JP2017510422A - 予備成形された義歯床半製品 - Google Patents

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Abstract

本発明は、サブトラクティブCAM法を用いて義歯用の義歯床を製造するための義歯床半製品(1)であって、上記義歯床半製品(1)はプラスチック材料製またはワックス製であり、予備成形され、歯列弓(2)または歯列弓部分は上記義歯床半製品(1)の材料肥厚部分として予備成形される義歯床半製品(1)と、少なくとも1つの斯かる義歯床半製品(1)を有するセットとに関係している。更に、本発明は、請求項1〜11のいずれか一項に記載の義歯床半製品(1)を用いて総義歯または少なくとも部分義歯を製造するための義歯床の製造方法において、以下の製造工程すなわち、CAM法を用いて上記義歯床半製品(1)の材料を除去するために、上記義歯床半製品(1)をCAM装置内に固定する工程と、計算されたCADモデルに基づき、CAM装置を用いて上記義歯床半製品(1)から材料を除去する工程とを含むことを特徴とする方法にも関する。

Description

本発明は、サブトラクティブCAM法を用いて歯科補綴用の義歯床を製造するための義歯床半製品に関しており、該義歯床半製品はプラスチック製またはワックス材料製である。
更に、本発明は、歯科補綴用の義歯床の製造方法および斯かる義歯床半製品を用いた実施用のセットにも関する。
従って、本発明は、義歯床に関係する歯科学において、部分プラスチック義歯(部分義歯)およびプラスチック総義歯(総義歯)の製造に関しており、この目的のために、該製造はCAM法(コンピューター支援製造)を用いて機械により行われる。歯科補綴品および義歯床は、CAD法(コンピューター支援設計)を用いてコンピューターの支援により構築されるのが好ましい。この場合、義歯床が最初に製造され、それが後に歯の無いまたは部分的に歯の無い患者の歯茎に置かれる。次に、人工歯が個々に完成され、義歯床に挿入および固定される。人工歯を配置された義歯床は、完成された歯科補綴品を形成する。
歯科補綴品の標準的な製造方法はアナログ方式である。つまり義歯床を製造するには現在アナログ方式が用いられており、まず歯の無い患者の顎のインプリントが得られる。このインプリントから型が作られ、そこに歯茎の色をしたプラスチック材料が注ぎ込まれる。プラスチックが硬くなってから、望ましい形態を得るための後処理が行われる。次に別個に製造された人工歯が挿入されるが、該人工歯も現在はほとんどの場合アナログ方式を用いて製造されている。
人工歯を製造する際、該人工歯はワックス基剤上に手動で個別に設定される。次の工程において、このワックス人工歯はキュベット内の歯科用石膏に埋め込まれ、次にワックス基剤は歯科用石膏の硬化後温水で洗い流され、その結果、義歯樹脂用の空洞ができる。この工程中、人工歯は歯科用石膏内に留まっている。各歯科用石膏が空洞内に射出され、すなわち「詰められ」、その結果、プラスチック材料が硬化した後、義歯または完成した人工歯が得られる。
プレハブ式の人工歯の設定が必要な場合は、歯科技師はそれを患者の口腔状態に合わせて調整し研磨する。
このタイプの方法は特許文献1によって知られており、その場合、義歯床はインプリントに基づいてプラスチックブロックを研磨して得られる。特許文献2または3に記載されているように、この第一の方法は既に利用可能であり、その場合、部分義歯または総義歯がデジタル的に設定されCAD−CAM法を用いて製造される。特許文献4はワックスインプリントと3D対処ミリングを用いた義歯床の製造を推奨しているが、この方法は最近のCAD−CAM法よりも高価である。プレハブ式の人工歯を用いたミリングブロックは特許文献5により知られている。斯かる方法の欠点は人工歯が床と同じ材料で作られていることであり、損傷が生じた場合は歯全体を入れ替えなければならず、完成した義歯を患者の必要(例えば、歯の色、咬合、歯の位置等)に合わせるには費用がかかり過ぎることである。更なる欠点は、床または人工歯(または人工歯冠)が異なる必要条件を有しているにも拘らず、同じ材料で作られていることである。歯は物を噛むのが主な目的であり、噛むことにより損傷が生じてはならない。それとは対照的に、床は粘膜上に生じる力を分散する必要がある。1つの材料しか使用されていない場合は問題が生じ得る。
