JP6302090B2 - ワイヤレスローカルエリアネットワーク受信チェーンによるpssおよびsssのキャプチャ - Google Patents

ワイヤレスローカルエリアネットワーク受信チェーンによるpssおよびsssのキャプチャ Download PDF

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Description

関連出願
[0001]本出願は、参照によりその全体が本明細書に明示的に組み込まれる、2014年4月14日に出願された「CAPTURE OF PSS AND SSS WITH WIRELESS LOCAL AREA NETWORK RECEIVE CHAIN」という名称の米国特許出願第14/252,773号の利益を主張する。
[0002]本開示は、広くには、通信システムに関し、より詳しくは、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)受信チェーンにおけるロング・ターム・エボリューション(LTE(登録商標))波形のプライマリ同期信号(PSS:primary synchronization signals)およびセカンダリ同期信号(SSS:secondary synchronization signals)のキャプチャに関する。
[0003]ワイヤレス通信システムが、電話、映像、データ、メッセージング、および放送、などの種々の電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力)を分配することによって多数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続技術を採用し得る。このような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムを含む。
[0004]これらの多元接続技術は、地方、国家、地域、ならびに世界のレベルにおいて様々なワイヤレスデバイスの通信を可能にする共通のプロトコルを提供するために種々の電気通信規格において採用されている。新興の電気通信規格の一例が、ロング・ターム・エボリューション(LTE)である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサル移動体通信システム(UMTS)モバイル規格の一連の改良である。LTEは、ダウンリンク(DL)でのOFDMA、アップリンク(UL)でのSC−FDMA、および多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し、スペクトル効率の改善、コストの削減、サービスの改善、新たなスペクトルの利用、および他のオープンスタンダードとのより良好な統合によって、モバイル・ブロードバンド・インターネット・アクセスをより良好にサポートするように設計されている。しかしながら、モバイル・ブロードバンド・アクセスへの需要が増加を続けているがゆえに、LTE技術のさらなる改善について、ニーズが存在している。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術ならびにこれらの技術を採用する電気通信規格にも適用可能でなければならない。
[0005]複数の通信フレームの各々においてワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)によって送信される関心信号(signal of interest)をキャプチャするための方法、コンピュータプログラム製品、および装置が提供される。関心信号は、プライマリ同期信号(PSS)またはセカンダリ同期信号(SSS)であり得、関心信号の送信の周期は、LTE信号のためのPSSおよび/またはSSSを検出するために必要なキャプチャの最小継続時間である。WWANによって送信されるデータは、複数の通信フレームの各々に関してキャプチャされる。
[0006]一実装形態において、データは、関心信号の送信の周期よりも短い継続時間に対応するキャプチャ長さ(capture length)にわたってキャプチャされる。キャプチャは、WLAN受信チェーンにより行われ、各キャプチャは、それぞれの通信フレーム内の、他の通信フレームに対して異なるポイントにおいて生じる。複数のデータキャプチャが処理され、送信の周期よりも長い継続時間に対応する等価の連続データを形成する。連続データは関心信号の送信の周期よりも長い継続時間を有するので、関心信号は、キャプチャされたデータに含まれることになり、PSSおよび/またはSSSの検出が起こり得る。
[0007]上述の実装形態は、WLAN無線機の利用可能性が、関心信号をシングルショットでキャプチャするために充分なキャプチャ継続時間を可能にしない状況に当てはまる。例えば、上記の状況は、WLANモデムが5.1msのデータを一度にキャプチャすることを可能にしない。したがって、5.1msのデータを得るために、複数のキャプチャが時間をかけて行われ、蓄積される。いくつかの状況においては、WLANモデムが、シングルショットでの信号キャプチャを可能にするためのより長い時間期間にわたって利用可能であり得る。
[0008]したがって、別の実装形態においては、ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)受信チェーンへのアクセスが、測定ギャップに対応する時間期間にわたって獲得される。WWANによって送信される関心信号は、WLAN受信チェーンを使用して測定ギャップ中にキャプチャされる。WLAN受信チェーンへのアクセスは、いくつかのやり方のうちのいずれか1つにて獲得され得る。例えば、アクセスは、1)仮想フローを通じてLTE測定のためのWLAN受信チェーンアクセスを要求すること、2)パワー・セーブ・モードに入ること、3)非稼働中のWLANチャネルにチューニングすること、4)ネットワーク・アロケーション・ベクトル(NAV)をしきい値またはしきい値よりも上に設定すること、あるいは5)WLAN受信チェーンがWLAN動作を実行することを妨げられる測定モードに入ること、によって獲得され得る。
[0009]別の実装形態において、それは上記の実装形態の組み合わせであり、測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスの獲得が試みられる。試みが成功する場合、関心信号は、WLAN受信チェーンを使用して測定ギャップ中にキャプチャされる。測定ギャップについてWLAN受信チェーンへのアクセスの獲得の試みが成功しない場合、複数の通信フレームの各々について、データが、関心信号の送信の周期よりも短い継続時間に対応するキャプチャ長さにわたってキャプチャされる。キャプチャは、WLAN受信チェーンで行われ、各々のキャプチャは、それぞれの通信フレーム内の、他の通信フレームに対して異なるポイントにおいて生じる。複数のデータキャプチャが処理され、送信の周期よりも長い継続時間に対応する等価の連続データを形成する。
[0010]図1は、ネットワークアーキテクチャの例を示す図である。 [0011]図2は、アクセスネットワークの例を示す図である。 [0012]図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の例を示す図である。 [0013]図4は、LTEにおけるULフレーム構造の例を示す図である。 [0014]図5は、ユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの例を示す図である。 [0015]図6は、アクセスネットワークにおける発展型ノードBおよびユーザ機器の例を示す図である。 [0016]図7は、複数の無線機を備えるUEの図である。 [0017]図8は、時間ドメインにおけるLTEの無線通信フレーム構造の図である。 [0018]図9は、LTE通信フレームとともに第1のタイプのBluetooth(登録商標)通信ウインドウを示す図である。 [0019]図10は、5.1msのデータサンプルに充分なBluetooth通信ウインドウを示す図である。 [0020]図11は、LTE通信フレームとともに第2のタイプのBluetooth通信ウインドウを示す図である。 [0021]図12は、複数の通信フレームの各々の間にWWANによって送信される関心信号をキャプチャする方法のフローチャートである。 [0022]図13は、図12の方法を実装する例示的な装置における種々のモジュール/手段/コンポーネント間のデータの流れを説明する概念的なデータフロー図である。 [0023]図14は、請求項12の方法を実装する処理システムを用いる装置についてのハードウェア実装の例を示す図である。 [0024]図15は、WWANによって周期的に送信される関心信号をキャプチャする方法のフローチャートである。 [0025]図16は、図16の方法を実装する例示的な装置における種々のモジュール/手段/コンポーネント間のデータの流れを説明する概念的なデータフロー図である。 [0026]図17は、図15の方法を実装する処理システムを用いる装置のハードウェア実装の例を示す図である。
[0027]添付の図面に関連して以下で述べられる詳細な説明は、種々の構成の説明として意図されており、本明細書に記載の考え方が実現され得る構成だけを表そうとしたものではない。詳細な説明は、種々の考え方の完全な理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの考え方が、これらの具体的な詳細を備えることなく実施され得ることは、当業者にとって明らかであろう。いくつかの場合においては、このような考え方を不明瞭にしてしまわないよう、周知の構造およびコンポーネントは、ブロック図の形態で示されている。
[0028]次に、電気通信システムのいくつかの態様が、種々の装置および方法に関して提示される。これらの装置および方法は、種々のブロック、モジュール、コンポーネント、回路、工程、処理、アルゴリズムなど(まとめて「要素」と称される)によって、以下の詳細な説明において説明され、添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用して実現され得る。このような要素がハードウェアとして実現されるか、あるいはソフトウェアとして実現されるかは、個々の用途およびシステム全体に課される設計上の制約事項に依存する。
[0029]例えば、要素、または要素のいずれかの部分、あるいは要素の何らかの組み合わせが、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」で実現され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラマブル論理素子(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェア回路、および本開示の各所に記載の種々の機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアを含む。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはハードウェア記述言語のいずれとして言及されても、あるいは他の方法で言及されても、インストラクション、インストラクションセット、コード、コード部分、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、機能、などを意味するものと広く解釈されるべきである。
[0030]したがって、1つまたは複数の典型的な実施形態において、上述の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせにて実現され得る。ソフトウェアにて実現される場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数のインストラクションまたはコードとして保存またはエンコードされ得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。これらに限られるわけではないが、例として、このようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD−ROM)または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、あるいは所望のプログラムコードをインストラクションまたはデータ構造の形態で保持または記憶するために使用されるができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を備えることができる。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0031]図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を説明する図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケット・システム(EPS:Evolved Packet System)100と称され得る。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)104と、発展型パケット・コア(EPC)110と、オペレータのインターネットプロトコル(IP)サービス122とを含み得る。EPSは、他のアクセスネットワークとの相互接続が可能であるが、分かり易くするために、これらのエンティティ/インターフェイスは示されていない。図示のとおり、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者であれば容易に理解できるとおり、本開示の全体において提示される種々の考え方は、回路交換サービスを提供するネットワークにも拡張され得る。
[0032]E−UTRANは、発展型Node B(eNB:evolved Node B)106および他のeNB108を含み、マルチキャスト協調エンティティ(MCE:Multicast Coordination Entity)128を含み得る。eNB106は、UE102へのユーザおよび制御プレーンプロトコル終端を提供する。eNB106は、バックホール(例えば、X2インターフェイス)を介して他のeNB108に接続され得る。MCE128は、発展型マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(eMBMS)のために時間/周波数無線リソースを割り当て、eMBMSのための無線設定(例えば、変調およびコーディングスキーム(MCS))を決定する。MCE128は、別個のエンティティまたはeNB106の一部であり得る。eNB106は、基地局、Node B、アクセスポイント、ベース・トランシーバ・ステーション、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または何らかの他の適切な用語で呼ばれ得る。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを提供する。UE102の例は、携帯電話機、スマートフォン、セッション・イニシエーション・プロトコル(SIP)フォン、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線機、グローバル・ポジショニング・システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタル・オーディオ・プレイヤー(例えば、MP3プレイヤー)、カメラ、ゲーム機、タブレット、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。UE102は、また、当業者により、移動局、加入者設備、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、移動機、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、移動加入者設備、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語でも呼ばれ得る。
