JP2018004359A - 光学測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光部及び受光部に傷や汚れが付き、経年劣化により測定精度が低下することを回避し得ると共に携帯性に優れる光学測定装置を提供する。
【解決手段】光学測定装置(1)は、発光部(11a)からの光を測定対象(M)に照射することにより測定対象(M)からの光を受光部(11b)にて受光して測定対象(M)の特性を測定する。発光部(11a)及び受光部(11b)を具備する測定本体部(10)と、測定本体部(10)を収容する筐体(20)とが設けられている。測定対象(M)の非測定時には発光部(11a)及び受光部(11b)が外部に対して非露出となるように筐体(20)に収容されている。測定対象(M)の測定時には発光部(11a)及び受光部(11b)が外部に露出するように筐体(20)に対して移動可能になっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光部からの光を測定対象に照射することにより測定対象からの光を受光部にて受光して測定対象の特性を測定する光学測定装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1〜3に開示されている光学測定装置が知られている。
特許文献1に開示されている画像解析装置100は、図10に示すように、可視光を発光する発光素子111及び非可視光を発光する発光素子112を含む照明部110と、照明部110から照射された照射光が解析対象である肌観測エリア101にて反射されることに生じる反射光を撮像する撮像部としてのカメラ102とを備えている。画像解析装置100は、これにより、肌の解析に適した画像を効率よく取得できるようになっている。
また、特許文献2に開示されている分光分析装置200は、図11(a)に示すように、筐体201がペン型になっており、片手の操作・測定が可能なように、筐体201には、操作ボタン202と測定結果を表示する表示パネル203とが側面部に配置されている。上記分光分析装置200では、図11(b)に示すように、発光ダイオードによる光源212から出た特定波長の光は、変調回路を有する投光部212を介して変調され、開口部204から外部へと出て行く。そして、被測定対象物220に光が照射され、被測定対象物220からの反射光が再び開口部204を通して入光し、復調回路を有する受光部213にて復調されることにより、分光分析装置200は被測定対象物220の情報を取得する。尚、分光分析装置200では、アクリル板等の透明部品で開口部204をカバーすることにより、開口部204から分光分析装置200の内部にゴミ等が入らないようにしている。
さらに、特許文献3に開示されている測定装置300は、図12(a)に示すように、蛍光増白試料からなる測定試料310を紫外強度が互いに異なる第1照明光及び第2照明光にて照明する照明部301・302と、測定試料310からの放射光を受光して分光分布を測定する受光部303と、受光部303にて測定試料310の第1分光特性及び第2分光特性を求めると共に、それら第1分光特性及び第2分光特性と、測定試料310を環境光で照明したときの分光特性とを合成した合成分光特性を求める制御処理部304とを備えている。
上記測定装置300では、図12(b)に示すように、試料台板321と本体を取り付けた測定装置台板322とが軸323を中心に回転可能に結合されていると共に、測定装置300の非測定時においては、測定装置台板322が上がった状態となっている。
このため、測定時においては、測定装置台板322が上がっている状態で、試料台板321を測定試料310に載置することにより、測定試料310の所望の測定領域を試料台板321の試料開口321aを通して視認することができる。そして、所望の測定領域を試料開口321aから臨んでいる状態で測定装置台板322を閉じることにより、測定装置300は図12(a)の状態になる。この結果、測定装置300では、測定試料310の所望の領域を測定すべく、容易に位置決めできるものとなっている。
特開2015−135659号公報(2015年7月27日公開) 特開2007−255918号公報(2007年10月4日公開) 特開2012−26962号公報(2012年2月9日公開)
しかしながら、前記特許文献1〜3に開示された従来の光学測定装置では、検知部を筐体から出し入れすることにより、不使用時に検知部を保護するという概念が記載されていない。
この結果、従来の光学測定装置では、非測定時にも発光部及び受光部が外部に露出するので、発光部及び受光部に傷が付き、経年劣化により測定精度が低下するという問題を有している。
尚、特許文献2に開示されているペン型の分光分析装置200では、開口部204をアクリル板等の透明部品でカバーしている。しかし、カバーは常時外部に露出しているので、カバー自体に傷が付き、経年劣化により測定精度が低下することになる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、発光部及び受光部に傷や汚れが付き、経年劣化により測定精度が低下することを回避し得ると共に携帯性に優れる光学測定装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様における光学測定装置は、発光部からの光を測定対象に照射することにより測定対象からの光を受光部にて受光して測定対象の特性を測定する光学測定装置において、上記発光部及び受光部を具備する測定本体部と、
