JP2018002950A - ホットメルト接着剤及びホットメルト接着シート - Google Patents
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なお、前記ホットメルト接着剤としては、例えば、下記特許文献1に示すようにスチレン系ブロック共重合体を含むタイプのものが知られている。
この種の用途における接着シートは、単に接着剤としての機能だけではなく、機器内への水や水蒸気の流入を防ぐシール材としての機能を発揮することが求められている。
この種の用途に利用されるホットメルト接着シートは、例えば、小型電子機器が高温多湿な環境下で用いられるような場合に接着剤層を構成するホットメルト接着剤が水蒸気の影響を受けて接着性を低下させ易い。
このようなことからホットメルト接着シートに対しては、接着性が湿度に影響され難く、高湿度雰囲気に晒されても接着性を低下させ難いことが求められている。
なお、優れた耐湿性については、シール材としての機能が期待されるホットメルト接着シートに利用される場合などの特定の用途においてのみ要望されるものではない。
即ち、優れた耐湿性については、各種の用途に利用されるホットメルト接着剤に広く共通して求められる特性の一つである。
しかしながら、従来のホットメルト接着剤においては、優れた耐湿性を有するものが見出されておらず上記のような要望を満足させることが困難であるという問題を有している。
本発明は、このような問題を解決すべくなされたものであり、耐湿性を有するホットメルト接着剤を提供し、ひいては高湿度雰囲気に晒されても接着性を低下させ難いホットメルト接着シートを提供することを課題としている。
図1は、本実施形態のホットメルト接着シートで形成されたシール材1を示すものであり、平面視における形状が矩形枠状となるように打抜加工されてなるシール材1を示すものである。
該シール材1は、図2にその断面構造を示したように単層構造となっている。
即ち、本実施形態のホットメルト接着シートは、ホットメルト接着剤によって形成された接着剤層10のみの単層構造を有している。
ホットメルト接着剤は、スチレン系ブロック共重合体の含有量をP1(質量%)とし、エポキシ樹脂の含有量をP2(質量%)としたときに、P1とP2との割合(P1:P2)が100:20〜100:100であることが重要である。
該割合(P1:P2)は、ホットメルト接着剤に優れた接着性と耐湿性とを顕著に発揮させる上において100:25〜100:80であることが好ましく、100:30〜100:60であることがより好ましく、100:40〜100:50であることがとりわけ好ましい。
なお、前記ホットメルト接着剤に複数種類のスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)を含有させる場合は、それらの含有量は、スチレンコンテントの平均値(加重平均)が20質量%〜50質量%となるように調整されることが好ましい。
一方でシール材を熱接着させる際には、当該シール材にある程度のタック性が発揮されることが好ましいことから、前記スチレン系ブロック共重合体は、加熱状態においてある程度軟化して流動性を示すことが好ましい。
また、このスチレン系ブロック共重合体(高流動性成分)に比べて加熱時における流動性が相対的に低いスチレン系ブロック共重合体(以下、「低流動性成分」ともいう)は、MFRが3g/10min未満であることが好ましい。
そして、前記ホットメルト接着剤は、熱接着時における接着剤層10の厚みが過度に減少してしまうことを確実に防止する上において、前記低流動性成分を前記高流動性成分よりも多く含んでいることが好ましい。
前記ホットメルト接着剤における低流動性成分の含有量をP1L(質量%)、高流動性成分の含有量をP1H(質量%)とした時に、低流動性成分と高流動性成分との割合(P1L:P1H)は、6:4〜9:1であることが好ましく、65:35〜80:20であることがより好ましい。
なかでも、前記ホットメルト接着剤に含有させるエポキシ樹脂は、その一部又は全部がo−クレゾールを主たる出発原料としたo−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂であることが好ましい。
前記ホットメルト接着剤は、含有するエポキシ樹脂の50質量%以上がo−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂であることが好ましく、80質量%以上がo−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂であることが特に好ましく、90質量%以上がo−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂であることがとりわけ好ましい。
該フェノール系硬化剤は、フェノール性水酸基の数(NOH)が前記エポキシ樹脂によるエポキシ基の数(Nepx)に対して所定の割合となるようにホットメルト接着剤に含有されることが好ましい。
より具体的には、ホットメルト接着剤におけるフェノール性水酸基の数(NOH)とエポキシ基の数(Nepx)との割合(NOH:Nepx)は、1:1.5〜1.5:1の範囲内であることが好ましく、1:1.2〜1.2:1の範囲内であることが好ましい。
