JP2018000458A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収体内で液体が拡散するスピードを上げるための吸収性物品を提供する。【解決手段】本発明の吸収性物品10は、液透過性の表面シート14と、液不透過性の裏面シート12と、表面シート14と裏面シート12との間に配置される吸収体13と、を備える吸収性物品10であって、吸収性物品10は、吸収体13に圧縮形成され、2つの側部201S、202Sを有する凹部20を複数備え、凹部20の延びる方向に直交する断面において、2つの側部201S、202Sのうち吸収体13の幅方向中心軸に近い一方の側部の断面積と他方の側部の断面積とは、異なっている。【選択図】図5

Description

本発明は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これらの間に配置される吸収体とを有する吸収性物品に関する。
従来、排出された体液(以下、単に「液体」とも言う)を吸収体に誘導して吸収させる使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」とも言う)等の吸収性物品が広く知られている。吸収体は、主にパルプと高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer、以下「SAP」とも言う)とからなる吸収性本体を、ティシュや不織布等の被覆部材によって包んだものである。排出された体液は、吸収体全体を使用して効率よく吸収させることが求められる。
そこで、例えば、特許文献1には、ロールで吸収体を圧搾することによって凹部を形成し、その凹部において液体を広く拡散させることにより、効率の良い液体吸収を図った吸収性物品が開示されている。
特開2015−112268号公報
しかしながら、特許文献1に記載の吸収性物品では、吸収体内で液体が拡散するスピードについて着目しておらず、仮に当該スピードが遅い場合には、液体を凹部によって拡散させても、吸収体において効率良く吸収させることができない場合があった。そのため、吸収が間に合わずに液体漏れが生じるおそれがあった。
本発明の目的は、吸収体内で液体が拡散するスピードを上げるための吸収性物品を提供することにある。
本発明による吸収性物品は、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に配置される吸収体と、を備える吸収性物品であって、吸収性物品は、吸収体に圧縮形成され、2つの側部を有する凹部を複数備え、凹部の延びる方向に直交する断面において、2つの側部のうち吸収体の幅方向中心軸に近い一方の側部の断面積と他方の側部の断面積とは、異なっていることを特徴とするものである。
本発明によれば、吸収体内で液体が拡散するスピードを上げて、吸収体の吸収効率を向上させることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るおむつの一例の外観において、正面側から見た斜視図である。 図1に示すおむつの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る、伸張状態のおむつをトップシート側から見た模式的な平面図である。 図3に示す吸収体部分をトップシート側から見た模式的な平面図であり、吸収体に形成された凹部について説明するための図である。 図4における模式的な断面図であり、(a)はVa−Va方向断面図、(b)はVb−Vb方向断面図、(c)は(b)のVc部分を拡大した図である。 図4のVI部分を拡大した図である。 本発明の第1実施形態に係る着用状態のおむつにおける、図5(b)の断面形状の模式図である。 本発明の第1実施形態に係るおむつ10の製造装置の斜視図であり、2つのロールで吸収体を挟搾している様子について説明するための図である。 2つのロールで吸収体を挟搾しているときの断面図であり、(a)はMD方向における断面図、(b)はCD方向における断面図である。 本発明の別の実施形態に係る、2つのロールで吸収体およびトップシートを挟搾している様子について説明するためのMD方向の模式的な断面図である。 本発明の第2実施形態に係る、図3に示す吸収体部分をトップシート側から見た模式的な平面図であり、図4のVI部分を拡大した図である。 本発明の変形例に係る、凹部の模式的な断面図であり、図5(b)のVc部分の断面形状を拡大して示す図である。 凹部の形成パターンの例を表した図であり、(a)は横縞状、(b)は「くの字」状、(c)は円弧状、にそれぞれ配列したパターンを表す。
本発明の実施形態について、図1から図13を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は本実施形態の態様に限定されるものではない。