上記測定本体部を収容する筐体とが設けられていると共に、上記測定対象の非測定時には上記発光部及び受光部が外部に対して非露出となるように上記筐体に収容されている一方、上記測定対象の測定時には上記発光部及び受光部が外部に露出するように上記筐体に対して移動可能になっていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、発光部及び受光部に傷や汚れが付き、経年劣化により測定精度が低下することを回避し得ると共に携帯性に優れる光学測定装置を提供するという効果を奏する。
(a)は、本発明の実施の形態1における光学測定装置の構成を示すものであって、測定時において測定本体部を筐体から引き出した状態の光学測定装置の構成を示す断面図であり、(b)は、非測定時において測定本体部を筐体に収容した状態の光学測定装置の構成を示す断面図である。 (a)は、測定時において測定本体部を筐体から引き出した状態の光学測定装置の構成を示す透視斜視図であり、(b)は、非測定時において測定本体部を筐体に収容した状態の光学測定装置の構成を示す透視斜視図である。 上記光学測定装置の測定時における発光部と測定対象と受光部との配置関係を示す側面図である。 本発明の実施の形態2における光学測定装置の構成を示すものであって、非測定時において測定本体部を筐体に収容したときの標準白板と発光部及び受光部との配置関係を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における光学測定装置の構成を示すものであって、測定時における2つの発光部と受光部との配置関係を示す断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態4における光学測定装置の構成を示すものであって、非測定時において測定本体部に具備された光学部を筐体に収容した状態の光学測定装置の構成を示す断面図であり、(b)は、測定時において測定本体部を回転させて発光部及び受光部を外部に露出させた状態の光学測定装置の構成を示す断面図である。 上記実施の形態5における光学測定装置の変形例の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態5における光学測定装置の構成を示すものであって、非測定時において測定本体部に具備された光学部を筐体に収容した状態の光学測定装置の構成を示す断面図である。 (a)は、本発明の実施の形態6における光学測定装置の構成を示すものであって、非測定時において測定本体部に具備された光学部を筐体に収容した状態の光学測定装置の構成を示す断面図であり、(b)は、測定時において測定本体部を回転させて発光部及び受光部を外部に露出させて測定対象に当接した状態の光学測定装置の構成を示す断面図である。 従来の光学測定装置としての画像解析装置の構成を示す断面図である。 (a)は、従来の他の光学測定装置としての分光分析装置の構成を示す斜視図であり、(b)は、上記分光分析装置の内部構造を示す模式図である。 (a)は、従来のさらに他の光学測定装置としての測定装置における測定時の構成を示す断面図であり、(b)は、上記測定装置における非測定時の状態を示す断面図である。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施の形態を図1〜図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
(光学測定装置の全体構成)
本実施の形態における光学測定装置1の全体構成を、図2(a)及び図2(b)に基づいて説明する。図2(a)は、測定時において測定本体部10を筐体20から引き出した状態の光学測定装置1の構成を示す透視斜視図である。図2(b)は、非測定時において測定本体部10を筐体20に収容した状態の光学測定装置1の構成を示す透視斜視図である。
本実施の形態の光学測定装置1は、図2(a)に示すように、測定本体部10と筐体20とによって構成されている。
本実施の形態では、上記発光部11a及び受光部11bを収納する測定本体部10は、概略直方体形状をなし、筐体20に対して平行移動することにより、図2(b)に示すように、筐体20に収容されるようになっている。一方、測定対象Mの測定時には、測定本体部10を筐体20から引き出すことにより、図2(a)に示すように、発光部11a及び受光部11bを外部に露出させて測定本体部10を測定可能な状態になっている。尚、図2(a)に示すように、測定本体部10を筐体20から引き出したときには、例えば、図示しないロック機構にて、測定本体部10が筐体20から分離して落下等しないようになっていると共に、図2(b)に示すように、測定本体部10の筐体20への収容状態においても図示しないロック機構にて、容易に測定本体部10が筐体20から引き出されないようになっている。
本実施の形態の筐体20は、一端に開口部20aを有する筒状体にてなっている。したがって、筐体20は、開口部20a側に測定本体部10を収容できる空間を有していると共に、その奥方には、光学部11を電気的に制御する制御部21が備えられている。また、筐体20の一部の面(図2では上面)に表示部22が設けられている。
