本開示は、多くの場合乳がんまたは卵巣がんの予防または処置のための、乳がんワクチンおよび卵巣がんワクチンの組成物を提供する。本開示は、対象に乳がんワクチンまたは卵巣がんワクチンを投与する方法をさらに提供する。本明細書に提供されている組成物は、乳がんまたは卵巣がんの予防または処置のための本明細書に提供されている方法と組み合わせて使用することができる。
一部の例では、組成物は、乳がんまたは卵巣がん抗原のエピトープであって、対象における免疫原性応答を誘発することができるエピトープをコードする核酸の配列、本明細書に記載されている配列を含有するプラスミド、アジュバント、医薬担体および医薬組成物との使用に適した不活性化学物質を含むことができる。乳がんまたは卵巣がん抗原は、乳がんまたは卵巣がんを有し得るまたはこれを発症し得る対象において発現される任意の抗原のうち少なくとも1種であり得る。多くの場合、乳がんまたは卵巣がん抗原は、乳がん細胞、卵巣がん細胞および/または乳がんもしくは卵巣がん幹細胞(CSC)等の組織によって発現される。CSCは、自己再生、制御されない成長および薬物抵抗性の可能性を示すことができる。一部の例では、CSCは、タンパク質(例えば、抗原)を発現することができ、例えば、CSCによるタンパク質(例えば、抗原)の発現のレベルは、上方調節(例えば、所定の量と比べて増加された発現)または下方調節(例えば、所定の量と比べて減少された発現)することができる。一部の例では、正常組織または細胞と比較してCSCによって上方調節されるタンパク質は、乳がんまたは卵巣がんの発症および/または進行に関与し得る。例えば、本明細書に記載されている組成物および方法を使用して、タンパク質を同定し、抗原のエピトープを標的化することができる。
一部の例では、乳がんまたは卵巣がん抗原の1種のエピトープを組成物において使用することができる。他の例では、乳がんまたは卵巣がん抗原の1種を超えるエピトープを組成物において使用することができる。他の例では、2種を超える抗原、3種を超える、4種を超える、5種を超える、6種を超える、7種を超える、8種を超える、9種を超える、10種を超える、15種を超える、20種を超える、25種を超えるまたは30種を超える乳がんまたは卵巣がん抗原を組成物において使用することができる。一部の例では、抗原は、同じであり得る。他の例では、抗原は、異なり得る。本明細書に記載されている乳がんまたは卵巣がんワクチンの組成物は、乳がんまたは卵巣がんの予防のために製剤化することができる。例えば、予防組成物は、タンパク質の異常(例えば、上方調節された)発現を有する細胞(例えば、乳房CSCまたは卵巣CSC等のCSC)を排除して、乳がんまたは卵巣がんを予防することができる。
一部の例では、エピトープ(単数および/または複数)は、同じ乳がんまたは卵巣がん抗原に存在することができる、あるいはエピトープ(単数および/または複数)は、異なる乳がんまたは卵巣がん抗原に存在することができる。一部の例では、乳がんまたは卵巣がん抗原における1種のエピトープを組成物において使用することができる。他の例では、乳がんまたは卵巣がん抗原における1種を超えるエピトープ、乳がんまたは卵巣がん抗原における2種を超える抗原、3種を超える、4種を超える、5種を超える、6種を超える、7種を超える、8種を超える、9種を超える、10種を超える、15種を超える、20種を超える、25種を超えるまたは30種を超えるエピトープを組成物において使用することができる。
本明細書に記載されている組成物および方法は、対象における免疫応答を誘発することができる。免疫応答は、組成物(例えば、ワクチン)における抗原のエピトープに対する免疫応答であり得る。免疫系が、対象におけるワクチンの抗原を含有するものを検出および破壊できるように、ワクチンは、対象の免疫系を武装させる。本明細書に記載されている組成物および方法は、対象における1型(Th1)免疫応答を誘発することができる。Th1免疫応答は、免疫細胞のサブセット(例えば、抗原特異的T細胞)による炎症性サイトカイン(例えば、IFNγ、TNFα)の分泌を含むことができる。一部の例では、炎症性サイトカインは、対象における抗原を含有するものを破壊することができる免疫細胞の別のサブタイプ(例えば、細胞傷害性T細胞)を活性化する。
腫瘍抗原からエピトープおよび結合ペプチドを同定するための本明細書に記載されているスクリーニング方法を使用して、Th1免疫応答の誘導に関して複数の抗原のエピトープをスクリーニングすることができる。例えば、スクリーニング方法は、本明細書に記載されているCSC(例えば、乳房CSCまたは卵巣CSC)抗原を含む、乳がんまたは卵巣がん抗原に対しTh1応答を誘発する(例えば、Th1サイトカインの分泌を優先的に引き起こす)少なくとも1種の腫瘍抗原からエピトープを同定することができる。
一部の例では、本明細書に記載されている組成物および方法において使用されるエピトープおよび/または抗原は、対象の免疫系によって認識されて、Th1免疫応答を誘発し、I型サイトカインを放出することができる。Th1応答は、エピトープおよびT細胞、より詳細には、T細胞によって発現される主要組織適合複合体(MHC)の間の相互作用によって惹起され得る。例えば、MHC受容体へのエピトープの高親和性結合は、Th1応答を刺激することができる。MHC受容体は、複数の種類のMHC受容体のうち少なくとも1種であり得る。T細胞において会合されたMHC受容体は、集団における個体にわたって変動し得る。
本明細書に記載されている組成物は、抗原のエピトープをコードする核酸に加えて追加的な構成成分を含むことができる。一部の例では、組成物は、少なくとも1種のアジュバントを含むことができる。一部の例では、組成物は、少なくとも1種の医薬担体を含むことができる。一部の例では、組成物は、医薬組成物との使用に適した少なくとも1種の不活性化学物質を含むことができる。一部の例では、組成物は、少なくとも1種のアジュバントおよび少なくとも1種の医薬担体を含むことができる。一部の例では、組成物は、少なくとも1種のアジュバントおよび医薬組成物との使用に適した少なくとも1種の不活性化学物質を含むことができる。一部の例では、組成物は、医薬組成物との使用に適した少なくとも1種の不活性化学物質および医薬担体を含むことができる。一部の例では、組成物は、複数のアジュバント、複数の医薬担体および医薬組成物との使用に適した複数の不活性化学物質を含有することができる。
一部の例では、1種のアジュバントを組成物において使用することができる。他の例では、1種を超えるアジュバント、2種を超えるアジュバント、3種を超えるアジュバント、4種を超えるアジュバント、5種を超えるアジュバント、6種を超えるアジュバント、7種を超えるアジュバント、8種を超えるアジュバント、9種を超えるアジュバントまたは10種を超えるアジュバントを組成物において使用することができる。一部の例では、1種の医薬担体を組成物において使用することができる。他の例では、1種を超える医薬担体、2種を超える医薬担体、3種を超える医薬担体、4種を超えるアジュバント、5種を超える医薬担体、6種を超える医薬担体、7種を超える医薬担体、8種を超える医薬担体、9種を超える医薬担体または10種を超える医薬担体を組成物において使用することができる。一部の例では、1種の化学物質を組成物において使用することができる。他の例では、1種を超える化学物質、2種を超える化学物質、3種を超える化学物質、4種を超える化学物質、5種を超える化学物質、6種を超える化学物質、7種を超える化学物質、8種を超える化学物質、9種を超える化学物質または10種を超える化学物質を組成物において使用することができる。
本開示は、対象に乳がんまたは卵巣がんワクチンを投与する方法についてさらに記載する。一部の例では、方法は、これらの抗原を標的とするプラスミドに基づくワクチンを構築するステップと、ワクチンの投与が、安全、免疫原性および乳がん発症の予防に有効であるか決定するステップとを含むことができる。例えば、組成物は、複数抗原Th1ポリエピトーププラスミドに基づくワクチンであり得る。一部の例では、方法は、少なくとも1種の臨床治験を行って、乳がんまたは卵巣がんを有する対象におけるプラスミドに基づくワクチンの安全性および免疫原性を決定するステップを含むことができる。例えば、抗原は、CSC(例えば、乳房CSCまたは卵巣CSC)によって発現され得るもしくはこれに関連し得る、および/または上皮細胞から間葉系細胞(EMT)への細胞の移行に関連し得る。一部の例では、組成物のエピトープは、抗原に由来することができ、エピトープは、対象におけるTh1免疫応答を誘発することができる。例えば、Th1免疫応答は、免疫細胞、多くの場合、CD4+T細胞を含むことができる。一部の例では、組成物は、1種を超える抗原または抗原の1種を超えるエピトープをコードする核酸を含み得る核酸(例えば、プラスミドに基づくワクチン)であり得る。一部の例では、方法を使用して、本明細書に記載されている組成物が、複数の生物、例えば、遺伝的に類似の齧歯類(例えば、マウス)を使用した、遺伝的に多様な齧歯類(例えば、マウス)を使用したがん(例えば、乳がんまたは卵巣がん)のモデル、および乳がんまたは卵巣がんを有しても有さなくてもよい対象における乳がんまたは卵巣がんの発症を予防するか決定することができる。一部の事例では、がんは、乳がんであり得る。一部の例では、乳がんは、トリプルネガティブ乳がん(TNBC)であり得る。
抗原の同定
本明細書に記載されている組成物および方法は、医薬組成物(例えば、ワクチン)における乳がんまたは卵巣がん抗原の同定および遺伝子操作を含む。当業者に公知のいかなる技法を使用して、乳がんまたは卵巣がんを有する対象によって発現される抗原を同定してもよいが、例示的な例では、本明細書に記載されている方法を使用して、適した抗原を同定することができる。一部の例では、方法は、対象由来の血清をスクリーニングするステップを含むことができる。一部の例では、スクリーニングは、抗体スクリーニングであり得る。例えば、スクリーニングされる抗体は、IgG抗体であり得る。一部の例では、血清は、乳がんまたは卵巣がんを有する対象に由来し得る。他の例では、血清は、乳がんまたは卵巣がんを有さない対象に由来し得る。
例えば、乳がん抗原または卵巣がん抗原等のがん抗原は、タンパク質の部分、ペプチドの部分またはポリアミノ酸の部分であり得る。一部の例では、部分は、タンパク質のパーセンテージ、ペプチドのパーセンテージまたはポリアミノ酸のパーセンテージであり得る。一部の例では、パーセンテージは、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%または100%未満であり得る。一部の例では、部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸のC末端に位置することができる。他の例では、部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸のC末端付近に位置することができる。例えば、C末端付近は、中央点から総タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の長さの1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%以内であり得る。一部の例では、部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸のN末端に位置することができる。他の例では、部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸のN末端付近に位置することができる。例えば、N末端付近は、中央点から総タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の長さの1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%以内であり得る。一部の例では、部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の中央付近に位置することができる。他の例では、部分は、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の中央付近に位置することができる。例えば、中央付近は、末端から総タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の長さの1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%以内であり得る。
本明細書に記載されている組成物(例えば、ワクチン)における抗原としての適合性に関して、少なくとも1種の抗原を同定およびスクリーニングすることができる。一部の例では、1種の抗原を同定およびスクリーニングすることができる。他の例では、ワクチンにおける適合性に関して、1種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、2種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、3種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、4種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、5種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、6種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、7種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、8種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、9種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、10種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、11種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、12種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、13種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、14種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、15種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、20種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、25種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、30種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、35種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、40種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、45種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる、または50種を超える抗原を同定およびスクリーニングすることができる。例示的な例では、ワクチンにおける適合性に関して、5種の抗原を同定およびスクリーニングすることができる。
ワクチンにおける適合性に関してスクリーニングされる抗原は、当業者に公知のスクリーニング技法を使用して、乳がんまたは卵巣がんを有する対象由来の血清において検出される任意のタンパク質に由来することができる。一部の例では、スクリーニングは多くの場合、抗体スクリーニングであり得る。タンパク質は、乳がんまたは卵巣がんを有する対象由来の血清において検出されるいかなるタンパク質であってもよいが、例示的な例では、抗原が由来し得るタンパク質は、幹細胞タンパク質および/またはEMTタンパク質として分類することができる。例えば、乳がん幹細胞/EMTタンパク質は、SOX2、YB1、CD105、MDM2、CDH3+/−およびHIF1αを含むことができる。多くの場合、抗原は、乳がん対象および乳がんがない対象の両方において免疫原性であり得る。
抗原エピトープのマッピング
本明細書に提供されている組成物および方法は、エピトープが対象に投与されるとTh1免疫応答をもたらすような、抗原内の少なくとも1種のエピトープのマッピングを含む。一部の例では、エピトープは、乳がんワクチンまたは卵巣がんワクチンとして投与することができる。当業者に公知の任意の技法を使用して、対象によりTh1免疫応答を誘発し得るエピトープを同定してもよいが、本明細書に記載されている方法を好ましくは使用することができる。一部の例では、エピトープは、抗原の部分であり得る(例えば、上に同定されている)。例えば、エピトープは、抗原性タンパク質および/または抗原性タンパク質の部分のペプチドであり得る。
一部の例では、エピトープは、乳がんまたは卵巣がん抗原に由来するヒト白血球抗原(HLA)クラスIエピトープであり得る。例えば、HLAクラスIエピトープは、HLA−A、−Bおよび−C分子に結合するエピトープを含むことができる。一部の例では、エピトープは、がんワクチン(例えば、乳がんまたは卵巣がん)開発のための乳がんまたは卵巣がん抗原に由来するクラスIIエピトープであり得る。例えば、HLAクラスIIエピトープは、HLA−DP、−DM、−DOA、−DOB、−DQおよび−DR分子に結合するエピトープを含むことができる。一部の例では、本明細書に記載されている方法に加えて、(1)エピトープが、少なくとも1種のHLAアレル(例えば、HLA−DR、すなわち、ユニバーサルエピトープ)によってMHCに結合するか(例えば、高親和性で)決定するステップ、(2)エピトープが、IL−10分泌ではなくIFNγを刺激するか(例えば、抗原特異的T細胞からの)決定するステップ、および(3)T細胞が、抗原提示細胞(APC)によってプロセシングされたペプチド(例えば、エピトープ)を認識できるか、すなわち、ネイティブエピトープであるか決定するステップを使用して、エピトープをマッピングすることができる。一部の例では、T細胞系を使用することができる。例えば、T細胞系は、エピトープ由来T細胞系であり得る。一部の例では、T細胞は、高い選択性およびアビディティーでエピトープに結合するキメラ抗原受容体構築物を発現するように遺伝子操作された外因的T細胞であり得る。一部の例では、エピトープは、タンパク質(例えば、組換えタンパク質)に由来することができる。他の例では、タンパク質は、ネイティブタンパク質であり得る。一部の例では、タンパク質は、内因的にプロセシングされ得る。他の例では、タンパク質は、外因的にプロセシングされ得る。一部の例では、タンパク質は、自家APCによって内因的にプロセシングされ得る。他の例では、タンパク質は、自家APCによって外因的にプロセシングされ得る。
あらゆる例では、ペプチドは、抗原からマッピングされるエピトープであり、ペプチドエピトープの選択のための本明細書に記載されている方法を使用して同定することができる。一部の例では、エピトープは、ペプチドに基づくワクチンにおいて直接的に使用することができるヒトタンパク質に由来することができる。他の例では、エピトープは、ヒトタンパク質に由来することができ、コードする核酸配列は、投与後に対象におけるエピトープの発現を誘導するように設計された核酸構築物に取り込むことができる。例えば、核酸構築物は、少なくとも1種のエピトープに対する免疫応答が、自己タンパク質の特異的セットに対し同調、増幅、減弱、抑制または排除されることを可能にすることができる。一部の例では、ペプチドまたは核酸構築物は、Th1免疫応答を誘導、増幅または同調するためのタンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種へと最適化することができる。一部の例では、エピトープは、伸長されたTh1エピトープであり得る。他の例では、ペプチドまたは核酸構築物は、それを必要とする対象(例えば、ヒトまたは動物)における病理学的応答を抑制、減弱または排除するためのタンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種へと最適化することができる。
一部の例では、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸が、IFNγの分泌を刺激するように、ペプチドは、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の部分内に位置する。一部の例では、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸が、IFNγの分泌を阻害するように、ペプチドは、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の部分内に位置する。一部の例では、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸が、IL−10の分泌を刺激するように、ペプチドは、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の部分内に位置する。一部の例では、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸が、IL−10の分泌を阻害するように、ペプチドは、タンパク質、ペプチドまたはポリアミノ酸の部分内に位置する。一部の例では、ペプチドは、IFNγの分泌を刺激し、IL−10の分泌を阻害することができる。他の例では、ペプチドは、IL−10の分泌を刺激し、IFNγの分泌を阻害することができる。一部の例では、ペプチドは、IFNγの分泌を刺激し、IL−10の分泌を刺激することができる。他の例では、ペプチドは、IL−10の分泌を阻害し、IFNγの分泌を阻害することができる。
一部の例では、IFNγ分泌におけるペプチドの所望の効果および/またはIL−10分泌におけるペプチドの所望の効果が達成できるように、ペプチドを構成するアミノ酸を調整することができる。例えば、ペプチドが、IFNγの分泌のみを刺激するように、ペプチドの長さが短縮されて、IL−10分泌を刺激するアミノ酸を排除するように、IFNγおよびIL−10の両方の分泌を刺激するペプチドを調整することができる。
一部の例では、同定されたエピトープは、伸長されたエピトープワクチンのワクチン組成物に含まれ得る。一部の例では、伸長されたエピトープは、40〜80merペプチドであり得る。例示的な例では、核酸配列またはペプチド配列のいずれかが、伸長されたエピトープ配列の構築のために並置される。親タンパク質内における選択されたペプチドの並置(例えば、互いの10アミノ酸以内)は、寛容化および/または抑制性エピトープを含有し得るタンデム型(in-tandem)の伸長されたエピトープの構築を可能にすることができる。例えば、タンデム型の伸長されたエピトープは、短い介在する<10アミノ酸配列を含有することができる。これらのペプチドおよび/または伸長されたエピトープ(ペプチドそれ自体または相当する核酸構築物のいずれかとして具体化)のいずれかは、単独でまたは任意の組合せで、それを必要とする対象(ヒトまたは動物)における防御的免疫応答を特異的に誘導、増幅または同調する、あるいは病理学的応答を抑制、減弱または排除する、タンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種へと最適化することができる。
一部の例では、エピトープは、アミノ酸の長さであり得る。一部の例では、エピトープは、5未満のアミノ酸、10未満のアミノ酸、15未満のアミノ酸、20未満のアミノ酸、25未満のアミノ酸、30未満のアミノ酸、35未満のアミノ酸、40未満のアミノ酸、45未満のアミノ酸、50未満のアミノ酸、55未満のアミノ酸、60未満のアミノ酸、70未満のアミノ酸、75未満のアミノ酸、80未満のアミノ酸、85未満のアミノ酸、90未満のアミノ酸、95未満のアミノ酸、100未満のアミノ酸、110未満のアミノ酸、120未満のアミノ酸、130未満のアミノ酸、140未満のアミノ酸、150未満のアミノ酸、160未満のアミノ酸、170未満のアミノ酸、180未満のアミノ酸、190未満のアミノ酸、200未満のアミノ酸、210未満のアミノ酸、220未満のアミノ酸、230未満のアミノ酸、240未満のアミノ酸、250未満のアミノ酸、260未満のアミノ酸、270未満のアミノ酸、280未満のアミノ酸、290未満のアミノ酸、300未満のアミノ酸、350未満のアミノ酸、400未満のアミノ酸、450未満のアミノ酸または500未満のアミノ酸であり得る。
一部の事例では、本開示は、複数のエピトープを含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む単離および精製されたプラスミドと、賦形剤とを含む組成物を提供する。一部の事例では、複数のエピトープは、配列番号1、6、8〜10、14〜16、20、25〜28、32〜34、46〜56、60〜62、66〜75、82〜85および87から選択されるアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を含む1種または複数のエピトープを含む。一部の例では、複数のエピトープは、配列番号82〜84から選択されるアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を含む1種または複数のエピトープを含む。一部の例では、複数のエピトープは、配列番号1、6、8〜10、14〜16、20、25〜28または32〜34から選択されるアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を含む1種または複数のエピトープを含む。一部の例では、複数のエピトープは、配列番号46〜56、60〜62または66〜75から選択されるアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を含む1種または複数のエピトープを含む。一部の例では、複数のエピトープは、配列番号54、73、85および87から選択されるアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を含む1種または複数のエピトープを含む。一部の例では、複数のエピトープは、配列番号1、6、8〜10、14〜16、20、25〜28、32〜34、46〜56、60〜62、66〜75、82〜85および87から選択される1種または複数のエピトープを含む。
一部の例では、複数のエピトープは、複数の連続したエピトープである。一部の例では、連続したエピトープは、エピトープ配列のうち1種または複数の間にリンカーをさらに含む。一部の例では、第1および第2のエピトープのアミノ酸配列は、リンカーアミノ酸の配列によって離される。一部の例では、第1のエピトープのアミノ酸配列は、第2のエピトープのアミノ酸配列に隣接する。
一部の例では、組成物は、追加的なポリペプチドをコードする追加的なヌクレオチド配列を含む追加的な単離および精製されたプラスミドをさらに含み、追加的なポリペプチドは、配列番号1、6、8〜10、14〜16、20、25〜28、32〜34、46〜56、60〜62、66〜75、82〜85および87から選択されるアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を含む1種または複数のエピトープを含む複数のエピトープを含む。場合により、組成物は、追加的なポリペプチドをコードする追加的なヌクレオチド配列を含む追加的な単離および精製されたプラスミドをさらに含み、追加的なポリペプチドは、配列番号1、6、8〜10、14〜16、20、25〜28、32〜34、46〜56、60〜62、66〜75、82〜85および87から選択される複数のエピトープを含む。一部の例では、ポリペプチドおよび追加的なポリペプチドの配列は異なる。
一部の例では、免疫応答は、1型免疫応答である。一部の例では、免疫応答は、1を超えるII型サイトカイン産生に対するI型サイトカイン産生の比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、1未満のII型サイトカイン産生に対するI型サイトカイン産生の比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、1を超えるIL−10産生に対するIFNγ産生の比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、1未満のIL−10産生に対するIFNγ産生の比によって特徴付けられる。
一部の例では、組成物は、対象に投与される。一部の例では、対象は、組成物の投与を必要としている。一部の例では、組成物は、対象における免疫応答の誘発に有効である。一部の例では、組成物は、対象における乳がんまたは卵巣がんに関連する多数の細胞の排除に有効である。一部の例では、組成物を使用して、対象における乳がんまたは卵巣がんに関連する細胞の成長を予防することができる。
一部の例では、がんは、乳がんである。一部の事例では、乳がんは、再発したまたは難治性のまたは転移した乳がんである。一部の事例では、がんは、卵巣がんである。一部の例では、卵巣がんは、再発したまたは難治性のまたは転移した卵巣がんである。
一部の例では、少なくとも第1のエピトープは、医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のエピトープは、医薬担体をさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のエピトープは、医薬担体およびアジュバントをさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のエピトープは、アジュバントをさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、組成物は、アジュバントおよび医薬担体をさらに含む。一部の例では、アジュバントは、GM−CSFである。
本開示は、本明細書に記載されている組成物を調製するためのキットであって、組成物を調製するための説明書を含むキットも提供する。本開示は、本明細書に記載されている組成物を投与するためのキットであって、組成物を投与するための説明書を含むキットも提供する。
乳がんワクチンのためのエピトープを含む組成物
本明細書に記載されている組成物は、乳がんに関連する細胞によって発現される第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドと、乳がんに関連する細胞によって発現される第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列とを含む組成物であって、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1種または複数のプラスミドに位置する組成物を含む。一部の例では、組成物は、次のタンパク質、CD105、HIF1α、MDM2、Yb1、SOX−2、HER−2、IGFBP2、IGF−1R、CDH3およびサバイビン由来のエピトープをコードする核酸を含むことができる。
一部の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含む組成物であって、第1のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から選択されるペプチドの部分であり、第1のヌクレオチド配列は、プラスミドに位置する組成物を含むことができる。他の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドと、第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列とを含む組成物であって、第1および第2のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1種または複数のプラスミドに位置する組成物を含むことができる。
一部の例では、組成物は、次のタンパク質、CD105、MDM2、Yb−1、SOX−2およびCDH3由来のエピトープをコードする核酸を含むことができる。一部の例では、組成物は、CAGAACGGCACCTGGCCCCGCGAGGTGCTGCTGGTGCTGTCCGTGAACTCCTCCGTGTTCCTGCACCTACAGGCCCTGGGCATCCCCCTGCACCTGGCCTACAACTCCTCCCTGGTGACCTTCCAGGAGCCCCCCGGCGTGAACACCACCGAGCTG(配列番号2)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCGTGTTCATGCGCCTGAACATCATCTCCCCCGACCTGTCCGGCTGCACCTCCAAGGGCCTGGTGCTGCCCGCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCTCCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCC(配列番号3)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCGTGTCCATGCGCCTGAACATCGTGTCCCCCGACCTGTCCGGCAAGGGCCTGGTGCTGCCCTCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCGGCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCC(配列番号4)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCGTGTCCATGCGCCTGAACATCGTGTCCCCCGACCTGTCCGGCAAGGGCCTGGTGCTGCCCTCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCGCCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCC(配列番号5)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;EARMLNASIVASFVELPL(配列番号6)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;QNGTWPREVLLVLSVNSSVFLHLQALGIPLHLAYNSSLVTFQEPPGVNTTEL(配列番号7)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TVFMRLNIISPDLSGCTSKGLVLPAVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRSPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号8)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRGPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号9)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRAPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号10)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドCD105のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、GGAGTGCCAGTGCAGGGCTCCAAGTACGCTGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCACGCCGTCGCGGCCCACCCCGCAACTACCAGCAGAAC(配列番号11)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GGCGTGCCCGTGCAGGGCTCCAAGTACGCCGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCCCGCCGCCGCGGCCCCCCCCGCAACTACCAGCAGAAC(配列番号12)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GGCGTGCCCGTGCAGGGCTCCAAGTACGCCGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCCCGCCGCCGCGGCCCCCCCCGCAACTACCAGCAGAAC(配列番号13)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;EDVFVHQTAIKKNNPRK(配列番号14)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;YRRNFNYRRRRPEN(配列番号15)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQN(配列番号16)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドYb−1のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、GGCCTCAATGCGCACGGCGCAGCGCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGAGCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCAGCTCGCAGACCTACATGAACGGCTCGCCCACCTACAGCATGTCCTACTCGCAGCAGGGCACCCCTGGCATGGCTCTTGGCTCCATGGGTTCGGTG(配列番号17)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GGCCTGAACGCCCACGGCGCCGCCCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGTCCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCTCCTCCCAGACCTACATGAACGGCTCCCCCACCTACTCCATGTCCTACTCCCAGCAGGGCACCCCCGGCATGGCCCTGGGCTCCATGGGCTCCGTG(配列番号18)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GGCCTGAACGCCCACGGCGCCGCCCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGTCCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCTCCTCCCAGACCTACATGAACGGCTCCCCCACCTACTCCATGTCCTACTCCCAGCAGGGCACCCCCGGCATGGCCCTGGGCTCCATGGGCTCCGTG(配列番号19)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;またはGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSV(配列番号20)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドSOX−2のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、AGGTCACTGAAGGAAAGGAATCCATTGAAAATCTTCCCATCCAAACGTATCTTACGAAGACACAAGAGAGATTGGGTGGTTGCTCCAATATCTGTCCCTGAAAATGGCAAGGGTCCCTTCCCACAGAGACTGAATCAGCTCAAGTCTAATAAAGATAGAGACACCAAGATTTTCTACAGCATCACGGGGCCGGGTGCAGACAGCCCACCTGAGGGTGTCTTCGCTGTAGAGAAGGAGACA(配列番号21)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;TTGAAAATCTTCCCATCCAAACGTATCTTACGAAGACACAAGAGAGATTGGGTGGTTGCTCCAATATCTGTCCCTGAAAATGGCAAGGGTCCCTTCCCACAGAGACTGAATCAGCTCAAGTCTAATAAAGATAGAGACACCAAGATTTTCTACAGCATCACGGGGCCGGGTGCAGACAGCCCACCTGAGGGTGTCTTCGCTGTAGAGAAGGAGACA(配列番号22)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GCCATGCACTCCCCCCCCACCCGCATCCTGCGCCGCCGCAAGCGCGAGTGGGTGATGCCCCCCATCTTCGTGCCCGAGAACGGCAAGGGCCCCTTCCCCCAGCGCCTGAACCAGCTGAAGTCCAACAAGGACCGCGGCACCAAGATCTTCTACTCCATCACCGGCCCCGGCGCCGACTCCCCCCCCGAGGGCGTGTTCACCATCGAGAAGGAGTCC(配列番号23)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GTGATGAACTCCCCCCCCTCCCGCATCCTGCGCCGCCGCAAGCGCGAGTGGGTGATGCCCCCCATCTCCGTGCCCGAGAACGGCAAGGGCCCCTTCCCCCAGCGCCTGAACCAGCTGAAGTCCAACAAGGACCGCGGCACCAAGCTGTTCTACTCCATCACCGGCCCCGGCGCCGACTCCCCCCCCGAGGGCGTGTTCACCATCGAGAAGGAGACC(配列番号24)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;RSLKERNPLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKET(配列番号25)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKET(配列番号26)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;AMHSPPTRILRRRKREWVMPPIFVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKIFYSITGPGADSPPEGVFTIEKES(配列番号27)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはVMNSPPSRILRRRKREWVMPPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKLFYSITGPGADSPPEGVFTIEKET(配列番号28)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドCDH3のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、ACCTACACCATGAAGGAGGTGCTGTTCTACCTGGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACCTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAaATCTACACCATGATCTACCGCAACCTGGTGGTGGTGAACCAGCAGGAGTCCTCCGACTCCGGCACCTCCGTGTCC(配列番号29)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCTACACCATGAAGGAGATCATCTTCTACATCGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACGTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAGATCTACGCCATGATCTACCGCAACCTGGTGGCCGTGTCCCAGCAGGACTCCGGCACCTCCCTGTCC(配列番号30)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATCTACACCATGAAGGAGATCATCTTCTACATCGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACGTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAGATCTACGCCATGATCTACCGCAACCTGGTGGTGGTGTCCCAGCAGGACTCCGGCACCTCCCCCTCC(配列番号31)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;TYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSV(配列番号32)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVAVSQQDSGTSLS(配列番号33)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはIYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVVVSQQDSGTSPS(配列番号34)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドMDM2のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。
例示的な例では、組成物は、ATGGCGGTACCCATGCAACTGTCCTGCTCTAGACAGAACGGCACCTGGCCCCGCGAGGTGCTGCTGGTGCTGTCCGTGAACTCCTCCGTGTTCCTGCACCTACAGGCCCTGGGCATCCCCCTGCACCTGGCCTACAACTCCTCCCTGGTGACCTTCCAGGAGCCCCCCGGCGTGAACACCACCGAGCTGAGATCCACCGGTGGAGTGCCAGTGCAGGGCTCCAAGTACGCTGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCACGCCGTCGCGGCCCACCCCGCAACTACCAGCAGAACACGCGTGGCCTCAATGCGCACGGCGCAGCGCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGAGCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCAGCTCGCAGACCTACATGAACGGCTCGCCCACCTACAGCATGTCCTACTCGCAGCAGGGCACCCCTGGCATGGCTCTTGGCTCCATGGGTTCGGTGAGATCCCAATTGAGGTCACTGAAGGAAAGGAATCCATTGAAAATCTTCCCATCCAAACGTATCTTACGAAGACACAAGAGAGATTGGGTGGTTGCTCCAATATCTGTCCCTGAAAATGGCAAGGGTCCCTTCCCACAGAGACTGAATCAGCTCAAGTCTAATAAAGATAGAGACACCAAGATTTTCTACAGCATCACGGGGCCGGGTGCAGACAGCCCACCTGAGGGTGTCTTCGCTGTAGAGAAGGAGACAAGATCCGCCGGCGAAACCTACACCATGAAGGAGGTGCTGTTCTACCTGGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACCTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAAATCTACACCATGATCTACCGCAACCTGGTGGTGGTGAACCAGCAGGAGTCCTCCGACTCCGGCACCTCCGTGTCCAGATCTTAG(配列番号35)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGGCGGTACCCATGACCGTGTTCATGCGCCTGAACATCATCTCCCCCGACCTGTCCGGCTGCACCTCCAAGGGCCTGGTGCTGCCCGCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCTCCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCCACCGGTGGAGTGCCAGTGCAGGGCTCCAAGTACGCTGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCACGCCGTCGCGGCCCACCCCGCAACTACCAGCAGAACACGCGTGGCCTCAATGCGCACGGCGCAGCGCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGAGCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCAGCTCGCAGACCTACATGAACGGCTCGCCCACCTACAGCATGTCCTACTCGCAGCAGGGCACCCCTGGCATGGCTCTTGGCTCCATGGGTTCGGTGAGATCCCAATTGTTGAAAATCTTCCCATCCAAACGTATCTTACGAAGACACAAGAGAGATTGGGTGGTTGCTCCAATATCTGTCCCTGAAAATGGCAAGGGTCCCTTCCCACAGAGACTGAATCAGCTCAAGTCTAATAAAGATAGAGACACCAAGATTTTCTACAGCATCACGGGGCCGGGTGCAGACAGCCCACCTGAGGGTGTCTTCGCTGTAGAGAAGGAGACAAGATCCGCCGGCGAAACCTACACCATGAAGGAGGTGCTGTTCTACCTGGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACCTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAAATCTACACCATGATCTACCGCAACCTGGTGGTGGTGAACCAGCAGGAGTCCTCCGACTCCGGCACCTCCGTGTCCAGATCTTAG(配列番号36)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGGCGGTACCCATGACCGTGTCCATGCGCCTGAACATCGTGTCCCCCGACCTGTCCGGCAAGGGCCTGGTGCTGCCCTCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCGGCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCCACCGGTGGCGTGCCCGTGCAGGGCTCCAAGTACGCCGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCCCGCCGCCGCGGCCCCCCCCGCAACTACCAGCAGAACACGCGTGGCCTGAACGCCCACGGCGCCGCCCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGTCCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCTCCTCCCAGACCTACATGAACGGCTCCCCCACCTACTCCATGTCCTACTCCCAGCAGGGCACCCCCGGCATGGCCCTGGGCTCCATGGGCTCCGTGAGATCCCAATTGGCCATGCACTCCCCCCCCACCCGCATCCTGCGCCGCCGCAAGCGCGAGTGGGTGATGCCCCCCATCTTCGTGCCCGAGAACGGCAAGGGCCCCTTCCCCCAGCGCCTGAACCAGCTGAAGTCCAACAAGGACCGCGGCACCAAGATCTTCTACTCCATCACCGGCCCCGGCGCCGACTCCCCCCCCGAGGGCGTGTTCACCATCGAGAAGGAGTCCAGATCCGCCGGCGAAACCTACACCATGAAGGAGATCATCTTCTACATCGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACGTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAGATCTACGCCATGATCTACCGCAACCTGGTGGCCGTGTCCCAGCAGGACTCCGGCACCTCCCTGTCCAGATCTTAG(配列番号37)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGGCGGTACCCATGACCGTGTCCATGCGCCTGAACATCGTGTCCCCCGACCTGTCCGGCAAGGGCCTGGTGCTGCCCTCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCGCCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCCACCGGTGGCGTGCCCGTGCAGGGCTCCAAGTACGCCGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCCCGCCGCCGCGGCCCCCCCCGCAACTACCAGCAGAACACGCGTGGCCTGAACGCCCACGGCGCCGCCCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGTCCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCTCCTCCCAGACCTACATGAACGGCTCCCCCACCTACTCCATGTCCTACTCCCAGCAGGGCACCCCCGGCATGGCCCTGGGCTCCATGGGCTCCGTGAGATCCCAATTGGTGATGAACTCCCCCCCCTCCCGCATCCTGCGCCGCCGCAAGCGCGAGTGGGTGATGCCCCCCATCTCCGTGCCCGAGAACGGCAAGGGCCCCTTCCCCCAGCGCCTGAACCAGCTGAAGTCCAACAAGGACCGCGGCACCAAGCTGTTCTACTCCATCACCGGCCCCGGCGCCGACTCCCCCCCCGAGGGCGTGTTCACCATCGAGAAGGAGACCAGATCCGCCGGCGAAATCTACACCATGAAGGAGATCATCTTCTACATCGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACGTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAGATCTACGCCATGATCTACCGCAACCTGGTGGTGGTGTCCCAGCAGGACTCCGGCACCTCCCCCTCCAGATCTTAG(配列番号38)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;MAVPMQLSCSRQNGTWPREVLLVLSVNSSVFLHLQALGIPLHLAYNSSLVTFQEPPGVNTTELRSTGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLRSLKERNPLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKETRSAGETYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSVSRS(配列番号39)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MAVPMTVFMRLNIISPDLSGCTSKGLVLPAVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRSPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKETRSAGETYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSVSRS(配列番号40)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MAVPMTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRGPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLAMHSPPTRILRRRKREWVMPPIFVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKIFYSITGPGADSPPEGVFTIEKESRSAGETYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVAVSQQDSGTSLSRS(配列番号41)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはMAVPMTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRAPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLVMNSPPSRILRRRKREWVMPPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKLFYSITGPGADSPPEGVFTIEKETRSAGEIYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVVVSQQDSGTSPSRS(配列番号42)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される5種のエピトープの融合ペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、組成物は、次のタンパク質、HER−2、IGFBP2およびIGF−1R由来のエピトープをコードする核酸を含むことができる。一部の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含むことができ、第1のエピトープは、IGFBP−2、HER−2、IGF−1Rから選択されるペプチドの部分であり、第1のヌクレオチド配列は、プラスミドに位置する。一部の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドと、第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列とを含むことができ、第1および第2のエピトープは、IGFBP−2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1種または複数のプラスミドに位置する。一部の例では、組成物は、ATGCTGCCGAGAGTGGGCTGCCCCGCGCTGCCGCTGCCGCCGCCGCCGCTGCTGCCGCTGCTGCCGCTGCTGCTGCTGCTACTGGGCGCGAGTGGCGGCGGCGGCGGGGCGCGCGCGGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCGCCCTGCACACCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGGCCCCCGCCGGTTGCGCCGCCCGCCGCGGTGGCCGCAGTGGCCGGAGGCGCCCGCATGCCATGCGCGGAGCTCGTCCGGGAGCCGGGCTGCGGCTGCTGCTCGGTGTGCGCCCGGCTGGAGGGCGAGGCGTGCGGCGTCTACACCCCGCGCTGCGGCCAGGGGCTGCGCTGCTATCCCCACCCGGGCTCCGAGCTGCCCCTGCAGGCGCTGGTCATGGGCGAGGGCACTTGTGAGAAGCGCCGGGACGCCGAGTATGGCGCCAGCCCGGAGCAGGTTGCAGACAATGGCGATGACCACTCAGAAGGAGGCCTGGTGGAG(配列番号43)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGCTGCCCCGCCTGGGCGGCCCCGCCCTGCCCCTGCTGCTGCCCTCCCTGCTGCTGCTGCTGCTGCTGGGCGCCGGCGGCTGCGGCCCCGGCGTGCGCGCCGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCCCCCTGCACCCCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGCCCCCCCCCCGACGCCCCCTGCGCCGAGCTGGTGCGCGAGCCCGGCTGCGGCTGCTGCTCCGTGTGCGCCCGCCAGGAGGGCGAGGCCTGCGGCGTGTACATCCCCCGCTGCGCCCAGACCCTGCGCTGCTACCCCAACCCCGGCTCCGAGCTGCCCCTGAAGGCCCTGGTGACCGGCGCCGGCACCTGCGAGAAGCGCCGCGTGGGCACCACCCCCCAGCAGGTGGCCGACTCCGACGACGACCACTCCGAGGGCGGCCTGGTGGAG(配列番号44)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGCTGCCCCGCCTGGGCGGCCCCGCCCTGCCCCTGCTGCTGCCCTCCCTGCTGCTGCTGCTGCTGCTGGGCGCCGGCGGCTGCGGCCCCGGCGTGCGCGCCGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCCCCCTGCACCCCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGCCCCCCCCCCGACGCCCCCTGCGCCGAGCTGGTGCGCGAGCCCGGCTGCGGCTGCTGCTCCGTGTGCGCCCGCCAGGAGGGCGAGGCCTGCGGCGTGTACATCCCCCGCTGCGCCCAGACCCTGCGCTGCTACCCCAACCCCGGCTCCGAGCTGCCCCTGAAGGCCCTGGTGACCGGCGCCGGCACCTGCGAGAAGCGCCGCGTGGGCACCACCCCCCAGCAGGTGGCCGACTCCGAGGACGACCACTCCGAGGGCGGCCTGGTGGAG(配列番号45)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;NHVDSTMNMLGGGGS(配列番号46)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;ELAVFREKVTEQHRQ(配列番号47)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列、LGLEEPKKLRPPPAR(配列番号48)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;DQVLERISTMRLPDE(配列番号49)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;GPLEHLYSLHIPNCD(配列番号50)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;KHGLYNLKQCKMSLN(配列番号51)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;PNTGKLIQGAPTIRG(配列番号52)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;PECHLFYNEQQEARG(配列番号53)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MLPRVGCPALPLPPPPLLPLLPLLLLLLGASGGGGGARAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPVAPPAAVAAVAGGARMPCAELVREPGCGCCSVCARLEGEACGVYTPRCGQGLRCYPHPGSELPLQALVMGEGTCEKRRDAEYGASPEQVADNGDDHSEGGLVE(配列番号54)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGTTPQQVADSDDDHSEGGLVE(配列番号55)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGATPQQVADSEDDHSEGGLVE(配列番号56)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドIGFBP−2のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、ACGATGCGGAGACTGCTGCAGGAAACGGAGCTGGTGGAGCCGCTGACACCTAGCGGAGCGATGCCCAACCAGGCGCAGATGCGGATCCTGAAAGAGACGGAGCTGAGGAAGGTGAAGGTGCTTGGATCTGGCGCTTTTGGCACAGTCTACAAGGGCATCTGGATCCCTGATGGGGAGAATGTGAAAATTCCAGTGGCCATCAAAGTGTTGAGGGAAAACACATCCCCCAAAGCCAACAAAGAAATCTTAGACGAAGCATACGTGATGGCTGGTGTGGGCTCCCCATATGTCTCCCGCCTTCTGGGCATCTGCCTGACATCCACGGTGCAGCTGGTGACACAGCTTATGCCCTATGGCTGCCTCTTAGACCATGTCCGGGAAAACCGCGGACGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGTATGCAGATTGCCAAGGGGATGAGCTACCTGGAGGATGTGCGGCTCGTACACAGGGACTTGGCCGCTCGGAACGTGCTGGTCAAGAGTCCCAACCATGTCAAAATTACAGACTTCGGGCTGGCTCGGCTGCTGGACATTGACGAGACAGAGTACCATGCAGATGGGGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCGCTGGAGTCCATTCTCCGCCGGCGGTTCACCCACCAGAGTGATGTGTGGAGTTATGGTGTGACTGTGTGGGAGCTGATGACTTTTGGGGCCAAACCTTACGATGGGATCCCAGCCCGGGAGATCCCTGACCTGCTGGAAAAGGGGGAGCGGCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATTGATGTCTACATGATCATGGTCAAATGTTGGATGATTGACTCTGAATGTCGGCCAAGATTCCGGGAGTTGGTGTCTGAATTCTCCCGCATGGCCAGGGACCCCCAGCGCTTTGTGGTCATCCAGAATGAGGACTTGGCTCCCGGAGCTGGCGGCATGGTGCACCACAGGCACCGCAGCTCATCTCCTCTGCCTGCTGCCCGACCTGCTGGTGCCACTCTGGAAAGGCCCAAGACTCTCTCCCCAGGGAAGAATGGGGTCGTCAAAGACGTTTTTGCCTTTGGGGGTGCCGTGGAGAACCCCGAGTACTTG(配列番号57)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCATGCGCCGCCTGCTGCAGGAGACCGAGCTGGTGGAGCCCCTGACCCCCTCCGGCGCCGTGCCCAACCAGGCCCAGATGCGCATCCTGAAGGAGACCGAGCTGCGCAAGCTGAAGGTGCTGGGCTCCGGCGCCTTCGGCACCGTGTACAAGGGCATCTGGATCCCCGACGGCGAGAACGTGAAGATCCCCGTGGCCATCAAGGTGCTGCGCGAGAACACCTCCCCCAAGGCCAACAAGGAGATCCTGGACGAGGCCTACGTGATGGCCGGCGTGGGCTCCCCCTACGTGTCCCGCCTGCTGGGCATCTGCCTGACCTCCACCGTGCAGCTGGTGACCCAGCTGATGCCCTACGGCTGCCTGCTGGACCACGTGCGCGAGCACCGCGGCCGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGCGTGCAGATCGCCAAGGGCATGTCCTACCTGGAGGAGGTGCGCCTGGTGCACCGCGACCTGGCCGCCCGCAACGTGCTGGTGAAGTCCCCCAACCACGTGAAGATCACCGACTTCGGCCTGGCCCGCCTGCTGGACATCGACGAGACCGAGTACCACGCCGACGGCGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCCCTGGAGTCCATCCTGCGCCGCCGCTTCACCCACCAGTCCGACGTGTGGTCCTACGGCGTGACCGTGTGGGAGCTGATGACCTTCGGCGCCAAGCCCTACGACGGCATCCCCGCCCGCGAGATCCCCGACCTGCTGGAGAAGGGCGAGCGCCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATCGACGTGTACATGATCATGGTGAAGTGCTGGATGATCGACTCCGAGTGCCGCCCCCGCTTCCGCGAGCTGGTGTCCGAGTTCTCCCGCATGGCCCGCGACCCCCAGCGCTTCGTGGTGATCCAGAACGAGGACCTGGCCCTGGGCACCGGCTCCACCGCCCACCGCCGCCACCGCTCCTCCTCCCCCCCCCCCCCCATCCGCCCCGCCGGCGCCACCCTGGAGCGCCCCAAGACCCTGTCCCCCGGCAAGAACGGCGTGGTGAAGGACGTGTTCGCCTTCGGCGGCGCCGTGGAGAACCCCGAGTACCTG(配列番号58)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCATGCGCCGCCTGCTGCAGGAGACCGAGCTGGTGGAGCCCCTGACCCCCTCCGGCGCCATGCCCAACCAGGCCCAGATGCGCATCCTGAAGGAGACCGAGCTGCGCAAGGTGAAGGTGCTGGGCTCCGGCGCCTTCGGCACCGTGTACAAGGGCATCTGGATCCCCGACGGCGAGAACGTGAAGATCCCCGTGGCCATCAAGGTGCTGCGCGAGAACACCTCCCCCAAGGCCAACAAGGAGATCCTGGACGAGGCCTACGTGATGGCCGGCGTGGGCTCCCCCTACGTGTCCCGCCTGCTGGGCATCTGCCTGACCTCCACCGTGCAGCTGGTGACCCAGCTGATGCCCTACGGCTGCCTGCTGGACCACGTGCGCGAGCACCGCGGCCGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGCGTGCAGATCGCCAAGGGCATGTCCTACCTGGAGGACGTGCGCCTGGTGCACCGCGACCTGGCCGCCCGCAACGTGCTGGTGAAGTCCCCCAACCACGTGAAGATCACCGACTTCGGCCTGGCCCGCCTGCTGGACATCGACGAGACCGAGTACCACGCCGACGGCGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCCCTGGAGTCCATCCTGCGCCGCCGCTTCACCCACCAGTCCGACGTGTGGTCCTACGGCGTGACCGTGTGGGAGCTGATGACCTTCGGCGCCAAGCCCTACGACGGCATCCCCGCCCGCGAGATCCCCGACCTGCTGGAGAAGGGCGAGCGCCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATCGACGTGTACATGATCATGGTGAAGTGCTGGATGATCGACTCCGAGTGCCGCCCCCGCTTCCGCGAGCTGGTGTCCGAGTTCTCCCGCATGGCCCGCGACCCCCAGCGCTTCGTGGTGATCCAGAACGAGGACCTGACCCCCGGCACCGGCTCCACCGCCCACCGCCGCCACCGCTCCTCCTCCCCCCTGCCCCCCGTGCGCCCCGCCGGCGCCACCCTGGAGCGCCCCAAGACCCTGTCCCCCGGCAAGAACGGCGTGGTGAAGGACGTGTTCGCCTTCGGCGGCGCCGTGGAGAACCCCGAGTACCTG(配列番号59)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;TMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVRENRGRLGSQDLLNWCMQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLAPGAGGMVHHRHRSSSPLPAARPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号60)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TMRRLLQETELVEPLTPSGAVPNQAQMRILKETELRKLKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEEVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLALGTGSTAHRRHRSSSPPPPIRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号61)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLTPGTGSTAHRRHRSSSPLPPVRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号62)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドHER−2のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、TGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCT
GGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGAGGCCGCAAGAACGAGCGCGCCCTGCCC(配列番号63)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;TGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGCGGCCGCGCCAACGAGCGCGCCCTGCCC(配列番号64)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;TGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGCGGCCGCGCCAACGAGCGCGCCCTGCCC(配列番号65)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;DYRSYRFPKLTVITE(配列番号66)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;IRGWKLFYNYALVIF(配列番号67)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;VVTGYVKIRHSHALV(配列番号68)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;FFYVQAKTGYENFIH(配列番号69)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LIIALPVAVLLIVGG(配列番号70)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LVIMLYVFHRKRNNS(配列番号71)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;NCHHVVRLLGVVSQG(配列番号72)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;WSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRKNERALP(配列番号73)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;WSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALP(配列番号74)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALP(配列番号75)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドIGF−1Rのエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、ATGGCGGTACCAATGCTGCCGAGAGTGGGCTGCCCCGCGCTGCCGCTGCCGCCGCCGCCGCTGCTGCCGCTGCTGCCGCTGCTGCTGCTGCTACTGGGCGCGAGTGGCGGCGGCGGCGGGGCGCGCGCGGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCGCCCTGCACACCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGGCCCCCGCCGGTTGCGCCGCCCGCCGCGGTGGCCGCAGTGGCCGGAGGCGCCCGCATGCCATGCGCGGAGCTCGTCCGGGAGCCGGGCTGCGGCTGCTGCTCGGTGTGCGCCCGGCTGGAGGGCGAGGCGTGCGGCGTCTACACCCCGCGCTGCGGCCAGGGGCTGCGCTGCTATCCCCACCCGGGCTCCGAGCTGCCCCTGCAGGCGCTGGTCATGGGCGAGGGCACTTGTGAGAAGCGCCGGGACGCCGAGTATGGCGCCAGCCCGGAGCAGGTTGCAGACAATGGCGATGACCACTCAGAAGGAGGCCTGGTGGAGCAATTGACGATGCGGAGACTGCTGCAGGAAACGGAGCTGGTGGAGCCGCTGACACCTAGCGGAGCGATGCCCAACCAGGCGCAGATGCGGATCCTGAAAGAGACGGAGCTGAGGAAGGTGAAGGTGCTTGGATCTGGCGCTTTTGGCACAGTCTACAAGGGCATCTGGATCCCTGATGGGGAGAATGTGAAAATTCCAGTGGCCATCAAAGTGTTGAGGGAAAACACATCCCCCAAAGCCAACAAAGAAATCTTAGACGAAGCATACGTGATGGCTGGTGTGGGCTCCCCATATGTCTCCCGCCTTCTGGGCATCTGCCTGACATCCACGGTGCAGCTGGTGACACAGCTTATGCCCTATGGCTGCCTCTTAGACCATGTCCGGGAAAACCGCGGACGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGTATGCAGATTGCCAAGGGGATGAGCTACCTGGAGGATGTGCGGCTCGTACACAGGGACTTGGCCGCTCGGAACGTGCTGGTCAAGAGTCCCAACCATGTCAAAATTACAGACTTCGGGCTGGCTCGGCTGCTGGACATTGACGAGACAGAGTACCATGCAGATGGGGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCGCTGGAGTCCATTCTCCGCCGGCGGTTCACCCACCAGAGTGATGTGTGGAGTTATGGTGTGACTGTGTGGGAGCTGATGACTTTTGGGGCCAAACCTTACGATGGGATCCCAGCCCGGGAGATCCCTGACCTGCTGGAAAAGGGGGAGCGGCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATTGATGTCTACATGATCATGGTCAAATGTTGGATGATTGACTCTGAATGTCGGCCAAGATTCCGGGAGTTGGTGTCTGAATTCTCCCGCATGGCCAGGGACCCCCAGCGCTTTGTGGTCATCCAGAATGAGGACTTGGCTCCCGGAGCTGGCGGCATGGTGCACCACAGGCACCGCAGCTCATCTCCTCTGCCTGCTGCCCGACCTGCTGGTGCCACTCTGGAAAGGCCCAAGACTCTCTCCCCAGGGAAGAATGGGGTCGTCAAAGACGTTTTTGCCTTTGGGGGTGCCGTGGAGAACCCCGAGTACTTGGGCCGGCCGGTACCTTGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGAGGCCGCAAGAACGAGCGCGCCCTGCCCGCGGCCGCATAG(配列番号76)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGGCGGTACCAATGCTGCCCCGCCTGGGCGGCCCCGCCCTGCCCCTGCTGCTGCCCTCCCTGCTGCTGCTGCTGCTGCTGGGCGCCGGCGGCTGCGGCCCCGGCGTGCGCGCCGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCCCCCTGCACCCCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGCCCCCCCCCCGACGCCCCCTGCGCCGAGCTGGTGCGCGAGCCCGGCTGCGGCTGCTGCTCCGTGTGCGCCCGCCAGGAGGGCGAGGCCTGCGGCGTGTACATCCCCCGCTGCGCCCAGACCCTGCGCTGCTACCCCAACCCCGGCTCCGAGCTGCCCCTGAAGGCCCTGGTGACCGGCGCCGGCACCTGCGAGAAGCGCCGCGTGGGCACCACCCCCCAGCAGGTGGCCGACTCCGACGACGACCACTCCGAGGGCGGCCTGGTGGAGCAATTGACCATGCGCCGCCTGCTGCAGGAGACCGAGCTGGTGGAGCCCCTGACCCCCTCCGGCGCCGTGCCCAACCAGGCCCAGATGCGCATCCTGAAGGAGACCGAGCTGCGCAAGCTGAAGGTGCTGGGCTCCGGCGCCTTCGGCACCGTGTACAAGGGCATCTGGATCCCCGACGGCGAGAACGTGAAGATCCCCGTGGCCATCAAGGTGCTGCGCGAGAACACCTCCCCCAAGGCCAACAAGGAGATCCTGGACGAGGCCTACGTGATGGCCGGCGTGGGCTCCCCCTACGTGTCCCGCCTGCTGGGCATCTGCCTGACCTCCACCGTGCAGCTGGTGACCCAGCTGATGCCCTACGGCTGCCTGCTGGACCACGTGCGCGAGCACCGCGGCCGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGCGTGCAGATCGCCAAGGGCATGTCCTACCTGGAGGAGGTGCGCCTGGTGCACCGCGACCTGGCCGCCCGCAACGTGCTGGTGAAGTCCCCCAACCACGTGAAGATCACCGACTTCGGCCTGGCCCGCCTGCTGGACATCGACGAGACCGAGTACCACGCCGACGGCGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCCCTGGAGTCCATCCTGCGCCGCCGCTTCACCCACCAGTCCGACGTGTGGTCCTACGGCGTGACCGTGTGGGAGCTGATGACCTTCGGCGCCAAGCCCTACGACGGCATCCCCGCCCGCGAGATCCCCGACCTGCTGGAGAAGGGCGAGCGCCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATCGACGTGTACATGATCATGGTGAAGTGCTGGATGATCGACTCCGAGTGCCGCCCCCGCTTCCGCGAGCTGGTGTCCGAGTTCTCCCGCATGGCCCGCGACCCCCAGCGCTTCGTGGTGATCCAGAACGAGGACCTGGCCCTGGGCACCGGCTCCACCGCCCACCGCCGCCACCGCTCCTCCTCCCCCCCCCCCCCCATCCGCCCCGCCGGCGCCACCCTGGAGCGCCCCAAGACCCTGTCCCCCGGCAAGAACGGCGTGGTGAAGGACGTGTTCGCCTTCGGCGGCGCCGTGGAGAACCCCGAGTACCTGGGCCGGCCGGTACCTTGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGCGGCCGCGCCAACGAGCGCGCCCTGCCCGCGGCCGCATAG(配列番号77)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGGCGGTACCAATGCTGCCCCGCCTGGGCGGCCCCGCCCTGCCCCTGCTGCTGCCCTCCCTGCTGCTGCTGCTGCTGCTGGGCGCCGGCGGCTGCGGCCCCGGCGTGCGCGCCGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCCCCCTGCACCCCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGCCCCCCCCCCGACGCCCCCTGCGCCGAGCTGGTGCGCGAGCCCGGCTGCGGCTGCTGCTCCGTGTGCGCCCGCCAGGAGGGCGAGGCCTGCGGCGTGTACATCCCCCGCTGCGCCCAGACCCTGCGCTGCTACCCCAACCCCGGCTCCGAGCTGCCCCTGAAGGCCCTGGTGACCGGCGCCGGCACCTGCGAGAAGCGCCGCGTGGGCGCCACCCCCCAGCAGGTGGCCGACTCCGAGGACGACCACTCCGAGGGCGGCCTGGTGGAGCAATTGACCATGCGCCGCCTGCTGCAGGAGACCGAGCTGGTGGAGCCCCTGACCCCCTCCGGCGCCATGCCCAACCAGGCCCAGATGCGCATCCTGAAGGAGACCGAGCTGCGCAAGGTGAAGGTGCTGGGCTCCGGCGCCTTCGGCACCGTGTACAAGGGCATCTGGATCCCCGACGGCGAGAACGTGAAGATCCCCGTGGCCATCAAGGTGCTGCGCGAGAACACCTCCCCCAAGGCCAACAAGGAGATCCTGGACGAGGCCTACGTGATGGCCGGCGTGGGCTCCCCCTACGTGTCCCGCCTGCTGGGCATCTGCCTGACCTCCACCGTGCAGCTGGTGACCCAGCTGATGCCCTACGGCTGCCTGCTGGACCACGTGCGCGAGCACCGCGGCCGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGCGTGCAGATCGCCAAGGGCATGTCCTACCTGGAGGACGTGCGCCTGGTGCACCGCGACCTGGCCGCCCGCAACGTGCTGGTGAAGTCCCCCAACCACGTGAAGATCACCGACTTCGGCCTGGCCCGCCTGCTGGACATCGACGAGACCGAGTACCACGCCGACGGCGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCCCTGGAGTCCATCCTGCGCCGCCGCTTCACCCACCAGTCCGACGTGTGGTCCTACGGCGTGACCGTGTGGGAGCTGATGACCTTCGGCGCCAAGCCCTACGACGGCATCCCCGCCCGCGAGATCCCCGACCTGCTGGAGAAGGGCGAGCGCCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATCGACGTGTACATGATCATGGTGAAGTGCTGGATGATCGACTCCGAGTGCCGCCCCCGCTTCCGCGAGCTGGTGTCCGAGTTCTCCCGCATGGCCCGCGACCCCCAGCGCTTCGTGGTGATCCAGAACGAGGACCTGACCCCCGGCACCGGCTCCACCGCCCACCGCCGCCACCGCTCCTCCTCCCCCCTGCCCCCCGTGCGCCCCGCCGGCGCCACCCTGGAGCGCCCCAAGACCCTGTCCCCCGGCAAGAACGGCGTGGTGAAGGACGTGTTCGCCTTCGGCGGCGCCGTGGAGAACCCCGAGTACCTGGGCCGGCCGGTACCTTGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGCGGCCGCGCCAACGAGCGCGCCCTGCCCGCGGCCGCATAG(配列番号78)のヌクレオチド配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するヌクレオチド配列;MAVPMLPRVGCPALPLPPPPLLPLLPLLLLLLGASGGGGGARAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPVAPPAAVAAVAGGARMPCAELVREPGCGCCSVCARLEGEACGVYTPRCGQGLRCYPHPGSELPLQALVMGEGTCEKRRDAEYGASPEQVADNGDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVRENRGRLGSQDLLNWCMQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLAPGAGGMVHHRHRSSSPLPAARPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRKNERALPAAA(配列番号79)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MAVPMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGTTPQQVADSDDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAVPNQAQMRILKETELRKLKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEEVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMI
MVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLALGTGSTAHRRHRSSSPPPPIRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALPAAA(配列番号80)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびMAVPMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGATPQQVADSEDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLTPGTGSTAHRRHRSSSPLPPVRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALPAAA(配列番号81)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される3種のエピトープの融合タンパク質をコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、組成物は、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される第1および第2のエピトープを含むことができる。一部の例では、組成物は、第3のエピトープを含むことができ、第1、第2および第3のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。一部の例では、組成物は、第3および第4のエピトープを含むことができ、第1、第2、第3および第4のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。一部の例では、組成物は、第3、第4および第5のエピトープを含むことができ、第1、第2、第3、第4および第5のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。
一部の例では、組成物は、IGFBP2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択される第1および第2のエピトープを含むことができる。一部の例では、組成物は、第3のエピトープを含むことができ、第1、第2および第3のエピトープは、IGFBP2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択される。
一部の例では、組成物は、対象に投与することができ得る。一部の例では、対象は、組成物の投与を必要としている。一部の例では、組成物は、対象における免疫応答の誘発に有効である。一部の例では、組成物は、対象における乳がんに関連する多数の細胞の排除に有効である。一部の例では、組成物を使用して、対象における乳がんに関連する細胞の成長を予防することができる。
一部の例では、第1および第2の核酸配列は、第1のプラスミドに位置する。一部の例では、第2の核酸配列は、第2のプラスミドに位置する。
一部の例では、乳がんに関連する細胞は、異型特徴を発現する乳房細胞、前腫瘍性乳房細胞、乳がん細胞、前浸潤性乳がん細胞、乳がん幹細胞、上皮細胞、間葉系細胞、間質細胞またはこれらの組合せから選択される。
一部の例では、第1および第2の核酸配列は、少なくとも70%の純度まで精製される。一部の例では、第1および第2の核酸配列は、第1のプラスミドに位置し、リンカー核酸の配列によって離される。一部の例では、第1の核酸配列は、第1のプラスミドにおいて第2の核酸配列に隣接する。
一部の例では、少なくとも第1のプラスミドは、医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のプラスミドは、医薬担体をさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のプラスミドは、医薬担体およびアジュバントをさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のプラスミドは、アジュバントをさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、組成物は、アジュバントおよび薬学的に許容される担体をさらに含む。一部の例では、アジュバントは、GM−CSFである。
一部の例では、対象は、乳がんを有するヒト、乳がんを有するマウスまたは乳がんを有するラットから選択される。一部の例では、対象は、乳がんがないヒト、乳がんがないマウスまたは乳がんがないラットから選択される。
一部の例では、免疫応答は、1型免疫応答である。一部の例では、第1の核酸配列は、ヒト、マウスまたはラットから選択される種である。一部の例では、第2の核酸配列は、ヒト、マウスまたはラットから選択される種である。一部の例では、免疫応答は、I型サイトカイン産生と1を超えるII型サイトカイン産生との比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、I型サイトカイン産生と1未満のII型サイトカイン産生との比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、IFNγ産生と1を超えるIL−10産生との比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、IFNγ産生と1未満のIL−10産生との比によって特徴付けられる。
一部の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含む組成物であって、第1のエピトープは、HIF−1αペプチドの部分であり、第1のヌクレオチド配列は、プラスミドに位置する組成物を含む。他の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドと、第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列とを含む組成物であって、第1および第2のエピトープは、HIF−1αペプチドの部分であり、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1種または複数のプラスミドに位置する組成物を含む。
次のタンパク質、CD105、HIF1α、MDM2、Yb1、SOX−2、HER−2、IGFBP2、IGF−1RおよびCDH3由来のエピトープをコードする核酸配列は、本明細書に収載されているものとは異なることができる。一部の例では、本明細書に開示されている核酸配列に対し95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%を超えてまたは50%を超えて相同な核酸配列を本明細書に記載されている組成物において使用することができる。
本明細書に記載されている組成物は、一部の例では、乳がんに関連する細胞によって発現される第1の抗原の第1のエピトープと、乳がんに関連する細胞によって発現される第2の抗原の第2のエピトープとを含む組成物を含むことができる。
一部の例では、組成物は、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープを含むことができ、第1のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から選択されるペプチドの部分である。一部の例では、組成物は、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープ、第2の抗原の少なくとも第2のエピトープを含むことができ、第1および第2のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。一部の例では、ペプチドCD105の少なくとも第1のエピトープは、EARMLNASIVASFVELPL(配列番号6)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;QNGTWPREVLLVLSVNSSVFLHLQALGIPLHLAYNSSLVTFQEPPGVNTTEL(配列番号1)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;TVFMRLNIISPDLSGCTSKGLVLPAVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRSPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号8)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;TVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRGPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号9)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRAPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号10)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドYb−1の少なくとも第1のエピトープは、EDVFVHQTAIKKNNPRK(配列番号14)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;YRRNFNYRRRRPEN(配列番号15)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQN(配列番号16)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドSOX−2の少なくとも第1のエピトープは、GLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSV(配列番号20)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドCDH3の少なくとも第1のエピトープは、RSLKERNPLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKET(配列番号25)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;LKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKET(配列番号26)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;AMHSPPTRILRRRKREWVMPPIFVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKIFYSITGPGADSPPEGVFTIEKES(配列番号27)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはVMNSPPSRILRRRKREWVMPPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKLFYSITGPGADSPPEGVFTIEKET(配列番号28)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドMDM−2の少なくとも第1のエピトープは、TYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSV(配列番号32)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;TYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVAVSQQDSGTSLS(配列番号33)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはIYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVVVSQQDSGTSPS(配列番号34)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。
一部の例では、本明細書に記載されている組成物は、MAVPMQLSCSRQNGTWPREVLLVLSVNSSVFLHLQALGIPLHLAYNSSLVTFQEPPGVNTTELRSTGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLRSLKERNPLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKETRSAGETYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSVSRS(配列番号39)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;MAVPMTVFMRLNIISPDLSGCTSKGLVLPAVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRSPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKETRSAGETYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSVSRS(配列番号40)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;MAVPMTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRGPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLAMHSPPTRILRRRKREWVMPPIFVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKIFYSITGPGADSPPEGVFTIEKESRSAGETYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVAVSQQDSGTSLSRS(配列番号41)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはMAVPMTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRAPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLVMNSPPSRILRRRKREWVMPPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKLFYSITGPGADSPPEGVFTIEKETRSAGEIYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVVVSQQDSGTSPSRS(配列番号42)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される5種のエピトープの融合ペプチドのアミノ酸配列を含む。
本明細書に記載されている組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含む組成物であって、第1のエピトープは、IGFBP−2、HER−2またはIGF−1Rから選択されるペプチドの部分であり、第1のヌクレオチド配列は、プラスミドに位置する組成物を含むことができる。一部の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドと、第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列とを含むことができ、第1および第2のエピトープは、IGFBP−2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1種または複数のプラスミドに位置する。一部の例では、ペプチドIGFBP−2の少なくとも第1のエピトープは、NHVDSTMNMLGGGGS(配列番号46)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;ELAVFREKVTEQHRQ(配列番号47)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;LGLEEPKKLRPPPAR(配列番号48)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;DQVLERISTMRLPDE(配列番号49)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;GPLEHLYSLHIPNCD(配列番号50)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;KHGLYNLKQCKMSLN(配列番号51)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;PECHLFYNEQQEARG(配列番号53)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;MLPRVGCPALPLPPPPLLPLLPLLLLLLGASGGGGGARAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPVAPPAAVAAVAGGARMPCAELVREPGCGCCSVCARLEGEACGVYTPRCGQGLRCYPHPGSELPLQALVMGEGTCEKRRDAEYGASPEQVADNGDDHSEGGLVE(配列番号54)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;MLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGTTPQQVADSDDDHSEGGLVE(配列番号55)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGATPQQVADSEDDHSEGGLVE(配列番号56)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドHER−2の少なくとも第1のエピトープは、TMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVRENRGRLGSQDLLNWCMQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLAPGAGGMVHHRHRSSSPLPAARPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号60)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TMRRLLQETELVEPLTPSGAVPNQAQMRILKETELRKLKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEEVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLALGTGSTAHRRHRSSSPPPPIRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号61)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLTPGTGSTAHRRHRSSSPLPPVRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号62)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドIGF−1Rのエピトープをコードする核酸配列は、DYRSYRFPKLTVITE(配列番号66)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;IRGWKLFYNYALVIF(配列番号67)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;VVTGYVKIRHSHALV(配列番号68)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;FFYVQAKTGYENFIH(配列番号69)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;LIIALPVAVLLIVGG(配列番号70)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;LVIMLYVFHRKRNNS(配列番号71)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;NCHHVVRLLGVVSQG(配列番号72)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;WSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRKNERALP(配列番号73)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;WSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALP(配列番号74)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALP(配列番号75)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。
本明細書に記載されている組成物は、MAVPMLPRVGCPALPLPPPPLLPLLPLLLLLLGASGGGGGARAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPVAPPAAVAAVAGGARMPCAELVREPGCGCCSVCARLEGEACGVYTPRCGQGLRCYPHPGSELPLQALVMGEGTCEKRRDAEYGASPEQVADNGDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVRENRGRLGSQDLLNWCMQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLAPGAGGMVHHRHRSSSPLPAARPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRKNERALPAAA(配列番号79)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;MAVPMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGTTPQQVADSDDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAVPNQAQMRILKETELRKLKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEEVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLALGTGSTAHRRHRSSSPPPPIRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALPAAA(配列番号80)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはMAVPMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGATPQQVADSEDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLTPGTGSTAHRRHRSSSPLPPVRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALPAAA(配列番号81)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される3種のエピトープの融合タンパク質をコードする核酸配列をさらに含むことができる。
一部の例では、組成物は、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される第1および第2のエピトープを含む。一部の例では、組成物は、第3のエピトープをさらに含み、第1、第2および第3のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。一部の例では、組成物は、第3および第4のエピトープをさらに含み、第1、第2、第3および第4のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。一部の例では、組成物は、第3、第4および第5のエピトープをさらに含み、第1、第2、第3、第4および第5のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。
一部の例では、組成物は、IGFBP2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択される第1および第2のエピトープを含む。一部の例では、組成物は、第3のエピトープをさらに含み、第1、第2および第3のエピトープは、IGFBP2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択される。
一部の例では、組成物は、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープを含むことができ、第1のエピトープは、HIF−1α由来のペプチドの部分である。一部の例では、組成物は、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープ、第2の抗原の少なくとも第2のエピトープを含むことができ、第1および第2のエピトープは、HIF−1αに由来する。
一部の例では、組成物は、DSKTFLSRHSLDMKFSYCDERITELMGYEPEELLGRSIYEYYHALDSDHLTKTHHDMFTKGQVTTGQYRMLAKRGGYVWVETQATVIYN(配列番号82)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;SDNVNKYMGLTQFELTGHSVFDFTHP(配列番号83)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびGGYVWVETQATVIYNTKNSQ(配列番号84)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドHIF−1αのエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、組成物は、DSKTFLSRHSLDMKFSYCDERITELMGYEPEELLGRSIYEYYHALDSDHLTKTHHDMFTKGQVTTGQYRMLAKRGGYVWVETQATVIYN(配列番号82)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;SDNVNKYMGLTQFELTGHSVFDFTHP(配列番号83)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列;およびGGYVWVETQATVIYNTKNSQ(配列番号84)のアミノ酸配列に対し少なくとも90%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択されるペプチドHIF−1αの少なくとも第1のエピトープを含むことができる。
次のタンパク質、CD105、HIF1α、MDM2、Yb1、SOX−2、HER−2、IGFBP2、IGF−1RおよびCDH3由来のエピトープのアミノ酸配列は、本明細書に収載されているものとは異なることができる。一部の例では、本明細書に開示されているアミノ酸配列に対し95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%を超えてまたは50%を超えて相同なアミノ酸配列を本明細書に記載されている組成物において使用することができる。
一部の例では、第1のアミノ酸配列は、ヒト、マウスおよびラットからなる種の群から選択される。一部の例では、第2のアミノ酸配列は、ヒト、マウスおよびラットからなる種の群から選択される。
一部の例では、第1および第2の核酸配列は、第1のプラスミドに位置する。一部の例では、第2の核酸配列は、第2のプラスミドに位置する。一部の例では、第1および第2のエピトープのアミノ酸配列は、リンカーアミノ酸の配列によって離される。一部の例では、第1のエピトープのアミノ酸配列は、第2のエピトープのアミノ酸配列に隣接する。
一部の例では、免疫応答は、1型免疫応答である。一部の例では、免疫応答は、I型サイトカイン産生と1を超えるII型サイトカイン産生との比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、I型サイトカイン産生と1未満のII型サイトカイン産生との比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、IFNγ産生と1を超えるIL−10産生との比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、IFNγ産生と1未満のIL−10産生との比によって特徴付けられる。
一部の例では、組成物は、対象に投与される。一部の例では、対象は、組成物の投与を必要としている。一部の例では、組成物は、対象における免疫応答の誘発に有効である。一部の例では、組成物は、対象における乳がんに関連する多数の細胞の排除に有効である。一部の例では、組成物を使用して、対象における乳がんに関連する細胞の成長を予防することができる。
一部の例では、対象は、乳がんを有するヒト、乳がんを有するマウスおよび乳がんを有するラットからなる群から選択される。一部の例では、対象は、乳がんがないヒト、乳がんがないマウスおよび乳がんがないラットからなる群から選択される。
一部の例では、乳がんに関連する細胞は、異型特徴を発現する乳房細胞、前腫瘍性乳房細胞、乳がん細胞、前浸潤性乳がん細胞、乳がん幹細胞、上皮細胞、間葉系細胞、間質細胞またはこれらの組合せから選択される。
一部の例では、少なくとも第1のエピトープは、医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のエピトープは、医薬担体をさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のエピトープは、医薬担体およびアジュバントをさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のエピトープは、アジュバントをさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、組成物は、アジュバントおよび医薬担体をさらに含む。一部の例では、アジュバントは、GM−CSFである。
一部の例では、組成物は、対象に投与することができる。一部の例では、対象は、それを必要としている。一部の例では、対象における乳がんを予防するための方法は、方法が、本明細書に記載されている組成物を対象に投与するステップを含むように本明細書に提供されている。一部の例では、対象における乳がんを処置するための方法は、方法が、本明細書に記載されている組成物を対象に投与するステップを含むように本明細書に提供されている。一部の例では、投与するステップは、対象への本明細書に記載されている組成物の少なくとも1用量の送達をさらに含む。一部の例では、投与するステップは、皮下注射、皮内注射、筋肉内注射、血管内注射、外用適用または吸入による、対象への本明細書に記載されている組成物の送達をさらに含む。一部の例では、対象は、乳がんを有するヒト、乳がんを有するマウスおよび乳がんを有するラットからなる群から選択される。一部の例では、対象は、乳がんがないヒト、乳がんがないマウスおよび乳がんがないラットからなる群から選択される。
本開示は、本明細書に記載されている組成物を調製するためのキットであって、組成物を調製するための説明書を含むキットも提供する。本開示は、本明細書に記載されている組成物を投与するためのキットであって、組成物を投与するための説明書を含むキットも提供する。
サバイビン、HIF−1α、IGFBP−2およびIGF−1Rから選択されるエピトープを含む組成物
本明細書に記載されている組成物は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種のヌクレオチド配列を含むプラスミドと、賦形剤とを含む。組成物は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種のヌクレオチド配列を含むプラスミドを含むことができる。組成物は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種のヌクレオチド配列を含むプラスミドを含むことができる。組成物は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種のヌクレオチド配列を含むプラスミドを含むことができる。組成物は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種のヌクレオチド配列を含むプラスミドを含むことができる。組成物は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種のヌクレオチド配列を含むプラスミドを含むことができる。組成物は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列の全長に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする少なくとも1種のヌクレオチド配列を含むプラスミドを含むことができる。
場合により、少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも100%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。
場合により、少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。少なくとも1種のヌクレオチド配列は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも100%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。
一部の事例では、組成物は、少なくとも4種のヌクレオチド配列を含む単離されたプラスミドを含む。場合により、少なくとも4種のヌクレオチド配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも60%、70%、80%、90%、95%、99%または100%配列同一性を含むポリペプチドを独立にコードする。場合により、単離されたプラスミドは、4種のヌクレオチド配列を含むことができる。場合により、4種のヌクレオチド配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも60%、70%、80%、90%、95%、99%または100%配列同一性を含むポリペプチドを独立にコードすることができる。他の場合、4種のヌクレオチド配列のそれぞれは、異なるポリペプチドをコードすることができる。場合により、異なるポリペプチドのそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも60%、70%、80%、90%、95%、99%または100%配列同一性を含むことができる。
場合により、4種のヌクレオチド配列のうち1種は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。4種のヌクレオチド配列のうち1種は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。4種のヌクレオチド配列のうち1種は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。4種のヌクレオチド配列のうち1種は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。4種のヌクレオチド配列のうち1種は、配列番号85の少なくとも20個の連続アミノ酸に対し少なくとも100%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。
場合により、4種のヌクレオチド配列のうち1種は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。4種のヌクレオチド配列のうち1種は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。4種のヌクレオチド配列のうち1種は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。4種のヌクレオチド配列のうち1種は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。4種のヌクレオチド配列のうち1種は、配列番号87の少なくとも60個の連続アミノ酸に対し少なくとも100%配列同一性を含むポリペプチドをコードすることができる。
一部の例では、4種のヌクレオチド配列は、プラスミド内にタンデムに配置される。4種のヌクレオチド配列は、リンカー核酸の配列によって離すことができる。リンカー核酸の配列は、約1〜約150、約5〜約100または約10〜約50核酸の長さであり得る。一部の事例では、核酸は、1個または複数のアミノ酸残基をコードすることができる。場合により、リンカーのアミノ酸配列は、約1〜約50または約5〜約25アミノ酸残基の長さであり得る。場合により、リンカーは、図14における下線部として示すリンカー(配列番号14)を含むことができる。
場合により、組成物は、少なくとも1種の追加的な単離されたプラスミドをさらに含むことができる。場合により、組成物は、少なくとも2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、35、40、45、50個またはそれを超える追加的な単離されたプラスミドをさらに含むことができる。
一部の例では、少なくとも1個の追加的な単離されたプラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。少なくとも1個の追加的な単離されたプラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むことができる。少なくとも1個の追加的な単離されたプラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むことができる。少なくとも1個の追加的な単離されたプラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むことができる。少なくとも1個の追加的な単離されたプラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むことができる。少なくとも1個の追加的な単離されたプラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むことができる。
本明細書に記載されている組成物は、配列番号89に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むプラスミドと、賦形剤とを含む組成物を含むことができる。組成物は、配列番号89に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むプラスミドを含むことができる。組成物は、配列番号89に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むプラスミドを含むことができる。組成物は、配列番号89に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むプラスミドを含むことができる。組成物は、配列番号89に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むプラスミドを含むことができる。
本明細書に記載されている組成物は、配列番号89に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドを含む組成物を含むことができる。組成物は、配列番号89に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドを含むことができる。組成物は、配列番号89に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドを含むことができる。組成物は、配列番号89に対し100%配列同一性を含むポリペプチドを含むことができる。組成物は、配列番号89に対し100%配列同一性からなるポリペプチドを含むことができる。
組成物は、対象における乳がんまたは卵巣がんの処置のために製剤化することができる。乳がんは、再発したまたは難治性の乳がんであり得る。卵巣がんは、再発したまたは難治性の卵巣がんであり得る。乳がんは、転移した乳がんであり得る。卵巣がんは、転移した卵巣がんであり得る。
組成物は、免疫応答を誘発することができる。免疫応答は、1を超えるII型サイトカイン産生に対するI型サイトカイン産生の比によって特徴付けることができる。免疫応答は、1未満のII型サイトカイン産生に対するI型サイトカイン産生の比によって特徴付けることができる。免疫応答は、1を超えるIL−10産生に対するIFNγ産生の比によって特徴付けることができる。免疫応答は、1未満のIL−10産生に対するIFNγ産生の比によって特徴付けることができる。
場合により、組成物は、アジュバントをさらに含むことができる。場合により、アジュバントは、GM−CSFである。
本組成物は、賦形剤をさらに含むことができる。賦形剤は、薬学的に許容される担体であり得る。
しばしば、組成物は、皮下、筋肉内または皮内投与のために製剤化することができる。
本開示は、本明細書に記載されている組成物を調製するためのキットであって、組成物を調製するための説明書を含むキットも提供する。本開示は、本明細書に記載されている組成物を投与するためのキットであって、組成物を投与するための説明書を含むキットも提供する。
医薬組成物のためのプラスミド
一部の例では、エピトープは、ペプチドに基づくワクチンにおいて直接的に使用することができるヒトタンパク質に由来することができる。他の例では、エピトープは、ヒトタンパク質に由来することができ、エピトープをコードするコードする核酸配列は、投与後に対象におけるエピトープの発現を誘導するように設計された核酸構築物に取り込むことができる。例えば、核酸構築物由来のコードされたエピトープは、少なくとも1種のエピトープに対する免疫応答が、タンパク質の特異的なセット(例えば、自己タンパク質)に同調、増幅、減弱、抑制または排除されることを可能にし得る。一部の例では、ペプチドまたは核酸構築物をタンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種に最適化して、Th1免疫応答を誘導、増幅または同調することができる。一部の例では、エピトープは、伸長されたTh1エピトープであり得る。他の例では、ペプチドまたは核酸構築物をタンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種に最適化して、それを必要とする対象(例えば、ヒトまたは動物)における病理学的応答を抑制、減弱または排除することができる。
本明細書に記載されている組成物は、組成物(例えば、ワクチン)の投与後に対象における少なくとも1種のエピトープを発現するための核酸配列を含有するプラスミドを含むことができる。核酸(nucleic)配列の発現のための医薬品使用に適した当業者に公知の任意のプラスミド骨格(例えば、ベクター)を、本明細書に記載されている組成物において使用してもよい。一部の例では、市販のプラスミド骨格を使用することができる。例えば、プラスミドpUMVC3を使用することができる。一部の例では、市販のプラスミド骨格は、使用前に修飾、突然変異、遺伝子操作またはクローニングすることができる。他の例では、市販されていないプラスミド骨格を使用することができる。
