JP2018004287A - 移動物体検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 剛性が高い合成樹脂製ケース組み付け時の破損を抑えた移動物体検出装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る移動物体検出装置1は、磁力変化を電気信号に変換する検出部2を実装するPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の靭性に優れた合成樹脂からなるケース4と、ケース4を内蔵する収納空間5cを備えたPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の剛性に優れた合成樹脂からなるカバー5と、を備えたものであり、ケース4とカバー5とが係止される係合部4d,5gを備え、ケース4の係合部4dを変形可能部4eに設けることを特徴とするものである。
【選択図】図3
【解決手段】 本発明に係る移動物体検出装置1は、磁力変化を電気信号に変換する検出部2を実装するPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の靭性に優れた合成樹脂からなるケース4と、ケース4を内蔵する収納空間5cを備えたPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の剛性に優れた合成樹脂からなるカバー5と、を備えたものであり、ケース4とカバー5とが係止される係合部4d,5gを備え、ケース4の係合部4dを変形可能部4eに設けることを特徴とするものである。
【選択図】図3
Description
本発明は、移動物体検出装置に関するものである。
従来の移動物体検出装置は、例えば特許文献1に開示されるように、ホルダとケースとに形成された凹凸形状によって、ホルダとケースを嵌合固定するものが提案されている。
しかしながら、このような移動物体検出装置に剛性の高い合成樹脂製のケースを用いた場合には、組み付け時にケースが割れる虞があり、剛性を高める上で改善の余地があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、剛性が高い合成樹脂製ケース組み付け時の破損を抑えた移動物体検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係る移動物体検出装置1は、磁力変化を電気信号に変換する検出部2を実装する合成樹脂製のケース4と、ケース4を内蔵する収納空間5cを備えたカバー5と、を備え、ケース4とカバー5とが係止される係合部4d,5gを備え、ケース4の係合部4dを変形可能部4eに設けることを特徴とする。
係合部は、突部4dとこの突部4dに対応する形状の切り欠き部5gとからなり、係合部を複数個所に設けることを特徴とする。
ケース4の係合部は突部4dであり、カバーの係合部は切り欠き部5gであることを特徴とする。
本発明によれば、剛性が高い合成樹脂製ケース組み付け時の破損を抑えた移動物体検出装置を提供することができる。
以下、本発明が自動車の移動物体検出装置として適用された実施の形態について添付図面を用いて説明する。
移動物体検出装置1は、図1,2に示すように、検出部2と、回路基板3と、中ケース(ケース)4と、外ケース(カバー)5とから主に構成される。
検出部2は、磁石2aと、磁気検出手段2bとから構成されるものである。磁石2aは、円柱状あるいは角柱状をなし、磁気検出手段2bに接している。磁気検出手段2bは、ホールICや磁気抵抗素子(MR素子)等からなるものであり、歯車や専用ロータ等の磁性材料からなる被検出体の回転や移動に伴う磁力の変化(磁石2aが発する磁力の変化)を検出するもので、磁石2aに硬化型接着剤を介して配設される。
回路基板3は、ガラス繊維入りエポキシ樹脂材やセラミック等の絶縁基板に所定の配線パターンが形成されてなる硬質回路基板からなり、磁気検出手段2bのノイズ吸収用コンデンサや信号増幅回路等の各種電子部品(図示しない)が実装されている。回路基板3の一端側は、略L字状に折り曲げ形成された磁気検出手段2bのリード2b1が半田等を介して電気的に接続され、また他端側は、後述するリード端子が半田等を介して電気的に接続されている。従って、磁気検出手段2bにより検出された検出信号は、回路基板3から前記リード端子に伝わり外部に出力される。
中ケース4は、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の靭性に優れた合成樹脂材料から構成され、図2で示すように、ヘッド部4aと、ボディ部4bと、コネクタ部4cとを一体に備えている。また、図3,図4,図5で示すように、突部(係合部)4dと、変形可能部4eと、凹部4fとが備えられ、中ケース4のボディ部4bに凹部4fを有することによって、ボディ部4bの外周側に、肉厚の薄い変形可能部4eが形成され、この変形可能部4eに外ケース5を係止するための突部4dが設けられる。変形可能部4eは、弾性変形によって、凹部4f側に撓むことができ、この撓み位置の外側に突部4dが設けられ、突部4dを移動可能にする。
ヘッド部4aには、磁石2aを埋設するための収容部4a1と、回路基板3を配設するための載置部4a2とが形成され、載置部4a2は、収容部4a1の底面と略直交する位置関係をなしている。回路基板3は、載置部4a2に硬化型接着剤を介して配設固定され、また、磁石2aは、収容部4a1に硬化型接着剤を介して配設固定される。
ボディ部4bには、導電性材料から形成されるリード端子4b1がインサート成形されている。リード端子4b1は、その両端部が略L字状に折り曲げ形成され、一端が回路基板3と電気的に接続され、また他端がコネクタ部4cへ引き出し案内されている。
コネクタ部4cは、雄型コネクタ構造をなし、ボディ部4bに対して垂直方向に折り曲げ形成されおり、中ケース4を外ケース5の後述する収納空間に挿入する方向に対し直交方向に屈曲している。図示しない雌型コネクタがリード端子4b1の前記他端に接続可能な形状をなしている。
外ケース5は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やLCP(液晶ポリマー)等の剛性や耐熱性に優れた合成樹脂材料から構成され、図2,図6に示すように、断面形状が略コの字状をなし、一端に開口5aを備え、他端に底部5bを設ける円筒のカップ形状からなり、検出部2,回路基板3及び中ケース4を収納する収納空間5cを有する。外ケース5は、磁気検出手段2bの磁石2aとの非接触面である磁気検出面に当接する底部5bが、側壁部5dに比べて薄肉になるように形成され、この底部5bは、移動物体検出装置1の検出面となる。