上記制御部21は、例えば、内部に図示しない制御電源を備えている。この制御電源を、光学測定装置1の電源として用いる。尚、本実施の形態の光学測定装置1では、電源は制御部21に格納されている。しかし、必ずしもこれに限らず、測定本体部10又は筐体20以外の外部に設けられた外部電源を使用することが可能である。これにより、光学測定装置1の軽量化を図ることができる。
また、制御部21は、表示部22及び光学部11の制御を行っている。具体的には、制御部21は、光学部11が測定対象Mの特性を計測した結果のデータを、光学部11から受け取り、そのデータを図示しないメモリに格納する。また、制御部21は、その結果のデータを表示部22に送信する。
上記表示部22は、制御部21から受け取った、測定対象Mの特性を計測した結果のデータを画面に表示する。本実施の形態では、表示部22は、測定対象Mを測定する際に測定本体部10とは異なる位置であって、外部から視認可能な筐体20の一面に設けられている。このため、表示部22が測定対象Mに覆われることがないため、測定と同時にその結果をモニタすることができる。
ここで、上記制御部21からは光学部11及び表示部22に向かって電気配線23が延びている。本実施の形態では、測定本体部10が筒状体の筐体20に出し入れされるので、電気配線23の長さは、測定時に光学部11が露出されるように測定本体部10が外に引き出し可能とする長さに設定されている。また、測定本体部10が筐体20に収容された状態では、電気配線23は折り畳まれ、測定本体部10の収容に支障がないようになっている。
(光学部の構成)
光学部11の構成について、図2(a)及び図3に基づいて説明する。図3は、光学測定装置1の測定時における発光部11aと測定対象Mと受光部11bとの配置関係を示す側面図である。
本実施の形態では、図2(a)に示すように、測定本体部10は、発光部11aと受光部11bとからなる光学部11を上面に備えており、発光部11aからの光を測定対象Mに照射することにより測定対象Mからの光を受光部11bにて受光して測定対象Mの特性が測定できるようになっている。尚、本実施の形態では、測定本体部10において、発光部11a及び受光部11bが直接外部に露出している。しかし、必ずしもこれに限らず、例えば、発光部11a及び受光部11bと測定対象Mとの間に窓部が設けられており、かつその窓部に図示しない透光部材が設けられている構成であってもよい。
発光部11aは図示しない発光素子を備えていると共に、受光部11bは図示しない受光素子を備えている。したがって、光学部11では、図3に示すように、発光部11aの図示しない発光素子から光を出射し、その光が測定対象Mに照射され、測定対象Mの反射・散乱光が、受光部11bの図示しない受光素子に入射する。
発光素子は、測定対象Mの特性測定に必要な適切な波長成分を備えた照射光の光源である。発光素子31としては、半導体発光素子(LED)や有機EL、半導体レーザ等の種々の光源が使用できる。以下に、半導体発光素子(LED)を例に説明する。例えば、可視光域での反射率を測定する場合には、少なくとも400nmから700nm程度までの波長帯域で発光する白色LEDを選択することができる。また、近赤外領域反射率を測定するために、近赤外領域で発光するLEDを選択することも可能である。さらに、紫外光や近紫外光を励起光源として、測定対象Mにおいて励起される可視光や赤外光を分光する場合には、紫外発光LEDや近紫外発光LEDを使用することができる。複数のLEDを使用することも可能である。
白色LEDとしては、380nm以上かつ450nm未満の波長領域に発光ピークを有する自発光LEDチップと、自発光LEDチップの出力光により励起されて青色光を発する少なくとも1種類の青色発光蛍光体と、自発光LEDチップの出力光により励起されて緑色光を発する少なくとも1種類の緑色発光蛍光体と、自発光LEDチップの出力光により励起されて赤色光を発する少なくとも1種類の赤色発光蛍光体とを備えることが好ましい。また、自発光LEDチップの出力光により励起されて、680nm以上780nm未満の波長領域をピークとして発光する1種類以上の遠赤色発光蛍光体を備えることも可能である。緑色発光蛍光体と赤色発光蛍光体の組合せの代わりに、黄色発光蛍光体を用いてもよい。
受光素子の例としては、フォトダイオード、イメージセンサ及び分光センサ等が挙げられる。フォトダイオードは、測定対象Mからの反射・散乱光から材質や透明度等の表面状態情報等を推定する。イメージセンサは、反射・散乱光の分布測定により表面形状等を推定する。分光センサは、反射・散乱光を基に測定対象Mの成分、又は測定対象Mに含まれる混入物等を推定する。
(測定対象の特性の測定方法)
次に、本実施の形態の保管時を想定した光学測定装置1による測定対象Mの特性の計測方法について、図1(a)及び図1(b)に基づいて説明する。図1(a)は、本実施の形態における光学測定装置1の構成を示すものであって、測定時において測定本体部10を筐体20から引き出した状態の光学測定装置1の構成を示す断面図である。図1(b)は、非測定時において測定本体部10を筐体20に収容した状態の光学測定装置1の構成を示す断面図である。尚、図1(a)及び図1(b)においては、電気配線23を省略している。
