JP2017518198A - 位置決めシステム - Google Patents

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Abstract

システム及び出力部材のための平面位置決めシステムのための方法であって、システムは、一対のx座標線状キャリッジ及び一対のy座標線状キャリッジを有する。システムは、一対のx座標線状キャリッジ及び一対のy座標線状キャリッジのためのガイド機構を有する。システムは、出力を駆動させるための、一対のx座標線状キャリッジ及び一対のy座標線状キャリッジから出力部材に延在している複数の移動及び拘束ケーブルを有し、一対のx座標線状キャリッジ及び出力部材は、x方向に同期して動き、一対のy座標線状キャリッジ及び出力部材は、y方向に同期して動く。抑制機構は、x方向及びy方向を除く追加的な自由度において出力部材を抑制する。

Description

(関連出願の相互参照)
本特許は、2014年5月30日に出願された米国特許出願第62/005,329号の利益を主張し、同出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
(政府のライセンス権)
本発明は、米国海軍により拠出されたN00014−11−1−0713及び米国空軍により拠出されたFA9550−09−1−0613に基づく政府支援によりなされた。政府は、本発明に一定の権利を有する。
(発明の分野)
本明細書で記載された発明は、可動部材を1次元以上で位置決めするためのシステム及び方法に関する。より具体的には、本明細書で記載された発明は、可撓性伝達要素により拘束された可動部材を位置決めするためのシステム及び方法を含む。
数多くの装置、例えば、プロッタ、ピックアンドプレイスマシン、3Dプリンタ、及びコンピュータ数値制御(CNC)マシンツールは、ペン、グリッパ、レーザ、フィラメントディスペンサ、又はツールなどのデバイスを別の物体に対して動かす。このような動きを制御するための1つのシステムは、直交型座標ロボットである。直交型ロボットは、主軸(X、Y、Z)が線状及び直交である位置決めシステムの1つの部類である。直交型ロボットは、その制御の簡易性及び全体的な性能のために評価が高い。直交型ロボットの最も一般的な形式は、ガントリロボットである。ガントリロボットは、動作の第1の方向に配向した2つの平行なガイドレールと、ガイドレールに沿って動き、それ自体は第2の垂直方向における可動出力部材のためのガイドレールとして機能する可動クロスバー又はガントリと、からなる。例えば、固定アクチュエータから軽量ベルト又はケーブルを介して動きを伝達する手段を提供することにより、システムの移動質量を最少化するのが、ガントリロボット設計の目的であった。しかしながら、全てのこのような設計において、ガントリは、出力部材の自由度の拘束を促進するためのベアリング構造のままであり、相当な移動質量が加わり、大型に適用するのが困難であった。
ケーブルロボットは、外部フレーム上の固定位置から固定及びスプールされたケーブルのみを使用して、可動出力部材の自由度を位置決め及び拘束する別の部類の位置決めシステムである。ケーブルロボットは、任意の分類の重い可動構造を除去することにより、質量比に対して高剛性で大きい範囲の動作を達成することができる。しかしながら、非直交型では、正確な位置決め及び正のケーブル張力を確保するために、複雑な物理モデルに基づく非線形方程式の複雑な系を解く必要があるため、多くの場合、出力の位置の正確な制御が困難である。
制御の簡易性とスケーラビリティとを組み合わせた位置決めシステムが必要とされていることが認識される。
本発明の目的は、可撓性拘束部材(以下、ケーブルと言う)を使用して、可動出力部材の自由度を拘束する直交型位置決めシステムを提供することである。
例示的な一実施形態では、出力部材のための平面位置決めシステムは、一対のx座標線状キャリッジと、一対のy座標線状キャリッジと、一対のx座標線状キャリッジ及び一対のy座標線状キャリッジのためのガイド機構と、出力を駆動させるための、一対のx座標線状キャリッジ及び一対のy座標線状キャリッジから出力部材まで引張状態で延在している複数の移動及び拘束ケーブルであって、一対のx座標線状キャリッジ及び出力部材は、x方向に同期して動き、一対のy座標線状キャリッジ及び出力部材は、y方向に同期して動く、複数の移動及び拘束ケーブルと、x方向及びy方向以外の更なる自由度において出力部材を抑制するための抑制機構とを備える。
出力部材のための平面位置決めシステムの実施形態では、システムは、一対のy座標線状キャリッジと、一対のx座標線状キャリッジとを有する。システムは、一対のy座標線状キャリッジ及び一対のx座標線状キャリッジのためのガイド機構を有する。システムは、出力を駆動させるための、一対のy座標線状キャリッジ及び一対のx座標線状キャリッジから出力部材まで延在している複数の移動及び拘束ケーブルであって、一対のx座標線状キャリッジ及び出力部材は、x方向に同期して動き、一対のy座標線状キャリッジと出力部材は、y方向に同期して動く、複数の移動及び拘束ケーブルを有する。抑制機構は、x方向及びy方向以外の更なる自由度において出力部材を抑制する。
実施形態において、複数の移動及び拘束ケーブルは、出力を駆動させるために、一対のy座標線状キャリッジ及び一対のx座標線状キャリッジから出力部材まで引張状態で延在している。
実施形態において、平面位置決めシステムの抑制機構は、z平面の正及び負の方向のうちの少なくとも一方における出力部材の移動を抑制する。実施形態において、抑制機構は、z方向における出力部材の移動を抑制する。
実施形態において、z方向における出力部材の移動を抑制するための抑制機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、出力部材に回転可能に搭載された一対のケーブル取込み及び解放装置を含む。第1の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第1の取込み(解放)速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第2の解放(取込み)速度とは、一対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面内の1つの方向における出力部材の移動を制限するために同等である。
実施形態において、z方向における出力部材の移動を抑制するための抑制機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、出力部材に回転可能に搭載された第2の対のケーブル取込み及び解放装置を含む。各対の取込み及び解放装置について、第1の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第1の取込み(解放)速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第2の解放(取込み)速度とは、二対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面における出力部材の移動を制限するために同等である。
平面位置決めシステムの実施形態では、z−拘束ケーブルの回収及び分配速度は、出力部材が一定のz座標の面において維持されるように、ケーブルの短縮及び伸長の速度にそれぞれ等しい。
平面位置決めシステムの実施形態では、z−拘束装置は、螺旋溝プロファイルを有する可変半径スプールを含む。その軸を中心とする回転角の関数としての螺旋溝プロファイルの半径は、等式
[式中、αは、螺旋上の固定点に対する螺旋の回転角であり、sは、固定点からの螺旋の合計弧長であり、Lは、スプールの直線経路における対応する位置でのケーブルの自由長である]により定義される。
平面位置決めシステムの実施形態において、抑制機構は、少なくとも1つの回転度における出力部材の移動を抑制する。実施形態において、平面位置決めシステムの抑制機構は、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルが出力部材上の少なくとも2つの位置において方向を変える、偶力を形成する。実施形態において、抑制機構は、3つの回転度における出力部材の移動を抑制する。
平面位置決めシステムの実施形態では、一対のy座標線状キャリッジ及び一対のx座標線状キャリッジのためのガイド機構は、複数の線状レールである。実施形態において、抑制機構は、正及び負のz方向のうちの少なくとも一方における出力部材の移動を抑制する。実施形態において、抑制機構は、z方向における出力部材の移動を抑制する。
実施形態において、複数の移動及び拘束ケーブルのうちの少なくとも4本は、ケーブルを引張状態に維持するために、留め付けシステムに固定されている。実施形態において、複数の移動及び拘束ケーブルは、閉鎖ループを形成しており、方向を変えるために、少なくとも1つの留め付け位置の周囲を取り囲む。実施形態において、移動及び拘束ケーブルは、線状キャリッジ及び出力部材上の複数のガイドを使用して、一対の線状キャリッジ及び出力部材を介して延在している。実施形態において、複数のガイドは、移動及び拘束ケーブルが他の拘束ケーブルを干渉することなく通過することを可能にするための、種々のレベルで位置付けられたプーリである。
平面位置決めシステムの実施形態では、一対のy座標線状キャリッジ及び一対のx座標線状キャリッジのためのガイド機構は、複数の線状レールである。実施形態において、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルは、一対のy座標線状キャリッジ及び一対のx座標線状キャリッジに対するxy平面において、出力部材を動かすための駆動ケーブルである。
出力部材を位置決めする方法の実施形態では、一対のy座標線状キャリッジを使用してy方向に沿って出力部材を拘束する。y座標線状キャリッジはそれぞれ、線状レールに沿って移動可能であり、線状キャリッジは、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより、同期して動くように拘束される。一対のx座標線状キャリッジを使用して、x方向に沿って出力部材を拘束する。x座標線状キャリッジはそれぞれ、線状レールに沿って移動可能であり、線状キャリッジは、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより、同期して動くように拘束される。出力部材は、少なくとも一対の線状キャリッジを使用して、出力部材のZ軸を中心として回転しないように拘束される。偶力は、出力部材上の少なくとも2つの場所において方向を変える、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより提供される。
実施形態において、一対のx座標線状キャリッジを使用してxz方向に沿って出力部材を拘束する。偶力は、出力部材上の少なくとも2つの位置において、x方向及びz方向の両方における方向を変える少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより提供される。出力部材を拘束することは、一対のy座標線状キャリッジを使用して、yz方向に沿って拘束する。偶力は、出力部材上の少なくとも2つの位置において、y方向及びz方向の両方における方向を変える少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより提供される。
位置決めシステムのための拘束装置の実施形態では、システムは、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、回転可能に搭載された一対のケーブル取込み及び解放装置を有する。第1の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第1の取込み(解放)速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第2の解放(取込み)速度とは、一対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面内の1つの方向における出力部材の移動を制限するために同等である。
実施形態において、拘束装置は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、回転可能に搭載された第2の一対のケーブル取込み及び解放装置を有する。各対のケーブル取込み及び解放装置について、第1の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第1の取込み(解放)速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第2の解放(取込み)速度とは、二対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面における出力部材の移動を制限するために同等である。
実施形態において、出力部材は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、出力部材に回転可能に搭載された少なくとも3つのケーブル取込み及び解放装置を有する。3つの取込み及び解放装置のそれぞれについて、第1の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第1の取込み(解放)速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第2の解放(取込み)速度とは、出力部材の移動を制限するために同等である。
実施形態において、ケーブル取込み及び解放装置は、出力部材に回転可能に搭載される。実施形態において、ケーブル取込み及び解放装置は、同期要素に回転可能に搭載される。
拘束装置の実施形態において、拘束装置は、出力点を含有する出力部材と、ベース面とを有する。
一対の長さのケーブルは、出力部材からベース面に向かって種々の方向に延在しており、それぞれのケーブルは引張状態にある。それぞれの長さのケーブルは、少なくとも1つのスプールに部分的に巻き取られている。動きの規定範囲内における出力点のそれぞれの位置に対して、ベース面から出力点までの最大距離が拘束されている。動きの範囲内におけるベース面から出力点までの最大距離の点のセットは、軌跡を画定する。スプールの回転軸を中心とするそれぞれのスプールの回転は、軌跡に沿う出力点の位置の関数である。
拘束装置の実施形態では、軌跡は、直線である。実施形態において、軌跡は、ベース面に平行な直線である。
実施形態において、x方向における出力部材の移動のための拘束システムは、x方向における出力部材の進行を越えて概ね位置する一対の留め付け端部を有する。拘束システムは、留め付け端部のそれぞれから出力部材に向かって延在している複数の移動及び拘束ケーブルを有する。留め付け端部のうちの一方からの複数の移動及び拘束ケーブルのうちの1本、及び留め付け端部のうちの他方からの複数の移動及び拘束ケーブルのうちの1本は、一対の複数の移動及び拘束ケーブルを形成している。出力部材は、出力部材に回転可能に搭載された複数のケーブル取込み及び解放装置を有する。それぞれのケーブル取込み及び解放装置は、複数の一対の移動及び拘束ケーブルのうちの一対のうちの一方を受け入れる。第1の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第1の取込み(解放)速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの取込み及び解放装置のうちの第2の解放(取込み)速度とは、少なくとも1つの非x方向における出力部材の移動を制限するために同等である。
x方向における出力部材の移動のための拘束システムの実施形態では、出力部材は、x方向に沿う少なくとも2つの別の場所において、ケーブル取込み及び解放装置を有する。
x方向における出力部材の移動のための拘束システムの実施形態では、一対の留め付けシステムはそれぞれ、少なくとも3つの留め付け位置を有する。留め付け端部のそれぞれから出力部材に向かって延在している複数の移動及び拘束ケーブルは、少なくとも三対の移動及び拘束ケーブルを含む。出力部材は、yz平面において、出力部材に回転可能に搭載された少なくとも3つの複数のケーブル取込み及び解放装置を有する。
x方向における出力部材の移動のための拘束システムの実施形態では、一対の留め付けシステムはそれぞれ、少なくとも3つの留め付け位置を有する。留め付け端部のそれぞれから出力部材に向かって延在している複数の移動及び拘束ケーブルは、少なくとも四対の移動及び拘束ケーブルを含む。出力部材は、yz平面において、出力部材に回転可能に搭載された、少なくとも4つの複数のケーブル取込み及び解放装置を有する。
