JP2018000211A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技進行を補助すると共に、演出効果を高めることが可能な遊技機を提供する。【解決手段】遊技領域95を構成する遊技盤97と、遊技盤97に配される遊技部材と、遊技盤の後方に配される第一の投影領域121と、遊技領域の所定箇所に対応して投影領域に設けられた貫通孔125と、投影領域に投影可能で、かつ遊技進行に応じ、貫通孔を通過する投影光を変化させて発光態様を変化させることにより、遊技進行に係る報知を実行可能である第一の投影手段143と、を含み、報知が行なわれているときに、投影手段が投影する映像は、投影領域に画像表示が行われる部分と、当該画像表示が行われない部分とを含む1の画像によって構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機などの遊技機に関する。
この種の遊技機として従来から知られているものに、遊技者が遊技球等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチンコ遊技機や、遊技者がメダル等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチスロ遊技機などがある。
例えば、従来の遊技機には、遊技盤の後方にリアプロジェクタなどの投影手段を配し、遊技盤の後方から遊技盤全域に投影し、一般入賞口やアタッカに対応するスクリーンなどの投影領域の位置に設けられた貫通孔を介して光による演出を図っているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−161007号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、リアプロジェクタを介して遊技盤全体に光による演出表示が行われるものであったが、単純に一般入賞口やアタッカを発光させるだけに過ぎず演出表示効果をあまり向上し得ていたものであるとは言い難いものであった。また、遊技者が遊技進行を行なう上で注目するべき点を、投影手段を介して遊技機上に明確に示すことができれば遊技進行の渋滞を阻止することも可能であるため、投影手段を介して遊技の進行を補助し得る遊技機の提供が望まれていた。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、遊技進行を補助すると共に、演出効果を高めることが可能な遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、遊技領域95を構成する遊技盤97と、
前記遊技盤97に配される遊技部材(センター台板99、レール台板103、リブ105,107,108、遊技釘109、通過ゲート111、始動入賞口113、大入賞口115、電チュー(普通電動役物)117)と、
前記遊技盤97の後方に配される投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)と、
前記遊技部材に対応して前記投影領域(第一の投影領域121)に設けられた貫通孔(125、127、129、131a、131b、131c、133、135、139)と、
前記投影領域(第一の投影領域121)に投影可能で、かつ遊技進行に応じ、前記貫通孔を通過する投影光を変化させて前記遊技部材の発光態様を変化させることにより、遊技進行に係る報知を実行可能である投影手段(第一の投影手段143)と、を含み、
前記報知が行なわれているときに、投影手段(第一の投影手段143)が投影する映像は、投影領域(第一の投影領域121)に画像表示が行われる部分と、投影領域に画像表示が行われない部分とを含む1の画像によって構成されている、ことを特徴とする遊技機としたことである。
第1の発明によれば、投影領域(第一の投影領域121)には貫通孔と投影領域とがあり、貫通孔を通った光によって遊技部材の発光態様が変化すると共に、投影領域に画像が表示されるため、1つの画像によって構成された映像の投影光によって遊技部材を装飾しつつも、遊技進行に関する表示を行うことが可能である。従って、遊技領域95に設けられた遊技部材を有効に活用し、遊技者の遊技進行に対する興趣を向上することが可能である。遊技者が遊技進行を行なう上で注目するべき点を明確に示すことができるため遊技進行の渋滞を阻止することも可能である。
本発明によれば、遊技進行を補助すると共に、演出効果を高めることが可能な遊技機を提供し得る。
本発明遊技機の一実施形態を示す全体概略斜視図である。 本発明遊技機の一実施形態を示す全体概略正面図である。 本発明遊技機の一実施形態を示す全体概略斜視図で、ノズルを貯留域に向けて倒している状態の台間機を仮想線にて示している。 本発明遊技機の一実施形態を示す全体概略斜視図で、ノズルを上に上げている状態の台間機を仮想線にて示している。 本発明遊技機の一実施形態を示す分解概略斜視図である。 透光部材ユニットの分解概略斜視図である。 透光部材ユニットの部分拡大断面図である。 球抜き取り装置により連通口を開放し、貯留部の遊技球を導通路へと案内して排出口から遊技機外へと排出する状態を示す貯留手段の部分概略断面図である。 貯留手段の部分概略断面図で、(a)は球抜き取り装置による連通口の閉鎖状態を示す部分拡大断面図、(b)は貯留部から発射装置へと遊技球を送り出す球揚機構の概略の一例を示す概略斜視図である。 (a)は球揚機構を一部省略して示す概略平面図、(b)は(a)のb−b線概略断面図、(c)は(b)のc視方向の部分概略平面図である。 貯留手段の概略側面図で、発光手段を仮想線で示す。 本発明遊技機の一実施形態を示す全体概略正面図で、遊技盤の一部と発射装置を破線にて示す。 図12の一部を拡大して示す部分拡大図である。 発射ハンドルの概略断面図で、(a)はハンドル本体内に被発光体を備えた実施の形態を示し、(b)はハンドル本体内面をクラッシュカット状態とした形態を示し、(c)はハンドル本体内面をクラッシュ状態とすると共に、ハンドル本体内に被発光体を備えた形態を示す。 発射ハンドルの他の実施形態を示し、ハンドル本体の表面にシボ加工を施して装飾効果を向上させた概略側面図を示す。 遊技部材の分解位置を破線にて示す概略正面図である。 投影領域に設けられた貫通孔を通過した投影光によって所定の遊技釘が発光している状態を示す遊技領域の概略正面図である。 (a)は遊技釘を備えている遊技盤の概略部分拡大斜視図、(b)は貫通孔を設けている投影領域の概略部分拡大斜視図、(c)は投影領域の貫通孔を通過した投影光によって遊技釘が発光している状態を示す概略部分拡大斜視図である。 投影領域に設けられた貫通孔を通過した投影光によって所定位置に矢印が投影される状態を示す遊技領域の概略正面図である。 投影領域に設けられた貫通孔を通過した投影光によって所定位置の流路変更リブ・普通電動役物、大入賞口などに投影されて発光している状態を示す遊技領域の概略正面図である。 第一の投影領域と第二の投影領域の遊技者からの視線を示す概略図である。 第一の投影領域と第二の投影領域の概略斜視図である。 第一の投影領域を介して遊技領域の開口部に遊技情報が表示されている状態の遊技領域を示す概略正面図である。 それぞれの投影手段からそれぞれの投影領域へ投影される状態を示す概略側面図である。 第一の投影領域の下面に傾斜面を有し、当該傾斜面は第二の投影手段から投影されることを示す概略図である。 第一の投影領域の上面と下面に傾斜面を有し、当該上面の傾斜面は第一の投影手段から投影され、当該下面の傾斜面は第二の投影手段から投影されることを示す概略図である。 第一の投影領域と第二の投影領域を合わせて全画面にて画像演出表示を施している一実施形態を示す概略正面図である。 本実施形態の遊技機を構成する貯留手段に備えられた不正行為防止装置の撮影範囲の概略を一点鎖線で示す概略正面図である。 本実施形態の遊技機を構成する貯留手段に備えられた不正行為防止装置の撮影範囲の概略を一点鎖線で示す概略斜視図である。 他の形態の貯留手段を備えた本発明遊技機の一実施形態を示す概略斜視図である。 他の形態の貯留手段を備えた本発明遊技機の一実施形態を示す概略正面図である。 封入式の遊技機に本発明を適用した場合の貯留手段を拡大して示す概略斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る遊技機について、添付図面を参照しつつ説明する。
なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
本実施形態では、図に示すように、遊技媒体としての遊技球が遊技領域を転動流下することによって種々の遊技を行なうことが可能な弾球遊技機(ぱちんこ遊技機)に本発明を適用した実施の一形態を用いて説明する。
本実施形態の遊技機Aは、例えば、遊技球が転動流下可能な遊技領域95と、遊技領域95の背面側に備えられる投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)と、が着脱可能に設けられる本体枠1と、遊技領域95を視認可能な開口部9(以下、前枠開口部という)が設けられ、本体枠1の前方(遊技者と対峙(対向)する側)において当該本体枠1により回動可能に支持された前枠7と、本体枠1の後方(遊技機の奥行き方向で後方)に備えられ、投影手段(第一の投影手段143、第二の投影手段147)を所定位置に保持する保持枠11と、を含んで構成されている(図1乃至図5参照。)。
本体枠1と保持枠11とを別体として記載したが、これに限られるものではなく、本体枠1と保持枠11とを合わせて本体枠として扱うものであってもよい。このとき、本体枠1と保持枠11とは、分離可能な態様を含み、一体的にあるいは分離不可能な態様で形成されていてもよい。
前枠7には、各種装飾部材(トップ飾り19、右側装飾部材21、左側装飾部材23)、透光部材ユニット67、貯留手段25、遊技者が直接触れて後述する発射装置91を操作可能な発射ハンドル(操作手段)79、などが備えられている。なお、各種装飾部材(トップ飾り19、右側装飾部材21、左側装飾部材23)は図示形態に限らず変更可能であって、また、前枠7に備えられる部材(前枠構成部材ともいう。)はこれらに限定されるものではなく、前枠7を構成する部材は全て含まれるものである。
なお、発射ハンドル79は本体枠1側に備えるものとしてもよい。
装飾部材は、前枠開口部9を囲むようにして遊技機の美観を向上させるものであって、例えば本実施形態では、前枠開口部9の上側に設けられるトップ飾り19と、前枠開口部9の左右に設けられ、発光表示態様を変化させることが可能な左側装飾部材23と、右側装飾部材21と、を想定している。
左側装飾部材23および右側装飾部材21の内方には、サブ制御基板によって制御される発光手段、例えば、LED等が設けられている(図示省略。)。
この場合、発光手段(LED:Light Emitting Diode 発光ダイオード)から発せられた光を左側装飾部材23および右側装飾部材21に照射すると、当該左側装飾部材23および右側装飾部材21から美観に優れた、例えば放射光や拡散光などを発生させることができ、これにより、光による表示態様に変化を与えることができるため、遊技に対する興趣を向上させることができる。
特に本実施形態では、左側装飾部材23aと右側装飾部材21a、及び後述する貯留手段25の前面湾曲装飾部材(内部にサブ制御基板によって制御されるLEDなどの発光手段を備えている。)25aに、赤色レンズ部材を採用し、そのレンズ部材の内面(裏面)は、シボ加工などの表面仕上げが施されている。これによりLEDからの光が乱反射して面発光させるようにしたため、光による演出効果を向上させて興趣の向上を図っている(図1乃至図5、図11及び図12参照。)。
