JP2018002457A - エレベーター制御装置 - Google Patents

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勇来 齊藤
Yuki Saito
勇来 齊藤
洋平 杉山
Yohei Sugiyama
洋平 杉山
貴大 羽鳥
Takahiro HATORI
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Abstract

【課題】交通流に応じて効率的に戸開放時間を設定することが可能であるエレベーター制御装置を提供する。【解決手段】エレベーターの乗りかごに対する乗降客の流れに応じた交通流モードを判定する交通流モード判定部3を有し、前記エレベーターのドアの開閉を制御する戸開閉制御装置7が前記ドアを戸開してから戸閉するまでの戸開放時間を、交通流モード判定部3で判定された交通流モードに基づいて制御する。また、交通流モード判定部3で判定された交通流モードに基づいて、スピーカから発生する音を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベーター制御装置に係り、特にエレベーターの輸送効率を向上するエレベーター制御装置に関する。
従来、エレベーターの輸送効率を向上するため、ホール呼び発生から消去までの未応答時間を予測算定し、この予測未応答時間が一定値を超える既割付呼びをもつエレベーターについては、戸開放時間の設定値をなるべく小さな値にセットするようにして、途中で停止するために費やされるロス時間をなるべく短くし、未応答時間の最大値を極力抑える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特に混雑時におけるエレベーターの輸送効率を向上する技術として、各階停止時の戸開閉速度を可変速度制御とし、乗客の降車時は戸開き動作速度を高速とし、乗場の待ち客が乗り込む場合は、戸開き動作速度を相対的に低速にする技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭59−118668号公報 特開平1−209294号公報
しかしながら、特許文献1に係るエレベーターの群管理制御方法は、予測未応答時間が一定値を超える既割付呼びをもつエレベーターについては、戸開放時間の設定値をなるべく小さな値にセットして未応答時間を短くするようにしているが、予測未応答時間が一定値未満である既割付呼びをもつエレベーターについては、戸開放時間の設定値を変更することができない。
また、特許文献2に係るエレベーター戸開閉制御装置は、乗場で乗りかごの到着を待つ乗客と、当該乗りかごから降車する乗客とが同時に乗降車する場合、効率的に戸開閉速度を定めることができない。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、乗場に到着したエレベーターの乗りかごから降車する乗客と当該乗場から前記乗りかごに搭乗する乗客の流れ(交通流)に応じて効率的に戸開放時間を設定することが可能であるエレベーター制御装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、乗場に到着したエレベーターの乗りかごから降車する乗客と当該乗場から前記乗りかごに搭乗する乗客の流れ(交通流)に応じて、乗りかご内や乗場で放送する内容を選択し、乗客の乗降動作を効率よく誘導することが可能であるエレベーター制御装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、ドアの開閉を制御する戸開閉制御装置を有するエレベーターを制御するエレベーター制御装置であって、前記エレベーターの乗りかごに対する乗降客の流れに応じた交通流モードを判定する交通流モード判定部を有し、前記戸開閉制御装置が前記ドアを戸開してから戸閉するまでの戸開放時間を、前記交通流モード判定部で判定された交通流モードに基づいて制御するエレベーター制御装置を提供するものである。
また、本発明は、エレベーターを制御するエレベーター制御装置であって、スピーカと、前記スピーカから発生する音を制御するスピーカ制御装置と、前記エレベーターの乗りかごに対する乗降客の流れに応じた交通流モードを判定する交通流モード判定部と、を有し、前記スピーカ制御装置は、前記交通流モード判定部で判定された交通流モードに基づいて、前記スピーカから発生する音を制御するエレベーター制御装置を提供するものである。
