者の動きが検出されて、医療従事者によるケア中と誤判定される可能性がある。さらに、ベッド周辺の通路の領域が監視領域と重なっている場合、通路を通り過ぎる監視対象者以外の人間の動きが監視領域内で検出されて、医療従事者によるケア中と誤判定される可能性もある。
図1は、実施形態の状況特定装置の機能的構成例を示している。図1の状況特定装置101は、領域特定部111、状態検出部112、状況特定部113、及び出力部114を含む。
図2は、図1の状況特定装置101が行う状況特定処理の例を示すフローチャートである。まず、領域特定部111は、画像内においてベッドが写っているベッド領域を含む第1監視領域と、画像内においてベッドの周辺の所定範囲の領域が写っている第2監視領域とを特定する(ステップ201)。次に、状態検出部112は、第1監視領域内における頭部領域の検出結果と、第2監視領域内における動物体の検出結果とに基づいて、画像毎に監視対象者の状態を検出する(ステップ202)。
次に、状況特定部113は、監視対象者の状態が第1状態から第2状態へ変化したとき、第1状態と第2状態の組み合わせに基づいて、監視対象者の状況を特定する(ステップ203)。そして、出力部114は、状況特定部113が特定した状況を示す情報を出力する(ステップ204)。
このような状況特定装置101によれば、ベッドが写っている画像から監視対象者の状況を高精度に特定することができる。
図3は、図1の状況特定装置101の具体例を示している。図3の状況特定装置101は、領域特定部111、状態検出部112、状況特定部113、出力部114、画像取得部311、ベッド領域検出部312、頭部領域検出部313、及び記憶部314を含む。記憶部314は、画像321、ベッド領域情報322、頭部領域情報323、第1監視領域情報324、第2監視領域情報325、状態情報326、及び状況情報327を記憶する。
撮像装置301は、例えば、カメラであり、ベッドが設置された部屋の天井等の場所に設置される。そして、撮像装置301は、ベッドとベッド上の監視対象者とを含む撮影領域の画像321を撮影して、状況特定装置101へ出力する。状況特定装置101の画像取得部311は、撮像装置301から時系列に入力される画像321を取得して、記憶部314に格納する。
ベッド領域検出部312は、各時刻における画像321から、ベッドが写っているベッド領域を検出し、検出したベッド領域を表すベッド領域情報322を生成して、記憶部314に格納する。頭部領域検出部313は、画像321から、監視対象者の頭部が写っている頭部領域を検出し、検出した頭部領域を表す頭部領域情報323を生成して、記憶部314に格納する。
領域特定部111は、ベッド領域情報322を用いて、画像321内における第1監視領域を特定し、第1監視領域を表す第1監視領域情報324を生成して、記憶部314に格納する。また、領域特定部111は、ベッド領域情報322を用いて、画像321内における第2監視領域を特定し、第2監視領域を表す第2監視領域情報325を生成して、記憶部314に格納する。第1監視領域は、ベッド上の監視対象者を検出するための領域であり、第2監視領域は、ベッドの周辺の動物体を検出するための領域である。
状態検出部112は、頭部領域情報323、第1監視領域情報324、及び第2監視領域情報325を用いて、画像321が表す監視対象者の状態を検出し、検出した状態を表す状態情報326を生成して、記憶部314に格納する。状況特定部113は、状態情報326を用いて、監視対象者の状況を特定し、特定した状況を表す状況情報327を生成して、記憶部314に格納する。そして、出力部114は、状況情報327を出力する。
図4は、図3の状況特定装置101が行う状況特定処理の具体例を示すフローチャートである。まず、画像取得部311は、撮像装置301から入力される画像321を取得し(ステップ401)、ベッド領域検出部312は、ベッド領域検出処理を行ってベッド領域情報322を生成する(ステップ402)。例えば、ベッド領域検出部312は、先願である特願2014−250795号、特願2015−219080号、特願2016−082864号等に記載された技術を用いて、画像321からベッド領域を検出することができる。
特願2014−250795号の技術では、画像321から検出されたエッジによって表される線分の中から、ベッド領域を形成し得る線分が抽出され、2本の線分を組み合わせてL字形状が生成される。次に、ベッド領域を形成し得るL字形状が抽出され、2つのL字形状を組み合わせてコの字形状が生成され、ベッド領域を形成し得るコの字形状が抽出される。そして、2つのコの字形状を組み合わせて矩形形状が生成され、ベッド領域を表す矩形形状が抽出される。
特願2015−219080号の技術では、画像321から検出された線分を3次元空間内の線分に変換した後に、特願2014−250795号と同様の方法により、ベッド領域を表す矩形形状が抽出される。
特願2016−082864号の技術では、画像321から抽出された線分に基づいて画像321中のベッド候補領域の一部が特定され、ベッド候補領域の一部に基づいて設定したベッド候補領域を基準として、線分の探索範囲が設定される。そして、探索範囲に含まれる線分の配置に基づいて、設定したベッド候補領域が補正される。
次に、頭部領域検出部313は、頭部領域検出処理を行って頭部領域情報323を生成する(ステップ403)。例えば、頭部領域検出部313は、特許文献3〜特許文献6、先願である特願2015−195275号等に記載された技術を用いて、画像321から頭部領域を検出することができる。
特願2015−195275号の技術では、画像321の監視対象領域内で監視対象者603の頭部の候補が探索される。そして、監視対象領域内の第1領域及び第2領域のうち、第2領域内で頭部の候補が検出されず、第1領域内で頭部の候補が検出された場合、第1領域内で最も上方に存在する候補が頭部として検出される。
次に、領域特定部111は、ベッド領域情報322を用いて第1監視領域特定処理を行うことで、第1監視領域情報324を生成し(ステップ404)、第2監視領域特定処理を行うことで、第2監視領域情報325を生成する(ステップ405)。
図5は、ステップ404の第1監視領域特定処理によって特定される第1監視領域の例を示している。図5(a)の領域501は、第1監視領域を表し、ベッド領域502を含んでいる。領域501と背景領域との間の境界線503は、離床判定ラインを表す。
例えば、離床判定ラインは、3次元空間において、ベッド上で監視対象者が上体を起こして座っている状態で、監視対象者の頭頂部よりも上方の位置に設定され、画像321上へ写像される。画像321内において、監視対象者の頭部が境界線503を越えて領域501の外側へ移動した場合、監視対象者がベッドから離れたと判定される。
図5(b)の領域511は、第1監視領域に含まれる臥位領域を表し、図5(c)の領域512は、第1監視領域に含まれる座位領域を表す。領域511と領域512との間の境界線513は、起床判定ラインを表す。
例えば、起床判定ラインは、3次元空間において、ベッド上で監視対象者が上体を起こして座っている状態で、監視対象者の頭部よりも下方の位置に設定され、画像321上へ写像される。画像321内において、監視対象者の頭部が境界線513を越えて領域511から領域512へ移動した場合、監視対象者が起床したと判定される。
したがって、頭部が領域511内に存在する場合は監視対象者がベッド上に横臥していると推定され、頭部が領域512内に存在する場合は監視対象者がベッド上に座っていると推定される。離床判定ライン及び起床判定ラインは、例えば、特願2015−195275号に記載された技術を用いて設定することができる。
図6は、ステップ405の第2監視領域特定処理によって3次元空間内に設定される第2監視領域の例を示している。ベッドが設置された部屋の3次元空間は、撮像装置301の設置位置から床へ下ろした垂線と床との交点611を原点とする、XYZ座標系によって記述される。X軸は、ベッド601に対応するベッド領域612の短辺と平行であり、Y軸は、ベッド領域612の長辺と平行であり、Z軸は、撮像装置301の設置位置から床へ下ろした垂線を含んでいる。したがって、撮像装置301は、Z軸上に設置されている。
ベッド601上には監視対象者603が横臥しており、ベッド601の脇にはテーブル602が設置されている。この部屋には、来床者606が入室することがあり、監視対象者603が来床者606に対して腕604を差し伸べることもある。来床者606は、ベッド601への来訪者を表し、例えば、監視対象者を看護する看護師、監視対象者を介護する介護師、監視対象者を治療する医師、見舞客、監視対象者と同室の他の監視対象者等である。
この例では、3次元空間における第2監視領域は、領域LU、領域LD、領域D、領域RD、及び領域RUの5つの領域を含み、来床者606を検出するために使用される。各領域は、厚みが1(単位長さ)の矩形領域であり、領域LU及び領域LDは、監視対象者603の左側に設定され、領域RU及び領域RDは、監視対象者603の右側に設定され、領域Dは、監視対象者603の足側に設定される。領域LUは、領域LDよりも監視対象者603の頭側に設定され、領域RUは、領域RDよりも監視対象者603の頭側に設定される。
各領域は、XY平面からZ軸方向にH1だけ離れた位置に設定され、各領域のZ軸方向の高さはH2である。領域LU及び領域RUのY軸方向の幅はL1であり、領域LD及び領域RDのY軸方向の幅はL2である。領域LU及び領域LDは、ベッド領域612の左側の長辺からX軸方向にW1だけ離れた位置に設定され、領域RU及び領域RDは、ベッド領域612の右側の長辺からX軸方向にW1だけ離れた位置に設定される。領域Dは、ベッド領域612の足側の短辺からY軸方向にW2だけ離れた位置に設定される。
H1、H2、L1、L2、W1、及びW2の値は、ユーザが指定してもよく、領域特定部111が所定のアルゴリズムによって設定してもよい。
ベッド601の両脇における所定の高さの位置に第2監視領域を設定することで、ベッド601、テーブル602等によるオクルージョンの影響を回避することができる。また、第2監視領域の上端を離床判定ラインよりも上方に設定することで、第2監視領域において監視対象者603の動きが検出される可能性が低下する。これにより、立った姿勢でベッド601に近づいて来る来床者606、又は立った姿勢でベッド601から離れて行く来床者606を、高精度に検出することが可能になる。
