以下に論議される図1乃至図26、及び本特許文献において本発明の開示原則を説明するために使用される様々な実施形態は、例示としてのみ提供され、開示の範囲を限定するいかなる方法としても理解されてはならない。当業者であれば、本発明の開示原則が任意の適切に配置された装置又はシステムで実現することができるものであることを理解するであろう。
D2D通信は、ネットワークトポロジーの柔軟性に基づいて新たなサービスを提供するか又は主要な通信ネットワークを補完する多くの種類のサービスを実現するために使用され得る。ブロードキャスティング又はグループキャスティングのようなLTE D2Dマルチキャスト通信は、UEが特定のグループのメンバーがあるUEのサブセット又はすべての範囲内のD2D使用可能なUEにメッセージを送信できるD2D通信のための潜在的な手段として確認された。将来の公共安全ネットワークは、セルラーとD2D通信モードとの間をスイッチングする時にほとんど同時方式で動作する装置を要求するものと予想される。したがって、本発明の実施形態は、これらの展開シナリオでD2D通信を管理できるプロトコルを示す。
本発明の全般にわたって、第1のノードが第2のノードに同期化する(syncs)ことは、明示的に言及されない限り、第1のノードが第2のノードからその送信(TX)タイミングを導出することを意味する。第1のノードが、第2のノードが最大ホップである第2のノードに同期化する場合に、同期化(sync)は、第1のノードが第2のノードからタイミングに対する受信(RX)タイミングを有することができることを意味するが、第2のノードがすでにそのTXが最大ホップにあると示したために、第1のノードは、第2のノードのTXタイミングから導出されたTXタイミングを使用することができない。eNBである同期化ソース又は同期化ソースタイプは、TXタイミングがeNBから導出されるか、又はTX基準タイミングがeNBからくることを意味する。独立したUEソースである同期化ソース又は同期化ソースタイプは、TXタイミングが非eNBから導出されるか、TXタイミングがeNBから導出されないか、又は、TX基準タイミングがeNBから来ないことを意味する。
図1は、本発明による無線ネットワーク100の例を示す図である。図1に示す無線ネットワーク100の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず、無線ネットワーク100の他の実施形態が使用されることもできる。
無線ネットワーク100は、eNodeB(eNB)101、eNB102、及びeNB103を含む。eNB101は、eNB102及びeNB103と通信する。また、eNB101は、インターネット、独自のIPネットワーク、又は他のデータネットワークのような少なくとも1つのインターネットプロトコル(IP)ネットワーク130と通信する。
ネットワークタイプにより、“eNodeB”又は“eNB”の代わりに、“基地局”又は“アクセスポイント”のようによく知られている他の用語が使用され得る。説明の便宜を図るために、用語“eNodeB”及び“eNB”は、無線アクセスを遠隔端末に提供するネットワークインフラ構成要素を意味し、この特許文書内で使用される。また、他のネットワークタイプにより、“ユーザ端末”又は“UE”の代わりに、“移動局”、“加入者局”、“遠隔端末”、“無線端末”、又は“ユーザ装置”のようなよく知られている他の用語が使用され得る。説明の便宜のために、“ユーザ端末”及び“UE”という用語は、本特許文書において、UEが(移動電話又はスマートフォンのような)移動装置として見なされるか又は(デスクトップコンピュータ又はベンディングマシンのような)一般的に固定装置として見なされるかにかかわらず、無線でeNBにアクセスする遠隔無線装置を意味するために使用される。
eNB102は、eNB102のカバレッジエリア120内の第1の複数のユーザ(UEs)にネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供する。UEのうちの1つ以上は、デバイスツーデバイス(D2D)UEとして構成される。第1の複数のUEは、スモールビジネス(SB)内に位置できるUE111、企業体(E)内に位置するUE112、WIFiホットスポット(HS)内に位置できるUE113、第1のレジダンス(R)内に位置するUE114、第2のレジダンス(R)内に位置するUE115、及びセルフォン、無線ラップトップ、無線PDAなどのようなモバイル装置(M)であり得るUE116を含む。eNB103は、eNB103のカバレッジエリア125内にある第2の複数のUEにネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供する。第2の複数のUEは、UE115及びUE116を含む。一部の実施形態において、eNB101乃至103のうちの1つ以上は、5G、LTE、LTE−A、WiMAX、又は他の進歩した無線通信技術を用いて、相互に、及びUE111乃至116と通信する。
点線は、例示及び説明だけのために、ほぼ円形態で見られるカバレッジエリア120及び125の概略的な程度を示す。カバレッジエリア120及び125のように、eNBと関連したカバレッジエリアは、自然的であり人為的な障害物と関連した無線環境内の変動及びeNBの構成により、不規則的な形態を含む他の形態を有し得ることを明確に理解しなければならない。
以下でより詳細に説明するように、eNB101乃至103のうちの1つ以上及びUE111乃至116のうちの1つ以上は、D2D UEの同期化(sync)をサポートするためのメカニズムを含む。また、eNB101乃至103のうちの1つ以上は、D2D UEを同期化することができるネットワークノードの優先順位を決定するために使用することができる情報を1つ以上のUE111乃至116のようなD2D UEに通知するように構成される。最後に、eNB101乃至103のうちの1つ以上は、D2D UEのトポロジー又は位置の変化がある時に同期化の迅速な再確立を保証するように構成される。
図1は、無線ネットワーク100の一例を示しているが、図1に対して様々な変形がなされる。例えば、無線ネットワーク100は、任意の数のeNB及び任意の数のUEを任意の適切な配置を通して含む。また、eNB101は、任意の数のUEと直接に通信でき、これらのUEにネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供できる。同様に、それぞれのeNB102及び103は、ネットワーク130と直接に通信でき、ネットワーク130に対する直接的な無線広帯域アクセスをUEに提供することもできる。さらに、eNB101、102、及び/又は103は、外部の電話ネットワーク又は他のタイプのデータネットワークのような他の、又は、付加の外部のネットワークへのアクセスを提供できる。
図2A及び図2Bは、本発明による例示的な無線送信及び受信経路を示す図である。下記の説明において、送信経路200は、(eNB102のように)eNBで実現されるものとして説明され得、受信経路250は、(UE116のように)UEで実現されるものとして説明され得る。しかしながら、受信経路250がeNBで実現されることができ、送信経路200がUEで具現されることができることを理解するのであろう。一部の実施形態において、送信経路200及び受信経路250は、D2D UEの同期化をサポートするように構成され、D2D UEが同期化できるネットワークノードの優先順位を決定するために使用できる情報をD2D UEに通知するように構成され、D2D UEのトポロジー又は位置の変化がある時に同期化の迅速な再確立を保証するように構成される。
送信経路200は、チャネル符号化及び変調ブロック205と、直列−並列変換(S−to−P)ブロック210と、サイズNの逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロック215と、並列−直列変換(P−to−S)ブロック220と、加算サイクリックプレフィックスブロック225と、アップコンバータ(UC)230とを含む。受信経路250は、ダウンコンバータ(DC)255と、除去サイクリックプレフィックスブロック260と、直列−並列変換(S−to−P)ブロック265と、サイズNの高速フーリエ変換(FFT)ブロック270と、並列−直列変換(P−to−S)ブロック275と、チャネルデコーディング及び復調ブロック280とを含む。
送信経路200において、チャネル符号化及び変調ブロック205は、情報ビットのセットを受信し、符号化(例えば、低密度パリティ検査(LDPC)符号化)を適用し、入力ビットを変調することにより(例えば、直交位相シフトキーイング(QPSK)又は直交振幅変調(QAM)を用いて)、周波数領域変調シンボルのシーケンスを生成する。直列−並列ブロック210は、N個の並列シンボルストリームを生成するために直列変調されたシンボルを並列データに変換(例えば、デマルチプレキシング)し、ここで、Nは、eNB102及びUE116で使用されるIFFT/FFTサイズである。サイズNのIFFTブロック215は、N個の並列シンボルストリームにIFFT演算を実行することにより時間ドメイン出力信号を生成する。並列−直列ブロック220は、直列時間ドメイン信号を生成するためにサイズNのIFFTブロック215から並列時間ドメイン出力シンボルを変換(例えば、マルチプレキシング)する。サイクリックプレフィックス付加ブロック225は、サイクリックプレフィックスを時間ドメイン信号に挿入する。アップコンバータ230は、サイクリックプレフィックス付加ブロック225の出力を、無線チャネルを介した送信のためにRF周波数に変調(例えば、アップコンバート)する。また、信号は、RF周波数への変換の前に基底帯域でフィルタリングされ得る。
eNB102からの送信されたRF信号は、無線チャネルを通過した後にUE116に到達し、eNB102に対応する逆動作は、UE116で実行される。ダウンコンバータ255は、受信された信号を基底帯域周波数にダウンコンバートし、除去サイクリックプレフィックスブロック260は、一連の時間ドメイン基底帯域信号を生成するためにサイクリックプレフィックスを除去する。直列−並列ブロック265は、時間ドメイン基底帯域信号を並列時間ドメイン信号に変換する。サイズNのFFTブロック270は、N個の並列周波数ドメイン信号を生成するようにFFTアルゴリズムを実行する。並列−直列ブロック275は、並列周波数ドメイン信号を変調データシンボルのシーケンスに変換する。チャネルデコーディング及び復調ブロック280は、変調されたシンボルを復調しデコーディングすることにより元来の入力データストリームを復旧する。
eNB101乃至103の各々は、ダウンリンクでUE111乃至116への送信と類似した送信経路200を実現し得、アップリンクでUE111乃至116からの受信と類似した受信経路250を実現し得る。同様に、UE111乃至116の各々は、アップリンクでeNB101乃至103への送信のための送信経路200を実現でき、ダウンリンクでeNB101乃至103からの受信のための受信経路250を実現できる。
図2A及び図2Bの各構成要素は、専用のハードウェアを使用するか、又はハードウェアとソフトウェア/ファームウェアとの組み合せを用いて実現されることができる。特定の例として、図2A及び図2Bの構成要素のうちの少なくとも一部は、ソフトウェアで実現され得、他の構成要素は、構成可能なハードウェア又は構成可能なハードウェアとソフトウェアとの混合物により実現され得る。例えば、FFT270及びIFFTブロック215は、構成可能なソフトウェアアルゴリズムとして実現され得、ここで、サイズNの値は、具現に従って変形され得る。
また、FFT及びIFFTを使用するものと説明したが、これは、ただ例示的なものであるだけであり、本開示の範囲を限定するものと解釈されてはならない。離散フーリエ変換(DFT)及び逆離散フーリエ変換(IDFT)関数のような他のタイプの変換が使用され得る。それは、変数Nの値がDFT及びIDFT関数に対する任意の整数(例えば、1、2、3、4など)であり得、変数Nの値がFFT及びIFFT関数に対する2の冪(例えば、1、2、4、8、16など)である任意の整数であり得ることを理解されるであろう。
図2A及び図2Bでは、無線送信及び受信経路の例を示すが、図2A及び図2Bに対する様々な変形がなされる。例えば、図2A及び図2Bでの様々な構成要素が組み合せられるか、さらに細分化されるか、又は省略され、付加的な構成要素が特定の必要に従って付加され得る。また、図2A及び図2Bは、無線ネットワークで使用され得る送信及び受信経路のタイプの例を示す。任意の他の適合したアーキテクチャーは、無線ネットワークにおける無線通信をサポートするために使用され得る。
図3は、本発明によるUE116の例を示す図である。図3に示すUE116の実施形態は、説明のためだけのものであり、図1のUE111乃至115は、同一の又は類似の構成を有する。しかしながら、複数のUEは、様々な構成を有し、図3は、UEの特定の具現に本開示の範囲を限定するのではない。
UE116は、アンテナ305、無線周波数(RF)送受信器310、送信(TX)処理回路315、マイクロフォン320、及び受信(RX)処理回路325を含む。図3に示す例は、1つのRF送受信器310に結合された1つのアンテナ305を示すが、それぞれの複数のRF送受信器に結合された複数のアンテナを含む実施形態が本発明の範囲から逸脱せず使用され得る。また、UE116は、スピーカ330、メインプロセッサ340、入力/出力(I/O)インターフェース(IF)345、キーパッド350、ディスプレイ355、及びメモリ360を含む。メモリ360は、基本オペレーティングシステム(OS)プログラム361及び1つ以上のアプリケーション362を含む。
RF送受信器310は、ネットワーク100のeNBにより送信された入力RF信号をアンテナ305から受信する。RF送受信器310は、中間周波数(IF)又は基底帯域信号を生成するために入力RF信号をダウンコンバートする。IF又は基底帯域信号は、RX処理回路325に送信され、これは、基底帯域又はIF信号のフィルタリング、デコーディング、及び/又はディジタル化を行うことにより処理された基底帯域信号(processed baseband signal)を生成する。RX処理回路325は、追加の処理のために処理された基底帯域信号をスピーカ330(例えば、音声データの場合)又はメインプロセッサ340(例えば、ウェブブラウジングデータの場合)に送信する。
TX処理回路315は、マイクロフォン320からアナログ又はディジタル音声データを、あるいはメインプロセッサ340から他の送信基底帯域データ(例えば、ウェブデータ、電子メール、又は、双方向ビデオゲームデータ)を受信する。TX処理回路315は、送信基底帯域データの符号化、多重化、及び/又はディジタル化を行うことにより処理された基底帯域又はIF信号を生成する。RF送受信器310は、TX処理回路315から送信処理された基底帯域又はIF信号を受信し、基底帯域又はIF信号を、アンテナ305を通して送信されるRF信号にアップコンバートする。
メインプロセッサ340は、1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができ、UE116の全般的な動作を制御するためにメモリ360に記憶される基本OSプログラム361を実行できる。例えば、メインプロセッサ340は、公知の原理に従って、RF送受信器310、RX処理回路325、及びTX処理回路315により順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御できる。一部の実施形態において、メインプロセッサ340は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。
また、メインプロセッサ340は、D2D UEの同期化をサポートするための動作のように、メモリ360に滞在している他のプロセス及びプログラムを実行し、同期化が実行されることができるネットワークノードの優先順位を決定するために情報を受信し活用し、UEのトポロジー又は位置の変化がある時に同期化の迅速な再確立のための動作を行うことができる。メインプロセッサ340は、実行プロセスにより要求されるように、メモリ360内に又は外部にデータを移動させることができる。一部の実施形態において、メインプロセッサ340は、OSプログラム361に基づいて、あるいは、eNB又はオペレータから受信された信号に応じてアプリケーション362を実行するように構成される。また、メインプロセッサ340は、I/Oインターフェース345に結合され、ラップトップコンピュータ及びハンドヘルドコンピュータのような他の装置に接続できる能力をUE116に提供する。I/Oインターフェース345は、周辺装置とメインプロセッサ340との間の通信経路である。
また、メインプロセッサ340は、キーパッド350及びディスプレイユニット355に結合される。UE116のオペレータは、キーパッド350を使用してデータをUE116に入力できる。ディスプレイ355は、ウェブサイトからテキスト及び/又は少なくとも制限されたグラフィックをレンダリングできる液晶ディスプレイ又は他のディスプレイであり得る。
メモリ360は、メインプロセッサ340に結合される。メモリ360の一部は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含み得、メモリ360の他の部分は、フラッシュメモリ又は他の読出し専用メモリ(ROM)を含み得る。
図3では、UE116の一例を図示したが、図3に対して様々な変形がなされ得る。例えば、図3での様々な構成要素が組み合せられるか、より細分化されるか、又は省略されるか、追加の構成要素が特定の必要に従っても付加され得る。特定の例として、メインプロセッサ340は、複数のプロセッサ、例えば、1つ以上の中央処理装置(CPUs)及び1つ以上のグラフィック処理装置(GPUs)に分割され得る。また、図3は、携帯電話又はスマートフォンとして構成されたUE116を示す一方、複数のUEは、他のタイプの移動装置又は固定装置として動作するように構成され得る。
図4は、本発明によるeNB102の例を示す図である。図4に示すeNB102の実施形態は、例示のためのものであるだけで、図1の他のeNBは、同一であるか又は類似の構成を有する。しかしながら、eNBは、非常に様々な構成を有し、図4は、本発明の範囲をeNBの任意の特定の具現例に限定しない。
eNB102は、複数のアンテナ405a乃至405n、複数のRF送受信器410a乃至410n、送信(TX)処理回路415、及び受信(RX)処理回路420を含む。また、eNB102は、コントローラ/プロセッサ425、メモリ430、及びバックホール又はネットワークインターフェース435を含む。
RF送受信器410a乃至410nは、UE又は他のeNBにより送信された信号のような入力RF信号をアンテナ405a乃至405nから受信する。RF送受信器410a乃至410nは、入力RF信号をダウンコンバートすることにより中間周波数(IF)又は基底帯域信号を生成する。IF又は基底帯域信号は、RX処理回路420に送信され、RX処理回路420は、基底帯域又はIF信号のフィルタリング、デコーディング、及び/又はディジタル化を行うことにより処理された基底帯域信号を生成する。RX処理回路420は、追加の処理のために、処理された基底帯域信号をコントローラ/プロセッサ425に送信する。
TX処理回路415は、コントローラ/プロセッサ425からアナログ又はディジタルデータ(例えば、音声データ、ウェブデータ、電子メール、又はインタラクティブビデオゲームデータ)を受信する。TX処理回路415は、送信基底帯域データの符号化、多重化、及び/又はディジタル化を行うことにより処理された基底帯域又はIF信号を生成する。RF送受信器410a乃至410nは、処理された送信基底帯域又はIF信号をTX処理回路415から受信し、アンテナ405a乃至405nを通して送信される基底帯域又はIF信号をRF信号にアップコンバートする。
コントローラ/プロセッサ425は、eNB102の全般的な動作を制御する1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができる。例えば、コントローラ/プロセッサ425は、公知の原理に従って、RF送受信器410a乃至410n、RX処理回路420、及びTX処理回路415により順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御できる。コントローラ/プロセッサ425は、より進化した無線通信機能のような付加の機能もサポートできる。例えば、コントローラ/プロセッサ425は、所望する方向に出力信号を効率的に操縦するために複数のアンテナ405a乃至405nからの出力信号に異なる加重値が付与される指向的なルーティング又はビームフォーミング動作をサポートできる。非常に様々な他の機能のうちのいずれか1つがコントローラ/プロセッサ425によりeNB102でサポートされることができる。一部の実施形態において、コントローラ/プロセッサ425は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。
また、コントローラ/プロセッサ425は、基本OSのように、メモリ430に滞在している他のプロセス及びプログラムを実行することができる。コントローラ/プロセッサ425は、実行プロセスにより要請される時に、メモリ430にデータを移動させるか又はメモリからデータを移動させることができる。
また、コントローラ/プロセッサ425は、バックホール又はネットワークインターフェース435にも結合される。バックホール又はネットワークインターフェース435は、eNB102がバックホール接続又はネットワークを通して他の装置又はシステムと通信できるようにする。インターフェース435は、任意の適切な有線又は無線接続(複数の接続)を通して通信をサポートできる。例えば、eNB102がセルラー通信システム(例えば、5G、LTE、又はLTE−Aをサポートするもの)の一部として具現される場合に、インターフェース435は、eNB102が有線又は無線バックホール接続を介して他のeNBと通信できるようにする。eNB102がアクセスポイントとして実現される場合に、インターフェース435は、eNB102がより大きいネットワーク(例えば、インターネット)に有線又は無線接続を通して又は有線又は無線近距離ネットワークを通して通信できるようにする。インターフェース435は、イーサネット(登録商標)又はRF送受信器のように、有線又は無線接続を通した通信をサポートする任意の適切な構造を含む。
メモリ430は、コントローラ/プロセッサ425に結合される。メモリ430の一部は、RAMを含み得、メモリ430の他の一部は、フラッシュメモリ又は他のROMを含み得る。
以下でより詳細に説明するように、eNB102の送受信経路(RF送受信器410a乃至410n、TX処理回路415、及び/又はRX処理回路420を用いて具現される)は、D2D UEが同期化できるネットワークノードの優先順位を決定するために使用できる情報をD2D UEに通知するように構成され、D2D UEのトポロジー又は位置の変化がある時に同期化の迅速な再確立を保証するように構成されるD2D UEの同期化をサポートする。
図4は、eNB102の一例を示しているが、図4に対して様々な変形がなされる。例えば、eNB102は、図4に示す所定数のそれぞれの構成要素を含む。特定の例として、アクセスポイントは、複数のインターフェース435を含み、コントローラ/プロセッサ425は、異なるネットワークアドレスの間でデータをルーティングするルーティング機能をサポートすることができる。他の特定の例として、TX処理回路415の1つのインスタンス及びRX処理回路420の1つのインスタンスを含んで図示されているが、eNB102は、それぞれの複数のインスタンスを含み得る(例えば、RF送受信器当たりの1つ)。
図5は、本発明によるD2D通信ネットワークトポロジーの例を示す図である。図5に示すD2D通信ネットワーク500の実施形態は、例示のためのものであるだけである。本発明の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることができる。
D2D通信ネットワーク500は、ネットワークカバレッジ境界510内で複数のUEと通信できるeNB505を含む。eNB505は、ネットワークカバレッジ境界510内でUE1 515、UE2 520、UE3 525と通信する。図5に示す例での残りのUEは、ネットワークカバレッジ境界510の外にある。図5に示す例において、UE1 515及びUE2 520は、相互にD2D通信に参加し、UE3 525は、UE4 530及びUE5 535とD2D通信を行い、UE6 540は、UE7 545とD2D通信を行い、UE7 545は、UE8 550とD2D通信を行う。
D2D通信ネットワーク500での同期化の確立は、D2D通信を可能であるようにするための必須の構成要素である。UE1 515のようなD2D UEがUE2 520のような他のD2D UE及びeNB505を含む他のノードを検出することができる場合には、D2D UE、すなわち、UE1 515は、同期化を確立するために同期化ソースとして検出されたノードを使用することができる。UE1 515のようなD2D UEが同期化のための他のノードを検出することができない場合には、D2D UE、すなわち、UE1 515は、独立した同期化ソースとなることができる。特定のノードは、D2D UEが使用することができる同期化ソースとなる他のノードより高い優先順位を有することができる。しかしながら、どんな情報が同期化ソースの優先順位化に有用であるか、どのように優先順位化が実行されるか、損失される場合には、同期化を再確立する方法を含んでD2D UEの同期化をサポートするためのメカニズムについては、文献に明確に記載されていない。