本発明に係るエレベーター制御装置は、交通流(乗場に到着した乗りかごから降車する乗客と当該乗場から前記乗りかごに搭乗する乗客の流れ)に応じて効率的に戸開放時間を設定することができ、エレベーターの輸送効率を向上させることができる。
また、本発明に係るエレベーター制御装置は、交通流に応じて乗りかご内や乗場で放送する内容を選択し、乗客の乗降動作を効率よく誘導することができ、エレベーターの輸送効率を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係るエレベーター制御装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すエレベーター制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るエレベーター制御装置の構成を示すブロック図である。 図3に示すエレベーター制御装置の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態に係るエレベーター制御装置について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るエレベーター制御装置の構成を示すブロック図、図2は、図1に示すエレベーター制御装置の動作を示すフローチャートである。
実施形態1に係るエレベーター制御装置100は、図示しないエレベーターに搭載され、当該エレベーターの運行を制御するものである。このエレベーター制御装置100は、図1に示すように、エレベーターの運行を制御する制御部1と、制御部1に接続された記憶部6を有している。
制御部1は、エレベーターの乗りかごの位置を判定する乗りかご位置判定部2と、エレベーター運行時の交通流モードを判定する交通流モード判定部3を有している。この制御部1には、乗りかごの移動距離を検出する移動距離検出装置4が接続されており、移動距離検出装置4が検出した情報が制御部1に入力される。移動距離検出装置4から入力された情報(信号)は、乗りかご位置判定部2において処理(信号の積算)されることにより、現在の乗りかごの位置が判定される。
また、制御部1には、各階の乗場に設置されたホールボタン5が各々接続されており、ホールボタン5が押されると、その情報が制御部1に入力される。そして、制御部1は、ホールボタン5が押された場合、押された階床のホール呼びを記憶部6に登録する。このように、制御部1は、ホール呼びの登録を記憶部6に記憶させることで、ホール呼びがなされた階床を記憶させると共に、一定時間内における階床別のホール呼び登録回数を記憶させることができる。
交通流モード判定部3は、記憶部6に記憶されている一定時間内の階床別のホール呼びの回数から交通流モードを判定する。交通流モードは、「出勤時」、「退勤時」、それ以外の「標準時」に分かれている。交通流モード判定部3は、一定時間内の特定階(例えば、実施形態1ではロビー階)からのホール呼び登録回数が所定値以上あり、且つ特定階以外からのホール呼び登録回数が所定値未満である場合には「出勤時」と判定する。一方で、一定時間内の特定階からのホール呼び登録回数が所定値未満であり、特定階以外からのホール呼び登録回数が所定値以上である場合には「退勤時」と判定する。また、前記以外の場合には、「標準時」と判定する。
また、制御部1には、乗りかご内に配設され、乗りかごに搭乗した乗客が行先階を登録するための行先階登録ボタン15に接続されており、行先階登録ボタン15が押されると、行先階の情報が制御部1に入力される。そして、制御部1は、入力された行先階を記憶部6に登録する。
そしてまた、制御部1は、エレベーターの戸(ドア)の開閉を制御する戸開閉制御装置7に接続されており、制御部1に入力された情報に基づき、戸開閉制御装置7に戸開閉指令を送信する。戸開閉制御装置7は、入力された戸開閉指令に基づき、ドアマシン8を駆動させて戸の開閉を行う。
また、制御部1は、スピーカ制御装置9と接続されており、記憶部6に予め記憶された複数の放送文のうちから所定の放送分を選択し、選択した放送文を放送するための放送指令をスピーカ制御装置9に送信する。スピーカ制御装置9は、入力された放送指令に基づき、スピーカ10から音声を放送させる。
次に、実施形態1に係るエレベーター制御装置100の具体的動作について図2を参照して説明する。
先ず、制御部1は、各階の乗場に配設されたホールボタン5が押された場合、押された階床のホール呼びがなされた階(以下、「ホール呼び階」と記す)を記憶部6に登録する。また、制御部1は、行先階登録ボタン15が押された場合、押された行先階を記憶部6に登録する。この時、制御部1は、一定時間内における階床別のホール呼び登録回数を記憶部6に記憶させる。
