JP2010508693A - リソース割当情報伝達装置、伝達方法、及びプログラム - Google Patents

リソース割当情報伝達装置、伝達方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動通信システムにおいて、例えばリソース割当の伝達における高いオーバヘッドのような伝達負荷を削減する方法を提供すること。
【解決手段】リソース割当情報伝達方法は、各ユーザ装置に複数のリソース割当を割り当てる移動通信システムにおいて、複数のユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する方法であって、各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当のうちの一のリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、該ユーザ装置に割当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する。
【選択図】図4

Description

(関連出願)
本出願は、2006年11月1日の連合王国出願0621767.3の国内優先権を主張する、2007年1月9日の連合王国出願0700365.0及び2006年11月1日の連合王国出願0621767.3の優先権を主張してなされるものであり、これらの先行出願は、引用によって本出願に組み込まれる。
本発明は、移動通信網に関し、限定的にではないものの、特に、3GPPの規格及びその等価物を用いた移動通信網に関する。
E−Utra(Evolved Universal Terestrial Radio Access)エアインタフェースのための下りリンク及び上りリンク多重アクセススキームは、現在3GPP(第3世代移動通信システムが将来更に発展することを見越した共同作業に基づく規格)において研究されている。E−Utraシステムの下では、多数のユーザ装置と通信する基地局は、効率的で高速なリンクの適合を可能とし、更に多数のユーザのダイバーシティゲインを達成するために、できるだけ多くの同時ユーザの間に(帯域幅に依存して)時間/周波数リソースの全量を割り当てる。各ユーザ装置に割り当てられるリソースは、ユーザ装置と基地局との間の瞬時的なチャネルの状態に基くもので、ユーザ装置によって監視される制御チャネルを介して報知される。E−Utraの詳細は、当業者にとって周知であり、多くの文献に見出しうる。
以下の分析は、本発明によって与えられる。
スケジュールされたE−Utraのユーザ装置(UE)に対する上りリンク及び下りリンクのためのリソース割当情報は、共有される共通の制御チャネルによって搬送される。制御チャネルによって使用可能なビット数は限られているため、最低のビット数で所要の情報を送信するための効率的な方法が必要となる。Radio Access Network作業グループRAN1は、E−Utra下りリンクにおいて各UEにリソース割当を伝達するためにビットマップ法を用いることを提案している。しかし、ビットマップに基いたアプローチは、1つの物理リソースブロック当り1ビット、すなわち、10MHzの帯域について50ビットを必要とし、高いオーバヘッドを有する。したがって、伝達負荷を削減するリソース割当伝達方法が望ましい。
本発明の目的は、移動通信システムにおいて、例えば、リソース割当の伝達における高いオーバヘッドのような伝達負荷を削減する方法、システム、その構成要素、又はそのためのプログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、請求項及び図面を含む全開示において明らかとなる。
本発明の1つのアスペクトにおいて、ビットマップ法におけるものより必要とするビットのオーバヘッドが少ないことが保証された通信システムにおける下りリンクのリソース割当情報の伝達方法が提供される。ここに提案される方法は、次のリソース割当を扱うことができる。
−不連続な局在化した割当単位。すなわち、UEは、複数の不連続な局在化した割当が割り当てられ、局在化した割当のそれぞれは、ある数の隣接する(ないし一連の、consecutive)リソースブロックである。
本発明の1つのアスペクトにおいて、ユーザに複数のリソース割当が割り当てられる通信システムにおけるリソース割当情報の伝達方法であって、少なくとも一部のリソース割当情報は、制御チャネルを介してではなく、データチャネルを介して伝達される方法が提供される。
本発明の他のアスペクトにおいて、各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて、複数のユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する方法であって、各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当のうちの一のリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、該ユーザ装置に割当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する方法が提供される。これにより、制御チャネルを介して転送すべきデータ量が削減される。
一実施形態において、ユーザ装置に割当てられる第1のリソース割当は、前記一のリソース割当として選択される。後続するリソース割当に関するリソース割当情報は、先行するリソース割当のデータチャネルを介して提供される。他の可能性として、後続するすべてのリソース割当についてのリソース割当情報は、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供される。
リソース割当情報は、RFIフィールドのリスト又はビットマップとして、前記1つのリソース割当におけるデータチャネルを介して提供してもよい。
リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数に依存して、RFIフィールドのリストとして又はビットマップとして、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して、リソース割当情報を提供してもよい。制御チャネルは、リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数と、リソース割当情報がRFIフィールドのリストとして提供されるか又はビットマップとして提供されるかと、を特定するインジケータを有していてもよい。
一実施形態において、最良のチャネル品質インジケータを有するリソース割当を、前記一のリソース割当として選択する。後続のさらなるリソース割当に関するリソース割当情報は、選択されたリソース割当におけるデータチャネルを介して提供してもよい。
一実施形態において、各ユーザ装置は、専用の制御チャネルを有している。一実施形態において、各制御チャネルは、対応するユーザ装置に割り当てられた第1のリソース割当において提供される。これにより、制御チャネルが正しく復調される可能性が高まる。
一実施形態において、各制御チャネルは、対応するユーザ装置であって最良のチャネル品質インジケータを有するものに割り当てられたリソース割当において提供される。これにより、ユーザ装置によって正しく復号される可能性が高まる。一実施形態において、各制御チャネルは、対応するユーザ装置の前記1つのリソース割当において提供される。
一実施形態において、制御チャネルは、送信時間間隔(TTI)の開始点に置くことができる一連の連続したリソース割当において提供される。これにより、制御チャネルの復号の遅延が削減される。ユーザ装置に、リソース割当において提供された制御チャネルであって、当該ユーザ装置に対して最良のチャネル品質であることが示された制御チャネルを有する試みをさせるようにしてもよい。これにより、制御チャネルの復号の遅延が削減されるとともに、ユーザ装置によって正しく復号される可能性が高まる。
一実施形態において、不連続な局在化したリソース割当のそれぞれは、ある数の隣接するリソースブロックを有している。
ある実施形態において、通信システムは、セルラー通信システムのような通信システムを有するとともに、ユーザ装置は、携帯電話であってもよいし、携帯電話を有していてもよい。
本発明によって、上記アスペクトのいずれかの方法を実行するように構成された基地局が提供される。
本発明によって、各ユーザ装置に複数のリソース割当が割当てられる移動通信システムにおいて、リソース割当情報を取得する方法であって、ユーザ装置は、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当の一のリソース割当に関するリソース割当情報を、基地局から送信された制御チャネルから決定するとともに、該ユーザ装置に割当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該ユーザ装置が、該一のリソース割当におけるデータチャネルから決定する方法が提供される。本発明によって、かかる方法を実行するユーザ装置も提供される。
本発明のこれらのアスペクト及びさまざまな他のアスペクトは、単なる例として与えられるとともに、添付図面を参照して記載される、実施形態に対する以下の詳細な説明から明らかとなる。
電話網に接続された基地局と通信する、いくつかのユーザ携帯電話を含む通信システムを概略的に示す図である。 図1に示した基地局の主要な構成要素を示すブロック図である。 図1に示した携帯電話の1つの主要な構成要素を示すブロック図である。 下りリンクのリソース割当を伝達する本発明の第1の伝達方法を示す図であって、スケジュールされたリソースブロックに含まれる、リンクされた不連続な割当の伝達を示す。 下りリンクのリソース割当を伝達する本発明の第2の伝達方法を示す図であって、スケジュールされたリソースブロックに含まれる、連結された不連続なリソース割当の伝達を示す。 図6(A)は、本発明の第1乃至第3の方法と5MHz帯域幅のビットマップ法とを比較するために、伝達情報ビットのオーバヘッドの見積りに対する伝達情報ビットの数のグラフ、すなわち5MHz帯域幅に対する伝達情報ビットのオーバヘッドの見積りを示す。図6(B)は、本発明の第1乃至第3の方法と20MHz帯域幅のビットマップ法とを比較するために、伝達情報ビットのオーバヘッドの見積りに対する伝達情報ビットの数のグラフ、すなわち、20MHz帯域幅に対する伝達情報ビットのオーバヘッドの見積りを示す。 図7乃至10は、下りリンクのリソース割当を伝達する本発明の他の方法を説明するための図であって、図7は、共有制御チャネルが最良のCQIを有するRBにおいて送信されることを示し、割当情報は最良のCQIを有する共有データチャネルRBに位置することを示し、矢印(→)はUEにおける復号が成功する可能性を最大化することを示す。 共有制御チャネルは左詰めであることを示し、割当情報は最良のCQIを有する共有データチャネルRBに位置することを示し、UEは左から復号することから、矢印(→)は共有制御チャネルの復号の遅延を最小化することを示す。 共有制御チャネルは左詰めであるものの、UEはユーザにとって最良のCQI有するRBにおいて各UEの共有制御チャネルを送信するように試みるように命じられることを示し、割当情報は最良のCQIを有する共有データチャネルRBにおいて提供されることを示し、矢印(→)は正しく復号する可能性を最大化するように試みつつ、共有制御チャネルの復号の遅れを最小化することを示す。 共有制御チャネルと共有データチャネルとを、時間領域の代わりに周波数領域において多重化しうることを示す。
