JP2017533537A - 極片コーティングの除去装置 - Google Patents
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Abstract
本願は、極片コーティングの除去装置を提供している。極片は、集電体と集電体の少なくとも1つの表面に塗布されているコーティングを備え、極片コーティングの除去装置は、コーティングを除去しようとする極片を搬送するための搬送システムと、搬送システムにより輸送された極片におけるコーティングを除去しようとする1つの表面に配置され、溶媒で極片の該1つの表面における被除去領域のコーティングを濡らす少なくとも1つの浸潤機構と、レーザ除去システムと、搬送システム、全ての浸潤機構、レーザ除去システムに通信可能に接続される制御システムとを備える。レーザ除去システムは、少なくとも1つのレーザ発射ヘッドを備え、そのレーザ発射ヘッドは、レーザビームを発射し、極片における浸潤機構に濡らされた対応する表面上の被除去領域のコーティングに投射することにより、極片の対応する表面における該被除去領域のコーティングを浸潤した溶媒を気化させて、極片の対応する表面における被除去領域のコーティングを打ち潰して、極片の対応する表面における該被除去領域での集電体を露出させる。【選択図】図7
Description
本願は、エネルギー貯蔵デバイスの分野に関し、特に極片コーティングの除去装置に関する。
リチウムイオン電池は、エネルギー密度が高く、環境に優しいなどのメリットを有するため、幅広く注目され、携帯電話、ノートパソコンなどの電子機器において幅広く適用され、また、電気自動車技術の発展に伴って、電気自動車分野におけるリチウムイオン電池の適用も益々注目されている。
市場でのリチウムイオン電池に対するニーズが益々大きくなっているが、高エネルギー密度のリチウムイオン電池の製造速度を向上させることは困難である。その理由として、リチウムイオン電池の製造工程において、リチウムイオン電池の製造速度に影響する1つの重要な工程は、リチウムイオン電池の極片にタブを溶接することであり、図1と図2に示すように、塗布時に、極片8には連続的なコーティング82がある、又は、タブは極片の中間位置において溶接される必要があるため、タブを極片8に溶接することを実現するために、まず、極片8におけるタブを溶接しようとする領域(又は、被除去領域Rと称する)上のコーティング82を除去する必要がある。また、特殊な電池生産プロセスにおいて、更に電池の極片8の異なる位置にて異なる形状のコーティング82を除去する必要がある。例えば、図3と図4、図5と図6に示すように、更に極片8の2つの表面における対応する位置で被除去領域Rにおけるコーティング82を除去する必要がある場合もある。
現在、一般的な除去方法は、機械的な擦り落とし除去法と化学的な除去法を含むが、この2つの除去方法には多くの問題が存在している。機械的な除去では、除去の清潔度を保証し難く、特に、薄い極片の場合に極片を擦って損傷しやすく、化学的な除去では、ある程度の損害を環境に与えることで、作業環境が悪く、生産効率が低いなどの欠点がある。以上の2つの方法に存在する不足に対して、2012年11月13日に特許公告になった米国特許番号US8309880B2である特許文献には、レーザにより極片上のコーティングを除去する方法が開示されており、上記の2つの除去方法に存在している問題を解決した。
しかしながら、該特許における方法には以下の不足が存在している。
第一、レーザ除去の原理は、レーザの作用により、ある程度でエネルギーがコーティングに吸収され、コーティングの顆粒が気化、昇華と振動などを発生することで、コーティングが除去されるものである。レーザ装置から発射するレーザビームのエネルギー分布は、一般的にガウス分布であり、このような分布のレーザビームは、中間のエネルギーが高く、縁部のエネルギーが低いものである。然しながら、極片8上のコーティング82を除去するには、所定の範囲内のエネルギーが必要とされるため、このようなガウス分布のエネルギーのレーザビームでは、エネルギーが高い中間部分は、箔材を損傷しやすく(電池の極片8の集電体81が一般的に銅箔とアルミニウム箔であり、厚みが数ミクロン〜十数ミクロンであり、この部分の高エネルギーは銅箔又はアルミニウム箔を突き抜きやすく)、除去品質とタブの溶接品質に影響を与える。縁部のエネルギーは、除去に必要なエネルギーよりも低く、このように、コーティングが残されることになり、同様に除去品質に影響を与える。また、これらの高エネルギーと低エネルギーは、効果的に利用されることができないため、エネルギーの利用率が低くなる。
