JP2018005146A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学部材と撮像素子の間に配置される封止部材の位置決めを確実にすることができ、封止部材の位置規制部の挿入状態を目視で確認することができる。また、封止部材の弾性力増加を回避し経時変化による撮像素子ズレを防止することができる撮像装置を提供すること。【解決手段】撮像装置は、撮像光学系(10)により結像した被写体像を電気信号に変換する撮像素子(7)を支持部材(1)で支持する。光学部材(3)は撮像素子(7)よりも被写体側に配置されて支持部材(1)に取り付けられる。弾性力を有する封止部材(4)は、防塵対策として撮像素子(7)の受光面を包囲する。封止部材(4)に設けた位置規制部(4d)を光学フィルター(3)より前方(Fr)に突出して、支持地板(1)の挿入孔(1g)を貫通する。【選択図】図5
Description
本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置において、撮像素子の封止部材の構造に関する。
撮影画像のデータをメモリに取り込むデジタルカメラは、撮像素子で画像情報を取得する。撮像素子には光軸方向の前方に、入射光の波長を制御する役目をもつ光学フィルターを配置するのが一般的な構成である。また、ガラス板を光学フィルターのように配置した構成も知られている。
撮像素子の撮像面に付着したゴミ等の異物が撮影画像に写り込まないように防ぐために、光学フィルターと撮像素子との間には、ゴム等の弾性材料で形成した封止部材が配置されている。
通常は封止部材の外形を規制して封止部材を保持する方法が採られているが、封止部材が比較的自由に弾性変形するため、保持が困難で作業が煩わしいという問題があった。
そこで、特許文献1では、光学部材を保持部材側に押圧する押圧部に光学部材の外周縁部に挿入し封止部材の位置を決める位置規制部が光学部材より突出しない構成で設けられている。
しかしながら、上記特許文献1に開示された構成では、封止部材の位置規制部先端と保持部材との隙間が少ないため、撮像素子を光学フィルター側に移動させて光学調整を行った際、封止部材の位置規制部先端と保持部材が当接し、封止部材の位置規制部が押圧され弾性力が増加し経時変化により撮像素子ズレが発生すると言った問題がある。
また、封止部材の位置を決める位置規制部が光学部材より突出しない構成で設けられている場合、組み込み作業時に封止部材の位置規制部が光学フィルターの外周縁部に挿入されずに乗り上げてしまい封止部材の位置決まらなくなり、封止部材の押圧部が有効光束範囲に侵入する。また、乗り上げた状態で調整ネジを締め付けると封止部材の位置規制部が押圧され、封止部材の弾性力が増加し経時変化により撮像素子ズレが発生する。更に封止部材の位置規制部の挿入状態を目視で確認することができないと言った問題がある。
そこで、本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、光学部材と撮像素子の間に配置される封止部材の位置決めを確実にすることができ、封止部材の位置規制部の挿入状態を目視で確認することができる。また封止部材の弾性力増加を回避し経時変化による撮像素子ズレを防止することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
撮影光学系を通過した被写体像を電気信号に変換する撮像素子(7)と、該撮像素子(7)を支持する支持部材(1)と、前記撮像素子(7)よりも被写体側に配置された光学部材(3)と、該光学部材(3)と前記撮像素子(7)との間に位置し、前記撮像素子(7)の受光面の周囲を包囲し弾性力を有する封止部材(4)とを備えた撮像装置であって、
前記封止部材(4)は、前記光学部材(3)の外周縁に挿入されて位置を決める位置規制部(4d)を前記光学部材(3)より被写体側に突出させたことを特徴とする。