本発明を実施するための好ましいアスペクト及びモード(形態)を以下に開示する。
(アスペクト1)
各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて、複数のユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する方法であって、
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当のうちの一のリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、
該ユーザ装置に割当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する方法が提供される。(モード1)
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当を前記一のリソース割当として選択してもよい。(モード1−1)
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられたリソース割当であって最良のチャネル品質インジケータを有するものを前記一のリソース割当として選択してもよい。(モード1−2)
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた他のリソース割当に関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供してもよい。(モード1−3)
各ユーザ装置に対して、先行するリソース割当のデータチャネルを介して、後続のリソース割当に関するリソース割当情報を提供してもよい。(モード1−4)
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当を前記一のリソース割当として選択し、その次のリソース割当に関するリソース割当情報を該第1のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供してもよい。(モード1−5)
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当を前記一のリソース割当として選択し、後続のさらなるリソース割当のそれぞれに関するリソース割当情報を、該後続のさらなるリソース割当に先行するリソース割当におけるデータチャネルを介して提供してもよい。(モード1−6)
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当を前記一のリソース割当として選択し、後続のさらなるリソース割当のそれぞれに関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供してもよい。(モード1−7)
後続のさらなるリソース割当のそれぞれに関するリソース割当情報のサイズと、該ユーザ装置に割当てられたリソース割当の数とのうちの少なくとも一つを示すデータを、リソース割当情報とともに、前記制御チャネルを介して提供してもよい。(モード1−8)
追加のリソース割当の有無を示すデータを、リソース割当情報とともに提供してもよい。(モード1−9)
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置であって最良のチャネル品質を有することが示されたものに割当てられたリソース割当を、前記一のリソース割当として選択し、該ユーザ装置に割当てられた他のリソース割当に関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供してもよい。(モード1−10)
モード1−3、1−6、1−7又は1−10の方法において、リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数に依存して、RFIフィールドのリストとして又はビットマップとして、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して、リソース割当情報を提供してもよい。(モード1−11)
モード1−11による方法において、前記制御チャネルは、リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数と、リソース割当情報がRFIフィールドのリストとして提供されるか又はビットマップとして提供されるかと、を特定するインジケータを有していてもよい。(モード1−12)
上記モードのいずれかの方法において、最良のチャネル品質インジケータを有するリソース割当において、前記制御チャネルを送信してもよい。(モード1−13)
上記モード1乃至1−12のいずれかの方法において、対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあるか、又は単一の合同符号化制御チャネル若しくは複数の合同符号化制御チャネルがあってもよい。(モード1−14)
上記モード1乃至1−12のいずれかの方法において、対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあり、該対応するユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当において、各制御チャネルを送信してもよい。(モード1−15)
上記モード1乃至1−12のいずれかの方法において、対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあり、該対応するユーザ装置であって最良のチャネル品質インジケータを有するものに割当てられたリソース割当において、各制御チャネルを送信してもよい。(モード1−16)
上記モード1乃至1−12のいずれかの方法において、対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあり、該対応するユーザ装置の前記一のリソース割当において、各制御チャネルを送信してもよい。(モード1−17)
上記モード1乃至1−12のいずれかの方法において、対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあり、連続するリソース割当列において、該制御チャネルを送信してもよい。(モード1−18)
上記モード1乃至1−12のいずれかの方法において、対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあり、連続するリソース割当列において、該制御チャネルを送信してもよい。(モード1−19)
上記モード1−16乃至1−18のいずれかの方法において、連続するリソース割当列において前記制御チャネルを送信し、各ユーザ装置に、前記リソース割当であって該ユーザ装置に対して最良のチャネル品質を有することが示されたリソース割当において、その制御チャネルを転送する試みをさせてもよい。(モード1−20)
上記いずれかのモードの方法において、前記ユーザ装置が受信データを復調することができるようにするための復調情報を、リソース割当情報とともに、制御チャネルを介して、さらに提供してもよい。(モード1−21)
上記モード1乃至1−20のいずれかの方法において、前記ユーザ装置に対する追加のリソース割当の有無を示すデータを含む制御伝達指示において、前記リソース割当情報を提供してもよい。(モード1−22)
(アスペクト2)
移動通信システムにおいてユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する方法であって、
各ユーザ装置は、複数の不連続な局在化したリソース割当であって、データ及び制御情報がデータチャネル及び制御チャネルにおいて該ユーザ装置に伝達されるリソース割当を割当てられ、
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、
該ユーザ装置に割当てられた後続のリソース割当のそれぞれに関するリソース割当情報を、先行するリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する方法が提供される。(モード2)
モード2の方法において、当該ユーザ装置に対する追加のリソース割当の有無を示すデータを、前記リソース割当情報とともに提供してもよい。(モード2−1)
(アスペクト3)
移動通信システムにおいてユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する方法であって、
所定の送信時間間隔(TTI)において、各ユーザ装置は、複数の不連続な局在化したリソース割当であって、データ及び制御情報がデータチャネル及び制御チャネルにおいて当該ユーザ装置に伝達されるリソース割当を割当てられ、
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられる第1のリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、
該ユーザ装置に割当てられた前記の又は各別のさらなるリソース割当に関するリソース割当情報を、該第1のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する方法が提供される。(モード3)
モード2の方法において、前記制御チャネルを介して提供されたリソース割当情報は、前記ユーザ装置に割当てられたリソース割当のサイズと数とのうちの少なくとも1つに関するリソース割当情報を含んでいてもよい。(モード3−1)
(アスペクト4)
移動通信システムにおいてユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する方法であって、