本体枠1には、上記前枠開口部9に対向した所定位置に、当該前枠開口部9と略同形状を成した本体枠開口部3が設けられており、遊技領域95と、遊技領域95の背面側に備えられる投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)と、を備えて構成されている。また、本実施形態では図示は省略するが、所定の音声による演出を施す音声演出装置、主制御基板やサブ制御基板などの各種制御基板・中継基板なども備えられている。
なお、本体枠1に備えられる部材は上述したものに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、音声演出装置、主制御基板やサブ制御基板などの各種制御基板・中継基板については、保持枠11の投影手段(第一の投影手段143と第二の投影手段147)の後方や側方などに備えることも可能で、さらには遊技機外部(例えば島装置など)に備えることも可能である。
<貯留手段>
貯留手段25は、前枠7の軸支側の側部、例えば本実施形態では左側装飾部材23と一体で前方に向けて膨出状に備えられている(図1乃至図5、図11及び図12参照。)。
貯留手段25は、遊技球を貯留する貯留域27と、前記貯留域27から下方に連続して設けられ、遊技球が通過可能な導通路43と、前記導通路43を通過する遊技球を遊技機外(例えば貯留箱600など)へと排出可能な排出口45と、前記貯留手段25を転動する遊技球が視認可能な装飾部材31と、を含んで構成されている。なお、略半円状に湾曲して形成されている、前面湾曲装飾部材25aは、本実施形態において赤色レンズ部材を採用し、そのレンズ部材の内面(裏面)は、シボ加工などの表面仕上げが施されている。そして、前面湾曲装飾部材25aの内方には、サブ制御基板などによって制御されるLEDなどの発光手段を備えている。
貯留域27は、本実施形態では左側装飾部材23と一体で前方に向けて突出して備えられ、上面を開放し、かつ遊技球を貯留可能な所定深さの長尺皿状に形成した貯留部33を有し、貯留部33は、上方に設けられた玉タンク、または遊技機を設置する島設備等から流下してくる遊技球を、例えばスプロケットを介して特典として払い出される遊技球(賞球)を導入可能な導入口(払出口)35と、発射装置91へと遊技球を導出可能な導出口37と、球抜き取り装置47の操作によって開放されて導通路43へと連通可能な連通口39を備えている(図8及び図9参照。)。
装飾部材31は、厚肉の透明ドーム状に形成されたレンズ部材で、貯留手段25の側面領域にて、該貯留手段25の内方を流れる遊技球が視認可能なように備えられている(図1乃至図5、図11及び図12参照。)。装飾部材31の材質は任意であって、透光性を有するものとして、例えば、ガラス製であっても合成樹脂製であってもよく、特定の条件下でのみ透光性を有し、不透光性と透光性とを切り替わるものであってもよい。装飾部材31の大きさ・形状なども任意で本実施形態に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
装飾部材31は、前記貯留手段25の少なくとも一部に備えられていればよく、貯留手段25内の遊技球の流れが遊技者(当該遊技機を遊技する遊技者と、当該遊技機で遊技を行なっていない遊技者であって、貯留手段25の装飾部材31を視認可能な遊技者の双方を含む)、又は遊技場管理者などから視認可能な領域であれば特に限定解釈はされない。例えば、前記導出口37から球揚装置55へと遊技球を案内する球通路38内の遊技球の流れを視認可能とするように前記装飾部材31を備えてもよいし、あるいは、導通路43内の遊技球の流れを視認可能とするように前記装飾部材31を備えてもよい。
また、それぞれの通路が視認可能なようにそれぞれの箇所に前記装飾部材31が備えられる形態であってもよい。また、一箇所に複数個配設する形態を採用することも可能である。
また、本実施形態の貯留手段25には、前記貯留手段25へと流れる遊技球に光を照射することが可能な発光手段41を、少なくとも装飾部材31よりも内側に備えている(図11参照。)。
発光手段41は、例えばサブ制御基板によって制御される発光手段、例えば、LED等が想定可能である。
本実施形態では、装飾部材31の内側にて、該装飾部材31よりも下方に発光手段41を備え、上方を通過する遊技球に下方から光を照射することによって遊技球が光を乱反射し、かつ遊技球の軌跡を見せることが可能である。
なお、発光手段41は、装飾部材31の奥側から装飾部材31方向に向けて光を照射するように配設することも可能で、遊技球が光を反射し得る任意の位置に備えることが可能であって限定解釈はされない。
また、遊技球の流れが分かるように遊技球に対して光を当て、装飾部材31の内側にスクリーンを設けることで、遊技球の影をスクリーンに写し、遊技球が作り出す影から遊技球の流れが分かるようにすることも可能である。
このように、遊技球の流れが分かるように発光手段を設けることが可能であれば限定解釈はされない。
また、上述のとおり、発光手段41を備える場合、装飾部材31は内面にシボ加工を施し、レンズ自体を乱反射させて装飾効果を向上させるようにしてもよい。また、装飾部材31の内面に細かいアイスカットを施して拡散効果を高めるようにしてもよい。
導通路43は、貯留域27の前端付近から鉛直方向で下方に向けて一体に設けられ、排出口45に近づく程に形状が細くなるような先すぼみ形状とした垂設部29内に内設されている(図1乃至図5、図11、図12参照。)。本実施形態では、先すぼみの略円すい状に形成している。
特に、導通路43を内設している領域の少なくとも一部を透光性を有する部材で形成するか、あるいは所定位置に一個乃至複数個の装飾部材31を備えるものとすれば、貯留域27に貯留された遊技媒体が導通路43を介して排出口45に近づくにつれて遊技者の興趣が高まる。
なお、垂設部29は、貯留域27の前端付近から下方に向けて一体に設けられているものであればよく、例えば、排出口45に近づく程に形状が広くなる先広がり状に形成されるものなどその外観形態は特に限定解釈されない。
本実施形態では、導通路43を通過する遊技球の通過速度を減速可能な減速手段を備えている。すなわち、貯留部33から鉛直方向で真っ直ぐに導通路43を設けた場合、遊技球は勢いよく下方に備えた貯留箱に排出されるため、貯留箱から飛び出してしまうといった不都合がある。そこで、遊技球の通過速度を減速するため減速手段を備えるものとした。
減速手段は、本実施形態では、例えば、導通路43を螺旋状にすることによって構成するものとしている(図8参照。)。
このような螺旋状の導通路43構成とすることにより、貯留部33から転動する遊技球は減速されながらゆっくりと流下して排出口45から排出されることとなり前記不都合はない。なお、流下速度は螺旋状の傾斜を緩急変更することによってゆっくりとしたり早くしたりすることが可能である。
本実施形態では、導通路43のみを螺旋状に形成しているが、垂設部29そのものを螺旋状に形成し、その螺旋状の垂設部29内に螺旋状に導通路43を形成するものであってもよい。
なお、減速手段は本実施形態で説明した導通路43の螺旋形態に限定されるものではなく、導通路43を流下する遊技球の流下速度を減速可能な構成であればよく本発明の範囲内で設計変更可能である。
例えば、次のような減速手段も考えられる。
(1)導通路43を下り傾斜のクランク状に構成し、遊技球の流下速度を減速する構成を採用してもよい。
(2)導通路43の内面に多数の凸部を備え、遊技球が凸部に当たることにより減速される構成も採用可能であり、この場合、導通路43はストレート状であってもよいが、蛇行状、若しくは上述したクランク状に形成しているとさらに減速効果が向上する。
(3)導通路43内に軟質弾性部材からなる薄肉の多数の舌片部を備え、遊技球が舌片部に当たることにより減速される構成も採用可能である。この場合にあっても、導通路43はストレート状であっても、蛇行状であっても、上述したクランク状に形成しているものであってもよい。
(4)さらに、導通路43の内面に摩擦抵抗の高いコーティング剤を塗布するか、シート状物を貼り付けるなどして流下速度を減速させる構成も本実施形態の減速手段の一つとして採用可能である。
貯留部33に貯留された遊技球を導通路43・排出口45を介して遊技機外(貯留箱600)に排出する場合に操作される球抜き取り装置(球抜き用シャッタ)47は、本実施形態では、図示しないスプリングの作用によって連通口39を開閉操作可能な形態としている(図1乃至図5、図8及び図9、図11及び図12参照。)が、これに限定されるものではなく本発明の範囲内で周知の形態を採用可能である。
本実施形態では、貯留手段25と、貯留手段25が設けられた枠部材の側部(前枠7に備えられた左側装飾部材23の側部)の双方に、遊技機の内側に向けて凹んだ凹部領域49,51を設けている(図1乃至図5参照。)。
貯留手段25の備えられている側の枠部材の側部(前枠7に備えられた左側装飾部材23の側部)に設けられている凹部領域(第一の凹部領域と称する。)51は、鉛直方向で下方から上方にわたって連続して遊技機の内側に向けて凹んでいる(図1乃至図5参照。)。
このように第一の凹部領域51を設けた理由は、前枠7を開放した際に、隣接されている遊技球やコインなどの遊技媒体を貸し出すための縦長状の台間機(サンド装置とも称する)400との干渉を避けるためである。
図1乃至図5では、第一の凹部領域51は、下端から少し離れた位置から鉛直方向で上方にわたって連続して遊技機の内側に向けて凹んでいる形態を示すが、図29では、下端(底面)にわたって切り欠いた(突き抜けた)状態を示している。
さらに本実施形態では、貯留手段25の貯留域27の外方側の側部に内方側に向けて所定形状で窪んでいる凹部領域(第二の凹部領域と称する。)49を備えるようにしている(図1乃至図5、図11及び図12参照。)。
すなわち、例えば、台間機400には、一体に突出する玉払出ノズル401などがあり、使用しないときは上方に立ち上げるように配しているが、本実施形態では貯留域27が前枠7の前面から前方に突出しているため、前枠7を開放した際にはその玉払出ノズル401が接触してしまう虞がある。従って、このような不具合を解消すべく上述の通り第二の凹部領域49を本実施形態では備えている。
なお、貯留域27の側部と貯留域27が設けられた枠部材の側部(前枠7に備えられた左側装飾部材23の側部)の少なくとも一方に、遊技機の内側に向けて凹んだ凹部領域(第一の凹部領域51、第二の凹部領域49)を設けられていればよく本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
本実施形態では、貯留手段25の側面、すなわち、貯留手段25に向かって右側の側面(発射ハンドル79と対峙する側の側面)の所定箇所に、不正な方法で出玉を獲得する、いわゆるゴト行為を防止するため、CMOSカメラ・CCDカメラなどの不正行為防止装置53を備えている(図22及び図23参照。)。本実施形態では、遊技領域95の方向に向けて画像を撮影可能なようにカメラの向きが設定されている。
例えば、本実施形態によれば、図27及び図28に示すように、遊技領域95や発射ハンドル79などの配設領域を含めて遊技機の略下半分の領域をカバーするように、不正行為防止装置53の撮影範囲を設定している。