なお、本明細書および特許請求の範囲の記載において、「凹部」とは、エンボス加工により吸収体を圧縮することで形成される溝を指すものとして参照される。吸収体のうち凹部が形成されている部位は、それ以外の部位と比較して高い密度となっている。
また、本明細書の記載において、MD方向は吸収体の製造工程における吸収体の搬送方向を表し、CD方向は当該MD方向に直交する方向を表す。
本実施形態に係る吸収性物品は、吸収体に形成された凹部の側部に、非圧搾部分より密度が高くなっている中密度領域を設けるように構成される。この構成により、吸収体内で液体が拡散するスピードを上げることができる結果、所望の位置において吸収体の吸収効率を向上させることが可能となる。
<第1実施形態>
<構造>
図1に本発明の第1実施形態に係るおむつの一例の外観において、正面側から見た斜視図を示す。本実施形態に係るおむつ10は、展開型の使い捨ておむつであり、前身頃領域10Fと、後身頃領域10Rと、これら前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rをつなぐ股下領域10Cとを有する。また、着用時に前身頃領域10Fと後身頃領域10Rとで着用者のウエストの部分を取り囲むウエスト周り開口部10Wが形成されている。同様に、前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rの下端部と股下領域10Cとで着用者の両脚の太股部分を取り囲む左右一対の脚周り開口部10Lが形成されている。
着用時に前身頃領域10Fは、着用者の腹側に位置し、後身頃領域10Rは着用者の背側に位置する。そして、着用時に股下領域10Cは、着用者の股下を覆い、左右一対の脚周り開口部10Lに、着用者の脚がそれぞれ通された形となる。したがって、脚周り開口部10Lは、着用者の両脚の付け根から太股あたりのいずれかに位置することとなる。
仮想線Pは、おむつ中央部において腹側から背側に向かって、股下部分を通って延びるものである。具体的には、仮想線Pは、例えば、おむつのウエスト側を上、股下側を下として定義すると、おむつ表面に沿って、かつ上下方向に延びると共に、股下部分を経由して、背側においても上下方向に延びるものである。
おむつ10の外側に位置するカバーシート11の後身頃領域10Rの左右両端縁部には、着用時に前身頃領域10Fの左右両端縁部に重ね合わせてこれらをつなぎ、脚周り開口部10Lを形成し得る左右一対のファスニングテープ10Aが接着されている。このファスニングテープ10Aは、前身頃領域10Fのカバーシート11上に接着されたフロントパッチシート10Bに対して繰り返し剥離可能に接合される。
図2は、図1に示すおむつ10の模式的な分解斜視図であり、図3は、本発明の第1実施形態に係る、伸張状態のおむつ10をトップシート14側から見た模式的な平面図である。図2の吸収体13および図3のおむつ10については、説明の便宜上、部分的に破断した状態をそれぞれ示している。
図2に示すように、本実施形態におけるおむつ10は、外側から順に、良好な手触りを得るために薄い不織布にて形成されるカバーシート11と、液不透過性を有するバックシート(裏面シート)12と、吸収体13と、液透過性を有するトップシート(表面シート)14と、疎水性のシート部材で構成された一対の立体ギャザー(サイドシート)15とを重ねた積層構造を有しているものである。
カバーシート11の股下領域10Cの左右両側には、それぞれ脚周り開口部10Lとなる一対の切欠き部11Nが形成されている。カバーシート11と一対の立体ギャザー15との間には、脚周りギャザーを形成するための一対の糸ゴム16がそれぞれ伸張状態で接着されている。
バックシート12は、カバーシート11に接合され、吸収体13は、このバックシート12とトップシート14との間に配置され、この吸収体13を介してトップシート14がバックシート12に接合される。また、バックシート12のうち、後身頃領域10Rの上端部に対応する領域には、バックシート12の幅方向に沿って延び、着用者に対してウエスト周りに適度な着用感を与えるための弾性シート10Dが接合されている。
