JP2017534826A - 屈曲管部を備えたサーモサイホン - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の蒸発器部及び凝縮器部の双方を形成する1つ以上のマルチポート管を含んだサーモサイホン装置を提供する。【解決手段】1つ以上の管は、複数の並列流動経路を備えた平坦管であってもよく、管の蒸発器部及び凝縮器部の間に屈曲を形成するように屈曲してもよい。屈曲における管の1つ以上の流動経路は、蒸発器部及び凝縮器部の間に蒸気流路又は液体流路を提供してもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、2相冷却流体を採用したサーモサイホン装置及びその他の熱伝達装置全般に関連する。
サーモサイホン装置は、集積回路及びその他のコンピュータ回路等の冷却システムに幅広く使用される。例えば、米国特許公開第2013/0104592号は、キャビネット又はその他の包囲部内に配置された電子部品の冷却に使用されるサーモサイホン冷却器を開示している。
本発明の一態様によると、サーモサイホン装置は、装置の蒸発器部及び凝縮器部の双方を形成する1つ以上のマルチポート管を含んでもよい。1つ以上の管は、複数の並列流動経路を備えた平坦管として配置されてもよく、管の蒸発器部及び凝縮器部の間に屈曲を形成するように屈曲されてもよい。屈曲における管の1つ以上の流動経路は、蒸発器部及び凝縮器部の間に蒸気流路又は液体流路を提供してもよい。このような配置により、例えば、(凝縮された冷却液体を凝縮器部から蒸発器部に案内する)液体返却路及び/又は(蒸発された液体を蒸発器部から凝縮器部に案内する)蒸気供給路が蒸発経路及び凝縮経路との関係で物理的に独立した部品として配置される装置とは対照的に、より効率的、且つ、経済的に作成されるサーモサイホン装置を提供してもよい。例えば、このような装置は、液体/蒸気をサーモサイホン装置の所望の部分に誘導する、専用の液体返却導管及び蒸気供給導管を備えて配置される。少なくとも場合によっては、例えば、液体返却導管内の液体が早期に蒸発するか、又は蒸気供給導管内の蒸気が早期に凝縮することで装置内の循環流動を中断させてしまわないように努力する中で、このアプローチが採られる。当業者に理解される通り、このような早期の蒸発/凝縮は、サーモサイホン装置内の循環流動を中断し得るものであり、これは、重力のみにより、ポンプ又はその他の流体移動装置の使用を伴うことなく生じる。しかしながら、本発明の態様により、サーモサイホン装置内の流動を中断することなく、蒸発器部及び凝縮器部を提供する1つ以上の管への液体返却路及び/又は蒸気供給路の一体化を成功させることができる。
例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上の平坦複数経路管が屈曲し、45度、90度、又は180度以上の弧に沿って延びる屈曲を形成してもよい。屈曲と反対側の管の部分は、サーモサイホン装置の蒸発器部及び凝縮器部を各々提供してもよく、屈曲部における管の少なくとも1つの経路は、蒸発器部及び凝縮器部の間に蒸気流路又は液体流路を提供してもよい。いくつかの配置において、管の端部は、単一のヘッダ又はマニホルドに取り付けられてもよく、例えば、蒸発器部及び凝縮器部の間に蒸気流路又は液体流路を提供してもよい。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下の記載から明らかとなるであろう。
本明細書の一部に組み込まれ、且つ、その一部を形成する添付の図面は、本発明の選択された実施形態を示しており、その記載とともに、本発明の原則を説明するものである。
本発明の態様を組み込む一例としての実施形態におけるサーモサイホン装置の斜視図を示す。 関連包囲部の一部を備えた図1の実施形態の側面図を示す。 一例としての実施形態における単一のマニホルドを含んだサーモサイホン装置の横断面図を示す。 図2の実施形態の正面図を示す。 反転形態における図1と類似の実施形態の斜視図を示す。 装置のマニホルドを流体接続するマルチポート管セグメントを含んだ、図3の実施形態の改良版を示す。 反転形態における図2と類似の実施形態の斜視図を示す。 図4の実施形態の正面図を示す。 マルチポート管の屈曲が蒸発器部と凝縮器部との間に蒸気流路及び液体流路を提供する、サーモサイホン装置の一実施形態の斜視図を示す。 蒸気流路及び液体流路を有する導管で接続された蒸発器部及び凝縮器部を有するサーモサイホン装置の一実施形態の斜視図を示す。 図6の実施形態と関連包囲部の模式側面図を示す。 蒸発器部及び凝縮器部を接続する蒸気チャンバ及び液体チャンバを備えたマニホルドを有するサーモサイホン装置の一例としての実施形態を示す。 図8の実施形態において使用されるマニホルドのクローズアップ図を示す。 図9の線10−10に沿った横断面図を示す。 図6のサーモサイホン装置の変形版の模式側面図を示す。 図6のサーモサイホン装置の他の変形版の模式側面図を示す。 U字型接続導管を備えたサーモサイホン装置の一例としての実施形態を示す。
