JP2017529732A - 無線通信ネットワークにおいて送信リソースを割り当てるための方法及び管理デバイス - Google Patents

無線通信ネットワークにおいて送信リソースを割り当てるための方法及び管理デバイス Download PDF

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Abstract

アクセスポイントとモバイル端末との間でK個の個別送信を実行するために無線通信ネットワーク内の送信リソースを割り当てるために、後続のフレームにおいて割り当てられる送信リソースをモバイル端末が判断できるようにするためのシグナリング情報が各フレームの少なくとも1つの送信リソースにおいて送信され、管理デバイスは、フレームtにおいて送信リソースを割り当てることを検討する(S401)ときに、フレームt−W−T+2からフレームt−1まであらかじめ割り当てられた送信リソースを表す情報を入手し(S402)、K個の個別送信のそれぞれにおける少なくとも1つのメッセージが正しく受信される確率を表す性能指数に頼ることにより、フレームt−W+1からフレームt−1までの送信リソース割当てを見直すことによって、K個の個別送信を実行するためのフレームtにおける送信リソースと、フレームtに関連するシグナリング情報を送信するためのフレームt−xにおける送信リソースとを割り当てる(S403)。

Description

本発明は包括的には、無線通信ネットワークの1つのアクセスポイントと複数のモバイル端末との間でK個の個別送信を実行するために、無線通信ネットワーク内の送信リソースを割り当てることに関する。
無線通信ネットワーク内で送信を行うために、無線通信ネットワークの送信リソース(チャネル関連)は、リソース使用の協調を担当する無線通信ネットワークのデバイスによって割り当てられる必要がある。そのような送信リソースは、検討対象の無線通信ネットワークのタイプによって決まる。したがって、そのような送信リソースは、時間リソース及び周波数リソース、CDMA(符号分割多元接続)無線通信ネットワークにおける符号、OFDMA(直交周波数分割多元接続)無線通信ネットワークにおける周波数、TDMA(時分割多元接続)無線通信ネットワークにおけるタイムスロットとすることができる。
例えば、時間及び周波数リソースを検討すると、時間はまず、複数のフレーム期間に分割され、これらのフレーム期間において、各フレームが予め定められた1つのフォーマットに従ってそれぞれ送信される。各フレーム期間は、等しいサイズのタイムスロットを含み、これにより時間リソースを定義する。複数の周波数又は複数の周波数帯域が送信の実行に利用可能であり、これにより周波数リソースを定義する。このとき、単一のフレームの別個のフィールドは、別個の周波数リソースに依拠することができる。1つのそのようなタイムスロット中の1つのそのような周波数又は周波数帯域の使用は、1つの時間及び周波数リソースを定義する。時間及び周波数リソースは通常、グリッドを用いて表され、ここで周波数リソースは1つの軸において表され、時間リソースは別の軸において表される。
無線通信ネットワークの通信デバイスごとに、どの送信リソースを介して送信が実効的に行われると予想されるかを判断できるようにするために、リソース割当ては一般に無線通信ネットワーク内でシグナリングされるべきである。シグナリングは通常、ブロードキャストモードにおいて、各フレームの固定フィールド内で実行される。それは、無線通信ネットワークが動作すると仮定される最悪の干渉状態を克服しようと試みるために、シグナリングがロバストな変調及びコーディング方式に頼ることを意味する。それゆえ、シグナリング情報を送信するためのそのような構成は、スペクトルに関して効率的ではなく、それは無線通信ネットワーク性能に大きな影響を与える。
従来技術の上記の欠点を克服することが望ましい。
より詳細には、送信リソースがフレームごとにいかに割り当てられるかを無線通信ネットワークの通信デバイスに通知するためのシグナリング情報送信に関係するもののために、そのような無線通信ネットワークの性能を改善することが望ましい。
そのために、本発明は、1つのアクセスポイントと複数のモバイル端末との間でK個の個別送信を実行するために無線通信ネットワーク内の送信リソースを割り当てるための方法に関し、その送信は無線通信ネットワークにおいてフレームごとに行われ、その方法は、K個の個別送信を実行するための送信リソースを割り当てることを担う管理デバイスによって実行され、後続のフレームにおいて割り当てられる送信リソースをモバイル端末が判断できるようにすることを意図したシグナリング情報が各フレームの少なくとも1つの送信リソースにおいて送信され、K個の個別送信ごとに、管理デバイスは、その個別送信によって使用されるときに送信リソースごとに予想される信号+干渉対雑音比を表す情報を有し、管理デバイスは、その送信リソースがシグナリング情報を送信するために使用されるときに送信リソースごとに予想される信号+干渉対雑音比を表す情報を有する。その方法では更に、管理デバイスは、インデックス値tによって識別されるフレームにおいてK個の個別送信のための送信リソースを割り当てることを検討するときに、インデックス値t−W−T+2によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまであらかじめ割り当てられた送信リソースを表す情報を入手することであって、W≧1は、予め設定された第1の連続するフレーム数であり、T≧1は、予め設定された第2の連続するフレーム数であることと、以下の式
Figure 2017529732
を最大化するために、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでの送信リソース割当てを見直すことによって、インデックス値tによって識別され、K個の個別送信を実行するためのフレームにおける送信リソースと、インデックス値t−xによって識別され、インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報を送信するためのフレームにおける送信リソースとを割り当てることであって、x≧1はインデックス値tによって識別されるフレームと、インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報が送信される先行するフレームとの間のフレーム数に関する差を表し、W≧xであり、P(t−u)は、K個の個別送信のそれぞれにおける少なくとも1つのメッセージが、信号+干渉対雑音比を考慮して、インデックス値t−u−T+1によって識別されるフレームと、インデックス値t−uによって識別されるフレームとの間で正しく受信される確率を表す性能指数である、割り当てることと、その後、インデックス値t−W−x+1によって識別されるフレームの送信を可能にすることとを実行する。このようにして、上記の式を最大化することによって、シグナリング情報を送信するために使用される送信リソースがK個の個別送信の場合に動的に規定されるので、無線通信ネットワークの性能が改善される。実際には、従来技術のシステムでは、シグナリング情報は最悪状態のシナリオを考慮することによってブロードキャストされ、その結果、十分なロバストネスを与えるために余分なオーバーヘッドが生じる。
特定の特徴によれば、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでの送信リソース割当てを見直すために、管理デバイスは、インデックス値tによって識別されるフレームの全ての送信リソースを割り当て、以下の式:
Figure 2017529732
を改善するために、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでの送信リソース割当ての変更を評価する。
特定の特徴によれば、性能指数P(t−u)は以下のように定義される。
Figure 2017529732
ただし、E(k,Rk,t−u−τ)は、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて少なくとも1つの送信リソースの組Rk,t−u−τを使用することによって、インデックス値kによって識別される個別送信において受ける誤りの確率を表し、E(k,R0,t−u−τ−x)は、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて少なくとも1つの送信リソースの組R0,t−u−τ−xを用いて送信される、インデックス値kによって識別される個別送信に関連するシグナリング情報において受ける誤りの確率を表す。
特定の特徴によれば、送信リソース割当ての上記変更を評価するとき、管理デバイスは、以下の式:
Figure 2017529732
の最悪の結果を示すフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を最初に試験することによって開始する。
特定の特徴によれば、各フレームは、そのフレームにおいて割り当てられる送信リソースをモバイル端末が判断できるようにすることを意図した更なるシグナリング情報を含む固定フィールドで開始し、性能指数P(t−u)は以下のように定義される。
Figure 2017529732
ただし、以下の式が成り立つ。
Figure 2017529732
ただし、E(k,Rk,t−u−τ)は、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて少なくとも1つの送信リソースの組Rk,t−u−τを使用することによって、インデックス値kによって識別される個別送信において受ける誤りの確率を表し、E(k,R0,t−u−τ−x)は、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて少なくとも1つの送信リソースの組R0,t−u−τ−xを用いて送信される、インデックス値kによって識別される個別送信に関連するシグナリング情報において受ける誤りの確率を表し、
Figure 2017529732
は、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームの固定フィールドにおいて送信される、インデックス値kによって識別される個別送信に関連するシグナリング情報において受ける誤りの確率を表す。
特定の特徴によれば、送信リソース割当ての上記変更を評価するとき、管理デバイスは、以下の式:
Figure 2017529732
の最悪の結果を示すフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を最初に試験することによって開始する。
特定の特徴によれば、送信リソース割当ての上記変更を評価するとき、管理デバイスは、最悪の性能指数P(t−u)を示すインデックス値t−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を最初に試験することによって開始する。