本実施の形態の光学測定装置1では、図1(b)に示すように、測定本体部10は筐体20に収容されている。したがって、本実施の形態の光学測定装置1を用いて測定対象Mの特性を計測するときは、先ず、図1(a)に示すように、測定本体部10を筐体20からスライド移動つまり摺動させて、該測定本体部10を筐体20から引き出す。これにより、光学部11における発光部11a及び受光部11bが上向きに外部に露出する。
次いで、この状態で、測定対象Mと光学部11とを互いに近づける。そして、図示しない操作スイッチをオンする。これにより、発光部11aの図示しない発光素子から光が測定対象Mに向かって照射される。その光は、測定対象Mに当たって反射・散乱し、受光部11bの図示しない受光素子に向かって入射する。受光素子がその光を検出し、受光素子が検出した測定結果は制御部21の図示しないメモリに格納される。制御部21は、受光素子が検出した測定結果から各種の特性値を算出する。尚、特性とは、例えば、測定結果から得られる測定対象Mの定性的な特性や定量的な特性をいう。
次いで、測定対象Mの測定が終了したときには、図1(b)に示すように、測定本体部10を筐体20に押し込む。これにより、測定本体部10が、筐体20の内部に一体的に収容される。この状態で、光学測定装置1を保管しておくことにより、光学部11の発光部11a及び受光部11bは外部に露出することなく、筐体20の内部の暗がりの中で保たれる。したがって、光学部11の発光部11a及び受光部11bに傷や汚れが付くことはなく、また、太陽光等の自然光にも晒されないので、経年劣化により測定精度が低下することを回避することができる。
このように、本実施の形態における光学測定装置1は、発光部11a及び受光部11bを具備する測定本体部10と筐体20とで構成されており、発光部11aからの光を測定対象Mに照射することにより測定対象Mからの光を受光部11bにて受光して測定対象Mの特性を測定する装置である。測定対象Mの非測定時には発光部11a及び受光部11bが外部に対して非露出となるように測定本体部10を筐体20に収容可能である。一方、測定対象Mの測定時には発光部11a及び受光部11bが外部に露出するように筐体20に対して摺動可能になっている。
このように、本実施の形態では、測定対象Mの測定時にのみ測定本体部10が筐体20に対して移動して発光部11a及び受光部11bが外部に露出される一方、測定対象Mの非測定時には、測定本体部10が筐体20に収容され、外部に対して非露出となる。
したがって、発光部11a及び受光部11bに傷や汚れが付き、経年劣化により測定精度が低下することを回避し得ると共に携帯性に優れる光学測定装置1を提供することができる。
ここで、特に、本実施の形態の光学測定装置1では、測定本体部10が筐体20と一体化して、測定本体部10が保管時に筐体20に収納され、測定時に測定本体部10を外に出せるようになっている。仮に、測定本体部10が筐体20に対して分離可能となっている場合には、測定本体部10が紛失の虞があるが、本実施の形態の光学測定装置1では、筐体20から十分に測定本体部10を摺動させたとしても容易に分離・脱落しないように図示しないロック機構により測定本体部10と筐体20とが組み合わされているので、その問題は解消される。
また、本実施の形態における光学測定装置1では、筐体20の一面に測定結果を表示する表示部22が設けられている。これにより、測定との一連の操作で表示部22にて測定結果を確認することができる。
また、本実施の形態における光学測定装置1は、筐体20に発光部11a及び受光部11bを電気的に制御する制御部21が設けられている。これにより、測定本体部10の軽量化を図ることができる。この結果、測定対象Mの測定時に測定本体部10を筐体20からスライド移動して引き出す場合に、測定本体部10を筐体20から容易に移動することができる。また、筐体20の一面に表示部22を設けた場合には、図2に示す制御部21から表示部22への電気配線23の引き回し距離を短くすることができる。
また、本実施の形態における光学測定装置1は、発光部11a及び受光部11bに電気を供給する電源部を筐体20及び測定本体部10の外部に設けることも可能である。
これにより、筐体20及び測定本体部10の軽量化を図ることができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態を図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の光学測定装置2は、前記実施の形態1の光学測定装置1の構成に比べて、光学部11の校正を行うための標準白板が筐体20の内部に設けられている点が異なっている。
本実施の形態の光学測定装置2の構成を、図4に基づいて説明する。図4は、本実施の形態における光学測定装置2の構成を示すものであって、測定本体部10を筐体20に収容したときの標準白板24と発光部11a及び受光部11bとの配置関係を示す断面図である。尚、図4においては、電気配線23を省略している。