さらに、第2監視領域を複数の領域に分割することで、各領域内における動物体の有無に基づいて、来床者606が近づいて来たのか、離れて行くのか、又は監視対象者603に対するケアを行っているのかを区別することが可能になる。
図7は、図6の第2監視領域をXYZ座標系から画像321上の画像座標系へ写像することで得られる、第2監視領域の例を示している。領域701は、第1監視領域に対応し、ベッド領域702を含んでいる。領域703及び領域704は、臥位領域及び座位領域にそれぞれ対応する。領域LU、領域LD、領域D、領域RD、及び領域RUは、第2監視領域に対応し、領域705は、頭部領域に対応する。
次に、状態検出部112は、第2監視領域情報325を用いて来床者検出処理を行う(ステップ406)。そして、状態検出部112は、頭部領域情報323及び第1監視領域情報324を用いて状態検出処理を行うことで、状態情報326を生成する(ステップ407)。
次に、状況特定部113は、状態情報326を用いて状況判定処理を行うことで、状況情報327を生成し、出力部114は、状況情報327を出力する(ステップ408)。そして、画像取得部311は、撮像装置301から入力される最後の画像321を取得したか否かをチェックする(ステップ409)。
最後の画像321を取得していない場合(ステップ409,NO)、状況特定装置101は、ステップ401以降の処理を繰り返す。そして、最後の画像321を取得した場合(ステップ409,YES)、状況特定装置101は、処理を終了する。
このような状況特定処理によれば、夜間のように、状態の把握が難しい患者、被介護者等の監視対象者603が単独で在室している時間帯であっても、監視対象者603の状況を高精度に特定して、医療従事者に通知することができる。したがって、医療従事者は、監視対象者603の状況を正確に把握することが可能になる。
なお、状況特定装置101は、ステップ401〜ステップ408の処理を画像毎(フレーム毎)に行う代わりに、所定時間毎に行ってもよい。この場合、所定時間としては、例えば、数百ms〜数秒を用いることができる。
図8は、異なる位置に設定された複数の第2監視領域の例を示している。モードAでは、ベッド601の周辺において立った姿勢でベッド601に近づいて来る来床者606、又は立った姿勢でベッド601から離れて行く来床者606を検出するために、W1は数十cm〜1m程度に設定される。また、H1は人間の脚の長さ程度に設定され、H2は人間の胴体の長さ程度に設定される。
一方、モードBでは、ベッド601の周辺において立った姿勢又は中腰の姿勢で、監視対象者603に対するケアを行っている来床者606を検出するために、W1、H1、及びH2は、モードAよりも小さな値に設定される。
領域LD及び領域LU内には、複数の縦長の検出領域801が設けられ、状態検出部112は、画像座標系における検出領域801内の画素の画素値を用いて、来床者検出処理を行う。領域D、領域RD、及び領域RU内にも、同様の検出領域801が設けられる。
図9は、図4のステップ406における来床者検出処理の例を示すフローチャートである。まず、状態検出部112は、監視対象者603の左側において来床者606を検出する左側検出処理を行う(ステップ901)。そして、状態検出部112は、左側における来床者606の有無を示す左側来床者情報を、記憶部314に記録する。
次に、状態検出部112は、監視対象者603の右側において来床者606を検出する右側検出処理を行う(ステップ902)。そして、状態検出部112は、右側における来床者606の有無を示す右側来床者情報を、記憶部314に記録する。
状況特定処理の開始時において、左側来床者情報及び右側来床者情報には、来床者が存在しないことが設定されており、第2監視領域のモードはモードAに設定されている。
図10は、図9のステップ901における左側検出処理の例を示すフローチャートである。この左側検出処理では、例えば、特許文献1又は特許文献2に記載された技術を用いて、画像321内の動領域が計算される。そして、ある領域内に動領域が存在する場合、その領域内に動物体が写っていると判定され、ある領域内に動領域が存在しない場合、その領域内に動物体が写っていないと判定される。
まず、状態検出部112は、前の時刻の画像321に対して記録された左側来床者情報を参照して(ステップ1001)、前の時刻における来床者606の有無をチェックする(ステップ1002)。
前の時刻において来床者606が存在しない場合(ステップ1002,NO)、状態検出部112は、領域LD内に設けられた検出領域801の動領域を計算し(ステップ1003)、領域LD内に動領域が存在するか否かをチェックする(ステップ1004)。
領域LD内に動領域が存在する場合(ステップ1004,YES)、状態検出部112は、現時刻において来床者606が存在すると判定し、来床者606が存在することを左側来床者情報に記録する(ステップ1005)。そして、状態検出部112は、第2監視領域のモードを、モードAからモードBに変更する(ステップ1006)。これにより、入室した来床者606が監視対象者603の左足側からベッド601に近づいて来たことを検出できる。
一方、領域LD内に動領域が存在しない場合(ステップ1004,NO)、状態検出部112は、現時刻において来床者606が存在しないと判定し、来床者606が存在しないことを左側来床者情報に記録する(ステップ1007)。
前の時刻において来床者606が存在する場合(ステップ1002,YES)、状態検出部112は、領域LU、領域LD、及び領域D内に設けられた検出領域801の動領域を計算する(ステップ1008)。そして、状態検出部112は、領域LU、領域LD、又は領域Dのうち1つ以上の領域内に動領域が存在するか否かをチェックする(ステップ1009)。1つ以上の領域内に動領域が存在する場合(ステップ1009,YES)、状態検出部112は、領域LD内のみに動領域が存在するか否かをチェックする(ステップ1010)。
領域LD内のみに動領域が存在する場合(ステップ1010,YES)、状態検出部112は、来床者606が存在しないと判定し、来床者606が存在しないことを左側来床者情報に記録する(ステップ1011)。そして、状態検出部112は、第2監視領域のモードを、モードBからモードAに変更する(ステップ1012)。これにより、監視対象者603に対するケアを終えた来床者606が、監視対象者603の左足側から離れて行くことを検出できる。
一方、領域LD以外の領域内に動領域が存在する場合(ステップ1010,NO)、状態検出部112は、来床者606が存在すると判定し、来床者606が存在することを左側来床者情報に記録する(ステップ1013)。これにより、来床者606が監視対象者603に対するケアを継続していることを検出できる。
領域LU、領域LD、及び領域Dのいずれにも動領域が存在しない場合(ステップ1009,NO)、状態検出部112は、来床者606が存在しないと判定し、来床者606が存在しないことを左側来床者情報に記録する(ステップ1014)。そして、状態検出部112は、第2監視領域のモードを、モードBからモードAに変更する(ステップ1015)。これにより、監視対象者603に対するケアを終えた来床者606が、ベッド601から既に離れていることを検出できる。
図11は、図9のステップ902における右側検出処理の例を示すフローチャートである。図11の右側検出処理は、図10の左側検出処理において、左側来床者情報を右側来床者情報に置き換え、領域LD及び領域LUを、それぞれ、領域RD及び領域RUに置き換えた処理を表す。右側検出処理を行うことで、来床者606が監視対象者603の右足側からベッド601に近づいて来たこと、来床者606が監視対象者603の右足側から離れて行くこと等を検出できる。
図12は、撮像装置301の設置位置に応じた監視領域の例を示している。第1監視領域1201は、図5の領域501に対応し、設置可能範囲1202は、撮像装置301を設置することができる範囲を表す。撮像装置301として広角カメラを用いた場合、画像321に歪が発生するとともに、撮像装置301の位置及び向きに応じて、画像321内における第1監視領域1201の位置及び形状が異なってくる。
図12(a)の例では、設置可能範囲1202に対応する平面とYZ平面との交線上の位置1211に、矢印1212が示す向きに撮像装置301が設置されている。この場合、画像321内において、第1監視領域1201及び第2監視領域は、左右対称の形状になる。
図12(b)の例では、交線からX軸方向に少し離れた位置1213に、矢印1214が示す向きに撮像装置301が設置されている。この場合、画像321内において、第1監視領域1201及び第2監視領域は、図12(a)よりも少し歪んだ形状になる。
図12(c)の例では、設置可能範囲1202の外周上の位置1215に、矢印1216が示す向きに撮像装置301が設置されている。この場合、画像321内において、第1監視領域1201及び第2監視領域は、図12(b)よりもさらに歪んだ形状になる。
図13は、図4のステップ407における状態検出処理の例を示すフローチャートである。この状態検出処理では、画像321が表す監視対象者603の状態が以下のいずれの状態に対応するかが判定される。
(1)来訪状態:来床者606が存在する状態
(2)動臥位状態:監視対象者603がベッド601上に横臥して動いている状態
(3)静止臥位状態:監視対象者603がベッド601上に横臥して動いていない状態
(4)座位状態:監視対象者603がベッド601上に座っている状態
(5)不在状態:監視対象者603がベッド601上に存在しない状態
ベッド601上の監視対象者603の頭部以外の身体は、布団によって隠れている可能性が高い。そこで、状態検出部112は、ベッド601と監視対象者603の頭部の相対位置関係から、監視対象者603がベッド601上に存在するか否かを判定する。そして、状態検出部112は、監視対象者603がベッド601上に存在する場合、ベッド601と頭部の相対位置関係から、監視対象者603が横臥しているか又は座っているかを判定する。さらに、状態検出部112は、臥位領域内における動領域の有無に基づいて、臥位状態を動臥位状態及び静止臥位状態に分類する。
