JP2017536123A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 外因性免疫受容体を有する操作されたT細胞が濃縮された調製物を得るための方法であって
   a)
   -外因性免疫受容体を有する操作されたT細胞であって、内因性アルファベータT細胞受容体の発現が抑制された、外因性免疫受容体を有する操作されたT細胞、及び
   -内因性アルファベータT細胞受容体を有する操作されていないT細胞
   を含むT細胞混合物を準備する工程;
   b)T細胞混合物を、内因性アルファベータT細胞受容体に特異的に結合する抗体と接触させて、抗体-操作されていないT細胞複合体の形成を可能とする工程;
   c)T細胞混合物から、抗体-操作されていないT細胞複合体を除去し、それによって、外因性免疫受容体を有する操作されたT細胞が濃縮された調製物を得る工程
   を含む方法。
2. 工程a)が;
   i.T細胞を準備する工程;
   ii.外因性免疫受容体をコードする核酸(単数)又は核酸(複数)を準備する工程;
   iii.核酸(単数)又は核酸(複数)をT細胞中に導入して、それによって、外因性免疫受容体を有する操作されたT細胞及び内因性アルファベータT細胞受容体を有する操作されていないT細胞を含むT細胞混合物を準備する工程、
   を含む、請求項1に記載の方法。
3. 外因性免疫受容体をコードすることに加えて、核酸(単数)又は核酸(複数)が、別個に発現される選択マーカーをコードしない、請求項2に記載の方法。
4. 外因性免疫受容体が、操作されたアルファベータT細胞受容体又は操作されたガンマデルタT細胞受容体である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
5. 操作されていない及び操作されたT細胞がヒトのものであり、抗体が、BW242/412であり、外来性免疫受容体が、ヒトガンマデルタT細胞受容体、操作されたヒトガンマデルタT細胞受容体、又は操作されたヒトアルファベータT細胞受容体であり、ヒトアルファベータT細胞受容体の操作が、T細胞受容体ベータ鎖のドメイン3の改変を含み、好ましくは、改変がドメイン3のマウス化を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
6. 外因性免疫受容体が、ガンマデルタT細胞受容体、好ましくは、ヒトガンマデルタT細胞受容体である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
7. 請求項1から6に記載の方法のいずれか１つによって得ることができる操作されたT細胞が濃縮された調製物。
8. 医学的処置における使用のための、好ましくは、癌の処置における使用のための、請求項7に記載の操作されたT細胞が濃縮された調製物。
9. 請求項1から4のいずれか一項に規定の外因性免疫受容体、又は請求項5に規定の操作された外因性免疫受容体に特異的に結合する抗体であって、請求項1から5に記載の方法のいずれか１つによって得ることができる、前記外因性免疫受容体を有する操作されたT細胞が濃縮された調製物で処置された場合に有害事象を患う対象の処置における使用のための抗体。
10. 対象がヒトであり、抗体がヒト抗体又はヒト化抗体である、請求項9に記載の使用のための抗体。
11. 抗体が、操作されたT細胞の細胞死を誘導する、請求項9又は10に記載の使用のための抗体。
12. 外因性免疫受容体に特異的に結合する抗体であって、外因性免疫受容体を有する操作されたリンパ球で処置されている場合に有害事象を患う対象の処置における使用のための抗体。
13. リンパ球が、操作されたNK細胞又は操作されたT細胞である、請求項12に記載の使用のための抗体。
14. 操作されたリンパ球がヒトリンパ球であり、好ましくは、抗体がヒト抗体又はヒト化抗体である、請求項12又は13に記載の使用のための抗体。
15. 抗体が、操作された外因性免疫受容体を有する操作されたリンパ球の細胞死を誘導する、請求項12から14のいずれか一項に記載の使用のための抗体。