D2D送信のために、UE1 515のようなUEは、アップリンク(UL)リソースを使用する。ULリソースは、システムが周波数分割デュプレキシング(FDD)であるか、又は時分割デュプレキシング(TDD)であるかにより、及びTDD ULダウンリンク(DL)構成に基づいて変わる。TDD通信システムにおいて、一部のサブフレームでの通信方向は、DLであり、一部の他のサブフレームでの通信方向は、ULである。表1は、フレーム期間とも呼ばれる10個のサブフレームの期間を通した 指示UL−DL構成をリストする。“D”は、DLサブフレームを示し、“U”は、ULサブフレームを示し、“S”は、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)と呼ばれるDL送信フィールド、保護期間(GP)、及びアップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)と呼ばれるUL送信フィールドを含む特別なサブフレームを示す。総デュレーションが1つのサブフレームである状況を前提とする特別なサブフレーム内の各フィールドのデュレーションには、複数の組み合せが存在する。
表1のTDD UL−DL構成は、フレームの当たりにDLサブフレームの40%及び90%のDLサブフレームを提供し、残りは、ULサブフレームとなるように提供する。このような柔軟性にもかかわらず、システム情報(SI)シグナリングにより640ミリ秒(ms)ごとに又はその未満の頻度でアップデートされることができる準静的TDD UL−DL構成は、短期データトラフィック状態とよく合わないことがあり得る。このような理由で、接続されたUEの低い番号又は中間番号に対して特別にシステムスループットを改善するためにTDD UL−DL構成の高速適応が考慮される。例えば、ULトラフィックよりさらに多くのDLトラフィックが存在する時に、TDD UL−DL構成は、さらに多くのDLサブフレームを含むように適応される。TDD UL−DL構成の高速適応のためのシグナリングは、PDCCH、媒体アクセス制御(MAC)シグナリング、及び無線リソース制御(RRC)シグナリングを含んでいくつかの手段により提供されることができる。
SIシグナリング以外の手段によるTDD UL−DL構成の適応における動作制約は、そのような適応に対して認識できないUEの可能な存在にある。そのようなUEを従来のUEと称する。従来のUEがそれぞれのセル特定基準信号(CRS)を用いてDLサブフレームで測定を実行するために、そのようなDLサブフレームは、TDD UL−DL構成のより速い適応を通してULサブフレーム又は特別のサブフレームに変更されることができない。しかしながら、ULサブフレームは、Node Bが、そのようなUEがそのようなULサブフレームで何の信号も送信しないことを保証できるために、従来のUEに影響を与えずDLサブフレームに変更されることができる。また、すべてのTDD UL−DL構成に共通するULサブフレームは、Node Bが唯一のULサブフレームとしてこのようなULサブフレームをできるだけ選択することができるように存在しなければならない。このようなULサブフレームは、サブフレーム#2である。上記のような内容を考慮して、表2は、表1のそれぞれのTDD UL−DL構成に対するフレキシブルサブフレーム(‘F’で表示)を示す。
D2D通信ネットワークは、D2D検索及びD2D通信をサポートするか、又はD2D検索だけをサポートする。D2D検索において、D2D送信器UEは、D2D検索信号を送信し、1つ以上のD2D受信器UEは、信号を受信する。D2D通信の場合に、D2D通信ネットワークは、D2D制御情報及びデータを送信するためにUEにより使用されるリソースがeNBにより正確にスケジューリングされるモード1通信及びUE自身がD2D制御情報及びデータを送信するためにリソースプールからリソースを選択するモード2通信をサポートする。
カバレッジ外(OOC)のUEが相互に近接内にある場合に、相互に通信できることを保証することは重要である。また、相互に近接内にある場合には、OOC UEがカバレッジ内(IC)のUEと通信できることを保証することも重要である。IC UEは、それ自身のサービングセルからリソースプールを取得できるが、非同期式システムにおいて、セルは、同期化されないことがある。また、OOC UEは、eNBからの信号を中継するUEから又はeNBから信号を受信することができないために、OOC UEは、eNBにより構成されたリソース割り当てを認識できない。これらのすべては、OOC UE又はIC UEが相互に通信することを難しくする。UEがサービングセルを有する場合に(CONNECTED)又はセルにキャンピングしている場合(IDLE)に、UEは、カバレッジ内(IC)にあるものと見なされる。
図5に示す上述した弱点を克服するために、本発明の実施形態は、D2D UEの同期化をサポートするためのメカニズムを提供する。また、本発明の特定の実施形態は、D2D UEが同期化できるネットワークノードの優先順位を決定するために使用できる情報をD2D UEに通知するためのシステム及び方法を提供する。さらに、本発明の特定の実施形態は、D2D UEのトポロジー又は位置の変化がある時に同期化の迅速な再確立を保証するためのシステム及び方法を提供する。また、本発明の特定の実施形態は、OOC UEが送信のためのリソースを決定するためのシステム及び方法を提供する。さらに、本発明の特定の実施形態は、OOC UEが受信をモニタリングするためのリソースを決定するためのシステム及び方法を提供する。さらにまた、本発明の特定の実施形態は、OOC UE及びIC UEが相互に通信できるようにするためのシステム及び方法を提供する。
eNBは、1次同期化信号(PSS)及び2次同期化信号(SSS)を有することができるレガシー同期化信号を送信できる。第1のD2D UEがeNBからの同期化信号を受信することができる場合に、第1のD2D UEは、eNBに同期化する。eNBに同期化される第1のD2D UEは、ホップ数値2を有するホップでD2D同期化信号(D2DSS)及び物理D2D同期化チャネル(PD2DSCH)を送信できる。D2DSSを受信する第2のD2D UEは、第1のD2D UEに同期化できる。D2DSSは、同期化プリアンブル又はシーケンスの情報を伝達する。D2DSSは、1次同期化信号及び2次同期化信号を有することができる。また、D2DSSは、ホップ数値“1”を有するホップで同期化信号を送信する同期化ソースがeNBであるか否かを示す。また、D2DSSは、D2DSSを送信するホップにホップ数に関連した情報を示す。PD2DSCHは、重要なシステム情報を伝達し、ここで、一部の情報は、同期化に関連することができる。例えば、PD2DSCHは、D2DSSの情報に加えてホップ数に関連した一部の情報を伝達することができる。第2のD2D UEは、ホップ数値“3”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信できる。第2のD2D UEからD2DSS及びPD2DSCHを受信する第3のD2D UEは、第2のD2D UEに同期化できる。このようなeNBソース同期化プロセスは、任意の数のホップまで拡張されることができる。すなわち、ホップの最大数は、システムがサポートできる量で定義されることができ、最大数は、固定されるか又は予め定義される。
その同期化ソースがeNBであることを示すD2DSS及びPD2DSCHを送信するD2D UE又はeNBのように、他のノードに同期化できない第4のD2D UEは、独立したUE同期化ソースでD2D UEとなることができる。第4のD2D UEは、ホップ数値“1”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信できる。D2DSSは、同期化ソースが独立したUE同期化ソースであることを示す。第4のD2D UEからD2DSS及びPD2DSCHを受信する第5のD2D UEは、第4のD2D UEに同期化できる。第5のD2D UEは、ホップ数値“2”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信できる。第5のD2D UEからD2DSS及びPD2DSCHを受信する第6のD2D UEは、第5のD2D UEに同期化できる。このような独立したUE同期化プロセスは、任意の数のホップまで拡張されることができる。
ホップ数は、ホップカウントの表示である。eNBは、ホップ数“1”を有する。eNBに同期化し、D2DSS及びPD2DSCHを送信する第1のUEは、ホップ数“2”を有する。第1のUEから示されたホップ数2でD2DSS及びPD2DSCHを受信する第2のUEは、受信された信号がeNBからの第2のホップカウントとして送信されると解析する。あるいは、eNBは、第1のホップを有することができる。第1のUEは、eNBに同期化し、ホップ数“1”でD2DSS及びPD2DSCHを送信する。第1のUEから示されたホップ数1でD2DSS及びPD2DSCHを受信する第2のUEは、第1のUEから受信された信号がeNBからの第1のホップカウントを介して導出されたTXタイミングを使用して送信されると解析する。
図6は、本発明の実施形態によるD2D同期化確立を示す図である。図6に示すD2D通信ネットワーク600の実施形態は、例示のためだけのものである。本発明の範囲を逸脱せず他の実施形態が使用されることができる。
D2D通信ネットワーク600は、ネットワークカバレッジ境界610内で複数のUEと通信できるeNB605を含む。eNB605は、ネットワークカバレッジ境界610内でUE1 615と通信する。eNB605は、eNB102と同一であるか又は類似して構成されることができる。図6に示すUE1 615、UE2 620、UE3 625、UE4 630、UE5 635、UE6 640、及びUE7 645のうちの1つ以上は、UE116と同一であるか又は類似して構成されることができる。
UE1 615は、同期化を受信し、ネットワークカバレッジ境界内でeNB605と同期化する。UE1 615は、eNB605からそのTXタイミングを導出することによりeNB605と同期化する。UE1 615は、ホップ数“2”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信し、同期化ソースがeNB605であることを示す。UE2 620は、UE1 615からD2DSS及びPD2DSCHを受信し、また、eNB605からそのTXタイミングを導出することにより同期化する。UE2 620は、ホップ数“3”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信し、同期化ソースがeNB605であることを示す。UE3 625は、UE2 620からD2DSS及びPD2DSCHを受信する。ホップ数”3”がすでに最大ホップ数である場合に、UE3 625は、eNB605から又はUE2 620からTXタイミングを導出することができない。UE3 625は、そのTXタイミングを導出するために他の手段を使用する。UE4 630は、eNB605、UE1 615、UE2 620又はUE3 625から何の同期化信号も受信することができないために、UE4 630は、自身を独立した同期化ソース(SS)として識別する。したがって、UE4 630は、ホップ数“1”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信し、同期化ソースがeNB605でないことを示す。UE5 635は、UE4 630からD2DSS及びPD2DSCHを受信し、UE4 630からそのTXタイミングを導出することにより同期化する。UE5 635は、ホップ数“2”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信し、同期化ソースがeNB605でないことを示す。UE6 640は、同期化されたUE5 635からD2DSS及びPD2DSCHを受信する。UE6 640は、ホップ数“3”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信し、同期化ソースがeNB605でないことを示す。UE7 645は、UE6 640からD2DSS及びPD2DSCHを受信する。ホップ数“3”がすでに最大ホップ数である場合に、UE6 640は、独立した同期化ソースUE4 630から又はUE5 635からTXタイミングを導出することができない。UE6 640は、そのTXタイミングを導出するために他の手段を使用する。
D2DSSシーケンスは、グループに分割されるか又は区分されることができる。UEの送信タイミング基準がeNB605である場合に、第1のグループのD2DSSシーケンスがUE615のようなUEにより使用される。UEの送信タイミング基準がeNB605でない場合に、第2のグループのD2DSSシーケンスがUE615のようなUEにより使用される。例えば、UE1 615、UE2 620、UE3 625は、第1のグループのD2DSSシーケンスをそれぞれ使用することができ、UE4 630、UE5 635、UE6 640、UE7 645は、第2のグループのD2DSSシーケンスをそれぞれ使用することができる。
D2D通信のために、第1のモード(モード1)において、eNB又は中継ノードは、D2Dデータ及びD2D制御情報を送信するためにD2D UEにより使用されるリソースをスケジューリングする。リソースは、制限されることもあり、制限されないこともある。例えば、リソースは、リソースプール(複数のリソースプール)内にあるように制限されることもあり、制限されないこともある。eNB又は中継ノードは、スケジューリング割り当て(SA)送信のための特定のリソースをD2D UEに示す。これに対応して、D2D UEは、示されたリソースで他のD2D UEにSAを送信する。SAは、D2Dデータに対するリソースを示す。eNB又は中継ノードは、制御情報とともにD2Dデータを送信するために特定のリソースをD2D UEに示し、D2Dデータに対するリソースを示すために使用される個別のSAは、必要でないこともある。
第2のモード(モード2)において、UEは、単独でD2Dデータ及びD2D制御情報を送信するためにリソースプール(複数のリソースプール)からリソースを選択する。リソースプール(複数のリソースプール)は、予め定義されるか、予め構成されるか、又は固定される。例えば、リソースプール(複数のリソースプール)は、1つ以上の他のD2D UEにより受信され、D2D UEにより送信される物理D2D同期化チャネル(PD2DSCH)により示されることができる。また、リソースプール(複数のリソースプール)は、eNB又は中継ノードからシステム情報ブロックで示されることができる。D2Dデータ及びD2D制御情報に対するリソースプール(複数のリソースプール)は、同一であるか又は異なることができる。D2D UEは、1つ以上の他のD2D UEにSAを送信するためにリソースを選択し、SAは、D2Dデータに対するリソースを示す。D2D UEは、制御情報とともにD2Dデータを送信するためにリソースを選択し、D2Dデータに対するリソースを示すために使用される個別のSAは、必要としないこともある。
UE1 615のようなD2D UEがネットワークカバレッジ内(in-coverage)(IC)にある場合に、D2D UEは、少なくともモード1をサポートすることができる。また、特定の実施形態において、UE1 615のようなIC UEは、モード2を使用するためにeNB605のようなeNBにより指示され、又はRRC接続再構成が開始される時のような一部の例外的な場合に、IC UEは、モード2を使用する。特定の実施形態において、D2D UEがOOC(out-ofcoverage)である場合に、D2D UEは、少なくともモード2をサポートする。
特定の実施形態において、UE2 620のようなOOC UEは、他のUEが、OCC UEが全地球測位信号(GPS)又は国際標準時間(UTC)のような使用可能な同期化の正確な方法を有するか否かを認識できるようにする必要がある。このような情報は、D2DSS及びPD2DSCHで伝達されることができる。この情報は、OOC UEが同期化タイミングを導出するノードから又は同期化するノードの優先順位を定めるために他のOOC UEのような他のUEにより使用されることができる。
独立したUE SSのように、eNB又は非eNBであり得る、元来の同期化タイプについて最大許容可能なホップ数でD2DSS及びPD2DSCHを送信するノードからタイミングを導出するノードは、他のノードに同期化を提供できない。例えば、eNB605の同期化オリジンに対して、最大許容可能なホップ数(Max_hop_eNB)が3であり、第2のノードが第3のホップでeNB605からそのタイミングを導出することを示す第2のノードから第1のノードがD2DSS及びPD2DSCHを受信する場合に、第1のノードは、同期化ソースとなってはいけないか、又は第1のノードが他のノードに同期化を提供できないか、又は他のノードが第1のノードからタイミング又は同期化タイミングを導出することができない。第1のノードは、その送信されたD2DSS及びPD2DSCHでこれを示す。例えば、第1のノードは、第1のノードがeNB605からタイミングを導出するUEにより使用されるシーケンスのセットからのD2DSSシーケンスを使用してeNB605からそのタイミングを導出することをD2DSSで示すことができる。追加で、第1のノードは、第1のノードがeNB605から由来したMax_hop_eNBと同一のホップ数を有するノードからそのタイミングを導出することをD2DSS及びPD2DSCHで示すことができる。追加で、第1のノードは、第1のノードがeNB605から由来したMax_hop_eNB+1と同一のホップ数を有することを示すこともできる。最大ホップ数Max_hop_eNBは、すべてのUEに対して固定されるか又は予め設定されることができる。したがって、eNB605から由来したホップ数Max_hop_eNB+1を受信する他のUEは、タイミングがノードから導出されることができないことを認識する。あるいは、D2DSS又はPD2DSCHが、ノードが同期化ソースであるか否かを示す個別の表示を含む場合には、eNB605から由来したMax_hop_eNBであるホップ数を有するノードからそのタイミングを導出するUEは、ノードが同期化ソースでないことを示す個別の表示を設定することができる。例えば、PD2DSCHは、ノードが同期化ソースであるか否かを示すように構成された1ビット指示子フィールドを含むことができる。他の例において、D2DSSシーケンス追加分割、又はPD2DSS及びSD2DSS相対的なタイミングは、ノードが同期化ソースであるか否かを示すために使用されることができる。
特定の実施形態において、OOC UEが同期化を提供できる他のノードを発見できない場合に、OOC UEは、独立した同期化ソースUEとなる。OOC UEがGPS又はUTCのような使用可能な正確な同期化方法を有する場合に、OOC UEは、D2DSS及びPD2DSCHを送信し、OOC UEがホップ数1で独立したUE SSであることを示す。
独立したUEの同期化オリジンに対して、オリジンがeNB605でない場合、最大許容可能なホップ数(Max_hop_NeNB)が1である場合、及び第2のノードが第1のホップで非eNBからそのタイミングを導出することを示す第2のノードからのD2DSS及びPD2DSCHを第1のノードが受信する場合に、第1のノードは、同期化ソースとなってはいけないか、又は第1のノードが他のノードに同期化を提供できないか、又は他のノードが第1のノードからタイミング又は同期化タイミングを導出することができない。第1のノードは、その送信されたD2DSS及びPD2DSCHでこれを示す。例えば、第1のノードは、第1のノードがeNB605からタイミングを導出しないUEにより使用されるシーケンスのセットからのD2DSSシーケンスを使用してeNB605からそのタイミングを導出しないことをD2DSSで示すことができる。他の例において、第1のノードは、第1のノードがeNB605から由来しないMax_hop_NeNBと同一のホップ数を有するノードからそのタイミングを導出することをD2DSS及びPD2DSCHで示すことができる。他の例において、第1のノードは、第1のノードがeNB605から由来せず、ホップ数Max_hop_NeNB+1を有することを示すこともできる。最大ホップ数Max_hop_NeNBは、すべてのUEに対して固定されるか又は予め設定されることができる。したがって、eNB605から由来しないホップ数Max_hop_NeNB+1と同一のホップ数を受信する他のUEは、タイミングがノードから導出されることができないことを認識する。あるいは、D2DSS又はPD2DSCHが、ノードが同期化ソースであるか否かを示す個別の表示を含む場合には、eNB605から由来しないホップ数Max_hop_NeNBを有するノードからそのタイミングを導出するUEは、ノードが同期化ソースではないことを示す個別の表示を設定する。例えば、PD2DSCHは、ノードが同期化ソースであるか否かを示すように構成された1ビット指示子フィールドを含むことができる。他の例において、D2DSSシーケンス追加分割、又はPD2DSS及びSD2DSS相対的なタイミングは、ノードが同期化ソースであるか否かを示すために使用されることができる。
OOC UEが同期化を提供できる他のノードを発見できない場合、及びOOC UEがGPS又はUTCのような使用可能な正確な同期化方法を有しない場合に、OOC UEは、独立した同期化ソースUEとなる。 OOC UEは、OOC UEが正確な同期化方法を有しないことをその送信されたD2DSS及びPD2DSCHで示す。あるいは、OOC UEは、OOC UEが他のUEに同期化を提供できる同期化ソースではないことを示す。OOC UEは、D2DSS及びPD2DSCHを送信し、OOC UEがeNB605から由来しないMax_hop_NeNBと同一のホップ数を有する、eNB605からタイミングを導出しないUEにより使用されるシーケンスのセットからのD2DSSシーケンスの使用によるものように、独立したUE SSであることを示すか、OOC UEが正確な同期化方法を有しないことを示すか、OOC UEが任意の他のUEに同期化を提供できる同期化ソースではないことを示す。例えば、OOC UEは、D2DSS及びPD2DSCHを送信でき、eNB605からタイミングを導出しないUEにより使用されるシーケンスのセットからのD2DSSシーケンスの使用によるものように、eNB605からタイミングを導出しないことを示すことができ、他のUEに同期化を提供できる同期化ソースでないことを他のUEに暗示的に通知する、(実際にD2DSS及びPD2DSCHがホップ数1で送信されるとしても)eNBから由来しないMax_hop_NeNB+1とホップ数が同一であることを意図的に示す。あるいは、D2DSS及びPD2DSCHが、ノードが同期化ソースであるか否かを示す個別の表示を含む場合には、同期化を提供できる他のノードを発見できず、GPS又はUTCのような使用可能な正確な同期化方法を有しないUEは、UEが同期化ソースでないことを示すために個別の表示を設定する。例えば、PD2DSCHは、ノードが同期化ソースであるか否かを示すように構成された1ビット指示子フィールドを含むことができる。他の例において、D2DSSシーケンス追加分割、又はPD2DSS及びSD2DSS相対的なタイミングは、ノードが同期化ソースである否かを示すために使用されることができる。
UE615のようなUEが同期化ソースでない場合、又はUE615が他のUEに同期化を提供できない場合に、UE615は、やはりD2D通信のためにD2DSS及びPD2DSCH及び他の信号を送信できる。第2のUEは、第1のUEから第2のUEにより同期化するノードを選択するか又は再選択する時に同期化優先順位を定めるために使用される、同期化ソースであるか又は同期化ソースでない第1のUEに関する情報又は第1のUEが使用可能な正確な同期化方法を有するか否かを含む信号を受信する。第2のUEは、第1のUEと同一のTXタイミングを使用する他のUEからのD2D信号、又は第1のUEからのD2D信号をモニタリングする第2のUEのRXタイミングを決定するために第1のUEから受信される同期化信号を使用する。第2のUEは、第2のUE自身のD2DSS及びPD2DSCHのようなD2D信号、及び他のD2D信号に対する第2のUE自身のTXタイミングとして第1のUEから受信された同期化信号から導出されたタイミングを使用することができない。第2のUEは、GPS又はUTCを使用するか、他のUEに同期化を提供する資格がある他のノードから受信されるD2DSS及びPD2DSCHを使用するものように、他の方法により決定されたTXタイミングを使用する必要があり得る。
図7は、本発明の実施形態によるD2D同期化確立を示す図である。図7に示すD2D通信ネットワーク700の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
D2D通信ネットワーク700は、ネットワークカバレッジ境界710内で複数のUEと通信できる第1のeNB(eNB1 705)を含む。eNB1 705は、ネットワークカバレッジ境界710内でUE1 715と通信する。また、D2D通信ネットワーク700は、ネットワークカバレッジ境界720内で複数のUEと通信できる第2のeNB(eNB2 715)を含む。eNB1 705及びeNB2 715は、eNB102と同一であるか又は類似して構成されることができる。図7に示すUE1 725、UE2 730、UE3 735、UE4 740、UE5 745、UE6 750、UE7 755、UE8 760、UE9 765、UE10 770、及びUE11 775のうちの1つ以上は、UE116と同一であるか又は類似して構成されることができる。
