JP2017508308A - ファイバレーザ装置 - Google Patents

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Abstract

ファイバレーザ装置は、レーザ活性材料からなる、またはレーザ活性材料を含むファイバコアを有する、少なくとも1つの光ファイバ(1)と、ポンプ光(9)による少なくとも1つの光ファイバ(1)のファイバコアの光ポンピングのためのポンプ手段(15)とを含み、ポンプ手段(15)は、ポンプ光(9)が、ファイバレーザ装置の稼働中、少なくとも1つの光ファイバ(1)内に外側から側面に入射するように構成されてなる。

Description

本発明は、請求項1の上位概念に従ったファイバレーザ装置に関する。
定義:レーザビームの伝播方向とは、特に、レーザビームが平面波ではない、または少なくとも部分的に発散している場合には、レーザビームの中間伝播方向を意味する。レーザビーム、部分ビームまたはビームについては、明確に別段の記載がない場合には、幾何光学の理想的ビームを意味するのではなく、現実の光ビーム、たとえば、無限小ではなく、拡大するビーム断面を有するレーザビームなどを意味する。光については、可視光の範囲の電磁ビームだけでなく、光学系によって包含される、VUV(真空紫外線)からFIR(遠赤外線)までの全波長領域における電磁ビームを意味する。
前記タイプのファイバレーザ装置は、US6,178,187B1から知られる。そこに記載のファイバレーザの場合、希土類のレーザ活性イオンでドープされたファイバコアが備えられている。さらにまた、矩形の断面を有する、光ファイバのクラッドが使用される。このクラッド内では、一方側で、ポンプ光は、運転中には、光ファイバのループを通過して、ファイバコア内に結合され、このコア内にレーザビームを生じさせる。矩形の断面を有するクラッドが、ファイバコア内に種々のレーザモードが生じることを保証するので、ポンプ光が効率的に回収される。
適切な長さの光ファイバの場合、ポンプ光の強度は、ポンプ光が当てられる光ファイバの端部から離間した領域では、比較的低いので、光ファイバの長さに亘って、均一なポンピングは生じない。さらにまた、クラッドの断面積は小さく、したがって、比較的小さなポンプ出力を達成できるにすぎない。
本発明の基礎となる課題は、冒頭で述べたタイプの、高い出力性能を有するファイバレーザ装置を提供することである。
これは、発明に従って、請求項1の特徴を有する、冒頭で述べたタイプのファイバレーザ装置によって達成される。従属請求項は、発明の好ましい実施形態に関連している。
請求項1に従えば、ポンプ手段は、ポンプ光が、ファイバレーザ装置の稼働中、光ファイバ内に外側から側面に入射するように構成されてなる。ポンプ光を側面から当てることによって、光ファイバの全長に亘って高い強度のポンプ光をファイバコアに導入することが可能である一方、他方においては、ポンプ手段を適切な構成とした場合にも、ファイバコアに大きなポンプ出力を結合することが可能であり、したがって、高出力ファイバレーザを作製することが可能である。
ポンプ手段は、特に、ファイバレーザ装置が稼働中、ループ状に巻かれた光ファイバの、複数の巻線またはループが同時にポンピングされるように構成することが可能である。こうすることによって、ポンプ手段は、光ファイバの長い部分に、特に全長に、ポンプ光を非常に効率よく分布させることが可能である。
ポンプ手段は、少なくとも1つの、特に複数の伝送手段を有し、その伝送手段内に、ファイバレーザ装置の稼働中、ポンプ光が導入され、その伝送手段から、またはその伝送手段においてポンプ光が光ファイバ内に結合される。その場合、たとえば、伝送手段を拡大することによって、または、伝送手段の数を増加することによって、ファイバコア内に結合されるポンプ性能を高くすることが可能である。
これら複数の伝送手段は、互いに離間させることが可能であり、特に、ループ状に巻かれた光ファイバの巻線またはループの大きさ分互いに離間させることが可能である。このような方法で、伝送手段間に空間を残し、たとえばその空間を光ファイバの巻線用に用いることが可能である。