本発明の態様は、適用において、以下の説明に記載であるか、又は、図面に示した構成要素の構造及び配置の詳細に限定されるものでない。他の実施形態が採用されてもよく、本発明の態様は、種々の方法で実現又は実施されてもよい。また、本発明の態様は、単独で使用されてもよく、互いに任意の好適な組み合わせで使用されてもよい。従って、本明細書に使用のフレーズ及び用語は、説明を目的とするものであり、限定とみなされてはならない。
図1及び図1aは、例えば、液体返却路及び/又は蒸気供給路として機能する屈曲管部を含む、本発明の態様を組み込んだサーモサイホン装置1の一例としての実施形態を示している。図1aに見られる通り、本実施形態は、電子装置又はその他の熱生成構成要素を収容してもよい包囲部6とともに動作するように配置される。サーモサイホン装置1の蒸発器部11は、包囲部6の内部、すなわち、図1aの包囲部6のパネル61の右側に配置されてもよく、凝縮器部10は、包囲部6の外側、すなわち、パネル61の左側に配置されてもよい。いくつかの実施形態において、パネル61は、包囲部6へのアクセスドアであってもよく、サーモサイホン装置1は、このドアに搭載されてもよい。このような配置により、例えば、交換、サービス等のために、装置1へのアクセスを比較的容易にしてもよい。本実施形態において、装置1は、封止された包囲部6内に配置される1つ以上の蒸発器部11を含んでもよく、1つ以上の凝縮器部10は、封止された包囲部6の外側に配置されてもよい。当業者にとっては既知である通り、熱は、例えば、作動流体を蒸発させることにより、蒸発器部11において装置1に受け取られてもよく、例えば、蒸発した流体を液体に凝縮することにより、凝縮器部10において消散されてもよい。パネル61は、包囲部6の内側部分と包囲部の外側環境との間の分割点を規定してもよい。封止された包囲部6の内側に蒸発器部11を提供し、包囲部6の外側に凝縮器部10を提供することにより、包囲部6内の装置は、外部の条件から保護された環境、例えば、ごみ、ほこり、汚染、湿気等から保護された環境に収容されつつ、冷却されてもよい。当然のことながら、封止された包囲部を備えたサーモサイホン装置1の使用が要求されるものでなく、例えば、装置は、冷却対象の熱生成装置が装置1の1つ以上の蒸発器部11と熱的に連結された完全開放システムにおいて使用されてもよい。
本発明の一態様において、サーモサイホン装置1は、凝縮器部10及び蒸発器部11の間で、凝縮された液体を凝縮器部10から蒸発器部11に案内する液体流路を提供する屈曲13を備えた少なくとも1つのマルチポート管5を含む。すなわち、作動流体は、蒸発器部11内で蒸発され、重力により、屈曲13の反対側の管の蒸発器部11の端部に接続された第2のマニホルド3まで上方に流れる。蒸気は、導管12を通って、第1のマニホルド2に向かい、管の凝縮器部10内における複数の経路22のうちの1つへと流れ込む。凝縮された蒸気は、屈曲13に向かって経路22内を下方に流れ、蒸発器部11に戻る。従って、屈曲は、凝縮された液体を蒸発器部10に返却する液体流路を提供する。以下に検討する通り、屈曲13は、液体流路を提供するのでなく、蒸発器部内で蒸発された流体を凝縮器部に案内する蒸気流路を提供してもよい。管5の凝縮器部10及び蒸発器部11の間に液体流路又は蒸気流路として機能する屈曲を備えた1つ以上のマルチポート管5を設けることにより、装置1の製造及び組立を非常に簡易化することができる。例えば、装置1は、屈曲13を形成することなく、組み立てられてもよく、例えば、マニホルド2及び3が管5の端部に取り付けられてもよく、フィン9又はその他の熱伝達構造が管の一部等に固定されてもよく、その後、屈曲13が形成されてもよい(導管12は、屈曲の完成後に固定されてもよい)。
