JP2017514378A - 分散制御システムにおける複数のスレーブユニットのマスタ制御ユニットへの接続 - Google Patents

分散制御システムにおける複数のスレーブユニットのマスタ制御ユニットへの接続 Download PDF

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Abstract

分散制御システム内の複数の第1のスレーブユニットを接続する方法、分散制御システム、および、マスタ制御ユニットを提供する。システムは、マスタ制御ユニットおよび複数の第1のスレーブユニットを含む。システムは、第2のスレーブユニットをさらに備え、該第2のスレーブユニットは、第1の通信ポート、第2の通信ポート、および、第3の通信ポートを有し、各通信ポートは入力および出力を有している。第2のスレーブユニットでは、第1の通信ポートの入力は、第2の通信ポートの出力に通信可能に内部接続されており、第2の通信ポートの入力は、第3の通信ポートの出力に通信可能に内部接続されており、第3の通信ポートの入力は、第1の通信ポートの出力に通信可能に内部接続されている。本方法は、複数の第1のスレーブユニットから第1のスレーブユニットの鎖を形成するステップ、前記マスタ制御ユニットを第2のスレーブユニットの第1の通信ポートに通信可能に接続するステップ、前記第1のスレーブユニットの鎖の先頭のスレーブユニットの第1の通信ポートを第2のスレーブユニットの第2の通信ポートに通信可能に接続するステップ、および、前記鎖の後尾のスレーブユニットの第2の通信ポートを、第2のスレーブユニットの第3の通信ポートに通信可能に接続するステップをさらに含む。

Description

本発明は、分散制御システムにおいて、複数のスレーブユニットをマスタ制御ユニットに接続する方法、および、分散制御システムに関する。
産業用分散制御システムにおけるスレーブユニットは、マスタ制御ユニットに鎖状に接続されており、集中管理されることが可能である。各スレーブユニットは、第1の通信ポートを有しており、該通信ポートを介して、コマンドを受信および処理し、第2の通信ポートとやり取りして、鎖の他のスレーブユニットと通信を行う。スレーブユニットの通信ポートは、双方向性であり、第2の通信ポートの入力が、第1の通信ポート内の出力に通信可能に接続されるように構成されている。これによって、鎖の下流で生成された情報が、鎖の上流に逆方向に送信されることが可能になる。また、順方向に鎖の下流に送信されたコマンドが、スレーブユニットにより出力されたデータを逆方向にマスタ制御ユニットに転送するために、返送されて戻ってくることが可能である。このために、該鎖の最後のスレーブユニットであって、他のスレーブユニットとのさらなる接続は有していないスレーブユニットは、閉鎖された第2の通信ポートを有しており、この第2の通信ポートは、コマンドを、該コマンドが該スレーブユニットに入ってきた第1の通信ポートにループバックする。
従来技術に係る、鎖状に接続されたスレーブユニットを有する分散制御システムにおいてコマンドを転送する際の問題点は、このスレーブユニットの鎖に通信遮断が生じ、鎖が2つの部分に分裂した場合、遮断よりも前の第1の部分だけがコマンドを受信するが、切断または遮断よりも後の第2の部分はもう、コマンドを受信しないことである。これは、制御システム全体に潜在的な障害を引き起こす。なぜなら、スレーブユニットの鎖の各部分が連携することが重要と考えられるからである。
従来技術では、スレーブユニットの鎖の最後のスレーブユニットの最後の通信ポートを閉鎖する代わりに、最後のスレーブユニットをマスタ制御ユニットの第2のポートに接続可能であることが確立している。コマンドはもう、鎖を通って逆方向にループバックされる必要はなく、マスタ制御ユニットの第2の通信ポートにおいて受信される。従って、スレーブユニットの鎖内に冗長経路が生成される。
スレーブユニットの鎖に遮断が生じると、該遮断の両側のスレーブユニットは、隣接する各ポートを閉鎖し、2つの副鎖が形成される。ここで、一方の副鎖は、コマンドを副鎖の下流に転送すると共に逆方向に返送することによって以前の経路を介してコマンドを受信し、その一方で、第2の副鎖は、まず逆経路でマスタ制御ユニットの第2の通信ポートからコマンドを受信し、順経路で第2の通信ポートにループバックし、これによって、逆方向の冗長経路を使用する。
この提案の欠点は、マスタ制御ユニットが、2つの通信ポートを、1つのスレーブユニットの鎖内に冗長経路を生成するために利用する必要がある点であり、つまり、通信が遮断された後の各副鎖に、それぞれ1つの通信ポートを利用する必要がある点であり、通信ポートの数が不十分である可能性がある。
上述の欠点は、本発明の第1の態様によれば、分散制御システムにおける複数の第1のスレーブユニットを接続する方法によって克服される。前記システムは、マスタ制御ユニット、および、複数の第1のスレーブユニットを含み、各第1のスレーブユニットは、第1の通信ポートおよび第2の通信ポートを有している。各通信ポートは、入力および出力を有している。各第1のスレーブユニットは、第2の通信ポートの出力に通信可能に内部接続された第1の通信ポートの入力、および、第1の通信ポートの出力に通信可能に内部接続された第2の通信ポートの入力を有している。前記システムは、第2のスレーブユニットをさらに含む。第2のスレーブユニットは、第1の通信ポート、第2の通信ポート、および、第3の通信ポートを備え、各通信ポートは、入力と出力とを有している。第2のスレーブユニットでは、第1の通信ポートの入力は、第2の通信ポートの出力に通信可能に内部接続されており、第2の通信ポートの入力は、第3の通信ポートの出力に通信可能に内部接続されており、第3の通信ポートの入力は、第1の通信ポートの出力に通信可能に内部接続されている。
この方法は、前記複数の第1のスレーブユニットから、第1のスレーブユニットの鎖を形成するステップと、前記マスタ制御ユニットを第2のスレーブユニットの第1の通信ポートに通信可能に接続するステップと、前記第1のスレーブユニットの鎖の先頭のスレーブユニットの第1の通信ポートを第2のスレーブユニットの第2の通信ポートに通信可能に接続するステップと、をさらに備える。この方法は、前記鎖の後尾のスレーブユニットの第2の通信ポートを第2のスレーブユニットの第3の通信ポートに通信可能に接続するステップをさらに備える。
上述の方法によって、前記第1のスレーブユニットの鎖の逆通信方向に、冗長経路が生成される。すなわち、前記鎖に切断が生じた場合、つまり、切断により第1のスレーブユニットの鎖が第1のスレーブユニットの2つの副鎖に分割された場合、コマンドを運ぶ通信フレームは、マスタ制御ユニットから第2のスレーブユニットに進み、その後、第1の副鎖まで進み、順方向に第1の副鎖を通り、そして、冗長経路を介して第1の副鎖内を通って第2のスレーブユニットまで戻り、その後、第2のスレーブユニットから、まず冗長経路を介して第1のスレーブユニットの第2の副鎖まで進み、その後、残りのスレーブユニットを通って、第2のスレーブユニットまで戻り、最後にマスタ制御ユニットに戻ってくる。
さらなる利点は、スレーブユニットにおいてコマンドフレームを処理する順番が、切断が生じる前と同じである点である。従って、システムの継続的な動作が確保され、これは、特に重要な工程や機械の制御にとって有利である。この際に、マスタ制御ユニットや第2のスレーブユニットを再ルーティングしたり再構成したりする必要はない。上述のように、スレーブユニットの鎖を、第2のスレーブユニットに接続すればよい。