次に、図2に示すステップS101では、制御部1は、乗りかごが目的の停止階に着床したか否かを判断する。具体的には、移動距離検出装置4が検出した情報が乗りかご位置判定部2に入力され、乗りかご位置判定部2は、この入力された情報(信号)を積算処理し、現在の乗りかごの位置を算出する。そして、制御部1は、乗りかご位置判定部2が算出した乗りかごの位置が、記憶部6に登録されたホール呼び階または行先階と一致するか否かを判断する。乗りかごの位置がホール呼び階または行先階と一致した(ステップS101:YES)場合、制御部1は、乗りかごが目的の停止階に着床したと判断し、ステップS102に進む。一方、乗りかごの位置がホール呼び階または行先階と一致しない(ステップS101:NO)場合、制御部1は、乗りかごが目的の停止階に着床していないと判断し、処理を終了する。
ステップS102では、制御部1は、交通流モードの判定を行う。具体的には、交通流モード判定部3が、記憶部6に記憶された一定時間内における階床別のホール呼び登録回数において、特定階(例えば、実施形態1ではロビー階)からのホール呼び登録回数が所定値以上あり、且つ特定階以外からのホール呼び登録回数が所定値未満であるか否かを判断する。特定階からのホール呼び登録回数が所定値以上且つ特定階以外からのホール呼び登録回数が所定値未満である(ステップS102:YES)場合、交通流モードが「出勤時」であると判定し、ステップS103に進む。一方、特定階からのホール呼び登録回数が所定値以上且つ特定階以外からのホール呼び登録回数が所定値未満でない(ステップS102:NO)場合、ステップS107に進む。
次に、ステップS103では、制御部1は、乗りかご位置判定部2が算出した乗りかご位置に基づいて、乗りかごが着床した階が特定階か否かを判断する。着床した階が特定階である(ステップS103:YES)場合、ステップS104に進む。一方、着床した階が特定階でない(ステップS103:NO)場合、ステップS105に進む。
ステップS104では、制御部1は、戸開閉制御装置7に戸開閉指令を送信し、戸開閉制御装置7は、入力された戸開閉指令に基づき、ドアマシン8を駆動させてエレベーターのドアの開閉を行う。この時、交通流モードが「出勤時」であり、出勤時には特定階(実施形態1ではロビー階)から乗りかごに乗り込む乗客が多いことから、制御部1は、記憶部6に予め記憶された複数の放送文のうちから「奥へ詰めてお乗り下さい」という放送文Aを選択し、放送文Aを放送するための放送指令をスピーカ制御装置9に送信する。スピーカ制御装置9は、入力された放送指令に基づき、スピーカ10から「奥へ詰めてお乗り下さい」という音声を放送し、処理を終了する。
ここで、出勤時は、特定階には、乗りかごの到着を待つ多くの乗客がおり、これら多くの乗客が乗りかごに乗り込むことが予想される。したがって、可能な限り多くの乗客を速やかに乗りかごに乗り込ませることが求められるため、乗りかご内の奥側に詰めて乗り込むことを乗客に促し、より多くの乗客に速やかに乗り込んでもらう目的で放送文Aを放送する。
ステップS105では、制御部1は、戸開閉制御装置7に戸開閉指令を送信し、戸開閉制御装置7は、入力された戸開閉指令に基づき、ドアマシン8を駆動させてエレベーターのドアの開閉を行う。この時、制御部1は、戸開閉制御装置7に戸開指令を出力してから戸閉指令を出力するまでの時間、即ち、戸開放時間を基準の戸開放時間よりも延長する。その後、ステップS106に進む。
ここで、交通流モードが「出勤時」であり、出勤時には、特定階(実施形態1ではロビー階)以外の階では、多くの乗客が搭乗している乗りかご内から一部の乗客が降車することが予想される。この場合、乗りかご内の奥側にいる乗客が他の乗客の間を縫って移動し、乗りかごから降車することが考えられる。したがって、降車する乗客が慌てることなく安全に降車することができるように、戸開放時間を基準の戸開放時間よりも延長する。
次に、ステップS106では、制御部1は、記憶部6に予め記憶された複数の放送文のうちから「降りる方がいる場合はドア周りを空けてください」という放送文Bを選択し、放送文Bを放送するための放送指令をスピーカ制御装置9に送信する。スピーカ制御装置9は、入力された放送指令に基づき、スピーカ10から「降りる方がいる場合はドア周りを空けてください」という音声を放送し、処理を終了する。このように放送文Bを放送することで、降車しない乗客に対し降車する乗客を妨げないように促すことができ、よりスムーズな降車を行うことができる。
