JP2017520773A - ナフトキノン系メディエーター及びfad−gdhを含有した酵素試薬層を有する、電気化学式分析検査ストリップ - Google Patents

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Abstract

体液試料中の検体(例えばグルコースなど)を測定するための電気化学式分析検査ストリップは、電気絶縁性ベース層と、電気絶縁性ベース層の上に配置されかつ少なくとも1つの電極を含む、第1の導電性層と、少なくとも1つの電極上に配置された酵素試薬層と、パターン化スペーサ層と、最上層とを含む。なお、酵素試薬層は、少なくとも1種のナフトキノン系メディエーターとFAD−GDH酵素とを含む。ナフトキノン系メディエーターは、例えば、2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)及び2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)のうちの少なくとも1種であり得る。【選択図】図3

Description

本発明は、全般的には医療機器に関し、具体的には、その医療機器で用いられる電気化学式分析検査ストリップ及び酵素試薬に関する。
流体試料中の検体の測定(例えば、検出及び/又は濃度測定)又は流体試料の特性の測定は、医療分野において特に関心が持たれている。例えば、体液(例えば尿、血液、血漿、又は間質液)の試料中のグルコース、ケトン体、コレステロール、リポタンパク質、トリグリセリド、アセトアミノフェン、ヘマトクリット、及び/又はHbA1c濃度を測定することが望ましいことがある。こうした測定は、例えば、視覚的、測光的、又は電気化学的な技法に基づいた分析検査ストリップを使用することで達成することができる。従来の電気化学式分析検査ストリップについては、例えば、いずれも本明細書にその全容を援用する米国特許第5,708,247号、及び米国特許第6,284,125号に述べられている。
添付の図面は、本明細書に組み込まれ本明細書の一部を構成するものであるが、本発明の現時点で好ましい実施形態を例示し、前述の概要及び後述の詳細な説明と共に、本発明の特徴を説明する役割を果たすものである。
本発明の一実施形態による電気化学式分析検査ストリップの簡略分解斜視図である。 図1の縦軸に沿って切り取った電気化学式分析検査ストリップの一部の簡略断面側面図である(一定の縮尺倍率に合わせたものではない)。 本発明の一実施形態による酵素試薬に関する線形性性能のグラフである。 本発明の一実施形態による酵素試薬に対する尿酸の感受性のグラフである。 本発明の一実施形態による別の酵素試薬に関する線形性性能のグラフである。
以下の詳細な説明は、図面を参照しつつ読まれるべきもので、異なる図面における同様の要素には同一の番号が付けられている。図面は、必ずしも一定の縮尺ではなく、説明目的のみのために例示的な実施形態を図示するものであり、本発明の範囲を制限することは意図されない。詳細な説明は、本発明の原理を限定ではなく一例として例証するものである。この説明により、当業者による本発明を実施すること及び使用することが明確に可能になり、本発明を実施する最良の形態であると現時点において考えられるものを含む、本発明のいくつかの実施形態、適用例、変形例、代替例、及び使用が説明される。
本明細書で使用する場合、任意の数値又は数値の範囲についての「約」又は「およそ」という用語は、構成要素又は構成要素の集合が、本明細書で述べる意図された目的に沿って機能することを可能とするような好適な許容範囲を示すものである。
本発明の一実施形態による、体液試料中の検体(例えばグルコースなど)を測定するための電気化学式分析検査ストリップは、電気絶縁性ベース層と、前記電気絶縁性ベース層の上に配置されかつ少なくとも1つの電極を含む、第1の導電性層と、少なくとも1つの前記電極上に配置される酵素試薬層と、パターン化スペーサ層と、最上層とを含む。なお、酵素試薬層は、少なくとも1種のナフトキノン系メディエーターとFAD−GDH酵素とを含む。ナフトキノン系メディエーターは、下記型のものであり得る。
Figure 2017520773
式中、Rは有機置換基である。
例えば、Rは−S−(CH−X(式中、nは1〜6典型的には2〜3であり、Xは−SOH又は−COOH)であってもよい。そのようなナフトキノン系メディエーターは、例えば、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)及び1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)であり得る。
酵素試薬層は、界面活性剤、増粘剤、及び任意選択的に、乾燥させたpH7に緩衝されたリン酸塩水溶液を更に含み得る。ナフトキノン系メディエーターは、電気化学式分析検査ストリップへの塗布中に、およそ0.1mM〜およそ200mM、およそ0.175mM、およそ175mM又はおよそ40mMの範囲の濃度で存在し得る。具体的に、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)は、電気化学式分析検査ストリップへの塗布中に、およそ0.175mM又はおよそ175mMの濃度で存在し得る。あるいは、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)は、電気化学式分析検査ストリップへの塗布中に、およそ40mMの濃度で存在し得る。