本発明の一実施形態は、第1のスレーブユニットの鎖の後尾の第1のスレーブユニットを、第2のスレーブユニットから切断するステップを含む。第1のスレーブユニットの鎖のスレーブユニット毎に、第1の伝播遅延が、第2のスレーブユニットの第2の通信ポートを介して測定される。第1の伝播遅延は、データ記憶装置に格納される。
第1のスレーブユニットの鎖が切断された後、任意の第1のスレーブユニットへの伝播遅延は、従来技術によれば、どのクロックオフセットを算出して各第1のスレーブユニットにロードするかに応じて測定可能である。しかしながら、これは手間がかかるタスクである。本発明の実施形態に従って、第1のスレーブユニットの鎖に切断が生じる前に、伝播遅延を測定して格納しておくことにより、第1のスレーブユニットの鎖が切断された後のクロックオフセットの算出およびロードを、迅速に行うことが可能になる。従って、切断後のスレーブユニットの分散クロック動作を、より迅速に、再開可能である。
他の一実施形態は、前記第1のスレーブユニットの鎖の後尾の第1のスレーブユニットを第2のスレーブユニットから切断するステップは、第1のスレーブユニットの鎖の後尾の第1のスレーブユニットの第2の通信ポートを閉鎖するステップと、第2のスレーブユニットの第3の通信ポートを閉鎖するステップとを含み、これによって、マスタ制御ユニットまたは他の任意の装置は、必要とされる、第1のスレーブユニットの鎖を自動的に切断することが可能になる。これは、そのためのコマンドを関連する第1および第2のスレーブユニットに送信することによって可能である。第1のスレーブユニットを手動で切断する必要はない。
他の実施形態は、第1のスレーブユニットの鎖の先頭の第1のスレーブユニットを、第2のスレーブユニットから切断するステップと、第1のスレーブユニットの鎖内のスレーブユニット毎に、第2の伝播遅延を、第2のスレーブユニットの第3の通信ポートを介して測定するステップと、第1のスレーブユニットの鎖の第1のスレーブユニット毎の前記第2の伝播遅延をデータ記憶装置に格納するステップと、をさらに備える。
これにより、結果として、伝播遅延は、まず冗長経路を介しても測定されるので、最初に冗長経路を介して通信フレームを受信する第2の副鎖は、逆方向の冗長経路を考慮して測定された伝播遅延から算出された、正しいクロックオフセットを有することが可能になる。
他の一実施形態は、前記第1のスレーブユニットの鎖の先頭の第1のスレーブユニットを第2のスレーブユニットから切断するステップが、第1のスレーブユニットの鎖の先頭の第1のスレーブユニットの第1の通信ポートを閉鎖するステップと、第2のスレーブユニットの第2の通信ポートを閉鎖するステップと、を含み、これによって、マスタ制御ユニットまたは他の任意の装置は、必要とされる、第1のスレーブユニットの鎖を自動的に切断することが可能になる。これは、そのためのコマンドを関連する第1および第2のスレーブユニットに送信することによって可能である。第1のスレーブユニットを手動で切断する必要はない。
他の実施形態は、第1のスレーブユニットの鎖内の1つの第1のスレーブユニットの切断を検出するステップと、検出された1つの第1のスレーブユニットの切断に基づいて、第1のスレーブユニットの鎖内の前記切断の位置を判定するステップと、判定された前記位置および格納された前記第1および第2の伝播遅延に応じて、第1のスレーブユニットの鎖の各第1のスレーブユニットのクロックオフセットを算出するステップと、算出された前記クロックオフセットを、第1のスレーブユニットの鎖の各スレーブユニットにロードするステップとを含む。
上述の欠点は、発明の第2の態様に係る、分散制御システムによっても克服される。前記システムは、マスタ制御ユニット、および、複数の第1のスレーブユニットを含み、各第1のスレーブユニットは、第1の通信ポートおよび第2の通信ポートを有している。各通信ポートは、入力および出力を有しており、各第1のスレーブユニットは、第2の通信ポートの出力に通信可能に内部接続された第1の通信ポートの入力、および、第1の通信ポートの出力に通信可能に内部接続された第2の通信ポートの入力を有している。前記複数の第1のスレーブユニットは、第1のスレーブユニットの鎖において通信可能に接続されている。
前記システムは、第1の通信ポート、第2の通信ポート、および、第3の通信ポートを備える第2のスレーブユニットをさらに含み、ここで各通信ポートは、入力および出力を有している。第1の通信ポートの入力は、第2の通信ポートの出力に通信可能に内部接続されており、第2の通信ポートの入力は、第3の通信ポートの出力に通信可能に内部接続されており、第3の通信ポートの入力は、第1の通信ポートの出力に通信可能に内部接続されている。マスタ制御ユニットは、第2のスレーブユニットの第1の通信ポートに通信可能に接続されている。前記第1のスレーブユニットの鎖の先頭のスレーブユニットの第1の通信ポートは、第2のスレーブユニットの第2の通信ポートに通信可能に接続されている。前記システムでは、前記第1のスレーブユニットの鎖の後尾の第1のスレーブユニットの第2の通信ポートは、第2のスレーブユニットの第3の通信ポートに通信可能に接続されている。
上述のようなシステムは、上述の方法と同じ効果および利点を提供する。
前記システムの一実施形態では、マスタ制御ユニットは、第1のスレーブユニットの鎖内の各スレーブユニットの第1の伝播遅延を、第2のスレーブユニットの第2の通信ポートを介して測定するように構成されている。このために、第1のスレーブユニットの鎖は、後尾の第1のスレーブユニットにおいて、第2のスレーブユニットから切断される。マスタ制御ユニットは、さらに、第1の伝播遅延をデータ記憶装置に格納するように構成されている。切断は、手動で行われることが可能である。
前記システムの他の一実施形態では、マスタ制御ユニットは、さらに、第1のスレーブユニットの鎖の後尾の第1のスレーブユニットの第2の通信ポートを閉鎖し、第2のスレーブユニットの第3の通信ポートを閉鎖するように構成されている。この場合、手動の介入は必要ない。
前記システムの他の一実施形態では、マスタ制御ユニットは、さらに、第1のスレーブユニットの鎖内の各スレーブユニットの第2の伝播遅延を、第2のスレーブユニットの第3の通信ポートを介して測定するように構成されており、ここで、第1のスレーブユニットの鎖は、先頭の第1のスレーブユニットにおいて、第2のスレーブユニットの第2の通信ポートから切断される。マスタ制御ユニットは、さらに、第1のスレーブユニットの鎖内の各第1のスレーブユニットの前記第2の伝播遅延を、データ記憶装置に格納するように構成されている。第1のスレーブユニットの鎖の切断は、手動で行われることが可能である。
前記システムのさらに他の実施形態では、マスタ制御ユニットは、さらに、第1のスレーブユニットの鎖の先頭の第1のスレーブユニットの第1の通信ポートを閉鎖し、第2のスレーブユニットの第2の通信ポートを閉鎖するように構成されている。この場合、手動の介入は必要ない。