まず、状態検出部112は、ステップ406で記録された左側来床者情報及び右側来床者情報を参照して、左側又は右側のいずれかに来床者606が存在するか否かをチェックする(ステップ1301)。来床者606が存在する場合(ステップ1301,YES)、状態検出部112は、監視対象者603の状態は来訪状態であると判定し、来訪状態を表す状態情報326を生成する(ステップ1302)。
一方、来床者606が存在しない場合(ステップ1301,NO)、状態検出部112は、頭部領域情報323を参照して(ステップ1303)、頭部領域情報323が表す頭部領域を解析する(ステップ1304)。そして、状態検出部112は、頭部領域の検出結果を修正するか否かを判定する(ステップ1305)。
頭部領域の検出結果を修正する場合(ステップ1305,YES)、状態検出部112は、修正処理を行う(ステップ1306)。一方、頭部領域の検出結果を修正しない場合(ステップ1305,NO)、状態検出部112は、修正処理をスキップする。
次に、状態検出部112は、頭部領域が第1監視領域に含まれる臥位領域内に存在するか否かをチェックする(ステップ1307)。頭部領域が臥位領域内に存在する場合(ステップ1307,YES)、状態検出部112は、第1監視領域の動領域を計算し(ステップ1308)、第1監視領域内に動領域が存在するか否かをチェックする(ステップ1309)。
第1監視領域内に動領域が存在する場合(ステップ1309,YES)、状態検出部112は、監視対象者603の状態は動臥位状態であると判定し、動臥位状態を表す状態情報326を生成する(ステップ1310)。一方、第1監視領域内に動領域が存在しない場合(ステップ1309,NO)、状態検出部112は、監視対象者603の状態は静止臥位状態であると判定し、静止臥位状態を表す状態情報326を生成する(ステップ1311)。
頭部領域が臥位領域内に存在しない場合(ステップ1307,NO)、状態検出部112は、頭部領域が第1監視領域に含まれる座位領域内に存在するか否かをチェックする(ステップ1312)。頭部領域が座位領域内に存在する場合(ステップ1312,YES)、状態検出部112は、監視対象者603の状態は座位状態であると判定し、座位状態を表す状態情報326を生成する(ステップ1313)。
一方、頭部領域が座位領域内に存在しない場合(ステップ1312,NO)、状態検出部112は、監視対象者603の状態は不在状態であると判定し、不在状態を表す状態情報326を生成する(ステップ1314)。
動臥位状態、静止臥位状態、及び座位状態は、監視対象者603がベッド601上に存在する存在状態に対応し、頭部領域が臥位領域又は座位領域内に存在する場合、頭部領域は第1監視領域内に存在する。したがって、状態検出部112は、ステップ1307及びステップ1312の処理を行うことで、頭部領域が第1監視領域内に存在する場合に存在状態を検出し、頭部領域が第1監視領域内に存在しない場合に不在状態を検出する。
図14は、図13のステップ1303〜ステップ1306に対応する頭部領域修正処理の例を示すフローチャートである。
Histogram of Oriented Gradients(HOG)等を用いた頭部認識技術では、頭部の学習データに最も近い特徴量を有する領域が頭部領域として検出される。このため、服のしわ、シーツのしわ、布団のしわ又は模様、肩部分等のように、学習データにより近い特徴量を有する領域が存在する場合、その領域が頭部領域として誤検出されることがある。また、頭部が輝度勾配の弱い領域に写っている場合、頭部領域が検出されないこともある。そこで、状態検出部112は、頭部領域修正処理を行うことで、頭部領域の誤検出又は未検出を修正する。
まず、状態検出部112は、現時刻の頭部領域情報323を参照して(ステップ1401)、現時刻の画像321内に頭部領域が存在するか否かをチェックする(ステップ1402)。
現時刻の画像321内に頭部領域が存在する場合(ステップ1402,YES)、状態検出部112は、前の時刻の頭部領域情報323を参照して(ステップ1403)、前の時刻と現時刻との間における頭部の移動量を計算する(ステップ1404)。そして、状態検出部112は、頭部の移動量が所定範囲内であるか否かをチェックする(ステップ1405)。例えば、頭部の移動量は、前の時刻の画像321内における頭部領域に対する、現時刻の画像321内における頭部領域の相対位置によって表され、所定範囲は、前の時刻の頭部領域に基づいて決定される。
図15は、前の時刻及び現時刻の頭部領域の例を示している。この場合、前の時刻(t−1)における頭部領域1501が所定範囲として用いられる。そして、現時刻tにおける頭部領域1502の中心1511が頭部領域1501内に存在する場合、移動量は所定範囲内であると判定され、中心1511が頭部領域1501内に存在しない場合、移動量は所定範囲外であると判定される。
移動量が所定範囲外である場合(ステップ1405,NO)、状態検出部112は、前の時刻の頭部領域と現時刻の頭部領域の両方が動領域であるか否かをチェックする(ステップ1406)。両方の頭部領域が動領域である場合(ステップ1406,YES)、状態検出部112は、現時刻の頭部領域の検出結果が正しいと判定し(ステップ1407)、検出結果を修正しない。
一方、前の時刻の頭部領域と現時刻の頭部領域のうち少なくとも一方が動領域ではない場合(ステップ1406,NO)、状態検出部112は、現時刻の頭部領域が誤検出であると判定する(ステップ1408)。そして、状態検出部112は、現時刻の頭部領域を前の時刻の頭部領域に置き換えた頭部領域情報323を生成する(ステップ1409)。
移動量が所定範囲内である場合(ステップ1405,YES)、状態検出部112は、現時刻の頭部領域の検出結果が正しいと判定し(ステップ1410)、検出結果を修正しない。
現時刻の画像321内に頭部領域が存在しない場合(ステップ1402,NO)、状態検出部112は、現時刻の頭部領域が未検出であると判定する(ステップ1411)。そして、状態検出部112は、前の時刻の頭部領域を現時刻の頭部領域として用いた頭部領域情報323を生成する(ステップ1412)。
ステップ1411において、状態検出部112は、前の時刻の頭部領域が動領域ではなく、静止領域である場合に、現時刻の頭部領域が未検出であると判定してもよい。なぜなら、前の時刻の頭部領域が静止領域である場合は、前の時刻において頭部は動いていないので、現時刻においても頭部は同じ位置に存在する可能性が高いからである。
図16は、頭部領域修正処理の例を示している。図16(a)は、ステップ1407において検出結果が正しいと判定される場合を示している。前の時刻(t−1)における頭部領域1601と現時刻tにおける頭部領域1602の両方が動領域であり、移動量が所定範囲外である場合、時刻(t−1)と時刻tの間に頭部が動いたことによって、頭部領域1601が移動したと推定できる。したがって、頭部領域1602の検出結果は正しいと判定される。
図16(b)は、ステップ1408において頭部領域が誤検出と判定される場合を示している。時刻(t−1)における頭部領域1601が静止領域であり、時刻tにおける頭部領域1603が動領域であり、移動量が所定範囲外である場合、時刻tにおいて頭部と類似する別の物体を頭部と認識することによって、頭部領域1601が移動したと推定できる。したがって、頭部領域1603の検出結果は誤検出と判定され、頭部領域1603が頭部領域1601に置き換えられる。
図16(c)は、ステップ1411において頭部領域が未検出と判定される場合を示している。時刻(t−1)における頭部領域1601が静止領域であり、時刻tにおいて頭部領域が検出されない場合、頭部は動いておらず、時刻(t−1)と同じ位置に存在すると推定できる。したがって、頭部領域は未検出と判定され、頭部領域1601が時刻tにおける頭部領域として用いられる。
図17は、図13の状態検出処理によって生成された状態情報326の時間変化の例を示している。状態変化1701は、不在状態の時間変化を表し、状態変化1702は、静止臥位状態の時間変化を表し、状態変化1703は、動臥位状態の時間変化を表す。状態変化1704は、座位状態の時間変化を表し、状態変化1705は、来訪状態の時間変化を表す。
出力部114は、図17のような時間変化を画面上に表示することで、状態情報326を可視化して医療従事者に提示することもできる。図4のステップ408において、状況特定部113は、状態情報326の時間変化から、各状態の発生時刻、継続時間、遷移頻度等を求め、求めた情報に基づいて監視対象者603の状況を特定することができる。
図18〜図30は、監視対象者603の特定の状況に対応する、状態情報326の時間変化の例を示している。図18は、目覚めに対応する時間変化の例を示している。時刻t1において、監視対象者603の状態が静止臥位状態から動臥位状態へ変化した場合、状況特定部113は、監視対象者603が目覚めた状況であると判定する。
図19は、起き上がりに対応する時間変化の例を示している。時刻t2において、監視対象者603の状態が動臥位状態から座位状態へ変化した場合、状況特定部113は、監視対象者603がベッド601上で起き上がった状況であると判定する。
図20は、単独での離床に対応する時間変化の例を示している。時刻t3において、監視対象者603の状態が座位状態から不在状態へ変化した場合、状況特定部113は、監視対象者603が単独でベッド601から離れた状況であると判定する。この場合、状況特定部113は、不在状態が所定時間以上継続すると、単独での離床を医療従事者へ報知する。
図21は、来床者606同伴での離床に対応する時間変化の例を示している。時刻t4において、監視対象者603の状態が来訪状態から不在状態へ変化した場合、状況特定部113は、監視対象者603が来床者606とともにベッド601から離れた状況であると判定する。この場合、状況特定部113は、不在状態が所定時間以上継続しても、離床を医療従事者へ報知しない。
図22は、寝返りに対応する時間変化の例を示している。時刻t5において、監視対象者603の状態が静止臥位状態から動臥位状態へ変化した後、直ちに静止臥位状態へ戻った場合、状況特定部113は、監視対象者603がベッド601上で寝返りを打った状況であると判定する。
