JP2017527063A - Ｕｓｂソケットコネクタおよびそれを備える電子装置 - Google Patents

Abstract

本開示の実施例は、ＵＳＢソケットコネクタおよびそれを備える電子装置を提案し、該ＵＳＢソケットコネクタが電子装置の内部に設置され、プラグコネクタとの挿入に用いられ、前記電子装置の装置ケースに前記プラグコネクタの挿入のためのプラグホールが設置され、前記ＵＳＢソケットコネクタがベースおよび接続端子コンポーネントを含み、前記ベースが前記装置ケースに固定され、かつ前記ベースに前記プラグホールに対応する収容溝が設置され、前記接続端子コンポーネントが前記収容溝に取り付けられる。【選択図】図２

Description

本出願は、出願番号２０１５１０４７２６５７．２、出願日２０１５年８月５日の中国特許出願に基づいて提出され、かつ該中国特許出願の優先権を主張し、該中国特許出願の全ての内容が本願において援用される。

本開示は、電子装置技術分野に関し、特にＵＳＢソケットコネクタおよびそれを備える電子装置に関する。

電子装置間の通信は、一般的に電気コネクタの接続により電気信号を伝送し、例えば、現在、ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ：Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ ｂｕｓ）電気コネクタが一般的に使用されている。２０１４年、ＵＳＢ協会がＵＳＢ Ｔｙｐｅ-Ｃインタフェースの電気コネクタを導入した。このＵＳＢ Ｔｙｐｅ-Ｃインタフェースは、プラグコネクタの順方向および逆方向挿入に用いられることができるという利点を有している。現在の携帯電話業界全体において、既存の携帯電話のＭｉｃｒｏ ＵＳＢインタフェースの代わりにＵＳＢ Ｔｙｐｅ-Ｃインタフェースを使用する傾向があり、これにより、ＵＳＢ Ｔｙｐｅ-Ｃインタフェースが業界における標準化インタフェースとなる。

図１に示すように、ＵＳＢ協会によって規定されたＵＳＢインタフェースの強さを満たすために、既存のＵＳＢ Ｔｙｐｅ-Ｃインタフェース２’は、接続端子の外部に保護ケース２１’を追加して、プラグコネクタ３’がＸ方向およびＺ方向に揺れ動く場合のＵＳＢ Ｔｙｐｅ-Ｃインタフェース２’における接続端子の強さを確保する。しかし、保護ケース２１’の追加により、携帯電話の設計難が大きくなり、さらには超薄型携帯電話を設計する場合に携帯電話の設計要求を満たすことができない。

これを鑑みて、本開示の実施例は、前記課題を解決するように、新しい構造のＵＳＢソケットコネクタおよびそれを備える電子装置を提案する。

前記目的を達成するために、本開示の実施例に使用された技術解決手段は、次の通りである。

本開示の実施例の第１の態様によるＵＳＢソケットコネクタは、電子装置の内部に設置され、プラグコネクタとの挿入に用いられ、前記電子装置の装置ケースに前記プラグコネクタの挿入のためのプラグホールが設置され、前記ＵＳＢソケットコネクタがベースおよび接続端子コンポーネントを含み、
ここで、前記ベースが前記装置ケースに固定され、かつ前記ベースに前記プラグホールに対応する収容溝が設置され、前記接続端子コンポーネントが前記収容溝に取り付けられる。

選択的に、前記ベースと前記装置ケースが一体成形して設置される。

選択的に、前記接続端子コンポーネントは、絶縁体、前記絶縁体に取り付けられた接続端子、前記接続端子に取り付けられ、前記接続端子の剛性を強化させることに用いられる第１の補強シート、前記接続端子の根元に係合された第２の補強シート、および前記接続端子の根元に設置され、前記接続端子と電気的に接続するＰＣＢ基板を含む。

選択的に、前記絶縁体の両側にそれぞれ外へ伸びる接続部があり、前記ベースに、前記接続部と係合して連結部品を介して接続された取付け穴が対応して設置される。

選択的に、前記接続端子は、上部接続端子と下部接続端子を含み、前記上部接続端子と前記下部接続端子が点対称に設置され、前記第１の補強シートは、前記上部接続端子と前記下部接続端子との間に設置される。

本開示の実施例の第２の態様による電子装置は、装置ケースおよびＵＳＢソケットコネクタを含み、前記装置ケースに前記プラグコネクタの挿入のためのプラグホールが設置され、前記ＵＳＢソケットコネクタが前記プラグコネクタとの挿入に用いられ、前記ＵＳＢソケットコネクタがベースおよび接続端子コンポーネントを備み、
ここで、前記ベースが前記装置ケースに固定され、かつ前記ベースに前記プラグホールに対応する収容溝が設置され、前記接続端子コンポーネントが前記収容溝に取り付けられる。