x方向における出力部材の移動のための拘束システムであって、拘束システムは、x方向に沿う少なくとも2つの別の場所において、ケーブル取込み及び解放装置を有する出力部材を備える。
上記実施形態の変形例において、抑制機構は、z方向における動きを妨げる。別の変形例では、抑制機構は、特定の点に対するz方向における動きを妨げる。例えば、抑制により、床又は天井の位置を付与することができると考えられ、この場合、出力部材は、床又は天井の位置まで移動することができ、床又は天井の位置を越えて移動することができない。
スプールを利用する一部の実施形態では、位置決めシステムは、1、2、3、4個以上のスプールを利用して、z方向における出力部材を拘束し、一部の例では、出力部材の回転自由度を拘束することができる。
一部の実施形態では、位置決めシステムに関して使用される拘束装置は、出力点を含有する出力部材と、ベース面と、出力部材からベース面に向かって種々の方向に延在している一対の長さのケーブルであって、それぞれのケーブルは、引張状態にある、一対の長さのケーブルとを備え、それぞれの長さのケーブルは、少なくとも1つ以上のスプールに部分的に巻き取られており、動きの規定範囲内における出力点のそれぞれの位置に対して、ベース面から出力点までの最大距離が拘束され、動きの範囲内におけるベース面から出力点までの最大距離の点のセットは、軌跡を画定し、スプールの回転軸を中心とするそれぞれのスプールの回転は、軌跡に沿う出力点の位置の関数である。
本明細書で記載された種々の実施形態の特徴は、相互排他的ではなく、種々の組み合わせ及び順列で存在することができることを理解されたい。
本発明の前述の目的及び他の目的、特徴、並びに利点は、添付の図面に図示されるように、本発明の特定の実施形態の以下の説明から明らかとなるであろう。図面において、同様の参照符号は、種々の図面の全体を通して同じ部分を意味する。図面は、必ずしも縮尺どおりではなく、その代わりに、本発明の原理を例示することに重点が置かれている。
位置決めシステムの実施形態の斜視図である。 x座標線状キャリッジケーブルの拘束を伴う位置決めシステムの上面模式図である。 y座標線状キャリッジケーブルの拘束を伴う位置決めシステムの上面模式図である。 出力部材をx及びy座標線状キャリッジのセットに連結するためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの上面模式図である。 出力部材をx及びy座標線状キャリッジのセットと同期して動かすためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの斜視図である。 出力部材のZ軸を中心とする出力部材の回転を妨げるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの上面模式図である。 出力部材をx及びy座標線状キャリッジのセットと同期して動かし、出力部材のZ軸を中心とする回転を妨げるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの斜視図である。 出力部材のY軸を中心とする出力部材の回転を妨げるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの正面模式図である。 出力部材のX軸を中心とする出力部材の回転を妨げるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの右側模式図である。 出力部材をx及びy座標線状キャリッジのセットと同期して動かし、出力部材のX軸、Y軸、及びZ軸を中心とする回転を妨げるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの斜視図である。 x座標線状キャリッジをx方向に駆動させるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの上面模式図である。 y座標線状キャリッジをy方向に駆動させるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの上面模式図である。 x座標線状キャリッジをx方向に駆動させ、出力部材上のプーリを駆動させるための、ケーブル拘束を伴う位置決めシステムの上面模式図である。 出力部材及び出力プーリを駆動させ、出力部材のX軸、Y軸、及びZ軸を中心とする出力部材の回転を妨げる、ケーブル拘束を伴う位置決めシステムの斜視図である。 同期要素を有する可変半径スプールの斜視図である。 ベース面の対向する端部に固定された2つの可変半径スプールを使用する線状拘束システムの模式図である。 2つの可変半径スプールの差分を使用する線状拘束システムの模式図である。 ベース面の一端に固定された2つの可変半径スプールを使用する線状拘束システムの模式図である。 ケーブルの2つの自由端を有する二面可変半径スプールの斜視図である。 ベース面に固定された二面可変半径スプールを使用する線状拘束システムの模式図である。 可動性二面可変半径スプールを使用する線状拘束システムの模式図である。 可動性二面可変半径スプールの動きの範囲内での複数の位置における、可動性二面可変半径スプールを使用する線状拘束システムの左半分を示す図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の位置における、図22Aからの可変半径スプールの拡大図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の位置における、図22Aからの可変半径スプールの拡大図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の位置における、図22Aからの可変半径スプールの拡大図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の位置における、図22Aからの可変半径スプールの拡大図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の位置における、可変半径スプールを使用する線状拘束システムの右半分を示す。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の点における、図22Fからの可変半径スプールの拡大図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の点における、図22Fからの可変半径スプールの拡大図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の点における、図22Fからの可変半径スプールの拡大図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の点における、図22Fからの可変半径スプールの拡大図である。 可動性可変半径スプールの動きの範囲での複数の位置における、可動性可変半径スプールの両半分を示す図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の位置における、図22Lからの可変半径スプールの拡大図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の位置における、図22Lからの可変半径スプールの拡大図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の位置における、図22Lからの可変半径スプールの拡大図である。 可変半径スプールの動きの範囲での複数の位置における、図22Lからの可変半径スプールの拡大図である。 2つの二面可変半径スプールを使用する線状拘束システムの斜視図である。 4つの二面可変半径スプールを使用する線状拘束システムの斜視図である。 3つの二面可変半径スプールを使用する線状拘束システムの斜視図である。 図23Cからの線状拘束システムの右側面図である。 図23Cの線状拘束システムに類似するが、そのY軸を中心として180度回転した出力部材を有する、線状拘束システムの右側面図である。 図23D及び図23Eの線状拘束を組み合わせた線状拘束システムの斜視図である。 z方向における出力部材の変位を妨げるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの正面模式図である。 出力部材及び出力プーリを駆動させ、出力部材のX軸、Y軸、及びZ軸を中心とする出力部材の回転を妨げ、z方向における変位を妨げるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの斜視図である。 x座標線状キャリッジの相対変位を出力部材のZ軸を中心とする出力部材の回転と結び付けるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの上面模式図である。 出力部材のY軸を中心とする出力部材の回転を妨げるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの正面模式図である。 x及びy座標線状キャリッジのセットの変位をx及びy方向における出力部材の駆動と結び付けるためのケーブル拘束を伴う位置決めシステムの上面模式図である。
ケーブル及び他の抑制機構により拘束される出力部材を有する位置決めシステムのいくつかの実施形態が以下に詳細に記載されている。
これらの例示的な実施形態は、本明細書で開示された装置及び方法の構造、機能、製造、及び使用の原理の全体的な理解を提供するように記載されている。これらの実施形態の1つ以上の例は、添付の図面に示されている。当業者であれば、本明細書で具体的に記載され、添付の図面に示された装置及び方法は、非限定的な例示的な実施形態であり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によってのみ規定されることを理解するであろう。例示的な一実施形態に関して例示又は記載された特徴を、他の実施形態の特徴と組み合わせることができる。このような変更例及び変形例は、本発明の範囲内に含まれることを意図している。
図1を参照して、位置決めシステム1001の斜視図を示す。位置決めシステムは、記載されたようにワークスペース36内において、xy平面における動きを拘束される出力部材32を有する。位置決めシステム1001の出力部材32は、複数の移動及び拘束ケーブル34により拘束されている。これらのケーブルはまた、ベルト、チェーン、又は他の多様な可撓性伝達要素の形態をとることができる。移動及び拘束ケーブル34のみが、出力部材32と直接相互作用している。位置決めシステム1001は、y方向においてのみ動くように拘束される一対のy座標線状キャリッジ40及び42を有する。位置決めシステム1001は、x方向においてのみ動くように拘束される一対のx座標線状キャリッジ44及び46を有する。x座標線状キャリッジ44及び46はそれぞれ、一対のx平行線状ガイド66及び68上を自由に摺動する。y座標線状キャリッジ40及び42はそれぞれ、一対のy平行線状ガイド62及び64上を自由に摺動する。線状ガイドは、線状レールとして示されているが、これに限定することを意図していない。
位置決めシステム1001は、移動及び拘束ケーブル34を誘導及び再方向付けするための案内装置の複数のガイド及びチェンジ部58を有する。一実施形態において、案内装置の複数のガイド及びチェンジ部58は、プーリである。
位置決めシステム1001は、移動及び拘束ケーブル34を固定する複数の留め付け位置50、52、54、及び56を有することができる。同留め付け位置にプーリを固定することができる。留め付け位置50、52、54、及び56、並びに線状ガイド62、64、66、及び68は全て、フレームに固定されている。同フレームは、明確性のために図示されていない。
本願において採用された座標系は、検討の目的のためのものであり、本明細書での特定の座標方向への言及は、具体的な文脈において、種々の座標方向に対応することができることを認識されたい。位置決めシステムのワークスペース36はまた、長方形であってもよく、添付の図面で図示された正方形のみではないことも認識されたい。
図2を参照して、位置決めシステム1002の上面模式図を示す。位置決めシステム1002において、移動及び拘束ケーブル34は、x座標線状キャリッジ44及び46の動きを同一であるように拘束する一対のx−拘束ケーブル98及び100を含む。x座標線状キャリッジ44及び46の位置は、一対のx平行座標76及び78により測定される。x平行座標76及び78を、x及びxと称する。y座標線状キャリッジ40及び42の位置は、一対のy平行座標72及び74により測定される。y平行座標72及び74を、y及びyと称する。
図2の平面であるxy平面において、出力部材32は、座標80及び82に対応する2つの移動自由度(DOF)(検討の目的で、座標80及び82をそれぞれ、x及びyと称する)と、座標86に対応する1つの回転DOF(θと称する)とを有する。図2に図示されていないが、出力部材32は、平面に垂直な1つの移動DOFと、x軸及びy軸を中心とする2つの回転DOFを有する。
図2を参照して、x−拘束ケーブル98は、留め付け位置54から延在し、留め付け位置54に留め付けられ、x座標線状キャリッジ46上に搭載されたプーリ144の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ44上に搭載されたプーリ146の周囲に巻き付き、留め付け位置50に留め付けられている。x座標線状キャリッジ44及び46上でx−拘束ケーブル98からの力を平衡させるために、破線で示された第2のx−拘束ケーブル100は、留め付け位置56から延在し、留め付け位置56に留め付けられ、x座標線状キャリッジ46上に搭載されたプーリ148の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ44上に搭載されたプーリ150の周囲に巻き付き、留め付け位置52に留め付けられている。このため、ケーブル98及び100は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力により平衡状態にある。
以後、十分なケーブル張力を確保するために適切な手段が提供されることが想定され得ることに留意されたい。同手段としては、留め付け位置におけるテンショナ又はケーブル長に沿ったテンショナが挙げられるが、これらに限定されない。また、検討の目的のために、ケーブルは、非伸展性、すなわち、非伸長性であり、一定の長さを有することも想定することができる。
ケーブルの一定の長さに基づいて、ケーブル98について、等式
+L+L−x=一定 (1)
が適用される[式中、Lは、y方向におけるワークスペースエリア36の長さであり、Lは、x方向におけるワークスペースエリア36の長さである]。xが量Δxだけ変化し、線状キャリッジ44の新たな位置が(x+Δx)であり、xが量Δxだけ変化し、線状キャリッジ44の新たな位置が(x+Δx)である場合、等式(1)に基づいて、等式
+L+L−x=(x+Δx)+L+L−(x+Δx)一定 (2)
が適用される。同等式は、Δx=Δxを示すように解くことができる。同じ分析を、ケーブル100について行うことができ、同じ結果が得られる。このため、図2のケーブル拘束は、x座標線状キャリッジ44及び46の変位を等しく拘束するため、x座標線状キャリッジ44及び46の動きを同一であるように拘束する。
図3を参照して、位置決めシステム1003の上面模式図を示す。移動及び拘束ケーブル34は、y座標線状キャリッジ40及び42の動きを同一であるように拘束する一対のy−拘束ケーブル102及び104を含む。
図3を参照して、y−拘束ケーブル102は、留め付け位置56から延在し、留め付け位置56に留め付けられ、y座標線状キャリッジ40上に搭載されたプーリ152の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ42上に搭載されたプーリ154の周囲に巻き付き、留め付け位置52に留め付けられている。y座標線状キャリッジ40及び42上でy−拘束ケーブル102からの力を平衡させるために、破線で示された第2のy−拘束ケーブル104は、留め付け位置54から延在し、留め付け位置54に留め付けられ、y座標線状キャリッジ42上に搭載されたプーリ156の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ40上に搭載されたプーリ158の周囲に巻き付き、留め付け位置50に留め付けられている。このため、ケーブル102及び104は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力により平衡状態にある。
このケーブルの一定の長さに基づいて、y−拘束ケーブル102に対して、等式
−y+L+y=一定 (3)