理解される通り、フィン9又はその他の熱伝達構造(例えば、ピン、経路、冷却板等)は、管の凝縮器部10及び蒸発器部11に取り付けられ、例えば、熱がフィン9によって蒸発器部10で装置1内に受け取られ、熱がフィン9によってシステムから放出されるようにする。本実施形態では、フィン又はその他の熱伝達構造9を屈曲13に取り付けないことにより、管を比較的小さな屈曲半径で屈曲させるようにしている。すなわち、マルチポート管5は、略平坦であってもよく、平坦管5の面に直交する軸周りに屈曲されて屈曲13を形成してもよい。さらに、管5は、平坦管5の長さに沿って延びる軸周りに捩られて、例えば、屈曲13においてさらに小さな屈曲半径としてもよい。
本発明の他の態様によると、凝縮器部10及び蒸発器部11の間に屈曲13を備えた少なくとも1つのマルチポート管5を含むサーモサイホン装置は、単一のマニホルドに取り付けられた、屈曲13の反対側における管5の端部を有してもよい。例えば、図2及び図2aは、単一のマニホルド4に取り付けられた両端を備える1つ以上のマルチポート管5を有する装置1を示している。装置1は、図1aに示すのと同様に採用されてもよく、例えば、マニホルド4及び凝縮器部10が包囲部6の外側に配置され、蒸発器部11が包囲部6の内側に配置されるように、包囲部6のドア又はその他のパネル61に搭載されてもよい。理解される通り、マニホルド4は、蒸発器部11内を上方に向かって流れる蒸気がマニホルド4に入り、その後、凝縮器部10内へと下方に流れるように、管5の端部間に流体接続を提供する。本実施形態において、管5の端部は、マニホルド4上の単一線に沿ってマニホルド4に取り付けられる。例えば、図2aに見られる通り、管5の端部は、蒸発器部11に隣接する管5の端部が凝縮器部10に隣接する管5の端部と交互になるように、交互に設けられてもよい。管は、図2aに見られる通り、屈曲されるか、又は、オフセットを有するように形成されることにより、管の端部が単一線に沿ってマニホルド4に一体化され、取り付けられるようにするので、例えば、マニホルド4の長さに沿って延びる線が、マニホルド4に管が取り付けられる箇所において管5の端部を通って延びる。当然のことながら、他の配置も可能であり、例えば、管5は各々、オフセットを伴うことなく、単一平面内に配置され、管の端部が平坦管の平面に平行な面にくるように、マニホルド4に取り付けられてもよい。図1の実施形態では、180度の弧に沿って延びる屈曲13を有する管を示したが、屈曲13の他の伸長も可能であり、例えば図2に示す通り、屈曲13が180度を超える角度の弧に沿って延びてもよい。屈曲の弧は、180度を下回る角度、例えば、45度以上(又は以下)とすることもできることが理解されるであろう。
図1及び図2の実施形態において、管5の屈曲13は、凝縮器部10から蒸発器部11に凝縮された液体を返却する液体流路を提供するものであったが、管5の屈曲13は、蒸発器部11及び凝縮器部10の間に蒸気流路を提供してもよい。例えば、図3は、図1及び図1aと類似の配置を示すが、第1のマニホルド2及び第2のマニホルド3が屈曲13の下方に配置されるように反転されている。すなわち、図1及び図1aでは、第1のマニホルド2及び第2のマニホルド3は、屈曲13の上方に配置され、第1のマニホルド2が第2のマニホルド3の上方に配置されて、第2のマニホルド3から第1のマニホルド2へ適正な蒸気の流れを促した。しかしながら、図3の実施形態では、屈曲13がマニホルド2及び3の上方に配置され、第1のマニホルド2が第2のマニホルド3の上方に配置されて、第1のマニホルド2から第2のマニホルド3へ適正な凝縮液体の流れを促している。凝縮器部10内の蒸気は、熱の除去で凝縮し、凝縮された液体は、管5の経路内を下方に第1のマニホルド2内へと流れる。その後、液体は、導管12を介して第2のマニホルド3へ流れ、蒸発器部11内の管5の経路内へと流れる。フィン9及び/又はその他の熱伝達構造は、管5の所望の部分、例えば、凝縮器部10及び蒸発器部11における熱伝達を補助し、蒸発した作動流体は、蒸発器部11から屈曲13を通って凝縮器部10内へと上方に流れる。図1及び図1aの実施形態と同様に、図3の実施形態は包囲部6と関連づけられてもよく、例えば、パネル61が蒸発器部11及び凝縮器部10の間に配置され、屈曲13及び導管12がパネル61を通過する。
図3aは、図3の実施形態の変更配置を示しており、導管12の単一の流動経路パイプが1つ以上のマルチポート管に置き換えられている。導管12に使用されるマルチポート管は、平坦管として配置されてもよく、また他の方法においては、第1のマニホルド2及び第2のマニホルド3の間に延びる1つ以上の導管12が設けられてもよい。