酵素試薬層は、スクリーン印刷技術又はインクジェット印刷技術を使用して塗布され得る。酵素試薬層の厚さは、およそ0.1マイクロメートル〜およそ15マイクロメートル、およそ0.1マイクロメートル〜およそ5マイクロメートル又はおよそ5マイクロメートル〜およそ15マイクロメートルの範囲であり得る。典型的に、酵素試薬層は、スクリーン印刷技術を用いて塗布され、およそ5マイクロメートル〜およそ15マイクロメートルの範囲の厚さを有する。あるいは、酵素試薬層は、インクジェット技術を用いて塗布され、およそ0.1マイクロメートル〜およそ5.0マイクロメートルの範囲の厚さを有する。
体液試料は全血試料であってもよく、検体はグルコースであってもよい。
本発明の一実施形態による電気化学式分析検査ストリップは、少なくとも1種のナフトキノン系メディエーター(例えば、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)及び1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)のうちの少なくとも1種)とFAD−GDH酵素との組み合わせによって、生化学的に効率的であり(例えば、メディエーターが2個の電子受容体であり、フリーラジカル経路では進行しない酵素反応を生じ、かつ一部のナフトキノン系メディエーターでは、従来のFAD−GDHメディエーターフェリシアン化カリウムのそれより大きい一次速度定数を有し)、尿酸、アセトアミノフェン、グルタチオン及びアスコルビン酸からの干渉を受けにくい酵素試薬層を生ずるという点で有益である。
本発明による電気化学式分析検査ストリップに用いるための酵素試薬は、少なくとも1種のナフトキノン系メディエーター(例えば、(i)1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)及び(ii)1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)のうちの少なくとも1種など)と、本明細書中でFAD−GDH酵素と略記されている、フラビンアデニンジヌクレオチド依存型グルコースデヒドロゲナーゼという酵素と、を含む。そのような酵素試薬は、生化学的に効率的であり(すなわち、メディエーターが2個の電子受容体であり、酵素反応がフリーラジカル経路では進行せず)、尿酸、アセトアミノフェン、グルタチオン及びアスコルビン酸からの干渉を受けにくい酵素試薬層を生ずるという点で有益である。なお、酵素試薬は、電気化学式分析検査ストリップの製造中に、インクジェット印刷及びスクリーン印刷のような従来の技術を利用して塗布できる。
酵素試薬は、pH7に緩衝されたリン酸塩水溶液と、界面活性剤と、増粘剤とを含み得る。酵素試薬に、消泡剤を含めてもよい。
ナフトキノン系メディエーターは、およそ20mM〜およそ200mM、およそ175mM又はおよそ40mMの濃度で存在し得る。具体的に、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)は、およそ175mMの濃度で存在し得る。あるいは、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)は、およそ40mMの濃度で存在し得る。
図1は、本発明の一実施形態による電気化学式分析検査ストリップ100の簡略分解斜視図である。図2は、図1の斜視図の縦軸に沿って切り取った電気化学式分析検査ストリップ100の一部の簡略断面側面図である(一定の縮尺倍率に合わせたものではない)。図3は、本発明の一実施形態による酵素試薬に関する線形性性能のグラフである。図4は、本発明の一実施形態による酵素試薬に対する尿酸の感受性のグラフである。図5は、本発明の別の実施形態による、酵素試薬に関する線形性性能のグラフである。
図1〜図5を参照すると、体液試料(例えば、全血試料)中の検体(グルコースなど)を測定するための電気化学式分析検査ストリップ100は、電気絶縁性ベース層102、パターン化導電性層104、パターン化絶縁層106、酵素試薬層108、パターン化スペーサ層110、並びに親水性副層114及び最上部テープ116からなる最上層112を含む。
図1及び図2の実施形態では、少なくともパターン化スペーサ層及び最上層は、電気化学式分析検査ストリップ100内の試料受容チャンバ118を画定する(具体的には図2を参照のこと)。
電気絶縁性ベース層102は、例えば、ナイロンベース層、ポリカーボネートベース層、ポリイミドベース層、ポリ塩化ビニルベース層、ポリエチレンベース層、ポリプロピレンベース層、グリコール変性ポリエステル(PETG)ベース層、又はポリエステルベース層などの、当業者に既知の任意の好適な電気絶縁性ベース層とすることができる。電気絶縁性ベース層は、例えば約5mmの幅寸法、約27mmの長さ寸法、及び約0.5mmの厚さ寸法を含む、任意の好適な寸法を有することができる。