が適用される。yが量Δyだけ変化し、線状キャリッジ40の新たな位置が(y+Δy)であり、yが量Δyだけ変化し、線状キャリッジ42の新たな位置が(y+Δy)である場合、等式(3)に基づいて、等式
−y+L+y=L−(y+Δy)+L+(y+Δy)一定 (4)
が適用される。同等式は、Δy=Δyを示すように解くことができる。同じ分析を、y−拘束ケーブル104について行うことができ、同じ結果が得られる。このため、図3のケーブル拘束は、y座標線状キャリッジ40及び42の変位を等しく拘束するため、y座標線状キャリッジ40及び42の動きを同一であるように拘束する。
図4を参照して、位置決めシステム1004の上面模式図を示す。位置決めシステム1004において、移動及び拘束ケーブル34は、4本のxy−拘束ケーブル106、108、110、及び112を含む。これらの拘束ケーブルは、出力部材32のそのx−DOF80における変位を、x座標線状キャリッジ44及び46の変位の平均と等しくなるように拘束する。また、これらの拘束ケーブルは、出力部材32のそのy−DOF 82における変位を、y座標線状キャリッジ40及び42の変位の平均と等しくなるように拘束する。
図4を参照して、xy−拘束ケーブル106は、留め付け位置56から延在し、留め付け位置56に留め付けられ、y座標線状キャリッジ40上に搭載されたプーリ162の周囲に巻き付き、出力部材32上に搭載されたプーリ164の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ44上に搭載されたプーリ166の周囲に巻き付き、留め付け位置52に留め付けられている。システム1004は、拘束の平衡したセットを生じさせるために、ケーブル106の拘束と同様の更に3つの拘束を有する。破線で図示されたxy−拘束ケーブル108は、留め付け位置50から延在し、留め付け位置50に留め付けられ、y座標線状キャリッジ40上に搭載されたプーリ168の周囲に巻き付き、出力部材32上に搭載されたプーリ170の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46上に搭載されたプーリ172の周囲に巻き付き、留め付け位置54に留め付けられている。破線で図示されたxy−拘束ケーブル110は、留め付け位置54から延在し、留め付け位置54に留め付けられ、y座標線状キャリッジ42上に搭載されたプーリ174の周囲に巻き付き、出力部材32上に搭載されたプーリ176の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ44上に搭載されたプーリ178の周囲に巻き付き、留め付け位置50に留め付けられている。xy−拘束ケーブル112は、留め付け位置52から延在し、留め付け位置52に留め付けられ、y座標線状キャリッジ42上に搭載されたプーリ180の周囲に巻き付き、出力部材32上に搭載されたプーリ182の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46上に搭載されたプーリ184の周囲に巻き付き、留め付け位置56に留め付けられている。このため、xy−拘束ケーブル106、108、110、及び112は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、システム1004は、4本のケーブル106、108、110、及び112において、等しい張力による平衡状態にある。
ケーブル106、108、110、及び112の一定の長さに基づいて、xy−拘束ケーブル106に対して、等式
−y+x+y+L−x=一定 (5)
が適用される。同様に、xy−拘束ケーブル108について、等式
+x+L−y+L−x=一定 (6)
が適用される。等式(5)及び(6)を足すことにより、下記等式が得られる。
2x+2L+2L−x−x=一定 (7)
が量Δxだけ変化し、x座標線状キャリッジ44の新たな位置が(x+Δx)であり、xが量Δxだけ変化し、x座標線状キャリッジ46の新たな位置が(x+Δx)であり、xが量Δxだけ変化し、出力部材32の新たなx座標位置が(x+Δx)である場合、等式(7)に基づいて、等式
2x+2L+2L−x−x=2(xo+Δx)+2L+2L−(x1+Δx)−(x2+Δx) (8)
が適用される。同等式は、
を示すように解くことができる。
同様に、xy−拘束ケーブル110に対して、等式
+y+L−x+L−y=一定 (9)
が適用される。等式(5)及び(9)を足すことにより、下記等式が得られる。
2L−y+2y+2L−y=一定 (10)
が量Δyだけ変化し、y座標線状キャリッジ40の新たな位置が(y+Δy)であり、yが量Δyだけ変化し、y座標線状キャリッジ42の新たな位置が(y+Δy)であり、yが量Δyだけ変化し、出力部材32の新たなy座標位置が(y+Δy)である場合、等式(10)に基づいて、等式
2L−y+2y+2L−y=2L−(y+Δy)+2(y+Δy)+2L−(y+Δy) (11)
が適用される。同等式は、
を示すように解くことができる。
図5を参照して、位置決めシステム1005の斜視図を示す。移動及び拘束ケーブル34は、図2、図3、及び図4からの3つの全てのケーブル拘束を含む。これにより、Δx=Δx=Δx及びΔy=Δy=Δyの拘束がもたらされる。このため、3つの拘束の組み合わせが、出力部材32と、2つのx座標線状キャリッジ44及び46とを、x方向において互いに同期して動くように拘束し、出力部材32と、2つのy座標線状キャリッジ40及び42とを、y方向において互いに同期して動くように拘束する。
図5を参照して、プーリ144、146、148、150、152、154、156、及び158と、拘束ケーブル98、100、102、及び104は、x方向において互いに同期して動くようにx座標線状キャリッジ44及び46を拘束するために、かつy方向において互いに同期して動くようにy座標線状キャリッジ40及び42を拘束するために、図2及び図3を参照してより詳細に記載された第1の層の拘束を形成する。プーリ162、164、166、168、170、172、174、176、178、180、182、及び184と、拘束ケーブル106、108、110、及び112は、x方向においてx座標線状キャリッジ44及び46の中心点と同期して動くように出力部材32を拘束するために、かつ、y方向においてy座標線状キャリッジ40及び42の中心点と同期して動くように出力部材32を拘束するために、図4を参照してより詳細に記載された第2の層の拘束を形成する。留め付け位置50、52、54、及び56は、拘束を移動させ、フレームに予張力を掛けるために、拘束ケーブルを剛性フレームへ接続させている。剛性フレームは、明確性のために図示されていない。線状ガイドレール62、64、66、及び68は、拘束ケーブル34の予張力からの線状キャリッジ上の力に抵抗するために、線状キャリッジ40、42、44、及び46をフレームに接続させている。
図5の拘束の組み合わせ又は任意の同様の組み合わせは、出力部材32の動心のx及びy座標を制御するための最小セットの拘束を構成しているが、一般的には、これらは、出力部材32に搭載された出力装置のx及びy座標を制御するために不十分であることに留意されたい。これらは、一般的に、出力部材32のX軸及びY軸を中心とする出力部材32の回転に感受性であると考えられるため、出力装置の変位の正弦誤差を受けることとなる。更に、図5の拘束の組み合わせ又は任意の同様の組み合わせは、例えば、多様な種類のCNCマシンツールに極めて重要なものであると考えられる出力部材32のZ軸を中心とする任意のトルクに一切抵抗できないこととなる。更に、図5の拘束の組み合わせ又は任意の同様の拘束は、出力部材32のZ方向における任意の力に一切抵抗できないと考えられ、これは、3Dプリンタなどの精密な三次元の位置決めを必要とする任意の装置にとって重要であると考えられる。したがって、本発明の目的は、出力部材32の残存する自由度を拘束し、多様な実際の用途において出力部材32の使用を可能にする、出力部材32上の追加的な拘束を提供することである。
x及びy方向における移動の自由を残しながら、出力部材32の1つ以上の回転自由度を拘束するために、出力部材32に回転偶力を付与する1つ以上の拘束を使用することができる。
図6を参照して、位置決めシステム1006の上面模式図を示す。図6において、移動及び拘束ケーブル34は、出力部材32のZ軸を中心とする回転から出力部材32を拘束する一対のθ−拘束ケーブル114及び116を含む。
図6を参照して、θ−拘束ケーブル114は、x座標線状キャリッジ44上の留め付け点304から延在し、留め付け点304に留め付けられ、出力部材32上に搭載されたプーリ188の周囲に巻き付き、出力部材32上に搭載されたプーリ190の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46上の留め付け点306に留め付けられている。出力部材32上でθ−拘束ケーブル114からのモーメントを平衡させるために、破線で示された第2のθ−拘束ケーブル116は、x座標線状キャリッジ44上の留め付け点302から延在し、留め付け点302に留め付けられ、出力部材32上に搭載されたプーリ194の周囲に巻き付き、出力部材32上に搭載されたプーリ192の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46上の留め付け点300に留め付けられている。このため、ケーブル114及び116は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力により平衡状態にある。
このケーブルの一定の長さに基づいて、θ−拘束ケーブル114に対して、等式
−θd+2d+L−y−θd=−2θd+2d+L=一定 (12)
が、一次近似式として適用される[式中、dは、出力部材32上の隣接するプーリの中心間の距離の半分である]。θが量Δθだけ変化し、出力部材32の新たな配向が(θ+Δθ)となると、等式(12)に基づいて、等式
−2θd+2d+L=−2(θ+Δθ)d+2d+L (13)
が適用される。同等式は、Δθ=0を示すように解くことができる。同じ分析を、θ−拘束ケーブル116について行うことができ、同じ結果が得られる。このため、図6のケーブル拘束は、出力部材32のZ軸を中心とする回転から出力部材32を拘束する。プーリが、ケーブルの長さを変えることなく、ケーブルに沿って回ることができるので、ケーブル拘束はまた、出力部材32を自由に移動する状態にしている。
図7を参照して、位置決めシステム1007の斜視図を示す。図7において、移動及び拘束ケーブル34は、図2、図3、図4、及び図6からの4つ全てのケーブル拘束を含む。これにより、Δx=Δx=Δx、Δy=Δy=Δy、及びΔθ=0の拘束がもたらされる。このため、4つの拘束の組み合わせは、出力部材32と、2つのx座標線状キャリッジ44及び46とを、x方向において互いに同期して動くように拘束し、出力部材32と、2つのy座標線状キャリッジ40及び42とを、y方向において互いに同期して動くように拘束し、出力部材32のZ軸を中心とする回転から出力部材32を拘束する。
図7を参照して、第1のセットの3つの拘束は、図2〜図5の説明においてより詳細に記載されている。プーリ188、190、192、及び194、並びに拘束ケーブル114、及び116は、図6を参照してより詳細に記載された、出力部材のZ軸を中心とする回転を拘束するための第4の拘束を形成する。留め付け点300、302、304、及び306は、拘束ケーブルをx座標線状キャリッジ44及び46に接続させる。図7における他の特徴は、図5を参照して検討されている。
θにおける拘束は、出力部材32とx座標線状キャリッジ44及び46との間で示されてきたが、出力部材32とy座標線状キャリッジ40及び42との間でも考えることができることを認識されたい。
図8を参照して、位置決めシステム1008の正面模式図を示す。図8において、移動及び拘束ケーブル34は、出力部材32のY軸を中心とする回転から出力部材32を拘束する一対のφ−拘束ケーブル118及び120を含む。x座標線状キャリッジ44及び46並びにx方向線状ガイド66及び68は、明確性の目的で、図示されていないことに留意されたい。
図8を参照して、φ−拘束ケーブル118は、y座標線状キャリッジ40の上端付近の留め付け点308から延在し、留め付け点308に留め付けられ、出力部材32上に搭載されたプーリ198の周囲に巻き付き、出力部材32上に搭載されたプーリ200の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ42の下端付近の留め付け点310に留め付けられている。出力部材32上でのφ−拘束ケーブル118からのモーメントを平衡させるために、破線で示された第2のφ−拘束ケーブル120は、y座標線状キャリッジ40の下端付近の留め付け点312から延在し、留め付け点312に留め付けられ、出力部材32上に搭載されたプーリ202の周囲に巻き付き、出力部材32上に搭載されたプーリ204の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ42上端付近の留め付け点314に留め付けられている。このため、ケーブル118及び120は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力により平衡状態にある。
このケーブルの一定の長さに基づいて、φ−拘束ケーブル114について、等式
−φd+2d+L−x−φd=−2φd+2d+L=一定 (14)
が、一次近似式として適用される[式中、dは、出力部材32上の隣接するプーリの中心間の距離の半分である]。φが量Δφだけ変化し、出力部材32の新たな配向が、(φ+Δφ)である場合、等式(14)に基づいて、等式
−2φd+2d+L=−2(φ+Δφ)d+2d+L (15)
が適用される。同等式は、Δφ=0を示すように解くことができる。同じ分析を、φ−拘束ケーブル120について行うことができ、同じ結果が得られる。このため、図8のケーブル拘束は、出力部材32のY軸を中心とする回転から出力部材32を拘束する。プーリが、ケーブルの長さを変えることなく、ケーブルに沿って回ることができるので、ケーブル拘束はまた、出力部材32を自由に移動する状態にしている。
図9を参照して、位置決めシステム1009の右側模式図を示す。図9において、移動及び拘束ケーブル34は、出力部材32がこのX軸を中心に回転することを拘束する一対のψ−拘束ケーブル122及び124を含む。y座標線状キャリッジ40及び42並びにy方向線状ガイド62及び64は、明確性の目的で、図示されていないことに留意されたい。
図9を参照して、ψ−拘束ケーブル122は、x座標線状キャリッジ44の上端付近の留め付け点316から延在し、留め付け点316に留め付けられ、出力部材32上に搭載されたプーリ208の周囲に巻き付き、出力部材32上に搭載されたプーリ210の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46の下端付近の留め付け点318に留め付けられている。出力部材32上でのψ−拘束ケーブル122からのモーメントを平衡させるために、破線で示された第2のψ−拘束ケーブル124は、x座標線状キャリッジ44の下端付近の留め付け点320から延在し、留め付け点320に留め付けられ、出力部材32上に搭載されたプーリ212の周囲に巻き付き、出力部材32上に搭載されたプーリ214の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46上の留め付け点322に留め付けられている。このため、ケーブル122及び124は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力により平衡状態にある。
このケーブルの一定の長さに基づいて、ψ−拘束ケーブル122に対して、等式
−ψd+2d+L−y−ψd=−2ψd+2d+L=一定 (16)
が、一次近似式として適用される[式中、dは、出力部材32上の隣接するプーリの中心間の距離の半分である]。ψが量Δψだけ変化し、出力部材32の新たな配向が(ψ+Δψ)である場合、等式(16)に基づいて、等式
−2ψd+2d+L=−2(ψ+Δψ)d+2d+L (17)
が適用される。同等式は、Δψ=0を示すように解くことができる。同じ分析を、ψ−拘束ケーブル124について行うことができ、同じ結果が得られる。このため、図9のケーブル拘束は、出力部材のX軸を中心とする回転から出力部材を拘束する。プーリが、ケーブルの長さを変えることなく、ケーブルに沿って回ることができるので、ケーブル拘束はまた、出力部材32を自由に移動する状態にしている。