UE1 725は、同期化を受信し、ネットワークカバレッジ境界710内でeNB1 705と同期化する。UE1 725は、eNB1 705がホップ数“0”を有すると仮定する場合には、eNB1 705の同期化オリジンからカウントして第2のホップであるホップ数“1”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE2 730は、UE1 725からD2DSS及びPD2DSCHを受信し同期化される。UE2 730は、eNB1 705の同期化オリジンからカウントして第3のホップであるホップ数“2”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE3 735は、UE2 730からD2DSS及びPD2DSCHを受信し同期化される。ここで、そのTXタイミングは、UE2 730又はeNB1 705から導出される。図7に示す例において、最大ホップ数は、同期化オリジンがeNB1 705である場合に許容される。例えば、同期化オリジンがeNB1 705である場合に、許容される最大ホップ数は3である。UE3 735は、D2DSS及びPD2DSCHを送信し、UE3 735がノードから同期化を取得することを示す。また、UE3 735は、1つ以上の他のUEが同期化ソースとしてUE3 735を使用しないこと、すなわち、1つ以上の他のUEがUE3 735のタイミングからTXタイミングを導出しないことを通知するために、そのTXタイミングがeNB1 705から由来する最大ホップ数“3”にあることを示す。
UE4 740は、他のUE又はeNB705から同期化信号を受信しないために、UE4 740は、独立した同期化ソース(SS)として自身を識別する。UE4 740は、独立したUE SSの同期化オリジンからカウントする第1のホップを示すホップ数“1”を有するホップでD2DSS及びPD2SSCHを送信する。図7に示す例において、UE5 745は、同期化を提供できるノードとして他のUEを検出せず同期化を提供できるノードとしてUE4 740だけを検出することができる。UE5 745は、UE4 740からD2DSS及びPD2DSCHを受信し同期化される。すなわち、UE4 740からタイミングを導出する。UE5 745は、独立したUE(SS)、すなわち、UE4 740の同期化オリジンからカウントして第2のホップであるホップ数“2”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信する。図7に示す例において、最大ホップ数は、同期化オリジンが独立したUE SS、すなわち、UE4 740である場合に許容される。例えば、同期化オリジンが独立したUE SS、すなわち、UE4 740である場合に、許容される最大ホップ数は、“1”である。UE5 745は、D2DSS及びPD2DSCHを送信し、UE5 745が同期化ソースとしてUE5 745を使用しないように他のUEに通知するために、独立したUE SS、すなわち、UE4 740から由来する最大ホップ数を有するノードから同期化を取得することを示す。
UE6 750及びUE7 755は、それぞれUE4 740及びUE5 745と類似している。UE8 760は、eNB1 705、eNB2 715、又は他のUEから同期化信号を受信しないために、UE8 760は、独立した同期化ソース(SS)として自身を識別する。したがって、UE8 760は、独立したUE SS、すなわち、UE8 760の同期化オリジンからカウントして第1のホップであるホップ数“1”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE8 760がGPS又はUTCのような使用可能な正確な同期化方法を有しない場合に、UE8 760は、D2DSS及びPD2DSCHを送信し、UE8 760が正確な同期化方法を有しないことを示す。UE8 760からの送信に基づいて、他のUEは、同期化ソースとしてUE8 760を使用しないようにする通知を受ける。UE4 740及びUE6 750がGPS又はUTCのような使用可能な正確な同期化方法を有する場合に、UE4 740及びUE6 750がD2DSS及びPD2DSCHをそれぞれ送信する時に、UE4 740及びUE6 750のそれぞれは、それらが正確な同期化方法を有することを示す。例えば、UE4 740は、UE740が独立したUE SSであり、それらが“1”であるホップ数値を示すことにより正確な同期化方法を有することを他のUEに通知することができる。また、例えば、UE6 750は、UE6 750が独立したUE SSであり、それらが“1”であるホップ数値を示すことにより正確な同期化方法を有することを他のUEに通知することができる。
UE9 765は、同期化を受信し、ネットワークカバレッジ境界720内でeNB2 715と同期化する。UE9 765はeNB2 715がホップ数“0”を有すると仮定する場合に、eNB2 715の同期化オリジンからカウントして第2のホップであるホップ数“1”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE10 770は、UE9 765からD2DSS及びPD2DSCHを受信し、同期化される。UE10 770は、eNB2 715の同期化オリジンからカウントして第3のホップであるホップ数“2”を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE11 775は、UE10 770からD2DSS及びPD2DSCHを受信し、同期化され、そのTXタイミングは、UE10 770又はeNB2 715から導出される。図7に示す例において、最大ホップ数は、同期化オリジンがeNB2 715である場合に許容される。例えば、同期化オリジンがeNB2 715である場合に、許容される最大ホップ数は、3である。UE11 775は、D2DSS及びPD2DSCHを送信し、UE11 775がノードからの同期化の取得を示す。また、UE11 775は、1つ以上の他のUEが同期化ソースとしてUE11 775を使用しないことを、すなわち、1つ以上の他のUEがUE11 775のタイミングからTXタイミングを導出しないことを通知するために、そのTXタイミングがeNB2 715から由来する最大ホップ数“3”にあることを示す。
UEがTX基準タイミングを導出する方法に基づいて、UEは、複数のカテゴリーのうちの1つに属することができる。D2D UEは、IC UEと呼ばれる、カバレッジ内(IC)のUEであり得る。UEがサービングセルを有するか(CONNECTED)又はセルにキャンプされる(IDLE)場合に、UEは、カバレッジ内にあると見なされることができる。IC UEは、eNBからそのTX基準タイミングを導出する。eNBからのTX基準タイミングを有するカバレッジ外(OOC)のUEは、OOCカテゴリー1 UE(OOC cat.1 UE)と呼ばれる。eNBからでないTX基準タイミングを有するカバレッジ外のUEは、OOC cat.2 UEと呼ばれる。例えば、図7に示す例において、D2D通信ネットワーク700は、
1) 複数のIC UE:UE1 725、UE9 765;
2) TXタイミングがeNBから導出されるOOC cat.1 UE:UE2 730、UE3 735、UE10 770、及びUE11 775、及び
3) TXタイミングがeNBから導出されないOOC cat.2 UE:UE4 740、UE6 750、UE5 745、UE7 755、及びUE8 760を含む。
本発明の全般にわたって、同期化信号に対する測定は、PD2DSS、SD2DSS、D2DSS、すなわち、PD2DSS及びSD2DSS、PD2DSCH、又はPD2DSCHに対する復調基準信号(DMRS)のうちの1つ以上に対する測定であり得る。
特定の実施形態において、D2DSS及びPD2DSCHは、同期化ソースに対するそれぞれのホップ数と関連した情報を示す。D2DSSに対するそれぞれのホップ数と関連した情報の表示は、1次D2DSS(PD2DSS)及び2次D2DSS(SD2DSS)の相対的な時間ドメイン位置を通して、又は同期化プリアンブルシーケンスの異なるセット又はこれらの組み合せを通してであり得る。PD2DSCHに対するそれぞれのホップ数に関連した情報の表示は、例えば、ペイロード内であり得る。
1つのアプローチ方式において、同期化ソースに対するそれぞれのホップ数に関連した情報は、PD2DSS及びSD2DSSの相対的な時間ドメイン位置を通して通信される。例えば、PD2DSS及びSD2DSSの第1の相対的な時間ドメイン位置は、第1のホップ数値を示し、PD2DSS及びSD2DSSの第2の相対的な時間ドメイン位置は、第2のホップ数値を示す。
独立したUE SSのようにeNB又は非eNBであり得る、オリジン同期化タイプに対する最大許容可能なホップ数でD2DSS及びPD2DSCHを送信するノードからタイミングを導出するノードは、他のノードに同期化を提供できない。ノードは、それをその送信されたD2DSS及びPD2DSCHで示す。OOC UEが同期化を提供できる他のノードを発見できない場合、及びOOC UEがGPS又はUTCのような使用可能な正確な同期化方法を有しない場合に、OOC UEは、OOC UEが異なるノードに同期化を提供できないことをその送信されたD2DSS及びPD2DSCHで示す。表3は、このような表示の一例、すなわち、PD2DSCHでの情報フィールドを示す。
UEは、UEが使用可能な正確な同期化方法を有するか否かを示す。正確な同期化方法は、GPS、UTCなどを含むことができる。表4は、指示又は指示子、すなわち、PD2DSCHでの情報フィールドの一例を示す。
図8は、本発明の実施形態による異なるホップ数値を示すためのSD2DSS及びPD2DSSの異なる相対的な時間ドメイン位置に対する例示的な構成を示す図である。図8に示す時間ドメイン位置800の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
図8に示す例において、“1”のホップ数値を有する第1のTXタイミング805において、PD2DSS810及びSD2DSS815は、2つのシンボル820により相互に分離される。“2”のホップ数値を有する第2のTXタイミング825において、PD2DSS810及びSD2DSS815は、5個のシンボル830により相互に分離される。“3”のホップ数値を有する第2のTXタイミング835において、PD2DSS810及びSD2DSS815は、10個のシンボル840により相互に分離される。図8に示す例において、1つのシンボルは、PD2DSSに対して使用され、他のシンボルは、SD2DSSに対して使用されるが、本発明は、これに限定されない。むしろ、本発明の実施形態は、1つ以上のシンボルがPD2DSSに対して使用され、1つ以上のシンボルがSD2DSSに対して使用される場合に拡張されることができる。例えば、2つのシンボルがPD2DSS又はSD2DSSに対して使用されることができ、ここで、これらの2つのシンボルは、相互に隣接できるか、またはそれらの間に1つ以上のシンボルで配置されることもできる。特定の実施形態において、時間ドメイン位置は、PD2DSS及びSD2DSSの相対的なタイミングから、周期性、D2DSSの送信のタイミング(例えば、サブフレーム又はフレーム位置)、及び任意のこれらの組み合せで拡張されることができる。
他のアプローチ方式において、同期化ソースに対するそれぞれのホップ数と関連した情報は、D2DSSで伝達されたプリアンブル又はシーケンスの異なるセットを介して示されることができる。D2DSSでのプリアンブルは、ホップ数値を示すために使用されることができる、分離されたセットに分割されることができる。例えば、プリアンブルの第1のセットは、第1のホップ数値を示し、プリアンブルの第2のセットは、第2のホップ数値を示す。それぞれのD2D UEは、それぞれのホップ数値を有するホップでD2DSS及びPD2DSCHを送信するためにプリアンブルのそれぞれのセットからランダムにプリアンブルを選択する。あるいは、それぞれのD2D UEは、予め設定されるか、又はそれぞれのホップ数値に対して選択するプリアンブルを示す構成を受信することができる。一例において、セット内でのプリアンブルの選択は、UEのグループアソシエーション又はグループIDにより決定される。表5は、プリアンブルセットにより示されているホップ数値の一例を示す。
表5及び本発明の他の表において、eNBからのホップがホップ数“1”としてカウントされる場合に、eNBに直接に同期化するUEは、ホップ数“2”としてカウントされ、UEからの独立した同期化ソースがホップ数“1”としてカウントされる場合に、独立したUE同期化ソースに直接に同期化するUEは、ホップ数“2”としてカウントされると仮定する。特定の実施形態において、eNBからのホップがホップ数“0”としてカウントされる場合に、eNBに直接に同期化するUEは、ホップ数“1”としてカウントされ、ホップ数“1”を有するUEに同期化するUEは、ホップ数“2”を有するであろう。表5は、プリアンブルセットにより示されるホップ数値を示す。
それぞれのセットには、同一の個数又は同一でない個数のプリアンブルが存在し得、それぞれのセットは、ホップ数値を示すために使用される。例えば、“1”であるホップ数値を有するホップで送信する少ない個数のUEがあり得、より少ない個数のプリアンブルがプリアンブルのセットに割り当てられることができる。プリアンブルセットの分割は、固定されるか、予め定義されるか、ブロードキャストされるか、又はUEに通知されることができる。
図9は、本発明の実施形態によるD2D UEが受信されたD2DSSからホップ数値を決定するプロセス900を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、図示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンの処理回路により具現される。
ブロック905において、D2D UEは、D2DSSを受信する。UEは、D2DSSをデコーディングし、ブロック910において、ホップ数値に対する表示が有効であるか否かを判定する。ホップ数値に対する表示が有効でない場合に、ブロック915において、UEは、受信されたD2DSSを廃棄する。ホップ数値に対する表示が有効である場合に、ブロック920において、UEは、それぞれの表示に基づいてそれぞれのホップ数値を判定する。例えば、3つのそれぞれのホップ数値を示すために予め構成された3つのPD2DSS及びSD2DSSの相対的な時間ドメイン位置があると仮定すると、D2D UEが、PD2DSS及びSD2DSSの相対的な時間ドメイン位置が予め構成された構成のうちのいずれもでないことを検出する場合に、D2D UEは、信号が有効でないと見なし、ブロック915で受信されたD2DSSを廃棄する。D2D UEがPD2DSS及びSD2DSSの相対的な時間ドメイン位置が予め構成された構成のうちの1つであることを検出する場合に、D2D UEは、ブロック920で検出されたPD2DSS及びSD2DSSの相対的な時間ドメイン位置に従ってそれぞれのホップ数値を判定する。プリアンブルセットがホップ数値を示すために使用される場合のために類似の動作があり得る。ブロック910及びブロック915は、省略され得ることを留意しなければならず、D2D UEは、ホップ数値のうちの1つを判定する。あるいは、ブロック910及びブロック915は、ブロック920と同時に発生し得る。例えば、D2DSSを受信した後に、UEは、それぞれの表示に基づいてそれぞれのホップ数を判定することができ、ホップ数に対する表示が有効でない場合に、UEは、受信されたD2DSSを廃棄する。
1つの拡張において、同期化ソースに関連した情報及び同期化ソースに関するそれぞれのホップ数と関連した情報は、プリアンブルセット又は時間ドメイン位置、又はこれらの組み合せに基づくことができるD2DSSに対する表示構成を通して共同で示される。時間ドメイン位置は、周期性、D2DSSの送信タイミング、そのようなサブフレーム又はフレーム位置、PD2DSS及びSD2DSSの相対的なタイミング、及びこれらの組み合せであり得る。D2D UEがD2DSSを受信した後に、D2D UEは、D2DSSで検出された表示に従ってそれぞれのホップ数及び同期化ソースに関連した情報を判定する。
同期化ソースがeNBである場合に、eNBが、D2D UEが認識できるレガシー同期化信号を送信できるために、ホップ数値“1”は、省略され得る。したがって、特定の実施形態において、eNBが同期化ソースである場合の最大ホップ数(Max_hop_eNB)、ホップ数値は、[2..Max_hop_eNB]の領域に含まれる。同期化ソースがUEである場合、特定の実施形態において、同期化ソースがUEである場合の最大ホップ数(Max_hop_UE)、ホップ数値は、[1..Max_hop_UE]の領域に含まれる。Max_hop_eNB及びMax_hop_eNBは、同一であるか又は異なり得る。Max_hop_eNB及びMax_hop_eNBが同一である場合には、共通パラメータMax_hopが使用される。
表6は、表示構成によりホップ数値及び同期化ソースタイプ(SST)を共同で示す一例を示し、上記表示構成は、プリアンブルセット又は時間ドメイン位置、又はこれらの組み合せに基づくことができる。一例において、Max_hop=3である。全体で、5つの表示構成が存在する。例えば、それぞれのプリアンブルセットが表示構成として設定される異なる5つのプリアンブルのセットが使用されることができる。他の例の場合に、それぞれの相対的な位置が表示構成される5つの異なる相対的な時間ドメイン位置がPD2DSS及びSD2DSSのために使用されることができる。あるいは、D2DSS送信の40msサイクル(すなわち、40個のサブフレーム)内でのサブフレームの特定の位置(例えば、第5、第10など)のように、D2DSS送信のサイクル内でのD2DSSが送信されるサブフレームの位置のように、D2DSSのために異なる時間ドメイン位置が使用されることができる。他の例において、ホップ数は、時間ドメイン位置により区別されることができるが、表示構成“1”及び表示構成“2”は、プリアンブルの第1のセットを使用し、ホップ数は、時間ドメイン位置により区別されることができるが、表示構成“3”、表示構成“4”、又は表示構成“5”は、プリアンブルの第2のセットを使用する。表示構成は、UEに予め通知されるか、予め定義されるか、または固定されることができる。D2D UEがD2DSSを受信した後に、D2D UEは、D2DSSで検出された表示構成に従って、SST及びそれぞれのホップ数値を決定する。Max_hop_eNB=3及びMax_hop_UE=2を仮定すると、表示構成“5”は、不要である。
本発明の全般にわたって、時間ドメイン位置は、PD2DSS及びSD2DSSの相対的なタイミングドメイン距離を示す。あるいは、時間ドメイン位置は、D2DSSがD2DSS送信サイクル内で送信されるサブフレームの時間ドメイン位置を意味する。表6は、表示構成により示されたホップ数値及び同期化ソースタイプを示す。
他のアプローチ方式において、同期化ソースに関するそれぞれのホップ数と関連した情報は、D2DSS及びPD2DSCHにより共同で示される。例えば、ホップ数値は、複数のセットに分割されることができ、ここで、D2DSSは、ホップ数値がどのセットにあるかを示すために使用され、PD2DSCHは、それぞれのセット内で正確なホップ数を示すために使用される。ホップ数値のセット内には、1つ以上のホップ数値が存在し得る。複数のセットにホップ数値を分割する構成及び表示構成は、UEに事前に通知されるか又は予め定義されるか又は固定されることができる。D2D UEは、それに従ってホップ数値を決定するためにD2DSS及びPD2DSCHを検出する。
例えば、最大ホップ数が“3”である場合に、ホップ数値は、2つのセットに分割されることができる:ホップ数値の第1のセットは、1つのエレメント、ホップ数値“1”を有し;ホップ数値の第2のセットは、2つのエレメント、ホップ数値“2”又はホップ数値“3”を有する。特定の実施形態において、分割は、最大値でないホップ数値の第1のセットを含み、第2のセットは、最大値と同一のホップ数値を含む。
表7及び表8は、D2DSS及びPD2DSCHにより共同でホップ数値の表示の例を示す。様々な例において、Max_hop=3である。表7において、D2DSSに対する第1の表示構成は、ホップ数値の第1のセットを示し、D2DSSに対する第2の表示構成は、ホップ数値の第2のセットを示す。様々な例において、ホップ数値の第1のセットは、1つのエレメント、ホップ数値“1”を有し、ホップ数値の第2のセットは、2つのエレメント、ホップ数値“2”又はホップ数値“3”を有する。D2D UEがD2DSSに対する第2の表示構成を検出する場合に、D2D UEは、PD2DSCHを追加で検出する。表8に示すように、PD2DSCHにおいて、ホップ数の1ビット指示子が“0”値を有する場合に、D2D UEは、ホップ数値“2”を示し、ホップ数の1ビット指示子が“1”値を有する場合に、D2D UEは、ホップ数値“3”を示す。表7は、D2DSSに対する表示構成により示されたホップ数値のセットを示す。
表8は、PD2DSCHにより示されたホップ数値を示す。
図10は、本発明の実施形態によるD2D UEが受信されたD2DSS及びPD2DSCHからホップ数値を決定するプロセス1000を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンにより具現される。
ブロック1005において、D2D UEは、D2DSSを受信する。D2D UEは、D2DSSをデコーディングし、ブロック1010において、ホップ数値のセットに対する表示が第1のセットに対するものであるか、第2のセットに対するものであるか、又は有効でないか否かを判定する。ホップ数値のセットに対する表示が有効でない場合に、D2D UEは、ブロック1015で受信されたD2DSSを廃棄する。ホップ数値のセットに対する表示がホップ数値の第1のセットを示し、セットが1つのエレメントを有する場合に、D2D UEは、ブロック1020においてホップ数値を決定する。ホップ数値のセットに対する表示がホップ数値の第2のセットを示し、ホップ数値のセットが固定されるか又は予め定義された分割に従って、セットが1つ以上のエレメントを有する場合に、D2D UEは、ブロック1025においてPD2DSCHを追加で受信し、D2D UEは、PD2DSCHでのそれぞれの表示に基づいてそれぞれのホップ数値を決定する。ブロック1010及びブロック1015は、省略され得ることに留意する。
特定の実施形態において、同期化ソースに関連した情報及び同期化ソースに関するそれぞれのホップ数に関連した情報は、D2DSS及びPD2DSCHにより共同で示される。例えば、同期化ソースの情報及びホップ数値の情報は、複数のセットに分割されることができ、ここで、D2DSSは、同期化ソースの情報及びホップ数値の情報がどのセット内にあるかを示すために使用され、PD2DSCHは、それぞれのセット内で正確な同期化ソースの情報及びホップ数値の情報を示すために使用される。ホップ数値の情報及び同期化ソースの情報のセット内で1つ以上のエレメントが使用されることができる。ホップ数値の情報及び同期化ソースの情報を複数のセットに分割する構成及び表示構成は、予めUEに通知されるか又は予め定義されるか又は固定されることができる。D2D UEは、それに従ってホップ数値の情報及び同期化ソースの情報を決定するためにD2DSS及びPD2DSCHを検出する。UEの動作は、図10に示す動作と類似している。
表9及び表10は、D2DSS及びPD2DSCHにより共同でSST及びホップ数値を示す一例を示し、ここで、最大ホップ数“3”が仮定される。表9において、D2DSSに対するi番目の表示構成は、ホップ数値のi(ここで、i=1、2、3、4)番目のセットを示す。例において、SST及びホップ数値の第1のセット、第2のセット、及び第3のセットは、それぞれ1つのエレメントを有し、SST及びホップ数値の第4のセットは、UEであるSST及びホップ数値“2”又は“3”を有する2つのエレメントを有する。D2D UEがD2DSSに対する第4の表示構成を検出する場合に、D2D UEは、PD2DSCHを追加で検出する。表10に示すように、PD2DSCHで、ホップ数の1ビット指示子が“0”値を有する場合に、D2D UEは、ホップ数値“2”を示し、ホップ数の1ビット指示子が“1”値を有する場合に、D2D UEは、ホップ数値“3”を示す。特定の実施形態において、Max_hop_eNB=3及びMax_hop_UE=2である場合に、表10は、不要であり、第4のセットは、ホップ=“2”を有するであろう。他の例において、第3のセット及び第4のセットは、ホップ数に無関係に、SST=UEに対して1つのセットとして結合されることができる。
本発明の全般にわたって、SST=eNBは、同期化のオリジンがeNBであることを示すために使用され、同期化ホップの次のチェーンに沿ってUEが存在し得、SST=UEは、同期化のオリジンがUEであることを示すために使用され、UEであるチェーンのオリジンから同期化ホップの次のチェーンが存在し得ることを留意しなければならない。表9は、D2DSSに対する表示構成により示されたホップ数値及び同期化ソースタイプのセットを示す。
表10は、PD2DSCHにより示された同期化ソースタイプ及びホップ数値を示す。
上記の長所のうちの1つは、D2DSSがすべてのホップ値を伝達する場合と比較して、プロセスが、他のUEが減少された情報でさらに信頼できるD2DSSを保持しつつ、検出されたSST及びホップ数に基づいて、UEが同期化できるノードの優先順位を決定できるようにするものである。
