JP2017530271A

JP2017530271A - 折り畳み式庇を備える帽子

Info

Publication number: JP2017530271A
Application number: JP2017536503A
Authority: JP
Inventors: ドゥテキム
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2014-09-26
Filing date: 2015-09-22
Publication date: 2017-10-12
Also published as: CN106998839A; WO2016047993A1; KR20160037282A; US20170224040A1; KR101613949B1

Abstract

本発明は折り畳み式庇を備える帽子に関し、より詳しくは、帽子本体（Ｃ）で延長された固定庇（２０）と、前記固定庇（２０）の一側で上下に回転されるようにピン（Ｐ）で結合される回転端（３１）が形成された回転庇（３０）とが備えられ、前記回転庇（３１）の回転角度が容易に保持されることを特徴とする折り畳み式庇を備える帽子に関する。【選択図】図２

Description

本発明は折り畳み式庇を備える帽子に関し、より詳しくは、帽子の庇が多段に角度調節が可能に固定庇と回転庇を備え、多段に回転された上記回転庇の回転角度が保持されるように上記固定庇に回転庇を固定する連結手段を備えることにより、上記回転庇の角度調節が容易に上下に移動された状態を保持することを特徴とする折り畳み式庇を備える帽子に関する。

一般に、帽子は目に透過される直射日光の一部を遮断して野外活動時に視野を良くし、髪の毛を外部の環境または紫外線などから１次的に保護するのに主に使われて来た。

最近には、帽子を単純に機能性のために着用しないで、自分だけの個性を新たに創出するための手段として用いられるなど多様に活用されている。代表的に、ベッカム帽子と呼ばれるニットビーニー帽子をかぶってファッションを完成するビーボーイを例に挙げることができる。

ここで、ビーボーイはつばのある帽子を格好よくかぶるために、つばを上部へ折ってかぶったりし、つばの下部に文字やロゴを刻んで上部へ折った時文字やロゴが現われるようにしてかぶったりする。

一方、従来の庇またはつばが形成された帽子（ｃａｐ）は、風が吹くと、つばの下側から上方へ押し上げる力のため容易に脱がされたり、つばのある帽子を上部へ折ってかぶるためにつばを全体的に曲げて額と当接する部分との締付力でかぶらなければならないため、帽子の着用が多少不便な問題点があった。

これに係わる従来技術として、韓国登録特許第１０−１３３４９３１号（２０１３．１１．２５）には、つばを多段に折ることができる「機能性帽子」が開示された。

上記従来技術は、本体とつばが形成される一般的な帽子であって、上記つばは内部に少なくとも２つの切開線が形成された折曲板材が形成され、上記折曲板材の後方下端に芯材が形成され、おもては布で包んで形成され、上記芯材は合成樹脂材を発泡して厚く形成するが、折曲板材の厚さに比べて少なくとも２倍厚く形成されることを特徴とし、

他の実施例として、本体とつばが形成され、上記つばは第１つばと第２つばとに分けて形成される一般的な帽子であって、上記第１つばには通風孔が形成され、上記第２つばは通風孔を覆うことができるように構成されるが、上記第２つばは内部に少なくとも２つの切開線が形成された折曲板材が形成され、上記折曲板材の後方下端には芯材が形成され、おもては布で包まれて形成され、上記芯材は合成樹脂材を発泡して厚く形成し、この時、折曲板材の厚さに比べて少なくとも２倍厚く形成されて、多段に芯材が形成されることを特徴とする。

しかしながら、上述した従来技術は、帽子のつばを多段に折るためには、大きさの異なる芯材を複数備えなければならなく、つばの折られた角度が風やつばの自重によって変動されることで、所定の角度に帽子のつばを保持することができなくて活動性の多い着用者の場合、多少不便な問題点があった。

また、上述した従来技術は、芯材が合成樹脂材からなるため、頻繁に折る場合、芯材がつばから分離したり落ちて、折れ帽子としての寿命が長くないという問題点があった。

本発明は上述した従来技術の問題点を解決するために創出されたもので、本発明の目的は、帽子の庇が固定庇と、上記固定庇に結合されて多段に回転される回転端が備えられた回転庇とで構成されることにより、上記回転端によって上下回転が段階別に行われ、上記回転庇が回転された状態が保持されて着用が便利であり、上記庇のおもてには上記固定庇と回転庇の分離した外形を包む布が備えられることにより、外形的な美観を最大限に表現することができる折り畳み式庇を備える帽子を提供することにある。