図10を参照して、位置決めシステム1010の斜視図を示す。図10において、移動及び拘束ケーブル34は、図2、図3、図4、図6、図8及び図9からの6つ全てのケーブル拘束を含む。この拘束の組み合わせにより、Δx=Δx=Δx、Δy=Δy=Δy、Δθ=0、Δφ=0及びΔψ=0の拘束がもたらされる。このため、6つの拘束の組み合わせは、出力部材32と、2つのx座標線状キャリッジ44及び46とを、x方向において互いに同期して動くように拘束し、出力部材32と、2つのy座標線状キャリッジ40及び42とを、y方向において互いに同期して動くように拘束し、出力部材32がこのZ軸、Y軸、及びX軸を中心に回転することを拘束する。
図10を参照して、第1のセットの4つの拘束は、図2〜図7を参照してより詳細に記載されている。図8を参照してより詳細に記載されたプーリ198、200、202(見えていない)、及び204、並びに拘束ケーブル118及び120は、出力部材がこのY軸を中心に回転することを拘束するための第5の拘束を形成している。留め付け点308、310、312、及び314は、拘束ケーブルをy座標線状キャリッジ40及び42に接続させている。プーリ208、210、212(見えていない)、及び214、並びに拘束ケーブル122及び124は、図9を参照してより詳細に記載された、出力部材がこのX軸を中心に回転することを拘束するための第6の拘束を形成する。留め付け点316、318、320(見えていない)、及び322は、拘束ケーブルをx座標線状キャリッジ44及び46に接続させる。図10における他の特徴は、図5及び図7を参照して検討されている。
多くの位置決めシステムの用途において、アクチュエータを使用して出力部材の位置を制御する手段が所望されている。図2及び図3のx及びy座標線状キャリッジ拘束の変形例を含む数多くの駆動ケーブルの拘束が可能である。
図11を参照して、位置決めシステム1011の上面模式図を示す。図11において、移動及び拘束ケーブル34は、x座標線状キャリッジ44及び46の動きを同一であるように拘束し、また、x座標線状キャリッジ44及び46の変位も駆動プーリ218の回転により制御されるように拘束する、x−拘束ケーブル100及びx−駆動−x−拘束ケーブル126を含む。駆動プーリ218は、アクチュエータ350により駆動される。駆動プーリ218の回転は、回転角92により測定される。回転角92をθと称する。結果的に、この拘束は、留め付け位置50に固定されたアクチュエータ350を介して、x座標線状キャリッジ44及び46を駆動させるための追加手段を伴う、図2で例示された拘束の改変版である。
図11を参照して、x−駆動−x−拘束ケーブル126は、アクチュエータ350に搭載された駆動プーリ218の周囲にスリップすることなく巻き付き、留め付け位置52に搭載されたプーリ220の周囲に巻き付き、留め付け位置54に搭載されたプーリ222の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46に搭載されたプーリ144の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ44に搭載された取付け機構324に堅く取り付けられており、駆動プーリ218の周囲でそのループを完結している。x座標線状キャリッジ44及び46上でのx−駆動−x−拘束ケーブル126からの力を平衡させるために、破線で示されたx−拘束ケーブル100は、留め付け位置56から延在し、留め付け位置56に留め付けられ、x座標線状キャリッジ46上に搭載されたプーリ148の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ44上に搭載されたプーリ150の周囲に巻き付き、留め付け位置52に留め付けられている。このため、ケーブル126及び100は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力により平衡状態にある。
図2の記載からの等式1及び2が、ここでも適用されるため、その結果であるΔx=Δxも適用される。x座標線状キャリッジ44及び46の動きは、同一であるように拘束される。ただし、この場合、取付け機構324の位置、及びこの結果としてのx座標線状キャリッジ44の位置は、駆動プーリ218の回転により制御される。より正確には、等式
Δx=−Δθ(18)
が適用される[式中、Rは、駆動プーリ218の半径である]。このため、全体的な拘束は、Δx=Δx=−Δθである。すなわち、x座標線状キャリッジ44及び46は、互いに同期して、かつ駆動プーリ218の回転と同期して動くように拘束される。駆動プーリ218は、アクチュエータ350により制御される。
図12を参照して、位置決めシステム1012の上面模式図を示す。この場合、移動及び拘束ケーブル34は、y座標線状キャリッジ40及び42の動きを同一であるように拘束し、y座標線状キャリッジ40及び42の変位も駆動プーリ226の回転により制御されるように拘束する、y−拘束ケーブル104及びy−駆動−y−拘束ケーブル128を含む。駆動プーリ226は、アクチュエータ352により駆動される。駆動プーリ226の回転は、回転角94により測定される。回転角94をθと称する。結果的に、この拘束は、アクチュエータ352を介して、y座標線状キャリッジ40及び42を駆動させるための追加手段を伴う、図3で例示された拘束の改変版である。アクチュエータ352は、留め付け位置52に固定されている。
図12を参照して、y−駆動−y−拘束ケーブル128は、アクチュエータ352に搭載された駆動プーリ226の周囲にスリップすることなく巻き付き、留め付け位置54に搭載されたプーリ228の周囲に巻き付き、留め付け位置56に搭載されたプーリ230の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ40に搭載されたプーリ152の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ42に搭載された取付け機構326に堅く取り付けられており、駆動プーリ226の周囲でそのループを完結している。y座標線状キャリッジ40及び42上でのy−駆動−y−拘束ケーブル128からの力を平衡させるために、破線で示されたy−拘束ケーブル104は、留め付け位置54から延在し、留め付け位置54に留め付けられており、y座標線状キャリッジ42上に搭載されたプーリ156の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ40上に搭載されたプーリ158の周囲に巻き付き、留め付け位置50に留め付けられている。このため、ケーブル128及び104は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力により平衡状態にある。
図3の記載からの等式3及び4が、ここでも適用されるため、その結果であるΔy=Δyも適用される。y座標線状キャリッジ40及び42の動きは、同一であるように拘束される。ただし、この場合では、取付け機構326の位置、及びこの結果としてのy座標線状キャリッジ42の位置は、駆動プーリ226の回転により制御される。より正確には、等式
Δy=−Δθ(19)
が適用される[式中、Rは、駆動プーリ226の半径である]。このため、全体的な拘束は、Δy=Δy=−Δθである。すなわち、y座標線状キャリッジ40及び42は、互いに同期し、かつ駆動プーリ226の回転と同期して動くように拘束される。駆動プーリ226は、アクチュエータ352により制御される。
図13を参照して、位置決めシステム1013の上面模式図を示す。図13において、移動及び拘束ケーブル34は、x座標線状キャリッジ44及び46の動きを同一であるように拘束し、x座標線状キャリッジ44及び46の変位もアクチュエータ350により駆動される駆動プーリ218の回転により制御されるように拘束し、また、出力プーリ242の回転もアクチュエータ354により駆動される駆動プーリ234の回転により制御されるように拘束する、x−駆動−x−拘束ケーブル126及びθ−駆動−x−拘束ケーブル130を含む。駆動プーリ234の回転は、回転角96により測定される。回転角96を、θと称する。出力プーリ242の回転は、回転角97により測定される。回転角97を、θと称する。結果的に、これらの拘束は、アクチュエータ354を介して、出力プーリ242を駆動させるための追加手段を伴う、図11で例示された拘束の改変版である。アクチュエータ354は、留め付け位置56に固定されている。
図13を参照して、破線で示されたθ−駆動−x−拘束ケーブル130は、アクチュエータ354に搭載された駆動プーリ234の周囲にスリップすることなく巻き付き、留め付け位置54に搭載されたプーリ236の周囲に巻き付き、留め付け位置52に搭載されたプーリ238の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ44に搭載されたプーリ150の周囲に巻き付き、出力部材32に搭載されたプーリ240の周囲に巻き付き、出力部材32に搭載された出力プーリ242の周囲にスリップすることなく巻き付き、出力部材32に搭載されたプーリ244の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46に搭載されたプーリ148の周囲に巻き付き、駆動プーリ234の周囲でそのループを完結している。θ−駆動−x−拘束ケーブル130からの力を平衡させるために、x−駆動−x−拘束ケーブル126は、アクチュエータ350に搭載された駆動プーリ218の周囲にスリップすることなく巻き付き、留め付け位置52に搭載されたプーリ220の周囲に巻き付き、留め付け位置54に搭載されたプーリ222の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46に搭載されたプーリ144の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ44に搭載された取付け機構324に堅く取り付けられており、駆動プーリ218の周囲でそのループを完結している。このため、ケーブル130及び126は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力により平衡状態にある。
ここで、x−駆動−x−拘束ケーブル126からの拘束は、図11の記載と同一であるために、ここでも、拘束Δx=Δx=−Δθが適用される。すなわち、x座標線状キャリッジ44及び46は、互いに同期し、かつ駆動プーリ218の回転に同調して動くように拘束される。駆動プーリ218は、アクチュエータ350により制御される。
更に、等式
[式中、Rは、駆動プーリ234の半径であり、Rは、出力プーリ242の半径である]に従って、出力プーリ242の回転は、x座標線状キャリッジ44及び46の変位に連結されるので、駆動プーリ218の回転及び駆動プーリ234の回転に連結される。
出力部材32上で更なる自由度で駆動するために、図11〜図13の駆動拘束に類似する更なる駆動拘束を追加することができることに留意されたい。
図14を参照して、位置決めシステム1014の斜視図を示す。図14において、移動及び拘束ケーブル34は、図4、図6、図8、図9、図11、及び図13からのケーブル拘束のうちの6つ全てを含む。これらの拘束の組み合わせにより、Δx=Δx=Δx=−Δθ、Δy=Δy=Δy=−Δθ、Δθ=0、Δφ=0、Δψ=0、及び
の拘束がもたらされる。このため、6つの拘束の組み合わせは、出力部材32と、2つのx座標線状キャリッジ44及び46とがx方向において互いに同期して動き、アクチュエータ350により制御されるように拘束し、出力部材32と、2つのy座標線状キャリッジ44及び46とがy方向において互いに同期して動き、アクチュエータ352により制御されるように拘束し、出力部材32のZ軸、Y軸、及びX軸を中心とする出力部材32の回転を拘束し、出力プーリ242をアクチュエータ350及び354の両方により制御されるように拘束する。
図14を参照して、拘束のうちの4つは、図4〜図10を参照してより詳細に記載されている。プーリ218、220、222、及び114と、取付け機構324と、アクチュエータ350と、拘束ケーブル126と、プーリ234、236、238、150、240、242、244、及び148と、アクチュエータ354と、拘束ケーブル130とは、図13を参照してより詳細に記載された、x座標線状キャリッジ44及び46が互いに同期して動き、かつアクチュエータ350と同期して動くように拘束し、出力プーリ242をアクチュエータ350及びアクチュエータ354と同期して回転するように拘束するための、第5の拘束を形成する。プーリ226、228、230、及び152と、取付け機構326と、アクチュエータ352と、拘束ケーブル128と、プーリ156及び158と、アクチュエータ354と、拘束ケーブル104とは、図12を参照してより詳細に記載された、y座標線状キャリッジ40及び42が互いに同期して動き、かつアクチュエータ352と同期して動くように拘束するための、第6の拘束を形成する。図14における他の機構は、図5、図7、及び図10の記載において検討されている。
出力部材32のZ変位を妨げるためのケーブル拘束の設計は、動きの方向に対してある角度をなして存在する必要がある非線形的に長さが変化するケーブルから構成される追加的な部品を導入する点において特有である。
図15を参照して、ケーブルの巻取り及び巻戻しにおける規定の可変速度を取得するための同期可変半径スプール1015を示す。可変半径スプール372は、重なり合うことなく、ケーブルを巻取るための螺旋溝374を有する。溝374は、可変半径を有する。動き同期要素376は、可変半径スプール372に堅く連結されており、可変半径スプール372と共に軸378上で回転する。例示の目的のために、動き同期要素376は、タイミングベルトプーリとして示されているが、動き同期要素376としては、不変半径(constant radius)であるギア、プーリ、又はスプールを挙げることができ、これらに限定されない。可変半径スプール372は、巻き付けられたケーブルの一端を締結するための取付け点380を有する。スプール372の所定の回転速度に関して、スプールがケーブルを巻き取り又は巻き戻す速度は、ケーブルの自由長との交点におけるスプールの半径に応じて変化することとなる。速度は、半径が大きくなるのに伴って大きくなり、半径が小さくなるのに伴って小さくなることとなる。
図16を参照して、ケーブルを使用して一方向に拘束された直線動作を達成するためのシステム1016を示す。同期可変半径スプール430及び432は、図15のスプールに類似するスプールである。スプール430は、ベース410の左側に固定されており、その軸を中心にして自由に回転する。スプール432は、ベース410の右側に固定されており、その軸を中心にして自由に回転する。同期伝達要素490は、スプール430及び432の同期要素と係合し、それによって、これらを依存速度(dependent rate)で回転するように拘束する。同期伝達要素490としては、タイミングベルト、ノンスリップベルト、ノンスリップケーブル、又はギアを挙げることができるが、これらに限定されない。スプール430及び432は、一方がケーブルを巻き取っている場合、他方はケーブルを巻き戻すように構成されている。ケーブル420は、スプール430に部分的に巻き取られ、ケーブル422は、スプール432に部分的に巻き取られる。ケーブル420及び422は、点414において合わさり、点414は、例示の目的で、ケーブル420及び422における正の張力を維持するために、バネ498による力500により上方に引っ張られている。点414は、速度460を有して示されている。システム1016の幾何形状に基づいて、xz平面における点414の位置は、ケーブル420及び422の自由長により完全に決定され、自由長は、互いに従属しているスプール430及び432の回転により決定される。このため、このシステムは、1つの自由度を有する。点414は、ケーブル420及び422により、ベース410からより遠くへ離れるように動かないように拘束される。スプール430及び432の可変半径は、ケーブルが引張状態に維持される場合、その動きの範囲における任意の点において、点414が直線412上にあるように拘束されるように設計されている。この拘束を達成するために、ケーブルの巻取り又は巻戻し速度をケーブルの方向における点414の速度460の成分と等しく維持するために、各ケーブルの自由長との交点における所与のスプールの半径は、点414がスプールに近づくと小さくなり、点414がスプールから遠く離れるように動くと大きくなる。点414がスプールとケーブルの交点のほぼ直上にある場合、ケーブルの方向における点の速度の成分は、ほぼゼロである。このため、スプールの半径は、非常に小さくなることとなる。点414がスプールから遠く離れる方向に動き、ケーブルがより水平になると、ケーブルの方向における速度の成分は、速度460の最大速度に近似し、スプールの半径は、最大限度に近似する。図15を参照して、点414がスプール430に対して近位にあるために、ケーブル420の巻戻し速度462は、相対的に小さく、ケーブル420との交点におけるスプール430の半径は小さい。一方、スプール432から点414の距離が相対的に長いため、ケーブル422の巻取り速度464は、相対的に大きく、スプール432との交点における半径は大きい。