該硬化促進剤としては、例えば、イミダゾール類が挙げられる。
前記ホットメルト接着剤に含有させるイミダゾール類としては、例えば、2−メチルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、2,4−ジアミノ−6−(2−メチルイミダゾリルエチル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−(2−ウンデシルイミダゾリルエチル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−(2−エチル−4−メチルイミダゾリルエチル)−1,3,5−トリアジン、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾールなどが挙げられる。
ホットメルト接着剤に含有させるイミダゾール類は、その活性水素の数(NH)を前記フェノール性水酸基の数(NOH)と合計した値が、前記エポキシ基の数(Nepx)に対して所定量となるように含有されることが好ましい。
より具体的には、ホットメルト接着剤における活性水素の数(NH)とフェノール性水酸基の数(NOH)との合計に対するエポキシ基の数(Nepx)の割合(NOH:〔NH+Nepx〕)は、1:1.5〜1.5:1であることが好ましく、1:1.2〜1.2:1であることが好ましい。
該粘着付与剤としては、ロジン・テルペン系のものや石油樹脂系のものが挙げられ、前者であれば水添テルペンなどが好ましく、後者であれば、水素化石油樹脂(脂環族飽和炭化水素)やポリアルファメチルスチレンなどが好ましい。
これらの粘着付与剤は、ホットメルト接着剤に含有させる場合、その合計量が前記スチレン系ブロック共重合体100質量部に対して、50質量部〜150質量部となるように含有させることが好ましい。
従って、その作製時においてホットメルト接着剤が高温となってエポキシ樹脂の硬化反応が過度に進行してしまうことを抑制し得る点において、本実施形態のホットメルト接着シートは、上記に例示の2つの方法の内の前者の製法によって作製されることが好ましい。
具体的には、エポキシ基が開環されずに残存していることは、ホットメルト接着剤をFTIRで測定した際に、エポキシ基の存在を示すピークが925〜899cm−1に現れることで確認することができる。
また、925〜899cm−1に現れるピークがエポキシ基によるものかどうかについて確認が必要であれば、その樹脂組成物をエポキシ樹脂の軟化点以上に加熱した後に改めてFTIRによる測定を実施すれば良く、当該ピーク高さと、3650〜3140cm−1に現れる水酸基によるピーク高さとが対応して変化することで前記ピークがエポキシ基によるものであると確認することができる。
例えば、前記スチレン系ブロック共重合体及び前記エポキシ樹脂として、良好な相溶性を示さず、単に溶融混練等を行っただけではマトリックス相とドメイン相とのミクロ層分離構造(海島構造)を示すようなものを選択し、且つ、これらを溶解してワニス化する有機溶媒として、前記スチレン系ブロック共重合体よりも前記エポキシ樹脂に対する溶解性が高い第1の有機溶媒と、前記エポキシ樹脂よりも前記スチレン系ブロック共重合体に対する溶解性が高い第2の有機溶媒との混合溶媒を採用することで、前記ウェット塗膜が乾燥する過程において前記スチレン系ブロック共重合体を多く含んだ樹脂溶液と、前記エポキシ樹脂を多く含んだ樹脂溶液とが互いにハジキ合う状態を形成させることができる。
そして当該ウェット塗膜を乾燥させることで、例えば、セパレータに接する一面側に比べて他面側の方がエポキシ樹脂濃度が高いホットメルト接着シートを作製することができる。
例えば、ウェット塗膜が上面側となるようにしてセパレータフィルムを水平搬送して乾燥装置を通過させる際に前記高比重成分を沈降させ、セパレータに接する一面側の方が他面側に比べて高比重成分の濃度が高いホットメルト接着シートを作製することができる。
例えば、前記のようなエポキシ樹脂の濃度が一面側と他面側とで異なるホットメルト接着シートは、通常、前記エポキシ樹脂がスチレン系ブロック共重合体などに比べると極性が高いため、極性の高いポリマーによって形成された部材と極性の低い部材によって形成された部材とを接着させるのに好適であると言える。
また、前記ホットメルト接着シートは、通常、エポキシ樹脂の方がスチレン系ブロック共重合体に比べて優れた接着性を示すことから、例えば、2つの部材間に介装されて当該部材どうしを接着するのに用いられる場合であれば、より高い接着性が求められる側にエポキシ樹脂の濃度が高い側を接着させるような用い方をすることができる。
該ホットメルト接着剤は、相手材を選ばず、広範囲な材質のものに良好なる接着性を示すとともに高湿度環境下においても加水分解等による接着力低下を生じ難い。
そのようなことから、前記シール材1は、その特性を有効活用することができる点において、高温高湿度環境下で使用される機器の形成に利用するのに好適である。
なお、図3は、平面視における形状がシール材1の外側輪郭線によって画定される形状に相当する矩形となる2枚のシート状の部材の間に前記シール材1が介装されている様子を示したもので、本実施形態に係るホットメルト接着シートのシール材1としての使用状態の一例を示した図である。
