JP2017514561A - 手術上の術野の為の保護フード - Google Patents

手術上の術野の為の保護フード Download PDF

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Abstract

本発明は、手術上の術野(29)の為の保護フードに関する。前記保護フードは、外部チャンバから保護領域を分離するパーティション(19,20,21)と、術野(29)を囲む保護表面(14)とを備える。本発明によると、パーティション(19,20,21)は、手術器具(17)のシャフトの為の密封表面(18)によって囲まれる貫通開口(16)を備える。本発明によると、請求項に係る保護フードは、エアロゾル、蒸気、周囲に投与される類似物を有することなく、手術上の治療ステップが実行されることを可能にする。【選択図】 図2

Description

本発明は、手術上の術野の為の保護フードに関する。保護フードは、保護チャンバを外部から分離するパーティションと、術野を囲む支持面とを備える。
手術治療ステップでは、組織物質が患者の体から、規則正しく切除される。様々な機械装置は、切除された組織物質が術野に残らない効果を持ち得るが、その代わり、周囲に広がってしまう。例えば、もし、組織物質が灌液と共に周囲に霧散する場合、これが、その場合である。組織物質が、手術治療ステップで非常に小さな粒子になるまで壊され、その結果、その組織物質が周囲にエアロゾルという形で霧散することも、同様にありえることである。
この問題は、特に、治療ステップが、急速に回転する手術器具(例えば、ドリルやミリングカッタ)や、キャビテーションを発生させる器具(例えば、超音波手術器具)を用いて行われる場合に生じる。予防衛生の観点から、もし組織物質が術野から漏れ、周囲に霧散する場合、望ましくない。
本発明は、手術上の治療ステップ中に組織物質の霧散を防止する為に、手術上の術野の為の保護フードを利用可能にすることを目的とする。独立形式の請求項の特徴によって、この目的は達成される。有利な実施形態は、従属形式に規定されている。
本発明によると、パーティションは貫通口があり、これが、手術器具のシャフト用密封面によって囲まれる。
一部の用語は、最初に説明されている。保護フードは、術野を囲む表面領域で支持面と共に置かれることが意図されている。この状態において、一方で、術野または術野を囲む領域によって区切られ、他方で、パーティションによって区切られる、保護チャンバの形を取る。保護フードが分離していると、保護チャンバは、支持面によって囲まれた開口を経て周囲に移行する。支持面は、保護フードが意図されたように使用されるとき、術野を取り囲むように設計されている。
貫通口によって、保護チャンバは手術器具によってアクセス可能になる。手術器具の器具ヘッドが保護チャンバ内に配置されるように、手術器具が貫通口を通って誘導され、医者が器具を操作するハンドルが外側に配置される。器具のシャフトは、ハンドルおよび器具ヘッドの間に配置され、貫通口を囲む密封面と共にシールを形成する。医者は、治療ステップ中、外側から器具を誘導することができる。本発明に従う密封面によって、エアロゾル等を貫通口の領域から漏らすことなく、これが行われる。
保護フードのパーティションは、正しい使用中、術野の反対側にある観察面を備えることができる。術野方向にのぞきこむ医者は、保護フードの観察パネルを見る。医者に術野の視界を可能にするため、観察面は透明にすることができるので、医者は、観察面を通して術野内の構造体を見分けることができる。
観察面は、支持面に対して、実質的に平行に配向されるのが好ましい。支持面および観察面の間の距離は、1cm〜5cmであり、好ましくは、2cm〜4cmである。距離が小さすぎると、保護フードは内側から曇り、医者は、もはや視界を有することができない。距離が大きすぎると、液滴が観察面の内側に形成し、これが、同様に、医者の視界を妨害する。適した距離の選択に加えて或いは代替で、観察面には、保護チャンバに向けられる内側に、湿潤性を改善するコーティングを設けることができる。そのため、液滴は横方向に広がり、理想的に連続膜が得られ、それを通して、良好な視界が与えられる。例えば、その表面をシリコーン接着材で被覆することができる。
連続膜の展開の後、更なる液体が観察面の内側に着く場合、これが液滴形成になり得る。観察面の内側には、液滴の形成を促進させる構造体を備えることができる。たとえば、観察面の内側における隆起部または陥凹部でもよく、液体は、表面張力の結果、一緒に引っ張られる。このように、液滴の形成が制御可能であり、医者の観察は、ごく僅かに妨害されるだけである。