撮影光学系を通過した被写体像を電気信号に変換する撮像素子(7)と、該撮像素子(7)を支持する支持部材(1)と、前記撮像素子(7)よりも被写体側に配置された光学部材(3)と、該光学部材(3)と前記撮像素子(7)との間に位置し、前記撮像素子(7)の受光面の周囲を包囲し弾性力を有する封止部材(4)とを備えた撮像装置であって、
前記封止部材(4)は、前記光学部材(3)の外周縁に挿入されて位置を決める位置規制部(4d)を前記光学部材(3)より被写体側に突出させたことを特徴とする。
また、前記支持地板(1)は、前記光学部材(3)を支持する支持部(1e)に挿入孔(1g)を有し、前記封止部材(4)の位置規制部(4d)は、前記支持地板(1)の挿入孔(1g)に挿入され貫通することを特徴とする。
本発明に係る撮像装置によれば、光学部材と撮像素子の間に配置される封止部材の位置決めを確実にすることができ、封止部材の位置規制部の挿入状態を目視で確認することができる。また、封止部材の弾性力増加を回避し経時変化による撮像素子ズレを防止することができる。
[実施例1]
以下、本発明に係る実施形態1について図面を参照して説明する。なお、本実施形態1では、撮像装置としてデジタルカメラを取り上げて説明する。各図では、必要に応じてデジタルカメラの撮影方向(被写体側)を前方としてFrで示し、その反対方向を後方としてRrで示している。
以下、本発明に係る実施形態1について図面を参照して説明する。なお、本実施形態1では、撮像装置としてデジタルカメラを取り上げて説明する。各図では、必要に応じてデジタルカメラの撮影方向(被写体側)を前方としてFrで示し、その反対方向を後方としてRrで示している。
図1(a)はデジタルカメラを構成する構成部品の一部を示す斜視図であり、特に撮像素子周辺の構成部品を中心に示している。図1(b)は支持部材の一部を示す拡大図である。図1に示すようにデジタルカメラは、支持地板1、レンズ鏡筒2、光学フィルター3、封止ゴム4、保持板6、撮像素子7、フレキシブル基板8および3本の調整ネジ9で構成されている。
支持地板1(支持部材)は、レンズ鏡筒2および撮像素子7等を支持する。支持地板1には、レンズ鏡筒2を固定する側と対向する位置に撮像素子7を収容する凹状の収容室1aが形成されている。
収容室1a内には、レンズ鏡筒2の撮影光学系10を通過した被写体光線の入射光が通過する開口部1bが形成され、開口部1bの周囲には、光学フィルター3を支持する支持部1eを形成し、支持部1eの4隅部分には光学フィルター3の位置を決める保持部1fが形成されている。
保持部1fの間には、後述する封止ゴム4の位置規制部4dの外形より大きく貫通した挿入孔1gが形成され、封止ゴム4の位置規制部4dが挿入され貫通する。収容室1aの周囲には、調整ネジ9が螺合される3つの雌ネジ部1cが形成され、また光軸方向に沿った複数の有底孔1dが形成されている。光学フィルター3(光学部材)は、撮像素子7の受光面に照射される光のうち高周波ノイズ成分をカットする。
光学フィルター3は、平板状であって、後述する撮像素子7よりも被写体側且つ、支持地板1の収容室1a内の開口部1bの後方の位置に配置され、封止ゴム4によって保持される。光学フィルター3は、支持部材1の保持部1fにより支持地板1に対して位置決めされる。
封止ゴム4(封止部材)は、弾性力を有し、光学フィルター3と撮像素子7との間に配置されゴミ等の異物の侵入を防止する。封止ゴム4は、光学フィルター3の後方の位置で撮像素子7によって支持される。
保持板6(保持部材)は、撮像素子7およびフレキシブル基板8を保持する。保持板6は、平板状であって、撮像素子7のパッケージ全周の一部を収容する開口部6aが形成されている。また、保持板6は、調整ネジ9が挿通される挿通孔6bが形成されていて、調整ネジ9により支持地板1に支持される。
撮像素子7は、レンズ鏡筒2の撮影光学系10を通過した被写体像を電気信号に変換する。撮像素子7は、フレキシブル基板8に半田付けされる。フレキシブル基板8により変換された電気信号を図示しない他の画像処理回路に送信する。