前記システムの一実施形態では、各第1のスレーブユニットは、さらに、第1のスレーブユニットの鎖内の切断を検出するように構成されている。マスタ制御ユニットは、検出された第1のスレーブユニットのうちの1つのスレーブユニットの切断に基づいて、第1のスレーブユニットの鎖内の切断の位置を判定するように構成されている。マスタ制御ユニットは、さらに、判定された前記切断の位置および格納された前記第1および第2の伝播遅延に応じて、第1のスレーブユニットの鎖の各第1のスレーブユニットのクロックオフセットを算出し、算出された前記クロックオフセットを、第1のスレーブユニットの鎖の各スレーブユニットにロードするように構成されている。
上記目的は、本発明の第3の態様によれば、処理装置、および、少なくとも1つのスレーブユニットに接続するための少なくとも1つの通信ポートを備えるマスタ制御ユニットにおいても、実現可能である。処理装置は、少なくとも1つの通信ポートに通信可能に接続されていると共に、データ記憶装置に接続されている。処理装置は、上述のシステムの実施形態に従って、前記方法のステップを実施するように構成されている。一実施形態では、データ記憶装置は、マスタ制御ユニットに組み込まれている。
次に、本発明を、図面を参照しながらより詳細に説明する。
図1aは、従来技術に係る制御システムを示すブロック図であり、図1bは、従来技術に係る分散制御システムを示すブロック図である。 図1cは、従来技術に係る、冗長経路を有する分散制御システムを示す他のブロック図であり、図1dは、従来技術に係る、切断後の分散制御システムを示すブロック図である。 図2aは、本発明に係る分散制御システムを示すブロック図である。 図2bは、本発明に係る、切断後の分散制御システムを示すブロック図である。 図3aは、本発明に係る一実施形態を示すフロー図であり、図3bは、本発明に係る他の一実施形態を示すフロー図である。 本発明に係るマスタ制御ユニットを示すブロック図である。
図1aは、従来技術に係る産業用制御システムを示す図であり、該産業用制御システムは、スレーブ制御ユニットまたはスレーブユニット102に通信可能に接続(103,104’’’’)されたマスタ制御ユニット101を含む。マスタ制御ユニット101は、通信ポート106を用いて、スレーブユニット102と通信する。マスタ制御ユニット101は、コマンドを、1つ以上のスレーブユニット102に対して発行し、該スレーブユニット102は、これらのコマンドを処理し、例えば、石油リグでの駆動システム、化学プラントのバルブ制御、等のアプリケーションに対する、アナログまたはデジタル式の入力または出力といった制御動作を行う。
マスタ制御ユニット101は、一般に、ステートマシン制御および調整機能を用いた協調制御機能を行うようにプログラムされている。マスタ制御ユニット101は、他にも、より高位の集合レベルにおいてコマンドを実行し情報をやり取りするための情報処理システムに接続されていることが可能である。マスタ制御ユニット101とスレーブユニット102との間の通信は、工業オートメーション通信プロトコル、例えば、Controller Area Network (CAN)TM、EtherNet/IPTM、EtherCATTM、Profinet IOTM、ProfibusTMによって発生する。より具体的にいうと、EtherCATTMの場合は、産業用制御システムの様々な構成要素間の通信が、EthernetTMフィールドバスプロトコルを用いて行われる。このプロトコルは、マスタコントローラに接続されたスレーブユニットにおいて、マスタコントローラから発行された制御コマンドに対する早い応答時間を可能にする。EtherCATTMでは、データが、通信フレームで転送され、該通信フレームは、イーサネットヘッダー、データ、チェックサム、および、フレームを別々に分離させるためのパケット間ギャップを含む。EtherCATTMフィールドバスの詳細は、[1]に記載されている。より具体的には、[1]の7頁には、マスタ制御ユニットおよびスレーブユニットが相互接続されたネットワークにおける通信に使用される通信フレームについて記載されている。
EtherCATTMフィールドバスにおける通信は、双方向性である。マスタ制御ユニットとスレーブユニットとの間の通信、または、複数台のスレーブユニット間の通信に使用される通信ポートは、常に、入力および出力を有しており、これらの入力および出力は、それぞれ、別のユニットの出力および入力に接続されていてよい。
スレーブユニット102は、環状に相互接続された複数の双方向性通信ポートを備えている。EtherCATTMスレーブユニット等の産業用スレーブユニットは、通常、このような通信ポートを2つ有している。ある種のEtherCATTMスレーブユニットは、最大4つの通信ポートを有することができる。
通信ポート110〜113は、開放または閉鎖の2つの状態であり得る。開放状態では、開放状態の通信ポートは、その入力において外部から通信フレームを受信し、これらのフレームを内部に、すなわち、そのスレーブユニット内で、次の通信ポートに転送することが可能であり、該次の通信ポートが開放状態であるならば、通信フレームは、通信ポートの出力に転送される。閉鎖状態の通信ポートは、その出力または入力を有効にすることなく、その先行通信ポートからの通信フレームを、内部で、次の通信ポートに転送する。さらに、各通信ポートは、通信ポートが外部接続を有していないこと、すなわち、切断された入力および出力を有していることを検出した場合に、通信ポートの状態を閉鎖に変更し、先行通信ポートからのどの通信フレームも次の通信ポートに転送するようになっている。スレーブユニット102は、通信ポートの状態の変更を、そのためのコマンドを受信した時にも、行うことが可能である。このようなコマンドは、スレーブユニット102が通信可能に接続されているマスタ制御ユニット101によって発行されることが好ましい。
図1aに示されるような例では、スレーブユニット102は、4つの通信ポートを有しており、そのうちの、通信ポート110および111は、開放状態にある。これによって、通信線103を介して送信され、ポート110の入力において受信されたコマンドが、次の通信ポート111に転送されることが可能になり、通信ポート111において出力される。通信ポート112および113は、閉鎖状態にある。通信ポート111の入力において受信された通信フレームは、通信ポート112および113にそれぞれ転送され、通信ポート110の出力において出力される。
図1aにも示されるように、2つの通信ポート110および111の間には、処理装置109が含まれている。通信ポート110をマスタ制御ユニット101に接続することによって、処理装置109は、通信ポート110の入力においてマスタ制御ユニット101から受信されたコマンドを実行することが可能である。処理装置109は、スレーブユニットの動きおよび状態を制御するように構成されている。このような動作の1つは、スレーブユニット102のいずれかの通信ポート110〜113の状態を、開放から閉鎖に、またはその反対に変更することであり得る。これにより、マスタ制御ユニット101は、そのためのコマンドをスレーブユニットの処理装置に送信することによって、スレーブユニット102の各ポート110〜113の通信状態を制御することが可能になる。また、切断が検出されると、スレーブユニットの処理装置は、通信ポートの状態の変更を示す信号およびその識別を送信することが可能である。その後、マスタ制御ユニット101は、ポートの状態を問い合わせる。