図16のシステムによる1つの潜在的な問題は、点414がスプールに近づくと、必要とされるスプールの半径がゼロに収縮することである。これは、半径がケーブルに対する最小推奨曲げ半径を下回る場合、ケーブルに有害である場合がある。また、所望の動きの範囲を達成するためのスプールの半径の設計が不可能になる場合がある。この問題を緩和する1つの方法は、差分スプールを使用することである。
図17を参照して、差分可変半径スプールを使用して一方向に拘束された直線動作を達成するためのシステム1017を示す。ケーブル420は、ベース410に固定されており、スプールの軸を中心として自由に回転する同期可変半径スプール430に部分的に巻き取られ、点414において点を中心に自由に回転するプーリ438の周囲に巻き付き、ベース410に固定されており、スプールの軸を中心として自由に回転する不変半径スプール434に部分的に巻き取られている。スプール430及び434は両方とも、スプール430及びスプール434の両方の同期要素を係合する同期伝達要素492により共に回転するように拘束されている。スプール430及び434から点414までの距離が長くなる(短くなる)速度は、スプール430が巻き戻る(巻き取る)速度とスプール434が巻き取る(巻き戻る)速度との間の差に等しい。2つの半径が等しくなるので2つの速度が等しくなると、点414までの距離の変化率はゼロに等しくなる。これにより、スプールから点414への距離の変化率がゼロに等しくなる場合でも、十分に大きい直径のスプールの使用が可能となる。巻取り又は巻戻しの差速は、符号さえも変更することができ、単なる対向端のスプール間の領域を越えて動作範囲を広げることができる。スプール430及び434、同期伝達要素492、ケーブル420、及びプーリ438の差分配置について記載された同じ状況は、スプール436が可変半径スプールとして示されることを除いて、スプール432及び436、ケーブル422、同期伝達要素494、及びプーリ438について存在する。一対のスプール430及び434の回転は、一対のスプール432及び436の回転と、同期伝達要素490により同期される。図16を参照して記載されたのと同様に、スプール430、432、434、及び436の半径は、ケーブルが引張状態に維持される場合、その動きの範囲における任意の点において、点414が直線412上にあるように拘束されるように設計されている。
図18を参照して、ケーブル及び2つの隣接する同期可変半径スプールを使用して一方向に拘束された直線動作を達成するためのシステム1018を示す。この構成は、スプール432がスプール430に隣接して動き、プーリ438がケーブル422をスプール432に連結するために右側に追加されていること以外は、図16の構成と同じである。
状況によっては、2つの同期可変半径スプール430及び432の両方が1つのコンポーネントに一体化された可変半径を有する1つのスプールで置換することが有利であると考えられることを認識されたい。
図19を参照して、ケーブルの巻取り及び巻戻しの規定可変速度を得るための、二面可変半径スプール及びケーブルを含むシステム1019を示す。二面可変半径スプール398は、重なり合うことなくケーブルを巻き取るための溝392を有する。溝392は、可変半径を有する。ケーブル420は、溝392の中の可変半径スプール398の上にスプールの前側から巻き取られる。別のケーブル422は、溝392の中の可変半径スプール398の上にスプールの後側から巻き取られる。この場合、ケーブル420及び422は、同じケーブルの一部であるが、必ずしもそうである必要はない。スプール398は、回転軸396を中心に回転することができる。スプール398が回転すると、ケーブル420及び422の各長さは、回転速度及びスプール398との各交点における溝392の半径に従って変化する速度で変化する。スプール398の中心に達するまで、その交点におけるスプールの半径が大きくなるにしたがって、スプールの反時計方向回転により、ケーブル420が次第により速い速度で長くなることに留意されたい。スプール398の後端に達するまで、その交点におけるスプールの半径が大きくなるにしたがって、スプールの同じ反時計方向回転により、次第により遅い速度でケーブル422が短くなることとなる。スプールの回転方向を逆転させると、ケーブル420及び422の役割は逆転することとなる。スプール398を反時計方向及び時計方向に繰返し回転させると、スプールの中心に対して、前後にケーブルの巻き取られた長さを往復させることとなる。示されたように、半径が最も大きい中心において、巻き取られる長さは最長であり、自由長は最短である一方、半径が最小である2つの端部では、巻き取られる長さは最短であり、自由長は最長となる。これは、直線動作に必要とされる幾何形状に対応する。動きの範囲の中心において、ケーブルがスプール398上の中央にある時、ケーブルの総自由長は最短である。動きの範囲の先端において、ケーブルがスプール398の端部の一方の近くに集まる時、ケーブルの総自由長は最長である。
図20を参照して、図19のシステムと同様に、ケーブル及び1つの固定された二面可変半径スプールを使用して一方向に拘束された直線動作を達成するためのシステム1020を示す。2つの同期されたスプールが、1つの本体において一体化された両方の可変半径の溝を有する1つの二面可変半径スプール450で置き換えられていること以外は、構成は、図18の構成と同様である。
図21を参照して、ケーブル及び1つの可動性二面可変半径スプールを使用して一方向に拘束された直線動作を達成するためのシステム1021を示す。ケーブル420は、留め付け点416において、ベース410に留め付けられており、ケーブル422は、留め付け点418において、ベース410に留め付けられている。二面可変半径スプール450が直線経路412に沿って右に動くと、スプール450は、反時計方向に回転し、ケーブル420をその左に巻き戻し、ケーブル422をその右に巻き取る。スプールの位置及び速度の関数として、スプール450がケーブルを巻き戻す及び巻き取る速度は、スプールの形状により決定され、直線経路412に沿った直線動作を維持するように設計されている。
図22Aを参照して、一方向に拘束された直線動作を達成するための図21のシステムの一方の半分と同様のシステム1022を、その経路に沿う種々の位置において示す。二面可変半径スプール450が、その左にある1本のケーブル420を有して示され、ケーブル420は、留め付け点416において、ベース410に留め付けられている。スプール450の回転速度は、その速度により決まり、スプールの形状は、その経路に沿う各位置での直線経路412上にスプール450の回転軸を維持するために、ケーブル420の必要な長さを維持するために同等である。スプールの右にあるケーブルは示されていないが、事実上、拘束を完成させる際、ケーブルの効果により、スプールの直線経路上にスプールを維持し続けていることを理解されたい。
図22B〜図22Eを参照して、図22Aの二面可変半径スプールの一方の半分の拡大図を、その経路に沿う種々の位置において示す。ケーブルの留め付け点からのスプールの距離が長くなり、ケーブルがより水平になると、ケーブルとの交点における半径は大きくなる。
所望の直線動作を維持するために必要なスプールの正確な形状を決定するために、本システムの幾何形状を検討する必要がある。図22Aのシステムを例に挙げると、スプールの半径は、拘束を認識することにより以前の既知の解からの小さい変位を反復的に想定して求めることができる。
[式中、sは、スプールの中心に対して、スプールに巻き付いたケーブルの弧長として定義される。Lは、スプールとベース上のケーブルの留め付け点との間の自由ケーブル長として定義される。αは、スプールが任意の参照角に対して回転した角度として定義される]すなわち、巻き取られたケーブルの長さが長くなる速度は、ケーブルの自由長が短くなる速度に等しい。巻き取られたケーブルの長さは、主に、スプールの形状の関数であり、ケーブルの自由長は、主に、本システムの全体的な幾何形状の関数である。その速度の関数としてのスプールの回転速度及びスプール半径についての先述の有効な解の知識を所与として、システムの幾何形状及び等式20に基づいて、現在のスプールの半径についての解に収束することが可能であるべきである。このプロセスを繰り返して、角度αの関数として、留め付け点から十分に遠い位置から開始して、スプール半径についての完全な解を生成して、本質的に水平であるとしてケーブルを処理し、これにより、スプールの半径を
であるとして近似させることができる。
同じ手順は、他の幾何形状について可能である。他の幾何形状としては、ベースに対してある角度の直線又は任意の形状の滑らかな曲線が挙げられるが、これらに限定されない。ただし、解かれる等式は、特定の幾何形状を反映させるために調節される。
図22Fを参照して、一方向に拘束された直線動作を達成するための図21のシステムの一方の半分と同様のシステム1022を、その経路に沿った種々の位置において示す。二面可変半径スプール450を、その右にある1本のケーブル422と共に示す。ケーブル422は、留め付け点418においてベース410に留め付けられている。スプール450の回転速度は、その速度により決まり、スプールの形状は、その経路に沿う各位置での直線経路412上でスプール450の回転軸を維持するために、ケーブル422の必要な長さを維持するために同等である。図22Fと図22Aとを比較すると、この場合、2つの構成は、互いの鏡像であるため、必要とされる溝のプロファイルが180℃反転していること以外は同じであろうと認識される。スプールの左にあるケーブルは図示されていないが、事実上、拘束を完成させる際、ケーブルの効果により、スプールの直線経路上にスプールを維持し続けていることを理解されたい。
図22G〜図22Kを参照して、図22Fの二面可変半径スプールの一方の半分の拡大図をその経路に沿う種々の位置において示す。
図22Lを参照して、一方向に拘束された直線動作を達成するための図21のシステムと同様のシステム1022を、その経路に沿う種々の位置において示している。二面可変半径スプール450が、その左右それぞれにあるケーブル420及び422と共に図示される。ケーブル420及び422は、留め付け点416及び418それぞれにおいてベース410に留め付けられている。スプール450の回転速度は、スプールの速度に応じて決まり、スプールの形状は、その経路に沿う各位置での直線経路412上でスプール450の回転軸を維持するために、ケーブル420及び422の必要な長さを維持するために同等である。二面可変半径スプール450についての完全な溝プロファイルの一方の半分は、図22A〜図22Eに図示されたものとなること、もう一方の半分は、図22F〜図22Kに図示されたものとなることと認識されたい。
図22M〜図22Pを参照して、図22Lの二面可変半径スプールの拡大図を、その経路に沿う種々の位置において示す。
図22L〜図22Pに図示された二面可変半径スプールのプロファイルは、図19に図示された類似するスプールの三次元の図の二次元投影に対応していることを理解されたい。
本明細書において一方向性の直線拘束の二次元的解釈に注目してきたが、三次元的解釈も同様に有効であることに留意されたい。例として、図22Lのスプール350を例に挙げると、三次元において、その経路に沿う特定の位置におけるスプールは、もはや図面の平面に制限されないが、留め付け点416及び418により定義された軸を中心として、図面の面の内外で回転する余分な自由度を有する。そうすることで、そのケーブルの両方が引張状態で維持される場合、その経路に沿う各位置において、X軸を中心とする半円経路を辿ることとなる。それぞれの円形の経路は、ベース面410から最大距離にあり、ベース面410の上方にある点を有することとなる。この平面の上方にある最大距離のこれらの点の軌跡は、所望の直線経路412を画定する。スプールは、一方向性の直線拘束により、最大距離の点の軌跡を通過する、ベース面に対して平行な平面により画定された平面を越えて通過することができない。
尚、図15〜図22Pの説明は、ベース面に対して平行な直線動作を得ることに焦点を当てているが、必要とされる形状のスプールを生成する際に解かれる等式において所望の幾何形状を単純に計算に入れることにより他の軌跡も可能である。
各スプールの形状が、用途に応じて、特定の幾何形状にカスタマイズされる必要があることとなるため、3D印刷、すなわち、付帯的な製造は、種々の半径のスプールを製造する特に好適な方法であり得ることに留意されたい。
可変半径スプールは、所望の拘束を得るために種々の方法で組み合わせられ、構成されることができることに留意されたい。
図23Aを参照して、2つの二面可変半径スプールを使用する線状拘束2301の斜視図を示す。2つの対向する二面可変半径スプール518のセットは、図21において例示の目的のために示されたバネ500の必要性を排除する平衡した拘束を提供している。二面可変半径スプール518のそれぞれは、図21の可動性スプールシステム1021の1つの実施形態に対応することを認識されたい。線状拘束2301は、出力部材512に対して、x方向における直線動作を可能にし、Z方向における力に抵抗する線状ベアリングとして機能する。二面可変半径スプール518のそれぞれに対するケーブルの2つの端部は、互いからY方向に線形に変位される。この変位により、変位量に応じて、Z軸を中心とする回転に対するいくらかの抵抗度も提供することとなる。留め付けブロック514及び516は、線状拘束2301から剛性フレームに力を伝達する。同フレームは、明確性の目的で、図示されていない。
図23Bを参照して、4つの二面可変半径スプールを使用する線状拘束2302の斜視図を示す。4つの二面可変半径スプール522のセットは、出力部材512に対して、x方向における直線動作を可能にし、y方向及びz方向の両方における力に抵抗する線状ベアリングとして機能する平衡した拘束を提供する。
これらの拘束はまた、y軸又はz軸を中心とする回転に対して出力部材512を拘束するために、図6及び図8からの拘束のうちの1つ以上と組み合わせることもできることに留意されたい。
図23Cを参照して、3つの二面可変半径スプールを使用する線状拘束2303の斜視図を示す。3つの二面可変半径スプール524のセットは、出力部材512に対して、x方向における直線動作を可能にし、y方向及びz方向の両方における力に抵抗する線状ベアリングとして機能する非平衡な拘束を提供する。釣り合いモーメント520が、拘束を平衡させるために付与される必要がある。
図23Dを参照して、図23Cからの線状拘束2303の右側面図を示す。ケーブルにおける正の張力が、正のψ方向にモーメントを付与することとなるので、拘束を平衡させるために、負のψ方向に釣り合いモーメント520が付与される必要がある。
図23Eを参照して、Y軸を中心として180度反転させた拘束を有する、図23Cからの線状拘束2303の右側面図を示す。ケーブルにおける正の張力が、負のψ方向にモーメントを付与することとなるので、拘束を平衡させるために、正のψ方向に釣り合いモーメント520が付与される必要がある。
図23D及び図23Eの拘束の組み合わせは、平衡した拘束を達成するために、X軸を中心とする非平衡のモーメントを平衡させることができることに留意されたい。
図23Fを参照して、6つの二面可変半径スプールを使用する線状拘束2306の斜視図を示す。6つの二面可変半径スプール526のセットは、出力部材512に対して、x方向において線状ベアリングとして機能し、y方向及びz方向における力に抵抗し、x軸、y軸、及びz軸を中心とするモーメントに抵抗する平衡した拘束を提供する。
例示の目的で、これらの組み合わせの拘束は、図21に類似する可動性スプールと共に示されているが、それらはいずれも、図16〜図18及び図20に類似する固定スプールを使用する組み合わせ拘束によって達成することができることに留意されたい。
本明細書で示されたスプールに類似する可変半径スプールを使用する線状拘束は、位置決めシステムにおける線状ガイド要素としての使用のために好適であり得ることに留意されたい。
ケーブル及び可変半径スプールを使用する拘束の多くの他の組み合わせ及び構成が、本明細書で示されたもの以外で可能であることに留意されたい。
アクチュエータを使用して可変半径スプールの回転を駆動させることにより図示又は図示されない拘束のうちの任意において、出力部材を駆動可能であることに留意されたい。
図24を参照して、位置決めシステム1024の正面模式図を示す。図24において、移動及び拘束ケーブル34は、出力部材32をz方向における変位から拘束する4本のz−拘束ケーブル132、134、136、及び138を含む。二面可変半径スプール360及び二面可変半径スプール362は、その動きの範囲にわたる出力部材32に対して一定のz座標を維持するために必要とされる拘束に相当する、ケーブル132、134、136、及び138の長さを維持する平衡した拘束を完成させる。x座標線状キャリッジ44及び46並びにx方向線状ガイド66及び68は、明確性の目的で、図示していないことに留意されたい。