好ましい実施形態において、構造体は、観察面のエッジまで延びる。液滴は、それから、観察面の外側にある領域まで構造体を移動できる。そこから、液滴は、例えば、もはや問題ではない側壁を流れ落ちる。例えば、構造体は、内側から上がるリブ、内側に形成される溝でもよい。
それが有利であるのは、保護フードが手術治療ステップ中に、内容物が保護チャンバ外に吸引可能になるように設計されている場合である。この目的のため、保護フードのパーティションには、吸込口が設けられてもよく、吸込口は、貫通口から分離され、吸込口を通って、吸込デバイスのプローブが保護チャンバ内へと挿入可能である。吸込口には、密封面が備えてもよく、この密封面が吸込デバイスのプローブと共にシールを形成する。
観察面は、実質的に平坦面でもよい。これが、汚染物質が観察面に積もったとき、観察面の内側を再びきれいにすることを容易にする。観察面の光学特性は、光が実質的に直進して通過するものでもよい。観察面により、医者は、そのとき、保護フードを有することなく医者が術野を直接見るかのように、基本的に同一の画像を見る。代替実施形態において、観察面は、医者が術野の拡大画像を見るように、光学レンズとして作用する。
観察面が大きいほど、医者の視界は良くなる。観察面は、支持面によって囲まれた開口の表面積の、少なくとも70%、より好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも100%に対応するのが好ましい。もし、観察面が、開口に対して直交する方向で開口面に突出する場合、観察面は開口と、少なくとも70%、より好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも100%で重複するのが好ましい。支持面によって囲まれた開口は、例えば、5cm2から25cm2の間の表面積を有してもよい。
手術器具の為の貫通口は、観察面を通って延びてもよい。医者の視界妨害を可能な限り小さくするため、貫通口は観察面に関して偏心して配置されてもよい。また、貫通口が観察面と一部だけが重複または全く重複しないように、貫通口を保護フードの他の領域に配置することも可能である。
貫通口は、パーティションから上に延びるノズルによって包囲されてもよい。ノズルは、パーティションから内部および/または外部に延びてもよい。ノズルは、パーティションで、少なくとも30°、より好ましくは、少なくとも60°、さらにより好ましくは、ほぼ90°の角度を囲むことができる。手術器具の為の密封面は、ノズルの内側に配置されるのが好ましい。手術器具の接続および分離を容易にするため、密封面の形状は円錐形状でもよい。円錐は、外部方向に広がるのが好ましい。
ノズルは、保護フードのパーティションに関して向きが変えられるように、ヒンジが付けられた設計を有してもよい。もはや力がノズルに働かないとき、ノズルが開始位置まで戻るように、弾性でノズルを作ることができる。ノズルおよびパーティションの間の角度の表示は、開始位置に関係する。開始位置から進めると、ノズルは、少なくとも15°、より好ましくは、少なくとも30°の各方向で傾斜できるのが好ましい。
ヒンジが付けられる特徴は、ノズルが弾性材料で作られることから由来する。これに追加して或いは代替えで、ヒンジは、例えば、ヒンジの領域で薄い材料によって、或いは、ノズルの軸に関して傾斜した斜面を有するヒンジによって、構造的に定めることができ、この斜面がノズルの周囲の周りに延びている。ヒンジが付けられたノズル構成によって、保護フードの位置を変えることなく、術野に関して手術器具の器具ヘッドを移動させることができる。
ノズルは、ノズルの長さが変えられるように、蛇腹形鉄条網のような部分を有してもよい。蛇腹形鉄条網のような部分は、手術器具の為の密封面がパーティションに向かって移動できるように、或いは、パーティションから遠くに移動できるように位置されるのが好ましい。密封面は、パーティションから最も遠いノズルの部分を形成してもよい。ノズルの長さを変えることによって、器具ヘッドは、保護フードの位置を変えることなく、術野に近づくことも離れることができる。
内部に突出する構造体は、ノズルの内側に設けられてもよく、ノズルに挿入される手術器具の為にアンダーカットを形成してもよい。器具の適合構造は、フォームフィット係合によって器具が保護フードと接続されるように、アンダーカットの後方で係合可能である。
ノズルの内側にある構造体は、リップ、例えば、ノズルの周囲を越えて延びるものでもよい。ノズルには、外部に突出するタブが備えられてもよく、タブは、密封面が手術器具と係合すること、手術器具から密封面を分離することを容易にする。