少なくとも1種のエピトープの核酸配列を挿入する前に、プラスミド骨格は、約500bp、約1.0kB、約1.2kB、約1.4kB、約1.6kB、約1.8kB、約2.0kB、約2.2kB、約2.4kB、約2.6kB、約2.8kB、約3.0kB、約3.2kB、約3.4kB、約3.6kB、約3.8kB、約4.0kB、約4.2kB、約4.4kB、約4.6kB、約4.8kB、約5.0kB、約5.2kB、約5.4kB、約5.6kB、約5.8kB、約6.0kB、約6.2kB、約6.4kB、約6.6kB、約6.8kB、約7.0kB、約7.2kB、約7.4kB、約7.6kB、約7.8kB、約8.0kB、約8.2kB、約8.4kB、約8.6kB、約8.8kB、約9.0kB、約9.2kB、約9.4kB、約9.6kB、約9.8kB、約10.0kB、約10.2kB、約10.4kB、約10.6kB、約10.8kB、約11.0kB、約11.2kB、約11.4kB、約11.6kB、約11.8kB、約12.0kB、約12.2kB、約12.4kB、約12.6kB、約12.8kB、約13.0kB、約13.2kB、約13.4kB、約13.6kB、約13.8kB、約14kB、約14.5kB、約15kB、約15.5kB、約16kB、約16.5kB、約17kB、約17.5kB、約18kB、約18.5kB、約19kB、約19.5kB、約20kB、約30kB、約40kB、約50kB、約60kB、約70kB、約80kB、約90kB、約100kB、約110kB、約120kB、約130kB、約140kB、約150kB、約160kB、約170kB、約180kB、約190kBまたは約200kB未満の長さであり得る。例示的な例では、少なくとも1種のエピトープをコードする核酸配列の付加前に、プラスミドは、約4kBの長さである。
一部の例では、本明細書に記載されている組成物は、1種のプラスミドを含むことができる。他の例では、本明細書に記載されている組成物は、1種を超えるプラスミドを含むことができる。例えば、本明細書に記載されている組成物は、2種のプラスミド、3種のプラスミド、4種のプラスミド、5種のプラスミド、6種のプラスミド、7種のプラスミド、8種のプラスミド、9種のプラスミド、10種のプラスミド、11種のプラスミド、12種のプラスミド、13種のプラスミド、14種のプラスミド、15種のプラスミド、16種のプラスミド、17種のプラスミド、18種のプラスミド、19種のプラスミド、20種のプラスミドまたは20種を超えるプラスミドを含むことができる。
一部の例では、プラスミドの少なくとも1種のエピトープをコードする核酸は、デオキシリボ核酸であり得る。例えば、デオキシリボ核酸は、一本鎖、二本鎖または相補的であり得る。デオキシリボ核酸は、ゲノム、ミトコンドリアまたはプラスミドデオキシリボ核酸に由来することができる。他の例では、プラスミドの核酸は、リボ核酸であり得る。例えば、リボ核酸は、一本鎖または二本鎖であり得る。一部の例では、リボ核酸は、マイクロ、アンチセンス、低分子ヘアピン型、低分子干渉、メッセンジャー、トランスファー、リボソームその他であり得る。一部の例では、プラスミドの核酸は、デオキシリボ核酸の部分およびリボ核酸の部分であり得る。
プラスミドの少なくとも1種のエピトープをコードする核酸は、核酸から発現されるエピトープが、対象における免疫応答をもたらすような、任意の種に由来することができる。一部の例では、対象は、齧歯類、非ヒト霊長類またはヒトであり得る。プラスミドのエピトープをコードする核酸は、当業者に公知の方法および技法を使用して、任意の核酸供給源から単離することができる。プラスミドのエピトープをコードする核酸は、当業者に公知の方法および技法を使用して、プラスミド骨格にクローニングすることができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のCD105の核酸配列を使用して、ヒトにおいてCD105を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のCD105の核酸配列を使用して、ヒトにおいてCD105を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるCD105の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてCD105を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるCD105の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるCD105の発現に使用することができる。
一部の例において、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のCD105の核酸配列を使用して、ヒトにおいてCD105を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のCD105の核酸配列を使用して、ヒトにおいてCD105を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるCD105の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてCD105を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるCD105の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるCD105の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のHIF−1Aの核酸配列を使用して、ヒトにおいてHIF−1Aを発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のHIF−1Aの核酸配列を使用して、ヒトにおいてHIF−1Aを発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるHIF−1Aの天然起源の核酸配列を使用して、対象においてHIF−1Aを発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるHIF−1Aの天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるHIF−1Aの発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のHIF−1Aの核酸配列を使用して、ヒトにおいてHIF−1Aを発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のHIF−1Aの核酸配列を使用して、ヒトにおいてHIF−1Aを発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるHIF−1Aの天然起源の核酸配列を使用して、対象においてHIF−1Aを発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるHIF−1Aの天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるHIF−1Aの発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のMDM2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてMDM2を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のMDM2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてMDM2を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるMDM2の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてMDM2を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるMDM2の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるMDM2の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のMDM2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてMDM2を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のMDM2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてMDM2を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるMDM2の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてMDM2を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるMDM2の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるMDM−2の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のYb−1の核酸配列を使用して、ヒトにおいてYb−1を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のYb−1の核酸配列を使用して、ヒトにおいてYb−1を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるYb−1の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてYb−1を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるYb−1の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるYb−1の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のYb−1の核酸配列を使用して、ヒトにおいてYb−1を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のYb−1の核酸配列を使用して、ヒトにおいてYb−1を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるYb−1の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてYb−1を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるYb−1の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるYb−1の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のSOX−2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてSOX−2を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のSOX−2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてSOX−2を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるSOX−2の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてSOX−2を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるSOX−2の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるSOX−2の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のSOX−2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてSOX−2を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のSOX−2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてSOX−2を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるSOX−2の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてSOX−2を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるSOX−2の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるSOX−2の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のHER−2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてHER−2を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のHER−2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてHER−2を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるHER−2の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてHER−2を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるHER−2の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるHER−2の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のHER−2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてHER−2を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のHER−2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてHER−2を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるHER−2の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてHER−2を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるHER−2の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるHER−2の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のIGFBP2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGFBP2を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のIGFBP2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGFBP2を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGFBP2の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてIGFBP2を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGFBP2の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるIGFBP2の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のIGFBP2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGFBP2を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のIGFBP2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGFBP2を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGFBP2の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてIGFBP2を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGFBP2の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるIGFBP2の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のIGF−1Rの核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGF−1Rを発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のIGF−1Rの核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGF−1Rを発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGF−1Rの天然起源の核酸配列を使用して、対象においてIGF−1Rを発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGF−1Rの天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるIGF−1Rの発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のIGF−1Rの核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGF−1Rを発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のIGF−1Rの核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGF−1Rを発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGF−1Rの天然起源の核酸配列を使用して、対象においてIGF−1Rを発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGF−1Rの天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるIGF−1Rの発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のCDH3の核酸配列を使用して、ヒトにおいてCDH3を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のCDH3の核酸配列を使用して、ヒトにおいてCDH3を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるCDH3の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてCDH3を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるCDH3の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるCDH3の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のCDH3の核酸配列を使用して、ヒトにおいてCDH3を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のCDH3の核酸配列を使用して、ヒトにおいてCDH3を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるCDH3の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてCDH3を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるCDH3の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるCDH3の発現に使用することができる。
本明細書に記載されている組成物は、乳がんに関連する細胞によって発現される第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドと、乳がんに関連する細胞によって発現される第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列とを含む組成物であって、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1種または複数のプラスミドに位置する組成物を含む。一部の例では、組成物は、次のタンパク質、CD105、HIF1α、MDM2、Yb−1、SOX−2、HER−2、IGFBP2、IGF−1RおよびCDH3由来のエピトープをコードする核酸を含むことができる。
一部の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含む組成物であって、第1のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から選択されるペプチドの部分であり、第1のヌクレオチド配列は、プラスミドに位置する組成物を含むことができる。他の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドと、第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列とを含む組成物であって、第1および第2のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1種または複数のプラスミドに位置する組成物を含むことができる。
一部の例では、組成物は、次のタンパク質、CD105、MDM2、Yb−1、SOX−2およびCDH3由来のエピトープをコードする核酸を含むことができる。一部の例では、組成物は、CAGAACGGCACCTGGCCCCGCGAGGTGCTGCTGGTGCTGTCCGTGAACTCCTCCGTGTTCCTGCACCTACAGGCCCTGGGCATCCCCCTGCACCTGGCCTACAACTCCTCCCTGGTGACCTTCCAGGAGCCCCCCGGCGTGAACACCACCGAGCTG(配列番号2)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCGTGTTCATGCGCCTGAACATCATCTCCCCCGACCTGTCCGGCTGCACCTCCAAGGGCCTGGTGCTGCCCGCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCTCCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCC(配列番号3)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCGTGTCCATGCGCCTGAACATCGTGTCCCCCGACCTGTCCGGCAAGGGCCTGGTGCTGCCCTCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCGGCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCC(配列番号4)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCGTGTCCATGCGCCTGAACATCGTGTCCCCCGACCTGTCCGGCAAGGGCCTGGTGCTGCCCTCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCGCCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCC(配列番号5)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;EARMLNASIVASFVELPL(配列番号6)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;QNGTWPREVLLVLSVNSSVFLHLQALGIPLHLAYNSSLVTFQEPPGVNTTEL(配列番号1)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TVFMRLNIISPDLSGCTSKGLVLPAVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRSPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号8)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRGPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号9)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRAPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号10)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドCD105のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、GGAGTGCCAGTGCAGGGCTCCAAGTACGCTGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCACGCCGTCGCGGCCCACCCCGCAACTACCAGCAGAAC(配列番号11)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GGCGTGCCCGTGCAGGGCTCCAAGTACGCCGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCCCGCCGCCGCGGCCCCCCCCGCAACTACCAGCAGAAC(配列番号12)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GGCGTGCCCGTGCAGGGCTCCAAGTACGCCGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCCCGCCGCCGCGGCCCCCCCCGCAACTACCAGCAGAAC(配列番号12)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;EDVFVHQTAIKKNNPRK(配列番号14)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;YRRNFNYRRRRPEN(配列番号15)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQN(配列番号16)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドYb−1のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、GGCCTCAATGCGCACGGCGCAGCGCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGAGCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCAGCTCGCAGACCTACATGAACGGCTCGCCCACCTACAGCATGTCCTACTCGCAGCAGGGCACCCCTGGCATGGCTCTTGGCTCCATGGGTTCGGTG(配列番号17)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GGCCTGAACGCCCACGGCGCCGCCCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGTCCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCTCCTCCCAGACCTACATGAACGGCTCCCCCACCTACTCCATGTCCTACTCCCAGCAGGGCACCCCCGGCATGGCCCTGGGCTCCATGGGCTCCGTG(配列番号18)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GGCCTGAACGCCCACGGCGCCGCCCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGTCCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCTCCTCCCAGACCTACATGAACGGCTCCCCCACCTACTCCATGTCCTACTCCCAGCAGGGCACCCCCGGCATGGCCCTGGGCTCCATGGGCTCCGTG(配列番号18)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;またはGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSV(配列番号20)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドSOX−2のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、AGGTCACTGAAGGAAAGGAATCCATTGAAAATCTTCCCATCCAAACGTATCTTACGAAGACACAAGAGAGATTGGGTGGTTGCTCCAATATCTGTCCCTGAAAATGGCAAGGGTCCCTTCCCACAGAGACTGAATCAGCTCAAGTCTAATAAAGATAGAGACACCAAGATTTTCTACAGCATCACGGGGCCGGGTGCAGACAGCCCACCTGAGGGTGTCTTCGCTGTAGAGAAGGAGACA(配列番号21)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;TTGAAAATCTTCCCATCCAAACGTATCTTACGAAGACACAAGAGAGATTGGGTGGTTGCTCCAATATCTGTCCCTGAAAATGGCAAGGGTCCCTTCCCACAGAGACTGAATCAGCTCAAGTCTAATAAAGATAGAGACACCAAGATTTTCTACAGCATCACGGGGCCGGGTGCAGACAGCCCACCTGAGGGTGTCTTCGCTGTAGAGAAGGAGACA(配列番号22)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GCCATGCACTCCCCCCCCACCCGCATCCTGCGCCGCCGCAAGCGCGAGTGGGTGATGCCCCCCATCTTCGTGCCCGAGAACGGCAAGGGCCCCTTCCCCCAGCGCCTGAACCAGCTGAAGTCCAACAAGGACCGCGGCACCAAGATCTTCTACTCCATCACCGGCCCCGGCGCCGACTCCCCCCCCGAGGGCGTGTTCACCATCGAGAAGGAGTCC(配列番号23)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;GTGATGAACTCCCCCCCCTCCCGCATCCTGCGCCGCCGCAAGCGCGAGTGGGTGATGCCCCCCATCTCCGTGCCCGAGAACGGCAAGGGCCCCTTCCCCCAGCGCCTGAACCAGCTGAAGTCCAACAAGGACCGCGGCACCAAGCTGTTCTACTCCATCACCGGCCCCGGCGCCGACTCCCCCCCCGAGGGCGTGTTCACCATCGAGAAGGAGACC(配列番号24)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;RSLKERNPLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKET(配列番号25)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKET(配列番号26)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;AMHSPPTRILRRRKREWVMPPIFVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKIFYSITGPGADSPPEGVFTIEKES(配列番号27)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコ
ードするヌクレオチド配列;またはVMNSPPSRILRRRKREWVMPPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKLFYSITGPGADSPPEGVFTIEKET(配列番号28)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドCDH3のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、ACCTACACCATGAAGGAGGTGCTGTTCTACCTGGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACCTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAaATCTACACCATGATCTACCGCAACCTGGTGGTGGTGAACCAGCAGGAGTCCTCCGACTCCGGCACCTCCGTGTCC(配列番号29)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCTACACCATGAAGGAGATCATCTTCTACATCGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACGTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAGATCTACGCCATGATCTACCGCAACCTGGTGGCCGTGTCCCAGCAGGACTCCGGCACCTCCCTGTCC(配列番号30)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATCTACACCATGAAGGAGATCATCTTCTACATCGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACGTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAGATCTACGCCATGATCTACCGCAACCTGGTGGTGGTGTCCCAGCAGGACTCCGGCACCTCCCCCTCC(配列番号31)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;TYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSV(配列番号32)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVAVSQQDSGTSLS(配列番号33)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはIYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVVVSQQDSGTSPS(配列番号34)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドMDM2のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。
例示的な例では、組成物は、ATGGCGGTACCCATGCAACTGTCCTGCTCTAGACAGAACGGCACCTGGCCCCGCGAGGTGCTGCTGGTGCTGTCCGTGAACTCCTCCGTGTTCCTGCACCTACAGGCCCTGGGCATCCCCCTGCACCTGGCCTACAACTCCTCCCTGGTGACCTTCCAGGAGCCCCCCGGCGTGAACACCACCGAGCTGAGATCCACCGGTGGAGTGCCAGTGCAGGGCTCCAAGTACGCTGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCACGCCGTCGCGGCCCACCCCGCAACTACCAGCAGAACACGCGTGGCCTCAATGCGCACGGCGCAGCGCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGAGCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCAGCTCGCAGACCTACATGAACGGCTCGCCCACCTACAGCATGTCCTACTCGCAGCAGGGCACCCCTGGCATGGCTCTTGGCTCCATGGGTTCGGTGAGATCCCAATTGAGGTCACTGAAGGAAAGGAATCCATTGAAAATCTTCCCATCCAAACGTATCTTACGAAGACACAAGAGAGATTGGGTGGTTGCTCCAATATCTGTCCCTGAAAATGGCAAGGGTCCCTTCCCACAGAGACTGAATCAGCTCAAGTCTAATAAAGATAGAGACACCAAGATTTTCTACAGCATCACGGGGCCGGGTGCAGACAGCCCACCTGAGGGTGTCTTCGCTGTAGAGAAGGAGACAAGATCCGCCGGCGAAACCTACACCATGAAGGAGGTGCTGTTCTACCTGGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACCTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAAATCTACACCATGATCTACCGCAACCTGGTGGTGGTGAACCAGCAGGAGTCCTCCGACTCCGGCACCTCCGTGTCCAGATCTTAG(配列番号35)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGGCGGTACCCATGACCGTGTTCATGCGCCTGAACATCATCTCCCCCGACCTGTCCGGCTGCACCTCCAAGGGCCTGGTGCTGCCCGCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCTCCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCCACCGGTGGAGTGCCAGTGCAGGGCTCCAAGTACGCTGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCACGCCGTCGCGGCCCACCCCGCAACTACCAGCAGAACACGCGTGGCCTCAATGCGCACGGCGCAGCGCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGAGCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCAGCTCGCAGACCTACATGAACGGCTCGCCCACCTACAGCATGTCCTACTCGCAGCAGGGCACCCCTGGCATGGCTCTTGGCTCCATGGGTTCGGTGAGATCCCAATTGTTGAAAATCTTCCCATCCAAACGTATCTTACGAAGACACAAGAGAGATTGGGTGGTTGCTCCAATATCTGTCCCTGAAAATGGCAAGGGTCCCTTCCCACAGAGACTGAATCAGCTCAAGTCTAATAAAGATAGAGACACCAAGATTTTCTACAGCATCACGGGGCCGGGTGCAGACAGCCCACCTGAGGGTGTCTTCGCTGTAGAGAAGGAGACAAGATCCGCCGGCGAAACCTACACCATGAAGGAGGTGCTGTTCTACCTGGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACCTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAAATCTACACCATGATCTACCGCAACCTGGTGGTGGTGAACCAGCAGGAGTCCTCCGACTCCGGCACCTCCGTGTCCAGATCTTAG(配列番号36)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGGCGGTACCCATGACCGTGTCCATGCGCCTGAACATCGTGTCCCCCGACCTGTCCGGCAAGGGCCTGGTGCTGCCCTCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCGGCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCCACCGGTGGCGTGCCCGTGCAGGGCTCCAAGTACGCCGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCCCGCCGCCGCGGCCCCCCCCGCAACTACCAGCAGAACACGCGTGGCCTGAACGCCCACGGCGCCGCCCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGTCCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCTCCTCCCAGACCTACATGAACGGCTCCCCCACCTACTCCATGTCCTACTCCCAGCAGGGCACCCCCGGCATGGCCCTGGGCTCCATGGGCTCCGTGAGATCCCAATTGGCCATGCACTCCCCCCCCACCCGCATCCTGCGCCGCCGCAAGCGCGAGTGGGTGATGCCCCCCATCTTCGTGCCCGAGAACGGCAAGGGCCCCTTCCCCCAGCGCCTGAACCAGCTGAAGTCCAACAAGGACCGCGGCACCAAGATCTTCTACTCCATCACCGGCCCCGGCGCCGACTCCCCCCCCGAGGGCGTGTTCACCATCGAGAAGGAGTCCAGATCCGCCGGCGAAACCTACACCATGAAGGAGATCATCTTCTACATCGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACGTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAGATCTACGCCATGATCTACCGCAACCTGGTGGCCGTGTCCCAGCAGGACTCCGGCACCTCCCTGTCCAGATCTTAG(配列番号37)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGGCGGTACCCATGACCGTGTCCATGCGCCTGAACATCGTGTCCCCCGACCTGTCCGGCAAGGGCCTGGTGCTGCCCTCCGTGCTGGGCATCACCTTCGGCGCCTTCCTGATCGGCGCCCTGCTGACCGCCGCCCTGTGGTACATCTACTCCCACACCCGCGCCCCCTCCAAGCGCGAGCCCGTGGTGGCCGTGGCCGCCCCCGCCTCCTCCGAGTCCTCCTCCACCAACCACTCCATCGGCTCCACCCAGTCCACCCCCTGCTCCACCTCCTCCATGGCCACCGGTGGCGTGCCCGTGCAGGGCTCCAAGTACGCCGCCGACCGCAACCACTACCGCCGCTACCCCCGCCGCCGCGGCCCCCCCCGCAACTACCAGCAGAACACGCGTGGCCTGAACGCCCACGGCGCCGCCCAGATGCAGCCCATGCACCGCTACGACGTGTCCGCCCTGCAGTACAACTCCATGACCTCCTCCCAGACCTACATGAACGGCTCCCCCACCTACTCCATGTCCTACTCCCAGCAGGGCACCCCCGGCATGGCCCTGGGCTCCATGGGCTCCGTGAGATCCCAATTGGTGATGAACTCCCCCCCCTCCCGCATCCTGCGCCGCCGCAAGCGCGAGTGGGTGATGCCCCCCATCTCCGTGCCCGAGAACGGCAAGGGCCCCTTCCCCCAGCGCCTGAACCAGCTGAAGTCCAACAAGGACCGCGGCACCAAGCTGTTCTACTCCATCACCGGCCCCGGCGCCGACTCCCCCCCCGAGGGCGTGTTCACCATCGAGAAGGAGACCAGATCCGCCGGCGAAATCTACACCATGAAGGAGATCATCTTCTACATCGGCCAGTACATCATGACCAAGCGCCTGTACGACGAGAAGCAGCAGCACATCGTGTACTGCTCCAACGACCTGCTGGGCGACGTGTTCGGCGTGCCCTCCTTCTCCGTGAAGGAGCACCGCAAGATCTACGCCATGATCTACCGCAACCTGGTGGTGGTGTCCCAGCAGGACTCCGGCACCTCCCCCTCCAGATCTTAG(配列番号38)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;MAVPMQLSCSRQNGTWPREVLLVLSVNSSVFLHLQALGIPLHLAYNSSLVTFQEPPGVNTTELRSTGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLRSLKERNPLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKETRSAGETYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSVSRS(配列番号39)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MAVPMTVFMRLNIISPDLSGCTSKGLVLPAVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRSPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKETRSAGETYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSVSRS(配列番号40)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MAVPMTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRGPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLAMHSPPTRILRRRKREWVMPPIFVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKIFYSITGPGADSPPEGVFTIEKESRSAGETYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVAVSQQDSGTSLSRS(配列番号41)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはMAVPMTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRAPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLVMNSPPSRILRRRKREWVMPPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKLFYSITGPGADSPPEGVFTIEKETRSAGEIYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVVVSQQDSGTSPSRS(配列番号42)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される5種のエピトープの融合ペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、組成物は、次のタンパク質、HER−2、IGFBP2およびIGF−1R由来のエピトープをコードする核酸を含むことができる。一部の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含むことができ、第1のエピトープは、IGFBP−2、HER−2、IGF−1Rから選択されるペプチドの部分であり、第1のヌクレオチド配列は、プラスミドに位置する。一部の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドと、第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列とを含むことができ、第1および第2のエピトープは、IGFBP−2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1種または複数のプラスミドに位置する。一部の例では、組成物は、ATGCTGCCGAGAGTGGGCTGCCCCGCGCTGCCGCTGCCGCCGCCGCCGCTGCTGCCGCTGCTGCCGCTGCTGCTGCTGCTACTGGGCGCGAGTGGCGGCGGCGGCGGGGCGCGCGCGGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCGCCCTGCACACCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGGCCCCCGCCGGTTGCGCCGCCCGCCGCGGTGGCCGCAGTGGCCGGAGGCGCCCGCATGCCATGCGCGGAGCTCGTCCGGGAGCCGGGCTGCGGCTGCTGCTCGGTGTGCGCCCGGCTGGAGGGCGAGGCGTGCGGCGTCTACACCCCGCGCTGCGGCCAGGGGCTGCGCTGCTATCCCCACCCGGGCTCCGAGCTGCCCCTGCAGGCGCTGGTCATGGGCGAGGGCACTTGTGAGAAGCGCCGGGACGCCGAGTATGGCGCCAGCCCGGAGCAGGTTGCAGACAATGGCGATGACCACTCAGAAGGAGGCCTGGTGGAG(配列番号43)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGCTGCCCCGCCTGGGCGGCCCCGCCCTGCCCCTGCTGCTGCCCTCCCTGCTGCTGCTGCTGCTGCTGGGCGCCGGCGGCTGCGGCCCCGGCGTGCGCGCCGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCCCCCTGCACCCCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGCCCCCCCCCCGACGCCCCCTGCGCCGAGCTGGTGCGCGAGCCCGGCTGCGGCTGCTGCTCCGTGTGCGCCCGCCAGGAGGGCGAGGCCTGCGGCGTGTACATCCCCCGCTGCGCCCAGACCCTGCGCTGCTACCCCAACCCCGGCTCCGAGCTGCCCCTGAAGGCCCTGGTGACCGGCGCCGGCACCTGCGAGAAGCGCCGCGTGGGCACCACCCCCCAGCAGGTGGCCGACTCCGACGACGACCACTCCGAGGGCGGCCTGGTGGAG(配列番号44)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGCTGCCCCGCCTGGGCGGCCCCGCCCTGCCCCTGCTGCTGCCCTCCCTGCTGCTGCTGCTGCTGCTGGGCGCCGGCGGCTGCGGCCCCGGCGTGCGCGCCGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCCCCCTGCACCCCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGCCCCCCCCCCGACGCCCCCTGCGCCGAGCTGGTGCGCGAGCCCGGCTGCGGCTGCTGCTCCGTGTGCGCCCGCCAGGAGGGCGAGGCCTGCGGCGTGTACATCCCCCGCTGCGCCCAGACCCTGCGCTGCTACCCCAACCCCGGCTCCGAGCTGCCCCTGAAGGCCCTGGTGACCGGCGCCGGCACCTGCGAGAAGCGCCGCGTGGGCACCACCCCCCAGCAGGTGGCCGACTCCGAGGACGACCACTCCGAGGGCGGCCTGGTGGAG(配列番号45)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;NHVDSTMNMLGGGGS(配列番号46)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;ELAVFREKVTEQHRQ(配列番号47)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列、LGLEEPKKLRPPPAR(配列番号48)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;DQVLERISTMRLPDE(配列番号49)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;GPLEHLYSLHIPNCD(配列番号50)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;KHGLYNLKQCKMSLN(配列番号51)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;PNTGKLIQGAPTIRG(配列番号52)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;PECHLFYNEQQEARG(配列番号53)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MLPRVGCPALPLPPPPLLPLLPLLLLLLGASGGGGGARAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPVAPPAAVAAVAGGARMPCAELVREPGCGCCSVCARLEGEACGVYTPRCGQGLRCYPHPGSELPLQALVMGEGTCEKRRDAEYGASPEQVADNGDDHSEGGLVE(配列番号54)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGTTPQQVADSDDDHSEGGLVE(配列番号55)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGATPQQVADSEDDHSEGGLVE(配列番号56)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドIGFBP−2のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、ACGATGCGGAGACTGCTGCAGGAAACGGAGCTGGTGGAGCCGCTGACACCTAGCGGAGCGATGCCCAACCAGGCGCAGATGCGGATCCTGAAAGAGACGGAGCTGAGGAAGGTGAAGGTGCTTGGATCTGGCGCTTTTGGCACAGTCTACAAGGGCATCTGGATCCCTGATGGGGAGAATGTGAAAATTCCAGTGGCCATCAAAGTGTTGAGGGAAAACACATCCCCCAAAGCCAACAAAGAAATCTTAGACGAAGCATACGTGATGGCTGGTGTGGGCTCCCCATATGTCTCCCGCCTTCTGGGCATCTGCCTGACATCCACGGTGCAGCTGGTGACACAGCTTATGCCCTATGGCTGCCTCTTAGACCATGTCCGGGAAAACCGCGGACGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGTATGCAGATTGCCAAGGGGATGAGCTACCTGGAGGATGTGCGGCTCGTACACAGGGACTTGGCCGCTCGGAACGTGCTGGTCAAGAGTCCCAACCATGTCAAAATTACAGACTTCGGGCTGGCTCGGCTGCTGGACATTGACGAGACAGAGTACCATGCAGATGGGGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCGCTGGAGTCCATTCTCCGCCGGCGGTTCACCCACCAGAGTGATGTGTGGAGTTATGGTGTGACTGTGTGGGAGCTGATGACTTTTGGGGCCAAACCTTACGATGGGATCCCAGCCCGGGAGATCCCTGACCTGCTGGAAAAGGGGGAGCGGCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATTGATGTCTACATGATCATGGTCAAATGTTGGATGATTGACTCTGAATGTCGGCCAAGATTCCGGGAGTTGGTGTCTGAATTCTCCCGCATGGCCAGGGACCCCCAGCGCTTTGTGGTCATCCAGAATGAGGACTTGGCTCCCGGAGCTGGCGGCATGGTGCACCACAGGCACCGCAGCTCATCTCCTCTGCCTGCTGCCCGACCTGCTGGTGCCACTCTGGAAAGGCCCAAGACTCTCTCCCCAGGGAAGAATGGGGTCGTCAAAGACGTTTTTGCCTTTGGGGGTGCCGTGGAGAACCCCGAGTACTTG(配列番号57)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCATGCGCCGCCTGCTGCAGGAGACCGAGCTGGTGGAGCCCCTGACCCCCTCCGGCGCCGTGCCCAACCAGGCCCAGATGCGCATCCTGAAGGAGACCGAGCTGCGCAAGCTGAAGGTGCTGGGCTCCGGCGCCTTCGGCACCGTGTACAAGGGCATCTGGATCCCCGACGGCGAGAACGTGAAGATCCCCGTGGCCATCAAGGTGCTGCGCGAGAACACCTCCCCCAAGGCCAACAAGGAGATCCTGGACGAGGCCTACGTGATGGCCGGCGTGGGCTCCCCCTACGTGTCCCGCCTGCTGGGCATCTGCCTGACCTCCACCGTGCAGCTGGTGACCCAGCTGATGCCCTACGGCTGCCTGCTGGACCACGTGCGCGAGCACCGCGGCCGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGCGTGCAGATCGCCAAGGGCATGTCCTACCTGGAGGAGGTGCGCCTGGTGCACCGCGACCTGGCCGCCCGCAACGTGCTGGTGAAGTCCCCCAACCACGTGAAGATCACCGACTTCGGCCTGGCCCGCCTGCTGGACATCGACGAGACCGAGTACCACGCCGACGGCGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCCCTGGAGTCCATCCTGCGCCGCCGCTTCACCCACCAGTCCGACGTGTGGTCCTACGGCGTGACCGTGTGGGAGCTGATGACCTTCGGCGCCAAGCCCTACGACGGCATCCCCGCCCGCGAGATCCCCGACCTGCTGGAGAAGGGCGAGCGCCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATCGACGTGTACATGATCATGGTGAAGTGCTGGATGATCGACTCCGAGTGCCGCCCCCGCTTCCGCGAGCTGGTGTCCGAGTTCTCCCGCATGGCCCGCGACCCCCAGCGCTTCGTGGTGATCCAGAACGAGGACCTGGCCCTGGGCACCGGCTCCACCGCCCACCGCCGCCACCGCTCCTCCTCCCCCCCCCCCCCCATCCGCCCCGCCGGCGCCACCCTGGAGCGCCCCAAGACCCTGTCCCCCGGCAAGAACGGCGTGGTGAAGGACGTGTTCGCCTTCGGCGGCGCCGTGGAGAACCCCGAGTACCTG(配列番号58)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ACCATGCGCCGCCTGCTGCAGGAGACCGAGCTGGTGGAGCCCCTGACCCCCTCCGGCGCCATGCCCAACCAGGCCCAGATGCGCATCCTGAAGGAGACCGAGCTGCGCAAGGTGAAGGTGCTGGGCTCCGGCGCCTTCGGCACCGTGTACAAGGGCATCTGGATCCCCGACGGCGAGAACGTGAAGATCCCCGTGGCCATCAAGGTGCTGCGCGAGAACACCTCCCCCAAGGCCAACAAGGAGATCCTGGACGAGGCCTACGTGATGGCCGGCGTGGGCTCCCCCTACGTGTCCCGCCTGCTGGGCATCTGCCTGACCTCCACCGTGCAGCTGGTGACCCAGCTGATGCCCTACGGCTGCCTGCTGGACCACGTGCGCGAGCACCGCGGCCGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGCGTGCAGATCGCCAAGGGCATGTCCTACCTGGAGGACGTGCGCCTGGTGCACCGCGACCTGGCCGCCCGCAACGTGCTGGTGAAGTCCCCCAACCACGTGAAGATCACCGACTTCGGCCTGGCCCGCCTGCTGGACATCGACGAGACCGAGTACCACGCCGACGGCGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCCCTGGAGTCCATCCTGCGCCGCCGCTTCACCCACCAGTCCGACGTGTGGTCCTACGGCGTGACCGTGTGGGAGCTGATGACCTTCGGCGCCAAGCCCTACGACGGCATCCCCGCCCGCGAGATCCCCGACCTGCTGGAGAAGGGCGAGCGCCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATCGACGTGTACATGATCATGGTGAAGTGCTGGATGATCGACTCCGAGTGCCGCCCCCGCTTCCGCGAGCTGGTGTCCGAGTTCTCCCGCATGGCCCGCGACCCCCAGCGCTTCGTGGTGATCCAGAACGAGGACCTGACCCCCGGCACCGGCTCCACCGCCCACCGCCGCCACCGCTCCTCCTCCCCCCTGCCCCCCGTGCGCCCCGCCGGCGCCACCCTGGAGCGCCCCAAGACCCTGTCCCCCGGCAAGAACGGCGTGGTGAAGGA