所定の送信時間間隔(TTI)において、各ユーザ装置は、複数の不連続な局在化したリソース割当であって、データ及び制御情報がデータチャネル及び制御チャネルにおいて該ユーザ装置に伝達されるリソース割当を割り当てられ、
各ユーザ装置に対して、最良のチャネル品質インジケータを有するユーザ装置に割当てられたリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、
該ユーザ装置に割当てられた前記の又は各別のリソース割当に関するリソース割当情報を、最良のチャネル品質インジケータを有するリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する方法が提供される。(モード4)
モード4の方法において、各ユーザ装置に対して、最良のチャネル品質のインジケータを有するリソース割当において、前記制御チャネルを提供してもよい。(モード4−1)
モード4の方法において、それぞれの制御チャネルを、連続するリソース割当において提供してもよい。(モード4−2)
モード4の方法において、それぞれの制御チャネルを、連続するリソース割当中において提供し、各ユーザ装置に、当該ユーザ装置に対して最良のチャネル品質を有することが示されたリソース割当において、その制御チャネルを転送する試みをさせてもよい。(モード4−3)
モード3乃至モード4のいずれかの方法において、リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数に依存して、RFIフィールドのリストとして又はビットマップとして、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して、リソース割当情報を提供してもよい。(モード4−4)
モード3又は4の方法において、前記制御チャネルは、リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数と、リソース割当情報がRFIフィールドのリストとして提供されるか又はビットマップとして提供されるかと、を特定するインジケータを有していてもよい。(モード4−5)
上記のいずれかのモードにおいて、不連続な局在化したリソース割当のそれぞれは、所定の数の隣接するリソースブロックを有していてもよい。(モード4−6)
上記のいずれかのモードにおいて、前記通信システムは複数のサブバンドを用い、各サブバンドはサブキャリアを有し、サブキャリア割当に対するリソース割当情報を各サブバンドにおいて生成してもよい。(モード4−7)
上記のいずれかのモードにおいて、制御チャネル及びデータチャネルは、時分割多重化によって分離されるようにしてもよい。(モード4―8)
モード1乃至モード4−7のいずれかの方法において、制御チャネル及びデータチャネルは、周波数分割多重化によって分離されるようにしてもよい。(モード4−9)
上記いずれかのモードの方法において、ユーザ装置は携帯電話であってもよい。(モード4−10)
(アスペクト5)
上記いずれかのモードの方法を実行するように構成された基地局が提供される。(モード5)
(アスペクト6)
各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて、複数のユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する基地局であって、
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当のうちの一のリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、
該ユーザ装置に割り当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供するように動作するリソース割当モジュールを有する基地局が提供される。(モード6)
(アスペクト7)
各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて、複数のユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する基地局であって、
ユーザ装置に割り当てられたリソース割当の1つに関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供する手段と、
当該ユーザ装置に割り当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する手段と、を備えている基地局が提供される。(モード7)
(アスペクト8)
各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて、複数のユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する基地局であって、
各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当の1つに関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供するとともに、該ユーザ装置に割当てられた他のリソース割当のそれぞれに関するリソース割当情報を、該一のリソース割当におけるデータチャネルを介してビットマップとして提供するように動作するリソース割当モジュールを有する基地局が提供される。(モード8)
(アスペクト9)
各ユーザ装置に複数のリソース割当が割当てられる移動通信システムにおいて、リソース割当情報を取得する方法であって、
ユーザ装置は、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当の一のリソース割当に関するリソース割当情報を、基地局から送信された制御チャネルから決定するとともに、該ユーザ装置に割当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該ユーザ装置が、該一のリソース割当におけるデータチャネルから決定する方法が提供される。(モード9)
モード9の方法において、前記ユーザ装置は、自身に割り当てられた第1のリソース割当のデータチャネルから、少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を決定してもよい。(モード9−1)
モード9の方法において、前記ユーザ装置は、最良のチャネル品質のインジケータを有するユーザ装置に割り当てられたリソース割当のデータチャネルから、少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を決定してもよい。(モード9−2)
モード9、9−1又は9−2の方法において、前記ユーザ装置は、前記一のリソース割当のデータチャネルから、自身に割り当てられた他のリソース割当に関するリソース割当情報を決定してもよい。(モード9−3)
モード9乃至9−2の方法において、リソース割当情報は、前記一のリソース割当のデータチャネルを介して、RFIフィールドのリスト又はビットマップとして提供されるようにしてもよい。(モード9−4)
モード9−4の方法において、制御チャネルは、リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数と、該リソース割当情報がRFIフィールドのリストとして提供されるか又はビットマップとして提供されるかと、を特定するインジケータを有していてもよい。(モード9−5)
モード1乃至9−3の方法において、ユーザ装置は、先行するリソース割当のデータチャネルに含まれる情報から、後続のリソース割当に関するリソース割当情報を決定してもよい。(モード9−6)
(アスペクト10)
モード5、6、7又は8のいずれかの基地局と通信するように動作するとともに、モード9乃至9−6のいずれかの方法を実行するように動作するユーザ装置が提供される。(モード10)
(アスペクト11)
各ユーザ装置に複数のリソース割当が割当てられる遠隔通信システムにおいて用いられるユーザ装置であって、
前記ユーザ装置に割り当てられたリソース割当の一のリソース割当に関するリソース割当情報を、基地局から送信された制御チャネルから決定するように動作するとともに、
前記ユーザ装置に割り当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルから決定するように動作する、リソース割当モジュールを備えているユーザ装置が提供される。(モード11)
(アスペクト12)
各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて用いられるユーザ装置であって、
前記ユーザ装置に割り当てられた一のリソース割当に関するリソース割当情報を、基地局から送信された制御チャネルから決定する手段と、
前記ユーザ装置に割り当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルから決定する手段と、を備えているユーザ装置が提供される。(モード12)
(アスペクト13)
各ユーザ装置に複数のリソース割当が割当てられる移動通信システムにおいて用いられるユーザ装置であって、
前記ユーザ装置に割り当てられた一のリソース割当に関するリソース割当情報を、基地局によって送信された制御チャネルから決定するように動作するとともに、
前記ユーザ装置に割り当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルのRFIフィールドのリスト又はビットマップから決定するように動作するリソース割当モジュールを備えているユーザ装置が提供される。(モード13)
モード10乃至13のユーザ装置は、携帯電話であってもよい。(モード10−1)
(アスペクト14)
上記いずれかのモードの方法を実行するプログラマブルデバイスをプログラムするためのコンピュータに実装可能な命令が提供される。(モード14)
(アスペクト15)
上記いずれかの方法を実行するプログラマブルデバイスをプログラムするためのコンピュータに実装可能な命令を含む信号が提供される。(モード15)
(アスペクト16)
モード14のコンピュータに実装可能な命令を記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。(モード16)
概観
