JP2017523649A - 時分割複信lte用の自動利得制御 - Google Patents

時分割複信lte用の自動利得制御 Download PDF

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Abstract

複数のデータサンプルが、WLAN受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に捕捉され、ここにおいて、データサンプルは、WWANによって周期的に送信される関心の信号を含む。好ましいLNA利得状態が、WLAN受信チェーンに対する複数の利用可能なLNA利得状態の中から選択される。複数の利得状態は、LNA利得状態の離散集合であってもよく、あるいは、エネルギー測定値から導出されたLNA利得状態の集合であってもよい。WLAN受信チェーンのLNA利得状態は、選択されたLNA利得状態に設定され、データサンプルは、捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間に捕捉される。捕捉されたデータサンプルは、関心の信号に関して検出するために処理される。

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2014年6月5日に出願された「AUTOMATIC GAIN CONTROL FOR TIME DIVISION DUPLEX LTE」と題する米国仮特許出願第14/297,491号の利益を主張する。
[0002]本開示は、一般に通信システムに関し、より詳細には、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信チェーンを使用した時分割複信(TDD)ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))用の自動利得制御(AGC)に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。通常のワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムを含む。
[0004]これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために様々な電気通信規格において採用されてきた。新生の電気通信規格の一例が、ロングタームエボリューション(LTE)である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)モバイル規格の拡張のセットである。LTEは、スペクトル効率を改善すること、コストを下げること、サービスを改善すること、新しいスペクトルを利用すること、およびダウンリンク(DL)上ではOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上ではSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合することによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を利用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。
[0005]ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心の(interest)信号を含んだ連続データを形成するように複数の捕捉(capture)期間にまたがって複数のデータサンプルを捕捉するための方法、コンピュータプログラム製品、および装置が提供される。データサンプルは、複数の隣接(contiguous)ティックによって規定される第1の捕捉期間にわたる捕捉ティックの第1のセットの間に捕捉される。捕捉ティックの第1のセットは、複数の隣接ティックの第1のサブセットを備え、捕捉は、切替え可能なLNA利得状態を有するワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信チェーンを使用して行われる。データサンプルの捕捉は、データサンプルが以前に捕捉されていない複数の隣接ティックの付加的なサブセットを備える、捕捉ティックの少なくとも1つの付加的なセットの間にデータサンプルを捕捉するために、複数の隣接ティックによって規定される少なくとも1つの付加的な捕捉期間にわたって反復される。捕捉の間、WLAN受信チェーンのLNA利得状態は、複数の捕捉期間にまたがって少なくとも1回、切り替えられる。利得状態の切替えは、捕捉期間のうちの1つまたは複数の中で、または捕捉期間同士の間に生じ得る。
[0006]WWANによって周期的に送信される関心の信号をデータサンプルが含む、WLAN受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉するための方法、コンピュータプログラム製品、および装置が提供される。好ましいLNA利得状態が、WLAN受信チェーンに対する複数の利用可能なLNA利得状態の中から選択される。複数の利得状態は、LNA利得状態の離散集合(set)であってもよく、あるいは、エネルギー測定値から導出されたLNA利得状態の集合であってもよい。WLAN受信チェーンのLNA利得状態は、選択されたLNA利得状態に設定され、データサンプルは、捕捉期間内の複数の隣接捕捉ティックの各々の間に捕捉される。捕捉されたデータサンプルは、関心の信号に関して検出するために処理される。
[0007]ネットワークアーキテクチャの一例を示す図。 [0008]アクセスネットワークの一例を示す図。 [0009]LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図。 [0010]LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図。 [0011]ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図。 [0012]アクセスネットワークの中の発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を示す図。 [0013]複数の無線機を有するUEの図。 [0014]時間領域における時分割複信(TDD)LTE無線フレームの無線通信フレーム構造を示す図。 [0015]PSSおよびSSSのロケーションを示す、図8のサブフレーム#0およびサブフレーム#1を示す図。 [0016]低雑音増幅器(LNA)利得状態を導出および設定するためのパイプライン動作を示す図。 [0017]WWANによって周期的に送信される関心の信号を含む連続データを形成するために、複数の捕捉期間にまたがって複数のデータサンプルを捕捉する方法のフローチャートを示す図。 [0018]図11の方法の例示的な記述を示す図。 [0019]LNA利得状態が捕捉期間の間に切り替えられる、捕捉ティックのセットの様々なパターンを示す図。 [0020]5msの周期性を有する関心の信号を捕捉するための捕捉ティックのセット示す図。 [0021]部分的にのみ捕捉される関心の信号を捕捉するための捕捉ティックのセットを示す図。 [0022]LNA利得状態が捕捉期間同士の間に切り替えられる、捕捉ティックのセットを示す図。 [0023]図12の方法を実装する例示的な装置中の異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図。 [0024]図12の方法を実装する処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。 [0025]WWANによって周期的に送信される関心の信号をデータサンプルが含む、WLAN受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉する方法のフローチャートを示す図。 [0026]複数の利用可能なLNA利得状態がLNA利得状態の離散集合に限定され得る場合における、図19の方法の例示的な記述を示す図。 複数の利用可能なLNA利得状態がLNA利得状態の離散集合に限定され得る場合における、図19の方法の例示的な記述を示す図。 [0027]複数の利用可能なLNA利得状態がエネルギー測定値から導出され、捕捉されたデータサンプルがデジタルで補償される場合における、図19の方法の例示的な記述を示す図。 [0028]複数の利用可能なLNA利得状態がエネルギー測定値から導出され、捕捉されたデータサンプルがデジタルで補償される場合における、図19の方法の別の例示的な記述を示す図。 [0029]図19の方法を実装する例示的な装置中の異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図。 [0030]図19の方法を実装する処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
[0031]添付の図面とともに以下に記載する詳細な説明は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明する概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。詳細な説明は、種々の概念を完全に理解してもらう目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが、当業者に明らかであろう。いくつかの事例では、よく知られている構造および構成要素は、そのような概念を不明瞭にすることを避けるためにブロック図の形態で示される。
[0032]ここで、様々な装置および方法を参照しながら電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法が、以下の発明を実施するための形態において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるのか、それともソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
[0033]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成される他の適切なハードウェアを含む。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
[0034]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD−ROM)もしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0035]図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケットシステム(EPS)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)104と、発展型パケットコア(EPC)110と、事業者のインターネットプロトコル(IP)サービス122とを含み得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示していない。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0036]E−UTRANは、発展型ノードB(eNB)106と、他のeNB108とを含み、マルチキャスト協調エンティティ(MCE)128を含み得る。eNB106は、UE102に向かってユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを提供する。eNB106は、バックホール(たとえば、X2インターフェース)を介して他のeNB108に接続され得る。MCE128は、発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS:Multimedia Broadcast Multicast Service)(eMBMS)のために時間/周波数無線リソースを割り振り、eMBMS用の無線構成(たとえば、変調/コーディング方式(MCS))を決定する。MCE128は、別個のエンティティ、またはeNB106の一部であってよい。eNB106は、基地局、ノードB、アクセスポイント、トランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。eNB106は、EPC110へのアクセスポイントをUE102に提供する。UE102の例は、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)フォン、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。
[0037]eNB106は、EPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)112と、ホーム加入者サーバ(HSS)120と、他のMME114と、サービングゲートウェイ(SGW)116と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ124と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM−SC:Broadcast Multicast Service Center)126と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ(PGW)118とを含み得る。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112はベアラおよび接続管理を提供する。すべてのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ116を通じて転送され、サービングゲートウェイ116自体は、PDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UEのIPアドレス割振り、ならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ118およびBM−SC126はIPサービス122に接続される。IPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)、PSストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM−SC126は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を与え得る。BM−SC126は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働き得、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)内のMBMSベアラサービスを許可および開始するために使用され得、MBMS送信をスケジュールおよび配信するために使用され得る。MBMSゲートウェイ124は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN:Multicast Broadcast Single Frequency Network)エリアに属するeNB(たとえば、106、108)にMBMSトラフィックを配信するために使用され得、セッション管理(開始/停止)と、eMBMS関係の課金情報を収集することとを担当し得る。
