JP2017519135A - サニタリーバルブ装置およびサニタリーバルブアセンブリ - Google Patents

サニタリーバルブ装置およびサニタリーバルブアセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP2017519135A
JP2017519135A JP2017511138A JP2017511138A JP2017519135A JP 2017519135 A JP2017519135 A JP 2017519135A JP 2017511138 A JP2017511138 A JP 2017511138A JP 2017511138 A JP2017511138 A JP 2017511138A JP 2017519135 A JP2017519135 A JP 2017519135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
sanitary
valve device
discharge opening
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017511138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6522117B2 (ja
Inventor
ポー、ポール リー、セン
ポー、ポール リー、セン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meier Sanitech Pte Ltd
Original Assignee
Meier Sanitech Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meier Sanitech Pte Ltd filed Critical Meier Sanitech Pte Ltd
Publication of JP2017519135A publication Critical patent/JP2017519135A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6522117B2 publication Critical patent/JP6522117B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D13/00Urinals ; Means for connecting the urinal to the flushing pipe and the wastepipe; Splashing shields for urinals
    • E03D13/007Waterless or low-flush urinals; Accessories therefor
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03CDOMESTIC PLUMBING INSTALLATIONS FOR FRESH WATER OR WASTE WATER; SINKS
    • E03C1/00Domestic plumbing installations for fresh water or waste water; Sinks
    • E03C1/12Plumbing installations for waste water; Basins or fountains connected thereto; Sinks
    • E03C1/28Odour seals
    • E03C1/298Odour seals consisting only of non-return valve

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

本明細書には、サニタリーバルブ装置およびサニタリーバルブアセンブリが開示されている。記載されている実施形態では、サニタリーバルブ装置100は、流体を受け取るためのバルブ開口部316と、バルブ開口部の下流側の排出開口部318と、バルブ開口部316および排出開口部318と流体連通し、排出開口部318のシール面342まで伸びる流体流路320とを有するバルブ本体304を備える。シール面342は、少なくとも1つのベンチュリ孔344を含む。サニタリーバルブ装置100はさらに、流体流に応答して流体を排出開口部318から排出することができる開口位置、および少なくとも1つのベンチュリ孔344によって生成された吸引力に応答して排出開口部318を塞ぐためにシール面342に当てられる閉鎖位置まで移動するように配置されたシールフラップ346を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、特に、限定的ではないが、男性用小便器と共に使用するためのサニタリーバルブ装置およびサニタリーバルブアセンブリに関する。