図1は、移動(セルラー)通信システム1を示し、携帯電話(セルフォン)UE1、UE2、UEnとしてのユーザ装置のユーザは、基地局5及び電話網7を介して、他のユーザ(非図示)と通信することができる。この実施形態において、基地局5は、携帯電話UEに送信されるデータを複数のサブキャリアによって変調する直交周波数分割多重アクセス(QFDMA)技術を使用する。それぞれの異なるサブキャリアは、各携帯電話UEのサポートする帯域幅及び各携帯電話UEに送信されるデータ量に依存して、各携帯電話UEに割り当てられる。本実施形態においては、基地局5は、基地局の帯域幅に亘って携帯電話UEの一様な分布を保つように試みるために、それぞれの携帯電話UEにデータを搬送するために用いるサブキャリアを割り当てる。これらの目標を達成するために、基地局5は、各携帯電話UEにダイナミックにサブキャリアを割当て、スケジュールされた各携帯電話UEに、各時点(TTI)ごとのリソース割当を伝達する。
各サブバンド内のスケジューリングの決定を各携帯電話UEに知らせるために、各携帯電話UEに情報を伝達しなければならない。伝達すべき情報には次のものが含まれる。
(i)(下りリンクの通信及び上りリンクの通信の双方に対する)リソースブロック割当情報
(ii)下りリンクに対するリソースブロック復調情報
(iii)上りリンクに対するリソースブロック復調情報
(iv)上りリンクの送信に対するACK/NACK
(v)タイミング制御ビット
本発明は、上記のビットマップ法を用いた場合と比較して、ほとんどの場合において、より少ない数のビット(より低いビットオーバヘッド)を要する、下りリンクのリソース割当の伝達方法を提供する。
基地局
図2は、本実施形態において用いられる基地局5の主要な構成を示すブロック図である。図示したように、基地局5は送受信(トランシーバ)回路21を有し、この送受信回路は、(上記のサブキャリアを用いて)1又は2以上のアンテナ23を介して、携帯電話UEに信号を送信するとともに携帯電話UEから信号を受信し、ネットワークインタフェース25を介して、電話網7に信号を送信するとともに電話網7から信号を受信する。送受信回路21の動作は、メモリ29に記録されたソフトウエアに応じてコントローラ27によって制御される。特に、ソフトウエアは、オペレーティングシステム31及びリソース割当モジュール33を有する。リソース割当モジュール33は、携帯電話UEとの通信において送受信回路21が用いるサブキャリアを割り当てるように動作する。図2に示すように、リソース割当モジュール33は、エンコーダモジュール35も有し、このエンコーダモジュールは、割当を効率的な表現(representation)に符号化(エンコード)し、その表現(表示)は、各携帯電話UEに伝達される。用いられるリソース割当の方法は、複数の不連続な局在化した割当を各携帯電話UEに割当てる方法であって各局在化した割当がある数の隣接する(contiguous)リソースブロックであるような不連続な局在化した割当単位による方法であってもよいし、複数の不連続な物理リソースブロックを携帯電話UEに割り当てる分散したチャンク割当による方法であってもよい。
携帯電話
図3は、図1に示した各携帯電話UEの主な構成を概略的に示す。図示したように、各携帯電話UEは、1又は2以上のアンテナ73を介して基地局5に信号を送信するとともに基地局5から信号を受信するように動作する送受信回路71を有する。図示したように、携帯電話UEは、コントローラ75も有し、このコントローラ75は、携帯電話UEの動作を制御するとともに、送受信回路71、ラウドスピーカ77、マイクロフォン79、ディスプレイ81及びキーパッド83に接続されている。コントローラ75は、メモリ85に記録されたソフトウエアの命令に応じて動作する。図示したように、特に、これらのソフトウエアの命令は、オペレーティングシステム87及び通信モジュール(リソース割当モジュール)89を有する。本実施形態において、通信モジュール89は、デコーダモジュール91を有し、このデコーダモジュールは、現時点においての携帯電話のサブキャリアの割当てを決定するために、基地局5から伝達されたリソース割当を復号するように動作する。
下りリンクのリソース割当を伝達する本発明の第1の方法を、図4を参照して説明する。図4は、周波数分割多重化されたリソースブロックRBのTTI50の一部を示す図であって、携帯電話によって監視される固定サイズの共有制御チャネルセット51、及び、共有データチャネル52を有する。
図4は、携帯電話UE1−UEnに対する下りリンクのリソース割当を示す。この図は、個別に符号化された制御チャネルの場合を示すとともに、携帯電話UE1は3つの不連続な局在化したリソースブロック割当RB1、RB3及びRB5上においてデータを受信するようにスケジュールされた例を示す。ここでは、下りリンクL1/L2の制御チャネルに対する多重化スキームは何ら提案するものではない。
図示したように、リソース割当モジュール33は、この例において、共有(共通)データチャネルのリソースブロックRB1、RB3、RB5を携帯電話UE1に、リソースブロックRB2を携帯電話UE2に、リソースブロックRB4を携帯電話UE3に、リソースブロックRBnを携帯電話UEnに割当てている。この例においては、リソース割当モジュール33は、携帯電話UE1〜UE4及びUEnのための制御チャネルL1〜L4及びLnを、これらの携帯電話に割当てられた第1のリソースブロック(すなわち、図示した例における、リソースブロックRB1、RB2、RB3、RB4及びRBn)を介して送信させる。これは単に一例にすぎず、他のリソース割当も可能であることは勿論である。
各携帯電話UEは、第1の局在化した集合に対するリソース割当のみを示す固定サイズの共有制御チャネル51の集合を監視する。同じTTI内の後続の局在化した割当に関する情報は、現在の割当のリソースブロック内において提供される。
したがって、本実施形態においては、基地局5のリソース割当モジュール33は、あるTTIに対する下りリンクのリソース割当を示す情報の所在(ロケーション)を制御するように構成され、各制御チャネルL1−Lnは、対応する携帯電話に割り当てられた第1のリソースブロックのみに対するリソース割当情報を含み、その携帯電話に割り当てられる次の(第2の)リソースブロックを識別するリソース割当情報は、現在の割当の第1のリソースブロックにおいて提供され、第3のリソースブロックの情報は第2のリソースブロックにおいて提供される、等々となる。これにより、制御チャネルにおいて送信すべきデータ量が削減される。
したがって、図4に示した例において、携帯電話UE1に対する第1リソースブロックRB1を識別する情報I1は、共有(共通)制御チャネル51において提供されるものの、第2の下りリンクリソース割当又は携帯電話UE1に対するリソースブロックを示す情報I2は、第1のリソースブロックRB1において提供され、第3の下りリンクリソース割当を表す情報I3は、第1のリソースブロックRB3において提供される。携帯電話UE1に対して、3つのリソースブロックRB1、RB3及びRB5のみを示したが、後続のリソースブロックについても同様であり、あるTTI及びある携帯電話に対して、第1のリソースブロックのためのリソース割当情報は、共有制御チャネルにおいて提供され、後続のリソースブロックのそれぞれに対するリソース割当情報は直前のリソースブロックにおいて提供される。
下りリンクリソース割当情報は、隣接する割当を伝達するための最適化ツリーに基いた方法を用いることによって伝達することができ、この方法は、RI−062773−NECグループ、NTTDoCoMo−「EUTRAのための上りリンクリソース割当」(http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_46bis/Docs/において入手可能である)、及び英国特許出願No.0605581.8(我々の参照番号はP28952GB)において記載され、これらの全開示は、引用によって本願の一部とされる。3GPPにおいて現在作業中の仮定によると、10MHzの帯域幅内に50のリソースブロックがあり、それにより、上記の文献及び英国特許出願No.0605581.8において提案されたツリーによる伝達方法を用いて、共有制御チャネルにおいて11ビットのリソース割当が得られる。
リソース割当情報に加えて、共有制御チャネル51は、スケジュールされたデータブロック内に後続の追加の不連続なリソースがあるかないかを表す、インジケータ又は「フォローアップ」ビットを含んでいる必要ある。共有制御チャネルL1、L2、L3又はL4内のUE−IDに続く12ビット長のストリング(10MHzのUEの能力を想定)は、第1の割当リソースブロックと、同じTTI内における追加のリソースの存在の表示とに関する情報を収納するのに十分である。
11ビットのリソース割当情報と「フォローアップ」ビットとをあわせたもの(合計12ビット)は、共有制御チャネルL1、L2、L3又はL4において「制御RFI」と呼ぶことができ、RFIはリソースフォーマットインジケータ(Resource Format Indicator)である。共有制御チャネルL1、L2、L3又はL4は、携帯電話UEがデータを正確に復調することができるように、データに対するトランスポートフォーマットインジケータ(Transport Format Indicator)も伝達する。
この例においては、追加の又はリンクされたリソース割当がある場合には、リソース割当モジュール33は、共有制御チャネルの制御RFIにおける「フォローアップ」ビットとして1を設定し、追加の又はリンクされたリソース割当があることを携帯電話UEに示唆する(ゼロが少なくとも1つの余分のリソースブロックの存在を示唆する逆の取決めをしてもよいものと解されたい)。この例において、共有制御チャネルの制御RFIにおける「フォローアップ」ビットが1であれば、携帯電話UEへのリンクされたリソース割当が示唆され、携帯電話は、第1の局在化した割当ブロックにおいて、追加の制御RFIを予期するように注意を喚起され、「フォローアップ」ビットが0であれば、その逆である。
同様にして、さらなるリンクされたリソース割当(データ及び制御RFI(存在するならば))があるならば、リソース割当モジュール33は、第1の局在化した割当リソースブロックの制御RFIにおける「フォローアップ」ビットを1に設定する。例えば、図4に示した例において、リソース割当モジュール33は、リンクされたリソース割当RB3があることを携帯電話UE1に示唆するために、リソースブロックRB1の制御RFI I2における「フォローアップ」ビットを設定し、リソース割当RB5としてのリンクされたリソース割当があることを携帯電話UE1に示唆するために、リソースブロックRB3の制御RFI I3における「フォローアップ」ビットを設定する、等々である。この示唆の方法は、TTI内の最後の局在化した割当に到達するまで進行し、そのリソースブロックは、勿論、「フォローアップ」ビットとして0を有することになり、このことは、現在のTTIにおいて、その携帯電話に対する局在化した割当がそれ以上ないことを示す。
ここに提案されたメカニズムは、ビットマップ法と比較していくつかの利点を有する。