保持板6と、撮像素子7と、フレキシブル基板8とは、予め一体化された状態で組み付けられる。
図2は撮像素子7とフレキシブル基板8とを保持板6に組み付けた状態を前方Frから見た図である。
図2に示すように、撮像素子7のパッケージ全周の一部を保持板6の開口部6aに挿入した状態で、撮像素子7のパッケージと保持板6の開口部6aとの間に接着剤11を塗布することで撮像素子7が保持板6に固定される。撮像素子7の光軸方向の位置調整は、封止ゴム4の弾性力を利用している。
ここで、封止ゴム4の詳細な形状について図3(a)、図3(b)、図4を参照して説明する。
図3(a)は封止ゴム4を斜め前方Frから見た斜視図であり、図3(b)は封止ゴム4を斜め後方Rrから見た斜視図であり、図4は封止ゴム4の縦断面図である。
封止ゴム4は、図3(a)、(b)及び図4に示すように、封止ゴム4は、前方から見ると中央に光学フィルター3の外形よりも小さい開口部4eが形成されている。開口部4eの周縁には、光学フィルター3を当接する第1の押圧部4aが形成されている。
第1の押圧部4aは、光学フィルター3を支持地板1に対して押圧する。第1の押圧部4aと対向する位置には、撮像素子7と当接する第2の押圧部4bが形成されている。第2の押圧部4bは、撮像素子7を光学フィルター3に対して押圧する。第1の押圧部4aと第2の押圧部4bとを繋ぐ部分は、弾性力を有する封止部4cが形成され、封止部4cには、前方Frに突出する4つの位置規制部4dがそれぞれ一体で形成されている。
位置規制部4dの高さHは、光学フィルター3の厚みT(図5(b)参照)より高く設定して、光学フィルター3より前方Frに突出して支持地板1に対応する挿入孔1eにそれぞれ挿入できる外形である。この位置規制部4dは、光学フィルター3の外周縁部3aに挿入され、位置規制部4dが光学フィルター3の外周縁部3aに当接することで、封止ゴム4の第1の押圧部4aが光軸と直行する方向に移動しないように規制される。
封止ゴム4が支持地板1に取り付けられた状態では、封止部4cは、光学フィルター3と撮像素子7との周囲を包囲する態様となり、撮像素子7の受光面に塵などが付着することを防止する。
また、封止ゴム4に光軸方向に沿って第1の押圧部4aと第2の押圧部4bとの距離を縮めるような力が作用したとき、封止部4cは、逆に第1の押圧部4aと第2の押圧部4bとの距離を離間させるような弾性力が働く。
即ち、後述するように保持板6を光軸方向に対して前方Frに移動させると、封止部4cの弾性力によって第1の押圧部4aを介して光学フィルター3を前方Frに付勢し、第2の押圧部4bを介して撮像素子7を光軸方向に対して後方Rrに付勢する。
このような封止ゴム4の封止部4cの弾性力によって、光学フィルター3と封止ゴム4との間および撮像素子7と封止ゴム4との間には常に隙間がなく、光学フィルター3と撮像素子7との間を密閉にし、ゴミ等の異物の侵入を防止している。更に、封止ゴム4の第2の押圧部4bの外縁部には、光軸方向に対して突出する3つの突起状の付勢部4f(突起部)が一体で形成されている。
付勢部4fは、支持地板1と保持板6との間に配置され、支持地板1に対して保持板6を離す方向に付勢する。付勢部4fは、前後方向(光軸方向)に沿った円柱状であって、前後方向に伸縮可能であり、支持地板1に対応する有底孔1dにそれぞれ挿入できる外径である。また、上述したように、支持地板1の有底孔1dと雌ネジ部1cとは互いに隣接させた位置に形成されていることから、封止ゴム4が支持地板1に取り付けられた状態では、各付勢部4fは3つの調整ネジ9と隣接した位置に配設される。
各付勢部4fは、3つの調整ネジ9のねじ込み量を変化させることで、後述するように撮像素子7の光軸方向の位置を微調整したり傾きを微調整したりする役割を有する。
次に、光学フィルター3、封止ゴム4、保持板6、撮像素子7およびフレキシブル基板8を支持地板1に取り付ける場合について図5(a)、図5(b)を参照して説明する。