[0033]eNB106は、EPC110へと接続される。EPC110は、移動管理エンティティ(MME)112、ホーム加入者サーバ(HSS)120、他のMME114、サービングゲートウェイ(SGW)116、マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)ゲートウェイ124、ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス・センタ(BM−SC)126、およびパケット・データ・ネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)118を含み得る。MME112は、UE102とEPC110との間の信号伝達を処理する制御ノードである。一般に、MME112は、ベアラー(bearer)および接続の管理を提供する。すべてのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ116を通って運ばれ、サービングゲートウェイ116自身は、PDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UE IPアドレス割り当てならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ118およびBM−SC126は、IPサービス122へと接続される。IPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス(PSS)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM−SC126は、MBMSユーザサービスの供給および配信のための機能を提供し得る。BM−SC126は、コンテンツプロバイダのMBMS送信のためのエントリポイントとして機能し得、地上波公共移動通信ネットワーク(PLMN)においてMBMSベアラーサービスを許可および開始させるために使用され得、MBMS送信のスケジュールおよび配信に使用され得る。MBMSゲートウェイ124は、特定のサービスをブロードキャストしているマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)に属するeNB(例えば、106、108)へとMBMSトラフィックを分配するために使用され得、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関連の課金情報の収集を担当し得る。
[0034]図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の例を示す図である。この例において、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割されている。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(例えば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、マイクロセル、またはリモートラジオヘッド(RRH)であり得る。マクロeNB204の各々が、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202内のすべてのUE206のためにEPC110へのアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では、中央集中コントローラが存在しないが、代案の構成においては、中央集中コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラー制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続を含むすべての無線関連機能を担当する。eNBは、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも称される)をサポートし得る。用語「セル」は、eNBの最小のカバレッジ領域を指すことができ、かつ/またはeNBサブシステムのサービング(serving)は、特定のカバレッジ領域である。さらに、用語「eNB」、「基地局」、および「セル」は、本明細書において交換可能に使用され得る。
[0035]アクセスネットワーク200によって用いられる変調および多元接続のスキームは、展開されている特定の電気通信規格に依存して様々であり得る。LTEアプリケーションにおいては、DLにおいてOFDMAが使用され、ULにおいてSC−FDMAが使用され、周波数分割複信(FDD)および時分割複信(TDD)の両方がサポートされる。当業者であれば以下の詳細な説明から容易に理解できるとおり、本明細書に提示される種々の考え方は、LTEアプリケーションによく適している。しかしながら、これらの考え方は、他の変調および多元接続技術を使用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの考え方は、エボリューション・データ・オプティマイズド(EV−DO)またはウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によってCDMA2000ファミリの規格の一部として公表されたエアインターフェイス規格であり、CDMAを用いて移動局にブロードバンド・インターネット・アクセスを提供する。さらに、これらの考え方は、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))およびTD−SCDMAなどのCDMAの他の変種を用いるユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、TDMAを用いるグローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM(登録商標)、ならびにOFDMAを用いる発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、およびフラッシュOFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、3GPP団体からの文書において説明されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体からの文書において説明されている。用いられる実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、具体的な用途およびシステムに課された全体的な設計の制約に依存することになる。
[0036]eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB204は、空間ドメインを利用して空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートすることができる。空間多重化は、同じ周波数において同時に異なるデータストリームを送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを高めるために単一のUE206に送信されてよく、あるいは全体としてのシステムの能力を高めるために複数のUE206に送信され得る。これは、各々のデータストリームを空間的にプリコーディング(spatially precoding)(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用)し、次いで空間的にプリコーディングされた各々のストリームをDLにおいて複数の送信アンテナを通じて送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームが、異なる空間シグネチャ(spatial signature)を有してUE206に到達し、そのことにより、各々のUE206は、このUE206に向けられた1つまたは複数のデータストリームを復元することができる。ULにおいて、各々のUE206が、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、そのことにより、eNB204は、空間的にプリコーティングされた各々のデータストリームのソースを識別できるようになる。
[0037]空間多重化は、一般的に、チャネル条件が良好な場合に使用される。チャネル条件があまり良好でない場合、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるために、ビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナによる送信のためにデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルの端における良好なカバレッジを達成するために、単一ストリームのビームフォーミング送信が、送信ダイバーシティと組み合わせて使用され得る。
[0038]以下の詳細な説明においては、アクセスネットワークの種々の態様が、DLにおいてOFDMをサポートするMIMOシステムに関連して説明される。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアにわたってデータを変調するスペクトル拡散技術である。サブキャリアは、間隔を開けて精密周波数に位置している。間隔は、サブキャリアからのデータの復元を受信機にとって可能にする「直交性」を提供する。時間ドメインにおいて、OFDMシンボル間干渉に対抗するために、ガードインターバル(例えば、サイクリックプリフィクス)が、各々のOFDMシンボルに追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(peak-to-average power ratio)(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形態のSC−FDMAを使用し得る。
[0039]図3は、ノーマルサイクリックプリフィクス(normal cyclic prefix)を使用するLTEにおけるDLフレーム構造の例を示す図300である。フレーム(10ms)は、それぞれが1msの継続時間である10個の等しいサイズのサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2個の連続するタイムスロットを含み得る。各タイムスロットがリソースブロックを含む、2個のタイムスロットを表すために、リソースグリッドが使用され得る。リソースグリッドは、複数のリソースエレメントに分割される。LTEにおいては、ノーマルサイクリックプリフィクスに関して、リソースブロックが、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含むとともに、時間ドメインにおいて7個の連続するOFDMシンボルを含み、合計で84個のリソースエレメントを含む。拡張サイクリックプリフィクスに関しては、リソースブロックが、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含むとともに、時間ドメインにおいて6個の連続するOFDMシンボルを含み、合計で72個のリソースエレメントを含む。リソースエレメントのうちのR 302、304として示されるいくつかは、DL基準信号(DL−RS)を含む。DL−RSは、セル固有のRS(CRS)(共通RSと呼ばれることもある)302と、UE固有のRS(UE−RS)304とを含む。UE−RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH)がマッピングされたリソースブロックにおいてのみ送信される。各々のリソースエレメントによって搬送されるビット数は、変調スキームに依存する。すなわち、UEが受信するリソースブロックがより多く、変調スキームが高度であるほど、このUEについてのデータレートは高くなる。
[0040]図4は、LTEにおけるULフレーム構造の例を示す図400である。ULのために利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに分割され得る。制御セクションは、システム帯域幅の両端に形成され得、設定可能なサイズを有し得る。制御セクション内のリソースブロックは、制御情報の送信のためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクションに含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造は、連続するサブキャリアを含むデータセクションをもたらし、これは、データセクションの連続するサブキャリアのすべてを単一のUEに割り当てることを可能にし得る。
[0041]UEに、eNBに制御情報を送信するために、制御セクションのリソースブロック410a、410bが割り当てられ得る。さらに、UEに、eNBにデータを送信するために、データセクションのリソースブロック420a、420bが割り当てられ得る。UEは、制御セクションの割り当てられたリソースブロックにおいて、物理UL制御チャネル(PUCCH)にて制御情報を送信し得る。UEは、データセクションの割り当てられたリソースブロックにおいて、物理UL共有チャネル(PUSCH)にてデータのみ、またはデータおよび制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにまたがり得、周波数を横断してホッピングし得る。
[0042]リソースブロックの組が、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)430において初期システムアクセスを実行し、UL同期を達成するために使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送するが、いかなるULデータ/シグナリングも搬送できない。各々のランダム・アクセス・プリアンブルが、連続する6個のリソースブロックに対応する帯域幅を占める。開始周波数は、ネットワークによって指定される。すなわち、ランダム・アクセス・プリアンブルの送信は、特定の時間および周波数リソースに限られる。PRACHについて、周波数ホッピングは存在しない。PRACHの試みは、単一のサブフレーム(1ms)または連続した少数のサブフレームのシーケンスにて搬送され、UEは、1フレーム(10ms)につき1回だけPRACHの試みを行うことができる。
[0043]図5は、LTEにおけるユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャが、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3という3つのレイヤを有して示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は、最下位のレイヤであり、種々の物理レイヤ信号処理機能を実現する。L1レイヤは、本明細書において、物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上方にあり、物理レイヤ506を介したUEとeNBとの間のリンクを担当する。
[0044]ユーザプレーンにおいて、L2レイヤ508は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ510、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512、およびパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)514サブレイヤを含み、これらはネットワーク側においてeNBで終端とされる。図示されていないが、UEは、ネットワーク側においてPDNゲートウェイ118を終端とするネットワークレイヤ(例えば、IPレイヤ)および接続の他端(例えば、遠端のUE、サーバ、など)を終端とするアプリケーションレイヤを含むL2レイヤ508の上方のいくつかの上位レイヤを有し得る。