また、処理装置109は、マスタ制御ユニット101に送信されるデータを、処理装置109を通過中の通信フレームの中に挿入することが可能である。
図1bは、従来技術に係る分散制御システムを示すブロック図である。マスタ制御ユニット101は、鎖108状に接続された複数のスレーブユニット102〜102’’’に接続されている。
第1のスレーブユニットの鎖108は、複数の第1のスレーブユニット102、102’、102’’、102’’’から形成されており、すなわち、先頭のスレーブユニット102の第2の通信ポート111を複数のスレーブユニットのうちの次の第1のスレーブユニット102’の第1の通信ポート110’に通信可能に接続(103’、104’’’)すること、および、後に続くスレーブユニット102’’を通信可能に接続(103’’、103’’’、104’’、104’)することを複数のスレーブユニットの後尾のスレーブユニット102’’’が接続されるまで繰り返すことによって、形成されている。
図示された例では、スレーブユニットの鎖108内のスレーブユニット102〜102’’’は、それぞれ、開放状態にある2つの通信ポート110〜110’’’、111〜111’’’を有し、残りの通信ポートは閉鎖状態にあるので、開放された第1の通信ポート110〜110’’’に入力された通信フレームは、開放された第2の通信ポート111〜111’’’に転送され、そこで出力される。同様に、開放された第2の通信ポート111〜111’’’に入力された通信フレームは、開放された第1の通信ポート110〜110’’’に転送され、そこで出力される。
実際には、スレーブユニットの鎖108は、直線状である必要はない。主鎖108からスレーブユニットの分岐側鎖が生じてもよく、例えば、この場合、[1]の10頁に記載されているように、鎖内のスレーブユニットは開放状態の3つのポートを有しており、1つが鎖の上流部分に接続され、2つのポートがそれぞれ下流の2つの各副鎖に接続されている。
図1bの鎖108内の後尾のスレーブユニット102’’’は、これ以上、鎖108内の他のスレーブユニットには接続されていない。従って、最後のポート111’’’は、閉鎖状態に設定され、これは、内部接続105によって示されている。
こうして、スレーブユニットの鎖108を通って順方向103−103’’’に送信された通信フレームが、スレーブユニットの鎖108を介してマスタ制御ユニット101まで逆方向104’−104’’’’にループバックされることが可能になり、これにより、その後、スレーブユニット102〜102’’’によって出力されたデータを含む通信フレームを、マスタ制御ユニット101に転送することが可能になる。
図1cは、従来技術に係る、冗長経路を有する分散制御システムを示すさらなるブロック図である。図1cでは、スレーブユニットの鎖108は、先頭のスレーブユニット102で、接続103および104によってマスタ制御ユニット101の第1のポート106に接続されているだけでなく、後尾のスレーブユニット102’’’において、接続103’’’’および104によって、マスタ制御ユニット101の第2のポート106’にも接続されている。
マスタ制御ユニット101の第1のポート106から接続103を介して先頭のスレーブユニット102に送信された通信フレームは、スレーブユニットの鎖108を下流側に転送され、接続103’’’’を介してマスタ制御ユニット101の第2のポート106’に戻ってきて受信される。受信されたこれらの通信フレームは、制御ユニット101において直ちに処理されるか、または、第2の通信ポート106’を介して接続104によって返送され、接続104’’’’を介してマスタ制御ユニット101の第1のポート106にループバックされることが可能である。接続104〜104’’’’を用いたこの経路は、実際には、冗長経路である。
図1dは、従来技術に係る、切断後の分散制御システムを示すブロック図である。この例では、スレーブユニット102’とスレーブユニット102’’との間が切断されている。切断の結果として、スレーブユニット102’、102’’は、それぞれ、ポート111’、110’’を閉鎖する。ここでは、これらのポートは、内部接続105、105’によってそれぞれ示されるように閉鎖されている。従って、スレーブユニット102、102’による第1の副鎖114が形成される。
マスタ制御ユニット101の第1の通信ポート106から接続103を介して送信された通信フレームは、内部接続105を介して折り返され、接続104’’’および104’’’’を介して第1の通信ポート106にループバックされる。ポート111’および110’’において状態変更を検出すると、これらのポートは、マスタ制御ユニット101に信号を送り、その結果として、マスタ制御ユニット101は、切断を検出する。
スレーブユニット102’と102’’との間の切断を検出すると、マスタ制御ユニット101は、返送され、第1のポート106の入力において受信した通信フレームを、第2の通信ポート106’の出力に転送することが可能である。通信フレームは、ここで、接続104を介して、スレーブユニット102’’、102’’’による第2の副鎖115に送信される。このフレームは、まず、内部閉鎖されたポート110’’に転送され、続いて、ポート111’’およびポート110’’’を介してスレーブユニット102’’および102’’’に転送され、ここで、各処理装置109によって処理される。
このように、マスタ制御ユニット101は、ユニット102’および102’’の間の切断を補償することが可能である。スレーブユニット102および102’の間の切断、または、スレーブユニット102’’および102’’’の間の切断も、同じように扱われるは明らかであろう。マスタ制御ユニット101およびスレーブユニット102の間の切断、つまり、接続103、104’’’’の切断であっても、切断によって閉鎖されたスレーブユニット102の第1の通信ポート110に、通信フレームを、接続104、104’、104’’、104’’’を介して送信することによって、解決可能である。その後、通信フレームは、順方向にスレーブユニットの鎖108を通って送信され、最後に接続103’’’’を介して、マスタ制御ユニット101の第2の通信ポート106’の入力に戻って来る。
最後のスレーブユニット102’’’とマスタ制御ユニット101との間の接続104、103’’’’が切断されると、最後のスレーブユニット102’’’の第2の通信ポート111’’’は閉鎖される。次に、通信フレームは、マスタ制御ユニット101の第1の通信ポート106を介して、接続103によって、鎖102〜102’’’を下流に送信されることが可能であり、その後、最後のスレーブユニット102’’’の閉鎖されたポート111’’’を介して、接続104’、104’’、104’’’、および、104’’’’によって、マスタ制御ユニット101の第1の通信ポート106の入力にループバックされる。従って、スレーブユニットおよびマスタ制御ユニット101の相互接続のいかなる障害も補償され得る。
図2aは、本発明に係る分散制御システムを示すブロック図である。ここでは、第2のスレーブユニット201が、スレーブユニットの鎖108をマスタ制御ユニット101に接続するために必要な2つのポートを提供しており、結果として、マスタ制御ユニット101からスレーブユニットの鎖108のスレーブユニット102〜102’’’への通信を行うためには、1つの通信ポート106だけが必要とされる。