トップシート14の下に位置する本実施形態の吸収体13は、主にパルプとSAPとからなる吸収性本体17を、ティシュや不織布等の被覆部材(コアラップ)18によって包んだマット状のものである。本実施形態では、吸収性本体17はSAPを含むものであるが、本発明ではSAPを含まないものであってもよい。吸収性本体17を被覆部材18により包むことで形成される継ぎ目は、例えば、図2に示すように、吸収体13の上面であって前後方向に延びるように形成される。本実施形態の吸収体13は、前身頃、股下、後身頃に亘るように、細長い形状をしている。ここで、前身頃部分から後身頃部分を前後(上下)方向とし、それに直交する方向を左右方向とすると、本実施形態の吸収体13は、前後(上下)左右の長さが異なる矩形のものである(図2および図3では、前後(上下)の長さが左右の長さより長くなっている)。なお、本実施形態の吸収体13の形状はこれに限らず、例えば、前後(上下)左右の長さが同程度の略正方形のもの、前後(上下)端の角が丸く落とされているもの、前後(上下)に延びる楕円形のもの、円形のもの等、さまざまな形状を含む。また、吸収体13の股下部分には、一対の脚周り開口部10Lに対応するように、円弧状をなす一対の切欠き部が形成されても良い。本実施形態では、図3に示すように、吸収体13の表面には、複数の凹部20が連続的に形成され、斜め格子状に配列されている。また、凹部20の側部には、後述する中密度領域が設けられる。この凹部20は、後述する製造装置100のロールによって吸収体13を圧搾することにより形成される。凹部20が連続的に形成されることで、空気が腹側または背側に通り抜けることができるようになり、通気性を確保することが可能となる。また、排出された体液を、迅速に拡散させて、吸収体13を全体的に使用して効率よく吸収体13に吸収させることが可能となる。さらに、凹部20において折れ曲がりやすくなり、おむつ10のフィット感を向上させることが可能となる。
一対の立体ギャザー15は、吸収体13の前後方向に沿って設けられ、吸収体13の前後方向に延びる両側縁部のうち、一方の側縁部は略直線形状を呈し、他方の側縁部には、股下付近に切欠き部15Nが形成されている。一対の立体ギャザー15の内側部分がトップシート14に対して非接合状態となっており、立体ギャザー15は、その略直線形状の側縁部に自由端を含む。立体ギャザー15の自由端には、図3に示すように、引っ張り力を作用する弾性部材である糸ゴム19が吸収体13の前後方向に沿って伸張状態で配置されている。一対の立体ギャザー15は、この糸ゴム19により、着用状態において吸収体13の両側縁部に沿って起立可能となる。
<吸収体に形成される凹部>
図4は、図3に示す吸収体13部分をトップシート14側から見た模式的な平面図であり、吸収体13に形成された凹部20について説明するための図である。また、図5は、図4における模式的な断面図であり、図5(a)はVa−Va方向断面図、図5(b)はVb−Vb方向断面図、図5(c)は図5(b)のVc部分を拡大した図である。図5(c)では、後述する凹部20の第1側部201Sおよび第2側部202Sを斜線のハッチングで表す(後述の図12も同様)。図4では吸収体13の幅方向中心軸をQ、図5(b)では吸収体13の厚み方向中心軸をCAとする。軸Qは、後述するCD方向と平行になっている。また、図4では仮想線P、軸Q、軸CAの交点をOとする。本実施形態では、仮想線P、軸Q、軸CAは、それぞれ直交している。また、凹部20は、図4に示すように、軸Qに対して線対称になるように配置されている。
吸収体13のトップシート14側には、図4に示すように、第1方向に沿って延びる第1凹部20aと、第1凹部20aに対して交差状態で、第1方向と異なる第2方向に沿って延びる第2凹部20bと、が形成されている。そして、第1凹部20aおよび第2凹部20bは、互いに平行に並んだ複数の溝でそれぞれ構成されている。
本実施形態において、凹部20は、吸収体13の幅方向(図4における左右方向)の端部まで形成されているのではなく、吸収体13の前後方向(図4における上下方向)に沿った帯状に形成されている。凹部20が形成されている吸収体13の領域を凹部形成領域N1とし、凹部20が形成されていない吸収体13の幅方向両端部の領域を凹部非形成領域N2とする。この凹部非形成領域N2を設けることで、股下領域10Cの幅方向両端部からの液体漏れを抑制することが可能となる。本実施形態では、凹部非形成領域N2を備えているが、本発明はこの形態に限らず、吸収体13の幅方向(図4における左右方向)の端部まで凹部20が設けられていてもよいことは言うまでもない。したがって、本発明は、凹部非形成領域N2を設けない構成であってもよい。なお、本発明は、凹部20が吸収体13の前後方向(図4における上下方向)の端部まで形成されない態様を許容するものである。図4に示すように、当該前後方向端部まで形成される場合には、通気性および蒸れ防止を向上させることが可能となる。