小便器を流すために水を使用するが、水の使用量を減らそうとするのが一般的であり、「無水式」小便器が提案されてきた。無水式小便器のタイプでは、ケージの中に閉じ込められた芳香性化学物質/オイルベースのワックス状化合物が、既存の小便器のフロートラップおよび排水管に残っている尿の匂いを隠すのに使用される芳香剤と共にフロートラップの上に置かれる場合がある。他のタイプでは、尿の化学的性質を変化させる化学物質を含むカートリッジが使用される場合がある。または排水管からトイレに戻ってくる尿の匂いを遮断するバリアとしての機能を果たすオイルベースの物質も提案されている。しかし、これらのタイプの無水式小便器は、尿が化学物質/ワックス/オイルと接触した時に発生する臭気に毒性がある可能性、さらには、化学物質/オイルで汚染された尿により下水道が汚染される可能性を無視したものである。さらに、カートリッジ内のオイルベースの物質が定期的に不均一に減少することにより、2据以上の小便器を有するトイレ内において、1据の小便器のみの欠陥によりトイレ全体が悪臭を放つことになるので、これらのタイプの無水式小便器の効果がなくなる。
上述の実施形態の目的は、先行技術の不利点の少なくとも1つに対処するサニタリーバルブ装置およびサニタリーバルブアセンブリを提供する、および/または一般の人々に有益な選択肢を提供することである。
第1の態様では、バルブ本体であって、(i)流体を受け取るためのバルブ開口部、(ii)バルブ開口部の下流側の排出開口部、および(iii)バルブ開口部および排出開口部と流体連通し、排出開口部のシール面であって、少なくとも1つのベンチュリ孔を含むシール面まで伸びる流体流路、を有するバルブ本体と、流体流に応答して流体を排出開口部から排出することができる開口位置、および少なくとも1つのベンチュリ孔によって生成された吸引力に応答して排出開口部を塞ぐためにシール面に当てられる閉鎖位置まで移動するように配置されたシールフラップとを備えるサニタリーバルブ装置が提供される。
さらに、上述の実施形態は、流体流路に戻ってバルブ開口部から上がってくる悪臭を低減する自動閉鎖シールフラップを実現することができる。
流体流路は、バルブ開口部の下流側のバルブリザーバと、バルブリザーバと流体連通し、バルブリザーバの下流側にある狭窄部とを含んでもよい。好ましくは、バルブ本体は、狭窄部を形成する先細部分を含んでもよい。
サニタリーバルブ装置は、バルブ前壁と、バルブ前壁と共働して流体流路を画定するバルブ後壁とをさらに備え、バルブ前壁は排出開口部を囲むように配置された下部セクションを有し、シール面は下部セクション上に配置されてもよい。特定の実施形態では、下部セクションは、上部、下部、および上部と下部とを接合して排出開口部を画定する2つの側方部とを含み、少なくとも1つのベンチュリ孔は下部に配置されてもよい。
好ましくは、シールフラップの縁部は、下部セクションの上部に取り付けられてもよい。したがって、シールフラップは、上部からぶら下がった形になる。
排出開口部は、バルブ開口部のバルブ開口軸に実質的に垂直な排出開口軸を有してもよい。サニタリーバルブ装置は、バルブ開口部に配置されるフィルタキャップをさらに備えてもよい。特定の実施形態では、フィルタキャップは、流体を流体流路へと流すための複数の穴を含んでもよい。
好ましくは、複数の穴の少なくとも2つは、専用キーと摩擦係合されるように設計されてもよい。このように、専用キーは、サニタリーバルブ装置をアダプタに係止もしくは係止解除するのに使用されてもよい。
好ましくは、サニタリーバルブ装置は、バルブ本体を少なくとも部分的に囲むように配置されるバルブスリーブをさらに備えてもよい。有利には、バルブスリーブは、バルブ本体の凹部と係合するセグメントを有する突出部を含んでもよい。突出部は、排出開口部に対向するように配置される別のセグメントを含んでもよい。別のセグメントは、突出部のセグメントに接合されてもよい。
第2の態様では、上述のサニタリーバルブ装置を備え、さらにサニタリーバルブ装置を受容するアダプタを備えたサニタリーバルブアセンブリが提供される。アダプタは、さらにサニタリーバルブ装置を解除可能に係止する係止機構を備えてもよい。
サニタリーバルブアセンブリは、サニタリーバルブ装置を係止位置と係止解除位置との間で回転させるために、サニタリーバルブ装置と係合するように配置される専用キーをさらに備えてもよい。
一態様に関連する特徴は他の態様にも関連する特徴としてよいことは理解されたい。
添付図面を参照しながら、例示的な実施形態について説明する。
クイックアクションキーと、サニタリーバルブ装置と、アダプタとを備えた好適な実施形態のサニタリーバルブアセンブリの分解斜視図である。 フィルタキャップと、バルブ本体と、バルブスリーブとを有する図1のサニタリーバルブ装置の正面図であり、フィルタキャップとバルブスリーブがバルブ本体から切り離された状態の図である。 図2のフィルタキャップの上面図である。 図2のバルブ本体のA−Aに沿った断面図である。 図1のクイックアクションキーの拡大正面図である。 図1のアダプタの拡大正面図である。
図1は、専用キー200と、サニタリーバルブ装置300と、アダプタ400とを備えた好適な実施形態のサニタリーバルブアセンブリ100の分解斜視図である。この実施形態では、サニタリーバルブアセンブリ100は、小便器(図示せず)と共に使用されるように設計されているが、サニタリーバルブアセンブリは、一般的なサニタリー用途で使用されてもよい。