スレーブユニット201は、マスタ制御ユニット101とスレーブユニットの鎖108との間に設置されている。スレーブユニット201は、内部に、開放状態に設定され、環状に相互接続された3つの通信ポート210、211、212を有している。各通信ポート210、211、212は、上述のように、入力および出力を有している。従って、第1の通信ポート210の入力は、第2の通信ポート211の出力に通信可能に内部接続されており、第2の通信ポート211の入力は、第3の通信ポート212の出力に通信可能に内部接続されており、第3の通信ポート212の入力は、第1の通信ポート210の出力に通信可能に内部接続されている。
スレーブユニット201は、スレーブユニット102〜102’’’と同様である。従って、スレーブユニット201は、3つよりも多い数の通信ポートを有していてもよい。4つのポートの場合が図2aに示されている。このようなさらなる通信ポート213は、閉鎖状態であってもよいし、または、スレーブユニットの副鎖がこのような通信ポートに接続されている時には、開放状態であってもよい。図2aの例では、このさらなる第4の通信ポート213は、閉鎖状態にある。
マスタ制御ユニット101の第1のポート106から接続203を介して送信されたコマンドは、スレーブユニット201の通信ポート210から第2の通信ポート211の出力に転送される。これらの通信フレームは、スレーブユニットの鎖108を通って、接続103’’’’で、スレーブユニット201の第3の通信ポート212の入力に転送される。フレームは、その後、第1の通信ポート210の出力に転送され、マスタ制御ユニット101の第1の通信ポートに戻って来る。
上述のように相互接続されたスレーブユニットの鎖108によって、冗長経路が、第3の通信ポート212の出力から接続104〜104’’’’を通ってスレーブユニット201の第2の通信ポート211の入力まで生成される。この冗長経路は、環状に、自身に接続されているため、通常動作の間は、通信フレームはこの経路を通って送信されない。全ての通信は、主要経路203、103〜103’’’’、204を通って行われる。
図2bは、切断後の、図2aに係る分散制御システムを示すブロック図である。例えば、スレーブユニット102’および102’’の間が切断されると、各出力ポート111’および入力ポート110’’は閉鎖される。これは、内部の相互接続105、105’によって示されている。マスタ制御ユニット101の第1の通信ポート106から接続203を介して送信された通信フレームは、接続103、103’を介して転送され、閉鎖された通信ポート111’を介して、図2aの冗長経路の一部を用いて、接続104’’’、104’’’’によってスレーブユニット201にループバックされる。
スレーブユニット201の通信ポート211および212の構成により、通信ポート211の入力において受信された通信フレームは、第3の通信ポート212の出力に転送され、接続104を介して、冗長経路104、104’の第2の部分に送信され、順方向103’’’、103’’’’に折り返されて、第3の通信ポート212の入力、そして、第1の通信ポート210の出力に送信され、マスタ制御ユニット101の第1の通信ポートの入力にループバックされる。図2bからは、スレーブユニット102、102’、102’’、および、102’’’が通信フレームを受信する順番も図2aと同じであると解釈され得る。従って、スレーブユニットの鎖108に1つの切断が生じた場合に、マスタ制御ユニット101、スレーブユニット201、およびスレーブユニットの鎖108を含むシステムの安全な操作が維持される。
図2bの構成では、先頭のスレーブユニット102とスレーブユニット201との間の切断であっても、ポート211を自動的に閉鎖し、まず通信フレームを、同じく切断によって閉鎖されたスレーブユニット102のポート110に経路104〜104’’’を介して転送することによって解消される。通信フレームは、その後、経路103’、103’’(図2aを参照)、103’’’、および、103’’’’を通り、スレーブユニット201のポート212、213、および、210を介してマスタ制御ユニット101の第1のポート106の入力まで戻る。同様に、鎖の後端の接続104、103’’’’において切断が生じると、スレーブユニット201の第2の通信ポート212は、閉鎖状態になる。また、スレーブユニット102’’’の通信ポート111’’’は、閉鎖された通信状態になる。ここで、第1の通信ポート106から接続203、103、103’、103’’(図2aを参照)、103’’’を介して送信された通信フレームは、閉鎖された通信ポート111’’’によって折り返され、接続104’、104’’(図2aを参照)、104’’’、104’’’’、閉鎖された通信ポート212、213、および、接続204を介して、マスタ制御ユニット101の第1の通信ポートの入力にループバックされる。
スレーブユニット201および102〜102’’’の全ての通信ポートは、各通信ポートにおいて切断が生じると、閉鎖状態になるように構成されているので、マスタ制御ユニット101とスレーブユニット102〜102’’’との間の通信は、マスタ制御ユニット101の介在無しに、維持される。
上述の例において、先頭のスレーブユニット102は、第1の通信ポート210がマスタ制御ユニット101から通信フレームを受信した後に、開放された第2の通信ポート211に接続され、スレーブユニットの鎖108の後尾のスレーブユニット102’’’は、スレーブユニット201の第3の通信ポート212に接続される必要があることは明らかであろう。
第1の通信ポート210と第2の通信ポート211との間に、他の通信ポートがあってもよいが、必要なことは、通信フレームが、第1の通信ポート210の入力から第2の通信ポート211の出力まで転送され、第2の通信ポートの入力からの通信フレームが、第3の通信ポート212の出力に転送され、第3の通信ポート212の入力からの通信フレームが、第1の通信ポート210の出力に転送されることである。
図3aは、本発明に係る実施形態を示すフロー図を示す図である。産業用分散制御システムのスレーブユニットは、ローカルアプリケーションを参照クロックと同期するためのシステムクロック、つまり、システムタイム、を利用することが可能である。このために、各スレーブユニットは、ローカルクロックを有している。ローカルクロックは、初期状態では参照クロックから独立して動作し、参照クロックと同期されることが可能である。ローカルクロックと参照クロックとの間の遅延を測定し、測定された伝播遅延に基づいてクロックオフセットを各スレーブユニットに適用することによって、ローカルクロックを補償することが可能である。
分散クロック(DC)の使用については、[2]の9章、65〜86頁に記載されている。処理装置109〜109’’’、209が、DC動作に応じて処理を行う。DC動作の目的は、ローカルクロックを有する全てのスレーブユニットが、このローカルクロックを、参照クロックと同期させることである。DC動作のこの目的のために、マスタ制御ユニット101は、スレーブユニット102〜102’’’、201に送信されたコマンドの伝播遅延を測定し、補正値、つまり、クロックオフセットを各スレーブユニットのクロックに送信して、該伝播遅延を補償する必要がある。各スレーブユニットへの伝播遅延を測定することは、例えば、以下のように行う。