[0045]PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラーおよび論理チャネルの間の多重化を提供する。PDCPサブレイヤ514は、また、無線送信のオーバーヘッドを減らすための上位レイヤのデータパケットのヘッダ圧縮、データパケットを暗号化することによるセキュリティ、およびeNB間のUEのハンドオーバのサポートを提供する。RLCサブレイヤ512は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)に起因して順序が乱れた受信を補償するために、上位レイヤデータパケットの分割および再構築、失われたデータパケットの再送、およびデータパケットの並べ替えを提供する。MACサブレイヤ510は、論理およびトランスポートチャネルの間の多重化を提供する。MACサブレイヤ510は、また、1つのセルの種々の無線リソース(例えば、リソースブロック)のUE間の割り当てを担当する。また、MACサブレイヤ510は、HARQ動作も担当する。
[0046]制御プレーンにおいて、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンにはヘッダ圧縮機能が存在しない点を除き、物理レイヤ506およびL2レイヤ508について実質的に同じである。制御プレーンは、また、レイヤ3(L3レイヤ)に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(例えば、無線ベアラー)の獲得、およびeNBとUEとの間のRRCシグナリングを用いる下位レイヤの設定を担当する。
[0047]図6は、アクセスネットワークにおいてUE650と通信するeNB610のブロック図である。DLにおいて、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ675に提供される。コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤの機能を実現する。DLにおいて、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットの分割および並べ替え、論理およびトランスポートチャネルの間の多重化、ならびに種々の優先度の基準に基づくUE650への無線リソースの割り当てを提供する。さらに、コントローラ/プロセッサ675は、HARQ動作、失われたパケットの再送、およびUE650へのシグナリングを担当する。
[0048]送信(TX)プロセッサ616が、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための種々の信号処理機能を実現する。信号処理機能は、UE650での前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービング、ならびに種々の変調スキーム(例えば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、多値位相偏移変調(M−PSK)、多値直交振幅変調(M−QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを含む。コーディングおよび変調後のシンボルは、次いで、並列ストリームに分けられる。次に、各々のストリームが、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおいて基準信号(例えば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT)を用いて一体に結合され、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルが生成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。コーディングおよび変調スキームの決定、ならびに空間処理のために、チャネル推定器674からのチャネル推定値が使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信された基準信号および/またはチャネル条件フィードバックから導出され得る。次いで、各々の空間ストリームが、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620にもたらされ得る。各々の送信機618TXは、送信のために、それぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0049]UE650において、各々の受信機654RXが、それぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各々の受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、この情報を受信(RX)プロセッサ656に提供する。RXプロセッサ656は、L1レイヤの種々の信号処理機能を実現する。RXプロセッサ656は、UE650に向けられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームがUE650に向けられている場合、これらは、RXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに結合され得る。次に、RXプロセッサ656は、高速フーリエ変換(FFT)を用いて、OFDMシンボルストリームを時間ドメインから周波数ドメインに変換する。周波数ドメインの信号は、OFDM信号の各々のサブキャリアについて別々のOFDMシンボルストリームを備える。各々のサブキャリア上のシンボルおよび基準信号は、eNB610によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟判定(soft decisions)は、チャネル推定器658によって計算されたチャネル推定値に基づき得る。次に、軟判定が、物理チャネルにおいてeNB610によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために、復号およびデインターリーブされる。次いで、データおよび制御信号は、コントローラ/プロセッサ659にもたらされる。
[0050]コントローラ/プロセッサ659は、L2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードおよびデータを格納するメモリ660に関連づけられ得る。メモリ660は、コンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートおよび論理チャネルの間の多重化の解除、パケットの再構築、暗号化の解除、ヘッダ圧縮の解凍、ならびに制御信号の処理を提供する。次に、上位レイヤパケットは、データシンク662に提供され、データシンク662は、L2レイヤよりも上位のすべてのプロトコルレイヤを表す。種々の制御信号も、L3処理のために、データシンク662に提供され得る。さらに、コントローラ/プロセッサ659は、HARQ動作をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担当する。
[0051]ULにおいて、データソース667が、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットをもたらすために使用される。データソース667は、L2レイヤよりも上位のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関連して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットの分割および並べ替え、ならびにeNB610による無線リソースの割り当てに基づいた論理およびトランスポートチャネルとの間の多重化を提供することにより、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実現する。また、コントローラ/プロセッサ659は、HARQ動作、失われたパケットの再送、およびeNB610へのシグナリングを担当する。
[0052]eNB610によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値が、適切なコーディングおよび変調のスキームを選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、個々の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に提供され得る。各々の送信機654TXは、送信のために、それぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0053]UL送信は、eNB610において、UE650における受信機の機能に関連して説明した方法と同様の方法で処理される。各々の受信機618RXが、それぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各々の受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、この情報をRXプロセッサ670にもたらす。RXプロセッサ670は、L1レイヤを実現し得る。
[0054]コントローラ/プロセッサ675が、L2レイヤを実現する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードおよびデータを格納するメモリ676に関連づけられ得る。メモリ676は、コンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULにおいて、コントロール/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートおよび論理チャネルの間の多重化の解除、パケットの再構築、暗号化の解除、ヘッダ圧縮の解凍、ならびに制御信号の処理を提供する。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに提供され得る。さらに、コントローラ/プロセッサ675は、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担当する。
[0055]図7は、複数の無線機を備えたUE702の図700である。UE702は、WWAN(2/3/4G LTE)無線機704およびWLAN(802.11)無線機706を含み得る。WWAN無線機およびWLAN無線機は、最初は特定の通信のニーズに合わせて設計されているが、技術の進歩およびより高いデータレートの必要性により、これらの2つのタイプの無線機の使用は、重複し始めている。WWANモデム704を支援するために利用可能であるときはいつでもWLANモデム706を使用することが可能であり、逆もまた然りである。1つのこのような支援は、LTEのための周波数間測定のあいだであり得る。例えば、UE702がサービングセル708に接続されたモードにあるときには、WLAN無線機706は、サービングセルの周波数とは別の周波数におけるLTEのためのセルサーチおよびセル測定を支援し得る。例えば、UE702は、サービングセルの信号強度が所定のしきい値と比べて弱くなる場合にハンドオーバの可能性に関して近隣セルを監視することを必要とし得る。ネイバーセルが現在のサービング周波数とは異なる周波数にあるときには、ネイバーセルのサーチおよび測定は、周波数間セルサーチおよび測定である。「ターゲット」周波数間ネイバーセル710の搬送波周波数は、「ターゲット周波数」と称される。ターゲット周波数がサービングセル周波数から充分に離れているとき、ターゲット周波数における測定は、UE702がそのサービング周波数からチューンアウェイすることを要求する。ターゲット周波数が、サービング周波数と同じ周波数帯に属し得、あるいは異なる周波数帯に属し得ることに、留意すべきである。
[0056]WWANモデム704およびWLANモデム706の両方を有するUE702のベースライン動作において、WLAN無線機が、1つまたは複数のターゲット周波数において1つまたは複数のターゲットセル710を測定するために使用され得る一方で、WWANモデムが、サービング周波数においてサービングセル708を測定する。本明細書において使用されるとき、「サービングセル」708は、WWANモデム704が現時点において接続されている、すなわち無線接続を有しているセルである。サービングセル708は、サービング周波数にてUE702のWWANモデム704と通信する基地局を有する。「ターゲットセル」710と称される周波数間セルは、WWANモデム704をサービング周波数とは異なる周波数において周波数間測定を行うようにチューンアウェイする必要があるセルである。
[0057]UEが1つの受信チェーンを有し、あるいはUEが複数の受信チェーンを有し、このすべてがサービングセルで動作するように構成されている場合、LTEモデム704自身による周波数間セルサーチおよび測定の実行が、UEに、測定値を得るために他の周波数へとサービング周波数から、したがってサービングセルから、チューンアウェイすることを要求するので、WLAN無線機706からの支援が有益である。LTEモデム704は、測定ギャップと称される特定の時間のあいだ、チューンアウェイし得る。周波数間測定ギャップは、サービングeNBによって設定され、UEが周波数間セルサーチおよび測定のためにサービング周波数からチューンアウェイすることを可能にする。UEは、これらの測定ギャップの間、いかなるDLパケットもスケジュールされず、したがってサービングセル708からいかなるデータも受信しない。同様に、UEは、これらの測定ギャップの間、サービングセル708へとULパケットを送信することができない。これは、UEがいかなる測定ギャップもスケジュールされていない場合と対照的に、DLおよびULのスループットの損失をまねく。
[0058]WLANモデム706を使用して周波数間測定を支援することで、測定ギャップが回避され、より高いスループットおよびより良好なユーザエクスペリエンスがもたらされる。WLANモデム706は、WWANモデム704が接続されたモードである間、アイドルモードであり得る。したがって、WLANモデム706は、周波数間WWAN測定を支援するために利用可能である。たとえWLANモデム706が接続されたモードにあるときでも、WLANモデム706は、必要であればWWAN周波数間測定のためにWLANのTx/Rxにギャップを作り出すことができる。
[0059]とくには周波数間ネイバーセルサーチを含む、LTEにおけるセルサーチは、プライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)の検出を伴う。一般に、セルサーチの実行は、PSS/SSS検出のための約5.1msのサンプルをキャプチャするために、6msの測定ギャップ長に頼る。余分の0.9msは、モデムが次の周波数へとチューンアウェイし、次いで信号のキャプチャ後にもとの周波数へとチューンバックするために必要とされる。6msのギャップは、測定ギャップのパターンに応じて、40msまたは80ms毎に生じ得る。
[0060]したがって、このような検出は、無線フレームの5.1msの継続時間にわたって一度に信号サンプルを収集することができるモデムを必要とする。WWANモデムは、一度に必要な数の連続したサンプルを収集することができる。しかしながら、WLANモデムは、一度にそれらのサンプルのすべてを収集することができないことがある。例えば、バッファの制約および明白なトリガリングの必要性ゆえに、WLANモデムは、5.1msのサンプルを一気に収集することができない。