図から分かるように、アダプタ400は、サニタリーバルブ装置300が滑り込むようにサニタリーバルブ装置300を受容するためのアダプタスロット402を含む。図2は、サニタリーバルブ装置300の詳細図である。
サニタリーバルブ装置300は、フィルタキャップ302と、バルブ本体304と、バルブスリーブ306とを含み、図2では、これらは組み立てられていない状態で示されている。
図3は、図2のフィルタキャップ302の上面図であり、図面に示されているように、フィルタキャップ302は、係合首部308とキャップ部分310とを含む。キャップ部分310は、複数のフィルタ穴312を含み、キャップ部分310は、略皿状の構造体を形成するように中央がわずかにくぼんでいる。この実施形態では、複数のフィルタ穴312は、通常はキャップ部分310に当たる時に泡を伴った尿がフィルタ穴312をさらに通過しやすくし、さらに、ごみ(例えば、タバコの吸い殻)もしくは望ましくない物がフィルタ穴312に入るのを防ぐように設計される。
この実施形態では、複数の穴312は、中央穴312aと、4つの細長穴312b、312c、312d、312eとを含み、4つの細長穴は、交差する形で中央穴312aの周囲で等間隔に離間されて、2つの対向する細長穴312b、312dが一直線になるように互いに位置合わせされるが(他の組312c、312eも同様である)、これは、後述する専用キー200による係合を容易にするための形状である。さらに、複数の穴312は、4つの略半円形穴312f、312g、312h、312iを含み、半円形穴312f、312g、312h、312i各々は、図3に示されているように、細長穴312b、312c、312d、312eに隣接して配置される。
バルブ本体304は、フィルタキャップ302をバルブ本体304に装着させるためにフィルタキャップ302の係合首部308と共働するように配置されるバルブ首部314を含む。具体的には、フィルタキャップ302の係合首部308の直径は、バルブ首部314の直径よりわずかに小さくなるように寸法決めされ、フィルタキャップ302の係合首部308がバルブ本体304のバルブ首部314に圧力嵌めされるようにしてよい。嵌められると、好ましくは、フィルタキャップ302をバルブ本体304から分離するのが難しくなる。当然のことながら、フィルタキャップ302は、単一構造体としてバルブ本体304と一体的に形成されてよい。
図4は、図2のA−Aに沿ったバルブ本体304の断面図であり、バルブ本体304の内部構造を示した図である。バルブ本体304は、フィルタキャップ302の複数の穴312と位置合わせされたバルブ首部314によって画定されるバルブ開口部316を含み、バルブ開口部316は、流体もしくはこの場合は尿を受け取るように配置される。
バルブ本体304はさらに、バルブ本体304から流体を排出するための排出開口部318を含み、この実施形態では、排出開口部318は、バルブ本体304の中心垂直軸BBに沿った仮想平面を有する(すなわち、中心垂直軸BBは、バルブ開口部316の水平軸CCに対して実質的に垂直である)。
バルブ本体304は、バルブ開口部316から排出開口部318まで伸びる流体流路320を含み、流体流路320は、バルブ前壁322がバルブ後壁324と共働することによって画定される。バルブ前壁322は、バルブ本体304の垂直軸BBに向かって内側に向かって湾曲する上部セクション326を有し、上部セクション326は、バルブ後壁324と共働して流体流路320のバルブリザーバ328を画定する。バルブリザーバ328は、半円形状である。バルブ前壁322はさらに、バルブ本体304の垂直軸BBに沿って垂直に伸びる下部セクション330を含む。
下部セクション330は、排出開口部318を囲む2つの側方部336、338によって接合される上部332と下部334とを有し、バルブ本体304のシール面342を画定する外面340を含む。
バルブ後壁324は、内側に向かって先細になり、またはバルブ開口部316から排出開口部318に向かって徐々に狭くなり、排出開口部318のシール面324まで伸びる流体流路320に沿って流体が排出開口部318に向けて流れるように狭窄部321を形成する。図4に示されているように、バルブ後壁324は、下部334の位置で、または下部334の近くでバルブ前壁322と接合され、下部334はさらに、3つのベンチュリ孔344を含む。
サニタリーバルブ装置300はさらに、排出開口部318を塞ぐように配置されるシールフラップ346を含み、シールフラップ346は図2には示されていないが図4のみに示されている。シールフラップ346は、略矩形であり、適切な膜で作られ、この実施形態では、シールフラップ346は、0.05mm〜0.15mmの厚さのPETの薄層である。この厚さの範囲は、尿を通過させ、ベンチュリ孔344に意図した結果を達成させるのに特に有益であることがわかった。当然、この厚さの範囲は異なる場合があり、サニタリーバルブ装置300のサイズや用途に応じて変更されてよいことは理解されたい。