携帯電話UEに割当てられたリソースブロックは、CQI(チャネル品質インジケータ(Channel Quality Indicator))リポートに基くものであって、携帯電話UEにおいて最良の受信品質を有するものであることから、同じリソースブロック内に制御情報を設けることによって、制御情報が正しく復調される可能性が高まる。
制御チャネルとして個別に符号化された制御チャネルを仮定すると、携帯電話UEは、各チャネルが帯域幅の特定の部分に亘ってリソース割当情報を提供し得る多重チャネルとは異なり、全帯域幅に亘って自身のリソース割当を解読するために単一の制御チャネルを読み取る必要がある。制御チャネル内のリソース割当パターンにおけるビットの数によって制御チャネルの大きさが決まることから、個々の制御チャネルはみな同じ大きさである。このことは、携帯電話UEが何らかのビットパターン又はブラインド検出(Blind Detection)法によって制御チャネルの境界を検出する必要がないことを意味する。多重制御チャネルが携帯電話UEにリソース割当情報を提供する場合と異なり、携帯電話UEが1つの制御チャネル内において自身のIDを検出すると、直ちに、別の制御チャネルを読み取るのを停止することができるため、携帯電話UEに対するバッファ要求も削減することができる。
10MHzのUEの能力を仮定するとともに、制御伝達が10MHzの全帯域に亘るリソース割当を示すものと仮定すると、(各制御RFI当り12ビットとして)単一の50ビットのビットマップより少ない全リソース要求によって、4つまでの不連続な局在化したリソース割当をサポートすることができる。一方、より狭い帯域幅を単位として各割当てを行う場合には、全ビットオーバヘッドをさらに削減することができる(例えば、上記の文書R1−062773−NECグループ、NTTDoCoMo−「EUTRAのための上りリンクリソース割当(Uplink Resource Allocation for EUTRA)」、及び、英国特許出願No.0605581.8において議論されているように、2.5MHzに亘るリソース割当は7ビット必要とするが、このことは、全10MHzの帯域幅に亘ってリソース割当を指示するには28ビットが使用され得ることを意味している)。
制御チャネルを搬送するために取っておかれたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル(おそらく第1及び第2のOFDMシンボル)は、全てのリソース割当情報を含んでいるわけではないことから、これらのリソース内においての携帯電話UE当りのオーバヘッドは削減され、これにより、制御リソース内において、より多くの携帯電話UEを多重化することができることになる。
第1の局在化した割当におけるデータ及び制御RFI(存在するならば)は、より大きい符号化利得を達成するために、一緒に符号化してもよい。しかし、制御部に対するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)再送信はないことから、セルの端部における確実な検出のために、制御RFIは別個に符号化することが望ましい。
RFIの大きさの推定
このセクションにおいて、不連続な局在化したリソースブロックのそれぞれにおけるRFIのリソース占有度を定量化するため、個別のRFIの大きさの推定について説明する。
上述のように、制御RFIは12ビット(11ビットのリソース割当と1ビットの「フォローアップ」)であり、これは、8ビットのCRCで保護し、1/3コードで符号化した場合には、QPSK変調とすると30サブキャリアを占有する。携帯電話UEが良好なチャネル状態を有するリソースブロック上にサブキャリアが存在することから、制御情報を搬送するためにより高い次数の変調を用いても良い。これによって、制御情報を送信するために用いるサブキャリアがさらに削減される。制御情報を搬送するサブキャリアの時間-周波数平面への厳密なマッピングはここでは明確にせず、別途議論する。
他の変形例
他の変形例において、後続の全ての制御RFIは結合されるとともに、第1の不連続な局在化したリソース割当又は最良のCQI、すなわち、最良のチャネル状態のリソース割当に含められる。この方法の潜在的な利点は、不連続な局在化した割当の制御RFIをすべて連結(ないし連鎮)することによって符号化利得が高くなることにある。しかし、あるTTIにおける制御RFIの数は動的であって、スケジューラによってユーザに割り当てられた不連続な局在化した割当の数に依存することから、連結された制御RFIの大きさを表すために、主要な共有制御チャネル内に追加のフィールドが必要とされる。例えば、5MHz及び20MHzの帯域について、3個及び7個までの不連続な局在化した割当を表すには、主要な共有制御チャネルにおける2ビット及び3ビットで十分である。この場合、「フォローアップ」ビットは不要である。この2ビットのフィールドは、制御RFIとともに、データチャネルに設けてもよい。
下りリンクのリソース割当を伝達する本発明の第2の方法が図5を参照しつつ説明され、図5は、図4と同様に、携帯電話UE1〜UEnによって監視される共有(共通)データチャネル52及び固定サイズの共有(共有)制御チャネルL1−L4からなる対応する集合51を提供するリソースブロックRBを有するTTI50の一部を示す図である。図5に示した方法において、基地局5のリソース割当モジュール33は、各携帯電話について、第1のリソースブロック(図5においてはUE1に対するブロックRB1)に対する制御RFIに後続する制御RFIをすべて結合させて第1の局在化したリソース割当、すなわち、第1のリソースブロックに含めるように構成されている。図5に示した例において、携帯電話UE1に対して、第1のリソースブロックRB1は、第1リソースブロックの制御RFIに後続するTTIに対する制御RFIのすべてをI4に含んでいる。この方法は、不連続な局在化した割当の制御RFIのすべてを連結することにより、より高い符号化利得となる可能性がある。しかし、TTIにおけるRFIの数は動的であって、リソース割当モジュール33によりユーザに割り当てられた不連続な局在化した割当の数に依存することから、第1のリソース割当によって、不連続な局在化した割当の数、及び/又は、連結されたデータ及び制御RFIの大きさを表すには、共有制御チャネル51内の情報I1'内に余分のフィールドが必要となる。例えば、4個までの不連続な局在化した割当を表すためには、主要な共有制御チャネルにおいて2ビットあれば十分である。この場合には、図4の「フォローアップ」ビットは不要となる。
本実施例において、実施例2と同様のRFIフィールドのリストと、ビットマッピング法との間の動的なスイッチング(切替)が、スケジュールされたリソースブロック(Scheduled Resource Blocks)に含まれる。
実施例2の場合と同様に、後続のリソース割当のすべてが、1つのリソース割当のデータチャネル内にあるときに、不連続な局在化した割当の数が増大すると、伝達情報ビットの数も増大し、最終的にビットマップ法に対して必要とされる数を超過しうる。しかし、この数に達したとき、RFIフィールドのリストの代りに、第1の割当てられたデータ領域に、ビットマップを設けることができる。これは共有制御チャネルにおける「RFIの数」のフィールドのうちの一つの値を予約しておくことによって表すことができる。表1において、20MHzの場合に対する例が示される。
表1 共有制御チャネルに含まれる連結インジケータ(Concatenated Indicator)フィールド
Figure 2010508693
ビットマップ法との伝達オーバヘッドの比較
本セクションにおいて、実施例1乃至3のそれぞれのオーバヘッドの推定値を、ビットマップ法と比較して提示する。
表2は、実施例1乃至3(Alt1〜Alt3)の各々に対する、共有制御チャネル及びデータ部において必要とされるビット数を示す。表2において、yは伝達すべき不連続な割当の数、xは「ツリーに基く」方法を用いて1つのリソース割当を伝達するのに必要なビット数、nはビットマップ法を用いた場合に必要となるビット数である(表3参照)。実施例3の場合には、必要なビット数を最小化するために、yの値にしたがって、TTIごとに2つのオプションの内の1つが選択される。
表2 全帯域幅に亘って不連続な割当がないときの伝達オーバヘッドの推定値
Figure 2010508693
表3 一の割当を伝達するのに要するビット数
Figure 2010508693
図6(A)及び6(B)は、それぞれ、表2の式を用いて、5MHz及び20MHzについて、実施例1乃至3とビットマップ法とを比較している。図6(A)及び6(B)において、線100、101、102及び103は、実施例1(Alt1)、実施例2(Alt2)、実施例3(Alt3)及びビットマップ法をそれぞれ表している。図6(B)に示した20MHzの場合を参照すると、不連続な割当の数が8よりも少なければ、実施例2(Alt2)は、ビットマップ法よりも少ないビットを用いる。しかし、5MHzの場合(図6(A))には、実施例2(Alt2)は、不連続な割当の数がわずか2であっても、ビットマップ法よりも多くのビットを使用する。
実施例3の場合(Alt3)には、不連続な割当の数が5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzに対して、それぞれ3、5、7及び8となったとき、ビットマップ法がより効率的となる。
なお、ユーザ装置UEには、大きな数の不連続な局在化した割当がつねに割り当てられるとは限らない。大半の場合には、比較的小さな数の不連続な局在化した割当が割り当てられる。かかる場合には、フルビットマップ法をつねに使用した場合と比較して、多くの伝達ビットを節約することができる。
下りリンクのリソース割当を伝達する本発明の他の方法が図7を参照して説明される。図7は、リソースブロックRBと、対応する固定サイズの共有制御チャネル51の集合であって携帯電話UE1−UEnによって監視されるものとを有するTTI50の一部を示す。本実施例において、リソースブロックRB1、RB4及びRB7は携帯電話UE2に割り当てられたものとして示され、リソースブロックRB2及びRB5は携帯電話UE3に割り当てられたものとして示され、リソースブロックRB3は携帯電話UE1に割り当てられたものとして示され、リソースブロックRB6は携帯電話UE4に割り当てられたものとして示される。
図7に示した例において、リソース割当モジュール33は、携帯電話に対する共有制御チャネルL1、L2、L3及びL4を、携帯電話の第1のリソースブロックに割り当てるのではなく、最良のCQIを有するリソースブロックにおいて送信するように構成されるとともに、携帯電話に対する下りリンクのリソース割当情報を、最良のCQIを有するリソースブロックRB内に位置させるように構成される。