[0061]WLANモデムは、セルサーチのための信号サンプルを収集するために複数回のキャプチャを行わなければならない場合がある。例えば、57.6MHzのアナログ−デジタル(ADC)サンプリングレートにあり、8Kのサンプルバッファならびにキャプチャ間のギャップを生じさせる7.56μsのハードウェアおよびソフトウェアトリガリング遅延を有するWLANモデム設定においては、5.1msをキャプチャするために、35回のキャプチャがこれらのキャプチャ間の34のギャップとともに必要である。このように、WLANモデムでは、キャプチャされたデータの多数のインスタンスが後続のギャップとともに存在する。これまでのところ、これらのギャップにおいて失われたデータを回復するために利用することができる技術は、存在しない。したがって、性能の損失ならびに誤検出およびフォールスアラームが存在する。
[0062]下記の表が、5.1msにおいて必要とされるキャプチャの必要な回数を、ADCサンプルレートの変化の関数として示している。ADCサンプリングレートは、LTEモデムに適用され得るレートに対応している。
Figure 0006302090
[0078]ADCサンプリングレートが低くなるにつれて、必要とされるギャップの数は少なくなる。しかしながら、サンプリングレートを低くすることは、欠点を有する。例えば、サンプリングレートを低くすると、ジャマーおよび信号対雑音比(SNR)に役立つデジタルサンプルについて行うことができるフィルタ処理の量が制限される。1つの他の欠点は、周波数オフセットに起因する補正などのデジタルドメインにおいて行われる必要がある補正を、まったく行えないか、あるいは粗くしか行うことができない点にある。サンプリングレートが低くなり、対応してギャップが小さくなったとしても、ギャップは依然として存在する。したがって、性能の喪失、誤検出、およびフォールスアラームは、依然として存在する。
[0079]本明細書において、第1のRATによってサポートされた第1の通信ネットワークによって送信される関心信号を第2のRATのモデムを使用してキャプチャするための技術が開示される。第1の通信ネットワークは、LTEネットワークであり得、関心信号は、セルサーチのためのPSSおよびSSS信号であり得る。第2のRATは、Wi−FiなどのWLANをサポートし得、この場合には、WLANモデムが、関心信号のキャプチャに使用される。WLANモデムハードウェアは、また、Bluetooth(登録商標)などの他の通信技術をサポートするためにも使用され得る。このような場合、測定は、LTE測定のためのWLANモデムの使用がWLAN通信またはBluetooth通信のいずれかと干渉しないことを保証するように行われるべきである。
[0080]関心信号は、典型的には、通信ネットワークによって周期的に送信される。例えば、PSS信号は、5msの周期で周期的に送信される。SSS信号は、2つの5msの位相を有し、したがって10msの周期で周期的に送信される。ギャップのないPSSおよびSSS信号の回復の1つの技術において、サブフレーム未満の継続時間についてのキャプチャが、5msの総キャプチャ長さが得られるまで、いくつかの無線フレームにわたって周期的に繰り返される。次いで、キャプチャが、例えば連結(concatenation)によって組み合わせられ、5msの連続的なデータが形成される。このやり方で、完全なPSSおよびSSSを含む5msのキャプチャを有することが保証される。
[0081]図8は、時間ドメインにおけるLTEの無線通信フレーム構造の図800である。各々の無線フレーム802は、10msの長さであり、10個のサブフレーム804を含む。例えばPSS806およびSSS808、810などの特定の関心信号が、すべての無線フレーム802において送信され、同じ場所および同じ時間において生じる。例えば、PSSは、サブフレーム0の或るポイントにおいて生じ、サブフレーム5において5ms後の同じポイントにおいて再び生じる。PSSは、次の無線フレームにおいて同じ時間に生じる。SSSの第1の位相が、サブフレーム0の或るポイントにおいて生じる一方で、SSSの第2の位相は、サブフレーム5において5ms後に生じる。SSSの第1の位相およびSSSの第2の位相は、次の無線フレームにおいて同じそれぞれのポイントにおいて生じる。
[0082]以上の技術により、図8をさらに参照すると、ある量の信号サンプル(「データ」とも称される)が、時間tにおいて始まってキャプチャ長さTにわたって続く第1のキャプチャインスタンスの間、キャプチャされる。キャプチャ長さは、ハーフフレーム(例えば、5ms)よりも実質的に短く、サブフレーム(例えば、1ms)よりも短い。上記の表1に示したとおり、キャプチャ長さTは、サンプリングレートの関数であり、139マイクロ秒(μs)〜1600μsの範囲であり得る。時間tは、キャプチャが開始される任意の時間である。図8に示されるとおり、この第1のデータキャプチャインスタンスの間、PSSおよびSSSに対応するサンプルがキャプチャされる。しかしながら、これは、キャプチャされるデータが通信フレーム802内の信号の位置に対する開始時間tの位置に依存するため、必ずしもこのようになるわけではない。
[0083]上述のキャプチャが、さらなる通信フレーム802について繰り返され、追加のキャプチャインスタンスが得られる。しかしながら、追加のキャプチャは、最初の通信フレームのキャプチャ時間からオフセットされた時間において生じる。オフセット時間は、通信フレームの長さおよびキャプチャ長さTに基づき得る。図8の例において、オフセット時間は、キャプチャ長さTに通信フレームの長さを加えたものに等しく、それは、10msである。したがって、このオフセットされた時間において、ある量の信号サンプルが、やはりキャプチャ長さTを有する第2のキャプチャ期間にわたってキャプチャされる。図8に示されるとおり、このキャプチャ継続時間の間、PSSおよびSSS以外のデータがキャプチャされる。次に、キャプチャの継続時間Tに10msを加えたものの2倍に等しいオフセット時間において始まって、別の量の信号サンプルが、キャプチャ長さTを有する第3のキャプチャ期間の間キャプチャされる。図8に示されるとおり、このキャプチャの継続時間の間、PSSおよびSSS以外のデータがキャプチャされる。
[0084]時間Tの期間にわたってデータをキャプチャするプロセスは、合計で5.1msのデータがキャプチャされるまで繰り返される。これらのキャプチャインスタンスの間にキャプチャされたサンプルは、5.1msの連続データを形成するように連結される。5.1msの連続データがキャプチャされるので、これらのデータは、開始時間tにかかわらずに完全なPSSおよびSSS(位相1または位相2のいずれか)を有するように保証される。したがって、それらはあたかもワンショットで受信されたかのように取り扱うことが可能である。
[0085]データは、データ内のPSSおよびSSSの位置を決定するために、例えば相関器などのプロセッサへと供給され得る。次いで、PSSおよびSSSが、セルサーチおよび測定のために使用される。以上の技術によれば、5.1msの連続データにギャップが存在しない。欠点は、10msの周期に起因するレイテンシである。この技術は、高い性能が必要であり、キャプチャされる信号においてギャップを許容することができない場合に、より好適であり得る。また、別の適切な事例は、WLANモデムが、WLANアプリケーションのために働いているかもしれないがために自身のリソースの5msのチャンクを一度に割くことはできないが、LTEタスクを行うために時間のより短いチャンクを周期的に与えることができる場合である。
[0086]適応型の測定ギャップ長さおよび適応型の測定ギャップ反復周期が、可能であり得る。いくつかの状況において、WLANモデムは、図8に関して上述したキャプチャ長さよりも長い継続時間にわたってLTE測定のために利用可能であり得、それは、1サブフレームよりも短い。例えば、例えばWi−FiなどのWLAN通信およびBluetooth通信の両方のために働くように機能するWLANモデムが、1サブフレームよりも長い継続時間にわたってLTE測定のために利用可能であり得る。例えば、あるタイプのBluetooth通信フレーム構造において、最大約1.5msのキャプチャ継続時間が利用可能であり得る一方で、別のBluetooth通信フレーム構造においては、最大約2.8msのキャプチャ継続時間が利用可能であり得る。しかしながら、LTE測定にこのようなWLANモデムを使用する技術は、LTEの性能に影響を及ぼしてはならず、Bluetoothのトラフィックと干渉してはならない。これは、WLANおよびBluetoothが独立した周波数合成器を有していないモデムにとくに関係がある。
[0087]図9は、どちらも時間の関数として第1のタイプのBluetooth通信ウインドウ902およびLTE通信フレーム904を示す図900である。図示のBluetooth通信ウインドウは、音声データのためのエンハンスド同期接続指向(eSCO:enhanced synchronous connection-oriented)プロトコルによる通信を促進する構成である。Bluetooth通信ウインドウは、eSCOウインドウと称され得る。
[0088]各々のeSCOウインドウ902は、6つのBluetoothスロット906を含む。各々のスロットの継続時間は、625μsである。第1のスロットが、マスタからスレーブへの送信のためのものである一方で、第2のスロットは、スレーブからマスタへの送信のためのものである。第1のスロットおよび第2のスロットが、eSCOインスタントを形成する。第2のスロットの後の4つのスロットは、辿り着かなかったパケットの再送信のために予約されている。これら4つのスロットは、ReTxウインドウを形成する。
[0089]本明細書に開示の技術によれば、第1のRATに従って送信されたデータのいくつかのサンプルが、いくつかのeSCOウインドウの部分において第2のRATの受信チェーンによってキャプチャされる。キャプチャが生じる部分は、キャプチャ長さTと称され得る。各々のキャプチャ長さTの間にキャプチャされたデータが組み合わされて、関心信号を得るための連続的なデータの継続時間を形成する。
[0090]より具体的には、第1のeSCOウインドウ910の第1のReTxウインドウ908において、第2の受信チェーンは、Bluetoothの再送信を差し控え(foregoes)、代わりにLTE周波数へとチューンアウェイし、LTEデータをキャプチャする。この場合、ReTxウインドウは、測定ギャップと考えられ得る。ReTxウインドウの継続時間は、約2.5msである。測定ギャップの前端における第2の受信チェーンによるチューンアウェイのための0.45ms、および測定ギャップの後端におけるチューンバックのための0.45msに鑑み、キャプチャインスタンス912、すなわちデータサンプルの有効継続時間またはキャプチャ長さTは、約1.5msである。
[0091]以上のキャプチャが、さらなるキャプチャインスタンスを得るために、1つまたは複数のさらなるeSCOウインドウ914および対応するReTxウインドウ916について繰り返される。追加のキャプチャは、各々のReTxウインドウ内のほぼ同じ時間において同じ継続時間にわたって生じるが、LTE通信フレーム904に関しては、キャプチャは、最初のLTE通信フレームのキャプチャ時間からオフセットされた時間において生じる。例えば、図9において、第2のサンプルキャプチャは、時間T3において始まり、それは、時間T1における第1のサンプルキャプチャの開始後約12msである。オフセットされた時間T3において、ある量の信号サンプルが、やはりキャプチャ長さTを有する第2のキャプチャ期間にわたってキャプチャされる。時間Tの期間にわたってデータをキャプチャするプロセスは、合計で5.1msのデータがキャプチャされるまで繰り返される。
[0092]図10は、5.1msのデータサンプルをキャプチャするのに充分なBluetooth通信ウインドウ1002の図1000である。各々の通信ウインドウ1002は、ギャップウインドウまたはギャップなしウインドウのいずれかとして設計されている。ギャップウインドウは、eSCOウインドウのReTxウインドウの間にLTEデータサンプルがキャプチャされたeSCOウインドウに対応する。ギャップなしウインドウは、eSCOウインドウのReTxウインドウの間にLTEデータサンプルがキャプチャされなかったeSCOウインドウに対応する。
[0093]図10から、連続的なLTEデータの約5.1msのサンプルを形成するために充分な数(例えば、4つ)のLTEデータサンプルをキャプチャするために、約37.5msである60個のBluetoothスロットを要することに、留意すべきである。また、サンプルキャプチャの終わりと次のサンプルキャプチャの開始との間の時間が、16個のBluetoothスロットであり、それは、ほぼ10msのLTE無線通信フレームの継続時間であることにも、留意すべきである。
[0094]これらのキャプチャインスタンスの間にキャプチャされたサンプルは、5.1msの連続データを形成するように連結される。5.1msの連続データがキャプチャされるため、これらのデータは、完全なPSSおよびSSS(位相1または位相2のいずれか)を有するように保証される。データは、データにおけるPSSおよびSSSの位置を決定するために、例えば相関器などのプロセッサへと供給され得る。次いで、PSSおよびSSSが、セルサーチおよび測定のために使用される。以上の技術によれば、5.1msの連続データにはギャップが存在しない。
[0095]図11は、どちらも時間の関数として第2のタイプのBluetooth通信ウインドウ1102およびLTE通信フレーム1104を示す図1100である。図示のBluetooth通信ウインドウは、音声データのためのエンハンスド同期接続指向(eSCO)プロトコルによる通信を促進する。Bluetooth通信ウインドウは、eSCOウインドウと称され得る。
[0096]この構成において、各々のeSCOウインドウ1102は、12個のBluetoothスロット1106を含む。各々のスロットの継続時間は、625μsである。第1のスロットが、マスタからスレーブへの送信のためのものである一方で、第2のスロットは、スレーブからマスタへの送信のためのものである。第1のスロットおよび第2のスロットが、eSCOインスタントを形成する。第2のスロットの後の4つのスロットは、辿り着かなかったパケットの再送信のために予約されている。これら4つのスロットは、ReTxウインドウを形成する。続く6つのスロットは、LTE測定に利用可能であり得、本明細書においては測定ウインドウと称される。
[0097]本明細書に開示の技術によれば、第1のRATに従って送信されたデータのいくつかのサンプルが、いくつかのeSCOウインドウの部分において第2のRATの受信チェーンによってキャプチャされる。キャプチャが生じる部分は、キャプチャ長さTと称され得る。各々のキャプチャ長さTの間にキャプチャされたデータが組み合わされて、関心信号を得るための連続的なデータの継続時間を形成する。
[0098]より具体的には、第1のeSCOウインドウ1110の第1の測定ウインドウ1108の間、第2の受信チェーンは、LTE周波数へとチューンアウェイし、LTEデータをキャプチャする。ReTxウインドウの継続時間は、約3.75msである。測定ギャップの前端における第2の受信チェーンによるチューンアウェイのための0.45ms、およびギャップの後端におけるチューンバックのための0.45msに鑑み、キャプチャインスタンス1112、すなわちデータサンプルの有効継続時間またはキャプチャ長さTは、約2.8msである。これは、図9に示したBluetooth通信ウインドウの第1の設定を用いて利用することができる1.5msというキャプチャ長さの約2倍の大きさである。