シールフラップ346は、2つのスタッド350によってバルブ前壁322の上部332に取り付けられる縁部348を有し、他の3つの縁部は取り付けられていない状態であり、シールフラップが上部332から「ぶら下がった」状態で、排出開口部318および3つのベンチュリ孔344を覆う(すなわち、シールフラップ346は、下部セクション330の下部334および2つの側方部336、338と少なくとも部分的に重なる程度の大きさにしなければならない)。
流体もしくはこの場合は尿がフィルタキャップ302に向けて放出され、バルブ開口316から流体流路320に流れ込むと、流体流路320のバルブリザーバ328は、まず、尿を一時的に閉じ込めて、その後に、尿を下方の狭窄部321に流して排出開口部318に向けて流す。重力と流体流路320の狭窄により、尿の流れは加速されて、尿がシールフラップ346に当たって、シールフラップ346を下部セクション330から外す。このことにより、尿は排出開口部318から速やかに排出され、それと同時に、尿の少なくとも一部は3つのベンチュリ孔344から排出されることになる。排出された尿は、少なくとも部分的にシール面342を濡らし、特に、下部334は排出尿で濡れた状態でなければならない。排出開口部318からの尿の排出が速度を落として停止すると、ベンチュリ孔344は吸引効果を生成して、シールフラップ346をシール面342に引き寄せて、そのようにしてシールフラップ346は排出開口部318を塞ぎ、さらにベンチュリ孔344を塞ぐ。排出尿でシール面342が少なくとも部分的に濡れることにより密閉性が向上し、さらにシール面342が濡れることにより下部セクション330の外面342を自動洗浄することができる。
バルブ本体304は、バルブ首部314がバルブスリーブ306から突出した状態でバルブスリーブ306内に部分的に受容されるように配置され、バルブスリーブ306とバルブ本体304は、周知の接着技術によって所定の位置で保持される。バルブスリーブ306は、円筒状中空体352と、中空体352の内壁356から内側に伸びる細長突出部354とを有する。バルブスリーブ306の中空体352の断面図は、図4に破線で示されており、図4は細長突出部354を示している。細長突出部354は、第1のセグメント354aと、第1のセグメント354aと位置合わせされ、バルブ本体304の中心軸BBに実質的に平行な第2のセグメント354bとを含む。
第1のセグメント354aは、バルブ前壁322の上部セクション326の凹部358内に受容されるように配置され、第1のセグメント354aは、凹部358と共働して、特定の向きで第1のバルブ本体304がバルブスリーブ306内に受容されるようにするキーとしての機能を果たす。具体的には、特定の向きは、第2のセグメント354bがシールフラップ346に対向する向きである。このことは、尿が排出開口部318を通過するときに、シールフラップ346がバルブスリーブ306の内壁356に張り付く可能性を低減するので、特に有利である。
サニタリーバルブ装置300(すなわち、フィルタキャップ302、バルブ本体304、およびバルブスリーブ306が組み合わされた装置)は、図1に示されているように、アダプタ400に取り外し可能に挿入されるように配置される。図6は、アダプタ400の正面図である。アダプタ400は、サニタリーバルブ装置300を受容するための中空アダプタ本体402と、アダプタ400を小便器の排水管内に永久的に装着できるようにするねじ山付き外面404とを有する。
サニタリーバルブ装置300は、挿入されると、ぴったり適合し、専用キー200を使用して二条ねじ接続部(図示せず)の形態のアダプタの係止機構によってアダプタ400に対して係止される。
専用キーは、対応する対向細長穴312b、312d(もしくは312c、312e)に挿入してこれらの細長穴と摩擦係合する2つの係合ラグ202、204を含み、専用キーの回転がサニタリーバルブ装置300全体をアダプタ400に対して回転させて、サニタリーバルブ装置300をアダプタ400に対して係止する、またはサニタリーバルブ装置300をアダプタ400から係止解除する。係止解除位置では、メンテナンスもしくは交換のために、サニタリーバルブ装置300をアダプタ400から取り外す、もしくは引き出すことができる。実際に、専用キー200の寸法、および、特に2つの係合ラグ202、204の寸法およびこれらの間の距離は、対向する細長穴312b、312d(もしくは312c、312e)に摩擦で嵌められるように設計され、この摩擦嵌合により、ユーザは片手の操作でサニタリーバルブ装置300をアダプタ400から引き出すことができる。サニタリーバルブ装置300はアダプタ400の内側に装着され、ユーザはバルブスリーブ306に手を近づけることはできず、アダプタ400の上面401(図1参照)と面一状態になったフィルタキャップ302を掴むことは難しいので、この設計は特に有益である。また、この設計は、より一層衛生的でもある。サニタリーバルブ装置300を交換してアダプタ400に戻す時に、ユーザは同様に専用キー200を使用してフィルタキャップ302と係合させて、サニタリーバルブ装置300全体を持ち上げて、サニタリーバルブ装置300をアダプタ400に挿入することができ、この場合もより一層便利である。
