JP2018004189A - 流し台および切り出しユニット - Google Patents

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【課題】揮発性薬剤を洗浄する際に発生する気体の拡散を抑制できるとともに、レイアウトの制約をなくすことができる流し台を提供する。【解決手段】流し台1は、一般的な流し台と同様に、給水部2とシンク3と排水部4とを備える。給水部2から給水された水は、排水部4より排水される。揮発性薬剤を洗浄する際に有害気体が発生するおそれがある。外部の排風機が作動すると、シンク3から、吸引口14、上昇流路15、反転して、下降流路16、排気口17、排気ダクト18と連続する排気流路が形成される。上昇流路15には、デミスタ21が設置される。デミスタ21を通過した排気には水分が除去され、排気ダクト18から排気される。【選択図】図1

Description

本発明は付着した揮発性薬剤を洗浄する際に用いる流し台等に関する。
病院の病理検査において、ホルマリンに浸して検体臓器を固定(細胞組織形態が変化するのを防止)したり、固定した検体臓器を適切な大きさに切り出す作業が行われている。固定作業や切り出し作業の際に付着したホルマリン等を洗浄する。その際に、ホルマリンからホルムアルデヒドが揮発するおそれがある。
一方、特定化学物質障害予防規則が改正され、発癌性の観点から、例えばホルムアルデヒドや1,3−ブタンジエン、硫酸ジエチルの取扱いには大きな注意が要求されるようになった。今回の改正で、ホルムアルデヒドは第3類物質から特定第2類物質に変更された。
病理検査室内においても、ホルムアルデヒドの管理濃度は0.1ppm以下と設定され、排気設備の設置や定期的な作業環境測定が義務付けられている。
これに対し、発明者が提案しているエアカーテン付の流し台(例えば特許文献1)を用いれば、ホルムアルデヒドの拡散を抑制できる。
流し台手前側および流し台奥側壁上部に対角状に設けられた2つプッシュユニットからエアーを噴出してエアカーテンを形成する。2つプッシュユニットから噴出されたエアーは中央で合流し、流し台奥側壁下部に設けられたプルユニットにより、吸引、排気される。
流し台内のホルムアルデヒドは、エアカーテンが仕切る空間内から拡散することなく、上記エアーとともに、吸引、排気される。
特開平8−001124号公報
上記のとおり、特許文献1記載の流し台は、対角線状のエアカーテンを形成するために、流し台奥側の壁を必須とする。流し台奥側の壁が病理検査室の壁と対向するように、流し台は設置される。このようなレイアウトであれば、流し台奥側の壁が支障となることは少ない。
ところで、複数の作業者が共同作業するような場合、対面作業が好ましい。また、医療実習など教官が実習生に指導する場合も対面作業が好ましい。対面により対話しながらの作業が可能となり、作業効率が向上する。
しかしながら、特許文献1記載の流し台では、流し台奥側の壁が障害となり、対面作業を可能とするレイアウトが難しかった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、揮発性薬剤を洗浄する際に発生する気体の拡散を抑制するとともに、レイアウトの制約のない流し台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様である流し台は、付着した揮発性薬剤を洗浄する際に用いるものであって、給水部と、シンクと、排水部と、前記シンク側面下部の吸引口から上昇流を導く上昇流路と、前記上昇流路に設けられるデミスタと、外部の排風機と接続し、前記デミスタを通過した気体を排気する排気ダクトと、を備える。
これにより、充分な吸引効果が得られ、有害気体の拡散を抑制する。さらに、上方空間に障害物となる構成が無いため、レイアウトの制約がない。
上記発明の一態様において、好ましくは、前記シンクの側面の一部は、前記上昇流路の一部を形成し、前記シンクと上昇流路のとの共通部は、取付板を有し、前記取付板取付位置と対応して、前記上昇流路に設けられるデミスタ設置部とを備える。
これにより、デミスタの取付および取外しが容易になる。その結果、デミスタの洗浄も容易となる。