図4及び図4aは、図2及び図2aと類似の構成を有する変更配置を示しているが、マニホルド4が屈曲13の下方に配置されるように反転されている。従って、本実施形態における屈曲13は、蒸発器部11及び凝縮器部10の間に蒸気流路を提供する。それ以外については、図4及び図4aの実施形態は、図2及び図2aの実施形態と構造的に同一である。
本発明の他の態様において、サーモサイホン装置1は、管の蒸発器部及び凝縮器部に対する液体返却路及び蒸気供給路として機能する屈曲管部を含んでもよい。例えば、図5は、管の蒸発器部及び凝縮器部の間に、マルチポート管の屈曲における1つ以上の経路が液体流路を提供し、当該屈曲における1つ以上の経路が蒸気流路を提供する、一例としての実施形態を示している。本実施形態において、サーモサイホン装置1は、第1のマニホルド2及び第2のマニホルド3に各々取り付けられた端部を有する複数のマルチポート管5を含む。例えば、図1の実施形態と同様に、凝縮器部10に隣接した管5の端部は、第1のマニホルド2に取り付けられ、蒸発器部11に隣接した管5の端部は、第2のマニホルド3に取り付けられる。従って、凝縮器部10内の凝縮された液体は、凝縮器部10の1つ以上の経路22内を下方に流れ、屈曲13内を蒸発器部11へと流れる。しかしながら、図1の実施形態とは対照的に、管5の経路22のうちの1つ以上、具体的には管5の内側の蒸気供給路4が、第2のマニホルド3から第1のマニホルド2へ蒸気を案内する。第1のマニホルド2へ案内された蒸気は、凝縮器部10内へと下方に流れ、液体へと凝縮され、冷却サイクルを繰り返す。本実施形態において、蒸発器部11に熱を提供するフィン9又はその他の熱伝達構造は、蒸気供給路4の上方部分付近で管5の一部に取り付けられず、蒸発器部11の過熱領域11aにおいて蒸気供給路11の下方部分付近で管5の一部に取り付けられることに留意する。このように、蒸気供給路4内の蒸気は、凝縮器部10内の蒸気供給路の一部、すなわち蒸気供給路部分4aに入る前に、過熱領域11aで過熱される。蒸気供給路部分4a内の蒸気は熱を損失するため、過熱領域11aで蒸気を過熱することにより、蒸気供給路4内での適正な蒸気の流れを維持するよう補助し、例えば、過熱領域11aは、蒸気供給路4a内での液体凝縮をなくすのに十分な程度の蒸気過熱となるように設計されてもよい(過熱領域11aで蒸気の過熱に失敗してしまうと、蒸気を蒸気供給路部分4a内で凝縮してしまい、凝縮された液体が蒸気供給路4の底部へと流れ、蒸気の流れを遮断し、装置1のループ動作を限定、又は、場合によっては停止してしまう)。フィン9又はその他の熱伝達構造は、例えば熱伝達を低減するため、蒸気供給路部分4aの一部において管5に取り付けられなくてもよい。いくつかの実施形態において、蒸気供給路部分4aは、蒸気供給路部分4aにおける凝縮を伴うことなく、適正な蒸気の流れの維持を補助するために分離されてもよい。
本発明の他の態様によると、サーモサイホン装置は、上方蒸発器ヘッダから下方に延びる複数の蒸発器経路を含む蒸発器部と、下方凝縮器ヘッダから上方に延びる複数の凝縮器経路を含む凝縮器部と、下方凝縮器ヘッダ及び上方蒸発器ヘッダを接続する導管とを含んでもよく、導管は、蒸気供給経路及び液体返却経路を含む。蒸気供給経路及び液体返却経路は、導管内で互いに分離されてもよく、いくつかの実施形態においては、下方凝縮器ヘッダ及び上方蒸発器ヘッダ内で各蒸気チャンバ及び液体チャンバと連通してもよい。例えば、凝縮器ヘッダ及び蒸発器ヘッダは、各々、ヘッダ内の蒸気チャンバ及び液体チャンバを分離する分離壁を含んでもよく、蒸気供給経路及び液体返却経路は、ヘッダ内の各蒸気チャンバ及び液体チャンバと連通してもよい。
例えば、図6は、上方ヘッダ30a及び下方ヘッダ24を備えた蒸発器部11と上方ヘッダ14及び下方ヘッダ30bを備えた凝縮器部10とを含むサーモサイホン装置1の斜視図を示している(上方凝縮器ヘッダ14及び/又は下方蒸発器ヘッダ24は、必要でなく、省略されてもよい)。導管30cは、蒸気が上方蒸発器ヘッダ30aから下方凝縮器ヘッダ30bに移動してもよいように、且つ、液体が下方凝縮器ヘッダ30bから上方蒸発器ヘッダ30aに移動してもよいように、下方凝縮器ヘッダ30b及び上方蒸発器ヘッダ30aを流体連結する。