JP2018003328A - 水辺デッキ - Google Patents

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林 慎一郎
Shinichiro Hayashi
慎一郎 林
林 和志郎
Washio Hayashi
和志郎 林
林 宏三郎
Kozaburo Hayashi
宏三郎 林
林 加奈子
Kanako Hayashi
加奈子 林
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【課題】 わずかな増水では水没・冠水しない水辺デッキを提供する。【解決手段】 実質的に水平を保ったまま水位の上昇とともに上方に移動可能なように陸側構造30に連結されたデッキ部10を有することを特徴とする水辺デッキ1とした。また、実質的に水平を保ったまま上方に移動可能なように陸側構造30に連結されたデッキ部10であって、水よりも小さい比重を有するデッキ部10を有することを特徴とする水辺デッキとした。【選択図】 図1

Description

本発明は、河川等の水辺に設置されるデッキに関する。より詳細には、水嵩に応じて上方に移動することが可能なデッキに関する。
水辺デッキとしては、京都の川床が有名であり、川に座敷等の空間を設けて食事等を楽しむことができる。水辺デッキは、水面からの距離が近い(高さが低い)ほど、水を身近に感じることができる、清涼感が得られる等、好ましい。
特開2011−179310号公報
しかし、水面近くに設けた水辺デッキは、わずかな増水で水没・冠水する問題がある。そのため、増水ごとに座敷等の施設を退避することが必要であり、水が引いた後のデッキの清掃も大変である。よって、従来の川床は鴨川のような水嵩の変動が小さい川にしか設置できなかった。
特許文献1は、水辺デッキを越水防止に利用する技術を開示する。しかし、特許文献1は、デッキ上の空間の利用を何ら考慮していない。すなわち、増水時には、デッキ21が回転するので、デッキ21上の施設は落下又は移動してしまう。よって、デッキ21に座敷等の施設を設置することは困難であるし、少なくとも、増水ごとにそれらの施設の退避又は固定が必要である。
本発明は、わずかな増水では水没・冠水しない水辺デッキを提供することを目的とする。本願では、越水防止等の他の利点を併せ持つ発明も開示する。
本発明は、実質的に水平を保ったまま、水位の上昇とともに上方に移動可能なように陸側構造に連結されたデッキ部を有することを特徴とする水辺デッキとした。また、実質的に水平を保ったまま上方に移動可能なように陸側構造に連結されたデッキ部であって、水よりも小さい比重を有するデッキ部を有することを特徴とする水辺デッキとした。
第1の発明では、デッキ部が、実質的に水平を保ったまま、水位の上昇とともに上方に移動する。第2の発明では、デッキ部は、実質的に水平を保ったまま上方に移動可能であり、デッキ部が水よりも比重が軽いので、増水時にデッキ部が実質的に水平を保ったまま上方に移動する。よって、例えば、デッキ部の冠水・水没を防止又は軽減できる、デッキ部に様々な施設の設置が可能になる、増水時のデッキ部の施設の退避・固定等が不要になる等の利点を有し得る。
本発明の一実施形態の水辺デッキ1を示す。 増水時の水辺デッキ1を示す。 他の実施形態の水辺デッキ1Aを示す。 さらに他の実施形態の水辺デッキ1Bを示す。 増水時の水辺デッキ1Bを示す。
図1は、本発明の一実施形態の水辺デッキ1を示す。図1(a)は、水辺デッキ1を側方から示し、図1(b)は、水辺デッキ1を平面視で示す。
図示のように、水辺デッキ1は、デッキ部10と、デッキ部10を陸側構造30に連結するための連結機構20を有する。
連結機構20は、デッキ部10を実質的に水平に保ったまま上下方向に移動可能なように、デッキ部10と陸側構造30を連結する任意の機構である。「水平に保ったまま」は、大きく回転しないことを言う。波でデッキ部10が揺れる程度のことは「水平保ったまま」の範囲である。図示の例では、連結機構20は、連結具21,22及び係留体23を有する。係留体23は、陸側構造30に対して回転可能であり、デッキ部10は、係留体23に対して回転可能である。連結具21,22は、例えば、金具とすることができる。好ましい実施形態では、係留体23は、ロープ、鎖、シート状の部材等、強度と可撓性を有する部材で構成される。係留体23は、金属や木材等の剛性の部材で構成してもよい。その場合、連結具21は陸側構造30と係留体23を上下に回転可能に連結し、連結具22は係留体23とデッキ部10を上下に回転可能に連結する。
図では、陸側構造30が堤防である例を示す。陸側構造30は、例えば、河岸に設置した杭等としてもよい。陸側構造30は、例えば、コンクリート等で形成できる。陸側構造30は、人がデッキ部10にアクセスするためのトンネル31等のアクセス経路を有し得る。トンネル31には、水門を設けるとよい。アクセス経路は、階段等でもよい。