サニタリーバルブアセンブリ100を使用するには、まずアダプタ400が小便器の排水管に挿入され、例えば、セメントによって排水管に固定して結合される。次に、専用キー200を使用して、係合ラグ202、204を各々の穴312b、312dもしくは312c、312eに挿入することによってサニタリーバルブ装置300のフィルタキャップ314を掴む。次に、サニタリーバルブ装置300がアダプタ400に挿入され、サニタリーバルブ装置300がアダプタ400内にぴったり収まると、専用キー200が回転されて二条ねじ接続部に係合され、サニタリーバルブ装置300がアダプタ400に係止される。専用キー200は、その後、抜いて取り外され、係合ラグ202、204が個々の穴312b、312dもしくは312c、312eから外される。
このように、サニタリーバルブ装置300は、フィルタキャップ302が尿を受け取るために露出された状態で小便器内に装着される。誰かが小便器を使用する時、尿は複数の穴312によってサニタリーバルブ装置300内へと流される。尿は、まず流体流路320のバルブリザーバ328へと流入し、下方の狭窄部321へと流れ、徐々に内側に傾斜しているバルブ後壁324によって尿の流れは排出開口部318に向かって加速される。尿がシールフラップ346に当たると、シールフラップ346が排出開口部318から離れて、尿を排出開口部から排出させて、さらに尿の一部をベンチュリ孔344から排出させることができ、その結果、尿はサニタリーバルブ装置300から外へ、そして小便器の排水管の下へ流される。
さらに、排出開口部318およびベンチュリ孔344を通過する尿の流れにより、尿が少なくとも部分的に下部セクション330を濡らす。この実施形態では、下部334のシール面342は排出尿によって濡らされ、このことにより、自動洗浄の目的以外に、シールフラップ346をシール面342に十分に付着させることもできる。
流体流路320に沿った尿の流れが速度を落として停止すると、ベンチュリ孔344は吸引力を生成して、シールフラップ346を下部セクション330に引き寄せて、排出開口部318およびベンチュリ孔344を塞ぎ、このことにより、悪臭もしくは悪臭ガスが排水管から上がってきて、フィルタキャップ302からトイレに戻る可能性を防止もしくは低減することができる。
記載されている実施形態は、完全無公害で実質的に無臭の小便器システムを実現させるために、化学物質もしくはオイル添加物を使用しない無水式小便器に使用されてよい。サニタリーバルブ装置300は、ほとんどの従来の水洗式小便器システムにおける悪臭の主な原因である小便器の入口に戻る下水道からの悪臭ガスを低減することができる。さらに、サニタリーバルブアセンブリ100は、汚染されていない新鮮尿を瞬時に下水設備に排出させることができる。
フィルタキャップ302は、計算された穴312を有する皿状のキャップ部分310が尿の流れをバルブリザーバ328内に流し込むと同時に、ごみ(例えば、タバコの吸い殻)をキャップ部分310上で捕える働きをすることで、清掃スタッフがごみを取り除くことができるので、特に有益である。フィルタキャップの設計、特に複数の穴312はさらに、サニタリーバルブ装置300をアダプタ400から迅速に外す、およびアダプタ400に迅速に係止させるために専用キー200に嵌合するという第2の機能を果たす。皿状キャップ部分310は、芳香剤のカートリッジを収容してもよく、このことにより、不必要である場合も多いが、必要に応じて、周辺環境を絶えずリフレッシュさせることができる。
キャップ部分310の曲率勾配により、流体をできる限り速くバルブリザーバ328へと流すことができるので、泡立ちおよび流体の残留を低減することができる。有利には、曲率勾配は、10°〜15°としてよい。
好適な実施形態の流体流路320は、尿を排出開口部に迅速に排出することができるように構成され、このことにより、バルブ本体304の外面340のかなりの部分にわたって自動洗浄することができる。したがって、バルブ本体をより長期にわたって無臭状態で持続させることができる。
尿堆積物もしくは尿からの沈殿物の残留/蓄積はいずれも、ベンチュリ孔344の近くのバルブ後壁324の裏面345(図4参照)に形成される場合がある。尿堆積物もしくは沈殿物のためにベンチュリ孔344が詰まった場合、サニタリーバルブ装置300は、メンテナンスのために、もしくは新しい装置と交換するために取り外されてよい。上述したように、専用キー200を使用してフィルタキャップ304を掴むという形態は、設計の簡潔さを兼ね備え、排水管に永久的に装着された状態のアダプタ400に対するサニタリーバルブ装置の迅速な固定および固定解除を可能にする。すなわち、サニタリーバルブ装置300は、洗浄もしくは迅速な交換のために取り外しが容易である。この専用キー200は、製造しやすく、主要なバルブ部品の鋳型の一部として作られてよい。
