JP2017515686A - コイルに巻き上げられた金属バンドの一体的保持および運搬 - Google Patents

コイルに巻き上げられた金属バンドの一体的保持および運搬 Download PDF

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Abstract

本発明は、コイル(3)に巻き上げられた金属バンドを、コイリングステーション(5)における金属ストリップの巻き上げ後に、一体的に保持し運搬するための装置(1)および方法に関する。装置(1)は、コイリングステーション(5)においてコイル(3)を受け取り、コイリングステーション(5)からコイル(3)を運搬するための取り出しトロリ(20)を備える。装置(1)は、保持固定スリング(40)をコイル(3)の周辺部の一部分の周りに配置し固定することで、コイル(3)が保持固定スリング(40)によって一体的に保持され、取り出しトロリ(20)に押し付けられるように設計されたコイル固定装置をさらに備える。

Description

本発明は、コイルを形成するために巻き上げられた金属ストリップを、コイリングステーションにおける前記金属ストリップの巻き上げ後に、一体的に保持し運搬するための装置および方法に関する。
巻かれる前の金属ストリップは、しばしば、ホットコイリングユニット内でいわゆるコイルを形成するために巻き上げられる。ここで、高引張グレードの金属ストリップは、需要が高まり、生産されている。厚い高引張の巻かれた金属ストリップの自重が、巻かれた金属ストリップを安定させるためにもはや十分ではなくなると、コイルは自然にほどけてしまう。ここで、内部応力は緩和され、コイルの直径が増加する。この種類のコイルは、生産および運搬における危険因子となり、特別な取扱いが必要となる。
特許文献1は、金属ストリップを取り扱うための装置および方法を開示する。この装置は、金属ストリップを巻き上げてその上にコイルを形成するためのコイリング心棒を有するコイリング設備と、コイリング心棒からコイルを受け取り、コイルをコイリング設備から外に移動するための支承ポイントを有するコイル取り出しトロリとを備える。コイリング心棒からコイル取り出しトロリに移送されるとき、およびコイル取り出しトロリによる運搬中に、金属ストリップがコイリング設備において追加的に保持固定されるために、コイルがコイル取り出しトロリの支承ポイントに押し付けられるように下向き保持力をコイルの外周部に及ぼす下向き保持アームが備えられる。
独国特許出願公開第102011080410号明細書
本発明は、コイルを形成するために巻き上げられた金属ストリップを、コイリングステーションにおける前記金属ストリップの巻き上げ後に、一体的に保持し運搬するための改良された装置および改良された方法を提示するという目的に基づく。
本発明によると、装置の観点の目的は請求項1の特徴によって達成され、方法の観点の目的は請求項9の特徴によって達成される。
本発明の有利な設計実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明による、コイルを形成するために巻き上げられた金属ストリップを、コイリングステーションにおける前記金属ストリップの巻き上げ後に、一体的に保持し運搬するための装置は、コイリングステーションにおいてコイルを受け取り、コイリングステーションから外にコイルを運搬するためのコイル取り出しトロリを備える。装置は、保持固定スリングをコイルの周辺部の一部分の周りにしっかりと配置することで、コイルが保持固定スリングによって一体的に保持され、コイル取り出しトロリに押し付けられるように構成されるコイル保持固定装置をさらに備える。
本発明は、かくして、前記コイルをその周辺部の一部分において包囲する保持固定スリングによって、一体的に保持され、コイル取り出しトロリに押し付けられるコイルを提供する。保持固定スリングは、コイルの周辺を包み込むことによる摩擦増加形式のはめ込み(friction-increasing form-fit)と、コイル、保持固定スリング、およびコイル取り出しトロリの間での最適化された圧力ばめとを可能にし、コイル保持固定装置のコンパクトな構成形態を可能にする。先行技術、例えば、特許文献1から既知の保持固定装置と比べると、例えばコイルを結束するときに、コイルを保持固定するために、特には、コイルの外周部に下向き保持力を及ぼすための複雑で大規模な下向き保持アームは、使用されておらず、または必要とされない。このことにより、保持固定スリングは大規模な下向き保持アームよりも実質的に狭く構成されているので、下向き保持アームの使用に起因するコイルの直径に関する制限もなくなる。さらには、コイルの運搬前および運搬後にコイルを移送するための複雑な移送システムは必要とされない。