不正行為防止装置は、上記ゴト行為などの不正手段を監視・録画等して不正な遊技を防止・検出し得るものであれば周知のものが本発明の範囲内で適宜設計変更可能であって、かつその配設位置や配設個数、撮影範囲なども任意で設計変更可能である。
また、本実施形態では、後述するように遊技領域95へと遊技球を発射せしめる発射装置は、遊技領域95の上方に配設する構成を採用している(図12参照。)。従って、貯留域27に貯留される遊技球を、貯留域27よりも鉛直方向で上方に位置する発射装置91へと送り出すためには、所定の球揚装置55が必要である。
例えば、球揚装置55の一例を図9及び図10に示す。貯留部33から球通路38を介して送り出された遊技球は、整列樋57に案内され、外周に所定数の球誘導凹部59を設けたカム部61によって一つずつスクリュ部63へと送られ、そして、スクリュ部63によって上方へと順次送られる。
そしてスクリュによって送られてきた遊技球は、通路部65を介して発射装置91に送られて遊技領域95へと発射される。前記スクリュ部63の周囲には、図示しないカバーが備えられており、スクリュにて順次上方へと移動される遊技球の零れ落ちを防止している。
また、図示は省略するが、通路部65を介して送られてきた遊技球を発射装置91の手前の領域にて溜め置くことが可能な球貯留部を備えるものとする。この球貯留部には、所定数の貯留球を検知するセンサを備えており、この検知信号を制御部が受けると前記球揚装置55の作動を停止するような検知手段を採用する。
なお、球揚装置55は、特に図示形態に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
貯留手段25の形態は、例えば、図29及び図30に示す形態とすることも可能である。
図1などに示す上述の形態では、貯留手段25における導通路43を内装する垂設部29の形態が、排出口45に近づくにつれ徐々に細くなるような略円すい状の先すぼみ形状で、かつその窄まり程度が緩やかであるのに対し、図29及び図30では、全体的に丸みを帯びた形態に形成されるとともに、排出口45に向けて急激に先すぼみ形状となるように形成され、かつその排出口45を有する先端側が前面湾曲装飾部材25aの方向に向くように湾曲状に形成している。なお、排出口45は下方にある貯留箱600の方向に向くように設けられている。このように貯留手段の形態を図示したような斬新な形態とすることによって遊技者の意表をついて興趣を向上することが可能である。
なお、貯留手段25の形態は本実施形態に示す形態に限定解釈されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
<透光部材>
透光部材ユニット(透明板ユニット)67は、透光性を有し、前枠7に設けた前枠開口部(窓部)9に対して、裏面側(背面側)から着脱自在に取り付けられており、当該前枠7を本体枠1に対して閉じた状態において、遊技盤97の表面(前面)側に対向し、かつその表面(前面)側を覆うように構成されている。
本実施形態では、前記装飾部材(右側装飾部材21、左側装飾部材23)寄りに配される第1透光部材(第1のガラス板)69と、前記第1透光部材69の後方で、投影領域寄りに配される第2透光部材(第2のガラス板)71と、の二重構造とし、その第1透光部材(第1のガラス板)69と第2透光部材(第2のガラス板)71との間にスペーサ73を介在させている。そして、第1透光部材(第1のガラス板)69を、前枠7の前枠開口部9に対向するようにして、前枠7の内面側に凹状に形成されている透光部材ユニット配設領域5に収容する。そして、第2透光部材(第2のガラス板)71の後方からガラス押さえ75を介して取り付けられる(図6参照。)。
また、本実施形態では、前記第1透光部材69の表面(前枠開口部9から臨む側の面)上と、第2透光部材71の表面(第1透光部材69と対向する側の面)上に低反射加工が施されている(図7参照。)。図中、符号77は低反射加工部を示す。
低反射加工は、透光部材の表面上に反射防止用の薄膜を形成するように所定のコーティング剤を塗布するか、フィルムを貼り付けて加工する。
低反射加工部77は前記第1透光部材69の表面上と第2透光部材71の表面上の少なくともいずれか一方に施されていればよく、好ましくは、第1透光部材69の表面上に施すようにすると好ましい。また、本実施形態では、第1透光部材69と第2透光部材71のそれぞれの片面の表面上にのみ低反射加工部77を施しているが、それぞれの両面に施すようにしてもよい。
なお、本実施形態では、透光部材として第1透光部材69と第2透光部材71の2枚のユニットとしているが、3枚以上の透光部材を組合せたユニットであってもよい。また、透光部材は、透光性を有していれば透明樹脂板であっても可能である。さらに、透光部材の形状は限定されず遊技機の仕様形態に応じて適宜設計変更可能である。
従って、前枠7の左側装飾部材23aおよび右側装飾部材21aには、上述の通り、LEDなどの光による装飾部材が備えられており、LEDのような高輝度の光がスクリーンなどの投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)に当たると、投影された映像がぼけてしまう虞があるが、本実施形態によればこのような不都合も解消されて視認性の向上及び演出効果の向上が図り得る。
<発射ハンドル>
発射ハンドル(操作手段)79は、遊技領域95へと遊技球を打ち込む発射装置91を強弱調整操作するもので、例えば遊技者から見て遊技機の右側下方に備えられており、支持部(取付部)81と、支持部81に取り付けられ、遊技者が握持して操作可能なハンドルグリップ83と、で構成されている(図1乃至図5、図12乃至図14参照。)。
ハンドルグリップ83は、透明合成樹脂からなる厚肉球体レンズ形態が採用されており、当該ハンドルグリップ83の内部には、所定の装飾部材85が視認可能に備えられている(図13参照。)。
装飾部材85は、透光性を有する合成樹脂剤にて所定の形状に形成され、かつその表面には所定のシボ加工などの装飾加工(表面処理)がなされている。さらに、この装飾部材85が例えば遊技の進行に応じて可動するように構成することもできる。
そして、本実施形態では、支持部81内に装飾部材85の方向に向けて光を照射可能な発光手段87を備え、装飾部材85に光を照射させることにより、ハンドルグリップ83内から光が拡散放出され演出効果を向上させることが可能である(図13(a)参照、)。
本実施形態の発射ハンドル79は、前記ハンドルグリップ83に備えられ、前記ハンドルグリップ83の表面上で行われた遊技者の操作距離(ハンドルグリップ83を握持している遊技者の手の移動距離)を検出する透過性を有した図示しないタッチセンサを備えている。すなわち、本実施形態では、ハンドルグリップ83を回転操作して発射装置91の強弱調整をするものではなく、ハンドルグリップ83は回転構造を有さず、遊技者の手の移動を検知してその移動距離に応じて発射装置91の強弱調整をする構成を採用している。
前記タッチセンサによって検出された遊技者の操作距離は、制御手段(例えばサブ制御基板)へと送られ、制御手段によって前記操作距離に応じた発射強度信号を発射装置91へと送り遊技球の打ち出し速度を強弱調整する。
本実施形態にて採用されるタッチセンサは周知のものが採用可能であって特に限定されるものではない。
また、図13(b)に示すように、ハンドルグリップ83の内面83aをクラッシュカット形状とし、発光手段87からの光が照射されるとあたかも宝石の如くハンドルグリップ83全体が発光し遊技者の興趣の向上が図れるようにしてもよい。また、図13(c)に示すように図13(a)の構成のハンドルグリップ83の内面83aにクラッシュカット形状を施すことも可能で、さらなる光による装飾効果が発揮され遊技者の興趣は向上する。
さらに、図14に示すように、ハンドルグリップ83の表面83bに、シボ加工を施すことによって所定の模様89を付与することも可能で、当該模様部分を発光させることも可能である。なお、この表面シボ加工による模様は、図13に示す形態にも採用可能である。
ハンドルグリップ83は、少なくとも一部の領域が透過性を有する材料で構成されていればよく、その材質も合成樹脂に限らずガラスなどを用いることも可能で、その外観形状も操作性を考慮すれば球形が好ましいが限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。また、装飾部材85は、前記ハンドルグリップ83の透過性を有する領域から視認可能であれば限定されるものではなく、形状・材質・配設数量など任意である。
また、本実施形態では、発射ハンドル79をもって発射装置91から遊技球を発射領域95へと発射させる形態をもって説明したが、発射ハンドルの形態に代えて、タッチパネルを備えた操作パネルなどによって発射装置91の操作をすることも可能である。
<発射装置>
発射装置91は、遊技領域95の中心から見て左上方の領域に設けられており、前記発射ハンドル79のハンドルグリップ83を握持する遊技者の手の操作距離(移動距離)を検知したタッチセンサの信号を受けた制御部からの信号によって強弱調整される図示しない発射ソレノイドを備えている(図12及び図12A、図16、図18及び図19参照。)。発射装置91は特に限定解釈されるものではなく周知一般の発射装置が採用可能である。
なお、遊技領域95の中心から見て左上方の領域とは、遊技領域95の中心よりも上方の領域を含み得るものであって、さらに遊技者が発射した遊技球が転動する遊技領域95全体を含んだ領域であってもよく、遊技領域95の最下位置よりも上方であれば全て含み得るものである。なお、遊技領域の上方とは、遊技領域の上方、又は遊技領域よりも上方の何れの状態であってもよい。
発射装置91は、上述したとおり、遊技機の前方に配されている貯留域27と、導出口37・球通路38を介して連絡されている球揚装置55に通路部65を介して連絡されている。
発射装置91の前方には、当該発射装置91を隠すようにして遊技機のキャラクタ・演出などに対応した所定形状の装飾部材93を設け、かつ当該装飾部材93の開口部分93aから遊技球が発射されるように構成し、遊技者が発射装置91を直視できないようにしている。
さらに、図示は省略するが、この装飾部材93を、透光性を有し、かつその内面にシボ加工などの表面処理を施すとともに、発光手段を備えるように構成するものとしてもよい。すなわち、例えば、遊技球の発射タイミングに合わせて当該装飾部材93を発光装飾させることにより遊技の興趣を向上させるようにすることも可能である。なお、装飾部材93の内面に施される表面処理は、後方に配設される発射装置91が視認し難くなるように加工され、かつ発光手段からの光を受けた際に乱反射・拡散可能なように加工されているのが好ましく、非発光状態のときでも内面の表面処理加工によって後方に配設されている発射装置91が視認し難くなっているのが好ましい。
本実施形態では、後述するように、遊技領域95の後方に配される投影領域(第一の投影領域121)の他に、遊技領域95の上方に位置するように上方の投影領域(第二の投影領域141)を備えている。
従って、発射装置91の上方に位置する第二の投影領域141と発射装置91前方の装飾部材93及び第一の投影領域121とによって演出を行えば、遊技者に対して迫力のある演出を提供することが可能となる。例えば、上方の第二の投影領域141から順番に、発射装置91の前方の装飾部材93、当該装飾部材93より下方の遊技領域95(第一の投影領域121)へと視線を転じていけば必然と遊技機全体を見ることとなるため、遊技機全体を使った演出をおこなっても遊技者が容易に視認することが可能となる。