電気絶縁性ベース層102は、取り扱いを容易にするための構造を電気化学式分析検査ストリップ100に与えるとともに、後に形成される層(例えば、パターン化導電体層、及び本発明による、並びに本明細書に記載されている酵素試薬のインクジェット印刷又はスクリーン印刷により形成されるパターン化導電体層及び酵素試薬)を適用(例えば、印刷又は堆積)するための基板としての役割を果たす。
パターン化導電性層104は、電気絶縁性ベース層102の上に配置され、かつ第1の電極104aと、第2の電極104bと、第3の電極104cとを含む。第1の電極104a、第2の電極104b、及び第3の電極104cは、それぞれ、例えば、対向/参照電極、第1の作用電極、及び第2の作用電極として構成されてもよい。したがって、第2及び第3の電極は、本明細書においては作用電極104b及び104cとも呼ばれ、第1の電極は対向電極104aとも呼ばれる。説明のみを目的として、電気化学式分析検査ストリップ100は合計で3個の電極を含むものとして示されているが、本発明の実施形態を含む電気化学式分析検査ストリップの実施形態は、任意の適切な数の電極を含むことができる。
電気化学式分析検査ストリップ100の、第1の電極104a、第2の電極104b、及び第3の電極104cを含むパターン化導電性層104は、例えば、導電性炭素系材料(例えばカーボンインクなど)などの任意の好適な導電材料から形成することができる。本発明の実施形態による電気化学式分析検査ストリップに用いられるパターン化導電性層は、任意の好適な形状とすることができ、例えば、金属材料及び導電性炭素材料などの任意の好適な材料で形成することができることに留意されたい。
特に図1及び図2を参照すると、第1の電極104a、第2の電極104b、及び第3の電極104c、並びに酵素試薬層108は、電気化学式分析検査ストリップ100が、試料受容チャンバ118を充填した体液試料(例えば、全血試料など)中の検体(例えば、グルコースなど)を電気化学的に測定するように構成されるような配置である。図2では、そのような全血充填の方向が、「S」と標識付けされた矢印で描かれている。
酵素試薬層108は、パターン化導電体層104の少なくとも一部の上に配置されている(図1及び図2を参照)。酵素試薬層108は、少なくとも1種のナフトキノン系メディエーターとFAD−GDH酵素とを含む。本明細書中で用いられている「ナフトキノン系メディエーター」という用語は、下記型のメディエーターを指す。
Figure 2017520773
式中、Rは任意の好適な有機置換基である。
1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)[本明細書中で化合物Aとも呼ばれているもの]、及び1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)[本明細書中で化合物Bとも呼ばれているもの]は、本発明の実施形態において用いるのに好適なナフトキノン系メディエーターの特に有益な例である。ただし、いったん本発明を知った当業者は、ルーチン試験を使用して好適な有機置換基(すなわち、好適な「R」基)を選択し、有益な反応動力学、好適な水溶解度を有し、かつ干渉の影響を受けにくい他のナフトキノン系メディエーターを生み出すことができるであろう。この点で、好適なR基は、例えば、そのメディエーターに対して好適な水溶解度を付与する程度に十分に親水性であり得る。
化合物Aは、分子式C1312、分子量312.36及び以下の化学構造を有する。
Figure 2017520773
化合物Aは、橙色の非晶質固体であり、室温にて塩基性及び中性のリン酸緩衝液中に溶解する。化合物Aは、以下の有益な電気化学特性を有する。
=0.086V対Ag/AgCl(0.1MのKCl)
cat=900s−1
式中、Eは、式量酸化還元電位対Ag/AgCl(フェリシアン化物の0.25Vと比較した場合)であり、kcatは、メディエーター(すなわち、化合物A)と酵素補助因子FADとの間の均質な電子移動に対する速度定数である。フェリシアン化物のEは0.25Vで、フェリシアン化物のkcatは230s−1であることに留意されたい。化合物Aは、Eがフェリシアン化物のそれよりも有利に低く(よって、干渉を受けにくく)、しかもkcatがフェリシアン化物のそれよりも有利に高い。なお、化合物Aは、40℃で26日間貯蔵した後に、グルコース感受性の低下を全く示さなかった。
化合物Aを、以下のようにして合成した。1,2−ナフトキノン−4−スルホン酸のナトリウム塩(10mmol)を蒸留水(100ml)に添加して、溶液が清澄になるまで撹拌した。3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸一ナトリウム塩(10mmol)を一度に加えると、暗褐色の溶液を生じた。この溶液を12時間静置した後、清澄な褐色の溶液を蒸発乾固させて、濃い黄色の固体を得た。濃い黄色の固体をクロロホルムで洗浄し、真空下で乾燥させて、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)(1.48g、47%)を橙色の固体として得た。質量スペクトル解析で組成が確認されたが、いったん本開示を知らされた当業者は、化合物Aを合成する他の方法を開発することができる。
