JP2017514723A - ウェブ材を成形加工するための方法及び装置 - Google Patents

ウェブ材を成形加工するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

扁平なウェブ材(12)を、種々異なる向きの折れ線に沿った多数の折れ及び凸部と凹部を有する規則的な3次元構造に成形加工するために、ウェブ材を下側保持ダイ(20b)と上側保持ダイ(20a)との間に挿入し、これらの型はほぼ平らで扁平な構成要素からなり、ウェブ材に当接した際に正確に重なり合う予め成形された折れ線を有する。次に設定された互いに正確に向き合う曲げ線で立体化された扁平な構成要素からなる下側成形ダイ(30b)と上側成形ダイ(30a)を近付ける。成形ダイ(30a、30b)は作製しようとする3次元構造に対応する形状を有しており、保持ダイに向けられているか又は保持ダイを指して保持ダイに当接できる成形ダイの曲げ線は保持ダイの折れ線と一致する。

Description

本発明は、ウェブ材を成形加工するための方法並びにその実施に適した装置に関する。成形加工されたウェブ材は、有利にはコンポジット製作において特に堅固な2層間のコア材料として使用できる3次元構造をもたらす。
特許文献1により、そのような構造を作ることができる方法が知られている。この場合、ウェブ材は複数の成形ローラによって変形され、成形ローラは進行方向で次第に幅広になって変形し続ける。こうして連続的に増大する変形が達成される。
そのような変形されたウェブ材を規則的な3次元構造として成形する可能性は、特許文献2により知られている。ここでは進入するウェブ材の変形は、多数の相前後して操作される次第に明瞭に形作られた成形ジョーによって行われる。
米国特許出願第2007/004576A1号明細書 米国特許第3698879号明細書
本発明の課題は、先行技術の問題点を解決でき、特にウェブ材を良好で実用的に成形加工することが可能である、冒頭で述べた方法並びに相応の装置を提供することである。
上記の課題は請求項1の特徴を有する方法並びに請求項11の特徴を有する装置によって解決される。本発明の有利且つ好適な構成が従属請求項に記載されており、以下に詳しく説明する。この場合、幾つかの特徴は方法又は装置のいずれか一方についてのみ記述する。しかしそれにかかわりなくそれらの特徴は方法にも装置にも該当する。請求項の文言は、明細書の内容と明確に関連付けられる。
ウェブ材は初期状態ではほぼ扁平又は平滑であることが想定されている。ウェブ材は薄い段ボールなどのように僅かに波形であってもよい。この場合、後の折り目に沿って予備エンボス加工又は類似のやり方で前処理されてよく、例えばミシン目などによりウェブ材を相応に折れやすくできる。最終状態ではウェブ材はいわば方法の最終成果物として規則的な3次元構造に折られている。種々異なる向きの折れ線に沿って多数の折れが設けられており、折れ線は少数の方向に沿って、例えば2ないし最大5方向に沿って延びることが好ましい。代替としてこれは波形の折れジオメトリ、即ち平面図で直線の折れ線の代わりに波形であることができる。それにより全貌の複雑な構造が得られる。
ウェブ材を成形加工するために、ウェブ材を下側保持ダイと上側保持ダイとの間に挿入し又はこれらの保持ダイを当てる。これら両保持ダイは扁平な構成要素、即ち最初は扁平な構成要素からなり、折れ線を有しており、これらの折れ線は両保持ダイにおいて同一であり、ウェブ材に当接し又はウェブ材を間に保持するときにほぼ正確に重なり合う。両保持ダイは有利には同一の材料からなるが、この材料は成形加工されるウェブ材よりはるかに剛性的であると有利である。両保持ダイの扁平な構成要素は折れ線に沿って非常に頻繁に折り曲げられ又は変形され、その際に以下に説明するようにウェブ材が一緒に成形加工される。場合によっては折れ線はヒンジで形成することもできる。下側保持ダイ及び/又は上側保持ダイを順次ウェブ材に近付け又はウェブ材と組み合わせることができるが、有利には同時に行うこともできる。
後続のステップで、下側成形ダイを下方から、及び上側成形ダイを上方から保持ダイに近付ける。これも同様に順次又は有利には同時に行うことができる。成形ダイも設定された曲げ線を有する扁平な構成要素からなる。有利には成形ダイは上記の保持ダイと類似の又は同じ材料からなることができ、曲げ線に沿ってヒンジなどのような要領で頻繁に変形される。しかし特に有利には材料ははるかに剛性的であり、これは好ましくは材料の厚さを増すことにより、例えば2倍ないし5倍厚くすることによって達成される。
保持ダイは、ウェブ材に近付け又はウェブ材を間に保持する際にほぼ又は完全に平らである。保持ダイは後続のステップで成形ダイを保持ダイに近付ける際もまだ平らであることが有利である。この場合、成形ダイを順次近付けることができ、有利には同時に近付けることができる。
下側成形ダイと上側成形ダイは、互いに正確に対応し又は互いに正確に向き合う曲げ線を有している。さらに成形ダイは保持ダイに近付ける際に扁平ではなく、曲げ線に沿って曲げることによって立体化され又はウェブ材で作製しようとする3次元構造に対応し又は少なくとも類似する形状を有しており、成形ダイの曲げ線の少なくとも一部は保持ダイの折れ線の一部と合致する。これらは保持ダイに向けられ又はこれらの保持ダイを指して保持ダイに当接できる成形ダイの曲げ線であることが有利である。