[0038]図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208が、セル202のうちの1つまたは複数と重なるセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB:home eNB))、ピコセル、マイクロセル、またはリモート無線ヘッド(RRH:remote radio head)であってよい。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202の中のすべてのUE206にEPC110へのアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では集中コントローラはないが、代替構成では集中コントローラが使用されてよい。eNB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、すべての無線関係機能を担当する。eNBは1つまたは複数の(たとえば、3つの)(セクタとも呼ばれる)セルをサポートし得る。「セル」という用語は、eNBの最も小さいカバレージエリアを指すことがあり、および/またはeNBサブシステムサービングは特定のカバレージエリアである。さらに、「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
[0039]アクセスネットワーク200によって用いられる変調方式および多元接続方式は、導入されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMAがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。当業者なら以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示される様々な概念は、LTE適用例に好適である。しかしながら、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を利用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを採用して移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))とTD−SCDMAなどのCDMAの他の変形態とを採用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、TDMAを採用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、ならびに、OFDMAを採用する、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash−OFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存する。
[0040]eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB204は、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を活用することが可能になる。空間多重化は、異なるデータストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信されるか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでDL上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともに(1つまたは複数の)UE206に到着し、これにより、(1つまたは複数の)UE206の各々がそのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上で、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
[0041]空間多重化は、概して、チャネル状態が良いときに使用される。チャネル状態があまり好ましくないとき、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるために、ビームフォーミングが使用され得る。このことは、複数のアンテナを通じた送信用にデータを空間的にプリコーディングすることによって実現され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを実現するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
[0042]以下の詳細な説明では、アクセスネットワークの様々な態様について、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関して説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは正確な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」をもたらす。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、各OFDMシンボルにガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形でSC−FDMAを使用することができる。
[0043]図3は、ノーマルサイクリックプレフィックスを使用するLTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、それぞれ1msの持続時間(duration)の等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用される場合があり、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。LTEでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、リソースブロックは、合計84個のリソース要素について、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含み、時間領域中に7個の連続するOFDMシンボルを含む。拡張サイクリックプレフィックスの場合、リソースブロックは、合計72個のリソース要素について、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含み、時間領域中に6個の連続するOFDMシンボルを含む。R302、304として示されるリソース要素のいくつかは、DL基準信号(DL−RS:DL reference signal)を含む。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS:Cell-specific RS)302と、UE固有RS(UE−RS:UE-specific RS)304とを含む。UE−RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH:physical DL shared channel)がマッピングされるリソースブロック上でのみ送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、および変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
[0044]図4は、LTEにおけるULフレーム構造の例を示す図400である。ULのための利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジに形成される場合があり、構成可能なサイズを有することができる。制御セクション内のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション内に含まれないすべてのリソースブロックを含むことができる。ULフレーム構造によって、結果として、データセクションが隣接するサブキャリアを含むようになり、それにより、単一のUEに、データセクション内の隣接するサブキャリアのすべてを割り当てることができるようになる。
[0045]UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEは、eNBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH:physical UL control channel)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH:physical UL shared channel)中でデータのみまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、周波数上でホッピングし得る。
[0046]初期システムアクセスを実施し(perform)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430中でUL同期を達成するために、リソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダム系列を搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。PRACHのための周波数ホッピングはない。PRACH試行は単一のサブフレーム(1ms)において、または一連の少数の隣接するサブフレームにおいて搬送され、UEはフレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試行のみを行うことができる。
[0047]図5は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、3つのレイヤ、すなわち、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3で示される。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤは、本明細書では物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を通じたUEとeNBとの間のリンクを担う。
[0048]ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、ネットワーク側のeNBにおいて終端される、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ510と、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)514サブレイヤとを含む。図示されないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、遠端UE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤとを含む、L2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有することができる。
[0049]PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間で多重化を提供する。また、PDCPサブレイヤ514は、無線送信オーバヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのためのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、UEのためのeNB間ハンドオーバサポートとを提供する。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよびリアセンブリと、紛失データパケットの再送と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)に起因して異なる順序で受信されたデータパケットを補償するための並べ替えとを提供する。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、UEの間で1つのセル中の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ることを担当する。MACサブレイヤ510は、HARQ演算も担当する。
[0050]制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508に対して実質的に同じである。制御プレーンは、レイヤ3(L3レイヤ)中に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516も含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(たとえば、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当する。
[0051]図6は、アクセスネットワーク中でUE650と通信しているeNB610のブロック図である。DLにおいて、コアネットワークからの上位レイヤパケットがコントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤの機能を実施する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、様々な優先度メトリックに基づくUE650への無線リソース割振りとを行う。また、コントローラ/プロセッサ675は、HARQ演算と、紛失パケットの再送と、UE650へのシグナリングとを担う。