上記目的を達するために、本発明による折り畳み式庇を備える帽子は、頭を包む帽子本体と庇とが形成される一般的な帽子であって、上記庇は上記帽子本体と結合されて、一側へ延長される固定庇と、上記固定庇の一側でピンで結合される回転端が備えられ、上下に回転される回転庇とで構成され、上記固定庇と回転庇の分離した外形を保護するように上記庇のおもてには外形を包む布が備えられたことを特徴とする。

上記固定庇には上記回転端に凹入されて回転可能にピンで結合される固定端が備えられ、上記固定端には上記回転端に備えられた係止突起と連携されて多段に調整されるように複数の凹凸突起が備えられたことを特徴とする。

上記固定庇と回転庇との間には上記回転庇の上下回転が容易になるように回転間隙が備えられたことを特徴とする。

上記回転端には上記固定端と結合する時左右に遊動される遊動間隙が備えられたことを特徴とする。

上記係止突起は「己」字状の弾性部材で形成され、上記回転端には上記弾性部材が凹入されて安着される係止突起溝が備えられたことを特徴とする。

このように、本発明による折り畳み式庇を備える帽子は次のような効果を奏する。

第一、庇が帽子本体から延長される固定庇と、上記固定庇の一側でピンで結合されるように複数の回転端が備えられ、上下に回転される回転庇とで構成されることにより、上記回転庇が上部のみに回転される従来技術とは違って下部へも回転されて使用者の必要によって角度を調節して使用することができ、

第二、上記固定庇と回転庇の分離した外形が外部に露出しないように庇のおもてを包む布が備えられることにより、外部で庇が回転されることによって帽子の外形を保護して見掛けが改善され、

第三、上記回転庇の角度調節が容易になるように回転端に備えられた係止突起と連携されて多段に調整されるように固定端に凹凸突起が備えられることにより、上下に調節された上記回転庇の回転角度が容易に固定されて、帽子の着用時に回転庇の折れ角度の調節が容易であり、直射日光が適切に遮断されるように使用者が容易に調節して使用することができるという効果を奏する。

従来技術による機能性帽子を示した斜視図である。本発明による折り畳み式庇を備える帽子の庇を示した斜視図である。本発明による折り畳み式庇を備える帽子の庇を分離して示した分解斜視図である。本発明による固定端と回転端との連結状態を示した拡大斜視図である。本発明の固定端と回転端の作用を説明する断面図である。

以下、添付された図面を参照して本発明の一実施例を詳しく説明すれば次の通りである。

本発明による折り畳み式庇を備える帽子は、頭を包む図２に示すように帽子本体Ｃと庇１０が形成され、上記庇１０が上記帽子本体Ｃから延長される固定庇２０と、上記固定庇２０の一側でピンＰで結合される回転端３１が備えられ、上下に回転される回転庇３０とで構成される。

また、上記庇１０のおもては布１１で包まれて上記固定庇２０と回転庇３０の分離した外形が外部に露出されないようになる。

一方、上記ピンＰは、図３に示すように、一般的なヒンジとして作用し、上記回転庇３０と固定庇２０とが連携されるように備えられ、側部のピンＰは上記回転庇３０の端部と同じ半径を有するように曲がった形態に備えられることが好ましい。

また、上記固定庇２０には上記回転端３１に凹入されて回転可能になるようにピンＰで結合される固定端２１が備えられ、上記固定端２１には上記回転端３１に備えられた係止突起３１ａと連携されて多段に調整されるように複数の凹凸突起２１ａが備えられる。

即ち、上記回転庇３０の回転時に、上記凹凸突起２１ａと係止突起３１ａは互いに端部が接触されてがたがたしながら回転されるように備えられる。

また、上記固定庇２０と回転庇３０との間には上記回転庇３０の上下回転が容易になるように回転間隙２５が形成されて、曲面に形成された上記固定庇２０と回転庇３０の端部が互いにぶつかって干渉することを防止する。

ここで、上記回転間隙２５は、図３に示すように、上記固定庇２０と回転庇３０との間に曲面で備えられるが、好ましくは、一直線形状の回転間隙２５でも備えられることができる。

また、上記係止突起３１ａは「己」字状の弾性部材３２で形成され、上記回転端３１には上記弾性部材３２が凹入されて安着される係止突起溝３１ｂが備えられる。即ち、上記弾性部材３２が上記係止突起溝３１ｂに凹入されて支持される。

上記回転端３１には上記固定端２１と結合時に左右に遊動する遊動間隙２３が備えられる。これは上記固定庇２０と回転庇３０とが結合される両側部の固定端２１に備えられることが好ましい。