1.マスタ制御ユニットがポートにブロードキャストライトを送信する。
2.各スレーブ装置は、フレームのイーサネットプリアンブルの第1のビットが受信された時のそのローカルクロックの時間を、それぞれ個別に格納する。
3.マスタが全てのタイムスタンプを読み出し、トポロジーについての遅延時間を算出する。参照クロックと個々のスレーブとの間の遅延時間は、スレーブの遅延レジスタに書き込まれる。
図2bを参照すると、スレーブユニット102〜102’’’のDC動作をマスタ制御ユニット101により維持するために、初期設定段階において、通信フレームの伝播遅延が、マスタ制御ユニット101により、スレーブユニット201、および、スレーブユニットの鎖108内のスレーブユニット102〜102’’’を介して順方向および逆方向に測定される。
順方向における伝播遅延を測定するために、後尾のスレーブユニット102’’’は、スレーブユニット201の第3の通信ポート212から切断される(301)。切断(301)は、後尾のスレーブユニット102’’’を第2のスレーブユニット201の第3の通信ポートから物理的に切断すること、または、スレーブユニット102’’’の出力ポート111’’’を閉鎖状態に設定すると共に第3の通信ポート212を閉鎖状態に設定することによって、行われることが可能である。続いて、各スレーブユニット102〜102’’’における伝播遅延が測定される(302)。順方向における測定の結果は、マスタ制御ユニット101用のデータ記憶装置402に格納される(307)。この結果から、DC動作に必要なクロックオフセットを、順方向において算出することが可能である。システムの通常動作に戻るために、後尾の第1のスレーブユニット102’’’は、スレーブユニット201の第3のポート212に再接続される(303)。
冗長経路を介した逆方向における伝播遅延を測定するために、先頭のスレーブユニット102は、スレーブユニット201の第2の通信ポート211から切断される(304)。切断304は、先頭のスレーブユニット102を第2のスレーブユニット201の第2の通信ポートから物理的に切断すること、または、スレーブユニット102の入力ポート110を閉鎖状態に設定すると共に第2の通信ポート211を閉鎖状態に設定することによって、行われることが可能である。ここでは、伝播遅延は、通信フレームを冗長経路104、104’、104’’、104’’’を介して送信することによって測定(305)することが可能であり、通信フレームは、スレーブユニット102の通信ポート110において折り返されて、経路103’、103’’、103’’’、103’’’’、および、スレーブユニット101の通信ポート106の入力にループバックされる。
冗長経路を介した測定の結果は、マスタ制御ユニット101内のデータ記憶装置402に格納される(307)。この結果から、DC動作に必要なクロックオフセットを、順方向において(ただし冗長経路を介して)算出することが可能である。システムの通常動作に戻るために、先頭の第1のスレーブユニット102は、スレーブユニット201の第2のポート211に再接続される(306)。
図3bは、他の実施形態を示すフロー図である。スレーブユニットの鎖108内の2つのスレーブユニット間の切断により、該切断に隣接するスレーブユニットの通信ポートは閉鎖される。このポートの状態変更は、その識別と一緒に、各スレーブユニットによってマスタ制御ユニット101に通信される。こうして、この切断は検出される(308)。状態変更がなされたスレーブユニットとそれぞれのポートを識別することによって、切断の位置が、マスタ制御ユニット101によって判定される(309)。マスタ制御ユニット101は、過去に測定され格納されている、切断によって生じた副鎖214、215内の各スレーブユニットの伝播遅延から、クロックオフセットを算出する(310)。関連するスレーブユニットの切断の検出(308)および識別(309)が行われた後、マスタ制御ユニット101は、切断の位置、つまり、副鎖214、215の構成に応じて、各スレーブユニット102〜102’’’のクロックオフセットを算出し(310)、副鎖214、215のスレーブユニットに、各クロックオフセットをロードする(311)。これによって、各スレーブクロックの継続的なDC動作が、各スレーブユニットにおいて可能になる。
図4は、上述の方法およびシステムにおいて使用されるマスタ制御ユニットを示すブロック図である。マスタ制御ユニット101は、処理装置401を含み、該処理装置401は、上述のスレーブユニット201、102〜102’’’を用いた、データ取得、データ出力、制御、および/または、調整機能の少なくとも1つの機能を行うように構成されている。マスタ制御ユニット101は、少なくとも1つの通信ポート106、106’を有しており、通信ポート106、106’は、通信フレームを用いて通信ポート106、106’に接続されたスレーブユニット201、102〜102’’’にコマンドを送信し、該スレーブユニット201、102〜102’’’からデータを受信する。マスタ制御ユニット101は、より高位の集合レベルの制御システムの構成要素と、データおよび/またはコマンド、若しくは、命令を交換するためのさらなる通信ポート(図4には図示せず)をさらに備えていてよい。マスタ制御ユニット101は、その構成内に、測定された、スレーブユニットの鎖108の順方向における伝播遅延、および、スレーブユニットの鎖108の冗長経路を介した伝播遅延を格納するためのデータ記憶装置402をさらに備えている。データ記憶装置402は、図4に示されるように、マスタ制御ユニット101に組み込まれていてよい。あるいは、データ記憶装置402は、システム200内の別個のモジュールであってもよいし、または、別のモジュールに組み込まれていてもよい。マスタ制御ユニット101は、実行可能命令により、処理装置401にいくつかの制御タスクを実行させるようにプログラムされていることが可能である。
[参照文献]
[1] EtherCAT introduction, EtherCAT Technology Group (ETG), http://www.ethercat.org/pdf/english/EtherCAT_lntroduction_EN.pdf
[2] EtherCAT Slave Controller ESC Datasheet Section 1, version 2.1 dated 2013-03-01, Beckhoff, http://download.beckhoff.eom/download/Document/EtherCAT/Development_products/E therCAT_ESC_Datasheet_Sec1_Technology_2i1.pdf

Claims (18)

  1. 分散制御システム(200)において複数の第1のスレーブユニット(102、102’、102’’、102’’’)を接続する方法であって、前記システムは、
    マスタ制御ユニット(101)と、
