JP2018004329A - 対地静電容量測定装置および対地静電容量測定方法 - Google Patents

対地静電容量測定装置および対地静電容量測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低圧側電路側の下流側分岐電路における対地静電容量を正確かつ簡易な構成で測定すること。【解決手段】送信器兼主受信器10によって、漏れ電流Ig0と合計対地静電容量Ca0との比である基準比k0を求めると共に、当該基準比k0を副受信器30に送信して、当該副受信器30よって分流電流Igpを基準比k0で除することにより対地静電容量Cpを算定する。このとき、基準比k0が常に略同じ値となるように、印加する電圧信号V0は送信器兼主受信器10によって補正される。これにより、極めて短い時間、かつ、簡易に対地静電容量Cpを測定でき、しかも、基準比k0が常に略同じ値に維持されるため、いずれかの下流側分岐電路72の対地静電容量Cpに変動が生じた場合であっても、対地静電容量Cpを正確に測定することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、電気設備の低圧側電路全体の合計対地静電容量および前記低圧側電路の下流側で分岐された複数の下流側分岐電路それぞれの対地静電容量を測定可能な対地静電容量測定装置および対地静電容量測定方法に関する。
特開2014−92386号公報(特許文献1)には、上流側が受電変圧器を介して高圧側電路に接続されると共に、下流側が複数系統に分岐されて負荷装置に接続された低圧側電路の対地絶縁抵抗を測定する対地絶縁抵抗測定装置が記載されている。当該装置は、受電変圧器のB種接地線に監視信号としての電圧信号を重畳すると共に当該交流電圧に起因してB種接地線に流れる漏れ電流を検出して対地絶縁抵抗を測定するように構成された固定型計測装置と、低圧側電路の所望位置を流れる電流を検出すると共に当該電流と固定型計測装置から送信される電圧信号とに基づき当該電流に含まれる抵抗成分を測定するように構成された可搬型計測装置と、を備えている。
当該対地絶縁抵抗測定装置では、固定型計測装置から可搬型計測装置に電圧信号が送信されるため、可搬型計測装置で電圧を検出する必要がなく、対地絶縁抵抗を測定するにあたって接続用のクリップを電線に接続する等の煩雑な作業が不要となる。また、可搬型計測装置によってどの系統に絶縁抵抗の劣化が発生しているかのかを簡易かつ迅速に知ることができる。
特開2014−194727号公報
ところで、近年、低圧側電路は長大になっており、また、コンデンサを構成素子とするラインフィルタ等を内蔵した電子機器が負荷として接続されることが多いため、低圧側電路の対地静電容量が大きくなってきている。このように、低圧側電路の対地静電容量が大きくなると、漏洩電流が流れ漏電遮断器や漏電警報器が作動してしまうため、対地静電容量の測定に対する要望が高まってきている。
そこで上述した公報に記載の対地絶縁抵抗測定装置を利用して低圧側電路の所望位置(低圧側電路側の各下流側分岐電路)における対地静電容量を測定することが考えられる。しかしながら、対地静電容量は、低圧側電路の下流側分岐電路に接続された負荷の作動状況(設備の動作モードや冷暖房器具のオンオフなど)などによって簡単に変動するため、対地静電容量を測定中に当該対地静電容量に変動が生じた場合には、上述した公報に記載の測定装置の構成では正確な測定を行うことができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、低圧側電路側の下流側分岐電路における対地静電容量を正確かつ簡易な構成で測定することができる対地静電容量測定装置および対地静電容量測定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る対地静電容量測定装置の好ましい形態によれば、電気設備の低圧側電路全体の合計対地静電容量および低圧側電路の下流側で分岐された複数の下流側分岐電路それぞれの対地静電容量を測定可能な対地静電容量測定装置が構成される。当該対地静電容量測定装置は、送信機兼主受信器と、副受信器と、を備えている。送信機兼主受信器は、低圧側電路のB種接地線に設置され当該B種接地線に商用周波数とは異なる周波数の電圧信号を印加すると共に、当該電圧信号に起因して低圧側電路および大地を介してB種接地線に環流する漏れ電流を所定時間毎に検出するように構成されている。