本発明の一設計実施形態は、コイル取り出しトロリは、保持固定スリングのスリング端部のための少なくとも1つのアンカーポイントを有すること、を提供する。
このことにより、コイルを保持固定するための力の流れは、有利にコイル取り出しトロリに向けられ、この力の流れを吸収するさらなる構成要素は必要とされない。
本発明のさらなる一設計実施形態は、コイル取り出しトロリは、保持固定スリングを引っ張る少なくとも1つの引張装置を有すること、を提供する。
このことにより、保持固定スリングを引っ張るための引張装置は、有利にコイル取り出しトロリに統合され、保持固定スリングを引っ張るための力もまた、コイル取り出しトロリによって吸収される。
好ましくは、引張装置は、油圧シリンダまたはウィンチを有し、これらのどちらかによって保持固定スリングのスリング端部は保持固定スリングを引っ張るために移動可能である。
このために必要とされる大きな力が理由で、油圧シリンダおよびウィンチは、保持固定スリングを引っ張るのに特に適している。
本発明のさらなる一実施形態は、コイル保持固定装置は、保持固定スリングのためのガイドフレームを有すること、を提供する。
保持固定スリングのためのガイドフレームは、有利に保持固定スリングの単純な位置決めおよび取扱いを可能にする。
本発明の前述の設計実施形態の一設計改良は、ガイドフレームをコイル取り出しトロリに解除可能に結合するための少なくとも1つの結合ユニットを提供する。
ガイドフレームをコイル取り出しトロリに結合することにより、コイルが運搬されるときにガイドフレームおよびコイル取り出しトロリの動作を同期させる必要がなくなり有利である。結合が解除可能なことは、ガイドフレームがコイル取り出しトロリから分離されることを可能にし、コイルの運搬前および運搬後にガイドフレームおよびコイル取り出しトロリは、有利に、相互に独立して適切に位置決めされ得る。
さらには、ガイドフレームは、好ましくは、レール上で誘導されるように移動可能である。
レールをベースにした誘導は、ガイドフレームの単純で正確な移動を有利に可能にする。
好ましくは、保持固定スリングは、引張応力下の装置として、特に、鋼鉄ストリップ、またはチェーン、または可動機構として構成される。
本発明による、コイルを形成するために巻き上げられた金属ストリップを、コイリングステーションにおける前記金属ストリップの巻き上げ後に、一体的に保持し運搬するための方法において、コイルは、コイリングステーションにおいてコイル取り出しトロリによって受け取られ、コイル取り出しトロリによってコイリングステーションから外に運搬される。さらには、保持固定スリングが、コイルの周辺部の一部分の周りにしっかりと配置されることで、コイル取り出しトロリにおける運搬の前および運搬中に、コイルは、保持固定スリングによって一体的に保持され、コイル取り出しトロリに押し付けられる。
本方法は、保持固定スリングによってコイルが保持固定されることを可能にし、既に上述した利点を有する。
既に上述した本発明による装置の設計実施形態に対応して、本方法において、保持固定スリングの少なくとも1つのスリング端部もまた、好ましくは、コイル取り出しトロリに係留され、および/またはコイルを一体的に保持し、コイルをコイル取り出しトロリに押し付ける保持固定スリングは、コイル取り出しトロリに配置された少なくとも1つの引張装置によって引っ張られ、および/または保持固定スリングは、ガイドフレーム内に誘導され、好ましくは、コイル取り出しトロリにおけるコイルの運搬中に、ガイドフレームはコイル取り出しトロリに結合され、コイル取り出しトロリと共に移動される。
さらには、コイルは、コイル取り出しトロリによって、コイリングステーションから、好ましくは、コイルを一体的に保持するための結束バンドがコイルの周りに配置される結束ステーションへと運搬される。
本発明による、保持固定スリングによってコイルを保持固定することは、保持固定スリングがコイルの周辺部に小さな空間、特に下向き保持アームよりも小さな空間を占めるため、コイルを結束するために特に有利であり、したがって、コイルの結束を容易および単純にする。