本実施形態では、上述したように、凹部20は、吸収体13の幅方向における、一方側(図4中、向かって右側)に傾斜して延びる第1凹部20aと、他方側(図4中、向かって左側)に傾斜して延びる第2凹部20bとによって構成される。仮想線Pの吸収体13上での位置は、前身頃部分上端から後身頃部分下端に向かって延びるものとなる。具体的には、吸収体13が細長い形状である場合、仮想線Pは、図4に示すように、吸収体13の前後方向に延びるものである。凹部20は、この仮想線Pに対して傾斜して延びる。すなわち、仮想線Pを軸として側辺に沿った方向、例えば、前後方向に対し、第1凹部20aは、一方側に角度αで傾斜し、第2凹部20bは、他方側に角度βで傾斜する。角度αと角度βは同一であってもよいし、異なっていてもよい。また、図4では、複数の第1凹部20aはそれぞれ同じ角度で傾斜し、一定間隔で配置されている。すなわち、各第1凹部20aが平行かつ一定間隔で配置されているが、本発明はこれに限らず、凹部20の間隔が一定でないものや、各凹部20の傾斜角度が異なるものも含む。第2凹部20bについても同様である。
本実施形態では、複数の凹部20の断面形状は、図5(b)に示すように、吸収体13の幅方向に直交する断面において、軸CAに対して線対称になっている。すなわち、図5(c)と同形状の凹部20が、軸CAを境にして、図5(b)の右方向に配列され、図5(c)に示す凹部20を左右反転させたものが、軸CAを境にして、図5(b)の左方向に配列されている。本発明ではこれに限られず、図5(c)と同形状の凹部20が、吸収体13の幅方向に直交する断面において全て配列されてもよく、図5(c)に示す凹部20を左右反転させたものが、吸収体13の幅方向に直交する断面において全て配列されてもよい。すなわち、例えば、凹部20の延びる方向に直交する断面において、2つの側部201S、202Sのうち吸収体13の前方向端部に近い一方の側部の断面積と他方の側部の断面積とは、異なっているようにしてもよい。
図5(c)に移り、凹部20は、第1側部201Sおよび第2側部202Sの2つの側部と、第1側部201S、第2側部202Sで挟まれた底部200Bと、を有する。凹部20の延びる方向に直交する断面において、2つの側部のうち吸収体13の幅方向中心軸Qに近い第1側部201Sの断面積と第2側部202Sの断面積とは異なっている。本実施形態では、図4および図5(c)に示すように、軸Qに近い第1側部201Sの断面積は、第2側部202Sの断面積より広くなっている。
凹部20は、ロールで圧搾されることによって形成されているため、第1側部201S、第2側部202S、および底部200Bの密度は、吸収体13のうち凹部20の非形成部分21の密度より高くなっている。また、第1側部201Sおよび第2側部202Sの密度は、底部200Bの密度よりそれぞれ低くなっている。つまり、第1側部201Sまたは第2側部202Sは、吸収体13のうち凹部20の非形成部分21の密度より高く、底部200Bの密度より低い中密度領域をそれぞれ備えていることになる。この中密度領域では、吸収体13のうち凹部20の非形成部分21より圧縮されているため、吸収体13を構成する繊維間の距離が適度に縮まっており、毛管力が高まって液体の吸収力が向上することになる。
本実施形態では、底部200B、第1側部201S、第2側部202S、非形成部分21の順で、毛管力が高いため、毛細管現象により液体が周囲へ拡散するスピード(以下、単に「拡散スピード」とも言う)もこの順で高いものとなる。また、本実施形態では、非形成部分21、第1側部201S、第2側部202S、底部200Bの順で、液体を吸い取る量が多い。したがって、中密度領域が広い第1側部201Sでは、吸収体13の中でも、拡散スピードが高く、且つ、液体を吸い取る量が多い場所となっている。
本実施形態に係る吸収体13における液体の流れについて説明する。図6は、図4のVI部分を拡大した図である。図6で示す矢印の太さは、流れる液体の量を表す。
液体は、股下領域10Cにおいて排出され、吸収体13のうち非形成部分21や凹部20に接触し、それらによって吸収される。当該非形成部分21や凹部20で吸収し切れなかった液体は、凹部20に沿って拡散されつつ、凹部20の底部200B、第1側部201S、第2側部202Sで吸収されることになる。本実施形態では、非形成部分21、底部200B、第1側部201S、第2側部202Sを液体にそれぞれ浸した場合に、一度に多くの液体を早く吸収できるのは非形成部分21、第1側部201S、第2側部202S、底部200Bの順である。第1側部201Sは第2側部202Sより広い中密度領域を有するので、毛管力を発揮でき、多くの液体を移動させることができる。
ここで例えば、図4のVI部分、つまり、図6では、矢印Dから流れてきた液体は、矢印Eの方向に流れる。そして、より広い中密度領域を有する第1側部201Sで多く吸収され、さらに非形成部分21に液体を移動させる。
同時に第2側部202Sは第1側部201より狭い中密度領域によって、液体を移動させて非形成部分21に液体を移動させるが、その移動量は第1側部201Sの移動量より少ない量となる。このように液体を吸収しながら流れる液体は減少していく。続いて、矢印Gから流れてきた液体は、同様に第1側部201Sで吸収され、さらに量を減らしながら、矢印H、矢印I、矢印Jの方向に流れることになる。