図5(a)は各構成部品を支持地板1に取り付け、調整ネジ9を締結する前の状態を示す断面図であり、図5(b)は封止構造の位置規制部を示す詳細図である。なお、図5(a)、図5(b)は封止ゴム4の上端から突出する付勢部4fの中心を通るように切断した縦断面図である。
図5(a)、図5(b)に示すように、光学フィルター3と、封止ゴム4と、撮像素子7およびフレキシブル基板8を保持した保持板6と、を順番に支持地板1の収容室1a内に組み付けていく。このとき、封止ゴム4の各位置規制部4dを光学フィルター3の外周縁部3aに挿入し、更に支持地板1の対応する挿入孔1gを貫通する。このように貫通させることで、封止ゴム4の位置規制部4dを確実に光学フィルター3の外周縁部3aに挿入することができ、封止ゴム4の位置規制部4dの挿入状態を目視で確認することができる。また、封止ゴム4の各付勢部4fを支持地板1の対応する有底孔1d内に挿入する。
その後、各調整ネジ9を、保持板6の各挿通孔6bに挿通させ、対応する雌ネジ部1cに締結する。調整ネジ9が各雌ネジ部1cに締結され、各構成部品が支持地板1に組み付けられた状態の縦断面図を図6に示す。
図6に示すように、封止ゴム4の第1の押圧部4aと光学フィルター3との間および封止ゴム4の第2の押圧部4bと撮像素子7との間には隙間がない状態であって、封止ゴム4の封止部4cによって光学フィルター3と撮像素子7の周囲が囲まれている。また、封止ゴム4の付勢部4fの先端は支持地板1の有底孔1cの底面に当接し、封止ゴム4の付勢部4fの基端は保持板6に当接している。
次に、支持地板1に各構成部品を組み付けた状態において、撮像素子7の受光面が光軸方向に対して位置がズレている場合や直交していない場合において、撮像素子を光軸方向に位置調整したり傾き調整したりする方法について説明する。
本実施形態では、調整ネジ9のねじ込み量を変化させることで、撮像素子7の位置調整および傾き調整を行うことができる。まず、図6に示す状態から、3つの調整ネジ9を各雌ネジ部1cに対してねじ込み量が増加する方向に回動させる。すると、各調整ネジ9が保持板6の各挿通孔6bを介して、保持板6全体を光軸方向に対して前方Fr(撮影光学系に近接する方向)に移動する。
このとき、封止ゴム4の付勢部4fは、保持板6により押圧されることで、光軸方向に対して縮小し径方向に拡大するように変形する。この変形により封止ゴム4の付勢部4fには、保持板6を後方に付勢する方向の弾性力が発生する。また、封止ゴム4の封止部4cも封止ゴム4の第2の押圧部4bを介して撮像素子7により押圧されることで、外周に広がる方向に撓みながら光軸方向に変形する。この変形により封止ゴム4の封止部4cを介して光学フィルター3を前方に付勢し、封止ゴム4の第2の押圧部4bを介して撮像素子7を後方に付勢する方向の弾性力が発生する。
このとき、封止ゴム4の位置規制部4dは、支持地板1の挿入孔1eを貫通させているので、封止ゴム4の位置規制部4dの弾性力が加わることがなくなり経時変化による撮像素子ズレを防止することができる。
一方、図6に示す状態から、3つの調整ネジ9を各雌ネジ部1cに対してねじ込み量が減少する方向に回転させる。すると、各調整ネジ9が後方Rr(撮影光学系から離間する方向)に移動する。このとき、封止ゴム4の付勢部4fおよび封止部4cには保持板6を後方に付勢する方向の弾性力が発生しているので、これらの弾性力が保持板6を、各調整ネジ9に当接させる方向に付勢する。したがって、3つの調整ネジ9によって減少したねじ込み量に応じて、保持板6全体が光軸方向に対して後方に移動する。
なお、3本の調整ネジ9のねじ込み量を増加させるように回転させた場合、封止ゴム4の第1の押圧部4aと封止部4cとに発生する弾性力は、封止ゴム4の付勢部4dに発生する弾性力よりも小さくなるように構成されている。したがって、3本の調整ネジ9のねじ込み量を変化させて保持板6を光軸方向に移動させても封止ゴム4の付勢部4dに発生する弾性力のみで撮像素子7の光学調整を行うことになる。そのため、光学フィルター3の保持および光学フィルター3と撮像素子7との間の密閉構造を保つことができる。