[0052]送信(TX)プロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための種々の信号処理機能を実施する。信号処理機能は、UE650における順方向誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービングと、様々な変調方式(たとえば、2相シフトキーイング(BPSK)、4相シフトキーイング(QPSK)、M相シフトキーイング(M−PSK)、多値直交振幅変調(M−QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングとを含む。コーディングおよび変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームに分割される。各ストリームは、その後、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、その後、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用される場合がある。チャネル推定値は、UE650によって送信される参照信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に与えられ得る。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0053]UE650において、各受信機654RXは、それのそれぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ656に与える。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実施する。RXプロセッサ656は、UE650に宛てられた空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームがUE650に宛てられた場合、それらの空間ストリームはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ656は、その後、高速フーリエ変換(FFT)を用いてOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと基準信号とは、eNB610によって送信される、可能性が最も高い信号のコンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟決定は、チャネル推定器658によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟決定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、コントローラ/プロセッサ659に与えられる。
[0054]コントローラ/プロセッサ659はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ660に結合され得る。メモリ660はコンピュータ可読媒体と呼ばれる場合がある。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、暗号解読(decipher)と、ヘッダ解凍(decompression)と、制御信号処理とを提供する。上位レイヤパケットは、その後、L2レイヤの上方のすべてのプロトコルレイヤを表す、データシンク662に与えられる。また、種々の制御信号が、L3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659は、HARQ演算をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用して誤り検出も担当する。
[0055]ULにおいて、データソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース667は、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、eNB610による無線リソース割振りに基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。また、コントローラ/プロセッサ659は、HARQ演算と、紛失パケットの再送と、eNB610へのシグナリングとを担う。
[0056]eNB610によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切な符号化および変調方式を選択することと、空間処理を容易にすることとを行うために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に供給され得る。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
[0057]UL送信は、UE650における受信機機能に関して説明された方法と同様の方法で、eNB610において処理される。各受信機618RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、情報をRXプロセッサ670に提供する。RXプロセッサ670はL1レイヤを実現することができる。
[0058]コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676に関連付けることができる。メモリ676はコンピュータ可読媒体と呼ばれる場合がある。ULでは、制御/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、暗号解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担当する。
[0059]図7は、複数の無線機を有するUE702の図700である。UE702は、WWAN(2/3/4G LTE)無線機704とWLAN(802.11)無線機706とを含み得る。WWAN無線機およびWLAN無線機は初期には、特性の(specific)通信ニーズのために設計されているが、技術の進歩およびより高いデータ転送速度(rate)へのニーズに伴って、これら2つのタイプの無線機の使用が重なり始めている。WWANモデム704を支援するためにWLANモデム706が利用可能であるとき、WLANモデム706を使用することが可能であり、その逆も同様である。1つのそのような支援は、LTEのための周波数間測定の間にあり得る。たとえば、UE702がサービングセル708との接続モードにあるとき、WLAN無線機706は、サービングセル周波数以外の周波数においてLTEのためのセル探索およびセル測定を支援し得る。たとえば、UE702は、サービングセルの信号強度が既定のしきい値と比較して弱くなったときに、潜在的なハンドオーバのために近隣セルを監視することが必要となり得る。ネイバーセルが現在のサービング周波数とは異なる周波数にあるとき、ネイバーセルの探索および測定は、周波数間セル探索および測定となる。「ターゲット」の周波数間ネイバーセル710のキャリア周波数は、「ターゲット周波数」と呼ばれる。ターゲット周波数がサービングセルの周波数から十分に離れているとき、ターゲット周波数での測定は、UE702がサービング周波数から離調(tune away)することを必要とする。ターゲット周波数はサービング周波数と同じ周波数帯域に属してもよく、または異なる周波数帯域に属してもよいことに留意されたい。
[0060]WWANモデム704とWLANモデム706との両方を有するUE702のベースライン動作では、WWANモデムがサービング周波数上でサービングセル708を測定する一方で、WLAN無線機は、1つまたは複数のターゲット周波数上で1つまたは複数のターゲットセル710を測定するために使用され得る。本明細書で使用するとき、「サービングセル」708は、WWANモデム704が現在、接続されている、すなわち無線接続を有するセルである。サービングセル708は、サービング周波数にわたってUE702のWWANモデム704と通信する基地局を有する。「ターゲットセル」710と呼ばれる周波数間セルは、WWANモデム704がサービング周波数とは異なる周波数上で周波数間測定を行うために離調する必要があるセルである。
[0061]UEが1つの受信チェーンを有するか、またはUEが、すべてがサービングセルとともに動作するように構成された複数の受信チェーンを有する場合、LTEモデム704自体による周波数間セル探索および測定の性能は、測定を達成するために、UEがサービング周波数、したがってサービングセルから他の周波数へと離調することを要求するため、WLAN無線機706からの支援は、有益となる。LTEモデム704は、測定ギャップと呼ばれる指定された時間の間、離調し得る。周波数間測定ギャップは、周波数間セル探索および測定のためにUEをサービング周波数から離調させるサービングeNBによって構成される。UEは、これらの測定ギャップの間はいかなるDLパケットもスケジュールされず、したがって、サービングセル708からいかなるデータも受信していない。同様に、UEは、これらの測定ギャップの間はサービングセル708にULパケットを送信し得ない。この結果、UEがいかなる測定ギャップをもスケジュールされない場合とは対照的に、DLおよびULスループットの損失を生じる。
[0062]周波数間測定を支援するためにWLANモデム706を使用することによって測定ギャップが回避され、結果として、より高いスループットとより良好なユーザエクスペリエンスがもたらされる。WLANモデム706は、WWANモデム704が接続モードにある間、アイドルモードにあり得る。したがって、WLANモデム706は、周波数間のWWAN測定を支援するために利用可能である。WLANモデム706が接続モードにあるときでも、WLANモデム706は、必要な場合、WWAN周波数間測定のためにWLAN Tx/Rxにギャップを作成し得る。
[0063]図8は、時間領域におけるTDD−LTEの無線通信フレーム構造の図800である。各無線フレーム802は10ms長であり、2つの5msハーフフレーム804、806を含んでいる。各ハーフフレーム804、806は、第1のハーフフレームではサブフレーム#0からサブフレーム#4、第2のハーフフレーム(図8には図示せず)ではサブフレーム#5からサブフレーム#9と指定される5つの1msサブフレーム808を含んでいる。したがって、1つの無線フレーム802は、サブフレーム#0からサブフレーム#9と指定される10個のサブフレーム808を含んでいる。
[0064]TTD−LTEでは、サブフレーム#0およびサブフレーム#5は常にダウンリンクサブフレームであり、サブフレーム#1は常に、ダウンリンクからアップリンクへの切替えを示す特殊なサブフレームであり、サブフレーム#2は常にアップリンクサブフレームである。サブフレームの残りは、UL/DL構成に応じて、アップリンクもしくはダウンリンクまたは特殊なサブフレームとなり得る。特殊なサブフレーム、たとえばサブフレーム#1 810は、その間にダウンリンクアクティビティが生じる第1の領域812(DwPTS)と、その間にアップリンクアクティビティが生じる第3の領域816(UpPTS)と、第1の領域と第3の領域とを分離する第2の領域814(GP)とを含む3つの領域に分割される。
[0065]図9は、PSSおよびSSSのロケーションを示す、図8のサブフレーム#0およびサブフレーム#1の図900である。特にLTEにおける周波数間ネイバーセル探索を含むセル探索は、PSSおよびSSSの検出を含んでいる。PSSおよびSSSは、たとえば、無線フレームごとに通信ネットワークによって周期的に送信され、同じ場所に、そして同じ時間に生じる。たとえば、PSSは5msの送信周期を有し、したがって、サブフレーム0におけるある時点で生じ、再びサブフレーム5(図示せず)における5ms後の同じ時点で生じる。PSSは次の無線フレームにおける同じ時間に生じる。SSS信号は2つの5msの位相を有し、したがって10msの送信周期を有する。第1の位相SSSは、サブフレーム0におけるある時点で生じ、再び次の無線フレームにおける10ms後の同じ時点で生じる。第2の位相SSSは、サブフレーム5(図示せず)における第1の位相SSSの5ms後に生じ、再び次の無線フレームにおける10ms後の同じ時点で生じる。
[0066]一般に、セル探索の実装形態は、PSS/SSS検出のための約5.1msの連続データサンプルを捕捉するために、測定ギャップに依存する。通常、モデムが次の周波数へと離調し、次いで信号の捕捉後に元の周波数に戻って同調するために、わずかにより大きな測定ギャップ(たとえば6ms)が必要とされる。測定ギャップは、測定ギャップパターンに応じて特定の周期で(たとえば40msまたは80msごとに)生じ得る。したがって、そのような検出は一般に、無線フレームの5.1msの持続期間にわたって一度に信号サンプルを収集することが可能であるモデムを必要とする。
[0067]WWANモデムは、必要とされる個数の連続的サンプルを一度に収集することが可能である。WLANモデムはしかしながら、必要とされる個数の連続的サンプルを一度に収集することが可能であってもよく、あるいは可能でなくてもよい。たとえば、バッファの限界および明示的なトリガリングの必要性が原因で、WLANモデムは、5.1msの持続期間のサンプルをワンショットで収集することが可能でないこともある。WLANモデムが利用可能でないか、または5.1msの持続期間のデータサンプルを一度に収集することが可能でない場合、WLANモデムは、複数の捕捉期間にまたがってデータサンプルを捕捉することによって、セル探索を依然として支援し得る。
[0068]FDD−LTEでは、関心の信号を捕捉するために使用されるWLANモデムのWLAN受信チェーンは一般に、サンプル捕捉の全体にわたって一定値にある低雑音増幅器(LNA)利得状態を有する。TDD−LTEでは、しかしながら、ダウンリンクおよびアップリンクサブフレームは同じ共有スペクトルにわたって時間多重化されるので、受信される信号は、5.1msのサンプル捕捉にわたって著しい変動を有し得る。適切なLNA利得設定でダウンリンクサンプルを捕捉するために、自動利得制御(AGC)アルゴリズムは、LNA利得状態を0.5msごとに1回、設定することを必要とする。図9を参照すると、TDD−LTEでは、各サブフレームはノーマルサイクリックプレフィックスに対して14個のODFMシンボルを有する。PSSおよびSSSは、それぞれ1つのOFDMシンボルである。セル探索のために、PSSおよびSSSは、正しいLNA利得状態で捕捉されるべきである。LNA利得状態が低すぎる場合、PSSおよびSSSは、雑音および/または緩衝のために失われ得る。他方で、LNA利得状態が高すぎる場合、サンプル捕捉は飽和し、したがって、PSSおよびSSSは結果として検出不可能となり得る。
[0069]LNA利得状態の設定は、AGCアルゴリズムによって実施される計算に基づいて現在のLNA利得状態を異なる利得状態に変更すること、または、AGCアルゴリズムによって計算された利得状態が現在の利得状態と偶然、同じである場合に、現在のLNA利得状態を保持することを伴い得る。LNA利得状態の変化は、周期的な時間境界(time boundaries)において生じる。LNA利得状態は、残りの時間にわたって固定されたままである。周期の一般的な値は0.5msである。