また、送信器兼主受信器は、電圧信号および検出した漏れ電流に基づいて合計対地静電容量を算定する合計対地静電容量算定手段と、算定に用いた漏れ電流と合計対地静電容量との比である第1比を算定する第1比算定手段と、所定の条件が成立したか否かを判定する判定手段と、所定の条件が成立したときに検出した漏れ電流および電圧信号に基づいて合計対地静電容量を再算定する合計対地静電容量再算定手段と、再算定に用いた漏れ電流と再算定した合計対地静電容量との比である第2比を算定する第2比算定手段と、印加する電圧信号を第1比と第2比との比に基づいて補正する電圧信号補正手段と、を備えている。そして、送信機兼主受信器は、所定の条件が成立したときには、電圧信号に変えて電圧信号補正手段によって補正された補正電圧信号をB種接地線に印加するように構成されている。また、副送信機は、複数の下流側分岐電路のいずれかに設置されて当該下流側分岐電路を流れる漏れ電流の分流成分である分流電流を検出可能に構成されている。そして、当該副受信器は、検出した分流電流と、第1比および第2比の比と、に基づいて下流側分岐電路の対地静電容量を算定するように構成されている。
ここで、本発明における「複数の下流側分岐電路のいずれかに設置」される態様としては、副受信器が複数の下流側分岐電路のいずれか一つのみに設置される態様の他、複数の下流側分岐電路の一つ以上を含むように副受信器が設置される態様を好適に包含する。
本発明者は、B種接地線に環流される漏れ電流と下流側分岐電路で測定される分流電流との比が、低圧側電路全体の合計対地静電流容量と当該下流側分岐電路の対地静電容量との比に等しいことに着目し、下流側分岐電路における対地静電容量を測定する際には、B種接地線に環流される漏れ電流と合計対地静電流容量との比が常に略同じ値となるように、印加する電圧信号を補正する構成とした。これにより、いずれかの下流側分岐電路に接続された負荷の作動状況(設備の動作モードや冷暖房器具のオンオフなど)が変更されるなどして、当該下流側分岐電路における対地静電容量の測定中に当該対地静電容量に変動が生じた場合であっても、当該下流側分岐電路における対地静電容量を正確に測定することができる。また、当該下流側分岐電路を流れる分流電流と、B種接地線に環流される漏れ電流および合計対地静電流容量の比と、に基づいて当該下流側分岐電路の対地静電容量を算定するのみであるため、極めて短い時間、かつ、簡易に当該下流側分岐電路の対地静電容量を算定することができる。
本発明に係る対地静電容量測定装置の更なる形態によれば、送信器兼主受信器は、電圧信号として商用周波数よりも高い周波数の高周波電圧信号をB種接地線に印加するように構成されている。
本形態によれば、低圧側電路全体の絶縁抵抗と合計対地静電容量とのインピーダンス比によって当該絶縁抵抗にほとんど漏れ電流を流さないようにすることができるため、対地静電容量を算定するに際して当該絶縁抵抗を無視することができる。これにより、対地静電容量の算定をより簡易にすることができ、測定時間をより一層短縮することができる。また、送信機兼主受信器にクランプタイプのものを使用する場合にあっては、鉄心の径を小さくすることができるため装置のコンパクト化や低コスト化を図ることができる。
本発明に係る対地静電容量測定方法の好ましい形態によれば、電気設備の低圧側電路全体の合計対地静電容量および前記低圧側電路の下流側で分岐された複数の下流側分岐電路それぞれの対地静電容量を測定する対地静電容量測定方法が構成される。当該対地静電容量測定方法は、送信機兼主受信器と、副受信器と、を備えている。そして、送信機兼主受信器は、低圧側電路のB種接地線に設置され当該B種接地線に商用周波数とは異なる周波数の電圧信号を印加すると共に、当該電圧信号に起因して低圧側電路および大地を介してB種接地線に環流する漏れ電流を所定時間毎に検出するように構成されている。また、副受信器は、複数の下流側分岐電路のいずれかに設置され当該下流側分岐電路を流れる漏れ電流の分流成分である分流電流を検出可能に構成されている。そして、当該対地静電容量測定方法では、(a)電圧信号および検出した漏れ電流に基づいて合計対地静電容量を算定し、(b)算定に用いた漏れ電流と合計対地静電容量との比である第1比を算定し、(c)所定の条件が成立したか否かを判定し、(d)所定の条件が成立したときには、当該所定の条件が成立したときに検出した漏れ電流および電圧信号に基づいて合計対地静電容量を再算定すると共に、再算定に用いた漏れ電流と再算定した合計対地静電容量との比である第2比を算定し、(e)印加する電圧信号を第1比と第2比との比に基づいて補正すると共に、電圧信号に変えて補正された補正電圧信号をB種接地線に印加し、(f)副送信器によって検出した分流電流と、第1比および第2比の比と、に基づいて下流側分岐電路の対地静電容量を算定する。