特定の特徴によれば、インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、組Rk,t−u−τにわたって拡散され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、fは1組の信号+干渉対雑音比{ρ}の関数としてデータ誤り率を与える多変数関数を表し、その関数は組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、ρ(Rk,t−u−τ(i))は、組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内のメッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す。
特定の特徴によれば、インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、1つの送信リソースにおいて唯一送信され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、f’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、ρ(Rk,t−u−τ(i))は、組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内のメッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す。
特定の特徴によれば、インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、組Rk,t−u−τの各送信リソース内で繰り返され、共同で復号されると予想され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、ρ(Rk,t−u−τ(i))は、組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内のメッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表し、f’’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まる。
特定の特徴によれば、インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、組Rk,t−u−τの各送信リソース内で繰り返され、独立して復号されると予想され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、f’’’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、ρ(Rk,t−u−τ(i))は、組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内のメッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す。
特定の特徴によれば、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて送信されることになり、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報は1つの送信リソースにおいて唯一送信され、誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、fは信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組R0,t−u−τ−xにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、ρ(R0,t−u−τ−x(i))は、組R0,t−u−τ−xの中のインデックスiによって識別される送信リソースR0,t−u−τ−x(i)内のインデックスkによって識別される個別送信に関するシグナリング情報の場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す。
特定の特徴によれば、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて送信されることになり、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報は組R0,t−u−τ−xにわたって拡散され、共同で復号されると予想され、誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、f’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組R0,t−u−τ−xにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、ρ(R0,t−u−τ−x(i))は、組R0,t−u−τ−xの中のインデックスiによって識別される送信リソースR0,t−u−τ−x(i)内のインデックスkによって識別される個別送信に関するシグナリング情報の場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す。
特定の特徴によれば、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて送信されることになり、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報は組R0,t−u−τ−xの各送信リソースにおいて繰り返され、独立して復号されると予想され、誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、f’’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組R0,t−u−τ−xにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、ρ(R0,t−u−τ−x(i))は、組R0,t−u−τ−xの中のインデックスiによって識別される送信リソースR0,t−u−τ−x(i)内のインデックスkによって識別される個別送信に関するシグナリング情報の場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す。
特定の特徴によれば、インデックス値tによって識別されるフレームと、インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報が送信される先行するフレームとの間のフレーム数に関する差は「1」に等しい。
また、本発明は、アクセスポイントと複数のモバイル端末との間でK個の個別送信を実行するために無線通信ネットワーク内の送信リソースを割り当てるための管理デバイスに関し、その送信は無線通信ネットワークにおいてフレームごとに行われ、後続のフレームにおいて割り当てられる送信リソースをモバイル端末が判断できるようにすることを意図したシグナリング情報が各フレームの少なくとも1つの送信リソースにおいて送信され、K個の個別送信ごとに、管理デバイスは、上記個別送信によって使用されるときに送信リソースごとに予想される信号+干渉対雑音比を表す情報を有し、管理デバイスは、その送信リソースがシグナリング情報を送信するために使用されるときに送信リソースごとに予想される信号+干渉対雑音比を表す情報を有する。その管理デバイスは更に、インデックス値tによって識別されるフレームにおいてK個の個別送信のための送信リソースを割り当てることを検討するときに、インデックス値t−W−T+2によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまであらかじめ割り当てられた送信リソースを表す情報を入手する手段であって、W≧1は、予め設定された第1の連続するフレーム数であり、T≧1は、予め設定された第2の連続するフレーム数である、手段と、以下の式
Figure 2017529732
を最大化するために、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでの送信リソース割当てを見直すことによって、インデックス値tによって識別され、K個の個別送信を実行するためのフレームにおける送信リソースと、インデックス値t−xによって識別され、インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報を送信するためのフレームにおける送信リソースとを割り当てる手段であって、x≧1はインデックス値tによって識別されるフレームと、インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報が送信される先行するフレームとの間のフレーム数に関する差を表し、W≧xであり、P(t−u)は、K個の個別送信のそれぞれにおける少なくとも1つのメッセージが、信号+干渉対雑音比を考慮して、インデックス値t−u−T+1によって識別されるフレームと、インデックス値t−uによって識別されるフレームとの間で正しく受信される確率を表す性能指数である、手段と、その後、インデックス値t−W−x+1によって識別されるフレームの送信を可能にする手段とを実現する。
本発明はまた、通信ネットワークからダウンロードすることができ、及び/又は処理デバイスによって読み出すことができる媒体に記憶することができる、コンピュータプログラムに関する。このコンピュータプログラムは、このプログラムが処理デバイスによって実行されたときに、管理デバイスに関連して上述した方法を実施させるための命令を含む。本発明はまた、1組の命令を含むコンピュータプログラムを記憶する情報ストレージ手段に関する。この1組の命令は、記憶された情報が上記情報ストレージ手段から読み出され、処理デバイスによって実行されたときに、管理デバイスに関連して上述した方法を実施させる。
管理デバイス及びコンピュータプログラムに関する特徴は、対応する上述した方法に関して既に述べたものに類似しているため、対応する利点はここでは繰り返されない。
本発明の特性は、実施形態の一例の以下の説明を読むことから更に明らかになり、その説明は添付の図面を参照しながら行われる。
本発明を実施することができる無線通信ネットワークを概略的に表す図である。 無線通信ネットワーク内で使用できるような第1のフレームフォーマットを表す概略図である。 無線通信ネットワーク内で使用できるような第2のフレームフォーマットを表す概略図である。 無線通信ネットワークの通信デバイスのハードウェアアーキテクチャーを表す概略図である。 無線通信ネットワーク内の送信リソースを割り当てるためのアルゴリズムを表す概略図である。 送信リソース割当てを見直すためのアルゴリズムを表す概略図である。
本明細書において、無線通信ネットワーク内で個別送信を実行するための送信リソースを与える無線通信ネットワークが検討される。無線通信ネットワーク内の送信はフレームごとに実行される。個別送信はメッセージの形で実行される。各メッセージは単一の送信リソースにおいて送信できるか、複数の送信リソースにおいて繰り返すことができるか、又は複数の送信リソースにわたって拡散することができる。個別送信は、上記送信が互いに相関していないこと、例えば、上記個別送信のうちの1つ又は別のものが1つのフレーム内で最初に実行されるか否かに対する制約がないことを意味する。各送信リソースは2つ以上の送信に割り当てることはできないことに留意されたい。