本実施形態において、導管30cは、分離された蒸気供給経路及び液体返却経路を含み、これらの蒸気供給経路及び液体返却経路は、各々、ヘッダ30a及び30b内の蒸気チャンバ及び液体チャンバに流体連通してもよい。従って、ヘッダ30a及び30bと導管30cは、ともに、凝縮器部10及び蒸発器部11の間に専用の液体流路及び蒸気流路を提供するマニホルド30を形成してもよい。いくつかの実施形態において、図6の実施形態は、図1を参照して説明したものと類似の包囲部6と動作するように配置されてもよく、例えば、蒸発器部11は、封止された包囲部6の内側に配置されてもよく、凝縮器部10は、包囲部6の外側に配置されてもよく、導管30cは、包囲部6のパネル61を通過してもよい。この配置では、サーモサイホン装置1に蒸気流路及び液体流路の双方を提供するため、パネルに単一の開口のみを必要としてもよい。
図7は、図6の実施形態の模式側面図を示しており、包囲部6の一例としてのパネル61を含んでいる。図に見られる通り、下方凝縮器ヘッダ30及び上方蒸発器ヘッダ30aは、蒸気チャンバ32及び液体チャンバ31を含む。蒸気チャンバ32は、導管30cの蒸気供給経路130と流体連通しており、液体チャンバ31は、導管30cの液体返却経路230と流体連通している。下方凝縮器ヘッダ30bの蒸気チャンバ32は、蒸気供給路15と流体連通しており、上方凝縮器ヘッダ14に蒸気を供給し、液体チャンバ31は、凝縮器部10の1つ以上の凝縮経路16と流体連通している。上方蒸発器ヘッダ30aの蒸気チャンバ32は、蒸発器部11の1つ以上の蒸発器経路22と流体連通しており、液体チャンバ31は、下方蒸発器ヘッダ24に凝縮した流体を提供する液体返却路21と流体連通している。
図8は、一例としての実施形態における、蒸気チャンバ32及び液体チャンバ31を含み、蒸発器部11及び凝縮器部10と係合したマニホルド30を含んだサーモサイホン装置1の模式斜視図を示している。本実施形態では、導管30cは含まれないものの、図8のマニホルド30は、下方凝縮器ヘッダ30b及び上方蒸発器ヘッダ30aが、各々、ヘッダ30a及び30bにおいて分離された蒸気チャンバ32及び液体チャンバ31を提供しつつ、凝縮器部10及び蒸発器部11といかに係合し得るかを示している。本実施形態において、凝縮器部10及び蒸発器部11は、各々が複数の経路を含むマルチポート管5を含む。凝縮器部10において、各管5の経路のうちの一部は、凝縮経路16として機能してもよく、1つ以上の経路は、蒸気供給路15として機能してもよい。熱伝達構造9(例えば、フィン)は、凝縮経路16に隣接した管5の部分と係合されてもよく、蒸気供給路15に隣接した管5の部分は、熱伝達構造9から解放されていてもよい。蒸発器部11において、各管5の経路のうちの一部は、蒸発経路22として機能してもよく、1つ以上の経路は、液体返却路21として機能してもよい。熱伝達構造9(例えば、フィン)は、蒸発経路22に隣接した管5の部分と係合されてもよく、液体返却路21と隣接した管5の部分は、熱伝達構造9から解放されていてもよい。
簡易な形態において、図9に見られる通り、サーモサイホン装置1は、蒸発経路22内の液体が沸騰する、又は蒸発するように、蒸発器部11にて熱を受けることにより、熱生成装置を冷却するように動作する。熱は、蒸発経路22に熱的に連結された熱伝達構造9を横切る温かい(熱生成装置によって加熱される)空気により、また他の方法では、直接伝熱路、1つ以上の熱パイプ、液体熱交換器等により、蒸発経路22で受け取られてもよい。蒸気は、蒸発経路22からマニホルド30の蒸気チャンバ32内へと上方に流れた後、凝縮器部10の蒸気供給路15内へと流れる。蒸気は、凝縮器部10のヘッダ14に到達するまで、蒸気供給路15内を上方へと流れ続ける。この時点で、蒸気は、凝縮器部10の1つ以上の凝縮経路16内へと下方に流れ、ここで蒸気は液体へと凝縮され、マニホルド30の液体チャンバ31内へと下方に流れる。凝縮中、蒸気から取り除かれた熱は、凝縮経路16に連結された熱伝達構造9、例えば、凝縮経路16に隣接する凝縮器部10に対して伝導性を有して連結された1つ以上のフィンに伝達されてもよい。次に、熱は、構造9を流れる冷却空気により、液体バス、液体熱交換器、冷媒コイル、又はその他の配置によって、熱伝達構造9から取り除かれてもよい。凝縮された液体は、凝縮経路16から液体チャンバ31内へと下方に流れ、その後、蒸発器部11のヘッダ24に到達するまで、蒸発器部11の液体返却路21内へと流れる。その後、液体は、蒸発器経路22へ入り、プロセスが繰り返される。