なお、発射装置91は図示形態に限らず変更可能であって、また装飾部材93はこれに限定されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、発射装置91は、発射ハンドル79の近傍、すなわち、遊技領域95の下方で、かつ遊技機と対峙して視認した際に、発射ハンドル79の配設位置の左下方に備えられ、下方向から遊技領域95に向けて遊技球を打ち上げ発射する形態を採用することももちろん可能である(図30参照。)。
この場合の発射装置91にあっても特に限定解釈されるものではなく周知一般の発射装置が採用可能である。
なお、図中符号600は、貯留手段25の排出口45から排出された遊技球(出玉)を受けて溜める、いわゆるドル箱と称される貯留箱(玉箱)、符号98は発射装置91から発射された遊技球を遊技領域へと案内するガイドレールである。
また、発射装置91は、図示は省略するが、遊技機の下方、すなわち、島設備に配設された際に、島設備の設置台よりも下方に配されるように設計されていてもよく、発射装置91の位置は限定されるものではない。
<遊技領域>
遊技領域95は、遊技球が転動流下する領域であって、本体枠1に対して着脱可能に取り付けられる略矩形状の遊技盤97と、遊技盤97の所定位置に備えられる各種遊技部材と、によって構成されている(図12、図15及び図16、図18及び図19参照。)。
遊技部材は、遊技盤97に対して取り外し可能に構成されており、例えば、後述する第一の投影領域121の凸状領域123が臨む開口101が形成されるセンター台板99と、遊技球が転動する領域を囲み形成するレール台板103と、遊技球の流路を変更するリブ(105,107,108)や多数の遊技釘109、通過ゲート111、始動入賞口113、可変入賞装置である大入賞口115、電チュー(普通電動役物)117などが想定されるが、特に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
前記遊技部材などの遊技領域構成部材の少なくとも一つまたは全ては、後方からの投影手段(第一の投影手段143)の光を透光可能な透光部を有しているものとしてもよい。また、遊技盤97は、その全部又は少なくとも一部が透光性を有するものとする。
センター台板99は、所定箇所で分割され、それぞれが着脱、交換可能に構成されている。例えば、本実施形態では、前記リブ(105、107、108)を一体に備えて前記開口101の左側に位置する第一の板部99aと、前記開口101の上方に位置する第二の板部99bと、前記開口101の下方に位置する第三の板部99cと、前記第二の板部99bと第三の板部99cとにわたり、前記開口101の右側に位置する第四の板部99dと、の四分割構成を採用している。なお、図15で破線にて示す領域が分割領域である。
なお、センター台板99の分割構成は本実施形態に限定されるものではなく、四分割よりも少なくても多くても構わない。
このようにセンター台板99を分割構成としたことにより、例えば隣り合うリブ(105,107,108)間の間隔が狭く玉噛みの不具合があるなどの要求に対応する場合、前記第一の板部99aのみを交換するだけで済むため、簡易・迅速かつ安価に対応可能である。
なお、センター台板99を分割しない構成であっても本発明の範囲内であることはいうまでもない。
また、センター台板99は図示形態に限定解釈されるものではなく、その全体形状などは本発明の仕様によって適宜変更可能である。
さらに、センター台板99を構成する分割構成(99a−99d)は、遊技球が転動する転動部を有する構成を採用することも可能である。
また、それぞれの分割構成(99a−99d)の一個又は複数個の平面に、装飾性を有するシート部材を備えた装飾部を有する構成を採用することも可能である。
さらに、センター台板99を構成する分割構成(99a−99d)は、一部を除去することも可能で、除去した分割構成(例えば99bなど)を遊技球が転動する転動部とすることも可能である。
<投影領域>
投影領域は、遊技盤97の後方に配されており、本実施形態では、上下方向に複数の投影領域が配設されており、後述する投影手段によって所定の画像が投影される(図5、図20乃至図25参照。)。
本実施形態では、所定形状のリア透過型のスクリーンタイプが想定され、遊技機の高さ方向(鉛直方向)で上下に2個備えられている。
本実施形態では、下方の投影領域を第一の投影領域121、上方の投影領域を第二の投影領域141と便宜上称する。
なお、本実施形態では、スクリーンタイプの投影領域をもって説明するが、リア透過型のフィルムタイプの投影領域であってもよく、本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
第一の投影領域121は、遊技領域95の後方に配設されるように本体枠1に着脱可能に取り付けられており、平坦状に形成されるとともに、その略中心領域に、遊技機の前方に向けて円弧状に突設された凸状領域123を有する略矩形状のスクリーンが想定されている。
この凸状領域123は、遊技領域95のセンター台板99に存する開口101に臨むように配される(図15乃至図22参照。)。
なお、第一の投影領域121は、少なくとも一部が前方から見て上方に向けて斜めに傾く傾斜面を有しているものであればよく、本発明の範囲内で設計変更可能である。すなわち、凸状領域123もその円弧状の面部の上方部分123aが、前方から見て上方に向けて斜めに傾く傾斜面である。
また、凸状領域123は円弧状に形成された一例をもって説明しているが、少なくとも一部が前方から見て上方に向けて斜めに傾く傾斜面を有しているものであれば全て含まれるものである。なお、傾斜面とは、本実施形態では凸状領域123の上方部分123aのように曲線的な面をもって説明するが、直線的な面を含むことは言うまでもない。
第一の投影領域121は、後述する第一の投影手段143を介して、例えば遊技者の遊技結果に関する情報を透過表示し、遊技盤97には、遊技情報表示領域として演出表示される。
例えば、遊技者の現在の持ち球数・大当たり回数・継続回数・確率変動突入回数など、所定の遊技情報が想定される(図22参照。)。
なお、第一の投影領域121に投影される画像は、上記遊技情報に限定されるものではなく、遊技の演出に合わせた所定のキャラクタ画像や装飾画像などであってもよい。
すなわち、遊技者が遊技機に対峙して遊技をしているとき、第一の投影領域121(遊技盤97)は、少し上方から見下ろすように視認される。従って、本実施形態の凸状領域123のように、少なくとも一部が前方から見て上方に向けて斜めに傾く傾斜面123aを有しているものであれば、上述のとおり遊技情報を投影した場合であっても、その凸状領域123に投影された遊技情報などが遊技者から視認され易くなる(図20参照。)。
例えば、遊技者に対して第二の投影領域141をメインの投影領域として提供し、第一の投影領域121をサブの投影領域として提供した場合には、上方に視線が有る頻度が高いと考えられるため、サブの投影領域である第一の投影領域121を視認する場合には、視線が上方から下方の投影領域に向けられるため、傾斜した投影領域の上側領域に遊技結果に関する情報を表示することによって遊技者が下方の投影領域に表示された情報を見やすくなる。
第一の投影領域121には、遊技盤97の所定箇所に対応する位置に所定形状の貫通孔(導光孔)125が設けられている(図15乃至図19参照。)。
貫通孔125は、例えば、遊技盤97やセンター台板99などに備えられている遊技釘109に対応する位置に、当該遊技釘109の径よりも僅かに大径に穿設する。これにより、第一の投影手段143から投影された光が第一の投影領域121に設けられた貫通孔125を通り、遊技盤97やセンター台板99などに備えられている遊技釘109を根元から先端にかけて発光演出させることができる(図16及び図17参照。)。貫通孔125の孔径は特に限定解釈されるものではなくも、大小任意に設計変更可能である。
また、貫通孔は、遊技釘109に対応する位置に設けるだけではなく、遊技盤97の所定位置に対応する位置や、他の遊技部材に対応する位置に所定形状で穿設することが想定され、発光演出する箇所に応じて対応可能である。
例えば、遊技領域95の中央上方の領域に対応する第一の投影領域121の位置に右方向を示す矢印形状の貫通孔127を穿設するとともに、通過ゲート111下の領域に対応する位置に下方向を示す矢印形状の貫通孔129を形成する(図18参照。)。
例えば、第一の板部99aに突設されている3個のリブ(105、107、108)に対応する第一の投影領域121の所定位置に応じた貫通孔131a、131b、131cや、右打ち時に遊技球の衝撃を緩衝する部材(返しゴム)119に対応する第一の投影領域121の所定位置に応じた貫通孔133や、この衝撃を緩衝する部材(返しゴム)119周辺領域に対応する第一の投影領域121の所定位置に応じた貫通孔や、電チュー(普通電動役物)117に対応する第一の投影領域121の所定位置に応じた貫通孔135や、電チュー(普通電動役物)117に隣接するレール台板103部分に対応する第一の投影領域121の所定位置に応じた貫通孔や、大入賞口115に対応する第一の投影領域121の所定位置の形状に応じた貫通孔139を形成する(図19参照。)。
例えば、右打ち遊技状態に移行した際には次のように発光演出することが想定される。
(1)まず、遊技領域95内の左側の遊技釘109から右側の遊技釘109にかけて順番に発光させる(図16参照。)。また、このとき、左側の遊技釘109から右側の遊技釘109にかけて順番に発光色を変えていく(白色発光から順に赤色発光に変えていく)ことも可能である。
(2)そして次に、上述した中央上方の領域と通過ゲート111下の領域の2箇所に存する矢印形状の貫通孔127、129と、その中央上方の領域にある遊技釘109に対応する貫通孔に投影し、2箇所の矢印形状とともに当該遊技釘を赤色に発光させる(図18参照。)。
(3)そして次に、第一の板部99aに突設されている3個のリブ(105,107,108)を左から右にかけて順に発光表示させるとともに、右打ち時に遊技球の衝撃を緩衝する部材(返しゴム)119、前記緩衝する部材(返しゴム)119の周辺領域、電チュー(普通電動役物)117、レール台板103、及び大入賞口115をそれぞれ発光表示させる。
このような発光表示演出を行うことにより、右打ち遊技状態であることを報知するとともに、視覚的な演出効果の向上が見込まれる(図16参照。)。
また、前記報知が行なわれているときに、第一の投影手段143が投影する映像は、第一の投影領域121に画像表示が行われる部分と、当該画像表示が行われない部分とを含む1の画像によって構成される。すなわち、第一の投影領域121には貫通孔と投影領域とがあり、貫通孔を通った光によって遊技部材の発光態様が変化すると共に、投影領域に画像が表示されるため、1つの画像によって構成された映像の投影光によって遊技部材を装飾しつつも、遊技進行に関する表示を行うことが可能である。従って、遊技領域95に設けられた遊技部材を有効に活用し、遊技者の遊技進行に対する興趣を向上することが可能である。また、遊技者が遊技進行を行なう上で注目するべき点を明確に示すことができるため遊技進行の渋滞を阻止することも可能である。
また、上述の3個のリブ(105,107,108)は、期待度に応じてそれぞれ異なる色で順番に発光させてもよい。なお、上述した発光表示演出は、それぞれ単体で行うことも可能で、また任意に組み合わせて行うことも可能で本発明の範囲内で設計変更可能である。