第二、レーザにより極片8のコーティング82を除去する過程において、レーザの作用によりコーティング82が熱を受け、応力が変化し、更に極片8の変形を引き起こし、コーティング82が除去された後、残りの応力がリリーズされることで、極片8も多少変形し、後継のタブの溶接に影響を与える。
第三、上記の特許出願において、気流を吐出する方法により、不活性ガスを極片8の除去後の領域に吹き付けて、極片8を清掃して冷却する。然しながら、この方法は、除去後の領域における顆粒を完全に取り除くことができず、顆粒が除去後の領域の周りに残されることになり、電池の性能に影響を与える。
第四、除去中、レーザはコーナーにて絶えず加速したり、減速したりする必要があり、レーザヘッドが移動して除去の品質は安定せず、除去のサイズは正確でないため、この方法では量産化を実現し難い。
第一、レーザ除去の原理は、レーザの作用により、ある程度でエネルギーがコーティングに吸収され、コーティングの顆粒が気化、昇華と振動などを発生することで、コーティングが除去されるものである。レーザ装置から発射するレーザビームのエネルギー分布は、一般的にガウス分布であり、このような分布のレーザビームは、中間のエネルギーが高く、縁部のエネルギーが低いものである。然しながら、極片8上のコーティング82を除去するには、所定の範囲内のエネルギーが必要とされるため、このようなガウス分布のエネルギーのレーザビームでは、エネルギーが高い中間部分は、箔材を損傷しやすく(電池の極片8の集電体81が一般的に銅箔とアルミニウム箔であり、厚みが数ミクロン〜十数ミクロンであり、この部分の高エネルギーは銅箔又はアルミニウム箔を突き抜きやすく)、除去品質とタブの溶接品質に影響を与える。縁部のエネルギーは、除去に必要なエネルギーよりも低く、このように、コーティングが残されることになり、同様に除去品質に影響を与える。また、これらの高エネルギーと低エネルギーは、効果的に利用されることができないため、エネルギーの利用率が低くなる。
第二、レーザにより極片8のコーティング82を除去する過程において、レーザの作用によりコーティング82が熱を受け、応力が変化し、更に極片8の変形を引き起こし、コーティング82が除去された後、残りの応力がリリーズされることで、極片8も多少変形し、後継のタブの溶接に影響を与える。
第三、上記の特許出願において、気流を吐出する方法により、不活性ガスを極片8の除去後の領域に吹き付けて、極片8を清掃して冷却する。然しながら、この方法は、除去後の領域における顆粒を完全に取り除くことができず、顆粒が除去後の領域の周りに残されることになり、電池の性能に影響を与える。
第四、除去中、レーザはコーナーにて絶えず加速したり、減速したりする必要があり、レーザヘッドが移動して除去の品質は安定せず、除去のサイズは正確でないため、この方法では量産化を実現し難い。
背景技術に存在している問題に鑑みて、本願発明は、極片の損傷を回避可能な極片コーティングの除去装置を提供することを目的としている。
本願発明のもう1つの目的は、極片の変形を回避可能な極片コーティングの除去装置を提供することである。
本願発明のもう1つの目的は、レーザ除去のエネルギーの利用率、除去の品質、及び除去の効率を向上させることができる極片コーティングの除去装置を提供することである。
上記目的を実現するために、本願は、極片コーティングの除去装置を提供している。極片は、集電体と集電体の少なくとも1つの表面に塗布されているコーティングを備え、前記極片コーティングの除去装置は、コーティングを除去しようとする極片を搬送するための搬送システムと、搬送システムにより輸送された極片におけるコーティングを除去しようとする1つの表面に配置され、溶媒で極片の該1つの表面における被除去領域のコーティングを濡らす少なくとも1つの浸潤機構と、レーザ除去システムと、搬送システム、全ての浸潤機構、レーザ除去システムに通信可能に接続される制御システムとを備える。レーザ除去システムは、少なくとも1つのレーザ発射ヘッドを備え、そのレーザ発射ヘッドは、レーザビームを発射し、極片における浸潤機構に濡らされた対応する表面上の被除去領域のコーティングに投射することにより、極片の対応する表面における該被除去領域のコーティングを浸潤した溶媒を気化させて、極片の対応する表面における被除去領域のコーティングを打ち潰して、極片の対応する表面における該被除去領域での集電体を露出させる。