ここで、結束バンドの最小数は、好ましくは、事前に定義されており、最小数の結束バンドがコイルの周りに配置されると、結束ステーションにおいて保持固定スリングはコイルから解除される。
このことにより、適切な選択された最小数の結束バンドによって、解けることがないようにコイルが保持固定されたときにだけ、保持固定スリングが解除されることが可能になり有利である。
本発明の上述の特性、特徴および利点、ならびにこれらが達成される方法は、図面を参照してより詳細に説明される例示的実施形態の以下の記述の文脈において、より容易にかつより明白に理解可能になるであろう。
コイルを形成するためにコイリング心棒に巻き上げられた金属ストリップ、およびコイルを一体的に保持し運搬するための装置であって、コイル取り出しトロリと、コイル取り出しトロリから分離したところが示された保持固定スリングのガイドフレームとを有する装置の側面図である。 ガイドフレーム内の保持固定スリングおよびガイドフレームのためのガイドフレームレールの透視側面図である。 保持固定スリングのためのガイドフレームの透視正面図である。 コイルを形成するためにコイリング心棒に巻き上げられた金属ストリップ、およびコイルを一体的に保持し運搬するための装置であって、コイル取り出しトロリと、コイル取り出しトロリに結合されたところが示された保持固定スリングのガイドフレームとを有する装置の側面図である。 コイル取り出しトロリへのガイドフレームの解除可能な結合を示す図である。 コイルを一体的に保持し運搬するための装置であって、コイル取り出しトロリと、コイル取り出しトロリに結合されたところが示されたガイドフレームとを有する装置、およびコイルの周りに配置された保持固定スリングの正面図である。 コイル、コイルの周りに配置された保持固定スリング、および保持固定スリングのガイドフレームの透視図である。 保持固定スリングのスリング端部をガイドフレームまたは引張装置に解除可能に固定するための固定ユニットを図示する図である。 コイリング心棒、およびコイルを一体的に保持し運搬するための装置であって、コイル取り出しトロリと、コイル取り出しトロリに結合されたところが示された保持固定スリングのガイドフレームとを有する装置の側面図であり、前記装置がコイリング心棒によって結束ステーション内へと移動されている図である。
同等の部分は、全ての図面において同一の参照符号が付されている。
図1の側面図は、コイル3を形成するために巻き上げられた金属ストリップを、コイリングステーション5における前記金属ストリップの巻き上げ後に、一体的に保持し運搬するための装置1を図示する。ここで、金属ストリップは、コイリングステーション5のコイリング心棒7の周りに巻き回されている(より詳細に別に示されはしない)。
コイル3を一体的に保持し運搬するための装置1は、コイリングステーション5においてコイル3を受け取り、コイリングステーション5から外にコイル3を運搬するためのコイル取り出しトロリ20と、保持固定スリング40(図1においては視認できない。図2および図7を参照)をコイル3の周辺部の一部分の周りにしっかりと配置することで、コイル取り出しトロリ20における運搬前および運搬中に、コイル3が保持固定スリング40によって一体的に保持され、コイル取り出しトロリ20に押し付けられるように構成される、コイル保持固定装置とを備える。保持固定スリング40は、ガイドフレーム50内に誘導される(図2および図3を参照)。
コイル取り出しトロリ20は、コイル取り出しトロリホイール21を有し、それを介して前者はコイル取り出しトロリレール9の上を、例えば油圧ラック駆動装置22によってラック10に沿って移動可能である。
ガイドフレーム50は、例えば滑車装置13を介してロープウィンチ12によって、コイル取り出しトロリレール9と平行なガイドフレームレール11内を移動可能である。
さらには、図1は、ガイドフレーム50をコイル取り出しトロリ40に解除可能に結合するための2つの結合ユニット23と、保持固定スリング40を引っ張るための引張装置30とを図示し、前記結合装置23は、後に図5によってより詳細に説明される。引張装置30は、第1の油圧シリンダ31と第1の油圧シリンダ31内に誘導される第1のピストン32とを有する第1の油圧駆動装置と、フック要素33と、第1のピストン32をフック要素33に接続する接続ロッド34とを備える。以下により詳細に説明されるように、保持固定スリング40のスリング端部41は、コイル取り出しトロリ20のフック要素33に係留され得、その後、第1の油圧シリンダ31によって、保持固定スリング40を引っ張るために下方に引き下げられ得る。
