JP2017508575A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. ステント留置アセンブリであって：
   ステント（６）を受け入れる長手方向ルーメン（３），及び，遠位端における出口オリフィス（７）を備える保持カテーテル（２）と；
   ルーメン（３）内に配置され，ルーメン（３）に対して長手方向に移動可能であり，ステント（６）と係合してステント（６）の近位方向における移動を規制するように構成されたストッパー部材（４）と；
   保持カテーテル（２）に，その近位端で結合された第１アンカー部材（１０）と；
   ストッパー部材（４）に，その近位端で結合された第２アンカー部材（１２）と；
   第１係合部材（１４）及び第２係合部材（１６）を備え，第１及び第２係合部材（１４，１６）がそれぞれ第１及び第２アンカー部材（１０，１２）と係合し，第２係合部材（１６）に対する第１係合部材（１４）の移動により第１及び第２アンカー部材（１０，１２）の間の対応する移動を生じさせるように構成された変位装置（１８）とを備え；
   該変位装置（１８）は，第１及び第２係合部材（１４，１６）の一方に剛性結合されたハンドル（２６），及び，ユーザがハンドルを把持している間に操作可能に構成されたユーザ操作型の変位機構を備え，その操作は，第１及び第２係合部材（１４，１６）の他方をハンドル（２６）に対して移動させ，これにより保持カテーテル（２）をストッパー部材（４）に対して近位方向に引き込ませ，出口オリフィス（７）を通してステント（６）を解放するものであり、
   第１及び第２係合部材（１４，１６）は，第１及び第２アンカー部材（１０，１２）と離脱可能に係合するように構成されている，ステント留置アセンブリ。
2. 請求項１に記載のステント留置アセンブリであって，前記変位機構は，アクチュエータ部材（２０）と，ユーザにより与えられるアクチュエータ部材（２０）の移動を，ハンドル（２６）に対する第１又は第２係合部材（１４，１６）の変位に変換するための移動変換装置とを備える，ステント留置アセンブリ。
3. 請求項２に記載のステント留置アセンブリであって，第１又は第２係合部材（１４，１６）の移動経路が，アクチュエータ部材（２０）の移動経路とは形状又は方向において異なるものである，ステント留置アセンブリ。
4. 請求項２又は３に記載のステント留置アセンブリであって，第１又は第２係合部材（１４，１６）の移動経路が，アクチュエータ部材（２０）の移動経路とは長さにおいて異なるものである，ステント留置アセンブリ。
5. 請求項１〜４の何れか一項に記載のステント留置アセンブリであって：
   変位装置（１８）がねじ付きバー（２８）を備え，該ねじ付きバー（２８）がフレーム内に回動可能に装着され，該フレームは，ハンドル（２６）の一体部分であるか，あるいはハンドル（２６）に剛性結合され；
   第１及び第２係合部材（１４，１６）の一方がねじ付きオリフィス（２５）を備え，該オリフィスを通してねじ付きバー（２８）が延在し，ねじ付きバー（２８）の外ねじがねじ付きオリフィス（２５）の内ねじと係合し；
   ねじ付きオリフィス（２５）を有する係合部材（１４，１６）が，ねじ付きバー（２８）の回転軸線と平行に移動可能に，しかもねじ付きバー（２８）の回転軸線周りで回転不能に装着され；
   ユーザ操作型の変位機構は，ユーザがねじ付きバー（２８）を回転させることにより，ねじ付きオリフィス（２５）を有する係合部材（１４，１６）を他方の係合部材（１４，１６）に対して直線移動させるための把持装置（３４）を備える，ステント留置アセンブリ。