本発明の他の態様によると、単一のマニホルドを使用して、蒸発器の蒸発器経路を凝縮器部の蒸気供給路に流体連結し、且つ、凝縮器の凝縮経路を蒸発器部の液体返却路に流体連結してもよい。例えば、図9の実施形態において、マニホルド30は、内側空間を規定する外壁34を含む。本実施形態において、外壁34は、四角管又は円筒の形状を有するが、その他任意の好適な形状も可能である。分離壁35は、マニホルド30内に配置され、内側空間を液体チャンバ31及び蒸気チャンバ32に分離する。この配置により、サーモサイホン装置1の部分を流体連結する、簡易で効率的な方法を提供する。また分離壁35は、凝縮器経路16及び液体返却路21を液体チャンバ31と流体連結し、蒸発器経路22及び蒸気供給路15を蒸気チャンバ32と流体連結するように、凝縮器部10及び蒸発器部11と係合してもよい。結果として、組立を簡易化することができ、必要な流体接続を作るための部品及び/又は組立ステップの数を最少化することができる。例えば、分離壁35(例えば、下方凝縮器ヘッダ30bの壁部35)は、凝縮経路16及び蒸気供給路11を分離壁35の反対側に取り付けるようにマルチポート管5と係合されてもよく、又は、分離壁35(例えば、上方蒸発器ヘッダ30aの壁部35)は、蒸発器経路22及び液体返却路21を分離壁35の反対側に取り付けるようにマルチポート管5と係合されてもよい。この図示の実施形態において、図10に見られる通り、凝縮器部10及び蒸発器部11は、複数の並列経路を有する平坦管5を含み、各管5のマニホルド端部は、例えば、外壁34の開口を通じて、マニホルド30の内側空間に挿入されてもよい。分離壁35は、管5のマニホルド端部の一部を受容するスロット又はその他の開口を含むことにより、凝縮器部10及び蒸発器部11の異なる部分について、蒸気チャンバ32及び液体チャンバ31と所望の連通を提供してもよい。例えば、分離壁35(例えば、上方蒸発器ヘッダ30aの壁部35)は、液体返却路21を規定する蒸発器部11の部分(図9の右側)を受容する液体チャンバスロット又は開口を含んでもよい。しかしながら、蒸発経路22を規定する蒸発器部11の部分(図9の左側)は、分離壁35の液体チャンバスロット又は開口に受容されない。結果として、液体返却路21は、液体チャンバ31と連通され、蒸発経路22は、蒸気チャンバ32と連通される。同様に、分離壁35(例えば、下方凝縮器ヘッダ30bの壁部35)は、蒸気供給路15を規定する凝縮器部10の部分(図9の左側)を受容するが、凝縮器経路16を規定する部分(図9の右側)を受容しない蒸気チャンバスロット又は開口を含んでもよい。従って、蒸気供給路15は、蒸気チャンバ32と流体連通され、凝縮経路16は、液体チャンバ31と流体連通される。本実施形態では、分離壁35は、外壁34の内側に形成される対応溝部に受容される平板として形成されるが、他の配置も可能である。例えば、分離壁35は、平坦である必要はなく、湾曲していてもよく、又は、任意の好適な形状を備えてもよい。使用の場合、外壁34の内側の溝部は、スコーリング、ブローチ削り、鋳造、押出、又はその他の技術で形成されてもよい。また導管30cは、図9に示すのと同様に、例えば、蒸気供給経路及び液体返却経路を分離する外壁34及び分離壁35を備えて形成されてもよい。
図11は、下方凝縮器ヘッダ30bをなくした、図6の実施形態の変形版を示している。代わりに、マルチポート凝縮器管5は、屈曲13を有するように屈曲され、端部にて上方蒸発器ヘッダ30aと係合する。凝縮器管5は、図9と同様に上方蒸発器ヘッダ30aと係合されてもよく、例えば、蒸気供給路15が蒸気チャンバ32と連通し、凝縮器経路16が液体チャンバ31と連通する。また本実施形態において、管5は、所望に応じて、包囲部6のパネル61の開口を通じて延びてもよい。他の配置において、上方蒸発器ヘッダ30aは、パネル61と係合されてもよく、例えば、外壁34のフランジ33が開口でパネル61と係合し、ヘッダ30aの一部が包囲部6の外側に配置されるようにしてもよい。
図12は、図6の実施形態の他の変形版を示すが、上方蒸発器ヘッダ30aをなくしている。代わりに、蒸発器部10のマルチポート管5が屈曲13を有するように屈曲され、例えば、図9に示すのと同様に、下方凝縮器ヘッダ30bと係合する。図11の実施形態のように、管5は、包囲部のパネル61を通って延び、及び/又は、下方ヘッダ30bは、例えば、フランジ33を介してパネル61で係合されてもよい。図に見られる通り、図11及び図12の実施形態における屈曲13は、凝縮器部10及び蒸発器部11の間に液体返却路及び蒸気供給路を提供する。