保護フードは、支持面および観察面の間に配置されるグリップ部分を有してもよい。グリップ部分は、保護チャンバの周りに、周囲面として延びてもよい。操縦性を容易にするため、グリップ部分が支持面に関して実質的に直行するように向けられる場合、これは都合が良い。グリップ部分は、支持面から離間されるのが好ましい。距離は、例えば、0.5cmから4cmの間、好ましくは、1cmから3cmの間でもよい。
支持面は、変形可能なバッファ要素に配置されてもよい。これは、支持面が異なって構成された面で平坦であり得るように、支持面の形状変化を可能にする。バッファ要素は、何も力が働いていないときには開始状態に戻るように、弾性変形が可能であることが好ましい。バッファ要素は、それ自体が変形するクッションのように形成可能である。
バッファ要素は、圧力下で曲がる柔軟な壁部分の形でも可能である。支持面は、同様に、柔軟な壁部分として形成可能であり、柔軟な壁部分は、バッファ要素とは異なる向きを有する。バッファ要素は、術野に関して実質的に直行するように向けられ、保護チャンバの周りの周囲方向に延びることができるが、支持面は術野の方に向けられる。術野から遠くに向けられるバッファ要素の端部は、保護フードのグリップ部分と隣接することができる。
支持面は、内部で及び/又は外部で、術野から遠くに向けられた丸くされた領域へと合体することができる。これが容易にすることは、術野に関する保護フードの移動である。好ましい実施形態において、支持面は、バッファ要素から内部に延びる。その内端部において、支持面は上に延びてもよい。上への移行は、丸くされた領域として形成されるのが好ましく、術野がアクセス可能な、それを通る開口は、丸くされたエッジによって接している。
術野に関して保護フードを移動可能にするため、摺動を促進するコーティングが支持面に設けられると都合が良い。
好ましい実施形態において、保護フードは、一体射出成形である。その材料は、本来、弾性的である。材料が弾性である場合、保護フードは、射出成形金型の脱型方向(demolding direction)にアンダーカットを有してもよい。アンダーカットに拘わらず、保護フードは、弾性変形によって、射出成形金型から放されてもよい。材料は、例えば、シリコーン材料でもよく、シリコーン材料は、好ましくは、生物学的適合性がある。
射出成形がバッファ要素、グリップ部分および観察面を備える場合、それぞれに望ましい特性は、選択される厚さの変化によって達成可能である。例えば、バッファ要素の材料の厚さは、容易に変形できることが意図されているが、グリップ部分の材料厚さより小さくてもよい。グリップ部分の材料厚さは、グリップ部分に十分な復原性が与えられるように選択可能である。観察面の材料厚さは、観察面も保護フードの復原性に貢献するように、同様に、バッファ要素の材料厚さより大きくてもよい。同様に、支持面が容易に変形可能であることが意図されており、その理由のため、材料厚さは、ここでは、グリップ部分のものより小さいのが好ましい。
本発明は、そのような保護フードから成るシステムおよび手術器具から成るシステムにも関係する。この手術器具は、シャフトを備え、その周囲面は、貫通口の密封面とシールを形成するように設計されている。シャフトの遠位端に配置された器具ヘッドは、貫通口を通って誘導され、保護フードの保護チャンバに導入される。挿入は、保護フードの弾性変形の下で行われてもよい。この手術器具は、吸込デバイスを有してもよく、その前端は、器具ヘッドと共に保護チャンバに挿入される。吸込デバイスのチャネルは、手術器具のシャフト内部に延びてもよい。
この手術器具は、例えば、超音波手術器具でもよく、この中で、器具ヘッドは、超音波の範囲内の周波数で、超音波トランスデューサによって振動される。手術器具が、例えば、急速に回転するドリルやミリングカッタであることも考えられる。
以下、添付図面を参照して、有利な例示的実施形態に基づき、本発明を説明する。
図1は、手術器具と共に本発明に従う保護フードを示す。 図2は、本発明に従う保護フードの図を示す。 図3は、他の目線から図2に従う保護フードを示す。 図4は、下からの図で、図2に従う保護フードを示す。 図5は、上からの図で、図2に従う保護フードを示す。 図6は、横断面図で、本発明に従う保護フードの代替実施形態を示す。
説明