義歯製造用の丸形半製品が特許文献6により知られている。斯かる半製品(いわゆる丸形半製品)は、CAMミリングマシンを用いてCADモデルに基づき自動的に切削加工される。現在の方法では、義歯床は、僅か2〜3mmの厚さしかない斯かる全ブロック(丸形半製品)から切削加工されている。この方法の欠点の1つは材料を使い過ぎることであり、各患者の解剖学的状態にもよるが、簡単に90%を超過する場合もある。別の欠点は、大量の材料を除去しなければならないので、CAM装置による処理時間が長くかかることである。更に、各ミリング工具の摩耗が比較的激しい。
斯かる場合の更なる欠点は、義歯床が作られるまでに比較的長い時間がかかることである。加えて、半製品の処理中ミリングヘッドが摩耗するので、定期的に新しいのと入れ替えなければならないことである。切削加工後の材料は処分するか再生利用しなければならない。
国際公開第91/07141号 独国特許出願公開第102009056752号明細書 国際公開第2013/124452号 仏国特許出願公開第2582932号明細書 国際公開第2013/068124号 独国実用新案公開第202006006286号明細書
従って、本発明の目的は従来技術の欠点を乗り越えることである。特に、最も簡単で最も完成度が高く最も費用効果の高い義歯床半製品の処理、あるいは最も簡単で最も完成度が高く最も費用効果の高い義歯床の処理を可能とする、義歯床半製品、方法およびセットが提供される。サブトラクティブCAM法を実施するための工具のミリングヘッドの摩耗は僅かである。加えて、義歯床の製造も可能な限り迅速である。
本発明の目的は、サブトラクティブCAM法を用いて義歯用の義歯床を製造するための義歯床半製品によって達成され、その場合、義歯床半製品はプラスチック材料製またはワックス製であり、予備成形され、歯列弓または歯列弓部分は義歯床半製品の材料を肥厚化するために予備成形される。
歯列弓または歯列弓部分が予備成形されるということは、製造対象の義歯床の歯列弓の材料または製造対象の部分義歯床の歯列弓部分の材料は、既に材料肥厚部分に含まれていることを意味する。斯かる目的のために、歯列弓または歯列弓部分の寸法は、通常の許容差も含めて、製造対象の義歯床の典型的な歯列弓群よりも大きい。本発明の義歯床半製品によれば、現実的に予期可能な全義歯床の5%ないし100%が製造できるのが好ましい。
歯列弓は義歯床の形状を含んでいるが、挿入される人工歯の形状は含んでいない。従って、人工歯が挿入された後、義歯床半製品を用いて製造された製造対象の歯のセットは、未処理義歯床半製品の歯列弓の肥厚部分よりも嵩が大きくなり得る。
更に、本発明においては、製造対象の義歯床の位置および方位は、義歯床半製品の外形により義歯床半製品内で事前に規定されているのが好ましい。
当然ながら、義歯床半製品から種々の義歯床を製造可能とするため、ある程度の自由度は残されている。製造対象の義歯床の位置が義歯床半製品内に10mmの正確度、好ましくは5mmの正確度を有し、義歯床半製品内に製造対象の義歯床の方位が10度の正確度、好ましくは5度の正確度を有していれば十分である。本明細書においては、方位とは、製造対象の義歯床が予備成形される義歯床半製品に対して傾く潜在的な角度に関連している。
本発明によれば、義歯床半製品は、互いに縦方向に向く精確に1つの対称面または2つの対称面を有しているが、精確に1つの対称面であるのが好ましい。この場合、1つの対称面または複数の対称面のうちの1つは製造対象の義歯床の矢状面に対応しているのが好ましい。
本発明の更なる改良によれば、歯列弓または歯列弓部分は、幅を減少させながら、歯茎の接触面から離れる咬合方向に形成されるのが好ましい。