[0099]以上のキャプチャが、さらなるキャプチャインスタンスを得るために、1つのさらなるeSCOウインドウ1114および対応する測定ウインドウ1116について繰り返される。追加のキャプチャは、各々の測定ウインドウ内のほぼ同じ時間において同じ継続時間にわたって生じるが、LTE通信フレーム1104に関しては、キャプチャは、最初のLTE通信フレームのキャプチャ時間からオフセットされた時間において生じる。例えば、図11において、第2のサンプルキャプチャは、時間T3において始まり、それは、時間T1における第1のサンプルキャプチャの開始後約7.5msである。オフセットされた時間T3において、ある量の信号サンプルが、やはりキャプチャ長さTを有する第2のキャプチャ期間にわたってキャプチャされる。
[0100]これらのキャプチャインスタンス中にキャプチャされた2つのサンプルは、5.1msの連続データを形成するように連結される。キャプチャのこのパターンが、5つのeSCOウインドウ毎に繰り返され得る。5.1msの連続データがキャプチャされるので、これらのデータは、完全なPSSおよびSSS(位相1または位相2のいずれか)を有するように保証される。データは、データ内のPSSおよびSSSの位置を決定するために、例えば相関器などのプロセッサへと供給され得る。次いで、PSSおよびSSSが、セルサーチおよび測定のために使用される。以上の技術によれば、5.1msの連続データ中にギャップが存在しない。
[0101]図12は、複数の通信フレームの各々の間にWWANによって送信される関心信号をキャプチャする方法のフローチャート1200である。この方法は、UEによって実行され得る。ステップ1202において、UEは、関心信号の送信の周期よりも短い継続時間に対応するキャプチャ長さにわたってWWANによって送信されたデータをキャプチャする。各々のキャプチャは、それぞれの通信フレームにおいて、他の通信フレームとは異なるポイントにおいて生じ、キャプチャは、WLAN受信チェーンにて行われる。UEは、複数の通信フレームの各々についてデータをキャプチャする。
[0102]図8に示されるとおり、各々のデータキャプチャは、それぞれのキャプチャ時間において開始し得る。連続するキャプチャ時間とキャプチャ時間との間の時間は、キャプチャ周期を定義し、キャプチャ周期は、複数のデータキャプチャの間で変化する。図8に示されているような実施形態においては、キャプチャ周期が、各々のデータキャプチャごとに増加する。
[0103]一実装形態においては、関心信号の送信の周期が、ハーフフレームであり、キャプチャ長さが、1サブフレームよりも短い。この実装形態の例が、キャプチャ長さTが1サブフレームよりも短い図8に示されている。他の実装形態においては、関心信号の送信の周期が、ハーフフレームであり、キャプチャ長さが、1サブフレーム〜3サブフレームの間である。このような実装形態の例が、キャプチャ長さ(例えば、サンプル912)が約1.5msである図9およびキャプチャ長さ(例えば、サンプル1112)が約2.8msである図11に示されている。
[0104]WLAN受信チェーンは、通信フレームと時間において少なくとも部分的に重なる繰り返しの通信ウインドウを引き起こすワイヤレス技術標準による通信をサポートするモデムに含まれ得る。通信ウインドウは、対応する測定ギャップを有する。この場合、UEは、それぞれの測定ギャップ中にデータをキャプチャする。例えば、ワイヤレス技術標準は、Bluetoothであり得、この場合には、測定ギャップは、各々が約625μSの長さである、いくつかのBluetoothスロットに対応する。例えば、図9を参照すると、測定ギャップは、4つのBluetoothスロットに対応し、図11では、測定ギャップは、6つのBluetoothスロットに対応する。
[0105]ステップ1204において、UEは、複数のデータキャプチャを処理し、関心信号の送信の周期よりも長い継続時間に対応する等価の連続データを形成する。複数のデータキャプチャは、連続データを形成するためにデータキャプチャを連結することによって処理され得る。
[0106]ステップ1206において、UEは、連続データにおいて関心信号を検出する。関心信号は、PSS、位相1のSSS、および位相2のSSSのうちの少なくとも1つであり得る。
[0107]図13は、例示的な装置1302における種々のモジュール/手段/コンポーネント間のデータの流れを説明する概念的なデータフロー図1300である。装置1302は、UEであり得る。装置1302は、キャプチャリングモジュール1304、処理モジュール1306、および検出モジュール1308を含む。
[0108]キャプチャリングモジュール1304は、複数の通信フレームの各々に関してWWANによって送信されるデータをキャプチャする。データは、関心信号の送信の周期よりも短い継続時間に対応するキャプチャ長さにわたってキャプチャされる。各々のキャプチャは、それぞれの通信フレームにおいて、他の通信フレームとは異なるポイントにおいて生じ、キャプチャは、WLAN受信チェーンにより行われる。
[0109]処理モジュール1306は、複数のデータキャプチャを処理し、送信の周期よりも長い継続時間に対応する等価の連続データを形成する。検出モジュール1308は、連続データにおいて関心信号を検出する。
[0110]装置は、図12の上述のフローチャートにおけるアルゴリズムの各ステップを実行する追加のモジュールを含み得る。したがって、図12の上述のフローチャートの各ステップは、モジュールによって実行され得、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。モジュールは、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するようにとくに構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであり得、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実現され得、プロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体内に記憶され得、あるいはこれらの何らかの組み合わせであり得る。
[0111]図14は、処理システム1414を用いる装置1402’のハードウェアの実装形態の例を示す図1400である。処理システム1414は、広くバス1424によって表されるバスアーキテクチャによって実現され得る。バス1424は、処理システム1414の個々の用途および全体としての設計の制約事項に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1424は、プロセッサ1404、モジュール1304、1306、1308、およびコンピュータ可読媒体/メモリ1406によって代表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む種々の回路を互いに接続する。バス1424は、また、タイミングソース、周辺機器、電圧調整装置、および電力管理回路など、種々の他の回路も接続し得、それらは、技術的に周知であるのでこれ以上は説明しない。
[0112]処理システム1414は、WLANトランシーバ1410へと接続され得る。WLANトランシーバ1410は、1つまたは複数のアンテナ1420へと接続される。WLANトランシーバ1410は、送信媒体を介して種々の他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1410は、1つまたは複数のアンテナ1420から、例えばWWAN信号などの信号を受信し、受信した信号から情報を抽出し、抽出した情報を処理システム1414へと提供する。加えて、WLANトランシーバ1410は、処理システム1414から情報を受け取り、受け取った情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1420へと適用されるべき信号を生成する。
[0113]処理システム1414は、コンピュータ可読媒体/メモリ1406へと接続されたプロセッサ1404を含む。プロセッサ1404は、コンピュータ可読媒体/メモリ1406に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1404によって実行されたときに、任意の特定の装置に関して上述した種々の機能を処理システム1414に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1406は、また、ソフトウェアの実行時にプロセッサ1404によって操作されるデータを記憶するためにも使用され得る。処理システムは、モジュール1304、1306、および1308のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読の媒体/メモリ1406内に常駐する/記憶された、プロセッサ1404において動作するソフトウェアモジュール、プロセッサ1404へと接続された1つまたは複数のハードウェアモジュール、あるいはこれらの組み合わせであり得る。処理システム1414は、UE650のコンポーネントであり得、メモリ660、ならびに/あるいはTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659のうちの少なくとも1つを含み得る。
[0114]1つの構成において、ワイヤレス通信のための装置1302/1302’は、複数の通信フレームの各々についてWWANによって送信されるデータをキャプチャするための手段を含み、ここにおいて、データは、関心信号の送信の周期よりも短い継続時間に対応するキャプチャ長さにわたってキャプチャされ、各々のキャプチャは、それぞれの通信フレーム内の他の通信フレームとは異なるポイントにおいて生じ、キャプチャは、WLAN受信チェーンにより行われる。装置1302/1302’は、また、複数のデータキャプチャを処理し、送信の周期よりも長い継続時間に対応する等価の連続データを形成するための手段と、連続データにおいて関心信号を検出するための手段とを含む。
[0115]上述の手段は、上述の手段によって言及される機能を実行するように構成された装置1302および/または装置1302’の処理システム1314の上述のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上述のように、処理システム1314は、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659を含み得る。したがって、一構成において、上述の手段は、上述の手段によって言及された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659であり得る。
[0116]上述の技術は、WLAN無線機の利用可能性が、関心信号をシングルショットでキャプチャするために充分なキャプチャ継続時間を可能にしない状況に当てはまる。例えば、上記の状況は、WLANモデムが5.1msのデータを一度にキャプチャすることを可能にしない。したがって、5.1msのデータを得るために、複数のキャプチャが時間をかけて行われ、蓄積される。いくつかの状況においては、WLANモデムが、シングルショットでの信号キャプチャを可能にするためにより長い時間期間にわたって利用可能であり得る。上述のように、LTE周波数間セルサーチおよび測定支援の使用は、WLAN動作を中断させる。したがって、たとえWLAN無線機がより長い時間期間にわたって利用可能であり得る場合でも、WLAN性能に悪影響を与えることがないように注意が払われなければならない。
[0117]WLANのみのトラフィックおよびWLAN+BTのトラフィックのためのWLAN受信チェーンによるLTE測定のための共存機構のための技術が、本明細書において開示される。このような共存がないと、WLAN無線機によるLTE測定がWLAN動作に有害な影響を及ぼし、モビリティ性能の低下ならびにWLANまたはWLAN+Bluetoothのサービス品質の低下につながり得る。Bluetoothのみのトラフィックは、WLANおよびBluetoothが独立した周波数合成器を有するときには問題にならない場合があることに留意すべきである。
[0118]本明細書に開示のWLANおよびBluetoothトラフィックとのWLAN受信チェーンを用いたLTE測定の共存のための技術は、LTE測定の周期、精度、および他の規格の要件を満たし、WLANまたはWLAN+Bluetoothのサービス品質の低下が皆無または最小限であり、測定ギャップに起因するスループットの損失の回避ならびに迅速な周波数間セル検出およびオフロードを含むWLAN受信チェーンによるLTE測定の完全な利益の実現を可能にする。さらに、この技術は、測定ギャップの必要性に関するUE能力の動的な変化の必要性も回避する。換言すると、この技術の実装形態は、UE能力にかかわらずに、LTE測定のためのWLANモデムの利用可能性を提供する。
[0119]一般論として、WWANによって周期的に送信される関心信号をキャプチャするためのWLAN無線機を使用するLTE測定の共存のためのプロセスは、測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスを周期的に獲得することを含む。アクセスは、実際のWLANトラフィックと競合して獲得され得る。ひとたびWLAN受信チェーンへのアクセスが獲得されると、関心信号が、WLAN受信チェーンを使用して測定ギャップ中にキャプチャされる。信号は、シングルショットでキャプチャされ得る。換言すると、測定ギャップ中のキャプチャの継続時間が、関心信号をキャプチャするために充分に長いものであり得る。プロセスは、獲得することおよびキャプチャすることを周期的に繰り返すことをさらに含み得る。
[0120]一技術においては、LTEデータが、通信フレームの測定ギャップの継続時間に基づくキャプチャ長さにおいてWLANモデムによってキャプチャされる。キャプチャは、測定ギャップ反復周期に基づいて1つまたは複数の追加の通信フレームについて繰り返される。測定ギャップ反復周期は、連続する測定ギャップと測定ギャップとの間の間隔を定める。WLANモデムを使用して行われる測定は、いくつかのオプションを使用して追加のキャプチャのうちの1つまたは複数における測定ギャップ継続時間または測定ギャップ反復周期のうちの1つまたは複数を調節するようにスケジュールされ得る。
[0121]第1のオプションでは、LTE測定は、LTE測定ギャップパターンid#0に基づいて行われ得る。このパターンにおいて、測定は、40ms(測定ギャップ反復周期)毎に、6msの測定ギャップ継続時間において行われる。この場合、WLAN+Bluetoothにおけるチャネル非利用可能性は、約15%になる。
[0122]第2のオプションにおいては、Wi−FiおよびBluetoothとの干渉が存在しなければ、よりアグレッシブなギャップパターンが使用され得る。例えば、WLANモデムによる測定が、40ms毎に6msプラス追加の時間にわたって行われ得、あるいは20ms毎に6msにわたって行われ得る。追加の時間は、0.1〜0.5msの間であり得る。この場合、WLAN+Bluetoothについてのチャネル非利用可能性は、15%よりも大きい。
[0123]第3のオプションにおいては、測定ギャップ長さが6msに固定され得、測定ギャップ反復周期が適応性のあるものであり得る。例えば、反復周期は、第1の6msの測定ギャップが最初の40msにおいて生じ、第2の6msの測定ギャップが次の30msにおいて生じ、第3の6msの測定ギャップが次の50msにおいて生じ、第4の6msの測定ギャップが次の40msにおいて生じるように、測定ギャップ毎に減少し得る。以下の要件が満たされなければならない。480msの期間中の周波数間測定のための最小利用可能時間は、60msである。セル検出、測定精度、などのための他の要件も当てはまる。
[0124]他のプロセスにおいては、LTE測定に関する目的のためのWLAN受信チェーンへのアクセスが、WLANのプロトコルまたは動作の特徴を使用して獲得され得る。これらのプロトコルまたは特徴は、競合するWLANトラフィックに優先してLTE測定のためのWLAN受信チェーンアクセスを許可するようにアクセスポイントを導き得る。