図23は、危険行動に対応する時間変化の例を示している。時刻t6において、監視対象者603の状態が座位状態から不在状態へ変化した場合、状況特定部113は、監視対象者603がベッド601上で立ち上がった状況であると判定する。この場合、状況特定部113は、危険行動を医療従事者へ報知する。
図24は、来床者606の通過に対応する時間変化の例を示している。時刻t7において、監視対象者603の状態が静止臥位状態から来訪状態へ変化した後、短時間で静止臥位状態へ戻った場合、状況特定部113は、監視対象者603が就寝中に来床者606が通過した状況であると判定する。この場合、来床者606は、定期巡視又は定期ケアを行う医療従事者であると推定される。
図25は、もがき苦しんでいる状況に対応する時間変化の例を示している。時刻t8において、監視対象者603の状態が静止臥位状態から動臥位状態へ変化した後、期間T1の間、静止臥位状態、動臥位状態、及び座位状態への状態変化が繰り返されている。そこで、状況特定部113は、期間T1における各状態の継続時間が所定時間以下であり、状態変化の回数が所定回数よりも大きい場合、監視対象者603がもがき苦しんでいる状況であると判定する。この場合、状況特定部113は、異常行動を医療従事者へ報知する。
図26は、暴れている状況に対応する時間変化の例を示している。時刻t9において、監視対象者603の状態が動臥位状態から座位状態へ変化した後、期間T2の間、動臥位状態及び座位状態への状態変化が繰り返されている。そこで、状況特定部113は、期間T2における各状態の継続時間が所定範囲内であり、状態変化の回数が所定回数よりも大きい場合、監視対象者603が暴れている状況であると判定する。この場合、状況特定部113は、異常行動を医療従事者へ報知する。
図27は、起床しない状況に対応する時間変化の例を示している。通常の起床時刻t10から期間T3が経過した後の時刻t11になっても、監視対象者603の状態が静止臥位状態から変化しない場合、状況特定部113は、監視対象者603が異常な状況であると判定する。通常の起床時刻t10は、過去の履歴から推定される。この場合、状況特定部113は、起床しない状況を医療従事者へ報知する。
図28は、長時間の静止臥位状態に対応する時間変化の例を示している。時刻t12において、過去の一定期間T4の間、監視対象者603の状態が静止臥位状態のままである場合、状況特定部113は、監視対象者603が床ずれを起こしている可能性が高い状況であると判定する。この場合、状況特定部113は、長時間の静止臥位状態を医療従事者へ報知する。
図29は、転落に対応する時間変化の例を示している。時刻t13において、監視対象者603の状態が動臥位状態から不在状態へ変化した場合、状況特定部113は、監視対象者603がベッド601から転落した状況であると判定する。この場合、状況特定部113は、転落を医療従事者へ報知する。
図30は、寝付けない状況に対応する時間変化の例を示している。時刻t14において、監視対象者603の状態が静止臥位状態から動臥位状態へ変化した後、期間T5の間、動臥位状態が継続している場合、状況特定部113は、監視対象者603が寝付けない状況であると判定する。この場合、状況特定部113は、寝付けない状況を医療従事者へ報知する。
次に、図31〜図44を参照しながら、監視対象者603の状態変化を記録する状態変化更新処理と、記録した状態変化に基づいて監視対象者603の状況を判定する状況判定処理について説明する。
図31は、監視対象者603の状態変化に対応する状態遷移の例を示している。遷移Aは、来床者を検出していない状態である非来訪状態における状態遷移を示し、遷移Bは、来床者の検出についての状態遷移を示している。
遷移Aにおいて、静止臥位状態から遷移可能な遷移先は、静止臥位状態又は動臥位状態であり、動臥位状態から遷移可能な遷移先は、静止臥位状態、動臥位状態、又は座位状態である。座位状態から遷移可能な遷移先は、動臥位状態、座位状態、又は不在状態であり、不在状態から遷移可能な遷移先は、座位状態又は不在状態である。
一方、遷移Bにおいて、来床者を検出している状態である来訪状態から遷移可能な遷移先は、来訪状態又は非来訪状態であり、非来訪状態から遷移可能な遷移先は、来訪状態又は非来訪状態である。非来訪状態においては、遷移Aの状態遷移によって監視対象者603の状態が決定される。
図32は、状態情報326に含まれる、監視対象者603の状態の検出結果の例を示している。検出結果は、日付、時刻、状態、及び遷移フラグを含み、監視対象者603のIDと対応付けて記録される。日付及び時刻は、画像321が撮影された日付及び時刻を表し、状態は、図13の状態検出処理によって画像321から検出された状態を表す。遷移フラグは、検出された状態が前の時刻における状態と異なる場合に論理“1”となり、検出された状態が前の時刻における状態と同じである場合に論理“0”となる。
状態検出部112は、このような検出結果を用いて、図18〜図30に示した時間変化を表すグラフを生成し、生成したグラフを画面上に表示することができる。
図33は、状態情報326に含まれる前の状態、現在の状態、及び遷移頻度の例を示している。現在の状態は、直近の画像321から検出された状態に対応し、前の状態は、直近の画像321よりも1時刻前の画像321から検出された状態に対応する。現在の状態及び前の状態は、状態、継続時間、及び発生時刻を含む。継続時間は、その状態が発生してから継続している時間を表し、発生時刻は、その状態が発生した時刻を表す。遷移頻度は、直近の所定期間に含まれる検出結果の遷移フラグの値の合計を表し、その所定期間における状態変化の回数に対応する。
図34A〜図34Dは、図13のステップ1302、ステップ1310、ステップ1311、ステップ1313、及びステップ1314において状態検出部112が行う、状態変化更新処理の例を示すフローチャートである。この状態変化更新処理では、状態S、継続時間DT、発生時刻GT、及び遷移フラグFがパラメータとして用いられる。初期状態において、状態Sは不定に設定され、継続時間DT及び発生時刻GTは0に設定され、遷移フラグFは論理“0”に設定される。
まず、状態検出部112は、現時刻の画像321から検出した状態を参照して(ステップ3401)、現時刻の状態が不在状態であるか否かをチェックする(ステップ3402)。
現時刻の状態が不在状態である場合(ステップ3402,YES)、状態検出部112は、状態情報326に含まれる現在の状態を参照して(ステップ3403)、現在の状態が不在状態であるか否かをチェックする(ステップ3404)。このとき、状態情報326に含まれる現在の状態は、現時刻の状態ではなく、現時刻よりも1時刻前である前の時刻の状態を表している。
現在の状態が不在状態である場合(ステップ3404,YES)、状態検出部112は、現在の状態に含まれる継続時間を継続時間DTにコピーして、継続時間DTを1時刻だけインクリメントする(ステップ3405)。そして、状態検出部112は、継続時間DTを現在の状態に上書きすることで現在の状態を更新し、現時刻における不在状態の検出結果を状態情報326に追加する(ステップ3416)。
一方、現在の状態が不在状態ではない場合(ステップ3404,NO)、状態検出部112は、状態情報326に含まれる前の状態に現在の状態を上書きすることで、前の状態を更新する(ステップ3406)。次に、状態検出部112は、状態Sに不在状態を設定し、継続時間DTに0を設定し、発生時刻GTに現時刻を設定する(ステップ3407)。そして、状態検出部112は、状態S、継続時間DT、及び発生時刻GTを現在の状態に上書きすることで、現在の状態を更新し、現時刻における不在状態の検出結果を状態情報326に追加する(ステップ3416)。
現時刻の状態が不在状態ではない場合(ステップ3402,NO)、状態検出部112は、現時刻の状態が静止臥位状態であるか否かをチェックする(ステップ3408)。現時刻の状態が静止臥位状態である場合(ステップ3408,YES)、状態検出部112は、状態情報326に含まれる現在の状態を参照して(ステップ3421)、現在の状態が静止臥位状態であるか否かをチェックする(ステップ3422)。
現在の状態が静止臥位状態である場合(ステップ3422,YES)、状態検出部112は、現在の状態に含まれる継続時間を継続時間DTにコピーして、継続時間DTを1時刻だけインクリメントする(ステップ3423)。そして、状態検出部112は、継続時間DTを現在の状態に上書きすることで現在の状態を更新し、現時刻における静止臥位状態の検出結果を状態情報326に追加する(ステップ3416)。
一方、現在の状態が静止臥位状態ではない場合(ステップ3422,NO)、状態検出部112は、状態情報326に含まれる前の状態に現在の状態を上書きすることで、前の状態を更新する(ステップ3424)。そして、状態検出部112は、現在の状態が動臥位状態であるか否かをチェックする(ステップ3425)。
現在の状態が動臥位状態である場合(ステップ3425,YES)、状態検出部112は、遷移フラグFに論理“1”を設定する(ステップ3426)。次に、状態検出部112は、状態Sに静止臥位状態を設定し、継続時間DTに0を設定し、発生時刻GTに現時刻を設定する(ステップ3427)。そして、状態検出部112は、状態S、継続時間DT、及び発生時刻GTを現在の状態に上書きすることで、現在の状態を更新し、現時刻における静止臥位状態の検出結果を状態情報326に追加する(ステップ3416)。
一方、現在の状態が動臥位状態ではない場合(ステップ3425,NO)、状態検出部112は、ステップ3427以降の処理を行う。
現時刻の状態が静止臥位状態ではない場合(ステップ3408,NO)、状態検出部112は、現時刻の状態が動臥位状態であるか否かをチェックする(ステップ3409)。現時刻の状態が動臥位状態である場合(ステップ3409,YES)、状態検出部112は、状態情報326に含まれる現在の状態を参照して(ステップ3431)、現在の状態が動臥位状態であるか否かをチェックする(ステップ3432)。