特定の実施形態において、表示構成は、固定されるか又は予め定義され、異なる方法で達成されることができる。例えば、それぞれのプリアンブルセットが表示構成として設定される、4個の異なるプリアンブルのセットであり得る。例えば、プリアンブルシーケンスの最初の2ビット又は最後の2ビットのように、プリアンブルシーケンスでの2ビットは、それぞれSST及びホップ数値の第1のセット、第2のセット、第3のセット、第4のセットを示す‘00'、‘01'、‘10'、‘11'で使用されることができる。変形で、プリアンブルシーケンスでの1ビットは、第1のSST、第2のSST(例えば、eNB又はUE)を示す‘0'、‘1'で使用されることができ、プリアンブルシーケンスのうちの他の1ビットは、それぞれホップ数を追加で区別する‘0'、‘1'で使用されることができる。他の例の場合には、表示構成としてそれぞれの相対的な位置を有する、PD2DSS及びSD2DSSに対する4個の異なる相対的な時間ドメイン位置が存在し得る。他の例において、D2DSSがD2DSSサイクル内で送信されるサブフレームの位置に対して複数又は異なる時間ドメイン位置が存在し得る。他の例において、ホップ数は、時間ドメイン位置により区別されることができるが、表示構成“1”及び表示構成“2”は、プリアンブルの第1のセットを使用することができ、ホップ数は、時間ドメイン位置により区別されることができるが、表示構成“3”及び表示構成“4”は、プリアンブルの第2のセットを使用することができる。このような例は、最大ホップ数“3”を仮定する下記の表11で示される。特定の実施形態において、Max_hop_eNB=3であり、Max_hop_UE=2である場合に、時間ドメイン位置構成“2”は、SS=UEに対して、ただホップ=2を有するであろう。
表11は、D2DSSに対する表示構成により示された同期化ソースタイプ及びホップ数値を示す。
図11は、本発明の実施形態によるD2D UEが受信されたD2DSS及びPD2DSCHから同期化ソースタイプ及びホップ数値を決定するプロセスを示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンにより具現される。
図11に示す例において、最大ホップ数は、“3”である。ブロック1105において、D2D UEは、D2DSSを受信する。ブロック1110において、D2D UEは、D2DSSをデコーディングし、表示が、SSTがeNBであるか否かを示すか否かを判定する。ブロック1110において、表示が、SSTがeNBでないことを示す場合に、D2D UEは、ブロック1115において、表示がホップ数値“1”を示すか否かを判定する。表示がホップ数値“1”である場合に、ブロック1120において、D2D UEは、SSTがUEであり、ホップ数値が“1”であると判定する。ホップ数値が“1”でない場合に、D2D UEは、ブロック1125において、PD2DSCHを受信し検出し、ブロック1130において、PD2DSCHでのそれぞれの表示に基づいてそれぞれのホップ数値を判定する。すなわち、D2D UEは、検出されたD2DSSからSSTがUEであり、ホップ数値が“2”であることを判定するか、又は検出されたPD2DSCHからホップ数値が“3”であることを判定する。ブロック1110において、D2D UEが、SSTがeNBであると判定する場合に、D2D UEは、ブロック1135において、D2DSSでの表示がホップ数値“2”を示すか否かを判定する。表示がホップ数値“2”である場合に、D2D UEは、ブロック1140において、SSTがeNBであり、ホップ数値が“2”であると判定する。あるいは、表示が、ホップ数値が“2”でない場合には、D2D UEは、ブロック1145において、SSTがeNBであり、ホップ数値が“3”であると判定する。
他のアプローチ方式において、同期化ソースに関するそれぞれのホップ数に関連した情報は、D2DSSに含まれず、PD2DSCHに完全に含まれる。例えば、PD2DSCHでのフィールドは、ホップ数値を提供することができる。特定の実施形態において、PD2DSCHでのフィールドは、2ビットフィールドであり、ここで、‘00'は、ホップ数値“1”を指定し、‘01'は、ホップ数値“2”を指定し、‘10'は、ホップ数値“3”を指定し、‘11'は、ホップ数値“4”を指定する。特定の実施形態において、最大ホップ数が3であり、D2DSSが、同期化ソースタイプがeNBであることを示す場合に、PD2DSCHは、ホップ数値を示すために1ビットフィールドを含み、ここで、‘0'は、ホップ数値“2”を指定し、‘1'は、ホップ数値“3”を指定する。特定の実施形態において、最大ホップ数が3であり、D2DSSが、同期化ソースタイプがUEであることを示す場合に、PD2DSCHは、2ビットフィールドを含み、ここで、‘00'は、ホップ数値“1”を指定し、‘01'は、ホップ数値“2”を指定し、‘10'は、ホップ数値“3”を指定する。
特定の実施形態において、PD2DSCHは、最大ホップ数を示すためにフィールドを含む。特定の実施形態において、最大ホップ数は、示されないが、PD2DSCHは、D2DSS及びPD2DSCHの送信が最大ホップ数を有するホップに対するものであるか否かを示すためにフィールドを含む。表12は、このような表示、すなわち、PD2DSCHでの情報フィールドの一例を示す。
表12において、1ビットフィールドの長所のうちの1つは、最大ホップ数値の送信に比べてPD2DSCHでペイロードを節約するものにある。例えば、最大ホップ数値が構成可能であり、値がセット{2,3,4}から選択される場合に、2ビット指示子が必要である。しかしながら、表12と上記のような方法を使用すると、1ビット指示子のみが必要である。
一例において、UEにより使用されるD2DSSシーケンスは、2つのグループに分割される。D2DSS_set1と呼ばれる第1のグループ又はセットは、eNBからTXタイミングを導出するUEにより使用されることができるシーケンスのセットである。D2DSS_set2と呼ばれる第2のグループ又はセットは、独立したUEのように非eNBソースからTXタイミングを導出するUEにより使用されることができるシーケンスのセットである。
特定の実施形態において、IC UE及びOOC cat. 1 UEは、セットD2DSS_set1からのD2DSSシーケンスを使用し、OOC cat. 2 UEは、セットD2DSS_set2からのD2DSSシーケンスを使用する。例えば、IC UE及びOOC cat. 1 UEをさらに区別するためには、ホップ数が使用される。一例において、IC UEは、eNBホップがホップ数“0”としてカウントされる場合であるホップ数“1”を使用するか、又はeNBからのホップがホップ数1としてカウントされる場合であるホップ数“2”を使用するが、OOC cat. 1 UEは、eNBホップがホップ数“0”としてカウントされる場合も“1”以上のホップ数を使用するか、又はeNBホップがホップ数“1”としてカウントされる場合も“2”以上のホップ数を使用する。他の例において、IC UE及びOOC cat. 1 UEをさらに区別するために、D2DSS_set1シーケンスの追加の分割が使用されるか、PD2DSS及びSD2DSSの異なる相対的な距離が使用されるか、UEがそのTXタイミングを導出するセルの物理的なセル識別子(PCID)でフィールドによる暗示的な表示又はIC及びOOCを区別するための‘1’ビット表示のように、PD2DSCHでの表示が使用される。PCIDのフィールドが存在する場合に、それは、UEがIC UEであることを意味し、PCIDのフィールドが存在しない場合に、それは、UEがOOC cat. 1 UEであることを意味する。
特定の実施形態において、IC UEは、セットD2DSS_set1からのD2DSSシーケンスを使用し、OOC cat. 1及びOOC cat. 2 UEは、セットD2DSS_set2からのD2DSSシーケンスを使用する。OOC cat. 1 UE及びOOC cat. 2 UEをさらに区別するためには、D2DSS_set2シーケンスの追加の分割が使用されることができるか、又はPD2DSS及びSD2DSSの異なる相対的な距離が使用されることができるか、又は、UEがそのTXタイミングを導出するセルのPCIDでフィールドによる暗示的な表示又はOOC cat. 1又はOOC cat. 2を区別するための‘1’ビット表示のようにPD2DSCHでの表示が使用されることができる。フィールドがPCIDに存在する場合に、それは、UEがOOC cat. 1 UEであることを意味し、フィールドがPCIDに存在しない場合に、それは、UEがOOC cat. 2 UEであることを意味する。
2つのセットに対する本発明で示す区別方法は、同様に、上記のオプションに対して使用されることができる。本発明で言及された方法又はオプションの組み合せも適用することができる。
他の例において、同期化ソースに関連した情報及び同期化ソースに関するそれぞれのホップ数に関連した情報は、D2DSS及びPD2DSCHにより共同で示される。情報表示は、明示的であるか又は暗示的であり得る。
特定の実施形態において、UEがカバレッジ内にあるか又はカバレッジ外にあるかを示すために、1ビットの表示がPD2DSCHに含まれる。例えば、UEがカバレッジ内にある場合には、ビットは、“1”に設定され、UEがカバレッジ外にある場合には、ビットは、“0”に設定される。
特定の実施形態において、UEにより使用されたD2DSSシーケンスは、2つのグループに分割される。D2DSS_set1、D2DSSue_net、又は他の名前と呼ばれる第1のグループ又はセットは、eNBからTXタイミングを導出するUEにより使用されるシーケンスのセットである。D2DSS_set2、D2DSSue_oon、又は他の名前と呼ばれる第2のグループ又はセットは、非eNBからTXタイミングを導出するUEにより使用されるシーケンスのセットである。
すなわち、特定の実施形態において、UEからの同期化信号は、同期化ソースから複数のホップを示す。例えば、eNBからそのTXタイミングを導出する第1のホップでの第1のD2D UEは、シーケンスの第1のセットからのプリアンブルシーケンスでD2D同期化信号を送信し、UEがカバレッジ内にあることを示す指示子を伝達するD2D同期化チャネルを送信する。追加で、D2D UEからそのTXタイミングを導出する第2のホップでの第2のD2D UEは、シーケンスの第1のセットからのプリアンブルシーケンスでD2D同期化信号を送信し、UEがカバレッジ外にあることを示す指示子を伝達するD2D同期化チャネルを送信する。また、D2D UEからそのTXタイミングを導出する第3のホップでの第3のD2D UEは、シーケンスの第2のセットからのプリアンブルシーケンスでD2D同期化信号を送信し、UEがカバレッジ外にあることを示す指示子を伝達するD2D同期化チャネルを送信する。特定の実施形態において、メインプロセッサ340又は処理回路のようなD2D UEは、D2DSSシーケンスを分割し、PD2DSCHに適切なビット値を設定するように構成される。
特定の実施形態において、40msのような同期周期性内で使用するカバレッジ内のUEに対して、中央の6つのPRB、PD2DSSに対する2個のシンボル及びSD2DSSに対する2つのシンボルなどのように、1つの同期化リソースが存在する。特定の実施形態において、使用するOOC UEに対して、異なるサブフレームにおけるように、2つの同期化リソースが存在する。カバレッジ内の同期化リソースは、カバレッジ外の同期化リソースのうちの1つと同一であり得、又はカバレッジ内の同期化リソースは、カバレッジ外の同期化リソースとは異なり得る。
カバレッジ外のUEがその送信タイミング基準として“カバレッジ内”を示すPD2DSCH及びD2DSSue_netのD2DSSを使用してD2D同期化ソースを選択する場合に、OOC UEは、D2DSSue_netの同一のD2DSSを送信する。OOC UEは、PD2DSCHが送信されるサブフレームのD2Dフレーム番号(DFN)である、IC UEに対する同期化リソースとは異なるリソースに同一のD2DSSを送信する。
第1のアプローチ方式において、カバレッジ内の同期化リソースは、カバレッジ外の同期化リソースと同一であるか又は異なり得る。例えば、2つのOOC同期化リソースが存在し得、D2DSS及びPD2DSCHが2つのOOC同期化リソースのT番目(T=第1又はT=第2)に送信されることができる。OOC UEがその送信タイミング基準として“カバレッジ外”を示すPD2DSCH及びD2DSSue_netのD2DSSを使用してD2D同期化ソースを選択する場合に、
− 検出されたD2DSS及びPD2DSCHが第1のOOCリソースを使用している場合に、OOC UEは、PD2DSCHが送信されるサブフレームのDFNである、他の、すなわち、第2のカバレッジ外の同期化リソースにD2DSSue_netの同一のD2DSSを送信し、
− 検出されたD2DSS及びPD2DSCHが第2のOOCリソースを使用している場合に、OOC UEは、PD2DSCHが送信されるサブフレームのDFNである、他の、すなわち、第1のカバレッジ外の同期化リソースにD2DSSue_netの同一のD2DSSを送信する。
あるいは、第2のアプローチ方式において、カバレッジ内の同期化リソースは、カバレッジ外の同期化リソースと同一であるか又は異なり得る。例えば、2つのOOC同期化リソースが存在し得、D2DSS及びPD2DSCHは、2つのOOC同期化リソースのT番目(T=第1又はT=第2)に送信されることができる。OOC UEがその送信タイミング基準として“カバレッジ外”を示すPD2DSCH及びD2DSSue_netのD2DSSを使用してD2D同期化ソースを選択する場合に、
− 検出されたD2DSS及びPD2DSCHが第2のOOCリソースを使用している場合に、OOC UEは、PD2DSCHが送信されるサブフレームのDFNである、他の、すなわち、第2のカバレッジ外の同期化リソースにD2DSSue_netの同一のD2DSSを送信し、
− 検出されたD2DSS及びPD2DSCHが第1のOOCリソースを使用している場合に、OOC UEは、PD2DSCHが送信されるサブフレームのDFNである、他の、すなわち、第1のカバレッジ外の同期化リソースにD2DSSue_netの同一のD2DSSを送信する。
表13は、SST及びホップ数に対する表示の一例を提供する。表9において、状態2は、例示的なT=1を使用し、状態3は、例示的なT=2を使用するが、状態2に対してT=2及び状態3に対してT=1に拡張されることができる。表13は、D2DSS及びPD2DSCHに対する表示構成により示された同期化ソースタイプ及びホップ数値を示す(eNBから送信された同期化信号は、eNBからカウントするホップ1であると仮定する)。
表13は、状態3及び状態4が表示で若干のオーバーラップがあることを示す。したがって、状態3及び状態4は、表14に示すように結合された状態として処理されることができる。
表14は、D2DSS及びPD2DSCHに対する表示構成により示される同期化ソースタイプ及びホップ数値を示す(eNBから送信された同期化信号は、eNBからカウントしてホップ1であると仮定する)。
表14を使用し、eNB自身からの同期化信号である状態0:SST=eNB、ホップ=1を考慮すると、全体で4個の状態があり得る。例えば、状態3に対して、UEが同期化する他のノードを選択し得ない場合など、UEがその内部のタイミングを使用する必要があり得る場合が存在する。したがって、この状態は、表15に示す状態と類似していることができる。
表15は、D2DSS及びPD2DSCHに対する表示構成により示される同期化ソースタイプ及びホップ数値を示す(eNBから送信された同期化信号は、eNBからカウントしてホップ1であると仮定する)。
このように、同期化ノード選択優先順位は、UE状態に基づくことができる。状態0のUEは、他のUEが選択する最も高い優先順位を有することができ、状態1のUEは、他のUEが選択する第2の優先順位レベルを有することができ、状態2のUEは、他のUEが選択する第3の優先順位レベルを有することができ、状態3のUEは、他のUEが選択する第4の優先順位レベルを有することができ、状態4のUEは、任意の他のUEからではない、それ自体の同期化を使用するために必要である。それぞれの優先順位レベルで、例えば、D2DSS、PD2DSCH、又はPD2DSCHのDMRSに基づく同期化信号強度測定が追加の優先順位を定めるために使用されることができ、測定結果が高いほど同一の優先順位レベル内で優先順位が高い。
図12は、本発明の実施形態によるD2D同期化シナリオを示す図である。図12に示すD2D通信ネットワーク1200の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
D2D通信ネットワーク1200は、ネットワークカバレッジ境界1210内で複数のUEと通信できる第1のeNBであるeNB1 1205を含む。eNB1 1205は、ネットワークカバレッジ境界1210内でUE1 1215と通信する。eNB1 1205は、eNB102と同一であるか又は類似して構成されることができる。図12に示すUE1 1215、UE2 1220、UE3 1225、UE4 1230、UE5 1235、UE6 1240、及びUE7 1245のうちの1つ以上は、UE116と同一であるか又は類似して構成されることができる。UE1 1215は、表13乃至表15での状態1 UEである。UE2 1220は、表13乃至表15での状態2 UEに対する一例である。UE3 1225は、表13での状態3 UEに対する一例である。UE4 1230、UE5 1235、UE6 1240、及びUE7 1245は、表13での状態4 UEに対する例である。UE5 1235は、表15での状態4 UEに対する一例である。
図12に示す例において、UE1 1215は、eNB1 1205を有するIC UEである。UE1 1215は、UE1 1215がIC UEであることを示す1ビット表示を含むPD2DSCHを送信する。UE1 1215は、シーケンス形態D2DSSue_netを使用してD2DSSを送信する。また、UE1 1215は、IC同期化リソースに対する同期化を送信する。OOC UEであるUE2 1220は、UE1 1215を選択する。UE2 1220は、UE2 1220がOOC UEであることを示す1ビット表示を含むPD2DSCHを送信する。UE2 1220は、シーケンス形態D2DSSue_netを使用してD2DSSを送信する。また、UE2 1220は、OOCリソースのうちの1つに対する同期化を送信する。IC UEに対する同期化リソースがOOCに対する2つのリソースのうちの1つである場合に、UE2 1220は、IC UEリソースとは異なるリソースを使用する。IC UEに対する同期化リソースがOOCに対する2つのリソースとは異なる場合に、UE2 1220は、2つのリソースのうちの1つを使用する。使用するために、UE2 1220により選択されたリソースは、予め構成されるか又は固定されることができる。
特定の実施形態において、UE2 1220が第1のOOC同期化リソース(T=1)で同期化を送信する場合に、図12に示す例は、T=1で同期化を送信するUE2 1220を示すが、開示された実施形態は、UE2 1220が第2のOOC同期化リソース(T=2)で同期化リソースを送信する場合まで拡張されることができる。他のOOC UEであるUE3 1225は、UE2 1220を選択する。UE3 1225は、UE3 1225がOOC UEであることを示す1ビット表示を含むPD2DSCHを送信する。UE3 1225は、D2DSSue_oonからシーケンスを使用してD2DSSを送信する。UE3 1225は、UE2 1220により使用されたものと異なるリソースで同期化を送信する。例えば、図12に示す例において、UE3 1225は、第2のOOC同期化リソース(T=2)で同期化を送信する。他のOOC UEであるUE4 1230は、UE3 1225を選択する。UE4 1230は、UE4 1230がOOC UEであることを示す1ビット表示を含むPD2DSCHを送信する。UE4 1230は、D2DSSue_oonからシーケンスを使用してD2DSSを送信する。UE4 1230は、UE3 1225により使用されるものとは異なるリソースで同期化を送信する。例えば、図12に示す例において、UE2 1220は、第1のOOC同期化リソース(T=1)で同期化を送信し、UE3 1225は、第2のOOC同期化リソース(T=2)で同期化を送信するために、UE4 1230は、第1のOOC同期化リソース(T=1)で同期化を送信する。
図12に示す例において、UE5 1235は、同期化するための他のノードを選択できないために、UE5 1235は、独立したUEソースとなる。UE5 1235は、UE5 1235がPD2DSCHで1ビットを使用するOOCであることを示し、D2DSSue_oonからD2DSSシーケンスを送信する。図12に示す例において、UE5 1235は、第1のOOC同期化リソース(T=1)を使用する。しかしながら、本発明の特定の実施形態において、UE5 1235は、第2のOOC同期化リソース(T=2)を使用する。UE5 1235がT=1を使用するか又はT=2を使用するかは、予め構成されるか又は固定されるか、又はUE具現により決定されることができる。UE6 1240は、UE5 1235を選択する。UE6 1240は、D2DSSue_oonからシーケンス、T=2を使用し、UE6 1240がOOC UEであることを示す。UE7 1245は、UE6 1240を選択する。UE7 1245は、D2DSSue_oonからシーケンス、T=1を使用し、UE7 1245がOOC UEであることを示す。
本発明の全般にわたって、IC UEは、例えば、UEがRRC_CONNECTED状態にあるか、UEがセルにキャンプしていることを意味することができる。OOC UEは、ICでないUEを意味することができる。UE2 1220は、部分的にカバレッジ内又はカバレッジのエッジにあり得、又はUE2 1220は、OOC UEとして分類されることもある。
あるいは、UE3 1225は、D2DSSue_netからD2DSSシーケンスを使用する。しかしながら、UE3 1225がD2DSSue_netからD2DSSシーケンスを使用する場合に、UE2 1220及びUE3 1225から同期化信号を受信することができる他のUEによりUE2 1220及びUE3 1225を区別するために、UE2 1220がeNB1 1205から由来する第2のホップであり、UE3 1225がeNB1 1205から由来する第3のホップであるか否かを示すために追加の区別が必要であり得る。このような追加の区別は、本発明の様々な実施形態で説明された他の区別方法を使用するステップを含むことができる。UE3 1225がD2DSSue_netを使用する場合に、UE4 1230は、OOC T=1で、すなわち、その選択されたノード、ここで、UE4 1230により使用されるものとは異なるリソースでD2DSSue_oonを使用することができる。特定の実施形態において、UE4 1230を選択する他のUE(例えば、UE4')が存在し得、UE4’は、OOC T=2、すなわち、その選択されたノード、ここで、UE4 1230により使用されるものとは異なるリソースでD2DSSue_oonを使用することができる。UE4 1230及びUE4’は、T=1又はT=2によりさらに区別されることができ、OOC UEに対する同期化送信のためにUEが使用するリソース(T=1又はT=2)の区別は、本発明の様々な実施形態で説明された他の区別方法のうちのいずれでも使用して実行されることができる。
図13は、本発明の実施形態によるD2D同期化手順図である。図13に示すD2D同期化手順1300の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
特定の実施形態において、同期化信号D2DSS及びPD2DSCH1305は、同一のサブフレーム内にあり得る。IC UEに対する同期化リソース1310は、40msごとにD2DSS及びPD2DSCH1305aを有する。同期化リソースは、DFN=0 1320に対してOffset_IC1315から開始され、オフセット、すなわち、Offset_IC1315は、サブフレームの単位であり得る。OOC UEに対する同期化リソース1325は、40msごとに2つのD2DSS及びPD2DSCH1305を含むことができる。第1のD2DSS及びPD2DSCH1305bリソースは、DFN=0 1320に対してOffset_OOC1 1330から開始される。第2のD2DSS及びPD2DSCH1305cリソースは、DFN=0 1320に対してOffset_OOC2 1335から開始される。オフセット、すなわち、Offset_OOC1 1330及びOffset_OOC2 1335は、サブフレームの単位であり得る。OOC UEリソースの第1のD2DSS及びPD2DSCH1305bは、IC同期化D2DSS及びPD2DSCH1305aリソースと同一である。
図13に示す例において、Offset_IC=Offset_OOC1である。しかしながら、本発明の範囲を逸脱せず、Offset_IC=Offset_OOC2である実施形態が使用されることができる。
OOC RX UEが第1のOOC同期化リソースがIC同期化リソースと同一であることを事前に認識している場合には、OOC RX UEは、RXモニタリングウィンドー1345を確立するために、RX UE2 1340に対して示すようにそのDFNを導出する。OOC RX UEが、第1のOOC同期化リソースがIC同期化リソースと同一であることを事前に認識していない場合に、OOC RX UEは、RX UE2' 1350に対して示すようにそのDFNを導出するか、又はOOC RX UEは、RX UE2 1340に対して示すように、そのDFNを導出するために曖昧性が存在する。したがって、OOC同期化リソースがIC同期化リソースと同一であることをUEが事前に認識していることがよりよい。これは、非同期式システムにも拡張されることができる。
DFNは、PD2DSCHで伝達されることができ、D2D UEは、DFNを取得するためにPD2DSCHをデコーディングすることができる。第1のリソースに対するそれぞれのDFN及び第2のリソースに対するそれぞれのDFNをUEが予め認識している場合に、DFNに基づいて、UEは、どのリソースが第1のリソースであり、どのリソースが第2のリソースであるかを判定することができる。