また、図4に示すように、外ケース5は、中ケース4に係止するための係合部5gを備えている。中ケース4の係合部は突部4dであり、外ケース5の係合部は貫通した孔からなる切り欠き部5gである。中ケース4に外ケース5を係止する際に、外ケース5に接触した複数の突部4dが接触することによって押された変形可能部4eが凹部4f側(内側)に変形した後、突部4dと切り欠き部5gとが嵌合し、変形可能部4eが外側に復元することによって係止状態となる。また、中ケース4が変形することで、外ケース5が変形せずに済むため剛性の高い材質や形状を適用できるだけでなく、割れにくい。
また、図1,図3に示すように、外ケース5は、その側壁部5dのX方向先端部に被取付部100に取り付けるための取付部5eを有し、その取付部5eには金属材料からなるリング状の補強部材5fがインサート成形されている。
以上の各部によって移動物体検出装置1が構成されている。図3に示すように、中ケース4の係合部4dを変形可能部4eに設けたことによって、剛性が高い外ケース5を用いることができ、剛性の高い移動物体検出装置とすることができる。また、凹部4fを設けることによって、中ケース4を成形する際に樹脂ヒケを低減できるため、寸法精度の高い筐体となる。
また、突部4dとこの突部4dに対応する形状の切り欠き部5gとからなる係合部を複数個所に設けることによって、外ケースが外れにくくなる効果が期待できる。
また、ケース4の係合部を突部4d、カバー5の係合部を切り欠き部5gとすることによって、組み付けやすく外れにくくなる効果が期待できる。
本発明は、上述実施形態に限定するものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述実施形態では、収納空間5cの処理に言及していないが、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂による充填部材を、中ケース4を挿入した外ケース5の収納空間5cに充填し、収納空間5cを気密的に封止することで、気密性に優れた移動物体検出装置となる効果が期待できる。
また、上述実施形態では、中ケース4の係合部が突部、カバー5の係合部が切り欠き部の場合を例示したが、中ケースに切り欠き部、カバーに突部を設ける構造としても、剛性に優れた移動物体検出装置となる効果が期待できる。
また、上述実施形態では、ボディ部4bに凹んだ穴である凹部4fを設けることによって、ボディ部4bの外周側に肉厚の薄い変形可能部4eを形成する場合を例示したが、図7に示すように、凹部4f1がボディ部4bの外周に達した溝形状とし、変形可能部4e1を弾性片状に形成する構造としても、同様の効果が期待できる。
本発明は、ハウジングに被検出体への取付部を備えた移動物体検出装置に利用可能である。
1 移動物体検出装置
2 検出部
2a 磁石(検出部)
2b 磁気検出手段(検出部)
2b1 リード
3 回路基板
4 中ケース(ケース)
4a ヘッド部
4a1 収容部
4a2 載置部
4b ボディ部
4b1 リード端子
4c コネクタ部
4d 突部(係合部)
4d1 突部(係合部)
4e 変形可能部
4e1 変形可能部
4f 凹部
4f1 凹部
5 外ケース(カバー)
5a 開口
5b 底部
5c 収納空間
5d 側壁部
5e 取付部
5f 補強部材
5g 切り欠き部(係合部)
100 被取付部
200 ボルト
2 検出部
2a 磁石(検出部)
2b 磁気検出手段(検出部)
2b1 リード
3 回路基板
4 中ケース(ケース)
4a ヘッド部
4a1 収容部
4a2 載置部
4b ボディ部
4b1 リード端子
4c コネクタ部
4d 突部(係合部)
4d1 突部(係合部)
4e 変形可能部
4e1 変形可能部
4f 凹部
4f1 凹部
5 外ケース(カバー)
5a 開口
5b 底部
5c 収納空間
5d 側壁部
5e 取付部
5f 補強部材
5g 切り欠き部(係合部)
100 被取付部
200 ボルト
Claims (3)
- 磁力変化を電気信号に変換する検出部を実装する合成樹脂製のケースと、
前記ケースを内蔵する収納空間を備えたカバーと、
を備えた移動物体検出装置であって、
前記ケースと前記カバーとが係止される係合部を備え、
前記ケースの前記係合部を変形可能部に設けること
を特徴とする移動物体検出装置。 - 前記係合部は、突部とこの突部に対応する形状の切り欠き部とからなり、前記係合部を複数個所に設けることを特徴とする請求項1に記載の移動物体検出装置。
- 前記ケースの前記係合部は前記突部であり、前記カバーの前記係合部は切り欠き部であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動物体検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016127131A JP2018004287A (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | 移動物体検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016127131A JP2018004287A (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | 移動物体検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018004287A true JP2018004287A (ja) | 2018-01-11 |
Family
ID=60947817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016127131A Pending JP2018004287A (ja) | 2016-06-28 | 2016-06-28 | 移動物体検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018004287A (ja) |
-
2016
- 2016-06-28 JP JP2016127131A patent/JP2018004287A/ja active Pending
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