現在の状態が動臥位状態である場合(ステップ3432,YES)、状態検出部112は、現在の状態に含まれる継続時間を継続時間DTにコピーして、継続時間DTを1時刻だけインクリメントする(ステップ3433)。そして、状態検出部112は、継続時間DTを現在の状態に上書きすることで現在の状態を更新し、現時刻における動臥位状態の検出結果を状態情報326に追加する(ステップ3416)。
一方、現在の状態が動臥位状態ではない場合(ステップ3432,NO)、状態検出部112は、状態情報326に含まれる前の状態に現在の状態を上書きすることで、前の状態を更新する(ステップ3434)。そして、状態検出部112は、現在の状態が静止臥位状態であるか否かをチェックする(ステップ3435)。
現在の状態が静止臥位状態である場合(ステップ3435,YES)、状態検出部112は、遷移フラグFに論理“1”を設定する(ステップ3436)。次に、状態検出部112は、状態Sに動臥位状態を設定し、継続時間DTに0を設定し、発生時刻GTに現時刻を設定する(ステップ3437)。そして、状態検出部112は、状態S、継続時間DT、及び発生時刻GTを現在の状態に上書きすることで、現在の状態を更新し、現時刻における動臥位状態の検出結果を状態情報326に追加する(ステップ3416)。
一方、現在の状態が静止臥位状態ではない場合(ステップ3435,NO)、状態検出部112は、現在の状態が座位状態であるか否かをチェックする(ステップ3438)。現在の状態が座位状態である場合(ステップ3438,YES)、状態検出部112は、遷移フラグFに論理“1”を設定して(ステップ3439)、ステップ3437以降の処理を行う。一方、現在の状態が座位状態ではない場合(ステップ3438,NO)、状態検出部112は、ステップ3437以降の処理を行う。
現時刻の状態が動臥位状態ではない場合(ステップ3409,NO)、状態検出部112は、現時刻の状態が座位状態であるか否かをチェックする(ステップ3410)。現時刻の状態が座位状態である場合(ステップ3410,YES)、状態検出部112は、状態情報326に含まれる現在の状態を参照して(ステップ3441)、現在の状態が座位状態であるか否かをチェックする(ステップ3442)。
現在の状態が座位状態である場合(ステップ3442,YES)、状態検出部112は、現在の状態に含まれる継続時間を継続時間DTにコピーして、継続時間DTを1時刻だけインクリメントする(ステップ3443)。そして、状態検出部112は、継続時間DTを現在の状態に上書きすることで現在の状態を更新し、現時刻における座位状態の検出結果を状態情報326に追加する(ステップ3416)。
一方、現在の状態が座位状態ではない場合(ステップ3442,NO)、状態検出部112は、状態情報326に含まれる前の状態に現在の状態を上書きすることで、前の状態を更新する(ステップ3444)。そして、状態検出部112は、現在の状態が動臥位状態であるか否かをチェックする(ステップ3445)。
現在の状態が動臥位状態である場合(ステップ3445,YES)、状態検出部112は、遷移フラグFに論理“1”を設定する(ステップ3446)。次に、状態検出部112は、状態Sに座位状態を設定し、継続時間DTに0を設定し、発生時刻GTに現時刻を設定する(ステップ3447)。そして、状態検出部112は、状態S、継続時間DT、及び発生時刻GTを現在の状態に上書きすることで、現在の状態を更新し、現時刻における座位状態の検出結果を状態情報326に追加する(ステップ3416)。
一方、現在の状態が動臥位状態ではない場合(ステップ3445,NO)、状態検出部112は、ステップ3447以降の処理を行う。
現時刻の状態が座位状態ではない場合(ステップ3410,NO)、現時刻の状態は来訪状態である。そこで、状態検出部112は、状態情報326に含まれる現在の状態を参照して(ステップ3411)、現在の状態が来訪状態であるか否かをチェックする(ステップ3412)。
現在の状態が来訪状態である場合(ステップ3412,YES)、状態検出部112は、現在の状態に含まれる継続時間を継続時間DTにコピーして、継続時間DTを1時刻だけインクリメントする(ステップ3413)。そして、状態検出部112は、継続時間DTを現在の状態に上書きすることで現在の状態を更新し、現時刻における来訪状態の検出結果を状態情報326に追加する(ステップ3416)。
一方、現在の状態が来訪状態ではない場合(ステップ3412,NO)、状態検出部112は、状態情報326に含まれる前の状態に現在の状態を上書きすることで、前の状態を更新する(ステップ3414)。次に、状態検出部112は、状態Sに来訪状態を設定し、継続時間DTに0を設定し、発生時刻GTに現時刻を設定する(ステップ3415)。そして、状態検出部112は、状態S、継続時間DT、及び発生時刻GTを現在の状態に上書きすることで、現在の状態を更新し、現時刻における来訪状態の検出結果を状態情報326に追加する(ステップ3416)。
このような状態変化更新処理によれば、現時刻の画像321から検出された状態に応じて、図33の前の状態及び現在の状態が更新される。前の状態と現在の状態とが異なっている場合、前の状態は変化前の状態を表し、現在の状態は変化後の状態を表す。
状況特定部113は、図33の前の状態、現在の状態、及び遷移頻度を用いて、状況特定ルールに従って監視対象者603の状況を特定することができる。状況特定ルールは、あらかじめ記憶部314に格納されている。
図35は、動臥位状態から座位状態への変化に対する状況特定ルールの例を示している。図35の状況特定ルールは、報知有無、時刻1、時刻2、変化前の状態、変化前の継続時間、変化後の状態、変化後の継続時間、及び遷移頻度の項目を含む。
報知有無は、状況を医療従事者へ報知するか否かを指定するパラメータであり、時刻1及び時刻2は、状況の特定に用いる時刻を指定するパラメータである。変化前の状態は、状態変化が発生した場合の変化前の状態を指定するパラメータであり、変化前の継続時間は、変化前の状態の継続時間を指定するパラメータである。変化後の状態は、状態変化が発生した場合の変化後の状態を指定するパラメータであり、変化後の継続時間は、変化後の状態の継続時間を指定するパラメータである。遷移頻度は、遷移頻度の閾値を指定するパラメータである。
この例では、報知有無が有に設定され、変化前の状態が動臥位状態に設定され、変化前の継続時間がT11に設定され、変化後の状態が座位状態に設定されている。また、時刻1、時刻2、変化後の継続時間、及び遷移頻度は−1(ドントケア)に設定されている。−1が設定された項目は、状況を特定する条件として用いられない。
図35の状況特定ルールは、動臥位状態が期間T11以上継続した後に、動臥位状態から座位状態へ変化した場合、監視対象者603の状況を起き上がりと判定し、医療従事者へ報知することを表す。例えば、図19に示した時間変化がこの状況特定ルールに合致する。監視対象者603が起床したとき、起き上がりに対応する状況が発生する。期間T11としては、例えば、数十秒〜数分を用いることができる。
図36は、動臥位状態から座位状態への別の変化の例を示している。時刻t21において監視対象者603の状態が動臥位状態から座位状態へ変化し、変化前の動臥位状態の継続時間が期間T11以上であった場合、状況特定部113は、監視対象者603の状況を起き上がりと判定し、医療従事者へ報知する。
その後、監視対象者603の状態が座位状態から動臥位状態へ変化し、時刻t22において再び動臥位状態から座位状態へ変化する。この場合、変化前の動臥位状態の継続時間が期間T11未満であるため、状況特定部113は、監視対象者603の状況を起き上がりとは判定せず、医療従事者へ報知しない。
図35の状況特定ルールによれば、監視対象者603が起床した場合等に、起き上がりを医療従事者へ報知することが可能になる。
図37は、座位状態又は来訪状態から不在状態への変化に対する状況特定ルールの例を示している。状況特定ルール3701では、報知有無が有に設定され、変化前の状態が座位状態に設定され、変化前の継続時間がT12に設定され、変化後の状態が不在状態に設定されている。また、時刻1、時刻2、変化後の継続時間、及び遷移頻度は−1に設定されている。
状況特定ルール3701は、座位状態が期間T12以上継続した後に、座位状態から不在状態へ変化した場合、監視対象者603の状況を単独での離床と判定し、医療従事者へ報知することを表す。例えば、図20に示した時間変化が状況特定ルール3701に合致する。
一方、状況特定ルール3702では、報知有無が無に設定され、変化前の状態が来訪状態に設定され、変化後の状態が不在状態に設定されている。また、時刻1、時刻2、変化前の継続時間、変化後の継続時間、及び遷移頻度は−1に設定されている。
状況特定ルール3702は、来訪状態から不在状態へ変化した場合、監視対象者603の状況を来床者606同伴での離床と判定し、医療従事者へ報知しないことを表す。例えば、図21に示した時間変化が状況特定ルール3702に合致する。
図38は、座位状態から不在状態への別の変化の例を示している。時刻t23において監視対象者603の状態が座位状態から不在状態へ変化し、変化前の座位状態の継続時間が期間T12以上であった場合、状況特定部113は、監視対象者603の状況を単独での離床と判定し、医療従事者へ報知する。
その後、監視対象者603の状態が不在状態から座位状態へ変化し、時刻t24において再び座位状態から不在状態へ変化する。この場合、変化前の座位状態の継続時間が期間T12未満であるため、状況特定部113は、監視対象者603の状況を単独での離床とは判定せず、医療従事者へ報知しない。例えば、監視対象者603がベッド601から離れた後、よろめいて再びベッド601に腰を掛けた状況が、時刻t24の状態変化に該当する。
図37の状況特定ルール3701によれば、監視対象者603が単独でベッド601から離れた場合に、単独での離床を医療従事者へ報知することが可能になる。
図39は、座位状態から不在状態への変化に対する状況特定ルールの例を示している。図39の状況特定ルールでは、報知有無が有に設定され、変化前の状態が座位状態に設定され、変化後の状態が不在状態に設定され、変化後の継続時間がT13に設定されている。また、時刻1、時刻2、変化前の継続時間、及び遷移頻度は−1に設定されている。