少なくとも1つの伝送手段は、光ファイバを通過するための凹部を有する。その場合少なくとも1つの伝送手段が、光ファイバを一部の長さだけ囲んでいる。凹部領域における伝送手段の材料と光ファイバとの間の間隙が可能な限り小さければ、ポンプ光を、伝送手段によって比較的妨害されずに光ファイバに結合することが可能である。この結合は、ファイバレーザ装置の好ましい実施形態において、少なくとも1つの伝送手段の屈折率が、光ファイバの屈折率と実質的に同じである、特にファイバコアの屈折率と実質的に同じであることによって改善される。凹部は複数設けることも可能である。
少なくとも1つの伝送手段は、特に、各伝送手段のそれぞれは、2つの部分からなる、好ましくは2等分される、または2つの部分を有する、好ましくは2つの2等分部分を有するように構成されてなる。その場合、2つの部分は、光ファイバへの入射のための互いに対応する凹部を有してもよい。このような形態によって、発明に従ったファイバレーザ装置は、比較的簡易な構成にすることが可能であり、その理由は、2つの部分は、光ファイバの周りに配設されて、互いに結合され、たとえば接着されるだけでよいからである。
少なくとも1つの伝送手段は、ファイバレーザ装置の稼働中に結合されるポンプ光が、少なくとも1回、好ましくは複数回、少なくとも1つの伝送手段において反射され、それによってポンプ効率が高くなる。したがって、伝送手段内に結合されるポンプ光が有効に利用される。
ポンプ光源としては、1つの半導体レーザ、または複数の半導体レーザ、たとえばレーザダイオードバーまたはレーザダイオードバー積層体を用いることが可能である。このまたはこれらの半導体レーザのレーザ光は、適切な光学系によってコリメートされ、少なくとも1つの伝送手段内に取込まれることが可能である。
ファイバコアは、たとえば、ガラスから、好ましくは、クオーツガラスからなるものとすることが可能である。ファイバコアは、レーザ活性希土類イオンで、たとえばイッテルビウムイオン、ネオジムイオン、またはエルビウムイオンでドープすることが可能である。
たとえば、イッテルビウムイオンでドープする場合、ファイバレーザは、975nmのポンプ波長、1060nmの出力波長で駆動することが可能である。
ファイバコアの一方端部は、高い反射性、たとえば100%に近い反射性を有する構成とすることが可能であり、ファイバコアの他方端部は、レーザビームの分離のために使われる構成とすることが可能である。したがって、この他方端部は、分離されるべきレーザ光にとっては反射性の低いものとすることが可能である。
ファイバレーザ装置は、ファイバレーザ装置の稼働中、ポンプ光は、ある角度で、少なくとも1つの伝送手段内に結合されるように構成することが可能である。この角度によって、少なくとも1つの伝送手段において複数回の反射が保証され、それによって、ポンプ効率が高くなる。したがって、伝送手段内に結合されたポンプ光が有効に利用される。この角度およびポンプビームのダイバージェンスの両者によって、確実にビームは、少なくとも1つの光ファイバもしくは光ファイバ束の、または少なくとも1つの伝送手段における少なくとも1つの光ファイバのループのゾーンに入射する。
少なくとも1つの伝送手段の、少なくとも1つの凹部の内径は、実質的に、光ファイバの外径に一致し、好ましくは、少なくとも1つの凹部の内径は、50μmよりも小さく、特に30μmよりも小さく、たとえば、光ファイバの外径よりも10μm〜20μm大きい。このように、光ファイバと伝送手段との間の非常に小さな間隙によって、ポンプ光は、比較的邪魔されることなく、またはさらに反射することもなく、もしくは屈折することもなく、伝送手段から光ファイバ内に入射することが可能になる。
代わりとしてまたはさらに、少なくとも1つの伝送手段の少なくとも1つの凹部の内径は、実質的に、光ファイバもしくは光ファイバ束、または光ファイバの複数のループの外径に一致する構成とすることも可能である。このように、光ファイバと伝送手段との間の非常に小さな間隙によって、ポンプ光は、比較的邪魔されることなく、またはさらに反射することもなく、もしくは屈折することもなく、伝送手段から光ファイバ内に入射することが可能になる。
少なくとも1つの伝送手段は、ポンプ光の入射のための、領域、特に窓または入射面を有し、この領域は、少なくとも1つの反射性が高い領域よりも明らかに小さく構成されてなるものであってもよい。
少なくとも1つの光ファイバもしくは光ファイバ束の、または少なくとも1つの伝送手段における少なくとも1つの光ファイバのループの直径dと少なくとも1つの伝送手段の直径dUEとの間の比q=d/dUEは、0.01<q<1.0、特に、0.05<q<0.5、たとえばq=0.1とすることが可能である。なお本明細書において、dUEは、