バルブスリーブ306は、バルブ首部314を除いて、少なくとも部分的にバルブ本体304を囲むように配置され、バルブ本体の主要な作動部品(例えば、シールフラップなど)がサニタリーバルブ装置300をアダプタ400に挿入するプロセスで損傷もしくは変形することから保護する。サニタリーバルブ装置300が使い捨て用に使用され、メンテナンスが必要でない場合、バルブスリーブ306はバルブ本体304に切り離せないように接合されてよい。
バルブ前壁322、バルブ後壁324、および排出開口部318の構造は、半卵形の形状であり、中心軸BBと同一平面上にあるが、この構造が流体流路320から尿の排出を加速させ、それと同時に、外面340を濡らして自動洗浄効果を実現可能にする。ベンチュリ孔344を下部セクション330の下部334に配置することで、外面340のかなりの部分において、吸引効果もしくはベンチュリ効果が最適化される。このことにより、シールフラップ346が自動閉鎖して、シール面としての機能も果たす外面340に付着する。また、シールフラップ346の密閉動作は、流体流路320に流入する背圧空気流を低減し、そのことにより、排出尿による悪臭がサニタリーバルブ装置304に戻ってトイレ内に入るのを低減することができる。
さらに、バルブ後壁324の徐々に変化する曲率は、バルブ後壁324の材料に加わる応力を低減し、このことがサニタリーバルブ装置300の平均寿命をより長くすることにつながる可能性がある。しかし、バルブ前壁322、バルブ後壁324、および流体流路320などの他の形状および構造でも同様の効果を達成することができることは明らかである。
バルブ前壁322、特に下部セクション330は、シールフラップ346よりも高い材料安定性および剛性を有する。つまり、最も抵抗の少ない流路を流れる尿が下部セクション330の外面340のほぼ全体に均一に分散され、ひいては装置の自動洗浄効果を最大限に生かすことができるということである。
細長突出部を使用することで、流体量が非常に多い場合に、シールフラップ346がバルブスリーブ306の内壁356に張り付くのを防ぐことができる。
上述の実施形態は、限定的であると解釈すべきでない。例えば、バルブスリーブ306の細長突出部354は、2つのセグメント354a、354bを有するのではなく、バルブスリーブ306の内壁356の長さにわたって伸びる単一の細長突出部354として形成されてよい。ベンチュリ孔344の数、サイズ、形状、および位置は、用途に応じて異なってよく、少なくとも1つのベンチュリ孔344があればよい。実際に、ベンチュリ孔344は下部セクション330の下部334に配置されず、下部セクション330の他の部分336、338に配置されてもよい。
フィルタキャップおよびバルブ本体304を別個に製造することにより、製造コストを安くすることができる。それは、2つの部品の場合は、金型成形の設計を幾何学的により単純にすることができるためである。フィルタキャップ302は、例えば、圧力嵌めもしくはホットメルトによって、バルブ本体304のバルブ首部314に切り離せないように接合されてよい。しかし、好ましくはないが、フィルタキャップ302は、バルブ本体304と一体的に形成されてよい。さらに、シールフラップ346は、ホットメルトもしくは他の手段によって、2つのスタッド350に取り付けられてよい。
上述の実施形態では、サニタリーバルブ装置300は、1つのシールフラップ346を有する。しかし、排出開口部318を塞ぐのに、2つ以上のシールフラップ、例えば、一対のシールフラップを使用することも可能である。下部セクション330は、シールフラップ346とより効果的に接触するために、サイズおよび幅が異なる場合があり、実際に、排出開口部318のサイズおよび形状も異なる場合がある。
上述の実施形態では、サニタリーバルブ装置300は、二条ねじ接続部を使用してアダプタ400に対して解除可能に係止されるが、スナップ嵌めのような他の解除可能な接続部を使用してもよいことも考えられる。
さらに、サニタリーバルブアセンブリ100は、小便器に使用されるだけではなく、他のサニタリー用途で、尿だけでなく他のタイプの流体および液体を排出するのに使用されてもよい。
サニタリーバルブアセンブリ100は、主にサニタリー用途で使用されるが、無臭環境を実現するために非腐食性の流体の排出が必要な他の用途で使用するのにも適している。
本発明について十分に説明したが、請求される範囲から逸脱せずに、本発明に多くの修正を加えることができることは当業者には明らかなはずである。

Claims (17)

  1. (a)バルブ本体であって、
    (i)流体を受け取るためのバルブ開口部、
    (ii)前記バルブ開口部の下流側の排出開口部、および
    (iii)前記バルブ開口部および前記排出開口部と流体連通し、前記排出開口部のシール面であって、少なくとも1つのベンチュリ孔を含むシール面まで伸びる流体流路
    を有するバルブ本体と、
    (b)流体流に応答して流体を前記排出開口部から排出することができる開口位置、および前記少なくとも1つのベンチュリ孔によって生成された吸引力に応答して前記排出開口部を塞ぐために前記シール面に当てられる閉鎖位置まで移動するように配置されたシールフラップと
    を備えるサニタリーバルブ装置。
  2. 前記流体流路は、前記バルブ開口部の下流側のバルブリザーバと、前記バルブリザーバと流体連通し、前記バルブリザーバの下流側にある狭窄部とを含む、請求項1に記載のサニタリーバルブ装置。