ここで、本発明における「複数の下流側分岐電路のいずれかに設置」される態様としては、副受信器が複数の下流側分岐電路のいずれか一つのみに設置される態様の他、複数の下流側分岐電路の一つ以上を含むように副受信器が設置される態様を好適に包含する。
本発明者は、B種接地線に環流される漏れ電流と下流側分岐電路で測定される分流電流との比が、低圧側電路全体の合計対地静電流容量と当該下流側分岐電路の対地静電容量との比に等しいことに着目し、下流側分岐電路における対地静電容量を測定する際には、B種接地線に環流される漏れ電流と合計対地静電流容量との比が常に略同じ値となるように、印加する電圧信号を補正する構成とした。これにより、いずれかの下流側分岐電路に接続された負荷の作動状況(設備の動作モードや冷暖房器具のオンオフなど)が変更されるなどして、当該下流側分岐電路における対地静電容量の測定中に当該対地静電容量に変動が生じた場合であっても、当該下流側分岐電路における対地静電容量を正確に測定することができる。また、当該下流側分岐電路を流れる分流電流と、B種接地線に環流される漏れ電流および合計対地静電流容量の比と、に基づいて当該下流側分岐電路の対地静電容量を算定するのみであるため、極めて短い時間、かつ、簡易に当該下流側分岐電路の対地静電容量を算定することができる。
本発明に係る対地静電容量測定方法の更なる形態によれば、送信器兼主受信器は、電圧信号として商用周波数よりも高い周波数の高周波電圧信号をB種接地線に印加するように構成されている。
本形態によれば、低圧側電路全体の絶縁抵抗と合計対地静電容量とのインピーダンス比によって当該絶縁抵抗にほとんど漏れ電流を流さないようにすることができるため、対地静電容量を算定するに際して当該絶縁抵抗を無視することができる。これにより、対地静電容量の算定をより簡易にすることができ、測定時間をより一層短縮することができる。また、送信機兼主受信器にクランプタイプのものを使用する場合にあっては、鉄心の径を小さくすることができるため装置のコンパクト化や低コスト化を図ることができる。
本発明によれば、低圧側電路側の下流側分岐電路における対地静電容量を正確かつ簡易な構成で測定することができる。
本発明の実施の形態に係る対地静電容量測定装置1を用いて電気設備80の低圧側電路70における合計対地静電容量Ca,Cpを測定する様子を示す説明図である。 送信器兼主受信器10の構成の概略を示すブロック図である。 副受信器30の構成の概略を示すブロック図である。 低圧側電路7における合計対地静電容量Caを求めるための模擬回路を示す模擬回路図である。 低圧側電路7における合計対地静電容量Caを求めるための等価回路を示す等価回路図である。 送信器兼主受信器10の制御ユニット22により実行される電圧信号補正処理の一例を示すフローチャートである。 副受信器30の制御ユニット42により実行される対地静電容量算定処理の一例を示すフローチャートである。 電圧信号V、漏れ電流Ig、合計対地静電容量Caの両端の電位差Vcおよび合成接地抵抗Reのベクトル関係を表すベクトル図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
本発明の実施の形態に係る対地静電容量測定装置1は、図1に示すように、受電変圧器90,92を挟んで電気設備80の低圧側に配された低圧側電路70における電路全体の合計対地静電容量Caを測定可能に構成された送信器兼主受信器10と、低圧側電路70の下流側で分岐された複数の下流側分岐電路72それぞれにおける対地静電容量CPを測定可能に構成された副受信器30と、を備えている。
なお、受電変圧器90,92の2次巻線の中性点は、接地線L1を介してB種接地極EBに接続されている。また、複数の下流側分岐電路72の下流側には、図示は省略しているが様々な負荷(例えば、パソコンや冷暖房器具、加工装置、照明器具など)が接続されている共に、接地線L2を介してD種接地極EDに接続されている。
送信器兼主受信器10は、図2に示すように、B種接地極EBに接続された接地線L1にクランプされる信号注入クランプ12およびクランプセンサ14と、信号注入クランプ12に電気的に接続された信号出力部16と、クランプセンサ14に電気的に接続されたフィルタ18と、フィルタ18に電気的に接続されたA/Dコンバータ20と、信号出力部16およびA/Dコンバータ20に電気的に接続された制御ユニット22と、制御ユニット22に電気的に接続された操作部24、表示部26および通信部28と、から主に構成されており、例えば、配電盤室等に設置される。