[0070]引き続き図9を参照すると、SSSは常に、サブフレーム#0の最後のOFDMシンボル内にあり、サブフレーム#0は常にダウンリンクサブフレームであるため、SSSを搬送するOFDMシンボルより前の少なくとも13個のOFDMシンボルがダウンリンクシンボルであることが保証される。したがって、測定ウィンドウに続く0.5msのウィンドウがSSSを含む場合、0.5msのウィンドウのエネルギー測定から計算されるLNA利得状態は、ダウンリンク上で測定されることが保証される。さらに、0.5msの測定ウィンドウが、PSSを搬送するOFDMシンボルの前に偶然、生じた場合、PSSに至るまでの時間がサブフレーム#1のダウンリンク領域内に入るため、LNA利得設定もまたダウンリンクで測定されることが保証される。したがって、エネルギーが各0.5msのウィンドウにおいて測定され、LNA利得状態がその0.5msのウィンドウに対して導出され、次の0.5msのウィンドウに適用される場合、LNA利得状態はそのPSSおよびSSSに対して正しくなる。LNA利得状態を導出および設定するこのプロセスは、パイプライン動作と呼ばれる。
[0071]図10は、LNA利得状態を導出および設定するためのパイプライン動作の図1000である。このパイプラインは、5msの捕捉期間1004が後に続く5msの測定期間1002を含んでいる。測定期間1002は、複数(n個)の隣接する測定持続時間1006に分割される。この例では、5msの期間は、10個の0.5msの持続時間に分割される。捕捉期間1004は、複数(n個)の隣接する捕捉持続時間1008に分割される。この例では、5msの期間は、10個の0.5msの持続時間に分割される。これらの持続時間1006、1008は「ティック」と呼ばれ、また、測定期間1002の場合には、LNA利得状態を導出するためにエネルギー測定が取得される測定ウィンドウに対応する。捕捉期間1004の場合、ティックは、データサンプルが捕捉される捕捉持続時間に対応する。測定ティック1006および捕捉ティック1008のいずれも、図8および9に示すLTEサブフレームまたはスロットと必ずしも整合するとは限らない場合がある。測定期間1002および捕捉期間1004の持続時間は、捕捉されるべき関心の信号の関数となり得る。たとえば、PSS送信の周期が5msであり、SSS位相1および位相2の送信の周期が10msであるため、図10における測定期間1002および捕捉期間1004は5msである。
[0072]パイプライン動作では、エネルギーが各測定ティック1006内で測定され、LNA利得状態がその測定値に基づいて導出される。ティックnにおいて計算された、導出されたLNA状態は、次の5msの捕捉期間1004内でティックn+1において適用される。たとえば、ティック#0において、LNA利得状態が、そのティックの間に取得されたエネルギー測定に基づいて、当該技術分野で知られている技法を用いて導出され、その導出されたLNA利得状態は、次の5msの捕捉期間1004においてティック#1に適用される。導出されたLNA利得状態を後続のティックに適用する際の遅延は、それを、LNA利得状態を処理および導出する際の遅延のために利用可能でない場合があるすぐ次のティックに適用する際に必要である。LNA利得状態が、WLAN ADC捕捉経路ハードウェア上で0.5msごとに変更され得る場合、上記で説明した従来のパイプラインアルゴリズムは、そのまま適用され得る。しかしながら、LNA利得状態を0.5msごとに変更することは、ハードウェアに余分な負荷を与え得る。
[0073]本明細書では、上述の負荷を低減する、WLAN受信チェーンを用いてWWANによって周期的に送信される関心の信号を捕捉するための技法が開示される。いくつかの技法は、関心の信号、たとえばPSSおよびSSSが、送信の周期性を有し、たとえば5msごとに送信されるという事実を利用している。これらの技法では、データサンプルは複数の捕捉期間にわたって捕捉され、長さ5msの連続的データサンプルを形成するように連結される。他の技法では、単一の捕捉期間の間に5msのデータサンプル捕捉を可能にする単一のLNA利得状態が選択される。
[0074]図11は、WWANによって周期的に送信される関心の信号を含む連続的データを形成するために、複数の捕捉期間にまたがって複数のデータサンプルを捕捉する方法のフローチャート1100である。この方法は、UEによって実施され得る。図12は、図11の方法の例示的な記述であり、それぞれの複数の隣接ティック1204、1210によってそれぞれが規定される複数の捕捉期間1202、1208と、捕捉ティック1206、1212のセットの間に捕捉されたデータサンプルによって形成される連続データ1220とを含んでいる。
[0075]図11に戻ると、ステップ1102において、UEは、複数のティックの各々に対してエネルギー測定値を取得し、ティックの各々に対してLNA利得状態を計算する。エネルギー測定値は、測定期間1204内の各測定ティック1202に対して取得される。たとえば、5msの測定期間1204の場合、10個のエネルギー測定値が取得され得るが、各測定値は、0.5msの測定ティック1202に対する測定値に対応する。エネルギー測定のための実際の持続時間は0.5ms未満となり得る。言い換えれば、測定ティック1202が持続時間において0.5msである間、そのティックに対するエネルギー測定は、0.5ms未満のティックの一部分に基づき得る。ティックエネルギーを測定し、LNA利得状態を計算するプロセスは、当技術分野で知られており、したがって本明細書では説明されない。
[0076]ステップ1104では、複数の隣接ティック1208によって規定される第1の捕捉期間1206にわたって、UEは捕捉ティック1210の第1のセットの間にデータサンプルを捕捉する。捕捉ティック1210の第1のセットは、複数の隣接ティック1208の第1のサブセットを含む。捕捉は、切替え可能なLNA利得状態を有するWLAN受信チェーンを使用して行われる。
[0077]ステップ1106において、UEは、データサンプルが以前に捕捉されていない複数の隣接ティック1214の付加的なサブセットを備える、捕捉ティック1216の少なくとも1つの付加的なセットの間に、データサンプルを捕捉するために、複数の隣接ティック1214によって規定される少なくとも1つの付加的な捕捉期間1212にわたって捕捉を反復する。
[0078]ステップ1108において、UEは、複数の捕捉期間1206、1212にまたがって、少なくとも1回、LNA利得状態を切り替える。たとえば、LNA利得状態は、捕捉期間1206、1212のうちの1つまたは複数の1つまたは複数の無捕捉ティック1218、1220の間に、切り替えられ得る。代替的に、LNA利得状態は、捕捉期間の間の遅延時間1222の間に切り替えられてもよい。
[0079]ステップ1110では、UEは、2つの捕捉期間1206、1212の間に捕捉されるデータサンプルを組み合わせることによって、連続データ1224を形成するために、捕捉されたデータサンプルを処理する。たとえば、データサンプルは連結されてもよい。
[0080]上述のように、一構成では、LNA利得状態は、捕捉期間1206、1212の1つまたは複数の無捕捉ティック1218、1220の間に、切り替えられ得る。この構成の場合、捕捉ティック1210、1216の各々は、たとえばステップ1002において決定されるような、関連するLNA利得状態を有する。WLAN受信チェーンのLNA利得状態は、捕捉ティックのセットにおける次の捕捉ティック1210、1216のLNA利得状態に対応するように、無捕捉期間(no capture period)1218、1220の間に切り替えられる。
[0081]図13を参照すると、捕捉ティックのセットが、たとえば、複数の隣接ティック内における1つおきのティック、複数の隣接ティック内における2つおきのティック、および複数の隣接ティック内における3つおきのティックを含めて、ティックのパターンによって特徴付けられ得る。このパターンは、LNA利得状態のスイッチ時間の関数であり得る。たとえば、LNA利得状態のスイッチ時間が0.5ms〜1msである場合、第1の捕捉期間にわたって、ティック#0に対する導出されたLNA利得状態がLNAに適用され得、サンプルは、捕捉ティック#0に対応する時間期間にわたって捕捉され得る。この捕捉ティックには、後続する捕捉ティックがない。この無捕捉ティックの間、LNA利得状態は、捕捉ティック#2にわたって導出されたLNA利得状態に切り替えられる。サンプルは次いで、捕捉ティック#2に対応する時間期間にわたって捕捉され得る。この捕捉ティックには、後続する捕捉ティックがない。このプロセスは、5msの時間期間が経過するまで反復される。
[0082]この5msの捕捉期間の間、データサンプルは、偶数ティックの間に捕捉される。5msの連続データを形成するのに十分なデータを捕捉するために、捕捉−無捕捉サイクルが第2の5msの捕捉期間の間に反復される。この捕捉期間の間、データサンプルは、奇数ティックの間に捕捉される。捕捉が存在しない間、遅延時間が、2つの5msの捕捉期間の間に生じる。この遅延時間は、5msを超える送信周期を有する関心の信号の捕捉を可能にするのに十分な持続時間である。たとえば、SSSの場合、位相1のSSSと位相2のSSSが存在する。各それぞれのSSS位相信号は、10msごとに送信される。したがって、SSS位相信号の一方の捕捉を確実にするために、2つの5msの捕捉期間の間の遅延時間は6msである。この遅延時間の間、第1の5msの時間期間の間に送信されなかったSSSの位相が送信される。
[0083]捕捉の第2のサイクルを完了すると、捕捉された個々のサンプルが、データサンプルの連続アレイを形成するようにティック番号の順に投入(put)される。この連続アレイは、5msの持続時間を有し、PSSおよびSSS位相の一方など、関心の1つまたは複数の信号を含む。他のSSSの位相を捕捉するために、プロセスは、最後の捕捉期間と次の捕捉期間との間の遅延時間をわずか0.5msとして、第2の5msの捕捉の完了時に反復され得る。
[0084]別の例では、LNA利得状態のスイッチ時間が1.0ms〜1.5msである場合、ティック#0に対する導出されたLNA利得状態がLNAに適用され得、データサンプルは、捕捉ティック#0に対応する時間期間にわたって捕捉され得る。この捕捉ティックには、後続する捕捉ティックがない。この無捕捉ティックの間、LNA利得状態は、ティック#3にわたって導出されたLNA利得状態に切り替えられる。データサンプルは次いで、捕捉ティック#3に対応する時間期間にわたって捕捉され得る。この捕捉ティックには、その場合、後続する捕捉ティックがない。このプロセスは、5msの捕捉期間が経過するまで反復される。
[0085]この5msの捕捉期間の間、サンプルは、ティック2つおきに、すなわちティック#0、3、6、および9で捕捉される。5msの連続データサンプルを形成するのに十分なデータを捕捉するために、捕捉−無捕捉サイクルがさらなる2つの5msの捕捉期間の間に反復される。これらの付加的な捕捉期間のうちの第1の捕捉期間の間、データサンプルはティック#2、#5および#8の間に捕捉される。これらの付加的な捕捉期間のうちの第2の捕捉期間の間、データサンプルはティック#1、#4および#7の間に捕捉される。第1の例と同様に、5msを超える送信周期を有する関心の信号の捕捉を可能にするのに十分な遅延時間が、5msの捕捉期間の間に生じる。
[0086]データサンプル捕捉の第2および第3のサイクルを完了すると、個々のサンプルが、データサンプルの連続アレイを形成するようにティック番号の順に投入される。この連続アレイは、5msの持続時間を有し、PSSおよびSSS位相の一方など、関心の1つまたは複数の信号を含む。
[0087]別の例では、LNA利得状態のスイッチ時間が1.5ms〜2.0msである場合、ティック#0に対する導出されたLNA利得状態がLNAに適用され得、サンプルは、捕捉ティック#0に対応する時間期間にわたって捕捉され得る。この捕捉ティックには、後続する捕捉ティックがない。この無捕捉ティックの間、LNA利得状態は、ティック#4にわたって導出されたLNA利得状態に切り替えられる。データサンプルは次いで、捕捉ティック#4に対応する時間期間にわたって捕捉され得る。この捕捉ティックには、その場合、後続する捕捉ティックがない。このプロセスは、5msの捕捉期間が経過するまで反復される。
[0088]この5msの捕捉期間の間、データサンプルは、ティック3つおきに、すなわちティック#0、4、および8で捕捉される。5msの連続データを形成するのに十分なデータを捕捉するために、捕捉−無捕捉サイクルがさらなる3つの5msの捕捉期間の間に反復される。これらの付加的な捕捉期間のうちの第1の捕捉期間の間、データサンプルはティック#2および#6の間に捕捉される。これらの付加的な捕捉期間のうちの第2の捕捉期間の間、データサンプルはティック#1、#5および#9の間に捕捉される。第3の捕捉期間の間、データサンプルはティック#3および#7の間に捕捉される。第1の例と同様に、5msを超える送信周期を有する関心の信号の捕捉を可能にするのに十分な遅延時間が、5msの捕捉期間の間に生じる。
[0089]捕捉の第2、第3および第4のサイクルを完了すると、個々のデータサンプルが、データサンプルの連続アレイを形成するために、ティック番号の順に投入される。この連続アレイは、5msの持続時間を有し、PSSおよびSSS位相の一方など、関心の1つまたは複数の信号を含む。
[0090]図14は、5msの周期性を有する関心の信号を捕捉するための捕捉セット1402、1406の図1400である。捕捉ティック1402の第1のセットは、第1の捕捉期間1404の間に捕捉され、捕捉ティック1406の第2のセットは第2の捕捉期間1408の間に捕捉される。いくつかの場合には、図13のプロセスは、5msの捕捉期間1402、1406の間の遅延時間1410を低減することによって促進され得る。たとえば、5msの周期を有するPSSの場合、遅延時間1410は6msから1msに低減され得る。
[0091]第2の捕捉セット1406の完了時に、10個の捕捉ティック1412の間に捕捉された10個のデータサンプルは、5msの持続時間の連続的サンプル捕捉を形成するように連結される。次いでPSS検出が5msの持続時間で実施される。この検出の間、10個の捕捉ティック1412の間に捕捉された10個のデータサンプルのうちのいずれかの中でSSSが完全に捕捉されたとUEが決定した場合、SSS検出は、PSS検出に用いられたものと同じ5msの持続時間の連続的サンプル捕捉を用いて実施され得る。SSSが、10個の捕捉されたデータサンプルのいずれにおいても完全には捕捉されていない場合、付加的なデータサンプルが次の捕捉期間の間に捕捉される。次の捕捉期間の開始は、0.5msの遅延時間だけ第2の捕捉セット1406の最後のティック1414から分離され得る。この次の捕捉期間の間に捕捉されたデータサンプルは、第1の捕捉期間1404の間に捕捉されたデータサンプルと連結されて5msの連続サンプル捕捉を形成し、またSSSの検出がデータの5msに対して実施される。