    複数の第1のスレーブユニット(102、102’、102’’、102’’’)であって、各第1のスレーブユニットは、第1の通信ポート(110〜110’’’)および第2の通信ポート(111〜111’’’)を有し、各通信ポート(110〜110’’’、111〜111’’’)は入力および出力を有し、各第1のスレーブユニットは、第2の通信ポートの出力に通信可能に内部接続された第1の通信ポートの入力、および、第1の通信ポートの出力に通信可能に内部接続された第2の通信ポートの入力を有する、複数の第1のスレーブユニット(102、102’、102’’、102’’’)と、
    第2のスレーブユニット(201)であって、第1の通信ポート(210)、第2の通信ポート(211)、および、第3の通信ポート(212)を備え、各通信ポート(210、211、212)は入力および出力を有し、第1の通信ポート(210)の入力は、第2の通信ポート(211)の出力に通信可能に内部接続されており、第2の通信ポート(211)の入力は、第3の通信ポート(212)の出力に通信可能に内部接続されており、第3の通信ポート(212)の入力は、第1の通信ポート(210)の出力に通信可能に内部接続されている、第2のスレーブユニット(201)と、を備え、
    前記方法は、
    前記複数の第1のスレーブユニット(102、102’、102’’、102’’’)から第1のスレーブユニットの鎖(108)を形成するステップと、
    前記マスタ制御ユニット(101)を第2のスレーブユニット(201)の第1の通信ポート(210)に通信可能に接続(203、204)するステップと、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の先頭の第1のスレーブユニット(102)の第1の通信ポート(110)を第2のスレーブユニット(201)の第2の通信ポート(211)に通信可能に接続するステップと、を含む方法において、
    前記鎖(108)の後尾のスレーブユニット(102’’’)の第2の通信ポート(111’’’)を第2のスレーブユニット(201)の第3の通信ポート(212)に通信可能に接続するステップをさらに含むことを特徴とする、方法。
  2. 前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の後尾の第1のスレーブユニット(102’’’)を、第2のスレーブユニット(201)から切断するステップ(301)と、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)内のスレーブユニット(102〜102’’’)毎に、第1の伝播遅延を、第2のスレーブユニット(201)の第2の通信ポート(211)を介して測定するステップ(302)と、
    前記第1の伝播遅延をデータ記憶装置(402)に格納するステップ(307)と、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の後尾の第1のスレーブユニット(102’’’)を第2のスレーブユニット(201)から切断するステップ(301)は、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の後尾の第1のスレーブユニット(102’’’)の第2の通信ポート(111’’’)を閉鎖するステップと、
    前記第2のスレーブユニット(201)の第3の通信ポート(212)を閉鎖するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の先頭の第1のスレーブユニット(102)を第2のスレーブユニット(201)から切断するステップ(304)と、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)内のスレーブユニット(102〜102’’’)毎に、第2の伝播遅延を、第2のスレーブユニット(201)の第3の通信ポート(212)を介して測定するステップ(305)と、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の第1のスレーブユニット(102〜102’’’)毎の第2の伝播遅延をデータ記憶装置(402)に格納するステップ(307)と、をさらに含む、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の先頭の第1のスレーブユニット(102)を第2のスレーブユニット(201)から切断するステップは、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の先頭の第1のスレーブユニット(102)の第1の通信ポート(110)を閉鎖するステップと、
    前記第2のスレーブユニット(201)の第2の通信ポート(211)を閉鎖するステップと、を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1のスレーブユニットの鎖(108)内の1つの第1のスレーブユニット(102’、102’’)の切断を検出するステップ(308)と、
    検出された1つの第1のスレーブユニット(102〜102’’’)の切断に基づいて、第1のスレーブユニットの鎖(108)内の前記切断の位置を判定するステップ(309)と、
    判定された前記位置および格納された前記第1および第2の伝播遅延に応じて、第1のスレーブユニットの鎖(108)の各第1のスレーブユニット(102〜102’’’)のクロックオフセットを算出するステップ(310)と、
    算出された前記クロックオフセットを、第1のスレーブユニットの鎖(108)の各スレーブユニット(102〜102’’’)にロードするステップ(311)と、をさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. マスタ制御ユニット(101)と、
    複数の第1のスレーブユニット(102、102’、102’’、102’’’)であって、各第1のスレーブユニットは、第1の通信ポート(110〜110’’’)および第2の通信ポート(111〜111’’’)を有し、各通信ポートは入力および出力を有し、各第1のスレーブユニットは、第2の通信ポートの出力に通信可能に内部接続された第1の通信ポートの入力、および、第1の通信ポートの出力に通信可能に内部接続された第2の通信ポートの入力を有し、第1のスレーブユニットの鎖(108)の形に通信可能に接続されている、複数の第1のスレーブユニット(102、102’、102’’、102’’’)と、
    第2のスレーブユニット(201)であって、第1の通信ポート(210)、第2の通信ポート(211)、および、第3の通信ポート(212)を備え、各通信ポート(210、211、212)は入力および出力を有し、第1の通信ポート(210)の入力は、第2の通信ポート(211)の出力に通信可能に内部接続されており、第2の通信ポート(211)の入力は、第3の通信ポート(212)の出力に通信可能に内部接続されており、第3の通信ポート(212)の入力は、第1の通信ポート(210)の出力に通信可能に内部接続されている、第2のスレーブユニット(201)と、を備え、