このように各調整ネジ9のねじ込み量を増加および減少するように回転させると、保持板6に保持された撮像素子7も光軸方向に対して前方および後方に移動することから、撮像素子7の位置調整を行うことができる。また、3つの調整ネジ9のうち一つずつねじ込み量を変化させることで、保持板6の傾きを調整することができる。
上述したように、封止ゴム4の位置規制部4dを光学フィルター3より前方Frに突出して、支持地板1の挿入孔1gを貫通することで、封止ゴム4の位置規制部4dを確実に光学フィルター3の外周縁部3aに挿入することができると共に、封止ゴム4の位置規制部4dの挿入状態を目視で確認することができる。また、封止ゴム4の位置規制部4dに弾性力が加わることがなくなり経時変化による撮像素子ズレを防止することができる。
[実施例2]
以下、本発明に係る実施形態2について、図7、図8(a)、図8(b)を参照して説明する。
以下、本発明に係る実施形態2について、図7、図8(a)、図8(b)を参照して説明する。
図7は支持部材の収容室を示す部分斜視図であり、図8(a)は各構成部品を支持地板1に取り付け、調整ネジ9を締結する前の状態を示す断面図であり、図8(b)は封止構造の位置規制部を示す詳細図である。なお、図8(a)、図8(b)は、封止ゴム4の上端から突出する付勢部4fの中心を通るように切断した縦断面図である。
機械的構造は上記実施形態1のものと同じであるから、実施形態1に示した構造要素と同じものは図7、図8(a)、図8(b)においても図1から図6と同じ符号で示し、これらの構造要素についてはその説明を省略する。また、本発明の実施形態2における動作も、上記実施形態1と同じなのでその説明も省略する。
上記実施形態と1と異なる構成は、図7、図8(a)、図8(b)示すように、支持部材1の保持部1fを、挿入孔1gと向き合う内側に形成し、光学フィルター3の外周縁部3aを覆う構成にする。また、支持部材1の保持部1fの外周縁部1hに封止ゴム4の位置規制部4dを挿入する構成にしたことのみである。
上述したように、支持部材1の保持部1fで光学フィルター3の外周縁部3aを覆うことで、実施形態1の効果に加え、支持地板1の挿入孔1gから侵入する光線を遮蔽することができる。なお、上述した実施形態では、光学フィルター3は支持部材1の四隅或いは短辺、長辺方向に保持部1fを形成した構成のみ説明したが、この場合に限られず、全周に保持部1fを形成する構成にしてもよい。
[実施例3]
以下、本発明に係る実施形態3について、図9(a)、図9(b)を参照して説明する。
以下、本発明に係る実施形態3について、図9(a)、図9(b)を参照して説明する。
図9(a)は各構成部品を支持地板1に取り付け、調整ネジ9を締結する前の状態を示す断面図であり、図9(b)は封止構造の位置規制部を示す詳細図である。なお、図9(a)、図9(b)は、封止ゴム4の上端から突出する付勢部4fの中心を通るように切断した縦断面図である。
機械的構造は上記実施形態1のものと同じであるから、実施形態1に示した構造要素と同じものは図9(a)、図9(b)においても図1から図6と同じ符号で示し、これらの構造要素についてはその説明を省略する。また、本発明の実施形態2における動作も、上記実施形態1と同じなのでその説明も省略する。
上記実施形態と1と異なる構成は、図9(a)、図9(b)示すように、支持部材1の挿入孔1gを貫通孔から底面を有する凹形状し、封止ゴム4の位置規制部4dを挿入する構成にしたことのみである。
上述したように、支持部材1の挿入孔1gに底面を有する凹形状にすることで、封止ゴム4の位置規制部4dを確実に光学フィルター3の外周縁部3aに挿入することができる。また、封止ゴム4の位置規制部4dに弾性力が加わることがなくなり経時変化による撮像素子ズレを防止することができる。
1 支持地板(支持部材)、1e 支持部、1f 保持部、1g 挿入孔、
3 光学フィルター(光学部材)、1h,3a 外周縁部、4 封止ゴム(封止部材)、