図1は、本発明を実施することができる無線通信ネットワークを概略的に表す図である。
図1に示す無線通信ネットワークは、少なくとも1つのアクセスポイントAPと複数のモバイル端末とを含む複数の通信デバイスを備える。無線通信ネットワークは、好ましくは複数のAPを含む。2つのAP110、111が図1に例示的に表されている。各モバイル端末は、その地理的ロケーションに従って1つのAPにアタッチされ、すなわち、上記モバイル端末がアタッチされているAPを介して無線通信ネットワークのサービスにアクセスする。図1において、3つのモバイル端末120、121、122がAP110にアタッチされ、2つのモバイル端末123、124がAP111にアタッチされていることが例示的に表されている。無線通信ネットワークは、セルと呼ばれるランドエリアにわたってアクティブである。無線通信ネットワークの各APはセルを管理し、このセルのランドエリア内に存在するモバイル端末が、このセルを管理している、すなわちこのモバイル端末がアタッチされているAPを介して無線通信ネットワークのサービスから利益を得ることを可能にする。
したがって、図1において、図1の実線の矢印によって表されるように、モバイル端末120、121、122は、AP110を介して無線通信ネットワーク内で通信し、モバイル端末123、124は、AP111を介して無線通信ネットワーク内で通信する。無線通信ネットワークは、無線通信ネットワークのサービスを実施することを可能にするために、各APに接続されたサーバー100を更に備えることが好ましい。
モバイル端末123の観点から、AP110とモバイル端末122との間のダウンリンク及び/又はアップリンク通信が、AP111とモバイル端末123との間のダウンリンク及び/又はアップリンク通信と干渉する場合があることが図1に更に表される。モバイル端末122の観点から、AP111とモバイル端末123との間のダウンリンク及び/又はアップリンク通信が、AP110及びモバイル端末122からのダウンリンク及び/又はアップリンク通信と干渉する場合がある。そのような干渉は、図1において破線の矢印で表される。無線通信ネットワークにおけるダウンリンク及び/又はアップリンク通信に対するものでない他の干渉は、モバイル端末の近傍及び/又はAPの近傍に位置する外部干渉体の存在に起因して生じる場合がある。そのような干渉、又はノイズ若しくはパスロスには、送信のための時間及び周波数リソースを割り当てる際に周波数ホッピングを行うことにより対処することができる。周波数ホッピングは、周波数リソース使用の観点で多様性を提供し、送信が狭帯域干渉に対しロバストになることを可能にする。
「ダウンリンク通信」という表現は、本明細書において、当業者によって一般的に理解されるように、検討されるアクセスポイントから検討されるモバイル端末への通信を指す。「アップリンク通信」という表現は、本明細書において、当業者によって一般的に理解されるように、検討されるモバイル端末から検討されるアクセスポイントへの通信を指す。
サーバー100は、無線通信ネットワーク内の送信リソースの割り当ての実行を担当する。これを達成するために、サーバー100は、AP110、111と通信し、割り当て要求を受信して処理する。一変形形態では、送信リソースの割り当てはサーバー100によって実行されるのではなく、AP110、111自体によって実行される。
無線通信ネットワークにおける時間及び周波数リソースの割り当ての実行を担当するデバイス、すなわちAP又はサーバー100は、管理デバイスと呼ぶことができる。
APと、APにそれぞれアタッチされたモバイル端末との間の送信は、個別送信、すなわち、相関していない送信とみなされる。
例示的な方式では、本明細書において検討されるモバイル端末は、AP110、111がエッジに位置する鉄道路線上で運行を実行する列車内に設置される通信デバイスとすることができる。
無線通信ネットワーク内の送信はフレームごとに行われる。図2A及び図2Bは、AP110等のAPと、そのAPにアタッチされる複数のモバイル端末との間でデータを送信するために使用することができる2つの代替のフレームフォーマットを提供する。図2A及び図2Bにおいて表されるフレームフォーマットは、例示的には、送信リソースとして時間リソース及び周波数リソースを使用することに基づく。
いずれのフレームフォーマットが使用されるにしても、任意のペイロードフィールド(後述の説明において、図2A及び図2Bに関して定義する)に含まれるシグナリング情報は、(そのシグナリング情報が送信されるフレームと比べて)後続のフレームのための送信リソース割当てに関連する。そのシグナリング情報を含むフレームと、そのシグナリング情報が関連するフレームとの間のフレーム数に関する差xはあらかじめ規定され、そのシグナリング情報を送信するAPにアタッチされるモバイル端末によって知られている。好ましい実施形態では、x=1であり、それは、任意のペイロードフィールドに含まれるシグナリング情報が、直後のフレームのための送信リソース割当てに関連することを意味する。
図2Aは、無線通信ネットワーク内で使用できるような第1のフレームフォーマットを概略的に表す。第1のフレームフォーマットは本明細書においてハイブリッドモードと呼ばれる。
第1のフレームフォーマットでは、フレームはシグナリング情報専用の固定フィールド201で開始する。固定フィールド201は、固定フィールド201が存在するフレームに適用されるシグナリング情報を含むことが意図されている。固定フィールド201は少なくとも1つの予め設定された周波数にわたって送信され、その周波数は検討対象のAPにアタッチされる各モバイル端末によっても知られている。固定フィールド201はシグナリング情報を含むので(ブロードキャストモード)、その固定フィールド201は、その固定フィールド201を送信するAPにアタッチされる各モバイル端末によって受信されることが意図されている。それゆえ、そのAPにアタッチされた1つ又は複数のモバイル端末によって固定フィールド201が受信されないリスクを制限するために、そのAPは妥当な変調及びコーディング方式を適用する。
第1のフレームフォーマットでは更に、フレームは1組のN個のペイロードフィールド210、211、212で継続する。ただし、N≧2である。各ペイロードフィールド210、211、212は、時間リソースに対応する持続時間を有する。検討対象のフレーム周期において使用される時間リソースごとに、フレーム内に1つのペイロードフィールドが存在する。各ペイロードフィールド210、211、212は、K個の個別送信のいずれかの個別送信の範囲内でのデータ送信に専用であるか、又は更なるシグナリングデータの送信に専用である。詳細について後述されるように、K個の個別送信のいずれかは、検討対象のフレーム内で送信リソースを割り当てられない場合があるか、1つの送信リソースを割り当てられる場合があるか、又は複数の送信リソースを割り当てられる場合がある。しかしながら、各フレームは、1つ又は複数のペイロードフィールド内にシグナリング情報を含む。
第1の実施形態では、各フレーム周期がダウンリンク通信専用であると考えるとき、検討対象のAPにアタッチされる各モバイル端末が任意のペイロードフィールドに含まれるデータがそのモバイル端末に宛てられたか否かを判断できるようにするために、各ペイロードフィールド210、211、212は、K個の個別送信の中の関連する個別送信の識別子を含む。それゆえ、シグナリング情報は、検討対象のフレーム周期に適用可能な周波数ホッピングシーケンスを送信することにある。検討対象のペイロードフィールド210、211、212がシグナリング情報を含むとき、そのペイロードフィールドは、そのペイロードフィールドがシグナリング情報を含むことを示すために予約される識別子を含む。それゆえ、1つ又は複数のペイロードフィールド210、211、212に含まれるシグナリング情報は、1つ又は複数のペイロードフィールド210、211、212に含まれるシグナリング情報が関連するフレームの固定フィールド201において送信されるシグナリング情報の別の事例とすることができる。1つ又は複数のペイロードフィールド210、211、212に含まれるシグナリング情報は、1つの変形形態では、1つ又は複数のペイロードフィールド210、211、212に含まれるシグナリング情報が関連するフレームの固定フィールド201において送信されるシグナリング情報を補足することができる。
第2の実施形態では、シグナリング情報が関連するフレーム周期の少なくとも1つの時間リソースに対して、そのシグナリング情報は、その時間リソースが割り当てられるK個の個別送信の中の個別送信を表す識別子に関連して、その時間リソースがダウンリンク通信に使用されることを意図しているか、又はアップリンク通信に使用されることを意図しているかを示す。それゆえ、1つ又は複数のペイロードフィールド210、211、212に含まれるシグナリング情報は、1つ又は複数のペイロードフィールド210、211、212に含まれるシグナリング情報が関連するフレームの固定フィールド201において送信されるシグナリング情報の別の事例とすることができる。1つ又は複数のペイロードフィールド210、211、212に含まれるシグナリング情報は、1つの変形形態では、1つ又は複数のペイロードフィールド210、211、212に含まれるシグナリング情報が関連するフレームの固定フィールド201において送信されるシグナリング情報を補足することができる。
図2Bは、無線通信ネットワーク内で使用できるような第2のフレームフォーマットを概略的に表す。第2のフレームフォーマットは本明細書において動的モードと呼ばれる。
第2のフレームフォーマットでは、フレームが1組のN個のフィールド250、251、252、253で直接開始する。それは、図2Aに示される第1のフレームフォーマットと比べて、フレームの先頭に固定されたシグナリングフィールドが存在しないことを意味する。それゆえ、シグナリング情報は1つ又は複数のペイロードフィールド250、251、252、253内に含まれる。図2Aに示される第1のフレームフォーマットの場合と同様に、各ペイロードフィールド250、251、252、253は、時間リソースに対応する持続時間を有する。検討対象のフレーム周期内で使用される時間リソースごとに、フレーム内に1つのペイロードフィールドが存在する。各ペイロードフィールド251、252、253は、K個の個別送信のいずれかの個別送信の範囲内でのデータ送信に専用であるか、又はシグナリングデータの送信に専用である。後に詳述されるように、K個の個別送信のいずれかは、検討対象のフレーム内で送信リソースを割り当てられない場合があるか、1つの送信リソースを割り当てられる場合があるか、又は複数の送信リソースを割り当てられる場合がある。しかしながら、各フレームは、1つ又は複数のペイロードフィールド内にシグナリング情報を含む。