デッキ部10は、床や地面等として利用される部材である。デッキ部10の上には、フェンス15、建物16、植物17、座敷、遊具等の施設を設置できる。本実施形態のデッキ部10は、デッキ板11、浮力体12及び支柱13を有する。デッキ板11は、木材を組み合わせて形成してもよく、コンクリートで形成してもよい。浮力体12は、デッキ部10の重量を支える浮力を発生させる。浮力体12は、軽量木材や発砲スチロール、古タイヤ、中空金属箱等水より比重の小さい部材で形成できる。浮力体12は、デッキ板11の下に取り付けるのがよく、これにより、デッキ部10に水が被り難くなる。支柱13は、水嵩が低いときに川底に接地してデッキ部10を支持する。好ましい実施形態では、支柱13は、不図示の回転軸を介して川下側に回転可能にデッキ部10に取り付けられる。デッキ部10に隙間がある場合は、デッキ部10の下に遮水シート14を設けるとよい。図のように、遮水シート14を連結機構20の下にも設けるのがよい。その場合、人が行き来するためのドア32を遮水シート14に設けるとよい。遮水シート14の陸側端は、陸側構造30の壁面等に固定するとよい。
図1では、水辺デッキ1を1つだけ示すが、川の方向(図1(b)のX方向)に複数の水辺デッキ1を配列してもよい。遊歩道やサイクリングコースに使用する場合、水辺デッキ1をX方向に長くしてもよい。
図2は、増水時の水辺デッキ1を示す。図2(a)、図2(b)のように、降雨等で川が増水すると、浮力体12の浮力でデッキ部10は、実質的に水平のまま上昇できる。そのため、デッキ部10の水没・冠水を防止可能である。デッキ部10は回転しないので、通常の増水時に座敷や遊具、小屋、公園等の施設を退避等する必要がない。もちろん、人は退避しておくほうが安全である。
増水すると水流が強くなるので、図2(a)、図2(b)に示すように、その力で支柱13が川下側に倒れる。よって、漂流物が支柱13に絡まり難くなり、水辺デッキ1が流される危険が小さくなる。増水が収まると水位とともにデッキ部10が下降するが、それと同時に、水流が弱まることで支柱13が自重で回転し、図1(a)のように起立した状態に戻る。支柱13が回転し易くなるように、支柱13の下部に錘を設けるとよい。
図2(c)は、豪雨等で川が大増水した場合を示す。この場合、連結具22でデッキ部10が回転し、デッキ部10の川側端部が陸側構造30よりも高くなる。これにより、大増水時の決壊、越水を防止することができる。デッキ部10は、陸側構造30により支持されるので、陸側には倒れない。
水辺デッキ1の支柱13は省略しても構わない。例えば、水位低下時でもある程度の水深があれば、浮力体12の浮力でデッキ部10を浮かべることができるから支柱13は省略可能である。水深が浅い場合でも、浮力体12又はデッキ部10を着底して使用すれば良いので、支柱13は省略可能である。
図3は、他の実施形態の水辺デッキ1Aを示す。水辺デッキ1Aでは、連結機構20が、上下に延びるガイドレール24を有し、連結具22がガイドレール24に沿って移動可能になっている点が水辺デッキ1と異なる。デッキ部10は、連結具22に対して回転可能である。水辺デッキ1Aにおいても、増水時には、デッキ部10が上方に移動でき(図3(b))、大増水時には、連結具22がガイドレール24の上端まで移動した後、デッキ部10が回転し、その川側端部が陸側構造30よりも高くなる(図3(c))。よって、水辺デッキ1と同様の効果が達成できる。
図4は、さらに他の実施形態の水辺デッキ1Bを示す。水辺デッキ1Bは、水辺デッキ1のデッキ部10に代えて、第1デッキ部10aと第2デッキ部10bを有する。第1デッキ部10aと第2デッキ部10bは、ヒンジ18で回転可能に連結されている。第2デッキ10bには、フェンス15、建物16、植物17、座敷、遊具等を設置することができ、第1デッキ部10aは、第2デッキ10bへのアクセス路として使用できる。第1デッキ部10aと第2デッキ部10bの下に遮水シート14を設けるとよい。遮水シート14は、連結機構20にも設けてもよい。
図5は、増水時の水辺デッキ1Bを示す。水辺デッキ1Bでは、L1→L2のように水辺デッキ1と同様にして第2デッキ部10bが上方に移動し、さらに増水すると、第1デッキ部10aが回転することで、L2→L3→L4のように第2デッキ部10bが水平を保ったままさらに上方まで移動できる。図5では、第2デッキ部10bにのみ浮力体12や支柱13を設けた例を示したが、第1デッキ部10aにも浮力体12や支柱13を設けてもよい。
上記した実施形態では、デッキ部(第1、第2デッキ部)が水面上に張り出した例を示したが、デッキ部(第1、第2デッキ部)の下は水でなくてもよい。例えば、水辺デッキを河原に設置した(デッキ部の下に水が無い)場合でも、増水時に河原に水が来れば、デッキ部が上昇し、上記実施形態と同様の効果が得られる。水辺デッキの設置場所は、川に限らず、湖や沼、海でもよい。その他、上記実施形態に記載した構成要素やその寸法、形状、配置、個数、材料等の事項であって特許請求の範囲に記載されない事項は、単なる例示であり、特許請求の範囲を限定するものではない。
本発明の水辺デッキは、水辺の川床、飲食店、遊び場、公園、遊歩道、サイクリングコース等として利用できる。
1,1A,1B・・・水辺デッキ
10・・・デッキ部
10a・・・第1デッキ部
10b・・・第2デッキ部
11・・・デッキ板
12・・・浮力体
13・・・支柱
14・・・遮水シート
15・・・フェンス
16・・・建物
17・・・植物
18・・・ヒンジ
20・・・連結機構
21,22・・・連結具
23・・・係留体
24・・・ガイドレール
30・・・陸側構造
31・・・踊り場
32・・・階段
33・・・渡し板