また、前記シール材1は、前記第1シートA1と前記第2シートA2とが僅かな距離を隔てて対面するように前記第1シートA1と前記第2シートA2とのそれぞれに接着される形で用いられ得る。
即ち、矩形枠状の前記シール材1は、その内側、且つ、前記第1シートA1と前記第2シートA2とに挟まれた空間Sを外部空間から隔離すべく用いられる。
しかしながら、本実施形態のホットメルト接着シートは、接着剤層10を構成しているホットメルト接着剤が優れた接着性を示すとともに水蒸気による接着力低下を生じ難い。
従って、本実施形態のホットメルト接着シートは、シール材として用いられることで、優れたシール性を長期持続的に発揮させることができる。
また、極性の高い側については、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリメタクリル酸メチルなどのアクリル系樹脂、パーフルオロスルホン酸樹脂などの高極性樹脂を主成分とするものが挙げられる。
そして、本実施形態におけるホットメルト接着剤やホットメルト接着シートは、その用途が上記例示のシール材に限定されるものではない。
また、上記においては、ホットメルト接着シートとして接着剤層単層のものを例示しているが、本発明のホットメルト接着シートは、積層シートであってもよく、接着剤層以外の層を有していてもよい。
本発明のホットメルト接着シートは、上記例示の単層構造のものに代わる変形例として、図4(a)や図4(b)に断面構造を示すような3層構造のものが挙げられる。
該樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムなどが挙げられる。
該樹脂フィルムは、マット加工、ヘアライン加工などの機械的な表面処理、プラズマ処理、プライマー処理などによる表面処理により接着剤層10x,10yとの接着性を向上させたものであってもよい。
前記繊維シートとして、不織布を採用する場合、該不織布は、カーディング方式やエアレイド方式などの乾式法、湿式法、スパンボンド法、サーマルボンド法、ケミカルボンド法、ニードルパンチ法、スパンレース法(水流絡合法)、ステッチボンド法などのいずれの方式によって形成されたものでもよい。
前記繊維シートとして、織布を採用する場合、該織布は、平織、綾織、朱子織などのいずれの方法によって形成されたものでもよい。
前記合成樹脂繊維としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シクロオレフィンポリマーなどのポリオレフィン樹脂;ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂などのポリエステル樹脂;脂肪族ポリアミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂などのポリアミド樹脂;ポリエーテルスルフィド樹脂;ポリフェニレンスルフィド樹脂;ポリエーテルエーテルケトン樹脂;ポリイミド樹脂;フッ素樹脂などからなるものが挙げられる。
前記再生繊維としては、例えば、レーヨン、アセテートなどが挙げられる。
前記天然有機繊維としては、例えば、パルプ、綿、麻、絹などが挙げられる。
前記無機繊維としては、例えば、ロックウール、ガラスウール、カーボンファイバー、ボロン繊維、アルミナ繊維、金属繊維などが挙げられる。
これらの繊維は、1種単独で前記繊維シートの形成に利用される必要はなく、複数が併用されて前記繊維シートの形成に用いられてもよい。
また、繊維は、モノフィラメントの状態で前記繊維シートの形成に利用されてもよく、マルチフィラメントの状態で前記繊維シートの形成に利用されてもよい。
該多孔質シート30x,30yは、接着剤層10に比べて表面のタック性が低い素材によって形成され、ホットメルト接着シート1”の使用前に当該ホットメルト接着シート1”に異物が付着することを抑制するという機能を発揮するものである。
また、多孔質シート30x,30yは、ホットメルト接着シート1”に優れた表面滑性を付与し得るように備えられている。
さらに、多孔質シート30x,30yは、複数の貫通孔(図示せず)を有しており、ホットメルト接着シート1”による接着を行う際には、加熱されて軟化されたホットメルト接着剤が前記貫通孔を通じて表面に滲出されるため、接着作業を何等阻害するものではない。
このようなことから、図4(b)に例示のホットメルト接着シート1”は、比較的タック性が高く、且つ、加熱時において高い流動性を示すホットメルト接着剤を採用する際に好適なものであるといえる。
即ち、本発明に係るホットメルト接着シートは、上記例示に何等限定されるものではない。
ホットメルト接着剤を調製すべく、スチレン系ブロック共重合体として、分子量の異なる3種類のSEBS(スチレンコンテントは、全て約30%)を用意した。
下記表1に「SEBS1」の略称で示したものは、MFRを測定した際に殆どフローが見られない高分子量のもの(超低流動性成分)である。
また、下記表1に「SEBS2」の略称で示したものは、約5g/10minのMFRを示す低分子量のもの(高流動性成分)である。
さらに、下記表1に「SEBS3」の略称で示したものは、「SEBS1」と「SEBS2」との中間的な分子量のもので1g/10min以下のMFRを示すもの(超低流動性成分)である。