上記発明の一態様において、好ましくは、前記上昇流路の吸引口のシンク中央に近い位置から延設される第1整流板と、前記上昇流路の吸引口のシンク中央から遠い位置から延設され、第1整流板より通風方向に長い第2整流板と、を備える。
整流作用により均等に有害気体は吸引口に誘導される。
上記発明の一態様において、好ましくは、前記上昇流路と対向するシンク側面上部に設けられ、前記上昇流路の吸引口に向かって給気する給気部を備える。
これにより、エアカーテンが形成され、有害気体の拡散を抑制する。
上記課題を解決するために、切り出しユニットは、上記発明の一態様である流し台と、揮発性薬剤を用いた部位を載置する支持板と、支持板の下方から吸引する吸引機構とを有する切り出しテーブルとを備える。
レイアウトの制約がないことに係る効果は、流し台を切り出しユニットとして使用する場合に、顕著となる。
本発明の流し台によれば、揮発性薬剤を洗浄する際に発生する気体の拡散を抑制できるとともに、レイアウトの制約をなくすことができる。
本実施形態に係る流し台(横方向断面図) 本実施形態に係る流し台(奥行き方向断面図) 本実施形態に係る流し台(詳細構成図) 変形例1に係る流し台 変形例2および変形例3に係る流し台 本実施形態に係る切り出しユニット(横方向断面図) 本実施形態に係る切り出しユニット(平面図) 本実施形態に係る切り出しユニット(詳細構成図) 本実施形態に係る切り出しテーブル(詳細構成図)
〜流し台構成〜
図1〜3は、本実施形態に係る流し台の構成を示す図である。図1は、想定使用状態(図8参照)において横方向の断面を表わしたものである。図2は、想定使用状態において奥行き方向の断面を表わしたものである。図3は、概略斜視図であり、内部の詳細構成を理解できるように、適宜、図示を省略している。
本実施形態に係る流し台1は、付着した揮発性薬剤(例えばホルマリン、以下ホルマリンを中心に説明する)を洗浄する際に用いるものである。想定使用状態を基準に左右等の位置について記載する。なお、寸法表記については各機能の理解を補助するための一例であり、各数値に限定されるものではない。
本実施形態に係る流し台1は、一般的な流し台と同様に、給水部2とシンク3と排水部4とを備える。
シンク3は、筺体から略矩形に掘り下げられて、底面31と4つの側面32〜35により形成される。底面31中央部には開口部(排水口)36が設けられている。
排水トラップ4は排水口36から下方に延設される。奥側の側面32の上部には給水栓(混合栓)2が設けられている。給水栓2から給水された水は、一部がシンク3内で拡散するが、結果的にほぼ全てが、排水トラップ4より排水される。
シンク3において、3つの側面32,34,35は下端にて底面31と連続するのに対し、残りの側面33の下端は底面31と連続せず、空間が形成されている。
シンク側面33は、筺体の一側面11と平行している。シンク側面33と筺体側面11の間において、隔壁12がシンク底面31より立設されている。
隔壁12上端は筺体上面13とは連続せず、隔壁12上端と筺体上面13が形成する空間は流路を形成する。
シンク側面33下端と隔壁12が形成する開口には、矩形フレームが設けられ、吸引口14が形成される。シンク側面33と隔壁12が形成する空間は、上昇流路15を形成する。隔壁12と筺体側面11が形成する空間は、下降流路16を形成する。
筺体側面11には開口部(排気口)17が設けられている。排気ダクト18は、排気口17から延設され、外部の排風機と接続される。
上昇流路15には、デミスタ21が設置される。デミスタ21はシート状のワイヤーメッシュを積層し、サポートフレームにより一体化したものである。本実施形態では、吸引口フレーム14に厚さ30mm程度のデミスタが3層積層されている。
吸引口フレーム14から下方に2枚の整流板22,23が延設されている。整流板22はシンク中央36に近く、整流板23はシンク中央36より遠い。整流板23は整流板22より通風方向に長い。
以上の構成において、流し台1では上方空間に障害物がない(詳細後述)。
〜排気流路および気液分離〜
付着したホルマリンを洗浄する際に、流し台1を用いる。その際に、ホルマリンからホルムアルデヒドが揮発するおそれがある。なお、ホルムアルデヒドの比重は空気より若干重い。そのため、ホルムアルデヒドはシンク3底部から徐々に拡散する。直ちに病理検査室内に拡散するおそれは少ない。