Figure 2017508308
を意味している。
かかる手段によって、伝送手段の内部において、ポンプ光をできる限り頻繁に光ファイバ上に入射させることが達成される。これによって、ポンプ効率が高くなる。
ファイバレーザ装置は、1または複数の光ファイバを有することが可能である。
本発明のさらなる特徴と利点は、添付の図を参照して、以下の好適な実施形態についての説明によって明らかになるであろう。
発明に従ったファイバレーザ装置の第1の実施形態の平面図である。 図1における矢符A,Bに従った拡大概略断面図である。 発明に従ったファイバレーザ装置の第2の実施形態の平面図である。 図3における矢符A,Bに従った拡大概略断面図である。 図3に従った第2の実施形態の詳細図である。 発明に従ったファイバレーザ装置の第3の実施形態の平面図である。 発明に従ったファイバレーザ装置の第4の実施形態の詳細図である。 発明に従ったファイバレーザ装置の第5の実施形態の平面図である。 図8の矢符A,Bに従った拡大概略断面図である。 発明に従ったファイバレーザ装置の第6の実施形態の詳細図である。 発明に従ったファイバレーザ装置の第7の実施形態の概略斜視図である。 図11に従った実施形態の平面図である。 図11に従った実施形態の詳細図である。 発明に従ったファイバレーザ装置の光ファイバの構成を明確にする、図13における矢符XIVに従った詳細図である。 光ファイバの、伝送手段を通過して延びるループを有する、発明に従ったファイバレーザ装置の第7の実施形態の伝送手段の斜視図である。 光ファイバの、伝送手段を通過して延びるループと、概略的に示されたポンプ手段を有する、発明に従ったファイバレーザ装置の第7の実施形態の伝送手段の概略側面図である。
図において、同じまたは機能的に同じ部分には同じ参照符号が付されている。
発明に従ったファイバレーザ装置の、図1および図2に示された実施例は、複数のループ2またはコイルに巻きつけられた光ファイバ1を含む。ループ2は、図2に示されているように、密に詰めて配設されて延び、光ファイバ1の各ループ2の密な巻付けは、直径dを有する、実質的に環状のアウトラインを有する。
図2において、19個のループ2が示されている。ループ2は、19よりも多くても、少なくても構わない。
光ファイバ1は、ファイバコア4とその周りを取り囲むクラッド5とを含む(図14参照)。通常、クラッド5は、ファイバコア4よりも幾分小さい屈折率を有し、したがって、光をファイバコア4内を全反射によって導くことが可能である。クラッド5とファイバコア4との屈折率の差は、たとえば、NA(開口数)=0.1に対して、0.003とすることが可能である。
ファイバコア4は、レーザ活性材料からなる、またはレーザ活性材料を含む。たとえば、ファイバコア4は、ガラスからなり、ガラスは、イッテリビウム、ネオジム、エルビウムイオンなどの希土類元素イオンでドープされている。このようなガラスとしては、クオーツガラスが該当する。またクラッド5も、ガラス、特にクオーツガラスからなるものであればよい。
ファイバコア4は、数μm(シングルモード)から1000μmまでの直径を有してもよく、それ以上であってもよい(たとえば100μm)。クラッド5は、通常ファイバコアよりも厚みが小さい(たとえばクラッドが10μm、ファイバコアが100μm)。クラッドの厚みは、技術上の理由から、できる限り小さくすべきである。
光ファイバ1の両端部6,7は、ファイバコア4の範囲内において、被覆が設けられており、したがって、たとえば、図1における左の端部6においてはファイバコア4は高反射性であり、たとえば99.8%である。さらにまた、光ファイバ1の、図1における右の端部7は、デカプラとして機能することが可能であって、反射レベルは非常に低い。しかしながら、光ファイバ1の両端部6,7は、それらからレーザビームを切り離すことが可能であるように構成されてなるものとすることが可能である。
発明に従ったファイバレーザ装置は、さらにまた2つの伝送手段8を有し、その伝送手段を介して、図1に概略的に示されたポンプ光9を光ファイバ1内に結合することが可能である。しかしながら、伝送手段8は、もっと多くすることも、またはもっと少なくすることも可能である。
図示された実施例においては、各伝送手段8は、側面からポンプ光9が照射されている。そのために、各伝送手段8は、窓または入射面を備えており、窓または入射面を介してポンプ光9を伝送手段8内に入射させることが可能である。