成形ダイを保持ダイ又は互いに密接する両保持ダイとその間にある変形されるべきウェブ材からなる複合体に近付けることは、ウェブ材に当接している設定された折れ線を有する保持ダイによりウェブ材で折れ線に沿った折れが正確に定義されて実施できるという利点を有している。さらに保持ダイを変形する際に成形ダイは保持ダイを擦ることがあり、そのため保持ダイと成形ダイ、特に成形ダイの材料は表面が非常に滑らかで、材料はある程度の剛性を備えて形状安定であるように選択できる。こうして保持ダイの間でウェブ材の一種の定義及び保護された成形加工を行うことができ、これは成形ダイによって開始され強制される。方法又はウェブ材の成形加工がさらに進行する際に、成形ダイはそれらの形状を、即ちウェブ材で作製すべき製品に類似の立体化された3次元構造として維持するようにされていることが有利である。この場合、ウェブ材を間に保持する保持ダイ、ひいては成形加工すべきウェブ材も進行過程で次第にますます成形ダイの形状にもたらされる。
本発明の別の構成において、成形ダイを保持ダイに近付ける際に成形ダイの間の中心にある平面、即ち連続面はまだ成形ダイによって、またそれらの最も張り出した点又は区域によっても接触されていないようにすることができる。成形加工プロセスがさらに進行すると、成形ダイはますます大きく互いに向かって動かされて、一方の成形ダイの曲げ線に沿った成形ダイの凸部は、他方の成形ダイの曲げ線に沿った凹部に嵌入する。この場合、凸部と凹部は常に隣り合い又は相並んで延びる2本の曲げ線によってそれぞれ形成されている。成形ダイの圧縮又は成形ダイの相互の圧入が増すことによりウェブ材を間に保持する保持ダイが変形され又は相応の形状に立体化され、曲げ線に沿って、ひいては保持ダイの折れ線に沿って凸部と凹部が生じ又は形成される。これにより曲げ線及び折れ線に沿ってウェブ材の折れ線が生じ又はウェブ材がここで折られる。保持ダイは折れ線に沿っていわば鋭く折り曲げられ又は折られているので、保持ダイの相応に鋭いエッジ又は稜線部によりウェブ材内に正確に定義され鋭く折られた折れ線が作られる。
成形ダイを互いに保持ダイとその間にあるウェブ材からなる複合体に対して圧縮することは、先に説明したように徐々に行われ又はますます強くなる。この場合、型はそれぞれ縦長であることが有利である。特に有利には成形ダイの圧縮は、軌道又は通過軌道に沿って連続プロセスで行うことができる。この場合、軌道に沿って相前後して配置された複数の加圧手段又は変形手段を設けることができ、周回するように形成されていることが好ましい。加圧手段は回転ローラ、丸型ブラシ、或いはまたベルト状に周回する加圧手段又は変形ベルトであることができる。進行方向で連続して配置された加圧手段の通過高さは、特に加圧手段又はベルト毎にそれぞれ通過高さの最大15%減少できる。加圧手段により成形ダイは互いに嵌入し又は互いの中に圧入することが可能であり、それにより成形ダイは保持ダイの変形及び立体化、並びにそれらの間に保持するウェブ材の変形及び立体化を生じさせる。その際、成形ダイはそれらの高さの例えば25%〜50%、さらには最大75%まで互いの中に圧入でき、その結果として成形ダイ、保持ダイ及びウェブ材からなる配置構成の全高は単一の成形ダイの高さの175%〜125%、さらにはわずか110%である。
保持ダイはそれらの材料と併せて、折れ線に沿って比較的容易な変形可能性が与えられていながら、保持ダイの間の区域はまさに折れ線における定義された変形可能性のためにかなり形状安定であるように選択及び形成されている。他方、成形ダイは、とりわけ成形ダイが保持ダイに当接した際にそこに設けられた曲げ線に沿っても比較的剛性的又は堅固であることができる。特に成形ダイについては、ウェブ材を成形加工する際に成形ダイの形状が特に曲げ線に沿って比較的わずかしか変化せず、好ましくは高さが2%〜15%しか変化しないようにすることができる。このために成形ダイは保持ダイよりはるかに剛性的な材料から作ることができ、特にそれ自体同じ材料であったとしても材料の厚さが大きい。
本発明の有利な構成においても振動装置が設けられており、又は成形ダイを保持ダイに近付けて接触した後で配置構成が振動する。さらにこれは保持ダイの実質的な変形の前に、例えば保持ダイがウェブ材の完成した構造の所望された高さの10%又は20%に達する前に行われるべきである。
本発明の別の構成において保持ダイは及び/又は成形ダイは単に面上に例えばプレスボードなどの形式で形成されているだけでなく、長いベルトとして形成することもできる。有利にはそれらは周回ベルト、即ちいわばエンドレスベルトである。これらのベルトの長さは、ウェブ材を成形加工するための通過軌道の長さの2倍以上なので、この通過軌道の始点と終点でベルトは十分大きい半径で周回でき、その際に損傷することはない。型の構成に応じて、とりわけ保持ダイの長さを実質的に、例えば係数2〜10まで短縮させることができる。ここで相応の長さを考慮に入れる。
ベルト、さらには周回ベルトの形をしたそのような型の利点は、ウェブ材のより長い部分を、それどころか周回ベルトならばそれ自体エンドレスなウェブ材を成形加工できる。さらに高い処理量と、ウェブ材から作られた規則的な3次元構造のできるだけ良好な結果を得るために連続的なインラインプロセスを実施できる。この場合、保持ダイのベルトは直接通過軌道に上と下で境を接して延びており、それぞれその外側で周回成形ダイのベルトが内側で接して周回する。一方の型又は両方の型が周回する閉じたエンドレスベルトである場合、保持ダイのベルトは成形ダイのベルトの周りを周回でき又は成形ダイのベルトを包囲できる。