図39の状況特定ルールは、座位状態から不在状態へ変化した後、不在状態が期間T13以上継続した場合、監視対象者603の状況を長時間にわたる単独での離床と判定し、医療従事者へ報知することを表す。例えば、図20に示した時間変化がこの状況特定ルールに合致する。この場合、監視対象者603が転倒した後、長時間起き上がらない状況、監視対象者603が徘徊している状況等が発生している可能性がある。
図39の状況特定ルールによれば、監視対象者603が転倒したり、徘徊したりしている場合に、長時間にわたる単独での離床を医療従事者へ報知することが可能になる。
図40は、遷移頻度に対する状況特定ルールの例を示している。図40の状況特定ルールでは、報知有無が有に設定され、遷移頻度がN(2以上の整数)に設定されている。また、時刻1、時刻2、変化前の状態、変化前の継続時間、変化後の状態、及び変化後の継続時間は−1に設定されている。
図40の状況特定ルールは、静止臥位状態、動臥位状態、座位状態、及び不在状態の間で、直近の所定期間内に発生した状態変化の回数がN回よりも大きい場合、監視対象者603の状況を異常行動と判定し、医療従事者へ報知することを表す。例えば、図25に示した時間変化がこの状況特定ルールに合致する。この場合、監視対象者603がもがき苦しんでいる状況、監視対象者603が暴れている状況等が発生している可能性がある。
図40の状況特定ルールによれば、監視対象者603がもがき苦しんでいたり、暴れたりしている場合に、監視対象者603に代わって、異常行動を医療従事者へ報知することが可能になる。
図41は、静止臥位状態から動臥位状態への変化に対する状況特定ルールの例を示している。図41の状況特定ルールでは、報知有無が有に設定され、変化前の状態が静止臥位状態に設定され、変化前の継続時間がT14に設定され、変化後の状態が動臥位状態に設定され、変化後の継続時間がT15に設定されている。また、時刻1、時刻2、及び遷移頻度は−1に設定されている。
図41の状況特定ルールは、静止臥位状態が期間T14以上継続した後、静止臥位状態から動臥位状態へ変化し、動臥位状態が期間T15以上継続した場合、監視対象者603の状況を目覚め又は動き出しと判定し、医療従事者へ報知することを表す。例えば、図18に示した時間変化がこの状況特定ルールに合致する。
一方、図22に示した時間変化の場合、動臥位状態の継続時間が期間T15未満であるため、状況特定部113は、目覚め又は動き出しとは判定せず、医療従事者へ報知しない。したがって、監視対象者603の単なる寝返りを報知することが防止される。
図42は、静止臥位状態から動臥位状態への別の変化の例を示している。この例では、静止臥位状態から動臥位状態への状態変化が複数回発生している。しかし、いずれの動臥位状態の継続時間も期間T15未満であるため、状況特定部113は、目覚め又は動き出しとは判定しない。
ただし、時刻t25において直近の所定期間内に発生した状態変化の回数がN回よりも大きい場合、図40の状況特定ルールに合致するため、状況特定部113は、監視対象者603の状況を異常行動と判定し、医療従事者へ報知する。
図41の状況特定ルールによれば、監視対象者603が目覚めたり、動き出したりした場合に、目覚め又は動き出しを医療従事者へ報知することが可能になる。
図43は、時刻に対する状況特定ルールの例を示している。状況特定ルール4301では、報知有無が有に設定され、時刻1がt31に設定され、時刻2がt32に設定され、変化後の状態が動臥位状態に設定され、変化後の継続時間がT16に設定されている。また、変化前の状態、変化前の継続時間、及び遷移頻度は−1に設定されている。
状況特定ルール4301は、時刻t31から時刻t32までの間に動臥位状態が発生した後、動臥位状態が期間T16以上継続した場合、監視対象者603の状況を長時間の動臥位状態と判定し、医療従事者へ報知することを表す。時刻t31としては、例えば、就寝時刻を用いることができ、時刻t32としては、例えば、起床時刻を用いることができる。期間T16としては、例えば、10分〜1時間を用いることができる。
状況特定ルール4302では、報知有無が有に設定され、時刻1がt33に設定され、時刻2がt34に設定され、変化後の状態が座位状態に設定され、変化後の継続時間がT17に設定されている。また、変化前の状態、変化前の継続時間、及び遷移頻度は−1に設定されている。
状況特定ルール4302は、時刻t33から時刻t34までの間に座位状態が発生した後、座位状態が期間T17以上継続した場合、監視対象者603の状況を長時間の座位状態と判定し、医療従事者へ報知することを表す。時刻t33としては、例えば、就寝時刻を用いることができ、時刻t34としては、例えば、起床時刻を用いることができる。期間T17としては、例えば、10分〜1時間を用いることができる。
状況特定ルール4303では、報知有無が有に設定され、時刻1がt35に設定され、時刻2がt36に設定され、変化後の状態が静止臥位状態に設定され、変化後の継続時間がT18に設定されている。また、変化前の状態、変化前の継続時間、及び遷移頻度は−1に設定されている。
状況特定ルール4303は、時刻t35から時刻t36までの間に静止臥位状態が発生した後、静止臥位状態が期間T18以上継続した場合、監視対象者603の状況を長時間の静止臥位状態と判定し、医療従事者へ報知することを表す。例えば、図28に示した時間変化が状況特定ルール4303に合致する。期間T18としては、例えば、1時間〜数時間を用いることができる。
図44は、長時間の動臥位状態の例を示している。時刻t31から時刻t32までの間に動臥位状態が発生した後、時刻t26において動臥位状態が期間T16以上継続している場合、状況特定部113は、監視対象者603の状況を長時間の動臥位状態と判定し、医療従事者へ報知する。この場合、監視対象者603が眠っていない状況等が発生している可能性がある。
一方、時刻t31から時刻t32までの間に該当しない時刻に動臥位状態が発生した後、動臥位状態が期間T16以上継続している場合、状況特定部113は、監視対象者603の状況を長時間の動臥位状態とは判定せず、医療従事者へ報知しない。
図43の状況特定ルールによれば、監視対象者603が所定の時間帯に期待される行動をしていない場合に、異常行動を医療従事者へ報知することが可能になる。
図1及び図3の状況特定装置101の構成は一例に過ぎず、状況特定装置101の用途又は条件に応じて一部の構成要素を省略又は変更してもよい。例えば、図3の状況特定装置101において、ベッド領域検出処理及び頭部領域検出処理が状況特定装置101の外部で行われる場合は、画像取得部311、ベッド領域検出部312、及び頭部領域検出部313を省略することができる。
図2、図4、図9〜図11、図13、図14、及び図34A〜図34Dのフローチャートは一例に過ぎず、状況特定装置101の構成又は条件に応じて一部の処理を省略又は変更してもよい。例えば、図4の状況特定処理において、ベッド領域検出処理及び頭部領域検出処理が状況特定装置101の外部で行われる場合は、ステップ401〜ステップ403の処理を省略することができる。
図9の来床者検出処理において、ステップ901又はステップ902の処理のいずれか一方を省略してもよい。図10の左側検出処理のステップ1003、ステップ1004、及びステップ1010において、領域LDの代わりに領域LUを用いてもよい。同様に、図11の右側検出処理のステップ1103、ステップ1104、及びステップ1110において、領域RDの代わりに領域RUを用いてもよい。
図13の状態検出処理において、座位状態を検出対象に含めない場合は、ステップ1312及びステップ1313の処理を省略することができる。そして、状態検出部112は、ステップ1307において頭部領域が臥位領域内に存在しない場合、ステップ1314の処理を行う。
不在状態を検出対象に含めない場合は、ステップ1312及びステップ1314の処理を省略することができる。そして、状態検出部112は、ステップ1307において頭部領域が臥位領域内に存在しない場合、ステップ1313の処理を行う。
動臥位状態と静止臥位状態とを区別しない場合は、ステップ1308〜1311の処理を省略することができる。そして、状態検出部112は、ステップ1307において頭部領域が臥位領域内に存在する場合、監視対象者603の状態は臥位状態であると判定し、臥位状態を表す状態情報326を生成する。
動臥位状態、静止臥位状態、及び座位状態を区別しない場合は、ステップ1307〜1313の処理を省略することができる。そして、状態検出部112は、ステップ1306の処理を行った後、頭部領域が第1監視領域内に存在するか否かをチェックする。頭部領域が第1監視領域内に存在する場合、状態検出部112は、監視対象者603の状態は存在状態であると判定し、存在状態を表す状態情報326を生成する。一方、頭部領域が第1監視領域内に存在しない場合、状態検出部112は、ステップ1314の処理を行う。
頭部領域の信頼性が十分に高い場合は、ステップ1304〜1306の処理を省略することができる。
図14の頭部領域修正処理のステップ1405において、状態検出部112は、前の時刻の頭部領域よりも狭い範囲、又は前の時刻の頭部領域よりも広い範囲を、所定範囲として用いてもよい。
また、ステップ1404において、状態検出部112は、前の時刻の画像321内における頭部領域の位置と、現時刻の画像321内における頭部領域の位置との距離を、移動量として計算してもよい。この場合、ステップ1405において、距離に対する閾値が所定範囲として用いられる。そして、状態検出部112は、距離が閾値以下である場合、移動量は所定範囲内であると判定し、距離が閾値よりも大きい場合、移動量は所定範囲外であると判定する。
図34A〜図34Dの状態変化更新処理において、座位状態又は不在状態を検出対象に含めない場合は、座位状態又は不在状態に関する判定を省略することができる。また、動臥位状態と静止臥位状態とを区別しない場合は、動臥位状態及び静止臥位状態に関する判定を、臥位状態に関する判定に変更することができる。