図7に示されているように、2方向からポンプ光を伝送手段内に入射させることも可能である。この場合には、2つの窓22または入射面が伝送手段8の対向する側面に配設されている。
各伝送手段8は、ループ2の周方向において互いに離間している。この場合、ループ2は、図1〜図7に従った実施形態の場合、伝送手段8の範囲においては直線状に延びており、伝送手段8間の領域においては、周方向に湾曲部25を有している(図1参照)。
伝送手段8は、2つの部分から構成され、これら2つの部分は互いに対応する、そして各伝送手段8の、同一または鏡面反転された半体物として形成される。しかしながら、これら2つの部分は互いに異なってもよく、たとえば、一方部分は他方部分よりも厚く、高く、広くしてもよい。
さらにまた、伝送手段8は1つの部分からなるものすることも可能である。
伝送手段のそれぞれは、筒状に形成され、外側面は窓22または入射面まで、たとえば高反射性の被覆23などを介して、高反射性のものに形成される。
窓22または入射面は、特に軸方向に、伝送手段8の全長に亘って延びていてもよい。伝送手段8の課題は、光ファイバが存在する領域において高いポンプ性能が保証されることである。周方向における伝送手段8の寸法は、少なくとも1本の光ファイバ1の、または光ファイバ1の束の、または少なくとも1本の光ファイバ1のいくつかのループ2の直径dの数倍(1倍から10倍、またはそれ以上)であることが必要である。軸方向における伝送手段8の長さは、ポンプビームの全長に対応しており、数mmおよびそれ以上の違いがあってもよい。たとえば、軸方向における伝送手段8の長さは、ポンプの場合、いくつかの列になって配設されたレーザダイオードバーによって、100mmに達してもよい。
各伝送手段8は、基板として、たとえばクォーツなどの透明材料から形成することが可能であり、光ファイバ1と、特に光ファイバ1のファイバコア4またはクラッド5と同じ屈折率を有してもよい。
伝送手段8は、閉じた中空筒状の受容部14を有し、その受容部内に、光ファイバ1のループ2が配設されている(図10参照)。その場合、受容部14の内径は、実質的に、光ファイバ1の各ループ2の密な充填体の直径dに対応する。この密な充填体は、必ずしも受容部14の中央に配設されない。
伝送手段8は、必ずしも円形断面を有する必要はない。たとえば、伝送手段8は、楕円形断面を有してもよく、その場合、光ファイバ束は楕円の焦点にあり、ポンプ光は、この焦点または第2焦点上に集束される。伝送手段8の断面が円形であっても、光ファイバ束を必ずしも中央に配設する必要はなく、中央から距離を隔てていてもよく、ポンプ光はファイバ束上に、または円形の中心上に集束されることになる。
また、伝送手段として、光ファイバ1の各ループの密な充填体が中央に延びる 中空筒体を用いることも可能である。その場合、内側のクラッド表面は、窓22まで高反射性である。
伝送手段8の第2の実施形態の場合、2つの部分は、それぞれ他方の部分に対向する側に凹部を有し、その凹部は、光ファイバ1の周方向に延び、特に、中空半筒状の形状を有する。各部分の凹部は、光ファイバ1のループ2が囲んでいる、閉じた中空筒状凹部14を形成する。
図1において、ポンプ手段15が、概略的に示されている。これはポンプ光源として、たとえばレーザダイオードバーまたはレーザダイオードバー積層体(スタック)などの1つまたは複数の半導体レーザを有する。1または複数の半導体レーザの、ポンプ光9として働くレーザ光は、適切な光学系によってコリメートされ、少なくとも1つの伝送手段8内に結合されることが可能である。長手方向に延びる窓22のために、ポンプ光9は、伝送手段8の軸方向に延びる線形強度分布を有する。理想的には、この強度分布は、ポンプ光が伝送手段8内に入射する場合、線形横断方向に、窓22の幅に対応する幅、特に、おおよそ100μmの幅を有する。さらにまた、この強度分布は、理想的には、ポンプ光が伝送手段8内に入射する場合、線形長手方向に、伝送手段8の長さに対応する長さ、特に、これもまた100mmを有している。
ファイバレーザ装置は、ファイバレーザ装置の稼働中、ポンプ光9が、伝送手段8の半径方向においてファイバレーザ装置に入射するように構成されてなる(図2参照)。したがって、入射スロットからのずれは、理想的な場合、α=0°になる。反射被覆23と上述の角度αによって、窓22または入射面を通過して入射されたポンプ光9が、伝送手段8の内部において何回も反射されることになる。このような方法で、ポンプ光9は、光ファイバ1のループ2を頻繁に通過し、したがって、光ファイバ1の各ループ2と、特にファイバコア4とに、ポンプ光9が非常に有効に当てられる。