  3. 前記バルブ本体は、前記狭窄部を形成する先細部分を含む、請求項2に記載のサニタリーバルブ装置。
  4. バルブ前壁と、前記バルブ前壁と共働して前記流体流路を画定するバルブ後壁とをさらに備え、前記バルブ前壁は前記排出開口部を囲むように配置された下部セクションを有し、前記シール面は前記下部セクション上に配置される、請求項1〜3のいずれかに記載のサニタリーバルブ装置。
  5. 前記下部セクションは、上部、下部、および前記上部と前記下部とを接合して前記排出開口部を画定する2つの側方部とを含み、前記少なくとも1つのベンチュリ孔は前記下部に配置される、請求項4に記載のサニタリーバルブ装置。
  6. 前記シールフラップの縁部は、前記下部セクションの上部に取り付けられる、請求項5に記載のサニタリーバルブ装置。
  7. 前記排出開口部は、前記バルブ開口部のバルブ開口軸に実質的に垂直な排出開口軸を有する、請求項1〜6のいずれかに記載のサニタリーバルブ装置。
  8. 前記バルブ開口部に配置されるフィルタキャップをさらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載のサニタリーバルブ装置。
  9. 前記フィルタキャップは、流体を前記流体流路へと流すための複数の穴を含む、請求項8に記載のサニタリーバルブ装置。
  10. 前記複数の穴のうちの少なくとも2つは、専用キーと摩擦係合されるように設計される、請求項9に記載のサニタリーバルブ装置。
  11. 前記バルブ本体を少なくとも部分的に囲むように配置されるバルブスリーブをさらに備える、請求項1〜10のいずれかに記載のサニタリーバルブ装置。
  12. 前記バルブスリーブは、前記バルブ本体の凹部と係合するセグメントを有する突出部を含む、請求項11に記載のサニタリーバルブ装置。
  13. 前記突出部は、前記排出開口部に対向するように配置される別のセグメントを含む、請求項12に記載のサニタリーバルブ装置。
  14. 前記別のセグメントは、前記突出部の前記セグメントに接合される、請求項13に記載のサニタリーバルブ装置。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の、前記サニタリーバルブ装置を受容するアダプタをさらに備えた前記サニタリーバルブ装置を備えるサニタリーバルブアセンブリ。
  16. 前記アダプタはさらに、前記サニタリーバルブ装置を解除可能に係止する係止機構を備える、請求項15に記載のサニタリーバルブアセンブリ。
  17. 前記サニタリーバルブ装置を係止位置と係止解除位置との間で回転させるために、前記サニタリーバルブ装置と係合するように配置される専用キーをさらに備える、請求項16に記載のサニタリーバルブアセンブリ。
JP2017511138A 2014-05-09 2015-04-23 サニタリーバルブ装置およびサニタリーバルブアセンブリ Active JP6522117B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SG10201402316Y 2014-05-09
SG10201402316YA SG10201402316YA (en) 2014-05-09 2014-05-09 Chemical & oil free waterless urinal valve the d-valve
PCT/SG2015/050080 WO2015171071A1 (en) 2014-05-09 2015-04-23 A sanitary valve device and assembly

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017519135A true JP2017519135A (ja) 2017-07-13
JP6522117B2 JP6522117B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=54392765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017511138A Active JP6522117B2 (ja) 2014-05-09 2015-04-23 サニタリーバルブ装置およびサニタリーバルブアセンブリ

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6522117B2 (ja)
MY (1) MY183276A (ja)
SG (2) SG10201402316YA (ja)
WO (1) WO2015171071A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD917027S1 (en) 2019-12-18 2021-04-20 Lasalle Bristol Corporation Non-return device valve support member