第1の実施形態では、検討対象のフレーム周期がダウンリンク通信に専用であると考えるとき、検討対象のAPにアタッチされる各モバイル端末が、任意のペイロードフィールドに含まれるデータがそのモバイル端末に宛てられたか否かを判断できるようにするために、各ペイロードフィールド250、251、252、253は、K個の個別送信の中の検討対象の個別送信の識別子を含む。検討対象のペイロードフィールドがシグナリング情報を含むとき、そのペイロードフィールドは、そのペイロードフィールドがシグナリング情報を含むことを示すために予約された識別子を含む。
第2の実施形態では、1つのペイロードフィールド250、251、252、253に含まれるシグナリング情報は、そのシグナリング情報が関連するフレーム周期の少なくとも1つの時間リソースの場合に、その時間リソースが割り当てられるK個の個別送信の中の個別送信を表す識別子に関連して、その時間リソースがダウンリンク通信に使用されることを意図しているか、又は、アップリンク通信に使用されることを意図しているかを示す。
図3は、無線通信ネットワークの通信デバイス350を概略的に表す。通信デバイス350は、AP110等のAPの表現、及び/又はモバイル端末120等のモバイル端末の表現、及び/又はサーバー100の表現とすることができる。
図示されるアーキテクチャーによれば、通信デバイス350は通信バス310によって相互接続される以下の構成要素を備える:プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラー又はCPU(中央処理ユニット)300;RAM(ランダムアクセスメモリ)301;ROM(リードオンリーメモリ)302;HDD(ハードディスクドライブ)若しくはSD(セキュアデジタル)カードリーダー303又は記憶手段に記憶された情報を読み出すように構成される任意の他のデバイス;少なくとも1つの通信インターフェース304の組。
少なくとも1つの通信インターフェース304の組によって、通信デバイスが、無線通信ネットワークの少なくとも1つの他の通信デバイスと通信することが可能になる。
CPU300は、ROM302から、又は、SDカード等の外部メモリから、RAM301の中にロードされる命令を実行することができる。通信デバイス350が起動された後に、CPU300は、RAM301から命令を読み出し、これらの命令を実行することができる。それらの命令は1つのコンピュータプログラムを形成し、そのプログラムによって、CPU300は、したがって、すなわち、通信デバイス350は、以下に説明されるアルゴリズムのステップのうちの幾つか又は全てを実行する。
以下に説明されるアルゴリズムのありとあらゆるステップは、PC(パーソナルコンピュータ)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、マイクロコントローラー等のプログラム可能な計算機(programmable computing machine)によって1組の命令若しくはプログラムを実行することによってソフトウェアにおいて実施することができるか、又は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、ASIC(特定用途向け集積回路)等の機械若しくは専用構成要素によってハードウェアにおいて実現することができる。
図4は、無線通信ネットワーク内の送信リソースを割り当てるために管理デバイスによって実行されるアルゴリズムを概略的に表す。
図4のアルゴリズムの範囲内で、K個の個別送信ごとに、管理デバイスは、その個別送信によって使用されるときに送信リソースごとに予想される信号+干渉対雑音比を表す情報を有すると考えられる。さらに、管理デバイスは、送信リソースごとに、シグナリング情報を送信するために使用されるときに、(モバイル端末の観点から)予想される信号+干渉対雑音比を表す情報を有する。
ダウンリンク通信の場合、信号+干渉対雑音比は、検討対象の(検討対象の送信が宛てられる)モバイル端末によって感知されると予想されるような、有用な信号電力及び干渉レベルを、そのモバイル端末の場所を考慮して、送信リソースごとに特徴付けることを可能にするデータである。そのような有用な信号電力及び干渉レベルは、モバイル端末によって実行されるダウンリンク測定から得ることができる。例えば、その測定値は、所与の場所における所与の送信リソース上の受信信号電力であるか、又は、短期信号+干渉対雑音比を推定することができ、それゆえ、短期信号+干渉対雑音比を平均することによって長期信号+干渉対雑音比を得ることができるフレーム誤り率、のいずれかである。
アップリンク通信の場合、信号+干渉対雑音比は、モバイル端末から信号を受信するときに検討対象のAPによって感知されると予想されるような、有用な信号電力及び干渉レベルを、そのモバイル端末の場所を考慮して、送信リソースごとに特徴付けることを可能にするデータである。そのような有用な信号電力及び干渉レベルは、APによって実行される測定から得ることができる。例えば、各測定値は、所与のモバイル端末場所において所与の送信リソースを介して受信された信号電力である。この測定値はフレーム誤り率とすることができ、このフレーム誤り率から、短期信号+干渉対雑音比を推定することができ、それゆえ、短期信号+干渉対雑音比を平均することによって長期信号+干渉対雑音比を得ることができる。
代替的には、ダウンリンク通信、アップリンク通信のいずれの場合でも、APとモバイル端末との間の通信プロトコルにおいてACK/NACK(応答確認/非応答確認:Acknowledgement/Non-Acknowledgement)機構が実施されるとき、信号+干渉対雑音比を求めるために、応答確認の統計値に頼ることができる。
好ましい実施形態では、処理デバイスは、データベースに記憶される長期信号+干渉対雑音比のフィンガープリントマップからそのような有用な信号及び干渉レベルを求め、長期信号+干渉対雑音比のフィンガープリントマップは、検討対象のAPによって管理されるセル内のモバイル端末の先行する行程中に観測された有用な信号電力及び干渉レベルから構築される。
ステップS401において、管理デバイスは、インデックス値tによって識別されるフレームにおいてK個の個別送信のための送信リソースを割り当てることを検討する。
後続のステップS402において、管理デバイスは、インデックス値t−W−T+2によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまであらかじめ割り当てられた送信リソースを表す情報を入手する。ただし、W≧1は、予め設定された第1の連続するフレーム数であり、T≧1は、予め設定された第2の連続するフレーム数である。インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでの複数のフレームは、あらかじめ実行された送信リソース割当てを管理デバイスが変更することができるサイズWの作業窓を形成する。インデックス値t−W−T+2によって識別されるフレームからインデックス値t−Wによって識別されるフレームまでの送信リソース割当てを知ることは、後に詳述されるように、性能指数計算を実行できるようにするために必要とされる。任意の一連のTフレームにおいて個別送信あたり少なくとも1つのメッセージが送信されると仮定されるような値Tが規定される。
それは、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームの送信が、インデックス値tによって識別されるフレームのための送信リソース割当てが少なくとも一度実行される前に実行できない(後に見直される場合がある)ことを意味する。なぜなら、管理デバイスはそのインデックス値t−W+1によって識別されるフレームについて、あらかじめ実行された送信リソース割当てを変更する場合があるためである。インデックス値t−W+1によって識別されるフレームのシグナリング情報はインデックス値t−W−x+1によって識別されるフレームにおいて少なくとも部分的に与えられるので、それは、インデックス値t−W−x+1によって識別されるフレームの送信が、インデックス値tによって識別されるフレームのための送信リソース割当てが少なくとも一度実行される前に実行できない(そして、後に見直される場合がある)ことも意味する。なぜなら、管理デバイスが、インデックス値t−W−x+1によって識別されるフレームにおいてシグナリング情報を送信する前にインデックス値t−W+1によって識別されるフレームのための実効的な送信リソース割当てを知る必要があるためである。
後続のステップS403において、管理デバイスは、以下の式
Figure 2017529732
を最大化するために、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでの送信リソース割当てを見直すことによって、インデックス値tによって識別され、K個の個別送信を実行するためのフレームにおける送信リソースと、インデックス値t−xによって識別され、インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報を送信するためのフレームにおける少なくとも1つの送信リソースとを割り当てる。ただし、P(t−u)は、K個の個別送信のそれぞれにおける少なくとも1つのメッセージが、信号+干渉対雑音比を考慮して、インデックス値t−u−T+1によって識別されるフレームと、インデックス値t−uによって識別されるフレームとの間で正しく受信される確率を表す性能指数であり、T≧1は、予め設定された第2の連続するフレーム数である。したがって、インデックス値t−T+1によって識別されるフレームからインデックス値tによって識別されるフレームまでの複数のフレームは、性能指数P(t)を求めるために管理デバイスによって使用されるサイズTの処理窓を形成する。
予め設定された第2の連続するフレーム数Tは、予め設定された第1の連続するフレーム数Wより少ないか、等しいか、又は多い場合がある。両方の数は実際には独立している。
動的モードでは、性能指数P(t−u)は以下のように定義することができる。
Figure 2017529732
ただし、E(k,Rk,t−u−τ)は、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信リソース組Rk,t−u−τ(それは空の場合もある)を使用することによって、(K個の個別送信の中からの)インデックス値kによって識別される個別送信において受ける誤りの確率を表し、E(k,R0,t−u−τ−x)は、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて少なくとも1つの送信リソースの組R0,t−u−τ−xを用いて送信される、インデックス値kによって識別される個別送信に関連する(それゆえ、インデックス値「0」によって識別される)シグナリング情報において受ける誤りの確率を表す。送信リソース組Rk,t−u−τが空であるとき、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は取り決めにより「1」に等しい。
ハイブリッドモードでは、性能指数P(t−u)は以下のように定義することができる。
Figure 2017529732
ただし、以下の式が成り立つ。
Figure 2017529732
ただし、
Figure 2017529732