本願の有益な効果は以下の通りである。
本願に係る極片コーティングの除去装置において、浸潤機構を設け、予め極片上の被除去領域のコーティングを溶媒で濡らし、レーザ除去システムのレーザビームが濡らされた極片に照射した後、極片に存在している溶媒はレーザビームのエネルギーを直接的又は間接的に吸収して瞬間的に気化することができる、又は、コーティングの顆粒はレーザのエネルギーを吸収して界面を介して熱を伝導することにより、コーティングの顆粒と溶媒との界面での瞬間温度上昇量が溶媒の汽化(蒸発)温度よりも遥かに高くなり、溶媒の爆発性蒸発を形成し、非常に強い瞬間的圧力が発生し、かなり大きな圧力の作用により、コーティングの顆粒は集電体から剥離され、このため、コーティングの顆粒を除去する作用を発揮した。圧力は瞬間的に発生するため、瞬時的な圧力は極片に損害することがなく、また、レーザのエネルギーは溶媒に直接的又は間接的に吸収され、極片の集電体に損害することがないと共に、極片上のコーティングは、溶媒の瞬間的気化で発生された圧力の作用により除去されるため、コーティングが剥離された後にリリーズした応力は非常に小さく、極片の変形が回避できる。また、レーザ除去のエネルギーの利用率、除去の品質、及び除去の効率を向上させることができる。
本願に係る極片コーティングの除去装置において、浸潤機構を設け、予め極片上の被除去領域のコーティングを溶媒で濡らし、レーザ除去システムのレーザビームが濡らされた極片に照射した後、極片に存在している溶媒はレーザビームのエネルギーを直接的又は間接的に吸収して瞬間的に気化することができる、又は、コーティングの顆粒はレーザのエネルギーを吸収して界面を介して熱を伝導することにより、コーティングの顆粒と溶媒との界面での瞬間温度上昇量が溶媒の汽化(蒸発)温度よりも遥かに高くなり、溶媒の爆発性蒸発を形成し、非常に強い瞬間的圧力が発生し、かなり大きな圧力の作用により、コーティングの顆粒は集電体から剥離され、このため、コーティングの顆粒を除去する作用を発揮した。圧力は瞬間的に発生するため、瞬時的な圧力は極片に損害することがなく、また、レーザのエネルギーは溶媒に直接的又は間接的に吸収され、極片の集電体に損害することがないと共に、極片上のコーティングは、溶媒の瞬間的気化で発生された圧力の作用により除去されるため、コーティングが剥離された後にリリーズした応力は非常に小さく、極片の変形が回避できる。また、レーザ除去のエネルギーの利用率、除去の品質、及び除去の効率を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、本願に係る極片コーティングの除去装置を詳細に説明する。
図1〜図10を参照し、本願に係る極片コーティングの除去装置において、極片8は、集電体81と集電体81の少なくとも1つの表面に塗布されているコーティング82を備え、前記極片コーティングの除去装置は、コーティング82を除去しようとする極片8を搬送するための搬送システム1と、搬送システム1により輸送された極片におけるコーティング82を除去しようとする表面に配置され、溶媒で極片8の該1つの表面における被除去領域Rのコーティング82を濡らす少なくとも1つの浸潤機構2と、レーザ除去システム3と、搬送システム1、浸潤機構2、レーザ除去システム3に通信可能に接続される制御システム4とを備える。レーザ除去システム3は、少なくとも1つのレーザ発射ヘッド(31)を備え、レーザ発射ヘッド(31)は、レーザビームを発射し、極片8における浸潤機構2に濡らされた対応する表面上の被除去領域Rのコーティング82に投射することにより、極片8の対応する表面における該被除去領域Rのコーティング82を浸潤した溶媒を気化させて、極片8の対応する表面における被除去領域Rのコーティング82を打ち潰して、極片8の対応する表面における該被除去領域Rでの集電体81を露出させる。
