JP2018002898A - 粘着シート - Google Patents
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Abstract
Description
ここに開示される粘着シートは、基材(支持体)の一方の表面に粘着剤層を有する形態の基材付き片面接着性の粘着シートである。ここでいう粘着シートの概念には、粘着テープ、粘着ラベル、粘着フィルム等と称されるものが包含され得る。なお、ここに開示される粘着シートは、ロール状であってもよく、枚葉状であってもよい。あるいは、さらに種々の形状に加工された形態の粘着シートであってもよい。
ここに開示される粘着シートは、背面の60°グロス値が15以下である。かかる低グロス化によって、粘着シート背面は、光沢が抑制された高品質な外観を呈し得る。上記粘着シート背面の60°グロス値は、好ましくは10以下、より好ましくは7以下、さらに好ましくは6以下(典型的には5.5以下、例えば5.0未満)であり、4.0以下であってもよい。粘着シート背面の60°グロス値の下限値は特に制限されないが、実用上、0.5以上とすることができ、典型的には1.0以上(例えば1.5以上)である。なお、上記グロス値は、粘着シートの背面側にマット層を形成したり、エンボス加工、サンドブラスト加工等のマット処理(表面処理)を施すことによって得られる。
[水接触角測定条件]
測定装置: 接触角測定器 FACE CA−X型(協和界面化学社製)
測定雰囲気:23℃、50%RH
測定液体: 蒸留水
測定時間: 着滴1500ms後
(樹脂フィルム層)
ここに開示される粘着シートの基材としては、樹脂材料を主成分(例えば50重量%を超えて含まれる成分)とする樹脂フィルム層を含むものを好ましく採用し得る。この明細書において「樹脂フィルム」とは、典型的には、実質的に非発泡の樹脂フィルムを指す。すなわち、この明細書における樹脂フィルムは、該樹脂フィルム内に気泡が実質的に存在しない(ボイドレスの)ものであり得る。したがって、上記樹脂フィルムは、いわゆる発泡体フィルムとは区別される概念である。また、上記樹脂フィルムは、典型的には、実質的に非多孔質のフィルムであって、いわゆる不織布や織布とは区別される概念である。発泡体や不織布あるいは織布のような多孔質の層を含まない基材、すなわち非多孔質の層からなる基材を好ましく使用し得る。樹脂フィルムは、一般に、発泡体や不織布、織布に比べて、引張強度等の機械的強度に優れる傾向がある。また、加工性(例えば、打ち抜き加工性)に優れる。そのため、樹脂フィルムを含む基材を用いた粘着シートは、加工性や寸法精度、取扱い性の点で有利である。このような樹脂フィルムを含む基材は、その他、寸法安定性、厚み精度、経済性(コスト)等の観点からも、ここに開示される技術における基材として好ましく用いられ得る。
ここに開示される基材は、マット層を含むことが好ましい。これによって、グロス値を所望の範囲に好ましく調節することができる。ここでマット層とは、該層が形成されることで粘着シート背面の光沢を低下させる層のことをいう。なお、光沢の低下の有無や程度は、上述の60°グロス値の測定によって把握することができる。マット層表面は粘着シート背面であり得るため、マット層表面の60°グロス値は、上述の粘着シート背面の60°グロス値として示した範囲内の値をとることができる。
ここに開示される基材は、着色層を含むことが好ましい。着色層は、例えば、基材の背面側または粘着剤層側の表面に黒色の層が印刷された黒色印刷層であり得る。着色層として黒色層を備える粘着シートは、例えばグラファイトシートに貼り付ける用途に好ましく利用され得る。
ここに開示される粘着シートの基材は、該基材の背面を構成するトップコート層を含み得る。トップコート層の表面(外表面)はマット処理面であることが好ましく、その場合、トップコート層はマット層と言い換えることができる。マット層は、その表面にエンボス加工、サンドブラスト加工等の表面処理が施されたトップコート層(マット処理面を有する層)であってもよく、塗布等により着色層の表面に形成されたときに艶消し性を有するマット層であってもよい。着色層の保護機能を兼ね備える点から、トップコート層はマット層であることが好ましい。