化合物Bは、分子式C1310、分子量262.28及び以下の化学構造を有する。
Figure 2017520773
化合物Bは、橙色の非晶質固体であり、室温にて塩基性及び中性のリン酸緩衝液中に溶解する。化合物Aは、以下の有益な電気化学特性を有する。
=0.016V対Ag/AgCl(0.1MのKCl)
cat=100s−1
式中、Eは、式量酸化還元電位対Ag/AgCl(フェリシアン化物の0.25Vと比較した場合)であり、kcatは、メディエーター(すなわち、化合物A)と酵素補助因子FADとの間の均質な電子移動に対する速度定数である。フェリシアン化物のEは0.25Vで、フェリシアン化物のkcatは230s−1であることに留意されたい。化合物Bは、Eがフェリシアン化物のそれよりも有利に低い(それ故に干渉を受けにくく)、かつkcatがフェリシアン化物のそれよりも低いが、それでも好適である。なお、化合物Bは、40℃で26日間貯蔵した後に、グルコース感受性の低下を全く示さなかった。
化合物Bを、以下のようにして合成した。1,2−ナフトキノン(10mmol)を、氷中で5分間撹拌して、メタノール(50ml)に加えた。3−メルカプトプロピオン酸(10mmol)を加えると、この溶液が5分間以内で清澄になり、蒸発乾固した。暗褐色の固体を、シリカゲル中で酢酸エチルを溶出液として用いて精製し、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)(1.19g、51%)を得た。質量スペクトル解析で組成が確認されたが、いったん本開示を知らされた当業者は、化合物Bを合成する他の方法を開発することができる。
本発明による、化合物Bを含有する酵素試薬の例示的(ただし非限定的な)実施例には、以下の成分が含まれる。
pH7に緩衝された0.1Mリン酸塩水溶液10mL、(この水溶液中には、以下の成分を添加した):
1%(w/v)プルロニック103、第一級ヒドロキシル基で終端する二官能性ブロックコポリマー界面活性剤;
2.5%(w/v)ヒドロキシエチルセルロース、増粘剤;
最終濃度を40mMとした化合物B;
0.05gのFAD−GDH。
この酵素試薬は、本明細書中で「化合物B酵素試薬」とも呼ばれる。
本発明による、化合物Aを含む酵素試薬の別の例示的(ただし非限定的な)実施例は、以下のとおりである。
pH7に緩衝された0.01Mリン酸塩水溶液100mL、(この水溶液中には、以下の成分を添加した):
1%(w/v)シリカ
1%(w/v)プルロニック103
5滴のDow Corning Antifoam 1500(VWR International,United Kingdomから市販されているもの)
5%ヒドロキシエチル(hycroxyethyl)セルロース。
オービタル混合(orbital mixing)に続いて、以下のものを添加した:
最終濃度が175mMである化合物A
Amano Enzyme China Ltdから供給されている0.33gのFAD−GDH
この酵素試薬は、本明細書中で「化合物A酵素試薬」とも呼ばれる。
特に図3及び図4を参照すると、化合物B酵素試薬を使用した分析検査ストリップは、酵素試薬と一緒に調製され、調製の間にインクジェット技術を用いて塗布されたものである。そのようなインクジェット技術を用いた場合、最終的な乾燥酵素の層の厚さは、およそ0.1マイクロメートル〜5マイクロメートルの範囲になるのが一般的である。結果として得られた分析検査ストリップを試験した結果は、図3及び図4に描いてあり、同図には、本発明の一実施形態による分析検査ストリップの有益な線形性、及び尿酸からの干渉のないことが例証されている。
図3のデータは、公称の(すなわち、38%〜42%の範囲内の)ヘマトクリットを有する3人の代表的なドナー由来のスパイクされた全静脈血を使用して収集されたものであり、図4のデータは、検査ストリップの性能を市販の電気化学式分析検査ストリップと対照して比較し、YSI血漿グルコース濃度65mg/dLの単一の供血を用いて実施されたものである。尿酸を、血液中の最終濃度22mg/dLまでスパイクした。YSI血漿グルコースレベルに対するバイアス値を計算し、非スパイクの対照と比較した、関連するテストメーターのグルコース信号における増分としてプロットした。化合物B酵素試薬を用いた分析検査ストリップに対しては干渉の影響のないことが、図4に例証されている。本明細書中には詳述されていない更なる研究では、アセトアミノフェン、グルタチオン及びアスコルビン酸からの干渉が同様にないことが明らかにされている。
特に図5を参照すると、化合物A酵素試薬を使用した分析検査ストリップは、酵素試薬と一緒に調製され、調製の間にスクリーン印刷技術を用いて塗布されたものである。そのようなスクリーン印刷技術を用いた場合、最終的な乾燥酵素の層の厚さは、およそ5マイクロメートル〜15マイクロメートルの範囲になるのが一般的である。結果として得られた分析検査ストリップを試験した結果は、図5に描いてあり、同図には、本発明の別の実施形態による分析検査ストリップの有益な線形性が例証されている。図5のデータは、公称の(すなわち、38%〜42%の範囲内の)ヘマトクリットを有する3人の代表的なドナー由来のスパイクされた全静脈血を使用して収集されたものである。