は、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームの固定フィールド201において送信される、インデックス値kによって識別される個別送信に関連するシグナリング情報において受ける誤りの確率を(その個別送信が宛てられるモバイル端末の観点から)表す。
Figure 2017529732
であるような総合性能指数F(t)を定義する。
誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)の特定の実施態様によれば、インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、組Rk,t−u−τにわたって拡散され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、ρ(Rk,t−u−τ(i))は、組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内の(インデックス値kによって識別される個別送信の)上記メッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表し、それは、{ρ(Rk,t−u−τ(i))}がインデックス値kによって識別される個別送信のための送信リソースの組Rk,t−u−τの場合の信号+干渉対雑音比を表すことを意味し、fは1組の信号+干渉対雑音比{ρ}の関数としてデータ誤り率を与える多変数関数であり、その関数は組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成(誤り訂正符号率、変調方式、...)の挙動モデルによって決まる。関数fの定義は通常、離散的な1組の信号対雑音比値のためのコンピュータシミュレーションを実行し、その結果をルックアップテーブル(LUT)形式に記憶することによって得られ、f({ρ})を得るために、その後、離散的な1組の信号対雑音比値が補間される。別の手法は、1組の信号+干渉対雑音比{ρ}を最初に等価信号+干渉対雑音比ρ’に変換し、例えば、離散的な1組の信号対雑音比値のためのコンピュータシミュレーションを実行し、その結果をルックアップテーブル(LUT)形式に記憶することによって得られた単変数関数
Figure 2017529732
を使用することであり、
Figure 2017529732
を得るために、その後、離散的な1組の信号対雑音比値が補間されるが、
Figure 2017529732
の形をとる
Figure 2017529732
の理論的近似に頼ることもできる。ただし、λ及びθはチューニングパラメータであり、Qはマーカムの関数を表す。
誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)の別の特定の実施態様によれば、インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、1つの送信リソースにおいて唯一送信され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、ρ(Rk,t−u−τ(i))は、組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内の(インデックス値kによって識別される個別送信の)メッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表し、f’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成(誤り訂正符号率、変調方式、...)の挙動モデルによって決まる。関数f’の定義は、上記の関数
Figure 2017529732
の定義と同じようにして得られる。
Figure 2017529732
の形のf’の理論的近似に頼る場合、両方の場合に異なる変調及び/又はコーディング方式が使用されるとき、チューニングパラメータλ’及びθ’はそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθとは異なる。そうでない場合には、チューニングパラメータλ’及びθ’はそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθに等しい。
誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)の更に別の特定の実施態様によれば、インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、組Rk,t−u−τの各送信リソース内で繰り返され、共同で復号されると予想され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、ρ(Rk,t−u−τ(i))は、組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内の(インデックス値kによって識別される個別送信の)メッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表し、f’’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成(誤り訂正符号率、変調方式、...)の挙動モデルによって決まる。関数f’’の定義は、上記の関数
Figure 2017529732
の定義と同じようにして得られる。
Figure 2017529732
の形のf’’の理論的近似に頼る場合、両方の場合に異なる変調及び/又はコーディング方式が使用されるとき、チューニングパラメータλ’’及びθ’’はそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθとは異なる。そうでない場合には、チューニングパラメータλ’’及びθ’’はそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθに等しい。
誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)の更に別の特定の実施態様によれば、インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、組Rk,t−u−τの各送信リソース内で繰り返され、独立して復号されると予想され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、ρ(Rk,t−u−τ(i))は、組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内の(インデックス値kによって識別される個別送信の)メッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表し、f’’’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成(誤り訂正符号率、変調方式、...)の挙動モデルによって決まる。関数f’’’の定義は、上記の関数
Figure 2017529732
の定義と同じようにして得られる。
Figure 2017529732
の形のf’’’の理論的近似に頼る場合、両方の場合に異なる変調及び/又はコーディング方式が使用されるとき、チューニングパラメータλ’’’及びθ’’’はそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθとは異なる。そうでない場合には、チューニングパラメータλ’’’及びθ’’’はそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθに等しい。
誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)の特定の実施形態によれば、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて送信されることになり、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報は1つの送信リソースにおいて唯一送信され、誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、ρ(Rk,t−u−τ−x(i))は、組R0,t−u−τ−xの中のインデックスiによって識別される送信リソースR0,t−u−τ−x(i)における、インデックス値kによって識別される個別送信に関するシグナリング情報の場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を(その個別送信が宛てられるモバイル端末の観点から)表し、fは信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組R0,t−u−τ−xにわたって送信を実行するために使用される物理層構成(誤り訂正符号率、変調方式、...)の挙動モデルによって決まる。関数fの定義は、上記の関数
Figure 2017529732
の定義と同じようにして得られる。
Figure 2017529732
の形のfの理論的近似に頼る場合において、両方の場合に異なる変調及び/又はコーディング方式が使用されるとき、チューニングパラメータλ及びθはそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθとは異なり、それは通常、シグナリング情報が一般的にユーザデータよりロバストな方法で送信されるので当然である。そうでない場合には、チューニングパラメータλ及びθはそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθに等しい。
誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)の別の特定の実施形態によれば、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて送信されることになり、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報は組R0,t−u−τ−xの各送信リソースにおいて繰り返され、共同で復号されると予想され、誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、ρ(R0,t−u−τ−x(i))は、組R0,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースR0,t−u−τ−x(i)における、インデックス値kによって識別される個別送信に関するシグナリング情報の場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を(その個別送信が宛てられるモバイル端末の観点から)表し、f’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組R0,t−u−τ−xにわたって送信を実行するために使用される物理層構成(誤り訂正符号率、変調方式、...)の挙動モデルによって決まる。関数f’の定義は、上記の関数fの定義と同じようにして得られる。