図5及び図7の第1監視領域、臥位領域、及び座位領域は一例に過ぎず、別の形状又は位置の領域を用いてもよい。図6〜図8の第2監視領域は一例に過ぎず、別の形状又は位置の領域を用いてもよい。第2監視領域を5つの領域に分割する代わりに、別の個数の領域に分割してもよい。領域LUと領域LDとを1つの領域に統合してもよく、領域RUと領域RDとを1つの領域に統合してもよい。図8の検出領域801として、別の形状又は位置の領域を用いてもよい。例えば、領域LU、領域LD、領域D、領域RD、及び領域RUの各領域の全体を、検出領域801として用いても構わない。
図6及び図12のXYZ座標系は一例に過ぎず、別の3次元座標系を用いてもよい。図12の撮像装置301の位置は一例に過ぎず、別の位置に撮像装置301を配置してもよい。また、ベッド601の形状は一例に過ぎず、別の形状のベッド601を用いてもよい。
図16の頭部領域修正処理は一例に過ぎず、前の時刻における頭部領域と現時刻における頭部領域は、画像321に応じて変化する。頭部領域として、別の形状の領域を用いてもよい。
図17〜図30、図36、図38、図42、及び図44の状態情報326の時間変化は一例に過ぎず、状態情報326は画像321に応じて変化する。図31の状態遷移は一例に過ぎず、監視対象者603の別の状態を含む状態遷移を用いてもよい。図32の検出結果と図33の前の状態、現在の状態、及び遷移頻度は一例に過ぎず、別の形式の状態情報326を用いてもよい。図35、図37、図39、図40、図41、及び図43の状況特定ルールは一例に過ぎず、別の状況特定ルールを用いてもよい。
図45は、図1及び図3の状況特定装置101として用いられる情報処理装置(コンピュータ)の構成例を示している。図45の情報処理装置は、Central Processing Unit(CPU)4501、メモリ4502、入力装置4503、出力装置4504、補助記憶装置4505、媒体駆動装置4506、及びネットワーク接続装置4507を備える。これらの構成要素はバス4508により互いに接続されている。図3の撮像装置301は、バス4508に接続されていてもよい。
メモリ4502は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、状況特定処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。メモリ4502は、図3の記憶部314として用いることができる。
CPU4501(プロセッサ)は、例えば、メモリ4502を利用してプログラムを実行することにより、図1及び図3の領域特定部111、状態検出部112、及び状況特定部113として動作する。CPU4501は、メモリ4502を利用してプログラムを実行することにより、図3の画像取得部311、ベッド領域検出部312、及び頭部領域検出部313としても動作する。
入力装置4503は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等であり、オペレータ又はユーザからの指示又は情報の入力に用いられる。出力装置4504は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、オペレータ又はユーザに対する問い合わせ又は処理結果の出力に用いられる。処理結果は、状態情報326又は状況情報327であってもよい。出力装置4504は、図1及び図3の出力部114として用いることができる。
補助記憶装置4505は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。補助記憶装置4505は、ハードディスクドライブであってもよい。情報処理装置は、補助記憶装置4505にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ4502にロードして使用することができる。補助記憶装置4505は、図3の記憶部314として用いることができる。
媒体駆動装置4506は、可搬型記録媒体4509を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体4509は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。可搬型記録媒体4509は、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等であってもよい。オペレータ又はユーザは、この可搬型記録媒体4509にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ4502にロードして使用することができる。
このように、状況特定処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、メモリ4502、補助記憶装置4505、又は可搬型記録媒体4509のような、物理的な(非一時的な)記録媒体である。
ネットワーク接続装置4507は、Local Area Network、Wide Area Network等の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェースである。情報処理装置は、プログラム及びデータを外部の装置からネットワーク接続装置4507を介して受信し、それらをメモリ4502にロードして使用することができる。
情報処理装置は、ネットワーク接続装置4507を介して、ユーザ端末から処理要求を受信し、状況特定処理を行って、処理結果をユーザ端末へ送信することもできる。この場合、ネットワーク接続装置4507は、図1及び図3の出力部114として用いることができる。
なお、情報処理装置が図45のすべての構成要素を含む必要はなく、用途又は条件に応じて一部の構成要素を省略することも可能である。例えば、オペレータ又はユーザからの指示又は情報を入力する必要がない場合は、入力装置4503を省略してもよい。可搬型記録媒体4509又は通信ネットワークを利用しない場合は、媒体駆動装置4506又はネットワーク接続装置4507を省略してもよい。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
図1乃至図45を参照しながら説明した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
画像内においてベッドが写っているベッド領域を含む第1監視領域と、前記画像内において前記ベッドの周辺の所定範囲の領域が写っている第2監視領域とを特定する領域特定部と、
前記第1監視領域内における頭部領域の検出結果と、前記第2監視領域内における動物体の検出結果とに基づいて、画像毎に監視対象者の状態を検出する状態検出部と、
前記監視対象者の状態が第1状態から第2状態へ変化したとき、前記第1状態と前記第2状態の組み合わせに基づいて、前記監視対象者の状況を特定する状況特定部と、
前記状況特定部が特定した前記状況を示す情報を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする状況特定装置。
(付記2)
前記頭部領域の検出結果は、前記第1監視領域内における前記頭部領域の有無を示し、前記動物体の検出結果は、前記第2監視領域内における動領域の有無を示すことを特徴とする付記1記載の状況特定装置。
(付記3)
前記監視対象者の状態は、前記ベッドへの来訪者の存在を表す来訪状態、前記監視対象者が前記ベッド上に存在することを表す存在状態、又は前記監視対象者が前記ベッド上に存在しないことを表す不在状態のいずれかであり、
前記状態検出部は、前記第2監視領域内に前記動領域が存在する場合に前記来訪状態を検出し、前記第1監視領域内に前記頭部領域が存在する場合に前記存在状態を検出し、前記第1監視領域内に前記頭部領域が存在しない場合に前記不在状態を検出することを特徴とする付記1又は2記載の状況特定装置。
(付記4)
前記第1監視領域は臥位領域及び座位領域を含み、前記第1監視領域内に前記頭部領域が存在する場合、前記頭部領域の検出結果は、前記頭部領域が前記臥位領域又は前記座位領域のいずれに存在するかを示し、前記存在状態は、前記監視対象者が前記ベッド上に横臥して動いていることを表す動臥位状態、前記監視対象者が前記ベッド上に横臥して動いていないことを表す静止臥位状態、又は前記監視対象者が前記ベッド上に座っていることを表す座位状態のいずれかであり、
前記状態検出部は、前記臥位領域内に前記頭部領域が存在し、前記第1監視領域内に前記動領域が存在する場合に、前記動臥位状態を検出し、前記臥位領域内に前記頭部領域が存在し、前記第1監視領域内に前記動領域が存在しない場合に、前記静止臥位状態を検出し、前記座位領域内に前記頭部領域が存在する場合に前記座位状態を検出することを特徴とする付記3記載の状況特定装置。
(付記5)
前記状況特定部は、前記第1状態が前記動臥位状態であり、前記第2状態が前記座位状態である場合、前記監視対象者の状況は、前記監視対象者が前記ベッド上で起き上がった状況であると判定することを特徴とする付記4記載の状況特定装置。
(付記6)
前記状況特定部は、前記第1状態が前記座位状態であり、前記第2状態が前記不在状態である場合、前記監視対象者の状況は、前記監視対象者が単独で前記ベッドから離れた状況であると判定することを特徴とする付記4又は5記載の状況特定装置。
(付記7)
前記状況特定部は、前記第1状態が前記来訪状態であり、前記第2状態が前記不在状態である場合、前記監視対象者の状況は、前記監視対象者が前記来訪者とともに前記ベッドから離れた状況であると判定することを特徴とする付記4乃至6のいずれか1項に記載の状況特定装置。
(付記8)
前記状態検出部は、所定期間内に撮影された複数の画像それぞれから、前記第1状態と前記第2状態とを含む複数の状態を検出し、前記状況特定部は、前記複数の状態が前記動臥位状態、前記静止臥位状態、及び前記座位状態を含み、前記複数の状態における状態変化の回数が所定回数よりも大きい場合、前記監視対象者の状況は異常行動であると判定することを特徴とする付記4乃至7のいずれか1項に記載の状況特定装置。
(付記9)
前記状態検出部は、第1時刻に撮影された第1画像の前記第1監視領域内における第1頭部領域に対する、前記第1時刻よりも後の第2時刻に撮影された第2画像の前記第1監視領域内における第2頭部領域の相対位置が所定範囲外であり、前記第1頭部領域又は前記第2頭部領域の少なくとも一方が動領域ではない場合、前記第2頭部領域は誤検出であると判定して、前記第2時刻における前記第2頭部領域の検出結果を前記第1時刻における前記第1頭部領域の検出結果に置き換えることを特徴とする付記1乃至8のいずれか1項に記載の状況特定装置。