いったん本開示を知らされた当業者は、化合物A及び/又は化合物B並びにFAD−GDH含有の様々な好適な酵素試薬を調合し得ることを認識するであろう。そのような好適な酵素試薬には、例えば、クエン酸三ナトリウム、クエン酸、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、消泡剤、ヒュームドシリカ(疎水性表面改質あり又はなし)、PVPVA、及び水が含まれ得る。試薬層全般及び電気化学式分析検査ストリップ全般に関する更なる詳細は、米国特許第6,241,862号及び同第6,733,655号に記載されており、これらの内容全体は参照によりその本明細書に援用されている。
図1及び図2を参照すると、パターン化絶縁層106は、市販のスクリーン印刷可能な誘電性インクなどの任意の好適な電気的絶縁性の誘電材料で形成することができる。
パターン化スペーサ層110は、例えば、Apollo Adhesives(Tamworth,Staffordshire,UK)から市販されているスクリーン印刷可能な感圧接着剤から形成することができる。図1及び2の実施形態では、パターン化スペーサ層110が、試料受容チャンバ118の外壁を画定している。パターン化スペーサ層110は、例えば、およそ110マイクロメートルの厚さを有してもよいし、非導電性としてもよく、上面と底面にアクリル系感圧性接着剤を備えたポリエステル材料で形成してもよい。
最上層112は、例えば、液体試料(例えば、全血試料)による電気化学式分析検査ストリップ100の濡れ及び充填を促進する親水性を有する透明フィルムとすることができる。かかる透明フィルムは、例えば、3M(Minneapolis,Minnesota,U.S.A.)及びCoveme(San Lazzaro di Savena,Italy)から市販されている。最上層112は、例えば、10度未満の親水性接触角をもたらす界面活性剤でコーティングされたポリエステルフィルムとすることができる。最上層112はまた、界面活性剤でコーティングされた、又は他の表面処理を施されたポリプロピレンフィルムとすることもできる。そのような状況では、界面活性剤コーティングは親水性副層114としての役割を果たす。最上層112は厚さを、例えばおよそ100μmとすることができる。
電気化学式分析検査ストリップ100は、例えば、パターン化導電性層104、パターン化絶縁層106、酵素試薬層108、パターン化スペーサ層110、及び最上層112を順次位置合わせして形成することによって、製造することができる。そのような順次位置合わせによる形成を遂行する際には、例えば、スクリーン印刷、インクジェット印刷、フォトリソグラフィ、グラビア印刷、化学蒸着、及びテープ積層法などをはじめとする、当業者に既知の任意の好適な技法を使用できる。一方、本発明の一実施形態による酵素試薬は、比較的低コストの印刷技術、及びそれ以外の従来のインクジェット及びスクリーン印刷技術に適した水性組成物として調合できるという点で、特に有益である。そのような酵素試薬を使用することによって、例えば、電気化学的に生成された電流と、全血試料中のグルコース濃度(すなわち、少なくとも700mg/dLまでのグルコース濃度)との間の線形性応答を有した酵素試薬層を生じ得る。
本発明の好ましい実施形態を本明細書で図示し説明したが、このような実施形態は単に一例として与えられているものであることは当業者には明らかであろう。当業者であれば、本発明から逸脱することなく多くの変形、変更、及び代用が想到されるであろう。本発明の実施に際して、本明細書に記載される実施形態の様々な代替例が用いられ得る点を理解されたい。以下の「特許請求の範囲」は、本発明の範囲を定義するとともに、特許請求の範囲に含まれる装置及び組成物、並びにそれらの均等物をこれによって網羅することを目的としたものである。

Claims (20)

  1. 体液試料中の検体を測定するための電気化学式分析検査ストリップであって、
    電気絶縁性ベース層と、
    前記電気絶縁性ベース層の上に配置され、かつ少なくとも1つの電極を含む、導電性層と、
    少なくとも1つの電極上に配置された酵素試薬層と、
    パターン化スペーサ層と、
    最上層と、を含み、
    前記酵素試薬層が、
    下記型:
    Figure 2017520773
    (式中、Rは有機置換基である)のナフトキノン系メディエーターのうちの少なくとも1種と、
    FAD−GDH酵素と、
    を含む、電気化学式分析検査ストリップ。
  2. 前記少なくとも1種のナフトキノン系メディエーターが、下記メディエーター:
    1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)および
    1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)のうちの少なくとも1種である、請求項1に記載の電気化学式分析検査ストリップ。