Claims (9)

  1. 実質的に水平を保ったまま水位の上昇とともに上方に移動可能なように陸側構造に連結されたデッキ部を有することを特徴とする水辺デッキ。
  2. 実質的に水平を保ったまま上方に移動可能なように陸側構造に連結されたデッキ部であって、水よりも小さい比重を有するデッキ部を有することを特徴とする水辺デッキ。
  3. 前記デッキ部が、デッキ板と、前記デッキ板の下方に取り付けられた浮力体を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の水辺デッキ。
  4. 前記デッキ部が実質的に水平を保ったまま上方に移動可能なように、前記デッキ部を前記陸側構造に連結する連結機構をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の水辺デッキ。
  5. 前記連結機構が可撓性の係留体を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の水辺デッキ。
  6. 前記連結機構が、上下方向に延びるガイドレールを有し、
    前記デッキ部が、前記ガイドレールに沿って移動可能に、かつ、前記ガイドレールに対して回転可能に連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の水辺デッキ。
  7. 前記デッキ部に対して回転可能に取り付けられた支柱をさらに有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の水辺デッキ。
  8. 前記デッキ部は、実質的に水平を保ったまま第1の位置まで上昇可能であり、水位が前記第1の位置よりも高くなったときに、前記デッキ部が回転し、前記デッキ部の川側端部が前記陸側構造よりも高くなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の水辺デッキ。
  9. 前記デッキ部が、相互に回転可能に連結された第1デッキ部と第2デッキ部を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の水辺デッキ。
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