JP2017518156A5

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Publication number: JP2017518156A5
Application number: JP2017517425A
Authority: JP
Filing date: 2015-06-11
Publication date: 2019-07-18
Anticipated expiration: 2035-06-11

Claims

遠位端（７）を介して患者の気道に接続され、近位端（６）を介して患者の呼吸器系を外部に接続する主要通路（５）（２０７）を形成する管状要素（４）と、少なくとも１つの補助通路（８）（２０９）とを含み、この補助通路の１つ／複数の遠位側の排出口（１７）を通じて患者の換気用の呼吸可能ガスの噴流を注入でき、上記排出口（１７）は主要通路の遠位端の付近で主要通路内へに開口し、主要通路の内部に向かう上記の呼吸可能ガスの噴流を遠位端に向かって所定の傾斜に従って偏向させる偏向手段（１４ｂ）（１４ａ）をさらに含む、患者用の呼吸補助機器（１）において、
上記主要通路（５）（２０７）と同軸の内管（５０）をさらに含み、
この内管（５０）は管状要素（４）の遠位端の方向を向いた遠位端と近位端の方向を向いた近位端とを有し、上記呼吸補助機器の遠位端と近位端との間の最大の長さに沿って延びる所定の長さを有し、
上記内管（５０）は偏向された上記呼吸可能ガスの噴流の軸線と交差し、上記呼吸可能ガスの噴流と内管（５０）とが交わる領域において主要通路の中心に向かう上記呼吸可能ガスの噴流の遮断手段を形成し、
上記内管（５０）は中空で且つ主要通路（５）（２０７）の遠位端および近位端で開放されていて、主要通路内を循環する患者の呼吸ガスのバイパスを形成する、
ことを特徴とする、呼吸補助機器（１）。
前記内管（５０）が、内管（５０）の外面と管状要素（４）の内面との間に半径方向に延びるフィン（５１）によって主要通路（５）（２０７）内に同軸に保持され、前記フィン（５１）は偏向された上記呼吸可能ガスの噴流の領域にはない、請求項１に記載の機器。
前記フィン（５１）と前記内管（５０）とが一体部品を形成し、この一体部品を管状要素（４）内に挿入するか、管状本体（５５）内に挿入し、この管状本体（５５）自体は記管状要素（４）内に挿入する、請求項２に記載の機器。
フィン（５１）と内管（５０）とを有する前記一体部品を管状要素（４）内に管状要素（４）の前記近位端から導入し、前記フィン（５１）が管状要素（４）の前記近位端の側にのみ配置され且つ主要通路（４）を閉塞する障害物を形成する、請求項３に記載の機器。
フィン（５１）と内管（５０）とを有する前記一体部品が前記フィン（５１）の半径方向の周辺部の円形リング（５６）であり、この円形リング（５６）の外面は管状要素（４）の前記内面と接触するか、管状要素（４）内に挿入される管状本体（５５）の内面と接触する、請求項３または４に記載の機器。
管状要素（４）が単独で前記補助通路の少なくとも一部を形成する構造的要素を形成するか、円形リング（５６）または管状本体（５５）と一緒になって形成する、請求項５に記載の機器。
円形リング（５６）または管状本体（５５）が単独で前記補助通路および前記補助通路の遠位端の排出口（１７）の一部を形成するか、管状要素（４）の他の構造的要素と一緒になって形成する、請求項５に記載の機器。
前記補助通路の前記遠位端の排出口（１７）が点状であり、環状もしくは半環状のバンド型である、請求項１〜７の何れか一項に記載の機器。
内管（５０）の前記遠位端が主要通路（５）（２０７）内の前記呼吸補助機器（１）の遠位端の所で終了し、内管（５０）の前記近位端が主要通路（５）（２０７）内の前記呼吸補助機器（１）の近位端の所で終了する、請求項１〜８の何れか一項に記載の機器。
患者の呼気および吸気を補助することを可能にする対向デュアルフロー型である請求項１〜９の何れか一項に記載の機器であって、前記主要通路遠位端の前記呼吸可能ガスの噴流の第一の補助通路（８．１）とは独立した加圧ガスの供給源に接続された少なくとも１つの追加の補助通路（８．２）を含み、この少なくとも１つの追加の補助通路（８．２）は前記主要通路の前記近位端の付近で前記主要通路中に開口し、前記追加の補助通路のそれぞれの少なくとも近位端はそれらの近位側排出口を通じて前記主要通路内に開口し且つ主要通路と平行であり、対応する追加の補助通路の反対側の各近位側排出口には主要通路の内部に向かう呼吸可能ガスの噴流を偏向して主要通路の近位端の噴流を形成する偏向手段が設けられ、前記主要通路遠位端の前記噴流と前記主要通路近位端の前記噴流とに対応するそれぞれ偏向された噴流の２つの領域の各々に噴流遮断・バイパス用の内管を有し、この内管は前記２つの領域に共通な一つの管となるか、各領域が独自の内管となるように延びている、ことを特徴とする機器。
吸気の開始時の吸気の間だけ吸気ガスの通過を制止して心臓に向かう静脈還流に有利な胸郭内圧力を低下させる、外部からの吸気ガスが弁を有する呼吸装置を装着した患者へ進入するのを制止する制止手段をさらに含み、この制止手段は第一および第二の通常閉の弁が設けられた中空の本体を含み、第一の弁は、過圧／逆圧が患者の気道から生じている間に、特に胸郭の圧縮中に自発的に直ちに開くようになされ、これに対して、第二の弁は、前記過圧／逆圧以外の時に自発的に、徐々に開くようになされ、中空本体は、機器の管状要素の近位端に配置されていることとを特徴とする請求項１〜１０の何れか一項に記載の機器。
主要通路野内部に機器を通過するガス流の方向および強度の視覚的表示器を内部に含み、この前記表示器はプラスチック材料で作られた柔軟なストリップであり、このストリップの２つの端の一方が前記内管の上記フィンの一つに固定されている請求項２に記載の機器。
請求項１〜１２の何れか一項に記載の機器を各鼻腔用に含む、患者用の鼻用呼吸補助装置（１００）であって、前記機器には２つの呼吸可能ガスが平行して供給され、各機器は、主要通路であって、その遠位端により、前記患者の呼吸器系に前記患者の鼻腔の一方を通じて接続されるように意図される主要通路を形成する管状要素を含み、前記主要通路はその近位端により前記患者の前記呼吸器系を外部に接続し、前記機器は、少なくとも１つの補助通路であって、前記患者の換気用として意図される呼吸可能ガスの噴流を前記補助通路の遠位側排出口を通じて注入できるようにし、前記排出口が前記主要通路内へと、前記主要通路の前記遠位端の付近で開放する、少なくとも１つの補助通路と、前記ガスの噴流を前記主要通路の前記内部に向かって偏向できる偏向手段とをさらに含むことと、前記鼻用呼吸補助装置（１００）が、前記機器の各々のために噴流遮断およびバイパス内管を含むこととを特徴とする、鼻用呼吸補助装置（１００）。
請求項１〜１２の何れか一項に記載の機器が設けられることを特徴とする呼吸補助マスク（２３）（２０１）。