本実施の形態の光学測定装置2では、図4に示すように、発光部11a及び受光部11bを備えており、素子別の経時変化や測定環境の影響をなくすため、精度の高い測定のためには測定対象Mの実測定の前にバックグラウンドを計測して校正することが望ましく、その時に利用される標準資料としての一例が標準白板24である。ここで、バックグラウンド信号とは、外光がない状態での受光素子のベースとなる信号を意味する。標準白板24の反射面の材料としては、例えば白色顔料材等が挙げられる。
標準白板24による校正作業は、上述したように、測定対象Mを測定する前に行われるものであり、通常では、別途に用意した標準白板24を測定対象Mに代えて該標準白板24を測定する。標準白板24が例えば直径5cm程度のプレートからなっている場合、紛失する虞や、標準白板24に傷や汚れが付く虞がある。また、標準白板24は校正用のものなので基本的に交換がないことが望ましい。
これに対して、本実施の形態の光学測定装置2は、図4に示すように、測定本体部10が筐体20に収容されているときの、筐体20における発光部11a及び受光部11bの対向位置に標準白板24が設けられている。
この結果、本実施の形態では、受光部11bの校正を行う場合には、測定本体部10を筐体20から引き出して発光部11a及び受光部11bを外部に露出させることなく、測定本体部10が筐体20に収容されている状態において、何時でも標準白板24を用いて行うことができる。この結果、利便性の高い光学測定装置2を提供することができる。
また、標準白板24は筐体20内部に設けられているので、標準白板24を紛失することが無い。また、標準白板24は外部に露出していないので、標準白板24の表面に傷や汚れが生じることを抑えることができる。したがって、精度の高い測定を長期間にわたって行うことができる。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施の形態を図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。尚、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1及び実施の形態2と同じである。また、説明の便宜上、前記実施の形態1及び実施の形態2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の光学測定装置3は、前記実施の形態1の光学測定装置1の構成に比べて、光学部11には、発光部11aに加えて発光部11aとは異なる波長の光を出射する発光部11cが設けられている点が異なっている。
本実施の形態の光学測定装置3の構成について、図5に基づいて説明する。図5は、本実施の形態における光学測定装置3の構成を示すものであって、測定時における2つの発光部11a・11cと受光部11bとの配置関係を示す断面図である。尚、図5においては、電気配線23を省略している。
本実施の形態の光学測定装置3は、図5に示すように、互いに異なる波長の光を前記測定対象に照射する複数の発光素子を備えた発光部11a・11cを備えている。
例えば、発光部11aは赤外波長域の光を出射する図示しない発光素子を備えていると共に、発光部11cは白色波長域の光を出射する図示しない発光素子を備えることが可能である。これにより、発光部11aと発光部11cとは互いに波長域が異なる光を出射するので、測定対象Mについて詳細な特性の測定を行うことができる。
例えば、特許文献1に記載されているように、測定対象Mが人の肌である場合において、ヘモグロビンは波長650nm付近の赤色光よりも波長550nm付近の緑色光を多く吸収する性質がある。そこで、これら2つの波長の光を用いて反射光強度を測定すると、ヘモグロビンを多く含む物質では、緑色光の反射が赤色光の反射よりも相対的に大きく低下する。このことを用いて、ヘモグロビンの有無や量を測定することができる。メラニン色素についても、波長950nm付近の近赤外光と、波長650nm付近の赤色光を用いて同様の測定ができる。
また、例えば、発光部11aは赤外波長域又は白色の光を出射する図示しない発光素子を備えていると共に、発光部11cは紫外波長域の光を出射する図示しない発光素子を備えているとすることが可能である。
この場合には、例えば、照射光としての紫外光に励起される蛍光による物質の識別を行うことが可能となる。
尚、この場合、本実施の形態の光学測定装置3では、人体への危険性の高い紫外光の誤出射を避けるため発光部11aの発光素子を発光して測定対象Mが存在していることを反射光の光量によって確認できた場合のみ発光部11cの発光素子を発光するシーケンスとすることができる。すなわち、本実施の形態では、受光部11bにて発光部11aからの光の照射による測定対象Mからの反射光がない場合は、危険な紫外光の照射はしないようになっている。
ここで、本実施の形態の図5では、発光部11a・受光部11b及び発光部11cは直線状に配されたものとなっている。しかし、本発明では、発光部11a・受光部11b及び発光部11cの配設方法は必ずしもこれに限らず、例えば、上から見た場合に3角形の頂点位置に発光部11a・受光部11b及び発光部11cがそれぞれを配置されているとすることも可能である。
このように、本実施の形態の光学測定装置3では、例えば1つの発光素子は可視光を出射し、他の1つの発光素子は紫外光が赤外光等の可視光とは異なる波長の光を出射する。この結果、本実施の形態の光学測定装置3では、測定対象Mに照射する光の波長を変更することにより、測定対象Mについて、各種の異なる特性を一度に又は連続して測定することが可能となる。