ここに開示される技術において、粘着剤層を構成する粘着剤の種類は特に限定されない。上記粘着剤は、粘着剤の分野において公知のアクリル系ポリマー、ゴム系ポリマー、ポリエステル系ポリマー、ウレタン系ポリマー、ポリエーテル系ポリマー、シリコーン系ポリマー、ポリアミド系ポリマー、フッ素系ポリマー等の各種ゴム状ポリマーの1種または2種以上をベースポリマーとして含むものであり得る。粘着性能やコスト等の観点から、アクリル系ポリマーまたはゴム系ポリマーをベースポリマーとして含む粘着剤を好ましく採用し得る。なかでもアクリル系ポリマーをベースポリマーとする粘着剤(アクリル系粘着剤)が好ましい。以下、アクリル系粘着剤により構成された粘着剤層、すなわちアクリル系粘着剤層を有する粘着シートについて主に説明するが、ここに開示される粘着シートの粘着剤層をアクリル系粘着剤により構成されたものに限定する意図ではない。
また、「アクリル系ポリマー」とは、該ポリマーを構成するモノマー単位として、1分子中に少なくとも一つの(メタ)アクリロイル基を有するモノマーに由来するモノマー単位を含む重合物をいう。以下、1分子中に少なくとも一つの(メタ)アクリロイル基を有するモノマーを「アクリル系モノマー」ともいう。したがって、この明細書におけるアクリル系ポリマーは、アクリル系モノマーに由来するモノマー単位を含むポリマーとして定義される。アクリル系ポリマーの典型例として、該アクリル系ポリマーの合成に用いられる全モノマー成分のうちアクリル系モノマーの割合が50重量%より多いアクリル系ポリマーが挙げられる。
また、「(メタ)アクリロイル」とは、アクリロイルおよびメタクリロイルを包括的に指す意味である。同様に、「(メタ)アクリレート」とはアクリレートおよびメタクリレートを、「(メタ)アクリル」とはアクリルおよびメタクリルを、それぞれ包括的に指す意味である。
CH2=C(R1)COOR2 (1)
ここで、上記式(1)中のR1は水素原子またはメチル基である。また、R2は炭素原子数1〜20の鎖状アルキル基である。以下、このような炭素原子数の範囲を「C1−20」と表すことがある。粘着剤の貯蔵弾性率等の観点から、R2がC1−14(例えばC2−10、典型的にはC4−8)の鎖状アルキル基であるアルキル(メタ)アクリレートを主モノマーとすることが適当である。粘着特性の観点から、R1が水素原子であってR2がC4−8の鎖状アルキル基であるアルキルアクリレート(以下、単にC4−8アルキルアクリレートともいう。)を主モノマーとすることが好ましい。
ここに開示される技術におけるアクリル系ポリマーの一好適例として、上記その他モノマーとしてカルボキシ基含有モノマーが共重合されたアクリル系ポリマーが挙げられる。カルボキシ基含有モノマーとしては、アクリル酸(AA)、メタクリル酸(MAA)、カルボキシエチル(メタ)アクリレート、カルボキシペンチル(メタ)アクリレート、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イソクロトン酸等が例示される。なかでも、AA、MAAが好ましい。
他の好適例として、上記その他モノマーとして水酸基含有モノマーが共重合されたアクリル系ポリマーが挙げられる。水酸基含有モノマーの例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート;N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。なかでも好ましい水酸基含有モノマーとして、アルキル基が炭素原子数2〜4の直鎖状であるヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが挙げられる。
上記その他モノマーとしてカルボキシ基含有モノマーを用いる場合、その含有量は、全モノマー成分の凡そ0.1重量%以上(例えば0.2重量%以上、典型的には0.5重量%以上)とすることが適当であり、また凡そ10重量%以下(例えば8重量%以下、典型的には5重量%以下)とすることが適当である。上記その他モノマーとして水酸基含有モノマーを用いる場合、その含有量は、全モノマー成分の凡そ0.001重量%以上(例えば0.01重量%以上、典型的には0.02重量%以上)とすることが適当であり、また、10重量%以下(例えば5重量%以下、典型的には2重量%以下)とすることが適当である。