図1におけるコイル取り出しトロリ20およびガイドフレーム50は、それぞれの初期位置に配置されている。ここで、コイル取り出しトロリ20はコイル3の下方に配置され、ガイドフレーム50はコイリング心棒7の前方に配置されている。
図2は、ガイドフレーム50内の保持固定スリング40およびガイドフレーム50のためのガイドフレームレール11の透視側面図を図示する。
図3は、ガイドフレーム50の透視正面図を図示する。
ガイドフレーム50の上部は、開放された環状ガイド51の形状を有する。ガイドフレーム50の下部は、2つのベース部52によって形成され、これらはそれぞれ環状ガイド51の一端部に隣接し、それぞれガイドフレームレール11内に誘導される。環状ガイド51の領域における保持固定スリング40は、環状ガイド51の内側に誘導される。環状ガイド51と2つのベース部52との間の遷移領域において、保持固定スリング40は、それぞれの場合において、ガイドフレーム50内にガイドダクト53を通って誘導される。各ベース部52の領域において、保持固定スリング40は、ガイドダクト53の出口から固定ユニット54へと誘導される。固定ユニット54は、後に図8によってより詳細に説明され、それによって保持固定スリング40のスリング端部41はそれぞれのベース部52に解除可能に固定される。
図4の側面図は、コイル3をコイリング心棒7からコイル取り出しトロリ20へと移送するための位置にあるコイル取り出しトロリ20およびガイドフレーム50を図示する。ここで、コイル取り出しトロリ20は、いまだに図1に図示される、コイル3の下方のその初期位置にある。ガイドフレーム50は、環状ガイド51がコイル3の周りを通過するように、図1に図示されるその初期位置からコイル取り出しトロリ20に向かって移動されている。さらには、ガイドフレーム50は、図5によって説明される方法で結合ユニット23によってコイル取り出しトロリ20に結合されている。
図5は、結合ユニット23によるコイル取り出しトロリ20へのガイドフレーム50の結合を図示する。結合ユニット23は、第2の油圧シリンダ24と、第2の油圧シリンダ24内に誘導される第2のピストン25と、第2のピストン25に接続されるボルト要素26とを備える。第2の油圧シリンダ24は、マウント27によってコイル取り出しトロリ20に締結される。ガイドフレーム50がコイル取り出しトロリ20に結合されるように、ボルト要素26は、第2の油圧シリンダ24および第2のピストン25によって、ガイドフレーム50内の、ボルト要素26に対応するボルト受け部56内へと駆動される。ボルト要素26はボルトガイド28内に誘導される。好ましくは、複数のこの種類の結合ユニット23、例えば総計で4つの結合ユニット23と、それに対応するボルト受け部56とが備えられる。
図6は、保持固定スリング40がいったんコイル3の周りにしっかりと配置された、コイル3を一体的に保持し運搬するための装置1を正面図で図示する。保持固定スリング40が引っ張られる前に、先ずコイル取り出しトロリ20の可動装着シリンダ37および装着シリンダ37に配置された装着ローラ38が、コイル取り出しトロリ20の第3の油圧シリンダ36によって、コイル3に接近するように先ず移動されることで、装着ローラ38がコイル3の周辺部を圧迫してコイル3をコイリング心棒7に向かって押し付ける。その後、保持固定スリング40が2つの引張装置30によって引っ張られ、保持固定スリング40の各スリング端部41は、引張装置30の第1の油圧シリンダ31によって下方に引き下げられる(図8を参照)。保持固定スリング40を引っ張ることによって、コイル3は、一体的に保持され装着ローラ38に押し付けられる。いったん保持固定スリング40が引っ張られたら、コイリング心棒7は、後者の直径が減少するように収縮し、コイル3は、図6に図示される状態にある装置1によってコイリング心棒7から引き抜かれ、コイリングステーション5から外に運搬される。
図7の透視図は、コイル3と、ガイドフレーム50においてコイル3の周りに引っ張られた保持固定スリング40とを図示する。