信号注入クランプ12は、信号出力部16から出力される電圧信号VをB種接地極EBに接続された接地線L1に印加することができるように構成されている。図1に示すように、複数の受電変圧器90,92の接地線90a,92aが共通の接地線L1を介してB種接地極EBに接続されている場合には、各接地線90a,92aが結合されているB種接地極EB直近の接地線L1に信号注入クランプ12を設置することが望ましい。クランプセンサ14は、低圧側電路70に流れる電流信号(大地を環流する電流)を検出することができるように構成されている。フィルタ18は、クランプセンサ14で検出される電流信号から電圧信号Vの周波数成分の電流信号、即ち、B種接地極EBに接続された接地線L1に電圧信号Vを印加したことに起因して低圧側電路70に流れる漏れ電流Ig相当の信号を取り出すように構成されている。A/Dコンバータ20は、当該漏れ電流Ig相当の信号をデジタル値に変換するように構成されている。また、操作部24は、電源をオンオフするためのスイッチや、B種接地極EBに接続された接地線L1に印加する電圧信号Vの値を設定するための操作ボタンなどを有している。
制御ユニット22は、、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、図示しない入出力ポートと、を備えている。制御ユニット22には、操作部24からの電源オンオフ信号や電圧信号V、A/Dコンバータ20からの漏れ電流Ig相当のデジタル信号などが入力ポートを介して入力されている。ここで、電圧信号Vの周波数は、本実施の形態では、商用周波数(50Hzないし60Hz)よりも高い周波数、例えば、100Hz〜500Hzの範囲から選択して設定される構成とした。このように電圧信号Vの周波数を高周波数に設定する理由は以下の理由による。
本実施の形態の低圧側電路70は、図4に示すように、当該低圧側電路70全体の対地静電容量Cpの合計である合計対地静電容量Caと、当該低圧側電路70全体の絶縁抵抗の全並列絶縁抵抗合成値Rと、が並列に接続された並列回路部52を有する構成となっているが、B種接地極EBに接続された接地線L1に印加する電圧信号Vの周波数を上述したような高周波数に設定することにより、合計対地静電容量Caと全並列絶縁抵抗合成値Rとのインピーダンス比により全並列絶縁抵抗合成値Rにはほとんど漏れ電流Igが流れなくなるため当該全並列絶縁抵抗合成値Rを無視することができる。これにより、本実施の形態の低圧側電路70は、図5に示すように、合計対地静電容量Caと、B種接地抵抗RebおよびD種接地抵抗Redの直列合成絶縁抵抗Reと、が直列接続されたのみの等価回路に置換し得る。このように全並列絶縁抵抗合成値Rを無視することができるため、合計対地静電容量Caの算定を簡易なものとすることができる。
また、制御ユニット22からは、表示部26への表示信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、送信器兼主受信器10は、通信部28を介して副受信器30と無線により各種データや各種信号のやりとりを行っている。具体的には、送信器兼主受信器10には、通信部28を介して、副受信器30からの後述する電源オンオフ信号が入力されると共に、後述する基準比kが副受信器30に向けて出力されている。
副受信器30は、図3に示すように、低圧側電路70(図1参照)の複数の下流側分岐電路72のいずれかにクランプされるクランプセンサ32と、クランプセンサ32に電気的に接続されたフィルタ34と、フィルタ34に電気的に接続されたA/Dコンバータ36と、A/Dコンバータ36に電気的に接続された制御ユニット38と、制御ユニット38に電気的に接続された操作部40、表示部42および通信部44と、から主に構成されており、下流側分岐電路72の対地静電容量Cpを測定する測定者が持ち歩き可能なように構成されている。
クランプセンサ32は、低圧側電路70に流れる電流信号(大地を環流する電流)の分流成分として下流側分岐電路72に流れる分流電流信号を検出することができるように構成されている。フィルタ34は、クランプセンサ32で検出される分流電流信号から電圧信号Vの周波数成分の電流信号、即ち、漏れ電流Igの分流成分である分流電流Igp相当の信号を取り出すように構成されている。A/Dコンバータ36は、当該分流電流Igp相当の信号をデジタル値に変換するように構成されている。操作部40は、電源をオンオフするためのスイッチなどを有している。