図7に示した例において、リソースブロックRB4のCQIが10であるのに対し、その携帯電話に関連付けられた他のリソースブロックRB1及びRB7のCQIがそれぞれ8及び6であることから、リソース割当モジュール33は、共有制御チャネルL2をリソースブロックRB4において送信する。同様に、リソースブロックRB5のCQIが8であるのに対し、この携帯電話に関連付けられた他のリソースブロックRB2のCQIが7であることから、リソース割当モジュール33は、共有制御チャネルL3をリソースブロックRB5において送信する。携帯電話UE1及びUE4に対する共有制御チャネルL1及びL4は、これらの携帯電話にそれぞれ唯一割り当てられたリソースブロックRB3(CQI6)及びRB6(CQI11)においてそれぞれ送信される。
図7によって示された例において、最高のCQI値を有するリソースブロックに対するデータTF1及び制御RFIは、対応する共有制御チャネルL1、L2、L3又はL4に収容され、その携帯電話に割り当てられたTTIにおける任意の他のリソースブロックに対する制御RFIは、最高のCQIのリソースブロックに収容される。携帯電話UE2の場合には、制御チャネルL2は、データTFIと、リソースブロックRB4に対する制御RFIとを含む情報I5を収容し、リソースブロックRB4は、現在のTTIにおいて携帯電話UE2に割り当てられた他のリソースブロック(RB1、RB7)に対する制御RFIを含む情報I6を収容する。同様に、携帯電話UE3の場合には、制御チャネルL3は、データTFIと、リソースブロックRB5に対する制御RFIとを含む情報I7を収容し、リソースブロックRB5は、現在のTTIにおいて携帯電話UE3に割り当てられた他のリソースブロックRB2に対する制御RFIを含む情報I8を収容する。最良のCQIを有するリソースブロック中に制御チャネルを位置させるとともに、その携帯電話に割り当てられた他の任意のリソースブロックに対する制御RFIを、最良のCQIを有するリソースブロック中に位置させることによって、携帯電話のデコーダモジュール91による復号を成功させる可能性が最大化される。
図8は、下りリンクのリソース割当を伝達する本発明の他の方法を説明するための図であって、本実施例におけるリソース割当モジュール33は、携帯電話UEがスケジューリングを行う制御チャネルを決定するために制御チャネルを処理する順序で、共有制御チャネル51の周波数スロットを満たすように構成されている点で、図7に示した方法と相違する。携帯電話UEが制御チャネルを処理する順序は、図8の左端から右端に対応していることから、図示した例において、制御チャネルL1、L2、L3及びL4は、左端から最初の4つのリソースブロックに関連付けられている。この場合には、制御チャネルL1、L2、L3及びL4における制御RFI及びデータTF1を含む情報は、携帯電話を、最良のCQIを有する携帯電話に割り当てられたリソースブロックに向け、図示した例においては、これは、携帯電話UE2に対してはリソースブロックRB4であり、携帯電話UE3に対してはリソースブロックRB5である。図7と同様に、リソース割当モジュール33は、各携帯電話に対する最良のCQIを有するリソースブロックに、その携帯電話に割り当てられた他のリソースブロックの制御RFIを含む情報を収容させるように構成されており、携帯電話UE2及びUE3に対して示した例において、リソースブロックRB4及びRB5は、制御RFIを含む情報I9及びI10を収容する。図8に示した順序は一例にすぎず、他の処理順序としてもよいことは勿論であると理解されたい。
携帯電話UEが制御チャネルを処理する順序で、すなわち、図8において左端から右端のスロットに向かって共有制御チャネル51を満たした場合には、図7に示した場合と比較して、共有制御チャネルの復号の遅延が最小化される。
図9は、下りリンクのリソース割当を伝達する本発明の他の方法を説明する図である。図8における場合と同様に、リソース割当モジュール33は、共有制御チャネル51を左方から満たしていくようにするものの、本実施例においては、携帯電話UEは、ユーザに対して可能な限り最良のCQIを有するリソースブロックRBにおいて、各UEの共有制御チャネルL1、L2、L3及びL4を送信するように試みるように基地局のリソース割当モジュール33によって命じられることから、共有制御チャネル51が満たされる順序は、ユーザに対するCQIに依存し、図示した例においては、満たされる順序は、L2、L3、L1、及びL4の順となる。図8における場合と同様に、制御チャネルL1、L2、L3又はL4における制御RFI及びデータTFIを含む情報は、対応する携帯電話を、最良のCQIを有する携帯電話に割り当てられたリソースブロックに向け、図示した例において、これは、携帯電話UE2に対してはリソースブロックRB4であり、携帯電話UE3に対してはリソースブロックRB5である。図8における場合と同様に、リソース割当モジュール33は、各携帯電話に対する最良のCQIのリソースブロックが、当該携帯電話に割当てられた他のリソースブロックに対する制御RFIを含むようにさせ、携帯電話UE2及びUE3に対して示した例において、リソースブロックRB4及びRB5は、再び、制御RFIを含む情報I9及びI10を含むこととなる。
図9によってしめされた方法は、正しく復号される可能性を最大化するように努めつつ、共有制御チャネルの復号の遅延を最小化する。
上述の方法は、共有制御チャネルと共有データチャネルとを分割するために時分割多重化でなく周波数分割多重化を用いる場合に適用しうる。図10は、あるTTIにおける共有制御チャネル61と共有データチャネル62とが時分割多重化ではなく周波数分割多重化によって分割される、下りリンクのリソース割当を伝達する、図9と同様の方法を、以前の実施例と同様に、説明するための図である。図10は、4つの携帯電話UE1乃至UE4に対する下りリンクのリソース割当を再び示す。本実施例において、リソース割当モジュール33は、共有データチャネルのリソースブロックRB10、RB13及びRB16を携帯電話UE1に、リソースブロックRB11及びRB14を携帯電話UE2に、リソースブロックRB12を携帯電話UE3に、リソースブロックRB15を携帯電話UE4に割当てている。本実施例において、リソース割当モジュール33は、対応する携帯電話にとって最良のCQIのリソースブロック(図10では、携帯電話UE1及びUE2に対してリソースブロックRB13及びRB14)に対するデータTFI及び制御RFIを含む情報を、対応する制御チャネルL1乃至L4が含むようにし、最良のCQIのリソースブロックは、当該携帯電話に割り当てられた他のリソースブロックに対する制御RFIを含む情報(リソースブロックRB13、RB14についてはI12、I13)を有している。
結語
上述の実施形態(複数)によると、各ユーザ装置に複数のリソース割当が割当てられる通信システムにおいて、各ユーザ装置に対して、制御チャネルを介して、当該ユーザ装置に割り当てられた選択されたリソース割当に関する情報を提供するとともに、選択されたリソース割当におけるデータチャネルを介して、当該ユーザ装置に割当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関する情報を提供することによって、ユーザ装置にリソース割当情報が伝達される。一実施例において、選択されたリソース割当は、当該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当であって、後続のさらなるリソース割当のそれぞれに関する情報は、後続のさらなるリソース割当に先行するリソース割当におけるデータチャネルを介して提供される。他の実施例において、選択されたリソース割当は、ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当であって、後続のさらなるリソース割当に関する情報は、第1のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供される。他の実施例において、選択されたリソース割当は、最良のチャネル品質を有することが示されたリソース割当である。
実施例3によると、フルビットマップ伝達をつねに使用する場合に比べて、制御伝達のオーバヘッドが著しく減少することが示された。
EUTRAの下りリンクに適用可能な不連続な局在化したリソース割当を指示する方法について上述した。特に、実施例3(Alt3)によると、フルビットマップ伝達をつねに使用する場合と比較して、制御伝達のオーバヘッドが著しく減少する。そこで、我々は、LTE(Long Term Evolution)のDL(Down Link)のリソース割当に対して、かかる方法を採用することを提案する。
変形例及び代替例
いくつかの詳細な実施例について上述した。当業者であれば認識するように、本発明の利点を享受しつつ、上記の実施例に対して種々の変形及び代替が可能である。単なる例として、これらの変形例及び代替例のいくつかについて記載する。
図4乃至10に示された特定のリソース割当は単なる例であって、他のリソース割当も可能であることが、言うまでもなく理解される。
適切であり、かつ、適合する場合には、上述の実施例のうちのいずれかに関して記載された特徴は、他の実施例において利用してもよい。
上記の実施例において、複数の制御チャネルがあり、それぞれが対応するユーザ装置に対するスケジューリング情報を含んでいる。しかし、本発明は、単一の符号化された合同(共通)制御チャネルがある場合、又は、複数の合同符号化制御チャネルがあり、携帯電話がグループ化され、各グループが複数の合同符号化制御チャネルのうちの対応する1つに関連づけられている場合に、適用することができる。
上記の実施例において、ユーザ装置は携帯電話である。しかし、ユーザ装置は、携帯通信システムを介して通信をすることができる任意のユーザ装置であってもよい。
上記の実施例において、携帯電話に基づく移動通信システムであって、上述の伝達手法を用いたものについて記載した。
当業者であれば認識するように、本発明は、特定の帯域幅又は上述のサブバンドの大きさに限られない。上記の実施例において、いくつかのソフトウエアモジュールについて記載した。当業者であれば認識するように、これらのソフトウエアモジュールは、コンパイル済又はコンパイル前の形式で提供してもよく、コンピュータネットワーク上の信号として又は記録媒体において基地局又は携帯電話に提供してもよい。さらに、このソフトウエアの一部又は全部によって行われる機能は、1又は2以上の専用ハードウエア回路を用いて行われるようにしてもよい。しかし、機能を更新するための、基地局5及び携帯電話UEの機能の更新が容易となることから、ソフトウエアモジュールを用いることが好ましい。