[0125]測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得する第1のプロセスにおいて、WLAN無線機によりLTE測定を行うための要件は、仮想WLANフロー/キューとして取り扱われる。それは、WLANモデムが送信すべきパケットを有さない一方で、LTEセルサーチおよび測定に使用されているため、仮想のキューである。フロー特性が、仮想のフローへと割り当てられるので、実際のWLANのフローと競合することになる。フローの相対的な優先度に基づき、仮想のフローがLTE測定のためのWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するか、あるいは実際のフローが例えば音声、ビデオなどの自身の目的のためにWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得する。
[0126]この機構は、局(例えば、UE)においてWLANを通じたリアルタイムのトラフィックのフローが存在する場合でも使用され得る。例えば、特定の局がボイスオーバーWi−Fiまたはビデオストリーミングを使用しており、LTE測定のために割り当てられた仮想のフローおよび適切なパラメータの割り当てにより、仮想のフローが他の局のWLAN受信チェーンの使用を妨げないことが保証される。
[0127]WLAN受信チェーンによって得られるLTE測定は、自身のアクセスカテゴリ(AC)に関して自身のアービトレーションフレーム間間隔(AIFS)ならびにコンテンションウインドウ(CW)最大値およびCW最小値、すなわちCWmin、CWmaxを有する仮想のフロー/キューとして取り扱われ得る。背景として、例えば音声、無線、などの異なるタイプのWLANトラフィックは、異なるアクセスカテゴリを有する。この点に関し、トラフィックは、WLANによって送信されるべきトラフィックに対応する。アクセスカテゴリは、割り当てられたAIFS、コンテンションウインドウ、およびTXOPに基づいて、アクセスの優先度およびアクセスの長さを決定する。典型的なアクセスカテゴリとして、以下が挙げられる。
AC(音声):3[CWmin: 7, CWmax:15, AIFSN: 2]
AC(ビデオ):2[CWmin: 15, CWmax:31, AIFSN: 2]
AC(バックグラウンド):1[CWmin: 31, CWmax:1023, AIFSN: 3]
AC(ベストエフォート):0[CWmin: 31, CWmax:1023, AIFSN: 7]
[0132]送信機会(TXOP)は、局が(送信の継続時間がTXOPの最大継続時間を超えて延びない限りにおいて)可能な限り多くのフレームを送信することができる区切られた時間インターバルである。CWmin、CWmaxは、ACに関連付けられたWLAN受信チェーンがビジーであると感知したときにWLANモデムがどれくらいバックオフすべきかを示す。より優先度の低いトラフィックは、より高い優先度のトラフィックと比べて、より長い時間にわたって待つことになる。TXOPは、音声に関して約1.5msであり、ビデオに関して約3msである。一実装形態において、仮想のフローのためのTXOPは、LTE測定のための5.1msをキャプチャするために充分な継続時間を得るために、6msに設定される。局内(intra-station)の他のキューは、これを、いかなるフレームもオーバージエアで送信されないが、LTE測定の「仮想のフロー」のフローが6msのTXOPを使用しているかのように取り扱う。
[0133]例示的な実装形態において、局は、データの送信を望む1つのキューを有する。同時に、LTE測定の「仮想のフロー」が、LTE測定を実行するためにWLAN受信チェーンの使用を望む。ひとたびWLAN受信チェーンがアイドル状態であると感知されると、両方のキューが、それぞれのAIFSおよび計算されたバックオフ期間を待つ。一方がより小さいAIFS(より高い優先度)を有し得るが、計算されたバックオフはより高いものであり得る。AIFSおよびバックオフ期間がゼロへとカウントダウンされたキューが、最初に競合に勝つ。より低い優先度のキューは、コンテンションウインドウを倍にし、あたかも「物理的衝突」が生じたかのように新たなバックオフ期間を計算する。両方のキューが同時にゼロへとカウントダウンする場合、仮想の衝突が生じ、より高い優先度のキューが送信に取り掛かる一方で、より低い優先度のキューは、あたかも「物理的な」衝突が生じたかのように同じ手順に従う。
[0134]測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得する第2のプロセスにおいては、WLANモデムが例えばLTE信号などのWWAN信号をキャプチャする一方で、局はパワー・セーブ・モードにある。この場合、LTE測定を実行しようとする局は、自身のWLAN無線機をWLANの非活動の期間の後にパワー・セーブ・モードへと設定する。局がパワー・セーブ・モードにある間、アクセスポイントは、局が自身のトランシーバを電力の節約のためにパワーオフしたと考える。しかしながら、実際には、WLANモデムは、LTE測定を実行している。非活動の期間の後に、局は、自身のためにバッファされたフレームをアクセスポイントが有しているか否かを調べるためにウェイクアップする。WLAN無線機によるウェイクアップの周期は、アクセスポイントとWLAN無線機との間で合意される。局がアップリンクのトラフィックを有する場合、局は、パワー・セーブ・モードから出る。また、局は、自身のためにバッファされたダウンリンクデータがアクセスポイントに存在する場合、パワー・セーブ・モードから出る。この場合、アクセスポイントが局をウェイクアップさせる。
[0135]測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得する第3のプロセスにおいては、パワー・セーブ・モードへの強化が実装される。1つのこのような強化においては、アンスケジュールド・オートマチック・パワー・セーブ・デリバリ(U−APSD)が使用される。U−APSDは、802.11に定められた電力節約への非同期の手法である。この手法は、次のビーコンフレームを待つのではなく、クライアントがキューに入れられたトラフィックを任意の時間に要求することを可能にする。別の強化においては、WMMパワーセーブ(WMM−PS)が使用される。このモードは、U−APSDに基づくワイヤレスマルチメディア(WMM)仕様からである。それは、しばしばWi−Fiハンドセットに実装される。別の強化においては、パワー・セーブ・マルチポール(PSMP)が使用される。これは、802.11nにおいて指定されている。強化は、スケジュールドバージョンおよびアンスケジュールドバージョンのいずれかを使用し得る。強化されたパワー・セーブ・モードを使用すると、LTE測定とリアルタイムトラフィックとの間の共存の可能性を許容する。
[0136]測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得する第4のプロセスにおいては、既存の802.11kフレームワークが、LTE測定を実行する目的でWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために活用される。このフレームワークは、局が、局自身によって決定される特定の継続時間についてLTE測定を行うためにWi−Fiチャネルから非稼働中のWi−Fiチャネルへと移行するように自律的に決定することを可能にする。例えば、局がWi−Fiチャネル1にてアクセスポイントと通信している場合、局は、LTE測定を行うためにWi−Fiチャネル2へと移行することができる。あるいは、局は、Wi−Fiチャネル2へと移行するようにアクセスポイントまたは何らかの他の局によって求められ得る。ひとたび第2のWi−Fiチャネルにくると、局は、LTE測定を行うためにLTE周波数へとチューンアウェイする。この提案において、測定局は、稼働チャネルにおけるアクセスポイントとのデータ通信を中断する。
[0137]非稼働中のチャネルにおけるLTE測定の継続時間は、ビーコンインターバルに基づき得る。典型的なビーコンインターバルは、約100msであり、それは、LTE測定の実行に必要な約72msを超える。局は、連続する非稼働チャネルの測定の間のインターバル時間を決定する。インターバル時間は、例えば480ms毎など、固定された長さであり得、あるいはアプリケーション特有の知識を使用して局によって決定され得る。非稼働のチャネルにおける測定の継続時間は、dot11RRMNonOperating-ChannelMaxMeasurementDurationによって定められる。
[0138]この提案においては、継続時間は、複数の5.1ms分のサンプルをキャプチャするために充分である一方で、他の局は、WLAN受信チェーンの使用から妨げられない。しかしながら、チューンアウェイの継続時間ゆえに、この提案は、リアルタイムのトラフィックには適さないことがある。
[0139]測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得する第5のプロセスにおいては、ネットワーク・アロケーション・ベクトル(NAV)が、LTE測定のためのWLAN受信チェーンへのアクセスを提供するために設定される。802.11における継続時間フィールドは、16ビットである。したがって、メディアを蓄えておくことができる最大値は、65,535マイクロ秒である。しかしながら、規格は、32,767よりも大きいあらゆる値を無視するように明示的に述べている。したがって、認証された局のいずれも、この長さにわたってWLAN受信チェーンをグラブ(grab)しない。しかしながら、いくつかの局は、6msに相当する継続時間を示し得る。
[0140]WLAN受信チェーンへのアクセスは、NAV設定に基づいて許可される。WLAN受信チェーンが使用されており、仮想キャリア感知機構がNAV≧6msを有するときに、LTE測定がスケジュールされる場合、LTE測定はスケジュールされる。NAV<6msの場合、6msのLTE測定は、LTE測定の「仮想」キューの優先度がすべてのキューの中で最高である場合にスケジュールされ得る。このプロセスは、NAVを6msに設定し、したがって仮想キャリア感知機構は、LTE測定が完了するまでWLAN受信チェーンをアイドルと検出しない。別の設定においては、時間の期間、例えばxmsが、LTE測定のためにスケジュールされ、ここで、x≦現在のNAV値<6msである。
[0141]測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得する別のプロセスにおいては、ソフトAPモードにおいて、局がクライアントおよびアクセスポイントの両方として機能する。この場合、局は、他のデバイスにインターネット接続を提供するためのバックホールとしてWWANを使用し得る。これは、LTE測定の間に局モードが利用可能でない、LTE測定のために利用され得る。クライアントが、クライアントが局およびアクセスポイントモードの間で切り換わるソフトAPモードと同様に、局およびLTE測定モードの間で切り換わる。
[0142]測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスの獲得について、上述のプロセスの組み合わせが可能である。例えば、アンテナ構成に関して、1x1のアンテナ構成の場合、LTE測定は、ただ1つの受信チェーンが共有されるので、WLANと共存しなければならない。ここで、第1のプロセス(仮想キュー)または第3のプロセス(WMM−PSを使用する)または第5のプロセス(他のクライアントによるWLAN受信チェーンの使用に起因してNAV>6msのときにLTE測定が行われる)あるいはこれらの任意の組み合わせを使用することが、推奨される。
[0143]2x2のアンテナ構成の場合、WLANがただ1つのアンテナを使用している場合、LTE測定は、他方のアンテナを使用することができる。WLANへの影響は存在しない。WLANが2つのアンテナを使用している場合、一方のアンテナは、約15%の時間について利用可能でない。WLANおよびWWANモデムの間のハンドシェークの間、WLANがLTE測定のための能力を示す場合、LTE測定は、保証されたサービス品質を有する。そうでなく、LTE測定の要件が満たされない場合、WLANがWWANモデムにこれを伝え、UEが、周波数間測定のためのギャップの必要性に関してeNBへと更新されたEUTRA能力を送信する。ハンドシェークが、新たなRRC接続が確立されているときに行われる。
[0144]いくつかの場合、WLANおよびBluetoothが、別々の受信チェーンおよび独立した周波数合成器を有するが、局所発振器は共有される。例えば、WLANのTx/Rxが5G帯にあり、BluetoothのTx/Rxが2.4G帯にある場合、両者は、たとえ1x1のアンテナ構成であっても独立に動作することができる。LTE測定がWLAN受信チェーンを使用して得られ、LTE測定が非ISM帯にあるので、LTE測定は、周波数の分離および独立した合成器ゆえに、Bluetoothに悪影響を及ぼすことなくBluetoothの動作と同時に生じることができる。
[0145]WLANとBluetoothとの間の共存は、WLANおよびBluetoothの使用後の残余のチャネル利用可能性が測定にとって充分でないことがあるとき、より難題となり得る。共存は、更新された調停(arbitration)手順を必要とする。例えば、非測定モードに関しては、WLANおよびBluetoothのための既存の調停手順が適用され、測定モードに関しては、WLAN Tx/Rxがなく、Bluetooth TX/ Rxは独立して生じ得る。BluetoothとLTE測定との間の最大限の重なりが、それらが互いに影響することなく生じることができるがゆえに望まれる一方で、1x1のアンテナ構成に関して、WLANは、LTE測定およびBluetoothの両方によって影響される。
[0146]図15は、WWANによって周期的に送信される関心信号をキャプチャする方法のフローチャート1500である。この方法は、UEによって実行され得る。ステップ1502において、UEは、測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得する。
[0147]ステップ1504において、UEは、WLAN受信チェーンを使用して測定ギャップ中に関心信号をキャプチャする。ステップ1506において、UEは、オプションで、キャプチャの周期および測定ギャップのうちの1つまたは複数を調節する。次いで、この方法は、ステップ1502へと戻り、獲得が、そしてその後のキャプチャが、繰り返される。ステップ1508において、UEは、1つまたは複数の測定ギャップ中にキャプチャされたデータにおいて関心信号を検出する。
[0148]WLAN受信チェーンへのアクセスは、上述したいくつかのやり方のうちのいずれか1つにて獲得され得る。例えば、アクセスは、1)仮想フローを通じてLTE測定のためのWLAN受信チェーンアクセスを要求すること、2)パワー・セーブ・モードに入ること、3)非稼働中のWLANチャネルにチューニングすること、4)ネットワーク・アロケーション・ベクトル(NAV)をしきい値またはしきい値よりも上に設定すること、あるいは5)WLAN受信チェーンがWLAN動作を実行することを妨げられる測定モードに入ること、によって獲得され得る。
[0149]図16は、例示的な装置1602における種々のモジュール/手段/コンポーネント間のデータの流れを説明する概念的なデータフロー図1600である。装置1602は、UEであり得る。装置1602は、アクセスモジュール1604、キャプチャモジュール1606、オプションの調節モジュール1608、および検出モジュール1610を含む。
[0150]アクセスモジュール1604は、測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得する。キャプチャモジュール1606は、WLAN受信チェーンを使用して測定ギャップ中に関心信号をキャプチャする。調節モジュール1608は、アクセスモジュール1604がWLAN受信チェーンへのアクセスを再び獲得する前に、キャプチャの周期および測定ギャップのうちの1つまたは複数を調節し、キャプチャモジュールは、関心信号を再びキャプチャする。検出モジュール1610は、1つまたは複数の測定ギャップ中にキャプチャリングモジュール1606によってキャプチャされたデータにおいて関心信号を検出する。