このスチレン系ブロック共重合体にブレンドすべく、2種類のエポキシ樹脂と、3種類の粘着付与剤とを用意した。
下記表1に「EPX1」の略称で示したものは、分子量が約3800のビスフェノールA型エポキシ樹脂で、「EPX2」の略称で示したものは、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂である。
表1に「TF1」の略称で示したものは水素化石油樹脂(脂環族飽和炭化水素)、「TF2」の略称で示したものは水添テルペン樹脂、「TF3」の略称で示したものはポリ−α−メチルスチレン樹脂である。
なお、表1に「HDN1」の略称で示したものはフェノール系硬化剤(フェノールアラルキル樹脂)で、「ACC1」の略称で示したものはイミダゾール系硬化促進剤(1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール)である。
前記の表1に示す配合により、厚み約20μmのホットメルト接着シート(接着剤層単層)を作製した。
次いで、変性ポリフェニレンエーテル樹脂(m−PPE)とポリスチレン樹脂(PS)との混合樹脂(PPE/PS=50/50)からなる厚み約200μmのフィルムと、厚み約50μmのフッソ系樹脂フィルムとを用意した。
そして、ホットメルト接着シートをこれらの樹脂フィルムの間に挟み込み、130℃×30秒間の接着条件でこれらのフィルムどうしをホットメルト接着シートで貼り合わせ、積層シートを作製した。
この積層シートから幅10mm×長さ100mmの短冊状試料を切り出し、該短冊状試料を温度23℃、相対湿度50%RHの環境下に24時間放置した後、引張試験機を使って10mm/minの引張速度での180度ピール試験を実施し、短冊状試料の初期ピール強度を測定した。
なお、180度ピール試験に際しては試験開始後3mm〜18mmの剥離区間における引張応力の平均値を算出し、これを当該試料のピール強度とした。
また、180度ピール試験は、n=3で実施して算術平均値を算出し、この算術平均値によりホットメルト接着シートの接着性を評価した。
そして、前記短冊状試料を80℃の熱水に所定時間(24h、250h、500h)浸漬後、初期ピール強度と同様にして180度ピール試験を実施し熱水浸漬試験後のピール強度を測定した。
下記表2に、初期ピール強度、熱水浸漬試験後のピール強度の測定結果(算術平均値)を示す。
また、初期ピール強度に対する熱水浸漬試験後のピール強度の割合(接着力保持率)を算出した結果も併せて下記表2に示す。
10 接着剤層
20 基材層
Claims (6)
- スチレン系ブロック共重合体を含むホットメルト接着剤であって、
エポキシ樹脂、該エポキシ樹脂を硬化させるための硬化剤、及び、硬化促進剤をさらに含み、前記スチレン系ブロック共重合体100質量部に対する前記エポキシ樹脂の含有量が20質量部以上100質量部以下であり、前記硬化剤がフェノール系硬化剤で、前記硬化促進剤が1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾールであるホットメルト接着剤。 - 前記スチレン系ブロック共重合体の一部又は全部がスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)である請求項1記載のホットメルト接着剤。
- 前記スチレン系ブロック共重合体として、ISO1133のA法に基づき230℃、5kgfの条件で測定したメルトフローレイトの値が3g/10min未満となる第1のスチレン系ブロック共重合体と、前記メルトフローレイトの値が3g/10min以上8g/10min以下となる第2のスチレン系ブロック共重合体とが含まれており、該第2のスチレン系ブロック共重合体よりも前記第1のスチレン系ブロック共重合体の方が多く含まれている請求項1又は2記載のホットメルト接着剤。
- ホットメルト接着剤からなる接着剤層を備えたホットメルト接着シートであって、
前記ホットメルト接着剤は、スチレン系ブロック共重合体、エポキシ樹脂、該エポキシ樹脂を硬化させるための硬化剤、及び、硬化促進剤を含み、
前記スチレン系ブロック共重合体100質量部に対する前記エポキシ樹脂の含有量が20質量部以上100質量部以下であり、前記硬化剤がフェノール樹脂系硬化剤で、前記硬化促進剤が1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾールであるホットメルト接着シート。 - 前記スチレン系ブロック共重合体の一部又は全部がスチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)である請求項4記載のホットメルト接着シート。
- 2つの部材を接着すべく該部材間に介装され、前記部材の内の第1の部材に一面側を接着させるとともに第2の部材に他面側を接着させて用いられ、
2つの前記部材は、前記一面側及び前記他面側に接着される表面が樹脂組成物で形成されており、且つ、前記第1の部材の前記表面を形成する第1の樹脂組成物と前記第2の部材の前記表面を形成する第2の樹脂組成物とが極性を異ならせている請求項4又は5記載のホットメルト接着シート。
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