特に、本発明は、次のモードを含む。
(1)実質的に、添付の図面を参照して説明され、又は、添付の図面において示された通信リソース割当情報の伝達方法。
(2)実質的に、添付の図面を参照して説明され、又は、添付の図面において示された通信リソース割当情報の受信方法。
(3)実質的に、添付の図面を参照して説明され、又は、添付の図面において示された通信リソース割当情報を伝達する基地局。
(4)実質的に、添付の図面を参照して説明され、又は、添付の図面において示された通信リソース割当情報を受信するユーザ装置。
5 基地局
7 電話網
21、71 送受信回路
23、73 アンテナ
25 ネットワークインタフェース
27、75 コントローラ
29、85 メモリ
31、87 オペレーティングシステム
33、89 リソース割当モジュール
35 エンコーダモジュール
51、61 共有制御チャネル
52、62 共有データチャネル
77 ラウドスピーカ
79 マイクロフォン
81 ディスプレイ
83 キーパッド
91 デコーダモジュール
UE1〜UEn ユーザ装置

Claims (57)

  1. 各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて、複数のユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する方法であって、
    各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当のうちの一のリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、
    該ユーザ装置に割当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する方法。
  2. 各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当を前記一のリソース割当として選択する、請求項1に記載の方法。
  3. 各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられたリソース割当であって最良のチャネル品質インジケータを有するものを前記一のリソース割当として選択する、請求項1に記載の方法。
  4. 各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた他のリソース割当に関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 各ユーザ装置に対して、先行するリソース割当のデータチャネルを介して、後続のリソース割当に関するリソース割当情報を提供する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  6. 各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当を前記一のリソース割当として選択し、その次のリソース割当に関するリソース割当情報を該第1のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する、請求項1に記載の方法。
  7. 各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当を前記一のリソース割当として選択し、後続のさらなるリソース割当のそれぞれに関するリソース割当情報を、該後続のさらなるリソース割当に先行するリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する、請求項1に記載の方法。
  8. 各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当を前記一のリソース割当として選択し、後続のさらなるリソース割当のそれぞれに関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する、請求項1に記載の方法。
  9. 後続のさらなるリソース割当のそれぞれに関するリソース割当情報のサイズと、該ユーザ装置に割当てられたリソース割当の数とのうちの少なくとも一つを示すデータを、リソース割当情報とともに、前記制御チャネルを介して提供する、請求項8に記載の方法。
  10. 追加のリソース割当の有無を示すデータを、リソース割当情報とともに提供する、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の方法。
  11. 各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置であって最良のチャネル品質を有することが示されたものに割当てられたリソース割当を、前記一のリソース割当として選択し、該ユーザ装置に割当てられた他のリソース割当に関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する、請求項1に記載の方法。
  12. リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数に依存して、RFIフィールドのリストとして又はビットマップとして、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して、リソース割当情報を提供する、請求項4、7、8又は11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記制御チャネルは、リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数と、リソース割当情報がRFIフィールドのリストとして提供されるか又はビットマップとして提供されるかと、を特定するインジケータを有する、請求項12に記載の方法。
  14. 最良のチャネル品質インジケータを有するリソース割当において、前記制御チャネルを送信する、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあるか、又は単一の合同符号化制御チャネル若しくは複数の合同符号化制御チャネルがある、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法。
  16. 対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあり、該対応するユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当において、各制御チャネルを送信する、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法。
  17. 対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあり、該対応するユーザ装置であって最良のチャネル品質インジケータを有するものに割当てられたリソース割当において、各制御チャネルを送信する、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法。
  18. 対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあり、該対応するユーザ装置の前記一のリソース割当において、各制御チャネルを送信する、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法。
  19. 対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあり、連続するリソース割当列において、該制御チャネルを送信する、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法。
  20. 対応するユーザ装置のためのスケジューリング情報を各々含む複数の制御チャネルがあり、連続するリソース割当列において、該制御チャネルを送信する、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法。
  21. 連続するリソース割当列において前記制御チャネルを送信し、各ユーザ装置に、前記リソース割当であって該ユーザ装置に対して最良のチャネル品質を有することが示されたリソース割当において、その制御チャネルを転送する試みをさせる、請求項17乃至19のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記ユーザ装置が受信データを復調することができるようにするための復調情報を、リソース割当情報とともに、制御チャネルを介して、さらに提供する、請求項1乃至21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記ユーザ装置に対する追加のリソース割当の有無を示すデータを含む制御伝達指示において、前記リソース割当情報を提供する、請求項1乃至21のいずれか1項に記載の方法。
  24. 移動通信システムにおいてユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する方法であって、
    各ユーザ装置は、複数の不連続な局在化したリソース割当であって、データ及び制御情報がデータチャネル及び制御チャネルにおいて該ユーザ装置に伝達されるリソース割当を割当てられ、
    各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられた第1のリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、
    該ユーザ装置に割当てられた後続のリソース割当のそれぞれに関するリソース割当情報を、先行するリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する方法。
  25. 当該ユーザ装置に対する追加のリソース割当の有無を示すデータを、前記リソース割当情報とともに提供する、請求項24に記載の方法。
  26. 移動通信システムにおいてユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する方法であって、
    所定の送信時間間隔(TTI)において、各ユーザ装置は、複数の不連続な局在化したリソース割当であって、データ及び制御情報がデータチャネル及び制御チャネルにおいて当該ユーザ装置に伝達されるリソース割当を割当てられ、