制御ユニット38は、、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、図示しない入出力ポートと、を備えている。制御ユニット38には、操作部40からの電源オンオフ信号や、A/Dコンバータ36からの分流電流Igp相当のデジタル信号などが入力ポートを介して入力されている。また、制御ユニット38からは、表示部42への表示信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、副受信器10は、通信部44を介して送信器兼主受信器10と無線により各種データや各種信号のやりとりを行っている。具体的には、副受信器30には、通信部44を介して、送信器兼主受信器10からの後述する基準比kが入力されると共に、操作部40からの電源オンオフ信号が送信器兼主受信器10に向けて出力されている。
次に、こうして構成された対地静電容量測定装置1の動作、特に、電気設備80の低圧側電路70における下流側分岐電路72の対地静電容量Cpを測定する際の動作について説明する。図6は、送信器兼主受信器10の制御ユニット22により実行される電圧信号補正処理の一例を示すフローチャートであり、図7は、副受信器30の制御ユニット38により実行される対地静電容量算定処理の一例を示すフローチャートである。これらの処理は送信器兼主受信器10および副受信器30の電源がいずれもオンされたときに実行される。まず、送信器兼主受信器10による電圧信号補正処理について説明し、その後、副受信器30による対地静電容量算定処理について説明する。
電圧信号補正処理が実行されると、送信器兼主受信器10の制御ユニット22のCPUは、まず、信号注入クランプ12を介してB種接地極EBに接続された接地線L1に電圧信号Vを印加する(ステップS100)。そして、当該電圧信号Vに起因して低圧側電路70に流れる漏れ電流Igをクランプセンサ14によって検出すると共に、電圧信号Vおよび当該検出した漏れ電流Igに基づいて位相差θ、合計対地静電容量Caおよび直列合成絶縁抵抗Reを算定する(ステップS102)。
即ち、電圧信号V、漏れ電流Ig、合計対地静電容量Caの両端の電位差Vcおよび直列合成絶縁抵抗Reの両端の電位差Vrの関係は、図8に示す通りであるため、次式(1),(2),(3),(4)によって位相差θ、電位差Vc,Vr,合計対地静電容量Caおよび直列合成絶縁抵抗Reを求めるのである。なお、電圧信号Vおよび検出した漏れ電流Igに基づいて合計対地静電容量Ca算定するステップS102の処理を実行する制御ユニット22は、本発明における「合計対地静電容量算定手段」に対応する実施構成の一例である。
(数1)
Vr=V・Cosθ・・・(1)
Vc=V・sinθ・・・(2)
Ca=Ig/(2πf・Vc・sinθ)・・・(3)
Re=Vr・cosθ/Ig・・・(4)
そして、検出した漏れ電流Igおよび算定した合計対地静電容量Ca、直列合成絶縁抵抗Reを表示部26に表示すると共に(ステップS104)、副受信器30からの電源オン信号を受信したか否かの判定を行う処理を実行する(ステップS106)。ここで、副受信器30からの電源オン信号は、送信器兼主受信器10の通信部28に入力される。なお、副受信器30から電源オン信号が送信されたということは、副受信器30による下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定が開始されたことを意味する。なお、副受信器30からの電源オン信号を受信したか否かの判定を行うステップS106の処理を実行する制御ユニット22は、本発明における「判定手段」に対応する実施構成の一例である。
送信器兼主受信器10が副受信器30からの電源オン信号を受信していない場合には、送信器兼主受信器10が副受信器30からの電源オン信号を受信するまでステップS102からステップ106までの処理を繰り返し実行する。一方、送信器兼主受信器10が副受信器30からの電源オン信号を受信した場合、即ち、副受信器30による下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定が開始された場合には、漏れ電流Igと合計対地静電容量Caとの基準比k(k=Ig/Ca)を算定する処理を実行すると共に(ステップS108)、算定した基準比kを副受信器30に向けて送信する(ステップS110)。なお、送信器兼主受信器10が副受信器30からの電源オン信号を受信したとき、即ち、副受信器30による下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定が開始されたときは、本発明における「所定の条件が成立したとき」に対応する実施構成の一例である。また、漏れ電流Igと合計対地静電容量Caとの基準比kを算定するステップS108の処理を実行する制御ユニット22は、本発明における「第1比算定手段」に対応し、基準比kは、本発明における「第1比」に対応する実施構成の一例である。