図24を参照して、z−拘束ケーブル132は、y座標線状キャリッジ40の上端付近の留め付け点328から延在し、留め付け点328に留め付けられ、出力部材32の下端付近に搭載された二面可変半径スプール362の前半分の周囲に巻き付いている。第2のz−拘束ケーブル134は、y座標線状キャリッジ42の上端付近の留め付け点330から延在し、留め付け点330に留め付けられ、二面可変半径スプール362の後半分の周囲に巻き付いている。出力部材32上のz−拘束ケーブル132及び134からの力及びモーメントを平衡させるために、z−拘束ケーブル136は、y座標線状キャリッジ40の下端付近の留め付け点332から延在し、留め付け点332に留め付けられ、出力部材32の上端付近に搭載された二面可変半径スプール360の後半分の周囲に巻き付いており、第4のz−拘束ケーブル138は、y座標線状キャリッジ42の下端付近の留め付け点334から延在し、留め付け点334に留め付けられ、二面可変半径スプール360の前半分の周囲に巻き付いている。このため、一対のケーブル132及び136と、一対のケーブル134及び138とは、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブル132及び136における等しい張力と、2本のケーブル134及び138における等しい張力とにより平衡状態にある。
図25を参照して、位置決めシステム1025の斜視図を示す。図25において、移動及び拘束ケーブル34は、図4、図6、図8、図9、図11、図13、及び図24からの7つ全てのケーブル拘束を含む。この拘束の組み合わせにより、Δx=Δx=Δx=−Δθ、Δy=Δy=Δy=−Δθ、Δθ=0、Δφ=0、Δψ=0、
及びΔz=0の拘束がもたらされる。このため、7つの拘束の組み合わせは、出力部材32と、2つのx座標線状キャリッジ44及び46とを、x方向において互いに同期して動き、アクチュエータ350により制御されるように拘束し、出力部材32と、2つのy座標線状キャリッジ40及び42とを、y方向において互いに同期して動き、アクチュエータ352により制御されるように拘束し、出力部材32が、出力部材のZ軸、Y軸、及びX軸を中心に回転しないように拘束し、出力プーリ242がアクチュエータ350及び354の両方により制御されるように拘束し、出力部材32のz方向における変位を拘束する。対称的な拘束を有するために、一般的には、必須ではないが、出力部材32の反対側には、同一のZ−拘束システムが存在することに留意されたい。
図25を参照して、拘束のうちの6つが、図3〜図14を参照してより詳細に記載されている。二面可変半径スプール360及び362と、拘束ケーブル132、134、136、及び138とは、図24の記載においてより詳細に記載された、出力部材32がZ方向に変位しないように拘束するための第17の拘束を形成する。図25における他の機構は、図5、図7、図10、及び図14を参照して検討されている。
図25で示された実施形態は、x−自由度及びy−自由度で駆動し、追加的な自由度で駆動し、出力部材32の4つ全ての追加的な自由度を拘束するケーブル拘束のセットを構成している。
図25の実施形態に示されたケーブル拘束のセットは、出力部材32の種々の自由度で駆動及び拘束するその能力において固有ではないことに留意されたい。他のケーブル拘束及び拘束の他の組み合わせが可能である。
図26を参照して、位置決めシステム1026の上面模式図を示す。図26において、移動及び拘束ケーブル34は、x座標線状キャリッジ44及び46の相対的な変位をそのZ軸を中心とする出力部材32の回転に結び付ける、一対のx−θ−拘束ケーブル600及び602を含む。
図26を参照して、x−θ−拘束ケーブル600は、留め付け位置50から延在し、留め付け位置50に留め付けられ、x座標線状キャリッジ44に搭載されたプーリ620の周囲に巻き付き、出力部材32に搭載されたプーリ622の周囲に巻き付き、出力部材32に搭載されたプーリ624の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46に搭載されたプーリ626の周囲に巻き付き、留め付け位置54に留め付けられている。x座標線状キャリッジ44及び46並びに出力部材32上のx−θ−拘束ケーブル600からの力及びモーメントを平衡させるために、破線で示された第2のx−θ−拘束ケーブル602は、留め付け位置52から延在し、留め付け位置52に留め付けられ、x座標線状キャリッジ44に搭載されたプーリ630の周囲に巻き付き、出力部材32に搭載されたプーリ632の周囲に巻き付き、出力部材32に搭載されたプーリ634の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ46に搭載されたプーリ636の周囲に巻き付き、留め付け位置56に留め付けられている。このため、ケーブル600及び602は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力による平衡状態にある。
このケーブルの一定の長さに基づいて、図26のケーブル拘束は、一次近似式に対する拘束
をもたらす[式中、dは、出力部材32上の隣接するプーリの中心間の距離の半分である]。このため、図26のケーブル拘束は、x座標線状キャリッジ44及び46の相対的な変位を出力部材のZ軸を中心とする出力部材32の回転に結び付けるように拘束する。プーリが、ケーブルの長さを変えることなく、ケーブルに沿って回ることができるので、ケーブル拘束はまた、出力部材32を自由に移動する状態にしている。
図26の拘束は、例えば、図2の拘束と組み合わせて、x座標線状キャリッジ44及び46が互いに同期して動き、出力部材のZ軸を中心とする出力部材32の回転を妨げるように拘束することができる。
図27を参照して、位置決めシステム1027の正面模式図を示す。図27において、移動及び拘束ケーブル34は、出力部材32がY軸を中心に回転しないように拘束する、一対のφ−拘束ケーブル604及び606を含む。x座標線状キャリッジ44及び46並びにx方向線状ガイド66及び68は、明確性の目的のために、図示されていないことに留意されたい。
図27を参照して、φ−拘束ケーブル604は、出力部材32の上端付近の留め付け点700から延在し、留め付け点700に留め付けられ、y座標線状キャリッジ40に搭載されたプーリ640の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ42に搭載されたプーリ642の周囲に巻き付き、出力部材32の下端付近の留め付け点702に留め付けられている。出力部材32において、φ−拘束ケーブル604からのモーメントを平衡させるために、破線で示された第2のφ−拘束ケーブル606は、出力部材32の下端付近の留め付け点704から延在し、留め付け点704に留め付けられ、y座標線状キャリッジ40に搭載されたプーリ646の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ42に搭載されたプーリ648の周囲に巻き付き、出力部材32の上端付近の留め付け点706に留め付けられている。このため、ケーブル604及び606は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力による平衡状態にある。
このケーブルの一定の長さに基づいて、図27のケーブル拘束は、Δφ=0の拘束をもたらす。このため、図27のケーブル拘束は、出力部材のY軸を中心とする回転を拘束する。また、ケーブル拘束は、出力部材32を自由に移動する状態にしている。
図27の拘束を、図8の拘束の置換えとして使用することができ、又は適切な座標変換を適用した後に、図6若しくは図9の拘束の置換えとして使用することができる。
図28を参照して、位置決めシステム1028の上面模式図を示す。図28において、移動及び拘束ケーブル34は、4つの線状キャリッジ40、42、44、及び46の変位を結び付け、出力部材32の変位をアクチュエータ710及びアクチュエータ712によりそれぞれ駆動される駆動プーリ658及び駆動プーリ678の回転に結び付けるxy−駆動拘束ケーブル608及びxy−駆動拘束ケーブル610を含む。駆動プーリ658の回転は、回転角720により測定される。回転角720を、θと称する。駆動プーリ678の回転は、回転角722により測定される。回転角722を、θと称する。アクチュエータ710及び712はそれぞれ、フレームを通って、留め付け位置56及び54に固定される。同フレームは、明確性の目的のために図示されていない。
図28を参照して、xy−駆動拘束ケーブル608は、留め付け位置56から延在し、留め付け位置56に留め付けられ、x座標線状キャリッジ46に搭載されたプーリ652の周囲に巻き付き、出力部材32に搭載されたプーリ654の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ40に搭載されたプーリ656の周囲に巻き付き、アクチュエータ710に搭載された駆動プーリ658の周囲にスリップすることなく巻き付き、留め付け位置54に搭載されたプーリ660の周囲に巻き付き、留め付け位置52に搭載されたプーリ662の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ44に搭載されたプーリ664の周囲に巻き付き、出力部材32に搭載されたプーリ666の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ42に搭載されたプーリ668の周囲に巻き付き、留め付け位置52に留め付けられている。線状キャリッジ40、42、44、及び46並びに出力部材32上のxy−駆動拘束ケーブル608からの力を平衡させるために、破線で示された第2のxy−駆動拘束ケーブル610は、留め付け位置54から延在し、留め付け位置54に留め付けられ、x座標線状キャリッジ46に搭載されたプーリ672の周囲に巻き付き、出力部材32に搭載されたプーリ674の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ42に搭載されたプーリ676の周囲に巻き付き、アクチュエータ712に搭載された駆動プーリ678の周囲にスリップすることなく巻き付き、留め付け位置56に搭載されたプーリ680の周囲に巻き付き、留め付け位置50に搭載されたプーリ682の周囲に巻き付き、x座標線状キャリッジ40に搭載されたプーリ684の周囲に巻き付き、出力部材32に搭載されたプーリ686の周囲に巻き付き、y座標線状キャリッジ40に搭載されたプーリ688の周囲に巻き付き、留め付け位置50に留め付けられている。このため、ケーブル608及び610は、対称的な配置を形成し、外力を無視すれば、本システムは、2本のケーブルにおいて、等しい張力による平衡状態にある。
このケーブルの一定の長さに基づいて、図28のケーブル拘束は、拘束Δx−Δx=Δy−Δyをもたらす。すなわち、ワークスペース36の中心を中心とするx座標線状キャリッジ44及び46の「回転」は、ワークスペース36の中心を中心とするy座標線状キャリッジ40及び42の「回転」に等しい。また、図28のケーブル拘束はまた、拘束
をもたらす。すなわち、x方向における出力部材32の変位は、駆動プーリ658及び678の回転の重み付き合計であり、y方向における出力部材32の変位は、駆動プーリ658及び678の回転の重み付き合計である[式中、Rは、駆動プーリ658の半径であり、Rは、駆動プーリ678の半径である]。このため、図27のケーブル拘束は、4つの線状キャリッジ40、42、44、及び46の変位を結び付け、出力部材32の変位を、アクチュエータ710及び712によりそれぞれ駆動される駆動プーリ658及び678の回転に結び付ける。
図28の拘束は、例えば、図2及び図4の拘束と組み合わせて、出力部材32と、x座標線状キャリッジ44及び46とを、x方向において互いに同期して動くように拘束し、出力部材32と、y座標線状キャリッジ40及び42とを、y方向において互いに同期して動くように拘束し、出力部材をx及びy方向にアクチュエータ710及び712を介して駆動させることができる。
当業者であれば、上述された実施形態に基づいて本発明の更なる特徴及び利点を理解するであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲により示されたものを除いて、詳細に図示及び記載されたものにより限定されるものではない。本明細書で引用された全ての刊行物及び参考文献は、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれている。
参照による組み込み
本明細書において参照された刊行物、特許文書、及び他の参考文献のそれぞれの開示全体は、それぞれの個別の発信元が、参照により組み込まれているとして個別に示されるのと同程度に、全ての目的でその全体が参照により本明細書に組み込まれている。
均等物
本発明は、本発明の趣旨及び本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で実現されてもよい。したがって、前述の実施形態は、本明細書で記載された発明を限定するのではなく、むしろ、全ての点で例示的であると考えるべきである。このため、本発明の真の範囲は、本明細書に含まれる説明、並びにその均等物の意味及び範囲内で行われる全ての変更により示される。
本明細書で記載された種々の実施形態の特徴は、相互排他的ではなく、種々の組み合わせ及び順列で存在することができることを理解されたい。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
出力部材のための平面位置決めシステムであって、
一対のy座標線状キャリッジと、
一対のx座標線状キャリッジと、
該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジのためのガイド機構と、
該出力部材を駆動させるための、該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジから該出力部材まで延在している複数の移動及び拘束ケーブルであって、該一対のx座標線状キャリッジ及び該出力部材は、x方向に同期して動き、該一対のy座標線状キャリッジ及び該出力部材は、y方向に同期して動く、複数の移動及び拘束ケーブルと、
該x方向及び該y方向以外の更なる自由度において該出力部材を抑制するための抑制機構と
を備える、平面位置決めシステム。
(項目2)
前記複数の移動及び拘束ケーブルは、出力を駆動させるために、前記一対のy座標線状キャリッジ及び前記一対のx座標線状キャリッジから前記出力部材まで引張状態で延在している、項目1に記載の平面位置決めシステム。
(項目3)
前記抑制機構は、正及び負のz方向のうちの少なくとも一方における前記出力部材の移動を抑制する、項目1に記載の平面位置決めシステム。
(項目4)
前記抑制機構は、前記z方向における前記出力部材の移動を抑制する、項目3に記載の平面位置決めシステム。
(項目5)
前記z方向における前記出力部材の移動を抑制するための前記抑制機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、前記出力部材に回転可能に搭載されたケーブル取込み及び解放装置を含み、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、該一対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面内の1つの方向における前記出力部材の移動を制限するために同等である、項目3に記載の平面位置決めシステム。
(項目6)
前記z方向における前記出力部材の移動を抑制するための前記抑制機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、前記出力部材に回転可能に搭載された第2のケーブル取込み及び解放装置を含み、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、二対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面における前記出力部材の移動を制限するために同等である、項目3に記載の平面位置決めシステム。
(項目7)
前記移動及び拘束ケーブルの回収及び分配は、前記出力部材がz平面において維持されるように、ケーブルの伸長及び短縮の速度に丁寧に等しい、項目3に記載の平面位置決めシステム。
(項目8)
プロファイルsの弧長は、
(式中、αは、拘束装置が回転する角度である)によって自由ケーブル長Lに関係する、項目3に記載の平面位置決めシステム。