第二の投影領域141は、第一の投影領域121の上方で鉛直方向で上下に重なるようにして保持枠11に着脱可能に取り付けられており、前方から見て全体的に後方(遊技機の奥行き方向)に窪んだ凹面に形成された略矩形状のスクリーンが想定され、後述する第二の投影手段147を介して、例えば、遊技の演出に合わせた所定のキャラクタ画像や装飾画像等本発明の範囲内で適宜設定されるものとする(図5、図20及び図21参照。)。
このように第二の投影領域141を遊技機の奥行き方向に窪んだ凹面としたことにより、第二の投影手段147を介して第二の投影手段147に投影された画像が遊技者から奥行き方向に立体的に見えるため、遊技の演出上で投影されるキャラクタ画像などの演出が効果的に行なえる。
また、凹面状に形成された第二の投影領域141は、凸状領域123を有する第一の投影領域121よりも投影領域が広くなるため、より広範囲な画像演出が行なえる。
なお、第二の投影領域141は、少なくとも一部が後方(遊技機の奥行き方向)に窪んだ凹面に形成されていればよく、任意に設計変更可能である。
<投影手段>
投影手段は、投影領域に所定の画像や遊技に関する情報などを投影する投影装置(リアプロジェクタ)が想定され、前記第一の投影領域121と第二の投影領域141が備えられている本体枠1の後方に配される保持枠11に備えられている(図5、図23参照。)。
なお、図示は省略するが、保持枠11の側面及び背面を含み、全域が所定の箱状部によって覆うものとしてもよい。すなわち、コントラストを上げるため保持枠11領域を暗所にする必要からであり、保持枠11全域を密閉空間とすることが可能であれば箱状部は必要がない。
投影手段は、前記第一の投影領域121と第二の投影領域141に合わせてそれぞれ1個ずつ備えられており、第一の投影領域121に対応して備えられる投影装置(下方の投影装置)を第一の投影手段143、第二の投影領域141に対応して備えられる投影装置(上方の投影装置)を第二の投影手段147と、便宜上称する。
本実施形態に用いられる投影手段は、前記投影領域に種々の遊技に関する画像や情報が投影可能な周知一般のリアプロジェクタ(投影装置)が想定されており、また、特に、第一の投影手段143にあっては、遊技進行に応じ、前記投影領域に設けた貫通孔を通過する投影光を変化させて発光態様を変化させることにより、遊技進行に係る報知を実行可能である投影装置(リアプロジェクタ)が採用可能で、それぞれ保持枠11の所定位置に配設されている。
第一の投影手段143は、保持枠11の横フレーム15を介して、投影レンズ143aが後方に向けて下がった下り傾斜状に保持される。すなわち、第一の投影領域121の方向とは反対の方向に投影レンズ143aを向けて保持される。そして、保持枠11に傾斜状に取り付けた固定ベース13を介して所定角度の傾斜をもって備えられた反射鏡145に投影光を反射させて第一の投影領域121に投影する形態を採用している。
第二の投影手段147は、保持枠11の横フレーム17を介して、投影レンズ147aが真っ直ぐに第二の投影領域141に対向するように保持されている。すなわち、第二の投影手段147は第二の投影領域141に直接投影する形態を採用している。
図23乃至図25にて、符号200は、第一の投影手段143と第二の投影手段147のそれぞれの光路(理想光路)を示しており、第一の投影領域121は第一の投影手段143の光路200中に備えられ、第二の投影領域141は第二の投影手段147の光路200中に備えられている。
第一の投影手段143と第二の投影手段147は、特に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で周知形態の投影手段が適宜選択して採用可能である。
上記第一の投影手段143と第二の投影手段147を採用した際に、前記第一の投影領域121と第二の投影領域141の少なくとも一方の投影領域の上面と下面との少なくとも一方に、傾斜面が設けられるものとすることも可能である。
図24に示す実施の形態では、第二の投影領域141の下面141aに傾斜面149を設けた一例を示す。
本実施形態の場合、第二の投影手段147によって投影される領域は、符号141bで示す面であり、前記第二の投影領域141の下面141aの傾斜面149は第一の投影手段143によって投影される。符号300は遊技者の視線を示す。
図25に示す実施の形態では、第二の投影領域141の上面141cと下面141aの双方に傾斜面149、151を設けた一例を示す。
傾斜面151は第二の投影手段147によって投影されるが、傾斜面149は、前記第一の投影手段143と第二の投影手段147との双方から投影されるが、入射角が小さいほうの投影手段により投影されることとなる。すなわち、本実施形態の場合、第二の投影手段147によって投影された入射角αに比して、第一の投影手段143によって投影された入射角βの方が小さいため、傾斜面149には、第一の投影手段143により投影された画像が投影される。
従って、本実施形態では、第二の投影手段147によって投影される領域は、符号141bで示す面とともに、上面141cの傾斜面151であり、前記下面141aの傾斜面149は第一の投影手段143によって投影される。
傾斜面149に対する入射角が小さいほど傾斜面に対して垂直に投影される状態に近づくこととなるため、傾斜面149に対する入射角が小さい(第一の投影手段143からの入射角βの方が第二の投影手段147からの入射角αに対して小さい)ほうの投影手段(第一の投影手段143)により投影されることとなり、上方の投影領域(第二の投影領域141)では光が十分に届かない、あるいは全く届かない下面の傾斜面149でも投影することが可能となる。
このような構成を採用することにより、より奥行感のある演出を遊技者に付与することが可能である。符号300は遊技者の視線を示す。
このように傾斜面149(151)を設けることにより、単なる平面の投影領域に投影した場合に比して投影領域が広くなるため、遊技者に提供し得る演出に広がりを与えることも可能である。例えば、図24及び図25に示すように、傾斜面149や151(傾斜面の距離を図中符号aで示す)を設けたほうが、平面(平面の距離を図中符号bで示す)に比して投影領域が広い(a>b)ことが理解できる。
また、本実施形態によれば、第一の投影手段143と第二の投影手段147によって、第一の投影領域121と第二の投影領域141とを合わせた大領域で行われる特別演出が実行可能である。
例えば、図26に示すように、第一の投影領域121と第二の投影領域141とを合わせた遊技機前面の全領域に、大当たり遊技状態に移行することを報知する「777」などの特別図柄を大きく表示することも可能である。このような表示形態の演出が行なわれることにより、遊技者は全画面で表示される意表をついた演出(大当たり遊技状態に移行する報知演出)により興趣の向上が図れる。
また、例えば凹面の第二の投影領域141で投影された映像を、凸状領域123を有する第一の投影領域121においても投影すれば、同一の映像を用いた演出を、表示位置を移動させるだけで異なる表示態様(特に前後方向での表示態様が異なる)で表示することが可能となるため、立体的な演出表現を簡易に実行することが可能となる。
本実施形態では上述の通りリアプロジェクタを採用しているため、ゲージ等一切変更することなく、ソフト制御で画像を変更することにより変更対応可能なため、遊技盤97の模様替えなども簡単かつ迅速に行なえるといった作用効果が発揮される。
<その他の構成>
上述した実施形態では、リアプロジェクタを想定した実施の一形態について説明したが、前方から遊技盤97に向かって投影する遊技機であってもよい。この場合、投影領域は盤面よりも広い。遊技機の前方から投影手段・投影領域・透光部材・遊技領域95と配置し、投影手段に対して前方から画像を投影する。前方から投影領域に画像が投影できるので、遊技部材などを灰色などにする必要もない。
また、アウト球数の計数は、遊技機自体が計算してもよいし、周辺装置としてアウトボックスが計数してもよい。
<封入式弾球遊技機>
本発明は、いわゆる封入式の弾球遊技機にも適用可能である。
封入式の弾球遊技機に本発明を適用する場合、前記貯留域27の上方には蓋部153を設ける(図31参照。)。
蓋部153は、例えば非透明のドーム状に形成され、貯留手段25の貯留部33の上方開放領域を覆うように備えられている。なお、蓋部153が透明部材若しくは半透明部材で構成することも可能である。
また、蓋部153が、透明部材若しくは半透明部材で構成されている場合、図示はしないが、蓋部153よりも内方に発光手段を備え、貯留部33内を転動する遊技球に対して下方や側方などから光を照射し、貯留部33内や遊技球を発光させる演出をすることも可能である。あるいは蓋部153の内面などに所定の反射加工処理を施すことも可能である。
なお、蓋部153の形態は本実施形態に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、封入式の弾球遊技機の場合、遊技球は循環使用されるため、上記実施形態を構成している導通路43及び排出口45は不要である。すなわち、貯留域27から直接発射装置91へと遊技球は循環使用される。
その他の構成及び作用効果は上記実施形態と同様であるため説明は援用する。
この種の遊技機として従来から知られているものに、遊技者が遊技球等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチンコ遊技機や、遊技者がメダル等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチスロ遊技機などがある。
例えば、パチンコ遊技機の場合、一般に、遊技領域に配されている入賞口への入賞により、所定数の遊技球(特典)が払出口を介して上皿などの貯留手段へと払い出される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−89902号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、貯留手段へと転動する遊技媒体(遊技球)は、単に所定数の遊技球(特典)が払出口から貯留手段(上皿)に払い出されるだけで、何の演出もなされていなかったため、遊技球の払出時(特典の付与時)において遊技者の興趣の向上は図れるものではなかった。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、遊技媒体が転動する際に遊技者に対する演出効果を高めることを可能とした遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、遊技媒体が貯留される貯留手段25を備えた遊技機であって、
貯留手段25は、遊技媒体を貯留する貯留域27と、
前記貯留域27から連続して設けられ、遊技媒体が通過可能な導通路43と、
前記導通路43を通過する遊技媒体を排出可能な排出口45と、
前記貯留手段25の少なくとも一部に備えられ、前記貯留手段25を転動する遊技媒体が視認可能な装飾部材31と、を含み、
前記導通路43は、前記貯留域27から前記排出口45に近づく程、形状が細くなるような先すぼみした形状に構成されており、
少なくとも前記装飾部材31よりも内側に備えられ、前記貯留手段25へと転動する遊技媒体に光を照射することが可能な発光手段41を備えたことを特徴とする遊技機としたことである。