    各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割当てられる第1のリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、
    該ユーザ装置に割当てられた前記の又は各別のさらなるリソース割当に関するリソース割当情報を、該第1のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する方法。
  27. 前記制御チャネルを介して提供されたリソース割当情報は、前記ユーザ装置に割当てられたリソース割当のサイズと数とのうちの少なくとも1つに関するリソース割当情報を含む、請求項26に記載の方法。
  28. 移動通信システムにおいてユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する方法であって、
    所定の送信時間間隔(TTI)において、各ユーザ装置は、複数の不連続な局在化したリソース割当であって、データ及び制御情報がデータチャネル及び制御チャネルにおいて該ユーザ装置に伝達されるリソース割当を割り当てられ、
    各ユーザ装置に対して、最良のチャネル品質インジケータを有するユーザ装置に割当てられたリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、
    該ユーザ装置に割当てられた前記の又は各別のリソース割当に関するリソース割当情報を、最良のチャネル品質インジケータを有するリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する方法。
  29. 各ユーザ装置に対して、最良のチャネル品質のインジケータを有するリソース割当において、前記制御チャネルを提供する、請求項28に記載の方法。
  30. それぞれの制御チャネルを、連続するリソース割当において提供する、請求項28に記載の方法。
  31. それぞれの制御チャネルを、連続するリソース割当中において提供し、各ユーザ装置に、当該ユーザ装置に対して最良のチャネル品質を有することが示されたリソース割当において、その制御チャネルを転送する試みをさせる、請求項28に記載の方法。
  32. リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数に依存して、RFIフィールドのリストとして又はビットマップとして、前記一のリソース割当におけるデータチャネルを介して、リソース割当情報を提供する、請求項26乃至31のいずれか1項に記載の方法。
  33. 前記制御チャネルは、リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数と、リソース割当情報がRFIフィールドのリストとして提供されるか又はビットマップとして提供されるかと、を特定するインジケータを有する、請求項32に記載の方法。
  34. 不連続な局在化したリソース割当のそれぞれは、所定の数の隣接するリソースブロックを有する、請求項1乃至33のいずれか1項に記載の方法。
  35. 前記通信システムは複数のサブバンドを用い、各サブバンドはサブキャリアを有し、サブキャリア割当に対するリソース割当情報を各サブバンドにおいて生成する、請求項1乃至34のいずれか1項に記載の方法。
  36. 制御チャネル及びデータチャネルは、時分割多重化によって分離される、請求項1乃至35のいずれか1項に記載の方法。
  37. 制御チャネル及びデータチャネルは、周波数分割多重化によって分離される、請求項1乃至35のいずれか1項に記載の方法。
  38. ユーザ装置は携帯電話である、請求項1乃至37のいずれか1項に記載の方法。
  39. 請求項1乃至38のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された基地局。
  40. 各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて、複数のユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する基地局であって、
    各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当のうちの一のリソース割当に関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供し、
    該ユーザ装置に割り当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供するように動作するリソース割当モジュールを有する基地局。
  41. 各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて、複数のユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する基地局であって、
    ユーザ装置に割り当てられたリソース割当の1つに関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供する手段と、
    当該ユーザ装置に割り当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該一のリソース割当におけるデータチャネルを介して提供する手段と、を備えている基地局。
  42. 各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて、複数のユーザ装置に通信リソース割当情報を伝達する基地局であって、
    各ユーザ装置に対して、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当の1つに関するリソース割当情報を、制御チャネルを介して提供するとともに、該ユーザ装置に割当てられた他のリソース割当のそれぞれに関するリソース割当情報を、該一のリソース割当におけるデータチャネルを介してビットマップとして提供するように動作するリソース割当モジュールを有する基地局。
  43. 各ユーザ装置に複数のリソース割当が割当てられる移動通信システムにおいて、リソース割当情報を取得する方法であって、
    ユーザ装置は、該ユーザ装置に割り当てられたリソース割当の一のリソース割当に関するリソース割当情報を、基地局から送信された制御チャネルから決定するとともに、該ユーザ装置に割当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、該ユーザ装置が、該一のリソース割当におけるデータチャネルから決定する方法。
  44. 前記ユーザ装置は、自身に割り当てられた第1のリソース割当のデータチャネルから、少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を決定する、請求項43に記載の方法。
  45. 前記ユーザ装置は、最良のチャネル品質のインジケータを有するユーザ装置に割り当てられたリソース割当のデータチャネルから、少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を決定する、請求項43に記載の方法。
  46. 前記ユーザ装置は、前記一のリソース割当のデータチャネルから、自身に割り当てられた他のリソース割当に関するリソース割当情報を決定する、請求項43乃至45のいずれか1項に記載の方法。
  47. リソース割当情報は、前記一のリソース割当のデータチャネルを介して、RFIフィールドのリスト又はビットマップとして提供される、請求項43乃至46のいずれか1項に記載の方法。
  48. 制御チャネルは、リソース割当情報の提供がなされる他のリソース割当の数と、該リソース割当情報がRFIフィールドのリストとして提供されるか又はビットマップとして提供されるかと、を特定するインジケータを有する、請求項47に記載の方法。
  49. ユーザ装置は、先行するリソース割当のデータチャネルに含まれる情報から、後続のリソース割当に関するリソース割当情報を決定する、請求項43乃至46のいずれか1項に記載の方法。
  50. 請求項39乃至42のいずれか1項に記載の基地局と通信するように動作するとともに、請求項43乃至49のいずれか1項に記載の方法を実行するように動作するユーザ装置。
  51. 各ユーザ装置に複数のリソース割当が割当てられる遠隔通信システムにおいて用いられるユーザ装置であって、
    前記ユーザ装置に割り当てられたリソース割当の一のリソース割当に関するリソース割当情報を、基地局から送信された制御チャネルから決定するように動作するとともに、
    前記ユーザ装置に割り当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルから決定するように動作する、リソース割当モジュールを備えているユーザ装置。
  52. 各ユーザ装置に複数のリソース割当が割り当てられる移動通信システムにおいて用いられるユーザ装置であって、
    前記ユーザ装置に割り当てられた一のリソース割当に関するリソース割当情報を、基地局から送信された制御チャネルから決定する手段と、
    前記ユーザ装置に割り当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルから決定する手段と、を備えているユーザ装置。
  53. 各ユーザ装置に複数のリソース割当が割当てられる移動通信システムにおいて用いられるユーザ装置であって、
    前記ユーザ装置に割り当てられた一のリソース割当に関するリソース割当情報を、基地局によって送信された制御チャネルから決定するように動作するとともに、
    前記ユーザ装置に割り当てられた少なくとも1つの他のリソース割当に関するリソース割当情報を、前記一のリソース割当におけるデータチャネルのRFIフィールドのリスト又はビットマップから決定するように動作するリソース割当モジュールを備えているユーザ装置。
  54. 携帯電話である、請求項50乃至53のいずれか1項に記載のユーザ装置。
  55. 請求項1乃至38及び請求項44乃至49のいずれか1項に記載の方法を実行するプログラマブルデバイスをプログラムするためのコンピュータに実装可能な命令。
  56. 請求項1乃至38及び請求項44乃至49のいずれか1項に記載の方法を実行するプログラマブルデバイスをプログラムするためのコンピュータに実装可能な命令を含む信号。
  57. 請求項55に記載のコンピュータに実装可能な命令を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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