[0092]図15は、部分的にのみ捕捉される関心の信号を捕捉するための捕捉ティック1502、1506のセットの図1500である。捕捉ティック1502の第1のセットは、第1の捕捉期間1504の間に捕捉され、捕捉ティック1506の第2のセットは第2の捕捉期間1508の間に捕捉される。いくつかの場合には、PSSまたはSSSのいずれかが、10個の捕捉ティック1512の間に捕捉されたデータサンプルのいずれかにおいて部分的に捕捉され得る。この場合、捕捉ティック1512の持続期間は、.5ms+1のOFDMシンボルに増加され得、無捕捉ティック1514の持続時間は、.5ms−1のOFDMシンボル持続時間に減少され得る。TDDでは、PSSおよびSSSは、3つのOFDMシンボルだけ分離され、したがって、説明したように捕捉ティック1512および無捕捉ティック1514の持続時間を調節することにより、PSSおよびSSSのいずれもが10個の捕捉ティック1512のいずれにおいても部分的に捕捉されないことが確実となる。この構成では、捕捉されたデータサンプルは組み合わされない。代わりに、データサンプルは直接、PSSおよびSSS検出エンジンに供給される。
[0093]いくつかの場合には、LNA利得状態の数は制限され得る。たとえば、3つまたは4つの異なる状態が存在し得る。したがって、別の構成では、データサンプルは、複数の捕捉期間の間に捕捉され得、LNA利得状態は各それぞれの捕捉期間の間に依然として固定され、捕捉期間の間に変更される。
[0094]たとえば、図12を参照すると、WLAN受信チェーンのLNA利得状態は、第1の捕捉期間1206の間、第1のLNA利得状態に設定され得る。第1のLNA利得状態は、複数の隣接ティック1208に対して以前に導出された複数のLNA利得状態のうちの1つに対応し得る。第2の捕捉期間1212の間、および第1の捕捉期間1206と第2の捕捉期間1212との間の遅延時間1222の間にデータサンプルを捕捉するより前に、WLAN受信チェーンのLNA利得状態は、複数のLNA利得状態のうちの1つに対応する別のLNA利得状態に切り替えられる。
[0095]複数のLNA利得状態は、捕捉期間1204内の各ティックに対してLNA利得状態を決定することによって導出される。たとえば、10個の0.5msの測定ティック1202を有する5msの捕捉期間の場合、エネルギーは各ティックごとに測定される。エネルギー測定に対する持続時間は、ティック1202の持続時間よりも短くなり得る。これにより、10個のエネルギー測定結果が得られる。これらの測定結果に基づいて、LNA利得状態が、当技術分野で知られている技法を用いて各ティックに対して導出される。いくつかの場合には、いくつかのティックが同じLNA利得状態を有し得る。したがって、LNA利得状態の数は、ティックの数よりも少なくなり得る。
[0096]図16を参照すると、結果として得られる異なるLNA利得状態が3つのみ存在すると仮定して、プロセスは次のように進行する。LNA利得状態は、第1の捕捉期間1602の間、3つの状態のうちの第1の状態に設定される。データサンプルは、第1のLNA利得状態に対応するLNA利得状態を有する、第1の捕捉期間1602内のティック1604に対して捕捉される。第1の捕捉期間1602の間に捕捉された捕捉データサンプルは、捕捉データサンプル1606の第1のセットを形成する。
[0097]遅延時間1608の間、LNA利得状態は、第2の捕捉期間1610の間、3つの状態のうちの第2の状態に設定される。データサンプルは、第2のLNA利得状態に対応するLNA利得状態を有する、第2の捕捉期間1610内のティック1612に対して捕捉される。第2の捕捉期間1610の間に捕捉された捕捉データサンプルは、捕捉データサンプル1614の第2のセットを形成する。
[0098]遅延時間1616の間、LNA利得状態は、第3の捕捉期間1618の間、3つの状態のうちの第3の状態に設定される。データサンプルは、第2のLNA利得状態に対応するLNA利得状態を有する、第3の捕捉期間1618内のティック1620に対して捕捉される。第3の捕捉期間1618の間に捕捉された捕捉データサンプルは、捕捉データサンプル1622の第3のセットを形成する。
[0099]第3の捕捉期間1618の完了時に、UEは、3つの捕捉セット1606、1614、1622を取得していることになり、これらの組合せは、各捕捉ティックに対するデータサンプルを含む。3つの捕捉期間1602、1608、1612にまたがって捕捉された10個のデータサンプルは次いで、連続データ1624を形成するように組み合わされる。
[00100]この構成では、ティック捕捉のパターンは一意ではない。言い換えれば、図13を参照しながら前に説明した1つおき、2つおき、3つおきのパターンが当てはまらない。捕捉ティック1604、1612、1620の持続時間は、増加または減少され得る。そうすることは、しかしながら、捕捉期間内のティック数に、したがって計算すべきその数のLNA利得状態に影響を与える。また、この構成では、複数のWLAN受信チェーンが利用可能である場合、データ捕捉は、第1の捕捉セットがあるWLAN受信チェーンによって行われる状態でインターレースされ得、他の捕捉セットは、別のWLAN受信チェーンによって行われ得る。
[00101]UEは、エネルギー測定およびLNA利得状態の数に基づいて、上記の構成のいずれか1つを用いることを決定し得る。たとえば、図16を参照しながら上記で説明したように、少数のLNA利得状態が導出される場合、UEは、LNA利得状態が各捕捉期間の間に数回切り替えられる、図13を参照しながら上記で説明した技法とは対照的に、LNA利得状態が3回のみ変更される、図16の技法を実装することを決定し得る。
[00102]図17は、WWANによって周期的に送信される関心の信号を含んだ連続データを形成するように複数の捕捉期間にまたがって複数のデータサンプルを捕捉する例示的な装置1702内の種々のモジュール/手段/構成要素の間のデータフローを示す概念的なデータフロー図1700である。装置1702はUEであってもよい。装置1702は、捕捉モジュール1704と、LNA利得状態モジュール1706と、データサンプル処理モジュール1708と、検出モジュール1710とを含んでいる。
[00103]捕捉モジュール1704は、複数の隣接ティックによって規定される第1の捕捉期間内の捕捉ティックの第1のセットの間に、データサンプルを捕捉する。捕捉ティックの第1のセットは、複数の隣接ティックの第1のサブセットを含み、捕捉は、切替え可能なLNA利得状態を有するWLAN受信チェーンを使用して行われる。捕捉モジュール1704は、データサンプルが以前に捕捉されていない複数の隣接ティックの付加的なサブセットを備える、捕捉ティックの少なくとも1つの付加的なセットの間にデータサンプルを捕捉するために、複数の隣接ティックによって規定される少なくとも1つの付加的な捕捉期間にわたって捕捉を反復する。捕捉の間、捕捉モジュールは、複数の捕捉期間にまたがって少なくとも1回、WLAN受信チェーンのLNA利得状態を切り替える。
[00104]LNA利得状態モジュール1706は、捕捉期間内の複数の隣接ティックの各々に対してLNA利得状態を決定する。捕捉モジュール1704は、捕捉プロセスの間にこれらのLNA利得状態を使用する。データサンプル処理モジュール1708は、連続データを形成するためにその捕捉されたデータサンプルを処理し、検出モジュール1710は、関心の信号、たとえばPSSおよびSSSを検出するためにその連続データを処理する。
[00105]本装置は、上述した図11のフローチャートおよび図12〜16の略図においてアルゴリズムのステップの各々を実施する付加的なモジュールを含み得る。したがって、図11の上述したフローチャートおよび図12〜16の略図における各ステップは1つのモジュールによって実施され得、本装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00106]図18は、処理システム1814を採用する装置1802’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1800である。処理システム1814は、バス1824によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1824は、処理システム1814の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス1824は、プロセッサ1804によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールと、モジュール1704、1706、1708、1710と、コンピュータ可読媒体/メモリ1806とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1824はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明しない。
[00107]処理システム1814は、WLANトランシーバ1810に結合され得る。トランシーバ1810は、1つまたは複数のアンテナ1820に結合される。トランシーバ1810は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1810は、1つまたは複数のアンテナ1820から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1814に提供する。加えて、トランシーバ1810は、処理システム1814から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1820に適用されるべき信号を生成する。
[00108]処理システム1814は、コンピュータ可読媒体/メモリ1806に結合されたプロセッサ1804を含む。プロセッサ1804は、コンピュータ可読媒体/メモリ1806に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1804によって実行されたとき、処理システム1814に、特定の装置のための上記で説明した様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1806はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1804によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、モジュール1704、1706、1708および1710のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのモジュールは、プロセッサ1804中で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1806中に常駐する/記憶されたソフトウェアモジュールであるか、プロセッサ1804に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュールであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1818は、UE650の構成要素であり得、メモリ660、および/またはTXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とのうちの少なくとも1つを含み得る。
[00109]一構成では、ワイヤレス通信用の装置1702/1702’は、複数の隣接ティックによって規定される第1の捕捉期間内の捕捉ティックの第1のセットの間にデータサンプルを捕捉するための手段を含む。捕捉ティックの第1のセットは、複数の隣接ティックの第1のサブセットを含み、捕捉は、切替え可能なLNA利得状態を有するWLAN受信チェーンを使用して行われる。本装置1702/1702’はまた、データサンプルが以前に捕捉されていない複数の隣接ティックの付加的なサブセットを備える、捕捉ティックの少なくとも1つの付加的なセットの間にデータサンプルを捕捉するために、複数の隣接ティックによって規定される少なくとも1つの付加的な捕捉期間にわたって捕捉を反復するための手段を含み得る。捕捉の間、捕捉モジュールは、複数の捕捉期間にまたがって少なくとも1回、WLAN受信チェーンのLNA利得状態を切り替える。本装置1702/1702’は、捕捉期間内の複数の隣接ティックの各々に対してLNA利得状態を決定するための手段と、連続データを形成するためにその捕捉されたデータサンプルを処理するための手段と、関心の信号、たとえばPSSおよびSSSを検出するために連続データを処理するための手段とをさらに含み得る。
[00110]上述の手段は、上述の手段によって記載される機能を実行するように構成された、装置1702、および/または装置1702’の処理システム1718の上述のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム1814は、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって記載される機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659であってよい。
[00111]図19は、WWANによって周期的に送信される関心の信号をデータサンプルが含む、WLAN受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉する方法のフローチャート1900である。この方法は、UEによって実施され得る。
[00112]ステップ1902において、UEは、WLAN受信チェーンに対する複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択する。いくつかの構成では、複数の利用可能な利得状態は、LNA利得状態の離散集合に限定され得る。他の構成では、複数の利用可能なLNA利得状態は、エネルギー測定に基づいて導出され得る。
[00113]ステップ1904において、UEは、選択されたLNA利得状態にWLAN受信チェーンのLNA利得状態を設定する。ステップ1906において、UEは、捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉する。ステップ1908において、UEは、関心の信号に関して検出するためにそのデータサンプルを処理する。
[00114]図20および21は、複数の利用可能な利得状態がLNA利得状態の離散集合に限定され得る場合における、図19の方法の例示的な記述である。たとえば、一実装形態では、LNAは、それぞれ低度、中度、および高度の受信信号電力レベルに対する3つの利得状態G0、G1およびG2のみを有し得る。