USD924378S1 (en) 2019-12-18 2021-07-06 Lasalle Bristol Corporation Non-return device valve member

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1477617A2 (en) * 2003-05-14 2004-11-17 Michel Jacques Senteur Odour seal and backflow-preventer
EP2088252A2 (en) * 2007-05-17 2009-08-12 phs Group Plc Odour seal for an urinal

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1477617A2 (en) * 2003-05-14 2004-11-17 Michel Jacques Senteur Odour seal and backflow-preventer
EP2088252A2 (en) * 2007-05-17 2009-08-12 phs Group Plc Odour seal for an urinal

Also Published As

Publication number Publication date
MY183276A (en) 2021-02-18
WO2015171071A1 (en) 2015-11-12
JP6522117B2 (ja) 2019-05-29
SG11201608571TA (en) 2016-11-29
SG10201402316YA (en) 2014-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7636957B2 (en) Urinal
US6053197A (en) Horizontal-flow oil-sealant-preserving drain odor trap
AU699494B2 (en) Horizontal-flow oil-sealant-preserving drain odor trap
WO2007030129A2 (en) Fixture for disposing of bodily waste having an anti-overflow feature and a method for making the same
CA2889137C (en) Anti-overflow toilet and method
JP2017519135A (ja) サニタリーバルブ装置およびサニタリーバルブアセンブリ
KR100897534B1 (ko) 무수 소변기의 악취차단트랩
US9445695B2 (en) Urinal, and method for replacing an odor seal of a urinal
US1924498A (en) Flush out fitting
US1419498A (en) Sanitary flush bowl
DE202016006209U1 (de) WC-Garnitur mit innovativer Zusatzfunktion zur umweltfreundlichen Reinigung von WC-Becken
KR101726293B1 (ko) 물을 사용하지 않고 악취를 차단하면서 위생적인 재사용이 가능한 소변기용 카트리지
KR200383592Y1 (ko) 방취수단이 구비된 오수받이
JP2017110401A (ja) 小便器
KR101683577B1 (ko) 배수 역류 방지장치
DK174324B1 (da) Lugtspærrer til vandløse urinaler
JP3190162U (ja) 臭気を遮断しながら廃液を排出するための排水トラップアセンブリ
US10184235B2 (en) Directional fluid inlet
KR100499329B1 (ko) 자동개폐식 변기의 분뇨탱크
US328180A (en) Philip brady
FI94792B (fi) Huuhdeltava takaiskuventtiilillä varustettu viemärin lattiakaivo
WO2018189753A1 (en) Odor prevention sanitary plumbing fitting, system and method
US817469A (en) Non-siphoning trap.
KR101701371B1 (ko) 화장실의 공간활용과 세척물이 없이 소변의 배수 및 악취가 방지되는 가정용 소변기
JP6607342B2 (ja) 小便器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170329

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6522117

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250