少なくとも保持ダイ相互の及び供給されたウェブ材との同期が行われることが有利である。これはとりわけ予備エンボス加工されたウェブ材を使用し、又はミシン目などのように材料を折れやすくすることにより折れ線が正確に定義され設定されている場合に選好される。同期は、一方では駆動モータの操作だけで達成できる。有利には機械的同期手段、例えば針又は歯の形をした凸部を備えたローラ、或いはまた同期ベルトも使用できる。さらにドットマトリックスプリンタで紙を送るためにウェブ材内にフィット穴を設け、これに保持ダイの対応する突出部が嵌入するようにできる。
本発明の別の構成において方法を連続プロセスで実施する際に、成形ダイを保持ダイに近付け互いに当てた直後に上側成形ダイと下側成形ダイ間の同期を行うことができる。これはいわば上記の保持ダイ相互の及び場合によってはウェブ材との同期の継続と見なすことができる。このために同様に上記の同期手段を、有利には制御モータ、或いは成形ダイの構造又は形状に対応する外形を付与する回転する同期手段又は同期ベルトを設けることができる。そのような同期により、保持ダイの折れ線が正確に重なり合ってウェブ材のきちんとした折れを生じさせ、並びにこれらの折れ線の間に設けられている成形ダイの凸部が嵌入して保持ダイとその間に保持するウェブ材との複合体を変形又は立体化することを確保できる。
一般に同期は両型対及びまたウェブ材を一度に同期するようにできるが、代替的に個々に同期することも可能である。これはまた1対の型すら一度に同期されないことを意味する。したがって方法は多大な設備コストを要することなく非常に簡単に実施できる。
本発明の構成において、側面に、連続プロセスでは好ましくはウェブ材の通過軌道の長手方向側面に、ウェブ材を間に保持する保持ダイ及び/又は成形ダイとウェブ材を間に保持する保持ダイとを側方に圧縮するための側方押圧手段が設けられていることが可能である。ウェブ材を折り又は折り目を付けると、変形前のウェブ材と変形後の完成した構造を比較した際にウェブ材は長さが短縮され、幅方向でも縮小される。これで材料が3次元構造に移行したことが理解される。ウェブ材を折り又は折り目を付けることは、側方から圧縮することによりさらに助長される。とりわけそのような側方押圧手段は上側又は下側の押圧手段に比べて比較的簡単に構成できる。なぜならそれらは立体化された形状に対応する形状を備える必要がないからである。それは単に斜めに延びるベルト又はより近付けて配置されたローラ又はホイール並びにガイド、好ましくはガイドプレート又はガイドレールであることができる。
ウェブ材が所望された3次元構造に変形され、それが少なくとも30%〜60%又はそれ以上行われた後、最初に成形ダイが離される。それから再度より強い変形が、特になおも保持ダイの間で起こることができる。次いで又は後で保持ダイも離され又は取り外される。これは上記の連続プロセスでは既に数センチメートル、例えば5cm〜50cm後で行われることができる。しかし別個に切り離すことによって、成形ダイはより剛性的であり、そのため保持ダイとは挙動がやや異なるという事情をより良く考量できる。
ウェブ材内に作り出された3次元構造は、折れ線に沿って凸部と凹部を有しており、凸部と凹部はいわば鋭く折られており又は鋭角を形成しており、有利には折りの両側で10°〜150°、特に有利には20°〜120°の角度であることを特徴とする。成形ダイが保持ダイから離される前に曲げ線は保持ダイの折れ線とウェブ材の折れ線に沿って成形ダイの凸部で延びている。最後に曲げ線は成形ダイの唯一の区域である凸部に沿って突出して保持ダイに当接する。このことは対称面への投影のみに該当し、一方の側では成形ダイ及び他方の側では保持ダイ又はウェブ材の折れ線はすべて互いに接触しない。
本発明の別の構成において、成形ダイが保持ダイから離れた後で、特にウェブ材がまだ保持ダイの間にあるときに、ウェブ材の変形がさらに又はより強く行われることが可能である。この場合、嵌入する搬送手段を設けることができ、これらの搬送手段は保持ダイとウェブ材の複合体を通過軌道に沿って有利には嵌合により進行方向に搬送するだけでなく、進行方向で圧迫もする。このときこれらの搬送手段は周回し、ウェブ材の最終状態で3次元構造として完成した形状に嵌入できる外的構造又は形状を有する。この場合、上記の圧迫は追加的に幅方向でも行うことができる。この時点で幅方向及び/又は長手方向で変形しにくい成形ダイは既に離れているので、これらの保持ダイとその間に保持するウェブ材との複合体の変形はより容易に少ない力で行うことができる。
本発明のさらに別の有利な構成において、ウェブ材内で2方向又は3方向のみに沿って折れ線が作られるようにすることができる。この場合、これらの2方向又は3方向は互いに60°〜120°の角度を有しており、とりわけ過度の鋭角、特に45°以下の鋭角はできるだけ避けるようにする。このようにすることによってウェブ材から堅固であると同時に有利な3次元構造を容易に作り出すことができる。これは側面図で20°〜90°、平面図で10°〜150°であってよい。
ウェブ材は少なくとも最終状態の3次元構造において単層であるようにされていることが有利である。特に紙のように薄くて容易に折ることができる場合は、複数の層、例えば2ないし4層ウェブ材を上下に重ねて保持ダイの間に挿入し、次に上述したように保持ダイと成形ダイとによって上下に重ねたまま3次元構造にもたらすことが可能である。それから個々の層を互いに分離すると、1回だけの成形加工ステップで例えば2ないし4本の構造化された条片を作ることができる。次にこれらの条片は少なくともほぼ変形された後で、上記の手段によって特に長手方向及び/又は幅方向の圧迫によりさらに変形できるが、これは折れ線が設定されているので容易に可能である。このようにして合計処理量を高めることができる。
代替的にウェブ材は、例えば材料剛性を高め、又は特定の機能を互いに組み合わせるために多層で形成できる。ここでは多数の可能性が提供される。