図8は、保持固定スリング40のスリング端部41をガイドフレームのベース部52またはコイル取り出しトロリ20の引張装置30に解除可能に固定するための固定ユニット54を図示する。スリング端部41は、互いに平行な2つの端部片42を有し、これらはそれぞれ1つの孔を有する。端部片42を相互接続するとともに、ベース部52の外側に向かって突出する保持心棒61を有する接続ボルト60は、孔を通って誘導される。固定ユニット54は、フック形状のてこ要素62をさらに有し、てこ要素62はベース部52に枢動可能に装着され、図8に示された位置において、スリング端部41がガイドフレーム50のベース部52に固定されるように保持心棒61を保持する。てこ要素62は、起動心棒63を有し、起動心棒63は、ベース部52の外側に向かって突出するとともに、ガイドフレームレール11に配置されたくさび35と相互作用する。ガイドフレーム50がコイル取り出しトロリ20の上を滑動するとき、接続ボルト60は、コイル取り出しトロリ20の引張装置30のフック要素33内に誘導され、くさび35が起動心棒63の下方で滑動して後者を上方に押し上げることで、てこ要素62は接続ボルト60の保持心棒61から離れるように枢動し、保持心棒61を解除する。このことにより、スリング端部41が、ガイドフレーム50から解除されてフック要素33に結合されることで、前記スリング端部41は、フック要素33と関連付けられた引張装置30によって移動され得、保持固定スリング40を引っ張る。好ましくは、保持固定スリング40がその2つのスリング端部41を同時に引くことによって引っ張られ得るように、保持固定スリング40の2つのスリング端部41は、それぞれこのようにして、同時にコイル取り出しトロリ20の一方の引張装置30に結合され得る。
図9は、コイル3がコイリングステーション5から結束ステーション15に運搬されて、その終端位置にある装置1を図示する。結束装置17によって、コイル3を一体的に保持するための結束バンドは、結束ステーション15においてコイル3の周りに配置される。このために、結束バンドの最小数は事前に定義され、最小数の結束バンドがコイル3の周りに配置されると、結束ステーションにおいて保持固定スリング40はコイル3から解除される。
続いて、ガイドフレーム50およびコイル取り出しトロリ20は、相互に分離され、図1に図示される初期位置へと移動される。
本発明は、好ましい例示的実施形態として、より詳細に示され、説明されたが、本発明は開示された例によって制限されるものではなく、本発明の保護の範囲から逸脱することなく、当業者によって他の変形がそこから導出され得る。
1 コイルを一体的に保持し運搬するための装置
3 コイル
5 コイリングステーション
7 コイリング心棒
9 コイル取り出しトロリレール
10 ラック
11 幅広フレームラック
12 ロープウィンチ
13 滑車装置
15 結束ステーション
17 結束装置
20 コイル取り出しトロリ
21 コイル取り出しトロリホイール
22 ラック駆動装置
23 結合ユニット
24 第2の油圧シリンダ
25 第2のピストン
26 ボルト要素
27 マウント
28 ボルトガイド
30 引張装置
31 第1の油圧シリンダ
32 第1のピストン
33 フック要素
34 接続ロッド
35 くさび
36 第3の油圧シリンダ
37 装着シリンダ
38 装着ローラ
40 保持固定スリング
41 スリング端部
42 端部片
50 ガイドフレーム
51 環状ガイド
52 ベース部
53 ガイドダクト
54 固定ユニット
56 ボルト受け部
60 接続ボルト
61 保持心棒
62 てこ要素
63 起動心棒

Claims (15)

  1. コイル(3)を形成するために巻き上げられた金属ストリップを、コイリングステーション(5)における前記金属ストリップの巻き上げ後に、一体的に保持しかつ運搬するための装置(1)であって、前記装置は、
    前記コイリングステーション(5)において前記コイル(3)を受け取るためのかつ前記コイリングステーション(5)から前記コイル(3)を運搬するためのコイル取り出しトロリ(20)と、
    保持固定スリング(40)を前記コイル(3)の周辺部の一部分の周りにしっかりと配置することで、前記コイル(3)が前記保持固定スリング(40)によって一体的に保持されかつ前記コイル取り出しトロリ(20)に押し付けられるように構成されるコイル保持固定装置と、
    を備えることを特徴とする装置(1)。
  2. 前記コイル取り出しトロリ(20)は、前記保持固定スリング(40)のスリング端部(41)のための少なくとも1つのアンカーポイントを有することを特徴とする、請求項1に記載の装置(1)。