また、ステップS107では、制御部1は、交通流モードが「退勤時」であるか否かの判定を行う。具体的には、交通流モード判定部3が、記憶部6に記憶された一定時間内における階床別のホール呼び登録回数において、特定階(実施形態1ではロビー階)からのホール呼び登録回数が所定値未満であり、特定階以外からのホール呼び登録回数が所定値以上であるか否かを判断する。特定階からのホール呼び登録回数が所定値未満且つ特定階以外からのホール呼び登録回数が所定値以上である(ステップS107:YES)場合、交通流モードが「退勤時」であると判定し、ステップS108に進む。一方、特定階からのホール呼び登録回数が所定値未満且つ特定階以外からのホール呼び登録回数が所定値以上でない(ステップS107:NO)場合、制御部1は処理を終了する。
ステップS108では、制御部1は、乗りかご位置判定部2が算出した乗りかご位置に基づいて、乗りかごが着床した階が特定階か否かを判断する。着床した階が特定階である(ステップS108:YES)場合、制御部1は処理を終了する。一方、着床した階が特定階でない(ステップS108:NO)場合、ステップS109に進む。
ステップS109では、制御部1は、戸開閉制御装置7に戸開閉指令を送信し、戸開閉制御装置7は、入力された戸開閉指令に基づき、ドアマシン8を駆動させてエレベーターのドアの開閉を行う。この時、制御部1は、戸開閉制御装置7に戸開指令を出力してから戸閉指令を出力するまでの時間、即ち、戸開放時間を基準の戸開放時間よりも短縮する。その後、ステップS110に進む。
ここで、交通流モードが「退勤時」であり、退勤時には、特定階(実施形態1ではロビー階)以外の階から特定階に移動する乗客が多いことが予想され、乗客の移動効率を高くすることが求められる。また、退勤時には、特定階以外の階に降車する乗客が比較的少ないことが予想される。したがって、特定階以外に乗りかごが着床している時間を短縮するために、戸開放時間を短縮する。
ステップS110では、制御部1は、記憶部6に予め記憶された複数の放送文のうちから「奥へ詰めてお乗り下さい」という放送文Aを選択し、放送文Aを放送するための放送指令をスピーカ制御装置9に送信する。スピーカ制御装置9は、入力された放送指令に基づき、スピーカ10から「奥へ詰めてお乗り下さい」という音声を放送し、処理を終了する。ここで、前述したように、退勤時は、特定階以外から乗り込む乗客が多いことが考えられるため、放送文Aの放送により、乗りかご内の奥側に詰めて乗り込むことを乗客に促し、より多くの乗客に速やかに乗り込んでもらうことができる。
以上説明したように、実施形態1に係るエレベーター制御装置100は、交通流モード判定部3が判定する交通流モードと、乗りかご位置判定部2が判定する乗りかごの着床階に基づき、戸開放時間及び放送文の種類を決定することができる。したがって、利用シーンに応じた安全且つ効率的なサービスを実現することができる。
なお、実施形態1では、交通流モード判定部3が、一定時間内の階床別のホール呼びの回数に基づいて交通流モードを判定する場合について説明したが、これに限らず、例えば、制御部1が時刻を判断可能な構成を有し、その時刻に基づいて交通流モードを判定してもよい。具体的には、例えば、実施形態1に係るエレベーター制御装置100が搭載されているエレベーターが設置されているビルにおける通勤時間帯を「通勤時」とし、退勤時間帯を「退勤時」として記憶部6に記憶させ、記憶させた時間帯と制御部1が判断した時刻とが一致するか否かを判断することで、交通流モードを判定してもよい。あるいは、複数のエレベーターを集中管理する群管理制御装置を有し、群管理制御装置が交通流モードを判定し、その結果を用いてもよい。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係るエレベーター制御装置について図面を参照して説明する。図3は、実施形態2に係るエレベーター制御装置の構成を示すブロック図、図4は、図3に示すエレベーター制御装置の動作を示すフローチャートである。なお、実施形態2では、実施形態1と同様の構成及び動作については、実施形態1と同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように実施形態2に係るエレベーター制御装置100の、実施形態1に係るエレベーター制御装置100と異なる主な点は、制御部1が乗りかごの運行方向を判定する運行方向判定部17と、乗りかごが着床した階が行先階であるか否かを判定する行先階判定部18とを備えていることである。