図13は、各々、上方ヘッダ及び下方ヘッダ、すなわち凝縮器部10の上方ヘッダ14及び下方ヘッダ2と蒸発器部24の上方ヘッダ3及び下方ヘッダ24の間に延びる経路を含んだ蒸発器部11及び凝縮器部10を含むサーモサイホン装置10の一例としての実施形態を示している。上方導管12aは、上方蒸発器ヘッダ3を上方凝縮器ヘッダ14と流体連結し、例えば、蒸気をヘッダ14に送達する。下方導管12bは、下方凝縮器ヘッダ2を下方蒸発器ヘッダ24に流体連結し、例えば、液体をヘッダ24に送達する。導管12a及び12bは、包囲部6のパネル61又はその他の部分を通過してもよく、例えば、蒸発器部11が包囲部6の内側に設けられ、凝縮器部10が包囲部6の外側に設けられるようにする。導管12a及び12bは、U字型を有してもよい。
本明細書に記載の実施形態は、完全であることを意図するものでなく、又は本発明を開示の精密な形態に限定することを意図するものでなく、以上の教示に照らして多くの修正及び変更が可能である。本実施形態は、本発明の原則とその実際の適用について最もよく説明するために選択され、述べられたものであり、当業者が、考えられる特定の使用に好適な方法により、種々の実施形態において、且つ、種々の修正を加えて本発明を利用できるようにするものである。以上の説明は多数の仕様を含むが、これらは本発明の範囲の限定とみなされてはならず、その代替実施形態の例示としてみなされなければならない。
本明細書及びクレームで使用される不定冠詞「1つ」は、反対である旨の明示のない限り、「少なくとも1つ」を意味するものと理解されなければならない。
本明細書及びクレームで使用される「及び/又は」というフレーズは、結合された要素、すなわち、場合によっては接続的に存在するか、又は場合によっては非接続的に存在する要素の「いずれか、又は、双方」を意味するものと理解しなければならない。「及び/又は」で列挙された複数の要素も同様に理解されなければならず、すなわち、その結合された要素のうちの「1つ以上」と理解されなければならない。「及び/又は」の句で特定された要素以外に、これらの特定された要素と関連するか、又は関連しないかを問わず、他の要素が任意で存在してもよい。
また本明細書における「含む」「備える」「有する」「含有する」「包含する」及び/又はそれらの活用形は、それらとともに列挙される項目と、それらの同等物と、さらに追加の項目も網羅することを意味する。
反対である旨の明示のない限り、本願においてクレームされた、1つを上回る数のステップ又は動作を含むいかなる方法も、その方法のステップ又は動作の順は、方法のステップ又は動作が述べられた順に必ずしも限定されるものでないことも理解されなければならない。
種々の一例としての実施形態を参照して本発明の態様について説明したが、このような態様は、記載の実施形態に限定されるものでない。従って、当業者にとって記載の実施形態について多数の変形、修正、及び変更が明らかとなることは明白である。従って、本明細書に記載の実施形態は、例示を意図するものであり、限定を意図するものでない。本発明の態様の精神から逸脱することなく、種々の変更がなされてもよい。

Claims (24)

  1. 複数の経路を含み、凝縮器部及び蒸発器部の間に、前記蒸発器部において蒸発された流体を前記凝縮器部に案内する蒸気流路、又は、凝縮された液体を前記凝縮器部から前記蒸発器部に案内する液体流路、を提供する屈曲を有する少なくとも1つのマルチポート管と、
    前記屈曲の反対側において、前記凝縮器部及び前記蒸発器部の端部と流体連通する少なくとも1つのマニホルドと、
    を備える、サーモサイホン装置。
  2. 前記屈曲は、少なくとも90度に及ぶ、請求項1に記載の装置。
  3. 前記屈曲は、少なくとも180度に及ぶ、請求項1に記載の装置。
  4. 前記屈曲は、前記蒸発器部において蒸発された流体を前記凝縮器部に案内する蒸気流路を提供する、請求項1に記載の装置。
  5. 前記屈曲は、凝縮された液体を前記凝縮器部から前記蒸発器部に案内する液体流路を提供する、請求項1に記載の装置。
  6. 前記装置は、前記凝縮器部及び前記蒸発器部の前記端部に接続された単一のマニホルドを含む、請求項1に記載の装置。
  7. 前記装置は、第1のマニホルド及び第2のマニホルドを含み、
    前記第1のマニホルドは、前記凝縮器部の前記端部に接続され、