続いて、信号注入クランプ12を介してB種接地極EBに接続された接地線L1に電圧信号Vを印加する処理を実行する(ステップS112)。ここで、ステップS112の処理を行うのが初めての場合にはn=0となっているため、接地線L1には電圧信号Vが印加される。そして、当該電圧信号Vに起因して低圧側電路70に流れる漏れ電流Ign+1をクランプセンサ14によって検出すると共に、電圧信号Vおよび当該検出した漏れ電流Ign+1に基づいて位相差θn+1、合計対地静電容量Can+1および直列合成絶縁抵抗Ren+1を算定する(ステップS114)。なお、電圧信号Vおよび当該検出した漏れ電流Ign+1に基づいて合計対地静電容量Can+1を算定するステップS114の処理を実行する制御ユニット22は、本発明における「合計対地静電容量再算定手段」に対応する実施構成の一例である。
続いて、漏れ電流Ign+1と合計対地静電容量Can+1との比kn+1(kn+1=Ign+1/Can+1)を算定する処理を実行すると共に(ステップS116)、ステップS108で算定した基準比kと今回算定した比kn+1との比に電圧信号Vを乗じることにより補正電圧信号Vn+1(Vn+1=(k/kn+1)・V)を算定する(ステップS118)。なお、漏れ電流Ign+1と合計対地静電容量Can+1との比kn+1を算定するステップS116の処理を実行する制御ユニット22は、本発明における「第2比算定手段」に対応し、比kn+1は、本発明における「第2比」に対応する実施構成の一例である。また、基準比kと比kn+1との比に電圧信号Vを乗じることにより補正電圧信号Vn+1を算定するステップS118の処理を実行する制御ユニット22は、本発明における「電圧信号補正手段」に対応する実施構成の一例である。
このように電圧信号Vを補正するのは、下流側分岐電路72に接続された図示しない負荷(例えば、パソコンや冷暖房器具、加工装置、照明器具など)の作動状況(パソコンや冷暖房器具、照明器具などの電源のオンオフ、加工装置などの設備の動作モード変更)が変更されるなどして、当該下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定中に当該対地静電容量Cpに変動が生じた場合であっても、B種接地極EBに接続された接地線L1に環流される漏れ電流Igと合計対地静電容量Caとの基準比kを略同じ値に維持して、下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定を正確に行うことができるようにするためである。
こうして補正電圧信号Vn+1が算定されると、制御ユニット22のCPUは、副受信器30からの電源オン信号の受信が維持されているか否かを判定する(ステップS120)。即ち、副受信器30による下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定が継続中であるか否かを判定する。副受信器30による下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定が継続中である場合には、値nを値1だけインクリメントすると共に(ステップS122)、算定した補正電圧信号Vn+1を信号注入クランプ12を介してB種接地極EBに接続された接地線L1に印加するべくステップS112に戻り、その後、副受信器30からの電源オン信号の受信がなくなるまで、即ち、副受信器30による下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定が停止されるまで、ステップS112からステップS122までのステップを繰り返し実行する。
一方、ステップS120において電源オン信号の受信が維持されていない場合、即ち、副受信器30による下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定が停止された場合には、値nを値0にセットすると共に(ステップS124)、ステップS100に戻って上記した処理(ステップS100〜S124)を繰り返し実行する。
次に、副受信器30による下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定について説明する。下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定を開始するべく副受信器30の電源をオンにすると対地静電容量算定処理が実行される。電対地静電容量算定処理が実行されると、副受信器30の制御ユニット38のCPUは、まず、電源オン信号を送信器兼主受信器10に送信すると共に当該送信器兼主受信器10から基準比kを受信する処理を実行する(ステップS200)。