特に、少なくとも1つの光ファイバ1もしくは光ファイバ1の束の、または少なくとも1つの伝送手段8における少なくとも1つの光ファイバ1のループ2の直径dと、少なくとも1つの伝送手段8の直径dUEとの間の比q=d/dUEは、実質的には、ファイバレーザの効率に関するものであることがわかる(図2参照)。この比は、0.01よりも大きく、かつ1.0よりも小さく、好ましくは、0.5よりも小さく、たとえば0.1が好ましい。
たとえば、少なくとも1つの光ファイバ1もしくは光ファイバ1の束の、または少なくとも1つの光ファイバ1のループ2の直径dはおよそ1mm〜2mmとすることが可能である。さらにまた、少なくとも1つの伝送手段8の直径dUEは、8mmとすることが可能である。
図3〜図5に従った実施形態においては、3本の異なる光ファイバ1,1’,1”が、1つの光ファイバ束、または光ファイバのループ2,2’,2”にまとめられている。その場合、3つの、出力カプラとして働く光ファイバの端部7,7’,7”ができることになる。
3本の光ファイバ1,1’,1”よりも多い、または少ない光ファイバを一つの束にまとめてもよい。
図6に従った実施形態の場合、4つの伝送手段8が設けられている。
図8および図9に従った実施形態の場合、光ファイバ1のループ2は円形に構成されてなり、したがって、直線部分はまったく生じない。それゆえ、ただ一つの循環する円環状伝送手段8が設けられている。図8にも、各ポンプ手段15が概略的に示されている。図示よりも多くのポンプ手段15を設けてもよい。
図11〜図16に図示された、発明に従ったファイバレーザ装置の第7の実施例は、1本の光ファイバであって、リールに類似したホルダ3上に巻きつけられて複数のループ2またはコイル状にされた光ファイバ1を含む。ループ2は、ホルダ3上に、ホルダ3の軸方向、すなわち図11の垂直方向に互いに一定の距離をあけて配設されている。
図11および図16においては、9つのループ2が示され、それに対して、図13および図15においては、7つのループ2が示されている。しかしながら、もっと少ないループ、たとえば2つ、もしくは3つ、もしくは4つのループ、またはもっと多くのループ、たとえば10もしくは11もしくは12もしくはそれ以上のループであってもよい。
光ファイバ1は、ファイバコア4とこれを囲むクラッド5とを含む(図14参照)。通常、クラッド5は、ファイバコア4よりもいくらか小さな屈折率を有し、したがって、ファイバコア4内で光を全反射によって伝播させることが可能である。クラッド5とファイバコア4との屈折率の差は、たとえば、おおよそ0.003程度とすることが可能である。
ファイバコア4は、レーザ活性材料からなる、またはレーザ活性材料を含む。たとえば、ファイバコア4は、イッテルビウムイオン、ネオジムイオン、またはエルビウムイオンなどの希土類イオンによってドープされたガラスからなる。ガラスの場合、クオーツガラスを用いることが可能である。その場合、クラッド5もガラスからなる、特にクオーツガラスからなるものとすることが可能である。
光ファイバ1の両端部6,7は、ファイバコア4の範囲内においては被覆されており、したがって、たとえば図11における右側端部6は、高反射性であり、たとえば、99%〜100%の範囲にある。さらにまた、光ファイバ1の図11における左側端部7は、デカプラとして働き、反射性はより低い。しかしながら、光ファイバ1の両端部は、それらからレーザビームを分離することが可能であるような構成にしておくことが可能である。
発明に従ったファイバレーザ装置の図示された実施形態は、さらにまた複数の伝送手段8を含み、それらの伝送手段8を介して、図11に概略的示されたポンプ光9を、光ファイバ1内に結合させることが可能である。図示された実施例においては、6つの伝送手段8が設けられている。しかしながら、伝送手段8は、もっと多くすることも、またはもっと少なくすることも可能である。
伝送手段8は、ホルダ3の周方向において互いに離間されている。その場合、光ファイバ1のループ2は、伝送手段8の範囲においてはそれぞれ直線状に延びており、それに対して、伝送手段8間の範囲においては、周方向に湾曲部25を有している(これについては図12参照)。