(項目9)
前記抑制機構は、少なくとも1つの回転度における前記出力部材の移動を抑制する、項目1に記載の平面位置決めシステム。
(項目10)
前記抑制機構は、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルが前記出力部材上の少なくとも2つの場所において方向を変える、偶力を形成する、項目9に記載の平面位置決めシステム。
(項目11)
前記抑制機構は、3つの回転度における前記出力部材の移動を抑制する、項目9に記載の平面位置決めシステム。
(項目12)
前記一対のy座標線状キャリッジ及び前記一対のx座標線状キャリッジのための前記ガイド機構は、複数の線状レールである、項目11に記載の平面位置決めシステム。
(項目13)
前記抑制機構は、正及び負のz方向のうちの少なくとも一方における前記出力部材の移動を抑制する、項目11に記載の平面位置決めシステム。
(項目14)
前記抑制機構は、z方向における前記出力部材の移動を抑制し、保持する、項目11に記載の平面位置決めシステム。
(項目15)
z平面における前記出力部材の移動を抑制するための前記抑制機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、前記出力部材に回転可能に搭載されたケーブル取込み及び解放装置であって、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、該一対の移動及び拘束ケーブルにより画定される平面内の1つの方向における前記出力部材の移動を制限するために同等である、ケーブル取込み及び解放装置と、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、前記出力部材に回転可能に搭載された第2のケーブル取込み及び解放装置であって、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、二対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面における前記出力部材の移動を制限するために同等である、第2のケーブル取込み及び解放装置とを含む、項目14に記載の平面位置決めシステム。
(項目16)
前記複数の移動及び拘束ケーブルのうちの少なくとも4本は、前記ケーブルを引張状態に維持するために、留め付けシステムに固定されている、項目9に記載の平面位置決めシステム。
(項目17)
前記複数の移動及び拘束ケーブルのうちの少なくとも4本は、閉鎖ループであり、方向を変えるために、少なくとも1つの留め付け位置の周囲を取り囲む、項目9に記載の平面位置決めシステム。
(項目18)
前記移動及び拘束ケーブルは、前記一対の線状キャリッジ及び前記出力部材上の複数のガイドを使用して、前記一対の線状キャリッジ及び前記出力部材を介して延在している、項目1に記載の平面位置決めシステム。
(項目19)
前記複数のガイドは、前記移動ケーブル及び前記拘束ケーブルが他の拘束ケーブルを干渉することなく通過することを可能にするための、種々のレベルで位置付けられたプーリである、項目18に記載の平面位置決めシステム。
(項目20)
前記一対のy座標線状キャリッジ及び前記一対のx座標線状キャリッジのための前記ガイド機構は、複数の線状レールである、項目1に記載の平面位置決めシステム。
(項目21)
少なくとも一対の前記移動及び拘束ケーブルは、前記一対のy座標線状キャリッジ及び前記一対のx座標線状キャリッジに対するxy平面において、前記出力部材を動かすための駆動ケーブルである、項目1に記載の位置決めシステム。
(項目22)
出力部材を位置決めする方法であって、
一対のy座標線状キャリッジを使用してy方向に沿って該出力部材を拘束することであって、該y座標線状キャリッジはそれぞれ、線状レールに沿って移動可能であり、該線状キャリッジは、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより、同期して動かされる、ことと、
一対のx座標線状キャリッジを使用してx方向に沿って該出力部材を拘束することであって、該x座標線状キャリッジはそれぞれ、線状レールに沿って移動可能であり、該線状キャリッジは、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより、同期して動かされる、ことと、
該一対の座標線状キャリッジのうちの1つを使用してxy方向に沿って該出力部材を拘束することであって、偶力は、該出力部材上の少なくとも2つの場所において方向を変える少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより提供される、ことと
を含む、方法。
(項目23)
前記一対のx座標線状キャリッジを使用してxz方向に沿って前記出力部材を拘束することであって、偶力は、前記出力部材上の少なくとも2つの場所において、前記x方向及びz方向の両方における方向を変える少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより提供される、ことと、前記一対のy座標線状キャリッジを使用してyz方向に沿って前記出力部材を拘束することであって、偶力は、前記出力部材上の少なくとも2つの場所において、前記y方向及びz方向の両方における方向を変える少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより提供される、こととを更に含む、項目22に記載の位置決め方法。
(項目24)
抑制機構は、z方向における前記出力部材の移動を抑制するための機構を更に含む、項目22に記載の出力の位置決め方法。
(項目25)
前記z方向における前記出力部材の移動を抑制するための前記機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、出力部材に回転可能に搭載されたケーブル取込み及び解放装置を含み、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、該一対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面内の1つの方向における該出力部材の移動を制限するために同等である、項目24に記載の方法。
(項目26)
z平面における前記出力部材の移動を抑制するための前記機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、前記出力部材に回転可能に搭載された第2のケーブル取込み及び解放装置を含み、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、二対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面における前記出力部材の移動を制限するために同等である、項目24に記載の方法。
(項目27)
前記移動及び拘束ケーブルの回収及び分配は、前記出力部材がz平面において維持されるように、前記ケーブルの伸長及び短縮の速度に丁寧に等しい、項目24に記載の方法。
(項目28)
プロファイルsの弧長は、
(式中、αは、拘束装置が回転する角度である)によって自由ケーブル長Lに関係する、項目24に記載の方法。
(項目29)
位置決めシステムのための拘束装置であって、
一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、回転可能に搭載されたケーブル取込み及び解放装置を備え、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、該一対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面内の1つの方向における出力部材の移動を制限するために同等である、拘束装置。
(項目30)
一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、回転可能に搭載された第2のケーブル取込み及び解放装置を更に備え、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、二対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面における前記出力部材の移動を制限するために同等である、項目29に記載の拘束装置。
(項目31)
前記出力部材は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、出力部材に回転可能に搭載された少なくとも3つのケーブル取込み及び解放装置を有し、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、前記出力部材の移動を制限するために同等である、項目29に記載の拘束装置。
(項目32)
前記移動及び拘束ケーブルの回収及び分配は、前記出力部材がz平面において維持されるように、ケーブルの伸長及び短縮の速度に丁寧に等しい、項目29に記載の拘束装置。
(項目33)
プロファイルsの弧長は、
(式中、αは、前記拘束装置が回転する角度である)によって自由ケーブル長Lに関係する、項目28に記載の拘束装置。
(項目34)
前記ケーブル取込み及び解放装置は、前記出力部材に回転可能に搭載されている、項目29に記載の拘束装置。
(項目35)
前記ケーブル取込み及び解放装置は、同期要素に回転可能に搭載されている、項目29に記載の拘束装置。
(項目36)
拘束装置であって、
出力点を含有する出力部材と、
ベース面と、
該出力部材から該ベース面に向かって種々の方向に延在している一対の長さのケーブルであって、それぞれのケーブルは、引張状態にある、一対の長さのケーブルと
を備え、
それぞれの長さのケーブルは、少なくとも1つのスプールに部分的に巻き取られており、
動きの規定範囲内における該出力点のそれぞれの位置に対して、該ベース面から該出力点までの最大距離が拘束され、
該動きの範囲内における該ベース面から該出力点までの最大距離の点のセットは、軌跡を画定し、
スプールの回転軸を中心とするそれぞれのスプールの回転は、該軌跡に沿う該出力点の位置の関数である、拘束装置。
(項目37)
前記軌跡は、直線である、項目36に記載の拘束装置。
(項目38)
前記軌跡は、前記ベース面に平行な直線である、項目36に記載の拘束装置。
(項目39)
出力部材のための平面位置決めシステムであって、
一対のy座標線状キャリッジと、
一対のx座標線状キャリッジと、
該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジのためのガイド機構と、
出力を駆動させるための、該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジから該出力部材まで引張状態で延在している複数の移動及び拘束ケーブルであって、該一対のx座標線状キャリッジ及び該出力部材は、x方向に同期して動き、該一対のy座標線状キャリッジ及び該出力部材は、y方向に同期して動く、複数の移動及び拘束ケーブルと、
正及び負のz方向のうちの少なくとも一方における該出力部材の移動を抑制するための抑制機構と
を備える、平面位置決めシステム。
(項目40)
前記出力部材の移動を抑制するための前記抑制機構は、前記z方向における移動を抑制する、項目39に記載の平面位置決めシステム。
(項目41)
出力部材のための平面位置決めシステムであって、
一対のy座標線状キャリッジと、
一対のx座標線状キャリッジと、
該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジのためのガイド機構と、
出力を駆動させるための、該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジから該出力部材まで引張状態で延在している複数の移動及び拘束ケーブルであって、該一対のx座標線状キャリッジ及び該出力部材は、x方向に同期して動き、該一対のy座標線状キャリッジ及び該出力部材は、y方向に同期して動く、複数の移動及び拘束ケーブルと、
少なくとも1つの回転方向における該出力部材の移動を抑制するための抑制機構と
を備える、平面位置決めシステム。
(項目42)
前記抑制機構は、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルが前記出力部材上の少なくとも2つの場所において方向を変える、偶力を形成する、項目41に記載の出力部材のための平面位置決めシステム。
(項目43)
x方向における出力部材の移動のための拘束システムであって、該拘束システムは、
前記x方向における出力部材の進行を越えて概ね位置する一対の留め付け端部と、
該留め付け端部のそれぞれから該出力部材に向かって延在している複数の移動及び拘束ケーブルであって、該留め付け端部のうちの一方からの該複数の移動及び拘束ケーブルのうちの1本、及び該留め付け端部のうちの他方からの該複数の移動及び拘束ケーブルのうちの1本は、一対の複数の移動及び拘束ケーブルを形成している、複数の移動及び拘束ケーブルと、
出力部材に回転可能に搭載された複数のケーブル取込み及び解放装置を有する該出力部材であって、それぞれのケーブル取込み及び解放装置は、複数の一対の移動及び拘束ケーブルのうちの一対のうちの一方を受け入れ、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、少なくとも1つの非x方向における該出力部材の移動を制限するために同等である、該出力部材と
を備える、拘束システム。
(項目44)
前記出力部材は、前記x方向に沿う少なくとも2つの別の場所において、ケーブル取込み及び解放装置を有する、項目43に記載のx方向における出力部材の移動のための拘束システム。
(項目45)
前記拘束システムは、
それぞれ少なくとも3つの留め付け位置を有する一対の留め付けシステムと、
前記留め付け端部のそれぞれから、前記出力部材に向かって延在している前記複数の移動及び拘束ケーブルであって、少なくとも三対の移動及び拘束ケーブルを含む、前記複数の移動及び拘束ケーブルと、
yz平面において、前記出力部材に回転可能に搭載された少なくとも3つの複数のケーブル取込み及び解放装置を有する前記出力部材と
を備える、項目43に記載のx方向における出力部材の移動のための拘束システム。
(項目46)
前記拘束システムは、
それぞれ少なくとも3つの留め付け位置を有する一対の留め付けシステムと、
前記留め付け端部のそれぞれから前記出力部材に向かって延在している前記複数の移動及び拘束ケーブルであって、少なくとも四対の移動及び拘束ケーブルを含む、前記複数の移動及び拘束ケーブルと、
yz平面において、前記出力部材に回転可能に搭載された少なくとも4つの複数のケーブル取込み及び解放装置を有する前記出力部材と
を備える、項目43に記載のx方向における出力部材の移動のための拘束システム。
(項目47)
前記拘束システムは、前記x方向に沿う少なくとも2つの別の場所において、ケーブル取込み及び解放装置を有する出力部材を備える、項目46に記載のx方向における出力部材の移動のための拘束システム。

Claims (47)

  1. 出力部材のための平面位置決めシステムであって、
    一対のy座標線状キャリッジと、
    一対のx座標線状キャリッジと、
    該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジのためのガイド機構と、
    該出力部材を駆動させるための、該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジから該出力部材まで延在している複数の移動及び拘束ケーブルであって、該一対のx座標線状キャリッジ及び該出力部材は、x方向に同期して動き、該一対のy座標線状キャリッジ及び該出力部材は、y方向に同期して動く、複数の移動及び拘束ケーブルと、
    該x方向及び該y方向以外の更なる自由度において該出力部材を抑制するための抑制機構と
    を備える、平面位置決めシステム。
  2. 前記複数の移動及び拘束ケーブルは、出力を駆動させるために、前記一対のy座標線状キャリッジ及び前記一対のx座標線状キャリッジから前記出力部材まで引張状態で延在している、請求項1に記載の平面位置決めシステム。
  3. 前記抑制機構は、正及び負のz方向のうちの少なくとも一方における前記出力部材の移動を抑制する、請求項1に記載の平面位置決めシステム。
  4. 前記抑制機構は、前記z方向における前記出力部材の移動を抑制する、請求項3に記載の平面位置決めシステム。