本願に係る極片コーティングの除去装置において、浸潤機構2を設け、予め極片8上の被除去領域Rのコーティング82を溶媒で濡らし、レーザ除去システム3のレーザビームが濡らされた極片8に照射した後、極片8に存在している溶媒はレーザビームのエネルギーを直接的又は間接的に吸収して瞬間的に気化することができる、又は、コーティング82の顆粒はレーザのエネルギーを吸収して界面を介して熱を伝導することにより、コーティング82の顆粒と溶媒との界面での瞬間温度上昇量が溶媒の汽化(蒸発)温度よりも遥かに高くなり、溶媒の爆発性蒸発を形成し、非常に強い瞬間的圧力が発生し、かなり大きな圧力の作用により、コーティング82の顆粒は集電体81から剥離され、このため、コーティング82の顆粒を除去する作用を発揮した。圧力は瞬間的に発生するため、瞬時的な圧力は極片8に損害することがなく、また、レーザのエネルギーは溶媒に直接的又は間接的に吸収され、極片8の集電体81に損害することがないと共に、極片8上のコーティング82は、溶媒の瞬間的気化で発生された圧力の作用により除去されるため、コーティング82が剥離された後にリリーズした応力は非常に小さく、極片8の変形が回避できる。また、レーザのエネルギーが溶媒に直接的又は間接的に吸収されるため、レーザ除去のエネルギーの利用率を向上させることができる。レーザエネルギーを直接的又は間接的に吸収した溶媒の爆発性蒸発により、除去の品質及び除去の効率を向上させることができる。
本願に係る極片コーティングにおいて、極片8のコーティング82が除去された領域に露出された集電体81は、タブを溶接することに用いられる。
実際に使用する時、極片の材料(極片は、超コンデンサの極片、リチウムイオン電池の極片であってもよく、コーティングは、正極活性材料層又は負極活性材料層であってもよい)によって、本分野で周知する異なるシリーズのレーザ発射ヘッド31を採用することができる。
搬送システム1の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、搬送システム1は、レーザ除去システム3の上流に配置され、コーティング82を除去しようとする極片8を供給して送出する巻き出しローラ11と、レーザ除去システム3の下流に配置され、コーティング82が除去された極片8を巻き取る巻き取りローラ12と、巻き出しローラ11と巻き取りローラ12との間に配置され、極片8を案内して輸送するための複数の固定ローラ13とを備えてもよい。
搬送システム1の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、搬送システム1は、巻き出しローラ11の下流に配置され、コーティング82を除去しようとする極片8の搬送位置を決定するための位置ずれ補正機構14を更に備えてもよい。
レーザ除去システム3の1つの実施例において、図7〜図10を参照し、レーザ除去システム3は、浸潤機構2の上流に配置され、極片8の対応する1つの表面におけるコーティング82の被除去領域Rの位置を決定するためのセンサ32を更に備えてもよい。
レーザ除去システム3の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、レーザ除去システム3は、レーザ除去システム3のレーザビームにより照射される極片8におけるコーティング82を除去しようとする対応する1つの表面と反対する表面に配置され、極片8の該対応する1つの表面におけるコーティング82の被除去領域Rを固定する吸着固定機構33を更に備えてもよい。吸着固定機構33は極片8の該対応する表面におけるコーティング82の被除去領域Rを固定することにより、レーザ除去中に極片8が変形する問題は抑制された。
レーザ除去システム3の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、レーザ除去システム3は、レーザ除去システム3のレーザビームにより照射される極片8におけるコーティング82を除去しようとする対応する一つの表面と反対する表面に配置され、レーザビームの照射中に生じた熱を吸収するための冷却機構34を更に備えてもよい。これにより、レーザ除去中に極片8が熱を受けて変形することが回避できる。
本願に係る極片コーティングの除去装置の1つの実施例において、吸着固定機構33と冷却機構34は一体成形されてもよく、吸着固定機構33は真空ステージであってもよく、冷却機構34は該真空ステージに配置されている冷却配管であってもよい。
本願に係る極片コーティングの除去装置の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、前記極片コーティングの除去装置は、極片8とレーザ除去システム3との間に配置され、極片8の対応する1つの表面におけるコーティング82の被除去領域Rの両側に配置され、レーザ除去中に生じたコーティング82の顆粒を除去するための除塵機構5を更に備えてもよい。1つの実施例において、除塵機構5は、負圧吸引式除塵機構であってもよい。所定の負圧を有する吸引式除塵機構の作用により、除去された顆粒は除塵機構5の顆粒排出配管(図示せず)に入り、顆粒が極片8に残されないように確保することができるため、極片8を用いた製品(例えば、超コンデンサ又はリチウムイオン電池)の性能に影響することが回避することができ、しかも、顆粒による環境汚染を防止することができる。