    前記第2のマニホルドは、前記蒸発器部に接続される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記第1のマニホルド及び前記第2のマニホルドの間に延び、前記第1のマニホルド及び前記第2のマニホルドを流体連結する導管を備える、請求項7に記載の装置。
  9. 前記導管は、前記第1のマニホルド及び前記第2のマニホルドの間に凝縮された液体を案内するように配置され、
    前記屈曲は、前記蒸発器部で蒸発された流体を前記凝縮器部に案内する蒸気流路を提供するように配置される、請求項8に記載の装置。
  10. 前記導管は、前記第1のマニホルド及び前記第2のマニホルドの間に蒸発された流体を案内するように配置され、
    前記屈曲は、凝縮された液体を前記凝縮器部から前記蒸発器部に案内する液体流路を提供するように配置される、請求項8に記載の装置。
  11. 前記少なくとも1つのマルチポート管は、複数の並列流動経路を有する平坦管として形成される、請求項1に記載の装置。
  12. 前記少なくとも1つのマルチポート管は、前記平坦管の面に直交する軸周りにおいて屈曲し、前記屈曲を形成する、請求項11に記載の装置。
  13. 前記少なくとも1つのマルチポート管は、さらに、前記平坦管の長さに沿って延びる軸周りに捩られる、請求項12に記載の装置。
  14. 前記マルチポート管の蒸発器部及び/又は凝縮器部と熱的に接触するフィンを備える、請求項1に記載の装置。
  15. 複数のマルチポート管を備え、
    前記装置は、前記マルチポート管の前記凝縮器部及び前記蒸発器部の前記端部に接続された単一のマニホルドを含み、
    前記凝縮器部及び前記蒸発器部の前記端部は、前記単一のマニホルド上の単一線に沿って配置される、請求項1に記載の装置。
  16. 前記凝縮器部及び前記蒸発器部の前記端部は、互いに交互となる、請求項15に記載の装置。
  17. 前記凝縮器部及び前記蒸発器部の間の前記屈曲は、凝縮された液体を前記凝縮器部から前記蒸発器部に案内する液体流路を提供し、
    前記装置は、第1のマニホルド及び第2のマニホルドを含み、
    前記第1のマニホルドは、前記凝縮器部の前記端部に接続され、
    前記第2のマニホルドは、前記蒸発器部に接続され、
    前記少なくとも1つのマルチポート管の少なくとも1つの経路は、蒸発された流体を前記第2のマニホルドから前記第1のマニホルドに案内する蒸気供給路として機能するように配置される、請求項1に記載の装置。
  18. 前記蒸気供給路内の蒸気を過熱するために、前記蒸発器部の一部分に接触した熱伝達構造をさらに備える、請求項17に記載の装置。
  19. 前記少なくとも1つのマルチポート管の蒸気流路又は液体流路を提供する部分以外の部分と熱的に接触する熱伝達構造をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  20. 上方蒸発器ヘッダから下方に延びる複数の蒸発器経路を含んだ蒸発器部と、
    下方凝縮器ヘッダから上方に延びる複数の凝縮器経路を含んだ凝縮器部と、
    前記下方凝縮器ヘッダ及び前記上方蒸発器ヘッダを接続し、蒸気供給経路及び液体返却経路を含んだ導管と、
    を備える、サーモサイホン装置。
  21. 前記下方凝縮器ヘッダは、前記液体返却経路と流体連通した液体チャンバと、前記蒸気供給経路と流体連通した蒸気チャンバと、を含む、請求項20に記載の装置。
  22. 前記上方蒸発器ヘッダは、前記液体返却経路と流体連通した液体チャンバと、前記蒸気供給経路と流体連通した蒸気チャンバと、を含む、請求項20に記載の装置。
  23. 前記複数の凝縮器経路の上方端部と流体連通した上方凝縮器ヘッダと、前記蒸発器経路の下方端部と流体連通した下方蒸発器ヘッダと、をさらに備える、請求項20に記載の装置。
  24. 上方蒸発器ヘッダ及び下方蒸発器ヘッダの間に延びる複数の蒸発器経路を含んだ蒸発器部と、
    上方凝縮器ヘッダ及び下方凝縮器ヘッダの間に延びる複数の凝縮器経路を含んだ凝縮器部と、
    前記下方凝縮器ヘッダ及び前記下方蒸発器ヘッダを接続する第1のU字型導管と、
    前記上方凝縮器ヘッダ及び前記上方蒸発器ヘッダを接続する第2のU字型導管と、
    を備える、サーモサイホン装置。
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