さらにウェブ材の材料として紙又は繊維からなる類似の材料を使用できる。均質のプラスチック製フォイル並びに金属フォイルも使用できる。厚さはウェブ材が簡単に折れるように、即ち通常の紙の厚さに、及び金属フォイルの場合は0.2mm以下となるように選択する。
上記の特徴及びその他の特徴は特許請求項以外に明細書と図面からも明らかになる。個々の特徴は、それぞれ単独でも、或いは任意に組み合わせても本発明の実施形態及び他の分野で実現でき、それ自体で特許性を有する有利な構成を表すことができ、それに対してここに保護を請求する。出願を個々の段落に区分し、及び見出しを付けることにより、そこでなされる言明の普遍妥当性が制限されるものではない。
本発明の実施例は図面に模式的に示されており、以下に詳細に説明する。
ウェブ材を成形加工するための装置の模式的側面図である。 相互の間隔が一定の二重コンベヤベルトとして構成された変形ベルトの第1の構成を示す図である。 相互の間隔が進行方向で減少する二重コンベヤベルトとして構成された図2に示す変形ベルトの変化例である。 上側保持ダイと下側保持ダイの間のウェブ材を上側成形ダイと下側成形ダイによって変形して3次元構造に立体化するための3段階の成形加工を示す図である。 上側保持ダイと下側保持ダイの間のウェブ材を上側成形ダイと下側成形ダイによって変形して3次元構造に立体化するための3段階の成形加工を示す図である。 上側保持ダイと下側保持ダイの間のウェブ材を上側成形ダイと下側成形ダイによって変形して3次元構造に立体化するための3段階の成形加工を示す図である。 成形加工されたウェブ材の種々異なる最終パターン又は最終形態の等角図、平面図、側面図、及び一様な折りパターンの単位セルを示す図である。 成形加工されたウェブ材の種々異なる最終パターン又は最終形態の等角図、平面図、側面図、及び一様な折りパターンの単位セルを示す図である。 成形加工されたウェブ材の種々異なる最終パターン又は最終形態の等角図、平面図、側面図、及び一様な折りパターンの単位セルを示す図である。 成形加工されたウェブ材の種々異なる最終パターン又は最終形態の等角図、平面図、側面図、及び一様な折りパターンの単位セルを示す図である。 成形加工されたウェブ材の種々異なる最終パターン又は最終形態の等角図、平面図、側面図、及び一様な折りパターンの単位セルを示す図である。 成形加工されたウェブ材の種々異なる最終パターン又は最終形態の等角図、平面図、側面図、及び一様な折りパターンの単位セルを示す図である。 成形加工されたウェブ材の種々異なる最終パターン又は最終形態の等角図、平面図、側面図、及び一様な折りパターンの単位セルを示す図である。
図1に、大型ロールなどの形をした材料ストック13から出てくるウェブ材12を成形加工するための本発明による装置11が示されている。ウェブ材12は図1で左右に点線で示されている通過面D上を右から左へ進む。ウェブ材12は上述したいずれかの材料、例えば紙であってよいが、薄いプラスチック製のフォイル材料又は薄い材料、また薄いアルミフォイルなどの金属材料、並びに複合材料であることもできる。さらに冒頭に述べたように、0.5mm〜3mmの小さい波形が施されていてもよい。ウェブ材12は材料ストック13から繰り出された後、随意に設けられるエンボス装置15を通過する。これらの後続の折れ又は成形加工のために折れ線を既に事前にエンボス加工でき、それによってこの成形加工をより容易に実施できる。このために細い刃先状の凸部を付けた相応に公知のエンボスローラを使用できる。しかし材料は既に事前にエンボス加工されて送られ又はロールに巻かれることもあり得る。
次いで随意に設けられる切断装置16が横断方向で切断する。それにより言わばエンドレスに出てくるウェブ材12は特定の又は所望された長さに分離される。代替的にウェブ材12は個々の枚葉の形で供給することもできる。ウェブ材12を幅方向で相応に裁断するために、横断方向切断装置16に加えて2個の長手方向切断装置も設けることができる。
次にウェブ材12は導入区域18を通過する。この導入区域18では最初に上方と下方から上側保持ダイ20aと下側保持ダイ20bが同時に又は連続面Dに対して対称的に導入される。代替的にこれは順次行われてもよい。これらの保持ダイ20はほとんど破線で示されている大きいループで周回し、上記のエンドレスベルトとして形成されている。この目的のためにエンドレスベルトは相応に堅固なプラスチック材料からなる。種々異なる材料、例えば金属とプラスチックを組み合わせたり、金属のみをヒンジでつないだりすることなども考えられる。保持ダイ20a及び20bは扁平又は平滑な形状でウェブ材12に近付けることができる。このために相応の研磨装置、有利には互いに押し付け合うローラを装置11の最左端と導入区域18との間に設けることができる。いずれの場合も保持ダイ20a及び20bは、導入区域18でほぼ扁平又は面状にウェブ材12に当接すべきである。この場合、ウェブ材12は場合によっては既に扁平な形状から少し成形加工されていてもよい。
保持ダイ20a及び20bの直後に、ここに図示されている導入区域18における装置の構成において上側成形ダイ30aと下側成形ダイ30bが近付けられる。これらもほとんど破線で示された経路をループ状に周回するエンドレスベルトである。この場合、ここでは図示されていない相応の案内装置又はガイドローラが設けられている。保持ダイ20a及び20bと異なり成形ダイ30a及び30bはほぼ扁平な形状ではなく、図示されているように立体化された形状で近付け、有利にはそれらの形状をごく僅かしか、例えば上述した2%〜15%しか変えない。以下に拡大図で示すように、成形ダイ30a及び30bはそれらの互いに向き合う先端部又は張り出した区域で保持ダイ20a及び20bの外側に当接する。