その結果、義歯床半製品の形状は、通常または標準の義歯床の形状(縦方向の寸法が歯列弓の咬合方向へ前進するにつれてやはり減少する)に更に適合する。その結果、製造中に除去される、すなわち切削加工される材料の量が更に減少する。
本発明によれば、義歯床半製品は、歯茎に接触する側に、歯の無い顎堤または歯の無い顎堤の一部を保持するための予備成形として弓状の凹部を有しており、該凹部は歯列弓または歯列弓部分に沿って延びている。
この方法は、義歯床半製品の形状を該半製品から製造対象の義歯床の形状に適合させるのに更に役立ち、その結果、製造中の材料および製造時間が節約され、ミリング工具の摩耗度も減少する。
本発明においては、義歯床半製品の少なくとも1つの側、好ましくは義歯床半製品の頬側に、義歯床半製品をCAM装置、特にCAMミリングマシンに固定するためのホルダーが配置され、および/またはCAMミリングマシンの位置決めのための目印が提供されているのが好ましい。
その結果、義歯床半製品は、精確な方位および精確な位置でCAM装置に確実に接続できる。
本発明の好ましい実施形態では、義歯床半製品の角および末端が丸くなっており、好ましくは、曲率半径が0.5mm未満、特に好ましくは2mm未満である義歯床半製品の角または末端が存在しないのが好ましい。CAM装置、特にCAMミリングマシンに義歯床半製品を固定するためのホルダーを有する義歯床半製品の実施形態において、義歯床半製品の角および末端はホルダーを除いて丸くなっており、好ましくは、曲率半径が0.5mm未満、特に好ましくは2mm未満である義歯床半製品の角または末端は、ホルダーを除いて存在しない。
その結果、CAM法を使用する処理中に、義歯床半製品またはその一部の角および末端が破損するような事態が回避できる。CAM装置のホルダーは処理されないし後に切り離されるだけなので、それにはより小さな曲率半径および末端も実現可能である。
更に、義歯床半製品は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)またはポリウレタン(PU)で構成されている。
斯かる材料は、CAM法で義歯床半製品を処理するのに特に適している。加えて、美的にマッチした義歯床も製造できる。
本発明によれば、無機質の充填剤が義歯床半製品を構築する材料に含まれている。義歯床半製品はプラスチック材料で作製されるのが好ましい。
可能な無機質充填剤は酸化珪素、セラミック、ガラスセラミックまたはその混合体、およびガラス製の無機質繊維、超高分子量のポリエチレン(UHMW−PE)製の炭素繊維または有機繊維である。充填剤は、粉末形状でプラスチック材料中に分散されていてもよい。プラスチック材料は、義歯床に自然な外観を与えるという意味で透明性を有しているのが好ましい。
本発明の更なる好ましい実施形態では、義歯床半製品の歯列弓または歯列弓部分の内部および前記歯列弓または歯列弓部分に沿って、義歯床半製品の材料の強化材または補強材が提供される。
その結果、義歯床半製品から製造対象の義歯床の機械的特性が改善できる。斯かるやり方で製造される製造対象の歯科補綴品の機械的耐久性は、CAD/CAM法を用いる標準的やり方で製造される製造対象の歯科補綴品と比べて改善されている。
本発明の更なる特に好ましい実施形態では、歯列弓は義歯床半製品の末端側に放物状肥厚部分として設計されている、あるいは歯列弓部分は、末端側に、義歯床半製品の放物形状の一部が材料の肥厚部分として設計されている。
斯かる形状は、種々の義歯床を製造するための初期形状として最高である。すなわち、最も必要な成形は斯かる歯列弓の領域で行われることになる。同時に、義歯床形状は斯かる構造により既に大雑把に規定されているので、除去中の材料の損失は更に最小限に抑えられる。
斯かる義歯床半製品を用いることにより、肥厚部分は8mmないし30mmの幅を有し、および/または肥厚部分は5mmないし30mmの厚さを有する。肥厚部分の幅および厚さまたは高さは、義歯床半製品の歯列弓の幅および厚さまたは高さに対応する。
その結果、CAM法を用いて処理する際に、義歯床半製品の肥厚部分には、人工歯を挿入するだけの十分な空間が存在する。