  3. 前記コイル取り出しトロリ(20)は、前記保持固定スリング(40)を引っ張るための少なくとも1つの引張装置(30)を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の装置(1)。
  4. 油圧シリンダ(31)またはウィンチを有する引張装置(30)であって、これらのどちらかによって前記保持固定スリング(40)のスリング端部(41)が前記保持固定スリング(40)を引っ張るために移動可能である、引張装置(30)を特徴とする、請求項3に記載の装置(1)。
  5. 前記コイル保持固定装置は、前記保持固定スリング(40)のためのガイドフレーム(50)を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置(1)。
  6. 前記ガイドフレーム(50)を前記コイル取り出しトロリ(20)に解除可能に結合するための少なくとも1つの結合ユニット(23)を特徴とする、請求項5に記載の装置(1)。
  7. 前記ガイドフレーム(50)は、レール上で誘導されるように移動可能であることを特徴とする、請求項5または6に記載の装置(1)。
  8. 前記保持固定スリング(40)は、鋼鉄ストリップ、またはチェーン、または可動機構、または引張応力下にある任意の他の装置として構成されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置(1)。
  9. コイル(3)を形成するために巻き上げられた金属ストリップを、コイリングステーション(5)における前記金属ストリップの巻き上げ後に、一体的に保持し運搬するための方法であって、
    前記コイル(3)は、前記コイリングステーション(5)においてコイル取り出しトロリ(20)によって受け取られ、かつ前記コイル取り出しトロリ(20)によって前記コイリングステーション(5)から運搬され、
    保持固定スリング(40)が、前記コイル(3)の周辺部の一部分の周りにしっかりと配置されることで、前記コイル取り出しトロリ(20)における運搬前および運搬中に、前記コイル(3)は、前記保持固定スリング(40)によって一体的に保持され、前記コイル取り出しトロリ(20)に押し付けられる、ことを特徴とする方法。
  10. 前記保持固定スリング(40)の少なくとも1つのスリング端部(41)は前記コイル取り出しトロリ(20)に係留されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 前記コイル(3)を一体的に保持するためのかつ前記コイル(3)を前記コイル取り出しトロリ(20)に押し付けるための前記保持固定スリング(40)は、前記コイル取り出しトロリ(20)に配置された少なくとも1つの引張装置(30)によって引っ張られることを特徴とする、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記保持固定スリング(40)は、ガイドフレーム(50)内に誘導されることを特徴とする、請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記コイル取り出しトロリ(20)における前記コイル(3)の運搬中に、前記ガイドフレーム(50)は、前記コイル取り出しトロリ(20)に結合され、前記コイル取り出しトロリ(20)と共に移動されることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 前記コイル(3)は、前記コイル取り出しトロリ(20)によって、前記コイリングステーション(5)から、前記コイル(3)を一体的に保持するための結束バンドが前記コイル(3)の周りに配置される結束ステーション(15)へと運搬されることを特徴とする、請求項9から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 結束バンドの最小数は事前に定義されており、前記最小数の結束バンドが前記コイル(3)の周りに配置されると、前記結束ステーションにおいて前記保持固定スリング(40)は前記コイル(3)から解除されることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
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