ウェブ材12と、これに当接する保持ダイ20a及び20bと、そしてまたこれらに当接する成形ダイ30a及び30bとからなる複合体は、連続プロセスで左方向に移動して、随意に設けられる同期装置に案内される。上述したように、同期において型とウェブ材も順次同期させることができる。これは、同期は導入区域18で行われて、別の型又は別の型対を近付ける前に、型を扁平な構成要素と対で或いはまた順次同期させることを意味し得る。追加的な同期は、随意のエンボス加工線を型の折れ線と一致させるために、とりわけ材料を保持する保持ダイにとって重要又は有利である。同期はローラ、振動機などによっても行うことができる。ここで示されている同期装置の構成は上側同期ベルト41aと下側同期ベルト41bを有しており、これらは型、特に上側成形ダイ30aと下側成形ダイ30bを互いに同期させ又は相応に所望された互いの相対的位置に、場合によってはウェブ材にもたらすために用いられる。この目的のために同期ベルト41a及び41bは張り出した凸部又は先端部を有しており、これらが正確な位置又はポジションで成形ダイ30a及び30bの外側に嵌入して互いに所望された通りに位置決めすることができる。
同期装置40には同様に随意にのみ設けられる振動装置43が続く。これは例えば弾性的なプレスジョーなどからなることができ、複合体をさらに圧縮するだけでなく、進行方向に対して長手方向及び/又は横断方向に型20a及び20b並びに型30a及び30を互いに位置決めする。特にそれにより場合によってはウェブ材12を間に保持する保持ダイ20a及び20bの軽微な変形が既に保持ダイ内で折れ線に沿って行われ又は開始できる。
後続の第1の変形区域45では第1の上側変形ベルト46a及び第1の下側変形ベルト46bが周回するが、これは図2及び図3でも拡大図で示されている。そこで拡大して示されているように、変形ベルト46a及び46bはほぼ扁平で成形ダイ30a及び30bを互いに向かって押圧する。これらは冒頭に記載した加圧手段に対応している。
第1の変形区域45にいわゆる第1の収縮区域48が続く。これは随意であるが、設けることが有利である。ここで複合体は第1の変形区域45とそれに続く第2の変形区域50との間で言わば制動され、そうすることによって圧迫又は短縮される。これにより同時に、以下の説明から明らかなように、より強い立体化又は連続面Dから突き出すことによりウェブ材並びに保持ダイ20a及び20bのより強い変形が生じる。
その後で複合体は第2の変形区域50を通過し、そこで第1の変形区域45と同様に第2の上側変形ベルト51a及び第2の下側変形ベルト51bが設けられている。これらは第1の変形区域45の変形ベルト46a及び46bと同一に形成できるが、代替的に図2及び図3に示す2つの基本的な可能性に従って形成されてもよい。図1に見られるように、型20a及び20b及び型30a及び30bとそれらの間にあるウェブ材12は第2の変形区域50でより強く立体化され、それによってより強く変形される。第2の変形ベルト51a及び51bの相互の間隔は、第1の変形ベルト46a及び46bの間隔よりやや小さくすべきである。
ここでさらに別の変形区域が続いて、相互の間隔がさらに小さくなった別の変形ベルトを備えることができる。その代替として第1の持上げ区域53が続き、ここで成形ダイ30a及び30bが持ち上げられ、そうして保持ダイ20a及び20bから離されて運び去れるようにでき、ここで上記の転向プーリなどを設けることができる。
続く第3の変形区域55では再び第3の上側及び下側変形ベルト56a及び56bが設けられて、保持ダイ20a及び20bとそれらの間にあるウェブ材12を圧力によって保持して搬送し、場合によってはその際に変形する。第3の変形区域55の後に第4の上側変形ベルト61aと第4の下側変形ベルト61bを備える第4の変形区域60が続く。技術的には区域55及び60は変形区域であると考えられるが、それらの主要課題は型と扁平な構成要素を異なる速さで搬送することによって速度差を確保して、収縮区域58を機能させることである。これらの区域の間に第2の収縮区域58を設けることができ、そこで通過する複合体はさらに制動され、それによって短縮されて、より強く立体化又は変形される。区域50及び55の間の区域、即ち区域53は、追加的に収縮区域であってもよい。変形ベルト56a及び56b又は61a及び61bは上側がほぼ平らで、ゴムを引いた又は滑りにくい表面を有しており、それぞれ外側に位置する保持ダイ20a及び20bに十分密着して搬送できるようになっている。代替的に密着作用による搬送のために凸部及び/又は凹部を設けることができる。変形区域45及び50では外から複合体に加えられる圧力がウェブ材12を間に保持する保持ダイ20a及び20bをより強く成形加工するために重要であったが、変形区域55及び60における圧力は大きすぎるべきではない。なぜならここではそうでなくとも圧力がウェブ材12を間に保持する保持ダイ20a及び20bを再び圧縮するからである。保持ダイを持ち上げた後も、さらに別の変形区域又は収縮段階が続いてよい。
続いて第2の持上げ区域63で保持ダイ20a及び20bが持ち上げられ又はウェブ材12から離される。ここでウェブ材12は図1の左端に見られるように最終的な構造又は形状を持つことができる。これについては図4〜図13の参照も求める。ここで場合によっては再度切断装置65を設けることができる。これは始点で設けられていない場合は特に該当する。そうでなければ成形加工されたウェブ材12’は、冒頭に記載した使用、特にサンドイッチ工法における部材のためにさらに搬送される。しかし場合によっては一般に保持ダイを持ち上げた後も、例えば長手方向で圧迫され幅方向で圧縮されることにより引き続きウェブ材12の変形が起こり得る。その他の可能性として硬化区域、熱処理区域などが続いてよい。