更に、肥厚部分は、放物状肥厚部分の腕の領域よりも放物状肥厚部分の頂部周囲の領域において大きい厚さを有する、および/または肥厚部分の厚さまたは高さは、放物状部分の頂部の方向に増大する。
その結果、製造対象の義歯床に義歯床半製品の形状を更に適合させることができ、材料の節約も達成できる。
本発明の基礎を形成する目的は、義歯床半製品を用いて総義歯または少なくとも部分義歯を製造するための義歯床の製造方法によっても達成され、その場合、以下の方法工程、すなわち、1)CAM法を用いて義歯床半製品の材料を除去するために、義歯床半製品をCAM装置内に固定する工程と、2)計算されたCADモデルに基づき、CAM装置を用いて義歯床半製品から材料を除去する工程とが、その方法に含まれる。
本発明の義歯床半製品から、総義歯が顎部分用に切削加工または形成できる、あるいは複数の部分義歯が1つの義歯床半製品から切削加工または形成できる。
本発明の方法により、義歯床半製品は複数の義歯床半製品から選択され、上記選択は、製造対象の義歯床のCADモデルおよび全義歯床半製品の既知の寸法に基づく計算を用いて行われ、その場合、全義歯床半製品がコンピューターの出力機能により選択できるのが好ましい、および/または入力機能を通して選択できるのが好ましい。
その結果より多くの異なる義歯床半製品が提供できるので、1つだけの義歯床半製品または僅かな数の義歯床半製品のみが選択に使用される場合と比較して、各義歯床半製品は、製造対象の義歯床の幾何形状に既に良く適合していることになる。
更に、本発明によれば、義歯床半製品または複数の義歯床半製品は数多くの義歯床半製品から選択され、その外形寸法はCADモデルによって計算される製造対象の義歯床形状を十分含んでおり、上記選択される義歯床半製品の好ましい順番、特に表示順番または示される順番は、義歯床半製品の外形と製造対象の義歯床のCADモデルとの間の体積差によって決定される。
本発明によれば、製造対象の義歯床のCADモデルとの体積差の最も小さい義歯床半製品が自動的に推奨される、または使用される。
斯かる手段の結果、種々の義歯床半製品の選択により、最も迅速に処理可能な義歯床半製品、あるいは除去される材料の量の最も少ない義歯床半製品が選択できる。
更に、製造対象の義歯床のCADモデルを計算する際に、患者の口腔状態および/または義歯床半製品の外形または複数の義歯床半製品の外形に関して以前に記録されたデータが考慮されるのが好ましい。
その結果、本発明の方法の更なる自動化が可能となる。
更に、義歯床半製品の予備成形された歯列弓におけるCAM法によって、製造された義歯床に人工歯を保持するための複数の凹部が作成される、好ましくは切削加工される。
義歯床と凹部を1つの工程で製造することにより、時間が節約できると同時に、半完成の義歯床を同じまたは異なるCAM装置に新たにまたは別個に接続および位置決めすることにより生じ得る誤りが回避できる。
本発明の目的は、少なくとも1つの義歯床半製品、好ましくは種々に形成された複数の義歯床半製品、および上記少なくとも1つの義歯床半製品の外形に関するデータを含むセット、好ましくはデータを記憶するデータ媒体を含むセットによっても達成される。
上記セットは種々に形成された複数の義歯床半製品および斯かる全ての義歯床半製品の外形に関するデータを含むものであり、本発明の方法を実施するためのセットが提供される。
本発明は、予備成形された義歯床半製品を用いることにより、より迅速で効果的な義歯床の製造方法が可能であり、CAM装置の工具も保護され、サブトラクティブCAM法により生じる材料の損失も最小限に抑えられるという驚くべき発見に基づいている。義歯床半製品は適切な形状を有しているので処理中十分にフレキシブルであり続け、従って、種々の口腔状態や製造対象の義歯床に要求される他の条件にも容易に適合できる。
上記義歯床半製品、方法及びセットは、CAD/CAM法を用いた処理に提供され、斯かる方法に特に適している。