図13および図15から、伝送手段8はそれぞれ、2つの部分10,11からなり、これら2つの部分は、互いに対応し、各伝送手段8の、同一または鏡面反転された半体物として形成される。しかしながら、これら2つの部分10,11は互いに異なってもよく、たとえば、2つの部分10,11の一方部分は他方部分よりも厚く、高く、広くしてもよい。さらにまた、以下において、詳細に述べる反射性被覆を設けるなどの他の特性によっても区別されることが可能である。
これらの部分10,11のそれぞれは、他方部分10,11に対向する側に、複数の凹部12,13を有し、これらの凹部は、光ファイバ1の周方向に延び、特に、中空半筒状の形状を有する。伝送手段8の部分10,11の同じ高さに配設された、部分10,11の凹部12,13は、光ファイバ1のループ2の1つを囲む、閉じた中空筒状凹部14を形成する。光ファイバ1のループ2は、伝送手段8の範囲においても、伝送手段8の内部において延びる(図15参照)。
特に、凹部12,13は、その内径が、光ファイバ1の外径に、比較的正確に対応するように形成されてなる。特に、凹部12,13の内径の、光ファイバ1の外径との差は、50μmより少なく、特に30μmより少なく、たとえば10μm〜20μmの間である。伝送手段8の部分10,11は、光ファイバ1と、特に光ファイバ1のファイバコア4またはクラッド5と同じ屈折率を有する。たとえば、伝送手段8の部分10,11は、ガラス、特にクオーツガラスからなるものであってよい。
ホルダ3には、伝送手段8の領域においては、内方への後退部14が設けられ、その後退部に伝送手段8の部分10が配設されている(図11および図12を参照)。このようにして、光ファイバ1は、伝送手段8間の領域からの半径方向のずれがないようにして、各伝送手段8内に延びることが可能となる(図12参照)。
図16において、ポンプ手段15が概略的に示されている。これらはポンプ光源として、たとえばレーザダイオードバーまたはレーザダイオードバー積層体などの1つまたは複数の半導体レーザを有する。この、またはこれらの半導体レーザのポンプ光として働くレーザ光は、適切な光学系によってコリメートされ、少なくとも1つの伝送手段8内に結合されることが可能である。
図15および図16に示された、伝送手段8の実施形態は、平らな直方体形状を有している。伝送手段8は、光ファイバ1のループ2の入口、出口のための2つの側面16,17を有する。さらにまた、伝送手段8は、図15および図16上方の、および図15および図16下方の面18,19を有する。さらにまた、伝送手段8は、図15前方の平坦な面20と、図15後方の平坦な面21とを有する。
図15および図16上方の面18は、ポンプ光9のための入射面22として機能する、小さな部分に、反射性の被覆23が設けられている。図示15および図16下方の面19は、全面に反射性被覆が設けられている。
図15および図16の上方および下方の面18,19に加えて、図15および図16の右方および左方の面16,17、または図15および図16の前方および後方の平坦な面20,21などのさらなる面には、反射性の被覆が設けられることが可能である。
ファイバレーザ装置は、ファイバレーザ装置の稼働中、ポンプ光9が、入射面22上の垂線に対して、角度α、たとえば5°〜10°の間の角度α以下で、少なくとも1つの伝送手段8内に結合されるように構成されてなる。反射性被覆23,24と、前記角度αとによって、入射面22を通過して入射するポンプ光9を、図15および図16下方と、図15および図16上方との面18、19間の伝送手段8の内部において、何回も反射させることになる。このようにして、ポンプ光9は、光ファイバ1のループ2を何回も通り抜ける。
図15は、入射面22上に発生するポンプ光9の光束が、入射面22の、ホルダ3の半径方向全深さ、または、図15および図16の図示面内に延びる方向における全深さを覆う。伝送手段8と光ファイバ1とは実質的に同じ屈折率であるので、ポンプ光9が伝送手段8内において、比較的妨害されずに伝播可能であり、したがって、光ファイバ1のループ2、および特にファイバコア4には、非常に効率的にポンプ光9が照射される。

Claims (26)

  1. レーザ活性材料からなる、またはレーザ活性材料を含むファイバコア(4)を有する光ファイバ(1)であって、ループ状に巻かれた光ファイバ(1)と、
    ポンプ光(9)によるファイバコア(4)の光ポンピングのためのポンプ手段(15)とを含むファイバレーザ装置において、