選択的に、前記ベースと前記装置ケースが一体成形して設置される。

選択的に、前記接続端子コンポーネントは、絶縁体、前記絶縁体に取り付けられた接続端子、前記接続端子に取り付けられ、前記接続端子の剛性を強化させることに用いられる第１の補強シート、前記接続端子の根元に係合された第２の補強シート、および前記接続端子の根元に設置され、前記接続端子と電気的に接続するＰＣＢ基板を含む。

選択的に、前記絶縁体の両側にそれぞれ外へ伸びる接続部があり、前記ベースに、前記接続部と係合して連結部品を介して接続された取付け穴が対応して設置される。

選択的に、前記接続端子は、上部接続端子と下部接続端子を含み、前記上部接続端子と前記下部接続端子が点対称に設置され、前記第１の補強シートは、前記上部接続端子と前記下部接続端子との間に設置される。

本開示の実施例による技術的解決手段は、以下の有益な効果を含むことができる。本開示の実施例においてＵＳＢソケットコネクタおよびそれを備える電子装置が設計され、従来技術において使用される保護ケースの代わりに装置ケースに固定されたベースを使用することにより、保護ケースと装置ケースを一体化し、ＵＳＢ Ｔｙｐｅ-Ｃプロトコルを満たす前提で、携帯電話の厚さにおけるスペースを節約し、それによって超薄型電子装置の設計のためにより多くの利用可能なスペースを提供する。

以上の一般的な説明および後の詳細な説明は、例示的なものおよび解釈的なものなけだであり、本開示を限定できないと理解すべきである。

従来技術におけるＵＳＢソケットコネクタの構造の概略図である。 本開示の実施例におけるＵＳＢソケットコネクタの分解構造の概略図である。 本開示の実施例における接続端子コンポーネントの全体構造の概略図である。 本開示の実施例におけるＵＳＢソケットコネクタのベースと装置ケース部分の構造の概略図である。 本開示の実施例におけるＵＳＢソケットコネクタのベースと装置ケースの別の構造の概略図である。 本開示の実施例におけるＵＳＢソケットコネクタの一部の分解構造の概略図である。 本開示の実施例におけるＵＳＢソケットコネクタの全体構造の概略図である。

ここの図面は、明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成し、本開示に適合する実施例を示しており、明細書と一緒に本開示の実施例の原理を解釈することに用いられる。

以下に図面に示される実施形態と組み合わせて本開示の実施例を詳しく説明する。だたし、これらの実施形態は、本開示を限定しなく、当業者がこれらの実施形態に基づいて作られた構造、方法、または機能的変換は、いずれも本開示の実施例の保護範囲に含まれる。

本開示の実施例に使用される用語は、ただ特定の実施例を説明するためのものだけであり、本開示を限定することを意図するものではない。本開示の実施例および添付の特許請求の範囲で使用される単数形の「一種」、「前記」、「該」も文脈が明確に他の意味を示さない限り、複数形を含むことを意図する。さらに、本明細書で使用される用語「および／または」は、１つまたは複数の関連して列挙された項目であり、かつ１つまたは複数の関連して列挙された項目のいかなるまたは全ての可能な組み合わせを含むと理解すべきである。

本開示の実施例において用語第１、第２などを使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限られるわけではないと理解すべきである。例えば、これらの用語は、ただ同じタイプの情報を区別するためのものだけである。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない場合で、第１の情報が第２の情報と呼ばれることができ、同様に、第２の情報が第１の情報と呼ばれることもできる。文脈に応じて、例えばここで使用される用語「もし」は、「…場合」または「決定に応答する」と解釈されることができる。

図２に示すように、図２は本開示の実施例におけるＵＳＢソケットコネクタの分解構造の概略図である。本開示の実施例において、新しい構造のＵＳＢソケットコネクタ２が設計され、従来技術における保護ケースを取り消し、そして従来技術における保護ケースの代わりに装置ケース１１と一体的に設置されたベース２１を使用しており、このように設置して該ＵＳＢソケットコネクタ２の強さを保証することができるだけでなく、電子装置の超薄設計のために一定のスペースを節約することができる。