[0151]装置は、図15の上述のフローチャートにおけるアルゴリズムの各ステップを実行する追加のモジュールを含み得る。したがって、図15の上述のフローチャートの各ステップは、モジュールによって実行され得、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。モジュールは、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するようにとくに構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであり得、上述のプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実現され得、プロセッサによる実行のためにコンピュータ可読の媒体内に記憶され得、あるいはこれらの何らかの組み合わせであり得る。
[0152]図17は、処理システム1714を用いる装置1602’のハードウェア実装の例を示す図1700である。処理システム1714は、広くバス1724によって表されるバスアーキテクチャによって実現され得る。バス1724は、処理システム1714の具体的な用途および全体としての設計の制約事項に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1724は、プロセッサ1704、モジュール1604、1606、1608、1610、およびコンピュータ可読の媒体/メモリ1706によって代表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む種々の回路を互いに接続する。バス1724は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整装置、および電力管理回路など、種々の他の回路も接続し得、それは、技術的に周知であり、したがってこれ以上は説明されない。
[0153]処理システム1714は、WLANトランシーバ1710へと接続され得る。WLANトランシーバ1710は、1つまたは複数のアンテナ1720へと接続される。WLANトランシーバ1710は、送信媒体を介して種々の他の装置と通信するための手段を提供する。WLANトランシーバ1710は、1つまたは複数のアンテナ1720から信号を受信し、受信した信号から情報を抽出し、抽出した情報を処理システム1714へともたらす。加えて、WLANトランシーバ1710は、処理システム1714から情報を受け取り、受け取った情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1720へと加えられる信号を生成する。
[0154]処理システム1714は、コンピュータ可読の媒体/メモリ1706へと接続されたプロセッサ1704を含む。プロセッサ1704は、コンピュータ可読の媒体/メモリ1706に保存されたソフトウェアの実行を含む全体的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1704によって実行されたときに、任意の特定の装置に関して上述した種々の機能を処理システム1714に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1706は、ソフトウェアの実行時にプロセッサ1704によって操作されるデータを記憶するためにも使用され得る。処理システムは、モジュール1604、1606、1608、および1610のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、コンピュータ可読の媒体/メモリ1706に位置し/記憶され、プロセッサ1704において動作するソフトウェアモジュール、プロセッサ1604へと接続された1つまたは複数のハードウェアモジュール、あるいはこれらの組み合わせであり得る。処理システム1714は、UE650のコンポーネントであり得、メモリ660、ならびに/あるいはTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659のうちの少なくとも1つを含み得る。
[0155]一設定において、ワイヤレス通信のための装置1602/1602’は、測定ギャップに対応する時間期間にわたってWLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための手段と、WLAN受信チェーンを使用して測定ギャップにおいて関心信号をキャプチャするための手段と、獲得することおよびキャプチャすることを周期的に繰り返すための手段と、1つまたは複数の測定ギャップにおいてキャプチャされたデータにおいて関心信号を検出するための手段とを含む。さらに、装置1602/1602’は、繰り返す間にキャプチャの周期および測定ギャップのうちの1つまたは複数を調節するための手段を含み得る。
[0156]上述の手段は、上述の手段によって言及される機能を実行するように構成された装置1602および/または装置1602’の処理システム1714の上述のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上述のように、処理システム1714は、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659を含み得る。したがって、一構成において、上述の手段は、上述の手段によって言及された機能を実行するように構成されたTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659であり得る。
[0157]上記開示のプロセス/フローチャートにおける各ステップの特定の順序または階層は、典型的な手法の例示であると理解される。設計の優先事項に基づき、プロセス/フローチャートにおける各ステップの特定の順序または階層は、並べ替えられ得ると理解される。さらに、いくつかのステップは、組み合わせられ、あるいは省略され得る。添付の方法に関する請求項は、種々のステップの要素をサンプルの順序にて提示するものであり、提示された具体的な順序または階層への限定を意図するものではない。
[0158]以上の説明は、本明細書に記載の種々の態様を当業者にとって実施可能にするために提示されている。これらの態様への種々の変更が、当業者にとって容易に明らかであると考えられ、本明細書に定められる包括的な原理は、他の態様にも適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示した態様に限定されるようには意図されてはおらず、請求項の表現に矛盾しない最大限の範囲が与えられるべきであり、ここにおいて、或る要素への単数形での言及は、とくに指定されない限り「ただ1つ」を意味することを意図されておらず、むしろ「1つまたは複数」を意味することを意図している。用語「典型的」は、本明細書において、「例、事例、または例示として役立つ」を意味して用いられている。本明細書において「典型的」とされるいかなる態様も、必ずしも他の態様と比べて好ましい、または有利であると解釈されるべきではない。とくに述べられない限り、用語「いくつか」は、1つまたは複数を指す。「A、B、またはCの少なくとも1つ」、「A、B、およびCの少なくとも1つ」、ならびに「A、B、C、またはこれらの任意の組み合わせ」などの組み合わせは、A、B、および/またはCの任意の組み合わせを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCの少なくとも1つ」、「A、B、およびCの少なくとも1つ」、ならびに「A、B、C、またはこれらの任意の組み合わせ」などの組み合わせは、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AとB、AとC、BとC、またはAとBとCであり得、あらゆるこのような組み合わせは、A、B、またはCの1つまたは複数の構成員を含み得る。本開示の各所において説明された種々の態様の要素について、当業者にとって公知であり、あるいは後に知られることになるすべての構造的および機能的な等価物は、ここでの言及によって本明細書に明示的に援用され、特許請求の範囲によって包含されるように意図される。さらに、本明細書に開示されたいずれのものも、このような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されるか否かにかかわらず、公衆に開放されるようには意図されていない。請求項のいかなる要素も、その要素が「ための手段(means for)」という表現を使用して明示的に記載されない限り、ミーンズ・プラス・ファンクション(means plus function)として解釈されるべきではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心信号をキャプチャする方法であって、
測定ギャップに対応する時間期間についてワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)受信チェーンへのアクセスを獲得することと、
前記WLAN受信チェーンを使用して前記測定ギャップ中に前記関心信号をキャプチャすることと、
前記獲得することおよび前記キャプチャすることを周期的に繰り返すことと、
を備える方法。
[C2] 前記繰り返すことの間、前記キャプチャの周期および前記測定ギャップのうちの1つまたは複数を調節すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得することが、仮想フローを通じてLTE測定のためのWLAN受信チェーンアクセスを要求することを備える、C1に記載の方法。
[C4] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得することが、パワー・セーブ・モードに入ることを備える、C1に記載の方法。
[C5] 前記パワー・セーブ・モードは、アンスケジュールド・オートマチック・パワー・セーブ・デリバリ(U−APSD)、ワイヤレス・マルチメディア・パワー・セーブ(WMM−PS)、およびセーブマルチポール(PSMP)のうちの1つまたは複数を備える、C4に記載の方法。
[C6] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得することが、非稼働中のWLANチャネルにチューニングすることを備える、C1に記載の方法。
[C7] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得することが、ネットワーク・アロケーション・ベクトル(NAV)をしきい値またはしきい値よりも上に設定することを備える、C1に記載の方法。
[C8] 前記WWANネットワークのバックホールへのアクセスを獲得することと、
前記バックホールを通じて前記関心信号をキャプチャすることと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C9] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得することが、前記WLAN受信チェーンがWLAN動作を実行することを妨げられる測定モードに入ることを備える、C1に記載の方法。
[C10] ワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心信号をキャプチャするための装置であって、
測定ギャップに対応する時間期間についてワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)受信チェーンへのアクセスを獲得するための手段と、
前記WLAN受信チェーンを使用して前記測定ギャップ中に前記関心信号をキャプチャするための手段と、
前記獲得することおよび前記キャプチャすることを周期的に繰り返すための手段と、
を備える装置。
[C11] 前記繰り返すことの間、前記キャプチャの周期および前記測定ギャップのうちの1つまたは複数を調節するための手段、
をさらに備える、C10に記載の装置。
[C12] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための前記手段は、仮想フローを通じてLTE測定のためのWLAN受信チェーンアクセスを要求するように構成されている、C10に記載の装置。
[C13] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための前記手段は、パワー・セーブ・モードに入るように構成されている、C10に記載の装置。
[C14] 前記パワー・セーブ・モードは、アンスケジュールド・オートマチック・パワー・セーブ・デリバリ(U−APSD)、ワイヤレス・マルチメディア・パワー・セーブ(WMM−PS)、およびセーブマルチポール(PSMP)のうちの1つまたは複数を備える、C13に記載の装置。
[C15] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための前記手段は、非稼働中のWLANチャネルへとチューニングするように構成されている、C10に記載の装置。
[C16] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための前記手段は、ネットワーク・アロケーション・ベクトル(NAV)をしきい値またはしきい値よりも上に設定するように構成されている、C10に記載の装置。
[C17] 前記WWANネットワークのバックホールへのアクセスを獲得するための手段と、
前記バックホールを通じて前記関心信号をキャプチャするための手段と、
をさらに備える、C10に記載の装置。
[C18] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための前記手段は、前記WLAN受信チェーンがWLAN動作を実行することを妨げられる測定モードに入るように構成されている、C10に記載の装置。
[C19] ワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心信号をキャプチャするための装置であって、
メモリと、
前記メモリに接続された少なくとも1つのプロセッサであって、
測定ギャップに対応する時間期間についてワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)受信チェーンへのアクセスを獲得することと、
前記WLAN受信チェーンを使用して前記測定ギャップ中に前記関心信号をキャプチャすることと、
前記獲得することおよび前記キャプチャすることを周期的に繰り返すことと、
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
を備える装置。
[C20] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記繰り返すことの間、前記キャプチャの周期および前記測定ギャップのうちの1つまたは複数を調節するようにさらに構成されている、C19に記載の装置。
[C21] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、仮想フローを通じてLTE測定のためのWLAN受信チェーンアクセスを要求するように構成されている、C19に記載の装置。
[C22] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、パワー・セーブ・モードに入るように構成されている、C19に記載の装置。
[C23] 前記パワー・セーブ・モードは、アンスケジュールド・オートマチック・パワー・セーブ・デリバリ(U−APSD)、ワイヤレス・マルチメディア・パワー・セーブ(WMM−PS)、およびセーブマルチポール(PSMP)のうちの1つまたは複数を備える、C22に記載の装置。