本発明の基礎を形成する解決方法は、予備成形された種々の義歯床半製品に基づいているのが好ましく、完全体ではなく予備成形された半製品という事実により上述の欠点を排除するものである。更に、本発明は、印象トレー同様、解剖学的特徴に基づいて人の顎をカテゴリーまたはサイズに分割して、大雑把に予備成形された義歯床半製品を提供すると言う意味でも際立っている。CAD/CAMシステムで使用されるソフトウェアが、各患者の状態に合う義歯床半製品を選択し、予備成形された義歯床半製品内にいわゆる入れ子を取り入れる(製造対象の義歯床の仮想形状を可能な限り最高の状態で義歯床半製品内に位置決めする)。義歯床半製品はプラスチックまたはワックスなどの異なる材料で製造するのが好ましい。
本発明の義歯床半製品または本発明の方法および本発明のセットの特長は、標準的な切削加工用の半製品の適用と比べて、特に、切削加工時間の短縮、義歯床材料の使用量の減少、ミリング工具の保護すなわちミリング工具の摩耗の削減にある。
本発明の例示的実施態様を以下に4つの概略図を基に説明するが、本発明が斯かる実施形態により制限されることはない。
図1は、本発明の義歯床半製品の概略斜視図を示す。 図2は、本発明の義歯床半製品の概略側面図を示す。 図3は、本発明の義歯床半製品の概略平面図を示す。 図4は、本発明の義歯床半製品の概略斜視図であり、部分義歯床を示している。
図面において、異なる実施形態において同じ符号が類似の部分に用いられている場合がある。
図1は、本発明の義歯床半製品1の概略斜視図を示す。義歯床半製品1はプラスチック材料、好ましくはポリマーで構成されている。義歯床半製品1は末端に放物状の肥厚部分を有しており、それが予備成形された歯列弓2を形成する。義歯床半製品1は、中心面に対称的に配置されている。中心面は、義歯床半製品1を用いて製造された義歯が挿入される患者の矢状面に対応している。幾何形状の中心部すなわち矢状面に、放物状の歯列弓2の頂部4が位置している。製造された義歯床の頂部4は、後に、総義歯または少なくとも中央切歯を有する部分義歯が義歯床半製品1から製造される際に、唇側に配置される。
義歯床半製品1から製造される義歯床が歯茎に置かれる側に、凹部6(以下の図1に示される)が提供される。凹部6は製造対象の義歯床の接触凹部の予備成形部分であり、患者の歯の無い歯茎を保持するように設計されている。
歯列弓2に隣接する側に突起8が提供されており、そこから顎側における義歯床の接続面が形成されている。この突起8は頂部4の領域で広がってセンターピース10を形成し、そこから口蓋骨側すなわち歯茎側である接触面、すなわち下顎の口腔内の舌下の接触面が形成される。
歯列弓2は幅Bおよび高さHを有しており、幅Bも高さHも歯列弓に沿って変化し得る。図1に示される義歯床半製品1においては、歯列弓の高さHは頂部4の方向に増大している。義歯床が形成された後、この領域に、切歯または切歯用の義歯が挿入され固定されなければならない。歯列弓4の幅Bは十分広く選択されているので、製造対象の義歯床形成のバリエーションは適切である。
図示されている義歯床半製品1は、単一の部分義歯基部または複数の部分義歯基部の製造、あるいは下顎用の総義歯床および上顎用の総義歯床の製造の両方に適している。しかし、より強力に予備成形された義歯床半製品1を提供し、上顎と下顎を異なるものとすることも可能である。加えてまたは代替的に、複数の異なる義歯床半製品1をセットとして利用可能とする、または提供することも可能であり、歯列弓2の曲線およびその幅によって異なるものとしてもよく、その複数のセットから適合する義歯床半製品1を選択してもよい。義歯床半製品1は、歯列弓2の高さHおよび幅Bによって異なるものとしてもよい。
図2は、本発明の義歯床半製品1の概略側面図を示す。義歯床半製品1は、図1に示されているのと類似の方法で、図1示されているのと類似の歯列弓2を有しているが、幅Bは多少それよりも大きい。歯列弓2は、義歯床半製品1に沿って放物形状に末端で延びている。歯列弓2の高さHは、義歯床半製品1の頂部4の領域で拡大している。
義歯床半製品1の下側に(以下の図2に示される)凹部6が提供されており、それは製造対象の義歯床と患者の歯の無い歯茎との接触面の予備成形部分として機能する。歯列弓2の肥厚部分2に隣接する側に拡大部分8または突起8が提供されており、そこから患者の顎堤との接続面が形成される。