なお、給水栓2から給水された水の殆んどは、排水トラップ4より排水される。
一方、外部の排風機が作動すると、シンク3から、吸引口14、上昇流路15、反転して、下降流路16、排気口17、排気ダクト18と連続する排気流路が形成される。
シンク3内には吸引口14に向かって、下降流が形成される。
シンク3底部等のホルムアルデヒドは整流板22,23の作用により均等に吸引口14に誘導される。このとき水の一部がミスト状となってホルムアルデヒドと共に吸引される。
ミスト状の水を含む排気は上昇流路15を上昇する。このとき排気はデミスタ21のメッシュワイヤに衝突する。ミスト状の水は、線の濡性と毛細管現象とにより、メッシュワイヤに拘束され、集合・成長し、やがて適当な大きさになった水滴は重力の作用により上昇流に抗して落下する。落下した水は排水トラップ4より排水される。
デミスタ21を通過した排気には水分が除去されている。ホルムアルデヒドを含む上昇流は反転して下降流となり、排気ダクト18から排気される(図1参照)。
〜フィジビリティスタディ〜
本実施形態において設計の妥当性を検証した。
排風機による排気風量を360m/Hrと設定する。デミスタ21の通風方向断面積を0.05mと設定すると、デミスタ21を通過する上昇流の風速は2.0m/sとなる。
風速を2.0m/sとし、デミスタ21の総厚を90mmとし、市販されているデミスタの特性から判断すると、圧力損失9Paが発生する。これにより10μm程度のミストを約98%除去できる。このように、充分な気液分離効果を期待できる。
一方、シンク3の上部開口面積を0.3mと設定すると、シンク断面に発生する平均風速は0.34m/sとなる。この風速は、シンク3底部等のホルムアルデヒドを吸引口14に誘導するのに充分であるとともに、速すぎてその他の作業に支障を来すこともない。
更に、図1等に例示する流し台より少し小型の流し台においても設計の妥当性を検証した。
排風機による排気風量を360m/Hrと設定する。デミスタ21の通風方向断面積を0.03mと設定すると、デミスタ21を通過する上昇流の風速は3.6m/sとなる。
風速を3.6m/sとし、デミスタ21の総厚を60mm(30mm×2層)とし、市販されているデミスタの特性から判断すると、圧力損失9Paが発生する。これにより10μm程度のミストを約98%除去できる。このように、充分な気液分離効果を期待できる。
一方、シンク3の上部開口面積を0.21mと設定すると、シンク断面に発生する平均風速は0.48m/sとなる。この風速は、シンク3底部等のホルムアルデヒドを吸引口14に誘導するのに充分であるとともに、速すぎてその他の作業に支障を来すこともない。
〜取外し構造〜
シンク側面33は、取外し可能に形成されていてもよい。図3に取外し構造の分解斜視図を記載する。
筺体上面13、側面32、側面34と連続して取付部37が設けられている。取付部37にはピン孔が設けられている。
取付板38は平板状であって、取っ手およびピン孔が設けられている。取付部37ピン孔と取付板38ピン孔とを貫通するピンにより取り付け可能になる。
一方、取付板38取っ手を支持しながらピンを抜くことにより、取付板38は取外し可能になる。
取付板38取付位置と対応して、デミスタ21が設置される。図示の例では、吸引口フレーム14および整流板22,23上端がデミスタ設置部を構成する。取付部37は取付板38より小さい為、取付板38を取り外すと、開口が出現する。この開口を介して、デミスタは取付・取外し可能になる。
デミスタ21を取り外すことにより、適宜洗浄可能となり、目詰まりを防止する。
〜変形例〜
本願発明は上記実施形態に限定されるものでなく、技術思想の範囲で、例えば以下の変形(変形例1〜3)が可能である。
図4は、変形例1に係る流し台を示す図である。
上記実施形態においてシンク3幅(想定使用状態横方向)が長くなると、シンク3底部周辺のうち、吸引口14から遠い範囲では、充分な吸引効果が得られないおそれもある。
これに対し、変形例1では、上昇流路15を形成するシンク側面33と対向するシンク側面35の上部には、給気部25が追加されている。