図2に、第1の上側変形ベルト46aと第1の下側変形ベルト46bを備えた第1の変形区域45の第1の構成可能性が拡大して示されている。第1の変形ベルト46a及び46bはそれらの全長にわたり互いに等間隔であり、それによって上側成形ダイ30a又は下側成形ダイ30bの外側に位置する稜線部34a又は34bを押す。それによって右から来る扁平なウェブ材12と保持ダイ20a及び20bからなる複合体は、第1の変形区域45又は第1の変形ベルト46a及び46bの間に、及びまたベルト51a及び51bを備えた第2の変形区域50に進入し始めるとすぐに強く圧縮される。図1に従う変形ベルトを有する次の変形区域では、再び上側変形ベルトと下側変形ベルトの間隔はここに示されているよりやや小さくてよい。
図3に示す第1の変形区域45’の第2の代替的構成において、第1の上側変形ベルト46aと第1の下側変形ベルト46bの互いに向き合う側は互いに平行ではなく斜めに延び、又はそれらの間隔が進行方向で右から左へ少し、有利には1%〜5%、さらには15%減少している。内法通過高さは単純に小さくなる。ここでも成形ダイ30a及び30bの稜線部34a及び34bは第1の変形ベルト46a及び46bに当接している。しかし右ではウェブ材12と保持ダイ20a及び20bからなる複合体はまだ扁平又は平らであるが、第1の変形区域45’を進むに連れて変形されることが非常にはっきり認識される。なぜなら内法高さが小さくなることによって成形ダイ30a及び30bは互いにより深くかみ合い、その際に複合体を変形する。
この場合も、後続の変形区域は、いわばゼロから始まる一様な変形のために、ここで図3に示した第1の変形区域45’と同様に形成することが可能である。図2及び図3に示されたような変形区域の組み合わせは明確に図示されていないが、同様に考えられる。
図4〜図6に、最終的にはウェブ材12の、しかしまた保持ダイ20a及び20bの変形が、成形ダイ30a及び30bによってますますより強くなることを3段階で示す。図4で、装置11の進行方向に対して横断方向であるx方向では、ウェブ材12並びにこれに当接する保持ダイ20a及び20bの実質的な変形はまだ見られない。しかし進行方向に相当するy方向では、既に最初の変形が良く認識され、ウェブ材12と保持ダイ20a及び20bからなる複合体はこの方向で軽い波形が生じている。一般に、y方向の変形は常にx方向の変形を伴うが、場合によっては著しく異なって現れる。位置関係としてはx方向が進行方向に対して長手方向であることが考えられる。それを明らかにするために既にウェブ材12の折れ線14及び14’、同様に保持ダイ20a及び20bの折れ線22a及び22bが示されている。成形ダイ30a及び30bは、互いに反対の方向で稜線部34a及び34bと、これらに対応して互いに向き合う凹部36a及び36bを有する。これらはそれぞれ曲げ線32a及び32bによって形成されている。とりわけ凹部36a及び36bはそれらの稜線部34a及び34bに対応する比較的鋭いエッジでウェブ材12と保持ダイ20a及び20bからなる複合体に圧入する。ここでは、凹部36a及び36bが保持ダイ20の対応する折れ線22a及び22bに正確に沿って延びていることが分かる。
図5では、より強く圧縮することによってウェブ材12と保持ダイ20a及び20bのより強い変形が行われている。このことは、x方向においてもウェブ材12の折れ線14及び14’に沿って又は保持ダイ20a及び20bの対応する折れ線22に沿ってはっきり認められる。この場合、成形ダイ30a及び30bは引き続きそれらの凹部36a及び36bで、保持ダイ20a及び20bの折れ線22a及び22bのみに沿って直線的に当接している。
図6には、なお一層より強い変形が示されている。ここでもウェブ材12と保持ダイ20a及び20bからなる複合体は同じ強さと程度で変形しているが、成形ダイ30a及び30b自体はほとんど変形していないことが注目される。この状態で場合によっては図1の第1の持上げ区域53におけるように、既に成形ダイ30a及び30bの持上げを行うことができよう。しかしその代替として再度より強い成形加工を行うこともできる。上記の場合、ウェブ材12と保持ダイ20a及び20bからなる複合体は、更なる短縮と圧迫のみによってより強く変形されて、変形しているウェブ材12’が一層立体化される。
図7〜図13に変形されたウェブ材12’に対する種々の可能な構成が示されている。一番左にはそれぞれ等角図が示されており、次に上から見た平面図、部分側面図、最後に一番右に言わば個別セルの平らな折りサンプルが示されている。図7〜図9の構成は、実質的にそれぞれ稜線部と凹部を形成する折れ線14のジグザグサンプルによって示されている。即ち、図7及び図8では互いに約90°の角度、及び図9では互いに45°〜60°の角度で2方向に沿って折れ線が存在する。これは図10及び図11では折れ線14における稜線部と凹部に沿った複数の、即ち2方向ではなく計3方向の折り曲げを有するサンプルである。角度はそれぞれ図10では約135°、図11では約90°及び135°である。図7では角度φは約45°〜120°、及び角度γは約15°〜90°である。
図12では再び2方向のみであるが、これらはむしろ図10に従う構成に対応しており、稜線部と凹部に沿った折れ線の個々の折り曲げ角度はそれぞれ直角である。