上記のような構成からなる本発明による折り畳み式庇を備える帽子の作用を説明すれば以下の通りである。

本発明の折り畳み式庇を備える帽子は、図２〜図５に示すように、頭を包む帽子本体Ｃと庇１０とで構成された帽子であって、上記庇１０が上記帽子本体Ｃから延長される固定庇２０と、上記固定庇２０の一側でピンＰで結合される回転端３１が備えられ、上下に回転される回転庇３０とで構成される。即ち、上記回転庇３０の上下回転により上記庇１０の角度を調節する。

一方、上記庇１０のおもては布１１で包まれるが、これは上記固定庇２０と回転庇３０の分離した外形が外部に露出しなくて外形を改善するようになる。

また、上記固定庇２０の固定端２１は上記回転庇３０の回転端３１に凹入されて回転されるように互いにピンＰで結合され、この時、上記回転端３１には係止突起３１ａが備えられ、上記係止突起３１ａは上記固定端２１に備えられた複数の凹凸突起２１ａと作用して所定角度に回転されたり固定される。

即ち、上記係止突起３１ａの間の空間に上記凹凸突起２１ａが支持されて固定され、上記係止突起３１ａの支持力を越す外力によって回転される。

そして、上記係止突起３１ａが「己」字状の弾性部材３２で形成されると、上記凹凸突起２１ａに作用する支持力はより一定になる。これは、上記弾性部材３２の弾性力が一定に作用するからであると思われる。また、上記弾性部材３２が突起で形成される場合には、上記回転庇３０は上記回転端３１と上記固定端２１の物性によって回転されたり支持される。

ここで、上記係止突起３１ａは上記凹凸突起２１ａと連携されて上記回転庇３０の回転時に互いにぶつかってがたがたしながら多段に回転される。

一方、上記固定庇２０と回転庇３０との間には回転間隙２５が備えられることにより、上記回転庇３０の上下回転が容易になる。

また、上記回転間隙２５は上記固定庇２０と回転庇３０とが互いに当接する部分の曲率がより大きくなると、上記回転庇３０の上下回転がより容易になる。

また、上記固定庇２０と回転庇３０とが結合される両側部には上記固定端２１が左右に遊動する遊動間隙２３が上記回転端３１に備えられることにより、上記回転庇３０の上下回転がより容易になる。

一方、上記回転端３１には、図５ｂに示すように、上記弾性部材３２が凹入されて安着される係止突起溝３１ｂが備えられることにより、上記弾性部材３２が凹入されて安着される。

本発明は上述した特定の好ましい実施例に限定されなく、特許請求範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば誰でも多様な変形実施が可能であることは勿論、そのような変更は特許請求の範囲に記載された範囲内に属するものとすべきである。

１０：庇
１１：布
２０：固定庇
２１：固定端
２１ａ：凹凸突起
２３：遊動間隙
２５：回転間隙
３０：回転庇
３１：回転端
３１ａ：係止突起
３１ｂ：係止突起溝
３２：弾性部材
Ｃ：帽子本体
Ｐ：ピン

Claims

頭を包む帽子本体（Ｃ）と庇（１０）とが備えられた帽子において、
前記庇（１０）は、
帽子本体（Ｃ）に結合されて一側に延長される固定庇（２０）と、
前記固定庇（２０）の一側でピン（Ｐ）で結合される回転端（３１）が備えられ、上下に回転する回転庇（３０）とで構成され、
前記固定庇（２０）と回転庇（３０）の分離した外形を保護するように前記庇（１０）のおもてには外形を包む布（１１）が備えられたことを特徴とする折り畳み式庇を備える帽子。
前記固定庇（２０）には前記回転端（３１）に凹入されて回転可能になるようにピン（Ｐ）で結合される固定端（２１）が備えられ、
前記固定端（２１）には前記回転端（３１）に備えられた係止突起（３１ａ）と連携されて多段に調整されるように複数の凹凸突起（２１ａ）が備えられたことを特徴とする請求項１に記載の折り畳み式庇を備える帽子。
前記固定庇（２０）と回転庇（３０）との間には前記回転庇（３０）の上下回転が容易になるように回転間隙（２５）が備えられたことを特徴とする請求項１に記載の折り畳み式庇を備える帽子。
前記回転端（３１）には前記固定端（２１）と結合時に左右に遊動する遊動間隙（２３）が備えられたことを特徴とする請求項２に記載の折り畳み式庇を備える帽子。
前記係止突起（３１ａ）は「己」字状の弾性部材（３２）からなり、前記回転端（３１）には前記弾性部材（３２）が凹入されて安着される係止突起溝（３１ｂ）が備えられたことを特徴とする請求項２に記載の折り畳み式庇を備える帽子。