吸収体13は、後述する図7に示すように、着用時には臀部に沿ってUの字に当てられることが多いので、吸収体13の一部では液体を縦に(股下から腹側や背側に向かって)吸い上げたほうが液体をより早く吸収することができる。この場合は凹部20の溝を通った液体の拡散する能力よりも、当該第1側部201Sの吸い上げ能力が発揮されて、優先的に第1側部201S、次いで第2側部202Sを通って液体を移動させることができる。すなわち、本実施形態によれば、第1側部201Sの高い吸い上げ能力および拡散スピードを利用して、排出された液体を素早く吸収することで迅速に拡散させ、拡散させた先で液体を吸収するという効率のよい液体吸収が実現可能となる。
図7は、本発明の第1実施形態に係る着用状態のおむつにおける、図5(b)の断面形状の模式図である。本実施形態では、図7に示すような着用状態においても、複数の凹部20の断面形状は、吸収体13の幅方向に直交する断面において、軸CAに対して線対称になっている。よって、着用状態において、凹部20の2つの側部のうち広い中密度領域を有する方が股下側(図7の下側)に配置されるため、図7のように液体が滞留しても、凹部20の当該広い中密度領域に優先して接触するので、その液体が迅速に吸収され、素早く拡散されることになる。当該広い中密度領域を有する側部が液面FLより下に位置するように凹部20を配置することが、本発明の効果を有効に発揮する上で好ましい。なお、本実施形態では、図4、図5(b)、図7において、凹部20は、仮想線P、軸Q、軸CAそれぞれに対して線対称となっているが、本発明では仮想線P、軸Q、軸CAそれぞれに対して非対称となる態様も許容されるものである。また、本発明では、凹部20の延びる方向に直交する断面において、2つの側部のうち吸収体13の中央部(図5では点O周辺)に近い第1側部201Sの断面積と第2側部202Sの断面積とは異なっている態様も含まれるものである。
本実施形態によれば、凹部20が中密度領域を備えているため、排出された体液が、凹部20において吸収されやすくなり、吸収体内での液体の拡散スピードが上がり、体液が素早く拡散されるので、効率よく液体吸収を行うことが可能となる。そのため、液体漏れを抑制することが可能となる。また、本実施形態では、吸収体13の所望の場所において吸収効率を向上させることが可能となる。
本発明者は、上記中密度領域の密度について、0.4g/cm3から0.9g/cm3が本発明の効果を有効に奏する上で好ましいことを発見した。
次に、上記吸収性物品10の吸収体13を圧搾するための、本実施形態に係るおむつ10の製造装置100の詳細について説明する。
<製造装置>
図8は、本発明の第1実施形態に係るおむつ10の製造装置100の斜視図であり、2つのロールで吸収体13を挟搾している様子について説明するための図であり、図9は、2つのロールで吸収体を挟搾しているときの断面図であり、図9(a)はMD方向における断面図、図9(b)はCD方向における断面図である。図9(b)は、図5(a)に示す断面形状に対応するものである。
本実施形態に係るおむつ10の製造装置100は、第1ロール(以下、単に「回転部材」とも言う)30と、第1ロール30と共に回転する第2ロール(第2回転部材)40と、を備えて構成される。第1ロール30は、外周面30Eと、外周面30Eから外方に突出する凸部31とを有し、凸部31で吸収体13を圧搾して吸収体13に凹部20を形成するように構成される。第2ロール40は、外周面40Eを有し、第1ロール30と共に回転することによって、吸収体13を挟搾するように構成される。
凸部31は、図8に示すように、第1凹部20aの第1方向に対応する第3方向に沿って延びる第1凸部31aと、第2凹部20bの第2方向に対応する第4方向に沿って延びる第2凸部31bと、を含む。つまり、第1凸部31aおよび第2凸部31bは、格子状に形成されている。第1ロール30は、第1凸部31aで吸収体13を圧搾して吸収体13に後述する第1凹部20aを形成し、第2凸部31bで吸収体13を圧搾して吸収体13に後述する第2凹部20bを形成するように構成される(図4を参照)。
<製造方法>
本実施形態に係るおむつ10は、例えば、以下の工程を含む製造方法により製造される。
(1)先ず、パルプとSAPとで構成された吸収性本体17を被覆部材18で包み、連続するマット状の吸収体13を生成する。