給気部25は吸引口14に向かって給気する。これにより、エアカーテンが形成される。
シンク側面35近傍では、上方の向かうホルムアルデヒドはエアカーテンに遮断される。シンク3底部周辺のうち、吸引口14から遠い範囲では、エアカーテンに誘導され、吸引口14に向かう。これによりホルムアルデヒドの拡散を防止できる。
変形例1のようなエアカーテンであれば、給気部設置のための壁は不要であり、レイアウトの制約はない。
図5Aは、変形例2に係る流し台を示す図である。シンク側面33と対向するシンク側面35側にも上昇流路が追加して形成され、上昇流路にはデミスタ―が設置される。
これにより、シンク3幅が長い場合でも、図示左右両側からの吸引が可能となり、シンク底面31全範囲において充分な吸引効果が得られる。
さらに、変形例1と同様に、シンク側面33およびシンク側面35上部に、給気部(図示省略)が追加されていてもよい。
シンク側面33上部に設けられた給気部は、シンク側面35下部の吸引口に向かって給気する。シンク側面35上部に設けられた給気部は、シンク側面33下部の吸引口に向かって給気する。これにより、左右両方からエアカーテンが形成される。
その結果、特に、シンク底面31中央での拡散防止効果が確保される。
ところで、シンク3幅は諸事情に因って変更することもあり得るが、シンク3奥行き(想定使用状態奥行き方向)は、使用者の手の届く範囲という制約によって、設定される。したがって、シンク3奥行きは大きく変更されることは少ない。
図5Bは、変形例3に係る流し台を示す図である。奥側の側面32側に上昇流路が形成され、上昇流路にはデミスタ―が設置される。
これにより、シンク3幅が長い場合でも、シンク底面31全範囲において充分な吸引効果が得られる。
さらに、変形例1と同様に、シンク側面34上部に、給気部(図示省略)が追加されていてもよい。シンク側面34上部に設けられた給気部は、シンク側面32下部の吸引口に向かって給気する。これにより、エアカーテンが形成される。
〜切り出しユニット〜
本実施形態に係る流し台1を単独で使用してもよいが、流し台1と切り出しテーブル6とのユニットとして使用することにより、より特徴的な効果(後述)が得られる。
図6〜8は、本実施形態に係る切り出しユニットの構成を示す図である。図6は、想定使用状態(図8参照)において横方向の断面を表わしたものである。図7は、平面図である。図8は、切り出しユニットを2つ対面させて使用する場合の概略斜視図である。図9は、切り出しテーブルの構成を示す図である。
例えば、切り出しユニットは、2つの切り出しテーブル6,6と、切り出しテーブル6,6の間に挟まれる流し台1とから構成される。
更に、2つの切り出しユニットを対面させ、四人一組で使用する(図8参照)。
切り出しテーブル6は、ホルマリンに浸して固定(細胞組織形態が変化するのを防止)した検体臓器を適切な大きさに切り出す際に用いられる。
図9を参照しながら、切り出しテーブル6について説明する。切り出しテーブル6は、筐体と4つの脚から構成される。筐体には主要構成が内包されている。
切り出しテーブル6は、主要構成として、シンク61と、支持板62(一部図示省略)と、整流機構63と、風箱64と、排気ダクト65と、給水栓66と、排水トラップ67とを備える。
シンク61は、筺体を矩形状に掘り下げることにより、4つの側面と底面から構成される。支持板62は、シンク61上部に係止されている。
支持板62は、部位を支持する。具体的には、俎板を載置し、俎板の上に部位を載置する。支持板62は、パンチングメタルとよばれる全面に打ち抜き加工された金属板であり、多数の通気孔が吸引口を形成する。
支持板62には、回転取手が設けられており、回転取手を掴むことにより取外し可能である。
整流機構63は、支持板62の直下のシンク空間に設けられ、支持板62上の気体を均等となるように下方吸引誘導する。
整流機構63は、通風方向の長さが異なる複数の平板から構成される。平板風下側端面は、通風方向垂直に想定される基準面に揃えられている。
最も長い板を最下方に、最も短い板を最上方に配置する。すなわち、下方ほど通風経路が長くなり、上方ほど通風経路が短くなる。これにより、各通風経路の通風抵抗は均等となり、支持板62上の気体は均等となるように下方吸引誘導される。