尚、本実施の形態では、複数の発光素子としてLEDを並べて使用しているが、必ずしもこれに限らず、例えば、半導体レーザを並べて使用することができることも、LEDと半導体レーザとを組み合わせて使用することも可能である。有機EL等その他の光源による組み合わせも可能である。
〔実施の形態4〕
本発明のさらに他の実施の形態を図6及び図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜3と同じである。また、説明の便宜上、前記実施の形態1〜3の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態1〜3の光学測定装置1〜3における測定本体部10は直方体を一例として形成され、筐体20に直線的にスライドつまり摺動することで説明した。これに対して、本実施の形態の光学測定装置4は、測定本体部30は断面が円形からなり、光学部11が中心軸の回りに回転移動機構になっている点が異なっている。
本実施の形態の光学測定装置4の構成を、図6(a)及び図6(b)に基づいて説明する。図6(a)は、本実施の形態における光学測定装置4の構成を示すものであって、非測定時において測定本体部30に具備された光学部11を筐体20に収容した状態の光学測定装置4の構成を示す断面図である。図6(b)は、測定時において測定本体部30を回転させて発光部11a及び受光部11bを外部に露出させた状態の光学測定装置4の構成を示す断面図である。尚、図6(a)及び図6(b)においては、電気配線23を省略している。
本実施の形態の光学測定装置4では、図6(a)及び図6(b)に示すように、測定本体部30は、測定対象Mの測定時に発光部11a及び受光部11bを、筐体20の開口部20aを介して外部に露出させるように、筐体20に対して回転可能になっている。
詳細には、測定本体部30は、断面円形になっており、円の中心の回りに光学部11が回転移動できるようになっている。そして、発光部11a及び受光部11bは、円の外周近傍に取り付けられている。
この結果、測定対象Mの非測定時には、測定本体部30の発光部11a及び受光部11bは、筐体20の上面壁の裏面に対向し、外部に露出されない状態となっている。尚、本実施の形態では、測定対象Mの非測定時には、測定本体部30の発光部11a及び受光部11bは、筐体20の上面壁の裏面に対向しているが、必ずしもこれに限らない。例えば、筐体20の上面壁の裏面に対向する必要はなく、これ以上の角度で回転させ、例えば、発光部11a及び受光部11bを開口部20aとは180°反対の方向に向くように回転させることも可能である。
一方、測定対象Mの測定時には、測定本体部30を筐体20に対して回転させることにより、発光部11a及び受光部11bが開口部20aを介して外部に露出する。すなわち、発光部11a及び受光部11bが筒状体からなる筐体20の開口部20aの方向(図6(b)における右方向)に向く。
このため、測定対象Mを発光部11a及び受光部11bの近傍に近づけることによって、測定対象Mを測定することができる。
この結果、本実施の形態の光学測定装置4では、測定本体部30を筐体20に対してスライド移動させるのではなく、測定本体部30を筐体20に対して回転することにより、
光学部11を外部に回転移動させることによって、発光部11a及び受光部11bを、開口部20aを介して外部に露出させることができる。
このような構造においても、光学部11が筐体20の内部に収納されることによって、発光部11a及び受光部11bに傷や汚れが付くことによって経年劣化により測定精度が低下することを回避し得る光学測定装置4を提供することができる。
特に、本実施の形態では、光学測定装置4における筐体20の開口部20aの方向(図6(b)における右方向)で測定対象Mを測定することができるので、測定対象Mが狭い場所に存在する場合や、穴の奥等に存在する場合であっても測定することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、測定本体部30は全周囲が断面円形となっている。しかし、必ずしもこれに限定されない。例えば、後述するように八角形等の多角形であってもよく、楕円等でもよい。
さらに、本実施の形態では、特に、測定本体部の形状を、図7に示すように、発光部11a及び受光部11bの出射面及び受光面を含む光学部11の領域のみ平坦面31とした測定本体部30Aとすることも可能である。
測定本体部30Aの平坦面31からなる光学部領域を測定対象Mに当接させることにより、外光の影響を回避でき、精度の高い測定結果を得ることができる。
〔実施の形態5〕
本発明のさらに他の実施の形態を図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜4と同じである。また、説明の便宜上、前記実施の形態1〜4の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の光学測定装置5は、前記実施の形態4における光学測定装置4の構成に加えて、筐体20の開口部20aに、開口絞り部25が形成されている点が異なっている。