レーザ除去システム3の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、レーザ除去システム3は、レーザ発射ヘッド31と極片8との間に配置され、レーザ発射ヘッド31に電気的に接続され、レーザ発射ヘッド31から発射したレーザビームのエネルギーを均一化させるためのビーム整形機構35を更に備えてもよい。ビーム整形機構35は、レーザビームのエネルギーを均一化させることができ、極片8の集電体81を損害することないため、タブの溶接品質を向上させることができ、しかも、コーティング82を残すことがないため、除去品質を向上させることができる。その上、レーザビームにおける高エネルギーと低エネルギーは効果的に利用可能であるため、レーザエネルギーを最大限に利用し、更に、エネルギーの利用率を向上させ、除去効率と除去品質を向上させる。ビーム整形機構35は、更に、光点を異なるサイズ、長方形、正方形、円形、楕円形と台形などの異なる形状のビームに変換することができる。エネルギーが一定である場合、汚染物又は微粒子の除去難易度に基づいて、光点の面積を簡単に調整することにより、射出されたレーザビームを異なるエネルギー密度に持たせて、非常に高い除去能力を持たせる。
レーザ除去システム3の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、レーザ除去システム3は、ビーム整形機構35と極片8との間に配置され、ビーム整形機構35に電気的に接続されるガルバノ走査機構36を更に備えてもよい。ガルバノ走査機構36を採用するメリットは、パターン除去柔軟性が高く、達成できるスキャン速度が大きく、速度が安定し、移動の解像度も高く、より正確に位置決定することができ、精密な除去を達成し、除去サイズの精度と安定性を向上させ、除去品質を向上させることができることである。具体的には、除去中に、レーザビームはコーナーにて絶えず加速したり、減速したりする必要があり、除去中に、レーザビームの移動速度が速く、ガルバノ走査機構36は移動位置決めを迅速で正確に実現することができるため、除去のサイズ精度、位置決め精度、除去品質と安定性を向上可能である。一方、レーザ発射ヘッドが固定されたレーザシステムは、このような速度と精度に達することができない。そのため、本願発明は、工業応用において高品質で、高速度で量産化することができる。
レーザ除去システム3の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、レーザ除去システム3は、ガルバノ走査機構36と極片8の間に配置されている集束鏡37を更に備えてもよい。
本願に係る極片コーティングの除去装置の1つの実施例において、図7に示すように、浸潤機構2は、1つが配置されてもよく、搬送システム1により輸送されたコーティング82を除去しようとする極片8の1つの表面に対応して配置されると共に、レーザ発射ヘッド31は、1つが配置され、該1つの浸潤機構2の下流に対応して配置され、レーザビームを発射し、極片8における浸潤機構2に濡らされた該対応する1つの表面上の被除去領域Rのコーティング82に投射する。本実施例は、極片8の1つの表面のみに対してコーティングを除去する必要がある作業に適用されてもよく、コーティング除去後の極片8の結果は図1と図2に示す通りである。極片8の2つの反対する表面に対してコーティングを除去する作業に適用されてもよく、コーティング除去後の極片8の結果は、図3と図4、図5と図6に示す通りであり、この場合の除去は2回のフローを経て実現しなげればならない。
本願に係る極片コーティングの除去装置の1つの実施例において、図8に示すように、浸潤機構2は、2つが配置されてもよく、それぞれ、搬送システム1により輸送されたコーティング82を除去しようとする極片8の2つの反対する表面に対応して配置されると共に、レーザ発射ヘッド31は、2つが配置され、それぞれ2つの浸潤機構2の下流に対応して配置され、それぞれレーザビームを発射し、極片8における浸潤機構2に濡らされた対応する2つの反対する表面上の被除去領域Rのコーティング82に投射する。本実施例は、極片8の2つの反対する表面に対してコーティングを除去する必要がある作業に適用されることができ、コーティング除去後の極片8の結果は、図3と図4、図5と図6に示す通りであり、しかも、この場合の除去は1回のフローだけで実現することができる。