風箱64は、整流機構63の風下側に連通する中空空間である。風箱64下面の一端には、排気ダクト65が連設されている。排気ダクト65は風下側に連通しており、外部の排風機と接続することにより吸引誘導する。
給水栓66は、支持板62の脇に設けられ、外部の給水ホースと接続することにより支持板62に給水する。切り出し作業により支持板62が汚れた場合は、適宜洗浄する。
排水トラップ67はシンク61の最深部と連通する。外部の排水ホースと接続することにより支持板62に給水された水を排水する。
このように、切り出しテーブル6においても、上方空間に障害物がない。
図8に戻り、切り出しユニットの使用状態について説明する。切り出しテーブル6については、1人1台使用し、流し台1については、2人1台使用する。つまり、各自切り出し作業をおこない、適宜、付着したホルマリン等を洗浄する。
流し台1および切り出しテーブル6の排気ダクト18,65は、一か所に集められて外部に接続される。これ以外に、上方空間に障害物がない。
したがって、4人が対面して対話しながら作業を進めることができる。たとえば、医療実習において教官が実習生に実技を見せながら指導する。
更に、排気ダクト18,65が外部に連続する箇所において、大型モニタを設けてもよい。4人の実習生が大型モニタに映し出される教官の手技を見ながら、作業を進めることができる。
本実施形態に係る切り出しユニットはレイアウトの制約がない。そのため、病理検査室に複数の切り出しユニットを配置できる。その結果、大人数での実習等に適している。
〜効果まとめ〜
本実施形態の流し台の効果について説明する。付着したホルマリンを洗浄する際にホルムアルデヒドが発生しても、充分な吸引効果により、ホルムアルデヒドの拡散を防止できる。
また、上方空間に障害物がない構成であることから、病理検査室におけるレイアウトの制約がない。すなわち、複数の流し台2と複数の切り出しテーブル6を組み合わせて、対面可能なユニットを形成できる。
1 流し台
2 給水部
3 シンク
4 排水部
6 切り出しテーブル
11 筺体側面
12 隔壁
13 筺体上面
14 吸引口
15 上昇流路
16 下降流路
17 排気口
18 排気ダクト
21 デミスタ
22,23 整流板
25 給気部
31 シンク底面
32〜35 シンク側面
36 シンク中央
37 取付部
38 取付板
61 シンク
62 支持板
63 整流機構
64 風箱
65 排気ダクト
66 給水栓
67 排水トラップ

Claims (5)

  1. 付着した揮発性薬剤を洗浄する際に用いる流し台であって、
    給水部と、
    シンクと、
    排水部と、
    前記シンク側面下部の吸引口から上昇流を導く上昇流路と、
    前記上昇流路に設けられるデミスタと、
    外部の排風機と接続し、前記デミスタを通過した気体を排気する排気ダクトと、
    を備えることを特徴とする流し台。
  2. 前記シンクの側面の一部は、前記上昇流路の一部を形成し、
    前記シンクと上昇流路のとの共通部は、取付板を有し、
    前記取付板取付位置と対応して、前記上昇流路に設けられるデミスタ設置部と
    を備え、
    前記デミスタは、前記デミスタ設置部に取外し可能に設置される
    ことを特徴とする請求項1記載の流し台。
  3. 前記上昇流路の吸引口のシンク中央に近い位置から延設される第1整流板と、
    前記上昇流路の吸引口のシンク中央から遠い位置から延設され、第1整流板より通風方向に長い第2整流板と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の流し台。
  4. 前記上昇流路と対向するシンク側面上部に設けられ、前記上昇流路の吸引口に向かって給気する給気部
    を備えることを特徴とする請求項1記載の流し台。
  5. 請求項1記載の流し台と、
    揮発性薬剤を用いた部位を載置する支持板と、支持板の下方から吸引する吸引機構とを有する切り出しテーブルと
    を備えることを特徴とする切り出しユニット。
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