    ポンプ手段(15)は、ポンプ光(9)が、ファイバレーザ装置の稼働中、光ファイバ(1)内に外側から側面に入射するように構成されてなることを特徴とするファイバレーザ装置。
  2. ポンプ手段(15)は、少なくとも1つの伝送手段(8)を有し、その伝送手段内に、ファイバレーザ装置の稼働中、ポンプ光(9)が導入され、その伝送手段から、またはその伝送手段においてポンプ光(9)が少なくとも1つの光ファイバ(1)内に結合され、少なくとも1つの伝送手段(8)または伝送手段(8)のそれぞれは、光ファイバ(1)の束または少なくとも1つの光ファイバ(1)の複数のループ(2)を通過するための凹部(14)または空洞を有することを特徴とする、請求項1に記載のファイバレーザ装置。
  3. ポンプ手段(15)は、ファイバレーザ装置の稼働中、ループ状に巻かれた光ファイバ(1)の、複数の巻線またはループ(2)が同時にポンピングされるように構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載のファイバレーザ装置。
  4. ポンプ手段(15)は、少なくとも1つの、特に複数の伝送手段(8)を有し、その伝送手段内に、ファイバレーザ装置の稼働中、ポンプ光(9)が結合され、その伝送手段から、ポンプ光(9)が光ファイバ(1)内に結合されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  5. 複数の伝送手段(8)は、互いに離間され、特に、ループ状に巻かれた光ファイバ(1)の巻線またはループ(2)の大きさ分互いに離間されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  6. 少なくとも1つの伝送手段(8)は、少なくとも1つの、好ましくは複数の、光ファイバ(1)を通過するための凹部(12,13)を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  7. 少なくとも1つの伝送手段(8)は、光ファイバ(1)の束または光ファイバ(1)の複数のループ(2)を通過するための凹部(14)または空洞を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  8. 少なくとも1つの伝送手段(8)は、光ファイバ(1)を一部の長さだけ囲んでいることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  9. 少なくとも1つの伝送手段(8)は、光ファイバ(1)の束または光ファイバ(1)の複数のループ(2)を一部の長さだけ囲んでいることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  10. 少なくとも1つの伝送手段(8)の屈折率は、光ファイバ(1)の屈折率と実質的に同じである、特にファイバコア(4)の屈折率と実質的に同じであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  11. 少なくとも1つの伝送手段(8)は、ポンプ光(9)が通過する、基板を有し、または基板からなることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  12. 少なくとも1つの伝送手段(8)の基板の屈折率は、光ファイバ(1)の屈折率と実質的に同じである、特にファイバコア(4)の屈折率と実質的に同じであることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  13. 少なくとも1つの伝送手段(8)は、少なくとも断面が中空である、特に少なくとも断面が中空筒状であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  14. 少なくとも1つの伝送手段(8)は、一体的に形成されることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  15. 少なくとも1つの伝送手段(8)、特に伝送手段(8)のそれぞれは、2つの部分から、好ましくは2つの半体物から構成され、または2つの部分、好ましくは2つの半体物を有することを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  16. 