この義歯床半製品1の実施形態においては、センターピース10がほぼ中央に延びているので、大きい面積の歯茎カバーがこの義歯床半製品1からも形成できる。
図3は、本発明の義歯床半製品1の概略平面図を示す。義歯床半製品1は、処理中に義歯床半製品1の一部の破損の危険性を防ぐため、丸みを帯びた角を有している。
義歯床半製品1は、末端に歯列弓2の形状をした放物状の肥厚部分を有しており、該歯列弓は、図1および2に示される実施形態と同様の方法で(図3の観察者の方向から見て)上側に延びている。歯列弓2の頂部4の領域において、歯列弓2の高さはその反対側の高さよりも大きくてもよい。図3の実施形態においては、幅Bも頂部4の領域で大きくなっている。
歯列弓2に隣接して、図1および図2で示される突起8と同じ目的を有する突起8が提供されている。義歯床半製品1の中央にセンターピース10が提供されており、そこから歯茎プレートまたは製造対象の義歯床の舌下サポートが作製できる。義歯床半製品1の頂部4の領域では、唇側突起8はかなり減少している、あるいはもはや存在しない。歯列弓2のサイズも、放物曲線の縦方向または歯列弓2の縦方向に歯列弓2に沿って変化する。歯列弓2の唇側側面のピッチは頂部4領域で減少している。
図1、図2および図3に示される義歯床半製品1は、頂部4が位置する矢状面に関して全て対称的に構成されている。義歯床の製造中、義歯床半製品1を切削加工しながら、解剖学的に可能かつ必要なあらゆる非対称性が作製可能である。
義歯床を製造するため、義歯床半製品1が異なるサイズおよび形状を有する複数の義歯床半製品1から選択される。斯かる目的のため、種々の義歯床半製品1の外形寸法が電子的にデータベースに記憶されている。治療対象の患者の口腔状態が3Dスキャナーを用いてスキャンされ、デジタル化される。これを基とし、追加のデータが必要な場合には、製造対象の義歯床の仮想モデルがCAD法を用いて作成される。
次に、製造対象の義歯床に適合する義歯床半製品1(1つまたは複数)について試験が行われる。可能性のある義歯床半製品1のリストがコンピューターの画面に示される。製造対象の義歯床と義歯床半製品1との間の体積差によって順番に並べられてもよく、その場合、体積差の小さい方が好ましい。あるいは、体積差の最も小さい義歯床半製品1だけが示されてもよいし、既存の義歯床半製品1または予め記憶された義歯床半製品1だけが示されてもよい。製造対象の義歯床との関係で体積差の小さい義歯床半製品1の方が、体積差の大きい義歯床半製品1よりも除去する材料の量が少なくて済むので有利である。
次に、義歯床半製品1がユーザーまたはコンピューターにより選択され、そのタイプの義歯床半製品1がCAM4軸ミリングマシンなどのCAM装置に接続される。その場合、義歯床半製品1をCAM装置の正しい方位に配置するよう気を付けなければならない。この目的のため、義歯床半製品1上に目印またはある形が提供され、それにより、CAM装置における義歯床半製品1の特定の位置および方位が可能となる、好ましくは強制的に決定される。
次に、製造対象の義歯床のCADモデルに基づき、接続された義歯床半製品1から義歯床が切削加工される、あるいは別のサブトラクティブCAM法を用いて製造される。
斯かる義歯床において、人工歯を保持する凹部を同時に作製してもよい。次に、義歯床に人工歯を接着することにより義歯が完成する。
図4は本発明の義歯床半製品21の概略斜視図であり、部分義歯床を示している。義歯床半製品21は、原則的には、図3に示された義歯床半製品1の一部(顎側)である。歯列弓部分22が、義歯床半製品21の材料の肥厚部分として、放物形状で提供されている。義歯床半製品21の幅Bは義歯床半製品21のプロファイル全体に亘ってほとんど同じなので、本発明のこの実施形態では、歯列弓22も末端に配置される。歯列弓22に隣接して短い突起28が提供されているが、これは、図1および図2に示される例示的実施形態の突起8と同じ目的を達成するものである。