図13に示す実施形態は、TX UEがD2DSSue_netのD2DSSシーケンスを使用するOOC UEである場合に拡張されることができる。これは、その送信でD2DSSue_netのD2DSSシーケンスを使用するUEに対して、送信リソースがすべてのUE、すなわち、TX UE及びRX UEの両方ともに知られており、固定されるか又は予め構成されることを意味する。例えば、図12のUE1 1215のようなIC UE及びD2DSSue_netのD2DSSシーケンスを送信するUEは、IC UEに対する同期化リソースを使用しなければならず、図12のUE2 1220のようなOOC UE及びD2DSSue_netのD2DSSシーケンスを送信するUEは、OOC UEに対する同期化リソースを使用しなければならない。UE2 1220により使用されるリソースは、UE1 1215、すなわち、IC UEと異ならなければならない。例えば、IC UE(UE1 1215)に対する同期化リソースがOOC UE(UE2 1220)に対する2つの同期化リソースのうちの1つと同一である場合に、OOC UE(UE2 1220)は、IC UE(UE1 1215)とは異なるOOC UE(UE2 1220)に対する他のリソースを使用しなければならない。IC UE(UE1 1215)に対する同期化リソースがOOC UE(UE2 1220)に対する2つの同期化リソースと異なる場合に、UE2 1220は、第1のOOCリソースが使用するために、このようなUEに対して固定されるか又は予め構成される場合には、第1のOOCリソースを使用するか、又は第2のOOCリソースが使用するために、このようなUEに対して固定されるか又は予め構成される場合には、第2のOOCリソースの使用によるもののように、OOC UEに対する2つの同期化リソースのうちの1つが固定されるか又は予め構成された同期化リソースを使用しなければならない。RX UEが、受信されたD2DSS及びPD2DSCHが送信のために使用しているリソースを決定するのにいかなる曖昧性も存在してはいけない。
図13に示すD2D同期化手順1300において、TX UEがIC UEではなくOOC UEである場合に、RX UEは、結局、DFNに対するタイミングを決定できないという類似した問題を有し得る。すなわち、RX UEが受信されたD2DSS及びPD2DSCHが第1のOOCリソースで送信されるか、又は第2のOOCリソースで送信されるかを認識できない場合に、導出されたDFN0は、D2DSS及びPD2DSCHのサイクル内に存在しなければならない。このような問題を解決するためには、特定の実施形態において、UEがD2DSSue_oonを使用してD2DSSシーケンスを送信している場合に、送信されたD2DSS及びPD2DSCHが第1のリソース上にあるか又は第2のリソースに上にあるかを示すために、第2の識別又は第2の表示が使用される。この表示は、D2DSS、PD2DSCH、又はこれらの組み合せを使用して示される。2つの状態を区別する方法に関する本発明の実施形態に説明された表示方法、又は方法の組み合せが使用されることができる。
例えば、D2DSSue_oonの2つのサブセットの使用によるもののように、D2DSSue_oonのシーケンスの追加の分割が使用されることができる。第1のサブセットは、送信された信号がOOCに対する第1の同期化リソースを使用したことを示すのに使用するために、D2DSSue_oonに対して構成される。第2のサブセットは、送信された信号がOOCに対する第2の同期化リソースを使用したことを示すのに使用するために、D2DSSue_oonに対するD2Dに対して構成される。
他の方法は、例えば、時間ドメインでのD2DSS及びPD2DSCHの異なる順序(例えば、1つの順序は、PD2DSS、PD2DSCH、SD2DSSであり得、他の順序は、PD2DSS、SD2DSS、PD2DSCHであり得る)、又はPD2DSS、SD2DSS、PD2DSCHに対する時間ドメインでの異なる相対的な距離であり得る。シャフリングによる他の順序及び組み合せが存在し得る。
他の例において、PD2DSCHは、2つの異なるスクランブリングシーケンスのセットを使用する。それぞれの異なるスクランブリングシーケンスのセットは、状態、すなわち、OOCに対する第1又は第2の同期化リソースのうちの1つを示すために使用される。他の例において、PD2DSCHは、CRCに対する2つの異なるジェネレーター(generator)、又はCRCに対する2つの異なるマスクを使用する。CRCに対するそれぞれの異なるジェネレーター又はCRCに対するそれぞれの異なるマスクは、状態、すなわち、OOCに対する第1又は第2の同期化リソースのうちの1つを示すために使用される。PD2DSCHコンテンツがOOC UEに対して異なるように許容されることができる場合には、UEがOOCに対する第1の同期化リソースを使用するか、又は第2の同期化リソースを使用するかを示すために、PD2DSCHのビットが使用される。
図14は、本発明の実施形態による他のD2D同期化手順図である。図14に示すD2D同期化手順1400の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
図14に示す例において、同期化信号D2DSS及びPD2DSCH1405は、同一のサブフレーム内にあり得る。IC UEに対する同期化リソース1410は、40msごとにD2DSS及びPD2DSCH1405aを有する。同期化リソースは、DFN=0 1420に対してOffset_IC1415から開始され、オフセット、すなわち、Offset_IC1415は、サブフレームの単位であり得る。OOC UEに対する同期化リソース1425は、40msごとに2つのD2DSS及びPD2DSCH1405を含むことができる。第1のD2DSS及びPD2DSCH1405bリソースは、DFN=0 1420に対してOffset_OOC1 1430から開始される。第2のD2DSS及びPD2DSCH1405cリソースは、DFN=0 1420に対してOffset_OOC2 1435から開始される。オフセット、すなわち、Offset_OOC1 1430及びOffset_OOC2 1435は、サブフレームの単位であり得る。OOC UEリソースの第1のD2DSS及びPD2DSCH1405bは、IC同期化D2DSS及びPD2DSCH1405aリソースと同一である。
特定の実施形態において、IC UEに対する同期化リソース1410がOOC UEに対する同期化リソース1425のうちの1つと同一である場合にD2D同期化手順1400が使用される。例えば、オフセットIC1415は、OOCに対するオフセット、すなわち、Offset_OOC1 1430及びOffset_OOC2 1435のうちの1つと同一であり得る。特定の実施形態において、ICに対する同期化リソースがOOCに対する2つの同期化リソースとは異なる場合には、D2D同期化手順1400が使用される。
図13に示すD2D同期化手順1300と同様に、D2D同期化手順1400において、RX UE2及びRX UE2’は、UEが、TX UEがOOC UEに対する第1又は第2の同期化リソースを使用しているか否かを判定する方法を知らない場合には、異なるDFN 0タイミングを導出することができる。TX UEが、例えば、D2DSS、PD2DSCH、又はD2DSS及びPD2DSCHの両方ともを通して明示的に又は暗示的に一部の情報又は表示を検出することにより、OOC UEに対する第1又は第2の同期化リソースを使用しているか否かをRX UEが知っている場合には、RX UEは、曖昧さを有しないはずであり、それに従って、RX UEは、タイミングを判定することができる。
OOC RX UEが、第1のOOC同期化リソースがIC同期化リソースと同一であることを事前に認識している場合に、OOC RX UEは、RXモニタリングウィンドー1445を確立するために、RX UE2 1440に対して示すように、そのDFNを導出する。OOC RX UEが、第1のOOC同期化リソースがIC同期化リソースと同一であることを事前に認識していない場合に、OOC RX UEは、RX UE2' 1450に対して示すように、そのDFNを導出するか、又はOOC RX UEは、RX UE2 1440に対して示すように、そのDFNを導出するために、曖昧性が存在する。したがって、OOC同期化リソースがIC同期化リソースと同一であるか否かをUEが事前に知っていることがよりよい。また、これは、非同期式システムに拡張されることもできる。
同期化に使用するOOC UEに対する2つのリソースに対する上記のすべての実施形態は、同期化サイクル内の時間ドメインで2個以上のリソースに拡張されることができる。また、関連方法は、同期化サイクル内のOOC UEに対する時間ドメインで2つ以上の同期化リソースに拡張されることもできる。
D2D UEがPD2DSCHを検出する場合に、D2D UEは、UEがすでに検出したD2DSSを送信した同一のノードからPD2DSCHが送信される場合を識別しなければならない。UEがすでに検出したD2DSSを送信した同一のノードからPD2DSCHが送信される場合を識別するために、PD2DSCHは、D2DSSにより伝達された識別子又はプリアンブルシーケンスの関数であるシーケンスによりスクランブリングされることができる。例えば、スクランブリングシーケンスは、D2DSSにより伝達されたプリアンブルで初期化されることができる。他の例において、D2DSSにより伝達されたプリアンブルは、PD2DSCHのCRCであるXORに使用される。他の代案において、PD2DSCHは、対応するD2DSSに対するPD2DSCHの相対的な時間及び周波数位置により、D2DSSとリンクされるもののように受信するUEにより識別される。例えば、D2DSSは、サブフレームY及びサブ帯域のような周波数リソースXでD2D UEにより送信されることができる。追加で、同一のUEがサブフレームY+NT及び周波数リソースX+NFで対応するPD2DSCHを送信し、ここで、NF及びNTは、すべてのUEに対して同一であるように予め構成されることができるか、又はUEの当たりに又はUEグループ基準の当たりに構成されることができるオフセットである。受信するUEは、受信時間及び周波数位置の比較に基づいて、任意のPD2DSCHとD2DSSとの間のリンクを暗示的に決定することができる。複数のUEが他のUEと同一の時間及び周波数位置でD2DSS及びPD2DSCHを送信する場合に、UEによる暗示的な決定は、プリアンブル又はD2DグループIDが複数のUEの同期化送信を区別するためにスクランブルで使用される第1の代案と結合されることができる。
特定の実施形態において、D2D UEから送信されたPD2DSCHは、UEが同期化を検出するeNB及びD2D UEを含んで1つ以上のノードを示す。同期化は、eNBからの同期化、又はD2D UEからのD2DSS及びPD2DSCHを含むことができる。UEが同期化を検出する1つ以上のノードに関する情報は、レイヤー−2メッセージ、又はMACメッセージ、又は上位レイヤーメッセージのようなデータチャネル上で運ばれることもできる。このような情報を受信する他のD2D UEは、UEが同期化されることができるネットワークノードの優先順位を決定するためのファクターのうちの1つとして情報を使用することができる。例えば、UEは、1つの他のノードのみから同期化を受信することができるノードを通して複数の他のノードから同期化を受信することができるノードの優先順位を定めることができる。特定の実施形態において、このような情報は、D2D UEからクラスターヘッダーとして機能するUEのように、eNB及び他のD2D UEを含む他のネットワークノードにフィードバックされ、eNB又はD2D UEは、UEが中継ノードであり得、他のノードから情報を中継し得るという決定のように、トポロジー及び構成を決定するための情報を使用することができる。
表16は、UEが検出するノードの情報を示すためにD2D UEにより送信されたPD2DSCHの例示的な情報フィールドを提供する。フィールドのうちの1つ以上が省略され得る。
図15は、本発明の実施形態による第1のD2D UEが同期化を検出するノードの情報を送信し、そのような情報を受信する第2のD2D UEは、第2のD2D UEが同期化できるノードの優先順位を決定するためのファクターとして情報を使用するプロセス1500を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンにより具現される。
ブロック1505において、第2のD2D UEは、第1のD2D UEからD2DSSを受信し、ここで、第1のD2D UEは、第1のUEが同期化できるノードの1つ以上を検出できる。第1のUEは、第1のUEが同期化を検出するノードの情報を含むPD2DSCHを送信し、ブロック1510において、第2のUEは、第1のUEからPD2DSCHを受信する。ブロック1515において、第2のUEは、第1のUEが同期化を検出するノードの情報を考慮して第2のUEが同期化できるノードの優先順位を決定する。
図16は、本発明の実施形態による第1のD2D UEは、第1のD2D UEが同期化を検出する複数のノードの情報を送信し、このような情報を受信する他のノードは、第1のUEが中継されることを要請するプロセス1600を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンにより具現される。
ブロック1605において、第1のUEは、第1のUEが同期化を検出する複数のノード(eNB、UEを含む)を検出する。第1のUEは、ブロック1610において、同期化を検出するノードの情報を送信する。第1のUEからの送信は、ブロードキャストであり得、又はeNBに対するもの又はUEクラスターヘッドに対するものであり得る。ブロック1615において、1つ以上の他のノードは、第1のUEが中継されることを要請する。1つ以上の他のノードは、eNB又はUEクラスターヘッド又は他のUEであり得る。代案的に、第1のUEは、自律的に中継されるように決定し得る。
図17は、本発明の実施形態によるD2D UEが同期化を検出する複数のノードの情報をD2D UEが送信し、他のノードが情報を活用する例示的な動作を示す図である。図17に示すD2D通信ネットワーク1700の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
D2D通信ネットワーク1700は、ネットワークカバレッジ境界1710内で複数のUEと通信できるeNB1705を含む。eNB1705は、eNB102と同一であるか又は類似して構成されることができる。図17に示すUE1 1715、UE2 1720、UE3 1725、UE4 1730、UE5 1735、及びUE6 1740のうちの1つ以上は、UE116と同一であるか又は類似して構成されることができる。
eNB1705は、ネットワークカバレッジ境界1710内でUE1 1715及びUE6 1740と通信する。UE4 1730は、ネットワークカバレッジ外にあり、UE4 1730は、他の同期化を検出しないために独立した同期化ソースである。UE4 1730は、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。また、UE5 1735は、ネットワークカバレッジ外にあり、UE5 1735は、UE4 1730から同期化を得る。UE5 1735は、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE1 1715は、eNB1705の以外にUE5 1735から同期化を検出する。UE1 1715は、UE1 1715がeNB1705に同期化することを示すD2DSS及びPD2DSCHを送信し、UE1 1715は、UE5 1735から追加の同期化検出に関する情報をPD2DSCHに含ませる。UE6 1740は、UE6 1740がeNB1705に同期化することを示すD2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE2 1720は、UE1 1715及びUE6 1740から同期化を検出する。UE1 1715は、UE6 1740が検出したものに比べて追加の同期化を検出したために、UE2 1720は、同期化を得ることができるノードとしてUE1 1715を選択するか、選好するか、又は優先順位で定める。UE2 1720は、UE1 1715に同期化し、UE2 1720は、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE3 1725は、UE2 1720から同期化を検出する。UE1 1715は、UE1 1715が同期化を検出する複数のノードの情報を送信する。追加で、eNB1 705又はUE2 1720のように情報を受信する他のノードは、中継されるUE1 1715を要請することができる。特定の実施形態において、UE1 1715は、自律的に中継されるように決定する。
図18は、本発明の実施形態によるD2D UEは、D2D UEが同期化を検出する複数のノードの情報を送信し、他のノードは、情報を使用する例示的な動作を示す図である。図18に示すD2D通信ネットワーク1800の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
D2D通信ネットワーク1800は、ネットワークカバレッジ境界1810内で複数のUEと通信できるeNB1805を含む。eNB1805は、eNB102と同一であるか又は類似して構成されることができる。図18に示すUE1 1815、UE2 1820、UE3 1825、UE4 1830、UE5 1835、UE6 1840、UE7 1845、及びUE8 1850のうちの1つ以上は、UE116と同一であるか又は類似して構成されることができる。
図18に示す例において、UE1 1815乃至UE8 1850は、それらがネットワークカバレッジ境界1810外にあるためにeNBに接続されない。UE1 1815は、独立した同期化ソースであり、UE1 1815は、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE2 1820は、UE3 1825から同期化を得、UE2 1820は、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE4 1830は、独立した同期化ソースであり、UE4 1830は、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE5 1835は、独立した同期化ソースであり、UE5 1835は、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE6 1840は、UE5 1835から同期化を検出する。UE3 1825は、UE4 1830及びUE5 1835から同期化を検出し、UE3 1825は、UE4 1830に同期化されることに決定する。UE3 1825は、D2DSS及びPD2DSCHを送信し、UE3 1825は、UE5 1835からの追加の同期化検出に関する情報をPD2DSCHに含ませる。UE7 1845は、UE2 1820及びUE3 1825から同期化を検出し、UE3 1825がUE5 1835からの追加の同期化検出に関する情報をPD2DSCHに含ませるが、UE2 1820ではないために、UE7 1845は、UE3 1825に同期化することに決定する。UE7 1845は、D2DSS及びPD2DSCHを送信し、UE8 1850は、UE7 1845から同期化を検出する。UE7 1845又はUE3 1825は、UE3 1825が同期化を検出する複数のノードの情報を送信することができる。追加で、情報を受信する他のノードは、UE3 1825又はUE7 1845が中継されるように要請することができる。特定の実施形態において、UE7 1845又はUE3 1825は、自律的に中継されるように決定する。
第1のUEが同期化できる第2のノードをさらに選択するか、そのD2DSS及びPD2DSCHを再構成するすべての場合に、2つの追加の条件が適用されることができる。
− 第2のノード(例えば、UE)から検出された信号が特定の時間間隔T_sync_reconfigの間に特定のしきい値(Th_sync_regonfig1)より強く、
− UEがUEのような現在のノードに同期化した後に特定の期間T_keep(例えば、1秒)以上経過した。
UEが独立したUE同期化ソースにそのD2DSS/PD2DSCHを再構成するすべての場合に2つの追加の条件が適用されることもできる。
− 他のノード(例えば、UE)から検出された信号が特定の時間間隔T_sync_reconfigの間に特定のしきい値(Th_sync_regonfig2)以下であり、
− UEがUEのような現在のノードに同期化した後に特定の期間T_keep(例えば、1秒)以上経過した。
信号強度は、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、又は同期化信号受信電力(SSRP)、同期化信号受信品質(SSRQ)により測定されることができる。同期化信号は、エネルギー検出により測定されることができる。
上述したパラメータ、例えば、Th_sync_reconfig1、T_sync_reconfig、T_keep、Th_sync_reconfig2は、メッセージで固定されるか、予め構成されるか、予め定義されるか、又はシグナリングされることができる。例えば、パラメータは、SIB、PD2DSCH、又は専用シグナリングなどでシグナリングされることができる。
特定の実施形態において、第1のD2D UEは、同期化するノードの変更に関する情報を含むメッセージを送信する。このメッセージは、第1のUEに同期化できる、第2のD2D UEのような、他のD2D UEが変更に対する準備を行うことができ、同期化する他のノードを発見できるように実際の変更の前に予め送信される。また、第1のD2D UEは、実際の変更に対する有効タイミングをメッセージに含むことができる。また、第1のD2D UEは、第2のD2D UEに複数のノードを推奨できるために、第2のD2D UEは、推奨されたノードのうちの1つに同期化しようと試みることができる。第2のD2D UEが同期化する他のノードを発見できない場合に、第2のD2D UEは、独立した同期化ソースとなる。同期化する新たなノードの発見に対する試み又は独立した同期化ソースとなる決定は、第1のD2D UEの変更の有効タイミングの前に実行されるか又は部分的に実行されることができる。長所のうちの1つは、迅速な同期化再確立を提供し、ネットワークをさらに強力にすることができる。
表17は、第1のD2D UEが同期化するノードの変更と関連した情報を示すための第1のD2D UEにより送信されたメッセージでの例示的な情報フィールドを提供する。特定の実施形態において、メッセージは、変更の前に送信される。フィールドの一部は、省略され得る。UEが同期化する新たなノードに関する情報は、第2のD2D UEに対する同期化ノードに対して推奨された変化のうちの1つとして見なされることができる。第1のUEが同期化する新たなノードよりさらに多くの推奨されたノードが存在しない場合に、推奨されたノードの情報フィールドは、省略され得るか、あるいは、その逆であり得る。UEが同期化する新たなノードの情報フィールドは、省略され得る一方、推奨されたノードの情報フィールドは、含まれ得る。
表17は、同期化するノードの変更の前にUEが送信する情報を示す。
変更の時間は、省略され得、パラメータは、固定されるか又は予め定義され得る。また、変更の時間は、UEの移動性のファクターによりスケーリングされ得る。
図19は、本発明の実施形態による第1のD2D UEが同期化するノードの変更に関する情報を含むメッセージを送信するプロセス1900を示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンにより具現される。このメッセージは、第1のUEに同期化された第2のD2D UEが変更に対して準備することができるように、実際の変更の前に予め送信されることができる。
ブロック1905において、第1のD2D UEは、新たなノードを検出し、同期化するノードの変更を決定する。ブロック1910において、第1のD2D UEは、変更の前にその変更に関する情報を含むメッセージを送信する。ブロック1915において、第1のD2D UEに同期化する第2のD2D UEは、第1のUEからメッセージを受信する。第2のD2D UEは、独立した同期化ソースであるか、又は他のノードへの同期化を試みるなど、新たな変更に対する準備をする。
図20は、本発明の実施形態による第1のD2D UEが、D2D UEが同期化するノードの変更に関する情報を含むメッセージを送信する例示的な動作を示す図である。図20に示すD2D通信ネットワーク2000の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。このメッセージは、第1のUEに同期化された第2のD2D UEが変更に対して準備することができるように、実際の変更の前に予め送信されることができる。
D2D通信ネットワーク2000は、ネットワークカバレッジ境界2010内で複数のUEと通信できるeNB2005を含む。eNB2005は、eNB102と同一であるか又は類似して構成されることができる。図18に示すUE1 2015、UE2 2020、UE3 2025、UE4 2030、UE5 2035、UE6 2040、及びUE7 2045のうちの1つ以上は、UE116と同一であるか又は類似して構成されることができる。