第1の発明によれば、遊技媒体が貯留される貯留手段25へと転動する遊技媒体を、貯留手段25の一部に設けられた装飾部材31を通して視認することができるため、常に貯留手段25へと転動する遊技媒体を見た遊技者(当該遊技機を遊技する遊技者と、当該遊技機で遊技を行なっていない遊技者であって、貯留手段25の装飾部材31を視認可能な遊技者)に対して、貯留手段25へと転動する遊技媒体の数や勢いを印象付け、遊技に対する興趣を高めることができる。
また、導通路43は、貯留域27から排出口45に近づくにつれ、段々と細くなるような先すぼみした形状を有しているため、貯留域27に貯留された遊技媒体が排出口45に近づくにつれて遊技者の興趣が高まる。
さらに、装飾部材31よりも内側に発光手段41を設け、発光手段41の光が少なくとも前記貯留手段25へと転動する遊技媒体を装飾することが可能であるため、例えば、遊技媒体が玉(遊技球)であれば、玉が光を乱反射し、かつ玉の軌跡を見せることが可能であるため、遊技者の当該遊技機に対する興趣が高まる。
第2の発明は、複数の遊技球が機内に封入されており、遊技領域95へ発射させて遊技に使用された遊技球を再び遊技領域95へ発射可能に循環させる遊技機において、
遊技媒体が貯留される貯留手段25を備え、
貯留手段25は、遊技媒体を貯留する貯留域27と、
前記貯留手段25の少なくとも一部に備えられ、前記貯留手段25を転動する遊技媒体が視認可能な装飾部材31と、
少なくとも前記装飾部材31よりも内側に備えられ、前記貯留手段25へと転動する遊技媒体に光を照射することが可能な発光手段41と、を含み、
前記貯留域27は、上方に蓋部153を設けていることを特徴とする遊技機としたことである。
第2の発明によれば、いわゆる封入式遊技機であって、貯留域27の上方に蓋部153を設けているため、貯留域27に存在する遊技媒体を視認することが困難となることが考えられるが、装飾部材31を通して封入された遊技媒体を視認可能であるため、例えば、多量の払出が行なわれているときの遊技媒体の動きを遊技者に把握させ、遊技に対する興趣を高めることも可能となる。さらに、装飾部材31よりも内側に発光手段41を設け、発光手段41の光が少なくとも前記貯留手段25へと流れる遊技媒体を装飾することが可能であるため、例えば、遊技媒体が玉(遊技球)であれば、玉が光を乱反射し、かつ玉の軌跡を見せることが可能であるため、遊技者の当該遊技機に対する興趣が高まる。
本発明によれば、遊技媒体が転動する際に遊技者に対する演出効果を高めることを可能とした遊技機を提供し得る。
この種の遊技機として、例えば、遊技者による発射ハンドルの操作によって発射装置を駆動させ、遊技球等の遊技媒体を遊技領域に発射して遊技するパチンコ遊技機などが知られている。
従来、例えば、発射装置を遊技盤の遊技領域上方に配設し、ファウル球や戻り球を無くす発明が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−200268号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、発射装置を遊技領域の上方に配設することによって、当該遊技領域に配設される遊技部材や装飾部材などの配設スペースがなくなるため装飾性が低下する虞があった。
また、単に発射装置を遊技領域の上方に配設するだけにすぎないため、発射装置周りに何等の装飾性もなかったため遊技者の興趣の向上は望めなかった。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、発射装置配設領域における装飾性を向上させて遊技者の興趣の向上が図り得る遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、遊技領域95の上方に設けられ、遊技媒体を前記遊技領域95へと発射する発射装置91と、
前記発射装置91の前方に設けられ、当該発射装置91を遊技者から視認困難とする装飾部材93と、
前記遊技領域95の後方に設けられた投影領域(第一の投影領域121)と、
前記投影領域(第一の投影領域121)の後方に設けられ、当該投影領域(第一の投影領域121)を介して前記遊技領域95に所定の演出を投影可能な投影手段(第一の投影手段143)と、を含むことを特徴とする遊技機としたことである。
第1の本発明によれば、遊技領域95上方に発射装置91を設け、当該発射装置91の前方には装飾部材93があり、遊技領域95には演出が投影されるため、発射装置91前方に有る装飾部材93と遊技領域95(第一の投影領域121)とを用いた演出が実行可能になる。
また、発射装置91は、装飾部材93によって遊技者から視認困難なため、あたかも装飾部材93から遊技球が飛び出してくるかのような錯覚に陥ることもあり、遊技者の興趣も向上する。
従って、発射装置91から発射された遊技媒体を目で追う遊技者は、発射装置91前方の装飾部材93と遊技領域95に投影された内容とが自然と視界に入るため、遊技を行いながらも演出を視認することが容易となり、遊技者に対する演出効果が向上する。
第2の本発明は、第1の本発明において、前記発射装置91の上方には、第二の投影領域141を備え、
前記第二の投影領域141の後方には、当該第二の投影領域141に投影可能な第二の投影手段147が備えられている、ことを特徴とする遊技機としたことである。
第2の本発明によれば、発射装置91の上方にさらに第二の投影領域141を有するため、発射装置91上方に有る第二の投影領域141と発射装置91前方の装飾部材93及び投影領域(第一の投影領域121)とによって演出を行えば、遊技者に対して迫力のある演出を提供することが可能となる。例えば上方の第二の投影領域141から順番に発射装置91の前方の装飾部材93、当該装飾部材93より下方の遊技領域95(第一の投影領域121)へと視線を転じていけば必然と遊技機全体を見ることとなるため、遊技機全体を使った演出をおこなっても遊技者が容易に視認することが可能となる。
本発明によれば、発射装置配設領域における装飾性を向上させて遊技者の興趣の向上が図り得る遊技機を提供し得る。
この種の遊技機として従来から知られているものに、遊技者が遊技球等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチンコ遊技機や、遊技者がメダル等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチスロ遊技機などがある。
例えば、従来の遊技機には、遊技盤の後方にリアプロジェクタなどの投影手段を配するとともに、遊技盤の背面側に単一のスクリーンなどの投影領域を配設して単一の画像のみ表示しているものが提供されていたが、装飾や演出が単調であるという理由から、複数のスクリーンで画像を表示する遊技機が提供されている。
例えば、特許文献1には、遊技盤の背面側に平坦矩形状に形成されたメインスクリーンと、メインスクリーンよりも小型の平坦状に形成されたサブスクリーンの2つの投影領域を配設したものが知られている。
特開2005−161007号公報
しかしながら、スクリーンは形状や配設位置によって遊技者に対する演出効果や遊技機としての装飾性など、様々な効果を向上させることができるものの、特許文献1では、何れも平坦状のスクリーンであって、かつ水平方向に対して直交するように、鉛直方向に配設されているものであるため、視認性が低下する虞があり、また、投影される画像に奥行方向の立体感や前方向への立体感等の演出効果が得られ難いものであったため、装飾効果・演出効果の向上は望めないものであった。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、視認性と演出効果を向上させることが可能な遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の本発明は、上下方向に配設される複数の投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)と、
前記複数の投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)に投影可能な複数の投影手段(第一の投影手段143、第二の投影手段147)と、を備え、
上方の投影領域(第二の投影領域141)は少なくとも一部が前方から見て後方に窪んだ凹面とし、
下方の投影領域(第一の投影領域121)は少なくとも一部が前方から見て下方から上方に向けて傾きを有する傾斜面(凸状領域123の上方部分123a)とした、ことを特徴とする遊技機としたことである。
第1の本発明によれば、上方に設けられた投影領域(第二の投影領域141)が前方から見て後方に凹型であるため、遊技者に対して奥行き方向の立体感ある映像を投影することが可能であり、下方に設けられた投影領域(第一の投影領域121)が前方から見て下方から上方に向けて傾斜しているため、遊技者に対して前方向の立体感ある映像を投影することが可能であり、上下の映像から前後方向の立体感が生まれ遊技者に対する演出効果が高まる。
第2の本発明は、第1の本発明において、下方の投影領域(第一の投影領域121)の上側領域には、遊技者の遊技結果に関する情報を表示する遊技情報表示領域を有することを特徴とする遊技機としたことである。
第2の本発明によれば、下方の投影領域(第一の投影領域121)の上側領域に遊技者の遊技結果に関する情報を表示するため、例えば、遊技者に対して上方の投影領域(第二の投影領域141)をメインの投影領域として提供し、下方の投影領域(第一の投影領域121)をサブの投影領域として提供した場合には、上方に視線が有る頻度が高いと考えられるため、サブの投影領域である下方の投影領域(第一の投影領域121)を視認する場合には、視線が上方から下方の投影領域(第一の投影領域121)に向けられるため、傾斜した投影領域の上側領域に遊技結果に関する情報を表示することによって遊技者が下方の投影領域(第一の投影領域121)に表示された情報を見やすくなる。
第3の本発明は、第1の本発明又は第2の本発明において、上方の投影領域(第二の投影領域141)と下方の投影領域(第一の投影領域121)と、で行われる演出である特別演出が実行可能であることを特徴とする遊技機としたことである。
第3の本発明によれば、上方の投影領域(第二の投影領域141)と、下方の投影領域(第一の投影領域121)とで行われる演出である特別演出を実行可能であり、例えば上方の凹面状の投影領域(第二の投影領域141)で投影された映像を、下方の投影領域(第一の投影領域121)の傾斜した表示面においても投影すれば、同一の映像を用いた演出を、表示位置を移動させるだけで異なる表示態様(特に前後方向での表示態様が異なる)で表示することが可能となるため、立体的な演出表現を簡易に実行することが可能となる。
本発明によれば、遊技進行を補助すると共に、演出効果を高めることが可能な遊技機を提供し得る。
例えば、遊技者が遊技球等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチンコ遊技機などの場合、前扉などの枠部材は、遊技機に向かって左側を軸支して開閉可能に構成されているものが知られている。
そして、一般に、遊技場においてパチンコ遊技機に対する向かって左側には、台間サンドと称される玉貸器などの周辺装置が配設されている。
特許文献1では、遊技機の前扉における左側(軸支側)に、前方へ向けて膨出状に装飾部材を設けており、遊技機全体の外観の装飾性を向上させている。
特開2007−89902号公報