CGTGTTCGCCTTCGGCGGCGCCGTGGAGAACCCCGAGTACCTG(配列番号59)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;TMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVRENRGRLGSQDLLNWCMQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLAPGAGGMVHHRHRSSSPLPAARPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号60)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TMRRLLQETELVEPLTPSGAVPNQAQMRILKETELRKLKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEEVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLALGTGSTAHRRHRSSSPPPPIRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号61)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLTPGTGSTAHRRHRSSSPLPPVRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号62)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドHER−2のエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、TGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGAGGCCGCAAGAACGAGCGCGCCCTGCCC(配列番号63)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;TGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGCGGCCGCGCCAACGAGCGCGCCCTGCCC(配列番号64)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;TGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGCGGCCGCGCCAACGAGCGCGCCCTGCCC(配列番号65)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;DYRSYRFPKLTVITE(配列番号66)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;IRGWKLFYNYALVIF(配列番号67)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;VVTGYVKIRHSHALV(配列番号68)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;FFYVQAKTGYENFIH(配列番号69)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LIIALPVAVLLIVGG(配列番号70)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;LVIMLYVFHRKRNNS(配列番号71)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;NCHHVVRLLGVVSQG(配列番号72)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;WSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRKNERALP(配列番号73)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;WSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALP(配列番号74)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALP(配列番号75)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドIGF−1Rのエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、組成物は、ATGGCGGTACCAATGCTGCCGAGAGTGGGCTGCCCCGCGCTGCCGCTGCCGCCGCCGCCGCTGCTGCCGCTGCTGCCGCTGCTGCTGCTGCTACTGGGCGCGAGTGGCGGCGGCGGCGGGGCGCGCGCGGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCGCCCTGCACACCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGGCCCCCGCCGGTTGCGCCGCCCGCCGCGGTGGCCGCAGTGGCCGGAGGCGCCCGCATGCCATGCGCGGAGCTCGTCCGGGAGCCGGGCTGCGGCTGCTGCTCGGTGTGCGCCCGGCTGGAGGGCGAGGCGTGCGGCGTCTACACCCCGCGCTGCGGCCAGGGGCTGCGCTGCTATCCCCACCCGGGCTCCGAGCTGCCCCTGCAGGCGCTGGTCATGGGCGAGGGCACTTGTGAGAAGCGCCGGGACGCCGAGTATGGCGCCAGCCCGGAGCAGGTTGCAGACAATGGCGATGACCACTCAGAAGGAGGCCTGGTGGAGCAATTGACGATGCGGAGACTGCTGCAGGAAACGGAGCTGGTGGAGCCGCTGACACCTAGCGGAGCGATGCCCAACCAGGCGCAGATGCGGATCCTGAAAGAGACGGAGCTGAGGAAGGTGAAGGTGCTTGGATCTGGCGCTTTTGGCACAGTCTACAAGGGCATCTGGATCCCTGATGGGGAGAATGTGAAAATTCCAGTGGCCATCAAAGTGTTGAGGGAAAACACATCCCCCAAAGCCAACAAAGAAATCTTAGACGAAGCATACGTGATGGCTGGTGTGGGCTCCCCATATGTCTCCCGCCTTCTGGGCATCTGCCTGACATCCACGGTGCAGCTGGTGACACAGCTTATGCCCTATGGCTGCCTCTTAGACCATGTCCGGGAAAACCGCGGACGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGTATGCAGATTGCCAAGGGGATGAGCTACCTGGAGGATGTGCGGCTCGTACACAGGGACTTGGCCGCTCGGAACGTGCTGGTCAAGAGTCCCAACCATGTCAAAATTACAGACTTCGGGCTGGCTCGGCTGCTGGACATTGACGAGACAGAGTACCATGCAGATGGGGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCGCTGGAGTCCATTCTCCGCCGGCGGTTCACCCACCAGAGTGATGTGTGGAGTTATGGTGTGACTGTGTGGGAGCTGATGACTTTTGGGGCCAAACCTTACGATGGGATCCCAGCCCGGGAGATCCCTGACCTGCTGGAAAAGGGGGAGCGGCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATTGATGTCTACATGATCATGGTCAAATGTTGGATGATTGACTCTGAATGTCGGCCAAGATTCCGGGAGTTGGTGTCTGAATTCTCCCGCATGGCCAGGGACCCCCAGCGCTTTGTGGTCATCCAGAATGAGGACTTGGCTCCCGGAGCTGGCGGCATGGTGCACCACAGGCACCGCAGCTCATCTCCTCTGCCTGCTGCCCGACCTGCTGGTGCCACTCTGGAAAGGCCCAAGACTCTCTCCCCAGGGAAGAATGGGGTCGTCAAAGACGTTTTTGCCTTTGGGGGTGCCGTGGAGAACCCCGAGTACTTGGGCCGGCCGGTACCTTGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGAGGCCGCAAGAACGAGCGCGCCCTGCCCGCGGCCGCATAG(配列番号76)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGGCGGTACCAATGCTGCCCCGCCTGGGCGGCCCCGCCCTGCCCCTGCTGCTGCCCTCCCTGCTGCTGCTGCTGCTGCTGGGCGCCGGCGGCTGCGGCCCCGGCGTGCGCGCCGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCCCCCTGCACCCCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGCCCCCCCCCCGACGCCCCCTGCGCCGAGCTGGTGCGCGAGCCCGGCTGCGGCTGCTGCTCCGTGTGCGCCCGCCAGGAGGGCGAGGCCTGCGGCGTGTACATCCCCCGCTGCGCCCAGACCCTGCGCTGCTACCCCAACCCCGGCTCCGAGCTGCCCCTGAAGGCCCTGGTGACCGGCGCCGGCACCTGCGAGAAGCGCCGCGTGGGCACCACCCCCCAGCAGGTGGCCGACTCCGACGACGACCACTCCGAGGGCGGCCTGGTGGAGCAATTGACCATGCGCCGCCTGCTGCAGGAGACCGAGCTGGTGGAGCCCCTGACCCCCTCCGGCGCCGTGCCCAACCAGGCCCAGATGCGCATCCTGAAGGAGACCGAGCTGCGCAAGCTGAAGGTGCTGGGCTCCGGCGCCTTCGGCACCGTGTACAAGGGCATCTGGATCCCCGACGGCGAGAACGTGAAGATCCCCGTGGCCATCAAGGTGCTGCGCGAGAACACCTCCCCCAAGGCCAACAAGGAGATCCTGGACGAGGCCTACGTGATGGCCGGCGTGGGCTCCCCCTACGTGTCCCGCCTGCTGGGCATCTGCCTGACCTCCACCGTGCAGCTGGTGACCCAGCTGATGCCCTACGGCTGCCTGCTGGACCACGTGCGCGAGCACCGCGGCCGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGCGTGCAGATCGCCAAGGGCATGTCCTACCTGGAGGAGGTGCGCCTGGTGCACCGCGACCTGGCCGCCCGCAACGTGCTGGTGAAGTCCCCCAACCACGTGAAGATCACCGACTTCGGCCTGGCCCGCCTGCTGGACATCGACGAGACCGAGTACCACGCCGACGGCGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCCCTGGAGTCCATCCTGCGCCGCCGCTTCACCCACCAGTCCGACGTGTGG
TCCTACGGCGTGACCGTGTGGGAGCTGATGACCTTCGGCGCCAAGCCCTACGACGGCATCCCCGCCCGCGAGATCCCCGACCTGCTGGAGAAGGGCGAGCGCCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATCGACGTGTACATGATCATGGTGAAGTGCTGGATGATCGACTCCGAGTGCCGCCCCCGCTTCCGCGAGCTGGTGTCCGAGTTCTCCCGCATGGCCCGCGACCCCCAGCGCTTCGTGGTGATCCAGAACGAGGACCTGGCCCTGGGCACCGGCTCCACCGCCCACCGCCGCCACCGCTCCTCCTCCCCCCCCCCCCCCATCCGCCCCGCCGGCGCCACCCTGGAGCGCCCCAAGACCCTGTCCCCCGGCAAGAACGGCGTGGTGAAGGACGTGTTCGCCTTCGGCGGCGCCGTGGAGAACCCCGAGTACCTGGGCCGGCCGGTACCTTGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGCGGCCGCGCCAACGAGCGCGCCCTGCCCGCGGCCGCATAG(配列番号77)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;ATGGCGGTACCAATGCTGCCCCGCCTGGGCGGCCCCGCCCTGCCCCTGCTGCTGCCCTCCCTGCTGCTGCTGCTGCTGCTGGGCGCCGGCGGCTGCGGCCCCGGCGTGCGCGCCGAGGTGCTGTTCCGCTGCCCCCCCTGCACCCCCGAGCGCCTGGCCGCCTGCGGCCCCCCCCCCGACGCCCCCTGCGCCGAGCTGGTGCGCGAGCCCGGCTGCGGCTGCTGCTCCGTGTGCGCCCGCCAGGAGGGCGAGGCCTGCGGCGTGTACATCCCCCGCTGCGCCCAGACCCTGCGCTGCTACCCCAACCCCGGCTCCGAGCTGCCCCTGAAGGCCCTGGTGACCGGCGCCGGCACCTGCGAGAAGCGCCGCGTGGGCGCCACCCCCCAGCAGGTGGCCGACTCCGAGGACGACCACTCCGAGGGCGGCCTGGTGGAGCAATTGACCATGCGCCGCCTGCTGCAGGAGACCGAGCTGGTGGAGCCCCTGACCCCCTCCGGCGCCATGCCCAACCAGGCCCAGATGCGCATCCTGAAGGAGACCGAGCTGCGCAAGGTGAAGGTGCTGGGCTCCGGCGCCTTCGGCACCGTGTACAAGGGCATCTGGATCCCCGACGGCGAGAACGTGAAGATCCCCGTGGCCATCAAGGTGCTGCGCGAGAACACCTCCCCCAAGGCCAACAAGGAGATCCTGGACGAGGCCTACGTGATGGCCGGCGTGGGCTCCCCCTACGTGTCCCGCCTGCTGGGCATCTGCCTGACCTCCACCGTGCAGCTGGTGACCCAGCTGATGCCCTACGGCTGCCTGCTGGACCACGTGCGCGAGCACCGCGGCCGCCTGGGCTCCCAGGACCTGCTGAACTGGTGCGTGCAGATCGCCAAGGGCATGTCCTACCTGGAGGACGTGCGCCTGGTGCACCGCGACCTGGCCGCCCGCAACGTGCTGGTGAAGTCCCCCAACCACGTGAAGATCACCGACTTCGGCCTGGCCCGCCTGCTGGACATCGACGAGACCGAGTACCACGCCGACGGCGGCAAGGTGCCCATCAAGTGGATGGCCCTGGAGTCCATCCTGCGCCGCCGCTTCACCCACCAGTCCGACGTGTGGTCCTACGGCGTGACCGTGTGGGAGCTGATGACCTTCGGCGCCAAGCCCTACGACGGCATCCCCGCCCGCGAGATCCCCGACCTGCTGGAGAAGGGCGAGCGCCTGCCCCAGCCCCCCATCTGCACCATCGACGTGTACATGATCATGGTGAAGTGCTGGATGATCGACTCCGAGTGCCGCCCCCGCTTCCGCGAGCTGGTGTCCGAGTTCTCCCGCATGGCCCGCGACCCCCAGCGCTTCGTGGTGATCCAGAACGAGGACCTGACCCCCGGCACCGGCTCCACCGCCCACCGCCGCCACCGCTCCTCCTCCCCCCTGCCCCCCGTGCGCCCCGCCGGCGCCACCCTGGAGCGCCCCAAGACCCTGTCCCCCGGCAAGAACGGCGTGGTGAAGGACGTGTTCGCCTTCGGCGGCGCCGTGGAGAACCCCGAGTACCTGGGCCGGCCGGTACCTTGGTCCTTCGGCGTGGTGCTGTGGGAGATCGCCACCCTGGCCGAGCAGCCCTACCAGGGCCTGTCCAACGAGCAGGTGCTGCGCTTCGTGATGGAGGGCGGCCTGCTGGACAAGCCCGACAACTGCCCCGACATGCTGTTCGAGCTGATGCGCATGTGCTGGCAGTACAACCCCAAGATGCGCCCCTCCTTCCTGGAGCACAAGGCCGAGAACGGCCCCGGCGTGCTGGTGCTGCGCGCCTCCTTCGACGAGCGCCAGCCCTACGCCCACATGAACGGCGGCCGCGCCAACGAGCGCGCCCTGCCCGCGGCCGCATAG(配列番号78)のヌクレオチド配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するヌクレオチド配列;MAVPMLPRVGCPALPLPPPPLLPLLPLLLLLLGASGGGGGARAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPVAPPAAVAAVAGGARMPCAELVREPGCGCCSVCARLEGEACGVYTPRCGQGLRCYPHPGSELPLQALVMGEGTCEKRRDAEYGASPEQVADNGDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVRENRGRLGSQDLLNWCMQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLAPGAGGMVHHRHRSSSPLPAARPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRKNERALPAAA(配列番号79)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;MAVPMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGTTPQQVADSDDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAVPNQAQMRILKETELRKLKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEEVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLALGTGSTAHRRHRSSSPPPPIRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALPAAA(配列番号80)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびMAVPMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGATPQQVADSEDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLTPGTGSTAHRRHRSSSPLPPVRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALPAAA(配列番号81)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される3種のエピトープの融合タンパク質をコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、組成物は、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される第1および第2のエピトープを含むことができる。一部の例では、組成物は、第3のエピトープを含むことができ、第1、第2および第3のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。一部の例では、組成物は、第3および第4のエピトープを含むことができ、第1、第2、第3および第4のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。一部の例では、組成物は、第3、第4および第5のエピトープを含むことができ、第1、第2、第3、第4および第5のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。
一部の例では、組成物は、IGFBP2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択される第1および第2のエピトープを含むことができる。一部の例では、組成物は、第3のエピトープを含むことができ、第1、第2および第3のエピトープは、IGFBP2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択される。
一部の例では、組成物は、対象に投与することができ得る。一部の例では、対象は、組成物の投与を必要としている。一部の例では、組成物は、対象における免疫応答の誘発に有効である。一部の例では、組成物は、対象における乳がんに関連する多数の細胞の排除に有効である。一部の例では、組成物を使用して、対象における乳がんに関連する細胞の成長を予防することができる。
一部の例では、第1および第2の核酸配列は、第1のプラスミドに位置する。一部の例では、第2の核酸配列は、第2のプラスミドに位置する。
一部の例では、乳がんに関連する細胞は、異型特徴を発現する乳房細胞、前腫瘍性乳房細胞、乳がん細胞、前浸潤性乳がん細胞、乳がん幹細胞、上皮細胞、間葉系細胞、間質細胞またはこれらの組合せから選択される。
一部の例では、第1および第2の核酸配列は、少なくとも70%の純度まで精製される。一部の例では、第1および第2の核酸配列は、第1のプラスミドに位置し、リンカー核酸の配列によって離される。一部の例では、第1の核酸配列は、第1のプラスミドにおいて第2の核酸配列に隣接する。
一部の例では、少なくとも第1のプラスミドは、医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のプラスミドは、医薬担体をさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のプラスミドは、医薬担体およびアジュバントをさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、少なくとも第1のプラスミドは、アジュバントをさらに含む医薬組成物内に含有される。一部の例では、組成物は、アジュバントおよび薬学的に許容される担体をさらに含む。一部の例では、アジュバントは、GM−CSFである。
一部の例では、対象は、乳がんを有するヒト、乳がんを有するマウスまたは乳がんを有するラットから選択される。一部の例では、対象は、乳がんがないヒト、乳がんがないマウスまたは乳がんがないラットから選択される。
一部の例では、免疫応答は、1型免疫応答である。一部の例では、第1の核酸配列は、ヒト、マウスまたはラットから選択される種である。一部の例では、第2の核酸配列は、ヒト、マウスまたはラットから選択される種である。一部の例では、免疫応答は、1を超えるII型サイトカイン産生に対するI型サイトカイン産生の比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、1未満のII型サイトカイン産生に対するI型サイトカイン産生の比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、1を超えるIL−10産生に対するIFNγ産生の比によって特徴付けられる。一部の例では、免疫応答は、1未満のIL−10産生に対するIFNγ産生の比によって特徴付けられる。
一部の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含む組成物であって、第1のエピトープは、HIF−1αペプチドの部分であり、第1のヌクレオチド配列は、プラスミドに位置する組成物を含む。他の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドと、第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列とを含む組成物であって、第1および第2のエピトープは、HIF−1αペプチドの部分であり、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1種または複数のプラスミドに位置する組成物を含む。
次のタンパク質、CD105、HIF1α、MDM2、Yb−1、SOX−2、HER−2、IGFBP2、IGF−1RおよびCDH3由来のエピトープをコードする核酸配列は、本明細書に収載されているものとは異なることができる。一部の例では、本明細書に開示されている核酸配列に対し50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%もしくは100%を超えて、または50%を超えて相同な核酸配列を本明細書に記載されている組成物において使用することができる。
本明細書に記載されている組成物は、一部の例では、乳がんに関連する細胞によって発現される第1の抗原の第1のエピトープと、乳がんに関連する細胞によって発現される第2の抗原の第2のエピトープとを含む組成物を含むことができる。
一部の例では、組成物は、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープを含むことができ、第1のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から選択されるペプチドの部分である。一部の例では、組成物は、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープ、第2の抗原の少なくとも第2のエピトープを含むことができ、第1および第2のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。一部の例では、ペプチドCD105の少なくとも第1のエピトープは、EARMLNASIVASFVELPL(配列番号6)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;QNGTWPREVLLVLSVNSSVFLHLQALGIPLHLAYNSSLVTFQEPPGVNTTEL(配列番号1)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;TVFMRLNIISPDLSGCTSKGLVLPAVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRSPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号8)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;TVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRGPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号9)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRAPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMA(配列番号10)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドYb−1の少なくとも第1のエピトープは、EDVFVHQTAIKKNNPRK(配列番号14)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;YRRNFNYRRRRPEN(配列番号15)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQN(配列番号16)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドSOX−2の少なくとも第1のエピトープは、GLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSV(配列番号20)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドCDH3の少なくとも第1のエピトープは、RSLKERNPLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKET(配列番号25)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;LKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKET(配列番号26)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;AMHSPPTRILRRRKREWVMPPIFVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKIFYSITGPGADSPPEGVFTIEKES(配列番号27)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはVMNSPPSRILRRRKREWVMPPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKLFYSITGPGADSPPEGVFTIEKET(配列番号28)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドMDM−2の少なくとも第1のエピトープは、TYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSV(配列番号32)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;TYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVAVSQQDSGTSLS(配列番号33)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはIYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVVVSQQDSGTSPS(配列番号34)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。
一部の例では、本明細書に記載されている組成物は、MAVPMQLSCSRQNGTWPREVLLVLSVNSSVFLHLQALGIPLHLAYNSSLVTFQEPPGVNTTELRSTGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLRSLKERNPLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKETRSAGETYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSVSRS(配列番号39)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;MAVPMTVFMRLNIISPDLSGCTSKGLVLPAVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRSPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLLKIFPSKRILRRHKRDWVVAPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRDTKIFYSITGPGADSPPEGVFAVEKETRSAGETYTMKEVLFYLGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDLFGVPSFSVKEHRKIYTMIYRNLVVVNQQESSDSGTSVSRS(配列番号40)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;MAVPMTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRGPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLAMHSPPTRILRRRKREWVMPPIFVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKIFYSITGPGADSPPEGVFTIEKESRSAGETYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVAVSQQDSGTSLSRS(配列番号41)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはMAVPMTVSMRLNIVSPDLSGKGLVLPSVLGITFGAFLIGALLTAALWYIYSHTRAPSKREPVVAVAAPASSESSSTNHSIGSTQSTPCSTSSMATGGVPVQGSKYAADRNHYRRYPRRRGPPRNYQQNTRGLNAHGAAQMQPMHRYDVSALQYNSMTSSQTYMNGSPTYSMSYSQQGTPGMALGSMGSVRSQLVMNSPPSRILRRRKREWVMPPISVPENGKGPFPQRLNQLKSNKDRGTKLFYSITGPGADSPPEGVFTIEKETRSAGEIYTMKEIIFYIGQYIMTKRLYDEKQQHIVYCSNDLLGDVFGVPSFSVKEHRKIYAMIYRNLVVVSQQDSGTSPSRS(配列番号42)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される5種のエピトープの融合ペプチドのアミノ酸配列を含む。
本明細書に記載されている組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドを含む組成物であって、第1のエピトープは、IGFBP−2、HER−2またはIGF−1Rから選択されるペプチドの部分であり、第1のヌクレオチド配列は、プラスミドに位置する組成物を含むことができる。一部の例では、組成物は、第1の抗原の第1のエピトープをコードする第1のヌクレオチド配列を含む第1のプラスミドと、第2の抗原の第2のエピトープをコードする第2のヌクレオチド配列とを含むことができ、第1および第2のエピトープは、IGFBP−2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択され、第1のヌクレオチド配列および第2のヌクレオチド配列は、1種または複数のプラスミドに位置する。一部の例では、ペプチドIGFBP−2の少なくとも第1のエピトープは、NHVDSTMNMLGGGGS(配列番号46)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;ELAVFREKVTEQHRQ(配列番号47)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;LGLEEPKKLRPPPAR(配列番号48)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;DQVLERISTMRLPDE(配列番号49)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;GPLEHLYSLHIPNCD(配列番号50)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;KHGLYNLKQCKMSLN(配列番号51)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;PECHLFYNEQQEARG(配列番号53)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;MLPRVGCPALPLPPPPLLPLLPLLLLLLGASGGGGGARAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPVAPPAAVAAVAGGARMPCAELVREPGCGCCSVCARLEGEACGVYTPRCGQGLRCYPHPGSELPLQALVMGEGTCEKRRDAEYGASPEQVADNGDDHSEGGLVE(配列番号54)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;MLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGTTPQQVADSDDDHSEGGLVE(配列番号55)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGATPQQVADSEDDHSEGGLVE(配列番号56)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドHER−2の少なくとも第1のエピトープは、TMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVRENRGRLGSQDLLNWCMQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLAPGAGGMVHHRHRSSSPLPAARPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号60)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;TMRRLLQETELVEPLTPSGAVPNQAQMRILKETELRKLKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEEVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLALGTGSTAHRRHRSSSPPPPIRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号61)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;またはTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLTPGTGSTAHRRHRSSSPLPPVRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYL(配列番号62)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択される。一部の例では、ペプチドIGF−1Rのエピトープをコードする核酸配列は、DYRSYRFPKLTVITE(配列番号66)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;IRGWKLFYNYALVIF(配列番号67)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;VVTGYVKIRHSHALV(配列番号68)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;FFYVQAKTGYENFIH(配列番号69)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;LIIALPVAVLLIVGG(配列番号70)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;LVIMLYVFHRKRNNS(配列番号71)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;NCHHVVRLLGVVSQG(配列番号72)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;WSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRKNERALP(配列番号73)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;WSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALP(配列番号74)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALP(配列番号75)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される。
本明細書に記載されている組成物は、MAVPMLPRVGCPALPLPPPPLLPLLPLLLLLLGASGGGGGARAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPVAPPAAVAAVAGGARMPCAELVREPGCGCCSVCARLEGEACGVYTPRCGQGLRCYPHPGSELPLQALVMGEGTCEKRRDAEYGASPEQVADNGDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVRENRGRLGSQDLLNWCMQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLAPGAGGMVHHRHRSSSPLPAARPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRKNERALPAAA(配列番号79)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;MAVPMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGTTPQQVADSDDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAVPNQAQMRILKETELRKLKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEEVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLALGTGSTAHRRHRSSSPPPPIRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALPAAA(配列番号80)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;またはMAVPMLPRLGGPALPLLLPSLLLLLLLGAGGCGPGVRAEVLFRCPPCTPERLAACGPPPDAPCAELVREPGCGCCSVCARQEGEACGVYIPRCAQTLRCYPNPGSELPLKALVTGAGTCEKRRVGATPQQVADSEDDHSEGGLVEQLTMRRLLQETELVEPLTPSGAMPNQAQMRILKETELRKVKVLGSGAFGTVYKGIWIPDGENVKIPVAIKVLRENTSPKANKEILDEAYVMAGVGSPYVSRLLGICLTSTVQLVTQLMPYGCLLDHVREHRGRLGSQDLLNWCVQIAKGMSYLEDVRLVHRDLAARNVLVKSPNHVKITDFGLARLLDIDETEYHADGGKVPIKWMALESILRRRFTHQSDVWSYGVTVWELMTFGAKPYDGIPAREIPDLLEKGERLPQPPICTIDVYMIMVKCWMIDSECRPRFRELVSEFSRMARDPQRFVVIQNEDLTPGTGSTAHRRHRSSSPLPPVRPAGATLERPKTLSPGKNGVVKDVFAFGGAVENPEYLGRPVPWSFGVVLWEIATLAEQPYQGLSNEQVLRFVMEGGLLDKPDNCPDMLFELMRMCWQYNPKMRPSFLEHKAENGPGVLVLRASFDERQPYAHMNGGRANERALPAAA(配列番号81)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択される3種のエピトープの融合タンパク質をコードする核酸配列をさらに含むことができる。
一部の例では、組成物は、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される第1および第2のエピトープを含む。一部の例では、組成物は、第3のエピトープをさらに含み、第1、第2および第3のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。一部の例では、組成物は、第3および第4のエピトープをさらに含み、第1、第2、第3および第4のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。一部の例では、組成物は、第3、第4および第5のエピトープをさらに含み、第1、第2、第3、第4および第5のエピトープは、CD105、Yb−1、SOX−2、CDH3またはMDM2から独立に選択される。
一部の例では、組成物は、IGFBP2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択される第1および第2のエピトープを含む。一部の例では、組成物は、第3のエピトープをさらに含み、第1、第2および第3のエピトープは、IGFBP2、HER−2またはIGF−1Rから独立に選択される。
一部の例では、組成物は、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープを含むことができ、第1のエピトープは、HIF−1α由来のペプチドの部分である。一部の例では、組成物は、第1の抗原の少なくとも第1のエピトープ、第2の抗原の少なくとも第2のエピトープを含むことができ、第1および第2のエピトープは、HIF−1αに由来する。
一部の例では、組成物は、DSKTFLSRHSLDMKFSYCDERITELMGYEPEELLGRSIYEYYHALDSDHLTKTHHDMFTKGQVTTGQYRMLAKRGGYVWVETQATVIYN(配列番号82)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;SDNVNKYMGLTQFELTGHSVFDFTHP(配列番号83)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列;およびGGYVWVETQATVIYNTKNSQ(配列番号84)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列からなる群から選択されるペプチドHIF−1αのエピトープをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、組成物は、DSKTFLSRHSLDMKFSYCDERITELMGYEPEELLGRSIYEYYHALDSDHLTKTHHDMFTKGQVTTGQYRMLAKRGGYVWVETQATVIYN(配列番号82)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;SDNVNKYMGLTQFELTGHSVFDFTHP(配列番号83)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列;およびGGYVWVETQATVIYNTKNSQ(配列番号84)のアミノ酸配列に対し少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を有するアミノ酸配列からなる群から選択されるペプチドHIF−1αの少なくとも第1のエピトープを含むことができる。
本明細書に記載されている組成物は、単一のプラスミド骨格においてコードされた短いエピトープを含有することができる。一部の例では、プラスミド骨格は、1種の短いエピトープをコードすることができる。他の例では、本明細書に記載されているプラスミドは、1種を超える短いエピトープをコードすることができる。例えば、本明細書に記載されている組成物は、2種の短いエピトープ、3種の短いエピトープ、4種の短いエピトープ、5種の短いエピトープ、6種の短いエピトープ、7種の短いエピトープ、8種の短いエピトープ、9種の短いエピトープ、10種の短いエピトープ、11種の短いエピトープ、12種の短いエピトープ、13種の短いエピトープ、14種の短いエピトープ、15種の短いエピトープ、16種の短いエピトープ、17種の短いエピトープ、18種の短いエピトープ 19種の短いエピトープ、20種の短いエピトープまたは20種を超える短いエピトープをコードすることができる。例示的な例では、プラスミドは、6種以下の短いエピトープをコードする。
本明細書に記載されている組成物は、単一のプラスミド骨格においてコードされた伸長されたエピトープを含有することができる。一部の例では、プラスミドは、1種の伸長されたエピトープをコードすることができる。他の例では、組成物は、1種を超える伸長されたエピトープをコードすることができる。例えば、プラスミドは、2種の伸長されたエピトープ、3種の伸長されたエピトープ、4種の伸長されたエピトープ、5種の伸長されたエピトープ、6種の伸長されたエピトープ、7種の伸長されたエピトープ、8種の伸長されたエピトープ、9種の伸長されたエピトープ、10種の伸長されたエピトープ、11種の伸長されたエピトープ、12種の伸長されたエピトープ、13種の伸長されたエピトープ、14種の伸長されたエピトープ、15種の伸長されたエピトープ、16種の伸長されたエピトープ、17種の伸長されたエピトープ、18種の伸長されたエピトープ 19種の伸長されたエピトープ、20種の伸長されたエピトープまたは20種を超える伸長されたエピトープをコードすることができる。例示的な例では、プラスミドは、4種以下の伸長されたエピトープをコードする。
本明細書に記載されている乳がんワクチンの組成物は、単一のプラスミド骨格において短いエピトープおよび伸長されたエピトープを含有することができる。一部の例では、プラスミドは、1種の短いエピトープを含むことができる。他の例では、本明細書に記載されているプラスミドの組成物は、1種を超える短いエピトープを含むことができる。例えば、本明細書に記載されているプラスミドの組成物は、2種の短いエピトープ、3種の短いエピトープ、4種の短いエピトープ、5種の短いエピトープ、6種の短いエピトープ、7種の短いエピトープ、8種の短いエピトープ、9種の短いエピトープ、10種の短いエピトープ、11種の短いエピトープ、12種の短いエピトープ、13種の短いエピトープ、14種の短いエピトープ、15種の短いエピトープ、16種の短いエピトープ、17種の短いエピトープ、18種の短いエピトープ 19種の短いエピトープ、20種の短いエピトープまたは20種を超える短いエピトープを含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、1種の伸長されたエピトープをコードすることができる。他の例では、本明細書に記載されている組成物は、1種を超える伸長されたエピトープをコードすることができる。例えば、本明細書に記載されている組成物は、2種の伸長されたエピトープ、3種の伸長されたエピトープ、4種の伸長されたエピトープ、5種の伸長されたエピトープ、6種の伸長されたエピトープ、7種の伸長されたエピトープ、8種の伸長されたエピトープ、9種の伸長されたエピトープ、10種の伸長されたエピトープ、11種の伸長されたエピトープ、12種の伸長されたエピトープ、13種の伸長されたエピトープ、14種の伸長されたエピトープ、15種の伸長されたエピトープ、16種の伸長されたエピトープ、17種の伸長されたエピトープ、18種の伸長されたエピトープ 19種の伸長されたエピトープ、20種の伸長されたエピトープまたは20種を超える伸長されたエピトープをコードすることができる。
エピトープをコードする1種を超える配列を含有する組成物のためのプラスミドは、各エピトープ配列の間にスペーサーを含有することができる。一部の例では、短いエピトープの配列は、スペーサーを使用することなくタンデムにコードされ得る。一部の例では、伸長されたエピトープの配列は、スペーサーを使用することなくタンデムにコードされ得る。一部の例では、短いエピトープの配列は、スペーサーを使用してタンデムにコードされ得る。一部の例では、伸長されたエピトープの配列は、スペーサーを使用してタンデムにコードされ得る。
例示的な例では、組成物は、短いおよび伸長された抗原性エピトープを含有するプラスミドに基づくワクチンであり得る。ワクチンのプラスミド(単数または複数)は、4kBプラスミド骨格(例えば、pUMVC3またはpNGVL3)を使用して構築することができる。多くの場合、プラスミドは、抗生物質抵抗性遺伝子を含有することができる。例えば、pUMVC3は、細菌における選択および繁殖のために、複製起点に加えてカナマイシン抵抗性遺伝子を含有する。一部の例では、pUMVC3における多重クローニング部位は、真核細胞における挿入された配列(例えば、遺伝子カセット)の発現を促進するための真核生物転写制御エレメントが隣接することができる。例えば、挿入された配列は、エピトープであり得る。
例示的な例では、抗原性エピトープペプチドの核酸コード配列は、コザックコンセンサス翻訳開始配列、終結コドンおよびプラスミド骨格におけるクローニング部位と共にアセンブルすることができる。合成オリゴヌクレオチド、ポリメラーゼ連鎖反応増幅、制限エンドヌクレアーゼおよび核酸リガーゼ(例えば、DNAリガーゼ)を含む当業者に公知の標準分子技法を使用して、核酸(例えば、DNA断片)を作製し、プラスミドベクター骨格へと核酸断片を挿入することができる。
一部の例では、プラスミドは、少なくとも1種のタグをコードする核酸配列を含有することができる。一部の例では、タグは、ペプチドへと翻訳することができる。当業者に公知のタグのための任意の核酸配列を、本明細書に記載されているプラスミドと共に使用することができる。例えば、タグは、3ヒスチジン残基を有するヒスチジンタグ、4ヒスチジン残基を有するヒスチジンタグ、5ヒスチジン残基を有するヒスチジンタグまたは6ヒスチジン残基を有するヒスチジンタグその他であり得る。対象におけるタグの発現は、当業者に公知の任意の適した技法を使用して決定することができる。
一部の例では、プラスミドは、配列決定技法の結果が、プラスミド全体のヌクレオチドレベルの分解能をもたらすように、当業者に公知の任意の配列決定技法を使用して配列決定することができる。
一部の態様では、組成物は、複数抗原乳がんワクチンであり得る。例えば、複数抗原乳がんワクチンは、複数の抗原を含有することができる。一部の例では、1種の抗原の発現は、異なる抗原の発現に影響し得る。一部の例では、1種を超える抗原の発現は、異なる抗原の発現に影響し得る。一部の例では、1種の抗原の発現は、1種を超える異なる抗原の発現に影響し得る。一部の例では、1種の抗原の発現は、異なる抗原の発現に影響しないことがある。一部の例では、1種を超える抗原の発現は、異なる抗原の発現に影響しないことがある。一部の例では、1種の抗原の発現は、1種を超える異なる抗原の発現に影響しないことがある。例えば、抗原性競合は、複数抗原ワクチンの免疫原性を限定し得る。当業者に公知の任意の技法を使用して、複数の抗原ワクチンの投与後に誘発された免疫応答が、単一の抗原ワクチンとしての各抗原に匹敵する規模のものであるか決定することができる。例えば、ELISPOT(例えば、IFNγの分泌のための)は、免疫応答の規模を決定することができる。一部の例では、ELISPOTは、齧歯類、非ヒト霊長類またはヒトペプチドを検出することができる。
プラスミド −− サバイビン、HIF−1A、IGF−1Rおよび/またはIGFBP2
本明細書に記載されている組成物は、サバイビン、HIF−1A、IGF−1RまたはIGFBP2から選択される1種または複数のエピトープをコードするプラスミドを含む核酸に基づくワクチンを含むことができる。場合により、エピトープは、ヒトタンパク質に由来することができ、エピトープをコードするコードする核酸配列は、投与後に対象におけるエピトープの発現を誘導するように設計された核酸構築物に取り込むことができる。例えば、核酸構築物由来のコードされるエピトープは、少なくとも1種のエピトープに対する免疫応答が、タンパク質の特異的なセット(例えば、自己タンパク質)に同調、増幅、減弱、抑制または排除されることを可能にし得る。
一部の事例では、本明細書に記載されているワクチンは、ペプチドに基づくワクチンである。ペプチドに基づくワクチンは、サバイビン、HIF−1A、IGF−1RまたはIGFBP2から選択される1種または複数のエピトープをコードするプラスミドを含むことができる。エピトープは、ペプチドに基づくワクチンにおいて直接的に使用することができるヒトタンパク質に由来することができる。
一部の例では、ペプチドまたは核酸構築物は、タンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種へと最適化して、TH1免疫応答を誘導、増幅または同調することができる。一部の例では、エピトープは、伸長されたTH1エピトープであり得る。他の例では、ペプチドまたは核酸構築物は、タンパク質またはプラスミドに基づくワクチン接種へと最適化して、それを必要とする対象(例えば、ヒトまたは動物)における病理学的応答を抑制、減弱または排除することができる。
本明細書に記載されている組成物は、組成物(例えば、ワクチン)の投与後に対象において少なくとも1種のエピトープを発現するための核酸配列を含有するプラスミドを含むことができる。
核酸(nucleic)配列の発現のための医薬品使用に適した当業者に公知の任意のプラスミド骨格(例えば、ベクター)を、本明細書に記載されている組成物において使用することができる。
ベクターは、環状プラスミドまたは直鎖状核酸であり得る。環状プラスミドまたは直鎖状核酸は、適切な対象細胞における特定のヌクレオチド配列の発現を方向づけることができ得る。ベクターは、終結シグナルに作動可能に連結し得るポリペプチドをコードするヌクレオチド配列に作動可能に連結したプロモーターを有することができる。ベクターは、ヌクレオチド配列の適した翻訳に必要とされる配列を含有することもできる。目的のヌクレオチド配列を含むベクターは、キメラであることができ、これは、その構成成分のうち少なくとも1種が、その他の構成成分の少なくとも1種に対して異種性であることを意味する。発現カセットにおけるヌクレオチド配列の発現は、構成的プロモーター、または宿主細胞がある特定の外部刺激に曝露されたときのみ転写を開始することができる誘導性プロモーターの制御下にあることができる。
ベクターは、プラスミドであり得る。プラスミドは、ポリペプチドをコードする核酸による細胞のトランスフェクトに有用であることができ、形質転換された宿主細胞は、ポリペプチドの発現が行われる条件下で培養および維持することができる。
プラスミドは、本明細書に開示されている様々なポリペプチドのうち1種または複数をコードする核酸配列を含むことができる。単一のプラスミドは、単一のポリペプチドのコード配列または1種を超えるポリペプチドのコード配列を含有することができる。場合により、プラスミドは、サイトカイン等の免疫刺激分子等のアジュバントをコードするコード配列をさらに含むことができる。
プラスミドは、コード配列の上流であることができる開始コドンと、コード配列の下流であることができる終止コドンとをさらに含むことができる。開始および終結コドンは、コード配列とインフレームにあることができる。プラスミドは、コード配列に作動可能に連結したプロモーターと、コード配列上流のエンハンサーとを含むこともできる。エンハンサーは、ヒトアクチン、ヒトミオシン、ヒトヘモグロビン、ヒト筋肉クレアチンまたはCMV、FMDV、RSVもしくはEBV由来等のウイルスエンハンサーであり得る。ポリヌクレオチド機能増強は、米国特許第5,593,972号、同第5,962,428号およびW094/016737に記載されている。
プラスミドを染色体外に維持し、細胞においてプラスミドの複数コピーを産生するために、プラスミドは、哺乳動物複製起点を含むこともできる。プラスミドは、Invitrogen(San Diego、CA)製のpVAXI、pCEP4またはpREP4であり得る。
プラスミドは、プラスミドが投与された細胞における遺伝子発現によく適することができる調節配列を含むことができる。コード配列は、宿主細胞におけるコード配列のより効率的な転写を可能にし得るコドンを含むことができる。
一部の例では、市販のプラスミド骨格を使用することができる。例えば、プラスミドpUMVC3を使用することができる。一部の例では、市販のプラスミド骨格は、使用前に修飾、突然変異、遺伝子操作またはクローニングすることができる。他の例では、市販されていないプラスミド骨格を使用することができる。
追加的なプラスミドは、Escherichia coli(E.coli)におけるタンパク質産生に使用することができるpSE420(Invitrogen、San Diego、Calif)を含むことができる。プラスミドは、酵母のSaccharomyces cerevisiae株におけるタンパク質産生に使用することができるpYES2(Invitrogen、San Diego、Calif)であることもできる。プラスミドは、昆虫細胞におけるタンパク質産生に使用することができるMAXBAC(商標)完全バキュロウイルス発現系(Invitrogen、San Diego、Calif)のものであることもできる。プラスミドは、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞等の哺乳動物細胞におけるタンパク質産生に使用することができるpcDNA IまたはpcDNA3(Invitrogen、San Diego、Calif)であることもできる。
ベクターは、細胞ゲノムへの組み込みにより標的細胞を形質転換することができるまたは染色体外に存在することができる(例えば、複製起点を有する自律的に複製するプラスミド)、環状プラスミドであることができる。例示的なベクターは、pVAX、pcDNA3.0もしくはprovax、または抗原をコードするDNAを発現することができ、細胞に、配列を免疫系によって認識される抗原へ翻訳させることができる他の任意の発現ベクターを含む。
核酸に基づくワクチンは、エレクトロポレーションにより対象に効率的に送達されて、本明細書に開示されている1種または複数のポリペプチドを発現することができる、直鎖状核酸ワクチンまたは直鎖状発現カセット(「LEC」)であることもできる。LECは、いかなるリン酸骨格も欠く任意の直鎖状DNAであり得る。DNAは、本明細書に開示されている1種または複数のポリペプチドをコードすることができる。LECは、プロモーター、イントロン、終止コドンおよび/またはポリアデニル化シグナルを含有することができる。ポリペプチドの発現は、プロモーターによって制御することができる。LECは、いかなる抗生物質抵抗性遺伝子および/またはリン酸骨格も含有することができない。LECは、ポリペプチド発現とは無関係の他の核酸配列を含有することができない。
LECは、直線化され得る任意のプラスミドに由来することができる。プラスミドは、ポリペプチドを発現することができる。例示的なプラスミドは、pNP(プエルトリコ/34)、pM2(ニューカレドニア/99)、WLV009、pVAX、pcDNA3.0、provax、または抗原をコードするDNAを発現することができ、細胞に、配列を免疫系によって認識される抗原へ翻訳させることができる他の任意の発現ベクターを含む。
少なくとも1種のエピトープの核酸配列を挿入する前に、プラスミド骨格は、約500bp、約1.0kB、約1.2kB、約1.4kB、約1.6kB、約1.8kB、約2.0kB、約2.2kB、約2.4kB、約2.6kB、約2.8kB、約3.0kB、約3.2kB、約3.4kB、約3.6kB、約3.8kB、約4.0kB、約4.2kB、約4.4kB、約4.6kB、約4.8kB、約5.0kB、約5.2kB、約5.4kB、約5.6kB、約5.8kB、約6.0kB、約6.2kB、約6.4kB、約6.6kB、約6.8kB、約7.0kB、約7.2kB、約7.4kB、約7.6kB、約7.8kB、約8.0kB、約8.2kB、約8.4kB、約8.6kB、約8.8kB、約9.0kB、約9.2kB、約9.4kB、約9.6kB、約9.8kB、約10.0kB、約10.2kB、約10.4kB、約10.6kB、約10.8kB、約11.0kB、約11.2kB、約11.4kB、約11.6kB、約11.8kB、約12.0kB、約12.2kB、約12.4kB、約12.6kB、約12.8kB、約13.0kB、約13.2kB、約13.4kB、約13.6kB、約13.8kB、約14kB、約14.5kB、約15kB、約15.5kB、約16kB、約16.5kB、約17kB、約17.5kB、約18kB、約18.5kB、約19kB、約19.5kB、約20kB、約30kB、約40kB、約50kB、約60kB、約70kB、約80kB、約90kB、約100kB、約110kB、約120kB、約130kB、約140kB、約150kB、約160kB、約170kB、約180kB、約190kBまたは約200kB未満の長さであり得る。例示的な例では、少なくとも1種のエピトープをコードする核酸配列の付加前に、プラスミドは、約4kBの長さである。
一部の例では、本明細書に記載されている組成物は、1種のプラスミドを含むことができる。他の例では、本明細書に記載されている組成物は、1種を超えるプラスミドを含むことができる。例えば、本明細書に記載されている組成物は、2種のプラスミド、3種のプラスミド、4種のプラスミド、5種のプラスミド、6種のプラスミド、7種のプラスミド、8種のプラスミド、9種のプラスミド、10種のプラスミド、11種のプラスミド、12種のプラスミド、13種のプラスミド、14種のプラスミド、15種のプラスミド、16種のプラスミド、17種のプラスミド、18種のプラスミド、19種のプラスミド、20種のプラスミドまたは20種を超えるプラスミドを含むことができる。
プラスミドの少なくとも1種のエピトープをコードする核酸は、核酸から発現されるエピトープが、対象における免疫応答をもたらすような、任意の種に由来することができる。一部の例では、対象は、齧歯類、非ヒト霊長類またはヒトであり得る。プラスミドのエピトープをコードする核酸は、当業者に公知の方法および技法を使用して、任意の核酸供給源から単離することができる。プラスミドのエピトープをコードする核酸は、当業者に公知の方法および技法を使用して、プラスミド骨格にクローニングすることができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のサバイビンの核酸配列を使用して、ヒトにおいてサバイビンを発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のサバイビンの核酸配列を使用して、ヒトにおいてサバイビンを発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるサバイビンの天然起源の核酸配列を使用して、対象においてサバイビンを発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるサバイビンの天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるサバイビンの発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のHIF−1Aの核酸配列を使用して、ヒトにおいてHIF−1Aを発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のHIF−1Aの核酸配列を使用して、ヒトにおいてHIF−1Aを発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるHIF−1Aの天然起源の核酸配列を使用して、対象においてHIF−1Aを発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるHIF−1Aの天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるHIF−1Aの発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のIGFBP2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGFBP2を発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のIGFBP2の核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGFBP2を発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGFBP2の天然起源の核酸配列を使用して、対象においてIGFBP2を発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGFBP2の天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるIGFBP2の発現に使用することができる。
一部の例では、エピトープをコードする核酸配列は、対象に対し内因的な核酸配列であり得る。例えば、ヒト由来のIGF−1Rの核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGF−1Rを発現させることができる。他の例では、抗原性エピトープの核酸配列は、対象に対し外因的な核酸配列であり得る。例えば、非ヒト由来のIGF−1Rの核酸配列を使用して、ヒトにおいてIGF−1Rを発現させることができる。
一部の例では、抗原性エピトープを発現させるための核酸配列は、野生型核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGF−1Rの天然起源の核酸配列を使用して、対象においてIGF−1Rを発現させることができる。他の例では、エピトープをコードする核酸配列は、合成核酸配列であり得る。例えば、ある種のゲノムにおけるIGF−1Rの天然起源の核酸配列は、当業者に公知の分子技法を使用して修飾することができ、対象におけるIGF−1Rの発現に使用することができる。
一部の例では、組成物は、タンパク質、サバイビン、HIF−1A、IGFBP2およびIGF−1R由来の1種または複数のエピトープをコードする核酸を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)に対し少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも100〜少なくとも163個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも105〜少なくとも160、少なくとも110〜少なくとも155または少なくとも120〜少なくとも145個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも100〜少なくとも163個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも105〜少なくとも160、少なくとも110〜少なくとも155または少なくとも120〜少なくとも145個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも100〜少なくとも163個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも105〜少なくとも160、少なくとも110〜少なくとも155または少なくとも120〜少なくとも145個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも100〜少なくとも163個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも105〜少なくとも160、少なくとも110〜少なくとも155または少なくとも120〜少なくとも145個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも100〜少なくとも163個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも105〜少なくとも160、少なくとも110〜少なくとも155または少なくとも120〜少なくとも145個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも100〜少なくとも163個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号54)の少なくとも105〜少なくとも160、少なくとも110〜少なくとも155または少なくとも120〜少なくとも145個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の事例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号43)に対し少なくとも50%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号43)に対し少なくとも55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号43)に対し少なくとも70%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号43)に対し少なくとも80%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号43)に対し少なくとも90%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号43)に対し少なくとも95%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号43)に対し少なくとも99%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号43)に対し100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGFBP−2(配列番号43)に対し100%配列同一性からなる核酸配列を含むことができる。