4a 第1の押圧部、4b 第2の押圧部、4c 封止部、4d 位置規制部、
4f 付勢部、6 保持板(保持部材)、7 撮像素子、11 接着剤
3 光学フィルター(光学部材)、1h,3a 外周縁部、4 封止ゴム(封止部材)、
4a 第1の押圧部、4b 第2の押圧部、4c 封止部、4d 位置規制部、
4f 付勢部、6 保持板(保持部材)、7 撮像素子、11 接着剤
Claims (7)
- 撮影光学系を通過した被写体像を電気信号に変換する撮像素子(7)と、該撮像素子(7)を支持する支持部材(1)と、前記撮像素子(7)よりも被写体側に配置された光学部材(3)と、該光学部材(3)と前記撮像素子(7)との間に位置し、前記撮像素子(7)の受光面の周囲を包囲し弾性力を有する封止部材(4)とを備えた撮像装置であって、
前記封止部材(4)は、前記光学部材(3)の外周縁に挿入されて位置を決める位置規制部(4d)を前記光学部材(3)より被写体側に突出させたことを特徴とする撮像装置。 - 前記支持地板(1)は、前記光学部材(3)を支持する支持部(1e)に挿入孔(1g)を有し、前記封止部材(4)の位置規制部(4d)は、前記支持地板(1)の挿入孔(1g)に挿入され貫通することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記支持地板(1)は、前記光学部材(3)を支持する支持部(1e)に挿入孔(1g)を有し、前記封止部材(4)の位置規制部(4d)は、前記支持地板(1)の挿入孔(1g)に挿入することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記挿入孔(1g)と向い合う内側に、前記光学部材(3)の位置を決める保持部(1f)を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記光学部材(3)は、前記撮像素子(7)の受光面に照射される光のうち高周波ノイズ成分をカットする光学フィルターで有ることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記封止部材(4)は、前記光学部材(3)を前記支持部材(1)に対して押圧する第1の押圧部(4a)と、前記撮像素子(7)を前記光学部材(3)に対して押圧する第2の押圧部(4b)と、該第1の押圧部4aと該第2の押圧部4bとを繋ぐ弾性力を有する封止部(4c)を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記撮像素子(7)が取り付けられる保持部材を備え、前記封止部材(4)は、前記支持部材(1)と前記保持部材(6)との間に位置し、前記支持部材(1)に対して前記保持部材(6)が離れる方向に付勢する付勢部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の撮像装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020052272A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
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2016
- 2016-07-08 JP JP2016135547A patent/JP2018005146A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020052272A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
JP7163121B2 (ja) | 2018-09-27 | 2022-10-31 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
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