eNB2005は、ネットワークカバレッジ境界2010内でUE1 2015と通信する。UE1 2015は、eNB2005から同期化を得、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE2 2020は、UE1 2015から同期化を得、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE3 2025は、UE2 2020から同期化を得る。UE4 2030は、ネットワークカバレッジ外にあり、UE4 2030は、UE4 2030が他の同期化を検出しないために独立した同期化ソースである。UE4 2030は、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE5 2035は、UE4 2030から同期化を得、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE6 2040は、UE5 2035から同期化を得、D2DSS及びPD2DSCHを送信する。UE7 2045は、UE6 2040から同期化を得る。UE4 2030は、モバイルである。UE4 2030は、UE2 2020に向かって移動する。UE4 2030がその新たな位置2050に到達する時に、UE4 2030は、UE2 2020への同期化を変更する必要があることを決定する。UE4 2030がその同期化を変更する前に、UE4 2030は、表17に言及されたように、新たな変更に関する情報を送信する。この情報は、新たな位置2050でUE4 2030が同期化するノードとしてUE2 2020を含み、また、この情報は、UE2 2020がすでにeNBに対して最大数を有するホップに対するD2DSSを送信するノードであることを含む。UE5 2035は、このような情報を受信し、UE5 2035がUE4 2030の同期化変更の有効時間の前に、これ以上UE4 2030に同期化できないと決定するために、UE5 2035は、独立した同期化ソースであると決定する。また、UE5 2035は、UE5 2035が独立した同期化ソースであると決定する前に、UE4 2030により示されたUE2 2020の検出を試みることができる。UE5 2035がUE2 2020の検出に失敗する場合に、UE5 2035は、独立した同期化ソースとなる。UE5 2035は、同期化の変更の前に、その変更についてUE6に通知することができる。UE6 2040は、同期化の変更の前に、その変更についてUE7 2045に通知することができる。
図20に示す実施形態は、重要なシステム情報又は構成の変化に関する情報を含むメッセージを送信する第1のD2D UEに拡張されることができる。重要なシステム情報又は構成の変更は、最大ホップ数、D2Dブロードキャストデータチャネルに対するリソース割り当て構成などのように、D2DSSでの情報又はPD2DSCHでの情報を含むことができる。特定の実施形態において、第1のUEに同期化された、第2のD2D UEのような、他のD2D UEが変更に対して準備することができ、同期化する他のノードを発見できるように、このメッセージは、実際の変更の前に予め送信される。第1のD2D UEからのメッセージは、実際の変更に対する有効タイミングも含むことができる。第1のD2D UEは、同期化のために1つ以上のノードを推奨することができる。すなわち、第1のD2D UEからのメッセージは、推奨されたノード情報を含むことができるために、第2のD2D UEは、推奨されたノードのうちの1つに同期化するように試みることができる。これは、迅速なトポロジー変更及びD2D通信に対する新たなトポロジーの迅速な再確立を可能にすることができる。
特定の実施形態において、D2D UEに対するバッテリー寿命又はバッテリー状態が他のノードに送信されることができ、D2D UEが同期化できるノードの優先順位を定めるためのファクターのうちの1つとして他のノードにより情報が使用されることができる。バッテリー寿命又はバッテリー状態に関する情報は、PD2DSCH又は他のメッセージに含まれることができる。特定の実施形態において、バッテリー状態は、バッテリーに残っているエネルギーだけでなく、D2D UEが電力線供給に接続されるか、すなわち、“プラグされる”か否かを示す電力ソース情報を含む。D2D UEは、D2D UEが同期化できるノードとなる、より少なく残っているエネルギーを有する第2のD2D UEを通してより多く残っているエネルギーを有する第1のD2D UEを選択し、選好するか、又は優先順位で定めることができる。
特定の実施形態において、1つ以上のノードは、中継するD2D UEを要請することができる。特定の実施形態において、ノードが中継しなければならないことを要請する決定は、バッテリー状態とも関連する。さらに多く残っているエネルギーを有するD2D UEは、中継されるためにより高い優先順位を有することができる。特定の実施形態において、D2D UEは、自律的に中継しなければならないことを決定する。D2D UEが中継するように自律的に決定した場合に、D2D UEは、そのバッテリー状態も考慮することができる。例えば、バッテリーが低い場合に、D2D UEは、中継する必要がないか又は中継しないように選択する。
特定の実施形態において、第1のD2D UEが、第1のD2D UEが同期化するノードを変更する場合に、タイミング又は周波数、又は両方ともの変更は、それぞれの変更のサイズ及び変更速度に対する制限が第1のD2D UEに課され得る複数のステップで実行される。このような制限は、第1のD2D UEが段階的であり調節された方式で、そのタイミング又は周波数、又は両方ともを調整するようにすることにより、第1のUEに同期化される第2のUEが段階的であり調節された方式で、そのタイミング及び周波数も調節できるようにする。タイミング又は周波数変更に対する規則のセットが定義されることができる。一例において、UEタイミングに対してなされるすべての調整は、以下により実行される。
1)1つの調整でタイミング変更のサイズの最大量は、Tq秒となる。
2)最小のアグリゲート調整速度は、秒当り7*TSとなる。
3)最大のアグリゲート調整速度は、200ms当りTqとなる。
最大の自律的な時間調整ステップTqは、表18に明示される。
図21は、本発明の実施形態による同期化確立を示す図である。図21に示す同期化確立2100の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
図21に示す例において、UE21 2105は、同期化を提供するために他のノードを検出しない。追加で、UE21 2105は、GPS又はUTCのような正確な同期化方法がない。したがって、UE21 2105は、選択の余地がないが、それなりに概略的なタイミングで同期化信号を送信する。UE21 2105は、UE21 2105が他のノードに同期化を提供できないことを、例えば、‘0'として設定された表3のビットをD2DSS及びPD2DSCHに示す必要がある。あるいは、UE21 2105は、UE21 2105が正確な同期化方法がないことを、例えば、‘0'として設定された表4のビットを示す。UE21 2105は、ホップ数“1”であることを示す。UE22 2110及びUE23 2115は、GPS又はUTCがない。UE22 2110及びUE23 2115は、他のノードから同期化信号を検出することを試みる。このとき、UE22 2110及びUE23 2115は、同期化を提供できる他のノードでない、UE21 2105から同期化を検出する。UE22 2110及びUE23 2115は、通信の目的のためにUE21 2105に同期化するが、UE22 2110及びUE23 2115は、UE21 2105により提供された同期化が正確でないことを理解する。したがって、UE23 2115又はUE22 2110がUE31 2120からのように、より正確な同期化を検出する度に、UE23 2115又はUE22 2110は、それぞれUE31 2120に同期化することをさらに選択する。UE31 2120は、同期化を提供するために他のノードを検出しないが、UE31 2120は、GPS又はUTCのような正確な同期化方法を有する。UE31 2120は、それ自身のタイミングに基づいて1つのタイミングで同期化信号を送信する。また、UE31 2120は、UE31 2120が他のノードに同期化を提供できることを、例えば、‘1'として設定された表3のビットをD2DSS及びPD2DSCHに示す。あるいは、UE31 2120は、UE31 2120が正確な同期化方法を有することを、例えば、‘1'として設定された表4のビットを示す。UE31 2120は、ホップ数“1”であることを示す。このとき、UE32 2125及びUE33 2130は、通信の目的のためにUE31 2120から同期化を検出し、UE31 2120に同期化する。UE22 2110及びUE23 2115は、UE31 2120により提供された同期化が正確であることを理解するために、UE22 2110又はUE23 2115がさらにより強い信号を有するUE21 2105のように、正確な同期化なしに他のUEを検出する場合に、UE22 2110又はUE23 2115は、それぞれ他のノードにさらに選択しない。Max_hop_NeNBが“1”である場合に、表3及び表4にリストされた情報に対するシグナリングのための代案的な方法は、次の通りである。UE21 2105に対して、UE21 2105は、実際に、ホップ数“1”であるとしても、ホップ数“2”を有することをシグナリングし、ここで、ホップ数“2”は、他のUEが通信の目的でない同期化の選択/再選択の優先順位の観点でのように、UE21 2105が他のUEに同期化を提供できないことを分かるようにするはずであり、UE31 2120に対して、UE31 2120は、ホップ数“1”を有することをシグナリングする。このとき、表3及び表4のシグナリングは、省略され得る。
特定の実施形態において、UEは、UEが使用可能な正確な同期化方法を有するノード、又はGPS又はUTCのような正確なタイミングソースから導出されたタイミングを有するか否かを同期化信号(D2DSS及びPD2DSCH)で示す。正確な同期化方法は、GPS、UTCなどを含むことができる。表19は、表示、すなわち、PD2DSCHの情報フィールドの一例を示す。
代案的な1ビット指示子は、PD2DSCHを送信するUEが、表4により、又はGPS又はUTCのような正確なタイミングソースから導出されたタイミングを有するか否かを示すことができ、他の1ビットは、PD2DSCHを送信するUEが使用可能な正確な同期化方法を有するノードから導出されたタイミングを有するか否かを示すことができ、ここで、このような1ビットは、ホップ数が“1”より大きい場合のみに適用されることができる。
図22は、本発明の実施形態による他の同期化確立を示す図である。図22に示す同期化確立2200の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
図22に示す例において、UE41 2205は、同期化を提供するために他のノードを検出しない。UE41 2205は、GPS又はUTCのような正確な同期化方法がない。UE41 2205は、選択の余地がないが、それなりに概略的なタイミングで同期化信号を送信する。UE41 2205は、UE41 2205が他のノードに同期化を提供できないことを、例えば、‘0'として設定された表3のビットをD2DSS及びPD2DSCHに示す必要がある。あるいは、UE41 2205は、それが正確な同期化方法がないことを、例えば、‘0'として設定された表4のビットを示す。あるいは、UE41 2205は、正確な同期化方法(例えば、‘0'として設定された表5のビット)として有するノードからのタイミングを導出しないことを示す。UE41 2205は、ホップ数“1”であることを示すことができる。このとき、UE42 2210及びUE43 2215は、UE41 2105から同期化を検出し、UE41 2205に同期化する。すなわち、UE42 2210のTXタイミングは、UE41 2205により送信された同期化信号から導出され、UE41 2205が通信の目的のために他のノードから他の同期化信号を受信しない場合に、UE42 2210のRXタイミングは、そのTXタイミングと同一である。UE42 2210及びUE43 2215は、UE41 2205により提供される同期化が正確でないことを理解するために、UE42 2210又はUE43 2215が(UE51 2220、UE52 2225、又はUE53 2230のように)より正確な他の同期化を検出する度に、UE42 2210又はUE43 2215は、それぞれ他のノードをさらに選択する。UE51 2220は、同期化を提供するために他のノードを検出しないが、UE51 2220は、GPS又はUTCのような正確な同期化方法を有し、このとき、UE51 2220は、それ自体のタイミングで同期化信号を送信する。UE51 2220は、UE51 2220が他のノードに同期化を提供できることを、例えば、‘1'として設定された表3のビットをD2DSS及びPD2DSCHに示す必要がある。あるいは、UE51 2220は、UE51 2220が正確な同期化方法を有することを、例えば、‘1'として設定された表4のビットを示す。あるいは、UE51 2220は、UE51 2220が使用可能な正確な同期化方法を有するノード、又はGPS又はUTCのような正確なタイミングソースから導出されたタイミングを有するもの、例えば、‘1'として設定された表5のビットを示す。UE51 2220は、それがホップ数1であることを示すことができる。このとき、UE52 2225及びUE53 2230は、UE51 2220から同期化を検出する。UE52 2225及びUE53 2230は、通信の目的のためにUE51 2220に同期化する。UE52 2225及びUE53 2230は、UE51 2220により提供された同期化が正確であることを理解するために、UE52 2225又はUE53 2230がさらにより強い信号で、UE41 2220のように、正確な同期化なしに他のUEを検出する時に、UE52 2225又はUE53 2230は、それぞれ他のノードに再選択しない。Max_hop_NeNBが“1”より大きく設定されると、同期化ソースのオリジンがGPS又はUTCのように正確な同期化方法を有する場合に、UE52 2225又はUE53 2230は、同期化信号を送信し、UE52 2225又はUE53 2230は、それぞれ使用可能な正確な同期化方法、例えば、‘1'として設定された表5のビットを有するノードから導出されたタイミングを有することを示す。また、UE52 2225又はUE53 2230は、それがそれぞれホップ数2であることを示す。検出される場合には、UE54 2235及びUE55 2240は、それぞれUE52 2225及びUE53 2230に同期化することができる。UE43 2215がUE52 2225を検出する場合に、UE43 2215は、それが同期化することができる同期化としてUE52 2225を再選択できる。
特定の実施形態において、eNBからの基準タイミングを使用しない場合に、使用可能なGPS又はUTCを有するノードは、常に、“1”と同一のホップ数を設定する。
特定の実施形態において、OOC UEは、送信のために予め構成されたリソースプールを有し、予め構成されたリソースプールは、D2Dフレーム番号(D2D−FN)に基づくことができる。例えば、予め構成されたリソースプールは、D2D送信のために使用される一部のサブフレームを定義することができる。特定の実施形態において、サブフレームは、リソースプール周期性内の、特定のビットマップにより示された、サブフレームのセットとして定義され、ここで、周期性は、D2D−FNモジュロリソース_プール_期間=0を有するフレームの開始で始まる周期期間のそれぞれのウィンドーのようにD2D−FN 0に基づくことができる。予め構成されたリソースプールは、モード2通信に対するプールであり得る。また、予め構成されたリソースプールは、SAに対するプールであり得る。
図23は、本発明の実施形態によるD2D−FNに基づく予め構成されたリソースプールのダイヤグラムである。図23に示す予め構成されたリソースプール2300の実施形態は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
図23に示す例において、D2D−FN=0 2305へのフレームの開始は、予め構成されたリソースプールの期間2310の開始点である。予め構成されたリソースプールは、時間ドメインで予め構成されたTXリソースプールのサブフレーム2315で構成されることができるために、UEは、プール内でD2D信号を送信することができる。特定の実施形態において、ビットマップは、サブフレームがD2Dのために使用されるか、又はビットマップでそれぞれのビットに基づかないかを示すために使用される。UE TX2320は、送信のためにTXリソースプールを使用する。UE RX2325は、受信のためにリソースプールをモニタリングする。UE RX2325がOOCであり、UE RX2325がモニタリングする他のリソースを認識できない場合に、例えば、UE RX2325は、任意のeNBにより構成された受信プール又はTXプールを受信できない。UE RX2325は、D2D−FNに基づいてRXリソースをモニタリングし、D2D通信のために他のリソースをモニタリングする必要がない。
マッピング関数が定義されることができる。マッピング関数は、D2Dフレーム番号(D2D−FN)にGPS/UTCのような共通の正確なタイミングをマッピングする。
D2D−FNは、フレーム番号を示すために、例えば、10ビットを有することができる。それぞれのフレームは、10msである。フレーム内のサブフレームインデックス(0乃至9)を示すために追加の4ビットが使用されることができる。これらの4ビットは、サブフレームの正確なレベルまで14ビットD2D−FNを形成するために、10ビットD2Dフレーム番号とともに結合されることができる。あるいは、D2D−FNは、10ビットより少ないビットを有し得る。あるいは、D2D−FNは、1024ms以上のOOCリソースプールの周期性を許容するために10ビット以上を有し得る。
GPS又はUTCからD2D−FNへのマッピング関数は、例えば、D2D−FNが10ビットを有する場合に、D2D−FN=(GPS_time(ms単位で)/10)モジュロ1024であり得る。GPS_timeは、msの単位内であり得る。例えば、GPS_timeが30,000msである場合に、D2D−FNは、30,000/10モジュロ1024=952である。また、マッピング関数は、D2D−FNにより示されたフレームの第1のサブフレームを提供することができる。例えば、D2D−FN=0の第1のサブフレーム又は開始点は、GPS_time(ms単位で)モジュロ10240=0であるGPS_timeを有するサブフレームであり得る。
D2D UEに対して、D2D UEは、OOC又はICである。GPS又はUTCが使用可能であるか又は実行されている場合に、D2D UEは、マッピング関数を使用してD2D−FNを取得するためにGPS又はUTCをマッピングする。マッピング関数は、固定されるか又は予め構成されることができる。
eNBが使用可能なGPS又はUTCを有する場合に、eNBは、マッピング関数を使用してD2D−FNを取得するためにGPS又はUTCをマッピングする。cat.1のOOC UE及びIC UEに対して、eNBは、例えば、専用シグナリングを通して又はSIBを通してのように、eNBからUEに信号でシグナリングされるか、又は、IC UEからcat.1のOOC UEへのように、UEから他のUEに、及びcat.1のOOC UEからcat.1の他のOOC UEに中継されることができる。中継されたD2D−FNは、例えば、PD2DSCHでシグナリングされることができる。
特定の実施形態において、SFN及びD2D−FNは、同期化される。eNBは、D2D−FNと同一であるようにそのシステムフレーム番号(SFN)を設定し、D2D−FNの開始点(第1のサブフレーム)及びSFNの開始点(第1のサブフレーム)は、同一であるように設定される。あるいは、SFNの導出のために、SFNに対するGPS又はUTCからのマッピング関数が存在する場合に、D2D−FNは、D2D−FNに対してGPS又はUTCからの同一のマッピング関数を使用して取得されることができる。SFN及びD2D−FNを同期化するステップ、例えば、同一のSFN‘0'、すなわち、SFN‘0'の第1のサブフレーム及びD2D−FN‘0'、すなわち、D2D−FN‘0'の第1のサブフレームは、D2D及びWAN(セルラー)の共存のために、より良好な性能を有するだけではなく、UEの動作を簡素化することができる。
あるいは、D2D−FNの導出、例えば、D2D−FNに対するGPS又はUTCからのマッピング関数は、SFNの導出、例えば、D2D−FNに対するGPS又はUTCからのマッピング関数と異なり得る。D2D−FN及びSFNの導出が異なる場合に、D2D−FNは、UEに個別に提供され得る。
eNBは、eNBがGPS又はUTCから導出されたD2D−FNを有するか否か、又はeNBがデフォルトなどでD2D−FNを有するか、eNBにより提供されたD2D−FNが、存在する場合には、正確であるか否か、又はD2D−FNがSFNと同一であるか又は異なるか、及び異なる場合には、どのくらい異なるかについてUEにシグナリングする。例えば、SFN‘0'に対するオフセットは、D2D−FNとして提供されることができ、ここで、オフセットは、フレームの単位であり得る。他の例の場合には、SFN‘0'に対するD2D−FN‘0'のオフセットが提供されることができ、ここで、オフセットは、フレームの単位であり得、UEは、数式1を導出することができる。
D2D−FN=SFN+MSB_10(Offset_D2D−FN0_SFN0_format1)・・・数式(1)
ここで、MSB_10(Offset_D2D−FN0_SFN0_format1)は、Offset_D2D−FN0_SFN0_format1の10MSB(最上位ビット)であり、これは、その第1のフォーマットでサブフレームの単位でSFN0に対するD2D−FN 0のオフセットであり、ここで、第1のフォーマットは、10MSBがフレームの単位で、Offset_D2D−FN0_SFN0_format1がD2D−FN0及びSFN0のオフセットであるフォーマット内にあることを意味し、LSB(最下位ビット)4ビットがオフセットとしてフレーム内のサブフレームの相対的な位置をさらに示すために使用され、ここで、サブフレームの単位で実際のオフセットは、数式2のように計算されることができる。
実際のオフセット=MSB_10(Offset_D2D−FN0_SFN0_format1)*10+LSB_4(Offset_D2D−FN0_SFN0_format1)・・・数式(2)
一部の実施形態において、第1のフォーマットでサブフレームの単位でOffset_D2D−FN0_SFN0_format1は、サブフレームの正確性レベルまでであるD2D−FNを示すことができる。あるいは、Offset_D2D−FN0_SFN0が、カウントが0から開始するサブフレームの番号で実際のオフセットとしてカウントされる値である場合に、
D2D−FN=SFN+int(Offset_D2D−FN0_SFN0/10)・・・数式(3)
である。
ここで、int(Offset_D2D−FN0_SFN0/10)は、Offset_D2D−FN0_SFN0/10の整数部分である。
本発明の全般にわたって、SFN 0(SFN0)又はD2D−FN0(D2D−FN 0)は、それぞれSFN=0又はD2D−FN=0でサブフレームを開始することを意味する。
eNBがGPS又はUTC、又は正確なD2D−FNを提供するための他の方法を有しない場合に、eNBは、任意のD2D−FNを提供するように構成される。同期化優先順位化において、すなわち、ノードを選択するステップ又は再選択ステップにおいて、第1のUEがD2D−FNを提供した第1のeNBからそのタイミングを導出することを示す第2のUEから同期化信号(D2DSS及びPD2DSS)を受信する場合、及び第1のUEがD2D−FNを提供しない第1のeNBからそのタイミングを導出することを示す第3のUEから同期化信号を受信する場合に、第1のUEは、第2のUE及び第3のUEに対する接続の優先順位を定める。すなわち、一部の他の条件が第2のUE及び第3のUEに対して類似した場合に、第1のUEは、第2のUEに同期化するために選択するか又は再選択するために優先順位を定める。これを達成するために、PD2DSCHのような同期化信号で、UEは、eNBがD2D−FNを有するか否かに関する情報を提供する。
表20は、eNBからUEへのシグナリングの一例を示す図である。情報は、専用シグナリングに又はSIBに存在し得る。情報は、D2D−FNが提供されるか否かを示す。情報が提供され、専用シグナリング又はSIBを送信するセルのSFN0に対するD2D−FNオフセットが提供されない場合に、UEは、オフセットをデフォルト値0として見なすことができる。あるいは、特定の実施形態において、SFN 0に対するD2D−FNオフセットは、常に提供される。このようなオフセットは、フレームの単位で存在し得る。オフセットがフレームの単位で存在する場合に、オフセットは、10ビットを要求し得る。より良い正確性を提供するために、サブフレームの単位で一部の追加のオフセット表示が要求され得る。あるいは、このようなオフセットは、サブフレームの単位で存在し得る。オフセットがサブフレームの単位で存在する場合に、オフセットは、14ビットを要求し得る。サブフレームによる単位は、より良い正確性を提供する。本発明の全般にわたって、SFN 0又はSFN0又はD2D−FN0又はD2D−FN 0は、SFN又はD2D−FN=0を有する開始サブフレームを意味する。SFN0に対するD2Dオフセットは、D2D−FNに相互に交換可能であり、14ビットのうちのMSB10ビットは、D2Dフレーム番号であり得、14ビットのうちのLSB4ビットは、フレーム内のサブフレームインデックス(0乃至9)の4ビット表示であるサブフレームの正確性レベルまで14ビットD2D−FNであり得る。
表20は、SIBでの情報フィールドを示す(又はeNBからの専用シグナリング)。
表21は、D2D−FNオフセットをSFNに示す方法について表20に対する代案を示す。SFNに対するD2D−FNオフセットは、フレームの単位で(例えば、10ビットで)提供されることができ、SFNサブフレームに対してサブフレームの単位でD2D−FNサブフレームオフセットが(例えば、4ビットで)提供されることもできる。サブフレームの単位での実際のオフセットは、数式4として計算されることができる。