2つの部分は、光ファイバ(1)の通過のための互いに対応する凹部(12,13)を有することを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  17. 2つの部分は、光ファイバ(1)の束または光ファイバ(1)の複数のループ(2)の通過のための互いに対応する凹部を有することを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  18. 少なくとも1つの伝送手段(8)は、ファイバレーザ装置の稼働中に結合されるポンプ光(9)が、少なくとも1回、好ましくは複数回、少なくとも1つの伝送手段(8)において反射され、それによってポンプ効率が高くなることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  19. 少なくとも1つの伝送手段(8)は、少なくとも1つの高反射領域、特に高反射被覆(23)を有する少なくとも1つの領域を有することを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  20. ファイバレーザ装置は、ファイバレーザの稼働中、ポンプ光(9)が、ある角度(α)で、少なくとも1つの伝送手段(8)内に結合されるように構成されることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  21. 少なくとも1つの伝送手段(8)は、ポンプ光(9)の入射のための、領域、特に窓(22)または入射面を有し、この領域は、少なくとも1つの高反射領域よりも明らかに小さく構成されてなることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  22. 少なくとも1つの伝送手段(8)の、少なくとも1つの凹部(12,13)の内径は、光ファイバ(1)の外径に実質的に一致し、好ましくは、少なくとも1つの凹部(12,13)の内径は、50μmよりも小さく、特に30μmよりも小さく、たとえば、光ファイバ(1)の外径よりも10μm〜20μm大きいことを特徴とする、請求項1〜21のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  23. 少なくとも1つの伝送手段(8)の、少なくとも1つの凹部(14)の内径は、実質的に、光ファイバ(1)もしくは光ファイバ(1)の束の、または光ファイバ(1)の複数のループ(2)の外径(d)に一致することを特徴とする、請求項1〜22のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  24. 光ファイバ(1)もしくは光ファイバ(1)の束の、または少なくとも1つの伝送手段(8)における少なくとも1つの光ファイバ(1)のループの直径(d)と少なくとも1つの伝送手段(8)の直径(dUE)との間の比q=d/dUEは、0.01<q<1.0、特に、0.05<q<0.5、たとえばq=0.1とすることを特徴とする、請求項1〜23のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  25. ファイバレーザ装置は、1または複数の光ファイバ(1,1’,1”)を有することを特徴とする、請求項1〜24のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
  26. ポンプ手段(15)は、少なくとも1つの伝送手段(8)を有し、その伝送手段内に、ファイバレーザ装置の稼働中、ポンプ光(9)が導入され、その伝送手段から、またはその伝送手段においてポンプ光(9)が少なくとも1つの光ファイバ(1)内に結合され、少なくとも1つの伝送手段(8)は、少なくとも1つの光ファイバ(1)もしくは光ファイバ(1)の束、または少なくとも1つの光ファイバ(1)の複数のループ(2)を一部の長さだけ囲んでおり、少なくとも1つの伝送手段(8)は筒状に形成され、ファイバレーザ装置は、ファイバレーザ装置の稼働中、ポンプ光(9)が、少なくとも1つの筒状の伝送手段(8)の半径方向に、または半径方向に対して90°よりも小さい、特に45°よりも小さい、好ましくは30°よりも小さいある角度(α)で少なくとも1つの伝送手段(8)内に結合されることを特徴とする、請求項1〜25のいずれか1項に記載のファイバレーザ装置。
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