続いて、下流側分岐電路72を流れる分流電流Igp(漏れ電流Igの分流成分)をクランプセンサ32によって検出すると共に(ステップS202)、当該検出した分流電流Igpと受信した基準比kに基づいて下流側分岐電路72の対地静電容量Cpを算定する(ステップS204)。対地静電容量Cpは、検出した分流電流Igpを基準比kで除することにより求めることができる(Cp=Igp/k)。これは、B種接地極BEに接続された接地線L1に環流される漏れ電流Igと下流側分岐電路72で測定される分流電流Igpとの比が、低圧側電路70全体の合計対地静電容量Caと下流側分岐電路72の対地静電容量Cpとの比に等しいことに基づいている。
こうして算定した対地静電容量Cpを表示部42に表示すると共に(ステップS206)、ステップ202に戻って副受信器30の電源がオフされるまで、即ち、副受信器30による下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定が停止されるまでステップS202からステップ206の処理を繰り返し実行する。
以上説明した本実施の形態に係る本発明の対地静電容量測定装置1によれば、B種接地極BEに接続された接地線L1に環流される漏れ電流Igと下流側分岐電路72で測定される分流電流Igpとの比が、低圧側電路70全体の合計対地静電容量Caと下流側分岐電路72の対地静電容量Cpとの比に等しいことに着目して、分流電流Igpを、漏れ電流Igと合計対地静電容量Caとの比である基準比kで除することにより対地静電容量Cpを求める構成であるため、極めて短い時間、かつ、簡易に対地静電容量Cpを測定できる。しかも、基準比kが常に略同じ値となるように、印加する電圧信号Vを補正する構成であるため、いずれかの下流側分岐電路72に接続された負荷の作動状況(設備の動作モードや冷暖房器具のオンオフなど)が変更されるなどして、当該下流側分岐電路72における対地静電容量Cpの測定中に当該対地静電容量Cpに変動が生じた場合であっても、当該下流側分岐電路72における対地静電容量Cpを正確に測定することができる。
また、本実施の形態に係る本発明の対地静電容量測定装置1によれば、電圧信号Vの周波数を商用周波数(50Hzないし60Hz)よりも高い周波数、例えば、100Hz〜500Hzの範囲から選択して設定する構成であるため、全並列絶縁抵抗合成値Rを無視することができ、低圧側電路70を簡易な等価回路に置換し得る。これにより、合計対地静電容量Caの算定を簡易なものとすることができると共に、測定時間をより一層短縮することができる。また、信号注入クランプ12の鉄心の径を小さくすることができるため装置のコンパクト化や低コスト化を図ることができる。
本実施の形態では、電圧信号Vの周波数を商用周波数(50Hzないし60Hz)よりも高い周波数、例えば、100Hz〜500Hzの範囲から選択して設定する構成としたが、周波数はこれに限らない。例えば、100Hzよりも低い周波数であっても良いし、500Hzよりも高い周波数であっても良い。また、50Hzよりも低い周波数であっても構わない。
本実施の形態では、信号注入クランプ12を用いて信号出力部16から出力される電圧信号VをB種接地極EBに接続された接地線L1に印加する構成としたが、これに限らない。例えば、信号注入クランプ12に変えて、B種接地極EBに接続された接地線L1とD種接地極EDに接続された接地線L2とをケーブル等により接続し、当該ケーブル等に信号出力部16から出力される電圧信号Vを直接印加する構成としても良い。
本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものである。したがって、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。なお、本実施形態の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。
1 対地静電容量測定装置(対地静電容量測定装置)
10 送信器兼主受信器(送信器兼主受信器)
12 信号注入クランプ
14 クランプセンサ
16 信号出力部
18 フィルタ
20 A/Dコンバータ
22 制御ユニット(合計対地静電容量算定手段、第1比算定手段、判定手段、
合計対地静電容量再算定手段、第2比算定手段、電圧信号補正手段
24 操作部
26 表示部
28 通信部
30 副受信器(副受信器)
32 クランプセンサ
34 フィルタ
36 A/Dコンバータ
38 制御ユニット
40 操作部
42 表示部
44 通信部
52 並列回路部
70 低圧側電路(低圧側電路)
72 下流側分岐電路(下流側分岐電路)
80 電気設備(電気設備)