  5. 前記z方向における前記出力部材の移動を抑制するための前記抑制機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、前記出力部材に回転可能に搭載されたケーブル取込み及び解放装置を含み、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、該一対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面内の1つの方向における前記出力部材の移動を制限するために同等である、請求項3に記載の平面位置決めシステム。
  6. 前記z方向における前記出力部材の移動を抑制するための前記抑制機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、前記出力部材に回転可能に搭載された第2のケーブル取込み及び解放装置を含み、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、二対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面における前記出力部材の移動を制限するために同等である、請求項3に記載の平面位置決めシステム。
  7. 前記移動及び拘束ケーブルの回収及び分配は、前記出力部材がz平面において維持されるように、ケーブルの伸長及び短縮の速度に丁寧に等しい、請求項3に記載の平面位置決めシステム。
  8. プロファイルsの弧長は、
    (式中、αは、拘束装置が回転する角度である)によって自由ケーブル長Lに関係する、請求項3に記載の平面位置決めシステム。
  9. 前記抑制機構は、少なくとも1つの回転度における前記出力部材の移動を抑制する、請求項1に記載の平面位置決めシステム。
  10. 前記抑制機構は、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルが前記出力部材上の少なくとも2つの場所において方向を変える、偶力を形成する、請求項9に記載の平面位置決めシステム。
  11. 前記抑制機構は、3つの回転度における前記出力部材の移動を抑制する、請求項9に記載の平面位置決めシステム。
  12. 前記一対のy座標線状キャリッジ及び前記一対のx座標線状キャリッジのための前記ガイド機構は、複数の線状レールである、請求項11に記載の平面位置決めシステム。
  13. 前記抑制機構は、正及び負のz方向のうちの少なくとも一方における前記出力部材の移動を抑制する、請求項11に記載の平面位置決めシステム。
  14. 前記抑制機構は、z方向における前記出力部材の移動を抑制し、保持する、請求項11に記載の平面位置決めシステム。
  15. z平面における前記出力部材の移動を抑制するための前記抑制機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、前記出力部材に回転可能に搭載されたケーブル取込み及び解放装置であって、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、該一対の移動及び拘束ケーブルにより画定される平面内の1つの方向における前記出力部材の移動を制限するために同等である、ケーブル取込み及び解放装置と、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、前記出力部材に回転可能に搭載された第2のケーブル取込み及び解放装置であって、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、二対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面における前記出力部材の移動を制限するために同等である、第2のケーブル取込み及び解放装置とを含む、請求項14に記載の平面位置決めシステム。
  16. 前記複数の移動及び拘束ケーブルのうちの少なくとも4本は、前記ケーブルを引張状態に維持するために、留め付けシステムに固定されている、請求項9に記載の平面位置決めシステム。
  17. 前記複数の移動及び拘束ケーブルのうちの少なくとも4本は、閉鎖ループであり、方向を変えるために、少なくとも1つの留め付け位置の周囲を取り囲む、請求項9に記載の平面位置決めシステム。
  18. 前記移動及び拘束ケーブルは、前記一対の線状キャリッジ及び前記出力部材上の複数のガイドを使用して、前記一対の線状キャリッジ及び前記出力部材を介して延在している、請求項1に記載の平面位置決めシステム。
  19. 前記複数のガイドは、前記移動ケーブル及び前記拘束ケーブルが他の拘束ケーブルを干渉することなく通過することを可能にするための、種々のレベルで位置付けられたプーリである、請求項18に記載の平面位置決めシステム。
  20. 前記一対のy座標線状キャリッジ及び前記一対のx座標線状キャリッジのための前記ガイド機構は、複数の線状レールである、請求項1に記載の平面位置決めシステム。
  21. 少なくとも一対の前記移動及び拘束ケーブルは、前記一対のy座標線状キャリッジ及び前記一対のx座標線状キャリッジに対するxy平面において、前記出力部材を動かすための駆動ケーブルである、請求項1に記載の位置決めシステム。
  22. 出力部材を位置決めする方法であって、
    一対のy座標線状キャリッジを使用してy方向に沿って該出力部材を拘束することであって、該y座標線状キャリッジはそれぞれ、線状レールに沿って移動可能であり、該線状キャリッジは、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより、同期して動かされる、ことと、
    一対のx座標線状キャリッジを使用してx方向に沿って該出力部材を拘束することであって、該x座標線状キャリッジはそれぞれ、線状レールに沿って移動可能であり、該線状キャリッジは、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより、同期して動かされる、ことと、
    該一対の座標線状キャリッジのうちの1つを使用してxy方向に沿って該出力部材を拘束することであって、偶力は、該出力部材上の少なくとも2つの場所において方向を変える少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより提供される、ことと
    を含む、方法。
  23. 前記一対のx座標線状キャリッジを使用してxz方向に沿って前記出力部材を拘束することであって、偶力は、前記出力部材上の少なくとも2つの場所において、前記x方向及びz方向の両方における方向を変える少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより提供される、ことと、前記一対のy座標線状キャリッジを使用してyz方向に沿って前記出力部材を拘束することであって、偶力は、前記出力部材上の少なくとも2つの場所において、前記y方向及びz方向の両方における方向を変える少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルにより提供される、こととを更に含む、請求項22に記載の位置決め方法。
  24. 抑制機構は、z方向における前記出力部材の移動を抑制するための機構を更に含む、請求項22に記載の出力の位置決め方法。
  25. 前記z方向における前記出力部材の移動を抑制するための前記機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、出力部材に回転可能に搭載されたケーブル取込み及び解放装置を含み、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、該一対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面内の1つの方向における該出力部材の移動を制限するために同等である、請求項24に記載の方法。
  26. z平面における前記出力部材の移動を抑制するための前記機構は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、前記出力部材に回転可能に搭載された第2のケーブル取込み及び解放装置を含み、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、二対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面における前記出力部材の移動を制限するために同等である、請求項24に記載の方法。
  27. 前記移動及び拘束ケーブルの回収及び分配は、前記出力部材がz平面において維持されるように、前記ケーブルの伸長及び短縮の速度に丁寧に等しい、請求項24に記載の方法。
  28. プロファイルsの弧長は、
    (式中、αは、拘束装置が回転する角度である)によって自由ケーブル長Lに関係する、請求項24に記載の方法。
  29. 位置決めシステムのための拘束装置であって、
    一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、回転可能に搭載されたケーブル取込み及び解放装置を備え、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、該一対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面内の1つの方向における出力部材の移動を制限するために同等である、拘束装置。
  30. 一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、回転可能に搭載された第2のケーブル取込み及び解放装置を更に備え、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、二対の移動及び拘束ケーブルにより概ね画定される平面における前記出力部材の移動を制限するために同等である、請求項29に記載の拘束装置。
  31. 前記出力部材は、一対の移動及び拘束ケーブルを受け入れるために、出力部材に回転可能に搭載された少なくとも3つのケーブル取込み及び解放装置を有し、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、前記出力部材の移動を制限するために同等である、請求項29に記載の拘束装置。
  32. 前記移動及び拘束ケーブルの回収及び分配は、前記出力部材がz平面において維持されるように、ケーブルの伸長及び短縮の速度に丁寧に等しい、請求項29に記載の拘束装置。
  33. プロファイルsの弧長は、
    (式中、αは、前記拘束装置が回転する角度である)によって自由ケーブル長Lに関係する、請求項28に記載の拘束装置。
  34. 前記ケーブル取込み及び解放装置は、前記出力部材に回転可能に搭載されている、請求項29に記載の拘束装置。
  35. 前記ケーブル取込み及び解放装置は、同期要素に回転可能に搭載されている、請求項29に記載の拘束装置。
  36. 拘束装置であって、
    出力点を含有する出力部材と、
    ベース面と、
    該出力部材から該ベース面に向かって種々の方向に延在している一対の長さのケーブルであって、それぞれのケーブルは、引張状態にある、一対の長さのケーブルと
    を備え、
    それぞれの長さのケーブルは、少なくとも1つのスプールに部分的に巻き取られており、
    動きの規定範囲内における該出力点のそれぞれの位置に対して、該ベース面から該出力点までの最大距離が拘束され、
    該動きの範囲内における該ベース面から該出力点までの最大距離の点のセットは、軌跡を画定し、
    スプールの回転軸を中心とするそれぞれのスプールの回転は、該軌跡に沿う該出力点の位置の関数である、拘束装置。
  37. 前記軌跡は、直線である、請求項36に記載の拘束装置。
  38. 前記軌跡は、前記ベース面に平行な直線である、請求項36に記載の拘束装置。
  39. 出力部材のための平面位置決めシステムであって、
    一対のy座標線状キャリッジと、
    一対のx座標線状キャリッジと、
    該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジのためのガイド機構と、
    出力を駆動させるための、該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジから該出力部材まで引張状態で延在している複数の移動及び拘束ケーブルであって、該一対のx座標線状キャリッジ及び該出力部材は、x方向に同期して動き、該一対のy座標線状キャリッジ及び該出力部材は、y方向に同期して動く、複数の移動及び拘束ケーブルと、
    正及び負のz方向のうちの少なくとも一方における該出力部材の移動を抑制するための抑制機構と
    を備える、平面位置決めシステム。
  40. 前記出力部材の移動を抑制するための前記抑制機構は、前記z方向における移動を抑制する、請求項39に記載の平面位置決めシステム。
  41. 出力部材のための平面位置決めシステムであって、
    一対のy座標線状キャリッジと、
    一対のx座標線状キャリッジと、
    該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジのためのガイド機構と、
    出力を駆動させるための、該一対のy座標線状キャリッジ及び該一対のx座標線状キャリッジから該出力部材まで引張状態で延在している複数の移動及び拘束ケーブルであって、該一対のx座標線状キャリッジ及び該出力部材は、x方向に同期して動き、該一対のy座標線状キャリッジ及び該出力部材は、y方向に同期して動く、複数の移動及び拘束ケーブルと、
    少なくとも1つの回転方向における該出力部材の移動を抑制するための抑制機構と
    を備える、平面位置決めシステム。
  42. 前記抑制機構は、少なくとも一対の移動及び拘束ケーブルが前記出力部材上の少なくとも2つの場所において方向を変える、偶力を形成する、請求項41に記載の出力部材のための平面位置決めシステム。
  43. x方向における出力部材の移動のための拘束システムであって、該拘束システムは、
    前記x方向における出力部材の進行を越えて概ね位置する一対の留め付け端部と、
    該留め付け端部のそれぞれから該出力部材に向かって延在している複数の移動及び拘束ケーブルであって、該留め付け端部のうちの一方からの該複数の移動及び拘束ケーブルのうちの1本、及び該留め付け端部のうちの他方からの該複数の移動及び拘束ケーブルのうちの1本は、一対の複数の移動及び拘束ケーブルを形成している、複数の移動及び拘束ケーブルと、
    出力部材に回転可能に搭載された複数のケーブル取込み及び解放装置を有する該出力部材であって、それぞれのケーブル取込み及び解放装置は、複数の一対の移動及び拘束ケーブルのうちの一対のうちの一方を受け入れ、第1の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第1の取込み速度と、第2の移動及び拘束ケーブルの該取込み及び解放装置のうちの第2の解放速度とは、少なくとも1つの非x方向における該出力部材の移動を制限するために同等である、該出力部材と
    を備える、拘束システム。
  44. 前記出力部材は、前記x方向に沿う少なくとも2つの別の場所において、ケーブル取込み及び解放装置を有する、請求項43に記載のx方向における出力部材の移動のための拘束システム。
  45. 前記拘束システムは、
    それぞれ少なくとも3つの留め付け位置を有する一対の留め付けシステムと、
    前記留め付け端部のそれぞれから、前記出力部材に向かって延在している前記複数の移動及び拘束ケーブルであって、少なくとも三対の移動及び拘束ケーブルを含む、前記複数の移動及び拘束ケーブルと、
    yz平面において、前記出力部材に回転可能に搭載された少なくとも3つの複数のケーブル取込み及び解放装置を有する前記出力部材と
    を備える、請求項43に記載のx方向における出力部材の移動のための拘束システム。
  46. 前記拘束システムは、
    それぞれ少なくとも3つの留め付け位置を有する一対の留め付けシステムと、
    前記留め付け端部のそれぞれから前記出力部材に向かって延在している前記複数の移動及び拘束ケーブルであって、少なくとも四対の移動及び拘束ケーブルを含む、前記複数の移動及び拘束ケーブルと、
    yz平面において、前記出力部材に回転可能に搭載された少なくとも4つの複数のケーブル取込み及び解放装置を有する前記出力部材と
    を備える、請求項43に記載のx方向における出力部材の移動のための拘束システム。
  47. 前記拘束システムは、前記x方向に沿う少なくとも2つの別の場所において、ケーブル取込み及び解放装置を有する出力部材を備える、請求項46に記載のx方向における出力部材の移動のための拘束システム。
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