本実施の形態の光学測定装置5の構成を、図8に基づいて説明する。図8は、本実施の形態における光学測定装置5の構成を示すものであって、非測定時において測定本体部30に具備された光学部11を筐体20に収容した状態の光学測定装置5の構成を示す断面図である。尚、図8においては、電気配線23を省略している。
本実施の形態の光学測定装置5は、図8に示すように、筒状体にてなる筐体20の一端に設けられた開口部20aには、測定本体部30の端部を覆う開口絞り部25が形成されている。具体的には、開口絞り部25は、図示しない測定対象Mの測定時において発光部11a及び受光部11bが外部に露出するように回転したときに、発光部11a及び受光部11bのみが外部に露出し、他の部分は遮蔽されるように絞られている。この結果、この構成により、開口部20aからゴミや埃が浸入するのをより抑制することができる。
また、実施の形態2の光学測定装置2のように、筐体20の上側壁の裏面に標準白板24を取り付けたときには、校正時の標準白板24の測定に際して、開口部20aから外光が浸入することをより防止することができる。この結果、より精度の高い標準白板24での校正作業を行うことができるので、有効である。
〔実施の形態6〕
本発明のさらに他の実施の形態を図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1〜5と同じである。また、説明の便宜上、前記実施の形態1〜5の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
前記実施の形態4の光学測定装置4における測定本体部30は中心軸の回りに光学部11が回転移動可能となるよう断面円形に形成されていた。これに対して、本実施の形態の光学測定装置6における測定本体部40は中心軸の回りに光学部11が回転移動可能となるよう断面が多角形(図では正八角形)に形成されている点が異なっている。
本実施の形態の光学測定装置6の構成を、図9(a)及び図9(b)に基づいて説明する。図9(a)は、本実施の形態における光学測定装置6の構成を示すものであって、非測定時において測定本体部40に具備された光学部11を筐体20に収容した状態の光学測定装置6の構成を示す断面図である。図9(b)は、測定時において測定本体部40を回転させて発光部11a及び受光部11bを外部に露出させて測定対象Mに当接した状態の光学測定装置6の構成を示す断面図である。尚、図9(a)及び図9(b)においては、電気配線23を省略している。
本実施の形態の光学測定装置5は、図9(a)及び図9(b)に示すように、測定本体部40は、測定対象Mの測定時に発光部11a及び受光部11bを、筐体20の開口部20aを介して外部に露出させるように、筐体20に対して光学部11が回転移動可能になっている。さらに、本実施の形態の光学測定装置5における測定本体部40の断面形状を多角形としている。
この結果、測定本体部40の測定対象Mへの対向面は、加工を施さなくても平坦面41となっている。
測定本体部40の平坦面41からなる測定対象Mへの対向面を測定対象Mに当接させることにより、外光の影響を回避できるので、より精度の高い測定結果を得ることができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1における光学測定装置1〜6は、発光部11a・11cからの光を測定対象Mに照射することにより測定対象Mからの光を受光部11bにて受光して測定対象Mの特性を測定する光学測定装置において、発光部11a・11c及び受光部11bを具備する測定本体部10・30・40と、測定本体部10・30・40を収容する筐体20とが設けられていると共に、測定対象Mの非測定時には発光部11a・11c及び受光部11bが外部に対して非露出となるように筐体20に収容されている一方、上記測定対象Mの測定時には発光部11a・11c及び受光部11bが外部に露出するように筐体20に対して移動可能になっていることを特徴としている。
上記の発明によれば、光学測定装置は、発光部及び受光部を具備する測定本体部と測定本体を収容する筐体とを備え、発光部からの光を測定対象に照射することにより測定対象からの光を受光部にて受光して測定対象の特性を測定する。
ここで、この種の光学測定装置において、非測定時にも発光部及び受光部が外部に露出している場合には、発光部及び受光部が汚れ、傷付く。その結果、測定精度が低下する。
そこで、本発明の光学測定装置では、測定対象の非測定時には発光部及び受光部が外部に対して非露出となるように筐体に収容されている一方、測定対象の測定時には発光部及び受光部が外部に露出するように筐体に対して移動可能になっている。
したがって、発光部及び受光部に傷や汚れが付き、経年劣化により測定精度が低下することを回避し得ると共に携帯性に優れる光学測定装置を提供することができる。
本発明の態様2における光学測定装置2は、態様1における光学測定装置において、測定本体部10が筐体20に収容されているときの、筐体20における発光部11a及び受光部11bの対向位置に標準白板24が設けられていることが好ましい。
これにより、発光部及び受光部の校正を行う場合には、測定本体部を筐体から引き出して発光部及び受光部を外部に露出させることなく、測定本体部が筐体に収容されている状態において、何時でも標準白板を用いて行うことができる。この結果、利便性の高い光学測定装置を提供することができる。また、標準白板は筐体内部に設けられているので、小さい標準白板を紛失することが無く、また、標準白板が傷つき、かつ汚れることもないため精度の高い測定を長期間にわたって行うことができる。