Figure 2017529732
の形のf’の理論的近似に頼る場合、両方の場合に異なる変調及び/又はコーディング方式が使用されるとき、チューニングパラメータλ’及びθ’はそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθとは異なる。そうでない場合には、チューニングパラメータλ’及びθ’はそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθに等しい。
誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)の更に別の特定の実施形態によれば、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて送信されることになり、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報は組R0,t−u−τ−xの各送信リソースにおいて繰り返され、独立して復号されると予想され、誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)は以下のように表される。
Figure 2017529732
ただし、ρ(R0,t−u−τ−x(i))は、組Rk,t−u−τ−xの中のインデックスiによって識別される送信リソースR0,t−u−τ−x(i)における、インデックス値kによって識別される個別送信に関するシグナリング情報の場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を(その個別送信が宛てられるモバイル端末の観点から)表し、f’’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、その関数は組R0,t−u−τ−xにわたって送信を実行するために使用される物理層構成(誤り訂正符号率、変調方式、...)の挙動モデルによって決まる。関数f’’の定義は、上記の関数fの定義と同じようにして得られる。
Figure 2017529732
の形のf’’の理論的近似に頼る場合、両方の場合に異なる変調及び/又はコーディング方式が使用されるとき、チューニングパラメータλ’’及びθ’’はそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθとは異なる。そうでない場合には、チューニングパラメータλ’’及びθ’’はそれぞれ上記のチューニングパラメータλ及びθに等しい。
インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまで割り当てられる送信リソースを見直すための実施形態が、図5に関して後に詳述される。
後続のステップS404において、管理デバイスは、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームの場合に、ステップS403において実行された見直し動作から生じる送信リソース割当てを凍結する。それゆえ、インデックス値t−W−x+1によって識別されるフレームにおいて送信され、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームに関連するシグナリング情報の内容が規定される。その後、管理デバイスは、インデックス値t−W−x+1によって識別されるフレームを送信できるようにする。それは、管理デバイスが、インデックス値t−W−x+1によって識別されるフレームの送信が必要になる前に、インデックス値tによって識別されるフレームのための送信リソース割当てを検討し始めることを意味する。
後続のステップS405において、管理デバイスは、インデックス値t+1によって識別されるフレームに移動し、すなわち、管理デバイスは、インデックス値t+1によって識別されるフレームのための送信リソース割当てを検討し始め、インデックス値tによって識別されるフレームの代わりに、インデックス値t+1によって識別されるフレームで、ステップS402からアルゴリズムを繰り返す。
図5は、送信リソース割当てを見直すために、管理デバイスによって実行されるアルゴリズムを概略的に表す。図5のアルゴリズムの開始時に、管理デバイスは、インデックス値tによって識別されるフレームのための送信リソースを初めて割り当てることを検討する。
ステップS501において、管理デバイスは、インデックス値t−W−T+2によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまであらかじめ割り当てられる送信リソースを表す情報を入手する。このステップS501は、図4に関して既に説明されているステップS402に対応する。これまでに、インデックス値tによって識別されるフレームに対応するフレーム周期内の送信リソースは割り当てられていない。
後続のステップS502において、管理デバイスは、K個の個別送信のうちの少なくとも1つに、インデックス値tによって識別されるフレームの全ての送信リソースを、例えば、恣意的に割り当てる。しかしながら、管理デバイスは、インデックス値tによって識別されるフレーム内にシグナリング情報を将来に挿入するために、インデックス値tによって識別されるフレーム内の少なくとも1つの送信リソースを割り当てることができる。しかしながら、このシグナリング情報のためのインデックス値tによって識別されるフレーム内のこの割当ては、総合性能指数F(t)の計算において考慮に入れられない。なぜなら、このシグナリング情報は、インデックス値t+xによって識別されるフレームの送信リソース割当てに関連するためである。インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報をインデックス値t−xによって識別されるフレームに挿入するために、管理デバイスがこのシグナリング情報を挿入するために少なくとも1つの送信リソースをあらかじめ割り当てていない限り、管理デバイスは、その後、K個の個別送信のうちの少なくとも1つのためにインデックス値t−xによって識別されるフレームにおいてあらかじめ実行された割当てから、少なくとも1つの送信リソースを除去する。
後続のステップS503において、管理デバイスは、ステップS502から生じる送信リソース割当てに従って、各性能指数P(t−u)を計算する。ただし、uは0〜W−1の値をとる。それに応じて、管理デバイスは総合性能指数F(t)を計算する。
後続のステップS504において、管理デバイスは、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値tによって識別されるフレームまでの送信リソース割当てを、その送信リソース割当ての場合に得られた各性能指数P(t−u)及び総合性能指数F(t)に関連付けて記憶する。
後続のステップS505において、管理デバイスは、停止条件に達したか否かをチェックする。そのような停止条件は、図5のアルゴリズムが永久にループするのを防ぐ。そのような停止条件は、例えば、図5の実行の開始から、予め設定された持続時間が満了することである。別の例によれば、そのような停止条件は、図5のアルゴリズムの1回の実行内に、ステップS505の反復数に達したことである。別の例によれば、そのような停止条件は、送信リソース割当て変更の予め設定された連続した評価回数後に(ステップS507に関して後に詳述される)、総合性能指数F(t)の改善が得られなかったことである。停止条件に達したときに、ステップS506が実行され、アルゴリズムが終了し、そうでない場合には、ステップS507が実行される。
ステップS507において、管理デバイスは、送信リソース割当ての変更を評価する。管理デバイスは、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値tによって識別されるフレームまで移行するサイズWの作業窓において動作する。図5のアルゴリズムの現在の実行中に、その作業窓から外れて実行される送信リソース割当ては変更されない、すなわち、厳密にt−W+1未満のインデックス値によって識別されるフレームのために実行される送信リソース割当てはもはや変更されない。送信リソース割当ての変更を実行するために、管理デバイスは、例えば、ラウンドロビン方式において、サイズWの作業窓内の1つの送信リソースを選択する。管理デバイスは、その後、選択された送信リソースを任意の他の送信に割り当てるとき、すなわち、K個の個別送信のうちの任意の他の個別送信を実行するために、又はシグナリング情報を送信するために、総合性能指数F(t)がどうなるかを試験することができる。インデックスvによって識別されるフレーム内のシグナリング情報に割り当てられた送信リソースを変更することは、性能指数P(v+x)に影響を与えることに留意されたい。管理デバイスは、その後、試験された送信リソース割当てのうち、最良の総合性能指数F(t)を示す送信リソース割当てを保持する。ステップS507の次の反復時に、管理デバイスは、別の送信リソースを選択し、選択された送信リソースを任意の他の送信に割り当てるときに総合性能指数F(t)がどうなるかを試験する。
後続のステップS508において、管理デバイスは、ステップS507において得られた総合性能指数F(t)が以前に記憶された送信リソース割当てに比べて改善を示すか否かをチェックする。ステップS507において得られた総合性能指数F(t)が改善を示すとき、ステップS509が実行され、そうでない場合には、ステップS505が繰り返される。
ステップS509において、管理デバイスは、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値tによって識別されるフレームまでの保持された送信リソース割当てを、その保持された送信リソース割当ての場合に得られた各性能指数P(t−u)及び総合性能指数F(t)に関連付けて記憶する。その後、ステップS505が繰り返される。
特定の実施形態では、管理デバイスは、サイズWの作業窓の中の最悪の性能指数P(t−u)を示すインデックスt−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を最初に試験することによって、送信リソース割当ての変更を評価し始める。インデックスt−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更後に総合性能指数F(t)に関する改善が得られない場合には、管理デバイスは、サイズWの作業窓の中の2番目の悪い性能指数P(t−u’)を示すインデックスt−u’によって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を試験することによって、送信リソース割当ての変更を評価することに切り替わる。ただし、0≦u’<Wであり、u’≠uである。そうではなく、インデックスt−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更後に総合性能指数F(t)に関する改善が得られた場合には、管理デバイスは、(サイズWの作業窓にわたって性能指数Pの少なくとも1つの値が変化したので)サイズWの作業窓の中の現在の最悪の性能指数Pを示すフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を試験することによって、送信リソース割当ての変更を評価することに切り替わる。