本願に係る極片コーティングの除去装置の1つの実施例において、図9と図10に示すように、浸潤機構2は、2つが配置されてもよく、それぞれ、搬送システム1により輸送されたコーティング82を除去しようとする極片8の2つの反対する表面に対応して配置されると共に、レーザ発射ヘッド31は、1つが配置されており、前記レーザ除去システム3は、少なくとも1つ光路切り替え機構(38)を更に備えてもよく、前記光路切り替え機構(38)は、レーザ発射ヘッド31と極片8との間に配置され、レーザ発射ヘッド31から発射したレーザビームを、極片8における浸潤機構2に浸潤された対応する2つの反対する表面上の被除去領域Rのコーティング82に順次又は同時に投射させるように、レーザビームの伝送方向を変更する。本実施例は、極片8の2つの反対する表面に対してコーティングを除去する必要がある作業に適用されることができ、コーティング除去後の極片8の結果は、図3と図4、図5と図6に示す通りであり、しかも、この場合の除去は1回のフローだけで実現することができる。
搬送システム1の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、搬送システム1は、極片8の反対する2つの表面を反転させ、反転後の極片8がレーザ除去システム3を通るように、極片8を案内して輸送するための案内ローラ15と、2つの浸潤機構2の間に配置され、極片8の反対する2つの表面が極片コーティング除去される時に、極片8を輸送を緩やかに移行させるバッファローラ16を更に備えてもよい。なお、図8に示すように、案内ローラ15は、レーザ除去システム3を通った反転後の極片8を再度に反転させ、巻き取りローラ12に輸送するように配置されてもよい。
本願に係る極片コーティングの除去装置の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、前記極片コーティングの除去装置は、レーザ除去システム3の下流に配置され、制御システム4に通信可能に接続され、コーティング82が除去された極片8に残された顆粒及び異物を除去するための塵粘着機構6を更に備えてもよい。1つの実施例において、塵粘着機構6は、塵粘着ローラであってもよい。
本願に係る極片コーティングの除去装置の1つの実施例において、図7〜図10に示すように、前記極片コーティングの除去装置は、レーザ除去システム3の下流に配置され、制御システム4に通信可能に接続され、極片8のコーティング82の除去品質を検出すると共に検出情報を制御システム4にフィードバックする品質監視システム7を更に備えてもよい。制御システム4にフィードバックした除去効果が良くない場合、次回のフロー又はマニュアル処理を行うことができる。
本願に係る極片コーティングの除去装置において、通信可能な接続は有線接続又は無線接続であってもよい。
1 搬送システム
11 巻き出しローラ
12 巻き取りローラ
13 固定ローラ
14 位置ずれ補正機構
15 案内ローラ
16 バッファローラ
2 浸潤機構
3 レーザ除去システム
31 レーザ発射ヘッド
32 センサ
33 吸着固定機構
34 冷却機構
35 ビーム整形機構
36 ガルバノ走査機構
37 集束鏡
38 光路切り替え機構
4 制御システム
5 除塵機構
6 塵粘着機構
7 品質監視システム
8 極片
81 集電体
82 コーティング
R 被除去領域
11 巻き出しローラ
12 巻き取りローラ
13 固定ローラ
14 位置ずれ補正機構
15 案内ローラ
16 バッファローラ
2 浸潤機構
3 レーザ除去システム
31 レーザ発射ヘッド
32 センサ
33 吸着固定機構
34 冷却機構
35 ビーム整形機構
36 ガルバノ走査機構
37 集束鏡
38 光路切り替え機構
4 制御システム
5 除塵機構
6 塵粘着機構
7 品質監視システム
8 極片
81 集電体
82 コーティング
R 被除去領域
Claims (21)
- 集電体(81)と集電体(81)の少なくとも1つの表面に塗布されているコーティング(82)を備える極片(8)の極片コーティングの除去装置であって、
コーティング(82)を除去しようとする極片(8)を搬送するための搬送システム(1)と、