実際のオフセット=SFNに対するD2D−FNオフセット*10+D2D−FNサブフレームオフセット・・・数式(4)
数式4において、SFNに対するD2D−FNオフセットは、フレーム内にあり、D2D−FNサブフレームオフセットは、サブフレーム内にある。D2D−FNオフセットは、本発明の他の表のように他のシナリオに適用されることができる。あるいは、D2D−FNオフセットは、他の表示又は表と結合されることができる。
表21は、SIBの情報フィールドを示す(又は、eNBからの専用シグナリング)。
表22は、eNBからUEへのシグナリングの一例を示す。情報は、専用シグナリングで又はSIBでシグナリングされることができる。情報は、D2D−FNが提供されるか否かを示す。また、情報は、専用シグナリング又はSIBを送信するセルのSFN 0についてのD2D−FNオフセットを示す。D2D−FN関連情報は、TXリソースプール構成及びRXリソースプール構成とともにであり得る。RXリソースプール構成は(共同で又は個別に)、モード1通信及びモード2通信の両方ともに対するリソースプール(複数のプール)を含む。隣接セルのPCIDが提供されることができ、SFN0において、第1のサブフレームに対するオフセットが隣接セルのRXリソースプールのそれぞれに対して提供されることができる。あるいは、SFN0において、第1のサブフレームに対する隣接セルの第1のサブフレームSFN0のオフセット、及び第1のサブフレームである隣接セルのSFN0に対するD2Dリソースプールの周期性内のビットマップの開始のオフセット、ここで、ビットマップでのビットのそれぞれは、各サブフレームがD2Dのために使用されるか否かを示す。
表22は、SIBの情報フィールドを示す(又は、eNBからの専用シグナリング)。
表23は、PD2DSCHにより送信された情報フィールドの例を示す。eNBのSFNが提供されることができる。PD2DSCHが1つのサブフレームで送信される場合に、10ビットSFN及びSFNに対するD2D−FNの10ビット又は14ビットオフセット、又はD2D−FN自身がPD2DSCHで送信される。PD2DSCHが連続的なフレームのように複数のフレームを通して反復される場合、例えば、N(N=2又は4など)個のフレームを通して反復される場合に、これらのN個のサブフレームでの情報フィールドは、同一でなければならないために、SFN又はD2D−FNに対するPD2DSCHでの情報ビット、又はSFNに対するオフセットは、10−log2Nビットである。例えば、N=4である場合に、8ビットが使用され、PD2DSCHのペイロードでのこれらのビットは、D2D−FNのMSB(最上位ビット)であり、LSB(log2N)ビットは、ブラインドデコーディングにより導出されることができる。
表24は、PD2DSCHにより送信された情報フィールドの例を示す。表24に対する代案として、D2D−FNが提供されることができ、SFNは、D2D−FNに対するオフセットとして提供されることができる。
表25は、PD2DSCHにより送信された情報フィールドの例を示す。表22と同様に、PD2DSCHは、リソースプール関連情報を含み、IC UE及びOOC cat. 1 UEは、情報を中継する。また、表25は、SFNに対するD2D−FNオフセット、及び表23を拡張する代わりに、すなわち、SFNの代りに表24を拡張でき、表25は、D2D−FNに関する情報を提供し、SFNの場合に、それは、D2D−FNに対するオフセットにより決定されることができる。
TXリソースプールの場合に、eNB構成TXリソースプールは、予め構成されたリソースのサブセット、又はD2D−FNに基づくものように、予め構成されたリソースと同一であり得る。RXリソースプールの場合に、eNB構成TXリソースプールは、予め構成されたTXリソースプール+モード1リソースプール(これらのプールのユニオン)であり得る。受信又はモニタリングのために、OOC UEに対してモード1リソースプールも構成されることができるリソースのユニオンである場合に、RXリソースプールは、PD2DSCHで省略され得る。例えば、モード1に対するRXリソースは、全体として予め構成されることができる。
表26は、PD2DSCHにより送信された情報フィールドの例を示す。D2D−FNがGPS又はUTCのような正確な同期化方法により由来しているか否かのフィールドは、eNBが正確な同期化方法を提供する場合に、eNBからタイミングを導出しないUEにより使用されるシーケンスのセットからD2DSSシーケンスを送信するUEに適用されることができる。eNBが正確な同期化方法を有しない場合に、このようなフィールドは、任意のD2D UEに適用されることができ、UEは、他のUE、又はeNBにもより正確なD2D−FNを中継することができる。D2D−FNがGPS又はUTCのような正確な同期化方法により由来しているか否の表示は、D2DSSの異なる位置を使用するか、又は、PS2DSS及びSD2DSSの異なる相対的なタイミングを使用するか、又は異なるシーケンスセットの使用を通してのように、D2DSSにより代案的に伝達されることができる。また、“GPS又はUTCのような正確な同期化方法により由来したD2D−FNであるか否か”は、代案的に“正確な同期化方法により由来した同期化であるか否か”であり得る。
例えば、図22に示す例において、UE51 2220、UE52 2225、UE53 2230、UE54 2235、及びUE55 2240は、ビット設定‘1’を有する、GPS又はUTCのような正確なソースにより由来したD2D−FNを示すことができる。UE41 2205、UE42 2210、UE43 2215は、ビット設定'0’を有する、GPS又はUTCのような正確なソースにより由来しないD2D−FNを示すことができる。UE43 2215がUE51 2220、UE52 2225、UE53 2230、UE54 2235、又はUE55 2240のうちのいずれか1つを検出する場合に、UE43 2215は、UE51 2220、UE52 2225、UE53 2230、UE54 2235、及びUE55 2240により提供されたD2D−FNにそのD2D−FNをアップデートする。
特定の実施形態において、OOC cat. 2は、OOC cat. 1又は他のOOC cat. 2のように、D2D−FNを示す他のUEからのD2D−FNを取得する。許容された複数のホップが存在する場合には、最大ホップを有するUEもD2D−FNを含むPD2DSCH及びD2DSSを送信することができる。
また、OOC UE cat.1がGPSを有する場合に、OOC UE cat.1は、D2D−FNを中継することができる。しかしながら、OOC UE cat.1が送信するために使用するリソースは、D2D−FNにより決定された、すなわち、予め構成されたリソースプールではなく、eNBにより構成されたリソースプールである。
また、PD2DSCHは、サブフレームを検出するために、UEをサポートするために、サブフレーム番号又はインデックスを提供できる。D2DSSが特定のサブフレームに位置する場合に、D2DSSを検出することにより、UEは、それぞれのサブフレームを決定できる。例えば、D2DSSがTDDの場合に対してサブフレーム#2に位置し、又はTDD及びFDDに対する共通の設計のために、サブフレーム#1、サブフレーム#2、又はサブフレーム#6に位置する場合に、UEは、D2DSSを受信し、D2DSSを送信する送信器のTXタイミングに対して、それぞれのサブフレームがサブフレーム#2であることを決定する。D2DSSを検出した後に、UEがサブフレームを決定できないように、D2DSSが複数の異なるサブフレームに位置する場合に、UEは、それぞれのサブフレームを決定するためにPD2DSCHを追加でデコーディングする必要がある。PD2DSCHが特定のサブフレーム(複数のサブフレーム)に位置する場合に、PD2DSCHを検出することにより、UEは、PD2DSCHの位置に基づいてそれぞれのサブフレームを決定する。特定の実施形態において、PD2DSCHの位置がそれぞれのサブフレーム番号を提供できないように、PD2DSCHが異なる複数のサブフレームに位置し得る場合のように、サブフレーム番号は、PD2DSCHのペイロードで伝達される。シグナリングがD2D−FN番号を伝達できる、10個のサブフレームのように連続したサブフレームの外にスパニングするD2Dシグナリングが存在する場合に、UEは、フレームの境界を検出し、したがって、UEは、それぞれのサブフレーム番号を決定できる。
特定の実施形態において、D2DSSは、サブフレームのそれぞれの位置がそれぞれのホップ数に対応する予め定められたサブフレームで送信される。例えば、ホップ#1は、サブフレーム#1にあり、ホップ#2は、サブフレーム#2にあり、ホップ#3は、サブフレーム#6にある。ホップ数がD2DSSのシーケンスのそれぞれのセットにより、又はPD2DSS及びSD2DSSのそれぞれの相対的な距離により示される場合に、UEは、PD2DSS及びSD2DSSの相対的な距離又はシーケンスに基づいてD2DSS検出からホップ数を検出し、サブフレームのインデックス又は位置でホップ数の予め定められたマッピングを使用することにより、それに従ってサブフレームを決定する。
特定の実施形態において、構成されたTXリソースは、予め構成されたTXリソースより高い優先順位を有する。
UE RXのために、UEは、それぞれのタイミングに対してRXリソースをモニタリングできる。UEは、それ自身と同一のTXタイミングを使用する他のD2D UEにより使用されるRXリソースをモニタリングするために、そのTXタイミングと同一のタイミングを使用する。例えば、UEは(存在する場合に)、そのサービングセルのSFNに基づいてTX及びRXリソースのユニオンであり得るRXプールをモニタリングする。TXリソースは、モード2 D2D通信のためにSAリソースプールを含むことができる。RXリソースは、モード1及びモード2通信のためにSAリソースプールを含む。あるいは、UEは、存在する場合に、UEが基準タイミングを導出するeNBのSFN、又は、他のUEにより中継されたSFNをモニタリングする。また、UEは、サービングセルのタイミングに対するタイミングオフセットに基づいて隣接セルのRXリソースをモニタリングできる。また、UEは、D2D−FNに基づいて予め構成されたリソースをモニタリングできる。
UEの動作のために、次のオプションが使用されることができる。
オプション1において、UE通信のためのOOCリソースは、予め定義されるか又は予め構成される。cat.1又はcat.2のOOC UEは、すべてTXに対する予め構成されたリソースを使用する。PD2DSCHでの中継された情報は、D2D−FNを含む。PD2DSCHは、TXリソースプール構成を含む必要がないことがある。このようなオプションは、PD2DSCHを単純化する。RX目的のために、SFNがPD2DSCHに含まれるように要求されることができる。また、IC UEがTXに対する予め構成されたリソースを使用する場合には、UEがeNBからの情報を中継すると、SFNは、PD2DSCHで省略されることができる。
オプション2において、UE通信のためのOOCリソースは、予め定義されるか又は予め構成される。cat.2のOOC UEは、すべてTXに対する予め構成されたリソースを使用する。cat.1のOOC UEは、すべてeNB構成リソースを使用する。eNBがD2D−FNを有する場合に、eNBは、D2D−FNをUEにシグナリングする。eNBがD2D−FNを有しない場合に、他のUEは、D2D−FNをeNBにシグナリングする。PD2DSCHでの中継された情報は、TXリソースプール構成を含む。また、D2D−FNが含まれるように要求され得る。このようなオプションの特定の実施形態は、PD2DSCHで伝達されるより多くのビットを要求する。また、RX目的のために、SFNがPD2DSCHに含まれるように要求され得る。拡張は、ホップ数がMax_hop_eNBであることを示すD2DSS及びPD2DSCHを受信するcat.1のOOC UEの場合に、OOC UE cat.1は、他のノードに同期化を提供せず、OOC UE cat.1は、送信のために予め構成されたOOCリソースを使用するものである。代案は、OOC UE cat.1が使用可能である場合には、高い優先順位であるUEにより中継されたeNB構成OOCリソースで送信するcat.1の他のOOC UEのように動作し、使用可能でない場合には、OOC UE cat.1は、送信のために、低い優先順位である、予め構成されたOOCリソースを使用するものである。
OOC UE cat.1に対して、OOC UEがGPS又はUTCを有する場合に、OOC UE cat.1は、表4におけるように、同期化信号でそれを示す。特定の実施形態において、OOC UE cat.1は、OOC UE cat.1がeNBから導出された基準タイミングを使用してノードに対するセットからD2DSSシーケンスによるものように、eNBからの基準タイミングを使用することを示す。特定の実施形態において、OOC UE cat.1は、eNBからカウントするホップ数を示すこともできる。OOC UE cat.1がD2D−FNに対するGPS又はUTCを有することを示すシグナリングは、他のUEがOOC UE cat.1に同期化できるようにする。特定の実施形態において、OOC UE cat.1がGPS又はUTCを有しても、上記のオプション2に対して、OOC UE cat.1は、eNB構成リソースがD2D−FNに基づく予め構成されたリソースのサブセットである場合のように、構成されたTXリソースが予め構成されたリソースと異なる場合に、送信するために、eNB構成されたTXリソースを使用する。長所は、カバレッジ内のUEに対する干渉を減少させることにある。
図24は、本発明の実施形態によるそれぞれのタイミング及びD2D−FNに基づくか、又はそれぞれのタイミング及びD2D−FNにより決定されたOOCリソースを含むTX及びRXリソースを示す図である。図24に示すTX及びRXリソースの実施形態2400は、例示のためだけのものである。本開示の範囲から逸脱せず他の実施形態が使用されることもできる。
図24に示す例において、UE TX2402は、OOC cat. 2 UEである。UE TX2402は、使用可能である場合に、GPS又はUTCのような正確な同期化方法を使用してD2DSSを送信する(2404)。使用可能でない場合に、UE TX2402は、非常に正確でないことがある概略的なタイミングを使用してD2DSSを送信する。また、UE TX2402は、PD2DSCHにおけるように、その同期化が正確な方法を通して取得されるか否かを示す。D2D−FN=0 2406へのフレームの開始は、予め構成されたリソースプールの期間2408の開始点である。予め構成されたリソースプールは、時間ドメインで予め構成されたTXリソースプールのサブフレーム2410で構成されることができるために、UE TX2402は、プール内の、モード2通信SA及びデータのような、D2D信号を送信することができる。OOC UE cat.2のようなUE TX2402は、送信のためのTXリソースプールを使用することができる。TXリソースが、例えば、ビットマップ又はビットマップにより示される予め構成されたTXプール期間内のオフセットは、Offset_inner_Preconfig2412と呼ばれる。ビットマップ又は複数のビットマップのそれぞれのビットは、それぞれのサブフレームがD2Dリソースのために使用されるか否かを示す。
eNB1から導出された基準タイミングを有するIC UE又はOOC UE cat.1 2414は、eNB1タイミングを使用してD2DSSを送信する(2416)。D2DSSは、通信目的のためのものであり得るか、又はeNB1に対して検索目的のために予約され得る。特定の実施形態において、IC UE又はOOC UE cat.1 2414は、キャリアインデックス及びeNB1のPCIDのようなeNB1の識別子の表示を通してその基準タイミングがeNB1からくることを示すPD2DSCHを送信する。IC UE又はOOC UE cat.1 2414は、eNB1により構成されたTXプール及びRXプール(複数のプール)を受信する。eNB1に対するIC UE又はOOC UE cat.1 2414の送信は、eNB1により構成されたTXプール2420とともに、eNB1 SFN 0 2418に基づくTXプールを有することができる。TX及びRXリソース2400は、eNB1 SFN 0に対するD2D−FN 0の第1のオフセット2422及びD2D−FN 0に対するeNB1 SFN 0の第2のオフセット2424を含む。ビットマップ又は複数のビットマップによるもののように、TXリソースが示されるeNB1構成TXプール期間内のオフセットは、Offset_inner_eNB1 2426と呼ばれる。eNB1は、eNB1 SFN 0に対するD2D−FN 0の第1のオフセット2422及びSFNをUEにシグナリングすることができる。UEは、eNB1 SFN 0に対するD2D−FN 0の第1のオフセット2422及びSFNを他のUEにシグナリングすることができる。あるいは、UEは、D2D−FN 0に対するeNB1 SFN 0の第2のオフセット2424及びD2D−FNを他のUEにシグナリングすることができる。プール期間は、時間ドメインで予め構成されたTXリソースプールのサブフレーム2428で構成されることができるために、IC UE又はOOC UE cat.1 2414は、プール内の、モード2通信SA及びデータのような、D2D信号を送信することができる。
eNB2から導出された基準タイミングを有するIC UE又はOOC UE cat.1 2430は、eNB2タイミングを使用してD2DSSを送信する(2432)。D2DSSは、通信目的のためのものであり得るか、又は、D2DSSは、eNB2に対して検索目的のために予約され得る。特定の実施形態において、IC UE又はOOC UE cat.1 2430は、その基準タイミングがキャリアインデックス及びeNB2のPCIDのようなeNB2の識別子の表示を通して、のように、eNB2からくることを示すPD2DSCHを送信する。IC UE又はOOC UE cat.1 2430は、eNB2により構成されたTXプール及びRXプール(複数のプール)を受信する。eNB2に対するIC UE又はOOC UE cat.1 2430の送信は、eNB2により構成されたTXプール期間2436及びeNB2 SFN 0 2434に基づくTXプールを有することができる。TX及びRXリソース2400は、eNB2 SFN 0に対するeNB1 SFN 0の第3のオフセット2438及びeNB1 SFN 0に対するeNB2 SFN 0の第4のオフセット2440を含む。ビットマップ又は複数のビットマップによりのように、TXリソースが示されるeNB2構成TXプール期間内のオフセットは、Offset_inner_eNB2 2442と呼ばれる。プール期間は、時間ドメインで予め構成されたTXリソースプールのサブフレーム2428で構成することができるために、IC UE又はOOC UE cat.1 2444は、プール内のモード2通信SA及びデータのようなD2D信号を送信することができる。
RX UE2446は、他のノードから送信されたそれぞれのD2D信号に対するそれぞれのリソースをモニタリングするために、1つ以上のRXタイミングを使用する。RX UE2446は、オフセットのシグナリングに基づいてRXタイミングのサブフレームレベルを導出する。RX UE2446は、それ自身のTXタイミング、及び他のノードから受信されたD2DSSに基づくもののように、他のノードのTXタイミングに基づいてRXタイミングをさらに調整することができる。同期化信号を使用してさらに微細に調整することは、シンボルレベルでの正確性のように、サブフレームレベルよりさらに微細なレベルまでRXタイミングの正確性を向上させるために、RX UE2446により使用されることができる。
特定の実施形態において、RX UE2446は、eNB1に対するIC UE又はOOC UE cat.1である。eNB1は、eNB2 SFN 0 2434を有する隣接セルeNB2に対してRXプールを提供することができる。eNB1は、eNB2により構成されたTXプール期間2436の期間、eNB1 DFN0に対するeNB2 SFN0の第4のオフセット2440、及びOffset_inner_eNB2 2442と呼ばれるビットマップ又は複数のビットマップによりのように、TXリソースが示されるeNB2構成TXプール期間内のオフセットを提供することができる。あるいは、eNB1は、Offset_inner_eNB2 2442及びeNB1 SFN0に対するeNB2 SFN0の第4のオフセット2440の合計を提供する。特定の実施形態において、eNB1は、eNB1 SFN 0に対してD2D−FN 0の第1のオフセット2422を提供した後に、RX UE2446がeNB1に対するIC UE又はOOC UE cat.1 2414である場合のように、RX UE2446は、eNB1 SFN0に対するD2D−FNのタイミングを導出し、また、予め構成されたオフセットOffset_inner_Preconfig2412を使用して、RX UE2446は、第1のオフセット2422がフレームの単位である場合に、Offset_inner_Preconfig2412+第1のオフセット2422*10+eNB1 SFN 0の第1のサブフレームのタイミングにおけるように、又はOffset_inner_Preconfig2412+第1のオフセット2422+eNB1 SFN 0の第1のサブフレームのタイミングにおけるように、予め構成されたリソースに対するビットマップ又は複数のビットマップをモニタリングするためのタイミングを導出する。RX UE2446は、Offset_inner_eNB1 2426+eNB1 SFN 0の第1のサブフレームのタイミングにおけるように、eNB1により構成されたTXリソースプールで送信されたD2D信号をモニタリングすることができる。RX UE2446は、第4のオフセット2440がフレームの単位である場合に、Offset_inner_eNB2 2442+第4のオフセット2440+eNB1 SFN 0の第1のサブフレームのタイミングにおけるように、又はOffset_inner_eNB2 2442+第4のオフセット2440*10+eNB1 SFN 0の第1のサブフレームのタイミングにおけるように、eNB2により構成されたTXリソースプールで送信されたD2D信号をモニタリングすることができる。
特定の実施形態において、RX UE2446は、OOC UE cat.2である。RX UE2446は、D2D−FN 0タイミングを有することができる。RX UE2446は、eNB1に対するOOC UE cat.1のように、他のUEから中継された情報を受信することができ、RX UE2446は、第2のオフセット2424、Offset_inner_eNB1 2426、又は、代案的に、第2のオフセット2424とOffset_inner_eNB1 2426との合計の情報を取得することができ、このとき、RX UE2446は、Offset_inner_eNB1 2426+第2のオフセット2424+D2D−FN 0の第1のサブフレームのタイミングにおけるように、eNB1により構成されたTXリソースプールをモニタリングするためのタイミングを導出することができる。また、RX UE2446は、第4のオフセット2440、Offset_inner_eNB2 2442、又は、代案的に、第4のオフセット2440とOffset_inner_eNB2 2442との合計の情報を取得することができ、このとき、RX UE2446は、Offset_inner_eNB2 2442+第4のオフセット2440+第2のオフセット2424+D2D−FN 0の第1のサブフレームのタイミングにおけるように、eNB2により構成されたTXリソースプールをモニタリングするためのタイミングを導出することができる。
図24に示すTX及びRXリソース2400でのオフセットは、サブフレームの単位で存在し得る。第1のオフセット2422、第2のオフセット2424、第4のオフセット2440、及び第3のオフセット2438がフレームの単位である場合に、これらは、導出時間の付加動作で10を乗じなければならない。例えば、OOC UE cat.2のようなUEは、Offset_inner_eNB1 2426+第2のオフセット2424*10+D2D−FN 0の第1のサブフレームのタイミングでeNB1により構成されたリソースをモニタリングし、Offset_inner_eNB2 2442+第4のオフセット2440*10+第2のオフセット2424*10+D2D−FN 0の第1のサブフレームのタイミングでeNB2により構成されたリソースをモニタリングすることができる。
オフセットがサブフレームの単位で存在し得るために、シンボルのレベルでのTXタイミング及びRXタイミングの追加の調整は、受信された同期化信号又はD2DSSに基づくことができる。
RX UE2446は、予め構成されたリソースタイミング2448又はD2D−FNタイミングを使用してD2D信号をモニタリングする。RX UE2446は、D2D−FNに基づいてリソースプールで予め構成されたリソースをモニタリングするためにタイミングを導出する。RX UE2446が使用可能なGPS又はUTCを有する場合に、RX UE2446は、シンボルレベルのRX同期化正確性で微細調整を行うためにそれを使用する。RX UE2446が使用可能なGPS又はUTCを有しない場合に、RX UE2446は、RX UE2446がD2D−FN基盤リソースに対する正確なRXタイミングでモニタリングできるように、シンボルレベルの同期化正確性で微細調整を行うためにGPS又はUTCのような正確な同期化方法を使用して送信されたD2DSSを検出することを試みる(2450)。RX UE2446は、このような表示がPD2DSCHで伝達される場合に、他のノードにより送信されたD2DSSがGPS又はUTCのような正確な同期化方法を使用しているか否かを理解するために、PD2DSCHをデコーディングする必要があり得る。PD2DSCHが、D2D−FNが正確な同期化方法を使用して導出されないか、又はD2DSSが正確な同期化方法を使用しないことを示すことを、RX UE2446が検出する場合に、RX UE2446は、デコーディングされたD2DSSを廃棄し、正確な同期化方法により導出されないD2D−FNに基づく予め構成されたリソースをモニタリングせず、D2D−FNを無視することができる。あるいは、RX UE2446は、検出されたD2DSS及びPD2DSCHに基づいており、概略的なD2D−FNに基づいて信号をモニタリングすることができる。