特定の実施形態では、動的モードにおいて、管理デバイスは、サイズWの作業窓の中で以下の式の最悪の結果が生じるインデックスt−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を最初に試験することによって、送信リソース割当ての変更を評価し始める。
Figure 2017529732
インデックスt−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更後の総合性能指数F(t)に関する改善が得られない場合には、管理デバイスは、サイズWの作業窓の中の上記の式の2番目の悪い結果を示すインデックスt−u’によって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を試験することによって、送信リソース割当ての変更を評価することに切り替わる。ただし、0≦u’<Wであり、u’≠uである。そうではなく、インデックスt−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更後に総合性能指数F(t)に関する改善が得られた場合には、管理デバイスは、(サイズWの作業窓にわたって性能指数Pの少なくとも1つの値が変化したので)サイズWの作業窓の中の現在の最悪の性能指数Pを示すフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を試験することによって、送信リソース割当ての変更を評価することに切り替わる。
特定の実施形態では、ハイブリッドモードにおいて、管理デバイスは、サイズWの作業窓の中で以下の式の最悪の結果が生じるインデックスt−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を最初に試験することによって、送信リソース割当ての変更を評価し始める。
Figure 2017529732
インデックスt−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更後の総合性能指数F(t)に関する改善が得られない場合には、管理デバイスは、サイズWの作業窓の中の上記の式の2番目の悪い結果を示すインデックスt−u’によって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を試験することによって、送信リソース割当ての変更を評価することに切り替わる。ただし、0≦u’<Wであり、u’≠uである。そうではなく、インデックスt−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更後に総合性能指数F(t)に関する改善が得られた場合には、管理デバイスは、(サイズWの作業窓にわたって性能指数Pの少なくとも1つの値が変化したので)サイズWの作業窓の中の現在の最悪の性能指数Pを示すフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を試験することによって、送信リソース割当ての変更を評価することに切り替わる。

Claims (16)

  1. アクセスポイント(110;111)と複数のモバイル端末(120、121、122;123、124)との間でK個の個別送信を実行するために無線通信ネットワーク内の送信リソースを割り当てるための方法であって、
    前記送信は、前記無線通信ネットワークにおいてフレームごとに行われ、
    前記方法は、前記K個の個別送信を実行するための前記送信リソースを割り当てることを担う管理デバイス(100)によって実行され、
    後続のフレームにおいて割り当てられる送信リソースを前記モバイル端末が判定可能にするためのシグナリング情報が、各フレームの少なくとも1つの送信リソースにおいて送信され、
    前記管理デバイスは、前記K個の個別送信ごとに、前記個別送信によって使用される場合の送信リソースごとに予想される信号+干渉対雑音比を表す情報を有し、前記管理デバイスは、前記送信リソースがシグナリング情報を送信するために使用される場合の送信リソースごとに予想される信号+干渉対雑音比を表す情報を有し、
    前記管理デバイスは、インデックス値tによって識別されるフレームにおいて前記K個の個別送信のための送信リソースを割り当てることを検討する(S401)ときに、
    インデックス値t−W−T+2によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでのあらかじめ割り当てられた前記送信リソースを表す情報を入手すること(S402)であって、ここで、W≧1は、予め設定された第1の連続するフレーム数であり、T≧1は、予め設定された第2の連続するフレーム数である、ことと、
    以下の式
    Figure 2017529732
    を最大化するために、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでの送信リソース割当てを見直すことによって、インデックス値tによって識別され、前記K個の個別送信を実行するためのフレームにおける送信リソースと、インデックス値t−xによって識別され、インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報を送信するためのフレームにおける送信リソースとを割り当てること(S403)であって、
    ここで、x≧1は、インデックス値tによって識別されるフレームと、インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報が送信される先行するフレームとの間のフレーム数に関する差を表し、かつ、W≧xであり、
    P(t−u)は、前記K個の個別送信のそれぞれにおける少なくとも1つのメッセージが、信号+干渉対雑音比を考慮して、インデックス値t−u−T+1によって識別されるフレームと、インデックス値t−uによって識別されるフレームとの間で正しく受信される確率を表す性能指数である、ことと、
    インデックス値t−W−x+1によって識別されるフレームの送信を可能にすること(S404)と、
    を実行することを特徴とする、方法。
  2. インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでの送信リソース割当てを見直すために、前記管理デバイスは、インデックス値tによって識別されるフレームの全ての送信リソースを割り当て、以下の式
    Figure 2017529732
    を改善するために、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでの送信リソース割当ての変更を評価する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記性能指数P(t−u)は以下のように定義され、
    Figure 2017529732
    ここで、E(k,Rk,t−u−τ)は、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて少なくとも1つの送信リソースの組Rk,t−u−τを使用することによって、インデックス値kによって識別される個別送信において受ける誤りの確率を表し、
    (k,R0,t−u−τ−x)は、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて少なくとも1つの送信リソースの組R0,t−u−τ−xを用いて送信される、インデックス値kによって識別される前記個別送信に関連する前記シグナリング情報において受ける誤りの確率を表す
    ことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記送信リソース割当ての前記変更を評価するとき、前記管理デバイスは、以下の式:
    Figure 2017529732
    の最悪の結果を示すフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を最初に試験することによって開始する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 各前記フレームは、前記フレームにおいて割り当てられる送信リソースを前記モバイル端末が判定可能にするための更なるシグナリング情報を含む固定フィールドで開始し、前記性能指数P(t−u)は以下のように定義され、
    Figure 2017529732
    但し、以下の式が成り立ち、
    Figure 2017529732
    ここで、E(k,Rk,t−u−τ)は、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて少なくとも1つの送信リソースの組Rk,t−u−τを使用することによって、インデックス値kによって識別される前記個別送信において受ける誤りの確率を表し、
    (k,R0,t−u−τ−x)は、インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて少なくとも1つの送信リソースの組R0,t−u−τ−xを用いて送信される、インデックス値kによって識別される前記個別送信に関連する前記シグナリング情報において受ける誤りの確率を表し、
    Figure 2017529732
    は、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームの前記固定フィールドにおいて送信される、インデックス値kによって識別される前記個別送信に関連するシグナリング情報において受ける誤りの確率を表す
    ことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  6. 前記送信リソース割当ての前記変更を評価するとき、前記管理デバイスは、以下の式
    Figure 2017529732
    の最悪の結果を示すフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を最初に試験することによって開始する
    ことを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記送信リソース割当ての前記変更を評価するとき、前記管理デバイスは、最悪の性能指数P(t−u)を示すインデックス値t−uによって識別されるフレームの送信リソースの中の全ての取り得る変更を最初に試験することによって開始する
    ことを特徴とする、請求項3または5に記載の方法。
  8. インデックス値kによって識別される前記個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別される前記フレームにおいて送信されることになる各メッセージは、前記組Rk,t−u−τにわたって拡散され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表され、