1/Tg=Σ(Wi/Tgi)
なお、上記Foxの式において、Tgは共重合体のガラス転移温度(単位:K)、Wiは該共重合体におけるモノマーiの重量分率(重量基準の共重合割合)、Tgiはモノマーiのホモポリマーのガラス転移温度(単位:K)を表す。
2−エチルヘキシルアクリレート −70℃
n−ブチルアクリレート −55℃
エチルアクリレート −22℃
メチルアクリレート 8℃
メチルメタクリレート 105℃
2−ヒドロキシエチルアクリレート −15℃
4−ヒドロキシブチルアクリレート −40℃
酢酸ビニル 32℃
スチレン 100℃
アクリル酸 106℃
メタクリル酸 228℃
具体的には、温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた反応器に、モノマー100重量部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.2重量部および重合溶媒として酢酸エチル200重量部を投入し、窒素ガスを流通させながら1時間攪拌する。このようにして重合系内の酸素を除去した後、63℃に昇温し10時間反応させる。次いで、室温まで冷却し、固形分濃度33重量%のホモポリマー溶液を得る。次いで、このホモポリマー溶液を剥離ライナー上に流延塗布し、乾燥して厚さ約2mmの試験サンプル(シート状のホモポリマー)を作製する。この試験サンプルを直径7.9mmの円盤状に打ち抜き、パラレルプレートで挟み込み、粘弾性試験機(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製、機種名「ARES」)を用いて周波数1Hzのせん断歪みを与えながら、温度領域−70℃〜150℃、5℃/分の昇温速度でせん断モードにより粘弾性を測定し、tanδのピークトップ温度をホモポリマーのTgとする。
架橋反応の促進、製造効率向上等の観点から、粘着剤組成物の乾燥は加熱下で行うことが好ましい。乾燥温度は、例えば40〜150℃程度とすることができ、通常は60〜130℃程度とすることが好ましい。粘着剤組成物を乾燥させた後、さらに、粘着剤層内における成分移行の調整、架橋反応の進行、基材や粘着剤層内に存在し得る歪の緩和等を目的としてエージングを行ってもよい。
ここに開示される技術において、粘着剤層の形成、粘着シートの作製、使用前の粘着シートの保存、流通、形状加工等の際に、剥離ライナーを用いることができる。剥離ライナーとしては、特に限定されず、例えば、樹脂フィルムや紙等のライナー基材の表面に剥離処理層を有する剥離ライナーや、フッ素系ポリマー(ポリテトラフルオロエチレン等)やポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン等)の低接着性材料からなる剥離ライナー等を用いることができる。上記剥離処理層は、例えば、シリコーン系、長鎖アルキル系、フッ素系、硫化モリブデン等の剥離処理剤により上記ライナー基材を表面処理して形成されたものであり得る。片面接着性の粘着シートに用いられる剥離ライナーは、典型的には、粘着シートの接着面に当接する面が剥離性表面(剥離処理面)として構成されており、他方の表面は非剥離処理面であり得る。剥離ライナーの厚さ(剥離ライナーの総厚)は特に限定されないが、剥離作業性や取扱い性、強度等の観点から、10μm以上(より好ましくは15μm以上、例えば25μm以上)程度とすることが好ましく、500μm以下(典型的には200μm以下、好ましくは100μm以下、例えば75μm以下)程度とすることが好ましい。
ここに開示される粘着シートは、上述のように、該粘着シートの背面に背面支持シートを貼り付けて(典型的には一時的に貼り付けて)取り扱う態様で用いられ得る。ここに開示される粘着シートは、低グロスでありながら水接触角が小さいので、粘着剤に対して良好な濡れ性を示し得る。背面支持シートとしては、特に限定されず、公知の粘着シートから適宜に選択することができる。通常、基材の片面または両面(典型的には片面)に粘着剤層を有する形態の背面支持シートが好ましい。背面支持シートの厚さは、特に限定されないが、通常は15μm以上250μm以下(典型的には25μm以上150μm以下、例えば35μm以上85μm以下)程度とすることが適当である。