RX UE2446は、eNB1基準タイミング2452を使用して、eNB1 SFN 0+Offset_inner_eNB1 2426の第1のサブフレームのタイミングにおけるように、eNB1により構成されたTXリソースプールで送信されたD2D信号をモニタリングする。タイミングのサブフレームレベルは、RX UE2446がGPS又はUTC又はD2D−FNからのTXタイミングを有する場合には、RX UE2446がD2D−FN 0+第2のオフセット2424+Offset_inner_eNB1 2426により、又はeNB2からのTXタイミングを有する場合には、eNB2 SFN 0+第3のオフセット2438+Offset_inner_eNB1 2426により、又はeNB1 SFN 0+Offset_inner_eNB1 2426の第1のサブフレームのタイミングにより導出されることができる。UE TXタイミングがeNB1である場合に、UEは、eNB1基準タイミング2452を使用する、RXタイミングに対するTXタイミングを使用することができる。UE TXタイミングがeNB1でない場合に、RX UE2446は、eNB1タイミングを使用して送信されたUE D2DSSを検出するか、またはシンボルレベル2454まで、RXタイミングを微細調整するために、eNB1からの同期化信号を検出する。特定の実施形態において、RX UE2446は、UE D2DSS信号がeNB1タイミングを使用して送信されるかを探し出すためにPD2DSCHを検出する必要があり、ここで、PD2DSCHは、PCID及びキャリアインデックスのようなeNB1の識別子を示す。
RX UE2446は、eNB2基準タイミング2458を使用して、eNB2 SFN 0+Offset_inner_eNB2 2442の第1のサブフレームのタイミングで、eNB2により構成されたTXリソースプールで送信されたD2D信号をモニタリングする。タイミングのサブフレームレベルは、RX UEがGPS又はUTC又はD2D−FNからのTXタイミングを有する場合には、D2D−FN 0+第2のオフセット2424+第4のオフセット2440+Offset_inner_eNB2 2442により、又はRX UEがeNB1からのTXタイミングを有する場合には、eNB1 SFN 0+第4のオフセット2440+Offset_inner_eNB2 2442により、又はRX UEがeNB2からのTXタイミングを有する場合には、Offset_inner_eNB2 2442+eNB2 SFN 0の第1のサブフレームのタイミングにより導出されることができる。UE TXタイミングがeNB2である場合に、UEは、RXタイミングに対するTXタイミングを使用することができる。UE TXタイミングがeNB1でない場合に、UEは、eNB2タイミングを使用して送信されたUE D2DSSを検出するか、シンボルレベル2460まで、RXタイミングを微細調整するために、eNB2からの同期化信号を検出する。特定の実施形態において、RX UE2446は、UE D2DSS信号がeNB2タイミングを使用して送信されるかを探し出すためにPD2DSCHを検出する必要があり、ここで、PD2DSCHは、PCID及びキャリアインデックスのようなeNB2の識別子を示す。
特定の実施形態において、第2のオフセット2424及び第1のオフセット2422は、等価であり得、相互に交換可能であり、第4のオフセット2440及び第3のオフセット2438は、等価であり得、相互に交換可能である。
特定の実施形態において、TXプールに対するオフセットは、RXプールに対するオフセットと同一である。特定の実施形態において、TXプールに対するオフセットは、RXプールに対するオフセットと異なる。例えば、Offset_inner_Preconfig2412、Offset_inner_eNB1 2426、Offset_inner_eNB2 2442は、それぞれのRXプール及びTXプールに対して定義されたオフセットの一部であり、オフセットは、TXプールに対するオフセットと異なり得る。TXプールに対するオフセット、サービングセルのRXプールに対するオフセット、及び隣接セルのRXプールに対するオフセットは、個別に提供されることができる。このとき、RXタイミング導出は、RXプールに対してそれぞれのオフセットに基づくことができる。
図24に示す例において、D2DSS及びPD2DSCHの送信及びD2DSS及びPD2DSCHの検出は、タイムラインの類似の時間の辺りに図示されるが、これは、例示のためだけのものであり、本発明の実施形態は、これに限定されない。D2DSS及びPD2DSCHの送信及びD2DSS及びPD2DSCHの検出は、UEがリソースプールでリソースを使用してD2D信号を送信する前に、及びUEがそれぞれのRXリソースプールでD2D信号をモニタリングする前の任意の時間であり得る。
特定の実施形態において、タイミングアドバンス(図24に図示されない)は、タイミングに適用される。
例えば、図7において、UE7 755は、UE6 750からのTXタイミングを使用し、OOCリソースを使用して送信されたD2D信号に対するD2D−FNタイミングで送信された信号を受信するために、UE6 750からのRXタイミングを使用する。特定の実施形態において、UE7 755は、eNB1 705タイミングに基づいて定義されたリソースを使用して送信されたD2D信号に対するeNB1 705タイミングで送信された信号を受信するために、UE3 735からのRXタイミング(eNB1 705タイミング)を使用し、UE7 755は、シンボルレベルの正確性のための追加の調整のために、eNB1 705タイミングを使用して送信されたD2DSSを使用し、サブフレームレベルタイミングを決定するために、存在する場合に、Offset_inner_eNB1 2426及びeNB1 705 SFN0とD2D−FN0の中間のオフセットを使用する。また、UE7 755は、eNB2 715タイミングに基づいて定義されたリソースを使用して送信されたD2D信号に対するeNB2 715タイミングで送信された信号を受信するために、UE11 775からのRXタイミング(eNB2 715タイミング)を使用することができる。特定の実施形態において、UE7 755は、シンボルレベルの正確性のための追加の調整のために、eNB2 715タイミングを使用して送信されたD2DSSを使用し、サブフレームレベルタイミングを決定するために、存在する場合には、Offset_inner_eNB2 2442及びeNB2 715 SFN0とD2D−FN0の中間のオフセットを使用する。特定の実施形態において、UE7 755は、UE7 755がUE8 760から同期化信号を検出する場合に、UE8 760からの信号をモニタリングし、UE3 735は、UE8 760からの信号をモニタリングすることを試みるために、D2D−FNが概略的であり得るが、UE8 760により示されたD2D−FNのタイミングを使用する。
他の例の場合に、図7に示す例において、UE3 735は、eNB1 705からのTXタイミングを使用し、eNB1タイミングに基づいて定義されたリソースを使用して送信されたD2D信号に対するeNB1 705タイミングで送信された信号を受信するために、eNB1 705からのRXタイミングを使用する。UE3 735は、OOCリソースを使用して送信されたD2D信号に対するD2D−FNタイミングを使用する。UE3 735は、存在する場合には、D2D−FN0及びeNB1 705 SFN0の中間のオフセットを使用することができる。特定の実施形態において、UE3 735は、eNB2 715タイミングに基づいて定義されたリソースを使用して送信されたD2D信号に対するeNB2 715タイミングで送信された信号を受信するために、UE11 775からのRXタイミング(eNB2 715タイミング)も使用する。特定の実施形態において、UE3 735がUE8 760からの同期化信号を検出できる場合に、UE3 735は、UE8 760からの信号をモニタリングし、UE3 735は、UE8 760からの信号をモニタリングすることを試みるために、D2D−FNが概略的であり得るが、UE8 760により示されたD2D−FNのタイミングを使用する。
他の例の場合に、図7に示す例において、UE8 760は、それ自身の概略的なTXタイミングを使用する。UE8 760は、UE7 755からのRXタイミングを使用するか、eNB2 715タイミングに基づいて定義されたリソースを使用して送信されたD2D信号に対するeNB2 715タイミングで送信された信号を受信するために、UE11 775からのRXタイミング(eNB2 715タイミング)を使用するか、UE8 760は、eNB1 705タイミングに基づいて定義されたリソースを使用して送信されたD2D信号に対するeNB1 705タイミングで送信された信号を受信するために、UE3 735からのRXタイミング(eNB1 705タイミング)を使用する。
代案として、正確な同期化方法を有せず、UE8 760のように同期化を提供できる他のノードに同期化を提供できないUEの場合に、UEは、やはりUEがD2DSS及びPD2DSCHを検出できるノードに同期化することを試みることができる。ノードが他のノードに同期化を提供できなくても、例えば、UEは、UEがD2DSS及びPD2DSCHのもっとも強い信号を受信するノードを選択することができる。これは、同期化を提供できないノードに対する例外が正確な同期化方法を有しないUEに対してなされることができることを意味する。あるいは、UEは、同期化を提供できる他のノードに同期化できる。
上述したように、第1のUEが同期化ソースであるはずがない場合に、又は第1のUEが第2のUEに同期化を提供できない場合に、第1のUEは、D2D通信のために、D2DSS及びPD2DSCH及び他の信号をやはり送信することができる。特定の実施形態において、第1のUEのD2DSS及びPD2DSCHを受信する第2のUEは、他のものに同期化を提供できないノードから受信されたD2DSSから導出されたものとして、それ自身のTXタイミングを決定できない。例えば、UE3 735は、D2DSS及びPD2DSCHを送信でき、他のUEが同期化ソースとしてUE3 735を使用しないように、UE3 735がeNBから由来した最大ホップ数を有するノードから同期化を得ることを示す。UE7 755がUE3 735からD2DSS及びPD2DSCHを検出する場合に、UE7 755は、UE3 735から導出されたタイミングとしてD2D信号に対するそれ自身のTXタイミングを設定することができない。それよりは、UE7 755が使用可能なGPS又はUTCを有しない場合に、UE7 755は、他のノードが同期化の提供を受けることができる同期化する他のノードを発見しなければならず、ここで、図7に示す例において、UE7 755は、同期化を提供することができるUE6 750を発見する。UE7 755は、それ自身と同一のTXタイミングを使用する他のノードにより送信されたD2D信号を受信するために、TXタイミングとしてそのRXタイミングを設定することができ、UE7 755は、UE3 735と同一のTXタイミングを使用する他のノード又はUE3 735により送信されたD2D信号を受信するために、受信されたD2DSSに基づくシンボルレベルでの微細調整だけでなく、PD2DSCHに示されたRXリソースプールに対して使用可能である場合に、他のオフセットと、SFN及びD2D−FNオフセットに基づいてD2DSS及びPD2DSCHから導出されたRXタイミングを設定することもできる。
図25は、本発明の実施形態によるUEがTXリソースを決定するプロセスを示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンにより具現される。
ブロック2505において、UEは、eNB又は他のUEから信号を検出することを試みる。ブロック2510において、UEは、eNBにより構成されたTXプールを受信するか否かを判定する。信号は、eNBからくるか、又は他のUEにより中継されることができる。ブロック2510において、UEがeNBにより構成されたTXプールを受信しないと判定する場合に、例えば、UEがOOC UE cat.2である場合に、ブロック2515において、UEは、D2D−FNを決定する。UEがGPS又はUTCのようなそれ自身の正確な同期化方法を有する場合に、D2D−FNは、マッピング関数により決定されることができる。他のUEがPD2DSCHでシグナリングされたD2D−FNを有する場合に、D2D−FNは、他のUEを通して取得されることができる。UEが任意の他のUEから、又は正確な同期化方法によりそれ自体に任意のD2D−FNを取得できない場合に、UEは、概略的な方法でD2D−FNを取得することができる。UEは、他のUEがもう1つのUEにD2D−FNを中継しないように、UEが概略的な方法でD2D−FNを取得することを示す。ブロック2520において、UEは、D2D−FNに基づいて予め構成されたリソースに送信する。ブロック2510において、UEがeNBにより構成されたTXプールを受信すると決定する場合に、例えば、UEがIC UEであり、UEがeNBからTXプール情報を受信するか、又はUEがOOC UE cat.1であり、UEがIC UEにより中継されるか、又はOOC UE cat.1により中継されたPD2DSCHでTXプールを受信する場合に、ブロック2525において、UEは、eNBにより構成されたTXプールを決定する。ブロック2530において、UEは、eNBにより構成されたTXプールでリソースを使用して送信する。
図26は、本発明の実施形態によるUEによるRXモニタリングのためのプロセスを示す図である。このフローチャートは、一連の順次的なステップを示しているが、明示的に言及されない限り、そのシーケンスから、実行の特定の順序と関連して、ステップの実行、ステップの一部の実行が、同時に、またはオーバーラッピングされるよりもむしろ、シリアルに行われるとか、割り込み又は中間ステップが発生することなく、示されたステップが実行されることに関する如何なる推論も導出されてはならない。説明された例に図示されたプロセスは、例えば、移動局内の送信器チェーンにより具現される。
ブロック2605において、UEは、eNB又は他のUEから信号を検出することを試みる。ブロック2610において、UEは、eNBにより構成されたTXプール又はRXプール(複数のプール)を受信するか、両方ともを受信するかを判定する。信号は、eNBからくるか又は他のUEにより中継されることができる。ブロック2610において、UEがeNBにより構成されたTXプール又はRXプール(複数のプール)を受信しないと判定する場合に、例えば、UEがOOC UE cat.2である場合に、ブロック2615において、UEは、D2D−FNを決定する。UEがGPS又はUTCのようなそれ自身の正確な同期化方法を有する場合に、D2D−FNは、マッピング関数により決定されることができる。他のUEがPD2DSCHでシグナリングされたD2D−FNを有する場合に、D2D−FNは、他のUEを通して取得されることができる。UEが任意の他のUEから、又は正確な同期化方法によりそれ自体で任意のD2D−FNを取得できない場合に、UEは、概略的な方法でD2D−FNを取得することができる。UEは、他のUEがもう1つのUEにD2D−FNを中継しないように、UEが概略的な方法でD2D−FNを取得することを示す。ブロック2640において、UE RXは、D2D−FNに基づいて予め構成されたリソースに対してモニタリングする。ブロック2610において、UEがeNBにより構成されたTXプール又はRXプール(複数のプール)を受信すると決定する場合に、例えば、UEがIC UEであり、UEがeNBからリソースプール情報を受信するか、UEがOOC UE cat.1であり、UEがIC UEにより中継されるか、OOC UE cat.1により中継されたPD2DSCHでリソースプール情報を受信する場合に、UEは、D2D−FNを決定し、ブロック2625において、相対的なタイミング及びeNBにより構成されたRXプール(複数のプール)を決定する。D2D−FNは、GPS又はUTCのようなそれ自身の正確な方法により、又はeNBからシグナリングされたD2D−FNにより、又はPD2DSCHで他のUEによりシグナリングされたD2D−FNにより決定されることができ、D2D−FNは、正確な方法により決定されたものでなければならない。ブロック2630において、UEは、サブフレームレベルで、D2D−FNに基づくRXタイミングを使用して、D2D−FNに基づいて予め構成されたリソースをモニタリングし、GPS又はUTCにより微細調整を実行するか、GPS又はUTCの基準タイミングを使用してD2DSSを送信する。また、UEは、UEがタイミングを導出するセル又はサービングセルのRXプールに対するeNB構成されたリソースをモニタリングし、RXプールは、モード1に対するTXリソースプール及びTXリソースプール(モード2)を含むことができる。また、RXリソースユニオンは、それぞれのタイミングオフセットを有する隣接セルのRXプールを含む。UEは、RXリソースが隣接セルのそれぞれのRXタイミングで隣接セルのRXプールを含んだか否かをモニタリングする(図24に示すように、オフセットに従ってサブフレームレベルに基づくタイミング及びそれぞれの隣接セルのタイミングに対してD2DSSに基づく微細調整)。
UEが同期化ソースであることができない場合に、又はUEがD2D通信のためにD2DSS及びPD2DSCH及び他の信号をやはり送信できるが、UEが他のUEに同期化を提供できない場合に、UEのTXタイミング、例えば、TXリソースプールは、UEがeNBからのSFNに基づいてTXリソースプールも有することができるとしても、OOC、すなわち、予め構成されたTXリソースプールに基づくことができる。あるいは、使用可能である場合に、UEは、eNBからのSFNに基づいてTXリソースプール及びTXタイミングを使用する。
UEは、GPS又はUTCのような正確な同期化方法に基づいてD2D−FNを有するが、eNBは、D2D−FNを有していない場合に、UEは、D2D−FNをeNBにシグナリングすることができる。GPS又はUTCのような正確な同期化方法に基づくD2D−FNは、OOC UEのようなUEによっても中継されることができ、このとき、IC UEは、D2D−FNを受信した後に、それをeNBにシグナリングすることができる。第1のeNBがGPS又はUTCのような正確な同期化方法を有しておらず、第2のeNBは、GPS又はUTCのような正確な同期化方法を有している場合に、UE又は複数のUEは、第2のeNBにより第1のeNBに提供されたD2D−FNを中継できる。このとき、UEのD2DSSは、同期化の具体化又は追加の調整を提供できる。
特定の実施形態において、UEは、それ自身のGPS又はUTCに基づいてD2D−FNを導出するが、それ自身の導出されたD2D−FNとは異なり得るD2D−FNを他のノードから検出する。他のノードがUEである場合に、UEは、それ自身の導出されたD2D−FNを使用する。他のノードがeNBである場合に、UEは、eNBからのD2D−FNを使用するか、又はそれ自身の導出されたD2D−FNを使用する。
特定の実施形態において、UEは、使用可能なGPS又はUTCがないUEのようにD2D−FNを導出しない。UEが他のノードから異なる2つのD2D−FNを検出する場合に、UEは、より強い信号を有するノードからのD2D−FNを選択する。
特定の実施形態において、UEは、UEが他のノードに同期化を提供するノードであるはずがないように考慮される。例えば、UEが使用可能なGPS又はUTCがないUEのように使用可能な正確なD2D−FNを有しておらず、同期化を提供できる他のノードを検出しない場合に、UEは、他のノードに同期化を提供するノードであってはならない。
一例として、図7に示すUEに対して、UE5 745のようなOOC UE cat.2がUE11 775のような最後のホップであるOOC UE cat.1を見て移動する場合に、UE5 745は、UE11 775からのものでそのD2D−FNをアップデートすることもありアップデートしないこともある。UE5 745が使用可能なGPS又はUTCを有する場合に、UE5 745は、それ自身のD2D−FNを導出する。UE5 745がそれ自身の導出されたD2D−FNを有している場合に、UE5 745は、UE4 740がGPS又はUTCを使用する場合に、UE4 740及びUE11 775でのものと同一でなければならないそれ自身のものを使用し、UE11 775は、それ自身又は他のノードからD2D−FNを取得する。UE5 745により導出されたD2D−FNがUE4 740及びUE11 775でのものと異なる場合に、UE5 745は、やはりそれ自身のD2D−FNを使用することができる。UE5 745がUE4 740から予めD2D−FNを取得し、UE4 740及びUE11 775からのD2D−FNが異なり、UE11 775がより強い信号を有する場合に、UE5 745は、より信頼できるチャネルであり得るために、UE11 775からのD2D−FNを使用することができる。
特定の実施形態において、UEがeNBカバレッジ内にある場合のように、UEがeNBからD2D−FNを取得する場合に、UEは、カバレッジ内又はカバレッジ外にあり得る他のUEからD2D−FNを検出する。これらのD2D−FNが複数のUE又はeNBと異なり得る場合に、UEは、eNB、カバレッジ内のUE、カバレッジ外のUEからD2D−FNの優先順位の順序でそのD2D−FNを設定することができる。
UEがGPS又はUTCのような正確な同期化方法から導出されたD2D−FNを有する第1のノードからのD2D−FN、及びD2D−FNが正確な同期化方法により導出されない第2のノードからのD2D−FNを取得する場合に、UEは、第1のノードにより示されたD2D−FNでそのD2D−FNを設定する。第1のノード及び第2のノードのすべてが正確な同期化方法から導出されたD2D−FNを有するが、これらの2つのノードからのD2D−FNが異なる場合に、これらの2つの異なるD2D−FNを受信するUEは、優先順位の順序に基づいてD2D−FNのうちの1つと同一にそのD2D−FNを設定することを追加で決定し、ここで、優先順位は、信号強度に基づいて設定されることができ、より高い信号強度を有するノードにより高い優先順位が与えられ、又は信号強度が特定のしきい値以上である場合に、優先順位は、eNB、IC UE、OOC UE cat.1、OOC UE cat.2の優先順位の順序でノードタイプに基づいて設定されることができる。優先順位の規則の組み合せも適用され得る。
特定の実施形態において、ビットマップ又は複数のビットマップによるもののように、TX又はRXリソースが示される予め構成されたTX又はRXプール期間内のオフセットは、プールの期間に対して複数の値が存在する場合に、プールの期間に従って決定されることができる。ビットマップ又は複数のビットマップのそれぞれのビットは、それぞれのサブフレームがD2Dリソースのために使用されるか否かを示す。
例えば、図24に示す例において、Offset_inner_Preconfig2412、Offset_inner_eNB1 2426、Offset_inner_eNB2 2442のようなオフセットは、複数の期間値を有することができる。第1の期間は、期間1の値を有することができる。第2の期間は、期間2の値を有することができる。例えば、期間1は、160msであることができる。期間2は、640msであることができる。特定の実施形態において、期間1は、オフセットに対してN個の値を有する。例えば、N=4の値は、0ms、20ms、40ms、60msである。期間2は、オフセットに対してM個の値を有する。例えば、M=6の値は、0ms、40ms、80ms、120ms、160ms、200msである。このとき、オフセットの表示は、期間の値と共同で示されることができる。M及びNが異なるか又は同一であり得る。M及びNが同一である場合に、オフセットを示すためにフィールドの1つのサイズ、すなわち、ビットの数が使用されることができる。表27及び表28は、複数の例を提供する。表27及び表28において、オフセットは、プールの示された期間に対して設定されることができる。複数のセルが存在する場合に、それぞれのセルは、異なるオフセットを有することができ、このとき、このオフセットは、セルのそれぞれに対して提供されることができる。このオフセットは、TXリソースプール又はRXリソースプールに対するものであり得る。
表27は、リソースプールに関連した情報フィールドを示す。
表28は、リソースプールに関連した情報フィールドを示す。
オフセットは、デフォルト値0を有することができる。オフセットが省略される場合に、それは、オフセットが0であることを意味することができる。
あるいは、リソースプール期間に対して可能なオフセットのグラニュラリティは、期間に従って設定されることができる。リソースプール期間に対して可能なオフセット値の数は、期間に従って設定されることができる。オフセットのグラニュラリティ及びオフセット値の数は、それぞれのリソースプール期間に対して予め決定されるか、又はシグナリングされ得る。
本発明が例示的な実施形態とともに説明されたが、様々な変更及び修正が当業者に提案され得る。また、本発明は、添付の特許請求の範囲内に属する変更及び修正を含むものと意図される。