90 受電変圧器
90a 接地線
92 受電変圧器
92a 接地線
Ca 合計対地静電容量(合計対地静電容量)
Cp 対地静電容量(対地静電容量)
R 全並列絶縁抵抗合成値
Reb B種接地抵抗
Red D種接地抵抗
Re 直列合成絶縁抵抗
L1 接地線(B種接地線)
L2 接地線
EB B種接地極
ED D種接地極
電圧信号(電圧信号)
n+1 補正電圧信号(補正電圧信号)
Ig 漏れ電流(漏れ電流)
基準比(第1比)
n+1 比(第2比)

Claims (4)

  1. 電気設備の低圧側電路全体の合計対地静電容量および前記低圧側電路の下流側で分岐された複数の下流側分岐電路それぞれの対地静電容量を測定可能な対地静電容量測定装置であって、
    前記低圧側電路のB種接地線に設置され該B種接地線に商用周波数とは異なる周波数の電圧信号を印加すると共に、該電圧信号に起因して前記低圧側電路および大地を介して前記B種接地線に環流する漏れ電流を所定時間毎に検出するよう構成された送信器兼主受信器と、
    複数の前記下流側分岐電路のいずれかに設置され該下流側分岐電路を流れる前記漏れ電流の分流成分である分流電流を検出可能に構成された副送信器と、
    を備え、
    前記送信器兼主受信器は、
    前記電圧信号および検出した前記漏れ電流に基づいて前記合計対地静電容量を算定する合計対地静電容量算定手段と、
    算定に用いた前記漏れ電流と前記合計対地静電容量との比である第1比を算定する第1比算定手段と、
    所定の条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
    前記所定の条件が成立したときに検出した前記漏れ電流および前記電圧信号に基づいて前記合計対地静電容量を再算定する合計対地静電容量再算定手段と、
    再算定に用いた前記漏れ電流と再算定した前記合計対地静電容量との比である第2比を算定する第2比算定手段と、
    印加する前記電圧信号を前記第1比と前記第2比との比に基づいて補正する電圧信号補正手段と、
    を備え、
    前記所定の条件が成立したときには、前記電圧信号に変えて前記電圧信号補正手段によって補正された補正電圧信号を前記B種接地線に印加するよう構成されており、
    前記副送信器は、検出した前記分流電流と、前記第1比および前記第2比の比と、に基づいて前記下流側分岐電路の対地静電容量を算定するよう構成されている
    対地静電容量測定装置。
  2. 前記送信器兼主受信器は、前記電圧信号として前記商用周波数よりも高い周波数の高周波電圧信号を前記B種接地線に印加するよう構成されている
    請求項1に記載の対地静電容量測定装置。
  3. 電気設備の低圧側電路全体の合計対地静電容量および前記低圧側電路の下流側で分岐された複数の下流側分岐電路それぞれの対地静電容量を測定する対地静電容量測定方法であって、
    前記低圧側電路のB種接地線に設置され該B種接地線に商用周波数とは異なる周波数の電圧信号を印加すると共に、該電圧信号に起因して前記低圧側電路および大地を介して前記B種接地線に環流する漏れ電流を所定時間毎に検出するよう構成された送信器兼主受信器と、
    複数の前記下流側分岐電路のいずれかに設置され該下流側分岐電路を流れる前記漏れ電流の分流成分である分流電流を検出可能に構成された副送信器と、
    を備え、
    (a)前記電圧信号および検出した前記漏れ電流に基づいて前記合計対地静電容量を算定し、
    (b)算定に用いた前記漏れ電流と前記合計対地静電容量との比である第1比を算定し、
    (c)所定の条件が成立したか否かを判定し、
    (d)前記所定の条件が成立したときには、該所定の条件が成立したときに検出した前記漏れ電流および前記電圧信号に基づいて前記合計対地静電容量を再算定すると共に、再算定に用いた前記漏れ電流と再算定した前記合計対地静電容量との比である第2比を算定し、
    (e)印加する前記電圧信号を前記第1比と前記第2比との比に基づいて補正すると共に、前記電圧信号に変えて補正された補正電圧信号を前記B種接地線に印加し、
    (f)前記副送信器によって検出した前記分流電流と、前記第1比および前記第2比の比と、に基づいて前記下流側分岐電路の対地静電容量を算定する
    対地静電容量測定方法。
  4. 前記送信器兼主受信器は、前記電圧信号として前記商用周波数よりも高い周波数の高周波電圧信号を前記B種接地線に印加するよう構成されている
    請求項3に記載の対地静電容量測定方法。
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