図２〜図７に示すように、本開示の実施例において図示と組み合わせて携帯電話に使用されたＵＳＢソケットコネクタを例として詳しく説明する。本開示の実施例におけるＵＳＢソケットコネクタ２は、電子装置（図示せず）の内部に設置され、プラグコネクタとの挿入に用いられ（図示せず）、電子装置の装置ケース１１（図において装置ケースの一部のみを例示的に示する）にプラグコネクタの挿入のためのプラグホール１１１が設置され、該ＵＳＢソケットコネクタ２は、電子装置の装置ケース１１のプラグホール１１１に対応して設置される。該ＵＳＢソケットコネクタ２は、ベース２１および接続端子コンポーネント２２を含む。さらに、該ベース２１は、装置ケース１１に固定され、かつベース２１にプラグホール１１１に対応する収容溝２１１が設置され、接続端子コンポーネント２２は、収容溝２１１に取り付けられる。好ましくは、ベース２１と装置ケース１１が一体成形して設置され、プラグホール１１１に対応するために装置ケース１１の内側面から伸び出す。このように、しっかりしたベース２１により収容溝２１１を有する特性で、従来技術における保護ケースに取って代わり、プラグコネクタが上下、左右方向に揺れ動く場合のＵＳＢソケットコネクタ２における接続端子の強さを確保する。なお、本開示の実施例におけるベース２１は、装置ケース１１の内側面に設置されるので、装置ケース１１の厚さ方向におけるスペースを占有しなく、電子装置の小型化、薄型化の目的に適合する。

また、図２を参照すると、本開示の実施例における接続端子コンポーネントは、絶縁体２２１、絶縁体２２１に取り付けられた接続端子２２２、接続端子２２２の内部に取り付けられ、接続端子２２２の剛性を強化させることに用いられる第１の補強シート２２３、接続端子２２２の根元に係合された第２の補強シート２２４、および接続端子２２２の根元に設置され、接続端子２２２と電気的に接続するＰＣＢ基板（プリント回路基板：Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ Ｂｏａｒｄ）２２５を含み、該ＰＣＢ基板２２５が電子装置のマザーボードと通信により接続され、それによって他の電子装置は、該ＵＳＢソケットコネクタ２との接続により外部との情報交換を実現する。その中、接続端子２２２は、上部接続端子と下部接続端子を含み、上部接続端子と下部接続端子が点対称に設置される。このように設置して、ＵＳＢソケットコネクタ２がプラグの順方向および逆方向にコネクタに挿入することに用いられることができ、ユーザーにより多くの便利性を与える。本開示の好ましい実施例では、第１の補強シート２２３は、上部接続端子と下部接続端子との間に設置され、上部接続端子と下部接続端子を固定することを支援することに用いられ、それによって上部接続端子と下部接続端子の強さを強化させることができる。

さらに、本開示の実施例における絶縁体２２１の両側にそれぞれ外へ伸びる接続部２２６があり、該ベース２１に接続部２２６と係合して連結部品を介して接続された取付け穴２１２が対応して設置される。具体的には、該接続部２２６は、スルーホールであり、本開示の実施例における連結部品は、ねじ、リベットなどを使用することができ、当該連結部品を介して接続部２２６を貫通して取付け穴２１２に固定されて取り付けられ、これにより、接続端子コンポーネントが全体としてベース２１に固定され、該ベース２１は、接続端子コンポーネントを保護する役割を果たす。本開示の実施例において、接続端子コンポーネントがベース２１の内部に係合されて取り付けられることによりＵＳＢソケットコネクタ２を構成し、製造中に工程が少なくなり、難しさが低減され、かつ電子装置に取り付けることが容易になる。

本開示の実施例では、装置ケース１１に設置されたベース２１により接続端子コンポーネントを保護し、該ベース２１における収容溝２１１は、プラグコネクタにしっかりした連結孔を提供し、同時に既存の保護ケースを取り消し、すなわち該保護ケースが装置ケース１１と一体に設計されると理解することもでき、これにより、電子装置の厚さにおけるスペースを節約し、それによって超薄型電子装置の設計のためにより多くの利用可能なスペースを提供する。

本開示の実施例の第２の態様による電子装置は、装置ケース１１および上述したＵＳＢソケットコネクタ２を含む。その中、該装置ケース１１にプラグコネクタの挿入のためのプラグホール１１１が設置され、ＵＳＢソケットコネクタ２は、プラグコネクタとの挿入に用いられる。該ＵＳＢソケットコネクタ２の具体的な構造および機能については前記ＵＳＢソケットコネクタに関する説明を参照することができ、ここで説明は、省略する。その中、該電子装置は、携帯電話、タブレットＰＣ、パーソナルデジタルアシスタントなどであってよい。

本開示の実施例において、ＵＳＢソケットコネクタおよびそれを備える電子装置が設計され、従来技術において使用される保護ケースの代わりに装置ケースに固定されたベースを使用し、保護ケースと装置ケースを一体化し、ＵＳＢ Ｔｙｐｅ-Ｃプロトコルを満たす前提で、携帯電話の厚さにおけるスペースを節約し、それによって超薄型電子装置の設計のためにより多くの利用可能なスペースを提供する。