    Figure 2017529732
    ここで、fは1組の信号+干渉対雑音比{ρ}の関数としてデータ誤り率を与える多変数関数を表し、前記関数は、前記組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、
    ρ(Rk,t−u−τ(i))は、前記組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内のメッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す
    ことを特徴とする、請求項3から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、1つの送信リソースにおいて唯一送信され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表され、
    Figure 2017529732
    ここで、f’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、前記関数は組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、
    ρ(Rk,t−u−τ(i))は、前記組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内のメッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す
    ことを特徴とする、請求項3から7までのいずれか1項に記載の方法。
  10. インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、前記組Rk,t−u−τの各送信リソース内で繰り返され、共同で復号されると予想され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表され、
    Figure 2017529732
    ここで、ρ(Rk,t−u−τ(i))は、前記組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内のメッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表し、f’’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、前記関数は前記組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まる
    ことを特徴とする、請求項3から7までのいずれか1項に記載の方法。
  11. インデックス値kによって識別される個別送信のためのインデックス値t−u−τによって識別されるフレームにおいて送信されることになる各メッセージは、前記組Rk,t−u−τの各送信リソース内で繰り返され、独立して復号されると予想され、誤りの確率E(k,Rk,t−u−τ)は以下のように表され、
    Figure 2017529732
    ここで、f’’’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、前記関数は、前記組Rk,t−u−τにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、
    ρ(Rk,t−u−τ(i))は、前記組Rk,t−u−τの中のインデックスiによって識別される送信リソースRk,t−u−τ(i)内のメッセージの場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す
    ことを特徴とする、請求項3から7までのいずれか1項に記載の方法。
  12. インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて送信されることになり、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームに関連する前記シグナリング情報は1つの送信リソースにおいて唯一送信され、誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)は以下のように表され、
    Figure 2017529732
    ここで、fは信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、前記関数は、前記組R0,t−u−τ−xにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、
    ρ(R0,t−u−τ−x(i))は、前記組R0,t−u−τ−xの中のインデックスiによって識別される送信リソースR0,t−u−τ−x(i)内のインデックスkによって識別される個別送信に関するシグナリング情報の場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す
    ことを特徴とする、請求項3から10までのいずれか1項に記載の方法。
  13. インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて送信されることになり、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームに関連する前記シグナリング情報は、前記組R0,t−u−τ−xにわたって拡散され、共同で復号されると予想され、誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)は以下のように表され、
    Figure 2017529732
    ここで、f’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、前記関数は、前記組R0,t−u−τ−xにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、
    ρ(R0,t−u−τ−x(i))は、前記組R0,t−u−τ−xの中のインデックスiによって識別される送信リソースR0,t−u−τ−x(i)内のインデックスkによって識別される個別送信に関するシグナリング情報の場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す
    ことを特徴とする、請求項3から10までのいずれか1項に記載の方法。
  14. インデックス値t−u−τ−xによって識別されるフレームにおいて送信されることになり、インデックス値t−u−τによって識別されるフレームに関連する前記シグナリング情報は、前記組R0,t−u−τ−xの各送信リソースにおいて繰り返され、独立して復号されると予想され、誤りの確率E(k,R0,t−u−τ−x)は以下のように表され、
    Figure 2017529732
    ここで、f’’は信号+干渉対雑音比ρの関数としてデータ誤り率を与える関数を表し、前記関数は、前記組R0,t−u−τ−xにわたって送信を実行するために使用される物理層構成の挙動モデルによって決まり、
    ρ(R0,t−u−τ−x(i))は、組R0,t−u−τ−xの中のインデックスiによって識別される送信リソースR0,t−u−τ−x(i)内のインデックスkによって識別される個別送信に関するシグナリング情報の場合に受けると予想される信号+干渉対雑音比を表す
    ことを特徴とする、請求項3から10までのいずれか1項に記載の方法。
  15. インデックス値tによって識別されるフレームと、インデックス値tによって識別されるフレームに関連する前記シグナリング情報が送信される先行するフレームとの間のフレーム数に関する差は「1」に等しい
    ことを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項に記載の方法。
  16. アクセスポイント(110;111)と複数のモバイル端末(120、121、122;123;124)との間でK個の個別送信を実行するために無線通信ネットワーク内の送信リソースを割り当てるための管理デバイス(100)であって、
    前記送信は、前記無線通信ネットワークにおいてフレームごとに行われ、
    後続のフレームにおいて割り当てられる送信リソースを前記モバイル端末が判定可能にするためのシグナリング情報が各フレームの少なくとも1つの送信リソースにおいて送信され、
    前記管理デバイスは、前記K個の個別送信ごとに、前記個別送信によって使用される場合の送信リソースごとに予想される信号+干渉対雑音比を表す情報を有し、前記管理デバイスは、前記送信リソースが前記シグナリング情報を送信するために使用される場合の送信リソースごとに予想される信号+干渉対雑音比を表す情報を有し、
    該管理デバイスは、インデックス値tによって識別されるフレームにおいて前記K個の個別送信のための送信リソースを割り当てることを検討する(S401)ときに、
    インデックス値t−W−T+2によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまであらかじめ割り当てられた送信リソースを表す情報を入手する(S402)手段であって、ここで、W≧1は、予め設定された第1の連続するフレーム数であり、T≧1は、予め設定された第2の連続するフレーム数である、手段と、
    以下の式
    Figure 2017529732
    を最大化するために、インデックス値t−W+1によって識別されるフレームからインデックス値t−1によって識別されるフレームまでの送信リソース割当てを見直すことによって、インデックス値tによって識別され、前記K個の個別送信を実行するためのフレームにおける送信リソースと、インデックス値t−xによって識別され、インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報を送信するためのフレームにおける送信リソースとを割り当てる(S403)手段であって、
    ここで、x≧1はインデックス値tによって識別されるフレームと、インデックス値tによって識別されるフレームに関連するシグナリング情報が送信される先行するフレームとの間のフレーム数に関する差を表し、かつ、W≧xであり、
    P(t−u)は、前記K個の個別送信のそれぞれにおける少なくとも1つのメッセージが、信号+干渉対雑音比を考慮して、インデックス値t−u−T+1によって識別されるフレームと、インデックス値t−uによって識別されるフレームとの間で正しく受信される確率を表す性能指数である、手段と、
    インデックス値t−W−x+1によって識別されるフレームの送信を可能にする(S404)手段と、
    を実現することを特徴とする、管理デバイス。
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