JP2018003459A - 被牽引式レール清掃装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このうち特許文献1には、各レールに対応して設けられた一対のブラシを反対方向に回転させながら吸い込み導管により屑片を吸い込むように構成されたレール清掃装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1および2のレール清掃装置は、いずれも専用のモータでブラシを回転させる構成であるため、装置が大掛かりになるとともに専用の車両の開発もしくは既存の車両の改造が必要となり、大幅なコストアップを招くという課題がある。
本発明の他の目的は、軽量で持ち運びが容易であるとともに、移動手段を有している鉄道軌道用車両であればどのようなタイプの車両であっても牽引してレールを清掃することができる被牽引式レール清掃装置を提供することにある。
両端にそれぞれ車輪を備えレール上を移動可能な剛性フレームと、
前記剛性フレームの両端から前記車輪の回転軸と直交する方向であってほぼ水平に延びるように設けられた一対のアーム部材と、
前記一対のアーム部材の先端に、一対の鉛直方向のロッドによって垂下されるように装着された一対のブラッシングユニットと、
を備えた被牽引式レール清掃装置において、
前記剛性フレームには、牽引手段の一端を係止可能な係止部が設けられ、
前記ブラッシングユニットは、
レール上を転動可能な一対の転動輪と、
下向きの植毛を有し前記一対のロッドの回りにそれぞれ回転自在に設けられた一対の円盤状ブラシと、
前記転動輪の回転力を前記ブラシに伝達する回転伝達手段と、を備えるようにした。
かかる構成によれば、軌道のカント箇所において、軌道面に対して車輪の軸が傾いたとしても、ブラッシングユニットを垂下する一方の軸が伸張または収縮することで、ブラシをレールの頭頂面の高さに追従させることができ、これによって最適な押圧力でブラシをレールに押し付けてレール上の異物を除去することができる。
前記回転伝達手段は、前記転動輪の回転力を、前記回転円板を介して前記円盤状ブラシに伝達するように構成され、
前記円盤状ブラシは、一方の面に植毛を有するベース部材を備え、該ベース部材が前記複数の棒状連結部材に対して遊嵌した状態で取り付けられているように構成する。
かかる構成によれば、軌道のカント箇所において、軌道面に対して車輪の軸が傾いたとしても、ブラシが自重で棒状部材に対して傾くことで、ブラシを水平姿勢に維持することができ、これによって良好な接触状態でブラシを回転させてレール上の異物を除去することができる。
図1は本実施形態の被牽引式レール清掃装置を示す斜視図である。
本実施形態のレール清掃装置10は、細長い直方体状の剛性フレーム11と、該剛性フレーム11の両端にそれぞれ固着された一対の支持プレート12A,12Bと、該支持プレート12A,12B間に横架された回転支持軸13と、該回転支持軸13の両端に回転自在に装着されレール上を転動する一対の車輪14A,14Bを備える。
ブラッシングユニット16Aは、上記アーム部15Aの先端にボルト18等により固着された円筒状の支持パイプ61と、該支持パイプ61内に上下移動可能に嵌装された支持ロッド62と、該支持ロッド62の下端に固着されたホルダ63とを備える。
さらに、図3に示すように、上記支持ロッド62の下端は従動タイヤ65の下面よりも下方へ突出し、該突出部にL字ブラケット66がボルトによって固定されている。そして、このL字ブラケット66の垂直片部には、レールRと直交する方向の軸の回りに回転自在であってレールRの頭頂面に接触して転動する転動タイヤ67が取り付けられている。
また、L字ブラケット66の側面には斜め下方に延びる支持片68の一端が固着され、支持片68の他端水平部には、鉛直方向の軸の回りに回転自在なガイドローラ69が取り付けられている。このガイドローラ69は、レールRの内側面に接触して転動可能に支持されており、レール清掃装置10がレール上から外れるのを防止可能に構成されている。
これにより、レール清掃装置10が軌道のカント箇所に移送されてきた際に、支持フレーム11が軌道面に対して傾いたとしても、ブラシ42が水平すなわちレール頭頂面と平行になる。
また、ブラシ42は、適当な荷重を有するように材料等の選定が行われており、ブラシの重量でレール頭頂面に押し付けられ、レールに付着している異物を除去できるようになっている。
11 剛性フレーム
12A,12B 支持プレート
13 回転支持軸
14A,14B 車輪
15A,15B アーム部
16A,16B ブラッシングユニット
42 ブラシ
65 従動タイヤ
67 転動タイヤ
69 ガイドローラ
Claims (3)
- 両端にそれぞれ車輪を備えレール上を移動可能な剛性フレームと、
前記剛性フレームの両端から前記車輪の回転軸と直交する方向であってほぼ水平に延びるように設けられた一対のアーム部材と、
前記一対のアーム部材の先端に、一対の鉛直方向のロッドによって垂下されるように装着された一対のブラッシングユニットと、
を備えた被牽引式レール清掃装置であって、
前記剛性フレームには、牽引手段の一端を係止可能な係止部が設けられ、
前記ブラッシングユニットは、
レール上を転動可能な一対の転動輪と、
下向きの植毛を有し前記一対のロッドの回りにそれぞれ回転自在に設けられた一対の円盤状ブラシと、
前記転動輪の回転力を前記ブラシに伝達する回転伝達手段と、
を備えていることを特徴とする被牽引式レール清掃装置。 - 前記一対のブラッシングユニットをそれぞれ垂下する前記一対のロッドのうち、一方のロッドは伸縮可能であり、他方のロッドは伸縮不能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の被牽引式レール清掃装置。
- 前記ブラッシングユニットは、前記一対のロッドの下端に回転自在に取り付けられた回転円板と、該回転円板に前記円盤状ブラシを垂下させる複数の棒状連結部材と、を備え、
前記回転伝達手段は、前記転動輪の回転力を、前記回転円板を介して前記円盤状ブラシに伝達するように構成され、
前記円盤状ブラシは、一方の面に植毛を有するベース部材を備え、該ベース部材が前記複数の棒状連結部材に対して遊嵌した状態で取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の被牽引式レール清掃装置。
Priority Applications (1)
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JP2016132172A JP2018003459A (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | 被牽引式レール清掃装置 |
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JP2016132172A JP2018003459A (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | 被牽引式レール清掃装置 |
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JP2018003459A true JP2018003459A (ja) | 2018-01-11 |
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ID=60944863
Family Applications (1)
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JP2016132172A Pending JP2018003459A (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | 被牽引式レール清掃装置 |
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- 2016-07-04 JP JP2016132172A patent/JP2018003459A/ja active Pending
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