図13に示す構成の独自性は、ここでは折れ線、従ってまた稜線部と凹部は直線的な部分又はセクションではなく、冒頭に述べたように湾曲しており又は連続的に波形に推移している。この場合は保持ダイ20内の折れ線22又は成形ダイ30内の曲げ線32を形成することはやや手間がかかるが、基本的にこれも可能であり考えられる。

Claims (15)

  1. ウェブ材を成形加工するための方法であって、
    前記ウェブ材は、初期状態ではほぼ扁平又は平滑であり、最終状態では種々異なる向きの折れ線に沿った多数の折れ及び凸部と凹部とを有する規則的な3次元構造に折られており、
    前記ウェブ材を下側保持ダイと上側保持ダイとの間に挿入するステップであって、前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイは、扁平な構成要素からなり、予め成形された折れ線を有し、該折れ線は両方の保持ダイで同一であって前記ウェブ材に当接した際に正確に重なり合うステップと、
    下側成形ダイを下方から、及び上側成形ダイを上方からそれぞれ保持ダイに近付けるステップであって、前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイは設定された曲げ線を有する扁平な構成要素からなるステップと、
    前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイは前記ウェブ材を挿入する際も前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイを近付ける際もほぼ扁平であるステップと、
    前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイは、互いに正確に対応する又は互いに正確に向き合う曲げ線と曲げ線に沿った同一の曲げを有するステップであって、前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイは扁平ではなく曲げ線に沿って曲げることによって立体化されており又はウェブ材で作製しようとする3次元構造に対応する形状を有しており、前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイの曲げ線の少なくとも一部、特に前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイに向けられ又は前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイに当接できる前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイの曲げ線は前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイの折れ線と一致する、
    ことを特徴とするウェブ材を成形加工するための方法。
  2. 方法がさらに進行すると、前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイはそれらの形状をほぼ維持し、及び/又は前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイは、変形すると共に前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイの折れ線に沿った凸部と凹部を有する相応の形状に立体形成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイを前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイに近付ける際に、前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイの間の中心にある平面はまだ前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイによって接触されておらず、
    この方法をさらに進めると、前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイはますます互いに向かって動かされ又は一方の成形ダイの曲げ線に沿った凸部が他方の成形ダイの曲げ線に沿った凹部に嵌入し、前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイの圧縮又は相互の圧入が増すことによりウェブ材を間に保持する前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイが変形され又は前記曲げ線、ひいては前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイの折れ線に沿って凸部と凹部を有する相応の形状に立体形成され、
    それによって曲げ線及び折れ線に沿ってウェブ材の折れ線が生じることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 通過軌道に沿って連続プロセスで前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイを圧縮することは、複数の相前後して配置された周回する加圧手段、特にベルト状に周回する加圧手段によって行われ、好ましくは進行方向で連続している加圧手段の間の通過高さは特に通過高さの最大15%減少し又は小さくなることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