背面支持シートを構成する基材としては、樹脂フィルム、紙、布、ゴムフィルム、発泡体フィルム、金属箔、これらの複合体や積層体等を用いることができる。例えば、樹脂フィルム層を含む基材を好ましく採用し得る。樹脂フィルムを構成する樹脂材料の好適例として、上述のようなポリオレフィン系樹脂やポリエステル系樹脂(例えばPET)等が挙げられる。基材の厚さは特に限定されないが、背面支持の目的と柔軟性とバランスよく両立する観点から、通常、10μm以上200μm以下(典型的には20μm以上100μm以下、例えば30μm以上80μm以下)程度とすることが適当である。
背面支持シートの粘着剤層を構成する粘着剤の種類は、特に限定されず、例えばゴム系、アクリル系、ポリエステル系、ウレタン系、ポリエーテル系、シリコーン系、ポリアミド系等の粘着剤であり得る。低汚染性や再剥離性の観点から、一態様において、シリコーン系粘着剤を好ましく採用し得る。粘着剤層の厚さは特に限定されないが、被着体である粘着シート背面に対する粘着性と再剥離性とのバランスを考慮して、通常、2μm以上50μm以下(好ましくは5μm以上30μm以下、例えば7μm以上20μm以下)程度とすることが適当である。
ここに開示される粘着シートは、携帯電子機器用途に好ましく適用され得る。例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット型パソコン、ノート型パソコン、各種ウェアラブル機器(例えば、腕時計のように手首に装着するリストウェア型、クリップやストラップ等で体の一部に装着するモジュラー型、メガネ型(単眼型や両眼型。ヘッドマウント型も含む。)を包含するアイウェア型、シャツや靴下、帽子等に例えばアクセサリの形態で取り付ける衣服型、イヤホンのように耳に取り付けるイヤウェア型等)、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、音響機器(携帯音楽プレーヤー、ICレコーダー等)、計算機(電卓等)、携帯ゲーム機器、電子辞書、電子手帳、電子書籍、車載用情報機器、携帯ラジオ、携帯テレビ、携帯プリンター、携帯スキャナ、携帯モデム等の携帯電子機器内において、各種部材の保護や意匠性付与、各種部材の固定、ロゴ(意匠文字)や各種デザイン等の表示物(各種標章を含む。)の固定等の目的で好ましく利用され得る。なお、この明細書において「携帯」とは、単に携帯することが可能であるだけでは充分ではなく、個人(標準的な成人)が相対的に容易に持ち運び可能なレベルの携帯性を有することを意味するものとする。
(1) 基材と、該基材の一方の表面に設けられた粘着剤層と、を備える片面接着性の粘着シートであって、
上記粘着シートの背面の60°グロス値は15以下であり、かつ
上記粘着シートの背面の水接触角は105°以下である、粘着シート。
(2) 上記粘着シートの総厚は凡そ50μm以下である、上記(1)に記載の粘着シート。
(3) 上記粘着剤層の厚さは凡そ10μm以下である、上記(1)または(2)に記載の粘着シート。
上記粘着シートの背面の60°グロス値は15以下(好ましくは10以下、より好ましくは5.0未満)であり、
上記粘着シートの背面の水接触角は105°以下であり、
上記粘着シートの光透過率は10%以下(好ましくは5%以下、典型的には1%以上)であり、
上記粘着シートの総厚が凡そ10μm以下(例えば凡そ7μm以下、典型的には凡そ3μm以上)である、粘着シート。
(5) 前記背面の水接触角が凡そ80°以下(典型的には凡そ70°以下、例えば凡そ60°以下)であり、かつ凡そ30°以上(例えば凡そ40°以上)である、上記(4)に記載の粘着シート。
上記粘着シートの背面の60°グロス値は15以下(好ましくは10以下、より好ましくは5.0未満)であり、
上記粘着シートの背面の水接触角は105°以下であり、
上記粘着シートの光透過率は5%以下(好ましくは2%未満、典型的には0%)であり、
上記粘着シートの総厚が凡そ30μm以下(好ましくは凡そ15μm以下)かつ凡そ5μm以上(好ましくは凡そ7μm以上、例えば10μm超)である、粘着シート。
(7) 前記背面の水接触角が凡そ100°以下(典型的には凡そ90°以下、例えば凡そ80°以下)であり、かつ凡そ40°以上(典型的には凡そ50°以上、例えば凡そ60°以上)である、上記(6)に記載の粘着シート。