当業者は、明細書を考慮してここで開示された実施例を実践した後、本開示の実施例の他の実施形態を容易に想到する。本出願は、本開示の実施例のいかなる変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図しており、これらの変形、用途または適応的変化が本開示の実施例の一般的な原理に従いかつ本開示の実施例で開示されていない本技術分野における周知知識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は、例示的なものと見なされるだけであるが、本開示の真の範囲および精神は本出願の特許請求の範囲によって示される。

本開示の実施例は、上述されかつ図面に示された精確な構造に限定されるものではなく、またその範囲から逸脱することなく様々な修正および変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定されるものとする。

本開示の実施例においてＵＳＢソケットコネクタおよびそれを備える電子装置が設計され、従来技術において使用される保護ケースの代わりに装置ケースに固定されたベースを使用することにより、保護ケースと装置ケースを一体化し、ＵＳＢ Ｔｙｐｅ-Ｃプロトコルを満たす前提で、携帯電話の厚さにおけるスペースを節約し、それによって超薄型電子装置の設計のためにより多くの利用可能なスペースを提供する。

Claims (10)

1. ＵＳＢソケットコネクタであって、
   前記ＵＳＢソケットコネクタは電子装置の内部に設置されて、プラグコネクタとの挿入に用いられ、前記電子装置の装置ケースに前記プラグコネクタの挿入のためのプラグホールが設置され、前記ＵＳＢソケットコネクタはベースおよび接続端子コンポーネントを含み、
   前記ベースが前記装置ケースに固定され、かつ前記ベースに前記プラグホールに対応する収容溝が設置され、前記接続端子コンポーネントが前記収容溝に取り付けられる、前記ＵＳＢソケットコネクタ。
2. 前記ベースと前記装置ケースは、一体成形して設置されることを特徴とする
   請求項１に記載のＵＳＢソケットコネクタ。
3. 前記接続端子コンポーネントは、絶縁体、前記絶縁体に取り付けられる接続端子、前記接続端子の内部に取り付けられ、前記接続端子の剛性を強化させることに用いられる第１の補強シート、前記接続端子の根元に係合された第２の補強シート、および前記接続端子の根元に設置され、前記接続端子と電気的に接続するＰＣＢ基板を含むことを特徴とする
   請求項１に記載のＵＳＢソケットコネクタ。
4. 前記絶縁体の両側にそれぞれ外へ伸びる接続部があり、前記ベースに前記接続部と係合して連結部品を介して接続された取付け穴が対応して設置されることを特徴とする
   請求項３に記載のＵＳＢソケットコネクタ。
5. 前記接続端子は、上部接続端子と下部接続端子を含み、前記上部接続端子と前記下部接続端子が点対称に設置され、前記第１の補強シートは、前記上部接続端子と前記下部接続端子との間に設置されることを特徴とする
   請求項３に記載のＵＳＢソケットコネクタ。
6. 電子装置であって、
   装置ケースおよびＵＳＢソケットコネクタを含み、前記装置ケースにはプラグコネクタの挿入のためのプラグホールが設置され、前記ＵＳＢソケットコネクタが前記プラグコネクタとの挿入に用いられ、前記ＵＳＢソケットコネクタがベースおよび接続端子コンポーネントを含み、
   前記ベースは、前記装置ケースに固定され、かつ前記ベースに前記プラグホールに対応する収容溝が設置され、前記接続端子コンポーネントは、前記収容溝に取り付けられることを特徴とする、前記電子装置。
7. 前記ベースと前記装置ケースは、一体成形して設置されることを特徴とする
   請求項６に記載の電子装置。
8. 前記接続端子コンポーネントは、絶縁体、前記絶縁体に取り付けられた接続端子、前記接続端子の内部に取り付けられ、前記接続端子の剛性を強化させることに用いられる第１の補強シート、前記接続端子の根元に係合された第２の補強シート、および前記接続端子の根元に設置され、前記接続端子と電気的に接続するＰＣＢ基板を含むことを特徴とする
   請求項６に記載の電子装置。
9. 前記絶縁体の両側にそれぞれ外へ伸びる接続部があり、前記ベースに前記接続部と係合して連結部品を介して接続された取付け穴が対応して設置されることを特徴とする
   請求項８に記載の電子装置。
10. 前記接続端子は、上部接続端子と下部接続端子を含み、前記上部接続端子と前記下部接続端子が点対称に設置され、前記第１の補強シートは、前記上部接続端子と前記下部接続端子との間に設置されることを特徴とする
    請求項８に記載の電子装置。

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