(付記10)
前記状態検出部は、第1時刻に撮影された第1画像の前記第1監視領域内に前記頭部領域が存在し、前記第1時刻よりも後の第2時刻に撮影された第2画像の前記第1監視領域内に前記頭部領域が存在しない場合、前記第2時刻において前記頭部領域は未検出であると判定して、前記第1時刻における前記頭部領域の検出結果を前記第2時刻における前記頭部領域の検出結果として用いることを特徴とする付記1乃至8のいずれか1項に記載の状況特定装置。
(付記11)
画像内においてベッドが写っているベッド領域を含む第1監視領域と、前記画像内において前記ベッドの周辺の所定範囲の領域が写っている第2監視領域とを特定し、
前記第1監視領域内における頭部領域の検出結果と、前記第2監視領域内における動物体の検出結果とに基づいて、画像毎に監視対象者の状態を検出し、
前記監視対象者の状態が第1状態から第2状態へ変化したとき、前記第1状態と前記第2状態の組み合わせに基づいて、前記監視対象者の状況を特定し、
前記監視対象者の前記状況を示す情報を出力する、
処理をコンピュータに実行させる状況特定プログラム。
(付記12)
前記頭部領域の検出結果は、前記第1監視領域内における前記頭部領域の有無を示し、前記動物体の検出結果は、前記第2監視領域内における動領域の有無を示すことを特徴とする付記11記載の状況特定プログラム。
(付記13)
コンピュータが、
画像内においてベッドが写っているベッド領域を含む第1監視領域と、前記画像内において前記ベッドの周辺の所定範囲の領域が写っている第2監視領域とを特定し、
前記第1監視領域内における頭部領域の検出結果と、前記第2監視領域内における動物体の検出結果とに基づいて、画像毎に監視対象者の状態を検出し、
前記監視対象者の状態が第1状態から第2状態へ変化したとき、前記第1状態と前記第2状態の組み合わせに基づいて、前記監視対象者の状況を特定し、
前記監視対象者の前記状況を示す情報を出力する、
ことを特徴とする状況特定方法。
(付記14)
前記頭部領域の検出結果は、前記第1監視領域内における前記頭部領域の有無を示し、前記動物体の検出結果は、前記第2監視領域内における動領域の有無を示すことを特徴とする付記13記載の状況特定方法。
101 状況特定装置
111 領域特定部
112 状態検出部
113 状況特定部
114 出力部
301 撮像装置
311 画像取得部
312 ベッド領域検出部
313 頭部領域検出部
314 記憶部
321 画像
322 ベッド領域情報
323 頭部領域情報
324 第1監視領域情報
325 第2監視領域情報
326 状態情報
327 状況情報
501、511、512、701、703〜705 領域
502、612、702 ベッド領域
503、513 境界線
601 ベッド
602 テーブル
603 監視対象者
604 腕
606 来床者
611 交点
702 ベッド領域
801 検出領域
1201 第1監視領域
1202 設置可能範囲
1211、1213、1215 位置
1212、1214、1216 矢印
1501、1502、1601〜1603 頭部領域
1511 中心
1701〜1705 状態変化
3701、3702、4301〜4303 状況特定ルール
4501 CPU
4502 メモリ
4503 入力装置
4504 出力装置
4505 補助記憶装置
4506 媒体駆動装置
4507 ネットワーク接続装置
4508 バス
4509 可搬型記録媒体

Claims (12)

  1. 画像内においてベッドが写っているベッド領域を含む第1監視領域と、前記画像内において前記ベッドの周辺の所定範囲の領域が写っている第2監視領域とを特定する領域特定部と、
    前記第1監視領域内における頭部領域の検出結果と、前記第2監視領域内における動物体の検出結果とに基づいて、画像毎に監視対象者の状態を検出する状態検出部と、
    前記監視対象者の状態が第1状態から第2状態へ変化したとき、前記第1状態と前記第2状態の組み合わせに基づいて、前記監視対象者の状況を特定する状況特定部と、
    前記状況特定部が特定した前記状況を示す情報を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする状況特定装置。
  2. 前記頭部領域の検出結果は、前記第1監視領域内における前記頭部領域の有無を示し、前記動物体の検出結果は、前記第2監視領域内における動領域の有無を示すことを特徴とする請求項1記載の状況特定装置。
  3. 前記監視対象者の状態は、前記ベッドへの来訪者の存在を表す来訪状態、前記監視対象者が前記ベッド上に存在することを表す存在状態、又は前記監視対象者が前記ベッド上に存在しないことを表す不在状態のいずれかであり、
    前記状態検出部は、前記第2監視領域内に前記動領域が存在する場合に前記来訪状態を検出し、前記第1監視領域内に前記頭部領域が存在する場合に前記存在状態を検出し、前記第1監視領域内に前記頭部領域が存在しない場合に前記不在状態を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の状況特定装置。
  4. 前記第1監視領域は臥位領域及び座位領域を含み、前記第1監視領域内に前記頭部領域が存在する場合、前記頭部領域の検出結果は、前記頭部領域が前記臥位領域又は前記座位領域のいずれに存在するかを示し、前記存在状態は、前記監視対象者が前記ベッド上に横臥して動いていることを表す動臥位状態、前記監視対象者が前記ベッド上に横臥して動いていないことを表す静止臥位状態、又は前記監視対象者が前記ベッド上に座っていることを表す座位状態のいずれかであり、
    前記状態検出部は、前記臥位領域内に前記頭部領域が存在し、前記第1監視領域内に前記動領域が存在する場合に、前記動臥位状態を検出し、前記臥位領域内に前記頭部領域が存在し、前記第1監視領域内に前記動領域が存在しない場合に、前記静止臥位状態を検出し、前記座位領域内に前記頭部領域が存在する場合に前記座位状態を検出することを特徴とする請求項3記載の状況特定装置。
  5. 前記状況特定部は、前記第1状態が前記動臥位状態であり、前記第2状態が前記座位状態である場合、前記監視対象者の状況は、前記監視対象者が前記ベッド上で起き上がった状況であると判定することを特徴とする請求項4記載の状況特定装置。
  6. 前記状況特定部は、前記第1状態が前記座位状態であり、前記第2状態が前記不在状態である場合、前記監視対象者の状況は、前記監視対象者が単独で前記ベッドから離れた状況であると判定することを特徴とする請求項4又は5記載の状況特定装置。
  7. 前記状況特定部は、前記第1状態が前記来訪状態であり、前記第2状態が前記不在状態である場合、前記監視対象者の状況は、前記監視対象者が前記来訪者とともに前記ベッドから離れた状況であると判定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の状況特定装置。
  8. 前記状態検出部は、所定期間内に撮影された複数の画像それぞれから、前記第1状態と前記第2状態とを含む複数の状態を検出し、前記状況特定部は、前記複数の状態が前記動臥位状態、前記静止臥位状態、及び前記座位状態を含み、前記複数の状態における状態変化の回数が所定回数よりも大きい場合、前記監視対象者の状況は異常行動であると判定することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の状況特定装置。
  9. 前記状態検出部は、第1時刻に撮影された第1画像の前記第1監視領域内における第1頭部領域に対する、前記第1時刻よりも後の第2時刻に撮影された第2画像の前記第1監視領域内における第2頭部領域の相対位置が所定範囲外であり、前記第1頭部領域又は前記第2頭部領域の少なくとも一方が動領域ではない場合、前記第2頭部領域は誤検出であると判定して、前記第2時刻における前記第2頭部領域の検出結果を前記第1時刻における前記第1頭部領域の検出結果に置き換えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の状況特定装置。
  10. 前記状態検出部は、第1時刻に撮影された第1画像の前記第1監視領域内に前記頭部領域が存在し、前記第1時刻よりも後の第2時刻に撮影された第2画像の前記第1監視領域内に前記頭部領域が存在しない場合、前記第2時刻において前記頭部領域は未検出であると判定して、前記第1時刻における前記頭部領域の検出結果を前記第2時刻における前記頭部領域の検出結果として用いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の状況特定装置。
  11. 画像内においてベッドが写っているベッド領域を含む第1監視領域と、前記画像内において前記ベッドの周辺の所定範囲の領域が写っている第2監視領域とを特定し、
    前記第1監視領域内における頭部領域の検出結果と、前記第2監視領域内における動物体の検出結果とに基づいて、画像毎に監視対象者の状態を検出し、
    前記監視対象者の状態が第1状態から第2状態へ変化したとき、前記第1状態と前記第2状態の組み合わせに基づいて、前記監視対象者の状況を特定し、
    前記監視対象者の前記状況を示す情報を出力する、
    処理をコンピュータに実行させる状況特定プログラム。
  12. コンピュータが、
    画像内においてベッドが写っているベッド領域を含む第1監視領域と、前記画像内において前記ベッドの周辺の所定範囲の領域が写っている第2監視領域とを特定し、
    前記第1監視領域内における頭部領域の検出結果と、前記第2監視領域内における動物体の検出結果とに基づいて、画像毎に監視対象者の状態を検出し、
    前記監視対象者の状態が第1状態から第2状態へ変化したとき、前記第1状態と前記第2状態の組み合わせに基づいて、前記監視対象者の状況を特定し、
    前記監視対象者の前記状況を示す情報を出力する、
    ことを特徴とする状況特定方法。
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