凹部(図4の平面図には図示しない)が義歯床半製品21の下側に提供されており、歯列弓22の上側平坦部の下側に、それと同じ方向および位置で延びている。凹部は、義歯床半製品21から製造される義歯床、またはそれから作製される部分義歯床と歯茎とが後に接触面を形成するための予備形成部分として機能する。
図4に示される義歯床半製品21の製造方法は図1ないし図3に示される方法に類似しているが、この場合は1つの部分義歯だけが製造される。
上述の説明、特許請求項の範囲、図面および例示的実施態様で開示した本発明の特徴は、種々の実施形態で本発明を実現するにあたり、個別的にまたはそれらのあらゆる組み合わせにおいて非常に重要である。
1、21:義歯床半製品
2:予備成形歯列弓
4:歯列弓の頂部
6:歯茎接触面の凹部
8、28:突起
10:センターピース
22:予備成形歯列弓部分
B:歯列弓の幅
H:歯列弓の高さ

Claims (18)

  1. サブトラクティブCAM法を用いて義歯用の義歯床を製造するための義歯床半製品(1、21)において、前記義歯床半製品(1、21)はプラスチック材料製またはワックス製であり、予備成形され、歯列弓(2)または歯列弓部分(22)は前記義歯床半製品(1、21)の材料肥厚部分として予備成形されることを特徴とする、義歯床半製品。
  2. 請求項1に記載の義歯床半製品(1、21)において、前記義歯床半製品(1、21)内における製造対象の義歯床の位置および方位は、前記義歯床半製品(1、21)の外形により事前に規定されていることを特徴とする、義歯床半製品。
  3. 請求項1または2に記載の義歯床半製品(1、21)において、前記歯列弓(2)または歯列弓部分(22)は、幅(B)を減少させながら、歯茎の接触面から離れる咬合方向に形成されることを特徴とする、義歯床半製品。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の義歯床半製品(1、21)において、歯茎に接触する側に、歯の無い顎堤または歯の無い顎堤の一部を保持するための予備成形として湾曲の凹部(6)を有しており、前記凹部(6)は前記歯列弓(2)または歯列弓部分(22)に沿って延びていることを特徴とする、義歯床半製品。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の義歯床半製品(1、21)において、前記義歯床半製品(1、21)の少なくとも1つの側、好ましくは前記義歯床半製品(1、21)の頬側に、前記義歯床半製品(1、21)をCAM装置、特にCAMミリングマシンに固定するためのホルダーが配置され、および/または前記義歯床半製品(1、21)の位置決めのための目印が提供されていることを特徴とする、義歯床半製品。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の義歯床半製品(1、21)において、角および末端が丸くなっており、好ましくは、曲率半径が0.5mm未満、特に好ましくは2mm未満である義歯床半製品(1、21)の角または末端が存在しないことを特徴とする、義歯床半製品。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の義歯床半製品(1、21)において、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミド、ポリカーボネートまたはポリウレタンで構成されていることを特徴とする、義歯床半製品。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の義歯床半製品(1、21)において、前記義歯床半製品(1、21)の歯列弓(2)または歯列弓部分(22)の内部および前記歯列弓(2)または歯列弓部分(22)に沿って、前記義歯床半製品(1、21)の材料の強化材または補強材が提供されていることを特徴とする、義歯床半製品。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の義歯床半製品(1、21)において、前記歯列弓(2)は前記義歯床半製品(1、21)の末端側に放物状肥厚部分として設計されている、あるいは前記歯列弓部分(22)は、末端側に、前記義歯床半製品(1、21)の放物形状の一部が材料の肥厚部分(22)として設計されていることを特徴とする、義歯床半製品。