(2)そして、図8および図9に示すように、MD方向の上流からA方向に流れてきた連続する吸収体13を、第1ロール30がB方向に回転し且つ第2ロール40がC方向に回転することで挟搾し、連続する吸収体13にエンボス加工を施す。このエンボス加工により、連続する吸収体13に凹部20が形成される。つまり、製造装置100は、第1ロール30の回転に伴って、凸部31に対応する形状が吸収体13に形成されるように、吸収体13を圧搾する。
(3)次に、エンボス加工後の連続する吸収体13をMD方向の下流に流し、切断装置によりおむつ1枚分に必要な長さで切断されて、トップシート14、バックシート12、カバーシート11等と接合された後、おむつ10が製造される。
本実施形態では、吸収性本体17と被覆部材18を圧搾することで、凹部20を形成しているが、本発明はこれに限られない。例えば、吸収性本体17および被覆部材18(すなわち、吸収体13)とトップシート14とを積層したものに対して圧搾することによって、凹部20を形成してもよい(後述する図10を参照)。
吸収体13とトップシート14とを積層したものに対して圧搾する場合、予め分けられた(例えば切断された)吸収体13とトップシート14とを接合したものに対して、圧搾が施されてもよい。図10は、本発明の別の実施形態に係る、2つのロールで吸収体13およびトップシート14を挟搾している様子について説明するためのMD方向における模式的な断面図である。トップシート14は、図10に示すように連続している。複数の吸収体13はそれぞれ、予め積層されてマット状になっており、おむつ10の1枚分に切り分けられている。複数の吸収体13は、図10に示すように、それぞれ一定間隔を空けて、連続するトップシート14に接合(例えば接着)されている。
複数の吸収体13と連続するトップシート14とを積層したものは、図10に示すように、A方向に流れ、上記第1実施形態と同様に、製造装置100の第1ロール30と第2ロール40とで挟搾される。これにより、吸収体13とトップシート14とが一緒に圧搾され、吸収体13とトップシート14とを積層したものには、凹部20が形成されることになる。この圧搾の場合であっても、図5(c)に示すような形状の凹部20が形成されれば、吸収体13の所望の位置における吸収効率が良くなるという本発明の効果を得ることが可能となる。圧搾後の吸収体13およびトップシート14に、バックシート12、カバーシート11等を接合して、必要な長さに切断すると1枚のおむつ10が製造されることになる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態は、第1実施形態に係る凹部20の第1側部201Sおよび第2側部202Sの2つの側部を全て逆向きに配置する。つまり、本実施形態では、2つの側部のうち軸Q(図4を参照)に近い一方の側部の断面積は、他方の側部の断面積より狭くなっている。本実施形態では、当該一方の側部を第2側部202Sとし、当該他方の側部を第1側部201Sとする。本実施形態に係るおむつ10を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図11は、本発明の第2実施形態に係る、図3に示す吸収体部分をトップシート側から見た模式的な平面図であり、図4のVI部分を拡大した図である。
液体は、股下領域10Cにおいて排出され、凹部20によって拡散される。ここで例えば、図4のVI部分、つまり、図11では、矢印Dから流れてきた液体は、矢印Eの方向に流れる。そして、第1実施形態と同様に、より広い中密度領域を有する第1側部201Sで多く吸収され、量を減らしながら矢印Fの方向に流れることになる。続いて、矢印Gから流れてきた液体は、同様に第1側部201Sで吸収され、さらに量を減らしながら、矢印H、矢印I、矢印Jの方向に流れることになる。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、第1側部201Sの高い吸い上げ能力および拡散スピードを利用して、排出された液体を素早く吸収することで迅速に拡散させ、拡散させた先で体液を吸収するという効率のよい液体吸収が実現可能となる。
<変形例>
本発明は、上述した各実施形態に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
例えば、上記各実施形態に係るおむつの構造は、上述したような展開型に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に規定された吸収性物品の構成を含むおむつでありさえすれば、どのような構成であってもよい。例えば、パンツ型の使い捨ておむつや、尿パッド等であっても本発明を適用可能である。
加えて、上記各実施形態では、凹部20の断面が下側に凸となる逆台形状を呈しているが、本発明ではこれに限られず、様々な形状を採用することが可能である。