このように軸支側の枠部材に膨出状の部材を有する遊技機によれば、遊技機外観の装飾性を向上し得るが、前扉などの枠部材の開放時(回動時)に、周辺機器(特に台間サンドなど)の下辺の角部分や玉払出ノズルなどが、枠部材の側部や枠部材に備えた膨出状の部材の側部に接触してしまう虞がある。
よって、このような接触事故を回避しようとすると、例えば遊技機に対して向かって右側に周辺装置を配設するように配置設計しなければならず、遊技場によっては、遊技機を設置できる場合と設置できない場合とが生じてきてしまうため利便性に問題がある。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、枠部材の開放時において、遊技機の隣に配される周辺装置との接触を回避し得る遊技機を提供し、遊技機の利便性及び装飾性を向上させることにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、開閉可能に軸支された枠部材(前枠7)と、
前記枠部材(前枠7)の軸支側の側部から前方に向けて膨出状に備えられ、遊技媒体を貯留する貯留手段25と、を含み、
前記貯留手段25の側部と前記貯留手段25が設けられた枠部材(前枠7)の側部の少なくとも一方に、遊技機の内側に向けて凹んだ凹部領域(第一の凹部領域51、第二の凹部領域49)を設けたことを特徴とする遊技機としたことである。
第1の本発明によれば、枠部材(前枠7)の軸支側の側部から前方に向けて膨出状に貯留域27を備えたため、遊技機外観の装飾性を向上し得る。そして、貯留手段25又は貯留手段25が設けられた枠部材(前枠7)の側部に、遊技機の内側に向けて凹んだ凹部領域(第一の凹部領域51、第二の凹部領域49)を設けているため、枠部材(前枠7)が回動したときに、周辺装置(特に台間サンド400の玉払出ノズル401など)と枠部材(前枠7)との接触を回避することが可能である。
従って、遊技場における遊技機の隣に配される台間サンド400などの周辺装置の配設位置を考慮することも無くなるため大変利便性も高い。
第2の本発明は、第1の本発明において、前記凹部領域(第一の凹部領域51)は、鉛直方向で下方の領域が上方の領域よりも内側に向けて凹んでいることを特徴とする遊技機としたことである。
第2の本発明によれば、凹部領域の形状は下方の領域の方が上方の領域よりも内側に向けて凹んでいるため、枠部材(前枠7)が回動したときに、台間サンド400の下辺の角等と枠部材(前枠7)の側部または貯留手段25の側部との接触を回避し得る。また、段階的な凹み形態を提供し得るため装飾性を高めることも可能となる。
本発明によれば、枠部材の開放時において、遊技機の隣に配される周辺装置との接触を回避し得る遊技機を提供し、遊技機の利便性及び装飾性を向上させることができた。
この種の遊技機として従来から知られているものに、遊技者が遊技球等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチンコ遊技機や、遊技者がメダル等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチスロ遊技機などがある。
特許文献1には、遊技機の供給皿の前面中央にタッチパネルを備え、タッチパネル上の指の移動量に応じて、発射装置の発射強さを調整したり、遊技領域への遊技球の発射量を調整したりする先行技術が開示されている。
特開2005−177166号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、タッチパネルを使用しているため、装飾性を向上させるにはタッチパネルの形状を変えねばならず、タッチパネルの形状を変形させてしまうと操作性が低下するという問題が生じていた。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、遊技者の操作性と装飾性を高めた遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の本発明は、少なくとも一部の領域が透過性を有する材料で構成され、遊技者が操作可能な操作手段(発射ハンドル79)と、
前記操作手段(発射ハンドル79)の内部に設けられ、前記操作手段(発射ハンドル79)の透過性を有する領域から視認可能な装飾部材85と、
前記操作手段(発射ハンドル79)に備えられ、前記操作手段(発射ハンドル79)の表面上で行われた遊技者の操作距離を検出する透過性を有したタッチセンサと、
前記タッチセンサによって検出された遊技者の操作距離に応じて発射装置の発射強度を調整可能な制御手段と、を含むことを特徴とする遊技機としたことである。
第1の本発明によれば、操作手段(発射ハンドル79)の内部に装飾部材85を設け、遊技者は操作手段(発射ハンドル79)の外部から操作手段(発射ハンドル79)の内部に設けられた装飾部材85を視認可能であるため、操作手段(発射ハンドル79)の装飾性が高まる。
更に、操作手段(発射ハンドル79)は、操作手段(発射ハンドル79)の外面上で行われた遊技者の操作距離に応じて発射強度を変更可能であるため、例えば、操作手段(発射ハンドル)に指を引っかけるための係止部や、操作手段(発射ハンドル)を操作した後の状態から元に戻すための戻りバネの構造が必要なくなる。従って、従来の操作手段(発射ハンドル)に比べて外観デザインがスッキリして装飾効果を高めることが可能である。また、前記係止部や戻りバネの構成が不要となるため、操作手段(発射ハンドル)内部に空間領域が増やすことが可能となる。従って、このような空間領域部分に装飾部材を設けるためのスペースを確保することが可能となり、従来の操作手段(発射ハンドル)に比べて装飾効果を高めることが可能である。
また、操作手段(発射ハンドル)を回さなくていいので、装飾の見え方が変化せず、設計思想通りに装飾が視認可能となる。
第2の本発明は、第1の本発明において、前記操作手段(発射ハンドル79)は全体が透過性を有する材料で構成された球体レンズであって、
前記操作手段(発射ハンドル79)は、遊技機の所定位置に設けられた取付部(支持部81)に備えられ、
前記取付部(支持部81)には発光手段87が備えられ、
前記装飾部材85は、前記発光手段87から発せられる光を受けて反射可能な装飾加工が施されている、ことを特徴とする遊技機としたことである。
第2の本発明によれば、遊技者が操作する操作手段(発射ハンドル79)の内部から光装飾性が高められ、更に操作手段(発射ハンドル79)の内部を見れば発光手段87によって装飾される装飾部材85が視認される。
更に、操作手段(発射ハンドル79)は回転操作を行う必要が無いため、上記した装飾性が低減する可能性が低く、操作手段(発射ハンドル79)の装飾性を更に高めることが可能となる。
本発明によれば、遊技者の操作性と装飾性を高めた遊技機を提供し得る。
この種の遊技機として従来から知られているものに、遊技者が遊技球等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチンコ遊技機や、遊技者がメダル等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチスロ遊技機などがある。
特許文献1には、払出手段から払い出された遊技媒体を貯留する上皿と、当該上皿の下方に備えられ、前記上皿にて余剰となった遊技球を貯留する下皿と、の二段式の貯留手段を備えて構成されているパチンコ遊技機の一例が開示されている。
このような遊技機にあっては、例えば、下皿が遊技媒体で一杯になった場合、下皿から貯留箱に遊技媒体を移すこととなる。
特開2015−77468号公報
このような場合、下皿の下方に貯留皿を配設して下皿から排出される遊技媒体を受けることとなるが、下皿が比較的高い位置に設定されている遊技機の場合には、下皿から貯留箱に排出される際に遊技媒体が貯留箱に勢いよく当たって飛び出してしまうといった不都合も生じ易かった。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、貯留域27から貯留箱へと排出される遊技媒体の飛び出しを防止し得る減速手段を備えた遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の本発明は、遊技媒体が貯留される貯留手段25を備えた遊技機であって、
貯留手段25は、遊技媒体を貯留する貯留域27と、
前記貯留域27から連続して設けられ、遊技媒体が通過可能な導通路43と、
前記導通路43を通過する遊技媒体を排出可能な排出口45と、
前記導通路43を通過する遊技媒体の通過速度を減速可能な減速手段と、を含むことを特徴とする遊技機としたことである。
第1の本発明によれば、貯留域27に貯留されている遊技媒体を排出口45から排出するとき、導通路43を通過する遊技媒体は、減速手段によってその通過速度が低減された状態で排出可能である。
従って、例えば、貯留手段25が高い位置にあるときであっても、排出口45から排出される遊技媒体は減速されているため、排出口45の下方に配した貯留箱に遊技媒体を排出する際であっても、排出された遊技媒体が貯留箱から飛び出すことを防止できる。
第2の本発明は、第1の本発明において、前記減速手段は、前記導通路43を螺旋状に構成したことを特徴とする遊技機としたことである。
第2の本発明によれば、導通路43を螺旋状とした減速手段を有しているため、例えば、導通路43が排出口45に近づくにつれて先すぼみ状に細くなるような導通路43であったとしても、遊技媒体の通過速度を低減しつつ安全に誘導することが可能となる。
本発明によれば、貯留域27から貯留箱へと排出される遊技媒体の飛び出しを防止し得る減速手段を備えた遊技機を提供し得る。
この種の遊技機として従来から知られているものに、遊技者が遊技球等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチンコ遊技機や、遊技者がメダル等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチスロ遊技機などがある。
例えば、従来の遊技機には、遊技盤の後方にリアプロジェクタなどの投影手段を配し、リアプロジェクタから投影された映像などをスクリーンなどの投影領域に投影して演出を図っているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−161007号公報
しかしながら、スクリーンなどの投影領域の形状や設置位置などによって遊技者に対する演出効果や遊技機としての装飾性など、様々な効果を向上させることができるものの、一方でその他の装飾部材との関係性を考慮しなければ、視認性や演出効果が低下することも考えられる。
すなわち、例えば、遊技機の前枠7部分の側面などには、遊技機全体の装飾性を向上させるために、LEDなどの光による装飾部材が備えられているが、LEDのような高輝度の光がスクリーンなどの投影領域に当たると、投影された映像がぼけてしまう虞があり、視認性が低下するばかりか演出効果の低下を招いてしてしまう虞もあった。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、投影手段を介して演出効果を提供する遊技機において、他の装飾部材との関係性を考慮して視認性や演出効果の低下を防止し得る遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の本発明は、投影手段(第一の投影手段143、第二の投影手段147)と、