  10. 請求項9に記載の義歯床半製品(1、21)において、前記肥厚部分(2、22)は8mmないし30mmの幅(B)を有し、および/または前記肥厚部分(2、22)は5mmないし30mmの厚さ(H)を有することを特徴とする、義歯床半製品。
  11. 請求項9または10に記載の義歯床半製品(1、21)において、肥厚部分(2、22)は、前記放物状肥厚部分の腕の領域よりも前記放物状肥厚部分の頂部(4)周囲の領域において大きい厚さ(H)を有する、および/または前記肥厚部分(2、22)の厚さ(H)は、前記放物状部分の頂部(4)の方向に増大することを特徴とする、義歯床半製品。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の義歯床半製品(1、21)を用いて総義歯または少なくとも部分義歯を製造するための義歯床の製造方法において、以下の方法工程、すなわち、1)CAM法を用いて前記義歯床半製品(1、21)の材料を除去するために、前記義歯床半製品(1、21)をCAM装置内に固定する工程と、2)計算されたCADモデルに基づき、CAM装置を用いて前記義歯床半製品(1、21)から材料を除去する工程とを含んでなることを特徴とする、方法。
  13. 請求項12に記載の方法において、前記義歯床半製品(1、21)は複数の義歯床半製品(1、21)から選択され、前記選択は、製造対象の義歯床のCADモデルおよび全義歯床半製品(1、21)の既知の寸法に基づく計算を用いて行われ、全義歯床半製品(1、21)がコンピューターの出力機能により選択できるのが好ましい、および/または入力機能を通して選択できるのが好ましいことを特徴とする、方法。
  14. 請求項13に記載の方法において、前記義歯床半製品(1、21)または複数の前記義歯床半製品(1、21)は数多くの前記義歯床半製品(1、21)から選択され、その外形寸法はCADモデルによって計算される製造対象の義歯床形状を十分含んでおり、前記選択される義歯床半製品(1、21)の好ましい順番、特に表示順番または示される順番は、前記義歯床半製品(1、21)の外形と製造対象の義歯床のCADモデルとの間の体積差によって決定されることを特徴とする、方法。
  15. 請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法において、製造対象の義歯床のCADモデルを計算する際に、患者の口腔状態および/または前記義歯床半製品(1、21)の外形または複数の前記義歯床半製品(1、21)の外形に関して以前に記録されたデータが考慮されることを特徴とする、方法。
  16. 請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法において、前記義歯床半製品(1、21)の予備成形された歯列弓(2)におけるCAM法によって、製造された義歯床に人工歯を保持するための複数の凹部が作成される、好ましくは切削加工されることを特徴とする、方法。
  17. セットであって、請求項1〜11のいずれか一項に記載の少なくとも1つの義歯床半製品(1、21)、好ましくは種々に形成された複数の義歯床半製品(1、21)、および前記少なくとも1つの義歯床半製品(1、21)の外形に関するデータを含んでなる、好ましくはデータを記憶するデータ媒体を含んでなる、セット。
  18. 請求項17に記載のセットにおいて、種々に形成された複数の義歯床半製品(1、21)および斯かる全ての義歯床半製品(1、21)の外形に関するデータを含み、請求項12〜16のいずれか一項に記載の方法を実施するために提供されることを特徴とする、セット。
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