[C24] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、非稼働中のWLANチャネルへとチューニングするように構成されている、C19に記載の装置。
[C25] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、ネットワーク・アロケーション・ベクトル(NAV)をしきい値またはしきい値よりも上に設定するように構成されている、C19に記載の装置。
[C26] 前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記WWANネットワークのバックホールへのアクセスを獲得することと、
前記バックホールを通じて前記関心信号をキャプチャすることと、
を行うようにさらに構成されている、C19に記載の装置。
[C27] 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記WLAN受信チェーンがWLAN動作を実行することを妨げられる測定モードに入るように構成されている、C19に記載の装置。
[C28] 複数の通信フレームの各々の間にワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)によって送信される関心信号をキャプチャする方法であって、
測定ギャップに対応する時間期間についてワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)受信チェーンへのアクセスの獲得を試みることと、
測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスが獲得された場合、前記WLAN受信チェーンを使用して前記測定ギャップ中に前記関心信号をキャプチャすることと、
測定ギャップに対応する時間期間についてWLAN受信チェーンへのアクセスが獲得されない場合、
前記複数の通信フレームの各々について、前記関心信号の送信の周期よりも短い継続時間に対応するキャプチャ長さにわたってデータをキャプチャすることと、ここで、各々のキャプチャは、そのそれぞれの通信フレーム内の、他の通信フレームに対して異なるポイントにおいて生じ、前記キャプチャすることは、WLAN受信チェーンにより行われ、
前記送信の周期よりも長い継続時間に対応する等価な連続データを形成するために、前記複数のデータキャプチャを処理することと、
を備える方法。

Claims (32)

  1. ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)受信チェーンとワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)受信チェーンとの両方を備えるユーザ機器(UE)において、WWANによって周期的に送信される関心信号をキャプチャする方法であって、
    WWAN測定ギャップに対応する時間期間にわたって前記UEの前記WLAN受信チェーンの少なくとも一部へのアクセスを獲得することと、
    前記WWAN受信チェーンを使用して前記WWANによって送信される前記関心信号をキャプチャすることを控えることと、
    前記WWANによって送信される前記関心信号をキャプチャすることと、前記キャプチャすることは、前記測定ギャップ中に生じ、前記WLAN受信チェーンを使用して行われる、
    前記獲得することおよび前記キャプチャすることを周期的に繰り返すことと、
    を備える方法。
  2. 前記繰り返すことの間、キャプチャの周期および前記測定ギャップのうちの1つまたは複数を調節すること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得することが、
    仮想WLANフローと少なくとも1つの実際のWLANフローとの間のコンテンション処理を可能にするために、前記仮想WLANフローに1つまたは複数のフロー特性を割り当てることと、
    前記仮想WLANフローが前記コンテンションに勝つときに前記WLAN受信チェーンにアクセスすることと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得することが、WLAN無線機をパワー・セーブ・モードに設定することを備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記パワー・セーブ・モードは、アンスケジュールド・オートマチック・パワー・セーブ・デリバリ(U−APSD)、ワイヤレス・マルチメディア・パワー・セーブ(WMM−PS)、およびセーブマルチポール(PSMP)のうちの1つまたは複数を備える、請求項4に記載の方法。
  6. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得することが、前記WLAN受信チェーンを非稼働中のWLANチャネルにチューニングすることを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得することが、前記WLAN受信チェーンに関連付けられたネットワーク・アロケーション・ベクトル(NAV)をしきい値またはしきい値よりも上の値に設定することを備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記WWANのバックホールへのアクセスを獲得することと、
    前記バックホールを通じて前記関心信号をキャプチャすることと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得することが、前記WLAN受信チェーンがWLAN動作を実行することを妨げられる測定モードに入ることを備える、請求項1に記載の方法。
  10. WWAN測定ギャップに対応する前記時間期間が、前記WWANによって送信される前記関心信号がシングルキャプチャで前記WLAN受信チェーンによってキャプチャされることを可能にする継続時間を有する、請求項1に記載の方法。
  11. ワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心信号をキャプチャするための装置であって、
    ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)受信チェーンと、
    WWAN受信チェーンと、
    WWAN測定ギャップに対応する時間期間にわたって前記装置の前記WLAN受信チェーンの少なくとも一部へのアクセスを獲得するための手段と、
    前記WWAN受信チェーンを使用して前記WWANによって送信される前記関心信号をキャプチャすることを控え、代わりに前記WWANによって送信される前記関心信号をキャプチャするための手段と、前記キャプチャすることは、前記測定ギャップ中に生じ、前記WLAN受信チェーンを使用して行われる、
    前記獲得することおよび前記キャプチャすることを周期的に繰り返すための手段と、 を備える装置。
  12. 前記繰り返すことの間、キャプチャの周期および前記測定ギャップのうちの1つまたは複数を調節するための手段、
    をさらに備える、請求項11に記載の装置。
  13. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための前記手段が、
    仮想WLANフローと少なくとも1つの実際のWLANフローとの間のコンテンション処理を可能にするために、前記仮想WLANフローに1つまたは複数のフロー特性を割り当てることと、
    前記仮想WLANフローが前記コンテンションに勝つときに前記WLAN受信チェーンにアクセスすることと、
    を行うように構成されている、請求項11に記載の装置。
  14. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための前記手段は、WLAN無線機をパワー・セーブ・モードに設定するように構成されている、請求項11に記載の装置。
  15. 前記パワー・セーブ・モードは、アンスケジュールド・オートマチック・パワー・セーブ・デリバリ(U−APSD)、ワイヤレス・マルチメディア・パワー・セーブ(WMM−PS)、およびセーブマルチポール(PSMP)のうちの1つまたは複数を備える、請求項14に記載の装置。
  16. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための前記手段は、前記WLAN受信チェーンを非稼働中のWLANチャネルにチューニングするように構成されている、請求項11に記載の装置。
  17. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための前記手段は、前記WLAN受信チェーンに関連付けられたネットワーク・アロケーション・ベクトル(NAV)をしきい値またはしきい値よりも上の値に設定するように構成されている、請求項11に記載の装置。
  18. 前記WWANのバックホールへのアクセスを獲得するための手段と、
    前記バックホールを通じて前記関心信号をキャプチャするための手段と、
    をさらに備える、請求項11に記載の装置。
  19. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するための前記手段は、前記WLAN受信チェーンがWLAN動作を実行することを妨げられる測定モードに入るように構成されている、請求項11に記載の装置。
  20. WWAN測定ギャップに対応する前記時間期間は、前記WWANによって送信される前記関心信号がシングルキャプチャで前記WLAN受信チェーンによってキャプチャされることを可能にする継続時間を有する、請求項11に記載の装置。
  21. ワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)によって周期的に送信される関心信号をキャプチャするための装置であって、
    ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)受信チェーンと、
    WWAN受信チェーンと、
    メモリと、
    前記メモリに接続された少なくとも1つのプロセッサであって、
    WWAN測定ギャップに対応する時間期間にわたって前記装置の前記WLAN受信チェーンの少なくとも一部へのアクセスを獲得することと、
    前記WWAN受信チェーンを使用して前記WWANによって送信される前記関心信号をキャプチャすることを控えることと、
    前記WWANによって送信される前記関心信号をキャプチャすることと、前記キャプチャすることは、前記測定ギャップ中に生じ、前記WLAN受信チェーンを使用して行われる、
    前記獲得することおよび前記キャプチャすることを周期的に繰り返すことと、
    を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備える装置。
  22. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記繰り返すことの間、キャプチャの周期および前記測定ギャップのうちの1つまたは複数を調節するようにさらに構成されている、請求項21に記載の装置。
  23. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    仮想WLANフローと少なくとも1つの実際のWLANフローとの間のコンテンション処理を可能にするために、前記仮想WLANフローに1つまたは複数のフロー特性を割り当てることと、
    前記仮想WLANフローが前記コンテンションに勝つときに前記WLAN受信チェーンにアクセスすることと、
    を行うように構成されている、請求項21に記載の装置。
  24. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、WLAN無線機をパワー・セーブ・モードに設定するように構成されている、請求項21に記載の装置。
  25. 前記パワー・セーブ・モードは、アンスケジュールド・オートマチック・パワー・セーブ・デリバリ(U−APSD)、ワイヤレス・マルチメディア・パワー・セーブ(WMM−PS)、およびセーブマルチポール(PSMP)のうちの1つまたは複数を備える、請求項24に記載の装置。
  26. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記WLAN受信チェーンを非稼働中のWLANチャネルにチューニングするように構成されている、請求項21に記載の装置。
  27. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記WLAN受信チェーンに関連付けられたネットワーク・アロケーション・ベクトル(NAV)をしきい値またはしきい値よりも上の値に設定するように構成されている、請求項21に記載の装置。
  28. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記WWANのバックホールへのアクセスを獲得することと、
    前記バックホールを通じて前記関心信号をキャプチャすることと、
    を行うようにさらに構成されている、請求項21に記載の装置。
  29. 前記WLAN受信チェーンへのアクセスを獲得するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記WLAN受信チェーンがWLAN動作を実行することを妨げられる測定モードに入るように構成されている、請求項21に記載の装置。
  30. WWAN測定ギャップに対応する前記時間期間は、前記WWANによって送信される前記関心信号がシングルキャプチャで前記WLAN受信チェーンによってキャプチャされることを可能にする継続時間を有する、請求項21に記載の装置。
  31. ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)受信チェーンとワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)受信チェーンとの両方を備えるユーザ機器(UE)において、複数の通信フレームの各々の間にWWANによって送信される関心信号をキャプチャする方法であって、
    WWAN測定ギャップに対応する時間期間にわたって前記UEの前記WLAN受信チェーンの少なくとも一部へのアクセスの獲得を試みることと、
    前記WWAN受信チェーンを使用して前記WWANによって送信される前記関心信号をキャプチャすることを控えることと、
    測定ギャップに対応する時間期間にわたって前記WLAN受信チェーンへのアクセスが獲得された場合、前記WWANによって送信される前記関心信号をキャプチャすることと、前記キャプチャすることは、前記測定ギャップ中に生じ、前記WLAN受信チェーンを使用して行われる、
    測定ギャップに対応する時間期間にわたって前記WLAN受信チェーンへのアクセスが獲得されない場合、
    前記複数の通信フレームの各々について、前記関心信号の送信の周期よりも短い継続時間に対応するキャプチャ長さにわたってデータをキャプチャすることと、ここで、各々のデータキャプチャは、各々のデータキャプチャのそれぞれの通信フレーム内の、他の通信フレームに対して異なるポイントにおいて生じ、前記キャプチャすることは、前記WLAN受信チェーンにより行われ、
    前記送信の周期よりも長い継続時間に対応する等価な連続データを形成するために、前記複数のデータキャプチャを処理することと、
    を備える方法。
  32. WWAN測定ギャップに対応する前記時間期間は、前記WWANによって送信される前記関心信号がシングルキャプチャで前記WLAN受信チェーンによってキャプチャされることを可能にする継続時間を有する、請求項31に記載の方法。
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