(9) 上記基材は、樹脂フィルム層と、該樹脂フィルム層よりも上記粘着シートの背面側に配置されたマット層とを含む、上記(1)〜(8)のいずれかに記載の粘着シート。
(10) 上記基材は、上記樹脂フィルム層と上記マット層との間に配置された着色層をさらに含む、上記(9)に記載の粘着シート。
(11) 上記樹脂フィルム層としてポリエチレンテレフタレート系樹脂フィルム層を含む、上記(8)〜(10)のいずれかに記載の粘着シート。
(12) 上記樹脂フィルム層の厚さは凡そ30μm以下(好ましくは10μm以下、例えば5μm以下)である、上記(8)〜(11)のいずれかに記載の粘着シート。
(14) 上記着色層は黒色層である、上記(13)に記載の粘着シート。
(15) 上記黒色層は、黒色顔料としてカーボンブラックを含む、上記(14)に記載の粘着シート。
(17) 上記マット層は、粒子状のマット材を含む、上記(16)に記載の粘着シート。
(18) 上記マット材は、アクリル系樹脂粒子(例えば、ポリメチルメタクリレート粒子)、ポリスチレン系粒子、スチレン−アクリル系樹脂粒子、ポリカーボネート系粒子、ウレタン系樹脂ビーズ、エポキシ系樹脂ビーズ、ポリエステル系樹脂ビーズ、ポリエステルウレタン系樹脂ビーズ、シリカ粒子、二酸化チタン粒子、硫酸バリウム粒子、炭酸カルシウム粒子、マイカおよびタルクからなる群から選択される1種または2種以上の粒子を含む、上記(17)に記載の粘着シート。
(19) 上記マット層は、マット材と樹脂成分とを含み、
上記樹脂成分は、ポリウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素メラミン系樹脂、シリコーン系樹脂、フェノキシ樹脂、メタクリル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、セルロース類、ポリアセタールおよびアルキッド樹脂からなる群から選択される1種または2種以上の樹脂を含む、上記(16)〜(18)のいずれかに記載の粘着シート。
(20) 上記マット層の厚さは2μm以下である、上記(16)〜(19)のいずれかに記載の粘着シート。
上記アクリル系ポリマーは、モノマー成分として、式(1):
CH2=C(R1)COOR2 (1)
(上記式(1)中のR1は水素原子またはメチル基である。また、R2は炭素原子数1〜20の鎖状アルキル基である。);で表されるアルキル(メタ)アクリレートを70重量%以上の割合で含む、上記(1)〜(20)のいずれかに記載の粘着シート。
(23) フェライトシートに貼り付けて用いられる、上記(1)〜(21)のいずれかに記載の粘着シート。
(24) 携帯電子機器内に配置される、上記(1)〜(23)のいずれかに記載の粘着シート。
(例1)
攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流冷却器、滴下ロートを備えた反応容器に、モノマー成分としてのBA70部、2EHA27部、AA3部および4−ヒドロキシブチルアクリレート0.05部と、重合溶媒としてのトルエン135部とを仕込み、窒素ガスを導入しながら2時間撹拌した。このようにして重合系内の酸素を除去した後、重合開始剤としてのAIBN0.1部を加え、60℃で6時間溶液重合してアクリル系ポリマーのトルエン溶液を得た。このアクリル系ポリマーのMwは約40×104であった。
上記トルエン溶液に含まれるアクリル系ポリマー100部に対し、粘着付与樹脂として重合ロジンエステル(商品名「ペンセルD−125」、軟化点120〜130℃、荒川化学工業社製)30部およびイソシアネート系架橋剤(商品名「コロネートL」、東ソー社製、固形分75%)2部を加えてアクリル系粘着剤組成物を調製した。
厚さ2μmの透明なPETフィルム(商品名「マイラー」、帝人デュポンフィルム社製)の片面(第2表面)に厚さ約1μmの黒色印刷層が形成され、さらに該黒色印刷層の上に厚さ約1μmのトップコート層が形成された黒色印刷層形成PETフィルム(トップコート層形成基材)を用意した。上記トップコート層は、樹脂材料にマット材を添加、混合したトップコート層形成用組成物を黒色印刷層表面に塗布することにより形成したものであり、黒色印刷層およびトップコート層はいずれも大日精化工業社製から入手可能な材料により形成されている。