[00115]図20では、複数のWLAN受信チェーンが利用可能である。この場合、UEは、単一の捕捉期間の間に複数のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、好ましいLNA利得状態を選択する。好ましいLNA利得状態は、複数のWLAN受信チェーンの各々のLNA利得状態を利用可能なLNA利得状態のうちの異なる1つに設定し、複数の隣接ティックによって規定される捕捉期間にわたって複数のWLAN受信チェーンの各々を使用してデータサンプルを捕捉することによって選択される。
[00116]たとえば、図20に示すように、2つのWLAN受信チェーンが利用可能である場合、第1のWLAN受信チェーンは利得状態G0に設定され得、また5.1msであり得る捕捉期間にわたってデータサンプルを捕捉し得る。第2のWLAN受信チェーンは、利得状態G1に設定され得、また同じ捕捉期間にわたってデータサンプルを捕捉し得る。次の捕捉期間の間、第1のWLAN受信チェーンは、再び利得状態G0に設定され得、第2のWLAN受信チェーンは、利得状態G2に設定され得る。
[00117]別の例では、3つのWLAN受信チェーンが利用可能である場合、第1のWLAN受信チェーンは利得状態G0に設定され得、また5.1msであり得る捕捉期間にわたってデータサンプルを捕捉し得る。第2のWLAN受信チェーンは、利得状態G1に設定され得、また同じ捕捉期間にわたってデータサンプルを捕捉し得る。第3のWLAN受信チェーンは、利得状態G2に設定され得、また同じ時間期間にわたってデータサンプルを捕捉し得る。
[00118]データサンプルが、利用可能なWLAN受信チェーンの各々によって捕捉された後、UEは、LNA利得状態を有するWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、LNA利得状態の各々に対する測定値を取得する。最良の測定値に対応するLNA利得状態が、好ましいLNA利得状態として選択される。一構成では、測定値は信号品質測定値である。たとえば、セルID検出のためのメトリクス、たとえばPSS_SNRおよびSSS_SNRが取得され得る。それぞれのメトリクスが比較され、最高の(highest)PSS_SNRおよび/またはSSS_SNRに対応するLNA利得状態がLNA利得状態として選択される。一般に、結果として最高のPSS_SNRを生じるLNA利得状態はまた、結果として最高のSSS_SNRを生じる。
[00119]図21では、単一のWLAN受信チェーンが利用可能である。この場合、UEは、複数の捕捉期間の間に単一のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、好ましいLNA利得状態を選択する。好ましいLNA利得状態は、WLAN受信チェーンのLNA利得状態を第1のLNA利得状態に設定することと、複数の隣接ティックによって規定される第1の捕捉期間にわたってWLAN受信チェーンを使用してデータサンプルを捕捉することと、少なくとも1つの付加的なLNA利得状態に対して設定および捕捉を反復することとによって選択される。
[00120]たとえば、単一のWLAN受信チェーンが利用可能である場合、WLAN受信チェーンは利得状態G0に設定され得、また5.1msであり得る第1の捕捉期間にわたってデータサンプルを捕捉し得る。この後、WLAN受信チェーンは、利得状態G2に設定され得、また第2の捕捉期間にわたってデータサンプルを捕捉し得る。次に、WLAN受信チェーンは、利得状態G3に設定され得、また第3の捕捉期間にわたってデータサンプルを捕捉し得る。
[00121]データサンプルがWLAN受信チェーンによって捕捉された後、UEは、WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、LNA利得状態の各々に対する測定値を取得する一方で、そのLNA利得状態に設定する。最良の測定値に対応するLNA利得状態が、好ましいLNA利得状態として選択される。一構成では、その測定値は、PSS_SNRなどの品質測定値であり、SSS_SNRが取得され得る。
[00122]図22を参照すると、単一の捕捉期間の間に関心の信号を捕捉する別の技法では、データサンプルは、単一のLNA利得設定を使用して捕捉され、その結果は、LNA利得を調節するためにデジタルで補償される。測定期間2202の間、LNA利得状態は固定値に設定され、サンプルは、測定期間の持続時間、たとえば5msにわたって収集される。収集されたサンプルは、測定期間2202内の複数の0.5msの測定ティック2204の各々に対してエネルギー測定値を決定するための処理である。各ティック2204に対するLNA利得状態は、そのティックに対するエネルギー測定値に基づいて決定される。
[00123]LNA利得状態、G[new]が、ティック2204の各々に対して決定された利得状態(G[0]、...、G[9])の関数として選択される。一般に、G[new]は、信号の飽和または雑音フロアにおける(in the noise floor)受信信号の損失の可能性を最小化するように選択される。たとえば、最小の利得が選択され、5msの間の最弱の信号が雑音フロアにおいて損失されない場合、その最小の利得がG[new]として使用されるべきである。最大の利得が選択され、信号が5msの間のいかなる時点でも飽和しない場合、その最大の利得がG[new]として使用されるべきである。利得G[0]、...、G[9]が与えられると、G[new]は、G_averageに設定され得るが、このG_averageは、セットG[0]...G[9]における最高の利得と最低の利得との中点値に近い利得である。いくつかの場合には、G_averageは結果として、雑音フロアにおける飽和も信号の損失も生じない。
[00124]次に、捕捉期間2206の間、LNA利得状態は選択されたG[new]に設定され、サンプルは、測定期間の持続時間、たとえば5msにわたって各捕捉ティック2208に対して収集される。捕捉されたサンプルは次いで、各捕捉ティック2208に対してデジタル利得補償を実施することによって処理される。デジタル利得補償は、それぞれの捕捉ティック2208に対するエネルギー測定値から決定された最適なLNA利得状態G[0]、...、G[9]の各々とG[new]と、の間の差に基づき得る。
[00125]この提案では、雑音フロアにおける飽和/損失信号の可能性がない有効なLNA利得状態が存在しないことがある。このタイプの適用例に基づいた2つの考えられる解決策が存在し、それはすなわち、飽和を許可するかまたは信号を再捕捉することである。どちらの解決策を適用すべきかは、アプリケーションに依存する。たとえば、いくつかのアプリケーションは、信号飽和を許容することが可能となり得、たとえば、LTEにおける同期信号は、64QAMを伴うLTEデータよりも(more than)飽和を許容することになる。したがって、同期信号が復号されている場合、いくぶんかの飽和が許容可能となり得る。
[00126]図23を参照すると、通信されているアプリケーションが、選択されたLNA利得G[new]を用いて、飽和または信号が雑音フロアにおいて損失されることを許容し得ない場合、別の捕捉が、新たなLNA利得状態、G[new_2]を用いて開始され得る。たとえば、第1の捕捉期間2302の捕捉ティック5の間に捕捉されたデータサンプルが飽和または損失された場合、新たなLNA利得状態が第2の捕捉期間2304に対して選択される。新たなLNA利得状態G[new_2]は、ティック5の間に捕捉されたデータサンプルが次の捕捉期間2304の間に損失されないことを確実にするように選択される。
[00127]データサンプルは次いで、その新たなLNA利得状態を使用して、第2の捕捉期間2304の各捕捉ティックに対して捕捉される。新たなLNA利得状態G[new_2]は、ティック5の間のデータの捕捉を確実にするように特定的に選択されたものであるため、第2の捕捉期間2304の他のティックの間に捕捉されたデータは飽和または損失される可能性がある。次いで、第2の捕捉期間2304の間に捕捉されたデータに対して、デジタル補償が実施される。第1の捕捉期間2302の間に捕捉されたデータと第2の捕捉期間2304の間に捕捉されたデータは、すべての捕捉ティックから連続データを形成するために組み合わされる。
[00128]図24は、WWANによって周期的に送信される関心の信号を含んだ複数のデータサンプルを、WLAN受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に捕捉するための例示的な装置2402内の種々のモジュール/手段/構成要素の間のデータフローを示す概念的なデータフロー図2400である。装置2402はUEであってもよい。装置2402は、LNA利得状態選択モジュール2404と、設定/捕捉モジュール2406と、検出モジュール2408とを含んでいる。
[00129]LNA利得状態選択モジュール2404は、WLAN受信チェーンに対する複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択する。設定/捕捉モジュール2406は、WLAN受信チェーンのLNA利得状態を選択されたLNA利得状態に設定し、捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉する。検出モジュール2408は、関心の信号に関して検出するためにそのデータサンプルを処理する。
[00130]本装置は、上述した図19のフローチャートおよび図20〜23の略図においてアルゴリズムのステップの各々を実施する付加的なモジュールを含み得る。したがって、図19の上述したフローチャートおよび図20〜23の略図における各ステップは1つのモジュールによって実施され得、本装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。モジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実施するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00131]図25は、処理システム2514を採用する装置2502’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図2500である。処理システム2514は、バス2524によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス2524は、処理システム2514の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスとブリッジとを含み得る。バス2524は、プロセッサ2504によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールと、モジュール2404、2406、2408と、コンピュータ可読媒体/メモリ2506とを含む、様々な回路を互いにリンクする。バス2524はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明しない。
[00132]処理システム2514は、WLANトランシーバ2510に結合され得る。トランシーバ2510は、1つまたは複数のアンテナ2520に結合される。トランシーバ2510は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2510は、1つまたは複数のアンテナ2520から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2514に提供する。加えて、トランシーバ2510は、処理システム2514から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2520に適用されるべき信号を生成する。
[00133]処理システム2514は、コンピュータ可読媒体/メモリ2506に結合されたプロセッサ2504を含む。プロセッサ2504は、コンピュータ可読媒体/メモリ2506に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ2504によって実行されたとき、処理システム2514に、特定の装置のための上記で説明した様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ2506はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2504によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、モジュール2404、2406、および2408のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのモジュールは、プロセッサ2504中で動作するか、コンピュータ可読媒体/メモリ2506中に常駐する/記憶されたソフトウェアモジュールであるか、プロセッサ2504に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュールであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム2514は、UE650の構成要素であり得、メモリ660、および/またはTXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とのうちの少なくとも1つを含み得る。
[00134]一構成では、ワイヤレス通信用の装置2402/2402’は、WLAN受信チェーンに対する複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択するための手段と、WLAN受信チェーンのLNA利得状態を選択されたLNA利得状態に設定するための手段と、捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉するための手段と、関心の信号に関して検出するためにそのデータサンプルを処理するための手段とを含む。
[00135]上述の手段は、上述の手段によって記載される機能を実行するように構成された、装置2402、および/または装置2402’の処理システム2414の上述のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明したように、処理システム2414は、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって記載される機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659であってよい。