図1に示されるように、本発明に従う保護フードは、その下側に、開口の周りに延びる支持面14を有する。支持面14は術野29の周りの領域に置かれるように設計され、術野は、その開口を通してアクセス可能である。保護チャンバは保護フードの内部を形成し、その保護チャンバが外部から分離されるように、その後、その開口は患者の体によって閉じられる。保護チャンバおよび外部の間の分離面は、観察面19,グリップ部分20、バッファ要素21から構成される。
ノズル15は、貫通口16を囲むが、支持面14の反対側にある保護フードの端部に形成される。貫通口16は、ノズル15を通って外部から保護チャンバへと延びる。図1は、手術器具17を示し、そのシャフトがノズル15に挿入される。手術器具17の器具ヘッド24は保護チャンバ内に配置されるが、医者が器具を操作するハンドル30は、外側に配置される。ハンドルおよび器具ヘッド24の間に延びるシャフトは、貫通口16に配置される。シャフトの周囲面は、ノズル15の内側にもたれかかり、シャフトからノズルへの移行部が閉鎖されるように、密封面18として役立つ。
手術上の治療ステップは、そのため、保護チャンバの内部で手術器具を用いて実行可能であり、器具は、外側から完全に操作される。手術治療ステップ中に生じるエアロゾル、蒸気などは、保護チャンバの内側に保持されるので、周囲の汚染は避けられる。
保護フードは、シリコーン材料からの一体射出成形として生産される。図6が示すように、保護フードは、垂直方向に複数のアンダーカットを有する。シリコーン材料の柔軟性のため、この方向に射出成形金型を取り外すことが可能である。
保護フードが平ら又はほぼ平らである領域において、シリコーン材料は透明である。そのため、医者は、これらの領域で保護フードの材料を透かして見ることができ、術野内の構造体を見分けることができる。医者が見る観察面19は、特に、ほぼ平坦面として設計されている。観察面19は、医者が観察面19を通して術野を見ることができるように、術野の上方に配置されている。
貫通口16は、前記観察面19のエッジ領域内に観察面を通って延びている。貫通口16および貫通口16を囲むノズル15のそばに、見通す為の大きな面が残されている。
水平方向に配向された観察面19は、実質的に垂直に向けられたグリップ部分20によって隣接されている。医者は、保護フードを位置決めする為にグリップ部分20を保持することができ、或いは、術野に関して保護フードを移動させることができる。図6の横断面図が示すように、保護フードは、観察面19の領域で、更に、グリップ部分20の領域で、大きな材料の厚さを有する。そのため、観察面19およびグリップ部分20は、共に保護フードの十分な復原性を与えるのに貢献する。
グリップ部分20は、バッファ要素21に隣接され、バッファ要素21は、丸くすることによって、直交部分から支持面14になっている。バッファ要素21の領域及び支持面14の領域における材料の厚さは、グリップ部分20の領域における材料の厚さより小さい。そのため、バッファ要素21および支持面14は、軽い圧力で変形可能であり、その結果、本発明に従う保護フードを、術野を囲む領域における平らでない面に適合することが可能である。
支持面14の内端エッジ22は、僅かに上方に延ばされている。支持面14は、丸くされた領域を用いて、端エッジ22になっている。支持面14は、丸くされた領域で両側に接していることから、これは、保護フードを術野に関して移動しやすくする。
上端に配置された密封面18と、観察面19との間に、ノズル15は、蛇腹形鉄条網のような部分23を備えている。蛇腹形鉄条網のような部分23は、一方では、保護チャンバに関する向きをノズルが変えることができるように、ノズル15の為の丁番(joint)として作用する。ノズル15に挿入される手術器具のため、これは、器具ヘッド24が保護チャンバの内側で移動できることを意味する。
蛇腹形鉄条網のような部分23によって、ノズル15の長さも変更可能であり、器具ヘッドは保護チャンバ内で上下に移動可能である。
図4に示され支持面14によって囲まれた開口は、ほぼ10cm2の表面積を有する。図5によると、観察面19は、開口の形状およびサイズと同様の形状およびサイズを有する。支持面14は、ほぼ5mmの幅を有する。支持面14および観察面19の距離は、ほぼ3cmである保護チャンバの高さと実質的に対応する。このように、観察面19は、内側が曇らないことを確実にする為に、術野から十分に遠く離れている。他方で、観察面19は、まだ術野に十分に密接しているので、渦巻く液体は、観察面19の内側に連続膜を形成できる。突出したリブ25は、図4に示されているが、観察面19の内側に形成され、突出したリブ25に過剰液体が集まり、液滴を形成できる。液滴は、グリップ部分20の方向で、リブ25に沿って移動し、その後、それらが、もはや問題とならない下方に流れる。