運行方向判定部17は、移動距離検出装置4が検出する情報に基づき、乗りかご位置判定部2が算出する現在の乗りかごの位置と、その直前の乗りかご位置から、乗りかごが上昇しているか、下降しているかを判定する。
行先階判定部18は、乗りかごが着床した階が、行先階登録ボタン15により登録された行先階であるか否かを判定する。
次に、実施形態2に係るエレベーター制御装置100の具体的動作について図4を参照して説明する。
先ず、図4に示すように、制御部1は、実施形態1で行ったステップS101〜S103を行い、ステップS103において着床した階が特定階である(ステップS103:YES)場合、実施形態1と同様にステップS104に進む。一方、ステップS103において着床した階が特定階でない(ステップS103:NO)場合、ステップS201に進む。
ステップS201では、制御部1は、乗りかごが上昇しているか、下降しているかの判定を行う。具体的には、運行方向判定部17が、乗りかご位置判定部2が算出する現在の乗りかごの位置と、その直前の乗りかご位置から、乗りかごが上昇している(運行方向が上)か否かを判定する。乗りかごが上昇している(ステップS201:YES)場合、ステップS202に進む。一方、乗りかごが下降している(ステップS201:NO)場合、ステップS205に進む。
ステップS202では、制御部1は、乗りかごが着床した階が、行先階登録ボタン15により登録された行先階であるか否かを判定する。具体的には、行先階判定部18が、乗りかごが着床した階と、行先階登録ボタン15により記憶部6に登録された行先階とが一致しているか否かを判断する。乗りかごが着床した階が行先階である(ステップS202:YES)場合、ステップS105に進む。一方、乗りかごが着床した階が行先階でない(ステップS202:NO)場合、ステップS203に進む。
ここで、ステップS202において、乗りかごが着床した階が行先階である(ステップS202:YES)場合は、出勤時において、乗りかごが上昇しており且つ乗りかごが停止した階が行先階であるため、乗りかごから乗客が降りることになる。よって、ステップS105に進み、実施形態1と同様に、降車する乗客が慌てることなく安全に降車することができるように、戸開放時間を基準の開放時間よりも延長する。
ステップS203では、制御部1は、戸開閉制御装置7に戸開閉指令を送信し、戸開閉制御装置7は、入力された戸開閉指令に基づき、ドアマシン8を駆動させてエレベーターのドアの開閉を行う。この時、制御部1は、戸開閉制御装置7に戸開指令を出力してから戸閉指令を出力するまでの時間、即ち、戸開放時間を基準の戸開放時間よりも短縮する。その後、ステップS204に進む。
ここで、ステップS202において、乗りかごが着床した階が行先階でない(ステップS202:NO)場合は、出勤時において、乗りかごが上昇しており且つ乗りかごが停止した階で降車する乗客がおらず、当該停止階から乗客が乗りかごに搭乗することになる。出勤時には、特定階(実施形態2も実施形態1と同様にロビー階)以外の階から乗りかごに搭乗する乗客数は少ないと予想され、且つ降車する乗客がいないことから、この階に乗りかごが着床している時間を短縮するため、ステップS203では戸開放時間を短縮する。
ステップS204では、制御部1は、記憶部6に予め記憶された複数の放送文のうちから「奥へ詰めてお乗り下さい」という放送文Aを選択し、放送文Aを放送するための放送指令をスピーカ制御装置9に送信する。スピーカ制御装置9は、入力された放送指令に基づき、スピーカ10から「奥へ詰めてお乗り下さい」という音声を放送し、処理を終了する。ここで、出勤時は、特定階以外から乗客が乗り込む際、乗りかご内に多くの乗客が搭乗していることが考えられるため、放送文Aの放送により、乗りかご内の奥側に詰めるよう乗客に促し、乗客がより速やかに乗り込めるようにする。
ステップS205では、制御部1は、戸開閉制御装置7に戸開閉指令を送信し、戸開閉制御装置7は、入力された戸開閉指令に基づき、ドアマシン8を駆動させてエレベーターのドアの開閉を行う。この時、制御部1は、戸開閉制御装置7に戸開指令を出力してから戸閉指令を出力するまでの時間、即ち、戸開放時間を基準の戸開放時間よりも短縮し、処理を終了する。
ここで、ステップS201において、乗りかごが下降している(ステップS201:NO)場合、通勤時では、下降している乗りかごに対し乗降車する乗客数は少ないと予想されることから、この階に乗りかごが着床している時間を短縮するため、ステップS205では戸開放時間を短縮する。