一部の事例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)に対し少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも10〜少なくとも38個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも12〜少なくとも35、少なくとも15〜少なくとも30または少なくとも20〜少なくとも25個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、32、34または36個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも10〜少なくとも38個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも12〜少なくとも35、少なくとも15〜少なくとも30または少なくとも20〜少なくとも25個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、32、34または36個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも10〜少なくとも38個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも12〜少なくとも35、少なくとも15〜少なくとも30または少なくとも20〜少なくとも25個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、32、34または36個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも10〜少なくとも38個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも12〜少なくとも35、少なくとも15〜少なくとも30または少なくとも20〜少なくとも25個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、32、34または36個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも10〜少なくとも38個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも12〜少なくとも35、少なくとも15〜少なくとも30または少なくとも20〜少なくとも25個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、32、34または36個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも10〜少なくとも38個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも12〜少なくとも35、少なくとも15〜少なくとも30または少なくとも20〜少なくとも25個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号85)の少なくとも13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、32、34または36個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の事例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号86)に対し少なくとも50%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号86)に対し少なくとも55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号86)に対し少なくとも70%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号86)に対し少なくとも80%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号86)に対し少なくとも90%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、サバイビン(配列番号86)に対し少なくとも95%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、サバイビン(配列番号86)に対し少なくとも99%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号86)に対し100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、サバイビン(配列番号86)に対し100%配列同一性からなる核酸配列を含むことができる。
一部の事例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)に対し少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも89個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも85、少なくとも50〜少なくとも80、少なくとも55〜少なくとも75または少なくとも60〜少なくとも70個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87または88個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも89個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも85、少なくとも50〜少なくとも80、少なくとも55〜少なくとも75または少なくとも60〜少なくとも70個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87または88個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも89個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも85、少なくとも50〜少なくとも80、少なくとも55〜少なくとも75または少なくとも60〜少なくとも70個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87または88個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも89個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも85、少なくとも50〜少なくとも80、少なくとも55〜少なくとも75または少なくとも60〜少なくとも70個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87または88個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも89個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも85、少なくとも50〜少なくとも80、少なくとも55〜少なくとも75または少なくとも60〜少なくとも70個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87または88個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも89個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも40〜少なくとも85、少なくとも50〜少なくとも80、少なくとも55〜少なくとも75または少なくとも60〜少なくとも70個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号87)の少なくとも61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87または88個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の事例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号88)に対し少なくとも50%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号88)に対し少なくとも55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号88)に対し少なくとも70%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号88)に対し少なくとも80%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号88)に対し少なくとも90%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、HIF−1A(配列番号88)に対し少なくとも95%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、HIF−1A(配列番号88)に対し少なくとも99%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号88)に対し100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、HIF−1A(配列番号88)に対し100%配列同一性からなる核酸配列を含むことができる。
一部の事例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号73)に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号73)に対し少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号73)に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号73)に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、IGF−IR(配列番号73)に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、IGF−IR(配列番号73)に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号73)に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号73)に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも50〜少なくとも104個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも55〜少なくとも100、少なくとも60〜少なくとも90または少なくとも70〜少なくとも80個の連続アミノ酸に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも50〜少なくとも104個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも55〜少なくとも100、少なくとも60〜少なくとも90または少なくとも70〜少なくとも80個の連続アミノ酸に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも50〜少なくとも104個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも55〜少なくとも100、少なくとも60〜少なくとも90または少なくとも70〜少なくとも80個の連続アミノ酸に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも50〜少なくとも104個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも55〜少なくとも100、少なくとも60〜少なくとも90または少なくとも70〜少なくとも80個の連続アミノ酸に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも50〜少なくとも104個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも55〜少なくとも100、少なくとも60〜少なくとも90または少なくとも70〜少なくとも80個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも50〜少なくとも104個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−1R(配列番号73)の少なくとも55〜少なくとも100、少なくとも60〜少なくとも90または少なくとも70〜少なくとも80個の連続アミノ酸に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の事例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号63)に対し少なくとも50%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号63)に対し少なくとも55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号63)に対し少なくとも70%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号63)に対し少なくとも80%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号63)に対し少なくとも90%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、IGF−IR(配列番号63)に対し少なくとも95%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。場合により、プラスミドは、IGF−IR(配列番号63)に対し少なくとも99%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号63)に対し100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の事例では、プラスミドは、IGF−IR(配列番号63)に対し100%配列同一性からなる核酸配列を含むことができる。
場合により、単離および精製されたプラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種の核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種の核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種の核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種の核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種の核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種の核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする少なくとも1種の核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする少なくとも1種の核酸配列を含むことができる。
場合により、単離および精製されたプラスミドは、少なくとも4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、少なくとも4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、少なくとも4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、少なくとも4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、少なくとも4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、少なくとも4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、少なくとも4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、少なくとも4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする。一部の事例では、少なくとも4種の核酸配列は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対するポリペプチドを独立にコードする。他の事例では、少なくとも4種の核酸配列は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対する異なるポリペプチドをコードする。
場合により、プラスミドは、4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする。プラスミドは、4種の核酸配列を含むことができ、4種の核酸配列のそれぞれは、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする。一部の事例では、4種の核酸配列は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対するポリペプチドを独立にコードする。他の事例では、4種の核酸配列は、配列番号54、73、85および87から選択されるエピトープ配列に対する異なるポリペプチドをコードする。
一部の事例では、プラスミドは、配列番号89に対し少なくとも70%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、配列番号89に対し少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号89に対し少なくとも80%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号89に対し少なくとも90%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号89に対し少なくとも95%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号89に対し少なくとも99%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号89に対し100%配列同一性を含むポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号89に対し100%配列同一性からなるポリペプチドをコードする核酸配列を含むことができる。
一部の事例では、プラスミドは、配列番号90に対し少なくとも70%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、配列番号90に対し少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号90に対し少なくとも80%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号90に対し少なくとも90%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号90に対し少なくとも95%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号90に対し少なくとも99%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号90に対し100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号90に対し100%配列同一性からなる核酸配列を含むことができる。
一部の事例では、プラスミドは、配列番号91に対し少なくとも70%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。一部の例では、プラスミドは、配列番号91に対し少なくとも75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号91に対し少なくとも80%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号91に対し少なくとも90%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号91に対し少なくとも95%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号91に対し少なくとも99%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号91に対し100%配列同一性を含む核酸配列を含むことができる。プラスミドは、配列番号91に対し100%配列同一性からなる核酸配列を含むことができる。
場合により、1種を超えるエピトープ配列を含むプラスミドは、各エピトープ配列の間にスペーサーを含むことができる。一部の例では、エピトープの配列は、スペーサーを使用することなくタンデムにコードされ得る。一部の例では、エピトープの配列は、スペーサーを使用してタンデムにコードされ得る。一部の例では、スペーサーは、約1〜約50、約3〜約40、約5〜約35または約10〜約30アミノ酸残基をコードする配列を含むことができる。一部の事例では、スペーサーは、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25または30アミノ酸残基をコードする配列を含むことができる。
一部の例では、プラスミドは、少なくとも1種のタグをコードする核酸配列を含有することができる。一部の例では、タグは、ペプチドへと翻訳することができる。当業者に公知のタグのための任意の核酸配列を、本明細書に記載されているプラスミドと共に使用することができる。例えば、タグは、3ヒスチジン残基を有するヒスチジンタグ、4ヒスチジン残基を有するヒスチジンタグ、5ヒスチジン残基を有するヒスチジンタグまたは6ヒスチジン残基を有するヒスチジンタグその他であり得る。対象におけるタグの発現は、当業者に公知の任意の適した技法を使用して決定することができる。
一部の例では、プラスミドは、配列決定技法の結果が、プラスミド全体のヌクレオチドレベルの分解能をもたらすように、当業者に公知の任意の配列決定技法を使用して配列決定することができる。
一部の態様では、組成物は、複数抗原乳がんワクチンまたは複数抗原卵巣がんワクチンであり得る。例えば、複数抗原乳がんワクチンまたは複数抗原卵巣がんワクチンは、複数の抗原を含有することができる。一部の例では、1種の抗原の発現は、異なる抗原の発現に影響し得る。一部の例では、1種を超える抗原の発現は、異なる抗原の発現に影響し得る。一部の例では、1種の抗原の発現は、1種を超える異なる抗原の発現に影響し得る。一部の例では、1種の抗原の発現は、異なる抗原の発現に影響しないことがある。一部の例では、1種を超える抗原の発現は、異なる抗原の発現に影響しないことがある。一部の例では、1種の抗原の発現は、1種を超える異なる抗原の発現に影響しないことがある。例えば、抗原性競合は、複数抗原ワクチンの免疫原性を限定し得る。当業者に公知の任意の技法を使用して、複数の抗原ワクチンの投与後に誘発された免疫応答が、単一の抗原ワクチンとしての各抗原に匹敵する規模のものであるか決定することができる。例えば、ELISPOT(例えば、IFNγの分泌のための)は、免疫応答の規模を決定することができる。一部の例では、ELISPOTは、齧歯類、非ヒト霊長類またはヒトペプチドを検出することができる。一部の事例では、複数抗原乳がんまたは卵巣がんワクチンは、サバイビン、HIF−1α、IGF−1Rおよび/またはIGFBP−2から選択される複数の抗原に由来する複数のエピトープを含むことができる。
核酸
単離された核酸分子は、その自然環境から除去された(すなわち、人為操作に付された)核酸分子であり、その自然環境とは、核酸分子が自然に見出されるゲノムまたは染色体である。そのようなものとして、「単離された」は、核酸分子が精製された程度を必ずしも反映しないが、分子が、核酸分子が自然に見出されるゲノム全体または染色体全体を含まないことを示す。単離された核酸分子は、遺伝子を含むことができる。遺伝子を含む単離された核酸分子は、斯かる遺伝子を含む染色体の断片ではないが、むしろ、遺伝子に関連するコード領域および調節領域を含むが、同じ染色体上に自然に見出される追加的な遺伝子を含まない。単離された核酸分子は、自然状態では指定の核酸配列に正常であれば隣接しない追加的な核酸が隣接する(すなわち、配列の5’および/または3’末端における)指定の核酸配列を含むこともできる(すなわち、異種性配列)。
単離された核酸分子は、ゲノムおよびcDNAの両方のDNA、RNAまたは核酸がデオキシリボヌクレオチドおよびリボヌクレオチドの組合せを含有することができるハイブリッド、ならびにウラシル、アデニン、チミン、シトシン、グアニン、イノシン、キサンチン ヒポキサンチン、イソシトシンおよびイソグアニンを含む塩基の組合せを含むことができる。核酸は、化学合成方法または組換え方法によって得ることができる。語句「核酸分子」は、物理的な核酸分子を主に指し、語句「核酸配列」は、核酸分子におけるヌクレオチドの配列を主に指すが、2つの語句は、特に、タンパク質またはタンパク質のドメインをコードすることができる核酸分子または核酸配列に関して、互換的に使用することができる。
核酸分子は、共有結合により一体に連結された少なくとも2個のヌクレオチドを指すことができる。本明細書に記載されている核酸は、ホスホジエステル結合を含有することができるが、一部の例では、下に概要を述べる通り(例えば、プライマーおよび標識プローブ等のプローブの構築において)、例えば、ホスホラミド(Beaucageら、Tetrahedron 49巻(10号):1925頁(1993年)およびこれに記載されている参考文献;Letsinger、J. Org. Chem.35巻:3800頁(1970年);Sprinzlら、Eur. J. Biochem.81巻:579頁(1977年);Letsingerら、Nucl. Acids Res.14巻:3487頁(1986年);Sawaiら、Chem. Lett.805巻(1984年)、Letsingerら、J. Am. Chem. Soc.110巻:4470頁(1988年);ならびにPauwelsら、Chemica Scripta 26巻:141頁(1986年))、ホスホロチオエート(Magら、Nucleic Acids Res.19巻:1437頁(1991年);および米国特許第5,644,048号)、ホスホロジチオエート(Briuら、J. Am. Chem. Soc.111巻:2321頁(1989年))、O−メチルフォスフォラミダイト(methylphosphoroamidite)結合(Eckstein、Oligonucleotides and Analogues: A Practical Approach、Oxford University Pressを参照)ならびにペプチド核酸(本明細書において、「PNA」とも称される)骨格および結合(これら全てが参照により援用される、Egholm、J. Am. Chem. Soc.114巻:1895頁(1992年);Meierら、Chem. Int. Ed. Engl.31巻:1008頁(1992年);Nielsen、Nature、365巻:566頁(1993年);Carlssonら、Nature 380巻:207頁(1996年)を参照)を含む代替骨格を有することができる核酸アナログが含まれる。他のアナログ核酸は、ロックト核酸(本明細書において、「LNA」とも称される)、Koshkinら、J. Am. Chem. Soc.120巻:13252〜3頁(1998年);正の骨格(Denpcyら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA 92巻:6097頁(1995年));非イオン性骨格(米国特許第5,386,023号、同第5,637,684号、同第5,602,240号、同第5,216,141号および同第4,469,863号;Kiedrowshiら、Angew. Chem. Intl. Ed. English 30巻:423頁(1991年);Letsingerら、J. Am. Chem. Soc.110巻:4470頁(1988年);Letsingerら、Nucleotide & Nucleotide 13巻:1597頁(1994年);第2および3章、ASC Symposium Series 580巻「Carbohydrate Modifications in Antisense Research」、Y. S. SanghuiおよびP. Dan Cook編;Mesmaekerら、Bioorganic & Medicinal Chem. Lett.4巻:395頁(1994年);Jeffsら、J. Biomolecular NMR 34巻:17頁(1994年);Tetrahedron Lett.37巻:743頁(1996年))、ならびに米国特許第5,235,033号および同第5,034,506号ならびに第6および7章、ASC Symposium Series 580巻「Carbohydrate Modifications in Antisense Research」、Y. S. SanghuiおよびP. Dan Cook編に記載されているものを含む非リボース骨格を含む、二環式構造を有するアナログ核酸を含む。1個または複数の炭素環糖を含有する核酸も、核酸の定義内に含まれる(Jenkinsら、Chem. Soc. Rev.(1995年)169〜176頁を参照)。数種類の核酸アナログが、Rawls、C & E News 1997年6月2日、35頁に記載されている。「ロックト核酸」も、核酸アナログの定義内に含まれる。LNAは、リボース環が、2’−O原子と4’−C原子を接続するメチレン架橋によって「ロックされている」核酸アナログのクラスである。これらの参考文献は全て、参照により明確に本明細書に援用される。リボース−リン酸骨格のこれらの修飾は、生理的環境における斯かる分子の安定性および半減期を増加させるために行うことができる。例えば、PNA:DNAおよびLNA−DNAハイブリッドは、より高い安定性を示すことができるため、一部の実施形態において使用することができる。標的核酸は、指定の通り一本鎖または二本鎖であることができる、あるいは二本鎖または一本鎖配列の両方の部分を含有することができる。適用に応じて、核酸は、DNA(例えば、ゲノムDNA、ミトコンドリアDNAおよびcDNAを含む)、RNA(例えば、mRNAおよびrRNAを含む)または核酸がデオキシリボヌクレオチドおよびリボヌクレオチドの任意の組合せを含有するハイブリッド、ならびにウラシル、アデニン、チミン、シトシン、グアニン、イノシン、キサンチン(xathanine) ヒポキサンチン(hypoxathanine)、イソシトシン、イソグアニン等を含む塩基の任意の組合せであることができる。
組換え核酸分子は、トランスフェクトしようとする細胞における核酸分子(複数可)の発現を有効に調節することができる任意の転写制御配列のうち少なくとも1種に作動可能に連結した、本明細書に記載されている任意の1種または複数のタンパク質をコードする任意の核酸配列のうち少なくとも1種を含むことができる分子である。語句「核酸分子」は、物理的な核酸分子を主に指し、語句「核酸配列」は、核酸分子におけるヌクレオチドの配列を主に指すが、2つの語句は、特に、タンパク質をコードすることができる核酸分子または核酸配列に関して、互換的に使用することができる。加えて、語句「組換え分子」は、転写制御配列に作動可能に連結した核酸分子を主に指すが、動物に投与される語句「核酸分子」と互換的に使用することができる。
組換え核酸分子は、融合タンパク質の組換え産生を可能にし、本発明に従って宿主細胞へと核酸分子を送達することができる、本発明の融合タンパク質をコードする単離された核酸分子に作動可能に連結した任意の核酸配列、典型的には異種性配列である組換えベクターを含む。斯かるベクターは、ベクターに挿入しようとする単離された核酸分子に隣接して自然には見出されない核酸配列を含有することができる。ベクターは、RNAまたはDNAのいずれか、原核生物または真核生物のいずれかであることができ、本発明において好ましくは、ウイルスまたはプラスミドである。組換えベクターは、核酸分子のクローニング、配列決定および/または他の仕方の操作において使用することができ、斯かる分子の送達において使用することができる(例えば、DNA組成物またはウイルスベクターに基づく組成物において)。組換えベクターは、好ましくは、核酸分子の発現において使用され、発現ベクターと称することもできる。好ましい組換えベクターは、トランスフェクトされた宿主細胞において発現させることができる。
本発明の組換え分子において、核酸分子は、宿主細胞と適合性であり、本発明の核酸分子の発現を制御する転写制御配列、翻訳制御配列、複製起点および他の調節配列等の調節配列を含有する発現ベクターに作動可能に連結する。特に、本発明の組換え分子は、1種または複数の発現制御配列に作動可能に連結した核酸分子を含む。語句「作動可能に連結した」は、宿主細胞にトランスフェクト(すなわち、形質転換、形質導入またはトランスフェクト)されると分子が発現されるような様式での、発現制御配列への核酸分子の連結を指す。
医薬組成物
本開示の免疫原性組成物は、好ましくは、対象の許容されるパーセンテージの各抗原性構成成分の抗体保有率の判断基準を上回る抗体価を付与するような、対象へのin vivo投与のためのワクチンとして製剤化されている。それを上回ると対象が抗原に対し血清転換されたと考慮される関連する抗体価を有する抗原が周知であり、斯かる力価は、WHO等の組織によって公表されている。好ましくは、対象の統計的に有意な試料の80%超が血清転換され、より好ましくは、90%超、さらにより好ましくは93%超、最も好ましくは96〜100%が血清転換される。
アジュバント
本開示の免疫原性組成物は、好ましくはアジュバント化される。アジュバントを使用して、ワクチンを受けた患者において誘発される免疫応答(体液性および/または細胞性)を増強することができる。場合により、アジュバントは、TH1型応答を誘発することができる。他の場合、アジュバントは、TH2型応答を誘発することができる。IL−4、IL−5およびIL−10等のサイトカインの産生によって特徴付けることができるTH2型応答とは対照的に、TH1型応答は、IFN−γ等のサイトカインの産生によって特徴付けることができる。
アジュバントは、サイトカイン等の刺激性分子を含むことができる。サイトカインの非限定的な例として、CCL20、a−インターフェロン(IFN−a)、β−インターフェロン(IFN−β)、γ−インターフェロン、血小板由来増殖因子(PDGF)、TNFa、TNFp、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM−CSF)、上皮増殖因子(EGF)、皮膚T細胞誘引性ケモカイン(CTACK)、上皮胸腺発現ケモカイン(TECK)、粘膜関連上皮ケモカイン(MEC)、IL−12、IL−15、IL−28、MHC、CD80、CD86、IL−1、IL−2、IL−4、IL−5、IL−6、IL−10、IL−18、MCP−1、MIP−la、MIP−1−、IL−8、L−セレクチン、P−セレクチン、E−セレクチン、CD34、GlyCAM−1、MadCAM−1、LFA−1、VLA−1、Mac−1、pl50.95、PECAM、ICAM−1、ICAM−2、ICAM−3、CD2、LFA−3、M−CSF、G−CSF、IL−18の突然変異体型、CD40、CD40L、血管増殖因子、線維芽細胞増殖因子、IL−7、神経増殖因子、血管内皮増殖因子、Fas、TNF受容体、Fit、Apo−1、p55、WSL−1、DR3、TRAMP、Apo−3、AIR、LARD、NGRF、DR4、DRS、KILLER、TRAIL−R2、TRICK2、DR6、カスパーゼICE、Fos、c−jun、Sp−1、Ap−1、Ap−2、p38、p65Rel、MyD88、IRAK、TRAF6、IkB、不活性NIK、SAP K、SAP−I、JNK、インターフェロン応答遺伝子、NFkB、Bax、TRAIL、TRAILrec、TRAILrecDRC5、TRAIL−R3、TRAIL−R4、RANK、RANK LIGAND、Ox40、Ox40 LIGAND、NKG2D、MICA、MICB、NKG2A、NKG2B、NKG2C、NKG2E、NKG2F、TAPIおよびTAP2が挙げられる。一部の事例では、アジュバントは、GM−CSFである。
追加的なアジュバントは、MCP−1、MIP−la、MIP−lp、IL−8、RANTES、L−セレクチン、P−セレクチン、E−セレクチン、CD34、GlyCAM−1、MadCAM−1、LFA−1、VLA−1、Mac−1、pl50.95、PECAM、ICAM−1、ICAM−2、ICAM−3、CD2、LFA−3、M−CSF、G−CSF、IL−4、IL−18の突然変異体型、CD40、CD40L、血管増殖因子、線維芽細胞増殖因子、IL−7、IL−22、神経増殖因子、血管内皮増殖因子、Fas、TNF受容体、Fit、Apo−1、p55、WSL−1、DR3、TRAMP、Apo−3、AIR、LARD、NGRF、DR4、DR5、KILLER、TRAIL−R2、TRICK2、DR6、カスパーゼICE、Fos、c−jun、Sp−1、Ap−1、Ap−2、p38、p65Rel、MyD88、IRAK、TRAF6、IkB、不活性NIK、SAP K、SAP−1、JNK、インターフェロン応答遺伝子、NFkB、Bax、TRAIL、TRAILrec、TRAILrecDRC5、TRAIL−R3、TRAIL−R4、RANK、RANK LIGAND、Ox40、Ox40 LIGAND、NKG2D、MICA、MICB、NKG2A、NKG2B、NKG2C、NKG2E、NKG2F、TAP1、TAP2およびこれらの機能断片を含む。
一部の態様では、アジュバントは、toll様受容体のモジュレーターであり得る。toll様受容体のモジュレーターの例として、TLR−9アゴニストが挙げられ、イミキモド等のtoll様受容体の小分子モジュレーターに限定されるものではない。本明細書に記載されているワクチンと組み合わせて使用されるアジュバントの他の例として、サポニン、CpG ODNその他を挙げることができ、これらに限定されない。
場合により、アジュバントは、水酸化アルミニウムゲル(ミョウバン)、リン酸アルミニウム等のアルミニウム塩、カルシウム、鉄または亜鉛の塩を含むことができる、あるいはアシル化チロシンまたはアシル化糖、カチオン性もしくはアニオン性に誘導体化された多糖またはポリホスファゼンの不溶性懸濁液であり得る。
場合により、優勢にTh1応答を促進する適したアジュバント系は、モノホスホリルリピドAまたはその誘導体、特に、3−O−脱アシル化モノホスホリルリピドAおよびモノホスホリルリピドAの組合せ、好ましくは、3−O−脱アシル化モノホスホリルリピドA(3D−MPL)と共にアルミニウム塩を含む。増強された系は、モノホスホリルリピドAおよびサポニン誘導体の組合せ、特に、WO94/00153に開示されているQS21および3D−MPLの組合せ、またはWO96/33739に開示されているQS21がコレステロールによりクエンチされた反応源性の低い組成物に関与する。水中油型エマルションにおけるQS21、3D−MPLおよびトコフェロールに関与する特に強力なアジュバント製剤が、WO95/17210に記載されている。ワクチンは、サポニン、より好ましくはQS21を追加的に含むことができる。製剤は、水中油型エマルションおよびトコフェロールを含むこともできる(WO95/17210)。非メチル化CpG含有オリゴヌクレオチド(WO96/02555)も、Th1応答の優先的誘導因子であり、本開示における使用に適している。
一部の事例では、アルミニウム塩が使用される。場合により、本開示の組成物におけるアジュバント(特に、アルミニウム塩)のレベルを最小化するために、多糖コンジュゲートはアジュバント化されなくてよい。
場合により、適したアジュバント系は、任意の供給源由来の解毒されたリピドAおよびリピドAの無毒性誘導体、サポニン、ならびにTH1型応答を刺激することができる他の試薬等が挙げられるがこれらに限定されない、アジュバントまたは免疫賦活薬を含むことができる。アジュバントにおけるその使用は、その毒性効果によって削減されているが、腸内細菌性リポ多糖(LPS)が、免疫系の強力な刺激因子であることが公知である。還元末端グルコサミンからのコア炭水化物基およびリン酸塩の除去によって産生されるLPSの無毒性誘導体、モノホスホリルリピドA(MPL)は、Ribiら(1986年、Immunology and hnmunopharmacology of bacterial endotoxins、Plenum Publ. Corp.、NY、407〜419頁)に記載されている。
さらなる解毒バージョンのMPLは、二糖骨格の3位からのアシル鎖の除去に由来し、3−O−脱アシル化モノホスホリルリピド(Upid)A(3D−MPL)と呼ばれる。これは、GB2122204Bに教示される方法によって精製および調製することができ、この参考文献は、ジホスホリルリピドAおよびその3−O−脱アシル化バリアントの調製も開示する。
一部の事例では、3D−MPLは、直径0.2μm未満の小粒子径を有するエマルションの形態であり、その製造方法は、WO94/21292に開示されている。モノホスホリルリピドAおよび界面活性剤を含む水性製剤は、WO9843670A2に記載されている。本開示の組成物において製剤化するべき細菌性リポ多糖由来のアジュバントは、細菌性供給源から精製および加工することができる、あるいは合成することができる。例えば、精製されたモノホスホリルリピドAは、Ribiら、1986年(上記参照)に記載されており、Salmonella sp.に由来する3−O−脱アシル化モノホスホリルまたはジホスホリルリピドAは、GB2220211およびUS4912094に記載されている。他の精製および合成リポ多糖が記載されている(Hilgersら、1986年、Int. ArchAllergy. Immunol、79巻(4号):392〜6頁;Hilgersら、1987年、Immunology、60巻(l号):141〜6頁;およびEP0549074Bl)。特に好ましい細菌性リポ多糖アジュバントは、3D−MPLである。
したがって、本開示において使用することができるLPS誘導体は、LPSまたはMPLまたは3D−MPLと構造が同様の免疫賦活薬である。本開示の別の態様では、LPS誘導体は、MPLの上述の構造に対する小部分であるアシル化単糖であり得る。
サポニンは、Lacaille-Dubois, MおよびWagner H.(1996年、A review of the biological and pharmacological activities of saponins.、Phytomedicine、2巻、363〜386頁)に教示されている。サポニンは、植物および海洋動物界において広く分布したステロイドまたはトリテルペングリコシドである。サポニンは、水において振盪すると発泡するコロイド溶液を形成し、コレステロールを沈殿することが著名である。サポニンは、細胞膜付近にあると、膜にポア様構造を生じ、これにより膜を破裂させる。赤血球の溶血は、この現象の一例であり、全てではないがある特定のサポニンの特性である。
サポニンは、全身性投与のためのワクチンにおけるアジュバントとして公知である。個々のサポニンのアジュバントおよび溶血性活性は、本技術分野において広範に研究されている(Lacaille-DuboisおよびWagner、上記参照)。例えば、Quil A(南米の樹木Quillaja Saponaria Molinaの樹皮に由来する)およびその画分は、US5,057,540および「Saponins as vaccine adjuvants」、Kensil, C. R.、CritRev TherDrug Carrier Syst、1996年、12巻(l〜2号):l〜55頁;およびEP0362279Blに記載されている。
Quil Aの画分を含む、免疫刺激複合体(ISCOMS)と命名された粒子状構造は、溶血性であり、ワクチンの製造において使用されている(Morein, B.、EP0109942Bl;WO96/11711;WO96/33739)。溶血性サポニンQS21およびQS17(HPLC精製されたQuil Aの画分)は、強力な全身性アジュバントとして記載されており、その産生方法は、米国特許第5,057,540号およびEP0362279Blに開示されている。全身性ワクチン接種試験において使用されてきた他のサポニンは、GypsophilaおよびSaponaria等の他の植物種に由来するサポニンを含む(Bomfordら、Vaccine、10巻(9号):572〜577頁、1992年)。
増強された系は、無毒性リピドA誘導体およびサポニン誘導体の組合せ、特に、WO94/00153に開示されているQS21および3D−MPLの組合せ、またはWO96/33739に開示されているコレステロールによりQS21がクエンチされた反応源性の低い組成物に関与する。
場合により、アジュバントは、細菌トキソイド、ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレンブロックポリマー、アルミニウム塩、リポソーム、CpGポリマー、水中油型エマルションまたはこれらの組合せから選択される。
場合により、アジュバントは、水中油型エマルションである。水中油型エマルションは、少なくとも1種の油および少なくとも1種の界面活性剤を含むことができ、油(複数可)および界面活性剤(複数可)は、生分解性(代謝可能)かつ生体適合性である。エマルションにおける油滴は一般に、5μm未満の直径であり、さらにはサブミクロン直径を有してもよく、これらの小さいサイズは、マイクロ流体化装置(microfluidiser)により達成されて、安定的なエマルションをもたらす。濾過滅菌に付すことができるため、220nm未満のサイズを有する液滴が好ましい。
使用される油は、動物(魚類等)または植物性供給源由来の油等を含むことができる。植物性油の供給源は、木の実、種子および穀物を含むことができる。最も一般的に利用できるものとして、ピーナッツ油、ダイズ油、ココナツ油およびオリーブ油は、木の実油を例証する。例えば、ホホバ豆から得られるホホバ油を使用することができる。種子油は、ベニバナ油、綿実油、ヒマワリ種子油、ゴマ種子油等を含む。穀物群は、コーン油、およびコムギ、カラスムギ、ライムギ、イネ、テフ、ライコムギその他等の他の穀粒の油を含むことができる。グリセロールおよび1,2−プロパンジオールの6〜10炭素の脂肪酸エステルは、種子油に天然に発生しないが、木の実および種子油から出発して、適切な材料の加水分解、分離およびエステル化によって調製することができる。哺乳動物のミルク由来の脂肪および油は、代謝可能であり得、したがって、本明細書に記載されているワクチンと共に使用することができる。分離、精製、けん化および動物供給源から純粋な油を得るために必要な他の手段のための手順は、本技術分野で周知である。魚類は、容易に回収することができる代謝可能な油を含有することができる。例えば、タラ肝油、サメ肝油および鯨ろう等の鯨油は、本明細書で使用することができる魚油のいくつかを例証することができる。多数の分枝鎖油が、5炭素イソプレン単位において生化学的に合成することができ、テルペノイドと一般に称することができる。サメ肝油は、スクアレン、2,6,10,15,19,23−ヘキサメチル−2,6,10,14,18,22−テトラコサヘキサエンとして公知の分枝した不飽和テルペノイドを含有する。スクアレンに対する飽和アナログのスクアランを使用することもできる。スクアレンおよびスクアランを含む魚油は、商業的供給源から容易に入手することができる、あるいは本技術分野で公知の方法によって得ることができる。
他の有用な油は、トコフェロールを含み、高齢患者(例えば、年齢60歳またはそれを超える)における使用のためのワクチンに含まれることができ、その理由として、この患者群における免疫応答にプラスの効果を有することが報告されたビタミンEが挙げられる。さらに、トコフェロールは、エマルションの安定化に役立ち得る抗酸化特性を有する。様々なトコフェロールが存在するが(α、β、γ、δ、εまたはξ)、αが通常使用される。α−トコフェロールの例は、DL−α−トコフェロールである。α−トコフェロールサクシネートは、がんワクチンと適合性であることができ、水銀化合物の代替として有用な保存剤であることができる。
油の混合物、例えば、スクアレンおよびα−トコフェロールを使用することができる。2〜20%(容量で)の範囲の油含量を使用することができる。
界面活性剤は、その「HLB」(親水性/親油性バランス)によって分類することができる。一部の例では、界面活性剤は、少なくとも10、少なくとも15および/または少なくとも16のHLBを有する。界面活性剤として、ポリオキシエチレンソルビタンエステル界面活性剤(一般的に、Tweenと称される)、特に、ポリソルベート20およびポリソルベート80;直鎖状EO/POブロックコポリマー等のDOWFAX(商標)商標で販売されているエチレンオキシド(EO)、プロピレンオキシド(PO)および/またはブチレンオキシド(BO)のコポリマー;反復するエトキシ(オキシ−1,2−エタンジイル)基の数が変動し得るオクトキシノール、中でもオクトキシノール−9(Triton X−100またはt−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール)が特に興味深い;(オクチルフェノキシ)ポリエトキシエタノール(IGEPAL CA−630/NP−40);ホスファチジルコリン(レシチン)等のリン脂質;Tergitol(商標)NPシリーズ等のノニルフェノールエトキシレート;トリエチレングリコールモノラウリルエーテル(Brij 30)等のラウリル、セチル、ステアリルおよびオレイルアルコールに由来するポリオキシエチレン脂肪エーテル(Brij界面活性剤として公知);ならびにソルビタントリオレエート(Span 85)およびソルビタンモノラウレート等のソルビタンエステル(一般的に、SPANとして公知)を挙げることができるがこれらに限定されない。非イオン性界面活性剤を本明細書において使用することができる。
界面活性剤の混合物、例えば、Tween 80/Span 85混合物を使用することができる。ポリオキシエチレンソルビタンエステルおよびオクトキシノールの組合せも適する場合がある。別の組合せは、ラウレス9に加えて、ポリオキシエチレンソルビタンエステルおよび/またはオクトキシノールを含むことができる。
界面活性剤の量(%重量)は、ポリオキシエチレンソルビタンエステル(Tween 80等)0.01〜1%、特に、約0.1%;オクチル−またはノニルフェノキシポリオキシエタノール(Triton X−100またはTritonシリーズの他の洗剤等)0.001〜0.1%、特に、0.005〜0.02%;ポリオキシエチレンエーテル(ラウレス9等)0.1〜20%、好ましくは、0.1〜10%、特に、0.1〜1%または約0.5%であり得る。
特異的水中油型エマルションアジュバントとして、次のものが挙げられるがこれらに限定されない:
スクアレン、ポリソルベート80およびソルビタントリオレエートのサブミクロンエマルション。容量によるエマルションの組成は、約5%スクアレン、約0.5%ポリソルベート80および約0.5%Span 85であり得る。重量の観点から、これらの比は、4.3%スクアレン、0.5%ポリソルベート80および0.48%Span 85となる。このアジュバントは、「MF59」として公知である。MF59エマルションは、クエン酸イオン、例えば、10mMクエン酸ナトリウムバッファーを有利に含む。
スクアレン、トコフェロールおよびポリソルベート80のサブミクロンエマルション。これらのエマルションは、2〜10%スクアレン、2〜10%トコフェロールおよび0.3〜3%ポリソルベート80を有することができ、スクアレン:トコフェロールの重量比は、より安定的なエマルションをもたらすことができるため、好ましくは≦1(例えば、0.90)である。スクアレンおよびポリソルベート80は、約5:2の容量比で、または約11:5の重量比で存在することができる。斯かるエマルションの1種は、PBSにTween 80を溶解して2%溶液を得て、次にこの溶液90mlを(5gのDL−α−トコフェロールおよび5mlスクアレン)の混合物と混合し、次に混合物をマイクロ流体化することにより作製することができる。得られたエマルションは、サブミクロンの、例えば、100〜250nmの間、好ましくは約180nmの平均直径を有する油滴を有する。エマルションは、3−O−脱アシル化モノホスホリルリピドA(3d−MPL)を含むこともできる。この種の別の有用なエマルションは、ヒト用量当たり、0.5〜10mgスクアレン、0.5〜11mgトコフェロールおよび0.1〜4mgポリソルベート80を含むことができる。
スクアレン、トコフェロールおよびTriton洗剤(例えば、Triton X−100)のエマルション。エマルションは、3d−MPL(後述を参照)を含むこともできる。エマルションは、リン酸塩バッファーを含有することができる。
ポリソルベート(例えば、ポリソルベート80)、Triton洗剤(例えば、Triton X−100)およびトコフェロール(例えば、α−トコフェロールサクシネート)を含むエマルション。エマルションは、これら3種の構成成分を約75:11:10(例えば、750μ/mlポリソルベート80、110μ/ml Triton X−100および100μ/ml α−トコフェロールサクシネート)の質量比で含むことができ、これらの濃度は、抗原由来のこれらの構成成分の何らかの寄与を含むべきである。エマルションは、スクアレンを含むこともできる。エマルションは、3d−MPLを含むこともできる。水相は、リン酸塩バッファーを含有することができる。
スクアラン、ポリソルベート80およびポロクサマー401(「Pluronic(商標)L121」)のエマルション。エマルションは、リン酸緩衝食塩水、pH7.4において製剤化することができる。このエマルションは、ムラミルジペプチドに有用な送達媒体であることができ、「SAF−1」アジュバントにおけるスレオニル−MDPに使用することができる(0.05〜1%Thr−MDP、5%スクアラン、2.5%プルロニックL121および0.2%ポリソルベート80)。これは、「AF」アジュバント(5%スクアラン、1.25%プルロニックL121および0.2%ポリソルベート80)においてのようにThr−MDPなしで使用することもできる。
スクアレン、水性溶媒、ポリオキシエチレンアルキルエーテル親水性非イオン性界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレン(12)セトステアリルエーテル)および疎水性非イオン性界面活性剤(例えば、ソルビタンモノオレエート(monoleate)または「Span 80」等、ソルビタンエステルまたはマンニド(mannide)エステル)を含むエマルション。エマルションは、熱可逆性であることができる、および/または200nm未満のサイズを有する油滴の少なくとも90%(容量で)を有する。エマルションは、アルジトール;凍結保護剤(例えば、ドデシルマルトシドおよび/またはスクロース等の糖);および/またはアルキルポリグリコシドのうち1種または複数を含むこともできる。エマルションは、TLR4アゴニストを含むことができる。斯かるエマルションは、凍結乾燥することができる。
スクアレン、ポロクサマー105およびAbil−Careのエマルション。アジュバント化ワクチンにおけるこれらの構成成分の最終濃度(重量)は、5%スクアレン、4%ポロクサマー105(プルロニックポリオール)および2%Abil−Care 85(ビス−PEG/PPG−16/16PEG/PPG−16/16ジメチコン;トリカプリル/トリカプリン酸グリセリル)であり得る。
0.5〜50%の油、0.1〜10%のリン脂質および0.05〜5%の非イオン性界面活性剤を有するエマルション。リン脂質構成成分は、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジン酸、スフィンゴミエリンおよびカルジオリピンを含むことができる。サブミクロンの液滴サイズが有利である。
代謝不能油(軽油等)および少なくとも1種の界面活性剤(レシチン、Tween 80またはSpan 80等)のサブミクロン水中油型エマルション。添加物は、QuilAサポニン、コレステロール、サポニン−親油性コンジュゲート(GPI−0100等、グルクロン酸のカルボキシル基を介したデスアシルサポニンへの脂肪族アミンの付加により産生)、ジメチルジオクタデシルアンモニウムブロマイドおよび/またはN,N−ジオクタデシル−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)プロパンジアミンを含むことができる。
担体および賦形剤
一部の事例では、本明細書に記載されている組成物は、担体および賦形剤(バッファー、炭水化物、マンニトール、タンパク質、ポリペプチドまたはグリシン等のアミノ酸、抗酸化剤、静菌薬、キレート剤、懸濁化剤、増粘剤および/または保存剤が挙げられるがこれらに限定されない);水;ピーナッツ油、ダイズ油、鉱物油、ゴマ油その他等の石油、動物、植物性または合成起源のものを含む油;生理食塩水溶液;水性デキストロースおよびグリセロール溶液;香味剤;着色剤;粘着除去剤(detackifier)および他の許容される添加物;アジュバントまたはバインダー;pH緩衝剤、等張化剤、乳化剤、湿潤剤その他等の生理的条件に近似させるために必要な他の薬学的に許容される補助的物質をさらに含むことができる。賦形剤の例として、デンプン、グルコース、ラクトース、スクロース、ゼラチン、麦芽、米、小麦粉、チョーク、シリカゲル、ステアリン酸ナトリウム、グリセロールモノステアレート、タルク、塩化ナトリウム、乾燥脱脂乳、グリセロール、プロピレン、グリコール、水、エタノールその他が挙げられる。別の事例では、医薬品調製物は、保存剤を実質的に含まない。他の事例では、医薬品調製物は、少なくとも1種の保存剤を含有することができる。医薬品剤形に関する一般方法論は、Anselら、Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems(Lippencott Williams & Wilkins、Baltimore Md.(1999年))に見出される。当業者に公知の任意の適した担体を用いて、本明細書に記載されている医薬組成物を投与してもよいが、担体の種類は、投与モードに応じて変動するであろうことが認識されよう。
一部の事例では、組成物は、界面活性剤を含むことができる。例示的な界面活性剤は、「Surfactant Systems」AttwoodおよびFlorence編(1983年、Chapman and Hall)に記載されている通りオクチルフェノキシポリオキシエタノールおよびポリオキシエチレンソルビタンエステルを含むことができる。t−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(Triton X−100(商標))を含むオクチルフェノキシポリオキシエタノール(オクトキシノール)も、Merck Index Entry 6858(1162頁、第12版、Merck & Co. Inc.、Whitehouse Station、N.J.、USA;ISBN0911910−12−3)に記載されている。ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(Tween 80(商標))を含むポリオキシエチレンソルビタンエステルは、Merck Index Entry 7742(1308頁、第12版、Merck & Co. Inc.、Whitehouse Station、N.J.、USA;ISBN0911910−12−3)に記載されている。両者は、当該参考文献に記載されている方法を使用して製造することができる、またはSigma Inc.等の商業的供給源から購入することができる。
例示的な非イオン性界面活性剤は、Triton X−45、t−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(Triton X−100)、Triton X−102、Triton X−114、Triton X−165、Triton X−205、Triton X−305、Trito−57、Triton−101、Trito−128、Breij 35、ポリオキシエチレン−9−ラウリルエーテル(ラウレス9)およびポリオキシエチレン−9−ステアリルエーテル(ステアレス9)を含むことができる。ポリオキシエチレンエーテルは、ポリオキシエチレン−8−ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン−4−ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン−35−ラウリルエーテルおよびポリオキシエチレン−23−ラウリルエーテルを含むことができる。
ポリオキシエチレンラウリルエーテルの代替用語または名称は、CAS登録に開示されている。ポリオキシエチレン−9ラウリルエーテルのCAS登録番号:9002−92−0。ポリオキシエチレンラウリルエーテル等のポリオキシエチレンエーテルは、Merck index(第12版:entry 7717、Merck & Co. Inc.、Whitehouse Station、N.J.、USA;ISBN0911910−12−3)に記載されている。ラウレス9は、エチレンオキシドをドデシルアルコールと反応させることにより形成され、平均9個のエチレンオキシド単位を有する。
界面活性剤におけるアルキル鎖の長さに対するポリオキシエチレンセクションの長さの比(すなわち、n:アルキル鎖長の比)は、水性培地におけるこのクラスの界面活性剤の溶解性に影響する。よって、本開示の界面活性剤は、溶液中に存在することができる、またはミセルもしくは小胞等の粒子状構造を形成することができる。溶液として、本開示の界面活性剤は、安全であり、容易に滅菌可能であり、投与が単純であり、おそらく均一な粒子状構造の形成に伴うGMPおよびQC問題がない単純な様式で製造される。ラウレス9等の一部のポリオキシエチレンエーテルは、非小胞性溶液を形成することができる。しかし、ポリオキシエチレン−8パルミトイルエーテル(C18E8)は、小胞を形成することができる。したがって、少なくとも1種の追加的な非イオン性界面活性剤と組み合わせたポリオキシエチレン−8パルミトイルエーテルの小胞は、本開示の製剤において用いることができる。
斯かる生物学的アッセイの固有の実験的な可変性の範囲内で、本開示の、ポリオキシエチレンエーテルまたは一般式(I)の界面活性剤は、好ましくは、およそ0.5〜0.0001%の間、より好ましくは0.05〜0.0001%の間、さらにより好ましくは0.005〜0.0001%の間、最も好ましくは0.003〜0.0004%の間の溶血性活性を有する。理想的には、前記ポリオキシエチレンエーテルまたはエステルは、ポリオキシエチレン−9ラウリルエーテルまたはポリオキシエチレン−8ステアリルエーテルのいずれかと同様の(すなわち、10倍差以内の)溶血性活性を有するべきである。
記載されている界面活性剤の異なる群由来の2種またはそれを超える非イオン性界面活性剤が、本明細書に記載されているワクチン製剤に存在し得る。特に、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(Tween 80(商標))等のポリオキシエチレンソルビタンエステルおよびt−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(Triton)X−100(商標)等のオクトキシノールの組合せが好ましい。非イオン性界面活性剤の別の特に好ましい組合せは、ラウレス9に加えて、ポリオキシエチレンソルビタンエステルもしくはオクトキシノールまたはその両方を含む。
好ましくは、各非イオン性界面活性剤は、最終ワクチン製剤において、0.001〜20%の間、より好ましくは0.01〜10%、最も好ましくは最大約2%(w/v)の濃度で存在する。1種または2種の界面活性剤が存在する場合、これらは一般に、最終製剤において、それぞれ最大約2%の濃度で、典型的には、それぞれ最大約0.6%の濃度で存在する。一般に、最大でそれぞれ約1%の濃度で、典型的には、それぞれ最大約0.2%または0.1%の微量で、1種または複数の追加的な界面活性剤が存在してよい。界面活性剤の任意の混合物が、本開示に係るワクチン製剤に存在してもよい。上述等の非イオン性界面活性剤は、次の通り、最終ワクチン組成物において好ましい濃度を有する:Tween 80(商標)等のポリオキシエチレンソルビタンエステル:0.01〜1%、最も好ましくは約0.1%(w/v);Triton X−100(商標)またはTritonシリーズの他の洗剤等のオクチル−またはノニルフェノキシポリオキシエタノール:0.001〜0.1%、最も好ましくは0.005〜0.02%(w/v);ラウレス9等の一般式(I)のポリオキシエチレンエーテル:0.1〜20%、好ましくは0.1〜10%、最も好ましくは0.1〜1%または約0.5%(w/v)。
組成物は、周知の技術を使用して、リポソーム内に被包することができる。生分解性マイクロスフェアは、本発明の医薬組成物のための担体として用いることもできる。適した生分解性マイクロスフェアは、例えば、米国特許第4,897,268号;同第5,075,109号;同第5,928,647号;同第5,811,128号;同第5,820,883号;同第5,853,763号;同第5,814,344号および同第5,942,252号に開示されている。
組成物は、リポソームまたはマイクロスフェア(または微粒子)において投与することができる。患者への投与のためのリポソームおよびマイクロスフェアを調製するための方法は、当業者に周知である。その内容が参照により本明細書に援用される米国特許第4,789,734号は、リポソームに生物学的材料を被包するための方法について記載する。基本的に、材料が水溶液に溶解され、必要に応じて界面活性剤と共に適切なリン脂質および脂質が添加され、適宜材料を透析または超音波処理する。公知の方法の総説は、G. Gregoriadis、第14章、「Liposomes」、Drug Carriers in Biology and Medicine、2.sup.87〜341頁(Academic Press、1979年)によって提供される。
ポリマーまたはタンパク質から形成されたマイクロスフェアは、当業者に周知であり、胃腸管を通って直接的に血流へと通過する目的に合わせることができる。あるいは、化合物を取り込み、数日間から数ヶ月間に及ぶ期間にわたる遅延放出のためにマイクロスフェアまたはマイクロスフェアの複合材料を植え込むことができる。例えば、その内容が参照により本明細書に援用される米国特許第4,906,474号、同第4,925,673号および同第3,625,214号ならびにJein、TIPS 19巻:155〜157頁(1998年)を参照されたい。
組成物は、チオメルサールまたは2−フェノキシエタノール等の保存剤を含むことができる。一部の事例では、ワクチンは、水銀材料を実質的に含まない(例えば、<10μg/ml)、例えば、チオメルサール不含である。α−トコフェロールサクシネートは、水銀化合物の代替として使用することができる。
浸透圧を制御するために、ナトリウム塩等の生理的な塩がワクチンに含まれてよい。他の塩は、塩化カリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸二ナトリウムおよび/または塩化マグネシウムその他を含むことができる。
組成物は、200mOsm/kg〜400mOsm/kgの間、240〜360mOsm/kgの間、または290〜310mOsm/kgの範囲内の重量モル浸透圧濃度を有することができる。
組成物は、Trisバッファー;ホウ酸塩バッファー;サクシネートバッファー;ヒスチジンバッファー(特に、水酸化アルミニウムアジュバントによる);またはクエン酸塩バッファー等の1種または複数のバッファーを含むことができる。バッファーは、一部の例では、5〜20mM範囲で含まれる。
組成物のpHは、約5.0〜約8.5の間、約6.0〜約8.0の間、約6.5〜約7.5の間または約7.0〜約7.8の間であり得る。
組成物は、無菌であり得る。ワクチンは、非発熱性であり得る、例えば、用量当たり<1EU(エンドトキシン単位、標準尺度)を含有し、用量当たり<0.1EUであることができる。組成物は、グルテン不含であり得る。
組成物は、特にスプリットまたは表面抗原ワクチンのために、洗剤、例えば、ポリオキシエチレンソルビタンエステル界面活性剤(「Tween」として公知)、オクトキシノール(オクトキシノール−9(Triton X−100)またはt−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール等)、セチルトリメチルアンモニウム臭化物(「CTAB」)またはデオキシコール酸ナトリウムを含むことができる。洗剤は、ごく微量で存在することができる。よって、ワクチンは、1mg/ml未満のそれぞれオクトキシノール−10およびポリソルベート80を含むことができる。微量の他の残渣構成成分は、抗生物質(例えば、ネオマイシン、カナマイシン、ポリミキシンB)であり得る。