本発明の態様3における光学測定装置3は、態様1における光学測定装置におけるいて、発光部11aの発光素子の代わりに、互いに異なる波長の光を測定対象Mに照射する複数の発光素子を備えていることが好ましい。
一例として、例えば1つの発光素子は可視光を出射し、他の1つの発光素子は紫外光が赤外光等の可視光とは異なる波長の光を出射することができる。これにより、測定対象に照射する各種の光の波長により、測定対象から異なる特性を測定することが可能となる。
本発明の態様4における光学測定装置4〜6は、態様1における光学測定装置において、筐体20は、一端に開口部20aを有する筒状体にてなっており、測定本体部30・40は、測定対象Mの測定時に発光部11a及び受光部11bを、開口部20aを介して外部に露出させる回転移動機構になっているとすることができる。
本発明では、筐体は、一端に開口部を有する筒状体になっている。そして、測定対象の測定時には光学部を筐体に対して回転移動させることにより、発光部及び受光部を、開口部を介して外部に露出させることによって、測定対象を測定することができる。
このような構造においても、光学部が筐体の内部に収納されることによって、発光部及び受光部に傷や汚れが付き、経年劣化により測定精度が低下することを回避し得る光学測定装置を提供することができる。
本発明の態様5における光学測定装置4は、態様4における光学測定装置の測定本体部30の光学部周辺の測定対象Mへの対向面は平坦面31になっていることが好ましい。
測定本体部の平坦面からなる光学部領域を測定対象に当接させることにより、外光の影響を回避でき、より精度の高い測定結果を得ることができる。
本発明の態様6における光学測定装置1〜6は、態様1〜5のいずれか1における光学測定装置において、前記筐体20の一面に測定結果を表示する表示部22が設けられていることが好ましい。
これにより、測定との一連の操作で表示部にて測定結果を確認することができる。
本発明の態様7における光学測定装置1〜6は、態様1〜6のいずれか1における光学測定装置において、筐体20に発光部11a・11c及び受光部11bを電気的に制御する制御部21が設けられている。
制御部は筐体に設けられているので、測定本体部の軽量化を図ることができる。この結果、測定対象の測定時に測定本体部を筐体から移動する場合に、容易に測定本体部を筐体から移動することができる。また、筐体の一面に表示部を設けた場合には、制御部から表示部への配線の引き回し距離を短くすることができる。
本発明の態様8における光学測定装置1は、態様1〜7のいずれか1における光学測定装置において、発光部11a及び受光部11bに電気を供給する電源部を筐体20及び測定本体部40の外部に設けることも可能である。
これにより、筐体及び測定本体部の軽量化を図ることができる。
本発明の態様9における光学測定装置5は、態様4における光学測定装置において、前記筒状体にてなる筐体20の一端に設けられた開口部20aに、測定本体部30の端部を覆う開口絞り部25が形成されていることが好ましい。
これにより、開口部からゴミや埃が浸入するのを抑制することができる。
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1〜6 光学測定装置
10・30・40 測定本体部
11 光学部
11a・11c 発光部
11b 受光部
20 筐体
20a 開口部
21 制御部
22 表示部
23 電気配線
24 標準白板
25 開口絞り部
31・41 平坦面

Claims (5)

  1. 発光部からの光を測定対象に照射することにより測定対象からの光を受光部にて受光して測定対象の特性を測定する光学測定装置において、
    上記発光部及び受光部を具備する測定本体部と、
    上記測定本体部を収容する筐体とが設けられていると共に、
    上記測定対象の非測定時には上記発光部及び受光部が外部に対して非露出となるように上記筐体に収容されている一方、上記測定対象の測定時には上記発光部及び受光部が外部に露出するように上記筐体に対して移動可能になっていることを特徴とする光学測定装置。
  2. 前記測定本体部が前記筐体に収容されているときの、上記筐体における前記発光部及び受光部の対向位置に標準白板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光学測定装置。
  3. 前記発光部は、互いに異なる波長の光を前記測定対象に照射する複数の発光素子を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学測定装置。
  4. 前記筐体は、一端に開口部を有する筒状体にてなっており、
    前記測定本体部は、前記測定対象の測定時に前記発光部及び受光部を、上記開口部を介して外部に露出させる回転移動機構になっていることを特徴とする請求項1に記載の光学測定装置。
  5. 前記測定本体部の測定対象への対向面は平坦面になっていることを特徴とする請求項4に記載の光学測定装置。
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