[00136]開示したプロセス/フローチャートにおけるステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計の選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるステップの特定の順序または階層が再構成されてよいことを理解されたい。さらに、いくつかのステップは組み合わされてよく、または省略されてもよい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を見本の順序において提示しており、提示された特定の順序または階層に限定されることを意味するものではない。
[00137]以上の説明は、当業者が本明細書で説明する様々な態様を実践できるようにするために提供される。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示される態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書では例、事例、または例示の働きをすることを意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利であると解釈されるべきであるとは限らない。別段に明記されていない限り、「いくつか」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つの」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、AおよびBおよびCであり得、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバを含み得る。本開示全体にわたって説明される様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物は、当業者には周知であり、または後に周知となり、参照により本明細書に明白に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図する。さらに、本明細書で開示するいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
[00137]以上の説明は、当業者が本明細書で説明する様々な態様を実践できるようにするために提供される。これらの態様に対する様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示される態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書では例、事例、または例示の働きをすることを意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明するいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利であると解釈されるべきであるとは限らない。別段に明記されていない限り、「いくつか」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つの」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、AおよびBおよびCであり得、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバを含み得る。本開示全体にわたって説明される様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物は、当業者には周知であり、または後に周知となり、参照により本明細書に明白に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図する。さらに、本明細書で開示するいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉する方法であって、前記データサンプルは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心の信号を含み、前記方法は、
前記WLAN受信チェーンに対する複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択することと、
前記選択されたLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定することと、
捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉することと、
前記関心の信号に関して検出するために前記データサンプルを処理することとを備える方法。
[C2]
前記好ましいLNA利得状態は、単一の捕捉期間の間に複数のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、C1に記載の方法。
[C3]
好ましいLNA利得状態を選択することは、
前記利用可能なLNA利得状態のうちの異なる1つに前記複数のWLAN受信チェーンの各々の前記LNA利得状態を設定することと、
複数の隣接ティックによって規定される捕捉期間にわたって前記複数のWLAN受信チェーンのうちの各々を使用して、データサンプルを捕捉することと、
前記LNA利得状態を有する前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得することとを備え、
前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、C2に記載の方法。
[C4]
前記測定値は信号品質測定値である、C2に記載の方法。
[C5]
前記信号品質測定値は、PSS信号対雑音比(SNR)およびSSS SNRの一方を備える、C3に記載の方法。
[C6]
前記好ましいLNA利得状態は、複数の捕捉期間の間に単一のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、C1に記載の方法。
[C7]
好ましいLNA利得状態を選択することは、
第1のLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定することと、
複数の隣接ティックによって規定される第1の捕捉期間にわたって前記WLAN受信チェーンを使用して、データサンプルを捕捉することと、
少なくとも1つの付加的なLNA利得状態に対して前記設定することおよび捕捉することを反復することと、
前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得する一方で、そのLNA利得状態に設定することとを備え、
前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、C6に記載の方法。
[C8]
好ましいLNA利得状態を選択することは、
捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々に対してLNA利得状態を決定することと、
前記決定されたLNA利得状態の中から前記好ましいLNA利得状態を特定することとを備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記好ましいLNAステージは、信号飽和と信号損失の少なくとも一方を最小限にする、C8に記載の方法。
[C10]
前記好ましいLNAステージは、前記複数の決定されたLNA利得状態の中からの前記最小のLNA利得状態、前記複数の決定されたLNA利得状態の中からの前記最大のLNA利得状態、および前記決定されたLNA利得状態の平均値のうちの1つを備える、C8に記載の方法。
[C11]
処理することは、前記複数の捕捉ティックの各々に対して、前記ティックに対する前記決定されたLNA利得状態および前記選択されたLNA利得状態に基づいて、前記ティックの間に捕捉された前記捕捉データサンプルに対してデジタル利得補償を実施することを備える、C1に記載の方法。
[C12]
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉するための装置であって、前記データサンプルは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心の信号を含み、前記装置は、
前記WLAN受信チェーンに対する複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択するための手段と、
前記選択されたLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定するための手段と、
捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉するための手段と、
前記関心の信号に関して検出するために前記データサンプルを処理するための手段とを備える装置。
[C13]
前記好ましいLNA利得状態は、単一の捕捉期間の間に複数のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、C12に記載の装置。
[C14]
好ましいLNA利得状態を選択するための前記手段は、
前記利用可能なLNA利得状態のうちの異なる1つに前記複数のWLAN受信チェーンの各々の前記LNA利得状態を設定することと、
複数の隣接ティックによって規定される捕捉期間にわたって前記複数のWLAN受信チェーンのうちの各々を使用して、データサンプルを捕捉することと、
前記LNA利得状態を有する前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得することとを行うように構成され、
前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、C13に記載の装置。
[C15]
前記測定値は信号品質測定値である、C13に記載の装置。
[C16]
前記信号品質測定値は、PSS信号対雑音比(SNR)およびSSS SNRの一方を備える、C14に記載の装置。
[C17]
前記好ましいLNA利得状態は、複数の捕捉期間の間に単一のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、C12に記載の装置。
[C18]
好ましいLNA利得状態を選択するための前記手段は、
第1のLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定することと、
複数の隣接ティックによって規定される第1の捕捉期間にわたって前記WLAN受信チェーンを使用して、データサンプルを捕捉することと、
少なくとも1つの付加的なLNA利得状態に対して前記設定することおよび捕捉することを反復することと、
前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得する一方で、そのLNA利得状態に設定することとを行うように構成され、
前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、C17に記載の装置。
[C19]
好ましいLNA利得状態を選択するための前記手段は、
捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々に対してLNA利得状態を決定することと、
前記決定されたLNA利得状態の中から前記好ましいLNA利得状態を特定することとを行うように構成される、C12に記載の装置。
[C20]
前記好ましいLNAステージは、信号飽和と信号損失の少なくとも一方を最小限にする、C19に記載の装置。
[C21]
前記好ましいLNAステージは、前記複数の決定されたLNA利得状態の中からの前記最小のLNA利得状態、前記複数の決定されたLNA利得状態の中からの前記最大のLNA利得状態、および前記決定されたLNA利得状態の平均値のうちの1つを備える、C19に記載の装置。
[C22]
処理するための前記手段は、前記複数の捕捉ティックの各々に対して、前記ティックに対する前記決定されたLNA利得状態および前記選択されたLNA利得状態に基づいて、前記ティックの間に捕捉された前記捕捉データサンプルに対してデジタル利得補償を実施するように構成される、C12に記載の装置。
[C23]
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉するための装置であって、前記データサンプルは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心の信号を含み、前記装置は、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記WLAN受信チェーンのための複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択することと、
前記選択されたLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定することと、
捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉することと、
前記関心の信号に関して検出するために前記データサンプルを処理することとを行うように構成される装置。
[C24]
前記好ましいLNA利得状態は、単一の捕捉期間の間に複数のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、C23に記載の装置。
[C25]
好ましいLNA利得状態を選択するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記利用可能なLNA利得状態のうちの異なる1つに前記複数のWLAN受信チェーンの各々の前記LNA利得状態を設定することと、
複数の隣接ティックによって規定される捕捉期間にわたって前記複数のWLAN受信チェーンのうちの各々を使用して、データサンプルを捕捉することと、
前記LNA利得状態を有する前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得することとを行うようにさらに構成され、
前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、C24に記載の装置。
[C26]
前記測定値は信号品質測定値である、C24に記載の装置。
[C27]
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉するためのコンピュータプログラム製品であって、前記データサンプルは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心の信号を含み、前記製品は、コンピュータ可読媒体上に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、