組成物は、本技術分野で周知の適した媒体における無菌溶液または懸濁液として製剤化することができる。医薬組成物は、従来の周知の滅菌技法により滅菌することができる、または滅菌濾過することができる。得られた水溶液は、そのまま使用するためにパッケージすることができる、または凍結乾燥することができ、凍結乾燥された調製物は、投与前に無菌溶液と組み合わされる。適した製剤および追加的な担体は、その教示全体が参照により本明細書に援用される、Remington「The Science and Practice of Pharmacy」(第20版、Lippincott Williams & Wilkins、Baltimore Md.)に記載されている。
組成物は、1種または複数の薬学的に許容される塩と共に製剤化することができる。薬学的に許容される塩は、例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムイオンその他等の無機イオンの塩を含むことができる。斯かる塩は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硝酸、硫酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸、フマル酸、コハク酸、乳酸、マンデル酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸またはマレイン酸等の無機または有機酸による塩を含むことができる。加えて、薬剤(複数可)が、カルボキシ基または他の酸性の基を含有する場合、無機または有機塩基により薬学的に許容される付加塩へと変換することができる。適した塩基の例として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシル−アミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンその他が挙げられる。
追加的な塩は、胆汁酸またはその誘導体を含むことができる。これらは、コール酸の誘導体およびその塩、特に、コール酸のナトリウム塩またはコール酸誘導体を含む。胆汁酸およびその誘導体の例として、コール酸、デオキシコール酸、ケノデオキシコール酸、リトコール酸、ウルソデオキシコール酸、ヒオデオキシコール酸、および上述の胆汁酸のグリコ−、タウロ−、アミドプロピル−1−プロパンスルホン酸−、アミドプロピル−2−ヒドロキシ−l−プロパンスルホン酸誘導体等の誘導体、またはN,N−ビス(3Dグルコノアミドプロピル)デオキシコールアミドが挙げられる。特に好ましい例は、最終ワクチン用量に存在することができるデオキシコール酸ナトリウム(NaDOC)である。
1種または複数のアジュバントと組み合わせた、本明細書に記載されているペプチドまたは核酸等の活性薬剤を含む組成物は、例えば、投与することができる調製物への活性薬剤の加工を容易にする、賦形剤、希釈剤および/または補助剤を含む1種または複数の生理的に許容される担体を使用した従来の様式で製剤化することができる。適した製剤は、少なくとも一部には、選択された投与の経路に依存することができる。本明細書に記載されている薬剤(複数可)は、経口、頬側、外用、直腸、経皮、経粘膜的、皮下、静脈内および筋肉内適用ならびに吸入を含む多数の投与の経路またはモードを使用して、患者に送達することができる。
活性薬剤は、非経口的投与(例えば、注射、例えば、ボーラス注射または持続注入による)のために製剤化することができ、添加された保存剤と共にアンプル、予め充填したシリンジ、小容量注入または複数用量容器において単位用量形態で提示することができる。組成物は、油性または水性媒体における懸濁液、溶液またはエマルション、例えば、水性ポリエチレングリコールにおける溶液等の形態を採ることができる。
注射用製剤のため、媒体は、ゴマ油、コーン油、綿実油またはピーナッツ油による水溶液もしくは油懸濁液またはエマルションならびにエリキシル剤、マンニトール、デキストロースまたは無菌水溶液および同様の医薬品媒体を含む、適していることが本技術分野で公知の媒体から選択することができる。製剤は、ポリ(乳酸−co−グリコール)酸等の生体適合性、生分解性のポリマー組成物を含むこともできる。これらの材料は、薬物をロードし、さらに、優れた徐放性能をもたらすためにコーティングまたは誘導体化したマイクロまたはナノスフェアへと作製することができる。眼周囲または眼内注射に適した媒体は、例えば、注射グレードの水に懸濁した治療剤の懸濁液、リポソームおよび親油性物質に適した媒体を含む。眼周囲または眼内注射のための他の媒体は、本技術分野で周知である。
一部の事例では、組成物は、人間への静脈内投与に適応された医薬組成物としてルーチン手順に従って製剤化されている。典型的には、静脈内投与のための組成物は、無菌等張性水性バッファーに溶解した溶液である。必要に応じて、組成物は、可溶化剤およびリドカイン等の局所麻酔を含んで、注射部位における疼痛を和らげることもできる。一般に、成分は、別々に、または単位剤形において一体に混合して、例えば、活性薬剤の分量を示すアンプルまたは小袋(sachette)等の密封された容器における乾いた凍結乾燥粉末または水を含まない濃縮物として供給される。組成物は、注入により投与すべき場合、無菌医薬品グレードの水または生理食塩水を含有する注入ボトルにより分注することができる。組成物が、注射により投与される場合、投与に先立ち成分を混合することができるように、注射用滅菌水または生理食塩水のアンプルを提供することができる。
投与が注射による場合、活性薬剤は、水溶液、特に、ハンクス溶液、リンゲル溶液または生理食塩水バッファー等の生理的に適合性のバッファーにおいて製剤化することができる。溶液は、懸濁、安定化および/または分散剤等の製剤用(formulatory)薬剤を含有することができる。あるいは、活性化合物は、使用前に適した媒体、例えば、無菌発熱物質不含水による構成のための粉末形態であることができる。別の実施形態では、医薬組成物は、ペプチドによって刺激される免疫応答を増強するために添加されるアジュバントまたは他の任意の物質を含まない。別の実施形態では、医薬組成物は、ペプチドに対する免疫応答を阻害する物質を含む。製剤化方法は、本技術分野で公知であり、例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences、最新版、Mack Publishing Co.、Easton P.に開示されている。
上述の製剤に加えて、活性薬剤は、デポ調製物として製剤化することもできる。斯かる長時間作用性製剤は、植え込みまたは経皮的送達(例えば、皮下または筋肉内)、筋肉内注射または経皮パッチの使用により投与することができる。よって、例えば、薬剤は、適したポリマーもしくは疎水性材料(例えば、許容される油におけるエマルションとして)もしくはイオン交換樹脂と共に、または難溶性誘導体、例えば、難溶性塩として製剤化することができる。
一部の例では、1種または複数の薬剤を含む組成物は、外用で投与されると、または特定の感染部位にもしくはその付近に注射されると、局所および局部効果を発揮する。例えば、粘稠性液体、溶液剤、懸濁液剤、ジメチルスルホキシド(DMSO)に基づく溶液剤、リポソーム製剤、ゲル剤、ゼリー剤、クリーム剤、ローション剤、軟膏剤、坐剤、フォーム剤またはエアロゾルスプレー剤の直接的外用適用を局所投与(local administration)のために使用して、例えば局所および/または局部効果を産生することができる。斯かる製剤のための薬学的に適切な媒体は、例えば、低級脂肪族アルコール、ポリグリコール(例えば、グリセロールまたはポリエチレングリコール)、脂肪酸のエステル、油、脂肪、シリコーンその他を含む。斯かる調製物は、保存剤(例えば、p−ヒドロキシ安息香酸エステル)および/または抗酸化剤(例えば、アスコルビン酸およびトコフェロール)を含むこともできる。Dermatological Formulations: Percutaneous absorption、Barry(編)、Marcel Dekker Incl、1983年も参照されたい。別の実施形態では、トランスポーター、担体またはイオンチャネル阻害剤を含む局所/外用製剤を使用して、上皮または粘膜ウイルス感染を処置する。
組成物は、美容的または皮膚科学的に許容される担体を含有することができる。斯かる担体は、皮膚、爪、粘膜、組織および/または毛髪と適合性であり、これらの要件を満たす任意の従来使用されてきた美容的または皮膚科学的担体を含むことができる。斯かる担体は、当業者によって容易に選択することができる。皮膚軟膏剤の製剤化において、薬剤または薬剤の組合せは、油性炭化水素基剤、無水吸収基剤、油中水型吸収基剤、水中油型水分除去用基剤および/または水溶性基剤において製剤化することができる。斯かる担体および賦形剤の例として、保水剤(例えば、尿素)、グリコール(例えば、プロピレングリコール)、アルコール(例えば、エタノール)、脂肪酸(例えば、オレイン酸)、界面活性剤(例えば、ミリスチン酸イソプロピルおよびラウリル硫酸ナトリウム)、ピロリドン、グリセロールモノラウレート、スルホキシド、テルペン(例えば、メントール)、アミン、アミド、アルカン、アルカノール、水、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、様々な糖、デンプン、セルロース誘導体、ゼラチン、およびポリエチレングリコール等のポリマーが挙げられるがこれらに限定されない。
軟膏剤およびクリーム剤は、例えば、適した増粘および/またはゲル化剤の添加により、水性または油性基剤と共に製剤化することができる。ローション剤は、水性または油性基剤と共に製剤化することができ、一般に、1種または複数の乳化剤、安定化剤、分散剤、懸濁化剤、増粘剤または着色剤も含有する。医薬品剤の送達のための経皮パッチの構築および使用は、本技術分野で周知である。例えば、米国特許第5,023,252号、同第4,992,445号および同第5,001,139号を参照されたい。斯かるパッチは、医薬品剤の持続的、パルス状またはオンデマンド送達のために構築することができる。
医薬組成物および剤形の形成に使用することができる滑沢剤として、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、鉱物油、軽油、グリセリン、ソルビトール、マンニトール、ポリエチレングリコール、他のグリコール、ステアリン酸、ラウリル硫酸ナトリウム、タルク、水素付加した植物性油(例えば、ピーナッツ油、綿実油、ヒマワリ油、ゴマ油、オリーブ油、コーン油およびダイズ油)、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸エチル、ラウリン酸エチル(ethyl laureate)、寒天またはこれらの混合物を挙げることができるがこれらに限定されない。追加的な滑沢剤は、例えば、シロイド(syloid)シリカゲル、合成シリカの凝固エアロゾルまたはこれらの混合物を含む。医薬組成物の約1重量パーセント未満の量の滑沢剤を任意選択で添加することができる。
組成物は、水性、水性−アルコール性もしくは油性溶液、ローションまたは血清分散、水性、無水もしくは油性ゲル、水相における脂肪相の分散によって得られる(O/Wまたは水中油型)もしくは逆に(W/Oまたは油中水型)エマルション、マイクロエマルション、あるいはイオン性および/もしくは非イオン性型のマイクロカプセル、微粒子または脂質小胞分散を含む、外用適用に適した任意の形態であり得る。これらの組成物は、従来の方法に従って調製することができる。本発明の薬剤以外に、本発明に係る組成物の様々な構成物の量は、本技術分野において従来から使用されている量である。これらの組成物は、特に、顔、手、身体および/または粘膜のための、または皮膚のクレンジングのための保護、処置またはケアのクリーム剤、ミルク剤、ローション剤、ゲル剤またはフォーム剤を構成する。組成物は、石鹸またはクレンジングバーを構成する固体調製物からなることもできる。
組成物は、親水性または親油性ゲル化剤、親水性または親油性活性薬剤、保存剤、抗酸化剤、溶媒、香料、フィラー、日焼け止め剤、消臭剤(odor-absorber)および染料等のアジュバントを含有することができる。これらの様々なアジュバントの量は、考慮されている分野において従来から使用されている量であり、例えば、組成物の総重量の約0.01%〜約20%である。その性質に応じて、これらのアジュバントは、脂肪相、水相および/または脂質小胞へと導入することができる。
経口投与のため、活性薬剤(複数可)は、活性薬剤(複数可)を本技術分野で周知の薬学的に許容される担体と組み合わせることにより容易に製剤化することができる。斯かる担体は、本発明の薬剤が、処置しようとする患者による経口摂取のために、咀嚼錠を含む錠剤、丸剤、糖衣錠、カプセル剤、ロゼンジ剤、ハードキャンディー、液体剤、ゲル剤、シロップ剤、スラリー剤、散剤、懸濁液剤、エリキシル剤、ウェハ剤その他として製剤化されることを可能にする。斯かる製剤は、固体希釈剤またはフィラー、無菌水性培地および様々な無毒性有機溶媒を含む、薬学的に許容される担体を含むことができる。固体担体は、希釈剤、香味剤、溶解剤、滑沢剤、懸濁化剤、バインダー、保存剤、錠剤崩壊剤またはカプセル被包材料として作用することもできる1種または複数の物質であり得る。散剤において、担体は一般に、微粉化活性構成成分との混合物である微粉化固体である。錠剤において、活性構成成分は一般に、必要な結合能を有する担体と適した割合で混合され、所望の形状およびサイズに圧縮される。散剤および錠剤は、約1〜約70パーセントの活性化合物を含有する。適した担体として、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖、ラクトース、ペクチン、デキストリン、デンプン、ゼラチン、トラガント、メチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、低融点ワックス、カカオバターその他が挙げられるがこれらに限定されない。一般に、活性薬剤は、所望の投薬量単位をもたらすのに十分な量で、経口剤形の全組成の重量で約0.5%、約5%、約10%、約20%または約30%〜約50%、約60%、約70%、約80%または約90%に及ぶ濃度レベルで含まれ得る。
経口使用のための水性懸濁液剤は、懸濁化剤(例えば、メチルセルロース)、湿潤剤(例えば、レシチン、リゾレシチンおよび/または長鎖脂肪アルコール)等の薬学的に許容される賦形剤ならびに着色剤、保存剤、香味剤その他と共に活性薬剤(複数可)を含有することができる。
例えば、大型の親油性部分の存在のせいで、活性薬剤を溶液にするために、油または非水性溶媒が必要となる場合もある。あるいは、エマルション、懸濁液または他の調製物、例えば、リポソーム調製物を使用することができる。リポソーム調製物に関して、状態の処置のためにリポソームを調製するための任意の公知の方法を使用することができる。例えば、参照により本明細書に援用されるBanghamら、J. Mol. Biol.23巻:238〜252頁(1965年)およびSzokaら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA 75巻:4194〜4198頁(1978年)を参照されたい。リガンドをリポソームに取り付けて、これらの組成物を特定の作用部位へと方向づけることもできる。
任意選択で、得られた混合物を粉砕し、必要に応じて適した補助剤を添加した後に顆粒の混合物を加工して、錠剤または糖衣錠コアを得ることにより、経口使用のための医薬品調製物は、固体賦形剤として得ることができる。適した賦形剤は、特に、ラクトース、スクロース、マンニトールまたはソルビトールを含む糖;香味要素、例えば、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、米デンプン、ジャガイモデンプン、ゼラチン、トラガントガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル−セルロース、カルボキシルメチルセルロースナトリウムおよび/またはポリビニルピロリドン(PVP)等のセルロース調製物等のフィラーである。必要に応じて、架橋ポリビニルピロリドン、寒天またはアルギン酸もしくはアルギン酸ナトリウム等のその塩等の崩壊剤を添加することができる。薬剤は、徐放調製物として製剤化することもできる。
糖衣錠コアは、適したコーティングを備えることができる。この目的のため、アラビアゴム、タルク、ポリビニルピロリドン、カーボポールゲル、ポリエチレングリコールおよび/または二酸化チタン、塗料溶液ならびに適した有機溶媒または溶媒混合物を任意選択で含有していてよい濃縮された糖溶液を使用することができる。活性薬剤の異なる組合せの同定または特徴付けのために、錠剤または糖衣錠コーティングに染料または色素を添加することができる。
経口的に使用することができる医薬品調製物は、ゼラチンで作製された押し込み式(push-fit)カプセル剤、ならびにゼラチンおよびグリセロールまたはソルビトール等の可塑剤で作製された軟性の封着されたカプセル剤を含む。押し込み式カプセル剤は、ラクトース等のフィラー、デンプン等のバインダーおよび/またはタルクもしくはステアリン酸マグネシウム等の滑沢剤ならびに任意選択で安定剤との混合物において活性成分を含有することができる。軟カプセル剤において、活性薬剤は、脂肪性油、液体パラフィンまたは液体ポリエチレングリコール等の適した液体に溶解または懸濁することができる。加えて、安定剤を添加することができる。経口投与のためのあらゆる製剤は、投与に適した投薬量であることができる。
経口投与に適した他の形態は、エマルション、シロップ剤、エリキシル剤、水溶液剤、水性懸濁液剤を含む液状調製物、または使用直前に液状調製物へと変換されることを目的とする固形調製物を含む。エマルションは、溶液、例えば、水性プロピレングリコール溶液において調製することができる、あるいは例えば、レシチン、ソルビタンモノオレエートまたはアカシア等の乳化剤を含有することができる。水溶液剤は、水に活性構成成分を溶解し、適した着色料、香料、安定剤および増粘剤を添加することにより調製することができる。水性懸濁液剤は、天然または合成ガム、樹脂、メチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースナトリウムおよび他の周知の懸濁化剤等の粘稠性材料と共に水において微粉化活性構成成分を分散させることにより調製することができる。それと共に組成物を投与することができる適したフィラーまたは担体は、適した量で使用される寒天、アルコール、脂肪、ラクトース、デンプン、セルロース誘導体、多糖、ポリビニルピロリドン、シリカ、無菌生理食塩水その他またはこれらの混合物を含む。固形調製物は、溶液剤、懸濁液剤およびエマルションを含み、活性構成成分に加えて、着色料、香料、安定剤、バッファー、人工および天然甘味料、分散剤、増粘剤、可溶化剤その他を含有することができる。
シロップ剤または懸濁液剤は、任意の付属的な成分が添加されていてもよい糖、例えば、スクロースの濃縮水溶液に活性化合物を添加することにより作製することができる。斯かる付属的な成分は、香味料、糖の結晶化を遅延させる薬剤、または任意の他の成分の溶解性を増加させる薬剤を、例えば、多価アルコール、例えば、グリセロールまたはソルビトールとしてを含むことができる。
経口投与のために化合物を製剤化する場合、胃腸(GI)管からの吸収を増強するために胃保持性(gastroretentive)製剤を利用することが望ましくあり得る。胃の中で数時間保持される製剤は、本発明の化合物をゆっくりと放出することができ、本明細書において使用することができる徐放をもたらす。斯かる胃保持性製剤の開示は、Klausner, E. A.; Lavy, E.; Barta, M.; Cserepes, E.; Friedman, M.; Hoffman, A. 2003年「Novel gastroretentive dosage forms: evaluation of gastroretentivity and its effect on levodopa in humans.」Pharm. Res.20巻、1466〜73頁、Hoffman, A.; Stepensky, D.; Lavy, E.; Eyal, S. Klausner, E.; Friedman, M.2004年「Pharmacokinetic and pharmacodynamic aspects of gastroretentive dosage forms」Int. J. Pharm.11巻、141〜53頁、Streubel, A.; Siepmann, J; Bodmeier, R.;2006年「Gastroretentive drug delivery systems」Expert Opin. Drug Deliver.3巻、217〜3頁およびChavanpatil, M. D.; Jain, P.; Chaudhari, S.; Shear, R.; Vavia, P. R.「Novel sustained release, swellable and bioadhesive gastroretentive drug delivery system for olfoxacin」Int. J. Pharm.2006年epub3月24日に見出される。拡張可能な浮遊(floating)および生体接着技法を利用して、本発明の化合物の吸収を最大化することができる。
組成物の構成成分の溶解性は、組成物における界面活性剤または他の適切な共溶媒によって増強することができる。斯かる共溶媒は、ポリソルベート20、60および80、プルロニックF68、F−84およびP−103、シクロデキストリンまたは当業者に公知の他の薬剤を含む。斯かる共溶媒は、重量で約0.01%〜2%のレベルで用いることができる。
組成物は、複数用量形態でパッケージすることができる。保存剤は、使用の際の微生物混入を予防することが好まれ得る。適した保存剤は、塩化ベンザルコニウム、チメロサール、クロロブタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、フェニルエチルアルコール、エデト酸二ナトリウム、ソルビン酸、Onamer Mまたは当業者に公知の他の薬剤を含む。先行技術の眼用製品において、斯かる保存剤は、0.004%〜0.02%のレベルで用いることができる。本願の組成物において、保存剤、好ましくは、塩化ベンザルコニウムは、重量で0.001%〜0.01%未満、例えば、0.001%〜0.008%、好ましくは約0.005%のレベルで用いることができる。0.005%の塩化ベンザルコニウムの濃度が、微生物の攻撃から本発明の組成物を保存するのに十分であり得ることが判明した。
外用/局所適用に関する事例では、組成物は、1種または複数の浸透エンハンサーを含むことができる。例えば、製剤は、透過性障壁、例えば、皮膚を越えた本発明の薬剤または薬剤の組合せの浸透を増加させるまたは送達を助ける、適した固相もしくはゲル相担体または賦形剤を含むことができる。これらの浸透増強性化合物の多くは、外用製剤の技術分野で公知であり、例えば、水、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノールのようなテルペン)、スルホキシド(例えば、ジメチルスルホキシド、デシルメチルスルホキシド、テトラデシルメチルスルホキシド)、ピロリドン(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドン)、ラウロカプラム、アセトン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフルフリルアルコール、L−α−アミノ酸、アニオン性、カチオン性、両性または非イオン性界面活性剤(例えば、ミリスチン酸イソプロピルおよびラウリル硫酸ナトリウム)、脂肪酸、脂肪アルコール(例えば、オレイン酸)、アミン、アミド、クロフィブリン酸アミド、ヘキサメチレンラウラミド、タンパク質分解酵素、α−ビサボロール、d−リモネン、尿素およびN,N−ジエチル−m−トルアミドその他を含む。追加的な例として、保水剤(例えば、尿素)、グリコール(例えば、プロピレングリコールおよびポリエチレングリコール)、グリセロールモノラウレート、アルカン、アルカノール、ORGELASE、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、様々な糖、デンプン、セルロース誘導体、ゼラチンおよび/または他のポリマーが挙げられる。別の実施形態では、組成物は、1種または複数の斯かる浸透エンハンサーを含むことができる。
局所/外用適用のための組成物は、四級アンモニウム化合物、有機水銀、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、芳香族アルコール、クロロブタノールその他等の1種または複数の抗菌保存剤を含むことができる。
組成物は、エアロゾル溶液剤、懸濁液剤または乾燥散剤へと製剤化することができる。エアロゾル剤は、呼吸器系または鼻道を介して投与することができる。例えば、当業者は、本発明の組成物を適切な担体、例えば、薬学的に許容される噴霧剤に懸濁または溶解し、点鼻薬または吸入薬を使用して肺に直接的に投与することができることを認識する。例えば、トランスポーター、担体またはイオンチャネル阻害剤を含むエアロゾル製剤は、例えば、点鼻薬または吸入薬としての投与のために、噴霧剤または溶媒および噴霧剤の混合物に溶解、懸濁または乳化することができる。エアロゾル製剤は、本技術分野で従来から使用されている通り、美容的または皮膚科学的または薬学的に許容される噴霧剤等の圧力下の任意の許容される噴霧剤を含有することができる。
経鼻投与のためのエアロゾル製剤は、一般に、液滴またはスプレーにおける、鼻道に投与されるように設計された水溶液である。経鼻溶液は、一般に等張性および僅かに緩衝されて約5.5〜約6.5のpHを維持するという点が鼻汁と同様であることができるが、この範囲の外側のpH値をさらに使用してよい。抗菌剤または保存剤が、製剤に含まれていてもよい。
吸入のためのエアロゾル製剤および吸入薬は、薬剤または薬剤の組合せが、経鼻または経口呼吸経路により投与されると、対象の呼吸樹へと運ばれるように設計することができる。吸入溶液は、例えば、ネブライザーにより投与することができる。微細に粉末化されたまたは液体の薬物を含む吸入または吹送は、例えば、分配に役立つように噴霧剤における薬剤もしくは薬剤の組合せの溶液または懸濁液の医薬品エアロゾルとして呼吸器系へと送達することができる。噴霧剤は、ハロカーボン、例えば、フッ素化塩素化炭化水素等のフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボンおよびヒドロクロロカーボン、ならびに炭化水素および炭化水素エーテルを含む液化ガスであり得る。
ハロカーボン噴霧剤は、全水素がフッ素に置き換えられたフルオロカーボン噴霧剤、全水素が塩素に置き換えられたクロロフルオロカーボン噴霧剤および少なくとも1個のフッ素、水素含有フルオロカーボン噴霧剤および水素含有クロロフルオロカーボン噴霧剤を含むことができる。ハロカーボン噴霧剤は、Johnson、米国特許第5,376,359号、1994年12月27日発行;Byronら、米国特許第5,190,029号、1993年3月2日発行;およびPurewalら、米国特許第5,776,434号、1998年7月7日発行に記載されている。本発明に有用な炭化水素噴霧剤は、例えば、プロパン、イソブタン、n−ブタン、ペンタン、イソペンタンおよびネオペンタンを含む。炭化水素のブレンドは、噴霧剤として使用することもできる。エーテル噴霧剤は、例えば、ジメチルエーテルと共にエーテルを含む。本発明のエアロゾル製剤は、1種を超える噴霧剤を含むこともできる。例えば、エアロゾル製剤は、2種またはそれを超えるフルオロカーボン等の同じクラス由来の1種を超える噴霧剤;またはフッ化炭化水素および炭化水素等の異なるクラス由来の1種を超える、2種を超える、3種を超える噴霧剤を含むことができる。本発明の医薬組成物は、圧縮ガス、例えば、二酸化炭素、亜酸化窒素または窒素等の不活性ガスと共に分注することもできる。
エアロゾル製剤は、他の構成成分、例えば、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、ならびに油および洗剤等の界面活性剤または他の構成成分を含むこともできる。これらの構成成分は、製剤を安定化し、および/またはバルブ構成成分を潤滑にするように働くことができる。
エアロゾル製剤は、圧力下でパッケージすることができ、溶液、懸濁液、エマルション、粉末および半固体調製物を使用してエアロゾル剤として製剤化することができる。例えば、溶液エアロゾル製剤は、(実質的に)純粋な噴霧剤においてまたは噴霧剤および溶媒の混合物として、トランスポーター、担体またはイオンチャネル阻害剤等の本発明の薬剤の溶液を含むことができる。溶媒を使用して、薬剤を溶解および/または噴霧剤の蒸発を遅延させることができる。溶媒は、例えば、水、エタノールおよびグリコールを含むことができる。適した溶媒の任意の組合せは、保存剤、抗酸化剤および/または他のエアロゾル構成成分と任意選択で組み合わせて使用することができる。
エアロゾル製剤は、分散液または懸濁液であり得る。懸濁液エアロゾル製剤は、本発明の薬剤または薬剤の組合せ、例えば、トランスポーター、担体またはイオンチャネル阻害剤および分散剤の懸濁液を含むことができる。分散剤は、例えば、ソルビタントリオレエート、オレイルアルコール、オレイン酸、レシチンおよびコーン油を含むことができる。懸濁液エアロゾル製剤は、滑沢剤、保存剤、抗酸化剤および/または他のエアロゾル構成成分を含むこともできる。
エアロゾル製剤は、エマルションとして同様に製剤化することができる。エマルションエアロゾル製剤は、例えば、エタノール等のアルコール、界面活性剤、水および噴霧剤、ならびに本発明の薬剤または薬剤の組合せ、例えば、トランスポーター、担体またはイオンチャネルを含むことができる。使用される界面活性剤は、非イオン性、アニオン性またはカチオン性であり得る。エマルションエアロゾル製剤の一例は、例えば、エタノール、界面活性剤、水および噴霧剤を含む。エマルションエアロゾル製剤の別の例は、例えば、植物性油、モノステアリン酸グリセリンおよびプロパンを含む。
化合物は、坐剤としての投与のために製剤化することができる。トリグリセリド、脂肪酸グリセリド、Witepsol S55(Dynamite Nobel Chemical、Germanyの登録商標)またはカカオバターの混合物等の低融点ワックスが先ず融解され、例えば、撹拌により活性構成成分が均質に分散される。次に、融解した均質な混合物を簡便なサイズの型に注ぎ入れ、冷却して固化する。
化合物は、腟投与のために製剤化することができる。活性成分に加えて斯かる担体を含有するペッサリー、タンポン、クリーム剤、ゲル剤、ペースト剤、フォーム剤またはスプレー剤は、適切であることが本技術分野で公知である。
化合物は、外用、眼内、眼周囲または全身性投与のための挿入物上の、その中の、またはそれに取り付けられた徐放製剤における使用のための生体適合性ポリマーへと放出可能に取り付けることができる。生体適合性ポリマーからの放出制御は、水溶性ポリマーと共に利用して、同様に、滴下注入可能な(instillable)製剤を形成することができる。例えば、PLGAマイクロスフェアまたはナノスフェア等の生体適合性ポリマーからの放出制御は、同様に、徐放投与のための眼内植え込みまたは注射に適した製剤において利用することができる。任意の適した生分解性および生体適合性ポリマーを使用することができる。
投薬量、投与経路および治療レジメン
本明細書に記載されている組成物および方法は、対象における抗原性ペプチドのエピトープに対する免疫応答を誘発することができる。一部の例では、組成物は、乳がんワクチンまたは卵巣がんワクチンであり得る。一部の例では、乳がんワクチンは、複数抗原乳がんワクチンであり得る。一部の例では、卵巣がんワクチンは、複数抗原卵巣がんワクチンであり得る。
一部の例では、対象は、ワクチンの投与前に腫瘍を有していることができる。他の例では、対象は、ワクチンの投与前に腫瘍を有していなくてよい。他の例では、対象は、ワクチンの投与前に腫瘍を有していないが、ワクチンの投与後に腫瘍を有するようになることができる。他の例では、対象は、ワクチンの投与前に腫瘍を有していなくてよく、ワクチンの投与後に腫瘍を有するようになることができない。一部の事例では、腫瘍は、乳がん腫瘍であり得る。一部の例では、齧歯類における乳がん腫瘍は、DMBA誘導性腫瘍である。例えば、齧歯類における乳がん腫瘍は、M6またはMMC細胞に由来することができる。多くの場合、ヒトにおける乳がん腫瘍は、ヒトにおけるトリプルネガティブ腫瘍である。
本明細書に記載されている組成物は、ワクチンとしてそれを必要とする対象に投与することができる。一部の例では、対象は、複数抗原乳がんワクチンまたは複数抗原卵巣がんワクチンで免疫化することができる。例えば、ワクチンは、乳がんワクチン(例えば、複数抗原ワクチン)または卵巣がんワクチン(例えば、複数抗原ワクチン)であり得る。
本明細書に記載されているワクチンは、種々の経路により送達することができる。送達経路は、経口(頬側および舌下を含む)、直腸、経鼻、外用、経皮パッチ、肺、腟、坐剤もしくは非経口的(筋肉内、動脈内、くも膜下腔内、皮内、腹腔内、皮下および静脈内を含む)投与を含む、またはエアロゾル化、吸入もしくは吹送による投与に適した形態であることができる。薬物送達系に関する一般情報は、Anselら、Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems(Lippencott Williams & Wilkins、Baltimore Md.(1999年))に見出すことができる。本明細書に記載されているワクチンは、筋肉に投与することができる、あるいは皮内もしくは皮下注射によりまたはイオン泳動によって等の経皮で投与することができる。ワクチンの上皮投与を用いることができる。
一部の事例では、ワクチンは、鼻道を介した投与のために製剤化することもできる。担体が固体である経鼻投与に適した製剤は、鼻から吸い込む様式で、すなわち、鼻の近くに保持した粉末の容器からの鼻道を通した急速吸入により投与される、例えば、約10〜約500ミクロンの範囲の粒子径を有する粗粉末を含むことができる。製剤は、点鼻薬、点鼻液である、またはネブライザーによるエアロゾル投与によることができる。製剤は、ワクチンの水性または油性溶液を含むことができる。
ワクチンは、懸濁液剤、シロップ剤またはエリキシル剤等の液体調製物であることができる。ワクチンは、無菌懸濁液剤またはエマルション等、非経口的、皮下、皮内、筋肉内または静脈内投与(例えば、注射用投与)のための調製物であることもできる。
ワクチンは、単一免疫化のための材料を含むことができる、または複数免疫化のための材料を含むことができる(すなわち、「複数用量」キット)。複数用量構成において保存剤の包含が好ましい。複数用量組成物における保存剤の包含の代替として(これに加えて)、組成物は、材料の除去のための無菌的アダプタを有する容器内に含有されていてよい。
ワクチンは、約0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9または1.0mLの投薬容量で投与することができる。場合により、ワクチンは、より多い、例えば、1mlを超える用量で投与することができる。
一部の例では、対象は、1用量のワクチンで免疫化することができる。他の例では、対象は、1を超える用量のワクチンで免疫化することができる。例えば、対象は、1を超える、2を超える、3を超える、4を超える、5を超える、6を超える、7を超える、8を超える、9を超える、10を超える、11を超える、12を超える、13を超える、14を超える、15を超える、16を超える、17を超える、18を超える、19を超えるまたは20を超える用量のワクチンで免疫化することができる。例示的な例では、対象は、3用量のワクチンで免疫化される。
対象が、1を超える用量のワクチンを受ける場合、ワクチンの第1の用量およびその後の用量のそれぞれの間に時間が経過していてよい。一部の例では、ワクチンの第1の用量およびその後の用量のそれぞれの間で経過する時間は、数秒間、数分間、数時間、数日間、数週間、数ヶ月間または数年間であり得る。例えば、1を超える用量は、間隔を空けて対象に投与することができる。一部の例では、間隔は、数秒間、数分間、数時間、数日間、数週間、数ヶ月間または数年間にわたり生じ得る。一部の例では、対象は、ブースター用量を受けることができる。例えば、ブースターは、1を超える、2を超える、3を超える、4を超える、5を超える、6を超える、7を超える、8を超える、9を超える、10を超える、11を超える、12を超える、13を超える、14を超える、15を超える、16を超える、17を超える、18を超える、19を超えるまたは20を超えるブースター用量のワクチンを対象に投与することができる。例示的な例では、対象は、最大3ブースターのワクチンを受けることができる。
一部の例では、間隔は、ワクチンの各用量間で同じであることができる。一部の例では、間隔は、ワクチンの各ブースターの間で同じであることができる。一部の例では、間隔は、ワクチンの各用量間で異なることができる。一部の例では、間隔は、ワクチンの各ブースター間で異なることができる。
例示的な例では、1を超える用量が、少なくとも1日間の間隔にわたり対象に投与される。一部の例では、間隔は、1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、22日間、23日間、24日間、25日間、26日間、27日間、28日間、29日間または30日間間隔であり得る。他の例では、間隔は、数日間の範囲であることができ、例えば、数日間の範囲は、1〜5日間、1〜7日間、1〜10日間、3〜15日間、5〜10日間、5〜15日間、5〜20日間、7〜10日間、7〜15日間、7〜20日間、7〜25日間、10〜15日間、10〜20日間、10〜25日間、15〜20日間、15〜25日間、15〜30日間、20〜30日間、20〜35日間、20〜40日間、20〜50日間、25〜50日間、30〜50日間、35〜50日間または40〜50日間であることができる。
対象は、ワクチンの投与後に評価することができる。一部の例では、対象は、ワクチンの最終投与の1ヶ月間以内に(例えば、短期)評価することができる。例えば、短期は、ワクチンの最終投与後の1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、22日間、23日間、24日間、25日間、26日間、27日間、28日間、29日間、30日間または31日間であることができる。一部の例では、対象は、ワクチンの最終投与の4ヶ月間以内に(例えば、長期)評価することができる。例えば、短期は、ワクチンの最終投与後の1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間、16週間、17週間、18週間、19週間、20週間、21週間、22週間、23週間、24週間、25週間、26週間、27週間、28週間、29週間、30週間または31週間であることができる。
一部の例では、対象は、ワクチン用量の最終投与後に少なくとも1ブースター用量のワクチンを受けることができる。例えば、少なくとも1ブースター用量は、ワクチン用量の最終投与の1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間、16週間、17週間、18週間、19週間、20週間、21週間、22週間、23週間、24週間、25週間、26週間、27週間、28週間、29週間、30週間または31週間後に対象に投与することができる。一部の例では、対象は、1ブースター、2ブースター、3ブースター、4ブースター、5ブースター、6ブースター、7ブースター、8ブースター、9ブースター、10ブースター、11ブースター、12ブースター、13ブースター、14ブースター、15ブースター、16ブースター、17ブースター、18ブースター、19ブースター、20ブースター、21ブースター、22ブースター、23ブースター、24ブースター、25ブースター、26ブースター、27ブースター、28ブースター、29ブースターまたは30ブースター用量を受けることができる。
本開示は、さらなる態様では、皮内投与装置および本明細書に記載されているワクチン製剤を含む医薬品キットを提供する。装置は、好ましくは、ワクチンが既に充填された状態で供給される。好ましくは、ワクチンは、本明細書に記載されている従来の筋肉内ワクチンよりも少ない液体容量、特に、約0.05ml〜0.2mlの間の容量である。好ましくは、装置は、ワクチンを真皮に投与するための短針送達装置である。
本明細書に記載されている皮内ワクチンによる使用に適した装置は、US4,886,499、US5,190,521、US5,328,483、US5,527,288、US4,270,537、US5,015,235、US5,141,496、US5,417,662に記載されている装置等の短針装置を含む。皮内ワクチンは、参照により本明細書に援用されるWO99/34850に記載されている装置等の皮膚への針の有効な浸透の長さを限定する装置およびその機能的均等物によって投与することもできる。液体ジェット注射器により、または角質層を貫通し真皮に達するジェットを生じる針により液体ワクチンを真皮に送達するジェット注射装置も適している。ジェット注射装置は、例えば、US5,480,381、US5,599,302、US5,334,144、US5,993,412、US5,649,912、US5,569,189、US5,704,911、US5,383,851、US5,893,397、US5,466,220、US5,339,163、US5,312,335、US5,503,627、US5,064,413、US5,520,639、US4,596,556 US4,790,824、US4,941,880、US4,940,460、WO97/37705およびWO97/13537に記載されている。圧縮ガスを使用して、皮膚の外層を通って真皮まで粉末形態のワクチンを加速させる弾道的粉末/粒子送達装置も適している。その上、皮内投与の古典的マントー方法において従来のシリンジを使用することができる。しかし、従来のシリンジの使用は、高度な技能の操作者を必要とするため、高度な技能の使用者なしでも正確な送達が可能な装置が好ましい。
本開示の別の例は、対象または対象の集団における疾患を予防および/または疾患の重症度を低下させるために、疾患に対し対象または対象の集団を免疫化する方法に関する。方法は、疾患に感染していない(または疾患に感染していないと考えられる)対象または対象の集団に、本開示の組成物を投与するステップを含む。
本開示の一例の組成物は、当業者に周知の技法を使用して投与することができる。好ましくは、化合物は、遺伝的免疫化により製剤化および投与される。製剤化および投与のための技法は、「Remington's Pharmaceutical Sciences」、第18版、1990年、Mack Publishing Co.、Easton、Pa.に見出すことができる。適した経路は、ほんの数例を挙げると、筋肉内、皮内、皮下、髄内注射およびくも膜下腔内、直接的脳室内、静脈内、腹腔内、鼻腔内または眼内注射等の非経口的送達を含むことができる。他の経路は、経口または経皮送達を含む。注射のため、本開示の一例の組成物は、水溶液、好ましくは、ハンクス溶液、リンゲル溶液または生理食塩水バッファー等の生理的に適合性のバッファーにおいて製剤化することができる。
筋肉内、皮内、皮下、鼻腔内、嚢内、脊髄内、胸骨内(intrasternal)および静脈内注射を含む非経口的適用のため、注射用、無菌溶液、好ましくは、油性または水性溶液と共に懸濁液、エマルションまたは坐剤を含む植え込み剤が特に適している。製剤固定注射は、単位剤形で、例えば、保存剤が添加されたアンプルまたは複数用量容器において提示することができる。組成物は、油性または水性媒体における懸濁液、溶液またはエマルション等の形態を採ることができ、懸濁化、安定化および/または分散剤等の製剤用(formulator)薬剤を含有することができる。あるいは、活性成分は、使用前の適した媒体、例えば、無菌発熱物質不含水による構成のための粉末形態であることができる。
経腸適用のため、錠剤、糖衣錠、液体剤、液滴剤、坐剤またはカプセル剤が特に適している。医薬組成物は、結合剤(例えば、アルファ化(pregelatinised)トウモロコシデンプン、ポリビニルピロリドンまたはヒドロキシプロピルメチルセルロース);フィラー(例えば、ラクトース、微結晶性セルロースまたはリン酸水素カルシウム);滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルクまたはシリカ);崩壊剤(例えば、ジャガイモデンプンまたはデンプングリコール酸ナトリウム);または湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)等の薬学的に許容される賦形剤と共に従来の手段によって調製することができる。錠剤は、本技術分野で周知の方法によってコーティングすることができる。経口投与のための液体調製物は、例えば、溶液剤、シロップ剤または懸濁液剤の形態を採ることができる、あるいは使用前に水または他の適した媒体による構成のための乾燥産物として提示することができる。斯かる液体調製物は、懸濁化剤(例えば、ソルビトールシロップ、セルロース誘導体または水素付加された食用脂肪);乳化剤(例えば、レシチンまたはアカシア);非水性媒体(例えば、アーモンド油、油性エステル、エチルアルコールまたは分画された植物性油);および保存剤(例えば、p−ヒドロキシ安息香酸メチルもしくはプロピルまたはソルビン酸)等の薬学的に許容される添加物と共に従来の手段によって調製することができる。調製物は、適宜バッファー塩、香味剤、着色剤および甘味剤を含有することもできる。甘くした媒体が用いられたシロップ剤、エリキシル剤その他を使用することができる。
持続したまたは方向づけられた放出組成物を製剤化することができる、例えば、リポソームまたは差次的に分解性のコーティングで、例えば、マイクロカプセル化、複数のコーティング等により活性化合物が保護された組成物。新たな化合物をフリーズドライし、例えば、注射のための産物の調製のために、得られた凍結乾燥物を使用することも可能である。
吸入による投与のため、本開示の一例に係る使用のための化合物は、適した噴霧剤、例えば、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素または他の適したガスの使用により、加圧されたパックまたはネブライザーからのエアロゾルスプレー提示の形態で簡便に送達される。加圧されたエアロゾルの場合、投薬量単位は、計量された量を送達するためのバルブを配置することにより決定することができる。例えば、インヘラーまたは吸入器における使用のためのゼラチンのカプセルおよびカートリッジは、化合物およびラクトースまたはデンプン等の適した粉末基剤の粉末ミックスを含有して製剤化することができる。外用または経皮適用のため、外用適用と適合性で、好ましくは水を超える動的粘度を有する担体を含む粘稠性から半固体または固体形態がスプレー不能形態として用いられる。適した製剤として、必要に応じて、滅菌された、または補助的薬剤、例えば、保存剤、安定剤、湿潤剤、バッファーもしくは浸透圧に影響するための塩等と混合された、溶液剤、懸濁液剤、エマルション、クリーム剤、軟膏剤、散剤、リニメント剤、塗布剤、エアロゾル剤等が挙げられるがこれらに限定されない。外用適用のため、好ましくは、固体もしくは液体不活性担体材料と組み合わせた活性成分がスクイーズボトルにおいてパッケージされた、または加圧された揮発性、正常で気体の噴霧剤、例えば、フロンと混和して、スプレー可能なエアロゾル調製物も適している。組成物は、必要に応じて、活性成分を含有する1つまたは複数の単位剤形を含有し得るパックまたはディスペンサー装置において提示することができる。パックは、例えば、ブリスターパック等の金属またはプラスチックホイルを含むことができる。パックまたはディスペンサー装置は、投与のための説明書を伴うことができる。
本開示の一例に従って、組成物は、薬学的に許容される賦形剤、担体、バッファー、安定剤または当業者に周知の他の材料を含むことができる。斯かる材料は、無毒性であるべきであり、活性成分の有効性と干渉するべきではない。担体または他の材料の正確な性質は、投与経路、例えば、静脈内、皮膚または皮下、粘膜内(例えば、腸)、鼻腔内、筋肉内または腹腔内経路に依存し得る。
一般に、用語「生物学的に活性」は、化合物(タンパク質またはペプチドを含む)が、in vivo(すなわち、天然の生理的環境)またはin vitro(すなわち、実験室の条件下)で測定または観察される、細胞または生物の代謝または他の過程に効果を有する少なくとも1種の検出可能な活性を有することを示す。
組成物の免疫原性
本明細書に記載されている組成物の免疫原性は、対象において評価することができる。一部の例では、組成物(例えば、プラスミドに基づくワクチン)にコードされるエピトープは、レシピエント対象において評価することができる。例えば、レシピエント対象は、齧歯類、非ヒト霊長類またはヒトであり得る。一部の例では、齧歯類は、マウスである。例えば、マウスは、neu−TGマウス、C3マウスまたはFVBマウスであり得る。
本明細書に記載されている組成物および方法は、対象における抗原性ペプチドのエピトープに対する免疫応答を誘発することができる。一部の事例では、組成物は、乳がんワクチンまたは卵巣がんワクチンであり得る。一部の例では、乳がんワクチンは、複数抗原乳がんワクチンであり得る。一部の例では、卵巣がんワクチンは、複数抗原卵巣がんワクチンであり得る。
免疫応答は、I型免疫応答、II型免疫応答またはI型およびII型両方の免疫応答であり得る。一部の例では、I型免疫応答は、抗原特異的T細胞による炎症性サイトカイン(例えば、IFNγ、TNFα)の分泌をもたらすことができる。炎症性サイトカイン(例えば、I型サイトカイン)は、例えば、ワクチンにコードされる(例えば、核酸、プラスミド)またはこれに送達される(例えば、ペプチド、タンパク質)少なくとも1種のエピトープを発現する細胞を殺傷し得る細胞傷害性T細胞を活性化することができる。一部の例では、Th1サイトカインは、追加的な免疫細胞を活性化することができる。一部の例では、II型免疫応答は、調節性T細胞による免疫抑制性サイトカイン(例えば、IL−10、IL−4およびIL−5)の分泌をもたらすことができる。免疫抑制性サイトカイン(例えば、II型サイトカイン)は、例えば、ワクチンにコードされる(例えば、核酸、プラスミド)またはこれに送達される(例えば、ペプチド、タンパク質)少なくとも1種の抗原性エピトープを発現する細胞を殺傷しないが、むしろTh1免疫応答を抑制し得る調節性T細胞を活性化することができる。
対象においてTh1もしくはTh2免疫応答またはその両方が発生し得るかは、エピトープおよびMHC−T細胞受容体の間の相互作用親和性の結果であり得る。一部の例では、MHC分子に対する結合ペプチドの親和性は、高い場合がある。他の例では、MHC分子に対する結合ペプチドの親和性は、低い場合がある。一部の例では、低親和性結合ペプチドは、Th2応答を誘導することができる。他の例では、高親和性結合ペプチドは、Th1応答を誘導することができる。MHC分子に対する候補結合ペプチドの親和性をスクリーニングすることができる。例えば、候補結合ペプチドによって誘導されるIFNγおよびIL−10分泌は、本明細書に記載されている通りにまたは当業者に公知の技法を使用して決定することができる。
ワクチンの免疫原性は、当業者に公知の複数の方法のいずれかを使用して、対象において解析することができる。一部の例では、免疫原性は、対象に投与されたワクチンにコードされる、対象におけるペプチドの発現を検出することにより解析することができる。例えば、検出方法は、ELISPOT、ELISA、ウエスタンブロッティング、フローサイトメトリー、組織学的検査、クロマトグラフィー、質量分析その他を含むことができる。多くの場合、ワクチンに応答して対象において産生される単離されたペプチドに対する免疫原性を解析することができる。一部の例では、対象から採取された腫瘍細胞、がん細胞、脾臓細胞または正常細胞の試料を解析することができる。
一部の例では、リンパ球は、免疫原性の解析のために対象から単離することができる。例えば、リンパ球は、脾臓、リンパ節および/または流入領域リンパ節から単離することができる。一部の例では、リンパ球は、ワクチンの単一用量の投与後に単離することができる。他の例では、リンパ球は、ワクチンの複数用量の最後の用量の投与後に単離することができる。例えば、リンパ球は、ワクチンの単一用量のいずれかの投与の1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日、14日、15日、16日、17日、18日、19日、20日、21日、22日、23日、24日、25日、26日、27日、28日、29日または30日後に単離することができる。
一部の例では、リンパ球は、ワクチンの複数用量の最後の用量の投与後に単離することができる。他の例では、リンパ球は、ワクチンの複数用量の最後の用量の投与後に単離することができる。例えば、リンパ球は、ワクチンの複数用量の最後の用量の投与の1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日、14日、15日、16日、17日、18日、19日、20日、21日、22日、23日、24日、25日、26日、27日、28日、29日または30日後に単離することができる。
一部の例では、タンパク質検出方法を使用して、対象によって産生される、組成物の(例えば、プラスミドに基づくワクチン)核酸にコードされる各ペプチドの量を決定することができる。例えば、ELISPOTを行うことができ、ELISPOTは、IFNγを検出することができる。別の例を挙げると、異なるELISPOTを行うことができ、ELISPOTは、グランザイムBを検出することができる。一部の例では、タンパク質検出方法を使用して、対象によって産生される、組成物(例えば、プラスミドに基づくワクチン)に応答したタンパク質特異的T細胞の存在を決定することができる。例えば、ELISPOTを行うことができ、ELISPOTは、IFNγを検出することができる。別の例を挙げると、異なるELISPOTを行うことができ、ELISPOTは、グランザイムBを検出することができる。
ワクチンにコードされるペプチドの免疫原性は、組成物(例えば、ワクチン)の投与後の対象の結果を、対照組成物(例えば、プラスミドによって何もコードされないまたはペプチドなし)の投与後の対象の本明細書に記載されている方法の結果と比較することにより決定することができる。一部の例では、対照は、アジュバント単独であり得る。他の例では、対照は、陰性対照(例えば、抗原性ペプチドエピトープを欠くブランクプラスミド)であり得る。免疫原性は、産生されたIFNγの量(例えば、ELISPOTにおけるIFNγ陽性スポット)の増加または産生された腫瘍特異的グランザイムBの量(ELISPOTにおけるグランザイムB陽性スポット)の増加によって決定することができる。増加は、対照組成物を投与された対象と比較して、組成物(例えば、ワクチン)の投与後の対象において観察することができる。一部の例では、増加は、P値(例えば、p<0.05)によって示される通り、対照とは統計的に異なることができる。多くの場合、p<0.05で統計的に異なるとは、統計的に有意である。
例えば、免疫原性の統計的有意性は、少なくとも両側レベルが0.05であることができ、真のエフェクトサイズが2.0であることができる、98%検出力のために2群(1群当たりn=10名の対象)を比較することにより決定することができる。一部の例では、エフェクトサイズは、共通標準偏差で割った平均特異的T細胞応答レベルにおける差として定義することができる。約1.5またはそれに満たない真のエフェクトサイズは、有意とはならない。
ワクチンの少なくとも1用量の投与後に追加的なパラメータを解析することができる。一部の例では、対象から血液を単離することができ、当業者に公知の複数の検査が血液において行われる。例えば、基礎代謝パネルおよび/または全血球計算が行われる。一部の例では、追加的な組織を試験することができる。例えば、ワクチンの少なくとも1用量の投与後に、脾臓、皮膚、骨格筋、リンパ節、骨、骨髄、卵巣、輸卵管、子宮、末梢神経、脳、心臓、胸腺、肺、腎臓、肝臓および/または膵臓を試験することができる。
モデル系を使用した組成物の有効性
本明細書に記載されている組成物は、複数のマウスモデル系と共に利用することができる。一部の例では、マウスモデルは、遺伝的に多様なマウスモデルを含むことができる。一部の例では、マウスモデルは、腫瘍植え込みモデルであり得る。例えば、マウスは、TgMMTV−neu(neu−TG)およびTgC3(I)−タグ(C3)を含むことができる。一部の例では、遺伝的に類似のマウスモデルを使用することができる。例えば、neu−TGマウスモデル系は、異なる2種のヒトがんと同様の遺伝子型を有することができる;(1)ヒト管腔がん、エストロゲン受容体陰性(ER−)および(2)HER2+ヒト乳がん、neu癌遺伝子を過剰発現。他の例では、C3マウスは、基底乳がんおよび/またはトリプルネガティブ乳がんと同様となり得る遺伝子型を有することができる。FVBマウスにおけるDMBA誘導乳がんのマウスモデルは、異種遺伝子型であることができ、ヒト乳がんの複数サブタイプに匹敵する腫瘍を有することができる。例えば、遺伝的に類似のマウスモデルは、FVBマウスにおけるメドロキシプロゲステロン−DMBA誘導腫瘍であり得る(DMBA)。
一部の例では、マウスモデルは、腫瘍植え込みモデルであり得る。例えば、図35に示す腫瘍植え込みモデルを使用して、本明細書に記載されている組成物の治療有効性を解析することができる。例えば、組成物は、乳がんワクチンであり得る。一部の例では、腫瘍細胞は、マウスの皮下に植え込むことができる。例えば、少なくとも1,000、2,500、5,000、7,500、10,000、12,500、15,000、17,500、20,000、22,500、25,000、27,500、30,000、35,000、40,000、45,000、50,000、75,000、100,000、125,000、150,000、175,000、200,000、225,000、250,000、275,000、300,000、350,000、400,000、450,000、500,000、750,000、1,000,000、1,250,000、1,500,000、1,750,000、2,000,000、2,500,000、3,000,000、3,500,000、4,000,000、4,500,000、5,000,000、5,500,000、6,000,000、6,500,000、7,000,000、7,500,000、8,000,000、8,500,000、9,000,000、9,500,000または少なくとも1,000,000,000個の腫瘍細胞をマウスの皮下に植え込むことができる。一部の例では、腫瘍細胞は、MMA細胞であり得る。
腫瘍成長は、当業者に公知の方法を使用して測定することができる。例えば、測定方法は、腫瘍直径、腫瘍体積、腫瘍量その他を含むことができる。一部の例では、イメージング、抽出または組織学的技法を使用することができる。例えば、技法のいずれも、造影剤の使用を含むことができる。
一部の例では、ワクチンの有効性は、対照(例えば、ワクチン接種をしていないマウスまたは対照ワクチンで処置したマウス)と比べた腫瘍成長のサイズによって決定することができる。例えば、ワクチン接種の非存在下では、マウスの90%超が腫瘍を発症することができ、ワクチン接種の存在下では、腫瘍成長の60%阻害を観察することができる。一部の例では、ワクチン接種は、腫瘍成長の少なくとも2%、5%、7%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%または少なくとも99%を阻害することができる。
ワクチンの投与後に、対象は、100%腫瘍なしであり得る。他の例では、対象は、ワクチンの投与後に100%未満の腫瘍なしであり得る。例えば、対象は、ワクチンの投与後に99%、95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%、50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%未満または10%未満の腫瘍なしであり得る。一部の例では、対象は、ワクチン投与の数時間後に腫瘍なしとなることができる。例えば、対象は、ワクチン投与の1時間,2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間、12時間、13時間、14時間、15時間、16時間、17時間、18時間、19時間、20時間、21時間、22時間、23時間、24時間、25時間、26時間、27時間、28時間、29時間、30時間、31時間、32時間、33時間、34時間、35時間、36時間、37時間、38時間、39時間、40時間、41時間、42時間、43時間、44時間、45時間、46時間、47時間、48時間、49時間、50時間またはそれを超えた後に腫瘍なしとなることができる。他の例では、対象は、ワクチン投与の数日後に腫瘍なしとなることができる。例えば、対象は、ワクチン投与の1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、22日間、23日間、24日間、25日間、26日間、27日間、28日間、29日間、30日間、31日間、32日間、33日間、34日間、35日間、36日間、37日間、38日間、39日間、40日間、41日間、42日間、43日間、44日間、45日間、46日間、47日間、48日間、49日間、50日間またはそれを超えた後に腫瘍なしとなることができる。他の例では、対象は、ワクチン投与の数週間後に腫瘍なしとなることができる。例えば、対象は、ワクチン投与の1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、10週間、11週間、12週間、13週間、14週間、15週間、16週間、17週間、18週間、19週間、20週間、21週間、22週間、23週間、24週間、25週間、26週間、27週間、28週間、29週間、30週間、31週間、32週間、33週間、34週間、35週間、36週間、37週間、38週間、39週間、40週間、41週間、42週間、43週間、44週間、45週間、46週間、47週間、48週間、49週間、50週間またはそれを超えた後に腫瘍なしとなることができる。他の例では、対象は、ワクチン投与の数ヶ月後に腫瘍なしとなることができる。例えば、対象は、ワクチン投与の1ヶ月間、2ヶ月間、3ヶ月間、4ヶ月間、5ヶ月間、6ヶ月間、7ヶ月間、8ヶ月間、9ヶ月間、10ヶ月間、11ヶ月間、12ヶ月間、13ヶ月間、14ヶ月間、15ヶ月間、16ヶ月間、17ヶ月間、18ヶ月間、19ヶ月間、20ヶ月間、21ヶ月間、22ヶ月間、23ヶ月間、24ヶ月間、25ヶ月間、26ヶ月間、27ヶ月間、28ヶ月間、29ヶ月間、30ヶ月間、31ヶ月間、32ヶ月間、33ヶ月間、34ヶ月間、35ヶ月間、36ヶ月間、37ヶ月間、38ヶ月間、39ヶ月間、40ヶ月間、41ヶ月間、42ヶ月間、43ヶ月間、44ヶ月間、45ヶ月間、46ヶ月間、47ヶ月間、48ヶ月間、49ヶ月間、50ヶ月間またはそれを超えた後に腫瘍なしとなることができる。他の例では、対象は、ワクチン投与の数年後に腫瘍なしとなることができる。例えば、対象は、ワクチン投与の1年間、2年間、3年間、4年間、5年間、6年間、7年間、8年間、9年間、10年間、11年間、12年間、13年間、14年間、15年間、16年間、17年間、18年間、19年間、20年間、21年間、22年間、23年間、24年間、25年間、26年間、27年間、28年間、29年間、30年間、31年間、32年間、33年間、34年間、35年間、36年間、37年間、38年間、39年間、40年間、41年間、42年間、43年間、44年間、45年間、46年間、47年間、48年間、49年間、50年間またはそれを超えた後に腫瘍なしとなることができる。
一部の例では、ワクチンの有効性は、対照(例えば、ワクチン接種をしていないマウス)と比べたワクチン接種した対象(例えば、マウス)において産生されるIFNγの量によって決定することができる。一部の例では、ワクチンの有効性は、対照(例えば、ワクチン接種をしていないマウス)と比べたワクチン接種した対象(例えば、マウス)において産生されるIL−10の量によって決定することができる。
一部の態様では、エピトープ特異的免疫応答のポリクローナル性を評価することができる。一部の例では、ポリクローナル性の評価は、投与されたワクチンのエピトープに応答したIgG抗体の産生を判定することにより行うことができる。一部の例では、IgGは、1種の抗原に対し誘発され得る。他の例では、IgGは、複数の抗原に対し誘発され得る。一部の例では、対象から採取された試料からライセートを調製し、対象の免疫化前および免疫化後血清から評価することができる。例えば、対象は、neu−TGマウスモデルのマウスであり、ELISAまたはELISPOT等のペプチド検出の方法を使用してIgGを検出することができる。
一部の例では、ワクチン接種前対象(例えば、マウス)およびワクチン接種後対象(例えば、マウス)の間の各抗原に対する応答は、統計的方法を使用して解析することができる。例えば、統計的方法は、単一因子ANOVAを使用した解析を含むことができる。一部の例では、ワクチン接種の経過において対象(例えば、マウス)がそれに対する免疫を発生した抗原の数の解析を行うことができる。
組成物の毒性および安全性プロファイル
本明細書に記載されている組成物は、毒性および安全性に関して判定することができる。当業者に公知の毒性および安全性を判定する方法は、本明細書に記載されている組成物と共に使用することができる。一部の例では、用量漸増試験を行うことができる。一部の例では、毒性および安全性試験は、対象における疾患の発症、対象における臓器への損傷、対象における組織への損傷、対象における細胞への損傷、血液障害その他をスクリーニングすることができる。例えば、疾患は、自己免疫疾患を含むことができる。
組成物の製造および品質管理
本明細書に記載されている組成物(例えば、プラスミドに基づくワクチン)の製造および検査は、cGMP生物製剤生産施設(Biologics Production Facilities)(BPF)の現在の標準を順守して行うことができる。プロセス開発は、カナマイシン選択マーカーを有する適切なプラスミド構築物をそれぞれ含有する候補細胞(例えば、細胞系(複数可))の、cGMP BPFへの移行を含むことができる。一部の例では、研究バンクは、細菌ストックから作製することができる。例えば、後のcGMP製造にマッチし得るスケール調整したパイロット生産を利用して、プラスミド収率および純度を判定(asses)することができる。一部の例では、予備的製造バッチ記録および品質管理検査スケジュールを確立することができる。例えば、マスター細胞バンク(複数可)は、各細菌ストックから作製することができる。一部の例では、品質管理検査は、プラスミドおよび宿主細胞同一性、プラスミドコピー数、純度、生存率および抗生物質抵抗性の保持(プラスミド保持)を包括的に行うことができる。
一部の例では、ワクチンプラスミド(複数可)のcGMP生産および精製のため、仕上げられ承認された製造バッチ記録および標準操作手順に従うことができ、ロット発売判断基準を開発することができる。一部の例では、最終原体/プールされ精製された製品は、現在の規制ガイドラインに従って品質管理検査し、次に検証された充填および完了標準操作手順に従って単一用量単位として瓶詰(vialed)することができる。cGMP規制を順守して、最終製品発売に先立ち、瓶詰された製品を品質管理検査に付すことができる。
卵巣がんのための臨床治験
本明細書に記載されている組成物および方法は、それを必要とするヒト対象に投与することができる。標準実務は、農務省(Federal Department of Agriculture)(FDA)および他の任意の関連する管理機関に指示されている規則および規制に従って為されるが、ヒト対象への本明細書に記載されている組成物および方法の投与は、確立されたガイドラインに従うことができる。一部の例では、治験前(pre-investigational)新薬(IND)パケットを用意することができる。一部の例では、本明細書に記載されているプラスミドの産生のための標準操作手順(SOP)を製造目的で使用することができる。例えば、製造は、医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理規則(good manufacturing practice)(GMP)施設において行うことができる。一部の例では、GMP施設は、マスター細胞バンクを含むことができる。
臨床治験を行って、安全性を評価し、複数抗原DNAプラスミドに基づくワクチンの最も免疫原性のある用量を決定することができる。一部の事例では、臨床治験を行って、卵巣がんを有する可能性がある対象(例えば、患者)における複数抗原ワクチン(例えば、3用量)の投与(例えば、皮内)の安全性を決定し、対象における組成物(例えば、複数抗原ワクチン)の免疫原性用量を決定することができる。一部の例では、臨床治験を行って、卵巣がんを有する可能性がある対象(例えば、患者)における複数抗原ワクチン(例えば、3用量)の投与(例えば、皮内)の安全性を決定し、対象における組成物(例えば、複数抗原ワクチン)の免疫原性用量を決定することができる。
臨床治験は、本明細書に記載されている組成物(例えば、ワクチン)の安全性および免疫原性の第I相治験であることができる。一部の例では、非転移性卵巣がんを有する対象を登録することができる。一部の例では、患者は、完全寛解するよう処置されていてよい。一部の例では、患者は、一次または救援療法で処置されていてよい。一部の例では、患者は、臨床治験における登録に先立ち、化学療法、放射線療法および/または全身性ステロイドの使用を完了していてよい。例えば、患者は、最後の細胞傷害性化学療法および/または放射線療法ならびに全身性ステロイドの任意の使用から少なくとも1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、22日間、23日間、24日間、25日間、26日間、27日間、28日間、29日間、30日間、31日間、32日間、33日間、34日間、35日間、36日間、37日間、38日間、39日間、40日間、41日間、42日間、43日間、44日間、45日間、46日間、47日間、48日間、49日間、50日間またはそれを超えていてよい。例示的な例では、患者は、最後の細胞傷害性化学療法および/または放射線療法ならびに全身性ステロイドの任意の使用から28日間であることができる。