このように、実施形態2に係るエレベーター制御装置100は、交通流モード判定部3が判定する交通流モードと、乗りかご位置判定部2が判定する乗りかごの着床階に基づき、戸開放時間及び放送文の種類を決定することができることに加え、出勤時に乗りかごが特定階以外に着床した際に、乗りかごの運行方向に応じて、及び着床階が行先階か否かに応じて、戸開放時間をさらに短縮することができる。したがって、利用シーンに応じた安全で、より効率的なサービスを実現することができる。
また、実施形態1及び2では、ステップS108において着床した階が特定階である(ステップS108:YES)場合、及びステップS205を終了した際には、放送文の放送を行わない場合について説明したが、これに限らず、所望により適切な放送文を選択して放送してもよい。
そしてまた、実施形態1及び2で用いたスピーカ制御装置9は、既存のエレベーターに配設されているものを利用してもよく、あるいは、エレベーター制御装置100の制御部1の構成要素であってもよい。
さらにまた、実施形態1及び2では、交通流モードに基づいて、戸開放時間を変更すると共に、選択した放送文を放送する場合について説明したが、これに限らず、所望により、戸開放時間を変更せず、交通流モードに基づいて、放送文を選択し、選択した放送文を放送してもよい。この場合、交通流モードに応じて、乗客の乗降動作を効率よく誘導することができ、利用シーンに応じた安全で、より効率的なサービスを実現することができる。
1…制御部、2…乗りかご位置判定部、3…交通流モード判定部、4…移動距離検出装置、5…ホールボタン、6…記憶部、7…戸開閉制御装置、8…ドアマシン、9…スピーカ制御装置、10…スピーカ、15…行先階登録ボタン、17…運行方向判定部、18…行先階判定部、100…エレベーター制御装置

Claims (9)

  1. ドアの開閉を制御する戸開閉制御装置を有するエレベーターを制御するエレベーター制御装置であって、
    前記エレベーターの乗りかごに対する乗降客の流れに応じた交通流モードを判定する交通流モード判定部を有し、
    前記戸開閉制御装置が前記ドアを戸開してから戸閉するまでの戸開放時間を、前記交通流モード判定部で判定された交通流モードに基づいて制御するエレベーター制御装置。
  2. 乗りかごの位置を判定する乗りかご位置判定部を有し、
    前記乗りかご位置判定部が判定した位置に基づいて、前記乗りかごが着床した階が、予め設定した特定階であるか否かを判断し、当該判断結果に基づいて、前記戸開放時間を制御する請求項1記載のエレベーター制御装置。
  3. 前記交通流モード判定部は、一定時間内における各乗場階の乗りかご呼び回数に基づいて、前記交通流モードを判定する請求項1または2記載のエレベーター制御装置。
  4. 前記乗りかごの運行方向を判定する運行方向判定部を有し、
    前記運行方向判定部が判定した運行方向に基づいて、前記戸開放時間を制御する請求項1または2記載のエレベーター制御装置。
  5. 前記乗りかごが着床した階が、当該乗りかご内の乗客が登録した行先階であるか否かを判定する行先階判定部を有し、
    行先階判定部の判定に基づいて、前記戸開放時間を制御する請求項4記載のエレベーター制御装置。
  6. 音を発生するスピーカに接続され、
    前記交通流モード判定部で判定された交通流モードに基づいて、前記スピーカから発生する音を制御する請求項1記載のエレベーター制御装置。
  7. 音を発生するスピーカに接続され、
    前記判断結果に基づいて、前記スピーカから発生する音を制御する請求項2記載のエレベーター制御装置。
  8. エレベーターを制御するエレベーター制御装置であって、
    スピーカと、
    前記スピーカから発生する音を制御するスピーカ制御装置と、
    前記エレベーターの乗りかごに対する乗降客の流れに応じた交通流モードを判定する交通流モード判定部と、
    を有し、
    前記スピーカ制御装置は、前記交通流モード判定部で判定された交通流モードに基づいて、前記スピーカから発生する音を制御するエレベーター制御装置。
  9. 乗りかごの位置を判定する乗りかご位置判定部を有し、
    前記乗りかご位置判定部が判定した位置に基づいて、前記乗りかごが着床した階が、予め設定した特定階であるか否かを判断し、
    前記スピーカ制御装置は、前記判断結果に基づいて、前記スピーカから発生する音を制御する請求項8記載のエレベーター制御装置。
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