このトップコート層形成基材のPETフィルム側表面(PETフィルム層の第1表面)に上記剥離ライナー上に形成された粘着剤層を貼り合わせて、本例に係る粘着シートを作製した(転写法)。上記剥離ライナーは、そのまま粘着剤層上に残し、該粘着剤層の表面(接着面)の保護に使用した。
粘着シート背面の光沢および水接触角が変化するようにトップコート層の組成(具体的には樹脂種、マット材の使用量等)を変更し、その他は例1と同様にして、例2〜5に係る粘着シートを作製した。ただし、例2に係る粘着シートについては、粘着剤層の厚さを20μmとし、基材としては厚さ4.5μmの透明なPETフィルム(商品名「ルミラー」、東レ社製)の片面(第2表面)に厚さ約5μmの黒色印刷層が形成され、さらに該黒色印刷層の上に厚さ約1μmのトップコート層が形成された黒色印刷層形成PETフィルム(トップコート層形成基材)を使用した。
各例に係る粘着シートにつき、背面の60°グロス値、水接触角(°)、光透過率(%)および背面剥離強度(N/20mm)を測定した。結果を表1に示す。
23℃、50%の環境下にて、上記被着体上記で作製した各例に係る粘着シートの粘着面に、補強用の厚さ25μmの透明なPETフィルム(商品名「ルミラー」、東レ社製)を貼り合わせた。次いで、上記粘着シートの背面に、幅20mmにカットしたアクリル系粘着テープ(商品名「No.31B」、日東電工社製、総厚50μmの片面粘着テープ)を、2kgのローラを1往復させて圧着した。これを23℃、50%の環境下に30分間放置した後、JIS Z 0237に準じて、引張試験機を用いて上記アクリル系粘着テープを300mm/分の引張速度で180度方向に引きはがすことにより、各例に係る粘着シートの背面剥離強度[N/20mm]を測定した。
上記で作製した各例に係る粘着シートを市販のグラファイトシート(商品名「グラフィニティー25μm」、カネカ社製、厚さ25μm)に貼り付け、粘着シート背面側からの外観をパネリスト10人で評価した。その結果を、マット感の高い順に、E(Excellent):優れたマット感を示す、G(Good):良好なマット感を示す、A(Acceptable):まずまずのマット感を示す、P(Poor):マット感に乏しい、の4段階で評価した。結果を表1に示す。
1A 接着面
1B 背面
10 基材
10A 基材の一方の表面(粘着剤層側表面)
10B 基材の他方の表面(背面側表面)
12 樹脂フィルム層
12A 樹脂フィルム層の第1表面
12B 樹脂フィルム層の第2表面
14 着色層
16 マット層
20 粘着剤層
50 剥離ライナー
Claims (10)
- 基材と、該基材の一方の表面に設けられた粘着剤層と、を備える片面接着性の粘着シートであって、
前記粘着シートの背面の60°グロス値は15以下であり、かつ
前記粘着シートの背面の水接触角は105°以下である、粘着シート。 - 前記粘着シートの総厚は50μm以下である、請求項1に記載の粘着シート。
- 前記粘着剤層の厚さは10μm以下である、請求項1または2に記載の粘着シート。
- 前記基材は、樹脂フィルム層と、該樹脂フィルム層よりも前記粘着シートの背面側に配置されたマット層とを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の粘着シート。
- 前記マット層が前記粘着シートの背面を構成している、請求項4に記載の粘着シート。
- 前記樹脂フィルム層の厚さは30μm以下である、請求項4または5に記載の粘着シート。
- 前記基材は、前記樹脂フィルム層と前記マット層との間に配置された着色層をさらに含む、請求項4から6のいずれか一項に記載の粘着シート。
- 前記粘着シートの光透過率は10%以下である、請求項1から7のいずれか一項に記載の粘着シート。
- 前記粘着シートの背面の60°グロス値が5.0未満である、請求項1から8のいずれか一項に記載の粘着シート。
- グラファイトシートに貼り付けて用いられる、請求項1から9のいずれか一項に記載の粘着シート。
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