一部の例では、第I相は、組成物(例えば、ワクチン)の3種の用量レベルを評価することができる。例えば、対象は、3種の用量のうち1種に割り当てることができる:アーム(Arm)1(150mcg)、アーム2(300mcg)およびアーム3(600mcg)。一部の例では、各アームにおいて10名以下の対象を登録することができる。例えば、各用量の間に1ヶ月間が経過するように、3用量のワクチンを各対象に投与することができる。一部の例では、ワクチンの第3の用量の後に、ブースター用量を対象に投与することができる。例えば、ワクチンの第3の用量の2ヶ月後に1ブースターが投与され、ブースターの4ヶ月後に1ブースターが投与されるように、ブースターを投与することができる。
一部の例では、アーム1における用量が安全である場合、治験の第I相において10名の対象のアーム2コホートを登録することができる。一部の例では、アーム2用量が安全である場合、アーム1およびアーム2両方の免疫学的な有効性を試験することができる。例えば、アーム1用量が、より有効である場合、治験を終了することができる。一部の例では、アーム1用量(does)と比較してアーム2用量において有効性がより高い場合、対象は、アーム3用量スキーマに登録することができる。一部の例では、アーム3用量が安全と思われる場合、アーム2および3の間の免疫学的な有効性が試験される。例えば、CTEP CTCAE v.4.0により安全性を判定することができる。一部の例では、次のアームへと移動するための安全性のためのベンチマークは、≦15%のグレード3毒性率および≦15%のグレード4毒性率であり得る。
T細胞の生成の判定により、3用量の免疫学的な有効性を評価することができる。一部の例では、免疫学的な有効性は、ワクチンにおける抗原に対する増大されたIFN−g T細胞免疫の達成として定義することができる。
設計およびリクルートメント計画。第I相臨床治験の2種のエンドポイントは、(1)アジュバントとしてのGM−CSFと共に与えたワクチンの皮内投与の安全性を決定するため、(2)ワクチンの免疫原性を決定するためのものであり得る。一部の例では、対象は、プラスミドに基づくワクチン(例えば、対象当たり100ugの合計プラスミド)で免疫化することができる。一部の例では、対象は、間隔(30日間)を置いて投与される3ワクチンを受けることができる。例えば、ワクチンは、流入領域リンパ節部位の三角筋部(deltoid region)において対象に投与することができる(図5)。
完全寛解するよう処置されたステージIIb、IIIおよびIV卵巣がんを有する対象を治験に登録することができる。一部の例では、治験は、対象の標的数を増やす(accrue)ことができる(例えば、22名の対象)。対象は、試験の初めに白血球アフェレーシス(例えば、ベースライン免疫学的な判定のため)および採血(例えば、ベースライン毒性判定のため)を受けることができ、最終ワクチン接種の1、6および12ヶ月後に180cc採血が為される。一部の例では、血液は、潜在的毒性の判定としての血清化学の変化に関して解析することができる。これらの時点において採取された末梢血単核細胞および血清は、本明細書に記載されている通り、腫瘍特異的免疫の発生に関して評価することができる。白血球アフェレーシス産物は、追加的な試験のために最終ワクチン接種(例えば、3ヶ月)後に得ることができる。
安全性。一部の例では、ワクチンは、即時アレルギー反応を誘発する場合がある。一部の例では、ワクチンは、他の無関係組織を標的とするワクチン接種の免疫学的な結果のために、副作用を引き起こす場合がある。一部の例では、これらの毒性の評価後に、処置の停止または試験からの対象の除去のための判断基準を確立することができる。
第I相の間に、200名を超える対象が、卵巣がんワクチンを受けることができる。一部の例では、組成物は、卵巣がんワクチンと混和したGM−CSF(100〜150ug)を含むことができる。一部の例では、組成物は、毎月の皮内注射方法を3〜6ヶ月間使用して投与することができる。例えば、皮内投与は、皮膚にアレルギー反応をもたらすことができる。一部の例では、対象は、免疫化後に(例えば、1時間)モニターすることができる。
対象は、ワクチンの投与後に、ルーチンの来診において試験することができる。一部の例では、対象は、修正された国立がん研究所毒性判断基準に基づき、各来診において評価することができる。一部の例では、対象は、人間ドックを受けることができる。加えて、各対象の腎機能検査、尿酸、血球数、血清グルコースおよび肝機能検査を含む血清化学を評価することができる。一部の例では、結合組織障害および実験室自己抗体応答の発生は、DNAワクチン接種の使用に伴う潜在的な免疫学的な毒性として判定することができる。一部の例では、抗DNA抗体の発生を判定することができる、例えば、抗ANA、抗C3、抗甲状腺およびds−DNA抗体。一部の例では、判定は、ワクチン接種レジメンの終わりおよび経過観察12ヶ月目に行うことができる。
22名の対象の試料サイズを各治験アームへと登録することができる。一部の例では、毒性が生じない場合、真の毒性率、すなわち、グレード3または4毒性が、10%またはそれに満たなければ、毒性発生の確率は、少なくとも90%であることができる。例えば、毒性発生は、毒性率が10%未満であることを示すことができる。一部の例では、治験を続けることができ、観察される毒性率が、15%またはそれに満たない真のグレード3率および5%またはそれに満たない真のグレード4率と一貫している限り、十分に安全であると考えることができる。一部の例では、十分な証拠が、真の毒性率がこれらの閾値を超えることを示唆する場合、試験を停止することができるように、停止規則を利用することができる。例えば、十分な証拠は、適切な閾値を超える下限の片側信頼限界であると解釈することができる。グレード3のため、この毒性レベルが、登録された対象の最初の3名もしくはそれ未満のうち2名、最初の7名もしくはそれ未満のうち3名、最初の12名もしくはそれ未満のうち4名、最初の17名もしくはそれ未満のうち5名、または最初の22名またはそれ未満のうち6名に生じる場合、斯かる限界に達することができる。グレード4のため、次のうち1種が、治験停止をもたらすことができる:登録された対象の最初の10名またはそれ未満のうち2名、最初の22名またはそれ未満のうち3名が、グレード4毒性を経験する。例えば、グレード3毒性の真の確率が、10%または30%である場合、試験停止の確率は、それぞれおよそ.06および.76であることができる。グレード4毒性の真の確率が、3%または23%である場合、停止の確率は、それぞれ大まかに.05および.93であることができる(5,000シミュレーションから推定された確率)。
免疫原性。ワクチンは、対象における免疫原性応答を誘発することができる。一部の例では、免疫化後に誘発される免疫応答の型を決定することができる。例えば、本明細書に記載されている組成物は、対象に投与されると、Th1免疫応答を誘発することができる。一部の例では、Th1免疫応答は、ワクチンの少なくとも1種のペプチドを認識する抗原特異的T細胞の形成および持続を含むことができる。例えば、ペプチドは、幹細胞および/またはEMT抗原であり得る。
免疫応答の型は、抗原特異的T細胞によって分泌されるサイトカインの型の判定により決定することができる。一部の例では、サイトカインの型は、ELISPOTアッセイを使用して同定することができる。例えば、ELISPOT方法は、抗原刺激(例えば、72時間)後の試料上清の解析を含むことができる。一部の例では、試料上清は、サイトカインのパネルに関して評価することができる。一部の例では、評価は、マルチプレックス解析であり得る。例えば、サイトカインのマルチプレックス解析は、Th1(例えば、IFN−g、IL−2、TNF−a、IL−1b、GM−CSF)、Th17(IL−17)およびTh2(例えば、IL−6、IL−4、IL−10、IL−13)のためのサイトカインを含むことができる。例示的なデータセットは、図37に描写されている。一部の例では、試料上清におけるTGF−βの存在を解析することもできる。例えば、TGF−βは、ELISA方法を使用して解析することができる。一部の例では、分泌の規模またはパターンは、ワクチン接種後の臨床成績のバイオマーカーとして機能することができる。
マルチプレックス化されたサイトカインデータからヒートマップを作成することができる。一部の例では、ヒートマップは、ワクチン接種に伴う抗原特異的サイトカイン増加または減少の規模に応じて色分けされる。一部の例では、ヒートマップは、少なくとも1種の免疫化抗原に対する免疫応答の型および規模の特異的なパターンを描写することができる。
一部の例では、対象は、免疫化抗原の大部分に対する1:20,000PBMCよりも頑強なタンパク質特異的前駆体頻度の発生によって免疫化されたと分類することができる。一部の例では、対象が、抗原のいずれかに対する先在の免疫を有する場合、応答は、ベースライン応答を2倍超増大することができる。
一部の例では、免疫原性の解析は、Th1抗原特異的免疫応答の規模を決定することができる。例えば、Th1応答は、IFN−g ELISPOTを行うことにより決定することができ、これは、2.0〜3.5×105PBMC/ウェルの間で線形かつ正確であり、1:60,000の検出限界を有し、93%の検出効率を有する。一部の例では、ワクチン前およびワクチン後の試料を同時に解析して、可変性を補正することができる。例えば、新鮮に単離されたPBMCと比較して、凍結した細胞における抗原特異的T細胞応答を保存する凍結保存方法を使用することができる。一部の例では、試料は、1ug/mlタンパク質抗原(例えば、あらゆる提案された候補抗原、ヒトミオグロビン(陰性対照)において組換えタンパク質が利用できる)または1ug/ml CMVライセートおよび0.5U/ml tt(陽性対照)および10ug/mlのワクチン内に包含されるペプチド抗原を含むことができる。
卵巣がんワクチンは、統計的方法を使用して解析することができる免疫学的な成功(immunologic success)を示すことができる。多くの場合、ワクチンの免疫学的な成功は、ワクチン内のプラスミドによって発現される抗原の50%超に対する免疫応答(例えば、Th1)の発生であることができる。一部の例では、真の成功率が40%である場合、50%を超える観察される成功率の確率が0.1未満であることができるように、ワクチンを対象(例えば、22名の対象)の群に投与することができる。例えば、観察される成功率は、.06であることができる。一部の例では、真の成功率が70%である場合、50%を超える観察される成功率の確率が0.7超であることができるように、ワクチンを対象(例えば、22名の対象)の群に投与することができる。
例えば、22名の患者の群の使用は、少なくとも80%信頼で、推定される免疫学的な応答率が、真の応答率の少なくとも.14以内であり得ることを実証することができる。一部の例では、真のエフェクトサイズが1.5である場合、対象の半数が、免疫原性応答を誘発する場合、検出力は、統計的有意性(.05の両側レベルで)が少なくとも91%および持続的尺度における差であることができる。例えば、スピアマンの相関係数を使用して、2種の持続的尺度の間の相関を推定することができる。一部の例では、データは、より大規模な集団における予想される応答率を推定することができる。
別の例を挙げると、対象の25%は、ワクチンに対し良好な応答を誘発することができる。一部の例では、良好な応答を有する対象の25%は、ワクチンの有効性を評価するためのベースラインであることができる。一部の例では、真の応答率は、60%であることができ、22名の対象の群の使用は、25%の定率と比較して、統計的に有意な応答率のために97%の検出力をもたらすことができる(.05の有意性の片側レベル)。
乳がんのための臨床治験
一部の事例では、臨床治験は、非転移性乳がんを有する対象のための、本明細書に記載されている組成物(例えば、ワクチン)の安全性および免疫原性の第I相治験であることができる。一部の例では、乳がんは、リンパ節陽性トリプルネガティブ(ER(−)PR(−)HER2/neu(−))乳がん(TNBC)であり得る。一部の例では、患者は、完全寛解するよう処置されていてよい。一部の例では、患者は、一次または救援療法で処置されていてよい。一部の例では、患者は、臨床治験における登録に先立ち、化学療法、放射線療法および/または全身性ステロイドの使用を完了していてよい。例えば、患者は、最後の細胞傷害性化学療法および/または放射線療法ならびに全身性ステロイドの任意の使用から少なくとも1日間、2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間、10日間、11日間、12日間、13日間、14日間、15日間、16日間、17日間、18日間、19日間、20日間、21日間、22日間、23日間、24日間、25日間、26日間、27日間、28日間、29日間、30日間、31日間、32日間、33日間、34日間、35日間、36日間、37日間、38日間、39日間、40日間、41日間、42日間、43日間、44日間、45日間、46日間、47日間、48日間、49日間、50日間またはそれを超えていてよい。例示的な例では、患者は、最後の細胞傷害性化学療法および/または放射線療法ならびに全身性ステロイドの任意の使用から28日間であることができる。
一部の例では、上述の通り、第I相は、例えば、アーム1(150mcg)、アーム2(300mcg)およびアーム3(600mcg)等の組成物(例えば、ワクチン)の3種の用量レベルを評価することができる。一部の例では、各アームにおいて10名以下の対象を登録することができる。例えば、各用量の間に1ヶ月間が経過するように、3用量のワクチンを各対象に投与することができる。一部の例では、ワクチンの第3の用量の後に、ブースター用量を対象に投与することができる。例えば、ワクチンの第3の用量の2ヶ月後に1ブースターが投与され、ブースターの4ヶ月後に1ブースターが投与されるように、ブースターを投与することができる。
一部の例では、アーム1における用量が安全である場合、治験の第I相において10名の対象のアーム2コホートを登録することができる。一部の例では、アーム2用量が安全である場合、アーム1およびアーム2両方の免疫学的な有効性を試験することができる。例えば、アーム1用量が、より有効である場合、治験を終了することができる。一部の例では、アーム1用量と比較してアーム2用量において有効性がより高い場合、対象は、アーム3用量スキーマに登録することができる。一部の例では、アーム3用量が安全と思われる場合、アーム2および3の間の免疫学的な有効性が試験される。例えば、CTEP CTCAE v.4.0により安全性を判定することができる。一部の例では、次のアームへと移動するための安全性のためのベンチマークは、≦15%のグレード3毒性率および≦15%のグレード4毒性率であり得る。
T細胞の生成の判定により、3用量の免疫学的な有効性を評価することができる。一部の例では、免疫学的な有効性は、ワクチンにおける抗原に対する増大されたIFNγ T細胞免疫の達成として定義することができる。
設計およびリクルートメント計画。第I相臨床治験の2種のエンドポイントは、(1)アジュバントとしてのGM−CSFと共に与えたワクチンの皮内投与の安全性を決定するため、(2)ワクチンの免疫原性を決定するためのものであり得る。一部の例では、対象は、プラスミドに基づくワクチン(例えば、対象当たり100μgの合計プラスミド)で免疫化することができる。一部の例では、対象は、間隔(30日間)を置いて投与される3ワクチンを受けることができる。例えば、ワクチンは、流入領域リンパ節部位の三角筋部において対象に投与することができる(図5)。
完全寛解するよう処置されたステージIIb、IIIおよびIV乳がん(例えば、トリプルネガティブ)を有する対象を治験に登録することができる。一部の例では、治験は、対象の標的数を増やすことができる(例えば、22名の対象)。対象は、試験の初めに白血球アフェレーシス(例えば、ベースライン免疫学的な判定のため)および採血(例えば、ベースライン毒性判定のため)を受けることができ、最終ワクチン接種の1、6および12ヶ月後に180cc採血が為される。一部の例では、血液は、潜在的毒性の判定としての血清化学の変化に関して解析することができる。これらの時点において採取された末梢血単核細胞および血清は、本明細書に記載されている通り、腫瘍特異的免疫の発生に関して評価することができる。白血球アフェレーシス産物は、追加的な試験のために最終ワクチン接種(例えば、3ヶ月)後に得ることができる。
安全性。一部の例では、ワクチンは、即時アレルギー反応を誘発する場合がある。一部の例では、ワクチンは、他の無関係組織を標的とするワクチン接種の免疫学的な結果のために、副作用を引き起こす場合がある。一部の例では、これらの毒性の評価後に、処置の停止または試験からの対象の除去のための判断基準を確立することができる。
第I相の間に、200名を超える対象が、乳がんワクチンを受けることができる。一部の例では、組成物は、HER2ペプチド/タンパク質/またはDNAに基づくワクチンと混和されたGM−CSF(100〜150ug)を含むことができる。一部の例では、組成物は、毎月の皮内注射方法を3〜6ヶ月間使用して投与することができる。例えば、皮内投与は、皮膚にアレルギー反応をもたらすことができる。一部の例では、対象は、免疫化後に(例えば、1時間)モニターすることができる。
対象は、ワクチンの投与後に、ルーチンの来診において試験することができる。一部の例では、対象は、修正された国立がん研究所毒性判断基準に基づき、各来診において評価することができる。一部の例では、対象は、人間ドックを受けることができる。加えて、各対象の腎機能検査、尿酸、血球数、血清グルコースおよび肝機能検査を含む血清化学を評価することができる。一部の例では、結合組織障害および実験室自己抗体応答の発生は、DNAワクチン接種の使用に伴う潜在的な免疫学的な毒性として判定することができる。一部の例では、抗DNA抗体の発生を判定することができる、例えば、抗ANA、抗C3、抗甲状腺およびds−DNA抗体。一部の例では、判定は、ワクチン接種レジメンの終わりおよび経過観察12ヶ月目に行うことができる。
22名の対象の試料サイズを各治験アームへと登録することができる。一部の例では、毒性が生じない場合、真の毒性率、すなわち、グレード3または4毒性が、10%またはそれに満たなければ、毒性発生の確率は、少なくとも90%であることができる。例えば、毒性発生は、毒性率が10%未満であることを示すことができる。一部の例では、治験を続けることができ、観察される毒性率が、15%またはそれに満たない真のグレード3率および5%またはそれに満たない真のグレード4率と一貫している限り、十分に安全であると考えることができる。一部の例では、十分な証拠が、真の毒性率がこれらの閾値を超えることを示唆する場合、試験を停止することができるように、停止規則を利用することができる。例えば、十分な証拠は、適切な閾値を超える下限の片側信頼限界であると解釈することができる。グレード3のため、この毒性レベルが、登録された対象の最初の3名もしくはそれ未満のうち2名、最初の7名もしくはそれ未満のうち3名、最初の12名もしくはそれ未満のうち4名、最初の17名もしくはそれ未満のうち5名、または最初の22名またはそれ未満のうち6名に生じる場合、斯かる限界に達することができる。グレード4のため、次のうち1種が、治験停止をもたらすことができる:登録された対象の最初の10名またはそれ未満のうち2名、最初の22名またはそれ未満のうち3名が、グレード4毒性を経験する。例えば、グレード3毒性の真の確率が、10%または30%である場合、試験停止の確率は、それぞれおよそ.06および.76であることができる。グレード4毒性の真の確率が、3%または23%である場合、停止の確率は、それぞれ大まかに.05および.93であることができる(5,000シミュレーションから推定された確率)。
免疫原性。ワクチンは、対象における免疫原性応答を誘発することができる。一部の例では、免疫化後に誘発される免疫応答の型を決定することができる。例えば、本明細書に記載されている組成物は、対象に投与されると、Th1免疫応答を誘発することができる。一部の例では、Th1免疫応答は、ワクチンの少なくとも1種のペプチドを認識する抗原特異的T細胞の形成および持続を含むことができる。例えば、ペプチドは、幹細胞および/またはEMT抗原であり得る。
免疫応答の型は、抗原特異的T細胞によって分泌されるサイトカインの型の判定により決定することができる。一部の例では、サイトカインの型は、ELISPOTアッセイを使用して同定することができる。例えば、ELISPOT方法は、抗原刺激(例えば、72時間)後の試料上清の解析を含むことができる。一部の例では、試料上清は、サイトカインのパネルに関して評価することができる。一部の例では、評価は、マルチプレックス解析であり得る。例えば、サイトカインのマルチプレックス解析は、Th1(例えば、IFNγ、IL−2、TNFα、IL−1b、GM−CSF)、Th17(IL−17)およびTh2(例えば、IL−6、IL−4、IL−10、IL−13)のためのサイトカインを含むことができる。例示的なデータセットは、図37に描写されている。一部の例では、試料上清におけるTGF−βの存在を解析することもできる。例えば、TGF−βは、ELISA方法を使用して解析することができる。一部の例では、分泌の規模またはパターンは、ワクチン接種後の臨床成績のバイオマーカーとして機能することができる。
マルチプレックス化されたサイトカインデータからヒートマップを作成することができる。一部の例では、ヒートマップは、ワクチン接種に伴う抗原特異的サイトカイン増加(例えば、赤色、図37を参照)または減少(例えば、青色、図37を参照)の規模に応じて色分けされる。例えば、色の強度は、応答の最低(例えば、淡い、図37を参照)から最高(例えば、鮮明、図37を参照)四分位(quartile)を象徴化することができる。一部の例では、ヒートマップは、少なくとも1種の免疫化抗原に対する免疫応答の型および規模の特異的パターンを描写することができる。例えば、サイトカイン分泌の規模。
一部の例では、対象は、免疫化抗原の大部分に対する1:20,000PBMCよりも頑強なタンパク質特異的前駆体頻度の発生によって免疫化されたと分類することができる。一部の例では、対象が、抗原のいずれかに対する先在の免疫を有する場合、応答は、ベースライン応答を2倍超増大することができる。
一部の例では、免疫原性の解析は、Th1抗原特異的免疫応答の規模を決定することができる。例えば、Th1応答は、IFNγ ELISPOTを行うことにより決定することができ、これは、2.0〜3.5×105PBMC/ウェルの間で線形かつ正確であり、1:60,000の検出限界を有し、93%の検出効率を有する。一部の例では、ワクチン前およびワクチン後の試料を同時に解析して、可変性を補正することができる。例えば、新鮮に単離されたPBMCと比較して、凍結した細胞における抗原特異的T細胞応答を保存する凍結保存方法を使用することができる。一部の例では、試料は、1ug/mlタンパク質抗原(例えば、あらゆる提案された候補抗原、ヒトミオグロビン(陰性対照)において組換えタンパク質が利用できる)または1ug/ml CMVライセートおよび0.5U/ml tt(陽性対照)および10ug/mlのワクチン内に包含されるペプチド抗原を含むことができる。
乳がんワクチンは、統計的方法を使用して解析することができる免疫学的な成功を示すことができる。多くの場合、ワクチンの免疫学的な成功は、ワクチン内のプラスミドによって発現される抗原の50%超に対する免疫応答(例えば、Th1)の発生であることができる。一部の例では、真の成功率が40%である場合、50%を超える観察される成功率の確率が0.1未満であることができるように、ワクチンを22名の対象の群に投与することができる。例えば、観察される成功率は、.06であることができる。一部の例では、真の成功率が70%である場合、50%を超える観察される成功率の確率が0.7超であることができるように、ワクチンを22名の対象の群に投与することができる。
例えば、22名の患者の群の使用は、少なくとも80%信頼で、推定される免疫学的な応答率が、真の応答率の少なくとも.14以内であり得ることを実証することができる。一部の例では、真のエフェクトサイズが1.5である場合、対象の半数が、免疫原性応答を誘発する場合、検出力は、統計的有意性(0.05の両側レベルで)が少なくとも91%および持続的尺度における差であることができる。例えば、スピアマンの相関係数を使用して、2種の持続的尺度の間の相関を推定することができる。一部の例では、データは、より大規模な集団における予想される応答率を推定することができる。
別の例を挙げると、対象の25%は、ワクチンに対し良好な応答を誘発することができる。一部の例では、良好な応答を有する対象の25%は、ワクチンの有効性を評価するためのベースラインであることができる。一部の例では、真の応答率は、60%であることができ、22名の対象の群の使用は、25%の定率と比較して、統計的に有意な応答率のために97%の検出力をもたらすことができる(0.05の有意性の片側レベル)。
適用
本明細書に記載されている組成物は、乳がんまたは卵巣がんを予防するためのワクチンを必要とする対象に投与することができる。一部の事例では、がんは乳がんである。一部の例では、がんは卵巣がんである。本明細書に記載されている方法は、乳がんまたは卵巣がんを予防するためのワクチンを必要とする対象への投与のための本明細書に記載されている組成物と組み合わせることができる。一部の例では、細胞は、ワクチンの構成成分である増加レベルのタンパク質を発現し始めるため、ワクチンの投与は、細胞の排除を惹起することができる。一部の例では、タンパク質は、幹細胞/EMT関連であり得る。例えば、増加レベルのタンパク質は、正常細胞から例えば乳がん細胞または卵巣がん細胞等のがん細胞への悪性形質転換の際に発現され得る。一部の事例では、疾患が臨床的に明らかになる前の乳がんまたは卵巣がん細胞の排除は、対象におけるがんの発生を予防することができる。一部の例では、疾患が臨床的に明らかになる前の乳または卵巣がん細胞の排除は、対象における乳または卵巣がんの発生を予防することができる。
乳がんまたは卵巣がんを予防するためのワクチンは、対象に投与される単一用量で投与することができ、用量は、少なくとも10μg、15μg、20μg、25μg、30μg、35μg、40μg、45μg、50μg、55μg、60μg、65μg、70μg、75μg、80μg、85μg、86μg、87μg、88μg、89μg、90μg、91μg、92μg、93μg、4μg、95μg、96μg、97μg、98μg、99μg、100μg、101μg、102μg、103μg、104μg、105μg、106μg、107μg、108μg、109μg、110μg、111μg、112μg、113μg、114μg、115μg、116μg、117μg、118μg、119μg、120μg、125μg、130μg、135μg、140μg、145μg、150μg、155μg、160μg、165μg、170μg、175μg、180μg、185μg、190μg、195μgまたは少なくとも200μg/プラスミドである。例示的な例では、対象に投与される単一用量は、100μg/プラスミドである。
乳がんまたは卵巣がんを予防するためのワクチンは、対象に投与される1を超える用量で投与することができ、各用量は、少なくとも10μg、15μg、20μg、25μg、30μg、35μg、40μg、45μg、50μg、55μg、60μg、65μg、70μg、75μg、80μg、85μg、86μg、87μg、88μg、89μg、90μg、91μg、92μg、93μg、4μg、95μg、96μg、97μg、98μg、99μg、100μg、101μg、102μg、103μg、104μg、105μg、106μg、107μg、108μg、109μg、110μg、111μg、112μg、113μg、114μg、115μg、116μg、117μg、118μg、119μg、120μg、125μg、130μg、135μg、140μg、145μg、150μg、155μg、160μg、165μg、170μg、175μg、180μg、185μg、190μg、195μgまたは少なくとも200μg/プラスミドである。一部の例では、対象に投与される各用量は、対象に投与された以前の用量を超えるまたはそれ未満でよい。
本明細書に記載されている組成物は、乳がんまたは卵巣がんを処置するためのワクチンを必要とする対象に投与することができる。本明細書に記載されている方法は、乳がんまたは卵巣がんを処置するためのワクチンを必要とする対象への投与のための本明細書に記載されている組成物と組み合わせることができる。一部の例では、ワクチンの投与は、ワクチンの構成成分である増加レベルのタンパク質を発現する細胞の排除を惹起することができる。一部の例では、タンパク質は、幹細胞/EMT関連であり得る。例えば、増加レベルのタンパク質は、例えば、乳がん細胞または卵巣がん細胞等のがん細胞によって発現され得る。一部の例では、疾患が臨床的に明らかになった後のがん細胞の排除は、対象における乳がんまたは卵巣がんの持続および繁殖を予防することができる。一部の例では、疾患が臨床的に明らかになった後の乳または卵巣がん細胞の排除は、対象における乳または卵巣がんの持続および繁殖を予防することができる。
対象
本明細書に記載されている組成物は、乳がんまたは卵巣がんのためのワクチンを必要とする対象に投与することができる。本明細書に記載されている方法は、乳がんまたは卵巣がんのためのワクチンを必要とする対象への投与のための本明細書に記載されている組成物と組み合わせることができる。一部の例では、ワクチンは、乳がんまたは卵巣がんを有さない対象に投与することができる。他の例では、ワクチンは、乳がんまたは卵巣がんを有していた対象に投与することができる。さらに他の例では、ワクチンは、乳がんまたは卵巣がんを有する対象に投与することができる。
一部の例では、対象は、健康な個体であり得る。一部の例では、対象は、乳がんまたは卵巣がんを有する個体であり得る。例えば、個体は、患者であり得る。一部の例では、対象は、ヒト個体である。他の例では、対象は、非ヒト個体である。例えば、非ヒト個体は、チンパンジーならびに他の類人猿およびサル種等を含む非ヒト霊長類;ウシ、ヒツジ、ブタ、ヤギおよびウマ等の家畜;イヌおよびネコ等の飼育哺乳動物;マウス、ラットおよびモルモット等の齧歯類を含む実験動物;ニワトリ、シチメンチョウおよび他の家禽鳥類、アヒル、ガチョウ等の飼育、野生および狩猟鳥類を含む鳥類その他であり得る。用語「対象」は、特定の年齢を意味するものではない。よって、成体および新生個体の両方が網羅されることを意図とする。
乳がんおよび卵巣がん
ある特定の実施形態では、乳がんまたは卵巣がんを処置するためのワクチンが本明細書に開示されている。一部の事例では、乳がんは、再発したまたは難治性の乳がんである。一部の例では、卵巣がんは、再発したまたは難治性の卵巣がんである。一部の事例では、乳がんは、転移した乳がんである。一部の事例では、卵巣がんは、転移した卵巣がんである。
乳がんの種類
本明細書に記載されている組成物は、がんのためのワクチンを必要とする対象に投与することができ、多くの場合、がんは乳がんである。本明細書に記載されている方法は、がんのためのワクチンを必要とする対象への投与のための本明細書に記載されている組成物と組み合わせることができる。多くの場合、乳がんは、任意の種類の乳がんであることができ、例えば、乳がんは、腺管上皮内癌、非浸潤性小葉癌、浸潤腺管癌、浸潤性腺管癌、炎症性乳がん、トリプルネガティブ乳がん、乳頭のパジェット病、葉状腫瘍、血管肉腫、腺様嚢胞(adenoid cystic)癌、腺様嚢胞(adenocystic)癌、低悪性度腺扁平上皮癌、髄様癌、粘液性癌、コロイド癌、乳頭癌、管状癌、化生性癌、紡錘細胞癌、扁平上皮癌、微小乳頭癌および混合型の癌であることができる。
一部の例では、対象は、乳がんの特定のグレードにより分類することができる。例えば、乳がんのグレードは、グレードX、グレード1、グレード2、グレード3またはグレード4であることができる。別の例を挙げると、乳がんは、尿細管形成、核グレードおよび/または有糸分裂速度のカテゴリーによって示すことができる。各カテゴリーは、1〜3の間の特異的スコアを割り当てることもできる。一部の例では、対象は、特定のステージの乳がんを有することができる。一部の例では、ステージは、腫瘍、局部リンパ節および/または遠隔転移に基づき割り当てることができる。例えば、腫瘍に割り当てられたステージは、TX、T0、Tis、T1、T2、T3またはT4であり得る。例えば、局部リンパ節に割り当てられたステージは、NX、N0、N1、N2またはN3であり得る。例えば、遠隔転移に割り当てられたステージは、MX、M0またはM1であり得る。一部の例では、ステージは、ステージ0、ステージI、ステージII、ステージIIIまたはステージIVであり得る。多くの場合、乳がんは、1種を超えるグレードまたはステージのがんとして分類される。
追加的な治療剤
一部の事例では、本明細書に記載されている乳または卵巣がんワクチンは、追加的な治療剤と組み合わせて患者に投与される。一部の事例では、追加的な治療剤は、化学療法剤、ステロイド、免疫療法剤、標的化療法またはこれらの組合せである。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、アドリアマイシン、ダクチノマイシン、ブレオマイシン、ビンブラスチン、シスプラチン、アシビシン;アクラルビシン;アコダゾール塩酸塩;アクロニン;アドゼレシン;アルデスロイキン;アルトレタミン;アンボマイシン;アメタントロン(ametantrone)酢酸塩;アミノグルテチミド;アムサクリン;アナストロゾール;アントラマイシン;アスパラギナーゼ;アスペルリン;アザシチジン;アゼテパ;アゾトマイシン;バチマスタット;ベンゾデパ;ビカルタミド;ビサントレン塩酸塩;ビスナフィドジメシル酸塩;ビセレシン;ブレオマイシン硫酸塩;ブレキナルナトリウム;ブロピリミン;ブスルファン;カクチノマイシン;カルステロン;カラセミド;カルベチマー;カルボプラチン;カルムスチン;カルビシン塩酸塩;カルゼレシン;セデフィンゴール;クロラムブシル;シロレマイシン;クラドリビン;クリスナトールメシル酸塩;シクロホスファミド;シタラビン;ダカルバジン;ダウノルビシン塩酸塩;デシタビン;デキソルマプラチン;デザグアニン;デザグアニンメシル酸塩;ジアジコン;ドキソルビシン;ドキソルビシン塩酸塩;ドロロキシフェン;ドロロキシフェンクエン酸塩;ドロモスタノロンプロピオン酸塩;デュアゾマイシン;エダトレキセート;エフロルニチン塩酸塩;エルサミトルシン;エンロプラチン;エンプロメート;エピプロピジン;エピルビシン塩酸塩;エルブロゾール;エソルビシン塩酸塩;エストラムスチン;エストラムスチンリン酸エステルナトリウム;エタニダゾール;エトポシド;エトポシドリン酸塩;エトプリン;ファドロゾール塩酸塩;ファザラビン;フェンレチニド;フロクスウリジン;フルダラビンリン酸塩;フルオロウラシル;フルロシタビン;ホスキドン;フォストリエシンナトリウム;ゲムシタビン;ゲムシタビン塩酸塩;ヒドロキシ尿素;イダルビシン塩酸塩;イホスファミド;イイモフォシン(iimofosine);インターロイキンIl(組換えインターロイキンIIまたはrlL2を含む)、インターフェロンアルファ−2a;インターフェロンアルファ−2b;インターフェロンアルファ−n1;インターフェロンアルファ−n3;インターフェロンベータ−la;インターフェロンガンマ−lb;イプロプラチン;イリノテカン塩酸塩;ランレオチド酢酸塩;レトロゾール;リュープロリド酢酸塩;リアロゾール塩酸塩;ロメトレキソールナトリウム;ロムスチン;ロソキサントロン塩酸塩;マソプロコール;マイタンシン;メクロレタミン塩酸塩;メゲストロール酢酸塩;メレンゲストロール酢酸塩;メルファラン;メノガリル;メルカプトプリン;メトトレキセート;メトトレキセートナトリウム;メトプリン;メツレデパ;ミチンドミド;ミトカルシン;ミトクロミン;ミトギリン;ミトマルシン;マイトマイシン;ミトスペル;ミトタン;ミトキサントロン塩酸塩;ミコフェノール酸;ノコダゾール(nocodazoie);ノガラマイシン;オルマプラチン;オキシスラン;ペグアスパルガーゼ;ペリオマイシン;ペンタムスチン;ペプロマイシン硫酸塩;ペルホスファミド;ピポブロマン;ピポスルファン;ピロキサントロン塩酸塩;プリカマイシン;プロメスタン;ポルフィマーナトリウム;ポルフィロマイシン;プレドニムスチン;プロカルバジン塩酸塩;ピューロマイシン;ピューロマイシン塩酸塩;ピラゾフリン;リボプリン;ログレチミド;サフィンゴール;サフィンゴール塩酸塩;セムスチン;シムトラゼン;スパルフォセートナトリウム;スパルソマイシン;スピロゲルマニウム塩酸塩;スピロムスチン;スピロプラチン;ストレプトニグリン;ストレプトゾシン;スロフェヌール;タリソマイシン;テコガラン(tecogalan)ナトリウム;テガフール;テロキサントロン塩酸塩;テモポルフィン;テニポシド;テロキシロン;テストラクトン;チアミプリン;チオグアニン;チオテパ;チアゾフリン;チラパザミン;トレミフェンクエン酸塩;トレストロン酢酸塩;トリシリビンリン酸塩;トリメトレキセート;トリメトレキセートグルクロン酸塩;トリプトレリン;ツブロゾール塩酸塩;ウラシルマスタード;ウレデパ;バプレオチド;ベルテポルフィン;ビンブラスチン硫酸塩;ビンクリスチン硫酸塩;ビンデシン;ビンデシン硫酸塩;ビネピジン硫酸塩;ビングリシネート硫酸塩;ビンロイロシン硫酸塩;ビノレルビン酒石酸塩;ビンロシジン硫酸塩;ビンゾリジン硫酸塩;ボロゾール;ゼニプラチン;ジノスタチン;ゾルビシン塩酸塩から選択される。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、20−エピ−1,25ジヒドロキシビタミンD3;5−エチニルウラシル;アビラテロン;アクラルビシン;アシルフルベン;アデシペノール;アドゼレシン;アルデスロイキン;ALL−TKアンタゴニスト;アルトレタミン;アンバムスチン;アミドクス;アミホスチン;アミノレブリン酸;アムルビシン;アムサクリン;アナグレリド;アナストロゾール;アンドログラホリド;血管新生阻害剤;アンタゴニストD;アンタゴニストG;アンタレリクス;抗背側化形態形成タンパク質−1;抗アンドロゲン剤、前立腺癌;抗エストロゲン剤;アンチネオプラストン;アンチセンスオリゴヌクレオチド;アフィディコリングリシン酸塩;アポトーシス遺伝子モジュレーター;アポトーシス調節因子;アプリン酸;ara−CDP−DL−PTBA;アルギニンデアミナーゼ;アスラクリン;アタメスタン;アトリムスチン;アキシナスタチン1;アキシナスタチン2;アキシナスタチン3;アザセトロン;アザトキシン;アザチロシン;バッカチンIII誘導体;バラノール;バチマスタット;BCR/ABLアンタゴニスト;ベンゾクロリン;ベンゾイルスタウロスポリン;ベータラクタム誘導体;ベータ−アレチン;ベタクラマイシン(B;ベツリン酸;bFGF阻害剤;ビカルタミド;ビサントレン;ビスアジリジニルスペルミン(bisaziridinylspermine);ビスナフィド;ビストラテンA;ビゼレシン;ブレフレート;ブロピリミン;ブドチタン;ブチオニンスルホキシミン;カルシポトリオール;カルホスチンC;カンプトテシン誘導体;カナリアポックスIL−2;カペシタビン;カルボキサミド−アミノ−トリアゾール;カルボキシアミドトリアゾール;CaRest M3;CARN 700;軟骨由来阻害剤;カルゼレシン;カゼインキナーゼ阻害剤(ICOS);カスタノスペルミン;セクロピンB;セトロレリクス;クロルルン(chlorln);クロロキノキサリンスルホンアミド;シカプロスト;cis−ポルフィリン;クラドリビン;クロミフェンアナログ;クロトリマゾール;コリスマイシンA;コリスマイシンB;コンブレタスタチンA4;コンブレタスタチンアナログ;コナゲニン;クラムベシジン816;クリスナトール;クリプトフィシン8;クリプトフィシンA誘導体;クラシン)A;シクロペンタントラキノン(cyclopentanthraquinone);シクロプラタム;シペマイシン;シタラビンオクホスフェート;細胞溶解性因子;シトスタチン;ダクリキシマブ(dacliximab);デシタビン;デヒドロジデムニンB;デスロレリン;デキサメタゾン;デキシホスファミド(dexifosfamide);デクスラゾキサン;デクスベラパミル;ジアジコン;ジデムニンB;ジドクス;ジエチルノルスペルミン;ジヒドロ−5−アザシチジン;9−ジオキサマイシン;ジフェニルスピロムスチン;ドコサノール;ドラセトロン;ドキシフルリジン;ドロロキシフェン;ドロナビノール;デュオカルマイシンSA;エブセレン;エコムスチン;エデルフォシン;エドレコロマブ;エフロルニチン;エレメネ;エミテフル;エピルビシン;エプリステリド;エストラムスチンアナログ;エストロゲンアゴニスト;エストロゲンアンタゴニスト;エタニダゾール;エトポシドリン酸塩;エキセメスタン;ファドロゾール;ファザラビン;フェンレチニド;フィルグラスチム;フィナステリド;フラボピリドール;フレゼラスチン;フルアステロン;フルダラビン;フルオロダウノルニシン塩酸塩;フォルフェニメクス;ホルメスタン;フォストリエシン;ホテムスチン;ガドリニウムテキサフィリン;硝酸ガリウム;ガロシタビン;ガニレリクス;ゼラチナーゼ阻害剤;ゲムシタビン;グルタチオン阻害剤;ヘプスルファム;ヘレグリン;ヘキサメチレンビスアセトアミド;ヒペリシン;イバンドロン酸;イダルビシン;イドキシフェン;イドラマントン;イルモフォシン;イロマスタット;イミダゾアクリドン(imidazoacridone);イミキモド;免疫賦活薬ペプチド;インスリン − 例えば、増殖因子−1受容体阻害剤等;インターフェロンアゴニスト;インターフェロン;インターロイキン;ヨーベングアン;ヨードドキソルビシン;イポメアノール,4−;イロプラクト(iroplact);イルソグラジン;イソベンガゾール(isobengazole);イソホモハリコンドリン(isohomohalicondrin)B;イタセトロン;ジャスプラキノリド;カハラリドF;ラメラリン−Nトリアセテート;ランレオチド;レイナマイシン;レノグラスチム;レンチナン硫酸塩;レプトルスタチン;レトロゾール;白血病阻害因子;白血球アルファインターフェロン;リュープロリド+エストロゲン+プロゲステロン;リュープロレリン;レバミソール;リアロゾール;直鎖状ポリアミンアナログ;親油性二糖ペプチド;親油性白金化合物;リッソクリナミド7;ロバプラチン;ロンブリシン;ロメトレキソール;ロニダミン;ロソキサントロン;ロバスタチン;ロキソリビン;ルルトテカン;ルテチウムテクサフィリン;リソフィリン(lysofylline);溶解性ペプチド;マイタンシン;マンノスタチンA;マリマスタット;マソプロコール;マスピン;マトリライシン阻害剤;マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤;メノガリル;メルバロン;メテレリン;メチオニナーゼ;メトクロプラミド;MIF阻害剤;ミフェプリストン;ミルテホシン;ミリモスチム;ミスマッチした二本鎖RNA;ミトグアゾン;ミトラクトール;マイトマイシンアナログ;ミトナフィド;マイトトキシン線維芽細胞増殖因子−サポリン;ミトキサントロン;モファロテン;モルグラモスチム;モノクローナル抗体、ヒト絨毛性ゴナドトロピン;モノホスホリルリピドA+ミオバクテリウム細胞壁sk;モピダモール;複数薬物抵抗性遺伝子阻害剤;多発性腫瘍抑制因子1に基づく治療法;マスタード抗がん剤;ミカペルオキシドB;マイコバクテリアの細胞壁抽出物;ミリアポロン;N−アセチルジナリン;N−置換ベンズアミド;ナファレリン;ナグレスチプ(nagrestip);ナロキソン+ペンタゾシン;ナパビン(napavin);ナフテルピン;ナルトグラスチム;ネダプラチン;ネモルビシン;ネリドロン酸;中性エンドペプチダーゼ;ニルタミド;ニサマイシン;一酸化窒素モジュレーター;窒素酸化物抗酸化剤;ニトルリン(nitrullyn);O6−ベンジルグアニン;オクトレオチド;オキセノン;オリゴヌクレオチド;オナプリストン;オンダンセトロン;オンダンセトロン;オラシン;経口サイトカイン誘導因子;オルマプラチン;オサテロン;オキサリプラチン;オキサウノマイシン;パラウアミン;パルミトイルリゾキシン;パミドロン酸;パナキシトリオール;パノミフェン;パラバクチン;パゼリプチン;ペグアスパルガーゼ;ペルデシン;ペントサンポリ硫酸ナトリウム;ペントスタチン;ペントロゾール(pentrozole);ペルフルブロン;ペルホスファミド;ペリリルアルコール;フェナジノマイシン;フェニル酢酸塩;ホスファターゼ阻害剤;ピシバニール;ピロカルピン塩酸塩;ピラルビシン;ピリトレキシム;プラセチン(placetin)A;プラセチンB;プラスミノーゲン活性化因子阻害剤;白金錯体;白金化合物;白金−トリアミン錯体;ポルフィマーナトリウム;ポルフィロマイシン;プレドニゾン;プロピルビス−アクリドン;プロスタグランジンJ2;プロテアソーム阻害剤;プロテインAに基づく免疫モジュレーター;プロテインキナーゼC阻害剤;プロテインキナーゼC阻害剤、微細藻類;タンパク質チロシンホスファターゼ阻害剤;プリンヌクレオシドホスホリラーゼ阻害剤;プルプリン;ピラゾロアクリジン;ピリドキシル化ヘモグロビンポリオキシエチレン(ethylerie)コンジュゲート;rafアンタゴニスト;ラルチトレキセド;ラモセトロン;rasファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤;ras阻害剤;ras−GAP阻害剤;レテリプチン脱メチル化;レニウムRe 186エチドロネート;リゾキシン;リボザイム;RIIレチンアミド;ログレチミド;ロヒツキン;ロムルチド;ロキニメックス;ルビギノンB1;ルボキシル;サフィンゴール;サイントピン;SarCNU;サルコフィトールA;サルグラモスチム;Sdi 1ミメティック;セムスチン;老化由来阻害剤1;センスオリゴヌクレオチド;シグナル伝達阻害剤;シグナル伝達モジュレーター;単鎖抗原結合タンパク質;シゾフィラン;ソブゾキサン;ナトリウムボロカプテート;フェニル酢酸ナトリウム;ソルベロール(solverol);ソマトメジン結合タンパク質;ソネルミン;スパルホス酸;スピカマイシンD;スピロムスチン;スプレノペンチン;スポンジスタチン1;スクアラミン;幹細胞阻害剤;幹細胞分裂阻害剤;スチピアミド;ストロメライシン阻害剤;スルフィノシン;超活性血管作用性腸ペプチドアンタゴニスト;スラジスタ;スラミン;スウェインソニン;合成グリコサミノグリカン;タリムスチン;タモキシフェンメチオジド;タウロムスチン;タザロテン;テコガランナトリウム;テガフール;テルラピリリウム;テロメラーゼ阻害剤;テモポルフィン;テモゾロミド;テニポシド;テトラクロロデカオキシド;テトラゾミン;サリブラスチン;チオコラリン;トロンボポエチン;トロンボポエチンミメティック;サイマルファシン;サイモポエチン受容体アゴニスト;サイモトリナン(thymotrinan);甲状腺刺激ホルモン;スズエチルエチオプルプリン;チラパザミン;二塩化チタノセン(titanocene bichloride);トプセンチン;トレミフェン;全能性幹細胞因子;翻訳阻害剤;トレチノイン;トリアセチルウリジン;トリシリビン;トリメトレキセート;トリプトレリン;トロピセトロン;ツロステリド;チロシンキナーゼ阻害剤;チロホスチン;UBC阻害剤;ウベニメクス;泌尿生殖洞由来成長阻害因子;ウロキナーゼ受容体アンタゴニスト;バプレオチド;バリオリンB;ベクター系、赤血球遺伝子療法;ベラレソール;ベラミン(veramine);ベルジン(verdin);ベルテポルフィン;ビノレルビン;ビンキサルチン(vinxaltine);ビタキシン;ボロゾール;ザノテロン;ゼニプラチン;ジラスコルブ;およびジノスタチンスチマラマーから選択される。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、安定化された微小管により細胞をG2−M期に静止させることによって作用する薬剤、例えば、エルブロゾール(R−55104としても公知)、ドラスタチン10(DLS−10およびNSC−376128としても公知)、ミボブリンイセチオン酸塩(CI−980としても公知)、ビンクリスチン、NSC−639829、ディスコデルモリド(NVP−XX−A−296としても公知)、ABT−751(Abbott、E−7010としても公知)、アルトルヒルチン(Altorhyrtin)類(アルトルヒルチンAおよびアルトルヒルチンC等)、スポンジスタチン類(スポンジスタチン1、スポンジスタチン2、スポンジスタチン3、スポンジスタチン4、スポンジスタチン5、スポンジスタチン6、スポンジスタチン7、スポンジスタチン8およびスポンジスタチン9等)、セマドチン塩酸塩(LU−103793およびNSC−D−669356としても公知)、エポチロン類(エポチロンA、エポチロンB、エポチロンC(デスオキシエポチロンAまたはdEpoAとしても公知)、エポチロンD(KOS−862、dEpoBおよびデスオキシエポチロンBとも称される)、エポチロンE、エポチロンF、エポチロンB N−オキシド、エポチロンA N−オキシド、16−アザ−エポチロンB、21−アミノエポチロンB(BMS−310705としても公知)、21−ヒドロキシエポチロンD(デスオキシエポチロンFおよびdEpoFとしても公知)、26−フルオロエポチロン等)、オーリスタチンPE(NSC−654663としても公知)、ソブリドチン(TZT−1027としても公知)、LS−4559−P(Pharmacia、LS−4577としても公知)、LS−4578(Pharmacia、LS−477−Pとしても公知)、LS−4477(Pharmacia)、LS−4559(Pharmacia)、RPR−112378(Aventis)、ビンクリスチン硫酸塩、DZ−3358(Daiichi)、FR−182877(Fujisawa、WS−9885Bとしても公知)、GS−164(Takeda)、GS−198(Takeda)、KAR−2(Hungarian Academy of Sciences)、BSF−223651(BASF、ILX−651およびLU−223651としても公知)、SAH−49960(Lilly/Novartis)、SDZ−268970(Lilly/Novartis)、AM−97(Armad/Kyowa Hakko)、AM−132(Armad)、AM−138(Armad/Kyowa Hakko)、IDN−5005(Indena)、クリプトフィシン52(LY−355703としても公知)、AC−7739(Ajinomoto、AVE−8063AおよびCS−39.HCIとしても公知)、AC−7700(Ajinomoto、AVE−8062、AVE−8062A、CS−39−L−Ser.HCIおよびRPR−258062Aとしても公知)、ビチレブアミド(Vitilevuamide)、ツブリシンA、カナデンソール、センタウレイジン(NSC−106969としても公知)、T−138067(Tularik、T−67、TL−138067およびTI−138067としても公知)、COBRA−1(Parker Hughes Institute、DDE−261およびWHI−261としても公知)、H10(Kansas State University)、H16(Kansas State University)、オンコシジンA1(BTO−956およびDIMEとしても公知)、DDE−313(Parker Hughes Institute)、フィジアノリド(Fijianolide)B、ラウリマライド、SPA−2(Parker Hughes Institute)、SPA−1(Parker Hughes Institute、SPIKET−Pとしても公知)、3−IAABU(細胞骨格/Mt.Sinai School of Medicine、MF−569としても公知)、ナルコシン(Narcosine)(NSC−5366としても公知)、ナスカピン(Nascapine)、D−24851(Asta Medica)、A−105972(Abbott)、ヘミアステリン、3−BAABU(細胞骨格/Mt.Sinai School of Medicine、MF−191としても公知)、TMPN(Arizona State University)、バナドセンアセチルアセトネート、T−138026(Tularik)、モンサトロール(Monsatrol)、イナノシン(lnanocine)(NSC−698666としても公知)、3−lAABE(細胞骨格/Mt.Sinai School of Medicine)、A−204197(Abbott)、T−607(Tuiarik、T−900607としても公知)、RPR−115781(Aventis)、エリュテロビン類(デスメチルエリュテロビン、デスアセチル(desaetyl)エリュテロビン、イソエリュテロビンAおよびZ−エリュテロビン等)、カリバエオシド(Caribaeoside)、カリバエオリン(Caribaeolin)、ハリコンドリンB、D−64131(Asta Medica)、D−68144(Asta Medica)、ジアゾナミドA、A−293620(Abbott)、NPI−2350(Nereus)、タッカロノリドA、TUB−245(Aventis)、A−259754(Abbott)、ジオゾスタチン(Diozostatin)、(−)−フェニラヒスチン(NSCL−96F037としても公知)、D−68838(Asta Medica)、D−68836(Asta Medica)、ミオセベリンB、D−43411(Zentaris、D−81862としても公知)、A−289099(Abbott)、A−318315(Abbott)、HTI−286(SPA−110、トリフルオロ酢酸塩としても公知)(Wyeth)、D−82317(Zentaris)、D−82318(Zentaris)、SC−12983(NCI)、レスベラスタチン(Resverastatin)リン酸ナトリウム、BPR−OY−007(National Health Research Institutes)およびSSR−250411(Sanofi)から選択される。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、細胞シグナリングネットワーク(例えば、ホスファチジルイノシトール3−キナーゼ(PI3K)シグナリング経路、B細胞受容体およびIgE受容体由来のシグナリング)等の腫瘍微小環境に影響を与える薬剤から選択される。腫瘍微小環境に影響を与える薬剤の例として、PI3Kシグナリング阻害剤、sycキナーゼ阻害剤、例えば、ダサチニブ、エルロチニブ、エベロリムス、ゲフィチニブ、イマチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、パゾナニブ(pazonanib)、ソラフェニブ、スニチニブ、テムシロリムス等のプロテインキナーゼ阻害剤;例えば、GT−111、JI−101、R1530等の他の血管新生阻害剤;例えば、AC220、AC480、ACE−041、AMG 900、AP24534、Arry−614、AT7519、AT9283、AV−951、アキシチニブ、AZD1152、AZD7762、AZD8055、AZD8931、バフェチニブ、BAY 73−4506、BGJ398、BGT226、BI 811283、BI6727、BIBF 1120、BIBW 2992、BMS−690154、BMS−777607、BMS−863233、BSK−461364、CAL−101、CEP−11981、CYC116、DCC−2036、ジナシクリブ、ドビチニブ乳酸塩、E7050、EMD 1214063、ENMD−2076、フォスタマチニブ二ナトリウム、GSK2256098、GSK690693、INCB18424、INNO−406、JNJ−26483327、JX−594、KX2−391、リニファニブ、LY2603618、MGCD265、MK−0457、MK1496、MLN8054、MLN8237、MP470、NMS−1116354、NMS−1286937、ON 01919.Na、OSI−027、OSI−930、Btk阻害剤、PF−00562271、PF−02341066、PF−03814735、PF−04217903、PF−04554878、PF−04691502、PF−3758309、PHA−739358、PLC3397、プロジェニポエチン(progenipoietin)、R547、R763、ラムシルマブ、レゴラフェニブ、RO5185426、SAR103168、SCH 727965、SGI−1176、SGX523、SNS−314、TAK−593、TAK−901、TKI258、TLN−232、TTP607、XL147、XL228、XL281RO5126766、XL418、XL765等の他のキナーゼ阻害剤が挙げられる。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、マイトジェン活性化プロテインキナーゼシグナリングの阻害剤、例えば、U0126、PD98059、PD184352、PD0325901、ARRY−142886、SB239063、SP600125、BAY 43−9006、ワートマニンまたはLY294002;Syk阻害剤;mTOR阻害剤;および抗体(例えば、リツキサン)から選択される。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、インターフェロン、インターロイキン、腫瘍壊死因子、増殖因子その他から選択される。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、アンセスチム、フィルグラスチム、レノグラスチム、モルグラモスチム、ペグフィルグラスチム、サルグラモスチム;例えば、インターフェロンアルファ天然、インターフェロンアルファ−2a、インターフェロンアルファ−2b、インターフェロンアルファコン−1、インターフェロンアルファ−n1、インターフェロンベータ天然、インターフェロンベータ−1a、インターフェロンベータ−1b、インターフェロンガンマ、ペグインターフェロンアルファ−2a、ペグインターフェロンアルファ−2b等のインターフェロン;例えば、アルデスロイキン、オプレルベキン等のインターロイキン;例えば、BCGワクチン、グラチラマー酢酸塩、ヒスタミン二塩酸塩、イムノシアニン、レンチナン、メラノーマワクチン、ミファムルチド、ペガデマーゼ、ピドチモド、プレリキサホル、ポリI:C、ポリICLC、ロキニメックス、タソネルミン、チモペンチン等の他の免疫賦活薬;例えば、アバタセプト、アベチムス、アレファセプト、抗リンパ球免疫グロブリン(ウマ)、抗胸腺細胞免疫グロブリン(ウサギ)、エクリズマブ、エファリズマブ、エベロリムス、グスペリムス、レフルノミド、ムロマブ(muromab)−CD3、ミコフェノール酸、ナタリズマブ、シロリムス等の免疫抑制剤;例えば、アダリムマブ、アフェリモマブ、セルトリズマブペゴル、エタネルセプト、ゴリムマブ、インフリキシマブ等のTNFアルファ阻害剤;例えば、アナキンラ、バシリキシマブ、カナキヌマブ、ダクリズマブ、メポリズマブ、リロナセプト、トシリズマブ、ウステキヌマブ等のインターロイキン阻害剤;例えば、シクロスポリン、タクロリムス等のカルシニューリン阻害剤;例えば、アザチオプリン、レナリドマイド、メトトレキセート、サリドマイド等の他の免疫抑制剤から選択される。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、アダリムマブ、アレムツズマブ、バシリキシマブ、ベバシズマブ、セツキシマブ、セルトリズマブペゴル、ダクリズマブ、エクリズマブ、エファリズマブ、ゲムツズマブ、イブリツモマブチウキセタン、インフリキシマブ、ムロモナブ−CD3、ナタリズマブ、パニツムマブ、ラニビズマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、トラスツズマブその他またはこれらの組合せから選択される。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、例えば、アレムツズマブ、ベバシズマブ、カツマキソマブ、セツキシマブ、エドレコロマブ、ゲムツズマブ、パニツムマブ、リツキシマブ、トラスツズマブ等のモノクローナル抗体;免疫抑制剤、エクリズマブ、エファリズマブ、ムロマブ−CD3、ナタリズマブ;例えば、アダリムマブ、アフェリモマブ、セルトリズマブペゴル、ゴリムマブ、インフリキシマブ等のTNFアルファ阻害剤;インターロイキン阻害剤、バシリキシマブ、カナキヌマブ、ダクリズマブ、メポリズマブ、トシリズマブ、ウステキヌマブ;放射性医薬品、イブリツモマブチウキセタン、トシツモマブ;例えば、アバゴボマブ、アデカツムマブ、アレムツズマブ、抗CD30モノクローナル抗体Xmab2513、抗METモノクローナル抗体MetMab、アポリズマブ、アポマブ、アルシツモマブ、バシリキシマブ、二重特異的抗体2B1、ブリナツモマブ、ブレンツキシマブベドチン、カプロマブペンデチド、シクスツムマブ、クラウジキシマブ(claudiximab)、コナツムマブ、ダセツズマブ、デノスマブ、エクリズマブ、エプラツズマブ、エプラツズマブ、エルツマクソマブ(ertumaxomab)、エタラシズマブ、フィギツムマブ、フレソリムマブ、ガリキシマブ、ガニツマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、グレムバツムマブ、イブリツモマブ、イノツズマブオゾガマイシン、イピリムマブ、レクサツムマブ、リンツズマブ、リンツズマブ、ルカツムマブ、マパツズマブ、マツズマブ、ミラツズマブ、モノクローナル抗体CC49、ネシツムマブ、ニモツズマブ、オレゴボマブ、ペルツズマブ、ラマクリマブ(ramacurimab)、ラニビズマブ、シプリズマブ、ソネプシズマブ(sonepcizumab)、タネズマブ、トシツモマブ、トラスツズマブ、トレメリムマブ、ツコツズマブ(tucotuzumab)セルモロイキン、ベルツズマブ、ビジリズマブ、ボロシキシマブ、ザルツムマブ等の他のモノクローナル抗体から選択される。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、例えば、ベンダムスチン、クロラムブシル、クロルメチン、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファラン、プレドニムスチン、トロホスファミド等のナイトロジェンマスタード;ブスルファン、マンノスルファン、トレオスルファンのようなアルキルスルホン酸塩;カルボコン、チオテパ、トリアジコンのようなエチレンイミン;カルムスチン、ホテムスチン、ロムスチン、ニムスチン、ラニムスチン、セムスチン、ストレプトゾシンのようなニトロソウレア;例えば、エトグルシド等のエポキシド;例えば、ダカルバジン、ミトブロニトール、ピポブロマン、テモゾロミド等の他のアルキル化剤;例えば、メトトレキセート、ペメトレキセド(permetrexed)、プララトレキセート、ラルチトレキセド等の葉酸アナログ;例えば、クラドリビン、クロファラビン、フルダラビン、メルカプトプリン、ネララビン、チオグアニン等のプリンアナログ;例えば、アザシチジン、カペシタビン、カルモフール、シタラビン、デシタビン、フルオロウラシル、ゲムシタビン、テガフール等のピリミジンアナログ;例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビンフルニン、ビノレルビン等のビンカアルカロイド;例えば、エトポシド、テニポシド等のポドフィロトキシン誘導体;例えば、デメコルチン等のコルヒチン誘導体;例えば、ドセタキセル、パクリタキセル、パクリタキセルポリグルメクス等のタキサン;例えば、トラベクテジン等の他の植物アルカロイドおよび天然物;例えば、ダクチノマイシン等のアクチノマイシン;例えば、アクラルビシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトキサントロン、ピラルビシン、バルルビシン、ゾルビシン(zorubincin)等のアントラサイクリン;例えば、ブレオマイシン、イクサベピロン、マイトマイシン、プリカマイシン等の他の細胞傷害性抗生物質;例えば、カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチン、サトラプラチン等の白金化合物;例えば、プロカルバジン等のメチルヒドラジン;例えば、アミノレブリン酸、エファプロキシラル、アミノレブリン酸メチル、ポルフィマーナトリウム、テモポルフィン等の増感剤;例えば、ダサチニブ、エルロチニブ、エベロリムス、ゲフィチニブ、イマチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、パゾナニブ、ソラフェニブ、スニチニブ、テムシロリムス等のプロテインキナーゼ阻害剤;例えば、アリトレチノイン、アルトレタミン、アムザクリン(amzacrine)、アナグレリド、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、ベキサロテン、ボルテゾミブ、セレコキシブ、デニロイキンジフチトクス、エストラムスチン、ヒドロキシカルバミド、イリノテカン、ロニダミン、マソプロコール、ミルテホシン(miltefosein)、ミトグアゾン、ミトタン、オブリメルセン、ペグアスパルガーゼ、ペントスタチン、ロミデプシン、シチマジーンセラデノベック、チアゾフリン、トポテカン、トレチノイン、ボリノスタット等の他の抗悪性腫瘍剤;例えば、ジエチルスチルベノール(diethylstilbenol)、エチニルエストラジオール、ホスフェストロール、リン酸ポリエストラジオール等のエストロゲン;例えば、ゲストノロン、メドロキシプロゲステロン、メゲストロール等のプロゲストーゲン;例えば、ブセレリン、ゴセレリン、リュープロレリン、トリプトレリン等のゴナドトロピン放出ホルモンアナログ;例えば、フルベストラント、タモキシフェン、トレミフェン等の抗エストロゲン剤;例えば、ビカルタミド、フルタミド、ニルタミド等の抗アンドロゲン剤、酵素阻害剤、アミノグルテチミド、アナストロゾール、エキセメスタン、ホルメスタン、レトロゾール、ボロゾール;例えば、アバレリックス、デガレリクス等の他のホルモンアンタゴニスト;例えば、ヒスタミン二塩酸塩、ミファムルチド、ピドチモド、プレリキサホル、ロキニメックス、チモペンチン等の免疫賦活薬;例えば、エベロリムス、グスペリムス、レフルノミド、ミコフェノール酸、シロリムス等の免疫抑制剤;例えば、シクロスポリン、タクロリムス等のカルシニューリン阻害剤;例えば、アザチオプリン、レナリドマイド、メトトレキセート、サリドマイド等の他の免疫抑制剤;ならびに例えば、イオベングアン等の放射性医薬品から選択される。
一部の実施形態では、追加的な治療剤は、チェックポイント阻害剤から選択される。例示的なチェックポイント阻害剤は、次のものを含む:
GenentechのMPDL3280A(RG7446)、BioXcell製の抗マウスPD−L1抗体クローン10F.9G2(Cat#BE0101)、抗PD−L1モノクローナル抗体MDX−1105(BMS−936559)およびBristol−Meyer’s Squibb製のBMS−935559、MSB0010718C、マウス抗PD−L1クローン29E.2A3ならびにAstraZenecaのMEDI4736等のPD−L1阻害剤;
GlaxoSmithKlineのAMP−224(Amplimmune)およびrHIgM12B7等のPD−L2阻害剤;
BioXcell製の抗マウスPD−1抗体クローンJ43(Cat#BE0033−2)、BioXcell製の抗マウスPD−1抗体クローンRMP1−14(Cat#BE0146)、マウス抗PD−1抗体クローンEH12、MerckのMK−3475抗マウスPD−1抗体(Keytruda、ペンブロリズマブ、ランブロリズマブ)、ANB011として公知のAnaptysBioの抗PD−1抗体、抗体MDX−1 106(ONO−4538)、Bristol−Myers SquibbのヒトIgG4モノクローナル抗体ニボルマブ(Opdivo(登録商標)、BMS−936558、MDX1106)、AstraZenecaのAMP−514およびAMP−224ならびにCureTech Ltd製のピディリズマブ(CT−011)等のPD−1阻害剤;
Bristol Meyers Squibbの抗CTLA−4抗体イピリムマブ(Yervoy(登録商標、MDX−010、BMS−734016およびMDX−101としても公知)、Millipore製の抗CTLA4抗体クローン9H10、Pfizerのトレメリムマブ(CP−675,206、チシリムマブ)およびAbcam製の抗CTLA4抗体クローンBNI3等のCTLA−4阻害剤;
eBioscience製の抗Lag−3抗体クローンeBioC9B7W(C9B7W)、LifeSpan Biosciences製の抗Lag3抗体LS−B2237、Immutep製のIMP321(ImmuFact)、抗Lag3抗体BMS−986016およびLAG−3キメラ抗体A9H12等のLAG3阻害剤;
MGA271等のB7−H3阻害剤;
リリルマブ(IPH2101)等のKIR阻害剤;
ウレルマブ(BMS−663513、Bristol−Myers Squibb)、PF−05082566(抗4−1BB、PF−2566、Pfizer)またはXmAb−5592(Xencor)等のCD137阻害剤;
バビツキシマブ等のPS阻害剤;
ならびにTIM3、CD52、CD30、CD20、CD33、CD27、OX40、GITR、ICOS、BTLA(CD272)、CD160、2B4、LAIR1、TIGHT、LIGHT、DR3、CD226、CD2またはSLAMに対する抗体もしくはその断片(例えば、モノクローナル抗体、ヒト、ヒト化またはキメラ抗体)、RNAi分子または小分子等の阻害剤。
試料
免疫原性、安全性および/または毒性の解析のための試料は、個体から単離することができる。一部の例では、試料は、全血、分画された血液、血清、血漿、汗、涙、耳内流動(ear flow)、痰、リンパ液、骨髄懸濁液、リンパ液、尿、唾液、精液、腟内流動、糞便、大腿骨頸部洗浄、脳脊髄液、脳液、腹水、母乳、硝子体液、眼房水、皮脂、内リンパ、腹腔液、胸水、耳垢、心外膜液ならびに呼吸、腸および泌尿生殖器の分泌物からなる群から選択することができる。一部の例では、試料は、組織、多くの場合は、生検試料であり得る。例えば、生検は、皮膚組織、乳房組織、腺組織、骨格筋組織および/または脂肪組織を含有することができる。
キット