搬送システム(1)により輸送された極片(8)におけるコーティング(82)を除去しようとする1つの表面に配置され、溶媒で極片(8)の該1つの表面における被除去領域(R)のコーティング(82)を濡らす少なくとも1つの浸潤機構(2)と、
少なくとも1つのレーザ発射ヘッド(31)を備えるレーザ除去システム(3)と、
搬送システム(1)、全ての浸潤機構(2)、レーザ除去システム(3)に通信可能に接続される制御システム(4)と、を備え、
前記レーザ発射ヘッド(31)は、レーザビームを発射し、極片(8)における浸潤機構(2)に濡らされた対応する表面上の被除去領域(R)のコーティング(82)に投射することにより、極片(8)の対応する表面における該被除去領域(R)のコーティング(82)を浸潤した溶媒を気化させて、極片(8)の対応する表面における被除去領域(R)のコーティング(82)を打ち潰して、極片(8)の対応する表面における該被除去領域(R)での集電体(81)を露出させることを特徴とする極片コーティングの除去装置。 - 搬送システム(1)は、
レーザ除去システム(3)の上流に配置され、コーティング(82)を除去しようとする極片(8)を供給して送出する巻き出しローラ(11)と、
レーザ除去システム(3)の下流に配置され、コーティング(82)が除去された極片(8)を巻き取る巻き取りローラ(12)と、
巻き出しローラ(11)と巻き取りローラ(12)との間に配置され、極片(8)を案内して輸送するための複数の固定ローラ(13)と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。 - 搬送システム(1)は、
巻き出しローラ(11)の下流に配置され、コーティング(82)を除去しようとする極片(8)の搬送位置を決定するための位置ずれ補正機構(14)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。 - レーザ除去システム(3)は、
浸潤機構(2)の上流に配置され、極片(8)の対応する1つの表面におけるコーティング(82)の被除去領域(R)の位置を決定するためのセンサ(32)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。 - レーザ除去システム(3)は、
レーザ除去システム(3)のレーザビームにより照射される極片(8)におけるコーティング(82)を除去しようとする対応する1つの表面と反対する表面に配置され、極片(8)の該対応する1つの表面におけるコーティング(82)の被除去領域(R)を固定する吸着固定機構(33)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。 - レーザ除去システム(3)は、
レーザ除去システム(3)のレーザビームにより照射される極片(8)におけるコーティング(82)を除去しようとする対応する1つの表面と反対する表面に配置され、レーザビームの照射中に生じた熱を吸収するための冷却機構(34)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。 - レーザ除去システム(3)は、
レーザ除去システム(3)のレーザビームにより照射される極片(8)におけるコーティング(82)を除去しようとする対応する1つの表面と反対する表面に配置され、レーザビーム照射過程に生じた熱を吸収するための冷却機構(34)を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の極片コーティングの除去装置。 - 吸着固定機構(33)と冷却機構(34)は一体成形され、吸着固定機構(33)は真空ステージであり、冷却機構(34)は該真空ステージに配置されている冷却配管であることを特徴とする請求項7に記載の極片コーティングの除去装置。
- 極片(8)とレーザ除去システム(3)との間に配置され、極片(8)の対応する1つの表面におけるコーティング(82)の被除去領域(R)の両側に配置され、レーザ除去中に生じたコーティング(82)の顆粒を除去するための除塵機構(5)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。
- 除塵機構(5)は、負圧吸引式除塵機構であることを特徴とする請求項9に記載の極片コーティングの除去装置。
- レーザ除去システム(3)は、