前記投影手段(第一の投影手段143、第二の投影手段147)より前方に配される投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)と、
前記投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)より前方に配される透光部材(第1透光部材69、第2透光部材71)と、
前記透光部材(第1透光部材69、第2透光部材71)より前方に配され、発光手段を備えてなる装飾部材(左側装飾部材23)と、を含み、
前記透光部材は、前記装飾部材(左側装飾部材23)寄りに配される第1透光部材69と、
前記第1透光部材69の後方で、前記投影領域寄りに配される第2透光部材71と、の二重構造とし、
前記第1透光部材69の表面上、又は第2透光部材71の表面上の何れか又は両方に低反射加工(低反射加工部77)が施されていることを特徴とする遊技機としたことである。
第1の本発明によれば、第1透光部材69と第2透光部材71の少なくともいずれか一方に低反射加工(低反射加工部77)を施したため、前枠7などに備えた装飾部材(左側装飾部材23)から発する光による演出が施された場合であっても、その光の反射を抑え、投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)により投影されている映像をぼかしたり、演出効果を低下させたりする虞も少ない。
本発明によれば、投影手段を介して演出効果を提供する遊技機において、他の装飾部材との関係性を考慮して視認性や演出効果の低下を防止し得る遊技機を提供し得る。
この種の遊技機として従来から知られているものに、遊技者が遊技球等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチンコ遊技機や、遊技者がメダル等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチスロ遊技機などがある。
例えば、従来の遊技機には、遊技盤の後方にリアプロジェクタなどの投影手段を配し、リアプロジェクタから投影された映像などをスクリーンなどの投影領域に投影して演出を図っているものが知られており、例えば、特許文献1では、メインの投影領域(メインスクリーン)とサブの投影領域(サブスクリーン)との二つの投影領域によって演出効果を向上せしめていた。
特開2005−161007号公報
しかしながら、スクリーンなどの投影領域の形状や設置位置などによって遊技者に対する演出効果や遊技機としての装飾性など、様々な効果を向上させることができるものの、一方でその他の装飾部材との関係性を考慮しなければ、視認性や演出効果が低下することも考えられる。
すなわち、例えば、スクリーンなどの投影領域が平坦状のものであったりすると、奥行感のある投影映像による演出効果は望めず、演出効果の低下を招いてしてしまう虞があった。また、遊技者の視線からずれた位置に前記平坦状のスクリーンなどの投影領域を設置するような場合には視認性が低下する虞もあった。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、投影手段を介して演出効果を提供する遊技機において、視認性や演出効果の低下を防止し得る遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の本発明は、第一の投影手段143と、第二の投影手段147と、の複数個の投影手段を備え、
前記第一の投影手段143の前方に配され、第一の投影手段143によって投影可能な第一の投影領域121と、
前記第二の投影手段147の前方に配され、第二の投影手段147によって投影可能な第二の投影領域141と、を含み、
前記第一の投影領域121と第二の投影領域141の少なくとも一方の投影領域は、上面と下面との少なくとも一方に傾斜面149、151が設けられ、
前記傾斜面149は、前記第一の投影手段143と第二の投影手段147からの入射角(αとβで示す角度)が小さいほうの投影手段(第一の投影手段143からの入射角βの方が第二の投影手段147からの入射角αよりも小さい)により投影されることを特徴とする遊技機としたことである。
第1の本発明によれば、投影領域が上面と下面を有しているときに、上面と下面との少なくとも一方が傾斜しており、その傾斜面149、151に投影されるため、遊技機のように一定の高さ以上に投影手段を設けることができないような製品にあっては、表示領域を大きくして演出効果を高めるために傾斜面を設けることで、投影装置の高さを抑えつつ大きな表示領域を確保することが可能である。
また、第一の投影領域121と第二の投影領域141がそれぞれ第一の投影手段143と第二の投影手段147によって投影され、少なくとも一方の投影領域の上面又は下面に傾斜面149、151があり、当該傾斜面149、151を投影する投影手段は、傾斜面を備えない投影領域を投影する投影装置であるため、仮に、投影領域が上下に並んでいた場合、上方に設けられた投影領域(第二の投影領域141)の下面に斜面(傾斜面149)があると、当該斜面(傾斜面149)に対して、下方に設けられた投影領域(第一の投影領域121)を投影する投影手段(第一の投影手段143)が投影を行うため、上方の投影領域(第二の投影領域141)では光が十分に届かない、あるいは全く届かない下面の傾斜(傾斜面149)であったとしても投影することが可能となり、演出効果が高まる。
すなわち、傾斜面149に対する入射角が小さいほど傾斜面に対して垂直に投影される状態に近づくこととなるため、傾斜面149に対する入射角が小さい(第一の投影手段143からの入射角βの方が第二の投影手段147からの入射角αに対して小さい)ほうの投影手段(第一の投影手段143)により投影されることとなり、上方の投影領域(第二の投影領域141)では光が十分に届かない、あるいは全く届かない下面の傾斜面149でも投影することが可能となる。
仮に、第一の投影領域121が小さい投影領域で、第二の投影領域141が大きい投影領域であれば、第二の投影領域141をメインの表示領域として使用し、第一の投影領域121をサブの表示領域として使用しつつも、特定の演出などで第一の投影領域121と第二の投影領域141とを使用した演出を行うことによって、遊技機において迫力のある演出を行うことが可能となります。
また、遊技者は大きい投影領域の映像に集中することが出来るため、遊技媒体の動きによって投影領域に映し出された映像に対する興趣が低下することを防止することが可能である。
本発明によれば、投影手段を介して演出効果を提供する遊技機において、視認性や演出効果の低下を防止し得る遊技機が提供し得る。
この種の遊技機として従来から知られているものに、遊技者が遊技球等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチンコ遊技機や、遊技者がメダル等の遊技媒体を用いて所定の遊技を行うパチスロ遊技機などがある。
例えば、従来の遊技機には、遊技盤の後方にリアプロジェクタなどの投影手段を配し、リアプロジェクタから投影された映像などをスクリーンなどの投影領域に投影し、遊技盤を介して光や映像による演出を提供しているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−161007号公報
しかしながら、スクリーンなどの投影領域の形状や設置位置などによって遊技者に対する演出効果や遊技機としての装飾性など、様々な効果を向上させることができるものの、一方で、技術介入性がない、玉噛みの不具合があるなどの要望に対応する必要性があったり、投影される映像に対する装飾効果の変更により、遊技盤のイメージ変えが必要となったりした際に、遊技領域を構成している遊技部材、例えば、センター台板の変更などが必要となることがあり、対応が十分でないと視認性の低下や遊技性の低下を招く虞がある。
このような場合に、例えばセンター台板の全体の交換となると大掛かりな構成変更となり、変更手間・コスト高などを招く虞があったため簡易かつ安価に対応可能な構造が望まれていた。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、投影手段を介して演出効果を提供する遊技機において、簡易かつ安価にて装飾効果の変更と遊技性の変更が可能な遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の本発明は、投影手段(第一の投影手段143、第二の投影手段147)と、
前記投影手段(第一の投影手段143、第二の投影手段147)より前方に配される投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)と、
前記投影領域(第一の投影領域121、第二の投影領域141)より前方に配される遊技領域95と、
前記遊技領域を構成する遊技部材と、を含み、
前記遊技部材は、取り外しが可能な複数の構成部材(センター台板99a,99b,99c,99d)から構成され、
前記複数の構成部材(センター台板99a,99b,99c,99d)のうち少なくとも一つには、後方からの光を透光可能な透光部を有しており、
前記複数の構成部材(センター台板99a,99b,99c,99d)のうち少なくとも一つには、遊技球の転動に関わる部材である転動部を有しており、
前記複数の構成部材(センター台板99a,99b,99c,99d)のうち少なくとも一つには、前方からの視認性に関わる部材である装飾部を有していることを特徴とする遊技機としたことである。
第1の本発明によれば、遊技領域95を構成している構成部材を分割して取り換えることで、投影される映像に対する装飾効果の変更と、遊技性の変更とが簡易かつ安価にて実現し得る。
本発明によれば、投影手段を介して演出効果を提供する遊技機において、簡易かつ安価にて装飾効果の変更と遊技性の変更が可能な遊技機を提供し得る。
昨今の遊技機は、遊技機の遊技性と演出性を向上させるべく様々な機能が多数搭載される傾向にあるが、多数の機能を備えただけでは遊技性や演出性を低下させることになるため、有効な機能を搭載し、さらなる遊技性や演出性を向上させることができる遊技機が望まれている。
2016−26550号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、遊技性や演出性を向上させることができる遊技機を提供することにある。
本発明によれば、遊技性や演出性を向上させることができる遊技機が提供できた。
本発明は、弾球遊技機の他、パチスロ機、スロットマシーン及びルーレットマシーン等のゲーミングマシーンにも利用可能である。
95 遊技領域
97 遊技盤
121 第一の投影領域
125 貫通孔
141 第二の投影領域
143 第一の投影手段
147 第二の投影手段

Claims (1)

  1. 遊技領域を構成する遊技盤と、
    前記遊技盤に配される遊技部材と、
    前記遊技盤の後方に配される投影領域と、
    前記遊技部材に対応して前記投影領域に設けられた貫通孔と、
    前記投影領域に投影可能で、かつ遊技進行に応じ、前記貫通孔を通過する投影光を変化させて前記遊技部材の発光態様を変化させることにより、遊技進行に係る報知を実行可能である投影手段と、を含み、
    前記報知が行なわれているときに、投影手段が投影する映像は、投影領域に画像表示が行われる部分と、投影領域に画像表示が行われない部分とを含む1の画像によって構成されている、ことを特徴とする遊技機。
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