図6の実施形態において、周囲リップ26が、ノズル15の中で密封面18の下端に形成されている。周囲の突出部27は、手術器具17のシャフト31に配置されているが、これは、図6に一部だけが示されている。器具17のシャフト31が完全にノズル15の中に挿入されるとき、突出部27はリップ26の後方で係合し、保護フードは、フォームフィット係合によって器具に接続される。器具を保護フードから再び放すため、ノズル15の柔軟材料が外に引っ張られ、フォームフィット係合が無効にされる。容易に放すため、タブ28がノズル15の外側に形成され、それによってノズルが引っ張られる。

Claims (15)

  1. 手術上の術野の為の保護フードにおいて、前記保護フードは、外部から保護チャンバを分離するパーティション(19,20,21)と、前記術野(29)を囲む支持面(14)とを有し、前記パーティション(19,20,21)は、貫通口(16)を有し、前記貫通口(16)が手術器具(17)のシャフトの為の密封面(18)によって囲まれることを特徴とする、前記保護フード。
  2. 前記パーティション(19,20,21)は、透明材料で作られた観察面(19)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の保護フード。
  3. 前記観察面(19)には、前記保護チャンバに向けられた内側で、湿潤性を改善するコーティングが設けられることを特徴とする、請求項2に記載の保護フード。
  4. 前記観察面(19)の前記内側には、特に、前記観察面(19)のエッジまで延びる、隆起部(25)または陥凹部が設けられることを特徴とする、請求項2または3に記載の保護フード。
  5. 前記保護フード(19,20,21)には、吸込口が設けられることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の保護フード。
  6. 前記観察面(19)は、光学レンズとして設計されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の保護フード。
  7. 前記貫通口(16)は、前記観察面(19)に関して偏心して配置されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の保護フード。
  8. 前記密封面(18)は、ノズル(15)の内側に配置されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の保護フード。
  9. 前記ノズル(15)の長さ及び/又は前記パーティション(19,20,21)に関して、前記ノズル(15)の向きを修正できることを特徴とする、請求項8に記載の保護フード。
  10. 内部に突出する構造体(26)が前記ノズル(15)の内側に設けられ、前記ノズル(15)に挿入される手術器具(17)の為のアンダーカットを形成することを特徴とする、請求項8または9に記載の保護フード。
  11. 前記支持面(19)は、前記術野から遠くへ向けられた丸くされた領域へと、内部で合体および/または外部で合体することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の保護フード。
  12. 前記支持面(14)には、摺動を促進させるコーティングが設けられることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の保護フード。
  13. 前記保護フードは、一体射出成形として生産されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の保護フード。
  14. バッファ部分(21)およびグリップ部分(20)が、前記支持面(14)および前記観察面(19)の間に配置され、前記バッファ部分(21)の材料の厚さは、前記グリップ部分(20)の材料の厚さより小さいことを特徴とする、請求項13に記載の保護フード。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の保護フードから成るシステムにおいて、前記器具は、ハンドル(30)および器具ヘッド(24)の間に配置されたシャフト(31)を有し、前記シャフト(31)の円周面は、前記貫通口(16)の前記密封面(18)と共にシールを形成するように設計されることを特徴とする、システム。
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