  5. 連続プロセスで方法を実施する際に、好ましくは前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイを近付ける前に前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイがウェブ材と同期されることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の方法。
  6. 連続プロセスで方法を実施する際に、前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイを前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイに近付けて互いに当てた直後に上側成形ダイと下側成形ダイとの間の同期が、好ましくは前記成形ダイの構造又は形状に対応する外形を付与する回転又は周回する同期手段、特に針又は歯の形をした凸部を備えたローラによって行われることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の方法。
  7. 前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイが前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイから離される直前の状態で前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイの凸部に沿った曲げ線は前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイの全ての折れ線及びウェブ材の全ての折れ線に沿って延びることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の方法。
  8. 前記下側成形ダイ及び前記上側成形ダイが前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイから離れた後、嵌入する搬送手段で前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイとウェブ材の複合体を好ましくは嵌合により搬送して進行方向で圧迫し又は長手方向で短縮させることにより、前記下側保持ダイ及び前記上側保持ダイの間でウェブ材の変形がさらに又はより強く行われ、好ましくは搬送手段が周回し、最終状態でウェブ材の完成した形状に対応する外的構造又は形状を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の方法。
  9. ウェブ材の折れ線は2方向又は3方向のみに沿って正確に延び、好ましくは前記方向が互いに60°〜120°の角度を有することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の方法。
  10. 初期状態と最終状態におけるウェブ材は単層であり又は上下重ねて折られていないことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の方法。
  11. 請求項1〜10の何れか一項に記載の方法を実施するための装置において、
    成形加工されるウェブ材が進むための通過軌道を有し、前記通過軌道の上方に保持ダイ及びその上に成形ダイが配置され、下方に保持ダイ及びその下に成形ダイが配置されており、
    両保持ダイは扁平な構成要素からなり予め成形された折れ線を有し、これらの折れ線は両保持ダイで同一であってウェブ材に当接した際に正確に重なり合い、
    両成形ダイは扁平な構成要素からなり、互いに正確に対応する又は互いに正確に向き合う予め成形された曲げ線と曲げ線に沿った同一の曲げを有しており、
    両成形ダイは曲げ線に沿って曲げることにより立体形成されており又はウェブ材で作製しようとする3次元構造に対応する形状を有しており、両成形ダイの曲げ線の少なくとも一部は両保持ダイの折れ線と一致する、
    ことを特徴とする装置。
  12. 通過軌道に沿って変形のための加圧手段を備えた少なくとも1つの変形区域、好ましくは少なくとも2つの変形区域が相前後して設けられていることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 両成形ダイを両保持ダイに近付け接触させた後で、両保持ダイを実質的に変形する前に振動装置が設けられており又は配置構成がやや振動することを特徴とする請求項11又は12に記載の装置。
  14. 前記両保持ダイ及び/又は両成形ダイは長さがウェブ材のための通過軌道の2倍以上の周回ベルトであり、ウェブ材は特に長いウェブ又はエンドレスウェブであり、好ましくはそれぞれ保持ダイのベルトが成形ダイのベルトの周りを周回し又は成形ダイのベルトを包囲することを特徴とする請求項11〜13の何れか一項に記載の装置。
  15. 側面に、好ましくは連続プロセスでは通過軌道の長手方向側面に、ウェブ材と該ウェブ材を間に保持する両保持ダイ、及び/又は両成形ダイとウェブ材と該ウェブ材を間に保持する両保持ダイとを側方に圧縮するための側方押圧手段が設けられていることを特徴とする請求項11〜14の何れか一項に記載の装置。
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