レーザ発射ヘッド(31)と極片(8)との間に配置され、レーザ発射ヘッド(31)に電気的に接続され、レーザ発射ヘッド(31)から発射したレーザビームのエネルギーを均一化させるためのビーム整形機構(35)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。 - レーザ除去システム(3)は、
ビーム整形機構(35)と極片(8)との間に配置され、ビーム整形機構(35)に電気的に接続されるガルバノ走査機構(36)を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の極片コーティングの除去装置。 - レーザ除去システム(3)は、
ガルバノ走査機構(36)と極片(8)との間に配置されている集束鏡(37)を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の極片コーティングの除去装置。 - 浸潤機構(2)は、1つが配置され、搬送システム(1)により輸送されたコーティング(82)を除去しようとする極片(8)の1つの表面に対応して配置されると共に、
レーザ発射ヘッド(31)は、1つが配置され、該1つの浸潤機構(2)の下流に対応して配置され、レーザビームを発射し、極片(8)における浸潤機構(2)に濡らされた該対応する1つの表面上の被除去領域(R)のコーティング(82)に投射することを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。 - 浸潤機構(2)は、2つが配置され、それぞれ、搬送システム(1)により輸送されたコーティング(82)を除去しようとする極片(8)の2つの反対する表面に対応して配置されると共に、
レーザ発射ヘッド(31)は、2つが配置され、それぞれ2つの浸潤機構(2)の下流に対応して配置され、それぞれレーザビームを発射し、極片(8)における浸潤機構(2)に濡らされた対応する2つの反対する表面上の被除去領域(R)のコーティング(82)に投射することを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。 - 浸潤機構(2)は、2つが配置され、それぞれ、搬送システム(1)により輸送されたコーティング(82)を除去しようとする極片(8)の2つの反対する表面に対応して配置されると共に、
レーザ発射ヘッド(31)は、1つが配置されており、
前記レーザ除去システム(3)は、少なくとも1つ光路切り替え機構(38)を更に備え、
前記光路切り替え機構(38)は、レーザ発射ヘッド(31)と極片(8)との間に配置され、レーザ発射ヘッド(31)から発射したレーザビームを、極片(8)における浸潤機構(2)により浸潤された対応する2つの反対する表面上の被除去領域(R)のコーティング(82)に順次又は同時に投射させるように、レーザビームの伝送方向を変更することを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。 - 搬送システム(1)は、
極片(8)の反対する2つの表面を反転させ、反転後の極片(8)がレーザ除去システム(3)を通るように、極片(8)を案内して輸送するための案内ローラ(15)と、
2つの浸潤機構(2)の間に配置され、極片(8)の反対する2つの表面が極片コーティング除去される時に、極片(8)の輸送を緩やかに移行させるバッファローラ(16)を更に備えることを特徴とする請求項15又は16に記載の極片コーティングの除去装置。 - レーザ除去システム(3)の下流に配置され、制御システム(4)に通信可能に接続され、コーティング(82)が除去された極片(8)に残された顆粒及び異物を除去するための塵粘着機構(6)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。
- 塵粘着機構(6)は塵粘着ローラであることを特徴とする請求項18に記載の極片コーティングの除去装置。
- レーザ除去システム(3)の下流に配置され、制御システム(4)に通信可能に接続され、極片(8)のコーティング(82)の除去品質を検出すると共に検出情報を制御システム(4)にフィードバックするための品質監視システム(7)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の極片コーティングの除去装置。
- 通信可能な接続は有線接続又は無線接続であることを特徴とする請求項1、18、20の何れかに記載の極片コーティングの除去装置。
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