前記WLAN受信チェーンのための複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択するステップと、
前記選択されたLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定するステップと、
捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉するステップと、
前記関心の信号に関して検出するために前記データサンプルを処理するステップとを実施するコードを備える製品。
[C28]
前記好ましいLNA利得状態は、単一の捕捉期間の間に複数のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、C27に記載の製品。
[C29]
好ましいLNA利得状態を選択するためのコードは、
前記利用可能なLNA利得状態のうちの異なる1つに前記複数のWLAN受信チェーンの各々の前記LNA利得状態を設定することと、
複数の隣接ティックによって規定される捕捉期間にわたって前記複数のWLAN受信チェーンのうちの各々を使用して、データサンプルを捕捉することと、
前記LNA利得状態を有する前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得することとを行うためのコードを備え、
前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、C28に記載の製品。
[C30]
前記測定値は信号品質測定値である、C28に記載の製品。

Claims (30)

  1. ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉する方法であって、前記データサンプルは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心の信号を含み、前記方法は、
    前記WLAN受信チェーンに対する複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択することと、
    前記選択されたLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定することと、
    捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉することと、
    前記関心の信号に関して検出するために前記データサンプルを処理することとを備える方法。
  2. 前記好ましいLNA利得状態は、単一の捕捉期間の間に複数のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 好ましいLNA利得状態を選択することは、
    前記利用可能なLNA利得状態のうちの異なる1つに前記複数のWLAN受信チェーンの各々の前記LNA利得状態を設定することと、
    複数の隣接ティックによって規定される捕捉期間にわたって前記複数のWLAN受信チェーンのうちの各々を使用して、データサンプルを捕捉することと、
    前記LNA利得状態を有する前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得することとを備え、
    前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記測定値は信号品質測定値である、請求項2に記載の方法。
  5. 前記信号品質測定値は、PSS信号対雑音比(SNR)およびSSS SNRの一方を備える、請求項3に記載の方法。
  6. 前記好ましいLNA利得状態は、複数の捕捉期間の間に単一のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、請求項1に記載の方法。
  7. 好ましいLNA利得状態を選択することは、
    第1のLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定することと、
    複数の隣接ティックによって規定される第1の捕捉期間にわたって前記WLAN受信チェーンを使用して、データサンプルを捕捉することと、
    少なくとも1つの付加的なLNA利得状態に対して前記設定することおよび捕捉することを反復することと、
    前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得する一方で、そのLNA利得状態に設定することとを備え、
    前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、請求項6に記載の方法。
  8. 好ましいLNA利得状態を選択することは、
    捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々に対してLNA利得状態を決定することと、
    前記決定されたLNA利得状態の中から前記好ましいLNA利得状態を特定することとを備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記好ましいLNAステージは、信号飽和と信号損失の少なくとも一方を最小限にする、請求項8に記載の方法。
  10. 前記好ましいLNAステージは、前記複数の決定されたLNA利得状態の中からの前記最小のLNA利得状態、前記複数の決定されたLNA利得状態の中からの前記最大のLNA利得状態、および前記決定されたLNA利得状態の平均値のうちの1つを備える、請求項8に記載の方法。
  11. 処理することは、前記複数の捕捉ティックの各々に対して、前記ティックに対する前記決定されたLNA利得状態および前記選択されたLNA利得状態に基づいて、前記ティックの間に捕捉された前記捕捉データサンプルに対してデジタル利得補償を実施することを備える、請求項1に記載の方法。
  12. ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉するための装置であって、前記データサンプルは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心の信号を含み、前記装置は、
    前記WLAN受信チェーンに対する複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択するための手段と、
    前記選択されたLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定するための手段と、
    捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉するための手段と、
    前記関心の信号に関して検出するために前記データサンプルを処理するための手段とを備える装置。
  13. 前記好ましいLNA利得状態は、単一の捕捉期間の間に複数のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、請求項12に記載の装置。
  14. 好ましいLNA利得状態を選択するための前記手段は、
    前記利用可能なLNA利得状態のうちの異なる1つに前記複数のWLAN受信チェーンの各々の前記LNA利得状態を設定することと、
    複数の隣接ティックによって規定される捕捉期間にわたって前記複数のWLAN受信チェーンのうちの各々を使用して、データサンプルを捕捉することと、
    前記LNA利得状態を有する前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得することとを行うように構成され、
    前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記測定値は信号品質測定値である、請求項13に記載の装置。
  16. 前記信号品質測定値は、PSS信号対雑音比(SNR)およびSSS SNRの一方を備える、請求項14に記載の装置。
  17. 前記好ましいLNA利得状態は、複数の捕捉期間の間に単一のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、請求項12に記載の装置。
  18. 好ましいLNA利得状態を選択するための前記手段は、
    第1のLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定することと、
    複数の隣接ティックによって規定される第1の捕捉期間にわたって前記WLAN受信チェーンを使用して、データサンプルを捕捉することと、
    少なくとも1つの付加的なLNA利得状態に対して前記設定することおよび捕捉することを反復することと、
    前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得する一方で、そのLNA利得状態に設定することとを行うように構成され、
    前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、請求項17に記載の装置。
  19. 好ましいLNA利得状態を選択するための前記手段は、
    捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々に対してLNA利得状態を決定することと、
    前記決定されたLNA利得状態の中から前記好ましいLNA利得状態を特定することとを行うように構成される、請求項12に記載の装置。
  20. 前記好ましいLNAステージは、信号飽和と信号損失の少なくとも一方を最小限にする、請求項19に記載の装置。
  21. 前記好ましいLNAステージは、前記複数の決定されたLNA利得状態の中からの前記最小のLNA利得状態、前記複数の決定されたLNA利得状態の中からの前記最大のLNA利得状態、および前記決定されたLNA利得状態の平均値のうちの1つを備える、請求項19に記載の装置。
  22. 処理するための前記手段は、前記複数の捕捉ティックの各々に対して、前記ティックに対する前記決定されたLNA利得状態および前記選択されたLNA利得状態に基づいて、前記ティックの間に捕捉された前記捕捉データサンプルに対してデジタル利得補償を実施するように構成される、請求項12に記載の装置。
  23. ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉するための装置であって、前記データサンプルは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心の信号を含み、前記装置は、
    メモリと、
    前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記WLAN受信チェーンのための複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択することと、
    前記選択されたLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定することと、
    捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉することと、
    前記関心の信号に関して検出するために前記データサンプルを処理することとを行うように構成される装置。
  24. 前記好ましいLNA利得状態は、単一の捕捉期間の間に複数のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、請求項23に記載の装置。
  25. 好ましいLNA利得状態を選択するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記利用可能なLNA利得状態のうちの異なる1つに前記複数のWLAN受信チェーンの各々の前記LNA利得状態を設定することと、
    複数の隣接ティックによって規定される捕捉期間にわたって前記複数のWLAN受信チェーンのうちの各々を使用して、データサンプルを捕捉することと、
    前記LNA利得状態を有する前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得することとを行うようにさらに構成され、
    前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、請求項24に記載の装置。
  26. 前記測定値は信号品質測定値である、請求項24に記載の装置。
  27. ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)受信チェーンを使用して単一の捕捉期間の間に複数のデータサンプルを捕捉するためのコンピュータプログラム製品であって、前記データサンプルは、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心の信号を含み、前記製品は、コンピュータ可読媒体上に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、
    前記WLAN受信チェーンのための複数の利用可能なLNA利得状態の中から好ましいLNA利得状態を選択するステップと、
    前記選択されたLNA利得状態に前記WLAN受信チェーンの前記LNA利得状態を設定するステップと、
    捕捉期間内の複数の連続的捕捉ティックの各々の間にデータサンプルを捕捉するステップと、
    前記関心の信号に関して検出するために前記データサンプルを処理するステップとを実施するコードを備える製品。
  28. 前記好ましいLNA利得状態は、単一の捕捉期間の間に複数のWLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて選択される、請求項27に記載の製品。
  29. 好ましいLNA利得状態を選択するためのコードは、
    前記利用可能なLNA利得状態のうちの異なる1つに前記複数のWLAN受信チェーンの各々の前記LNA利得状態を設定することと、
    複数の隣接ティックによって規定される捕捉期間にわたって前記複数のWLAN受信チェーンのうちの各々を使用して、データサンプルを捕捉することと、
    前記LNA利得状態を有する前記WLAN受信チェーンによって捕捉されたデータサンプルに基づいて、前記LNA利得状態の各々に対する測定値を取得することとを行うためのコードを備え、
    前記最大の測定値に対応する前記LNA利得状態が、前記好ましいLNA利得状態として選択される、請求項28に記載の製品。
  30. 前記測定値は信号品質測定値である、請求項28に記載の製品。
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