図12は、本発明の変形例に係る、凹部の模式的な断面図であり、図5(b)のVc部分を拡大した図である。図12に示すように、底部200Bには、凹部20よりさらに凹んだ窪み部22が形成される。図12の形状パターンであれば、上記各実施形態と同様の効果を得ることが可能である。加えて、底部200Bには窪み部22が設けられるため、トップシート14、被覆部材18、および吸収性本体17を構成するそれぞれの繊維が咬合して、互いの接合を強くすることが可能となる。このほか、凹部20の断面形状としては、階段状の形状や、曲線を含む形状等を採用してもよい。
さらに、上記各実施形態では、複数の凹部20が吸収体13の表面に連続して形成されることで、斜め格子状の配列パターンが出来上がっているが、これに限られない。
図13は、凹部の形成パターンの例を表した図であり、図13(a)は横縞状、図13(b)は「くの字」状、図13(c)は円弧状、にそれぞれ配列したパターンを表す。図13(a)から図13(c)に示した形成パターンであっても、上記各実施形態と同様の効果を得ることが可能である。また、本発明では、例えば、複数の凹部20は、吸収体13の表面に間欠的に形成されてもよいし、凹部20の配列パターンは、例えば、三角形、六角形等の多角形の配列パターン、直線状、曲線状、または波状のものを並列したパターン等様々な配列パターンであってもよい。
また、上記各実施形態では、凹部20は、底部200Bを有しているが、本発明ではこれに限られず、底部200Bを有さずに第1側部201Sおよび第2側部202Sのみで構成されてもいい。
上記各実施形態では、吸収体13のトップシート14側に凹部20が形成されているがこれに限られず、吸収体13のバックシート12側や、吸収体13のトップシート14側およびバックシート12側に凹部20を形成してもよい。
10 おむつ
10A ファスニングテープ
10B フロントパッチシート
10F 前身頃領域
10R 後身頃領域
10C 股下領域
10W ウエスト周り開口部
10L 脚周り開口部
11 カバーシート
11N、15N 切欠き部
12 バックシート(裏面シート)
13 吸収体
14 トップシート(表面シート)
15 立体ギャザー
16、19 糸ゴム
17 吸収性本体
18 被覆部材
20 凹部
20a 第1凹部
20b 第2凹部
21 凹部の非形成部分
22 窪み部
30 第1ロール(回転部材)
31 凸部
40 第2ロール(第2回転部材)
100 製造装置
200B 底部
201S 第1側部
202S 第2側部

Claims (7)

  1. 液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配置される吸収体と、を備える吸収性物品であって、
    前記吸収性物品は、前記吸収体に圧縮形成され、2つの側部を有する凹部を複数備え、
    前記凹部の延びる方向に直交する断面において、前記2つの側部のうち前記吸収体の幅方向中心軸に近い一方の側部の断面積と他方の側部の断面積とは、異なっていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記断面において、前記一方の側部の断面積は、前記他方の側部の断面積より広いことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記断面において、前記一方の側部の断面積は、前記他方の側部の断面積より狭いことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体の幅方向に直交する断面において、前記一方の側部の断面形状は、前記吸収体の厚み方向中心軸に対して線対称になっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記凹部は、前記吸収体の前後方向に延びる直線に対して一方側に傾斜して延びるように形成される第1凹部と、その直線に対して他方側に傾斜して延びるように形成される第2凹部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記凹部は、前記2つの側部で挟まれた底部を有し、
    前記底部には前記凹部よりさらに凹んだ窪み部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配置される吸収体と、を備える吸収性物品であって、
    前記吸収性物品は、前記吸収体に圧縮形成され、2つの側部を有する凹部を複数備え、
    前記凹部の延びる方向に直交する断面において、前記2つの側部のうち前記吸収体の前方向端部に近い一方の側部の断面積と他方の側部の断面積とは、異なっていることを特徴とする吸収性物品。
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