    前記マスタ制御ユニット(101)は、第2のスレーブユニット(201)の第1の通信ポート(210)に通信可能に接続(203,204)されており、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の先頭のスレーブユニット(102)の第1の通信ポート(110)は、第2のスレーブユニット(201)の第2の通信ポート(111)に通信可能に接続されている、分散制御システム(200)において、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の後尾の第1のスレーブユニット(102’’’)の第2の通信ポート(111’’’)は、第2のスレーブユニット(201)の第3の通信ポート(212)に通信可能に接続されていることを特徴とする、分散制御システム(200)。
  8. 前記マスタ制御ユニット(101)は、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)内の各スレーブユニット(102〜102’’’)の第1の伝播遅延を、第2のスレーブユニット(201)の第2の通信ポート(211)を介して測定するように構成されており、ここで、前記第1のスレーブユニットの鎖(108)は、後尾の第1のスレーブユニット(102’’’)において、第2のスレーブユニット(201)から切断され、
    前記マスタ制御ユニット(101)は、前記第1の伝播遅延をデータ記憶装置(402)に格納するように構成されている、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記マスタ制御ユニット(101)は、さらに、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の後尾の第1のスレーブユニット(102’’’)の第2の通信ポート(111’’’)を閉鎖し、
    前記第2のスレーブユニット(201)の第3の通信ポート(212)を閉鎖するように構成されている、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記マスタ制御ユニット(101)は、さらに、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)内の各スレーブユニット(102〜102’’’)の第2の伝播遅延を、第2のスレーブユニット(201)の第3の通信ポート(212)を介して測定するように構成されており、ここで、前記第1のスレーブユニットの鎖(108)は、先頭の第1のスレーブユニット(102)において、第2のスレーブユニット(201)の第2の通信ポート(211)から切断され、
    マスタ制御ユニット(101)は、さらに、第1のスレーブユニットの鎖(108)の各第1のスレーブユニット(102〜102’’’)の前記第2の伝播遅延をデータ記憶装置(402)に格納するように構成されている、請求項8または9に記載のシステム。
  11. 前記マスタ制御ユニット(101)は、さらに、
    前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の先頭の第1のスレーブユニット(102)の第1の通信ポート(110)を閉鎖し、
    前記第2のスレーブユニット(201)の第2の通信ポート(211)を閉鎖するように構成されている、請求項10に記載のシステム。
  12. 各前記第1のスレーブユニット(102〜102’’’)は、第1のスレーブユニットの鎖(108)内の切断を検出するようにさらに構成されており、
    前記マスタ制御ユニット(101)は、検出された第1のスレーブユニット(102〜102’’’)のうちの1つのスレーブユニットの切断に基づいて、第1のスレーブユニットの鎖(108)内の前記切断の位置を判定するように構成されており、
    前記マスタ制御ユニット(101)は、さらに、判定された前記位置および格納された前記第1および第2の伝播遅延に応じて、第1のスレーブユニットの鎖(108)の各第1のスレーブユニット(102〜102’’’)のクロックオフセットを算出し、算出された前記クロックオフセットを、第1のスレーブユニットの鎖(108)の各スレーブユニット(102〜102’’’)にロードするように構成されている、請求項10または11に記載のシステム。
  13. 請求項7に記載の分散制御システムのためのマスタ制御ユニット(101)であって、
    処理装置(401)と、少なくとも1つのスレーブユニット(201、102〜102’’’)に接続するための少なくとも1つの通信ポート(106、106’)と、を備え、前記処理装置(401)は、前記少なくとも1つの通信ポート(106、106’)に通信可能に接続されており、前記マスタ制御ユニット(101)は、
    第1のスレーブユニットの鎖(108)内の各スレーブユニット(102〜102’’’)の第1の伝播遅延を、第2のスレーブユニット(201)の第2の通信ポート(211)を介して測定するように構成されており、ここで、第1のスレーブユニットの鎖(108)は、後尾の第1のスレーブユニット(102’’’)において、第2のスレーブユニット(201)から切断され、
    前記マスタ制御ユニット(101)は、前記第1の伝播遅延をデータ記憶装置(402)に格納するように構成されている、マスタ制御ユニット(101)。
  14. 前記データ記憶装置(402)を含む、マスタ制御ユニット(101)。
  15. 前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の後尾の第1のスレーブユニット(102’’’)の第2の通信ポート(111’’’)を閉鎖し、
    前記第2のスレーブユニット(201)の第3の通信ポート(212)を閉鎖するように構成されている、請求項13または14に記載のマスタ制御ユニット(101)。
  16. 第1のスレーブユニットの鎖(108)における各スレーブユニット(102〜102’’’)の第2の伝播遅延を、第2のスレーブユニット(201)の第3の通信ポート(212)を介して測定し、ここで、第1のスレーブユニットの鎖(108)は、先頭の第1のスレーブユニット(102)において、第2のスレーブユニット(201)の第2の通信ポート(211)から切断され、
    第1のスレーブユニットの鎖(108)の各第1のスレーブユニット(102〜102’’’)の前記第2の伝播遅延を、データ記憶装置(402)に格納するように、さらに構成されている、請求項15に記載のマスタ制御ユニット(101)。
  17. 前記第1のスレーブユニットの鎖(108)の先頭の第1のスレーブユニット(102)の第1の通信ポート(110)を閉鎖し、
    前記第2のスレーブユニット(201)の第2の通信ポート(211)を閉鎖するように、さらに構成されている、請求項16に記載のマスタ制御ユニット(101)。
  18. 検出された第1のスレーブユニット(102〜102’’’)のうちの1つのスレーブユニットの切断に基づいて、第1のスレーブユニットの鎖(108)内の切断の位置を判定し、
    判定された前記位置および格納された前記第1および第2の伝播遅延に応じて、第1のスレーブユニットの鎖(108)の各第1のスレーブユニット(102〜102’’’)のクロックオフセットを算出し、算出された前記クロックオフセットを、第1のスレーブユニットの鎖(108)の各スレーブユニット(102〜102’’’)にロードするように、さらに構成されている、請求項16または17に記載のマスタ制御ユニット(101)。
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