  3. 前記1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)及び1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)のうちの少なくとも1種が、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)である、請求項2に記載の電気化学式分析検査ストリップ。
  4. 前記酵素試薬層が、
    乾燥させたpH7に緩衝されたリン酸塩水溶液と、
    界面活性剤と、
    増粘剤と、
    を更に含む、請求項3に記載の電気化学式分析検査ストリップ。
  5. 1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)が、前記電気化学式分析検査ストリップへの塗布中に、およそ0.175mMの濃度で存在する、請求項3又は4に記載の電気化学式分析検査ストリップ。
  6. 前記酵素試薬層が、スクリーン印刷技術を用いて塗布され、およそ5マイクロメートル〜15マイクロメートルの範囲の厚さを有する、請求項3〜5のいずれか一項に記載の電気化学式分析検査ストリップ。
  7. 前記1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)及び1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)のうちの少なくとも1種が、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)である、請求項2に記載の電気化学式分析検査ストリップ。
  8. 前記酵素試薬層が、
    界面活性剤と
    増粘剤と、
    を更に含む、請求項7に記載の電気化学式分析検査ストリップ。
  9. 1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)が、前記電気化学式分析検査ストリップへの塗布中に、およそ40mMの範囲の濃度で存在する、請求項7又は8に記載の電気化学式分析検査ストリップ。
  10. 前記酵素試薬層が、インクジェット技術を用いて塗布され、かつ0.1マイクロメートル〜5.0マイクロメートルの範囲の厚さを有する、請求項7〜9のいずれか一項に記載の電気化学式分析検査ストリップ。
  11. 前記体液試料が全血試料であり、かつ前記検体がグルコースである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の電気化学式分析検査ストリップ。
  12. 電気化学式分析検査ストリップに用いるための酵素試薬であって、
    下記型:
    1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)及び
    1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)のうちの少なくとも1種のメディエーターと、
    FAD−GDH酵素とを含む、酵素試薬。
  13. 前記少なくとも1種のメディエーターが、
    1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)及び
    1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)のうちの少なくとも1種である、請求項12に記載の酵素試薬。
  14. 前記1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)及び1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)のうちの少なくとも1種が、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)である、請求項13に記載の酵素試薬。
  15. pH7に緩衝されたリン酸塩水溶液と、
    界面活性剤と、
    増粘剤と、
    を更に含む、請求項14に記載の酵素試薬。
  16. 1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)が、およそ175mMの濃度で存在する、請求項14又は15に記載の酵素試薬。
  17. 前記1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプト−1−プロパンスルホン酸)及び1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)のうちの少なくとも1種が、1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)である、請求項13に記載の酵素試薬。
  18. pH7に緩衝されたリン酸塩水溶液と、
    界面活性剤と、
    増粘剤と、
    を更に含む、請求項17に記載の酵素試薬。
  19. 1,2−ナフタレンジオン−4−(3−メルカプトプロピオン酸)が、およそ40mMの濃度で存在する、請求項17又は18に記載の酵素試薬。
  20. 消泡剤を更に含む、請求項12〜19のいずれか一項に記載の酵素試薬。
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