本明細書に記載されている1種または複数の方法による使用のための、キットおよび製造品も本明細書に提供されている。キットは、配列番号1〜91として同定されるポリペプチドおよび核酸分子、または配列番号1〜91からなる群から選択されるポリペプチドもしくは核酸分子と少なくとも40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%もしくはそれを超える配列相同性の配列を有するポリペプチドおよび/もしくは核酸分子等の、本明細書に記載されているポリペプチドのうち1種もしくは複数および/または核酸分子のうち1種もしくは複数を含有することができる。キットは、本明細書に記載されているポリペプチドのうち1種または複数をコードする核酸を含有することもできる。キットは、ワクチンの構成および送達に必要なアジュバント、試薬およびバッファーをさらに含有することができる。
キットは、担体、パッケージ、またはバイアル、チューブその他等の1個もしくは複数の容器を収容するために区画化された容器を含むこともでき、容器(複数可)のそれぞれは、本明細書に記載されている方法において使用するべきポリペプチドおよびアジュバント等の別々のエレメントのうち1種を含む。適した容器は、例えば、ボトル、バイアル、シリンジおよび試験管を含む。容器は、ガラスまたはプラスチック等の種々の材料で形成することができる。
本明細書に提供されている製造品は、パッケージング材料を含有する。医薬品パッケージング材料の例として、ブリスターパック、ボトル、チューブ、バッグ、容器、ボトルと、選択された製剤ならびに企図される投与モードおよび処置に適した任意のパッケージング材料が挙げられるがこれらに限定されない。
キットは典型的に、内容物を収載したラベルおよび/または使用説明書、ならびに使用説明書と添付文書を含む。説明書のセットも典型的に含まれる。
本発明の好ましい実施形態を本明細書に示し記載してきたが、当業者には、斯かる実施形態が単なる一例として提示されていることが明らかであろう。当業者であれば、本発明から逸脱することなく、多数の変種、変化および置換を思い付くであろう。本明細書に記載されている本発明の実施形態の様々な代替を本発明の実施において用いてよいことを理解されたい。次の特許請求の範囲が、本発明の範囲を定義し、特許請求の範囲内の方法および構造ならびにこれらの均等物が、これにより網羅されることが企図される。
(実施例1)
乳がん抗原の同定およびTh1 CD4+T細胞応答を誘発するエピトープの決定
224個体の血清を使用して抗体解析を行った。124名のステージI/II乳がん(BrCA)患者;78名のER+(63%)、31名のHER2+(25%)および15名のTNBC(12%)を、各候補タンパク質に対する抗体応答に関して評価した。対照集団は、100名の同齢女性からなった。マウスモデルを使用して、後述する図面に例証される通り、免疫原性に関して候補タンパク質を解析した。その上、免疫原性を解析した候補タンパク質を図19および23に収載する。
組換えタンパク質を使用した間接的ELISAアッセイ。組換えタンパク質は、あらゆる提案された候補抗原に利用できた。2回複製または3回複製して、1:100および1:200のタイトレーションで対象血清を解析した。ウエスタンブロット解析は、ウエスタンブロットによって検証できなかったCD105を除いて、ELISAアッセイの感度および特異性が、70%またはそれ超であったことを実証した。
乳がん症例および対照のスクリーニング。検査した全タンパク質は、免疫原性であった、すなわち、適切な特異性対照(図3におけるCDH3の例)によるウエスタンブロットによって実証することができる、特異的抗原に対する検出可能なIgG抗体免疫を実証した少なくとも1名の解析個体が存在した。抗体応答は、ボランティア対照とがん患者の両方において同定することができた。特定の抗原に対する免疫の発生率について説明するために、対照集団の平均ug/mlおよび2標準偏差を使用して、それを上回ると、応答が95%信頼で陽性であると考慮されるカットオフ値を決定した。被験抗原に対する抗体免疫の発生率は、2%(Yb−1に対するBrCA患者)〜13%(CDC25bに対するBrCA患者)陽性に及んだ。6種の抗原は、BrCA患者およびドナーの間で応答の発生率における2倍を超える差を実証した;CDC25b、CDH3、サバイビン、MDM2、SATB1およびID1。注目すべきことに、SATB1およびID1応答は、がん患者と比較して、より多数のボランティアドナーにおいて見出された。図4、パネルBは、BrCA患者およびドナーの間で発生率における2倍またはそれに満たない差があった9種の抗原の結果を示す。
免疫応答のがん特異性のための統計解析。抗原のうち4種は、ウエルチ補正による独立T検定を使用して、がん患者および対照の間で免疫における統計的有意差を実証した。BrCA患者は、CDC25B(p=0.02)、CDH3(p=0.0002)、サバイビン(p=0.09)に対し、ボランティア対照よりも高レベルの抗体免疫を有した。
エピトープマッピングのための候補抗原の同定。幹細胞/EMTに関連する15種の免疫原性タンパク質を同定して、エピトープマッピングに向けて進んだ。
例えば、IGFBP−2のC末端由来のエピトープに応答したT細胞によるIFNγおよびIL−10分泌を描写する図28を参照されたい。特に、図28のパート(A)は、チューキーの箱髭(Tukey whisker)による四分位間ボックスプロットとして示す、IGFBP−2ペプチドに対する乳がん患者PBMCにおけるIFNγ(白色)およびIL−10(黒色)のためのELISPOTを示す(n=20)。ウェル当たりの中位補正されたスポット(CSPW)は、水平バーによって示される。パート(B)において、IGFBP−2ペプチドで刺激したPBMCのパーセントは、ELISPOTにおいてIFNγ(白色バー)応答、IL−10(黒色バー)応答またはその両方(灰色バー)を誘導した。
別の例では、IGFBP−2のC末端ではなくN末端に対するTh1免疫応答および腫瘍成長の阻害を描写する図29を参照されたい。(A)表示のワクチンで免疫化したマウス由来の脾細胞におけるIFNγ ELISPOT。データは、ウェル当たりの補正されたスポット(CSPW)として示す。水平バーは、平均CSPW±SEMを示す。n=10マウス/群;*p<0.01。(B)pUMVC3単独(黒丸)、pUMVC3−hIGFBP2(1〜328)(四角)、pUMVC3−hIGFBP2(164〜328)(上三角)またはpUMVC3−hIGFBP2(1〜163)(白丸)を注射したマウスの平均腫瘍体積(mm3±SEM)。n=5マウス/群;**p<0.001。
さらに別の例では、IGFBP−2ワクチン誘導Th2が、IGFBP−2特異的Th1の抗腫瘍効果を抑止したことを描写する図30を参照されたい。T細胞系からのII型サイトカインIL−4およびIL−10(A)ならびにI型サイトカインTNFαおよびIFNγ(B)分泌は、IGFBP2(1〜163)またはIGFBP2(164〜328)におけるペプチドにより拡大した(平均ng/mI±SD);**p<0.001、*p<0.01および#p<0.05。(C)CD3+T細胞を注入したマウスの平均腫瘍体積(mm3±SEM)は、pUMVC3−hIGFBP2(1〜163)(白丸)、pUMVC3−hIGFBP2(164〜328)(上三角)またはナイーブT細胞(黒丸)をワクチン接種したマウスから拡大した。n=4マウス/群;*p<0.01。(D)pUMVC3単独(黒丸)、pUMVC3−hIGFBP2(164〜328)(上三角)、pUMVC3−hIGFBP2(1〜163)(白丸)またはpUMVC3−hIGFBP2(1〜163)+pUMVC3−hIGFBP2(164〜328)(下三角)を注射したマウスの平均腫瘍体積(mm3±SEM)。n=5マウス/群;*p<0.01。図1:Th1およびTh2エピトープは、機能的アビディティーが変動する。
別の例を挙げると、単一のプラスミドpHIF1αおよび5種の抗原をコードするプラスミドBCMA5におけるHIF1α発現のウエスタンブロット解析を描写する図16を参照されたい。抗HIFαの10倍希釈(0.1〜10μg/μL)を使用して、表示の破線に沿って切り出した後にブロットのプローブとした。抗体タイトレーションにつき1本のみのライセートをロードしたレーンを使用した。
(実施例2)
幹細胞/EMT抗原に由来する雑多な高親和性結合クラスIIエピトープの同定
20名のBrCA患者および20名の対照ドナー由来の保存記録された白血球アフェレーシスを使用した。BRCA患者の平均年齢は63(範囲49〜87)歳であり、対照の平均年齢は38(範囲29〜65)歳であった。BrCA患者のうち、診断時に81%がステージIまたはIIであり、10%が不明ステージであり、残りがステージIIIであった。
in silicoマッピング毎の構築されたペプチド。アルゴリズム方法を使用して、最初の6種の免疫原性BCS/EMTタンパク質のためのクラスIIエピトープを予測した。簡潔に説明すると、3種の一般公開されているウェブに基づくアルゴリズムを使用して、候補抗原のタンパク質配列を潜在的MHC IIエピトープに関してスクリーニングした。最も一般的な14種のHLA−DRアレルにわたって各タンパク質をスクリーニングした。推定される結合親和性に基づき、最大20種のエピトープを選択/アレルした。各予測エピトープにおける各アミノ酸(aa)に、予測される高結合エピトープにaaが出現した回数に依存したスコア(合計スコア)を与えた。合計スコアに、特異的アミノ酸を含んだエピトープを有するアレルの数を乗じ、これにより、増加した結合親和性の頻度および幅広い集団範囲にわたる予測される応答の乱雑性の積であるマルチスコアを各アミノ酸に割り当てた。各エピトープのマルチスコアに基づき選択された、全6種の候補タンパク質に由来する49種のペプチドをスクリーニングのために構築した。全長タンパク質の少なくとも25%被覆度を可能にしたペプチドを選択した。候補タンパク質の中央値ペプチド被覆度は、総配列の28%であった(範囲26〜45%)。
IFNγ ELISPOTによってスクリーニングされた試料。図6は、代表的抗原の全ペプチド/抗原に対するIFNγ応答の全ドナーに関する累積データを示す。一般に、IFNγ応答は、BrCA患者と比較して、ボランティアドナーにおいてより高く、サバイビン(BIRC5)に対し統計的により高かった;p<0.001、MDM2;p<0.001、SOX−2;p=0.01およびYb−1;p<0.001。
陽性応答は、抗原なしウェルの平均複製よりも統計的に高い(p<0.05)実験的複製の平均値として定義された。パーセント発生率は、ドナー型にわたって同様であり、対象の24〜38%が、応答の中央値を上回って特定の抗原に応答した。実験群またはペプチドの間の差を検出するための二元配置ANOVAは、IFNγ応答に関して、応答における変動の2.82%をドナー型に(p=0.0265)、変動の71.33%を検査した特異的ペプチドに(p=0.003)帰する。ドナー型は、弱く有意であったが、起因し得る変動は小さい。
候補抗原のそれぞれに由来するペプチドの同定およびスクリーニング。IFNγ応答のための候補抗原のそれぞれから4種のエピトープを同定した。
(実施例3)
IFNγまたはIL−10を分泌するT細胞を優先的に誘発する幹細胞/EMT抗原由来エピトープの評価およびIL−10 ELISPOTによってスクリーニングされる低い免疫抑制能試料を有する候補ワクチンエピトープとしてのペプチドの選択。
図7は、代表的抗原の全ペプチド/抗原に対するIL−10応答の全ドナーに関する累積データを示す。一般に、IL−10応答は、IFNγ応答よりも小さい規模であり、ボランティアドナーは、大部分の抗原に対する統計的に有意なより高い中央値応答を実証した − サバイビン(birc5);p<0.0001、CDC25b;p=0.044、CDH3;p=0.037、FOXQ1;p=0.0014、HIF1α;p=0.017、MDM2;p=0.0039、SOX−2;p=0.044およびYb−1;p=0.0007。
IFNγデータと同様に、IL−10に関して、ドナー型は、抗原間の変動の0.01%未満を占める(p=0.911)が、個々のペプチドは、90.51%を占める(p<0.0001)。
IL−10分泌T細胞と比較して抗原特異的IFNγ分泌T細胞を誘導したペプチドの同定。集団にわたりIL−10活性の非存在下でIFNγ特異的活性を実証した伸長されたエピトープのin vivo評価のために抗原を優先順位付けするマトリックススコアリングシステムを使用した。より長いエピトープが、TおよびB細胞の両方からなる多様な免疫応答を誘発し、抗腫瘍応答が、CD4およびCD8 T細胞の両方に依存したという点において、伸長されたエピトープは、より短いクラスIIエピトープを上回った。より大きい規模および発生率のIFNγ応答を優先的に誘導し、IL−10誘導活性をほとんどまたは全く誘導しなかった複数エピトープを含有した候補抗原における領域を同定した。抗原特異的IFNγ誘導の発生率×規模/抗原特異的IL−10誘導の発生率×規模の比(IFNγ/IL−10活性比)を評価した(図10および11を参照)。
例えば、図10は、より大きい規模および発生率のIFNγ優勢を描写する。選択された抗原のIFNγ/IL−10活性比。ドナー型によって示されるペプチド毎の平均cSPW×発生率として定義されるIFNγ/IL−10比。ボランティアドナーは白色バーで示し、がんドナーは黒色パターンの白色バーで示して、IFNγ cSPW×発生率を正のy軸に示す。ボランティアドナーは黒色バーで示し、がんドナーは白色パターンの黒色バーで示して、IL−10 cSPW×発生率を負のy軸に示す。(A)CDH3、(B)HIF1α、(C)サバイビンおよび(D)FOXQ1。
例えば、図11は、より小さい規模および発生率のIFNγ優勢を示す。選択された抗原のIFNγ/IL−10活性比。ドナー型によって示すペプチド毎の平均cSPW×発生率として定義されるIFNγ/IL−10比。ボランティアドナーは白色バーで示し、がんドナーは黒色パターンの白色バーで示して、IFNγ cSPW×発生率を正のy軸に示す。ボランティアドナーは黒色バーで示し、がんドナーは白色パターンの黒色バーで示して、IL−10 cSPW×発生率を負のy軸に示す。(A)CDH3、(B)HIF1α、(C)サバイビンおよび(D)FOXQ1。
評価された抗原は、IFNγ/IL−10活性比に基づき、4種の主要な群へとカテゴリー化した。CDH3によって例証される第1の群(図10)は、非常に僅かなIL−10活性で、高い発生率/規模のIFNγ応答を表示した。このパターンは、上段(tier)の抗原を示し、CDH3、SOX2、MDM2およびYb−1を含んだ。第2の段の抗原は、選択された伸長されたエピトープの領域においてIL−10誘導が最小から全くなく、同様の優勢IFNγ応答を実証したが、免疫応答の規模は、対数を超えて上段の候補よりも小さかった。図11の、HIF1αは、CD105、CDC25BおよびSATB1も含むこのカテゴリーを例証する。ワクチン候補は、これらのカテゴリーに由来した(図10および11を参照)。
他の2群は、ワクチン免疫原によりもっと望ましくない特徴を有した。大きい規模および発生率のIFNγ応答を刺激するエピトープが存在するが、これらの配列は、被験個体において等しい発生率で大きい規模のIL−10免疫を等しく誘導する。c−met、IGF−1R、PRL3およびSIX1等の抗原を、このカテゴリーへと群分けする。最後に、FOXQ1に関して図19に示す通り、一部の候補抗原は、いずれかの免疫応答の低い発生率と小さい規模の両方によって実証される通り、免疫原性ではなかった。ID1およびSNAILも、免疫応答の非常に低い発生率および規模に関連した。免疫原性ならびに大きい規模および発生率のIL−10応答の誘導または弱く免疫原性である、これら後者の2つのカテゴリーの抗原は、最終ワクチン製剤のさらなる検討から除外される。図9において、IFNγ/IL−10活性比に基づく伸長されたエピトープのリストを示す。図17〜20も参照されたい。
(実施例4)
内因的APCに提示されるタンパク質に対するペプチド特異的Th1細胞の応答の同定
候補エピトープに対し作製されたT細胞系。ELISPOTアッセイにおいて陽性応答を実証した3名のドナーに由来するPBMCを、10ug/mlの抗原性ペプチドで刺激した。IL−12(10ng/ml)およびIL−2(10u/ml)を5日目の培養物に添加した。ペプチド刺激およびサイトカイン添加を7〜10日間間隔で2回反復した。培養物をその後、CD3/CD28ビーズにより拡大した。IL−2(30u/ml)を2〜3日毎に10〜11日間培養物に添加した。次に、3日間IFNγ ELISPOTアッセイを使用して、確立されたペプチド特異的T細胞系を評価した。培養されたT細胞を、自家APCにロードされた異なる濃度のペプチドおよび市販の組換えタンパク質で刺激した。無関係ペプチドおよびタンパク質を陰性対照として使用した。少なくとも1名のドナーにおいて、抗原なし対照と比較して有意に(p<0.05)増加したペプチドおよびタンパク質抗原に対する応答を陽性応答として定義した。MHC IIおよびMHC I遮断抗体(10μg/ml)を抗原刺激ウェルの一部に添加して、エピトープがMHC制限されているか検証した。加えて、T細胞の一部をCD3 FITC、CD4 PE−Cy7、CD45RO APCおよびCD62L PEまたはCCR7 PEで染色して、抗原刺激前の細胞(PBMC)と比較して、T細胞系におけるセントラルメモリー細胞集団を評価した。
ペプチドおよび組換えタンパク質の両方に対する特異性に関して陽性および陰性対照に対しスクリーニングしたT細胞系。図29は、代表例としてHIF1αペプチドp60−82のための検証データを示す。HIF1α p60−82特異的T細胞系は、内因的APCに提示されたペプチドおよび組換えHIF1αタンパク質に応答した。ペプチド(10ug/mlおよび50ug/ml)およびタンパク質(1ug/ml)の両方が、ペプチド特異的T細胞系からのIFNγ応答を有意に刺激した。無関係ペプチド(HIV p52−68)およびタンパク質(CD105)は刺激しなかった(図15A)。MHC II抗体は、ペプチドおよびタンパク質誘導IFNγ応答の両方を有意に阻害したが、MHC I抗体は阻害しなかった(図15A)。CD45RO+CD62L+CD4+セントラルメモリー細胞は、培養前のPBMCにおける基底レベル(9%)と比較して、培養されたT細胞系において増殖した(73%)。
例えば、伸長された配列におけるペプチドが、ネイティブエピトープとして検証することを示す図8を参照されたい。CD105伸長されたエピトープ(52aa)QNGTWPREVLLVLSVNSSVFLHLQALGIPLHLAYNSSLVTFQEPPGVNTTEL(配列番号1)(配列における2種のエピトープのうち1種)。
同様に、検証されたペプチドを同定し、CD105、SATB1、CDH3、SOX2、YB1およびMDM2に由来した。検証したペプチドのうち、全ペプチド特異的T細胞系は、統計的に陽性のペプチド応答を実証した。MHC II抗体は、評価したペプチド特異的系の75%におけるペプチド特異的応答の70%超を阻害し、MHC I抗体は、系の20%におけるペプチド応答の70%超を阻害した。MHC II抗体は、全陽性タンパク質応答者(90%)の中でタンパク質特異的応答の>70%を阻害した。セントラルメモリーT細胞集団は、培養後に有意に増加した。
上および第2の段の群における6種の抗原、CDH3、SOX2、MDM2、YB1、HIF1αおよびCD105に関して、高い〜中程度に高いIFNγ比および低い〜最小のIL−10比によるワクチン接種に適した伸長されたエピトープの区域を同定した。各配列は、2種またはそれを超えるより短い(15〜22−aa)検証されたクラスIIエピトープを包含した。伸長された配列は、32−aa〜90−aaの長さに及んだ(表6を参照)。
まとめると、CDH3、Yb−1、MDM2、SOX2およびCD105に由来する配列は、「STEMVAC」と命名された特有の融合タンパク質をコードする(補足表5を参照)。
候補抗原のそれぞれに由来する複数抗原ワクチンにおける包含のための候補エピトープの同定。Th2(IL−10)を殆ど誘導することなくIFNγ分泌を優先的に誘導したワクチンに適した15種の候補抗原のうち5種に由来する、5種の伸長されたエピトープを同定した。これらの配列を組み合わせて、乳がんワクチンの基盤である特有の融合タンパク質、STEMVACとした。
(実施例5)
幹細胞/EMT抗原を標的とする複数抗原Th1ポリエピトーププラスミドに基づくワクチンの構築ならびに安全性および免疫原性の決定
IGF−1R抗原によるTgMMTVneuマウスモデルを使用した、短いThエピトープまたは伸長されたThエピトープのいずれか一方または両方を含有するプラスミドに基づくワクチン構築物の免疫原性および有効性の決定。腫瘍成長を制御する、短いおよび伸長されたエピトーププラスミドワクチンの能力を直接的に比較するために、同一遺伝子腫瘍植え込みモデルを用いた。マウス(TgMMTVneu)を4種のワクチン接種群(pIGF−IRexep、pIGF−IRshep、ベクターおよびIGF−IRペプチド)に分け、3回目のワクチン接種の7日後に同一遺伝子乳がん細胞(MMC)を植え込んだ。投薬量は、上述の通りであった。腫瘍を形成するMMC細胞の能力および腫瘍成長速度を測定した。IGF−IRペプチドワクチン、短いエピトーププラスミドワクチンおよび伸長されたエピトーププラスミドワクチンは全て、ベクター単独をワクチン接種した群と比較して、腫瘍成長を有意に制御した(p<0.0001、14〜31日間)。pIGF−IRexepをワクチン接種したマウスは、最も遅く成長する腫瘍を有したが、pIGF−IRshepをワクチン接種した動物における腫瘍成長とは有意に異ならなかった、p>0.05。
例えば、図2のTh2免疫応答は、Th1免疫応答の抗腫瘍有効性を抑止する。
例えば、図21のHIF1αペプチドおよびプラスミドワクチン免疫原性および有効性をマウスにおいて決定した。(A)DTH応答は、50%DMSOにおけるHIF1αペプチドミックスの適用24時間後に、耳の厚さ(mm)の変化によって測定した。異なるワクチン接種コホート:対照(アジュバントのみおよびベクター群の両方、方法を参照)、HIF1α Peps(ペプチドワクチン)およびpHif1a(プラスミドワクチン)由来の個々のFVB/NJマウスの応答がプロットされている。点線は、ベースラインからの耳の厚さの0.0mm変化を表す。***p<0.001 vs.対照。(B)50%DMSOにおけるHIF1αペプチドミックスの適用24時間後に測定されたDTH応答。上に示されている異なるワクチン接種コホート由来の個々のMMTV−C3(1)−タグトランスジェニックマウスの応答がプロットされている。***p<0.001 vs.対照。(C)MMTV−C3(1)−タグトランスジェニックマウスにおける植え込み後時間(日)にわたり腫瘍体積(mm3)を測定することにより、M6腫瘍成長を制御するためのワクチンの有効性を判定した。ワクチン接種群は、アジュバントのみ(白丸)、ベクター(白四角)、HIF1αペプチド(上三角)またはpHIF1α(黒四角)であった。エラーバーは、各群のSEMを示す。HIF1αペプチドワクチン接種マウスおよびHIF1α DNAワクチン接種マウスは、早くも植え込み24日後に、vs.対照マウスで有意により小さい腫瘍負荷を有した。****p<0.0001 vs.アジュバントのみ群。(D)IFNγ ELISPOTは、ペプチドまたは対照刺激に対するT細胞応答を判定した。プロットされた各点は、アジュバントのみ(白丸)、ベクター(白四角)、HIF1αペプチド(上三角)またはpHif1a(黒四角)で処置したワクチン接種群における個々のFVB/NJマウスのウェル当たりのスポットを表す。線は、応答の平均&SEMを示す。***p<0.001 HIF1αペプチドvs.Agなし応答。HIF1αプラスミドは、DTH応答を生じたが、IFNγ ELISPOTは低レベルである。
別の例を挙げると、図22のCD105ペプチドおよびプラスミドワクチン免疫原性および有効性をマウスにおいて決定した。(A)DTH応答は、50%DMSOにおけるCD105ペプチドミックスの適用24時間後に、耳の厚さ(mm)の変化によって測定した。異なるワクチン接種コホート:対照(アジュバントのみおよびベクター群の両方、方法を参照)、CD105 Peps(ペプチドワクチン)およびpCD105(プラスミドワクチン)由来の個々のFVB/NJマウスの応答がプロットされている。点線は、ベースラインからの耳の厚さの0.0mm変化を表す。*p<0.05、***p<0.001 vs.対照。(B)50%DMSOにおけるCD105ペプチドミックスの適用24時間後に測定されたDTH応答。上に示されている異なるワクチン接種コホート由来の個々のMMTV−C3(1)−タグトランスジェニックマウスの応答がプロットされている。***p<0.001 vs.対照。(C)MMTV−C3(1)−タグトランスジェニックマウスにおける植え込み後時間(日)にわたり腫瘍体積(mm3)を測定することにより、M6腫瘍成長を制御するためのワクチンの有効性を判定した。ワクチン接種群は、アジュバントのみ(白丸)、ベクター(白四角)、CD105ペプチド(上三角)またはpCD105(黒四角)であった。エラーバーは、各群のSEMを示す。CD105ペプチドワクチン接種マウスおよびCD105 DNAワクチン接種マウスは、早くも植え込み24日後に、vs.対照マウスで有意により小さい腫瘍負荷を有した。****p<0.0001 vs.アジュバントのみ群。(D)IFNγ ELISPOTは、ペプチドまたは対照刺激に対するT細胞応答を判定した。プロットされた各点は、アジュバントのみ(白丸)、ベクター(白四角)、CD105ペプチド(上三角)またはpCD105(黒四角)で処置したワクチン接種群における個々のFVB/NJマウスのウェル当たりのスポットを表す。線は、応答の平均&SEMを示す。いずれの群においてもCD105ペプチド応答に対する有意性は見出されなかった。
別の例を挙げると、図23のCDH3ペプチドおよびプラスミドワクチン免疫原性および有効性をマウスにおいて決定した。(A)DTH応答は、50%DMSOにおけるCDH3ペプチドミックスの適用24時間後に、耳の厚さ(mm)の変化によって測定した。異なるワクチン接種コホート:対照(方法を参照)、CDH3 Peps(ペプチドワクチン)、pCDH3(プラスミドワクチン)およびpUbVV−CDH3由来の個々のFVB/NJマウスの応答がプロットされている。点線は、ベースラインからの耳の厚さの0.0mm変化を表す。*p<0.05、**p<0.01 vs.対照。(B)50%DMSOにおけるCDH3ペプチドミックスの適用24時間後に測定されたDTH応答。上に示されている異なるワクチン接種コホート由来の個々のFVB/N/Tg−neuトランスジェニックマウスの応答がプロットされている。*p<0.05、**p<0.01 vs.対照。(C)FVB/N/Tg−neuトランスジェニックマウスにおける植え込み後時間(日)にわたり腫瘍体積(mm3)を測定することにより、MMC腫瘍成長を制御するためのワクチンの有効性を判定した。ワクチン接種群は、アジュバントのみ(白丸)、ベクター(白四角)、CDH3ペプチド(上三角)、pCDH3(黒四角)またはpUBVV−CDH3(菱形)であった。エラーバーは、各群のSEMを示す。CDH3ペプチドまたはDNAワクチン接種マウスのいずれも、vs.対照マウスで有意により小さい腫瘍負荷を有さなかった。(D)IFNγ ELISPOTは、ペプチドまたは対照刺激に対するT細胞応答を判定した。プロットされた各点は、アジュバントのみ(白丸)、CDH3ペプチド(上三角)、pCDH3(黒四角)またはpUBVV−CDH3(菱形)で処置したワクチン接種群における個々のFVB/NJマウスのウェル当たりのスポットを表す。線は、応答の平均&SEMを示す。****p<0.0001 CDH3ペプチドvs.Agなし応答。
別の例を挙げると、図24の、SOX2ペプチドおよびプラスミドワクチン免疫原性および有効性をマウスにおいて決定した。(A)DTH応答は、50%DMSOにおけるSOX2ペプチドミックスの適用24時間後に、耳の厚さ(mm)の変化によって測定した。異なるワクチン接種コホート:対照(方法を参照)、SOX2 Peps(ペプチドワクチン)、pSOX2(プラスミドワクチン)およびpUbVV−SOX2由来の個々のFVB/NJマウスの応答がプロットされている。点線は、ベースラインからの耳の厚さの0.0mm変化を表す。対照に対する有意性は見出されなかった。(B)50%DMSOにおけるSOX2ペプチドミックスの適用24時間後に測定されたDTH応答。上に示されている異なるワクチン接種コホート由来の個々のFVB/N/Tg−neuトランスジェニックマウスの応答がプロットされている。*p<0.05 vs.対照。(C)FVB/N/Tg−neuトランスジェニックマウスにおいて植え込み後時間(日)にわたり腫瘍体積(mm3)を測定することにより、MMC腫瘍成長を制御するためのワクチンの有効性を判定した。ワクチン接種群は、アジュバントのみ(白丸)、ベクター(白四角)、SOX2ペプチド(上三角)、pSOX2(黒四角)またはpUBVV−SOX2(菱形)であった。エラーバーは、各群のSEMを示す。***p<0.001、****p<0.0001 vs.アジュバントのみ群。(D)IFNγ ELISPOTは、ペプチドまたは対照刺激に対するT細胞応答を判定した。プロットされた各点は、アジュバントのみ(白丸)、SOX2ペプチド(上三角)、pSOX2(黒四角)またはpUBVV−SOX2(菱形)で処置したワクチン接種群における個々のFVB/NJマウスのウェル当たりのスポットを表す。線は、応答の平均&SEMを示す。***p<0.001 SOX2ペプチド、****p<0.0001 pSOX2、****p<0.0001 pUbVV−SOX2 vs.Agなし応答。SOX2ペプチドおよびプラスミドは、IFNγ ELISPOT応答を生じたが、DTH応答は、プラスミドおよびペプチドにおいて低レベルである、または有意ではない。
別の例を挙げると、図25のMDM2ペプチドおよびプラスミドワクチン免疫原性および有効性をマウスにおいて決定した。(A)DTH応答は、50%DMSOにおけるMDM2ペプチドミックスの適用24時間後に、耳の厚さ(mm)の変化によって測定した。異なるワクチン接種コホート:対照(方法を参照)、MDM2 Peps(ペプチドワクチン)、pMDM2(プラスミドワクチン)およびpUbVV−MDM2由来の個々のFVB/NJマウスの応答がプロットされている。点線は、ベースラインからの耳の厚さの0.0mm変化を表す。***p<0.001 vs.対照。(B)50%DMSOにおけるMDM2ペプチドミックスの適用24時間後に測定されたDTH応答。上に示されている異なるワクチン接種コホート由来の個々のFVB/N/Tg−neuトランスジェニックマウスの応答がプロットされている。***p<0.001 vs.対照。(C)IFNγ ELISPOTは、ペプチドまたは対照刺激に対するT細胞応答を判定した。プロットされた各点は、アジュバントのみ(白丸)、ベクター(白四角)、MDM2ペプチド(上三角)、pMDM2(黒四角)またはpUBVV−MDM2(菱形)で処置したワクチン接種群における個々のFVB/NJマウスのウェル当たりのスポットを表す。線は、応答の平均&SEMを示す。***p<0.001 pMDM2 vs.Agなし応答。
ワクチン接種後に、マウスの質量を決定した。例えば、図26での、最後のワクチンの3ヶ月後のマウスの質量。マウス(n=5)は、アジュバントとしてCFA/IFAを用いて、処置せずに置き、pUMVC3単独、pUMVC3−hHif1a(30−119)またはpUMVC3−hCD105(87−138)で免疫化した、x軸。各マウスの質量、y軸(平均±SEM)を最後のワクチンの3ヶ月後に記録した。マウスの質量は、最後のワクチンの10日後にも決定した。図27を参照されたい。マウス(n=5)は、アジュバントとしてCFA/IFAを用いて、処置せずに置き、pUMVC3単独、pUMVC3−hHif1a(30−119)またはpUMVC3−hCD105(87−138)で免疫化した、x軸。各マウスの質量、y軸(平均±SEM)を最後のワクチンの10日後に記録した。
IGF−1R由来の短いおよび伸長されたエピトープの配列の決定および構築。2個のプラスミドを構築し、DNA配列を検証し、ワクチン接種実験に使用した。短いエピトーププラスミド、pIGF−IRshepは、ヒトIGF−IRに相当するタンデムに連結したMHC IIエピトープを有するタンパク質を発現した。その上、IGF−IR配列に関係しない、N末端に4アミノ酸(MAVP)およびC末端に3アミノ酸(AAA)が存在する。伸長されたエピトーププラスミド、pIGF−IRexepは、2個の1360を有するタンパク質を発現する。その上、IGF−IR配列に関係しない、N末端に4アミノ酸(MAVP)およびC末端に3アミノ酸(AAA)が存在する。各プラスミドのベクター骨格は、哺乳動物細胞における遺伝子の構成的発現を方向づけるCMVプロモーターを含有するpUMVC3である。このベクターは、臨床使用に認定されている。IGF−IRのC末端領域における選択されたエピトープを合成ペプチドによりアッセイし、ヒトPBMC試料のELISPOTアッセイにおいて、Th2(IL−10)細胞と比較してTh1(IFNγ)のより大きな刺激を誘導する傾向を実証した(原案に記載)。
TgMMTVneuマウスにおけるIFNγ ELISPOTによる短いおよび伸長されたIGF−1Rエピトープの免疫原性の評価。ワクチン接種実験を設計して、TgMMTVneuマウスにおける養子細胞移入アッセイにおいて短いおよび伸長されたIGF−IRエピトーププラスミドの免疫原性を検査した。1群当たり8匹のマウスに、pIGF−IRexep、pIGF−IRshep、IGF−IRペプチド(p1196−1210、p1242−1256、p1332−1351およびp1341−1355)またはpUMVC3(ベクターのみ)のいずれかを2週間間隔で5回ワクチン接種した。プラスミドおよびペプチドは、CFA/IFAアジュバントにより50ug/注射で投薬した。最後のワクチン接種から2週間後に、各ワクチン接種群の脾細胞を単離し、マウスT細胞を負に選択する磁気ビーズ(MACS)を使用して、CD3+T細胞およびCD3−陰性画分に分けた。フローサイトメトリーにより各細胞画分をモニターして、各画分におけるTおよびB細胞のパーセントを確認した。CD3+画分は、全群で>96%T細胞および<3.3%B細胞を含有した。CD3−陰性画分は、全群で71〜75%B細胞および2.4〜6%T細胞を含有した。次に、5日前にMMC腫瘍細胞を植え込まれた(2×105MMC/マウス)ワクチン接種をしていないTgMMTVneuマウスの尾静脈に、脾細胞画分を注射した(106細胞/マウス)。腫瘍体積を測定した。ペプチドワクチン接種マウス由来のCD3+T細胞は、ベクター対照と比較して、腫瘍成長を有意に阻害した(p<0.001)が、IGF−IRプラスミドワクチン群のいずれかに由来するCD3+T細胞は、有意な腫瘍防御を促進しなかった。pIGF−IRexepワクチン接種動物由来のCD3−陰性脾細胞(大部分がB細胞)は、ベクター対照と比較して、有意に腫瘍成長を阻害した(p<0.001)。pIFG−IRshepまたはペプチドワクチン接種マウス由来のCD3−陰性細胞のどちらも、腫瘍成長を制御しなかった。
T細胞免疫は、抗腫瘍抗体の生成に必要とされるため、抗原特異的反応性T細胞が、pIGF−IRexepワクチン接種によって生成されたことを示すための遅延型過敏症(DTH)アッセイを行った。FVBマウスに、2週間間隔で3回、pIGF−IRexep、pUMVC3ベクター、IGF−IRペプチドまたはアジュバント単独(プラスミドおよびペプチドは、CFA/IFAアジュバントにより50ug/注射で投薬した)のいずれかの注射を与えた。3回目のワクチン接種から2週間後に、マウス耳にPBSまたはIGF−IRペプチドミックスのいずれかを激しく擦り付け、耳の膨張を3日間モニターすることにより、DTHアッセイを行った。結果は、IGF−IRペプチドに対する有意なDTH応答が、PBSで処置した耳と比較したベクターおよびアジュバント対照と比較して(p<0.05、4〜48時間、一元配置ANOVAによる)、ペプチドワクチン接種およびpIGF−IRexepワクチン接種マウスにおいて発生したことを実証する。ベクターおよびアジュバント対照はどちらも、PBS処置と比較して有意なDTH反応がなかった。
TgMMTVneuマウスにおける短いvs.伸長されたIGF−1Rエピトープの臨床有効性の評価。腫瘍成長を制御する短いおよび伸長されたエピトーププラスミドワクチンの能力を直接的に比較するために、同一遺伝子腫瘍植え込みモデルを用いた。マウス(TgMMTVneu)を4種のワクチン接種群(pIGF−IRexep、pIGF−IRshep、ベクターおよびIGF−IRペプチド)に分け、3回目のワクチン接種から7日後に同一遺伝子乳がん細胞(MMC)を植え込んだ。投薬量は、上述の通りであった。腫瘍を形成するMMC細胞の能力および腫瘍成長速度を測定した。IGF−IRペプチドワクチン、短いエピトーププラスミドワクチンおよび伸長されたエピトーププラスミドワクチンは全て、ベクター単独をワクチン接種した群と比較して腫瘍成長を有意に制御した(p<0.0001、14〜31日間)。pIGF−IRexepをワクチン接種したマウスは、最も遅く成長する腫瘍を有したが、pIGF−IRshepをワクチン接種した動物における腫瘍成長と有意に異ならなかった、p>0.05。
遮断試験による治療有効性の作用機序の決定。pIGF−IRexepおよびIGF−IRペプチドワクチンによって媒介される腫瘍防御におけるBおよびT細胞の役割をさらに描写するために、TおよびB細胞に特異的な枯渇用抗体を使用して、決定的なエフェクターを遮断した。ワクチン接種後に特異的抗体によりマウスからリンパ球クラスを枯渇させた。TまたはB細胞を枯渇させた動物においてワクチン接種後にMMC腫瘍成長を測定した。pIGF−IRexepワクチンは、BまたはT細胞が枯渇された群を除いて、ベクターワクチン接種動物と比較して腫瘍防御的であった(p<0.01)。この結果は、防御的免疫応答における両方のリンパ球クラスの役割を示す。IGF−IRペプチドワクチンは、T細胞が枯渇された群を除いて、ベクターワクチン接種動物と比較して腫瘍防御的であった(p<0.01)。B細胞の枯渇は、ペプチドワクチンによる腫瘍防御に有意な効果がなかった。伸長されたエピトーププラスミドワクチンは、BおよびT細胞の両方により腫瘍防御的免疫を誘導することができるが、短いエピトープペプチドは、腫瘍防御的T細胞免疫のみを誘導する。
(実施例6)
個々の抗原ワクチンの安全性および免疫原性の決定
幹細胞/EMT関連タンパク質は、lgG抗体免疫を誘発する。図4は、BrCA患者およびボランティアドナーにおける抗体免疫幹細胞/EMT抗原の発生率を示す。ボランティアドナー陽性の%を白色バーとして、BrCA患者陽性を黒色バーとして示す。(A)2つの集団の間で発生率において2倍を超える差を有する抗原、(B)2つの集団の間で陽性度において2倍またはそれに満たない発生率。Y軸、%陽性、X軸、抗原。
図5において、集団に基づくエピトープスクリーニング実験の結果を示す。より詳細には、図6において、幹細胞/EMTタンパク質に対する抗原特異的IFNγ応答。幹細胞/EMT抗原に対するIFNγ ELISPOT応答。Y軸は、補正されたスポット/ウェル(バックグラウンドに対し補正)を示し、X軸は、ボランティアドナー(白色バー)およびBrCA患者(灰色バー)の両方に対して検査した抗原を示す。データは、チューキーの箱髭による四分位間ボックスプロットとして示す。中央値CSPWは、水平バーによって示す。
さらに、図7において、幹細胞/EMTタンパク質に対する抗原特異的IL−10応答。幹細胞/EMT抗原に対するIL−10 ELISPOT応答。Y軸は、補正されたスポット/ウェル(バックグラウンドに対し補正)を示し、X軸は、ボランティアドナー(白色バー)およびBrCA患者(灰色バー)の両方に対して検査した抗原を示す。データは、チューキーの箱髭による四分位間ボックスプロットとして示す。中央値CSPWは、水平バーによって示す。
あらゆる齧歯類実験は、FDAによる新薬治験(IND)開始申請の提出に要求されるものと一貫した同じ標準操作手順(SOP)により行われた。免疫学試験のため、FVB/NJマウス(n=7/群)に、CFA/IFA+PBS(対照)、CFA/IFA+50μg pUMVC3(ベクター対照)、CFA/IFA+50μgのミックスにおける個々の抗原に由来する検証されたペプチドのそれぞれ、またはCFA/IFA+50μgの個々の抗原由来の伸長されたエピトープをコードするpUMVC3のいずれかを、7〜10日毎に耳の中の皮内に4回ワクチン接種した。4回目のワクチン接種から3日後に、遅延型過敏症検査(DTH)を行った。ペプチドおよびDNAワクチン接種マウスに、そのワクチン接種をしていない耳に擦り付けて、等容量DMSOにおける50μgの各抗原性ペプチドを与えた。CFA/IFAおよびCFA/IFA+50μg pUMVC3対照マウスは、ワクチン接種をしていない耳に擦り付けて、ワクチン接種ペプチド(n=4)、対照ペプチド(n=4)またはDMSO+PBS(n=6)のいずれかで処置した。DSMOにおける抗原特異的ペプチドのミックスにより実験群を検査した。処置前(0時間)および24時間目に耳を測定し、2時点間の耳の厚さの全体的変化を比較した。チューキーの事後検定による一元配置ANOVAによりp=0.05レベルで有意性を測定して、処置群の各ペア間の差を決定した。DTHの10日後に、マウスを屠殺し、抗原性刺激物質または対照による2日間培養において、300,000細胞/ウェルによるIFNγ ELISPOTアッセイにおける使用のために脾臓を加工した。ボンフェローニの事後検定による二元配置ANOVAによりp=0.05レベルでIFNγ応答の有意差を測定して、抗原なし刺激(Agなし)を他の刺激のそれぞれと比較して、各処置群内の差を決定した。
臨床有効性試験のため、MMTV−neuTG(neuTG)またはMMTV−C3(1)Tg(C3T)トランスジェニックマウス(n=6/群)に、CFA/IFA+PBS、CFA/IFA+50μg pUMVC3、CFA/IFA+50μgのミックスとしての同定された短いペプチドエピトープのそれぞれ、または選択された伸長されたエピトープ配列をコードするCFA/IFA+50μg PUMVC3のいずれかを、7〜10日毎に耳の中の皮内に4回ワクチン接種した。4回目のワクチン接種から7〜10日後に、特定のモデルのための5×105個の同一遺伝子腫瘍細胞を皮下に植え込んだ。腫瘍が発達した後に、2〜3回/週で測定した。腫瘍体積における有意差は、ボンフェローニの事後検定による二元配置ANOVAによりp=0.05レベルで考慮して、測定時点における処置群の各ペア間の差を決定した。腫瘍植え込み28日後に、DTHを行った。ペプチドおよびDNAワクチン接種マウスに、そのワクチン接種をしていない耳に擦り付けて、50μgの各免疫化ペプチド+等容量DMSOを与えた。CFA/IFAおよびCFA/IFA+50μg pUMVC3対照マウスは、ワクチン接種をしていない耳に擦り付けて、免疫化ペプチド(n=3)、対照ペプチド(n=3)またはDMSO+PBS(n=5)のいずれかで処置した。処置前(0時間)および24時間目に耳を測定し、2時点間の耳の厚さの全体的変化を比較した。チューキーの事後検定による一元配置ANOVAによりp=0.05レベルにおいて有意性を測定して、処置群の各ペア間の差を決定した。
マウス凍結保存細胞においてIFNγ ELISPOTを行ったところ、検証されたDTH応答は、IFNγ ELISPOTと相関した。DTHおよびIFNγ ELISPOTのマッチド解析、7種の異なる抗原の97種のマッチドアッセイおよび解析において、2種の検査の間に統計的に有意な相関があった、p<0.0001。
マウスにおいて安全性試験を行った。図35は、複数エピトープIGF−1Rワクチンが、植え込まれた乳がんの成長を阻害することを示す。マウスに、IGF−1Rペプチドを1週間置いて2回ワクチン接種し、次に、1×106個のMMC細胞をsq注射した。データは、8匹のマウス±SEMの平均の植え込まれた腫瘍測定値を示す(PBS単独(黒丸);IGF−1Rワクチン(白丸))。
その上、図13は、Yb−1プラスミドに基づくワクチンの免疫原性および有効性を示す。マウスにおけるYb−1ペプチドおよびプラスミドワクチン免疫原性および有効性。(A)DTH応答は、50%DMSOにおけるYb1ペプチドミックスの適用24時間後に、耳の厚さ(mm)の変化によって測定した。異なるワクチン接種コホート:対照(方法を参照)、YB1 Peps(ペプチドワクチン)、pYB1(プラスミドワクチン)およびpUbVV−YB1由来の個々のFVB/NJマウスの応答がプロットされている。点線は、ベースラインからの耳の厚さの0.0mm変化を表す。*p<0.05、**p<0.01、***p<0.001 vs.対照。(B)50%DMSOにおけるYB1ペプチドミックスの適用24時間後に測定されたDTH応答。上に示されている異なるワクチン接種コホート由来の個々のFVB/N/Tg−neuトランスジェニックマウスの応答がプロットされている。*p<0.05、**p<0.01 vs.対照。(C)IFNγ ELISPOTは、ペプチドまたは対照刺激に対するT細胞応答を判定した。プロットされた各点は、アジュバントのみ(白丸)、ベクター(白四角)、YB1ペプチド(上三角)、pYB1(黒四角)またはpUBVV−YB1(菱形)で処置したワクチン接種群における個々のFVB/NJマウスのウェル当たりのスポットを表す。線は、応答の平均&SEMを示す。いずれの群においてもYB1ペプチド応答に有意性は見出されなかった。
TgMMTNneuマウスにおいて同時in vivo評価も行った(図12を参照)。
ワクチンの構築。現在までに作製されたプラスミド構築物を、補足表25に示す。各伸長されたエピトープは、pUMVC3においてコードされた。単一抗原毒性試験が完了したら、検査のための調製において、複数の抗原を有する数種類の構築物を作製した。
HEK293細胞へのトランスフェクションによる発現に関して全構築物を検査し、プロテアソーム(proteosome)阻害剤MG132の存在または非存在下で、抗原発現に関して得られた細胞ライセートを評価した。作製された全構築物におけるトランスフェクトされた伸長されたエピトープの発現されたタンパク質が検出された。伸長されたエピトープに対する一次抗体は、長いペプチドとしての伸長されたエピトープを接種したウサギから得られたウサギ抗血清から親和性精製された、あるいは市販の抗体である。HEK293細胞における個々の抗原の発現されたタンパク質は、単一のプラスミドにおいて複数のエピトープがコードされる場合、単一抗原構築物と比較して、有意に増加した(図16を参照)。HIF1α伸長されたエピトープ発現のウエスタンブロット解析は、プラスミドトランスフェクトされたHEK293細胞ライセートにおいて実証した。各プラスミドは、予想されるサイズのタンパク質の発現を方向づけ、これは、ベクタートランスフェクション対照には欠けていた。HIF1αペプチド(10.4kDa)およびBCMA5融合タンパク質のHIF1α断片(43.2kDa)の発現は、それぞれpHIF1α(単一抗原ワクチン)およびpBCMA5(5抗原ワクチン)トランスフェクトされたHEK293ライセートにおいて検証された。
1種のベクターまたは3種の個々の抗原をコードするプラスミドにおいてコードされる数種類の抗原の治療有効性の問題に取り組むために、neuTGマウスを、neu、IGF−IRおよびIGFBP−2に対するワクチンで18週間目に免疫化した。アジュバント対照のみ群、抗原に由来するペプチドによる群、各単一抗原(50ug/各)由来のエピトープをコードする3種のプラスミドによる群、および3種の抗原由来の一体に連結されたエピトープをコードする単一のプラスミドによる群を処置した。ワクチンは全て、対照と比較して、トランスジェニック動物における乳房腫瘍の発達を有意に遅延させた、ペプチド;p=0.0004、3種のプラスミド;p,0.0001および3種の抗原による単一のプラスミド;p=0.0003。3種のワクチンアプローチ間のそれぞれの間の有効性に統計的な差はなかった。
現在までに検査した全抗原は、DTHおよびELIPOSTのいずれかによって、齧歯類モデルにおける免疫原性を示し、CDH3を除いて、抗腫瘍効果を示した。例えば、図3は、抗原特異的lgG免疫を実証する。CDH3に対するlgG抗体応答のウエスタンブロット検証。組換えヒトCDH3と(I)ポリクローナル抗CDH3 Ab、代表的ELISA陽性BrCA患者試料(II)およびELISA陰性対象試料(III)をプローブとするウエスタンブロット。分子量マーカー(左端)。CDH3のサイズを175kDaにマークする。
血液化学および組織学的試験によるワクチン接種の毒性の決定。抗原のいずれかで免疫化したマウスのいずれかにおいて観察された、ワクチン接種に対する有害効果はなかった。マウスは、最終解析に先立ち質量減または毛づくろい減少を経験しなかった。個々の抗原ワクチンに関する急性および慢性毒性試験では、毒性が見られなかった;血液学的、化学的または組織学的に。急性および慢性毒性報告(SATB1およびCDC25Bに関する)。4回目のワクチン接種の1週間後に急性毒性試験、4回目のワクチン接種の3ヶ月後に慢性毒性試験。
図36に示す通り、複数抗原ポリエピトープワクチンは、neu−TGマウスにおける乳がんの発症を予防する。(A)無病生存、(B)全生存(n=15/群)。
SATB1およびCDC25B毒性結果
慢性毒性試験。マウスに、CFA/IFAを使用して、100mcg pUMVC3単独、pUMVC3−hSATB1(387−450)またはpUMVC3−hCDC25B(124−164)を7〜10日間置いて4回注射した。対照マウスは処置しなかった(表1および3を参照)。
血清化学およびCBC。全群の全血清化学および全血球計算値は、CDC25B群におけるHCT、SATB1群におけるMCHならびにpUMVC3およびSATB1群の両方におけるPolysを除いて、対照(未処置)マウスと有意に異ならなかった(表5および6を参照)。注目すべきことに、全群のHCT値は、確立された範囲の限度内である。その上、SATB1群のMCH値は、有意に異なるが、これは、対照群よりもJackson Laboratory(15.2〜15.6pg)から利用できる値の確立された範囲に近い。pUMVC3媒体も、%Polysにおける有意性を達成し、これは、差が媒体効果であり、SATB1挿入物の直接的な結果ではない可能性があることを示す(表5〜16を参照)。
病理学。処置関連の病変は存在せず、これは、ある群を別の群から区別した毒性応答と一貫したと考慮することができる(表13〜16を参照)。
質量。ワクチン接種3ヶ月後に、pUMVC3−hSATB1(387−450)を与えた動物の質量は、23.4±2.3グラム(g)であり、pUMVC3−hCDC25B(124−164)を与えた動物の質量は、23.4±1.3gであり、pUMVC3を与えた動物の質量は、23.6±1.4gであり、健康な未処置対照は、21.5±1.1であった。群のいずれの間にも統計的有意差はなかった(表17〜24を参照)。
急性毒性試験。マウスに、CFA/IFAを使用して、100mcg pUMVC3単独、pUMVC3−hSATB1(387−450)またはpUMVC3−hCDC25B(124−164)を7〜10日間置いて4回注射した。対照マウスは処置しなかった(表2を参照)。
血清化学およびCBC。全群の全血清化学および全血球計算値は、SATB1およびCDC25B群におけるクロライド、CDC25B群におけるカルシウム、Osm、ALT、PolysならびにpUMVC3群におけるLymphを除いて、対照(未処置)マウスと有意に異ならなかった(表7および8)。注目すべきことに、SATB1およびCDC25B群におけるクロライドは、対照群よりも確立された範囲(110〜204meq/l)に近い。同様に、CDC25B群におけるOsmは、対照群よりも確立された範囲(321〜330任意単位)に近い。全群のALTは、確立された範囲の限度内である(表5〜16を参照)。
病理学。処置関連の病変は存在せず、これは、ある群を別の群から区別した毒性応答と一貫したと考慮することができる(表17〜24)。
質量。ワクチン接種10日後に、pUMVC3−hSATB1(387−450)を与えた動物の質量は、20.9±0.7グラム(g)であり、pUMVC3−hCDC25B(124−164)を与えた動物の質量は、21±1.2gであり、pUMVC3を与えた動物の質量は、21.3±1.0gであり、健康な未処置対照は、21.4±1.5gであった。群のいずれの間にも統計的有意差はなかった。
Hif1aおよびCD105毒性結果
慢性毒性試験。マウスに、CFA/IFAを使用して、100mcg pUMVC3単独、pUMVC3−hHif1a(30−119)またはpUMVC3−hCD105(87−138)を7〜10日間置いて4回注射した。対照マウスは処置しなかった(表3を参照)。
血清化学およびCBC。全群の全血清化学および全血球計算値は、pUMVC3およびHif1a群におけるBUN、全群におけるアニオンギャップ、pUMVC3群における重量モル浸透圧濃度ならびにHif1aおよびCD105群におけるコレステロールを除いて、対照(未処置)マウスと有意に異ならなかった(表9および10)。注目すべきことに、有意に異なる群におけるBUNおよびアニオンギャップは、対照群よりも確立された範囲(それぞれ18〜28mg/dlおよび23.3〜27任意単位)に近い。重量モル浸透圧濃度の確立された範囲は、321〜330であるが、いずれの群もこの範囲内ではなく、処置群は、未処置マウスと有意に異ならなかった。コレステロールは、対照群と比較して処置群において有意に異なるが、全群の値は、50〜138の確立された範囲の限度内である(表5〜16を参照)。
病理学。この試験のために臓器を採取したが、病理学者によって未だ解析されていない(表17〜24を参照)。
質量。ワクチン接種3ヶ月後に、pUMVC3−hHif1a(30−119)を与えた動物の質量は、23.4±2.4グラム(g)であり、pUMVC3−hCD105(87−138)を与えた動物の質量は、22.3±1.6gであり、pUMVC3を与えた動物の質量は、21.5±1.4gであり、健康な未処置対照は、23.1±1.7gであった。群のいずれの間にも統計的有意差はなかった。
急性毒性試験。マウスに、CFA/IFAを使用して、100mcg pUMVC3単独、pUMVC3−hHif1a(30−119)またはpUMVC3−hCD105(87−138)を7〜10日間置いて4回注射した。対照マウスは処置しなかった(表4を参照)。
血清化学およびCBC。全群の全血清化学および全血球計算値は、Hif1a群におけるコレステロール&グロブリン、全群の亜リン酸(Phosphorous)、pUMVC3群におけるカルシウム、CD105群におけるクロライドならびにpUMVC3およびHif1a群におけるLymph&白血球細胞を除いて、対照(未処置)マウスと有意に異ならなかった(表5〜16を参照)。コレステロール、白血球細胞およびカルシウムは、対照群と比較してHif1a群において有意に異なるが、全群の値は、それぞれ50〜138mg/dl、2〜15K/μL&8〜14meq/lの確立された範囲の限度内である。注目すべきことに、処置群におけるグロブリン、クロライドおよび亜リン酸は、対照群よりも確立された範囲(それぞれ1.9〜2.4g/dL、110〜204meq/l&4.6〜10.8mg/dl)に近い(表5〜16を参照)。
病理学。処置関連の病変は存在せず、これは、ある群を別の群から区別した毒性応答と一貫したと考慮することができる(表17〜24)。
質量。ワクチン接種10日後に、pUMVC3−hHif1a(30−119)を与えた動物の質量は、20.8±1.6グラム(g)であり、pUMVC3−hCD105(87−138)を与えた動物の質量は、20.5±1.4gであり、pUMVC3を与えた動物の質量は、21.5±2.2gであり、健康な未処置対照は、21.1±1.1gであった。群のいずれの間にも統計的有意差はなかった(表5〜16を参照)。
その一部を本明細書に記載されている通りに対象に投与した、プラスミドに基づくワクチンの例示的なリストを表25に示す。
(実施例7)
ヒトにおける複数エピトープ抗原ワクチンの安全性および免疫原性を決定する
例示的な組成物を図14に示し、組成物はワクチンであり、STEMVACと命名される。
図15Aは、HIF1αのネイティブエピトープとしてのペプチド特異的T細胞の検証を示す。ペプチド(A)およびHIF1αタンパク質(B)は、IFNγ応答を誘導した。*は、p<0.05 vs.Agなし(白色カラム)を示す。C〜D、ペプチド(10ug/ml;C)およびタンパク質(1ug/ml;D)(黒色カラム)は、MHC II Abによって阻害されるが、MHC l Abによって阻害されない応答を誘導した(暗灰色)。**は、p<0.05 vs.ペプチドまたはタンパク質を示す。薄灰色、MHC IIおよびMHC I Abのみ。
別の例示的な組成物は、HER2エピトープを含むワクチンである。図31は、HER2 Th1エピトープに基づくワクチンが、進行期HER2+乳がん患者におけるエピトープ伝播に関連する生存を増加させることができることを示す。(A)HER2 Th1ワクチン接種後の37名のステージIV乳がん患者の全生存は、8.5年間の経過観察中央値において38%である。0時点は、ワクチン接種の開始を示す。(B)ワクチン接種患者におけるカプラン・マイヤー曲線;エピトープ伝播陽性(ES+、実線)(中央値84ヶ月間)および陰性(ES−、点線)患者(中央値24ヶ月間)の間の全生存。
図32において、プラスミドおよびペプチドに基づくワクチンを比較する結果を示す。伸長されたThプラスミドに基づくワクチンは、腫瘍抗原特異的Th1免疫の発生において、ペプチドに基づくワクチンよりも有効である。アーム1(白丸)およびアーム2(黒丸)に関するワクチン接種後ELISPOT応答を示す。HER2 ICD Thペプチド776およびHER2 ICDまたはECDタンパク質ドメインに対するELISPOT応答は、抗原特異的T細胞/106PBMCとして報告され、各丸は、個々の患者応答を表す;肉太のバーは、全パネルにおける中央値を示す。
プラスミドDNAに基づくワクチン接種の>1年後の持続性HER2 ICD特異的免疫が終了した。HER2 ICDに対するHER2 ICD特異的IFNγ ELISPOT応答を10名の患者に関して示す。図33を参照されたい。各対象にプロットされた値は、免疫化前(pre)、ワクチン接種時における最大応答(max)および1年後の応答(LTFU)である。
ワクチン接種を受けている8名の進行期HER2+乳がん患者由来のHER2ペプチドワクチンの第II相試験の実施の際に、ELISPOTアッセイ由来の上清を使用。図37において、サイトカインマルチプレックス化により採取した値を、ワクチン接種に伴う抗原特異的サイトカイン増加(赤色)または減少(青色)の規模に応じて色分けする(サイトカイン「ヒートマップ」として表示)。色の強度は、応答の最低(淡い)〜最高(鮮明)四分位を象徴化する。データは、HER2 ICDタンパク質(免疫化抗原)に対するTh応答の特異的パターンを示唆する;Th1/17、Th2および「混合型」。患者12および17は、ワクチン接種に伴いHER2特異的1型サイトカインおよびIL−17分泌を増加させた。Th1s型の応答は、Th1免疫を誘発するように設計されたワクチンによる免疫化後に予想されるものと同様である。患者16は、HER2特異的Th1およびTh17サイトカイン産生の両方を減少させた。この表現型は、腫瘍抗原特異的免疫の発達または保持を限定することができる。データは、ワクチン後マイナスワクチン前サイトカインレベルとして表現される(最後のワクチンから1ヶ月後)。暗赤色:サイトカインレベルの第4の(最高)四分位増加であり、褪せていく赤色は、それぞれ第3、第2および第1の四分位増加を反映する。暗青色:サイトカインレベルの第4の(最高)四分位減少であり、褪せていく青色は、それぞれ第3、第2および第1の四分位減少を反映する。
(実施例8)
pUMVC3−IGFBP2−サバイビン−HIF1a−IGF1R融合構築物は、図40および表27に従う。HEK−293細胞において融合タンパク質を発現させ、ウエスタンブロット解析によりタンパク質発現をチェックした。NIH Image Jソフトウェアを使用して、タンパク質発現バンドをさらに定量化した。図41は、IGFBP−2、サバイビン、HIF−1AおよびIGF−1Rのタンパク質発現を図解する。
(実施例10)
ルシフェラーゼベクターによるID8のレンチウイルス感染および細胞系選択。
C57B6マウスに由来する卵巣表面上皮細胞であるID8細胞に、8μg/mlポリブレン(EMD Millipore Corporation)の存在下で、2mL/ウェルpLentiIII−Luc2ウイルスベクター上清(Applied Biological Materials Inc.)を感染させた。37℃/5%CO2における一晩インキュベーション後に、ポリブレンを有するウイルス上清および培地を除去し、加温した培地を添加する前に、プレートをPBSで洗浄した。成長培地において72時間細胞を培養し、次に、毎日添加した1μg/mLピューロマイシンによる薬物選択下に置いた(Invitrogen)。白色96ウェルプレート(EMD Millipore Corporation)におけるウェル当たり100μlの細胞を添加し、読み取り直前に等容量の3000μg/ml d−ルシフェリンを添加した。機能的ルシフェラーゼ発現の尺度として、基質添加後の最大相対光単位に基づき系を選択した。
ID8−luc2腫瘍のin vivo繁殖。
Albino C57/BL/6/BrdCsHsd−Tyrc(Harlan Laboratories)に、5×106個のID8細胞の200μL腹腔内注射を与えた。仰臥位のマウスに、25ゲージ針を使用して、左下四分円に用量の半量を注射し、残りの半量を右下四分円に注射した。腫瘍植え込み後に指定の間隔で、マウスを秤量し、出血させ、画像化して、腫瘍進行をモニターした。
バイオルミネセンス/イメージング。
D−ルシフェリンを使用して、Xenogen IVISによりバイオルミネセンス画像を撮像した(In Vivo Imaging Solutions)(図42A〜図42B)。Living Imageソフトウェア(PerkinElmer)を使用して、画像を正規化した。各マウスの上腹部(転移)または下腹部(原発性)領域に対し、最大ルミネセンス強度および毎秒光子単位の全光束を計算し、報告した。
図42Aは、原発性植え込みにおける全光束(光子/秒)を示し、図3Bは、転移性部位における全光束を示す。加えて、アジュバント単独(図42C)およびTri−抗原ワクチン接種(図42D)として代表的な動物を示す。
(実施例11)
ヒトワクチンの開発のために雑多なMHCクラスIIエピトープを同定する方法。
3種の異なる一般公開アルゴリズムのコンパイルされた結果を使用して、高頻度HLA−DRタンパク質のうち14種に対する予測されるMHCIIエピトープを同定した。アルゴリズムが作成したエピトープ結合スコアを使用して、「雑多なエピトープ」と称される複数のHLA−DRタンパク質と相互作用するエピトープを含有することが予測されるタンパク質配列内のエピトープをマッピングした。アルゴリズムによってスクリーニングされる14種のHLA−DRタンパク質は:HLA−DRB1*0101、HLA−DRB1*0301、HLA−DRB1*0401、HLA−DRB1*0404、HLA−DRB1*0405、HLA−DRB1*0701、HLA−DRB1*0802、HLA−DRB1*0901、HLA−DRB1*1101、HLA−DRB1*1201、HLA−DRB1*1302、HLA−DRB1*1501、HLA−DRB4*0101およびHLA−DRB5*0101である。用いたウェブに基づくアルゴリズムは、SYFPEITHI(http://www.syfpeithi.de/Scripts/MHCServer.dll/EpitopePrediction.htm)、PROPRED(http://www.imtech.res.in/raghava/propred/)およびRANKPEP(http://imed.med.ucm.es/Tools/rankpep.html)であった。スクリーニングに利用できるHLA−DRタンパク質の数は、各ウェブサイトに対して変動した(上に示す14種のうち6、11または13種)。NCBIデータベースから問い合わせタンパク質配列を得て、アルゴリズム検索エンジンへのエントリーのためにFASTAフォーマットでコピーし、各HLA−DRタンパク質に上位20種のスコアリングエピトープを使用して、問い合わせタンパク質の「MHCIIヒートマップ」を作成した。エピトープ予測データのコンパイルおよび解析のため、「MHCIIヒートマップ鋳型」と称されるMS Excelに基づくワークブックを開発した。3種のアルゴリズムのそれぞれは、同定されたエピトープのために異なる数的スコアリングシステムを有するため、異なる検索方法由来の結果をコンパイルする前に、エピトープスコアを先ず正規化した。エピトープスコアを正規化するために、最高予測親和性を有するエピトープが、1.0の正規化スコアを有するように、全スコアを各アルゴリズムによって得られた上位スコアで割った。次に、正規化スコアをMHCIIヒートマップ鋳型へとペーストし、これは、数種類の埋め込まれた方程式および関数により、次のタスクを実行した:(i)特定のエピトープの各アミノ酸に、エピトープの正規化スコアを割り当てた、(ii)各アミノ酸位置にエピトープを有した異なるHLA−DRタンパク質/アレルの数を計算およびグラフ化した、(iii)全アミノ酸位置において、全エピトープ由来の正規化スコアの和を計算およびグラフ化した、(iv)正規化スコア和およびHLA−DRアレルの数の積である、「複数スコア」を計算およびグラフ化した。複数スコアは、エピトープ結合強度およびエピトープ乱雑性の両方を表し、この値を使用して、問い合わせタンパク質のMHCIIヒートマップを作成した。アミノ酸位置(x軸)対複数スコア(y軸)のグラフは、雑多なエピトープを含有することが予測されるタンパク質領域の容易な可視化を可能にする。その上、MS Accessアプリケーションを作成して、MHCIIヒートマップ鋳型の垂直カラムへのFASTAタンパク質配列の入力を単純化した。タンパク質配列を入力したら、複数スコア値に基づきアミノ酸を色分けすることにより、MHCIIヒートマップ図を作成して、免疫学的アッセイのためのペプチド選択に役立てることができる。一般に、色分けは、75〜100%、50〜75%、25〜50%および10〜25%の複数スコアを示す。
複合スコアに基づきペプチドを構築した。ELISPOTによって40名のヒトドナー由来の末梢血単核細胞(PBMC)を、タンパク質の最小25%をカバーする予測されるエピトープによって誘導される抗原特異的IFN−ガンマ(g)およびIL−10産生に関して評価した。IFN−g ELISPOTのため、10ug/mLの様々なペプチドもしくはHIVp17、PHA(1ug/ml)、CEF(2.5ug/mL)を有する培地または培地単独において、7日間37℃で5%CO2において、ウェル(96ウェルプレート)当たり2×105個で細胞を蒔いた。5日目に、組換えヒトIL−2(10U/ml)を添加した。2×105個のペプチドロードされた(上で示したものと同じ濃度)自家放射線照射された(3000rad)ヒトPBMCを本来の培養物に添加し、24時間インキュベートすることにより、8日目に第2のin vitro刺激(IVS)を行った。96ウェルニトロセルロースプレートを10ug/ml抗ヒトIFN−gでコーティングした。洗浄したニトロセルロースプレートを、DPBSに溶解した2%ウシ血清アルブミンで遮断し、続いてPBMC培養物と共に24時間インキュベーションした。大規模な洗浄後に、ビオチン化抗ヒトIFN−gを2時間添加した。IL−10 ELISPOTのため、抗ヒトIL−10コーティングされた(2ug/ml)ニトロセルロース96ウェルプレートを上述の通りに遮断した。PBMC濃度およびペプチド刺激は、20ug/mlのPHAを使用したことを除いて上述の通りである。大規模な洗浄後に、ビオチン化抗ヒトIL−10を2時間添加した。大規模な洗浄後に、1ug/mLストレプトアビジン−APを45分間添加した。BCIPおよびNBT溶液と共にプレートをインキュベートすることによりスポットを可視化し、C.T.L. ELISPOTプレートリーダーにおいてスポットをカウントした。生データをTVGデータベースELISPOTツールにインポートし、実験ウェルにおける5回の複製由来のスポットの平均数と、抗原なし対照ウェル由来の平均数との間の統計的有意差(p<0.05)により陽性応答を定義した。次のアルゴリズムを使用して、予測されるクラスII特異的ペプチドのそれぞれに対するELISPOT応答の規模および頻度の両方を解析するTH1/TH2比を作成した:(ウェル当たりの補正された平均スポット)×(応答するドナーのパーセント)。TH1/TH2活性比は、抗原特異的T細胞刺激培地を使用したIおよびII型サイトカインのためのELISAアッセイ、ならびに複雑なTH1/TH2表現型のためのマルチプレックスアッセイにも由来する。発生率および規模は、同様の様式でこれらの解析に取り込まれる。
図43Aおよび図43Bは、タンパク質配列の関数としてTH1応答を図解する。HIF1aのN末端およびサバイビンのC末端において、選択的TH1誘導配列を同定した。ペプチド当たりの平均cSPW×発生率をドナー型によって示す。ボランティアドナー(n=20)(白色)およびがんドナー(n=20)(灰色)について、IFN−g cSPW×発生率を正のy軸に示す。ボランティアドナー(黒塗り)およびがんドナー(ドット付き黒色)について、IL−10 cSPW×発生率を負のy軸に示す。図43Aは、HIF−1Aペプチドに関するTH1応答を示す。図43Bは、サバイビンペプチドに関するTH1応答を示す。垂線は、選択された配列を示す。
(実施例12)
抗体免疫の試験は、IGF−IR、HIF1aおよびサバイビンも卵巣がん抗原であることを示す(図44)。IGFBP−2が、卵巣がん患者において免疫原性であることが以前に実証された。120名の卵巣がんを有する患者から最初の外科手術の時点で血清試料を採取し、市販の組換えタンパク質を使用した間接的ELISAによって解析した。100名の同齢ボランティア対照血清を同様の様式で解析した。同族CD4+T細胞が、IgMからIgGへの免疫グロブリンクラススイッチングに必要とされるため、細胞性免疫の指標としてIgG抗体を判定した。ウエスタンブロットによって結果を確認した。卵巣がん患者は、対照よりも有意に高いレベルの抗原性タンパク質に対する抗体を有した(図44)。患者は、対照(範囲1〜6%)と比較して、8〜25%陽性度(中央値15%)に及ぶ有意により高い抗体発生率も実証した。